JP2851806B2 - 定期券発売機 - Google Patents

定期券発売機

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JP2851806B2
JP2851806B2 JP33557294A JP33557294A JP2851806B2 JP 2851806 B2 JP2851806 B2 JP 2851806B2 JP 33557294 A JP33557294 A JP 33557294A JP 33557294 A JP33557294 A JP 33557294A JP 2851806 B2 JP2851806 B2 JP 2851806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道路線の定期券販売
駅に設置され、購入客自身の操作によって定期券の発売
を可能とした定期券発売機の改良、詳しくは、定期券の
非販売駅で乗車し定期券の販売駅で下車する定期券購入
客に対し、定期券非販売駅から定期券販売駅までの乗車
券の乗車料金の払戻しと、定期券販売駅から乗車券を購
入した定期券非販売駅まで乗車可能な乗車証の発行を行
えるようにした定期券発売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、鉄道路線にあっては、例
えば、定期券購入客が定期券販売窓口の無い駅と駅を利
用区間とする定期券を購入しようとした場合、定期券購
入客は定期券販売窓口の在る駅まで出向く必要がある。
この場合、定期券販売窓口の無い駅の自動券売機で定期
券販売窓口の在る駅までの乗車券を購入して列車に乗車
し、定期券販売窓口の在る駅で下車する。そして、その
下車駅の定期券販売窓口で定期券を購入した後に、乗車
券を係員に渡して当該乗車券の乗車料金の払戻しを受け
ると共に、下車駅から乗車駅まで乗車可能な乗車証の発
給を受ける。このように定期券販売窓口では、上述のよ
うな定期券購入客に対し乗車券の乗車料金の払戻しと、
定期券販売駅から乗車券の発行駅まで乗車可能な乗車証
の発行を係員が行っているのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、定期券の非
販売駅で乗車し定期券の販売駅で下車する定期券購入客
に対して係員が行う定期券販売業務を合理化するために
開発されたものであって、定期券の販売駅に設置されて
購入客自身の操作により定期券の発売を可能とした定期
券発売機で乗車券に記録されている発行駅や乗車料金な
どの乗車券情報を読み取ることによって、その乗車券の
乗車料金の払戻しと、定期券発売機の設置駅から乗車券
の発行駅まで乗車可能な乗車証を発行するようにした定
期券発売機を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、定期券の販売駅に設置され、定期券に記録
すべき定期券情報を購入客自身が入力する入力手段を有
し、この入力手段より定期券情報が入力されることによ
って当該定期券情報を記録した定期券を発売する定期券
発売機に、定期券の発売区間内に在る定期券非販売駅か
ら乗車し上記定期券発売機の設置駅で下車した乗車券に
記録されている発行駅や乗車料金などの乗車券情報を読
み取ってその乗車券を回収する乗車券処理手段と、前記
乗車券処理手段が読み取った乗車券情報の乗車料金に基
づいて上記乗車券の乗車料金を払戻す払戻し手段と、前
記乗車券処理手段が読み取った乗車券情報の発行駅に基
づいて定期券発売機の設置駅から乗車券の発行駅まで乗
車可能な乗車証を発行する乗車証発行手段とを設けると
いう手段を採用した。
【0005】
【実施例】以下、本発明に係る定期券発売機を添付図面
に示す実施例に基づいて、更に詳しく説明する。図1は
本発明に係る定期券発売機の外観を表した斜視図であ
る。本発明の定期券発売機は、定期券の販売駅(以下、
当駅と云う)に設置され、旧定期券と引き替えて新たな
定期券(継続定期券)を発売する他に、普通乗車券、回
数券、金額カード(プリペイドカード)なども発売する
ようになっている。又、本発明の定期券発売機は、現金
だけでなく鉄道会社が販売するプリペイドカードを用い
ても普通乗車券や回数券を購入できるようになってい
る。
【0006】図1において符号(1) は定期券発売機の筐
体であって、この筐体(1) の前面、即ち、接客部には、
鉄道路線図などを表示するプラズマディスプレイ(2)
と、入力手段であるタッチパネル付ディスプレイ(3)
と、定期券の非販売駅の自動券売機で購入した乗車券
(普通乗車券)を挿入する乗車券挿入口(4) と、定期
券、普通乗車券、回数券又は金額カードなど購入対象と
なる券種を指定する複数の券種指定釦スイッチ(5) と、
旧定期券又はプリペイドカードの挿入口、及び上記乗車
券と引き替えに発行される乗車証又は発売対象となる定
期券や金額カードの発行口であるカード挿入・発行口
(6) と、硬貨を投入する硬貨投入口(7) と、紙幣を挿入
する紙幣挿入口(8) と、硬貨投入口(7) や紙幣挿入口
(8) に投入された貨幣の合計金額を表示する投入金額表
示器(9) と、普通乗車券や回数券などを発券する発券口
(10)と、釣札を返却する釣札返却口(11)と、上記乗車券
の乗車料金の払戻し口及び釣銭の放出口である釣銭放出
口(12)と、定期券、普通乗車券、回数券又は金額カード
などの購入を取り消す取消し釦スイッチ(13)と、係員を
呼び出す呼出し釦スイッチ(14)が所定の位置に夫々設け
られている。前記タッチパネル付ディスプレイ(3) は、
後述の制御ユニット(23)により制御されて、定期券の発
売時に定期券に記録すべき定期券情報を入力するための
五十音表やテンキーなどからなる定期券購入案内画面を
表示し、定期券の発行後に乗車券の払戻しを行うための
選択釦を有する乗車券払戻し案内画面を表示する。又、
前記タッチパネル付ディスプレイ(3) は、普通乗車券の
発売時に普通乗車券の料金釦や枚数釦などからなる普通
乗車券購入案内画面を表示し、回数券の発売時に回数券
の区間釦よりなる回数券購入案内画面を表示し、金額カ
ードの発売時には金額カードの料金釦よりなるカード購
入案内画面を表示する。
【0007】図2は本発明の定期券発売機の構成ブロッ
ク図である。図2において符号(16)は定期券発売機の電
源スイッチを操作したり、上述の乗車券と引き替えに発
行される乗車証、或いは発売対象となる定期券、普通乗
車券、回数券又は金額カードに記録する発行日付などを
確認したりする係員操作部、符号(17)はプラズマディス
プレイ(2) に表示される鉄道路線図データ、タッチパネ
ル付ディスプレイ(4)に表示される各種案内画面デー
タ、駅名などの駅データ、当駅から各駅までの定期券、
普通乗車券及び回数券の料金データなど券やカードの発
売に必要な各種データが記憶されている記憶手段である
磁気ディスク格納用ユニット、符号(18)は乗車券挿入口
(4) に挿入された乗車券(T) に磁気記録されている乗車
券情報を読み取って当該乗車券(T) を回収する乗車券処
理手段である乗車券処理ユニット、符号(19)はカード挿
入・発行口(6) に挿入された旧定期券(T1)と引き替えて
定期券(T2)をカード挿入・発行口(6) より発行したり、
カード挿入・発行口(6) より金額カード(C) を発行した
り、カード挿入・発行口(6) に挿入されたプリペイドカ
ード(P) を磁気処理してカード挿入・発行口(6) より返
却したりする他、上記乗車券(T) と引き替えて当駅から
乗車券発行駅まで乗車可能な乗車証(T3)をカード挿入・
発行口(6) より発行する乗車証発行手段であるカード処
理ユニット、符号(20)は硬貨投入口(7) に投入された硬
貨を光学的に検銭処理して硬貨金庫(図示せず)に収納
すると共に釣銭箱(図示せず)から必要に応じて釣銭を
釣銭放出口(12)に放出したり、上記乗車券(T) の乗車料
金の払戻し金を釣銭放出口(12)に放出したりする払戻し
手段である硬貨処理ユニット、符号(21)は紙幣挿入口
(8)に挿入された紙幣を光学的に鑑別処理して紙幣金庫
(図示せず)に収納すると共に必要に応じて当該紙幣金
庫から釣札を釣札返却口(11)より返却する紙幣処理ユニ
ット、符号(22)はタッチパネル付ディスプレイ(3) に表
示される普通乗車券購入案内画面の料金釦又は回数券購
入案内画面の区間釦がタッチされたとき、ロール紙を切
断して作製した券紙に上記料金釦又は区間釦に対応する
所定の情報を磁気ヘッド及び印字ヘッド(何れも図示せ
ず)により記録して普通乗車券や回数券を発券口(10)よ
り発券する発券ユニット、符号(23)は定期券発売機全体
を制御する制御ユニットである。
【0008】前記乗車券処理ユニット(18)は、図3に示
すように、乗車券挿入口(4) に挿入される乗車券(T) を
取り込んで乗車券の挿入方向に向け搬送する上下一対の
搬送ベルト(25)と、この搬送ベルト(25)の搬送路中に配
置された磁気ヘッド(26)と、搬送ベルト(25)の搬送方向
側の終端部に配置された回収箱(27)をユニット内に有
し、搬送ベルト(25)により乗車券(T) を搬送して当該乗
車券(T) の磁気記録面に磁気記録されている発行駅名、
発行日、乗車料金などの乗車券情報を磁気ヘッド(26)で
読み取り、しかる後に、その乗車券(T) を搬送ベルト(2
5)で回収箱(27)に放出して回収するようになっている。
【0009】前記カード処理ユニット(19)は、図4に示
すように、カード挿入・発行口(6)の反対側に上下方向
に離隔して配置した第1原券収納部(29)、第2原券収納
部(30)、第3原券収納部(31)及び第4原券収納部(32)
と、これら各原券収納部(29,30,31,32) と上記カード挿
入・発行口(6) の間に配置された搬送機構(33)とから成
っている。前記第1原券収納部(29)、第2原券収納部(3
0)、第3原券収納部(31)及び第4原券収納部(32)は、何
れも上下動可能で、かつ常時上方側に付勢された原券載
置部材(29a,30a,31a,32a) と、これら各原券載置部材(2
9a,30a,31a,32a)の左端部側に配置された縦長の原券整
列部材(29b,30b,31b,32b) と、夫々の原券整列部材(29
b,30b,31b,32b) の上部に配置された原券繰出しローラ
(29c,30c,31c,32c) とから成っている。そして、第1原
券収納部(29)の原券載置部材(29a) 及び第2原券収納部
(30)の原券載置部材(30a) 上には、定期券の原券(T21)
(以下、定期券原券と云う)が裏面の磁気記録面を下向
きにして多数枚重ねた状態に収納され、第3原券収納部
(31)の原券載置部材(31a) 上には、表面に任意の絵など
と共に販売金額などが印刷されて裏面を印刷可能な磁気
記録面とした金額カードの原券(C1)(以下、カード原券
と云う)がその磁気記録面を下向きにして多数枚重ねた
状態に収納され、第4原券収納部(32)の原券載置部材(3
2a) 上には、表面を印刷可能とし裏面を磁気記録面とし
た定期券サイズの乗車証の原券(T31) (以下、乗車証原
券と云う)がその磁気記録面を下向きにして多数枚重ね
た状態に収納されている。前記第1原券収納部(29)及び
第2原券収納部(30)は、後述する旧券回収機構(49)が旧
定期券(T1)を取り込むと、何れか一方の繰出しローラ(2
9c,30a) が回転して定期券原券(T21) を1枚繰り出し、
前記第3原券収納部(31)は、タッチパネル付ディスプレ
イ(3) に表示されるカード購入案内画面の料金釦がタッ
チされると、繰出しローラ(31a) が回転してカード原券
(C1)を1枚繰り出し、前記第4原券収納部(32)は、タッ
チパネル付ディスプレイ(3) に表示される乗車券払戻し
案内画面の選択釦がタッチされると、繰出しローラ(32
a) が回転して乗車証原券(T31) を1枚繰り出す。
【0010】前記搬送機構(33)は、複数のローラ及び搬
送ベルトにより構成されている。前記搬送機構(33)は、
カード挿入・発行口(6) に挿入される旧定期券(T1)やプ
リペイドカード(P) を取り込んで次段の後述する第1搬
送部(36)に送り出したり、第1搬送部(36)より送り込ま
れて来る定期券(T2)、金額カード(C) 、プリペイドカー
ド(P) 又は乗車証(T3)をカード挿入・発行口(6) に送り
出したりするキャッチング搬送部(34)と、旧定期券(T1)
の磁気記録面に磁気記録されている旧定期券情報の購入
情報(発行駅、発行日、料金など)を読み取ったり、プ
リペイドカード(P) の磁気記録面に磁気記録されている
カード情報(発行駅、残額など)を読み取ったり、定期
券原券(T21) の磁気記録面に定期券情報の購入情報(発
行駅、発行日、料金など)を書き込んだり、カード原券
(C1)の磁気記録面に所定のカード販売情報(発行駅、発
行日、料金など)を書き込んだり、乗車証原券(T31) の
磁気記録面に乗車証情報(発行駅、発行日など)を書き
込んだりする第1磁気ヘッド(35)を有する第1搬送部(3
6)と、旧定期券(T1)の磁気記録面に記録されている旧定
期券情報の購入客情報(発駅、経由駅、着駅、開始日、
有効期間、通用期限年月日、氏名、年齢、性別、電話番
号など)を読み取ったり、定期券原券(T21)の磁気記録
面に定期券情報の購入客情報(発駅、経由駅、着駅、開
始日、有効期間、通用期限年月日、氏名、年齢、性別、
電話番号など)を書き込んだりする第2磁気ヘッド(37)
を有する第2搬送部(38)と、サーマルヘッド(39a) 及び
転写リボン(39b) より成って定期券原券(T21) の表面に
上記購入情報及び購入客情報をよりなる定期券情報を印
刷するサーマルプリンタ(39)を有する第3搬送部(40)
と、定期券(T2)の発行時に第1原券収納部(29)の繰出し
ローラ(29c) 又は第2原券収納部(30)の繰出しローラ(3
0c) が繰り出す定期券原券(T21) を取り込んで上記第3
搬送部(40)に送り出す第4搬送部(41)と、プリペイドカ
ード(P) の返却時にプリペイドカード(P) に孔を明ける
穿孔用のパンチ(42)を有する第5搬送部(43)と、プリペ
イドカード(P) の返却時にプリペイドカード(P) の磁気
記録面に普通乗車券や回数券の購入後のカード情報(利
用駅、利用日、残額など)を印刷する第1印字ヘッド(4
4)を有する第6搬送部(45)と、金額カード(C) の発行時
にカード原券(C1)の表面に所定のカード販売情報(発行
駅、発行日、料金など)を印刷したり、乗車証(T3)の発
行時に乗車証原券(T31) の表面に乗車証情報(発行駅、
発行日など)を印刷したりする第2印字ヘッド(46)を有
する第7搬送部(47)と、金額カード(C) の発行時に第3
原券収納部(31)の繰出しローラ(31c) が繰り出すカード
原券(C1)を取り込んで上記第7搬送部(47)に送り出した
り、乗車証(T3)の発行時に第4原券収納部(32)の繰出し
ローラ(32c) が繰り出す乗車証原券(T31)を取り込んで
上記第7搬送部(47)に送り出したりする第8搬送部(48)
とから成っている。
【0011】なお、図4において、符号(49)は旧定期券
(T1)を一旦保留しておく旧券保留搬送部(49a) 及び当該
旧券保留搬送部(49a) に設けられた旧定期券穿孔用のパ
ンチ(49b) より成る旧券回収機構、符号(50)は旧券廃券
箱、符号(51)は第1搬送部(36)より送られて来る旧定期
券(T1)を第2搬送部(38)に案内したり、第2搬送部(38)
より送られて来る定期券原券(T21) を第1搬送部(36)に
案内したり、第1搬送部(36)が送り出したプリペイドカ
ード(P) を第5搬送部(43)に案内したり、第5搬送部(4
3)より送り込まれて来るプリペイドカード(P) 、カード
原券(C1)又は乗車証原券(T31) を第1搬送部(36)に案内
したりする第1案内部材、符号(52)は第2搬送部(38)よ
り送り込まれて来る旧定期券(T1)を上記旧券回収機構(4
9)に案内する第2案内部材である。
【0012】次に、本発明の定期券発売機による定期券
(T2)の発行処理、乗車券(T) の乗車料金の払戻し及び乗
車証(T3)の発行処理を説明する。図5に示すように、券
種指定釦スイッチ(5) の定期券に対応する釦スイッチが
圧下された後に、旧定期券(T1)がカード挿入・発行口
(6) に挿入されると、カード処理ユニット(19)が旧定期
券(T1)を取り込んで第1搬送部(36)の第1磁気ヘッド(3
5)により旧定期券情報の購入情報(発行日、発行駅、料
金など)を読み取り、次いで、第2搬送部(38)の第2磁
気ヘッド(37)により旧定期券情報の購入客情報(発駅、
経由駅、着駅、開始日、有効期間、通用期限年月日、氏
名、年齢、性別、電話番号など)を読み取った後に、旧
券回収機構(49)の旧券保留搬送部(49a) でその旧定期券
(T1)を一時保留する(図6参照)。制御ユニット(23)
は、旧定期券情報の通用期限年月日に基づいて定期券の
発行が可能か否かを判定する。即ち、旧定期券(T1)の通
用期限年月日が定期券発行可能期間内であれば定期券の
発行を可能と判定し、通用期限年月日が上記定期券発行
可能期間外であれば定期券の発行を不能と判定する。そ
して、定期券の発行が可能であれば後述の定期券情報の
入力処理に移行するが、定期券の発行が不能であればタ
ッチパネル付ディスプレイ(3) が旧定期券(T1)を返却す
る旨のメッセージを表示すると共に、カード処理ユニッ
ト(19)が旧定期券(T1)をカード挿入・発行口(6) より返
却する。
【0013】定期券情報の入力処理は、タッチパネル付
ディスプレイ(3) が順次表示する後述の各定期券購入案
内画面がタッチ操作されることにより行われる。即ち、
タッチパネル付ディスプレイ(3) は、先ず、有効開始日
入力画面、有効期間入力画面などの入力画面を表示し、
次いで、氏名入力画面、年齢入力画面、性別入力画面、
TEL(電話番号)入力画面を表示する。そして、上述
の各入力画面より有効開始日、有効期間、氏名、年齢、
性別、TELなどが夫々入力されると、これら各入力情
報を制御ユニット(23)に出力する。なお、前記タッチパ
ネル付ディスプレイ(3) は、上述の各入力画面に表示さ
れる訂正釦がタッチ操作されると一つ前の入力画面に戻
って再度対応する定期券情報の入力を可能とするが、訂
正釦がタッチされなければ次の入力画面を表示して対応
する定期券情報の入力を可能とする。制御ユニット(23)
は、上記各入力画面より入力された入力情報に基づいて
定期券(T2)の通用期限年月日を算出すると共に、旧定期
券情報の発駅、経由駅、着駅を流用して発駅、経由駅、
着駅、有効開始日、有効期間、通用期限年月日、氏名、
年齢、性別、電話番号などからなる購入客情報を作成
し、発駅、経由駅、着駅及び有効期間などにより磁気デ
ィスク格納用ユニット(17)の各種データから発売対象と
なる定期券(T2)の料金を得て発行日、発行駅、料金など
からなる購入情報を作成する。こうして購入情報及び購
入客情報よりなる定期券情報が作成されると、タッチパ
ネル付ディスプレイ(3) がその定期券(T2)の料金を表示
し、その表示料金の貨幣が硬貨投入口(7) や紙幣挿入口
(8) に投入されると、硬貨処理ユニット(20)又は紙幣処
理ユニット(21)及びより得られる合計金額を投入金額表
示器(9) が表示する。そして、投入金額が定期券(T2)の
料金以上となったとき、タッチパネル付ディスプレイ
(3) が確認釦を有する確認案内画面を表示し、この確認
案内画面の確認釦がタッチされることにより、カード処
理ユニット(19)が制御ユニット(23)により制御されて第
1原券収納部(29)又は第2原券収納部(30)より定期券原
券(T21) を1枚繰り出し、その定期券原券(T21) の表面
にサーマルプリンタ(39)が上記購入客情報(発駅、経由
駅、着駅、有効開始日、有効期間、通用期限年月日、氏
名、年齢、性別、電話番号など)及び上記購入情報(発
行日、発行駅、料金など)よりなる定期券情報を印刷
し、次いで、その定期券原券(T21)の磁気記録面に第2
磁気ヘッド(37)が定期券情報の購入客情報(発駅、経由
駅、着駅、有効開始日、有効期間、通用期限年月日、氏
名、年齢、性別、電話番号など)を、第1磁気ヘッド(3
5)が定期券情報の購入情報(発行日、発行駅、料金な
ど)を夫々書き込んで発売対象となる定期券(T2)を作成
し、その定期券(T2)をキャッチング機構(34)によりカー
ド挿入・発行口(6) より発行すると共に(図7参照)、
必要に応じて硬貨処理ユニット(20)が釣銭放出口(12)に
釣銭を返却し、紙幣処理ユニット(21)が釣札返却口(11)
に釣札を返却する。なお、旧定期券(T1)は、カード挿入
・発行口(6) より定期券(T2)が抜き取られると、図7に
示すように、旧券回収機構(49)のパンチ(49b) により孔
が明けられた後に旧券保留搬送部(49a) にて一時保留さ
れ、次の定期券購入客によりカード挿入・発行口(6) に
旧定期券が挿入されたとき旧券保留搬送部(49a) により
旧券廃棄箱(50)に放出されて回収される。
【0014】こうしてカード処理ユニット(19)による定
期券(T2)の発行処理が終了すると、タッチパネル付ディ
スプレイ(3) が制御ユニット(23)により制御されて乗車
券払戻し案内画面を表示する。そして、この乗車券払戻
し案内画面の選択釦がタッチ操作されると、タッチパネ
ル付ディスプレイ(3) が乗車券(T)を乗車券挿入口(4)
に挿入する旨の乗車券挿入案内画面を表示し、乗車券挿
入口(4) に挿入された乗車券(T) を乗車券処理ユニット
(18)が磁気ヘッド(26)で当該乗車券(T) の乗車券情報
(発行駅名、発行日、乗車料金など)を読み取ってその
乗車券(T) を回収箱(27)に回収する。制御ユニット(23)
は、乗車券処理ユニット(18)の磁気ヘッド(26)が読み取
った乗車券情報の乗車料金に基づき硬貨処理ユニット(2
0)に乗車料金放出指令信号を出力し、これにより硬貨処
理ユニット(20)が乗車券(T) の乗車料金額と同額の払戻
し金を釣銭放出口(12)に放出する。そして、硬貨処理ユ
ニット(20)による乗車券(T) の乗車料金の払い戻しが終
了すると、カード処理ユニット(19)が制御ユニット(23)
により制御されて第4原券収納部(32)より乗車証原券(T
31) を1枚繰り出し、その乗車証原券(T31) の表面に第
7搬送部(47)の第2印字ヘッド(46)により発行駅や発行
日などの乗車証情報を印刷し、次いで、その乗車証原券
(T31) の磁気記録面に第1搬送部(36)の第1磁気ヘッド
(35)により上記乗車証情報を書き込んで当駅から乗車券
(T) の発行駅まで乗車可能な乗車証(T3)を作成し、その
乗車証(T3)をキャッチング機構(34)によりカード挿入・
発行口(6) から発行する(図8参照)。
【0015】又、本発明の定期券発売機による金額カー
ド(C) の発行処理は次のようにして行われる。即ち、券
種指定釦スイッチ(5) の金額カードに対応する釦スイッ
チが圧下されると、タッチパネル付ディスプレイ(3) が
カード購入案内画面を表示する。そして、このカード購
入案内画面の料金釦がタッチされると、カード処理ユニ
ット(19)が制御ユニット(23)により制御されて第3原券
収納部(31)よりカード原券(C1)を1枚繰り出し、そのカ
ード原券(C1)の表面に第7搬送部(47)の第2印字ヘッド
(46)により発行駅、発行日、料金などのカード販売情報
を印刷し、次いで、そのカード原券(C1)の磁気記録面に
第1搬送部(36)の第1磁気ヘッド(35)により上記カード
販売情報を書き込んで発売対象となる金額カード(C) を
作成し、その金額カード(C1)をキャッチング機構(34)に
よりカード挿入・発行口(6) から発行する(図9参
照)。
【0016】又、本発明の定期券発売機は、プリペイド
カード(P) を用いて普通乗車券や回数券を購入する場
合、プリペイドカード(P) をカード処理ユニット(19)で
下記の如く処理して返却する。即ち、券種指定釦スイッ
チ(5) のうち、例えば、普通乗車券に対応する釦スイッ
チが圧下された後に、カード挿入・発行口(6) にプリペ
イドカード(P) が挿入されると、カード処理ユニット(1
9)が第1搬送部(39)の第1磁気ヘッド(35)によりプリペ
イドカード(P) の磁気記録面に記録されている発行駅や
残額などのカード情報を読み取って第6搬送部(45)の第
1印刷ヘッド(44)下で停止させる(図10参照)。これ
によりタッチパネル付ディスプレイ(3) がカード情報の
残額内で販売可能な普通乗車券に対応した普通乗車券購
入案内画面を表示し、その普通乗車券購入案内画面より
所望の料金釦がタッチされると、発券ユニット(22)がそ
の料金釦に対応する普通乗車券を作成して発券口(10)よ
り発券する。こうして発券ユニット(22)での普通乗車券
の発券が終了すると、カード処理ユニット(19)は、図1
1に示すように、第1印字ヘッド(44)がプリペイドカー
ド(P) の磁気記録面に制御ユニット(23)により算出され
た普通乗車券購入後の残額の他に利用駅、使用日付など
の購入履歴情報を印刷し、そのプリペイドカード(P) を
第6搬送部(45)から第7搬送部(47)を介し第5搬送部(4
3)に送り出してパンチ(42)により所定の位置に孔を明け
た後に、第1搬送部(36)の第1磁気ヘッド(35)により上
記購入履歴情報を磁気記録面に書き込み、しかる後に、
そのプリペイドカード(C) をキャッチング機構(34)によ
りカード挿入・発行口(6) から返却する。なお、プリペ
イドカード(P) を用いて回数券を購入する場合には、券
種指定釦スイッチ(5) の回数券に対応する釦スイッチを
圧下すれば、タッチパネル付ディスプレイ(3) がカード
情報の残額内で販売可能な回数券に対応した回数券購入
案内画面を表示し、その回数券購入案内画面より所望の
区間釦がタッチされることにより、発券ユニット(22)が
その区間釦に対応する回数券を複数枚作成して発券口(1
0)より発券する。そして、発券ユニット(22)による回数
券の発券が終了すると、カード処理ユニット(19)がその
プリペイドカード(P) の磁気記録面に回数券購入後の残
額の他に利用駅、使用日付などの購入履歴情報を印刷
し、そのプリペイドカード(P) を第6搬送部(45)から第
7搬送部(47)を介し第5搬送部(43)に送り出してパンチ
(42)により所定の位置に孔を明けた後に、第1搬送部(3
6)の第1磁気ヘッド(35)により上記購入履歴情報を磁気
記録面に書き込み、しかる後に、そのプリペイドカード
(C) をキャッチング機構(34)によりカード挿入・発行口
(6) から返却する。
【0017】本発明の定期券発売機は概ね上述の如く構
成され、定期券の購入後に乗車券(T) を乗車券挿入口
(4) に挿入することにより当該乗車券(T) の乗車料金の
払戻しと乗車証を発行する他に、金額カード(C) の発売
及びプリペイドカード(P) を用いることにより普通乗車
券又は回数券の発行を可能としたものであるが、上記金
額カード(C) のカード原券(C1)に代えて企画カードや記
念カードなど他の種類のプリペイドカードの原券をカー
ド処理ユニット(19)の第3原券収納部(31)に収納してこ
れらのプリペイドカードを発売するようにしてもよい。
又、本発明の定期券発売機にあっては、乗車券処理ユニ
ット(18)により乗車券(T) の乗車券情報を読み取ってそ
の乗車券(T) を回収する例を説明したが、普通乗車券や
回数券を発行する発券ユニット(22)の磁気ヘッドを用い
て乗車券(T) の乗車券情報を読み取り、その乗車券(T)
を発券ユニット(22)内に設けられている廃券用の回収箱
に放出して回収するよう構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の定期券
発売機は、定期券に記録すべき定期券情報を購入客自身
が入力する入力手段を有し、この入力手段より定期券情
報が入力されることによって当該定期券情報を記録した
定期券を発売する定期券発売機に、定期券の発売区間内
に在る定期券非販売駅から乗車し上記定期券発売機の設
置駅で下車した乗車券に記録されている発行駅や乗車料
金などの乗車券情報を読み取ってその乗車券を回収する
乗車券処理手段と、前記乗車券処理手段が読み取った乗
車券情報の乗車料金に基づいて上記乗車券の乗車料金を
払戻す払戻し手段と、前記乗車券処理手段が読み取った
乗車券情報の発行駅に基づいて定期券発売機の設置駅か
ら乗車券の発行駅まで乗車可能な乗車証を発行する乗車
証発行手段とを設けたものであるので、従来の定期券販
売窓口で行っている乗車券の乗車料金の払戻しと、定期
券販売駅から乗車券の発行駅まで乗車可能な乗車証の発
行が可能となって定期券販売業務の合理化を図ることが
できる上、既設の自動券売機の近傍に設置することによ
り乗車券の乗車料金の払戻し及び乗車証の発給を受ける
定期券購入客が定期券販売窓口まで出向く必要がなくな
ることから、上記定期券購入客にとっても誠に便利なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定期券発売機の外観を表した斜視
図である。
【図2】本発明に係る定期券発売機の構成ブロック図で
ある。
【図3】本発明の定期券発売機の乗車券処理ユニットの
概略構造図である。
【図4】本発明の定期券発売機のカード処理ユニットの
概略構造図である。
【図5】本発明の定期券発売機における定期券の発行処
理、乗車券の乗車料金の払戻し及び乗車証の発行処理を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の定期券発売機のカード処理ユニットに
挿入された旧定期券の搬送径路を示す説明図である。
【図7】本発明の定期券発売機のカード処理ユニットが
発行する定期券の搬送径路を示す説明図である。
【図8】本発明の定期券発売機のカード処理ユニットが
発行する乗車証の搬送径路を示す説明図である。
【図9】本発明の定期券発売機のカード処理ユニットが
発行する金額カードの搬送径路を示す説明図である。
【図10】本発明の定期券発売機のカード処理ユニット
に挿入されたプリペイドカードの搬送径路を示す説明図
である。
【図11】本発明の定期券発売機のカード処理ユニット
がプリペイドカードを返却するときの搬送径路を示す説
明図である。
【符号の説明】
(3) 入力手段(タッチパネル付ディスプレイ) (18) 乗車券処理手段(乗車券処理ユニット) (19) 乗車証発行手段(カード処理ユニット) (20) 払戻し手段(硬貨処理ユニット) (T2) 定期券 (T3) 乗車証
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−161596(JP,A) 特開 平5−189634(JP,A) 特開 昭56−63682(JP,A) 特開 昭59−205688(JP,A) 特開 昭49−38700(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07B 1/00 - 9/02,15/00 G06F 15/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定期券の販売駅に設置され、定期券に記
    録すべき定期券情報を購入客自身が入力する入力手段
    (3) を有し、この入力手段(3) より定期券情報が入力さ
    れることによって当該定期券情報を記録した定期券を発
    売する定期券発売機において、前記定期券の発売区間内
    に在る定期券非販売駅から乗車し上記定期券発売機の設
    置駅で下車した乗車券に記録されている発行駅や乗車料
    金などの乗車券情報を読み取ってその乗車券を回収する
    乗車券処理手段(18)と、前記乗車券処理手段(18)が読み
    取った乗車券情報の乗車料金に基づいて上記乗車券の乗
    車料金を払戻す払戻し手段(20)と、前記乗車券処理手段
    (18)が読み取った乗車券情報の発行駅に基づいて定期券
    発売機の設置駅から乗車券の発行駅まで乗車可能な乗車
    証を発行する乗車証発行手段(19)とを備えて成る定期券
    発売機。
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