JP3812803B2 - 定期券発行機、釣銭換金装置、精算処理装置、釣銭処理システムおよび釣銭処理方法 - Google Patents

定期券発行機、釣銭換金装置、精算処理装置、釣銭処理システムおよび釣銭処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道の駅などに設置される定期券発行機、釣銭換金装置、精算処理装置に関し、また、これらの機器を用いた釣銭処理システムおよび釣銭処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
定期券発行機には、駅の構内などに設置されている利用客用の定期券発行機と、駅の有人窓口に設置されている係員用の定期券発行機とがあり、いずれも利用客または係員がパネルの操作部を操作することによって、所定のデータが記録された定期券を発行するようになっている。定期券の購入には新規購入と継続購入とがあり、新規購入の場合は、乗車区間、使用開始日、有効期間、氏名、電話番号などの各種データを操作部から入力することにより、定期券が新規に発行される。一方、継続購入の場合は、旧定期券を挿入すると、この定期券に記録されているデータが読み取られ、変更するデータ(有効期間など)だけを操作部から入力することにより、継続定期券が発行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
利用客用の定期券発行機においては、利用客が投入した金額が定期券の金額より多いときは、その差額が釣銭として放出される。このため、毎朝始業時などの適当な時点で係員によって釣銭準備金が定期券発行機の内部に補給される。しかし、1日の釣銭放出量は一定しているわけでなく、日によっては利用客が多くて、途中で釣銭がなくなることもしばしばある。この場合、従来は定期券発行機を発売中止としていたので、利用客は有人窓口へ行って、申込用紙に所定の事項を記入したうえで定期券を購入しなければならず、煩雑でサービスの低下を招いていた。
【0004】
一方、有人窓口における係員用の定期券発行機によって定期券を発行する場合も、利用客から預かった貨幣の金額が定期券の金額より多いときは、その差額を釣銭として利用客に返却する必要がある。このため、常に釣銭を用意して、その都度現金で利用客に渡さなければならず、手間がかかるとともに、渡した釣銭に過不足があって利用客との間でトラブルが発生することもあった。
【0005】
本発明は上記のような問題点を解決するものであって、釣銭が不足した場合でも定期券の発売を継続できるようにして、利用客に対するサービスを向上させるとともに、有人窓口における係員の業務負担を軽減することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、発行する定期券のデータ記録領域に、釣銭額の全部または一部を、他の機器で換金、購入または精算が可能な金額データとして記録するようにしている。このようにすることで、利用客用の定期券発行機において釣銭切れが発生した場合でも、現金に代えてデータとして釣銭を支払うことができるため、定期券の発売を継続することができ、利用客に対するサービスが向上する。また、係員用の定期券発行機においても、いちいち現金で釣銭を渡す必要がなくなるため、手間が省けて釣銭の渡し間違いもなくなり、係員の業務負担が軽減される。
【0007】
本発明における定期券としては、データ記録領域をもった記録媒体であれば種類は問わず、磁気カード、ICカード、非接触カード、光カードなど各種の記録媒体を用いることができる。また、データ記録領域に記録される釣銭額は、利用客の支払った金額と定期券の金額との差額そのものであってもよいし、これを所定の計算式によって換算したポイント数のような値であってもよい。
【0008】
本発明では、釣銭額を無条件に定期券に記録してもよく、この場合は定期券発行機の中に釣銭準備金を用意する必要もなくなる。また、釣銭額を無条件に定期券に記録するのではなく、釣銭を現金で支払うか、定期券に記録して支払うかを選択できるようにしてもよい。これによると、利用客の希望に応じて釣銭の支払い方法が選べるため、サービスの一層の向上を図ることができる。この場合、釣銭準備金が不足しているときには、現金での支払いに代えて釣銭を定期券に記録して支払うようにするとよい。
【0009】
また、本発明では、釣銭を支払う際に、釣銭の一部を定期券に記録し、残りを現金で支払うようにすることもできる。このようにすれば、釣銭支払方法の選択肢が増えて、より一層のサービス向上につながる。
【0010】
本発明の定期券発行機によって発行された定期券は、釣銭換金装置で換金することができる。すなわち、定期券を釣銭換金装置に挿入すると、釣銭換金装置が定期券に記録されている釣銭額を読み取って、これに相当する現金を放出するような換金システムを構築することができる。釣銭換金装置としては、換金専用の機器であってもよいし、自動券売機や定期券発行機などの駅務機器に換金機能を持たせたものであってもよい。また、定期券に記録された釣銭額の一部を換金できるようにしてもよい。さらに、換金だけでなく、定期券に記録されている釣銭額を使って、切符や定期券を新たに購入できるようなシステムにすることもできる。
【0011】
また、本発明の定期券発行機によって発行された定期券は、当該定期券を使って乗り越しをした場合の精算に利用することができる。すなわち、自動精算機や自動改札機のような精算処理装置に定期券を挿入すると、精算処理装置が定期券に記録されている釣銭額を読み取って、これを乗越料金に充当するといった乗越精算のシステムを構築することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る定期券発行機の正面図である。1は駅の構内などに設置されている利用客用の定期券発行機で、利用客が操作する接客パネルPを備えている。接客パネルPには、案内表示部2、タッチパネル3、原券挿入口4、発券口5、紙幣挿入口6、硬貨挿入口7、釣銭放出口8、釣銭受皿9などが設けられている。案内表示部2は、通常は「発売中」を表示し、機械の故障時などに「発売中止」の表示を行う。タッチパネル3は、たとえばカラー液晶ディスプレイからなり、定期券を購入する際の各種データを入力する部分である。原券挿入口4は、継続購入をする場合に、旧定期券を挿入するための挿入口である。発券口5からは、発行された定期券が放出される。紙幣挿入口6および硬貨挿入口7は、それぞれ定期券購入のための紙幣および硬貨を投入する挿入口である。釣銭放出口8は、紙幣放出口8aと硬貨放出口8bとからなり、硬貨放出口8bは釣銭受皿9の側方に開口して設けられている。以上の構成そのものは従来の定期券発行機と同じであり、特に目新しいものではない。
【0013】
図2は、定期券発行機1のブロック図を示している。10は操作部で、図1におけるタッチパネル3やその他のボタン等を含んで構成されるものである。11は紙幣処理部で、紙幣挿入口6から挿入された紙幣の真偽および金種を鑑別する紙幣鑑別器や、鑑別された紙幣を金種別に振分けて紙幣収納部へ搬送する紙幣搬送機構、紙幣の残量を検知する残量検知器などを含んで構成される。12は硬貨処理部で、硬貨挿入口7から挿入された硬貨の真偽および金種を鑑別する硬貨鑑別器や、鑑別された硬貨を金種別に振分けて硬貨収納部へ搬送する硬貨搬送機構、硬貨の残量を検知する残量検知器などを含んで構成される。13は券読取部で、原券挿入口4から挿入された旧定期券に記録されている情報を読み取るカードリーダから構成される。
【0014】
14は表示部で、案内表示部2およびタッチパネル3から構成される。15は券発行部で、乗車区間、使用開始日、有効期間などの定期券情報と釣銭額とを券に記録するエンコーダや、定期券に印字を行う印字機構、定期券を搬送する券搬送機構、搬送された定期券を放出する発券口5などから構成される。16は釣銭放出部で、釣銭に相当する紙幣・硬貨をそれぞれ紙幣収納部・硬貨収納部から繰出して搬送する釣銭搬送機構や、釣銭放出口8などから構成される。17は記憶部で、ハードディスクや、ROM、RAMなどから構成される。18は、定期券発行機全体の動作を制御し、また所定の演算を行う制御部であって、CPUを含んで構成されるものである。この制御部18によって、本発明における演算手段および判定手段が構成される。
【0015】
次に、以上の構成からなる定期券発行機1の動作について説明する。図3〜図5は、タッチパネル3の表示画面の例を示しており、図6は定期券に記録されるデータの内容を示している。図1の定期券発行機1において、利用客はタッチパネル3の画面からデータを入力して、定期券の購入操作を行う。継続購入の場合は、旧定期券を原券挿入口4に挿入したうえで操作を行う。これらの操作は従来と同じであってよく知られているので、ここでは詳細は省略する。
【0016】
購入操作が終了すると、タッチパネル3の表示画面に定期券の金額が表示されるので、利用客は紙幣挿入口6や硬貨挿入口7に紙幣や硬貨を投入する。投入金額が定期券の金額より多ければ、制御部18により釣銭額が計算され、タッチパネル3に図3のような釣銭受取選択画面3aが表示される。この画面には、定期券金額、投入金額および釣銭額からなる金額情報20と、釣銭の受取方法の選択を促すメッセージ21と、釣銭返却ボタン22と、釣銭チャージボタン23とが設けられている。釣銭返却ボタン22と釣銭チャージボタン23は、本発明の定期券発行機における選択手段(第1の選択手段)の一実施形態を構成するものである。
【0017】
図3の画面3aにおいて、釣銭返却ボタン22が押されると、釣銭額(ここでは3,200円)に相当する現金が釣銭放出部16から放出されるとともに、定期券情報の記録された定期券が券発行部15から発行される。釣銭返却ボタン22が押されたときに、制御部18が、定期券発行機1の内部にある釣銭準備金が釣銭額未満であると判定した場合は、釣銭を放出することなく、タッチパネル3の画面を図4のような釣銭記録案内画面3bに切り替える。この画面には、釣銭の定期券への記録(釣銭チャージ)を案内するメッセージ24と、釣銭チャージボタン23と、取消ボタン25とが設けられている。
【0018】
図3の画面3aおよび図4の画面3bにおいて、釣銭チャージボタン23が押されると、タッチパネル3の画面は、図5のようなチャージ方法選択画面3cに切り替わる。この画面には、定期券に釣銭の全額を記録するか、もしくは一部の額を記録して残りを現金で受け取るかの選択を促すメッセージ26と、放出可能金額27と、受取金額欄28と、入力完了ボタン29と、全額チャージボタン30と、テンキー31とが表示されている。入力完了ボタン29、全額チャージボタン30およびテンキー31は、本発明の定期券発行機における第2の選択手段の一実施形態を構成し、また、金額指定手段の一実施形態をも構成するものである。なお、図3の画面3aにおいて、釣銭準備金が釣銭額未満である場合は、メッセージ21および釣銭返却ボタン22に代えて、図4の画面3bにおけるメッセージ24および取消ボタン25を表示し、釣銭チャージボタン23を押すことによって、直接図5の画面3cへ切り替わるようにしてもよい。
【0019】
図5の画面3cにおいて、全額チャージボタン30が押されると、券発行部15によって釣銭額(ここでは3,200円)の全額が定期券に記録される。すなわち、図6に示すように、定期券40のデータ記録領域41に、定期券情報42に加えて、釣銭額がチャージ金43として記録される。なお、データ記録領域41は、定期券40が磁気カードの場合は磁気ストライプであり、定期券40がICカードや非接触カードの場合は半導体メモリで構成される。また、定期券40が光カードの場合は、光情報記録部で構成される。券発行部15は、こうして釣銭額が記録された定期券40を発券口5から放出する。
【0020】
一方、図5の画面3cにおいて、釣銭の一部を定期券に記録して残りを現金で受け取る場合は、受取金額をテンキー31によって入力する。この入力した金額は、受取金額欄28に表示される。なお、ここで入力する金額は、放出可能金額27として表示された金額(ここでは1,500円)以下でなければならない。これを超える金額を入力した場合はエラーとなる。受取金額(たとえば1,000円)の入力が完了したら、入力完了ボタン29を押す。すると、入力した受取金額に相当する現金1,000円が釣銭放出部16から放出される。また、定期券40のデータ記録領域41には、券発行部15によって定期券情報42とチャージ金43とが記録されて、定期券40が発行される。この場合のチャージ金43の金額は、釣銭額から現金で放出した金額を差し引いた金額であり、3,200円−1,000円=2,200円となる。
【0021】
以上のようにして、上記の定期券発行機1によれば、釣銭額を定期券40のデータ記録領域41にチャージ金43として記録するようにしたので、定期券発行機1の釣銭準備金が少なくなって、釣銭を支払えなくなった場合でも、釣銭をデータとして定期券40に記録して返却できるので、定期券発行機1を発売中止にする必要はなく、釣銭支払いの機能を限定して定期券の発売を継続することができる。
【0022】
なお、図3においては、釣銭の受取方法を選択するようにしたが、このような選択手段を設けずに、釣銭を無条件で定期券に記録して返却することもできる。この場合、釣銭記録の処理を実行する前に、釣銭を定期券に記録することを利用客に確認させる画面を設けてもよい。また、図5においては、釣銭の全額記録と一部記録とを選択するようにしたが、このような選択手段を設けずに、釣銭を無条件で全額記録するようにしてもよい。この場合、釣銭記録の処理を実行する前に、釣銭の全額を記録することを利用客に確認させる画面を設けてもよい。また、図5においては、現金で受け取る金額をテンキー31で入力して指定するようにしたが、定期券に記録する釣銭の額をテンキー31で入力して指定するようにしてもよい。あるいは、両方の指定が可能な仕様としておき、設定によっていずれかの指定を選択するようにしてもよい。また、このような金額指定手段を設けずに、釣銭のうちの端数金額(たとえば千円未満)や、放出可能な金種での放出金額以外の残金額を自動的に算出し、これを定期券に記録するようにしてもよい。この場合、釣銭記録の処理を実行する前に、実行内容を利用客に確認させる画面を設けてもよい。
【0023】
図7は、以上説明した定期券発行機1の動作をフローチャートで表したものである。利用客が、操作部10のタッチパネル3において購入操作を行い、貨幣を投入すると(ステップS1)、制御部18は操作部10からの購入金額(定期券の金額)と、紙幣処理部11や硬貨処理部12で検出された投入金額とを比較して、釣銭の有無を判定する(ステップS2)。判定の結果、釣銭がなければ(ステップS2;NO)、券発行部15は定期券40に乗車区間や有効期間などの定期券情報42だけを記録して定期券40を発行し(ステップS6)、処理を終了する。
【0024】
一方、判定の結果、釣銭があれば(ステップS2;YES)、タッチパネル3に図3の釣銭受取選択画面3aを表示して、釣銭を現金で受取るか定期券にチャージするかの選択を促す(ステップS3)。釣銭受取選択画面3aにおいて、釣銭チャージボタン23が押されると(ステップS3;YES)、タッチパネル3の画面を図5のチャージ方法選択画面3cに切り替え、定期券に釣銭の全額を記録するか、一部の額を記録するかの選択を促す(ステップS4)。
【0025】
図5の画面3cにおいて、全額チャージボタン30が押されると(ステップS4;YES)、券発行部15は、定期券40のデータ記録領域41に定期券情報42を記録するとともに、釣銭額の全額をチャージ金43として記録して、定期券40を発行し(ステップS5)、処理を終了する。
【0026】
釣銭受取選択画面3aにおいて、釣銭返却ボタン22が押された場合は(ステップS3;NO)、次に、制御部18は釣銭準備金が釣銭額以上あるか否かを判定する(ステップS7)。釣銭準備金の残額は、初期セット時の総額から釣銭として支払った総額を減算することによって算出することができる。判定の結果、釣銭準備金が釣銭額以上あれば(ステップS7;YES)、券発行部15は、定期券40に定期券情報42だけを記録して定期券40を発行するとともに(ステップS12)、釣銭放出部16が釣銭額に相当する現金を放出して(ステップS13)、処理を終了する。
【0027】
これに対して、釣銭準備金が釣銭額未満であれば(ステップS7;NO)、タッチパネル3の画面を図4の釣銭記録案内画面3bに切り替え、定期券への釣銭記録の選択を促す(ステップS8)。図4の釣銭記録案内画面3bにおいて、釣銭チャージボタン23が押されると(ステップS8;YES)、タッチパネル3の画面を図5のチャージ方法選択画面3cに切り替え、定期券に釣銭の全額を記録するか、一部の額を記録するかの選択を促す(ステップS4)。一方、図4の釣銭記録案内画面3bにおいて、取消ボタン25が押されると(ステップS8;NO)、投入貨幣の返却などの取消処理を行う。
【0028】
また、図5の画面3cにおいて、全額チャージボタン30が押されない場合は(ステップS4;NO)、テンキー31と入力完了ボタン29による受取金額の入力を待ち(ステップS9)、受取金額が入力されれば(ステップS9;YES)、釣銭放出部16は、入力された受取金額に相当する現金を放出する(ステップS10)。また、制御部18は、現金で放出した金額を釣銭額から差し引いてチャージ金を計算する(ステップS11)。そして、券発行部15は、定期券40に定期券情報42とチャージ金43とを記録して、定期券40を発行する(ステップS5)。
【0029】
図8は、上述したような釣銭額が記録された定期券40を用いた釣銭処理システムの概略構成図である。このシステムは、前記の定期券発行機1と、これとは別に設けられた駅務機器50〜53とから構成されている。駅務機器のうち、50は自動券売機、51は定期券40を発行した定期券発行機1以外の定期券発行機、52は自動精算機、53は自動改札機である。これらの駅務機器は必要なものだけを選択してもよい。各駅務機器50〜53は、定期券発行機1によって発行された定期券40を受け入れ、この定期券40に記録されている釣銭額(チャージ金43)を読み取って、換金や乗越精算など所定の釣銭処理を行うようになっている。
【0030】
図9および図10は、図8のシステムにおける釣銭処理方法を示したフローチャートである。図9は、自動券売機50または定期券発行機51を利用して換金を行う場合の処理手順を示している。定期券発行機1において釣銭額が記録された定期券40が発行されると(ステップS21)、利用者はこの定期券40を持って自動券売機50または定期券発行機51が設置されている場所まで行き、これらに定期券40を挿入する(ステップS22)。定期券40が挿入されると、自動券売機50または定期券発行機51は、定期券40のデータ記録領域41に記録されている釣銭額(チャージ金43)を読み取って(ステップS23)、この釣銭額に相当する現金を放出する(ステップS24)。したがって、利用客は自動券売機50や他の定期券発行機51を釣銭換金装置として利用することで、釣銭(チャージ金)の換金を行うことができる。
【0031】
自動券売機50と定期券発行機51には、換金だけでなく、定期券40の釣銭額の範囲で切符や定期券を購入できる機能を付加してもよい。この場合は、定期券40はプリペイドカードのように取り扱われることになる。すなわち、定期券40の釣銭額が購入額以上であれば、釣銭額から購入額が減額されて切符等が発行され、釣銭額が購入額未満であれば、追加料金を投入することによって、切符等の購入が可能となる。
【0032】
図10は、自動精算機52または自動改札機53を利用して乗越精算を行う場合の処理手順を示している。定期券発行機1において釣銭額が記録された定期券40が発行されると(ステップS31)、利用者はこの定期券40を使って乗車し、定期券40の有効区間外の駅まで乗り越した場合は、定期券40をその駅に設置されている自動精算機52または自動改札機53に挿入する(ステップS32)。定期券40が挿入されると、自動精算機52または自動改札機53は、定期券40のデータ記録領域41に記録されている釣銭額(チャージ金43)を読み取って(ステップS33)、この釣銭額に基づいて乗越精算を行う(ステップS34)。すなわち、自動精算機52では、釣銭額が乗越運賃以上あれば釣銭額から乗越運賃を減額し、釣銭額が乗越運賃未満であれば差額を表示して不足料金の投入を促す。また、自動改札機53では、釣銭額が乗越運賃以上あれば釣銭額から乗越運賃を減額し、釣銭額が乗越運賃未満であれば、ゲート扉を閉じて利用客の通行を阻止するとともに、料金不足の案内表示をする。
【0033】
以上述べた釣銭処理のより詳細な具体例を、自動券売機を例にとって説明する。図11は、上述した自動券売機50の一例を示す正面図である。61は案内表示部、62はタッチパネル、63は券選択ボタン、64はカード挿入口、65は発券口、66は紙幣挿入口、67は硬貨挿入口、68は釣銭放出、69は釣銭受皿である。案内表示部61は、通常は「発売中」を表示し、機械の故障時などに「発売中止」の表示を行う。タッチパネル62は、たとえばカラー液晶ディスプレイからなり、切符等を購入する際のデータを入力する部分である。券選択ボタン63は、切符、回数券、プリペイドカードなどの券の種類を選択するボタンである。カード挿入口64は、切符等を購入する場合にプリペイドカードを挿入したり、釣銭を換金する場合に定期券を挿入したりする挿入口である。発券口65からは、発行された切符等が放出される。紙幣挿入口66および硬貨挿入口67は、それぞれ切符等を購入するための紙幣および硬貨を投入する挿入口である。釣銭放出口68は、紙幣放出口68aと硬貨放出口68bとからなり、硬貨放出口68bは釣銭受皿69の側方に開口して設けられている。
【0034】
図12は、自動券売機50のブロック図を示している。70はタッチパネル62や券選択ボタン63を含む操作部、71は紙幣処理部、72は硬貨処理部、73は券読取部、74は案内表示部61およびタッチパネル62を含む表示部、75は券発行部、76は釣銭放出部、77は記憶部、78は制御部である。券読取部73は、定期券に記録された釣銭額を読み取るためのもので、本発明の釣銭換金装置における読取部を構成する。また、釣銭放出部76は、券購入の場合に放出される本来の釣銭のほかに、券読取部73が定期券から読み取った釣銭額に相当する現金を放出するもので、本発明の釣銭換金装置における現金放出部を構成する。その他の構成は、図2と基本的に同様であるので、詳細説明は省略する。
【0035】
次に、上記構成からなる自動券売機50の動作について説明する。図13〜図18は、タッチパネル62の表示画面と定期券40の記録内容の例を示している。利用客は、前述の定期券発行機1において発行された定期券40を、自動券売機50のカード挿入口64(図11)に挿入する。定期券40には、図14に示すように、データ記録領域41に釣銭額(ここでは3,200円)がチャージ金43として記録されている。定期券40が挿入されると、券読取部73によってチャージ金43の額が読み取られ、タッチパネル62には、図13のような換金方法選択画面62aが表示される。この画面には、釣銭(チャージ金)の全額を現金に換金するか、一部の額のみを換金するかの選択を促すメッセージ80と、チャージ金43の金額81と、換金金額欄82と、全額換金ボタン83と、入力完了ボタン84と、取消ボタン85と、テンキー86とが表示されている。全額換金ボタン83、入力完了ボタン84およびテンキー86は、本発明の釣銭換金装置における金額指定手段の一実施形態を構成するものである。
【0036】
図13の画面62aにおいて、全額換金ボタン83が押されると、釣銭放出部76によって、チャージ金の全額(3,200円)が現金で放出される。このとき、タッチパネル62の画面は、図15に示すような釣銭確認画面62bに切り替わる。この画面には、放出されるチャージ金の確認を促すメッセージ87と、換金金額88などが表示される。また、釣銭の全額換金によって、定期券40のチャージ金43は、図16のように0円に書き換えられる。
【0037】
一方、釣銭の一部を現金に換金する場合は、図13の画面62aにおいて、換金金額をテンキー86によって入力する。この入力した金額は、換金金額欄82に表示される。この入力金額は、もちろんチャージ金額以下でなければならず、これを超える金額を入力した場合はエラーとなる。換金金額の入力完了後、入力完了ボタン84を押すと、入力した換金金額に相当する現金(たとえば3,000円)が釣銭放出部76から放出される。このとき、タッチパネル62の画面は、図17に示すような釣銭確認画面62cに切り替わる。この画面には、放出されるチャージ金の確認を促すメッセージ89と、換金金額90と、換金後のチャージ金43の残額91などが表示される。ここでは残額91は、3,200円−3,000円=200円となる。また、チャージ金の一部換金によって、定期券40のチャージ金43は、図18のように200円に書き換えられる。
【0038】
以上のようにして、釣銭の記録された定期券40を自動券売機50に挿入することによって、釣銭の全額もしくは一部を現金に換金することができる。すなわち、自動券売機50を釣銭換金装置として利用することができる。なお、図13においては、釣銭の換金方法を選択するようにしたが、このような選択手段を設けずに、釣銭を無条件で全額換金するようにしてもよい。また、図13では、全額換金と一部換金のみを選択するようにしたが、これに加えて、釣銭での切符購入を選択するボタンを設け、このボタンが選択された場合は、画面62aを切符の購入画面(図示省略)に切り替えて、釣銭を使って切符を購入できるような仕様にしてもよい。
【0039】
図19は、以上説明した自動券売機50の動作をフローチャートで示したものである。カード挿入口64に挿入された定期券40のデータが券読取部73で読み取られ(ステップS41)、チャージ金43の有無が判定される(ステップS42)。チャージ金43が0円であれば(ステップS42;NO)、換金は不可能なので、定期券40をそのまま返却して(ステップS47)、処理を終了する。
【0040】
チャージ金43が0円でなければ(ステップS42;YES)、タッチパネル62に図13の換金方法選択画面62aを表示して、換金方法(全額換金または一部換金)の選択を促す(ステップS43)。換金方法選択画面62aにおいて、全額換金ボタン83が押されると(ステップS43;YES)、釣銭放出部76によって、チャージ金の全額が現金で放出される(ステップS44)。また、定期券40のチャージ金を0円に書き換えた後(ステップS45)、定期券40を返却して(ステップS46)、処理を終了する。
【0041】
一方、図13の画面62aにおいて、全額換金ボタン83が押されない場合は(ステップS43;NO)、テンキー86と入力完了ボタン84による換金金額の入力、もしくは取消ボタン85の押圧を待ち(ステップS48,S50)、取消ボタン85が押されると(ステップS50;YES)、定期券40を返却して(ステップS51)、処理を終了する。また、換金金額が入力されると(ステップS48;YES)、制御部78はチャージ金43から換金金額を差し引いて、チャージ金の残額を計算し(ステップS49)、その後、釣銭放出部76が換金金額に相当する現金を放出する(ステップS44)。また、定期券40のチャージ金を上記残額に書き換えた後(ステップS45)、定期券40を返却して(ステップS46)、処理を終了する。
【0042】
以上の例では、定期券40を挿入するのみで釣銭の換金ができるようにしたが、換金専用機ではない自動券売機等を換金装置として利用する場合は、換金機能を選択するための換金ボタンを設けて、定期券40の挿入と換金ボタンの押下とを待ってから、換金が行えるようにしてもよい。
【0043】
以上述べた実施形態では、定期券40のデータ記録領域41に、定期券情報42とチャージ金43とを記録した例を示したが、定期券によってはプリペイドカードの機能を持っていて、切符購入や乗越精算ができるようになっているものがある。このような定期券の場合は、図20に示すように、定期券40のデータ記録領域41において、チャージ金43をプリペイド金額44と分けて別エリアに記録してもよいし、図21に示すように、定期券40のデータ記録領域41において、プリペイド金額にチャージ金を合算した価値情報45として、一元的に記録してもよい。
【0044】
また、図7の手順においては、釣銭を現金で受け取るか定期券に記録するかの選択をまず行い(ステップS3)、定期券に記録する場合に、全額記録か一部記録かを選択するようにしているが(ステップS4)、最初に釣銭額の全額または一部を指定するようにし、次に、その金額を現金で受け取るか定期券に記録するかの選択を行う手順としてもよい。一部を現金で受け取る場合は、残りの金額は定期券に記録され、一部を定期券に記録する場合は、残りの金額は現金で放出される。また、他の実施形態として、ステップS3において現金で受け取る選択をした場合に、全額を現金で受け取るか、一部を現金で受け取るかの選択を行うようにしてもよい。さらに、他の実施形態として、最初から、現金で受け取る金額または定期券に記録する金額を指定するようにしてもよい。この場合は、ステップS3での選択とステップS4での選択とを1つの画面で行うような操作になる。
【0045】
また、チャージ金の記録機能を有する定期券と、チャージ金の記録機能を有しない定期券の両方を取扱う定期券発行機においては、挿入された定期券がいずれのタイプの定期券かを判別し、チャージ金の記録機能を有する定期券であった場合に、上記実施形態で述べた記録処理を行うようにすればよい。
【0046】
また、以上の実施形態における定期券発行機1は利用客用のものであったが、本発明は、駅係員が操作する有人窓口用の定期券発行機にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、釣銭をデータとして定期券に記録するようにしたので、釣銭が不足した場合でも定期券の発売を継続することができ、利用客に対するサービスが向上する。また、有人窓口においても、現金で釣銭を渡す必要がなくなるため、係員の業務負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定期券発行機の正面図である。
【図2】定期券発行機のブロック図である。
【図3】定期券発行機のタッチパネルの表示画面を示す図である。
【図4】定期券発行機のタッチパネルの表示画面を示す図である。
【図5】定期券発行機のタッチパネルの表示画面を示す図である。
【図6】定期券に記録されるデータの内容を示す図である。
【図7】定期券発行機の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る釣銭処理システムの概略構成図である。
【図9】本発明に係る釣銭処理方法のフローチャートである。
【図10】本発明に係る釣銭処理方法のフローチャートである。
【図11】釣銭処理システムを構成する自動券売機の正面図である。
【図12】自動券売機のブロック図である。
【図13】自動券売機のタッチパネルの表示画面を示す図である。
【図14】定期券に記録されるデータの内容を示す図である。
【図15】自動券売機のタッチパネルの表示画面を示す図である。
【図16】定期券に記録されるデータの内容を示す図である。
【図17】自動券売機のタッチパネルの表示画面を示す図である。
【図18】定期券に記録されるデータの内容を示す図である。
【図19】自動券売機の動作を示すフローチャートである。
【図20】定期券の他の実施形態を示す図である。
【図21】定期券の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 定期券発行機
15 券発行部
16 釣銭放出部
18 制御部(演算手段、判定手段)
22 釣銭返却ボタン(第1の選択手段)
23 釣銭チャージボタン(第1の選択手段)
29 入力完了ボタン(第2の選択手段、金額指定手段)
30 全額チャージボタン(第2の選択手段、金額指定手段)
31 テンキー(第2の選択手段、金額指定手段)
40 定期券
41 データ記録領域
42 定期券情報
43 チャージ金(釣銭額)
50 自動券売機(釣銭換金装置)
51 定期券発行機(釣銭換金装置)
52 自動精算機(精算処理装置)
53 自動改札機(精算処理装置)
73 券読取部(読取部)
76 釣銭放出部(現金放出部)
83 全額換金ボタン(金額指定手段)
84 入力完了ボタン(金額指定手段)
86 テンキー(金額指定手段)

Claims (14)

  1. 利用客または係員の操作によって所定のデータが記録された定期券を発行する定期券発行機において、
    利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて算出された釣銭額の全部または一部を、他の機器で換金、購入または精算が可能な金額データとして、定期券のデータ記録領域に記録して定期券を発行することを特徴とする定期券発行機。
  2. 請求項1に記載の定期券発行機において、
    利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて釣銭額を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって算出された釣銭額を現金で放出する釣銭放出部と、
    所定のデータを記録して定期券を発行する券発行部と、
    釣銭を現金で支払うか、定期券に記録して支払うかを選択する選択手段と、
    を備え、
    前記選択手段によって現金での支払いが選択された場合は、前記釣銭放出部によって釣銭を現金で放出するとともに、前記券発行部によって定期券情報が記録された定期券を発行し、
    前記選択手段によって定期券への記録が選択された場合は、前記券発行部によって定期券情報および釣銭額が記録された定期券を発行することを特徴とする定期券発行機。
  3. 請求項2に記載の定期券発行機において、
    釣銭準備金が釣銭額以上あるか否かを判定する判定手段を設け、前記判定手段により釣銭準備金が釣銭額未満と判定されているときは、現金での釣銭放出に代えて、前記券発行部によって釣銭額を定期券に記録することを特徴とする定期券発行機。
  4. 請求項1に記載の定期券発行機において、
    利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて釣銭額を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって算出された釣銭額のうち、現金で放出する金額または定期券に記録する金額を指定する金額指定手段と、
    を備え、
    前記金額指定手段によって指定された金額に基づいて、釣銭の一部を定期券に記録するとともに、釣銭の残りを現金で放出することを特徴とする定期券発行機。
  5. 請求項1に記載の定期券発行機において、
    利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて釣銭額を演算する演算手段と、
    前記演算手段によって算出された釣銭額を現金で放出する釣銭放出部と、
    所定のデータを記録して定期券を発行する券発行部と、
    釣銭を現金で支払うか、定期券に記録して支払うかを選択する第1の選択手段と、
    釣銭を定期券に記録して支払う際に、釣銭の全額を記録するか一部の額を記録するかを選択する第2の選択手段と、
    を備え、
    前記第1の選択手段によって現金での支払いが選択された場合は、前記釣銭放出部によって釣銭を現金で放出するとともに、前記券発行部によって定期券情報が記録された定期券を発行し、
    前記第1の選択手段によって定期券への記録が選択された場合に、前記第2の選択手段により釣銭の全額記録が選択されたときは、前記券発行部によって定期券情報および釣銭の全額が記録された定期券を発行し、
    前記第1の選択手段によって定期券への記録が選択された場合に、前記第2の選択手段により釣銭の一部記録が選択されたときは、前記券発行部によって定期券情報および釣銭の一部が記録された定期券を発行するとともに、前記釣銭放出部によって釣銭の残りを現金で放出することを特徴とする定期券発行機。
  6. 請求項1に記載の定期券発行機において、
    釣銭のうちの端数金額を、前記データ記録領域に記録して定期券を発行することを特徴とする定期券発行機。
  7. 請求項1に記載の定期券発行機において、
    釣銭として放出可能な金種での放出金額以外の残金額を、前記データ記録領域に記録して定期券を発行することを特徴とする定期券発行機。
  8. 請求項1に記載の定期券発行機で発行された定期券を受け入れて処理する釣銭換金装置であって、
    前記定期券に記録されている釣銭額を読み取る読取部と、
    前記読取部が読み取った釣銭額に相当する現金を放出する現金放出部と、
    を備えたことを特徴とする釣銭換金装置。
  9. 請求項に記載の釣銭換金装置において、
    現金で放出する金額を指定する金額指定手段を設け、
    前記現金放出部は、前記金額指定手段により指定された金額に基づいて、前記読取部が読み取った釣銭額の一部を現金で放出することを特徴とする釣銭換金装置。
  10. 利用客または係員の操作によって所定のデータが記録された定期券を発行する定期券発行機であって、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて算出された釣銭額の全部または一部、他の機器で換金、購入または精算が可能な金額データとして、定期券のデータ記録領域に記録して定期券を発行する定期券発行機と、
    前記定期券発行機によって発行された定期券に記録されている釣銭額を読み取って、当該釣銭額に相当する現金を放出する釣銭換金装置と、
    を備えたことを特徴とする釣銭処理システム。
  11. 請求項1に記載の定期券発行機で発行された定期券を受け入れて処理する精算処理装置であって、
    前記定期券に記録されている釣銭額を読み取って、当該釣銭額に基づいて乗越精算を行うことを特徴とする精算処理装置。
  12. 利用客または係員の操作によって所定のデータが記録された定期券を発行する定期券発行機であって、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて算出された釣銭額の全部または一部、他の機器で換金、購入または精算が可能な金額データとして、定期券のデータ記録領域に記録して定期券を発行する定期券発行機と、
    前記定期券発行機によって発行された定期券に記録されている釣銭額を読み取って、当該釣銭額に基づいて乗越精算をする精算処理装置と、
    を備えたことを特徴とする釣銭処理システム。
  13. 利用客または係員の操作によって所定のデータが記録された定期券を発行する定期券発行機において、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて算出された釣銭額の全部または一部を、他の機器で換金、購入または精算が可能な金額データとして、定期券のデータ記録領域に記録して定期券を発行するステップと、
    前記定期券発行機とは別の釣銭換金装置において、前記発行された定期券に記録されている釣銭額を読み取って、当該釣銭額に相当する現金を放出するステップと、
    を備えたことを特徴とする釣銭処理方法。
  14. 利用客または係員の操作によって所定のデータが記録された定期券を発行する定期券発行機において、利用客の支払った金額と定期券の金額とに基づいて算出された釣銭額の全部または一部を、他の機器で換金、購入または精算が可能な金額データとして、定期券のデータ記録領域に記録して定期券を発行するステップと、
    前記定期券発行機とは別の精算処理装置において、発行された定期券に記録されている釣銭額を読み取って乗越精算を行うステップと、
    を備えたことを特徴とする釣銭処理方法。
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