JP2002150324A - 定期券発行機、釣銭換金装置、精算処理装置、釣銭処理システムおよび釣銭処理方法 - Google Patents

定期券発行機、釣銭換金装置、精算処理装置、釣銭処理システムおよび釣銭処理方法

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JP2002150324A
JP2002150324A JP2000346519A JP2000346519A JP2002150324A JP 2002150324 A JP2002150324 A JP 2002150324A JP 2000346519 A JP2000346519 A JP 2000346519A JP 2000346519 A JP2000346519 A JP 2000346519A JP 2002150324 A JP2002150324 A JP 2002150324A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】釣銭が不足した場合でも定期券の発売を継続で
きるようにして、利用客に対するサービスを向上させる
とともに、有人窓口における係員の業務負担を軽減す
る。 【解決手段】利用客の支払った金額と定期券の金額とに
基づいて算出された釣銭額を、定期券40のデータ記録
領域41にチャージ金43として記録し、定期券40を
発行する。こうすると、定期券発行機の釣銭が不足して
も、釣銭をデータとして返却できるので、発売を中止し
なくて済む。また、有人窓口においても、現金で釣銭を
渡す手間が省ける。発行された定期券40は、自動券売
機などの駅務機器に挿入することにより、チャージ金4
3の全部または一部が現金で放出され、釣銭の換金がで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の駅などに設
置される定期券発行機、釣銭換金装置、精算処理装置に
関し、また、これらの機器を用いた釣銭処理システムお
よび釣銭処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】定期券発行機には、駅の構内などに設置
されている利用客用の定期券発行機と、駅の有人窓口に
設置されている係員用の定期券発行機とがあり、いずれ
も利用客または係員がパネルの操作部を操作することに
よって、所定のデータが記録された定期券を発行するよ
うになっている。定期券の購入には新規購入と継続購入
とがあり、新規購入の場合は、乗車区間、使用開始日、
有効期間、氏名、電話番号などの各種データを操作部か
ら入力することにより、定期券が新規に発行される。一
方、継続購入の場合は、旧定期券を挿入すると、この定
期券に記録されているデータが読み取られ、変更するデ
ータ(有効期間など)だけを操作部から入力することに
より、継続定期券が発行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】利用客用の定期券発行
機においては、利用客が投入した金額が定期券の金額よ
り多いときは、その差額が釣銭として放出される。この
ため、毎朝始業時などの適当な時点で係員によって釣銭
準備金が定期券発行機の内部に補給される。しかし、1
日の釣銭放出量は一定しているわけでなく、日によって
は利用客が多くて、途中で釣銭がなくなることもしばし
ばある。この場合、従来は定期券発行機を発売中止とし
ていたので、利用客は有人窓口へ行って、申込用紙に所
定の事項を記入したうえで定期券を購入しなければなら
ず、煩雑でサービスの低下を招いていた。
【0004】一方、有人窓口における係員用の定期券発
行機によって定期券を発行する場合も、利用客から預か
った貨幣の金額が定期券の金額より多いときは、その差
額を釣銭として利用客に返却する必要がある。このた
め、常に釣銭を用意して、その都度現金で利用客に渡さ
なければならず、手間がかかるとともに、渡した釣銭に
過不足があって利用客との間でトラブルが発生すること
もあった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決するも
のであって、釣銭が不足した場合でも定期券の発売を継
続できるようにして、利用客に対するサービスを向上さ
せるとともに、有人窓口における係員の業務負担を軽減
することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、発行する定期券に釣銭額をデータとし
て記録するようにしている。このようにすることで、利
用客用の定期券発行機において釣銭切れが発生した場合
でも、現金に代えてデータとして釣銭を支払うことがで
きるため、定期券の発売を継続することができ、利用客
に対するサービスが向上する。また、係員用の定期券発
行機においても、いちいち現金で釣銭を渡す必要がなく
なるため、手間が省けて釣銭の渡し間違いもなくなり、
係員の業務負担が軽減される。
【0007】本発明における定期券としては、データ記
録領域をもった記録媒体であれば種類は問わず、磁気カ
ード、ICカード、非接触カード、光カードなど各種の
記録媒体を用いることができる。また、データ記録領域
に記録される釣銭額は、利用客の支払った金額と定期券
の金額との差額そのものであってもよいし、これを所定
の計算式によって換算したポイント数のような値であっ
てもよい。
【0008】本発明では、釣銭額を無条件に定期券に記
録してもよく、この場合は定期券発行機の中に釣銭準備
金を用意する必要もなくなる。また、釣銭額を無条件に
定期券に記録するのではなく、釣銭を現金で支払うか、
定期券に記録して支払うかを選択できるようにしてもよ
い。これによると、利用客の希望に応じて釣銭の支払い
方法が選べるため、サービスの一層の向上を図ることが
できる。この場合、釣銭準備金が不足しているときに
は、現金での支払いに代えて釣銭を定期券に記録して支
払うようにするとよい。
【0009】また、本発明では、釣銭を支払う際に、釣
銭の一部を定期券に記録し、残りを現金で支払うように
することもできる。このようにすれば、釣銭支払方法の
選択肢が増えて、より一層のサービス向上につながる。
【0010】本発明の定期券発行機によって発行された
定期券は、釣銭換金装置で換金することができる。すな
わち、定期券を釣銭換金装置に挿入すると、釣銭換金装
置が定期券に記録されている釣銭額を読み取って、これ
に相当する現金を放出するような換金システムを構築す
ることができる。釣銭換金装置としては、換金専用の機
器であってもよいし、自動券売機や定期券発行機などの
駅務機器に換金機能を持たせたものであってもよい。ま
た、定期券に記録された釣銭額の一部を換金できるよう
にしてもよい。さらに、換金だけでなく、定期券に記録
されている釣銭額を使って、切符や定期券を新たに購入
できるようなシステムにすることもできる。
【0011】また、本発明の定期券発行機によって発行
された定期券は、当該定期券を使って乗り越しをした場
合の精算に利用することができる。すなわち、自動精算
機や自動改札機のような精算処理装置に定期券を挿入す
ると、精算処理装置が定期券に記録されている釣銭額を
読み取って、これを乗越料金に充当するといった乗越精
算のシステムを構築することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
定期券発行機の正面図である。1は駅の構内などに設置
されている利用客用の定期券発行機で、利用客が操作す
る接客パネルPを備えている。接客パネルPには、案内
表示部2、タッチパネル3、原券挿入口4、発券口5、
紙幣挿入口6、硬貨挿入口7、釣銭放出口8、釣銭受皿
9などが設けられている。案内表示部2は、通常は「発
売中」を表示し、機械の故障時などに「発売中止」の表
示を行う。タッチパネル3は、たとえばカラー液晶ディ
スプレイからなり、定期券を購入する際の各種データを
入力する部分である。原券挿入口4は、継続購入をする
場合に、旧定期券を挿入するための挿入口である。発券
口5からは、発行された定期券が放出される。紙幣挿入
口6および硬貨挿入口7は、それぞれ定期券購入のため
の紙幣および硬貨を投入する挿入口である。釣銭放出口
8は、紙幣放出口8aと硬貨放出口8bとからなり、硬
貨放出口8bは釣銭受皿9の側方に開口して設けられて
いる。以上の構成そのものは従来の定期券発行機と同じ
であり、特に目新しいものではない。
【0013】図2は、定期券発行機1のブロック図を示
している。10は操作部で、図1におけるタッチパネル
3やその他のボタン等を含んで構成されるものである。
11は紙幣処理部で、紙幣挿入口6から挿入された紙幣
の真偽および金種を鑑別する紙幣鑑別器や、鑑別された
紙幣を金種別に振分けて紙幣収納部へ搬送する紙幣搬送
機構、紙幣の残量を検知する残量検知器などを含んで構
成される。12は硬貨処理部で、硬貨挿入口7から挿入
された硬貨の真偽および金種を鑑別する硬貨鑑別器や、
鑑別された硬貨を金種別に振分けて硬貨収納部へ搬送す
る硬貨搬送機構、硬貨の残量を検知する残量検知器など
を含んで構成される。13は券読取部で、原券挿入口4
から挿入された旧定期券に記録されている情報を読み取
るカードリーダから構成される。
【0014】14は表示部で、案内表示部2およびタッ
チパネル3から構成される。15は券発行部で、乗車区
間、使用開始日、有効期間などの定期券情報と釣銭額と
を券に記録するエンコーダや、定期券に印字を行う印字
機構、定期券を搬送する券搬送機構、搬送された定期券
を放出する発券口5などから構成される。16は釣銭放
出部で、釣銭に相当する紙幣・硬貨をそれぞれ紙幣収納
部・硬貨収納部から繰出して搬送する釣銭搬送機構や、
釣銭放出口8などから構成される。17は記憶部で、ハ
ードディスクや、ROM、RAMなどから構成される。
18は、定期券発行機全体の動作を制御し、また所定の
演算を行う制御部であって、CPUを含んで構成される
ものである。この制御部18によって、本発明における
演算手段および判定手段が構成される。
【0015】次に、以上の構成からなる定期券発行機1
の動作について説明する。図3〜図5は、タッチパネル
3の表示画面の例を示しており、図6は定期券に記録さ
れるデータの内容を示している。図1の定期券発行機1
において、利用客はタッチパネル3の画面からデータを
入力して、定期券の購入操作を行う。継続購入の場合
は、旧定期券を原券挿入口4に挿入したうえで操作を行
う。これらの操作は従来と同じであってよく知られてい
るので、ここでは詳細は省略する。
【0016】購入操作が終了すると、タッチパネル3の
表示画面に定期券の金額が表示されるので、利用客は紙
幣挿入口6や硬貨挿入口7に紙幣や硬貨を投入する。投
入金額が定期券の金額より多ければ、制御部18により
釣銭額が計算され、タッチパネル3に図3のような釣銭
受取選択画面3aが表示される。この画面には、定期券
金額、投入金額および釣銭額からなる金額情報20と、
釣銭の受取方法の選択を促すメッセージ21と、釣銭返
却ボタン22と、釣銭チャージボタン23とが設けられ
ている。釣銭返却ボタン22と釣銭チャージボタン23
は、本発明の定期券発行機における選択手段(第1の選
択手段)の一実施形態を構成するものである。
【0017】図3の画面3aにおいて、釣銭返却ボタン
22が押されると、釣銭額(ここでは3,200円)に
相当する現金が釣銭放出部16から放出されるととも
に、定期券情報の記録された定期券が券発行部15から
発行される。釣銭返却ボタン22が押されたときに、制
御部18が、定期券発行機1の内部にある釣銭準備金が
釣銭額未満であると判定した場合は、釣銭を放出するこ
となく、タッチパネル3の画面を図4のような釣銭記録
案内画面3bに切り替える。この画面には、釣銭の定期
券への記録(釣銭チャージ)を案内するメッセージ24
と、釣銭チャージボタン23と、取消ボタン25とが設
けられている。
【0018】図3の画面3aおよび図4の画面3bにお
いて、釣銭チャージボタン23が押されると、タッチパ
ネル3の画面は、図5のようなチャージ方法選択画面3
cに切り替わる。この画面には、定期券に釣銭の全額を
記録するか、もしくは一部の額を記録して残りを現金で
受け取るかの選択を促すメッセージ26と、放出可能金
額27と、受取金額欄28と、入力完了ボタン29と、
全額チャージボタン30と、テンキー31とが表示され
ている。入力完了ボタン29、全額チャージボタン30
およびテンキー31は、本発明の定期券発行機における
第2の選択手段の一実施形態を構成し、また、金額指定
手段の一実施形態をも構成するものである。なお、図3
の画面3aにおいて、釣銭準備金が釣銭額未満である場
合は、メッセージ21および釣銭返却ボタン22に代え
て、図4の画面3bにおけるメッセージ24および取消
ボタン25を表示し、釣銭チャージボタン23を押すこ
とによって、直接図5の画面3cへ切り替わるようにし
てもよい。
【0019】図5の画面3cにおいて、全額チャージボ
タン30が押されると、券発行部15によって釣銭額
(ここでは3,200円)の全額が定期券に記録され
る。すなわち、図6に示すように、定期券40のデータ
記録領域41に、定期券情報42に加えて、釣銭額がチ
ャージ金43として記録される。なお、データ記録領域
41は、定期券40が磁気カードの場合は磁気ストライ
プであり、定期券40がICカードや非接触カードの場
合は半導体メモリで構成される。また、定期券40が光
カードの場合は、光情報記録部で構成される。券発行部
15は、こうして釣銭額が記録された定期券40を発券
口5から放出する。
【0020】一方、図5の画面3cにおいて、釣銭の一
部を定期券に記録して残りを現金で受け取る場合は、受
取金額をテンキー31によって入力する。この入力した
金額は、受取金額欄28に表示される。なお、ここで入
力する金額は、放出可能金額27として表示された金額
(ここでは1,500円)以下でなければならない。こ
れを超える金額を入力した場合はエラーとなる。受取金
額(たとえば1,000円)の入力が完了したら、入力
完了ボタン29を押す。すると、入力した受取金額に相
当する現金1,000円が釣銭放出部16から放出され
る。また、定期券40のデータ記録領域41には、券発
行部15によって定期券情報42とチャージ金43とが
記録されて、定期券40が発行される。この場合のチャ
ージ金43の金額は、釣銭額から現金で放出した金額を
差し引いた金額であり、3,200円−1,000円=
2,200円となる。
【0021】以上のようにして、上記の定期券発行機1
によれば、釣銭額を定期券40のデータ記録領域41に
チャージ金43として記録するようにしたので、定期券
発行機1の釣銭準備金が少なくなって、釣銭を支払えな
くなった場合でも、釣銭をデータとして定期券40に記
録して返却できるので、定期券発行機1を発売中止にす
る必要はなく、釣銭支払いの機能を限定して定期券の発
売を継続することができる。
【0022】なお、図3においては、釣銭の受取方法を
選択するようにしたが、このような選択手段を設けず
に、釣銭を無条件で定期券に記録して返却することもで
きる。この場合、釣銭記録の処理を実行する前に、釣銭
を定期券に記録することを利用客に確認させる画面を設
けてもよい。また、図5においては、釣銭の全額記録と
一部記録とを選択するようにしたが、このような選択手
段を設けずに、釣銭を無条件で全額記録するようにして
もよい。この場合、釣銭記録の処理を実行する前に、釣
銭の全額を記録することを利用客に確認させる画面を設
けてもよい。また、図5においては、現金で受け取る金
額をテンキー31で入力して指定するようにしたが、定
期券に記録する釣銭の額をテンキー31で入力して指定
するようにしてもよい。あるいは、両方の指定が可能な
仕様としておき、設定によっていずれかの指定を選択す
るようにしてもよい。また、このような金額指定手段を
設けずに、釣銭のうちの端数金額(たとえば千円未満)
や、放出可能な金種での放出金額以外の残金額を自動的
に算出し、これを定期券に記録するようにしてもよい。
この場合、釣銭記録の処理を実行する前に、実行内容を
利用客に確認させる画面を設けてもよい。
【0023】図7は、以上説明した定期券発行機1の動
作をフローチャートで表したものである。利用客が、操
作部10のタッチパネル3において購入操作を行い、貨
幣を投入すると(ステップS1)、制御部18は操作部
10からの購入金額(定期券の金額)と、紙幣処理部1
1や硬貨処理部12で検出された投入金額とを比較し
て、釣銭の有無を判定する(ステップS2)。判定の結
果、釣銭がなければ(ステップS2;NO)、券発行部
15は定期券40に乗車区間や有効期間などの定期券情
報42だけを記録して定期券40を発行し(ステップS
6)、処理を終了する。
【0024】一方、判定の結果、釣銭があれば(ステッ
プS2;YES)、タッチパネル3に図3の釣銭受取選
択画面3aを表示して、釣銭を現金で受取るか定期券に
チャージするかの選択を促す(ステップS3)。釣銭受
取選択画面3aにおいて、釣銭チャージボタン23が押
されると(ステップS3;YES)、タッチパネル3の
画面を図5のチャージ方法選択画面3cに切り替え、定
期券に釣銭の全額を記録するか、一部の額を記録するか
の選択を促す(ステップS4)。
【0025】図5の画面3cにおいて、全額チャージボ
タン30が押されると(ステップS4;YES)、券発
行部15は、定期券40のデータ記録領域41に定期券
情報42を記録するとともに、釣銭額の全額をチャージ
金43として記録して、定期券40を発行し(ステップ
S5)、処理を終了する。
【0026】釣銭受取選択画面3aにおいて、釣銭返却
ボタン22が押された場合は(ステップS3;NO)、
次に、制御部18は釣銭準備金が釣銭額以上あるか否か
を判定する(ステップS7)。釣銭準備金の残額は、初
期セット時の総額から釣銭として支払った総額を減算す
ることによって算出することができる。判定の結果、釣
銭準備金が釣銭額以上あれば(ステップS7;YE
S)、券発行部15は、定期券40に定期券情報42だ
けを記録して定期券40を発行するとともに(ステップ
S12)、釣銭放出部16が釣銭額に相当する現金を放
出して(ステップS13)、処理を終了する。
【0027】これに対して、釣銭準備金が釣銭額未満で
あれば(ステップS7;NO)、タッチパネル3の画面
を図4の釣銭記録案内画面3bに切り替え、定期券への
釣銭記録の選択を促す(ステップS8)。図4の釣銭記
録案内画面3bにおいて、釣銭チャージボタン23が押
されると(ステップS8;YES)、タッチパネル3の
画面を図5のチャージ方法選択画面3cに切り替え、定
期券に釣銭の全額を記録するか、一部の額を記録するか
の選択を促す(ステップS4)。一方、図4の釣銭記録
案内画面3bにおいて、取消ボタン25が押されると
(ステップS8;NO)、投入貨幣の返却などの取消処
理を行う。
【0028】また、図5の画面3cにおいて、全額チャ
ージボタン30が押されない場合は(ステップS4;N
O)、テンキー31と入力完了ボタン29による受取金
額の入力を待ち(ステップS9)、受取金額が入力され
れば(ステップS9;YES)、釣銭放出部16は、入
力された受取金額に相当する現金を放出する(ステップ
S10)。また、制御部18は、現金で放出した金額を
釣銭額から差し引いてチャージ金を計算する(ステップ
S11)。そして、券発行部15は、定期券40に定期
券情報42とチャージ金43とを記録して、定期券40
を発行する(ステップS5)。
【0029】図8は、上述したような釣銭額が記録され
た定期券40を用いた釣銭処理システムの概略構成図で
ある。このシステムは、前記の定期券発行機1と、これ
とは別に設けられた駅務機器50〜53とから構成され
ている。駅務機器のうち、50は自動券売機、51は定
期券40を発行した定期券発行機1以外の定期券発行
機、52は自動精算機、53は自動改札機である。これ
らの駅務機器は必要なものだけを選択してもよい。各駅
務機器50〜53は、定期券発行機1によって発行され
た定期券40を受け入れ、この定期券40に記録されて
いる釣銭額(チャージ金43)を読み取って、換金や乗
越精算など所定の釣銭処理を行うようになっている。
【0030】図9および図10は、図8のシステムにお
ける釣銭処理方法を示したフローチャートである。図9
は、自動券売機50または定期券発行機51を利用して
換金を行う場合の処理手順を示している。定期券発行機
1において釣銭額が記録された定期券40が発行される
と(ステップS21)、利用者はこの定期券40を持っ
て自動券売機50または定期券発行機51が設置されて
いる場所まで行き、これらに定期券40を挿入する(ス
テップS22)。定期券40が挿入されると、自動券売
機50または定期券発行機51は、定期券40のデータ
記録領域41に記録されている釣銭額(チャージ金4
3)を読み取って(ステップS23)、この釣銭額に相
当する現金を放出する(ステップS24)。したがっ
て、利用客は自動券売機50や他の定期券発行機51を
釣銭換金装置として利用することで、釣銭(チャージ
金)の換金を行うことができる。
【0031】自動券売機50と定期券発行機51には、
換金だけでなく、定期券40の釣銭額の範囲で切符や定
期券を購入できる機能を付加してもよい。この場合は、
定期券40はプリペイドカードのように取り扱われるこ
とになる。すなわち、定期券40の釣銭額が購入額以上
であれば、釣銭額から購入額が減額されて切符等が発行
され、釣銭額が購入額未満であれば、追加料金を投入す
ることによって、切符等の購入が可能となる。
【0032】図10は、自動精算機52または自動改札
機53を利用して乗越精算を行う場合の処理手順を示し
ている。定期券発行機1において釣銭額が記録された定
期券40が発行されると(ステップS31)、利用者は
この定期券40を使って乗車し、定期券40の有効区間
外の駅まで乗り越した場合は、定期券40をその駅に設
置されている自動精算機52または自動改札機53に挿
入する(ステップS32)。定期券40が挿入される
と、自動精算機52または自動改札機53は、定期券4
0のデータ記録領域41に記録されている釣銭額(チャ
ージ金43)を読み取って(ステップS33)、この釣
銭額に基づいて乗越精算を行う(ステップS34)。す
なわち、自動精算機52では、釣銭額が乗越運賃以上あ
れば釣銭額から乗越運賃を減額し、釣銭額が乗越運賃未
満であれば差額を表示して不足料金の投入を促す。ま
た、自動改札機53では、釣銭額が乗越運賃以上あれば
釣銭額から乗越運賃を減額し、釣銭額が乗越運賃未満で
あれば、ゲート扉を閉じて利用客の通行を阻止するとと
もに、料金不足の案内表示をする。
【0033】以上述べた釣銭処理のより詳細な具体例
を、自動券売機を例にとって説明する。図11は、上述
した自動券売機50の一例を示す正面図である。61は
案内表示部、62はタッチパネル、63は券選択ボタ
ン、64はカード挿入口、65は発券口、66は紙幣挿
入口、67は硬貨挿入口、68は釣銭放出、69は釣銭
受皿である。案内表示部61は、通常は「発売中」を表
示し、機械の故障時などに「発売中止」の表示を行う。
タッチパネル62は、たとえばカラー液晶ディスプレイ
からなり、切符等を購入する際のデータを入力する部分
である。券選択ボタン63は、切符、回数券、プリペイ
ドカードなどの券の種類を選択するボタンである。カー
ド挿入口64は、切符等を購入する場合にプリペイドカ
ードを挿入したり、釣銭を換金する場合に定期券を挿入
したりする挿入口である。発券口65からは、発行され
た切符等が放出される。紙幣挿入口66および硬貨挿入
口67は、それぞれ切符等を購入するための紙幣および
硬貨を投入する挿入口である。釣銭放出口68は、紙幣
放出口68aと硬貨放出口68bとからなり、硬貨放出
口68bは釣銭受皿69の側方に開口して設けられてい
る。
【0034】図12は、自動券売機50のブロック図を
示している。70はタッチパネル62や券選択ボタン6
3を含む操作部、71は紙幣処理部、72は硬貨処理
部、73は券読取部、74は案内表示部61およびタッ
チパネル62を含む表示部、75は券発行部、76は釣
銭放出部、77は記憶部、78は制御部である。券読取
部73は、定期券に記録された釣銭額を読み取るための
もので、本発明の釣銭換金装置における読取部を構成す
る。また、釣銭放出部76は、券購入の場合に放出され
る本来の釣銭のほかに、券読取部73が定期券から読み
取った釣銭額に相当する現金を放出するもので、本発明
の釣銭換金装置における現金放出部を構成する。その他
の構成は、図2と基本的に同様であるので、詳細説明は
省略する。
【0035】次に、上記構成からなる自動券売機50の
動作について説明する。図13〜図18は、タッチパネ
ル62の表示画面と定期券40の記録内容の例を示して
いる。利用客は、前述の定期券発行機1において発行さ
れた定期券40を、自動券売機50のカード挿入口64
(図11)に挿入する。定期券40には、図14に示す
ように、データ記録領域41に釣銭額(ここでは3,2
00円)がチャージ金43として記録されている。定期
券40が挿入されると、券読取部73によってチャージ
金43の額が読み取られ、タッチパネル62には、図1
3のような換金方法選択画面62aが表示される。この
画面には、釣銭(チャージ金)の全額を現金に換金する
か、一部の額のみを換金するかの選択を促すメッセージ
80と、チャージ金43の金額81と、換金金額欄82
と、全額換金ボタン83と、入力完了ボタン84と、取
消ボタン85と、テンキー86とが表示されている。全
額換金ボタン83、入力完了ボタン84およびテンキー
86は、本発明の釣銭換金装置における金額指定手段の
一実施形態を構成するものである。
【0036】図13の画面62aにおいて、全額換金ボ
タン83が押されると、釣銭放出部76によって、チャ
ージ金の全額(3,200円)が現金で放出される。こ
のとき、タッチパネル62の画面は、図15に示すよう
な釣銭確認画面62bに切り替わる。この画面には、放
出されるチャージ金の確認を促すメッセージ87と、換
金金額88などが表示される。また、釣銭の全額換金に
よって、定期券40のチャージ金43は、図16のよう
に0円に書き換えられる。
【0037】一方、釣銭の一部を現金に換金する場合
は、図13の画面62aにおいて、換金金額をテンキー
86によって入力する。この入力した金額は、換金金額
欄82に表示される。この入力金額は、もちろんチャー
ジ金額以下でなければならず、これを超える金額を入力
した場合はエラーとなる。換金金額の入力完了後、入力
完了ボタン84を押すと、入力した換金金額に相当する
現金(たとえば3,000円)が釣銭放出部76から放
出される。このとき、タッチパネル62の画面は、図1
7に示すような釣銭確認画面62cに切り替わる。この
画面には、放出されるチャージ金の確認を促すメッセー
ジ89と、換金金額90と、換金後のチャージ金43の
残額91などが表示される。ここでは残額91は、3,
200円−3,000円=200円となる。また、チャ
ージ金の一部換金によって、定期券40のチャージ金4
3は、図18のように200円に書き換えられる。
【0038】以上のようにして、釣銭の記録された定期
券40を自動券売機50に挿入することによって、釣銭
の全額もしくは一部を現金に換金することができる。す
なわち、自動券売機50を釣銭換金装置として利用する
ことができる。なお、図13においては、釣銭の換金方
法を選択するようにしたが、このような選択手段を設け
ずに、釣銭を無条件で全額換金するようにしてもよい。
また、図13では、全額換金と一部換金のみを選択する
ようにしたが、これに加えて、釣銭での切符購入を選択
するボタンを設け、このボタンが選択された場合は、画
面62aを切符の購入画面(図示省略)に切り替えて、
釣銭を使って切符を購入できるような仕様にしてもよ
い。
【0039】図19は、以上説明した自動券売機50の
動作をフローチャートで示したものである。カード挿入
口64に挿入された定期券40のデータが券読取部73
で読み取られ(ステップS41)、チャージ金43の有
無が判定される(ステップS42)。チャージ金43が
0円であれば(ステップS42;NO)、換金は不可能
なので、定期券40をそのまま返却して(ステップS4
7)、処理を終了する。
【0040】チャージ金43が0円でなければ(ステッ
プS42;YES)、タッチパネル62に図13の換金
方法選択画面62aを表示して、換金方法(全額換金ま
たは一部換金)の選択を促す(ステップS43)。換金
方法選択画面62aにおいて、全額換金ボタン83が押
されると(ステップS43;YES)、釣銭放出部76
によって、チャージ金の全額が現金で放出される(ステ
ップS44)。また、定期券40のチャージ金を0円に
書き換えた後(ステップS45)、定期券40を返却し
て(ステップS46)、処理を終了する。
【0041】一方、図13の画面62aにおいて、全額
換金ボタン83が押されない場合は(ステップS43;
NO)、テンキー86と入力完了ボタン84による換金
金額の入力、もしくは取消ボタン85の押圧を待ち(ス
テップS48,S50)、取消ボタン85が押されると
(ステップS50;YES)、定期券40を返却して
(ステップS51)、処理を終了する。また、換金金額
が入力されると(ステップS48;YES)、制御部7
8はチャージ金43から換金金額を差し引いて、チャー
ジ金の残額を計算し(ステップS49)、その後、釣銭
放出部76が換金金額に相当する現金を放出する(ステ
ップS44)。また、定期券40のチャージ金を上記残
額に書き換えた後(ステップS45)、定期券40を返
却して(ステップS46)、処理を終了する。
【0042】以上の例では、定期券40を挿入するのみ
で釣銭の換金ができるようにしたが、換金専用機ではな
い自動券売機等を換金装置として利用する場合は、換金
機能を選択するための換金ボタンを設けて、定期券40
の挿入と換金ボタンの押下とを待ってから、換金が行え
るようにしてもよい。
【0043】以上述べた実施形態では、定期券40のデ
ータ記録領域41に、定期券情報42とチャージ金43
とを記録した例を示したが、定期券によってはプリペイ
ドカードの機能を持っていて、切符購入や乗越精算がで
きるようになっているものがある。このような定期券の
場合は、図20に示すように、定期券40のデータ記録
領域41において、チャージ金43をプリペイド金額4
4と分けて別エリアに記録してもよいし、図21に示す
ように、定期券40のデータ記録領域41において、プ
リペイド金額にチャージ金を合算した価値情報45とし
て、一元的に記録してもよい。
【0044】また、図7の手順においては、釣銭を現金
で受け取るか定期券に記録するかの選択をまず行い(ス
テップS3)、定期券に記録する場合に、全額記録か一
部記録かを選択するようにしているが(ステップS
4)、最初に釣銭額の全額または一部を指定するように
し、次に、その金額を現金で受け取るか定期券に記録す
るかの選択を行う手順としてもよい。一部を現金で受け
取る場合は、残りの金額は定期券に記録され、一部を定
期券に記録する場合は、残りの金額は現金で放出され
る。また、他の実施形態として、ステップS3において
現金で受け取る選択をした場合に、全額を現金で受け取
るか、一部を現金で受け取るかの選択を行うようにして
もよい。さらに、他の実施形態として、最初から、現金
で受け取る金額または定期券に記録する金額を指定する
ようにしてもよい。この場合は、ステップS3での選択
とステップS4での選択とを1つの画面で行うような操
作になる。
【0045】また、チャージ金の記録機能を有する定期
券と、チャージ金の記録機能を有しない定期券の両方を
取扱う定期券発行機においては、挿入された定期券がい
ずれのタイプの定期券かを判別し、チャージ金の記録機
能を有する定期券であった場合に、上記実施形態で述べ
た記録処理を行うようにすればよい。
【0046】また、以上の実施形態における定期券発行
機1は利用客用のものであったが、本発明は、駅係員が
操作する有人窓口用の定期券発行機にも適用することが
できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、釣銭をデータとして定
期券に記録するようにしたので、釣銭が不足した場合で
も定期券の発売を継続することができ、利用客に対する
サービスが向上する。また、有人窓口においても、現金
で釣銭を渡す必要がなくなるため、係員の業務負担を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定期券発行機の正面図である。
【図2】定期券発行機のブロック図である。
【図3】定期券発行機のタッチパネルの表示画面を示す
図である。
【図4】定期券発行機のタッチパネルの表示画面を示す
図である。
【図5】定期券発行機のタッチパネルの表示画面を示す
図である。
【図6】定期券に記録されるデータの内容を示す図であ
る。
【図7】定期券発行機の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明に係る釣銭処理システムの概略構成図で
ある。
【図9】本発明に係る釣銭処理方法のフローチャートで
ある。
【図10】本発明に係る釣銭処理方法のフローチャート
である。
【図11】釣銭処理システムを構成する自動券売機の正
面図である。
【図12】自動券売機のブロック図である。
【図13】自動券売機のタッチパネルの表示画面を示す
図である。
【図14】定期券に記録されるデータの内容を示す図で
ある。
【図15】自動券売機のタッチパネルの表示画面を示す
図である。
【図16】定期券に記録されるデータの内容を示す図で
ある。
【図17】自動券売機のタッチパネルの表示画面を示す
図である。
【図18】定期券に記録されるデータの内容を示す図で
ある。
【図19】自動券売機の動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】定期券の他の実施形態を示す図である。
【図21】定期券の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 定期券発行機 15 券発行部 16 釣銭放出部 18 制御部(演算手段、判定手段) 22 釣銭返却ボタン(第1の選択手段) 23 釣銭チャージボタン(第1の選択手段) 29 入力完了ボタン(第2の選択手段、金額指定手
段) 30 全額チャージボタン(第2の選択手段、金額指定
手段) 31 テンキー(第2の選択手段、金額指定手段) 40 定期券 41 データ記録領域 42 定期券情報 43 チャージ金(釣銭額) 50 自動券売機(釣銭換金装置) 51 定期券発行機(釣銭換金装置) 52 自動精算機(精算処理装置) 53 自動改札機(精算処理装置) 73 券読取部(読取部) 76 釣銭放出部(現金放出部) 83 全額換金ボタン(金額指定手段) 84 入力完了ボタン(金額指定手段) 86 テンキー(金額指定手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用客または係員の操作によって所定のデ
    ータが記録された定期券を発行する定期券発行機におい
    て、 利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて算出
    された釣銭額を、定期券のデータ記録領域に記録して定
    期券を発行することを特徴とする定期券発行機。
  2. 【請求項2】利用客または係員の操作によって所定のデ
    ータが記録された定期券を発行する定期券発行機におい
    て、 利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて釣銭
    額を演算する演算手段と、 前記演算手段によって算出された釣銭額を現金で放出す
    る釣銭放出部と、 所定のデータを記録して定期券を発行する券発行部と、 釣銭を現金で支払うか、定期券に記録して支払うかを選
    択する選択手段と、を備え、 前記選択手段によって現金での支払いが選択された場合
    は、前記釣銭放出部によって釣銭を現金で放出するとと
    もに、前記券発行部によって定期券情報が記録された定
    期券を発行し、 前記選択手段によって定期券への記録が選択された場合
    は、前記券発行部によって定期券情報および釣銭額が記
    録された定期券を発行することを特徴とする定期券発行
    機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の定期券発行機において、
    釣銭準備金が釣銭額以上あるか否かを判定する判定手段
    を設け、前記判定手段により釣銭準備金が釣銭額未満と
    判定されているときは、現金での釣銭放出に代えて、前
    記券発行部によって釣銭額を定期券に記録することを特
    徴とする定期券発行機。
  4. 【請求項4】利用客または係員の操作によって所定のデ
    ータが記録された定期券を発行する定期券発行機におい
    て、 利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて釣銭
    額を演算する演算手段と、 前記演算手段によって算出された釣銭額のうち、現金で
    放出する金額または定期券に記録する金額を指定する金
    額指定手段と、を備え、 前記金額指定手段によって指定された金額に基づいて、
    釣銭の一部を定期券に記録するとともに、釣銭の残りを
    現金で放出することを特徴とする定期券発行機。
  5. 【請求項5】利用客または係員の操作によって所定のデ
    ータが記録された定期券を発行する定期券発行機におい
    て、 利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて釣銭
    額を演算する演算手段と、 前記演算手段によって算出された釣銭額を現金で放出す
    る釣銭放出部と、 所定のデータを記録して定期券を発行する券発行部と、 釣銭を現金で支払うか、定期券に記録して支払うかを選
    択する第1の選択手段と、 釣銭を定期券に記録して支払う際に、釣銭の全額を記録
    するか一部の額を記録するかを選択する第2の選択手段
    と、を備え、 前記第1の選択手段によって現金での支払いが選択され
    た場合は、前記釣銭放出部によって釣銭を現金で放出す
    るとともに、前記券発行部によって定期券情報が記録さ
    れた定期券を発行し、 前記第1の選択手段によって定期券への記録が選択され
    た場合に、前記第2の選択手段により釣銭の全額記録が
    選択されたときは、前記券発行部によって定期券情報お
    よび釣銭の全額が記録された定期券を発行し、 前記第1の選択手段によって定期券への記録が選択され
    た場合に、前記第2の選択手段により釣銭の一部記録が
    選択されたときは、前記券発行部によって定期券情報お
    よび釣銭の一部が記録された定期券を発行するととも
    に、前記釣銭放出部によって釣銭の残りを現金で放出す
    ることを特徴とする定期券発行機。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の定期券発行機で発行され
    た定期券を受け入れて処理する釣銭換金装置であって、 前記定期券に記録されている釣銭額を読み取る読取部
    と、 前記読取部が読み取った釣銭額に相当する現金を放出す
    る現金放出部と、を備えたことを特徴とする釣銭換金装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の釣銭換金装置において、
    現金で放出する金額を指定する金額指定手段を設け、前
    記現金放出部は、前記金額指定手段により指定された金
    額に基づいて、前記読取部が読み取った釣銭額の一部を
    現金で放出することを特徴とする釣銭換金装置。
  8. 【請求項8】利用客または係員の操作によって所定のデ
    ータが記録された定期券を発行する定期券発行機であっ
    て、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて
    算出された釣銭額を定期券のデータ記録領域に記録して
    定期券を発行する定期券発行機と、 前記定期券発行機によって発行された定期券に記録され
    ている釣銭額を読み取って、当該釣銭額に相当する現金
    を放出する釣銭換金装置と、を備えたことを特徴とする
    釣銭処理システム。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の定期券発行機で発行され
    た定期券を受け入れて処理する精算処理装置であって、 前記定期券に記録されている釣銭額を読み取って、当該
    釣銭額に基づいて乗越精算を行うことを特徴とする精算
    処理装置。
  10. 【請求項10】利用客または係員の操作によって所定の
    データが記録された定期券を発行する定期券発行機であ
    って、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づい
    て算出された釣銭額を定期券のデータ記録領域に記録し
    て定期券を発行する定期券発行機と、 前記定期券発行機によって発行された定期券に記録され
    ている釣銭額を読み取って、当該釣銭額に基づいて乗越
    精算をする精算処理装置と、を備えたことを特徴とする
    釣銭処理システム。
  11. 【請求項11】利用客または係員の操作によって所定の
    データが記録された定期券を発行する定期券発行機にお
    いて、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づい
    て算出された釣銭額を、定期券のデータ記録領域に記録
    して定期券を発行するステップと、 前記定期券発行機とは別の釣銭換金装置において、前記
    発行された定期券に記録されている釣銭額を読み取っ
    て、当該釣銭額に相当する現金を放出するステップと、
    を備えたことを特徴とする釣銭処理方法。
  12. 【請求項12】利用客または係員の操作によって所定の
    データが記録された定期券を発行する定期券発行機にお
    いて、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づい
    て算出された釣銭額を、定期券のデータ記録領域に記録
    して定期券を発行するステップと、 前記定期券発行機とは別の精算処理装置において、発行
    された定期券に記録されている釣銭額を読み取って乗越
    精算を行うステップと、を備えたことを特徴とする釣銭
    処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006160275A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Denaro:Kk 給油料金精算装置
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WO2021149905A1 (ko) * 2020-01-22 2021-07-29 주식회사 우디 환전 키오스크에서 환전시 잔돈을 적립하는 방법
US11853991B2 (en) 2020-02-25 2023-12-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Accounting apparatus and method of controlling an accounting apparatus

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