JP2006160275A - 給油料金精算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多くの給油レーンを有していても精算装置の設置費用を低減すること。
【解決手段】給油レーンの固有レーン識別情報、油種並びに貨幣を受付け、該レーン識別情報に対応付けて、受付け金額を特定可能な情報と、受付けた油種の単価を対応付けて記憶した後、該レーン識別情報を特定可能な情報を記録した記録媒体を該利用者に発行し、該受付けた給油レーンに該当する給油装置において、前記受付け金額と前記油種の単価とから算出される最大給油量を給油を可能とし、該給油装置からの確定給油量を該レーン識別情報に対応付けて記憶し、給油後において前記記録媒体から読み出した情報から特定されるレーン識別情報に対応付けて記憶されている確定給油量並びに油種の単価とから算出される給油料金を、当該レーン識別情報に対応付けて記憶されている情報から特定される受付け金額から減算して釣銭金額を特定し、該特定した釣銭金額を利用者に返却する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、ガソリンスタンド等の給油施設に設置され、給油した油量に基づく給油料金の精算を行うための給油料金精算装置に関する。
近年のガソリンスタンドにおいては、旧来のフルサービスの給油形態から、給油価格を低減でき、かつ機械化により長時間の営業を人件費コストを抑えつつ実施できること等の利点から、利用者自らが給油を実施するセルフ給油の給油形態のガソリンスタンドが多くなってきている。
これらセルフ給油形態のガソリンスタンドにあっては、給油操作に未熟な利用者であっても支払いや油種の選択等の操作を実施し易くするために、給油や料金精算等に係わる操作を実施するための精算装置が、自動車等の車輌に給油するための各給油レーン毎に設けられている。
しかしながら、通常においてガソリンスタンド等の給油施設においては、車輌等への給油を狭い敷地内にて効率良く実施するために、複数、例えば4つや6つ等の給油レーンを有しており、これら精算装置を各給油レーン毎に設ける場合には、複数の精算装置が必要となり、これら精算装置を設置する費用が大きなものとなってしまうという問題があった。
このため、各給油レーンの精算を実施できる共通の精算装置を設けることが考えられるが、従来の各給油レーン毎に設けられた精算装置では、現金の投入により給油する油量を利用者が決定すると、エラーの発生を防止する等のために更なる現金の投入が不可とされるので、従来の精算装置では、複数の利用者が同時並行的に現金を利用しての給油を実施できないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、これら多くの給油レーンを有していても、精算装置を設置する費用が大きくなることのない給油料金精算装置を提供することを目的とする。
上記の目的を解決するために、本発明の給油料金精算装置は、
利用者が給油を行う給油レーンに固有に付与されたレーン識別情報を受付けるレーン識別情報受付け手段と、
前記レーン識別情報受付け手段にて受付けたレーン識別情報を特定可能な情報を読み出し可能に記録された記録媒体を発行するとともに、該発行された記録媒体を受付け、該記録媒体からレーン識別情報を読み出す記録媒体処理手段と、
利用者から前記給油レーンにおいて給油する油種の選択を受付ける油種選択受付け手段と、
接続されている複数の各給油装置により前記給油レーンにて給油された給油量を入力するための給油量入力手段と、
貨幣を受付けて該受付け貨幣の真贋並びに金種の識別を行う貨幣識別手段と、
釣銭金額を利用者に返却するための釣銭金額返却手段と、
各種の情報を記憶する記憶手段と、
利用者から給油以前において前記レーン識別情報、油種並びに貨幣を受付け、前記レーン識別情報受付け手段にて該利用者から受付けた該レーン識別情報に対応付けて、当該利用者から受付けた受付け金額を特定可能な情報と、前記油種選択受付け手段にて受付けた該油種の単価を特定可能な情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶した後、該利用者から受付けた該レーン識別情報を特定可能な情報を記録した記録媒体を前記記録媒体処理手段から該利用者に発行するとともに、該利用者から受付けたレーン識別情報から特定される給油レーンに該当する給油装置において、前記受付け金額と前記受付けた油種の単価とから算出される当該利用者が給油することのできる最大給油量を上限とする給油を可能とし、該給油装置から給油完了に基づき入力される確定給油量を当該給油装置に該当する給油レーンのレーン識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶し、給油後において該利用者から受付けた前記記録媒体から読み出したレーン識別情報を特定可能な情報から特定されるレーン識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されている確定給油量並びに油種の単価を特定可能な情報から特定される単価とから算出される給油料金を、当該レーン識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されている前記受付け金額を特定可能な情報から特定される受付け金額から減算して釣銭金額を特定し、該特定した釣銭金額を前記釣銭金額返却手段にて利用者に返却する制御を行う制御手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、利用者から給油するレーン識別情報を受付け、該受付けたレーン識別情報に対応付けて、当該利用者から受付けた受付け金額と油種の単価を特定可能な情報とを記憶しておき、該レーン識別情報を特定可能な情報を記録した記録媒体を該利用者に発行し、給油後において該発行した記録媒体を再度受付けることで、該受付けた記録媒体に記録されている情報から特定されるレーン識別情報の給油レーンにて給油された確定給油量と当該利用者から受付けた受付け金額と油種の単価とが特定されて釣銭金額が算出され、該釣銭金額が利用者に返却されるので、これら記録媒体の再受付けまでの間にその他の利用者からの貨幣の受付けが可能となり、複数の利用者が同時並行的に同一の給油料金精算装置において貨幣を用いた給油と、該給油した料金の精算とを実施できるようになるので、給油施設が多くの給油レーンを有していても、本発明の給油料金精算装置を1つ設置するのみで良く、よって、精算装置を設置する費用が大きくなることを回避できる。
本発明の請求項2に記載の給油料金精算装置は、請求項1に記載の給油料金精算装置であって、
利用者が給油のために前記レーン識別情報受付け手段にて入力可能な未使用の給油レーンを報知する使用状況報知手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、自身が給油に使用する給油レーンのレーン識別情報を入力する際に、入力可能な未使用の給油レーンを確認して入力を実施できるので、給油レーンのレーン識別情報の入力操作を容易化できるとともに、レーン識別情報の入力間違い等も大幅に低減することができる。
本発明の請求項3に記載の給油料金精算装置は、請求項1または2に記載の給油料金精算装置であって、
前記釣銭金額返却手段における釣銭金額の全額を現金にて払い出す返却形態と、釣銭金額の全額を残存金額とする給油用記録媒体を発行する返却形態と、釣銭金額の一部を現金にて払い出しその残りの金額を残存金額とする給油用記録媒体を発行する返却形態のいずれかの返却形態を利用者から受付ける返却形態受付け手段を備え、
前記制御手段は、前記返却形態受付け手段にて利用者から受付けた返却形態の返却を実施するための制御を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、所望する返却形態を選択することができ、利用者の利便性を向上できるばかりか、給油用記録媒体を発行する返却形態を利用者が選択できるようにすることで、利用者の顧客化を促進することもできる。
本発明の請求項4に記載の給油料金精算装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の給油料金精算装置であって、
前記制御手段は、前記記録媒体に利用者から受付けた受付け金額を特定可能な情報をさらに記録することを特徴としている。
この特徴によれば、例えば、給油料金精算装置に不具合や停電等を生じて記憶手段の記憶データが消えてしまったとしても、利用者から受付けた受付け金額を記録媒体にて特定できるようになり、これら受付け金額の保証を確実に実施することができる。
本発明の請求項5に記載の給油料金精算装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の給油料金精算装置であって、
利用者が給油することのできる最大給油量を表示するための最大給油量表示手段を備え、
前記制御手段は、利用者から受付けた受付け金額と、前記油種選択受付け手段にて受付けた油種の単価とから当該利用者が給油することのできる最大給油量を算出し、該算出した最大給油量を前記最大給油量表示手段に表示することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者は、投入した金額により給油することのできる最大給油量を、正確且つ簡便に確認することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の給油料金精算装置である本実施例の精算ポスト3が適用されたガソリンスタンドを示す平面図であり、図2は、本実施例の精算ポスト3と給油装置1とが設けられた給油島2を示す外観斜視図であり、図3は、該給油島2に設置されている本実施例に用いた給油装置1を示す正面図であり、図4は、本実施例の精算ポスト3の正面図であり、図5は、本実施例の精算ポスト3における操作パネル19を示す正面図であり、図6は、本実施例に用いた前記給油装置1の給油ノズル部を示す外観斜視図であり、図7は、本実施例に用いた給油装置1の構成を示すブロック図であり、図8は、本実施例の精算ポスト3の構成を示すブロック図である。
まず、本実施例のガソリンスタンドは、図1に示すように、通常の給油施設であるガソリンスタンドと同様に、給油施設であるガソリンスタンド内に設けられた3つの給油島2a,2b,2cに、その両側の給油レーンの車輌への給油が可能とされた給油装置1が設けられており、これら3つの給油装置1が各給油島2a,2b,2cに配置されることで、第1レーン〜第6レーンの合計6つの給油レーンが設けられており、これら第1レーン〜第6レーンには、本発明におけるレーン識別情報である給油レーン番号1〜6が付与されているとともに、給油島2bには、本発明の給油料金精算装置となる精算ポスト3が、各給油島2a,2b,2cの給油装置1に接続されて設けられている。
まず、本実施例に用いた給油装置1について説明すると、該給油装置1は、図2並びに図3に示されるような外観を有し、ほぼ一般的な給油装置と同様の外観とされており、主に給油ポンプ7a(7a’)、7b(7b’)、7c(7c’)及び計量器8a(8a’)、8b(8b’)、8c(8c’)と複数の給油ノズル4a(4a’)、4b(4b’)、4c(4c’)と、前記計量器8a(8a’)、8b(8b’)、8c(8c’)により計量された各油種の油量を表示する計量表示部8(8’)とを有しており、前記給油島2のレーンに臨む一方の側面には、給油ノズル4a、4b、4cと計量表示部8が、他方の側面に給油ノズル4a’、4b’、4c’と計量表示部8’が設けられていて、給油装置1の両面となる前記給油島2の両側の給油レーンの車輌に対し、同時に給油を実施できるようになっている。
この本実施例の給油装置1の構成は、図3及び図7に示すようになっており、各油種、本実施例では軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリンの3油種の給油ノズル4a(4a’)、4b(4b’)、4c(4c’)がノズルホルダ6a(6a’)、6b(6b’)、6c(6c’)に格納されて設けられており、各給油ノズル4a(4a’)、4b(4b’)、4c(4c’)は、これら各ノズルホルダ6a(6a’)〜6c(6c’)に設けられた各給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)の取り出しを不可とするロック装置22a(22a’)〜22c(22c’)により、不必要に給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)が取り出せないようになっており、各ノズルホルダ6a(6a’)〜6c(6c’)の内部には、各給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)の有無を検出する検出装置23a(23a’)〜23c(23c’)が配置され、これら各ノズルホルダ6a(6a’)〜6c(6c’)の各上部位置には、その給油ノズルが給油可能であることを示す動作ランプ24a(24a’)〜24c(24c’)が設けられている。尚、前記括弧内の’付きの数字は反対面に設けられている部位を示している。
これら前記ロック装置22a(22a’)〜22c(22c’)は、図6及び図7に示すように電磁マグネットにより進退自在とされたロッドが、給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)のトリガ部の穴部に係合するようになっており、これらロック装置22a(22a’)〜22c(22c’)は、前記各動作ランプ24a(24a’)〜24c(24c’)を駆動する信号線に接続されて、動作ランプ24a(24a’)〜24c(24c’)と連動して動作し、利用者により選択された油種の給油ノズルのみが取り出し可能となるようにされる。
これら各ロック装置22a(22a’)〜22c(22c’)及び前記各油種の給油ポンプ7a(7a’)〜7c(7c’)の各動作は、前記精算ポスト3と連動して、給油装置1内の前記計量表示部8(8’)が設けられた筐体に内に格納されている後述するマイクロコンピュータ(MPU)45が実装された制御部により制御されている。
この本実施例の給油装置1の構成は、図7に示すように、該給油装置1の制御を所定の制御プログラムに基づいて実施するマイクロコンピュータ(MPU)45と、該MPU45と各油種に対応する給油ポンプ7a(7a’)〜7c(7c’)とを接続するインターフェイス部43と、該各給油ポンプ7a(7a’)〜7c(7c’)と各給油ホース5との間の所定位置に配置された各給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)に対応する各計量器8a(8a’)〜8c(8c’)に接続されて各計量値を逐次収集して所定のデータとして出力する計量器コントローラ39と、前記各ノズルホルダ6a(6a’)〜6c(6c’)に設けられた各検出装置検出装置23a(23a’)〜23c(23c’)に接続され、各給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)の有無を前記MPU45に出力する検出装置駆動部44と、前記動作ランプ24a(24a’)〜24c(24c’)に接続され、該動作ランプ24a(24a’)〜24c(24c’)の点灯を前記MPU45の指示に基づき制御する動作ランプ駆動部42と、給油する給油レーンの給油レーン番号や油種や給油上限量を含む給油許諾を受信するとともに、給油された確定給油量と給油された給油レーン番号とを含む給油完了情報を通信ケーブル41を介して前記精算ポスト3に送信する通信部40と、各給油レーンに対応して設けられて計量データが逐次更新表示される前記計量表示部8,8’と、を有しており、前記精算ポスト3からの給油許諾の受信により、受信した給油許諾に含まれる給油レーン番号から特定される給油レーンにおいて、給油許諾に含まれる油種に該当する給油ノズル4a(4a’)〜4c(4c’)のロックを解除し、受信した給油許諾に含まれる給油可能量の範囲内の給油を行うようになっている。
次いで、本実施例の給油料金精算装置である精算ポスト3は、図2並びに図3に示すように、設置架台81上の箱状筐体82の給油装置1側の面に、前面パネル9が開閉可能に設けられいる。
この開閉可能とされた前面パネル9には、図4に示すように、本発明における記録媒体並びに給油用記録媒体となるプリペイドカードを新たに発行可能とされているとともに、該発行されたプリペイドカードや予め購入されたプリペイドカードが挿入可能とされたカード発行挿入口10と、貨幣である紙幣を投入可能とされた紙幣投入口11と、クレジットカードを挿通可能とされたクレジットカード読取口を備えるクレジットカードリーダ28と、貨幣である硬貨を投入可能とされた硬貨投入口62と、釣銭に含まれる紙幣が排出される紙幣受取口59や、釣銭に含まれる硬貨が排出される硬貨受取口60や、クレジットの利用明細や給油明細であるレシートが印刷発行される領収書発行口61や、各表示部や操作部を有する操作パネル19とが設けられている。
この操作パネル19は、図5に示すように、主として給油前の操作に関連する部分が配置された第1操作パネル19aと、主として給油後のプリペイドカード或いは現金の精算に関連する部分が配置された第2操作パネル19bとから構成されている。
まず、本実施例の第1操作パネル19aには、図5に示すように、前記紙幣投入口11や硬貨投入口62より投入された貨幣の合計金額や、前記カード発行挿入口10より挿入されたプリペイドカードに記録されている本発明における有価価値情報となる残金データから特定される有価価値の大きさである残存金額や、これら投入貨幣の合計金額と前記挿入されたプリペイドカードの残存金額との総合計金額等が表示される金額表示部13と、利用者から給油する油種を受付けるための本発明における油種選択受付け手段となる油種選択ボタンスイッチ12a〜12d(但し、本実施例では12dのプレミアムは未使用)と、該油種選択ボタンスイッチ12a〜12dにて選択された油種の1リッター当りの単価が表示される単価表示部14と、前記金額表示部13において表示される金額にて前記選択した油種にて給油可能な最大油量が表示される本発明における最大給油量表示手段となる給油可能油量表示部15と、利用者が給油可能油量を確認して給油を開始する際に操作する確認ボタンスイッチ12fと、クレジットカードによる給油において利用者が利用明細となるレシートの発行を受ける際に操作される領収書発行ボタンスイッチ12gと、利用者から給油に使用する給油レーンの給油レーン番号を受付けるための本発明におけるレーン識別情報受付け手段並びに使用状況報知手段となる給油レーン選択受付け部55と、該給油レーン選択受付け部55にて受付けた給油レーン番号が表示される選択給油レーン番号表示部16とが設けられている。
また、本実施例に用いた給油レーン選択受付け部55には、図5に示すように、各給油レーン番号毎に、対応する給油レーンが使用中である場合に点灯されて当該給油レーンが使用中であることを報知する使用中LED55aや、対応する給油レーンが未使用(空き)である場合に点灯されて当該給油レーンが「空き」状態であることを報知する空きLED55bや、対応する給油レーンを選択する際に操作する選択スイッチ55cとが設けられている。つまり、該給油レーン選択受付け部55において利用者が給油のために該給油レーン選択受付け部55において選択入力可能な未使用の給油レーンを報知しており、該給油レーン選択受付け部55によって本発明の使用状況報知手段が形成されている。尚、本実施例に用いた給油レーン選択受付け部55には、最多で8つの給油レーンを有するガソリンスタンドに対応できるように給油レーン番号1〜8までを設けており、本実施例のガソリンスタンドでは存在しない給油レーン番号7、8の給油レーンは常時使用中とされて利用者が選択できないように設定されている。このように、本実施例では、給油レーン選択受付け部55に給油レーン番号1〜8までを設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら給油レーンの数は適宜に増減しても良い。
また、本実施例の第2操作パネル19bには、図5に示すように、給油に未使用のカードの残存金額、つまりは給油料金を減算後の新たな残存金額が釣銭金額として表示される釣銭金額表示部33と、該釣銭金額を全て現金にて返却させる際に操作される現金ボタンスイッチ12hと、該釣銭金額を特定可能な釣銭データをプリペイドカードに記録して該釣銭金額の全額をプリペイドカードにて返却する際に操作されるカードボタンスイッチ12iと、該釣銭金額の一部を現金にて返却させる(現金以外の釣銭金額はプリペイドカードにて返却)際に操作される一部現金ボタンスイッチ12jと、一部現金ボタンスイッチ12jが操作された際に現金にて返却する金額の入力を受付けるためのテンキー56と、該テンキー56にて入力された現金にて精算する金額を表示するための現金精算金額表示部37と、精算を実行させる際に利用者により操作される精算ボタンスイッチ12eとが設けられている。
この前面パネル9の内部には、カード発行挿入口10から挿入されるプリペイドカードを受付けて該プリペイドカードの記録情報の読み出し並びに書き込み記録を行う本発明における記録媒体処理手段並びに釣銭金額返却手段となるカードリーダライタ25が該カード発行挿入口10に臨むように配置され、紙幣投入口11から挿入される紙幣の真贋並びに金種を識別する本発明における貨幣識別手段となる紙幣識別ユニット27が紙幣投入口11に臨むように配置され、硬貨投入口62から投入される硬貨の真贋並びに金種を識別する本発明における貨幣識別手段となる硬貨識別ユニット29が硬貨投入口62に連設配置され、紙幣受取口59から釣銭となる紙幣を排出する本発明における釣銭金額返却手段となる紙幣払出ユニット57が紙幣受取口59に臨むように配置され、硬貨受取口60から釣銭となる硬貨を排出する本発明における釣銭金額返却手段となる硬貨払出ユニット58が硬貨受取口60に臨むように配置され、領収書発行口61から印刷したレシートを発行するプリンタユニット52が領収書発行口61に臨むように配置されている。
また、前記前面パネル9の内面側の所定位置には、前記金額表示部13、単価表示部14等の各種表示部や、油種選択ボタンスイッチ12a〜12dやテンキー56等の各種スイッチや給油レーン選択受付け部55等が実装されたメイン基板18が前面パネル9に沿って配設されている。
この本実施例のメイン基板18は、図8に示すように、前記カードリーダライタ25や、紙幣識別ユニット27、硬貨識別ユニット29、紙幣払出ユニット57、硬貨払出ユニット58、プリンタユニット52、並びに前記カードリーダライタ25の内方側に設けられてカードリーダライタ25に発行に使用する新たなプリペイドカードを供給可能なカード供給ユニット26にインターフェイス部53を介して接続されており、これら接続されている各ユニットの動作等の制御が、メイン基板18に実装されている後述する制御マイコン48にて実施されるとともに、前記カード供給ユニット26がカードリーダライタ25に連結されて未発行のプリペイドカードを供給することで、新規のプリペイドカードをカードリーダライタ25により残存データを記憶してカード発行挿入口10から発行できるようになっている。
この本実施例に用いた前記メイン基板18の構成は図8に示すようになっており、前記油種油種選択ボタンスイッチ12a〜12dや、領収書発行ボタンスイッチ12g、確認ボタンスイッチ12f、精算ボタンスイッチ12e、カードボタンスイッチ12i、一部現金ボタンスイッチ12j、現金ボタンスイッチ12h、テンキー56等の各種スイッチやボタンスイッチとともに、金額表示部13、単価表示部14、給油可能油量表示部15、現金精算金額表示部37、釣銭金額表示部33、選択給油レーン番号表示部16等の各表示部とこれら各表示部の表示制御を行う表示ドライバ46,47と、給油レーン選択受付け部55と、精算ポスト3全体の制御を行う後述する制御マイコン48が実施する各種処理内容が記述された制御プログラムや、後述する図12に示すレーン管理テーブルや、各油種の単価等を記憶可能な本発明における記憶手段となる記憶部38や、前述のインターフェイス部53や、各給油島2a,2b,2cに設置された各給油装置1との各種データの送受を可能とする本発明における給油量入力手段となる通信部54と、クレジット会社の管理コンピュータとのデータ通信を行うための通信部49と、これら各部に接続されて精算ポスト3全体の制御を前記記憶部38に記憶されている制御プログラムに基づいて行う本発明における制御手段となる制御マイコン48とが設けられている。
前記記憶部38に記憶されている本実施例の前記レーン管理テーブルには、図12に示すように、レーン識別情報となる給油レーン番号に対応付けて、当該給油レーン番号の給油レーンに該当する給油装置番号並びに給油面(A面またはB面)と、状況データ(1は使用中を示し、0は未使用で空きを示す)と、利用者に選択された油種の単価を特定可能な情報となる油種番号(01がレギュラー、02がハイオク、03が軽油、04がプレミアム)と、給油前の油種選択において受付けた或いは発行したプリペイドカードのカードIDと、該プリペイドカードのカード残額と、給油前の油種選択において受付けたクレジットカード番号と、給油完了に伴って各給油レーンの給油装置から送信される給油完了情報に含まれる確定給油量とが記憶されるようになっている。
以下、本実施例の精算ポスト3及び給油装置1の動作について、図9〜図11のフロー図を参照して以下に説明する。
まず、精算ポスト3が起動すると、制御マイコン48は、記憶部38から制御プログラムを読み出すとともに、該記憶部に記憶されている設定データに基づく初期化処理を実施し、接続されている給油装置1やクレジットカード会社の管理コンピュータが接続されているか否かの接続確認を実施するとともに、前記給油レーン選択受付け部55の各LEDの表意状態を初期状態、具体的には給油レーン番号1〜6の空きLED55bが点灯され、給油レーン番号7,8の使用中LED55aが点灯状態とされるとともに、該給油レーン番号7,8の選択スイッチ55cの入力は無効とされる(S0)。尚、この初期化処理においては、カード供給ユニット26のプリペイドカードの残量が確認されて、カード残量が不足している場合には、補充の報知メッセージが金額表示部13に表示される。
そして、これら初期化処理の完了後においてS1に進み、給油レーン選択受付け部55における給油レーンの指定の受付けが有るか否かが判定され、受付けが無い場合には、S14に進んで前記カード発行挿入口10からのプリペイドカードの受付けが有るか否かが判定され、受付けが無い場合にはS1に戻ることにより、給油レーンの指定の受付け並びにプリペイドカードの受付け待ち状態となる。
利用者が給油を実施したい場合には、その時点において未使用の空き給油レーンに車輌、例えば自動車80を停車させた後、該精算ポスト3にて、自動車80を停車させた給油レーン、例えば第1レーンに自動車80を停車させた場合であれば、給油レーン選択受付け部55の給油レーン番号1に対応する選択スイッチ55cを押圧操作して給油レーン番号1を選択入力する。尚、この際、例えば図1に示すように、第6ーンにおいて給油中である場合には、該給油レーン番号6の使用中LED55aが点灯状態とされていることから、一番端側で間違い易い第1レーンと第6ーンとを間違うことなく、利用者は、空きLED55bが点灯されている給油レーン番号1を未使用の給油レーンであることを把握して選択できることから、利用者のこれら給油レーンの選択操作を容易化することができるとともに、給油レーンの入力間違い等も大幅に低減することができる。
この給油レーン番号1を選択入力の受付けは、前記S1において検出されてS2に進み、該入力指定された給油レーン番号1の給油レーンが使用中であるか否かが、レーン管理テーブルにおける選択された給油レーン番号1に対応する状況データにより特定され、当該指定された給油レーンが使用中(状況データが1)であればS31に進み、当該給油レーン番号1に対応してレーン管理テーブルにクレジットカード番号が記憶されているクレジットカード番号登録レーンであるか、つまりは、クレジットカードを使用した未精算の確定給油量が存在する給油レーンであるかの判定が実施された後、クレジットカード番号登録レーンでない場合には、使用中のレーンが誤って指定されたものと判断してS1に戻り、再度給油レーンの指定受付け待ち状態に移行する一方、当該指定された給油レーンが空き(状況データが0)であればS3に進む。
このS3においては、カード発行挿入口10からのプリペイドカードの受付けの有無を判定し、プリペイドカードの受付けが無ければS17に進み、クレジットカードリーダ28へのクレジットカードの受付けの有無を判定し、クレジットカードの受付けが無ければS23に進み、紙幣投入口11や硬貨投入口62よりの貨幣の投入の有無を判定し、貨幣の受付けが無ければS3に戻ることで、プリペイドカード或いはクレジットカード或いは貨幣の受付け待ち状態に移行する。尚、この受付け待ち状態において所定時間が経過してもいずれの受付けが無い場合には前記S1に戻る。
この状態において利用者は、プリペイドカードで給油を実施したい場合にはカード発行挿入口10からプリペイドカードを挿入し、クレジットカードで給油を実施したい場合にはクレジットカードリーダ28のクレジットカード読取口にクレジットカードを挿通し、現金(貨幣)にて給油を実施したい場合には紙幣投入口11や硬貨投入口62より給油したい金額以上の金額の現金(貨幣)を投入する。
まず、利用者がカード発行挿入口10からプリペイドカードを挿入した場合には、該プリペイドカードの受付けがS3において検知されてS4に進み、受付けたプリペイドカードに固有に付与された記録媒体識別情報であるカードIDや残額データ等の記録情報を、カードリーダライタ25を用いて読み出して、該読み出したカードIDと同一のカードIDが既にレーン管理テーブルに記憶されていないかを確認し、同一のカードIDの登録が無いことを条件に、当該プリペイドカードから読み出した残額データから特定される残存金額を金額表示部13に表示する(S4)。尚、同一のカードIDが既にレーン管理テーブルに記憶されている場合には、該受付けたプリペイドカードを排出して返却した後、S1に戻る。
そしてS5に進み、油種選択ボタンスイッチ12a〜12dにおいて利用者から給油したい油種の選択を受付けた後、該受付けた油種の単価を記憶部38のデータから特定し、該特定した選択油種の単価にて金額表示部13に表示した残存金額を除して、該残存金額にて給油することのできる最大の油量である給油可能量を算出し、該算出した給油可能量を給油可能油量表示部15に表示する(S6)。これにより、利用者は、プリペイドカードの残存金額にて給油することのできる最大給油量を正確且つ簡便に確認することができる。
そしてS7に進み、確認ボタンスイッチ12fの押圧操作の有無を判定し、該確認ボタンスイッチ12fの操作が無ければS12に進んで現金(貨幣)の受付けの有無を判定し、該貨幣の受付けが無ければS7に戻ることで、確認ボタンスイッチ12fの操作或いは貨幣の受付け待ち状態に移行する。
前記S6における給油可能量の表示により最大給油量を確認した利用者が、自分が給油したい給湯量に該最大給油量が満たない場合、つまり最大給油量以上の給湯量を給油したい場合には、紙幣投入口11や硬貨投入口62より、前記給油可能油量表示部15に表示される給油可能量が所望する油量以上となるまで現金(貨幣)を投入すれば良く、これら現金(貨幣)を投入は、S12にて検知されてS13に進み、該投入された現金(貨幣)が紙幣識別ユニット27或いは硬貨識別ユニット29にて真贋や金種が識別され、制御マイコン48は、これら識別金額を金額表示部13の表示金額に加算更新するとともに、該加算更新後の表示金額に対応する給油可能量を算出して給油可能油量表示部15の給油可能量を更新する(S13)。
これら現金(貨幣)を投入により、所望の給油量以上に給油可能量が達したことを確認した利用者は、確認ボタンスイッチ12fを押圧操作すれば良く、該確認ボタンスイッチ12fを押圧操作が前記S7により検知されてS8に進み、前記レーン管理テーブルの前記S1に受付けた給油レーン番号(例えば給油レーン番号1)に対応する油種とカードIDとカード残額とに、S5において利用者から受付けた油種に割り当てられた油種番号、例えばレギュラーであれば01と、受付け中のプリペイドカードのカードIDと前記金額表示部13に表示している金額、つまりは、プリペイドカードの残存金額または、プリペイドカードの残存金額と投入した現金(貨幣)の識別金額との総合計額とを記憶した後、前記金額表示部13に表示している金額を残存金額として特定可能な残金データと、S1に受付けた給油レーン番号とを受付け中のプリペイドカードに、カードリーダライタ25にて記録して前記金額表示部13に表示している金額を残存データから特定可能とした後、該記録後のプリペイドカードをカード発行挿入口10から排出して、利用者に一度返却する(S9)。
そしてS10に進んで制御マイコン48は、利用者より受付けた(指定された)給油レーン番号に該当する給油装置1の給油装置番号を、レーン管理テーブルに当該給油レーン番号に対応して記憶されている給油装置番号から特定し、該特定した給油装置番号の給油装置1、例えば給油レーン番号1であれば、給油島1aに設置されている給油装置1に対して、給油レーン番号と給油を可能とする油種と給油可能量とを含み、該給油可能量を上限とする該油種の給油を許諾する旨となる給油許諾を送信した後、給油レーン選択受付け部55における該給油レーン番号に対応する空きLED55bを消灯するとともに使用中LED55aを点灯して、該給油レーンが使用中であることを報知した後(S11)、S1に戻ることで、その他の利用者からの給油レーン番号の受付けや、プリペイドカードやクレジットカードや現金(貨幣)の受付けが可能とされる。
前記給油許諾の受信に基づいて給油装置1(MPU45)は、受信した給油許諾に含まれる給油レーン番号並びに油種が該当する給油ノズル、例えばレギュラーノズル4a’に接続された給油ポンプ7a’を、前記インターフェイス部43を介して稼働状態とするとともに、前記動作ランプ駆動部42を介して、前記給油ノズル4a’に対応付けて設けられた動作ランプ24a’を点灯させて、その給油ノズル4a’が給油可能な状態であることを利用者に報知するとともに、前記動作ランプ24a’の点灯に連動して動作するロック装置22a’におけるロッドを収納して、給油ノズル4a’のロックを解除して給油ノズル4a’をノズルホルダ6a’より取り出して給油可能とする。
また、S9においてプリペイドカードの返却を受けた利用者は、該返却されたプリペイドカードを受け取って選択入力した給油レーンである第1レーンに戻って、精算ポスト3からの前述の給油許諾の受信に基づいて給油装置1によりロックが解除され、動作ランプ24a’が点灯されているレギュラーの給油ノズル4a’をノズルホルダ6a’から抜き出して給油する自動車80の給油口に装着して給油を開始し、給油が完了した段階で該給油ノズル4a’を前記ノズルホルダ6a’に戻す。尚、これら給油中においては、前記給油ポンプ7a’に連設された計量器8a’に接続された計量器コントローラ39より出力される油量データが、前記MPU45に逐次出力され、前記計量表示部8’のレギュラー表示に逐次表示されることで、利用者はどの程度の油量が給油されたかを把握することができる。
そして、前記給油ノズル4a’がノズルホルダ6a’に戻されたことによりMPU45は、その時点において計量表示部8’に表示されている給油量である確定給油量と、給油レーン番号(例えば給油レーン番号1)とを含む給油完了情報を精算ポスト3に対して送信する。
この給油完了情報の受信に基づいて精算ポスト3の制御マイコン48は、図11に示す割込処理を実施する。具体的には、該給油完了情報の受信がW1により検知された場合には、その時点における通常の処理を一次中断し、受信した給油完了情報に含まれる確定給油量を、レーン管理テーブルにおける該給油完了情報に含まれる給油レーン番号に対応する確定給油量に記憶する割込を実施した後(W2)、割込を終了して(W3)元の処理に戻る。
そして、給油を完了した利用者は精算ポスト3に出向き、前記S9において一度返却されたプリペイドカードを再度カード発行挿入口10に挿入する。
このプリペイドカードの受付けは、前記S14において検知されてS15に進み、受付けたプリペイドカードの記録情報を読み出すとともに、該利用者に前記S9において返却したプリペイドカードであることを示す該受付けたプリペイドカードに給油レーン番号の記録の有無を判定し、給油レーン番号の記録が有ることを条件にS16に進んで、レーン管理テーブルにおいて、該受付けたプリペイドカードに記録されていた給油レーン番号に対応する確定給油量の記憶(登録)の有無を判定し、確定給油量の記憶(登録)があることを条件に図10に示す精算処理に移行し、前記S14〜S16の判定のいずれかの判定において無しと判定された場合には、受付けたプリペイドカードをカード発行挿入口10から排出して返却する。
この精算処理において制御マイコン48は、図10のフロー図に示すように、まず、受付けたプリペイドカードから読み出したカードIDと残存データから特定される残存金額とが、レーン管理テーブルにおいて該プリペイドカードから読み出した給油レーン番号に対応して記憶されているカードID並びにカード残額と一致するか否かが判定され、一致しない場合にはS39に進んでエラーを報知するためのエラー報知処理に移行する一方、カードID並びにカード残額が一致する場合にはS40に進んで、前述のS16において特定した確定給油量の給油料金を、前記S38にて照合済みの残存金額、つまりは、レーン管理テーブルにおいて該プリペイドカードから読み出した給油レーン番号に対応して記憶されているカード残額から減算して釣銭金額を特定し、該特定した釣銭金額を釣銭金額表示部33に表示した後、S41に進んで、現金ボタンスイッチ12hの操作の有無を判定し、該現金ボタンスイッチ12hの操作が無ければS42に進んで、一部現金ボタンスイッチ12jの操作の有無を判定し、該一部現金ボタンスイッチ12jの操作が無ければS43に進んで、カードボタンスイッチ12iの操作の有無を判定し、該カードボタンスイッチ12iの操作が無ければS41に戻ることで、現金ボタンスイッチ12h或いは一部現金ボタンスイッチ12j或いはカードボタンスイッチ12iの操作待ち状態に移行する。
利用者は、前記釣銭金額表示部33に釣銭金額が表示された後、所望する精算形態に対応するボタンスイッチ、例えば釣銭金額を全て現金(貨幣)にて入手したい場合には現金ボタンスイッチ12hを押圧操作し、釣銭金額の全額が残存金額として記録されたプリペイドカードを返却させたい場合にはカードボタンスイッチ12iを押圧操作し、釣銭金額の一部、例えば釣銭が1500円であれば1000円を現金にて、残りの500円をプリペイドカードの残額に記録して返却させたい場合には一部現金ボタンスイッチ12jを押圧操作すれば良い。
このS41〜S43の操作待ち状態において現金ボタンスイッチ12hを利用者が操作した場合には、該現金ボタンスイッチ12hの操作がS41にて検知されてS44に進み、前記釣銭金額表示部33に表示中の釣銭金額の全額を現金精算金額表示部37に表示した後、S45に進んで精算ボタンスイッチ12eの操作待ち状態に移行する。
利用者は、該現金精算金額表示部37に釣銭金額の全額が表示されたのを確認した後、精算ボタンスイッチ12eを押圧操作することで、該精算ボタンスイッチ12eの押圧操作がS45にて検知されてS46に進み、制御マイコン48は、該現金精算金額表示部37に表示している金額である釣銭金額の全額(現金精算金額)の現金を紙幣払出ユニット57および/または硬貨払出ユニット58により紙幣受取口59および/または硬貨受取口60に払い出させるとともに、受付け中のプリペイドカードに残存金額が0となる残存データを記録するとともに、該プリペイドカードの給油レーン番号の記録を消去した後、該プリペイドカードをカード発行挿入口10から排出して返却し、S47に進んで、該消去した給油レーン番号に対応してレーン管理テーブルに記憶されている油種、カードID、カード残額、確定給油量を消去し、且つ状況を使用中である「1」から空きである「0」に更新した後、S1に戻る。
また、前述のS41〜S43の操作待ち状態において一部現金ボタンスイッチ12jを利用者が操作した場合には、該一部現金ボタンスイッチ12jの操作がS42において検知されてS48に進み、釣銭金額表示部33に表示中の釣銭金額の範囲内の現金にて払い出す金額の指定を、テンキー56にて利用者から受付け、該テンキー56にて入力された金額を現金精算金額表示部37に表示した後、S49に進んで精算ボタンスイッチ12eの操作待ち状態に移行する。尚、これら現金精算金額表示部37に表示された金額を訂正したい場合には、テンキー56に設けられている「C」キーを入力することで、金額を再入力できる。
利用者は、該現金精算金額表示部37にテンキー56から入力した金額が表示されたのを確認した後、精算ボタンスイッチ12eを押圧操作することで、該精算ボタンスイッチ12eの押圧操作がS49にて検知されてS50に進み、制御マイコン48は、該現金精算金額表示部37に表示している金額の現金を紙幣払出ユニット57および/または硬貨払出ユニット58により紙幣受取口59および/または硬貨受取口60に払い出させるとともに、受付け中のプリペイドカードに前記釣銭金額表示部33に表示されている釣銭金額から現金精算金額表示部37に表示している金額を差し引いた金額を残存金額とする残存データを記録するとともに、該プリペイドカードの給油レーン番号の記録を消去した後、該プリペイドカードをカード発行挿入口10から排出して返却し、S47に進んで、該消去した給油レーン番号に対応してレーン管理テーブルに記憶されている油種、カードID、カード残額、確定給油量を消去し、且つ状況を使用中である「1」から空きである「0」に更新した後、S1に戻る。
また、前述のS41〜S43の操作待ち状態においてカードボタンスイッチ12iを利用者が操作した場合には、該カードボタンスイッチ12iの操作がS43において検知されてS51に進み、釣銭金額表示部33に表示中の釣銭金額の全額を残存金額とする残存データを受付け中のプリペイドカードに記録するとともに、該プリペイドカードの給油レーン番号の記録を消去した後、該プリペイドカードをカード発行挿入口10から排出して返却し、S47に進んで、該消去した給油レーン番号に対応してレーン管理テーブルに記憶されている油種、カードID、カード残額、確定給油量を消去し、且つ状況を使用中である「1」から空きである「0」に更新した後、S1に戻る。
また、利用者がクレジットカードを使用して給油を実施したい場合には、前述のS3→S17→S23→S3のプリペイドカード或いはクレジットカード或いは貨幣の受付け待ち状態において、クレジットカードリーダ28のクレジットカード読取口にクレジットカードを挿通させる。
該クレジットカードを挿通によるクレジットカードの磁気ストライプからのクレジットカード番号を含む記録データの読み取りに基づいて制御マイコン48は、S17においてクレジットカードの受付け有りと判定してS18に進み、クレジットカードから読み取ったクレジットカード番号と同一のクレジットカード番号が既にレーン管理テーブルに記憶されていないかを確認し、同一のクレジットカード番号の登録(記憶)が無いことを条件に、通常の自動車80の給油において超過しない可能性が高い給油料金である所定額、例えば10000円を利用額とし、該利用額とクレジットカード番号を含む認証要求を通信部49からクレジット会社の管理コンピュータに対して送信し、該管理コンピュータから認証結果を取得して、所定額である10000円の利用額の決済が可能であるかを事前確認する。
そして、S19に進んで管理コンピュータから取得した認証結果が「OK」、つまりは、所定額である10000円の利用額の決済が可能である場合においてS20に進み、油種選択ボタンスイッチ12a〜12dにおいて利用者から給油したい油種の選択を受付けた後、S21に進んで、レーン管理テーブルにおける前記S1にて受付けた給油レーン番号に対応するクレジットカード番号と油種に、前記クレジットカードリーダ28にて読み取ったクレジットカード番号とS20において受付けた油種に割り当てられた油種番号とを記憶するとともに、S22に進み、利用者より受付けた(指定された)給油レーン番号に該当する給油装置1の給油装置番号を、レーン管理テーブルに当該給油レーン番号に対応して記憶されている給油装置番号から特定し、該特定した給油装置番号の給油装置1、例えば給油レーン番号6であれば、給油島1cに設置されている給油装置1に対して、給油レーン番号「6」と給油を可能とする油種とを含み、該油種の給油を許諾する旨となる給油許諾を送信した後、給油レーン選択受付け部55における該給油レーン番号に対応する空きLED55bを消灯するとともに使用中LED55aを点灯して、該給油レーンが使用中であることを報知した後(S11)、S1に戻ることで、その他の利用者からの給油レーン番号の受付けや、プリペイドカードやクレジットカードや現金(貨幣)の受付けが可能とされる。
この給油許諾の受信に基づいて給油装置1(MPU45)は、前述のプリペイドカードの場合と同様に、受信した給油許諾に含まれる給油レーン番号並びに油種が該当する給油ノズル4aのロックを解除して給油可能とすることで、利用者は、精算ポスト3から第6レーンに戻って給油を開始し、給油が完了した段階で該給油ノズル4aをノズルホルダ6aに戻す。
そして、給油ノズル4aがノズルホルダ6aに戻されたことにより給油島2cに設置されている給油装置1のMPU45は、その時点において計量表示部8に表示されている給油量である確定給油量と、給油レーン番号「6」とを含む給油完了情報を精算ポスト3に対して送信する。
この給油完了情報の受信に基づいて精算ポスト3の制御マイコン48は、図11に示す割込処理を実施して、前述のプリペイドカードの場合と同様に、受信した給油完了情報に含まれる確定給油量を、レーン管理テーブルにおける該給油完了情報に含まれる給油レーン番号に対応する確定給油量に記憶する。
そして、給油を完了した利用者は精算ポスト3に出向き、給油レーン選択受付け部55において、給油を実施した給油レーン番号の選択スイッチ55cを入力する。
この選択スイッチ55cを入力による給油レーンの指定の受付けはS1にて検知されてS2へ進み、指定(入力)された給油レーン番号の給油レーンが使用中と判定されてS31に進み、前述のように、該指定(入力)された給油レーン番号の給油レーンがクレジットカード番号登録レーンであると判定されてS32へ進むことで、該給油レーン番号に対応付けてレーン管理テーブルに記憶されている確定給油量と油種番号とから特定される油種の単価から算出される給油料金と、該給油レーン番号に対応付けてレーン管理テーブルに記憶されているクレジットカード番号とを含む決済要求を、通信部49を通じてクレジット会社の管理コンピュータに対して送信する決済要求送信処理を実施した後、領収書発行ボタンスイッチ12gの操作に基づいてプリンタユニット52にてクレジットカードの利用明細となるレシートを印刷して領収書発行口61から発行するレシート発行処理を実施し、利用者は、該レシート発行処理にて発行されたレシートを受け取る。
そして、S34に進んで、S1にて受付けた給油レーン番号に対応してレーン管理テーブルに記憶されている油種、クレジットカード番号、確定給油量を消去し、且つ状況を使用中である「1」から空きである「0」に更新した後、S1に戻る。
また、利用者が現金(貨幣)を使用して給油を実施したい場合には、前述のS3→S17→S23→S3のプリペイドカード或いはクレジットカード或いは貨幣の受付け待ち状態において、紙幣投入口11や硬貨投入口62より紙幣または硬貨を投入する。
これら紙幣または硬貨の受付けはS23において検知されてS24に進み、紙幣識別ユニット27或いは硬貨識別ユニット29にて識別された識別金額(受付け金額)を金額表示部13に表示するとともに、S25に進んで、油種選択ボタンスイッチ12a〜12dにおいて利用者から給油したい油種の選択を受付けた後、該受付けた油種の単価を記憶部38のデータから特定し、該特定した選択油種の単価を単価表示部14に表示し、S26に進んで、金額表示部13に表示した識別金額(受付け金額)を単価表示部14に表示した油種の単価にて除して、該識別金額(受付け金額)にて給油することのできる最大の油量である給油可能量を算出し、該算出した給油可能量を給油可能油量表示部15に表示する(S26)。これにより、利用者は、投入した金額にて給油することのできる最大給油量を正確且つ簡便に確認することができる。
そしてS27に進み、確認ボタンスイッチ12fの押圧操作の有無を判定し、該確認ボタンスイッチ12fの操作が無ければS30に進んで現金(貨幣)の受付けの有無を判定し、該貨幣の受付けが無ければS27に戻ることで、確認ボタンスイッチ12fの操作或いは貨幣の受付け待ち状態に移行する。
前記S26における給油可能量の表示により最大給油量を確認した利用者が、自分が給油したい給湯量に該最大給油量が満たない場合、つまり最大給油量以上の給湯量を給油したい場合には、紙幣投入口11や硬貨投入口62より、前記給油可能油量表示部15に表示される給油可能量が所望する油量以上となるまで更に現金(貨幣)を投入すれば良く、これら現金(貨幣)を投入はS30にて検知されてS26に進み、該投入された現金(貨幣)が紙幣識別ユニット27或いは硬貨識別ユニット29にて真贋や金種が識別され、これら識別金額を金額表示部13の表示金額に加算更新するとともに、該加算更新後の表示金額に対応する給油可能量を算出して給油可能油量表示部15の給油可能量を更新する。
これら現金(貨幣)を投入により、所望の給油量以上に給油可能量が達したことを確認した利用者は、確認ボタンスイッチ12fを押圧操作すれば良く、該確認ボタンスイッチ12fを押圧操作が前記S27により検知されてS28に進み、新たに発行する記録媒体としてのプリペイドカードをカード供給ユニット26からカードリーダライタ25に供給して、該発行予定のプリペイドカードに記録されているカードIDを読み出すととともに、前記金額表示部13に表示している識別金額(受付け金額)を特定可能な情報となる、該識別金額(受付け金額)を残存金額として特定可能な残金データと、S1に受付けたレーン識別情報である給油レーン番号を特定可能な情報である該給油レーン番号自体を新規に発行予定のプリペイドカードに記録して前記金額表示部13に表示している金額を残存データから特定可能とした後、該記録後のプリペイドカードをカード発行挿入口10から排出して、利用者に発行する(S28)。
そして、S29に進んで、前記レーン管理テーブルの前記S1に受付けた給油レーン番号(例えば給油レーン番号1)に対応する油種とカードIDとカード残額とに、S25において利用者から受付けた油種に割り当てられた油種番号、例えばレギュラーであれば01と、発行するプリペイドカードから読み出したカードIDと前記識別金額(受付け金額)とを記憶した後、S10に進んで制御マイコン48は、利用者より受付けた(指定された)給油レーン番号に該当する給油装置1の給油装置番号を、レーン管理テーブルに当該給油レーン番号に対応して記憶されている給油装置番号から特定し、該特定した給油装置番号の給油装置1、例えば給油レーン番号1であれば、給油島1aに設置されている給油装置1に対して、給油レーン番号と給油を可能とする油種と給油可能量とを含み、該給油可能量を上限とする該油種の給油を許諾する旨となる給油許諾を送信した後、給油レーン選択受付け部55における該給油レーン番号に対応する空きLED55bを消灯するとともに使用中LED55aを点灯して、該給油レーンが使用中であることを報知した後(S11)、S1に戻ることで、その他の利用者からの給油レーン番号の受付けや、プリペイドカードやクレジットカードや現金(貨幣)の受付けが可能とされる。
この給油許諾の受信に基づいて給油装置1(MPU45)は、前述のプリペイドカードやクレジットカードの場合と同様に、受信した給油許諾に含まれる給油レーン番号並びに油種が該当する給油ノズル4a’のロックを解除して給油可能とすることで、利用者は、精算ポスト3から第1レーンに戻って給油を開始し、給油が完了した段階で該給油ノズル4a’をノズルホルダ6a’に戻す。
そして、前記給油ノズル4a’がノズルホルダ6a’に戻されたことにより給油装置1のMPU45は、その時点において計量表示部8’に表示されている給油量である確定給油量と、給油レーン番号(例えば給油レーン番号1)とを含む給油完了情報を精算ポスト3に対して送信する。
この給油完了情報の受信に基づいて精算ポスト3の制御マイコン48は、図11に示す割込処理を実施して、前述のプリペイドカードやクレジットカードの場合と同様に、受信した給油完了情報に含まれる確定給油量を、レーン管理テーブルにおける該給油完了情報に含まれる給油レーン番号に対応する確定給油量に記憶する。
そして、給油を完了した利用者は精算ポスト3に出向き、前記S28において発行されたプリペイドカードを再度カード発行挿入口10に挿入する。
このプリペイドカードの受付けは、前記S14において検知されてS15に進み、受付けたプリペイドカードの記録情報を読み出すとともに、該利用者に前記S9において返却したプリペイドカードであることを示す該受付けたプリペイドカードに給油レーン番号の記録の有無を判定し、給油レーン番号の記録が有ることを条件にS16に進んで、レーン管理テーブルにおいて、該受付けたプリペイドカードに記録されていた給油レーン番号に対応する確定給油量の記憶(登録)の有無を判定し、確定給油量の記憶(登録)があることを条件に図10に示す前述の精算処理に移行することで、該確定給油量に相当する給油料金の精算が実施され、給油に未使用の金額を、前述したように、現金ボタンスイッチ12h或いは一部現金ボタンスイッチ12j或いはカードボタンスイッチ12iを選択操作することで、給油に未使用の金額の残額を現金やカードの残額として精算できるとともに、該給油に未使用の金額の一部を現金にて、残りをカードの残額として精算を実施することができる。
以上、本実施例のようにすれば、給油する以前に、利用者から給油するレーン識別情報である給油レーン番号を受付け、該受付けた給油レーン番号に対応付けて、当該利用者から受付けた受付け金額と油種の単価を特定可能な情報となる油種番号とをレーン管理テーブルに記憶しておき、該給油レーン番号を特定可能な情報となる該給油レーン番号自体を記録した記録媒体となるプリペイドカードを該利用者に発行し、給油後において該発行したプリペイドカードを再度受付けることで、該受付けたプリペイドカードに記録されている給油レーン番号の給油レーンにて給油された確定給油量と当該利用者から受付けた受付け金額と油種の単価とがレーン管理テーブルの記憶データから特定されて釣銭金額が算出され、該釣銭金額が利用者に返却されるので、これらプリペイドカードの再受付けまでの間にその他の利用者からの現金(貨幣)の受付けが可能となり、複数の利用者が同時並行的に同一の給油料金精算装置である精算ポスト3において現金(貨幣)を用いた給油と、該給油した料金の精算とを実施できるようになるので、給油施設であるガソリンスタンドが多くの給油レーンを有していても、本実施例の給油料金精算装置1を1つ設置するのみで良く、よって、精算装置を設置する費用が大きくなることを回避できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、精算ポスト3を給油島2bに設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算ポスト3を給油島以外の場所、例えばガソリンスタンドの事務所内等に設けても良い。
また、前記実施例では、精算ポスト3においてプリペイドカードやクレジットカードによる給油料金の精算が可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイドカードやクレジットカードによる給油料金の精算機能を備えず、現金(貨幣)を使用しての精算のみが実施可能な精算ポストとしても良い。
また、前記実施例では、記録媒体としてプリペイドカードを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら記録媒体としては、給油レーン番号を特定可能な情報を読み出し可能に記録することのできるもの、例えば、給油レーン番号がシンボル化されたバーコードが印刷された紙片や、接触或いは非接触のICカードやICコインとしても良いし、更には、これら記録媒体の発行としては、既に利用者が所持している携帯電話等に給油レーン番号のデータや給油レーン番号がシンボル化されたバーコードのシンボルデータを送信して記憶させることも、本発明における記録媒体の発行に含まれる。
また、前記実施例では、利用者に発行する記録媒体としてプリペイドカードに、利用者から受付けた給油レーン番号を特定可能な情報として該受付けた給油レーン番号自体を記録しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記実施例のように、レーン管理テーブルに給油レーン番号に対応付けてプリペイドカードのカードIDを記憶しているような場合であれば、前記給油レーン番号自体をプリペイドカードに記録せずに利用者に一旦返却し、プリペイドカードを再度受付けた際に、そのカードIDに対応してレーン管理テーブルに記憶されている給油レーン番号から、利用者が給油した給油レーンや受付け金額や受付けた油種の単価を特定するようにしても良いし、或いは、これらカードIDに代えて、記録媒体としてのプリペイドカードの発行時点において固有となる番号や符号列を生成して、該生成した番号や符号列をカードIDに代えて、発行するプリペイドカードに記録するとともに、レーン管理テーブルに給油レーン番号に対応付けて記憶するようにしても良い。
また、前記実施例では、給油レーン番号の受付けを各給油レーン番号に対応する選択スイッチ55cを有する給油レーン選択受付け部55にて実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら給油レーン番号の受付けを、例えばテンキー等により利用者から受付けるようにしても良い。
また、前記実施例では、油種の選択を油種選択ボタンスイッチ12a〜12dにおいて利用者から受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの油種、例えば前回の給油において選択した油種の油種番号をプリペイドカードに記録しておき、該プリペイドカードの受付けにおいて、該油種番号の油種をデフォルトにおいて選択された状態として、該デフォルトの油種以外の油種を選択する場合において、油種選択ボタンスイッチ12a〜12dにて油種の選択を受付けるようにし、このように、油種の選択受付けを油種番号が記録されたプリペイドカードを受付けることにより実施するようにしても良い。
また、前記精算ポスト3と給油装置1との通信を、通信ケーブル41を介して実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら精算ポスト3が複数の給油島に設置された給油装置1と通信を行うために、通信ケーブル41を架設する手間を低減するために、これらの通信を無線等による非接触の通信方式としても良い。
また、前記実施例では、油種の単価を特定可能な情報として各油種に付与された油種番号を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら油種の単価を特定可能な情報として油種の単価自体をレーン管理テーブルに記憶するようにしても良い。
また、前記実施例では、貨幣として紙幣と硬貨の双方を受付け或いは釣銭として返却するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貨幣として紙幣のみを受付け或いは返却するようにしても良い。
また、前記実施例では、釣銭の返却形態として現金による返却形態を含んでいるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら釣銭の返却形態をプリペイドカードのみとしても良い。
本発明の実施例におけるガソリンスタンドを示す平面図である。 本発明の実施例における給油料金精算装置である精算ポストと給油装置とが設けられた給油島を示す外観斜視図である。 本発明の実施例における給油島に設置されている給油装置を示す正面図である。 本発明の実施例における給油料金精算装置である精算ポストの正面図である。 本発明の実施例における給油料金精算装置である精算ポストの操作部を示す図である。 本発明の実施例に用いた給油装置の給油ノズル部を示す外観斜視図である。 本発明の実施例に用いた給油装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例における精算ポストの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例の精算ポストにおける処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例の精算ポストにおける精算処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例の精算ポストにおける割込処理内容を示すフロー図である。 本発明の実施例の精算ポストにおけるレーン管理テーブルを示す図である。
符号の説明
1 給油装置
2a,2b,2c 給油島
3 精算ポスト(給油入金精算装置)
4a,4a’ 給油ノズル
4b,4b’ 給油ノズル
4c,4c’ 給油ノズル
5 給油ホース
6a,6a’ ノズルホルダ
6b,6b’ ノズルホルダ
6c,6c’ ノズルホルダ
7a、7b、7c 給油ポンプ
7a’、7b’、7c’ 給油ポンプ
8a,8a’ 計量器
8b,8b’ 計量器
8c,8c’ 計量器
8,8’ 計量表示部
9 前面パネル
10 カード発行挿入口
11 紙幣投入口
12a〜d 油種選択ボタン
12e 精算ボタンスイッチ
12f 確認ボタンスイッチ
12g 領収書発行ボタンスイッチ
12h 現金ボタンスイッチ
12i カードボタンスイッチ
12j 一部現金ボタンスイッチ
13 金額表示部
14 単価表示部
15 給油可能油量表示部
16 選択給油レーン番号表示部
18 メイン基板
19 操作パネル
25 カードリーダライタ
26 カード供給ユニット
27 紙幣識別ユニット
28 クレジットカードリーダ
29 硬貨識別ユニット
33 釣銭金額表示部
37 現金精算金額表示部
38 記憶部
39 計量器コントローラ
40 通信部
41 通信ケーブル
42 動作ランプ駆動部
43 インターフェイス部
44 検出装置駆動部
45 MPU
46 表示ドライバ
47 表示ドライバ
48 制御マイコン
49 通信部
52 プリンタユニット
53 インターフェイス部
54 通信部
56 テンキー
57 紙幣払出ユニット
58 硬貨払出ユニット
59 紙幣受取口
60 硬貨受取口
61 領収書発行口
62 硬貨投入口

Claims (5)

  1. 利用者が給油を行う給油レーンに固有に付与されたレーン識別情報を受付けるレーン識別情報受付け手段と、
    前記レーン識別情報受付け手段にて受付けたレーン識別情報を特定可能な情報を読み出し可能に記録された記録媒体を発行するとともに、該発行された記録媒体を受付け、該記録媒体からレーン識別情報を読み出す記録媒体処理手段と、
    利用者から前記給油レーンにおいて給油する油種の選択を受付ける油種選択受付け手段と、
    接続されている複数の各給油装置により前記給油レーンにて給油された給油量を入力するための給油量入力手段と、
    貨幣を受付けて該受付け貨幣の真贋並びに金種の識別を行う貨幣識別手段と、
    釣銭金額を利用者に返却するための釣銭金額返却手段と、
    各種の情報を記憶する記憶手段と、
    利用者から給油以前において前記レーン識別情報、油種並びに貨幣を受付け、前記レーン識別情報受付け手段にて該利用者から受付けた該レーン識別情報に対応付けて、当該利用者から受付けた受付け金額を特定可能な情報と、前記油種選択受付け手段にて受付けた該油種の単価を特定可能な情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶した後、該利用者から受付けた該レーン識別情報を特定可能な情報を記録した記録媒体を前記記録媒体処理手段から該利用者に発行するとともに、該利用者から受付けたレーン識別情報から特定される給油レーンに該当する給油装置において、前記受付け金額と前記受付けた油種の単価とから算出される当該利用者が給油することのできる最大給油量を上限とする給油を可能とし、該給油装置から給油完了に基づき入力される確定給油量を当該給油装置に該当する給油レーンのレーン識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶し、給油後において該利用者から受付けた前記記録媒体から読み出したレーン識別情報を特定可能な情報から特定されるレーン識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されている確定給油量並びに油種の単価を特定可能な情報から特定される単価とから算出される給油料金を、当該レーン識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されている前記受付け金額を特定可能な情報から特定される受付け金額から減算して釣銭金額を特定し、該特定した釣銭金額を前記釣銭金額返却手段にて利用者に返却する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする給油料金精算装置。
  2. 利用者が給油のために前記レーン識別情報受付け手段にて入力可能な未使用の給油レーンを報知する使用状況報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の給油料金精算装置。
  3. 前記釣銭金額返却手段における釣銭金額の全額を現金にて払い出す返却形態と、釣銭金額の全額を残存金額とする給油用記録媒体を発行する返却形態と、釣銭金額の一部を現金にて払い出しその残りの金額を残存金額とする給油用記録媒体を発行する返却形態のいずれかの返却形態を利用者から受付ける返却形態受付け手段を備え、
    前記制御手段は、前記返却形態受付け手段にて利用者から受付けた返却形態の返却を実施するための制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の給油料金精算装置。
  4. 前記制御手段は、前記記録媒体に利用者から受付けた受付け金額を特定可能な情報をさらに記録することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の給油料金精算装置。
  5. 利用者が給油することのできる最大給油量を表示するための最大給油量表示手段を備え、
    前記制御手段は、利用者から受付けた受付け金額と、前記油種選択受付け手段にて受付けた油種の単価とから当該利用者が給油することのできる最大給油量を算出し、該算出した最大給油量を前記最大給油量表示手段に表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給油料金精算装置。
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