JP4473371B2 - 券類発行機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、券類発行機に係り、特に、定期券発行に必要とされる定期発行情報、例えば購入者の氏名、乗車区間、使用期間などの情報を設定し、この設定された定期発行情報に基づいて定期券を発行する定期券発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】
定期券発行機は、定期券の購入希望者(購入者)によって申込用紙に記載された各種情報例えば氏名、電話番号などの情報を読み取る読取部、購入者の氏名、乗車区間、使用期間などの定期券購入情報を入力する入力部、購入者が既に所持していた定期券すなわち旧券から磁気情報を読み出す磁気処理部、読取部によって読み取られた氏名及び電話番号などの情報、入力部を介して入力された情報、、及び磁気処理部によって旧券から読み出された磁気情報などに基づいて各種定期発行情報を表示する表示部、設定された各種定期発行情報に基づいて定期券を発行する定期券発行部、定期券の発行記録や売り上げ記録などをジャーナル用紙に印刷するジャーナルプリンタなどを有している。
【0003】
このような定期券発行機には、所定容量の券紙を収納可能な券紙ホッパと、旧券や発行時にエラーとなったエラー券などの回収券を所定容量回収可能な回収箱とがそれぞれ設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような定期券発行機では、客先により、券紙ホッパに収納可能な券紙の容量や、回収箱の回収可能な回収券の容量の変更を要望された場合、券紙ホッパや回収箱を作りなおす必要がある。また、券紙ホッパや回収箱を配置するための空間の容量も作りなおす必要がある。
【0005】
したがって、使用頻度が異なる客先毎に、定期券発行機の構造の改善が迫られ、定期券発行機の生産性を悪化させるばかりでなく、定期券発行機のコストが増大し、また、客先の要望に速やかに対応することができず、サービス性が損なわれるといった問題が発生する。
【0006】
そこで、この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、機体の生産性を向上し、コストを増大することなく速やかに客先の要望に対応でき、サービス性を向上可能な券類発行機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、
天板を有し、券紙を収納する収納手段と、前記収納手段に収納された最下面の券紙を取り出す取出手段と、前記取出手段によって取り出された券紙に対して、所定の発行情報を記録して券類を発行する発行手段と、前記収納手段が配置される空間と共通の共通空間内を前記収納手段の天板で仕切ることによって、前記収納手段の上方に形成される回収空間に回収券を回収する回収手段と、前記収納手段に収納可能な券紙の容量を検知する券紙容量検知手段と、前記収納手段に収納された券紙の使用量を検知する使用量検知手段と、前記券紙容量検知手段によって検知された前記収納手段の容量に基づいて、前記回収空間に回収可能な回収券の容量を検知する回収券容量検知手段と、前記券紙容量検知手段によって検知された収納可能な券紙の容量と、前記使用量検知手段によって検知された使用量とに基づいて、前記収納手段に収納されている券紙のニアエンドを報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする券類発行機が提供される。
本発明の他の態様によれば、
天板を有し、券紙を収納する収納手段と、前記収納手段に収納された最下面の券紙を取り出す取出手段と、前記取出手段によって取り出された券紙に対して、所定の発行情報を記録して券類を発行する発行手段と、前記収納手段が配置される空間と共通の共通空間内を前記収納手段の天板で仕切ることによって、前記収納手段の上方に形成される回収空間に回収券を回収する回収手段と、前記収納手段に収納可能な券紙の容量を検知する券紙容量検知手段と、前記券紙容量検知手段によって検知された前記収納手段の容量に基づいて、前記回収空間に回収可能な回収券の容量を検知する回収券容量検知手段と、前記回収空間に回収された回収券の回収量を検知する回収量検知手段と、前記回収券容量検知手段によって検知された回収可能な回収券の容量と、前記回収量検知手段によって検知された回収量とに基づいて、前記回収空間の容量フルを報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする券類発行機が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の券類発行機の一実施の形態に係る定期券発行機について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施の形態に係る定期券発行機の外観を概略的に示す正面図である。この定期券発行機100は、定期券の新規発行処理、定期券の継続発行処理、定期券の払い戻し処理などの各種処理を実行する。
【0016】
図1に示すように、この定期券発行機100には、各種入力を受付ける入力部102、定期券の利用区間を規定する発駅及び着駅の駅名の設定を受付ける駅名設定部103、及び、定期券の利用区間における経由を設定する経由設定部104が設けられている。
【0017】
また、この定期券発行機100には、入力部102を介して入力された定期券購入者の氏名や電話番号などの各種定期券発行情報や、駅名設定部103及び経由設定部104において設定された発着駅名及び経由などの各種情報を表示するとともに、係員による表示画面への接触を検知して接触した項目を指定するタッチパネル内蔵の係員用モニタ105が設けられている。
【0018】
さらに、この定期券発行機には、定期券発行の日付を表示する日付表示部106、定期券発行のための必要事項、例えば定期券購入希望者の氏名や、乗車区間、定期券使用開始日、有効期間すなわち利用期間などが記入された申込用紙の挿入を受付ける申込用紙挿入口107、発行された新規定期券を排出する定期券発行口108、各種乗車券媒体及び定期券等の旧券を受付ける券挿入口109などが設けられている。申込用紙挿入口107、定期券発行口108、券挿入口109、及びスタッカ110には、各口における券の有無を検知するためのセンサがそれぞれ設けられている。
【0019】
入力部102には、各種ボタンが設けられており、これらボタンにより定期券発行に必要とされる定期券発行情報の一部、例えば利用開始日及び利用期間(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月)の入力や、「通勤」「通学」等の定期券の発行形態を指定するための入力が受付けられる。また、この入力部102には、定期券購入者の氏名や電話番号を入力する仮名キーやテンキーなどが設けられている。
【0020】
駅名設定部103は、定期券の利用区間を規定するための発駅及び着駅を設定する駅名候補の駅名釦が表示されるタッチパネル内蔵のカラー液晶表示装置により構成されている。
【0021】
経由設定部104は、定期券の利用区間における経由駅を設定するための経由駅名候補の駅名釦が表示されるタッチパネル内蔵のカラー液晶表示装置により構成されている。
【0022】
係員用モニタ105は、各種操作手順、エラーに関する情報、入力部102、駅名設定部103、経由設定部104等の各部から入力された情報を項目別に表示するとともに、定期券発行情報の各項目をタッチすることによりその項目を指定することが可能なタッチパネル内蔵のカラー液晶表示装置によって構成されている。
【0023】
次に、図2を参照して、定期券発行機における各種機能について説明する。図2は、定期券発行機の構成を概略的に示すブロック図である。
【0024】
図2に示すように、定期券発行機には、定期券発行機全体を制御する制御手段としてのCPU120が設けられている。このCPU120には、入力部102、駅名設定部103、経由設定部104、係員用モニタ105、及び、各種センサが接続されている。
【0025】
このCPU120に接続されたセンサとしては、券紙容量検知手段として機能する券紙容量検知センサS1、S2、S3、使用量検知手段として機能する取出しセンサ146、回収量検知手段として機能する回収センサ201、使用量検知手段として機能するエンプティセンサ203などがある。
【0026】
また、このCPU120には、メモリ121、磁気処理部122、検査部123、読取部124、定期券発行部126、ジャーナルプリンタ128、磁気ディスク装置129、通信制御部130などが接続されている。
【0027】
入力部102には、既に説明したように、定期券発行情報の入力を受付けるための各種ボタンが設けられている。また、この入力部102は、読取部124や入力部102によって申込用紙から読み取られた定期券購入者の氏名に対応する文字情報や、定期券購入者の電話番号に対応する数字情報、後述する磁気処理部122によって旧券から読み出した情報などの各種情報を修正または入力するためにも利用される。さらに、この入力部102には、係員用モニタ105における、定期券発行情報の各項目に移動して情報の入力を促す図示しないカーソルを移動させるための矢印キーなども設けられている。
【0028】
駅名設定部103には、既に説明したように、定期券発行情報のうちの利用区間を規定する発駅及び着駅の設定を受付けるための駅名ボタンなどが設けられている。経由設定部104には、既に説明したように、定期券発行情報のうちの利用区間の経由の設定を受付けるための経由駅名ボタンなどが設けられている。
【0029】
係員用モニタ105は、既に説明したように、入力部102によって入力された各種情報や、駅名設定部103、経由設定部104などによって設定された定期券発行情報の各種情報を項目別に同一画面上に表示する。すなわち、この係員用モニタ105には、同時に、発駅名、着駅名、経由駅名、有効期間、使用開始日、購入者氏名、購入者電話番号などの各種情報がそれぞれ対応する項目別に表示される。この係員用モニタ105に表示された定期券発行情報の項目は、上述したように、全て定期券面に印刷される情報に対応している。
【0030】
また、この係員用モニタ105には、券紙容量検知センサS1〜S3からの出力信号に基づいた券紙を収納している券紙カセットに収納可能な容量、取出しセンサ146からの出力信号に基づいた使用した券紙の使用量、回収センサ201からの出力信号に基づいた回収券の回収量、エンプティセンサ203からの出力信号に基づいた券紙カセット内の券紙の残量などが表示される。
【0031】
さらに、この係員用モニタ105は、エンプティセンサ203からの出力信号に基づいて、または、券紙カセットに収納可能な券紙の容量と実際の券紙の使用量とに基づいて、券紙カセット内に収納されている券紙のニアエンドを報知するとともに、回収空間内に回収可能な回収券の容量と実際の回収券の回収量とに基づいて、回収空間の容量フルを報知する報知手段としても機能する。
【0032】
メモリ121には、定期券発行機全体の制御プログラム、文字パターン、定期券の乗車区間として発売可能な駅名や経由、路線などの情報などが記憶されている。磁気処理部122は、券挿入部109で受付けられた乗車券及び定期券等の旧券に磁気記録されている磁気情報を読取る磁気読取部、及び発行される定期券に磁気情報を記録する磁気記録部を備えている。検査部123は、各種不正を防止するため、乗車券及び定期券から読取られた情報、並びに入力部102で受付けられた情報の正当性を検査する。
【0033】
読取部124は、光学的に文字や数字などの画像を読み取る画像読取装置すなわちOCR、OCRで読み取った画像を認識する認識部などを備えている。発行手段として機能する定期券発行部126は、定期券発行情報に基づいて定期券を発行する定期券発行手段として機能する。この定期券発行部126は、新規の定期券、継続定期券、再発行定期券などの発行を行う。この定期券発行部126では、係員により、定期券発行の指示が与えられると、券紙カセットに収容されている券紙を取りだし、券紙に対して係員用モニタ105に表示された定期券発行情報の各項目に基づいて磁気処理が行われるとともに、必要な定期券発行情報を定期券の券紙に転写することで新規の定期券を発行する。
【0034】
ジャーナルプリンタ128は、定期券の売上デ―タ等をジャ―ナル用紙に印刷する。磁気ディスク装置129は、定期券発行に関する各種情報、例えば売上デ―タ及び運賃デ―タが記憶された磁気ディスクを取扱う。通信制御部130は、通信回線を介してホストコンピュータなどの外部装置との間でデータ通信を行う。
【0035】
次に、定期券発行機の内部構成について説明する。図3は、定期券発行機の断面図である。
【0036】
すなわち、本体131の上面左側(フロント側)には、定期券発行口108と、旧券、手差し券挿入口109とが設けられている。
【0037】
本体131内の上方には、券紙に対する印刷処理を行うとともに、磁気処理を行う発行処理部132が設けられ、本体131内の下方には、未印刷、未磁気記録の券紙TPが収納されている券紙収容部133が設けられている。
【0038】
券紙収容部133には、共通空間170が形成され、この共通空間170は、蓋180によって閉塞される。
【0039】
共通空間170の上部には、回収券が排出される回収券排出口191が設けられ、券紙の搬送路に接続されている。また、共通空間170の下部には、券紙が取り出される取出口192が設けられ、取出搬送路144に接続されている。
【0040】
共通空間170の幅は、回収券の回収に適した幅、すなわち券紙の幅より、若干広く形成されている。券紙カセット135の天板136の幅は、共通空間170の幅と略同等であり、また、券紙カセット135の幅は、共通空間170の幅より若干狭く、券紙の取出に適した幅、すなわち券紙がスキューしない程度の券紙の幅と略同程度の幅に形成されている。
【0041】
共通空間170の一端面、すなわち券紙カセット135が挿入されたときに突き当たる面には、券紙カセット135の収容可能容量を検知する券紙容量検知センサS1〜S3が配置されている。
【0042】
券紙カセット135としては、収納可能容量に応じて種種のカセットが用意されている。図4に示したように、例えば、300枚の券紙を収納可能に形成された券紙カセット135、あるいは、図5の(a)に示したように、例えば、200枚の券紙を収納可能に形成された券紙カセット135、また、図5の(b)に示したように、例えば500枚の券紙を収納可能に形成された券紙カセット135などが用意されている。
【0043】
これらの券紙カセット135の表面には、券紙カセット135の内部に券紙を収納するための扉137、及び、この扉137を施錠する施錠手段として機能するかぎ38が設けられている。また、これらの券紙カセット135の共通空間170の一端面に対向する面に、それぞれの収納可能容量に対応した位置に設けられた券紙容量検知センサS1〜S3に接触する突起部138を有している。
【0044】
例えば、券紙容量検知センサS1に券紙カセット135の突起部138が接触した場合には、券紙カセット135の容量は、図5の(b)に示したように、500枚であると判断する。また、券紙容量検知センサS2に券紙カセット135の突起部138が接触した場合には、券紙カセット135の容量は、図4に示したように、300枚であると判断する。さらに、券紙容量検知センサS3に券紙カセット135の突起部138が接触した場合には、券紙カセット135の容量は、図5の(a)に示したように、200枚であると判断する。
【0045】
所定容量の共通空間170内に、所定容量の券紙カセット135が配置されると、CPU120では、必然的に券紙カセット135の上方に形成される回収空間の容量を検知することができる。
【0046】
すなわち、共通空間170の容量を700枚とすると、券紙容量検知センサS1が接触を検知した場合には、券紙カセットの容量が500枚であるため、回収空間の容量は、200枚となる。また、券紙容量検知センサS2が接触を検知した場合には、券紙カセットの容量が300枚であるため、回収空間の容量は、400枚となる。券紙容量検知センサS3が接触を検知した場合には、券紙カセットの容量が200枚であるため、回収空間の容量は、500枚となる。
【0047】
券紙カセット135に収容されている券紙TPは、給紙ローラ141によって1枚ずつ給紙され、取出口192から取出ローラ142によって取出搬送路139に取り出され、搬送ローラ143によって取出搬送路139を搬送され、さらに、搬送路140に導かれる。
【0048】
取出搬送路144の取出ローラ142の近傍には、券紙の取出しを光学的に検知する取出センサ146が設けられている。券紙の取出し時に、取出ローラ142を所定時間動かした際に、取出センサ146がオンされなかった場合に、取出し異常を判定する。また、CPU120は、取出センサ146がオンになった回数をカウントすることによって、券紙の使用量を検知する。
【0049】
この搬送路140の他端は、発行処理部132内の主搬送路147と合流部148で合流する。券紙カセット135から搬送路140に導かれた券紙TPは、これらの搬送路によって上方へ搬送され、発行処理部132内の主搬送路147に導かれる。
【0050】
発行処理部132内の主搬送路147の一端は、定期券発行口108に対応し、他端には、スイッチバック部149が設けられている。この主搬送路147の合流部148の後方には、有効期間、発着駅、経由、発行駅等の発行内容を黒色で印刷する黒色印刷部150と、発行内容の一部を赤色で印刷する赤色印刷部151とが設けられている。赤色印刷部151は、定期券上の印刷内容を黒色で印刷した部分より強調したい場合に用いるものであり、たとえば、学割り定期の場合の「学」、あるいはバス等での目視確認用に有効期限が赤色で印刷される
黒色印刷部150、赤色印刷部151は、それぞれ転写リボン150b、151b、及びそれぞれの転写リボン150b、151bに含まれるインクを熱転写するサーマルヘッド150a、151aによって構成されている。
【0051】
スイッチバック部149と合流部148との間には、副搬送路152が設けられている。副搬送路152上には、旧券に入鋏を行う旧券入鋏部153、券紙TPの裏面の磁気記録部に磁気情報(有効期間、発着駅、経由、発行駅等)を記録する磁気処理部122の書込ヘッド154、書込ヘッド154で書込んだ券紙TPの裏面の磁気記録部の磁気情報を読取ったり、旧券の裏面の磁気記録部の磁気情報を読取る読取ヘッド155が設けられている。
【0052】
黒色印刷部150の後方で主搬送路147と分岐し、副搬送路152の一部を介してスイッチバック部149で再び主搬送路147に合流する黒単色バイパスとしての分岐搬送路156が設けられている。
【0053】
また、合流部148から定期券発行口108に発行された定期券が搬送される搬送路157が設けられ、旧券、手差し券挿入口109と搬送路157との間に、旧券、あるいは手差し券が搬送される搬送路158が設けられている。
【0054】
また、副搬送路152の一端の搬送先は、共通空間170の回収券排出口191に接続され、共通空間170に形成された回収空間160内に回収券が回収される。
【0055】
合流部148の近傍、合流部148と黒色印刷部150との間の主搬送路147と副搬送路152の合流部の近傍、主搬送路147から分岐搬送路156への分岐部の近傍には、それぞれゲート161、162、163が設けられている。
【0056】
ゲート161は、副搬送路152から搬送されてきた券紙TPを搬送路157(定期券発行口108)へ導き、副搬送路152から搬送されてきた回収券は、回収空間160へ導くように分岐する。
【0057】
ゲート162は、合流部148から搬送されてきた券紙TPを主搬送路147(黒色印刷部150)へ導き、合流部148から搬送されてきた旧券を副搬送路152(読取ヘッド155)へ導くように分岐する。
【0058】
ゲート163は、主搬送路147により搬送される券紙TPをそのまま主搬送路147で搬送し赤色印刷部151へ導くか、分岐搬送路156へ分岐するかを切換える。
【0059】
また、各搬送路には図示しない搬送検知センサ(光学センサ)が設けられており、搬送異常が検知される。
【0060】
このような構成の定期券発行機において、新規の定期券を発行する場合には、CPU120は、入力部102、駅名設定部103、経由設定部104、磁気処理部122、読取部124などから提供された個別の定期券発行情報を受け取り、これらの定期券発行情報を係員用モニタ105に項目別に同一画面上に表示させる。
【0061】
そして、CPU120は、係員用モニタ105から指定された項目を検知して、該当する項目の入力候補または修正候補を駅名設定部103及び経由設定部104に表示させるとともに、入力部102における所定の入力ボタンを点灯させるなどして入力候補または修正候補の係員による指定を待機する。
【0062】
駅名設定部103、経由設定部104、または入力部102を利用した係員による指定がなされた場合には、CPU120は、指定された入力候補または修正候補を係員用モニタ105に表示させる。
【0063】
そして、CPU120は、入力部102を介して、係員による定期券発行の指示がなされた場合には、この指示にしたがって、定期券発行部126を制御し、係員用モニタ105に表示されている定期券発行情報の各項目に基づいて定期券が発行される。
【0064】
また、このような構成において、定期券購入者が旧券を所持している場合に継続定期券を発行する場合には、CPU120は、磁気処理部122によって旧券から読み出された磁気情報から定期券購入者の識別情報を受け取り、定期券発行情報に反映する。
【0065】
そして、CPU120は、入力部102を介したその他の定期券発行情報の入力を受け付けると、必要な定期券発行情報を設定して、係員用モニタ105に表示させる。ここで設定される定期券発行情報は、定期券購入者の氏名、電話番号、年齢、乗車区間、経由、有効期間、発行形態、使用開始日、発行駅名などである。
【0066】
そして、CPU120は、入力部102を介して、係員による定期券発行の指示がなされた場合には、この指示にしたがって、定期券発行部126を制御し、係員用モニタ105に表示されている定期券発行情報の各項目に基づいて定期券が発行される。
【0067】
次に、このような構成において、継続定期券を発行する処理について説明する。
【0068】
なお、券紙カセット135が共通空間170内にセットされた時点で、券紙容量検知センサS1〜S3からの出力信号に基づいて、CPU120は、券紙カセット135の収納可能な券紙の容量、及び回収空間160内に回収可能な回収容量を検知し、これらの容量を係員用モニタ105に表示させている。
【0069】
まず、係員は、定期券発行機100の入力部102を介して、発行する定期券の発行形態を指定する。この時、係員は、発行形態として継続定期券の発行を指定する。
【0070】
そして、係員は、所持している旧券を券挿入口109から挿入する。CPU120は、旧券の挿入を検知すると、旧券を搬送路158及び副搬送路152上を搬送させ、読取ヘッド155において、旧券から必要な定期券発行情報を読み取る。
【0071】
そして、この旧券は、旧券入鋏部153において入鋏され、副搬送路152を搬送されて、旧券排出口191から共通空間170内の回収空間160に回収される。このとき、回収センサ201によって回収券が検知される。CPU120は、回収センサ201がオンになる回数をカウントし、回収空間160内に回収された回数券の回収量をカウントするとともに、回収券の回収量を係員用モニタ105に表示させる。
【0072】
また、CPU120は、予め検知していた回収空間内の回収容量が回収センサ201の出力に基づく回収券の実際の回収量に近づいてきた場合には、回収空間がニアフルまたはフルであると判断して、係員用モニタ105にその旨を表示させる。
【0073】
一方、その他の必要な定期券発行情報は、定期券購入者から受け取り、入力部102などを介して設定される。
【0074】
CPU120は、すべての必要な定期券発行情報を係員用モニタ105に表示させ、係員による定期券発行の指示により、定期券発行部126を制御して、定期券を発行する。
【0075】
すなわち、CPU120は、券紙カセット135内に設けられたエンプティセンサ203からの出力信号に基づいて、券紙カセット135内がエンプティであるか否かを検知し、エンプティであると判断した場合には、その旨を係員用モニタ105に表示させる。
【0076】
また、CPU120は、券紙カセット135内がエンプティでないと判断した場合には、券紙カセット135に収納されている最下面の券紙TPを給紙ローラ141によって給紙させ、共通空間170の取出口192から取出ローラ142を介して取出搬送路139上に取り出させる。
【0077】
取り出された券紙TPは、取出センサ146によって検知される。CPU120は、取出センサ146がオンになった回数をカウントし、券紙カセット135に収納された券紙TPの使用量をカウントするとともに、券紙TPの使用量を係員用モニタ105に表示させる。
【0078】
また、CPU120は、予め検知していた券紙カセット135の収納可能容量が取出センサ146の出力に基づく券紙の実際の使用量に近づいてきた場合には、券紙カセット135内の券紙の残量がニアエンドであると判断して、係員用モニタ105にその旨を表示させる。
【0079】
取り出された券紙TPは、搬送路140を搬送され、主搬送路147上で必要な情報が印刷されるとともに、副搬送路152上で必要な情報が磁気記録される。この券紙TPは、副搬送路152上で記録された情報を読み取って記録した情報を確認する。
【0080】
そして、CPU120は、記録された情報と読み取った情報とが一致することを確認した券類TPを定期券として、定期券発行口108から発行する。
【0081】
上述したように、この発明の券類発行機によれば、券紙収容部133には、共通空間170が形成され、この共通空間170の下方には、所定枚数の券紙TPを収納可能に形成された券紙カセット135が配置され、また、この券紙カセット135の天板136によって仕切られた共通空間170の上方には、旧券やエラー券などの回収券を回収する回収空間160が形成される。
【0082】
また、共通空間170の一端面には、券紙カセット135の収容可能容量を検知する券紙容量検知センサS1〜S3が配置されている。これに対応して、券紙カセット135としては、収納可能容量に応じて種種のカセットが用意されている。
【0083】
このため、客先に応じて、券紙の収納容量や、回収券の回収容量を変更することが容易となり、客先の要望に速やかに対応することができ、サービス性を向上することができる。また、予め、複数の収納容量の券紙カセットを用意しておくことにより、大幅なコストを増大することなく機体の生産性を向上することができる。
【0084】
また、機体側では、所定容量の共通空間170内に、所定容量の券紙カセット135が配置されると、CPU120では、必然的に券紙カセット135の上方に形成される回収空間の容量を検知することができる。また、券紙の使用量や、回収券の回収量を検知することにより、係員に券紙カセットのエンプティまたはニアエンドを報知したり、回収空間の容量フルまたはニアフルを報知することが可能となり、操作性を向上することができる。
【0085】
さらに、共通空間170の幅aは、券紙の幅より若干広く形成されているため、回収券の回収に適している。また、券紙カセット135の天板136の幅は、共通空間170の幅と略同等であり、回収券の漏れを防ぐとともに、券紙カセット135の幅bは、共通空間170の幅aより若干狭く、券紙をスキューすることなく取り出すことが可能となる。
【0086】
またさらに、券紙カセット135の表面には、券紙カセット135の内部に券紙を収納するための扉137とこの扉137を施錠するかぎ38とが設けられているため、セキュリティを向上することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、機体の生産性を向上し、コストを増大することなく速やかに客先の要望に対応でき、サービス性を向上可能な券類発行機を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の券類発行機の一実施の形態に係る定期券発行機の外観を概略的に示す正面図である。
【図2】図2は、図1に示した定期券発行機の構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図3は、図1に示した定期券発行機の内部の構造を概略的に示す断面図である。
【図4】図4は、図1に示した定期券発行機における券紙収容部の共通空間の構造とこの共通空間に配置される券紙カセットとを概略的に示す斜視図である。
【図5】図5の(a)及び(b)は、図4に示した共通空間に配置可能な他の容量を有する券紙カセットを概略的に示す図である。
【符号の説明】
100…定期券発行機
105…係員用モニタ
120…CPU
126…定期券発行部
135…券紙カセット
136…天板
137…扉
138…かぎ
139…突起部
141…給紙ローラ
146…取出センサ
160…回収空間
170…共通空間
180…蓋
191…回収券排出口
192…取出口
201…回収センサ
203…エンプティセンサ

Claims (2)

  1. 天板を有し、券紙を収納する収納手段と、
    前記収納手段に収納された最下面の券紙を取り出す取出手段と、
    前記取出手段によって取り出された券紙に対して、所定の発行情報を記録して券類を発行する発行手段と、
    前記収納手段が配置される空間と共通の共通空間内を前記収納手段の天板で仕切ることによって、前記収納手段の上方に形成される回収空間に回収券を回収する回収手段と、
    前記収納手段に収納可能な券紙の容量を検知する券紙容量検知手段と、
    前記収納手段に収納された券紙の使用量を検知する使用量検知手段と、
    前記券紙容量検知手段によって検知された前記収納手段の容量に基づいて、前記回収空間に回収可能な回収券の容量を検知する回収券容量検知手段と、
    前記券紙容量検知手段によって検知された収納可能な券紙の容量と、前記使用量検知手段によって検知された使用量とに基づいて、前記収納手段に収納されている券紙のニアエンドを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする券類発行機。
  2. 天板を有し、券紙を収納する収納手段と、
    前記収納手段に収納された最下面の券紙を取り出す取出手段と、
    前記取出手段によって取り出された券紙に対して、所定の発行情報を記録して券類を発行する発行手段と、
    前記収納手段が配置される空間と共通の共通空間内を前記収納手段の天板で仕切ることによって、前記収納手段の上方に形成される回収空間に回収券を回収する回収手段と、
    前記収納手段に収納可能な券紙の容量を検知する券紙容量検知手段と、
    前記券紙容量検知手段によって検知された前記収納手段の容量に基づいて、前記回収空間に回収可能な回収券の容量を検知する回収券容量検知手段と、
    前記回収空間に回収された回収券の回収量を検知する回収量検知手段と、
    前記回収券容量検知手段によって検知された回収可能な回収券の容量と、前記回収量検知手段によって検知された回収量とに基づいて、前記回収空間の容量フルを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする券類発行機。
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