JP2735265B2 - 自動券売機と自動券売機におけるカード処理方法 - Google Patents

自動券売機と自動券売機におけるカード処理方法

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JP2735265B2
JP2735265B2 JP1017011A JP1701189A JP2735265B2 JP 2735265 B2 JP2735265 B2 JP 2735265B2 JP 1017011 A JP1017011 A JP 1017011A JP 1701189 A JP1701189 A JP 1701189A JP 2735265 B2 JP2735265 B2 JP 2735265B2
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和彦 前田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、利用者の操作により、たとえば乗物の乗
車券や遊園地、劇場などの入場券、食堂の食券などの券
を印刷発行する自動券売機と自動券売機におけるカード
処理方法に関する。
(従来の技術) 以下、自動券売機の例として交通機関の乗車券の自動
券売機を例にして説明する。
近年、たとえば鉄道業界においては、駅業務の省力化
に伴い、利用者の操作により乗車券を印刷発行する乗車
券自動券売機(いわゆる自動券売機)が普及している。
この種の乗車券自動券売機では、利用者が貨幣あるいは
プリペイドカードのような金銭的価値を有する金額カー
ドを投入して行先または料金釦を選択押下することによ
り、自動的に乗車券の印刷発行と必要に応じて釣銭の払
出しを行うようになっている。
しかしながら、このような乗車券自動券売機では、異
なる経営機関により発行された金額カードを用いて乗車
券を発行する際に、1枚の乗車券の運賃(料金)が複数
の異なる経営機関に分割して支払われる場合であって
も、各経営機関の受け取り金額を明瞭かつ正確ならしめ
ることができず、機器へのカード処理ユニットの搭載を
促進させることができず、カード処理により券売機への
料金投入操作を簡略化させることができないので発券に
係る操作時間の短縮化を図ることができなかった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、複数の異なる経営機関により発行された
金銭的価値を有する金額カードを用いて乗車券を発行す
る際に、1枚の乗車券の運賃(料金)が複数の異なる経
営機関に分割して支払われる場合であっても、各経営機
関の受け取り金額を明瞭かつ正確ならしめることができ
ず、機器へのカード処理ユニットの搭載を促進させるこ
とができず、カード処理により券売機への料金投入操作
を簡略化させることができないので発券に係る操作時間
の短縮化を図ることができないという欠点を除去するも
ので、複数の異なる経営機関により発行された金銭的価
値を有する金額カードを用いて乗車券を発行する際に、
1枚の乗車券の運賃(料金)が複数の異なる経営機関に
分割して支払われる場合であっても、各経営機関の受け
取り金額を明瞭かつ正確ならしめることができ、機器へ
のカード処理ユニットの搭載を促進させることができ、
カード処理により券売機への料金投入操作を簡略化させ
ることができるので発券に係る操作時間の短縮化を図る
ことができる自動券売機と自動券売機におけるカード処
理方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の自動券売機は、複数の異なる経営機関によ
り発行されそれぞれに経営機関を示す識別情報および金
銭的価値が記録される金額カードを受入れる受入手段、
この受入手段で受入れた上記金額カードから上記識別情
報および金銭的価値を読取る読取手段、連絡社線を指定
する指定手段、この指定手段により連絡社線が指定され
たとき、上記読取手段で読取った上記金額カードの金銭
的価値に基づいて購入可能な連絡社線を含む区間運賃を
表示する表示手段、この表示手段により表示される連絡
社線を含む区間運賃の1つの区間運賃を選択する選択手
段、この選択手段により上記連絡社線を含む区間運賃が
選択されたとき、上記読取手段で読取った上記金額カー
ドの識別情報に基づいて上記金額カードの発行元が当該
自動券売機を所有する経営機関であるか否かを判断する
判断手段、この判断手段により上記金額カードの発行元
が当該自動券売機を所有する経営機関であると判断され
たとき、上記選択手段で選択された連絡社線を含む区間
運賃の内連絡社線の区間運賃を連絡社線の経営機関に対
する支払金額として記憶する第1の記憶手段、および上
記判断手段により上記金額カードの発行元が当該自動券
売機を所有する経営機関以外の他の経営機関であると判
断されたとき、上記選択手段で選択された連絡社線を含
む区間運賃の内連絡社線までの区間運賃をカード発行元
の経営機関に請求する請求金額として記憶する第2の記
憶手段から構成される。
この発明の自動券売機は、複数の異なる経営機関によ
り発行されそれぞれに経営機関を示す識別情報および金
銭的価値が記録される金額カードを受入れる受入手段、
この受入手段で受入れた上記金額カードから上記識別情
報および金銭的価値を読取る読取手段、この読取手段で
読取った上記金額カードの金銭的価値に基づいて購入可
能な複数の区間運賃を表示する第1の表示手段、連絡社
線を指定する指定手段、この指定手段により連絡社線が
指定されたとき、上記読取手段で読取った上記金額カー
ドの金銭的価値に基づいて購入可能な連絡社線を含む区
間運賃を表示する第2の表示手段、上記第1の表示手段
により表示される複数の区間運賃若しくは上記第2の表
示手段により表示される連絡社線を含む区間運賃の1つ
の区間運賃を選択する選択手段、この選択手段により選
択された区間運賃に関係する情報を発行すべき券に印刷
し、この券を発行する券発行手段、この券発行手段によ
り発行された券の区間運賃を上記金額カードの金銭的価
値から差引き、差引かれた金銭的価値を上記金額カード
に記録する記録手段、上記第1の表示手段で複数の区間
運賃を表示しているときに上記選択手段により1つの区
間運賃が選択されたとき、上記読取手段で読取つた上記
金額カードの識別情報に基づいて上記金額カードの発行
元が当該自動券売機を所有する経営機関であるか否かを
判断する第1の判断手段、この第1の判断手段により上
記金額カードの発行元が当該自動券売機を所有する経営
機関以外の他の経営機関であると判断されたとき、上記
選択手段で選択された連絡社線を含む区間運賃の内当該
自動券売機を所有する経営機関の区間運賃を他の経営機
関に請求する請求金額として記憶する第1の記憶手段、
上記選択手段により上記連絡社線を含む区間運賃が選択
されたとき、上記読取手段で読取った上記金額カードの
識別情報に基づいて上記金額カードの発行元が当該自動
券売機を所有する経営機関であるか否かを判断する第2
の判断手段、この第2の判断手段により上記金額カード
の発行元が当該自動券売機を所有する経営機関であると
判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡社線を
含む区間運賃の内連絡社線の区間運賃を連絡社線の経営
機関に対する支払金額として記憶する第2の記憶手段、
上記第2の判断手段により上記金額カードの発行元が当
該自動券売機を所有する経営機関以外の他の経営機関で
あると判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡
社線を含む区間運賃の内連絡社線までの区間運賃をカー
ド発行元の経営機関に請求する請求金額として記憶する
第3の記憶手段、および上記記録手段により処理された
上記金額カードを返却する返却手段から構成される。
この発明の自動券売機は、複数の異なる経営機関によ
り発行されそれぞれに経営機関を示す識別情報、および
経営機関毎に異なって記録されている上記金銭的価値を
示す記録データが記録されている金額カードを受入れる
受入手段、この受入手段で受入れた上記金額カードから
上記識別情報および記録データを読取る読取手段と、こ
の読取手段により読取った上記識別情報に基づいて、上
記金額カードを発行した経営機関を判定する第1の判定
手段、この第1の判定手段により判定された経営機関毎
に対応して、経営機関毎に異なって記録されている上記
金銭的価値を示す記録データから金銭的価値を判定する
第2の判定手段と、連絡社線を指定する指定手段、この
指定手段により連絡社線が指定されたとき、上記第2の
判定手段により判定された上記金額カードの金銭的価値
に基づいて購入可能な連絡社線を含む区間運賃を表示す
る表示手段、この表示手段により表示される連絡社線を
含む区間運賃の1つの区間運賃を選択する選択手段、こ
の選択手段により上記連絡社線を含む区間運賃が選択さ
れたとき、第1の判定手段により判定された経営機関に
基づいて上記金額カードの発行元が当該自動券売機を所
有する経営機関であるか否かを判断する判断手段、この
判断手段により上記金額カードの発行元が当該自動券売
機を所有する経営機関であると判断されたとき、上記選
択手段で選択された連絡社線を含む区間運賃の内連絡社
線の区間運賃を連絡社線の経営機関に対する支払金額と
して記憶する第1の記憶手段、および上記判断手段によ
り上記金額カードの発行元が当該自動券売機を所有する
経営機関以外の他の経営機関であると判断されたとき、
上記選択手段で選択された連絡社線を含む区間運賃の内
連絡社線までの区間運賃をカード発行元の経営機関に請
求する請求金額として記憶する第2の記憶手段から構成
される。
(作用) この発明は、複数の異なる経営機関により発行されそ
れぞれに経営機関を示す識別情報および金銭的価値が記
録される金額カードを受入れ、この受入れた上記金額カ
ードから上記識別情報および金銭的価値を読取り、連絡
社線を指定し、この連絡社線が指定されたとき、上記読
取った上記金額カードの金銭的価値に基づいて購入可能
な連絡社線を含む区間運賃を表示し、この表示される連
絡社線を含む区間運賃の1つの区間運賃を選択し、この
連絡社線を含む区間運賃が選択されたとき、上記読取っ
た上記金額カードの識別情報に基づいて上記金額カード
の発行元が当該自動券売機を所有する経営機関であるか
否かを判断し、この金額カードの発行元が当該自動券売
機を所有する経営機関であると判断されたとき、上記選
択された連絡社線を含む区間運賃の内連絡社線の区間運
賃を連絡社線の経営機関に対する支払金額として記憶
し、上記金額カードの発行元が当該自動券売機を所有す
る経営機関以外の他の経営機関であると判断されたと
き、上記選択された連絡社線を含む区間運賃の内連絡社
線までの区間運賃をカード発行元の経営機関に請求する
請求金額として記憶するようにしたものである。
この発明は、複数の異なる経営機関により発行されそ
れぞれに経営機関を示す識別情報および金銭的価値が記
録される金額カードを受入れ、この受入れた上記金額カ
ードから上記識別情報および金銭的価値を読取り、この
読取った上記金額カードの金銭的価値に基づいて購入可
能な複数の区間運賃を表示し、連絡社線を指定し、この
連絡社線が指定されたとき、上記読取った上記金額カー
ドの金銭的価値に基づいて購入可能な連絡社線を含む区
間運賃を表示し、上記表示される複数の区間運賃若しく
は上記表示される連絡社線を含む区間運賃の1つの区間
運賃を選択し、この選択された区間運賃に関係する情報
を発行すべき券に印刷し、この券を発行し、この発行さ
れた券の区間運賃を上記金額カードの金銭的価値から差
引き、差引かれた金銭的価値を上記金額カードに記録
し、上記複数の区間運賃を表示しているときに1つの区
間運賃が選択されたとき、上記読取つた上記金額カード
の識別情報に基づいて上記金額カードの発行元が当該自
動券売機を所有する経営機関であるか否かを判断し、こ
の金額カードの発行元が当該自動券売機を所有する経営
機関以外の他の経営機関であると判断されたとき、上記
選択された連絡社線を含む区間運賃の内当該自動券売機
を所有する経営機関の区間運賃を他の経営機関に請求す
る請求金額として記憶し、上記連絡社線を含む区間運賃
が選択されたとき、上記読取った上記金額カードの識別
情報に基づいて上記金額カードの発行元が当該自動券売
機を所有する経営機関であるか否かを判断し、この金額
カードの発行元が当該自動券売機を所有する経営機関で
あると判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡
社線を含む区間運賃の内連絡社線の区間運賃を連絡社線
の経営機関に対する支払金額として記憶し、上記金額カ
ードの発行元が当該自動券売機を所有する経営機関以外
の他の経営機関であると判断されたとき、上記選択手段
で選択された連絡社線を含む区間運賃の内連絡社線まで
の区間運賃をカード発行元の経営機関に請求する請求金
額として記憶し、および上記記録処理された上記金額カ
ードを返却するようにしたものである。
この発明は、複数の異なる経営機関により発行されそ
れぞれに経営機関を示す識別情報、および経営機関毎に
異なって記録されている上記金銭的価値を示す記録デー
タが記録されている金額カードを受入れ、この受入れた
上記金額カードから上記識別情報および記録データを読
取り、この読取った上記識別情報に基づいて、上記金額
カードを発行した経営機関を判定し、この判定された経
営機関毎に対応して、経営機関毎に異なって記録されて
いる上記金銭的価値を示す記録データから金銭的価値を
判定し、連絡社線を指定し、この連絡社線が指定された
とき、上記判定された上記金額カードの金銭的価値に基
づいて購入可能な連絡社線を含む区間運賃を表示し、こ
の表示される連絡社線を含む区間運賃の1つの区間運賃
を選択し、この連絡社線を含む区間運賃が選択されたと
き、判定された経営機関に基づいて上記金額カードの発
行元が当該自動券売機を所有する経営機関であるか否か
を判断し、この金額カードの発行元が当該自動券売機を
所有する経営機関であると判断されたとき、上記選択さ
れた連絡社線を含む区間運賃の内連絡社線の区間運賃を
連絡社線の経営機関に対する支払金額として記憶し、上
記金額カードの発行元が当該自動券売機を所有する経営
機関以外の他の経営機関であると判断されたとき、上記
選択された連絡社線を含む区間運賃の内連絡社線までの
区間運賃をカード発行元の経営機関に請求する請求金額
として記憶するようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第2図はこの発明に係る普通乗車券を印刷発行して販
売する乗車券自動券売機の接客面を示すもので、その接
客面には、案内、および投入金額等を表示する表示部
1、係員呼出釦(押釦スイッチ)2、購入を取消す取消
釦(押釦スイッチ)3、連絡社線を指定する指定釦5、
貨幣の投入金額、金額カードAの残高に基づき発売路線
の区間運賃を点灯表示し、回数カードBの区間料金を点
灯表示し、貨幣の投入金額に基づき金額カード(プリペ
イドカード等の金銭的価値を有するカード)A、回数カ
ード(所定の区間に対する複数回の乗降が許可されるカ
ード)Bの購入可能内容を点灯表示する複数の可変表示
口座釦(数字表示器内蔵形の押釦スイッチ)6、購入枚
数、小児用乗車券、割引用乗車券を指定する条件釦(押
釦スイッチ)7、金額カードA、回数カードBを投入す
るとともに、各カードA、Bが排出されるカード投入口
9、硬貨を投入する硬貨投入口10、紙幣を投入するとと
もに、紙幣が排出される紙幣投入口11、乗車券を発行す
る乗車券発行口12、硬貨、紙幣を排出する排出口13、お
よび発行された乗車券、および釣銭が放出される受け皿
14がそれぞれ設けられている。
上記金額カードAとしては、複数の異なる経営機関
(複数の会社、たとえばD電鉄、F鉄道)により発行さ
れたものが扱われるようになっている。この金額カード
Aは、各社同一のフォーマットで記録されている会社コ
ードと、各会社ごとに異なったフォーマットで記録され
る記録データとが記録されている。
第3図は上記したような接客面をもつ乗車券自動券売
機の構成を示すものである。すなわち、カード投入口9
はカード部23に接続されている。また、紙幣投入口11は
紙幣鑑査部20に接続されている。また、硬貨投入口10は
検銭部24に接続され、この検銭部24には釣銭部25が接続
されている。これにより、検銭部24で鑑別された硬貨は
釣銭として釣銭部25に貯留され、排出口13から放出でき
るようになっている。また、乗車券発行口12には、釣銭
部25の外に発券機構部26も接続されている。この発券機
構部26は、印刷部27とエンコード部28とからなり、印刷
部27で印刷された券紙はエンコード部28へ送られ、ここ
でその磁気記録部に自動改札用の磁気情報が記録され、
乗車券発行口12から受け皿14に乗車券として放出される
ようになっている。そして、上記払戻し乗車券読取部2
1、カード部23、紙幣鑑査部20、検銭部24、釣銭部25、
発券機構部26、および表示部1、条件釦7、可変表示口
座釦6は全て主制御部29によって制御されるようになっ
ている。上記主制御部29は、たとえばマイクロコンピュ
ータとその周辺回路などを主体に構成されていて、乗車
券自動券売機全体の制御を司るものである。
上記主制御部29は、上記カード部23により金額カード
Aから読取った会社コードにより、発行された会社を判
断し、その発行会社に対応したフォーマットを内部メモ
リ(図示しない)から読出し、このフォーマットに応じ
てその金額カードAに対するデータの読取り、あるいは
記録を行うようになっている。
第4図は上記カード部23の内部機構の概略構成を示す
ものである。すなわち、上記カード投入口9から投入さ
れる金額カードA、あるいは回数カードBは搬送ローラ
32、…等の搬送手段によって搬送路31上を矢印aあるい
はb方向へ搬送される。この金額カードA、あるいは回
数カードBは、金銭的価値情報が磁気記録された磁気記
録領域を持っている。上記搬送路31上には、カード投入
口9から順に、金額カードA上あるいは回数カードB上
の磁気情報を読取る読取ヘッド33、カードA、あるいは
B上の磁気情報を更新する書込ヘッド34、カードA、あ
るいはB上に使用開始を示す穿孔、使用済みを氏名穿孔
を開ける穿孔部35、カードA、あるいはB上に目視可能
なデータを印刷するサーマルプリンタで構成されるプリ
ント部36が設けられている。
また、搬送路31の終端には、図示しない区分ゲートが
設けられており、この区分ゲートにより、搬送路31によ
って搬送された金額カードAあるいは回数カードBが、
搬送路37、38、あるいは39に導かれ、また、搬送路37、
38、あるいは39からのカードが搬送路31へ導かれる。
上記搬送路37上のカードは、搬送ベルト40、41の移動
によって搬送される。この搬送ベルト40、41によって挟
まれた搬送路37上はカード保留部37aとなっている。上
記搬送路37の終端部(搬送路31側の反対側)には、回収
部42が設けられている。
上記搬送路38上のカードは、搬送ベルト43、44の移動
によって搬送される。この搬送ベルト43、44によって挟
まれた搬送路38上はカード保留部38aとなっている。上
記搬送路38の終端部(搬送路31側の反対側)には、ホッ
パ45が設けられている。このホッパ45には、未使用の金
額カードAが収納されており、取出しローラ46、46の作
用により、ホッパ45内の金額カードAが搬送路38に取出
される。
上記搬送路39上のカードは、搬送ベルト47、48の移動
によって搬送される。上記搬送路39の終端部(搬送路31
側の反対側)には、ホッパ49が設けられている。このホ
ッパ49には、未使用の回数カードBが収納されており、
取出しローラ50、50の作用により、ホッパ49内の回数カ
ードBが搬送路39に取出される。
上記ホッパ45内の金額カードAは、使用中の金額カー
ドAの残高が残っているにもかかわらず発売履歴の印刷
領域が満杯となった場合に、発行されるものである。
上記ホッパ49内の回数カードBは、使用中の回数カー
ドBの残回数が残っているにもかかわらず発売履歴の印
刷領域が満杯となった場合に、発行されるものである。
次に、上記のような構成において乗車券の発行動作に
ついて説明する。まず、可変表示口座釦6には、通常は
発売路線の本装置で発売可能な大人の全区間運賃が表示
されている。乗車券購入のため利用者は希望する乗車券
の金額と同等またはそれを越える金額の硬貨もしくは紙
幣を硬貨投入口10、紙幣投入口11から投入する。これら
の投入口から硬貨あるいは紙幣が投入されると、検銭部
24、紙幣鑑別部20は投入された硬貨、紙幣を検出して鑑
別する。鑑別されたこれらの貨幣は主制御部29によって
合計金額を算出され、投入金額が表示部1に表示され
る。また、貨幣が投入されると、可変表示口座釦6の運
賃表示は一度全て消灯した後、投入金額によって購入可
能な乗車券の口座釦のみが表示される。たとえば投入金
額が200円の場合には200円で購入可能な各区間運賃がそ
れぞれ表示され、投入金額が330円の場合には330円で購
入可能な区間運賃が全て表示される。利用者は、この表
示されている可変表示口座釦6のうちから1個を選択押
下する。可変表示口座釦6が選択押下されると、主制御
部29の制御によってその選択押下された可変表示口座釦
6のみが点灯し、他の可変表示口座釦6は消灯する。
そして、主制御部29は発券機構部26に対し乗車券の印
刷発行の開始を指示するとともに、釣銭部25に釣銭送出
の動作の開始を指示する。これにより、券面情報は主制
御部29において編集され、この編集された券面情報は印
刷部27で券紙に印刷され、この印刷された券紙はエンコ
ード部28へ送られる。エンコード部28では、券紙の裏面
に形成された磁気記録部に対して自動改札用の磁気情
報、たとえば発行日付情報,発駅情報,着駅情報,区間
(運賃)情報などを磁気的に記録し、乗車券として乗車
券発行口12から受け皿14に放出する。このとき、釣銭が
ある場合には釣銭部25が動作し、釣銭硬貨、紙幣が排出
口13から受け皿14へ放出される。こうして乗車券の発行
が終了すると、再び可変表示口座釦6は発売路線の全発
売口座(大人料金)を点灯表示し、発売待機状態に戻
る。
また、上記硬貨、あるいは紙幣を投入する代りに、金
額カードAの投入により乗車券を購入する動作につい
て、第1図に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。すなわち、利用者は希望する乗車券の金額と同等ま
たはそれを越える金額の残高を持つ金額カードAをカー
ド投入口9から投入する。このカード投入口9から金額
カードAが投入されると、カード部23は投入された金額
カードAから会社コードを読みとるとともに、その会社
コードに応じたフォーマットで残額等の記録データの読
取りを行う。
すなわち、利用者により金額カードAがカード投入口
9に投入されると、その金額カードAは搬送路31上を搬
送される。すると、読取ヘッド33によって金額カードA
の磁気記録内容つまり会社コード、残額等が読取られ、
主制御部29に出力される。この読取ヘッド33により磁気
記録内容が読取られた金額カードAは、搬送路31によっ
てさらにa方向へ搬送され、搬送路37へ導かれ、保留部
37aに保留される。
これにより、主制御部29はカード部23から供給される
会社コードにより金額カードAの発行会社を判断し、対
応するフォーマットを内部メモリ(図示しない)から読
出し、このフォーマットに応じて記録データから残額等
を判断する。この判断された残額情報を投入金額として
表示部1に表示させる。
また、金額カードAが投入されると、可変表示口座釦
6の運賃表示は一度全て消灯した後、投入金額によって
購入可能な連絡社線との接続駅からの区間運賃が口座釦
によって表示される。たとえば投入金額が1000円の場合
には240円(接続駅までの運賃+連絡社線の1区間の運
賃)〜1000円までの各区間運賃がそれぞれ表示される。
そして、利用者は、表示されている可変表示口座釦6
のうちから1個を選択押下する。可変表示口座釦6が選
択押下されると、主制御部29の制御によってその選択押
下された可変表示口座釦6のみが点灯し、他の可変表示
口座釦6は消灯する。
そして、主制御部29は発券機構部26に対し乗車券の印
刷発行を指示するとともに、カード部23にカード送出動
作を指示する。これにより、券面情報は主制御部29にお
いて編集され、この編集された券面情報は印刷部27で券
紙に印刷され、この印刷された券紙はエンコード部28へ
送られる。エンコード部28では、券紙の裏面に形成され
た磁気記録部に対して自動改札用の磁気情報、たとえば
発行日付情報,発駅情報,着駅情報,区間(運賃)情報
などを磁気的に記録し、乗車券として乗車券発行口12か
ら受け皿14に放出する。このとき、主制御部29は購入金
額引去り後の残金額を表示部1で表示する。
また、主制御部29の図示しない記憶部にはカード部23
により新たな残金額が書込まれととともに、このカード
部23は券の発売履歴を印刷し、その金額カードAをカー
ド投入口9から外部に送出する。
すなわち、保留部37aに保留されている金額カードA
が搬送ベルト40、41の作用によって搬送路37上をb方向
へ搬送され、搬送路31に導かれる。この搬送路31上を金
額カードAが搬送されることにより、プリント部36で日
付、時刻、発駅、利用号機番号、残額などの発売履歴が
金額カードAに印刷され、さらに、書込ヘッド34で日
付、時刻、発駅、利用号機番号、残額などの磁気情報が
磁気記録される。その後、カード投入口9から金額カー
ドAが排出される。
こうして乗車券の発行が終了すると、再び可変表示口
座釦6は発売路線の全発売口座(大人料金)を点灯表示
し、発売待機状態に戻る。
また、主制御部29は、決済金額を各会社ごとの集計メ
モリ(図示しない)に記憶する。この集計メモリに記憶
されている各会社別の集計データは、たとえば1か月単
位で、各会社に請求される。
たとえば、D電鉄の券売機において、F鉄道で発行さ
れた金額カードAを用いてD電鉄の区間の乗車券が購入
された場合、購入金額をF鉄道に対する請求金額として
集計メモリ(図示しない)に記憶する。
また、上記貨幣、あるいは金額カードを投入する前に
指定釦5により連絡社線が指定された場合、この連絡社
線の指定と投入金額とによって購入可能な各区間運賃が
可変表示口座釦6で表示される。以後、上記同様に動作
される。この場合、複数の会社線に対する乗車券が購入
され、その購入内容に応じて決済金額を各会社ごとの集
計メモリ(図示しない)に記憶している。たとえば、D
電鉄に対応する金額カードAにおいて、D電鉄のE駅か
らF集うのG駅までの乗車券を購入した場合、F鉄道の
運賃(後でF鉄道に支払う内容)が集計メモリに記憶さ
れる。これにより、後からの精算業務を簡略化すること
ができる。
また、別の会社により発行された金額カードAを用い
ても、上記同様に必要とする区間の乗車券が購入され
る。
上記したように、複数の会社線により発行された金額
カードを用いて乗車券を発行する際に、他社線へ乗り継
ぐために連絡社線の指定があり複数の会社線を利用可能
な乗車券を発行した場合であっても、連絡社線の指定が
あり他社発行のカードが投入されたときには1枚の乗車
券の運賃のうち自社線の運賃を他社への請求金額として
記憶し、連絡社線の指定があり自社発行のカードが投入
されたときには1枚の乗車券の運賃のうち連絡社線の運
賃を他社への支払い金額として記憶するようにしたもの
である。
これにより、それぞれの路線が連絡している連絡会社
間でのそれぞれの受け取り金額を明確かつ正確に把握す
ることができる。
したがって、1枚の乗車券の運賃(料金)が複数の会
社に分割して支払われる場合であっても、各会社の受け
取り金額を明瞭かつ正確ならしめることができるので、
機器へのカード処理ユニットの搭載を促進させることが
でき、カード処理により券売機への料金投入操作を簡略
化させることができるので発券に係る操作時間を短縮さ
せることができるという効果を奏することができる。
また、上記構成を有することにより、利用者は利用す
る会社線が複数に亘る場合であっても、1の会社線を利
用するときと同様に乗車券を購入することができるの
で、利用者の利便性を向上させることができる。
さらにまた、カード処理を促進させることができるこ
とにより、現金処理に関するトラブルを減少させること
もできる。
また、金額カードの発行元が金額カードを受入れた自
動券売機を所有する経営機関であると判断されたときに
は、選択された連絡社線を含む区間運賃の内当該自動券
売機を所有する経営機関の区間運賃以外である連絡社線
の区間運賃を連絡社線の経営機関に対する支払金額とし
て記憶し、金額カードの発行元が金額カードを受入れた
自動券売機を所有する経営機関以外の他の経営機関であ
ると判断されたときには、選択された連絡社線を含む区
間運賃の内当該自動券売機を所有する経営機関の区間運
賃を他の経営機関に請求する請求金額として記憶するよ
うにしたものである。
これにより、連絡会社間の収支を明確にすることがで
きるとともに、各会社毎に異なる形態で記録データを記
録させている場合であっても、各会社毎の形態に応じて
記録データを判断しているので、各会社毎に記録データ
のセキュリティ性を向上させることができるとともにこ
れら複数種類の金額カードを処理することができる。
なお、前記実施例では、乗車券自動券売機に適用した
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、たとえば定期券、食券あるいは映画館、劇場
の入場券など、他の有価証券の自動券売機にも適用でき
る。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、複数の異なる
経営機関により発行された金銭的価値を有する金額カー
ドを用いて乗車券を発行する際に、1枚の乗車券の運賃
(料金)が複数の異なる経営機関に分割して支払われる
場合であっても、各経営機関の受け取り金額を明瞭かつ
正確ならしめることができ、機器へのカード処理ユニッ
トの搭載を促進させることができ、カード処理により券
売機への料金投入操作を簡略化させることができるので
発券に係る操作時間の短縮化を図ることができる。
また、利用者は利用する経営機関が複数に亘る場合で
あっても、1の経営機関を利用するときと同様に乗車券
を購入することができるので、利用者の利便性を向上さ
せることができる。
さらに、連絡されている経営機関間の収支を明確にす
ることができるとともに、各経営機関毎に異なる形態で
記録データを記録させている場合であっても、各経営機
関毎の形態に応じて記録データを判断しているので、各
経営機関毎に記録データのセキュリティ性を向上させる
ことができるとともにこれら各経営機関毎の複数種類の
金額カードを処理することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を説明するためのもので、第
1図は金額カードによる乗車券の購入動作を説明するた
めのフローチャート、第2図は乗車券自動券売機の接客
面を示す図、第3図は乗車券自動券売機の構成を概略的
に示すブロック図、第4図はカード部の内部機構の概略
構成を示す図である。 1……表示部、6……可変表示口座釦、9……カード投
入口、10……硬貨投入口、11……紙幣投入口、14……受
け皿、23……カード部、24……検銭部、25……釣銭部、
26……発券機構部、29……主制御部、A、A′……金額
カード、33……読取ヘッド、34……書込ヘッド、36……
プリント部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬川 耕史 大阪府大阪市東区本町4丁目29番地 東 芝関西システム開発株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−58395(JP,A) 特開 昭62−245496(JP,A) 特開 昭61−114371(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なる経営機関により発行されそれ
    ぞれに経営機関を示す識別情報および金銭的価値が記録
    される金額カードを受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた上記金額カードから上記識別情
    報および金銭的価値を読取る読取手段と、 連絡社線を指定する指定手段と、 この指定手段により連絡社線が指定されたとき、上記読
    取手段で読取った上記金額カードの金銭的価値に基づい
    て購入可能な連絡社線を含む区間運賃を表示する表示手
    段と、 この表示手段により表示される連絡社線を含む区間運賃
    の1つの区間運賃を選択する選択手段と、 この選択手段により上記連絡社線を含む区間運賃が選択
    されたとき、上記読取手段で読取った上記金額カードの
    識別情報に基づいて上記金額カードの発行元が当該自動
    券売機を所有する経営機関であるか否かを判断する判断
    手段と、 この判断手段により上記金額カードの発行元が当該自動
    券売機を所有する経営機関であると判断されたとき、上
    記選択手段で選択された連絡社線を含む区間運賃の内連
    絡社線の区間運賃を連絡社線の経営機関に対する支払金
    額として記憶する第1の記憶手段と、 上記判断手段により上記金額カードの発行元が当該自動
    券売機を所有する経営機関以外の他の経営機関であると
    判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡社線を
    含む区間運賃の内連絡社線までの区間運賃をカード発行
    元の経営機関に請求する請求金額として記憶する第2の
    記憶手段と、 を具備したことを特徴とする自動券売機。
  2. 【請求項2】複数の異なる経営機関により発行されそれ
    ぞれに経営機関を示す識別情報および金銭的価値が記録
    される金額カードを受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた上記金額カードから上記識別情
    報および金銭的価値を読取る読取手段と、 この読取手段で読取った上記金額カードの金銭的価値に
    基づいて購入可能な複数の区間運賃を表示する第1の表
    示手段と、 連絡社線を指定する指定手段と、 この指定手段により連絡社線が指定されたとき、上記読
    取手段で読取った上記金額カードの金銭的価値に基づい
    て購入可能な連絡社線を含む区間運賃を表示する第2の
    表示手段と、 上記第1の表示手段により表示される複数の区間運賃若
    しくは上記第2の表示手段により表示される連絡社線を
    含む区間運賃の1つの区間運賃を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された区間運賃に関係する情報
    を発行すべき券に印刷し、この券を発行する券発行手段
    と、 この券発行手段により発行された券の区間運賃を上記金
    額カードの金銭的価値から差引き、差引かれた金銭的価
    値を上記金額カードに記録する記録手段と、 上記第1の表示手段で複数の区間運賃を表示していると
    きに上記選択手段により1つの区間運賃が選択されたと
    き、上記読取手段で読取つた上記金額カードの識別情報
    に基づいて上記金額カードの発行元が当該自動券売機を
    所有する経営機関であるか否かを判断する第1の判断手
    段と、 この第1の判断手段により上記金額カードの発行元が当
    該自動券売機を所有する経営機関以外の他の経営機関で
    あると判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡
    社線を含む区間運賃の内当該自動券売機を所有する経営
    機関の区間運賃を他の経営機関に請求する請求金額とし
    て記憶する第1の記憶手段と、 上記選択手段により上記連絡社線を含む区間運賃が選択
    されたとき、上記読取手段で読取った上記金額カードの
    識別情報に基づいて上記金額カードの発行元が当該自動
    券売機を所有する経営機関であるか否かを判断する第2
    の判断手段と、 この第2の判断手段により上記金額カードの発行元が当
    該自動券売機を所有する経営機関であると判断されたと
    き、上記選択手段で選択された連絡社線を含む区間運賃
    の内連絡社線の区間運賃を連絡社線の経営機関に対する
    支払金額として記憶する第2の記憶手段と、 上記第2の判断手段により上記金額カードの発行元が当
    該自動券売機を所有する経営機関以外の他の経営機関で
    あると判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡
    社線を含む区間運賃の内連絡社線までの区間運賃をカー
    ド発行元の経営機関に請求する請求金額として記憶する
    第3の記憶手段と、 上記記録手段により処理された上記金額カードを返却す
    る返却手段と、 を具備したことを特徴とする自動券売機。
  3. 【請求項3】複数の異なる経営機関により発行されそれ
    ぞれに経営機関を示す識別情報および金銭的価値が記録
    される金額カードを受入れ、 受入れた上記金額カードから上記識別情報および金銭的
    価値を読取り、 連絡社線を指定し、 連絡社線の指定により、読取っている上記金額カードの
    金銭的価値に基づいて購入可能な連絡社線を含む区間運
    賃を表示し、 表示される連絡社線を含む区間運賃の1つの区間運賃を
    選択し、 連絡社線を含む区間運賃が選択されたとき、読取ってい
    る上記金額カードの識別情報に基づいて上記金額カード
    の発行元が当該自動券売機を所有する経営機関であるか
    否かを判断し、 上記金額カードの発行元が当該自動券売機を所有する経
    営機関であると判断されたとき、選択されている連絡社
    線を含む区間運賃の内連絡社線の区間運賃を連絡社線の
    経営機関に対する支払金額として記憶し、 上記金額カードの発行元が当該自動券売機を所有する経
    営機関以外の他の経営機関であると判断されたとき、選
    択されている連絡社線を含む区間運賃の内連絡社線まで
    の区間運賃をカード発行元の経営機関に請求する請求金
    額として記憶する ことを特徴とする自動券売機におけるカード処理方法。
  4. 【請求項4】複数の異なる経営機関により発行されそれ
    ぞれに経営機関を示す識別情報、および経営機関毎に異
    なって記録されている上記金銭的価値を示す記録データ
    が記録されている金額カードを受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた上記金額カードから上記識別情
    報および記録データを読取る読取手段と、この読取手段
    により読取った上記識別情報に基づいて、上記金額カー
    ドを発行した経営機関を判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段により判定された経営機関毎に対応
    して、経営機関毎に異なって記録されている上記金銭的
    価値を示す記録データから金銭的価値を判定する第2の
    判定手段と、 連絡社線を指定する指定手段と、 この指定手段により連絡社線が指定されたとき、上記第
    2の判定手段により判定された上記金額カードの金銭的
    価値に基づいて購入可能な連絡社線を含む区間運賃を表
    示する表示手段と、 この表示手段により表示される連絡社線を含む区間運賃
    の1つの区間運賃を選択する選択手段と、 この選択手段により上記連絡社線を含む区間運賃が選択
    されたとき、第1の判定手段により判定された経営機関
    に基づいて上記金額カードの発行元が当該自動券売機を
    所有する経営機関であるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により上記金額カードの発行元が当該自動
    券売機を所有する経営機関であると判断されたとき、上
    記選択手段で選択された連絡社線を含む区間運賃の内連
    絡社線の区間運賃を連絡社線の経営機関に対する支払金
    額として記憶する第1の記憶手段と、 上記判断手段により上記金額カードの発行元が当該自動
    券売機を所有する経営機関以外の他の経営機関であると
    判断されたとき、上記選択手段で選択された連絡社線を
    含む区間運賃の内連絡社線までの区間運賃をカード発行
    元の経営機関に請求する請求金額として記憶する第2の
    記憶手段と、 を具備したことを特徴とする自動券売機。
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JPS61114371A (ja) * 1984-11-07 1986-06-02 Omron Tateisi Electronics Co 共通カ−ド処理装置
JPS6258395A (ja) * 1985-09-09 1987-03-14 松下冷機株式会社 カ−ド式自動販売機の精算装置
JPS62245496A (ja) * 1986-04-18 1987-10-26 松下冷機株式会社 カ−ド式自動販売機の精算装置

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