JPH08337336A - 搬送ガイドおよびこの搬送ガイドを備えた券類処理装置 - Google Patents

搬送ガイドおよびこの搬送ガイドを備えた券類処理装置

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JPH08337336A
JPH08337336A JP14737795A JP14737795A JPH08337336A JP H08337336 A JPH08337336 A JP H08337336A JP 14737795 A JP14737795 A JP 14737795A JP 14737795 A JP14737795 A JP 14737795A JP H08337336 A JPH08337336 A JP H08337336A
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JP
Japan
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guide
guide portion
tickets
pair
movable
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Application number
JP14737795A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kawashima
敏 川嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、券類の搬送時におけるジ
ャムの発生を防止でき、稼働率を向上できる券類処理装
置を提供することにある。 【構成】 搬送路57上に設けられた搬送ガイドは、固
定ガイド部101および可動ガイド部102を備えてい
る。可動ガイド部102は、固定ガイド部103の端部
に軸104を介して回動自在に設けられた上部可動ガイ
ド部102aおよび下部可動ガイド部102bを備えて
いる。各可動ガイド部102a、102bは、それぞれ
可動ガイド板105および支持板106(106´)か
ら構成され、支持板の一辺には湾曲部106aが形成さ
れている。可動ガイド板105は、定常状態において、
支持板に固設されたばねの付勢力により開かれており、
搬送路57を券類が通過することにより湾曲部106a
が押し広げられるとともに閉じられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送路を介して搬送
される券類に所定の処理を施す券類処理装置に関し、例
えば、交通機関で用いられる定期券を発行する定期券発
行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、券類処理装置として、例えば、定
期券(鉄道、バス等の交通機関で用いられる)を発行す
る定期券発行装置が実用化されている。このような定期
券発行装置では、発駅、着駅、経由等の発行条件を設定
し、必要に応じて旧券の情報を読取ることにより、定期
券発行部で定期券を発行するようになっている。
【0003】従来の定期券発行装置では、定期券発行部
で券ホッパから取出した券紙の表面に定期券の内容であ
る有効期間、発着駅、経由等を印刷するとともに、その
裏面の磁気記録部にその発行内容を磁気記録し、その
後、印刷と磁気記録がなされた券紙を定期券として発行
口から発行している。
【0004】この種の定期券発行部では、旧券が挿入さ
れる挿入口と定期券が発行される発行口とが兼用(発行
挿入口)となっている場合があり、この場合、発行挿入
口に連通した搬送路には旧券や定期券(券類)を順逆両
方向に搬送可能な搬送機構が設けられている。また、こ
の搬送路上には、搬送される券類を挟持するように搬送
路を規定する搬送ガイドが設けられている。
【0005】この種の搬送ガイドは、装置内を通って延
びる搬送路の全長に渡って設けられており、装置の構成
上の都合或いはメンテナンスの都合等の理由により、複
数の部分に分割されている。そして、この分割された搬
送ガイドの互いに向い合う端部は、搬送される券類の先
端が曲げられている場合であっても券類の受け渡しが容
易に行えるように広げられている。特に、上述した券類
を順逆両方向に搬送可能な搬送機構を備えた搬送路上に
設けられた搬送ガイドでは、互いに向い合う端部が双方
ともそれぞれ同程度に広げられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送さ
れる券類の先端が極端に曲げられている場合には、搬送
ガイドの向い合う端部を通過する際に券類の先端が端部
に引っ掛かりジャムを生じる場合がある。このため、券
類の搬送方向下流側の搬送ガイドの端部(受け側)を上
流側の搬送ガイドの対応する端部(送り側)より広くす
ることによりジャムを防止する方法が考えられるが、こ
の構成によると、券類が逆方向に搬送される場合に不都
合を生じる。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、券類の搬送時におけるジャムの発生を
防止でき、稼働率を向上できる搬送ガイドおよびこの搬
送ガイドを備えた券類処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の搬送ガイドは、券類を順逆両方向に搬送
する搬送路に沿って設けられ、搬送される券類の両面を
ガイドする一対のガイド板を有する第1ガイド部と、上
記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に沿って設けら
れ、搬送される券類の両面をガイドする一対のガイド板
を有し、上記第1ガイド部との間で券類の受け渡しをす
る第2ガイド部と、上記第1および第2ガイド部の互い
に対向する端部の少なくとも一方に設けられた可動ガイ
ド部と、を備え、上記可動ガイド部は、上記一対のガイ
ド板の夫々に回動自在に設けられ、他方のガイド部から
搬送される券類を受ける際にこの他方のガイド部の端部
より大きく開かれ、可動ガイド部から他方のガイド部に
向って券類を搬送する際にこの券類の両面を押さえるよ
うに閉じられる一対の可動ガイド板を有している。
【0009】また、この発明の搬送ガイドは、券類を順
逆両方向に搬送する搬送路に沿って設けられ、搬送され
る券類の両面をガイドする一対のガイド板を有する第1
ガイド部と、上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に
沿って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一
対のガイド板を有し、上記第1ガイド部との間で券類の
受け渡しをする第2ガイド部と、上記第1および第2ガ
イド部の互いに対向する端部の少なくとも一方に設けら
れた可動ガイド部と、を備え、上記可動ガイド部は、こ
の可動ガイド部を券類が通過されない場合に搬送路に介
在され券類の通過により搬送路から退避される部分と、
上記一対のガイド板の夫々に回動自在に設けられ、上記
部分の搬送路への介在に連動して他方のガイド部の端部
より大きく開かれ、上記部分の搬送路からの退避に連動
して他方のガイド部の端部より小さく閉じられて券類の
両面を押さえ付ける一対の可動ガイド板と、を有してい
る。
【0010】また、この発明の搬送ガイドは、券類を順
逆両方向に搬送する搬送路に沿って設けられ、搬送され
る券類の両面をガイドする一対のガイド板を有する第1
ガイド部と、上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に
沿って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一
対のガイド板を有し、上記第1ガイド部との間で券類の
受け渡しをする第2ガイド部と、上記第1および第2ガ
イド部の互いに対向する端部の少なくとも一方に設けら
れた可動ガイド部と、を備え、上記可動ガイド部は、可
動ガイド部が設けられた端部上で上記ガイド板の夫々に
設けられ券類の搬送方向と略直交して延びた支軸と、こ
れらの支軸を中心に夫々回動自在に設けられ回動の途中
で搬送路に介在されるとともに搬送路から退避される部
分を有する支持板と、上記部分が搬送路に介在されるよ
うに上記支持板を夫々付勢する付勢手段と、上記支持板
に夫々固設され、上記付勢手段により上記支持板が付勢
されて上記部分が搬送路に介在された状態で可動ガイド
部が設けられたガイド部の端部が他方のガイド部の端部
より大きく開かれるように設定され、搬送路を通過する
券類による上記部分の搬送路からの退避に連動して券類
の両面を押さえ付ける位置に設定される一対の可動ガイ
ド板と、を有している。
【0011】また、この発明の搬送ガイドは、券類を順
逆両方向に搬送する搬送路に沿って設けられ、搬送され
る券類の両面をガイドする一対のガイド板を有する第1
ガイド部と、上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に
沿って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一
対のガイド板を有し、上記第1ガイド部との間で券類の
受け渡しをする第2ガイド部と、上記第1および第2ガ
イド部の互いに対向する端部の少なくとも一方に設けら
れた可動ガイド部と、を備え、上記可動ガイド部は、可
動ガイド部が設けられた端部上で上記ガイド板の夫々に
設けられ券類の搬送方向と略直交して延びた支軸と、こ
れらの支軸を中心に夫々回動自在に設けられ、可動ガイ
ド部が設けられたガイド部の端部が他方のガイド部の端
部より大きく開くように設定する開放位置と可動ガイド
部が設けられたガイド部の端部を券類の厚さと略同じ幅
に閉じるように設定する閉塞位置とのいずれかに設定さ
れる一対の可動ガイド板と、上記一対の可動ガイド板を
上記開放位置と閉塞位置との間で選択的に切換える駆動
手段と、可動ガイド部を券類が通過しない場合に上記一
対の可動ガイド板を上記開放位置に設定し且つ可動ガイ
ド部を券類が通過する場合に上記一対の可動ガイド板を
上記閉塞位置に設定するように上記駆動手段を制御する
制御手段と、を有している。
【0012】また、この発明の券類処理装置は、搬送路
を介して券類を順逆両方向に搬送する搬送手段と、上記
搬送路に沿って設けられ、搬送される券類をガイドする
複数の搬送ガイドと、上記搬送路を介して搬送される券
類に所定の処理をする処理手段と、を備え、上記搬送ガ
イドは、券類の両面をガイドする一対のガイド板を有す
る第1ガイド部と、上記第1ガイド部に隣接して設けら
れ、券類の両面をガイドする一対のガイド板を有し、上
記第1ガイド部との間で券類の受け渡しをする第2ガイ
ド部と、上記第1および第2ガイド部の互いに対向する
端部の少なくとも一方に設けられた可動ガイド部と、を
備え、上記可動ガイド部は、上記一対のガイド板の夫々
に回動自在に設けられ、他方のガイド部から搬送される
券類を受ける際にこの他方のガイド部の端部より大きく
開かれ、可動ガイド部から他方のガイド部に向って券類
を搬送する際にこの券類の両面を押さえるように閉じら
れる一対の可動ガイド板を有している。
【0013】
【作用】この発明の搬送ガイドによると、券類を順逆両
方向に搬送する搬送路に沿って隣接して設けられた第1
および第2ガイド部間で券類が受け渡される。この際、
券類先端の曲りに起因したジャムの発生を防止するた
め、第1および第2ガイド部の対向する端部の少なくと
も一方に可動ガイド部が設けられている。この可動ガイ
ド部は、対向する他方のガイド部から搬送される券類を
受ける際にこの可動ガイド部が設けられた端部の開度を
大きくすべく開かれるとともに、他方のガイド部に向っ
て券類を搬送する際にこの券類の両面を押さえ付けるよ
うに閉じられる一対の可動ガイド板を備えている。
【0014】従って、可動ガイド部が設けられたガイド
部に他方のガイド部から券類が導入される場合、大きく
開かれた可動ガイド板により券類の先端がガイド部内に
スムーズに案内され、可動ガイド部が設けられたガイド
部から他方のガイド部に券類が送られる場合、可動ガイ
ド板により券類の両面を押さえ付けながら券類を搬送す
るため券類の先端がスムーズに案内される。これによ
り、第1および第2ガイド部間にジャムを生じることが
なく、装置の稼働率を向上できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例に係る搬送ガ
イドを備えた券類処理装置として、定期券発行装置を例
にとって図面を参照しながら説明する。図2、図3はこ
の発明の一実施例に係る定期券発行装置1の外観を示す
もので、図2は正面からの図であり、図3は上面からの
図である。この定期券発行装置1は、購入情報の一部が
入力される条件設定操作部2、複数の発駅と着駅を設定
するための駅名ボタンと経由を設定するための経由ボタ
ンとが縦方向、横方向に配列表示されたタッチパネル内
蔵のカラー液晶表示部(LCD)によって構成される経
由発着駅設定部3、4、入力手順あるいは上記条件設定
操作部2、経由発着駅設定部3、4により入力された発
行情報やエラー内容等を表示するカラー液晶表示部(L
CD)によって構成される表示部5、発行日付を表示す
る発行日付表示部6、購入客により購入情報が書かれた
申込用紙が挿入される申込用紙挿入口7、定期券が発行
されたり、旧券が挿入される兼用の発行挿入口8が設け
られている。
【0016】次に、上記定期券発行装置1の制御回路を
図4を用いて説明する。すなわち、上記定期券発行装置
1の全体を制御するCPU20が設けられている。この
CPU20には、制御プログラムや文字パターン等が記
憶されているとともに種々のデータが記憶されるメモリ
21、上記申込用紙挿入口7に対応して設けられている
氏名読取部22および氏名転写部23、発行挿入口8に
対応して設けられている定期券発行部24、売上データ
等をジャーナル(図示しない)に印刷するジャーナルプ
リンタ25、定期券発行に関する種々の情報たとえば売
上データあるいは運賃データ等が記憶されている磁気デ
ィスク(図示しない)を扱う磁気ディスク装置26、図
示しない通信回線を介してホストコンピュータ等の外部
装置と接続される通信制御部27、上記条件設定操作部
2、経由発着駅設定部3、4、および表示部5が接続さ
れている。
【0017】上記氏名転写部23は、CCD等により構
成され、申込用紙挿入口7から挿入される申込用紙上の
(購入者による自筆の)氏名を読取り、画素データ(イ
メージパターンデータ)に変換するものである。
【0018】上記定期券発行部24は、定期券用紙の購
入情報に対応した印刷データや発行挿入口8から挿入さ
れた旧券に対応した印刷データを券紙に印刷したり磁気
情報を記録し、この新規な定期券を発行挿入口8から発
行するものである。
【0019】次に、上記定期券発行部24の内部構成
を、図1に示す断面図を参照しつつ説明する。すなわ
ち、本体31の上面左側(フロント側)には、上記発行
挿入口8が設けられている。
【0020】本体31内の上方には、発行する定期券に
対する印刷を行うとともに、磁気記録を行うこの発明の
処理手段として作用する発行処理部32が設けられ、本
体31内の下方には、未印刷、未磁気記録の券紙Sが収
納されている券紙収納部33が設けられている。
【0021】上記券紙収納部33には、それぞれ所定枚
数の券紙S、…が収納されている2つの券紙ホッパ3
4、35が上下に設けられている。上記券紙ホッパ34
の券紙Sは給紙ローラ36によって1通ずつ給紙され、
取出しローラ37、38によって取出し搬送路39を搬
送され、搬送路40に導かれるようになっている。
【0022】上記券紙ホッパ35の券紙Sは給紙ローラ
41によって1通ずつ給紙され、取出しローラ42、4
3によって取出し搬送路44を搬送され、搬送路40に
導かれるようになっている。
【0023】この搬送路40の他端は上記発行処理部3
2内の主搬送路47と合流部48で合流し、上記券紙ホ
ッパ34あるいは35から上記搬送路40に導かれた券
紙Sは上方へ搬送され、発行処理部32内の主搬送路4
7に導かれるようになっている。
【0024】上記発行処理部32内の主搬送路47の一
端は、上記発行挿入口8に対応し、他端にはスイッチバ
ック部49が設けられている。この主搬送路47の合流
部48の後方には、有効期間、発着駅、経由、発行駅等
の発行内容を黒色で印刷する黒色印刷部50と、発行内
容の一部を赤色で印刷する赤色印刷部51とが設けられ
ている。赤色印刷部51は、定期券上の印刷内容を黒色
で印刷した部分より強調したい場合に用いるものであ
り、たとえば、学割り定期の場合の「学」、あるいはバ
ス等での目視確認用に有効期限が赤色で印刷されるよう
になっている。
【0025】上記スイッチバック部49と上記合流部4
8との間に、副搬送路52が設けられている。副搬送路
52上には、旧券に入鋏を行う旧券入鋏部53、券紙S
の裏面の磁気記録部に磁気情報(有効期間、発着駅、経
由、発行駅等)を記録する書込ヘッド54、書込ヘッド
54で書込んだ券紙Sの裏面の磁気記録部の磁気情報を
読取ったり、旧券の裏面の磁気記録部の磁気情報を読取
る読取ヘッド55が設けられている。
【0026】上記黒色印刷部50の後方で主搬送路47
と分岐し、上記副搬送路52の一部を介してスイッチバ
ック部49で再び主搬送路47に合流する黒単色バイパ
スとしての分岐搬送路56が設けられている。
【0027】また、上記合流部48から上記発行挿入口
8に発行される定期券が搬送されるとともに、上記発行
挿入口8から挿入された旧券が上記合流部48に搬送さ
れる搬送路57が設けられている。搬送路57では、発
行挿入口8から合流部48へ向う順方向および合流部4
8から発行挿入口8へ向う逆方向に券類を搬送可能とな
っている。
【0028】この搬送路57上には、この搬送路57を
規定する図示しない複数の搬送ガイドが設けられ、発行
挿入口8に隣接した搬送路57上には後述する固定ガイ
ド部101が設けられている。固定ガイド部101が設
けられた搬送路57上には搬送ローラ対91および検知
器(光学センサ)92が設けられている。また、固定ガ
イド部101の発行挿入口8と反対側の端部から合流部
48に向う搬送路57上には、後述する可動ガイド部1
02、検知器93、および搬送ローラ対94が順に設け
られている。尚、搬送ローラ対91および94は、この
発明の搬送手段として作用し、固定ガイド部101およ
び可動ガイド部102は、この発明の搬送ガイドとして
作用する。
【0029】上記搬送ローラ対91は、上記搬送路57
を挟んで上下2つの搬送ローラ91a、91bにより構
成されている。これらの搬送ローラ91a、91bは、
後述する搬送系駆動機構72により回転されるようにな
っており、旧券の取込み時、搬送ローラ91aは反時計
方向に回転し、搬送ローラ91bは時計方向に回転し、
継続定期券の排出時、搬送ローラ91aは時計方向に回
転し、搬送ローラ91bは反時計方向に回転するように
なっている。従って、この搬送路57を通る券類(旧券
および継続定期券)は搬送ローラ91により順逆両方向
に搬送可能となっている。
【0030】また、上側の搬送ローラ91aにはL字形
のアーム95が連結され、このアーム95が軸96を支
点として回動されることにより、搬送ローラ91aが搬
送ローラ91bから離接可能となっている。
【0031】上記検知器92と検知器93との設置間隔
は上記搬送路57を搬送される定期券の1枚分の長さよ
りも短いものとなっている。上記検知器92は、上記発
行挿入口8に旧券が挿入されたことを検知したり、上記
発行挿入口8からの定期券の発行(排出)を検知するも
ので、検知器93は、上記発行挿入口8に旧券が挿入さ
れた際の旧券の搬送検知により、本体31内への旧券の
取込みを検知し、定期券の発行(排出)時の、定期券の
搬送を検知するものである。
【0032】また、図1に示すように、上記スイッチバ
ック部49には、上記旧券を主搬送路47から分岐搬送
する搬送路59が設けられている。この搬送路59の一
端の搬送先には図示しない屑箱が設けられ、旧券が回収
されるようになっている。
【0033】上記合流部48の左側には、種々の券(一
括券、旧券、エラー券)を回収する回収箱60が設けら
れている。上記合流部48の近傍、上記合流部48と黒
色印刷部50との間の主搬送路47と副搬送路52の合
流部の近傍、主搬送路47から分岐搬送路56への分岐
部の近傍、スイッチバック部49の搬送路59への分岐
部の近傍には、それぞれゲート61、62、63、64
が設けられている。
【0034】ゲート61により、副搬送路52から搬送
されてきた券紙Sは搬送路57で搬送され発行挿入口8
へ導かれ、副搬送路52から搬送されてきた一括券、旧
券、エラー券は回収箱60へ導かれるように分岐される
ものである。
【0035】ゲート62により、合流部48から搬送さ
れてきた券紙Sは主搬送路47で搬送され黒色印刷部5
0へ導かれ、合流部48から搬送されてきた旧券は副搬
送路52で搬送され読取ヘッド55へ導かれるように分
岐されるものである。
【0036】ゲート63により、主搬送路47により搬
送される券紙Sをそのまま主搬送路47で搬送し赤色印
刷部51へ導くか、分岐搬送路56へ分岐するかを切換
えるものである。
【0037】ゲート64により、主搬送路47により搬
送される券紙Sをスイッチバック部49へ導き、主搬送
路47により搬送される旧券をスイッチバック部49へ
導くか搬送路59へ導くかを切換えるものである。
【0038】また、上記検知器91、92の他に、各搬
送路には図示しない搬送検知センサ(光学センサ)が設
けられており、搬送異常が検知されるようになってい
る。上記黒色印刷部50、赤色印刷部51は、それぞれ
インクリボンと熱転写型のサーマルヘッド50a、51
aによって構成されている。
【0039】次に、上述した搬送路57上に設けられた
搬送ガイドの詳細について図5および図6を用いて説明
する。固定ガイド部101は、搬送路57を挟持するよ
うに設けられた一対の上部ガイド板101aおよび下部
ガイド板101bから構成され、各ガイド板101a、
101bの一端は発行挿入口8に固定されている。固定
ガイド部101の可動ガイド部102に向かう他端で
は、合流部48から発行挿入口8に向って搬送される券
類の先端を受け易いように、各ガイド板101a、10
1bの端部がそれぞれ搬送路57から離れる方向に折り
曲げられている。
【0040】可動ガイド部102は、上記固定ガイド部
101と隣接して搬送路57上に設けられた固定ガイド
部103の対向端部に設けられている。固定ガイド部1
03は、上記固定ガイド部101と同様に、搬送路57
を規定する上部ガイド板103aおよび下部ガイド板1
03bから構成され、各ガイド板103a、103bの
上記端部には、それぞれ支軸104を介して上部可動ガ
イド部102aおよび下部可動ガイド部102bが回動
自在に設けられている。尚、上記固定ガイド部101お
よび103は、この発明の第1および第2ガイド部とし
て作用する。
【0041】上部可動ガイド部102a(代表して説明
する)は、上部ガイド板103aと同じ幅の可動端部と
して作用する矩形の可動ガイド板105と、この可動ガ
イド板105に略垂直で且つ互いに平行な状態で可動ガ
イド板105の上面105a側に固設された一対の支持
板106と、を備えている。
【0042】各支持板106は、その一辺に上記可動ガ
イド板105を備えた略矩形板状に形成され、この辺に
隣接した一方の辺が滑らかな曲線を伴って外方へ突出さ
れた湾曲部106aを形成している。この湾曲部106
aが形成された辺と可動ガイド板105が設けられた辺
との間の仮想の頂部には上記支軸104を挿通する孔
(図示せず)がそれぞれ形成され、これらの孔に支軸1
04が挿通されている。また、一対の支持板106の上
記頂部に対向する頂部には、支軸109が架設され、こ
の支軸109には、一端が固定されたばね107(付勢
手段)の他端が固定されている。尚、上記湾曲部106
aは、搬送路に介在されるとともに退避される部分とし
て作用する。
【0043】ばね107は、各支持板106を図5
(a)において時計方向に回転する付勢力を発生するよ
うに配設されていることから、各支持板106、即ち上
部可動ガイド部102aは定常状態において図5(a)
に示す位置に回動されるようになっている。つまり、上
部可動ガイド部102aは、湾曲部106aの一部が下
部ガイド板103bの内側に当接する位置まで回動され
るようになっており、この場合、可動ガイド板105の
先端は対向する上部ガイド板101aの端部より上方に
位置されるようになっている。
【0044】一方、下部可動ガイド部102bは、支持
板106´の取り付け位置が上部可動ガイド部102a
の支持板106の位置からずらされている以外は上部可
動ガイド部102aと同じく構成され、搬送路57に対
して上部可動ガイド部102aと反対の動作をする。
【0045】従って、可動ガイド部102が定常状態に
ある場合には、固定ガイド部101の対向する端部の開
度より可動ガイド部102の可動ガイド板の開度の方が
大きくされている。
【0046】また、上部ガイド板103aおよび下部ガ
イド板103bには、支持板106および106´の回
動を許容するための溝孔108(108´)がそれぞれ
形成されている。従って、定常状態において可動ガイド
部102が図5(a)に示す位置に回動された場合、湾
曲部106(106a)は搬送路57内に介在され、券
類の通過により可動ガイド部102が後述する図6
(b)に示す位置に回動された場合、湾曲部106(1
06a)が搬送路57から退避されるとともに各可動ガ
イド板105が固定ガイド部103と平行な位置に配置
されるようになっている。尚、この場合、可動ガイド板
105の先端の開度は固定ガイド部101の対向する端
部の開度より狭められている。
【0047】次に、券類が搬送路57を順逆両方向に通
過する際の可動ガイド部102の動作について説明す
る。まず、図6(a)に示すように、券類100が発行
挿入口8から合流部48に向う方向(順方向)に搬送さ
れる場合、可動ガイド部102はばね107の作用によ
り可動ガイド板105が大きく開いた定常状態に回動さ
れていることから、搬送される券類100の先端100
aが大きく曲げられている場合であってもジャムを発生
することなく券類100を可動ガイド部102内に容易
に導入できる。
【0048】一方、図6(b)に示すように、券類10
0が合流部48から発行挿入口8に向う方向(逆方向)
に搬送される場合、まず、券類100の先端100aが
定常状態に回動された可動ガイド部102の湾曲部10
6aに当接される。この場合、湾曲部106aが滑らか
な曲線状に形成されていることから、券類100の搬送
圧力により、湾曲部106aが押し広げられるとともに
支持板106(106´)がばね107の付勢力に反し
て軸104を中心に回動され、その結果、可動ガイド板
105が搬送路57と平行な位置に閉じられる。
【0049】従って、券類100の先端100aが大き
く曲げられている場合であっても、券類100の曲げ部
分が可動ガイド板105により挟まれてその両面が押さ
え付けられながら搬送されるので、先端100aの曲り
度を小さくすることができ、ジャムを発生することなく
券類100を固定ガイド部101内に容易に導入でき
る。
【0050】次に、上記定期券発行部24の制御回路を
図7を用いて説明する。すなわち、上記定期券発行部2
4の全体を制御する制御部としてのCPU70が設けら
れている。このCPU70には、制御プログラム等が記
憶されているとともに、種々のデータが記憶されるメモ
リ71、上記搬送ローラ対91、94や、各搬送路の搬
送ローラ等を駆動する搬送系駆動機構72を制御する駆
動回路73、上記読取ヘッド55の読取り内容を再生す
る再生回路74、上記書込ヘッド54を駆動する駆動回
路75、上記取出しローラ37等の券紙ホッパ34に対
する取出し機構76を駆動する駆動回路77、上記取出
しローラ42等の券紙ホッパ35に対する取出し機構7
8を駆動する駆動回路79、上記旧券入鋏部53を駆動
する駆動回路80、上記ゲート61、62、63、64
を駆動する駆動回路81、上記黒色印刷部50を駆動す
る駆動回路82、上記赤色印刷部51を駆動する駆動回
路83、上記CPU20と接続されるインターフェース
84、上記アーム95を回動するソレノイド85を励磁
する駆動回路86、および上記検知器92、93が接続
されている。
【0051】また、上記CPU70は、図示しない搬送
検知センサからの検知信号に応じて、各搬送路でのジャ
ム等の搬送異常を検知したり、各印刷部からの異常検知
信号に応じて異常を検知し、それらの検知結果をCPU
20へ出力するようになっている。
【0052】このような構成において、定期券発行部2
4の発行動作を説明する。まず、券紙ホッパ34から給
紙ローラ36によって給紙された券紙Sは、取出し搬送
路39、搬送路40、主搬送路47を介してスイッチバ
ック部49に導かれる。この主搬送路47を搬送される
際に、券紙Sの表面に黒色印刷部50で黒色の印刷がな
されるとともに、赤色印刷部51で赤色の印刷がなされ
る。
【0053】ただし、黒色の印刷だけの場合、券紙S
は、黒色印刷部50での印刷がなされた後、分岐搬送路
56を介してスイッチバック部49に導かれる。スイッ
チバック部49で搬送方向が逆転された印刷済みの券紙
Sは、副搬送路52を介して搬送され、この搬送の際
に、書込ヘッド54によりその券紙Sの裏面の磁気記録
部に磁気情報を書込み、その記録内容を確認用に読取ヘ
ッド55により読取る。
【0054】この読取ヘッド55による読取り結果が正
しかった場合、副搬送路52からの券紙Sはゲート61
により搬送路57を介して発行挿入口8に搬送され、定
期券として発行挿入口8から発行される。
【0055】この場合、可動ガイド部102が上述した
図6(b)に示すように作動され、定期券の先端が可動
ガイド部102により押さえ付けられながら搬送され、
定期券によるジャムの発生が防止される。また、搬送さ
れる定期券の先端が検知器93により検知されると、C
PU70はソレノイド85を励磁してアーム95を回動
し、搬送ローラ対91の間に定期券を挟持して発行挿入
口8に向って搬送する。そして、検知器92により定期
券の(後端の)通過が検知されると、CPU70は、所
定時間経過後、ソレノイド85の励磁を解除して搬送ロ
ーラ91aを搬送ローラ91bから離間させる。
【0056】上記読取ヘッド55による読取り結果が誤
ってエラーとなった場合、副搬送路52からの券紙Sは
ゲート61により回収箱60へ導かれる。一方、発行挿
入口8から挿入された旧券は、搬送路57、副搬送路5
2を介して搬送され、その裏面の磁気記録部の磁気情報
が読取ヘッド55により読取られる。その後、旧券は旧
券入鋏部53で入鋏され、ゲート64により搬送路59
を搬送され、屑箱(図示しない)に回収されるか、ある
いはゲート64によりスイッチバック部49へ搬送さ
れ、搬送方向が逆転され、副搬送路52を介して搬送さ
れ、ゲート61により回収箱60へ導かれて回収され
る。
【0057】旧券が発行挿入口8に挿入されると、旧券
は図6(a)に示すように可動ガイド部102を通過さ
れ、旧券によるジャムの発生が防止される。また、旧券
の挿入が検知器92により検知されると、搬送ローラ9
1aが上述のように移動されるとともに逆回転され、旧
券が取り込まれて合流部48に向って搬送される。そし
て、検知器92により旧券の通過が検知されると、所定
時間経過後に搬送ローラ91aが搬送位置から退避され
る。
【0058】次に、上記のような構成において、定期券
の発行動作を説明する。すなわち、申込用紙による定期
券の購入申込みにより、係員は、経由発着駅設定部3、
4により発駅(A駅)、着駅(B駅)(利用区間)、経
由を入力する。この際、入力された発駅、着駅、経由に
対応する駅名釦部は表示色が変更される。
【0059】ついで、係員は発着駅と経由以外の購入申
込み内容に基づく所定のデータ(たとえば、通用箇月、
性別、年齢、発行年月日等の購入情報)を条件設定操作
部2を用いて入力する。
【0060】また、係員は申込用紙を申込用紙挿入口7
に挿入し、氏名読取部22により申込用紙に記載された
氏名の読取処理を行う。すると、CPU20は上記入力
データに応じた発行内容と料金等を表示部5で表示す
る。
【0061】また、CPU20は上記入力データに基づ
きメモリ21から文字パターンを読出し、この文字パタ
ーンと氏名転写部23によって読取った購入客による自
筆の氏名に対応する画素データとにより、対応する定期
券の表面の印刷データを編集作成し、表示部5で表示す
る。
【0062】そして、上記表示部5に表示された発行内
容が満足するものであった場合、係員はスタートキー
(図示しない)を投入する。すると、CPU20は定期
券発行部24を制御し、上記発行内容を磁気記録すると
ともに、購入者の氏名のイメージパターンデータに基づ
いた氏名転写と、購入内容を印刷して発行挿入口8から
発行する。また、CPU20は定期券料金も表示部5で
表示する。
【0063】また、CPU20は、上記取引結果を磁気
ディスク装置26により磁気ディスクに記憶するととも
に、ジャーナルに印字する。この結果、係員は購入客か
ら表示部5に表示されている定期券料金を受取り、発行
された定期券を購入客に渡す。
【0064】また、旧券を用いた継続定期券の発行を行
う場合、旧券による発行(継続)を指示するとともに、
旧券を発行挿入口8に挿入する。すると、旧券は定期券
発行部24内に取り込まれ、旧券の裏面の磁気記録部に
記録されている発行条件としての発着駅、経由、氏名等
が読取られ、CPU20に出力される。これにより、C
PU20は表示部5でその内容と標準の有効期間とによ
る発行内容と料金とを表示する。その後、発行日付、月
数等の発行内容を確認後、発行の指示を入力する。この
際、条件設定操作部2を用いて変更等を行っても良い。
上記発行指示により、定期券発行部24により作成され
た定期券が発行挿入口8から発行される。
【0065】この場合においても、可動ガイド部102
が上述した図6(a)または図6(b)に示すように作
動され、券類によるジャムの発生が防止される。以上の
ように、本実施例の定期券発行装置においては、特に、
券類を順逆両方向に搬送する搬送路上に可動ガイド部を
有する搬送ガイドを設けることにより、搬送ガイドの受
け渡し部における券類によるジャムの発生を防止するこ
とができ、ジャム処理に要する時間を低減でき、装置の
稼働率を向上することができる。
【0066】次に、この発明の第2の実施例に係る搬送
ガイドについて図8を用いて説明する。尚、基本的な構
成は上記第1の実施例と同じであるので、第1の実施例
と同一の部分については同一符号を用いて説明を省略
し、第1の実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0067】図8は、固定ガイド部103の上部ガイド
板103aに回動自在に設けられた上部可動ガイド部1
12a、上部可動ガイド部112aを回動する駆動部1
21、駆動部を付勢するドライバ122、およびセンサ
92、93からの検知信号に応じてドライバ122を制
御する制御手段としてのCPU70を示している。駆動
部121およびドライバ122はこの発明の駆動手段と
して作用する。尚、下部ガイド板103bにも上記上部
可動ガイド部112aと略同じ構成の下部可動ガイド部
(112b)が設けられており、この下部可動ガイド部
は上述した駆動機構と同様の駆動機構を備えているが、
図示簡略化のため省略してある。
【0068】上部可動ガイド部112aは、支軸104
を中心に回動自在に設けられた略矩形板状の一対の支持
板116を備えている。支持板116は、可動ガイド板
105が図8に示す開放位置に配置された場合に搬送路
に介在される部分を持たず、この位置で上部ガイド板1
03aの溝孔108の縁(図示せず)で係止される係止
部116aを有している。また、支持板116には、支
軸109を介して駆動部121が連結されている。
【0069】駆動部121は、モーターやソレノイド等
により構成され、図中矢印Xに沿って移動される作用腕
121aを有し、この作用腕121aの先端が支軸10
9に接続されている。ドライバ122からの給電により
駆動部121がオンされると、作用腕121aが矢印X
方向に移動され、支持板116が支軸104を中心に反
時計方向に回動され、可動ガイド板105が閉塞位置に
回動され、駆動部121がオフされると、作用腕121
aが元の位置に引き込まれ、支持板116が支軸104
を中心に時計方向に回動され、可動ガイド板105が開
放位置に回動されるようになっている。
【0070】上記のように構成された可動ガイド部は、
以下のように作動される。センサ92、93により券類
の通過が検知されない定常状態において、駆動部121
はオフされて可動ガイド板105は開放位置に配置され
ている。そして、券類を合流部48から発行挿入口8に
向う逆方向に搬送するモードにおいて、センサ93が券
類の通過を検知すると、CPU70は、ドライバ122
を制御して駆動部121をオンする。これにより、作用
腕121aが矢印X方向に移動され可動ガイド板105
が閉塞位置に配置される。更に、券類が搬送されてセン
サ92を通過した後、CPU70は、ドライバ122を
制御して駆動部121をオフし、可動ガイド板105が
開放位置に戻される。
【0071】従って、本実施例の搬送ガイドは、上述し
た第1の実施例と同様の効果を有するとともに、より確
実な券類の受け渡しが可能となる。尚、本発明は、上述
した実施例に限定されることなく、種々変更可能であ
る。例えば、本実施例では、交通機関の一例として電車
の場合について説明したが、これに限らず、バス等で用
いる場合であっても良い。また、定期券以外の券であっ
ても良い。また、本実施例においては、対向して配置さ
れた搬送ガイドの一方の端部のみに可動ガイド部を設け
たが、可動ガイド部を他方の端部に設けても良く、ま
た、対向する端部の両方に可動ガイド部を設けても良
い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の券類処
理装置は、上述した構成および作用の可動ガイド部を有
する搬送ガイドを備えている。従って、券類の搬送時に
おけるジャムの発生を防止でき、稼働率を向上できる券
類処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例に係る定期券発行
装置の定期券発行部の内部構成を示す断面図。
【図2】図2は、定期券発行装置の外観を示す正面図。
【図3】図3は、定期券発行装置の外観を示す上面図。
【図4】図4は、定期券発行装置の制御回路の要部を示
すブロック図。
【図5】図5(a)は、図1の定期券発行装置に組込ま
れた第1の実施例に係る搬送ガイドを示す断面図。図5
(b)は、図5(a)の搬送ガイドを示す上面図。
【図6】図6(a)は、図5の搬送ガイドにおいて順方
向から券類が通過する場合の券類の受け渡し動作を説明
するための図。図6(b)は、図5の搬送ガイドにおい
て逆方向から券類が通過する場合の券類の受け渡し動作
を説明するための図。
【図7】図7は、定期券発行部の制御回路の要部を示す
ブロック図。
【図8】図8は、この発明の第2の実施例に係る搬送ガ
イドを示すブロック図。
【符号の説明】
57…搬送路、101、103…固定ガイド部、102
…可動ガイド部、104…軸、105…可動ガイド板、
106、106´…支持板、106a…湾曲部、107
…ばね。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券類を順逆両方向に搬送する搬送路に沿
    って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一対
    のガイド板を有する第1ガイド部と、 上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に沿って設けら
    れ、搬送される券類の両面をガイドする一対のガイド板
    を有し、上記第1ガイド部との間で券類の受け渡しをす
    る第2ガイド部と、 上記第1および第2ガイド部の互いに対向する端部の少
    なくとも一方に設けられた可動ガイド部と、を備え、 上記可動ガイド部は、上記一対のガイド板の夫々に回動
    自在に設けられ、他方のガイド部から搬送される券類を
    受ける際にこの他方のガイド部の端部より大きく開か
    れ、可動ガイド部から他方のガイド部に向って券類を搬
    送する際にこの券類の両面を押さえるように閉じられる
    一対の可動ガイド板を有することを特徴とする搬送ガイ
    ド。
  2. 【請求項2】 券類を順逆両方向に搬送する搬送路に沿
    って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一対
    のガイド板を有する第1ガイド部と、 上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に沿って設けら
    れ、搬送される券類の両面をガイドする一対のガイド板
    を有し、上記第1ガイド部との間で券類の受け渡しをす
    る第2ガイド部と、 上記第1および第2ガイド部の互いに対向する端部の少
    なくとも一方に設けられた可動ガイド部と、を備え、 上記可動ガイド部は、この可動ガイド部を券類が通過さ
    れない場合に搬送路に介在され券類の通過により搬送路
    から退避される部分と、上記一対のガイド板の夫々に回
    動自在に設けられ、上記部分の搬送路への介在に連動し
    て他方のガイド部の端部より大きく開かれ、上記部分の
    搬送路からの退避に連動して他方のガイド部の端部より
    小さく閉じられて券類の両面を押さえ付ける一対の可動
    ガイド板と、を有することを特徴とする搬送ガイド。
  3. 【請求項3】 券類を順逆両方向に搬送する搬送路に沿
    って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一対
    のガイド板を有する第1ガイド部と、 上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に沿って設けら
    れ、搬送される券類の両面をガイドする一対のガイド板
    を有し、上記第1ガイド部との間で券類の受け渡しをす
    る第2ガイド部と、 上記第1および第2ガイド部の互いに対向する端部の少
    なくとも一方に設けられた可動ガイド部と、を備え、 上記可動ガイド部は、可動ガイド部が設けられた端部上
    で上記ガイド板の夫々に設けられ券類の搬送方向と略直
    交して延びた支軸と、これらの支軸を中心に夫々回動自
    在に設けられ回動の途中で搬送路に介在されるとともに
    搬送路から退避される部分を有する支持板と、上記部分
    が搬送路に介在されるように上記支持板を夫々付勢する
    付勢手段と、上記支持板に夫々固設され、上記付勢手段
    により上記支持板が付勢されて上記部分が搬送路に介在
    された状態で可動ガイド部が設けられたガイド部の端部
    が他方のガイド部の端部より大きく開かれるように設定
    され、搬送路を通過する券類による上記部分の搬送路か
    らの退避に連動して券類の両面を押さえ付ける位置に設
    定される一対の可動ガイド板と、を有することを特徴と
    する搬送ガイド。
  4. 【請求項4】 券類を順逆両方向に搬送する搬送路に沿
    って設けられ、搬送される券類の両面をガイドする一対
    のガイド板を有する第1ガイド部と、 上記第1ガイド部に隣接して上記搬送路に沿って設けら
    れ、搬送される券類の両面をガイドする一対のガイド板
    を有し、上記第1ガイド部との間で券類の受け渡しをす
    る第2ガイド部と、 上記第1および第2ガイド部の互いに対向する端部の少
    なくとも一方に設けられた可動ガイド部と、を備え、 上記可動ガイド部は、可動ガイド部が設けられた端部上
    で上記ガイド板の夫々に設けられ券類の搬送方向と略直
    交して延びた支軸と、これらの支軸を中心に夫々回動自
    在に設けられ、可動ガイド部が設けられたガイド部の端
    部が他方のガイド部の端部より大きく開くように設定す
    る開放位置と可動ガイド部が設けられたガイド部の端部
    を券類の厚さと略同じ幅に閉じるように設定する閉塞位
    置とのいずれかに設定される一対の可動ガイド板と、上
    記一対の可動ガイド板を上記開放位置と閉塞位置との間
    で選択的に切換える駆動手段と、可動ガイド部を券類が
    通過しない場合に上記一対の可動ガイド板を上記開放位
    置に設定し且つ可動ガイド部を券類が通過する場合に上
    記一対の可動ガイド板を上記閉塞位置に設定するように
    上記駆動手段を制御する制御手段と、を有することを特
    徴とする搬送ガイド。
  5. 【請求項5】 搬送路を介して券類を順逆両方向に搬送
    する搬送手段と、 上記搬送路に沿って設けられ、搬送される券類をガイド
    する複数の搬送ガイドと、 上記搬送路を介して搬送される券類に所定の処理をする
    処理手段と、を備え、 上記搬送ガイドは、 券類の両面をガイドする一対のガイド板を有する第1ガ
    イド部と、 上記第1ガイド部に隣接して設けられ、券類の両面をガ
    イドする一対のガイド板を有し、上記第1ガイド部との
    間で券類の受け渡しをする第2ガイド部と、 上記第1および第2ガイド部の互いに対向する端部の少
    なくとも一方に設けられた可動ガイド部と、を備え、 上記可動ガイド部は、上記一対のガイド板の夫々に回動
    自在に設けられ、他方のガイド部から搬送される券類を
    受ける際にこの他方のガイド部の端部より大きく開か
    れ、可動ガイド部から他方のガイド部に向って券類を搬
    送する際にこの券類の両面を押さえるように閉じられる
    一対の可動ガイド板を有することを特徴とする券類処理
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055815A (ja) * 2006-10-13 2007-03-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013014428A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Fuji Xerox Co Ltd シート給送装置及びこれを用いた製本装置

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JP2007055815A (ja) * 2006-10-13 2007-03-08 Brother Ind Ltd 画像形成装置
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