JP2893600B2 - カード取引機能付き取引処理装置 - Google Patents

カード取引機能付き取引処理装置

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JP2893600B2
JP2893600B2 JP27293789A JP27293789A JP2893600B2 JP 2893600 B2 JP2893600 B2 JP 2893600B2 JP 27293789 A JP27293789 A JP 27293789A JP 27293789 A JP27293789 A JP 27293789A JP 2893600 B2 JP2893600 B2 JP 2893600B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の属する技術分野 この発明は、例えば駅務に設置され、有価カードによ
り乗車券を発券するような取引処理装置に関し、さらに
詳しくは券購入時のトラブル原因を明瞭に表示した証明
書を発行することができるカード取引機能付き取引処理
装置に関する。
(ロ)従来の技術 近年、プリペイドカード等の有価カードを取引媒体と
し、この有価カードに記録された有価データに基づいて
券を発行するカード取引機能を備えた自動券売機が知ら
れている。
この自動券売機に有価カードを用いて取引した券売中
に、例えばエンコードミス等で有価データに残額エラー
等によるデータトラブルが発生した場合、この自動券売
機の近くに係員が待機していないため、トラブル解消ま
での係員処理に時間がかかり、円滑に対処できなかっ
た。
また、カード面に残額目安用のパンチ穴を開けるパン
チ穴機能付きデータ処理手段が知られているが、この場
合は残額が目安程度しか分らず、さらにカード面に取引
データ内容を印字する印字機能付きデータ処理手段も考
えられるが、この場合はカード面に制約を受けたり、広
告面等に有効利用できなくなる問題を有していた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 この発明は、カード取引時に、顧客との間でデータト
ラブルが発生しても、その旨を詳細に表示する証明書を
発行して、その後のトラブル解消処理を円滑に実行でき
るようにしたカード取引機能付き取引処理装置の提供を
目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、有価カードを取込み、該有価カードに記
録されたデータに基づいて所定の取引を行い、取引処理
終了後前記有価カードを返却するカード取引機能付き取
引処理装置であって、前記有価カードを用いた取引処理
時に、有価カードの記録データに関してトラブルが発生
したとき、その旨を表示した証明書を発行する証明書発
行手段と、上記証明書の発行後に有価カードを返却処理
する返却制御手段とを備えたカード取引機能付き取引処
理装置である。
(ホ)発明の作用 この発明によれば、顧客がカードを用いて所定の取引
を行うカード取引時に、エンコードミス等による記録デ
ータに関してトラブルが発生した場合は、証明書発行手
段が作動して、このカードを返却する前に、トラブルを
表示した証明書を発行し、この発行処理後、返却制御手
段が有価カードを返却処理する。
(ヘ)発明の効果 このため、顧客は記録データのトラブル発生時に、カ
ードの返却前に、発行された証明書により、記録データ
にトラブルが発生したことを直ちにしかも確実に認識す
ることができ、その後カードが返却されることにより、
カードが戻らないと言う不安がなく、安心感が得られ、
さらに、返却された有価カードと発行された証明証とを
係員に提示するなどして、顧客が安心してトラブル解消
の行動を速やかに起こすことができ、トラブル解消の処
理が円滑に実行できる。
(ト)実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は駅務で利用されるようなカード取引機能付き自
動券売機を示し、第2図において、このカード取引機能
付き自動券売機は装置本体11の前面に形成される接客パ
ネル面12に、案内表示器13と、カード挿入口14と、紙幣
投入口15と、硬貨投入口16と、購入ボタン17…と、放出
口18とを備えて構成される。
上述の案内表示器13は、乗車券購入時の購入案内事項
を表示し、この表示手順に従って顧客は購入操作を実行
する。
また、カード挿入口14には、プリペイドカード19を挿
入許容して券を購入するようにし、このプリペイドカー
ド19は、第1図(イ)に示すように、表面に種々のカー
ド要項や広告等を表記し、裏面に前払い金額の有価デー
タを磁気記憶させている。このプリペイドカード19の利
用に限らず、紙幣投入口15には紙幣を、硬貨投入口16に
は硬貨を投入許容して、カードと現金のいずれかで券を
購入できるように設けている。
購入ボタン17…は、乗車区間に対応する金額毎に多数
配列され、これらを選択して押下入力することで、第1
図(ロ)に示すように、指定した乗車券20および必要に
応じて釣銭が放出口18より放出される。
上述のカード挿入口14の内部には、第3図に示すよう
に、始端側よりカード検知センサ31と、上下搬送ベルト
32,33を対設した水平方向のカード挟持搬送路34と、こ
の搬送路34に沿って配設される磁気読取りヘッド35と、
磁気書込みヘッド36と、パンチ穴穿孔ユニット37とが装
備される。M1はベルト駆動モータである。
そして、ここに挿入されたプリペイドカード19は、カ
ード挟持搬送路34で挟持搬送される間に、磁気読取りヘ
ッド35でカードデータが読取られ、乗車券の購入金額に
応じて減額したデータを磁気書込みヘッド36を介してプ
リペイドカード19に書込み処理し、さらに減額度合いに
応じてパンチ穴穿孔ユニット37で、カード面に残額目安
用の小さなパンチ穴19aを開口する。
第4図は自動券売機の発券構造を示し、これは内部の
乗車券発行部としてのロール紙ホルダ41に繰出し自在に
保持されたロール紙42と、外部の放出口18との間を接続
する券放出搬送路43上に、カッタ装置44と、乗車券情報
を印字する印字装置45と、券に有効なデータを書込むデ
ータ処理装置46を配備し、さらにこれに分岐接続して不
良券を回収する券回収装置47とから構成される。
そして、ロール紙ホルダ41から繰出されたロール紙42
はカッタ装置44の位置で所定の乗車券長さに切断された
後、感熱印刷方式のサーマルプリンタ等を用いた印字装
置45で所定の券情報の内容を券面に印刷する。
そして、印刷された券は、券放出搬送路43を介してデ
ータ処理装置46に導かれ、このデータ処理装置46で、先
ず、磁気エンコードを用いた書込みヘッド46aを介して
所要の有効データを書込み、またその書込んだデータが
読取り確認用の読取りヘッド46bで読取り確認される。
このとき、読取り不良と判定された不良券は券回収装置
47を介して回収箱47aに回収され、正常券は券放出搬送
路43を介して放出口18へと放出される。
そして、放出された乗車券20の表面には、有効な券情
報とその有効期限等が表記され、裏面には磁気データが
記録されている。
ところで、既述したプリペイドカード19との取引時
に、該カードに対してエンコードミス等のデータ不良が
発生した時は、第1図(ハ)に示すように、データトラ
ブルを詳細に表示した証明書21を発行する。
この証明書21は、既設の乗車券の発券構造を共用し
て、所要のトラブルデータを乗車券と略同寸法の紙面上
に記録するものであって、既設構造を効率よく利用し
て、証明書21を簡単に発行できるようにしている。
この証明書21を発行することにより、顧客は証明書21
を受取って、データトラブルが発生したことを明瞭に証
明でき、トラブル内容や残額等を明示した証明書を後に
係員に提示することで、その後の取扱い処理が円滑とな
る。
図中、M2は始端側駆動モータ、M3は終端側駆動モー
タ、Rは搬送ローラ、Bは搬送ベルト、48は振分け機
構、49はシャッタ機構である。
第5図はカード取引機能付き自動券売機の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU51は、乗車券20の発券機能と証明
書21の発券機能とを備え、発券状況に応じてこれらの券
種を発券処理すると共に、ROM52に格納されたプログラ
ムに沿って各回路装置を制御し、その制御データをRAM5
3で記憶し、かつ読出す。
係員操作部54…は、装置本体11の内部に設けられ、係
員がこれを操作することで種々の券発状態に設定変更す
る。
紙幣処理機55は、紙幣投入口15より投入された紙幣を
鑑別処理し、不適であれば返却し、正常であれば内部に
取込み処理する。
硬貨処理機56は、同様に硬貨投入口16より投入された
硬貨を鑑別処理し、不適であれば返却し、正常であれば
内部に取込み処理する。
このように構成されたカード取引機能付き自動券売機
の処理動作を第6図のフローチャートを参照して説明す
る。
今、カード挿入口14にプリペイドカード19が挿入され
たことをカード検知センサ31が検知すると、ベルト駆動
モータM1が駆動してカード19を内方に取込み(第1ステ
ップ61)、 取込まれたプリペイドカード19は、読取りヘッド35の
位置でカードデータが読取られ、正常カードと判定され
ると共に、指定の購入ボタン17が押下入力されると(第
2〜第3ステップ62〜63)、 プリペイドカード19に対しては、乗車券に見合う金額
を減額するようエンコード処理し、顧客の入力データに
基づいた乗車券を発券するよう駆動して放出口18より発
行する(第4〜第5ステップ64〜65)。
このとき、カードトラブルがなければ、プリペイドカ
ード19を返却してプリペイドカード19による一取引が終
了するが(第6〜第7ステップ65〜67)、 このプリペイドカード19に対して、エンコードミス等
によるデータトラブルが発生した場合は、このカードを
返却する前に、データトラブルが発生した旨を案内表示
器13を介して顧客に表示すると共に、データトラブルを
詳細に表示した証明書21を発行するように、CPU51が乗
車券の発券処理系に出力制御して証明書21を発行し、そ
の後にカードを返却処理する(第9ステップ69)。
上述のように、データトラブルが発生しても、このと
きに発券される証明書により、データトラブルが発生し
たことを明瞭に証明でき、トラブル内容や残額等を明示
した証明書を後に係員に提示することで、その後のトラ
ブル解消処理を円滑に実行することができる。
この発明と、上述の一実施例の構成との対応におい
て、 この発明の有価カードは、実施例のプリペイドカード
19に対応し、 以下同様に、 証明書発行手段は、乗車券の発券処理系およびCPU51
のステップ69の処理機能に対応し、 返却制御手段は、CPU51のステップ68の処理機能に対
応するも、 この発明は、上述の一実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図(イ)はプリペイドカードの平面図、 第1図(ロ)は乗車券の平面図、 第1図(ハ)は証明書の平面図、 第2図はカード取引機能付き自動券売機の正面図、 第3図はカード処理部の要部側面図、 第4図は乗車券処理部の概略構成図、 第5図はカード取引機能付き自動券売機の制御回路ブロ
ック図、 第6図はカード取引機能付き自動券売機の処理動作を示
すフローチャートである。 11……装置本体、19……プリペイドカード 20……乗車券、21……証明書

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有価カードを取込み、該有価カードに記録
    されたデータに基づいて所定の取引を行い、取引処理終
    了後前記有価カードを返却するカード取引機能付き取引
    処理装置であって、 前記有価カードを用いた取引処理時に、有価カードの記
    録データに関してトラブルが発生したとき、その旨を表
    示した証明書を発行する証明書発行手段と、 上記証明書の発行後に有価カードを返却処理する返却制
    御手段とを備えた カード取引機能付き取引処理装置。
JP27293789A 1989-10-19 1989-10-19 カード取引機能付き取引処理装置 Expired - Lifetime JP2893600B2 (ja)

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JPH03134788A JPH03134788A (ja) 1991-06-07
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