JP4835143B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば鉄道の駅に設置されて乗車券や定期券などを販売する券売機のような自動販売機に関する。
従来、貨幣の投入を受け付けて商品を販売する自動販売機は、釣銭切れになると販売中止になるものであった。このため、自動販売機により商品販売を行う販売者は、自動販売機が一旦釣銭切れになると釣銭を補充するまで販売機会を失っていた。
このような問題を解決する方法として、釣銭不要となるまとめ買いであれば販売許容する自動販売機の釣銭切れ時販売制御装置が提案されている(特許文献1参照)。この販売制御装置は、釣銭不要となるまとめ買いであればまとめ買い可表示ランプを点灯し、このまとめ買い押しボタンが押下されることで商品販売を許容する。
しかし、この販売制御装置では、利用者は、釣銭切れの際に商品を入手しようとすると商品を何個もまとめ買いする必要があり、1つだけ購入することができなかった。
また、このような課題を解決するものとして、自動販売機の制御装置が提案されている(特許文献2参照)。この自動販売機の制御装置は、釣銭切れの場合にユーザID情報を入力許容してセンタへ送信するとともに、釣銭を前払い金として入力許容するものである。これにより、釣銭切れでも商品販売が可能となっている。
しかし、この自動販売機の制御装置では、ユーザIDを持たない利用者は、釣銭切れの場合に商品を購入することができなかった。
特開平05−046850号公報 特開2003−044911号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、釣銭切れによる販売機会の喪失を防止し、利用者の利便性を向上させることができる自動販売機を提供することを目的とする。
この発明は、貨幣の投入を受け付ける貨幣受付手段と、釣銭を金種別に貯蔵する釣銭貯蔵手段と、前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣の貨幣価値と販売する商品の商品価値とに基づいて釣銭額を算出する釣銭算出手段と、算出した釣銭額の釣銭を前記釣銭貯蔵手段から払い出す釣銭払出手段と、残高情報が記憶された記憶媒体を受け付ける媒体受付手段と、前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣の貨幣価値を前記媒体受付手段で受け付けた前記記憶媒体に記憶している残高情報に追加する価値追加手段と、前記釣銭貯蔵手段に貯蔵している釣銭が所定量以下となって不足しているか否か検知する釣銭不足検知手段と、該釣銭不足検知手段で不足していると検知した金種の貨幣が前記貨幣受付手段に投入され、該貨幣を用いて前記記憶媒体の残高情報に価値の追加が行われた場合に、サービスを付与するサービス付与手段とを備えた自動販売機であることを特徴とする。
前記所定量は、金種毎の貨幣の枚数または金額で構成することができる。
前記釣銭の不足は、釣銭が1枚もない釣銭切れ状態、および釣銭の残り枚数が釣銭満タン状態に比べて非常に少ない釣銭少量状態の両方を含む概念である。
前記構成により、利用者は釣銭不足の金種の貨幣を投入するだけでサービスを得ることができる。これにより、釣銭が不足した場合に釣銭不足の金種の貨幣を利用者に投入してもらうことができ、釣銭切れによる販売機会の喪失を防止し、利用者の利便性を向上させることができる。
この発明の態様として、前記不足した金種の貨幣が投入された場合にサービスすることを示すサービス情報を報知するサービス情報報知手段を備えることができる。
これにより、釣銭不足となっている金種の貨幣の投入によって自動販売機がサービスを提供する状態であることを利用者は認識できる。従って、利用者に釣銭不足の貨幣の投入を促すことができ、釣銭補充を促進できる。
またこの発明の態様として、前記サービス付与手段は、追加に用いられる前記不足した金種の貨幣の数量に応じてサービスの量を変更する構成にすることができる。
これにより、利用者に多量の釣銭補充を促すことができる。
またこの発明の態様として、前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣の価値のうち、1000円より低い桁は固定とし、1000円以上の桁を選択可能にして、前記記憶媒体の残高情報に追加する価値を選択許容する追加価値選択手段を備えることができる。
これにより、硬貨が不足している場合に投入された硬貨を確実に取り込んで釣銭補充することができる。
またこの発明の態様として、前記自動販売機を複数備え、各自動販売機に、前記媒体受付手段で受け付けた記憶媒体に記憶されている残高情報から現金を払い戻す払戻手段を備えて自動販売システムとすることができる。
これにより、ある自動販売機で釣銭不足が生じている場合に、利用者は他の自動販売機に記憶媒体を投入して上記釣銭不足の金種の貨幣を払い戻し、この払い戻された貨幣を上記釣銭不足の自動販売機に投入して再度記憶媒体の残高情報に価値を追加して、サービスを得ることができる。
この発明により、釣銭切れによる販売機会の喪失を防止し、利用者の利便性を向上させることができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、自動券売機1の外観を示す斜視図である。
自動券売機1は、正面上部に接客面として傾斜面を備えたボックス状に形成されている。傾斜面の上部には、発売中などの案内を行うアイキャッチャ10が備えられ、その左側には、案内用の音声を発生するスピーカ11が備えられている。
アイキャッチャ10の下側には、表示および入力を行うタッチモニタ14が備えられている。このタッチモニタ14は、画像表示を行うモニタの表面に透明のタッチパネルが重ねて設けられたものである。
このタッチモニタ14の左側には、大人か子供か、普通券か往復券かといった選択をさせるファンクションボタン13が縦2列に計18個並設され、その上にトラブル発生時などに利用者の声を集音するマイク12が備えられている。
タッチモニタ14の下側には、投入された金額を表示する投入金額表示部23が備えられ、その左側には、トラブル時に係員を呼び出すカバー付きの呼出ボタン16、および、切符や定期券の購入といった操作を取消す取消ボタン17が備えられている。
投入金額表示部23の右側には、テンキー24が備えられ、該テンキー24の下部には、硬貨を投入させる硬貨投入口25が備えられている。
投入金額表示部23の下側には、プリペイドカード、古い定期券やクレジットカード、およびキャッシュカードの投入を許容し、販売するプリペイドカードを排出するカード投入/排出口18、商品として販売する券媒体を排出する券排出口19、紙幣を投入させる紙幣投入口20、および紙幣を排出する紙幣排出口21が備えられている。
紙幣排出口21の直下には、硬貨を排出する硬貨排出口22が備えられている。
硬貨排出口22の右横には、旅客の接近を検知する対人センサ26が備えられている。
以上の構成により、利用者は、紙幣投入口20や硬貨投入口25から貨幣を投入し、主にタッチモニタ14で購入する券媒体の金額ボタンを押下(タッチ)して、乗車券、回数券、または定期券などの券媒体を購入できる。
また、利用者は、カード投入/排出口18にプリペイドカードを投入し、紙幣投入口20や硬貨投入口25から貨幣を投入して、プリペイドカードの残高をチャージ(残高情報に価値を追加)することができる。
図2は、自動券売機1の構成を示すブロック図である。
自動券売機1は、制御部41に接続して、硬貨処理部35、紙幣処理部36、表示部37、報知部38、カード処理部42、発券処理部43、操作入力部44、記憶部45が設けられている。
硬貨処理部35は、計数部31と釣銭払出部32とが設けられている。この硬貨処理部35は、硬貨投入口25(図1参照)から投入された硬貨の枚数や、釣銭等として硬貨排出口22(図1参照)に払い出す硬貨の枚数を計数部31で金種毎に計数する。また硬貨処理部35は、図示省略する釣銭貯蔵部に貯蔵されている釣銭を釣銭払出部32で硬貨排出口22(図1参照)に払い出す。またこの硬貨処理部35は、投入された硬貨を金種判別したのち、各金種の釣銭貯蔵部に振り分けて貯蔵する釣銭貯蔵処理も実行する。
紙幣処理部36は、計数部33と釣銭払出部34とが設けられている。この紙幣処理部36は、紙幣投入口20(図1参照)から投入された紙幣の枚数や、釣銭等として紙幣排出口21(図1参照)に払い出す紙幣の枚数を計数部33で金種毎に計数する。また紙幣処理部36は、図示省略する釣銭貯蔵部に貯蔵されている釣銭を釣銭払出部34で紙幣排出口21(図1参照)に払い出す。またこの紙幣処理部36は、投入された紙幣を金種判別したのち、各金種の釣銭貯蔵部に振り分けて貯蔵する釣銭貯蔵処理も実行する。
表示部37は、タッチモニタ14(図1参照)に券媒体を購入許容する普通券販売画面や、プリペイドカードへのチャージを許容するチャージ金額選択画面等を表示する。また表示部37は、釣銭不足となっている貨幣の投入を促すチャージサービス画面もタッチモニタ14に表示する。
報知部38は、スピーカ11(図1参照)で音声案内による報知を行う。
カード処理部42は、カード読取・書込部46が設けられており、ICカードで構成されるプリペイドカードCに対して情報を読み書きする。これにより、プリペイドカードCに記憶されている残高情報のチャージを行う。また、プリペイドカードCの残高によって乗車券、回数券、または定期券などの券媒体が購入された場合に、該プリペイドカードCに記憶されている残高情報を減額する減額処理も行う。
発券処理部43は、ロール紙から適当な長さを引き出して切断した券紙に金額などの印字および磁気書き込みを行って券媒体として利用可能な状態にし、この券媒体を発行する。
操作入力部44は、図1に示したファンクションボタン13、タッチモニタ14、呼出ボタン16、取消ボタン17、およびテンキー24による利用者の操作入力を受け付ける。
記憶部45は、各種のプログラムや情報(データ)を記憶している。
以上の構成により、貨幣投入の受け付け、券媒体の販売、釣銭の払い出し、プリペイドカードCの残高情報のチャージを実行することができる。
次に、タッチモニタ14(図1参照)に表示する接客画面50について説明する。
図3は、接客画面50に乗車券の一種である普通券を販売する普通券販売画面55を表示した状態の画面イメージ図である。
接客画面50は、画面左側に普通券タブ51、連絡券タブ52、回数券タブ53、およびチャージタブ54を縦並びに表示している。これらのタブ51〜54が選択されることにより、画面右側の内容表示部の表示を変更する、図3の例では、普通券タブ51が選択されているため、内容表示部に普通券販売画面55が表示されている。
普通券販売画面55は、複数の取引ボタン56が表示されている。この取引ボタン56は、何円分の普通券を購入したいか利用者に選択させるボタンであり、入場券も選択可能に表示している。
また、画面下方には、サービス情報表示ウィンドウ59を表示している。サービス情報表示ウィンドウ59は、釣銭不足の場合に表示するものであり、「ただいま、カードへのチャージ処理を、100円硬貨を使用して行うと、割増しサービスを受けられます」といったように、所定の貨幣を使用したチャージに対するサービス情報を表示する。このサービス情報表示ウィンドウ59は、普通券タブ51が選択されている場合だけでなく、連絡券タブ52、回数券タブ53、およびチャージタブ54のいずれか1つが選択されている場合にも表示する。
これにより、普通券を購入しようとした利用者や、普通券販売画面55を見た利用者は、所定金種の貨幣を使用することでチャージ料金を得することを認識できる。
図4は、プリペイドカードCへのチャージの際に接客画面50に表示する残高確認画面61の画面イメージ図である。この残高確認画面61は、接客画面50でチャージタブ54が選択されてカード投入/排出口18にプリペイドカードCが投入されるとタッチモニタ14(図1参照)に表示される。
残高確認画面61には、戻るボタン62、残高表示部63、およびチャージ金投入指示部64が設けられている。
戻るボタン62は、タッチされると前の画面に戻るボタンである。残高表示部63は、プリペイドカードCに記憶されている残高情報を金額として表示する部分である。チャージ金投入指示部64は、チャージする金額に応じた貨幣の紙幣投入口20や硬貨投入口25への投入を指示する部分である。
これにより、利用者はプリペイドカードCの残高情報を知ることができ、どれだけの金額をチャージするか意思決定することができる。
図5は、プリペイドカードCへのチャージの際に接客画面50に表示するチャージ金額選択画面71の画面イメージ図である。
チャージ金額選択画面71は、投入金額表示部72、戻るボタン73、金額選択ボタン74、および割増金額表示部75が設けられている。
投入金額表示部72は、紙幣投入口20や硬貨投入口25から投入された貨幣の合計金額を表示する部分である。
戻るボタン73は、前の画面に戻るボタンである。
金額選択ボタン74は、チャージする金額を選択するボタンであり、複数の金額のボタンが存在する。ここで、釣銭不足となっている金種の貨幣が投入された場合にこの貨幣を確実に取り込むため、投入合計金額のうち1000円より桁の小さい金額部分(この例では700円)をどの金額選択ボタン74にも表示し、釣銭不足の貨幣を確実に取得できるようにしている。
割増金額表示部75は、釣銭不足の貨幣が投入されたことに対する割増サービスの金額を表示する部分である。この割増金額は、投入された釣銭不足貨幣の枚数が多いほど割増金額が高くなるように設定されている。
これにより、利用者は釣銭不足となっている貨幣を使用してプリペイドカードCにチャージすることができ、またこのときの割増金額を把握することができる。
図6は、プリペイドカードCへのチャージの際に接客画面50に表示するチャージ完了画面81の画面イメージ図である。
チャージ完了画面81は、投入金額表示部82、チャージ金額表示部83、釣銭金額表示部84、および残高表示部85が設けられている。
投入金額表示部82は、投入された合計金額を表示する部分である。
チャージ金額表示部83は、プリペイドカードCにチャージしたチャージ金額を表示する部分である。このチャージ金額は、チャージ金額選択画面71(図5参照)で利用者に選択された金額選択ボタン74に表示していた金額である。
釣銭金額表示部84は、投入合計金額からチャージ金額を減算した金額であり、紙幣排出口21(図1参照)や硬貨排出口22を通じて利用者に返却した金額を表示する部分である。
残高表示部85は、プリペイドカードCに記憶されている最新の残高情報を表示する部分である。この最新の残高情報には、この処理でチャージしたチャージ金額が加算されている。
これにより、利用者はチャージした結果を確認することができる。なお、チャージ前の残高や割増金額を表示する構成にし、実際に割増金額がチャージされて得したことを利用者が確認できるようにしてもよい。
図7は、制御部41(図2参照)の動作を示すフローチャートである。
制御部41は、硬貨処理部35の釣銭貯蔵部にすべての金種についてあらかじめ定めた所定枚数の硬貨が存在しているか確認することにより、返却用に貯蔵している釣銭が十分か否か判定する(ステップn1)。
ここで、所定枚数は、残りの釣銭枚数が1回の釣銭として払い出す最大枚数である9枚以下となって自動券売機1が発売中止状態になるより前の枚数に設定することが好ましく、例えば30枚や50枚などに設定することができる。
また、硬貨処理部35の釣銭貯蔵部に残存している釣銭枚数の把握について説明すると、例えば、硬貨処理部35は、各金種の釣銭貯蔵部に貯蔵する硬貨の枚数をあらかじめ入力しておき、釣銭として払い出した枚数を減算することで釣銭枚数を把握できる。また、硬貨処理部35の釣銭貯蔵部における釣銭が所定枚数となる位置に当該位置の硬貨の有無を検知するセンサを設けておき、このセンサによる検知状態が硬貨有りから硬貨なしに変化した場合に、硬貨処理部35は釣銭枚数が不足になったと把握することもできる。
釣銭が不十分であれば(ステップn1:NO)、制御部41は、釣銭補充の必要な金種が投入されてチャージ処理された場合に提供する割増サービスを、サービス情報表示ウィンドウ59(図3参照)に示すように表示部37(図2参照)のタッチモニタ14(図1参照)に表示する。釣銭が十分であれば(ステップn1:YES)、制御部41は、次のステップn3に処理を進める。
制御部41は、プリペイドカードCをカード投入/排出口18で受け付けると(ステップn3:YES)、このプリペイドカードCからカード情報をカード処理部42で読み取る(ステップn4)。
制御部41は、読み取ったカード情報に含まれている残高情報を現在の残高表示として残高確認画面61(図4参照)の残高表示部63に表示し、チャージ金投入指示部64でチャージ金の投入を指示する(ステップn5)。
制御部41は、紙幣投入口20(図1参照)や硬貨投入口25から貨幣が投入されて硬貨処理部35(図2参照)や紙幣処理部36で該貨幣を受け付けるまで待機し(ステップn6:NO)、貨幣投入を受け付けると(ステップn6:YES)、計数処理を実行する(ステップn7)。
この計数処理では、受け付けた貨幣の金種判別や真偽判別を実行し、各金種の貨幣がいくつあるか計数する。これによって投入された合計金額を取得する。またこのとき、釣銭不足となっている金種の貨幣の投入枚数に応じて、チャージする際に割り増しする割増金額も算出する。この割増金額は、釣銭不足となっている金種の貨幣の投入枚数に対する一定割合(例えば不足している貨幣1枚あたり10円)で算出し、投入枚数が多いほど高額となるように設定されている。なお、投入枚数が多いほど釣銭不足となっている金種の貨幣の投入枚数に対する割合が増加するように、割増金額を投入枚数に応じて複数段階に設定(例えば5枚までは1枚あたり10円、6枚以上10枚以下は1枚あたり11円、11枚以上は1枚あたり12円など)してもよい。
制御部41は、チャージ金額選択画面71(図5参照)を表示する(ステップn8)。このチャージ金額選択画面71では、ステップn7で算出した割増金額を割増金額表示部75に表示する。
制御部41は、タッチモニタ14(図1参照)に表示した金額選択ボタン74が押下されるまで待機する(ステップn9:NO)。
金額選択ボタン74が押下されると(ステップn9:YES)、制御部41はチャージ処理を実行する(ステップn10)。このチャージ処理は、金額選択ボタン74の押下によって指定された金額をプリペイドカードCの残高に加算した加算額を取得し、この加算額をプリペイドカードCの残高情報に書き込む処理である。このとき、釣銭不足の金種の貨幣がチャージに使用されていれば、この貨幣の枚数に応じた割増金額も加算した上でプリペイドカードCの残高情報に書き込む。そして、このとき制御部41は、タッチモニタ14(図1参照)にチャージ完了画面81(図6参照)を表示する。
制御部41は、投入合計金額からチャージ金額を減算して釣銭額を計算し、この釣銭額の釣銭を釣銭払出部34により紙幣排出口21や硬貨排出口22から返却するとともに、残高情報の書き込み更新が終了したプリペイドカードCをカード処理部42によりカード投入/排出口18から返却し(ステップn11)、処理を終了する。
前記ステップn3でプリペイドカードCが投入されなかった場合は(ステップn3:NO)、制御部41は、紙幣投入口20や硬貨投入口25から貨幣が投入されるまでステップn3にリターンして待機する(ステップn12:NO)。
貨幣が投入されると(ステップn12:YES)、制御部41は、前述したステップn7と同様に投入された貨幣を計数する計数処理を実行する(ステップn13)。
このとき、制御部41は、普通券販売画面55(図3参照)を表示しており、利用者によって取引ボタン56が押下されまで待機する(ステップn14:NO)。
利用者によって取引ボタン56が押下されると(ステップn14:YES)、制御部41は、発券処理を実行する(ステップn15)。この発券処理では、発券処理部43(図2参照)により、押下された取引ボタン56の金額等をロール紙から適当な長さを引き出して切断した券紙に印字および磁気書き込みして券媒体として利用可能な状態にし、この券媒体を発行する。
制御部41は、投入された貨幣の合計金額から発券した券媒体の金額を減算して釣銭額を計算し、この釣銭額の釣銭を返却し(ステップn16)、処理を終了する。
以上の動作により、釣銭が不足してきた場合に自動券売機1は、タッチモニタ14にサービス情報表示ウィンドウ59を表示し、利用者に釣銭不足の金種の貨幣の投入を促すことができる。従って、釣銭切れとなることを防止でき、また釣銭切れとなっても利用者によって補充されることになる。これにより、無人駅等での自動券売機1の連続運転期間を長くすることができ、釣銭切れで普通券を購入できない等の不便さを解消することができる。
また、利用者は、従来技術のように釣銭切れのために普通券の代わりに回数券を購入してまとめ買いするといった必要がなく、不満を感じず利用することができる。
また、利用者は、従来技術のように事前に登録する必要がないため、利用回数の少ない利用者や初めての利用者であっても不自由なく利用することができる。
また、自動券売機1により券媒体の販売等を行う鉄道業者は、無人駅の自動券売機1に釣銭補充するための要員を配備しておく必要がなくなるため、そのための人件費を削減することができる。
なお、上述した実施形態は、釣銭不足の貨幣投入に対して付与するサービスとしてチャージ金額を割増すように構成したが、他のサービスを行うように構成してもよい。例えば他のサービスとして、釣銭不足の貨幣投入に対してサービスポイント(例えばマイレージのポイントや商品購入時に付与するポイントなど)を付与する構成としてもよい。この場合、利用者は釣銭不足の貨幣を使ってチャージするだけでサービスポイントを得ることができ、このサービスポイントによって提供されるサービス(例えば景品付与や料金割引など)を得ることができる。
また、自動券売機1には、プリペイドカードCに記憶されている残高情報から現金を払い戻す払戻手段を設け、この自動券売機1を複数台設置して自動販売システム(自動券売システム)として提供しても良い。この場合、前記払戻手段は、タッチモニタ14に払い戻し金額を選択可能に表示し、入力支持された金額の現金を払い戻すと共に、プリペイドカードCに記憶されている残高情報から払い戻し金額を減算する処理を実行する制御部41により構成することができる。
この自動販売システムにより、ある自動券売機1で釣銭不足が生じている場合に、利用者は他の自動券売機1にプリペイドカードCを投入して上記釣銭不足の金種の貨幣を払い戻し、この払い戻された貨幣を上記釣銭不足の自動券売機1に投入して再度プリペイドカードCにチャージして、チャージ金額の割り増し等のサービスを得ることができる。つまり、利用者は、自分が釣銭不足の金種の貨幣を持っていなくても、釣銭に余裕のある自動券売機1から釣銭不足の自動券売機1に貨幣を移し替えることができ、この移し替え作業を行うだけでチャージ金額の割り増しやサービスポイントの獲得といった利益を得ることができる。
このように構成する場合、自動券売機1は、払い戻しする貨幣の金種を金種指定手段で指定できる構成にすることが好ましく、また釣銭不足の金種は払い戻しできないように払戻金種制限手段で制限する構成にすることが好ましい。
また、このように構成した自動販売システムは、複数の自動券売機1を通信回線で接続し、隣接して設置されるなどの近い領域に存在する自動券売機1同士で連携させても良い。この場合、各自動券売機1には、釣銭不足となった場合に釣銭不足の金種を他の自動券売機1に送信する釣銭不足送信手段(制御部41)と、釣銭不足が解消した場合に解消したことを他の自動券売機1に送信する釣銭不足解消送信手段(制御部41)と、他の自動券売機1から受信した釣銭不足の金種に限って払い戻し許容する払戻金種決定手段(制御部41)とを備えるとよい。これにより、一旦プリペイドカードCにチャージされた金額を原則として払い戻しせず、釣銭不足の解消に役立つ金種についてのみ払い戻し許容することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の自動販売機は、実施形態の自動券売機1に対応し、
以下同様に、
貨幣受付手段は、硬貨処理部35および紙幣処理部36に対応し、
釣銭貯蔵手段は、硬貨処理部35の釣銭貯蔵部および紙幣処理部36の釣銭貯蔵部に対応し、
釣銭不足検知手段は、ステップn1を実行する制御部41に対応し、
価値追加手段およびサービス付与手段は、ステップn10を実行する制御部41に対応し、
釣銭算出手段および釣銭払出手段は、ステップn16を実行する制御部41に対応し、
媒体受付手段は、カード処理部42に対応し、
サービス情報は、サービス情報表示ウィンドウ59に表示するサービス情報に対応し、
サービス情報報知手段は、サービス情報表示ウィンドウ59を表示する表示部37に対応し、
追加価値選択手段は、チャージ金額表示部83に対応し、
記憶媒体は、プリペイドカードCに対応し、
所定量は、所定枚数に対応し、
残高情報の追加は、チャージに対応し、
貨幣価値は、投入金額に対応し、
商品は、券媒体に対応し、
商品価値は、券媒体の金額に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
自動券売機の外観を示す斜視図。 自動券売機の構成を示すブロック図。 普通券販売画面の画面イメージ図。 残高確認画面の画面イメージ図。 チャージ金額選択画面の画面イメージ図。 チャージ完了画面の画面イメージ図。 制御部の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…自動券売機
35…硬貨処理部
36…紙幣処理部
37…表示部
41…制御部
42…カード処理部
59…サービス情報表示ウィンドウ
83…チャージ金額表示部
C…プリペイドカード

Claims (5)

  1. 貨幣の投入を受け付ける貨幣受付手段と、
    釣銭を金種別に貯蔵する釣銭貯蔵手段と、
    前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣の貨幣価値と販売する商品の商品価値とに基づいて釣銭額を算出する釣銭算出手段と、
    算出した釣銭額の釣銭を前記釣銭貯蔵手段から払い出す釣銭払出手段と、
    残高情報が記憶された記憶媒体を受け付ける媒体受付手段と、
    前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣の貨幣価値を前記媒体受付手段で受け付けた前記記憶媒体に記憶している残高情報に追加する価値追加手段と、
    前記釣銭貯蔵手段に貯蔵している釣銭が所定量以下となって不足しているか否か検知する釣銭不足検知手段と、
    該釣銭不足検知手段で不足していると検知した金種の貨幣が前記貨幣受付手段に投入され、該貨幣を用いて前記記憶媒体の残高情報に価値の追加が行われた場合に、サービスを付与するサービス付与手段とを備えた
    自動販売機。
  2. 前記不足した金種の貨幣が投入された場合にサービスすることを示すサービス情報を報知するサービス情報報知手段を備えた
    請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記サービス付与手段は、追加に用いられる前記不足した金種の貨幣の数量に応じてサービスの量を変更する構成にした
    請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 前記貨幣受付手段で受け付けた貨幣の価値のうち、1000円より低い桁は固定とし、1000円以上の桁を選択可能にして、前記記憶媒体の残高情報に追加する価値を選択許容する追加価値選択手段を備えた
    請求項1、2または3記載の自動販売機。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動販売機を複数備え、
    各自動販売機に、前記媒体受付手段で受け付けた記憶媒体に記憶されている残高情報から現金を払い戻す払戻手段を備えた
    自動販売システム。
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