JPH07200894A - 自動券売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤購入した乗車券を再度投入することにより
再度乗車券を購入することができ、しかもストア−ドフ
ェアカ−に過剰分を加算しておくことができる自動券売
機を提供すること。 【構成】 カ−ド投入口９から投入された既発行券の金
銭的価値を読取るカ−ド部２３と、発行する券の金額を
指定する可変表示口座釦６と、金銭的価値を有する金額
カ−ドを受け入れるカ−ド投入口９から投入されたカ−
ドからその金額的価値を読取るカ−ド部２３と、可変表
示口座釦６により指定された金額の券を発行する発券機
構部２６と、上記可変表示口座釦６で指定された金額が
既発行券の金銭的価値より高い金額が指定された場合に
は金額カ−ドから不足分を減算し、上記上記可変表示口
座釦６で指定された金額が既発行券の金銭的価値より少
ない金額が指定された場合には金額カ−ドに過分を加算
して金額カ−ドを発行するカ−ド発行手段２９とから構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、利用者の操作により、
たとえば乗物の乗車券や遊園地、劇場などの入場券、食
堂の食券などの券を印刷発行する自動券売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】以下、例として交通機関の乗車券の自動
券売機を例にして説明する。近年、たとえば鉄道業界に
おいては、駅業務の省力化に伴い、利用者の操作により
乗車券を印刷発行する乗車券自動券売機が普及してい
る。この種の乗車券自動券売機では、利用者が貨幣ある
いはプリペイドカードのような金銭的価値を有する金額
カードを投入して行先または料金釦（金額釦）を選択押
下することにより、自動的に乗車券の印刷発行と必要に
応じて釣銭、釣札の払出しを行うようになっている。

【０００３】ストア−ドフェアカ−ドを使用して乗車券
を購入する場合には、ストア−ドフェアカードを投入
し、必要な金額釦を押すと乗車券が発行され、ストア−
ドフェアカードは乗車券の金額分が差引かれ返却される
ようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように従来は、ス
トア−ドフェアカードを入れ、金額釦を押すことにより
乗車券が発行されていたが、乗車券を誤購入した場合、
たとえば正規の金額より不足している乗車券を購入した
時は目的地にて精算しなければならなかった。また、誤
購入した乗車券が正規の金額より過剰である乗車券を購
入した時は係員を呼出し精算を行い、再度乗車券を購入
しなければならず不便であった。

【０００５】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は誤購入した乗車券を再度投入することに
より再度乗車券を購入することができ、しかもストア−
ドフェアカ−ドに過剰分を加算しておくことができる自
動券売機を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１に係わる自動券
売機は、既に発行された乗車券を受け入れる受入手段
と、この受入手段により受入れた乗車券の金銭的価値を
読取る第１の読取手段と、新たに発行する乗車券の金額
を指定する指定手段と、金銭的価値を有する金額カ−ド
を受け入れる受入手段と、この受入手段で受け入れた金
額カ−ドからその金額的価値及び前回の減額情報を読取
る第２の読取り手段と、上記第１の読取手段で読取った
乗車券の金銭的価値と上記第２の読取手段で読取った減
額情報とが一致することを判定する判定手段と、この判
定手段の判定に基づいて上記指定手段により指定された
金額の乗車券を発行する発行手段とを具備したことを特
徴とする。

【０００７】請求項２に係わる自動券売機は、既発行券
を受け入れる受入手段と、既発行券の取り消しを指定す
る取り消し指定手段と、この受入手段により受入れた既
発行券の券情報を読取る第１の読取手段と、金銭的価値
を有する金額カ−ドを受け入れる受入手段と、この受入
手段で受け入れた金額カ−ドからそのカ−ド情報を読取
る第２の読取り手段と、上記第１の読取手段により読取
られた既発行券の券情報と上記第２の読取り手段で読取
られたカ−ド情報とを照合することにより払い戻しの正
当性を判断する判断手段と、この判断手段により払い戻
しが正当性であると判定された場合には上記金額カ−ド
の金銭的価値に既発行券の金銭的価値を加算して発行す
るカ−ド発行手段とから構成される。

【０００８】請求項３に係わる自動券売機は、既発行券
を受け入れる受入手段と、既発行券の取り消しを指定す
る取り消し指定手段と、この受入手段により受入れた既
発行券の発行日付、発行駅、発売金額情報を読取る第１
の読取手段と、金銭的価値を有する金額カ−ドを受け入
れる受入手段と、この受入手段で受け入れた金額カ−ド
から既発行券の発行日時、発行駅、発売金額を含むカ−
ド情報を読取る第２の読取り手段と、上記第１の読取手
段により読取られた既発行券の発行日時、発行駅、発売
金額と上記第２の読取り手段で読取られた既発行券の発
行日時、発行駅、発売金額とが一致するかを判定する判
定手段と、この判断手段により既発行券の発行日時、発
行駅、発売金額と上記第２の読取り手段で読取られた既
発行券の発行日時、発行駅、発売金額とが一致したと判
定された場合には上記金額カ−ドの金銭的価値に既発行
券の金銭的価値を加算して発行するカ−ド発行手段とか
ら構成される。

【０００９】請求項４に係わる自動券売機は、既発行券
を受け入れる第１の受入手段と、この第１の受入手段に
より受入れた既発行券の金銭的価値を読取る読取手段
と、発行する券の金額を指定する指定手段と、紙幣や硬
貨等の貨幣を受け入れる第２の受入手段と、上記指定手
段により指定された金額の券を発行する発行手段と、上
記指定手段により上記読取手段で読み取られた既発行券
の金銭的価値より高い金額が指定された場合には上記上
記第２の受入手段を介して受け入れられた貨幣を取り込
み、上記指定手段により上記既発行券の金銭的価値より
少ない金額が指定された場合には過分を返却する手段と
から構成される。

【００１０】

【作用】誤って購入して券を使用してその券より安い運
賃の乗車券や高い運賃の乗車券を購入できるようにして
いる。

【００１１】

【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る自動券売機について説明する。図１は、この発明に係
る普通乗車券を印刷発行して販売する乗車券自動券売機
の接客面を示すもので、その接客面には、案内、および
投入金額等を表示する表示部１、係員呼出釦（押釦スイ
ッチ）２、購入を取消す取消釦（押釦スイッチ）３、貨
幣の投入金額に基づき発売路線の区間運賃を点灯表示
し、金額カード（ストア−ドフェアカード等の金銭的価
値を有するカード）Ａの残金額に基づき購入可能内容を
点灯表示する複数の可変表示口座釦（数字表示器内蔵形
の押釦スイッチ）６、購入枚数、小児用乗車券、割引用
乗車券を指定する条件釦（押釦スイッチ）７、金額カー
ドＡ及び既発行済みの乗車券を投入するとともに、金額
カードＡが排出されるカ−ド投入口９、硬貨を投入する
硬貨投入口１０、紙幣を投入するとともに、紙幣が排出
される紙幣投入口１１、乗車券を発行する乗車券発行口
１２、硬貨、紙幣を排出する排出口１３、および発行さ
れた乗車券および釣銭が放出される受け皿１４がそれぞ
れ設けられている。

【００１２】図１は上記したような接客面をもつ乗車券
自動券売機の構成を示すものである。すなわち、カード
投入口９はカード部２３に接続されている。カード部２
３はカード投入口９から投入された金額カードＡの磁気
記録されている残金額等を読取ったり書換えたり、カ−
ド投入口９から投入された既発行済みの乗車券に磁気記
録されている発行駅、金額、発行日時情報を読み込む機
能を有するものである。

【００１３】また、紙幣投入口１１は紙幣処理部２０に
接続されている。紙幣処理部２０は紙幣投入口１１から
挿入された紙幣を受取り鑑査したり、あるいは釣札とし
ての紙幣を紙幣投入口１１から排出するものである。ま
た、硬貨投入口１０は検銭部２４に接続され、この検銭
部２４には釣銭部２５が接続されている。これにより、
検銭部２４で鑑別された硬貨は釣銭として釣銭部２５に
貯留され、排出口１３から放出できるようになってい
る。また、乗車券発行口１２には、釣銭部２５の外に発
券機構部２６も接続されている。この発券機構部２６
は、印刷部２７とエンコード部２８とから構成されてい
る。

【００１４】発券機構部２６は、印刷部２７でサーマル
ヘッド（図示しない）を用いて印刷された券紙はエンコ
ード部２８へ送られ、エンコード部２８で券紙の磁気記
録部（図示しない）に自動改札用の磁気情報が記録さ
れ、乗車券発行口１２から受け皿１４に乗車券として放
出されるようになっている。

【００１５】そして、上記カード部２３、紙幣処理部２
０、検銭部２４、釣銭部２５、発券機構部２６、および
表示部１、条件釦７、可変表示口座釦６は全て主制御部
２９によって制御されるようになっている。上記主制御
部２９は、たとえばマイクロコンピュータとその周辺回
路などを主体に構成されていて、乗車券自動券売機全体
の制御を司るものである。

【００１６】次に、上記のような構成において、図３か
ら図６に示すフローチャートを参照しつつ券売機の動作
について説明する。

【００１７】まず、図３（Ａ）を参照して紙幣あるいは
硬貨で乗車券を購入する場合について説明する。乗車券
購入のため利用者は希望する乗車券の金額と同等または
それを越える金額の硬貨もしくは紙幣を硬貨投入口１
０、紙幣投入口１１から投入する（ステップＳ１）。こ
れらの投入口から硬貨あるいは紙幣が投入されると、検
銭部２４、紙幣処理部２０は投入された硬貨、紙幣を検
出して鑑別する。鑑別されたこれらの貨幣は主制御部２
９によって合計金額を算出され、投入金額が表示部１に
表示される。また、貨幣が投入されると、可変表示口座
釦６の運賃表示は一度全て消灯した後、投入金額によっ
て購入可能な乗車券の金額釦のみが表示される。たとえ
ば投入金額が２００円の場合には２００円で購入可能な
各区間運賃がそれぞれ表示され、投入金額が３３０円の
場合には３３０円で購入可能な区間運賃が全て表示され
る。利用者は、この表示されている可変表示口座釦６の
うちから１個を選択押下する（ステップＳ２）。可変表
示口座釦６が選択押下されると、主制御部２９の制御に
よってその選択押下された可変表示口座釦６のみが点灯
し、他の可変表示口座釦６は消灯する。

【００１８】そして、主制御部２９は乗車券の印刷発行
および釣札、釣銭送出の動作を開始する。すなわち、券
面情報は主制御部２９において編集され、この編集され
た券面情報は印刷部２７で券紙に印刷され、この印刷さ
れた券紙はエンコード部２８へ送られる。エンコード部
２８では、券紙の裏面に形成された磁気記録部に対して
自動改札用の磁気情報、たとえば発行日付情報、発駅情
報、着駅情報、区間（運賃）情報などを磁気的に記録
し、乗車券として乗車券発行口１２から受け皿１４に放
出する（ステップＳ３）。このとき、釣札がある場合に
は紙幣処理部２０が動作し、紙幣が紙幣挿入口１１から
放出され、釣銭がある場合には釣銭部２５が動作し、釣
銭硬貨が排出口１３から受け皿１４へ放出される（ステ
ップＳ４）。こうして乗車券の発行が終了すると、可変
表示口座釦６は消灯し、発売待機状態に戻る。

【００１９】次に、図３（Ｂ）を参照してストア−ドフ
ェアカ−ドを用いて乗車券を購入する場合について説明
する。貨幣の代りに、金額カードＡが投入されると（ス
テップＳ１１）、金額カードＡの残金額によって購入可
能な乗車券の口座釦のみが表示される（ステップＳ１
２）。たとえば残金額が２００円の場合には２００円ま
での各区間運賃がそれぞれ表示され、残金額が３３０円
の場合には３３０円で購入可能な区間運賃が全て表示さ
れる。

【００２０】そして、利用者は、表示されている可変表
示口座釦６のうちから１個を選択押下する。可変表示口
座釦６が選択押下されると、主制御部２９の制御によっ
てその選択押下された可変表示口座釦６のみが点灯し、
他の可変表示口座釦６は消灯する。

【００２１】そして、主制御部２９は発券機構部２６を
用いて乗車券の印刷発行およびカード送出動作を開始す
る。すなわち、券面情報は主制御部２９において編集さ
れ、この編集された券面情報は印刷部２７で券紙に印刷
され、この印刷された券紙はエンコード部２８へ送られ
る。エンコード部２８では、券紙の裏面に形成された磁
気記録部に対して自動改札用の磁気情報、たとえば発行
日付情報、発駅情報、着駅情報、区間（運賃）情報など
を磁気的に記録する（ステップＳ１３）。このとき、主
制御部２９は購入金額引去り後の残金額を表示部１で表
示する。

【００２２】また、主制御部２９の図示しない記憶部に
はカード部２３により新たな残金額が書込まれるととも
に、このカード部２３は券の発売履歴を金額カードＡの
裏面に印刷する。すなわち、プリント部（図示しない）
で日付、時刻、発駅、利用号機番号、残金額などの発売
履歴が金額カードＡに印刷され、さらに、書込ヘッド
（図示しない）で日付、時刻、発駅、利用号機番号、残
金額などの磁気情報が磁気記録される（ステップＳ１
４）。その後、カード投入口９から金額カードＡが外部
に排出されると共に、乗車券が乗車券発行口１２から受
け皿１４に放出される（ステップＳ１５）。

【００２３】こうして乗車券の発行が終了すると、可変
表示口座釦６は消灯し、発売待機状態に戻る。次に、図
３（Ｂ）のフロ−チャ−トに示す動作により金額カ−ド
Ａにより乗車券を購入したが、目的駅までの料金より高
かったり、安い金額の乗車券を誤って購入する場合があ
る。このような場合には、乗車券をカ−ド投入口９から
投入する（ステップＳ２１）。カ−ド部２３は投入され
た乗車券の磁気記録部に記録されている自動改札用の磁
気情報（発行日付情報、発駅情報、着駅情報、区間（運
賃）情報）を読取り（ステップＳ２２）、その運賃で購
入可能な乗車券の金額釦のみが表示される（ステップＳ
２３）。

【００２４】次に、金額カ−ドをカ−ド投入口９から投
入する（ステップＳ２４）。カ−ド部２３は投入された
金額カ−ドの磁気記録部に磁気記録されている残金等の
情報を読み取る（ステップＳ２５）。次に、利用者は可
変表示口座釦６のうちから１個を選択して押下する（ス
テップＳ２６）。

【００２５】主制御部２９は発券機構部２６を用いて乗
車券の印刷発行およびカード送出動作を開始する。すな
わち、券面情報は主制御部２９において編集され、この
編集された券面情報は印刷部２７で券紙に印刷され、こ
の印刷された券紙はエンコード部２８へ送られる。エン
コード部２８では、券紙の裏面に形成された磁気記録部
に対して自動改札用の磁気情報、たとえば発行日付情
報、発駅情報、着駅情報、区間（運賃）情報などを磁気
的に記録する（ステップＳ２７）。このとき、主制御部
２９は購入金額引去り後あるいは加算後の残金額を表示
部１で表示する。

【００２６】つまり、誤購入した乗車券の料金より高い
乗車券を購入する場合には、金額カ−ドＡから料金の不
足分が引き去られる。一方、誤購入した乗車券の料金よ
り安い乗車券を購入する場合には、過分の料金が加算さ
れる。また、主制御部２９の図示しない記憶部にはカー
ド部２３により新たな残金額が書込まれるとともに、こ
のカード部２３は券の発売履歴を金額カードＡの裏面に
印刷する。

【００２７】すなわち、プリント部（図示しない）で日
付、時刻、発駅、利用号機番号、残金額などの発売履歴
が金額カードＡに印刷され、さらに、書込ヘッド（図示
しない）で日付、時刻、発駅、利用号機番号、残金額な
どの磁気情報が磁気記録される（ステップＳ２８）。そ
の後、カード投入口９から金額カードＡが外部に排出さ
れると共に、新たな乗車券が乗車券発行口１２から受け
皿１４に放出される（ステップＳ２９）。

【００２８】こうして乗車券の発行が終了すると、可変
表示口座釦６は消灯し、発売待機状態に戻る。次に、す
でに金額カ−ドＡを使用して購入した乗車券を払い戻し
する場合の動作について図５のフロ−チャ−トを参照し
て説明する。まず取消釦３を押す（ステップＳ３１）。
次に、払い戻しする乗車券をカ−ド投入口９から投入す
る（ステップＳ３２）。カ−ド部２３は投入された乗車
券の磁気記録部に記録されている自動改札用の磁気情報
（発行日付情報、発駅情報、着駅情報、区間（運賃）情
報）を読取り（ステップＳ３３）。

【００２９】次に、金額カ−ドをカ−ド投入口９から投
入する（ステップＳ３４）。カ−ド部２３は投入された
金額カ−ドの磁気記録部に磁気記録されている処理した
駅、処理した時間、発売金額、残金等の情報を読み取る
（ステップＳ３５）。以下、乗車券と金額カ−ドＡとの
デ−タの照合が行われる（ステップＳ３６）。

【００３０】つまり、駅の照合については乗車券に磁気
記録されている発売駅と金額カ−ドＡに磁気記録されて
いる処理した駅が一致するかが判定される（ステップＳ
３７）。このステップＳ３７の判定で「ＹＥＳ」と判定
された場合には、時間の照合が行われる（ステップＳ３
８）。つまり、乗車券に磁気記録されている発売時間と
金額カ−ドＡに磁気記録されている処理した時間が一致
するかが判定される。

【００３１】このステップＳ３８の判定で「ＹＥＳ」と
判定された場合には、金額の照合が行われる（ステップ
Ｓ３９）。このステップＳ３９の判定で「ＹＥＳ」と判
定された場合、つまり投入された乗車券と金額カ−ドＡ
の駅、時間、金額情報がすべて一致すると判定された場
合には、主制御部２９により金額カ−ドＡの残金に払い
戻し乗車券の運賃が加算され、その新たな残金がカ−ド
部２３において金額カ−ドＡの磁気記録部に書き込まれ
る（ステップＳ４０）。さらに、カ−ド部２３は券の発
売履歴を金額カードＡの裏面に印刷する。

【００３２】その後、カード投入口９から金額カードＡ
が外部に排出される（ステップＳ４１）。一方、前述し
たステップＳ３７乃至Ｓ３９の判定処理において、１つ
でも「ＮＯ」と判定された場合には、投入された乗車券
及び金額カ−ドＡをカ−ド投入口９から返却する。

【００３３】なお、図５のフロ−チャ−トでは金額カ−
ドＡから不足分を引いたり、過分を加算するようにした
が、不足分を貨幣で補い、過分は貨幣で返却するように
しても良い。また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、定期券、食券あるいは映画館、劇場の入場
券など、他の有価証券の自動販売機、あるいは食品、飲
料、電話サービス等、所定の金銭的価値に対応した物品
またはサービスを提供する各種の自動販売機にも適用で
きる。

【００３４】

【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、既
発行券を再度投入することにより再度乗車券を購入する
ことができ、しかもストア−ドフェアカ−ドに過剰分を
加算しておくことができようにしたので、非常に便利性
の高い自動券売機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における乗車券自動券売機の
全体の構成を示す図。

【図２】図１の乗車券自動券売機の接客面の構成を示す
図。

【図３】券売機の動作を説明するためのフロ−チャ−
ト。

【図４】券売機の動作を説明するためのフロ−チャ−
ト。

【図５】券売機の動作を説明するためのフロ−チャ−
ト。

【符号の説明】

２０…紙幣処理部、２３…カード部、２４…検銭部、２
５…釣銭部、２６…発券機構部、２７…印刷部、２８…
エンコード部、２９…主制御部、３２…エンコード確認
部、３３…印刷確認部。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 既に発行された乗車券を受け入れる受入
   手段と、 この受入手段により受入れた乗車券の金銭的価値を読取
   る第１の読取手段と、 新たに発行する乗車券の金額を指定する指定手段と、 金銭的価値を有する金額カ−ドを受け入れる受入手段
   と、 この受入手段で受け入れた金額カ−ドからその金額的価
   値及び前回の減額情報を読取る第２の読取り手段と、 上記第１の読取手段で読取った乗車券の金銭的価値と上
   記第２の読取手段で読取った減額情報とが一致すること
   を判定する判定手段と、 この判定手段の判定に基づいて上記指定手段により指定
   された金額の乗車券を発行する発行手段とを具備したこ
   とを特徴とする自動券売機。
2. 【請求項２】 既発行券を受け入れる受入手段と、 既発行券の取り消しを指定する取り消し指定手段と、 この受入手段により受入れた既発行券の券情報を読取る
   第１の読取手段と、 金銭的価値を有する金額カ−ドを受け入れる受入手段
   と、 この受入手段で受け入れた金額カ−ドからそのカ−ド情
   報を読取る第２の読取り手段と、 上記第１の読取手段により読取られた既発行券の券情報
   と上記第２の読取り手段で読取られたカ−ド情報とを照
   合することにより払い戻しの正当性を判断する判断手段
   と、 この判断手段により払い戻しが正当性であると判定され
   た場合には上記金額カ−ドの金銭的価値に既発行券の金
   銭的価値を加算して発行するカ−ド発行手段とを具備し
   たことを特徴とする自動券売機。
3. 【請求項３】 既発行券を受け入れる受入手段と、 既発行券の取り消しを指定する取り消し指定手段と、 この受入手段により受入れた既発行券の発行日付、発行
   駅、発売金額情報を読取る第１の読取手段と、 金銭的価値を有する金額カ−ドを受け入れる受入手段
   と、 この受入手段で受け入れた金額カ−ドから既発行券の発
   行日時、発行駅、発売金額を含むカ−ド情報を読取る第
   ２の読取り手段と、 上記第１の読取手段により読取られた既発行券の発行日
   時、発行駅、発売金額と上記第２の読取り手段で読取ら
   れた既発行券の発行日時、発行駅、発売金額とが一致す
   るかを判定する判定手段と、 この判断手段により既発行券の発行日時、発行駅、発売
   金額と上記第２の読取り手段で読取られた既発行券の発
   行日時、発行駅、発売金額とが一致したと判定された場
   合には上記金額カ−ドの金銭的価値に既発行券の金銭的
   価値を加算して発行するカ−ド発行手段とを具備したこ
   とを特徴とする自動券売機。
4. 【請求項４】 既発行券を受け入れる第１の受入手段
   と、 この第１の受入手段により受入れた既発行券の金銭的価
   値を読取る読取手段と、 発行する券の金額を指定する指定手段と、 紙幣や硬貨等の貨幣を受け入れる第２の受入手段と、 上記指定手段により指定された金額の券を発行する発行
   手段と、 上記指定手段により上記読取手段で読み取られた既発行
   券の金銭的価値より高い金額が指定された場合には上記
   上記第２の受入手段を介して受け入れられた貨幣を取り
   込み、上記指定手段により上記既発行券の金銭的価値よ
   り少ない金額が指定された場合には過分を返却する手段
   とを具備したことを特徴とする自動券売機。