JP4050941B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料供給システムに係り、特にカードを用いて料金の精算を行うよう構成された燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、セルフサービス方式の計量機が設置された給油所等では、運転者(顧客)自身が給油作業の設定、給油作業、給油料金の精算を行うようになっている。そのため、運転者は、給油を行う前に給油する油種や給油量等のスイッチを有する設定器により所定の油種、給油量または給油金額を入力する設定操作を行った後、給油料金の精算方法を指定するようになっている。
【0003】
給油料金の精算方法としては、現金で支払う方法、またはプリペイドカードで支払う方法等がある。現金で支払う場合、給油所が発行する会員カードを使用すると、通常の現金価格よりも値引きされた単価で算出された給油料金で精算することができる。
【0004】
また、プリペイドカードで支払う場合、給油所側では、料金が先払いなので、料金回収を確実に行えると共に、顧客側では給油料金を現金で支払う場合よりも割引が大きいといったメリットがあり、プリペイドカードの利用が促進される傾向にある。
【0005】
セルフサービス方式の計量機の近傍に給油金額の自動支払機が設けられているアイランド精算方式の場合、プリペイドカードがカードリーダ・ライタに挿入された後に油種を選択すると、選択された油種に対応する油種単価が表示部に表示されると共に、プリペイドカードの残額分のプリセット給油が自動的に設定される。そして、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽油等)の給油ノズルをノズル掛けから外してノズルレバーを開弁操作することで給油が開始される。
【0006】
計量機に搭載された流量計の計測値(車両への給油量)がプリセット給油量に達する前に満タンとなって自動停止になった場合、給油終了後、プリペイドカードに記録された金額から給油金額を減算した残金データをプリペイドカードに書き込んでプリペイドカードを返却する。
【0007】
さらに、カードリーダ・ライタでは、プリペイドカードの裏面に給油料金の精算したあとの残金を印字しており、入金による加金があった場合には、入金金額を加算した残金を印字する。そして、プリペイドカードの裏面には、例えば、30回までの精算データを印字することが可能になっており、カードリーダ・ライタでは、プリペイドカードの使用回数が31回に達すると、新規のプリペイドカードを発行する。その場合、給油が終了した時点でそのときの給油料金を演算してプリペイドカードに記憶されて金額データから今回の給油料金を減算した後、使用済みのプリペイドカードを排出し、続いて、新規カードに今回給油による残金データを磁気記録すると共に、カード裏面に残金を印字して排出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の燃料供給システムでは、カードリーダ・ライタに挿入されたプリペイドカードが裏面に所定回数の残金が印字されている場合、当該プリペイドカードを排出して顧客に返却するが、顧客が排出されたプリペイドカードを受け取ったときに当該プリペイドカードの使用回数が限界であることに気付かず、新規カードを受け取らないで帰ってしまうおそれがあった。
【0009】
特に顧客としては、例えば、30回までの精算データを印字することが可能なプリペイドカードの場合、給油を31回行うと、新規カードが発行されるので、いつものように給油が終了してプリペイドカードを受け取った時点で新規カードが発行されることに気付かないことがあり、新規カードの発行を待たずに車両を発車させてしまう場合があった。
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
【0011】
上記請求項1の発明は、予め支払われた金額のデータ記録されたカードのデータを読み取ると共に、当該カードを利用して供給を受けた燃料の購入金額を差し引いた金額のデータを当該データに書き込むカードデータ読み取り・書き込み装置と、該カードデータ読み取り・書き込み装置に挿入されたカードから読み取られた金額に基づいて燃料を供給する燃料供給装置とを備えてなる燃料供給システムにおいて、新規カードを保管する新規カード保管手段と、前記カードデータ読み取り・書き込み装置に読み込まれたカードが予め設定された所定の使用回数に達したか否かを判定する使用回数判定手段と、該使用回数判定手段により当該カードの使用回数が予め設定された所定回数に達したものと判定された場合、前記燃料供給装置による燃料の供給が開始される前に当該カードに記憶されたデータを前記新規カード保管手段に保管されている新規カードに書込み、当該新規カードを発行するカード発行手段と、を備え、前記燃料供給装置は、前記使用回数判定手段が予め設定された所定の使用回数に達していないと判定した場合に前記カードから読み取られた金額に基づき燃料の供給を開始する。このため、所定の使用回数に達したカードを用いての燃料の供給を受けることができない。そして、この場合には新規カードをカードデータ読み取り・書き込み装置に読み込ませることで燃料供給が行なわれることになる。よって、燃料供給前に新規カードを発行することで顧客が新規カードの発行に気付かずに帰ってしまうことを防止できる。
【0012】
上記請求項2の発明は、請求項1記載の燃料供給システムであって、前記カードデータ読み取り・書き込み装置よりカードが引き抜かれたか否かを判定するカード抜き取り判定手段を備え、前記カード発行手段は、前記カード抜き取り判定手段により前記カードが抜き取られたと判定された場合に、当該カードに記憶されたデータを前記新規カード保管手段に保管されている新規カードに書き込み、当該新規カードを発行するため、燃料供給前に所定の使用回数に達した1枚目のカードが抜かれると2枚目のカードとして新規カードが排出されることで、燃料供給前に2枚のカードが連続して排出されても顧客が2枚のカードを抜いて新規カードをカードデータ読み取り・書き込み装置に読み込ませることで燃料供給が行なわれることになるので、当該カードが使用限度に達して新規カードが発行された際に新規カードの取り忘れを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、燃料供給システムとしての給油システム10は、大略、給油エリア11に複数のセルフサービス給油方式の計量機(燃料供給装置)12(12〜12)と、各計量機12(12〜12)に設けられた設定器14(14〜14)と、事務所16内に設置された管理コンピュータ18とからなる。
【0014】
管理コンピュータ18は、モニタ18a及びプリンタ18bを有する。モニタ18aは、給油所の係員の入力操作に応じて設定された表示画面を表示する。また、プリンタ18bは、例えば、給油所の閉店時にその日に給油を行った油液の各油種毎の給油量、給油金額、料金先払いのプリペイドカード71の発券枚数やカード購入のための入金金額などを印字した伝票を発行する。
【0015】
管理コンピュータ18の記憶装置19には、油種単価及び発行済みの全プリペイドカード71の流通カード残高(給油可能金額データ)、各給油ノズルの給油量、給油金額、各油種別の給油量、給油金額、プリペイドカード71の新規発券枚数、書換え枚数、加金枚数及び金額、現金給油の金額、軽油税、消費税、ポイントなどその日の給油に関する各数値データなども記憶されている。
【0016】
設定器14(14〜14)は、セルフサービスユニットとも呼ばれており、各計量機12(12〜12)に付設されている。また、設定器14(14〜14)は、給油を行う操作者(顧客)が所望する油種、給油量または給油金額を入力することにより各計量機12(12〜12)での給油を可能にする。尚、管理コンピュータ18は、計量機12(12〜12)及び設定器14(14〜14)と通信回線(SS−LAN)20を介して接続されている。
【0017】
また、給油所の管理コンピュータ18は、釣り銭機24と接続されている。釣り銭機24は、セルフサービス給油を行った顧客が現金で精算して釣り銭が必要な場合、設定器14から発行されたレシート(伝票)74に記載された釣り銭の金額を現金で払い戻す。
【0018】
給油所に到着した車両の運転者(顧客)は、まず給油エリア11の空いている計量機12の前に車両を停車させてから設定器14の設定操作を行う。そして、設定器14は、紙幣またはプリペイドカード71が挿入されて油種が選択されると、管理コンピュータ18へ設定データ(油種、入金金額)を送信する。これに対し、管理コンピュータ18は、当該給油ポイントの計量機12へ給油許可信号を出力する。これで、計量機12は、給油可能な状態になり、顧客は計量機12の給油ノズルを車両の給油口(図示せず)に挿入して給油を開始することができる。
【0019】
図2は設定器14の概略構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、設定器14は、油種入力部26と、油種設定部28と、紙幣挿入部30と、紙幣識別部32と、カード挿入部34と、未使用の新規カードを保管する新規カード保管部(新規カード保管手段)35と、カードリーダ・ライタ(カードデータ読み取り・書き込み装置)36と、カード発券スイッチ37と、確認スイッチ38と、キャンセルスイッチ39と、油種表示部40と、入金金額表示部42と、単価表示部43と、レシート発行部46と、スピーカ48と、レシート発行スイッチ50と、釣り銭ランプ52と、これらを制御する制御部54と、メモリ(記憶手段)55とを有する。
【0020】
制御部54のメモリ55には、燃料の供給が開始される前にカードリーダ・ライタ36に挿入されたプリペイドカード71が予め設定された所定の使用回数に達したか否かを判定する制御プログラム(使用回数判定手段)と、当該プリペイドカード71の使用回数が予め設定された所定回数に達したものと判定された場合、燃料の供給が開始される前に新規カード保管部35に保管されている新規カードに当該プリペイドカード71に記憶されたデータを書き込み、当該新規カードを発行する制御プログラム(カード発行手段)と、当該プリペイドカード71の使用回数が予め設定された所定回数に達したものと判定された場合、新規カードが発行されることを報知する制御プログラム(報知手段)が格納されている。
【0021】
カードリーダ・ライタ36は、管理コンピュータ18からの指令、あるいは紙幣挿入部30に入金された後、カード発券スイッチ37がオンに操作されると、未使用のカード71が100枚程度ストックされたカードストッカー(図示せず)から1枚のカード71を引き出して紙幣識別部32で識別された入金金額のデータを当該カード71に磁気記憶させた新規のプリペイドカード71を発行する。
【0022】
また、カードリーダ・ライタ36は、プリペイドカード71の使用回数が限度回数(例えば、31回)に達した場合、当該プリペイドカード71への磁気記録及び印字を行わずに新規カードに今回の残金を磁気記録及び印字して新規カードを発行する。尚、カードリーダ・ライタ36は、使用回数が限度回数に達したプリペイドカード71を回収するのではなく、使用禁止とする禁止データを磁気記録すると共に、カード裏面に印字する。
【0023】
油種入力部26は、操作者が給油する油種(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油のいずれか)を指定するものであり、油種設定部28は油種入力部26により入力された油種を今回給油する油種情報として設定する。
【0024】
紙幣挿入部30には、給油前に現金1万円札、5千円札、2千円札、千円札のいずれかが挿入される。そして、紙幣識別部32では、紙幣挿入部30に挿入された紙幣の鑑定を行って、紙幣の入金金額を検出する。
【0025】
また、カード挿入部34は、給油料金をプリペイドカード71で精算する場合、プリペイドカード71が挿入される。そして、カードリーダ・ライタ36では、カード挿入部34に挿入されたプリペイドカード71に記録された金額データ(残金データ)または金額に対応する度数データ、あるいは会員番号、あるいは会社コードを読み取る。また、プリペイドカード71の場合、磁気ストライプ(磁気記憶部)に給油金額を差し引いた金額(残金)を書き込む。
【0026】
また、カード発券スイッチ37は、顧客自身が新しいプリペイドカード71を購入する際に操作させるスイッチであり、例えば、千円、2千円、5千円、一万円といった入金された紙幣金額に応じた金額データが書き込まれた新しいプリペイドカード71を取得するためのものである。
【0027】
確認スイッチ38は、油種表示部40に表示された油種及び入金金額表示部42に表示された入金金額を確認されると、押圧操作される。単価表示部43は、各油種毎の1リットル当りの単価を表示する。また、キャンセルスイッチ39は、入力した設定事項(油種や入金金額)をキャンセルする際に操作されるスイッチである。
【0028】
レシート発行部46は、給油終了後、給油した油種、給油量、給油金額、入金金額、釣り銭金額を印字したレシート74を発行する。スピーカ48は、油種設定の操作方法や入金方法や釣り銭を受け取る場合の方法を音声でガイダンスする。
【0029】
レシート発行スイッチ50は、給油終了後に顧客がレシート発行を希望する場合に押圧操作されるものである。また、釣り銭ランプ52は、給油終了後に点灯してお釣りがあることを顧客に報知するものである。
【0030】
図3は設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
図3に示されるように、設定器14の操作パネル56は、▲1▼プリカ/紙幣挿入→プリカをお持ちの方→残金の少ない方は紙幣も挿入して下さい→プリカを挿入→▲2▼へ進む。プリカ購入の方→紙幣挿入口→発券ボタンを押す→プリカを取る→プリカを挿入→▲2▼へ進む。現金給油の方→紙幣挿入口→▲3▼へ進む。▲2▼油の種類を押す、▲3▼確認→選んだ油の種類と金額を確認したらYESボタンを押し給油して下さい、NOボタンを押すと、紙幣、プリカが返却されます。▲4▼プリカ/レシートを取る→レシートが必要な方はランプ点滅中にレシートボタンを押して下さい、といった操作手順が記載されている。
【0031】
「▲1▼プリカ/紙幣挿入」の欄には、紙幣挿入部(紙幣返却も行う)30と、カード挿入部(発券及びカード返却も行う)34と、カード発券スイッチ37と、入金金額表示部42と、単価表示部43が配置されている。
さらに、「▲2▼油の種類を押す」の欄には、給油する油種を指定するための油種入力部26として軽油選択スイッチ58、ハイオク選択スイッチ60、レギュラー選択スイッチ62が配置されている。また、軽油選択スイッチ58、ハイオク選択スイッチ60、レギュラー選択スイッチ62は、ランプが内蔵されており、後述するようにオンに操作されると点灯して選択された油種であることを表示する。
【0032】
「▲3▼確認」の欄には、確認スイッチ(YESスイッチ)38と、キャンセルスイッチ(NOスイッチ)39とが設けられている。
「▲4▼プリカ/レシートを取る」の欄には、レシート発行部46と、レシート発行スイッチ50とが設けられている。尚、レシート発行スイッチ50は、ランプが内蔵されており、給油後に点滅してレシート発行の有無を知らせる。
【0033】
図4はプリペイドカードの裏面に記載される給油料金支払いデータの一例を示す図である。
図4に示されるように、プリペイドカード71は、磁気カードからなり給油金額を上書きできるリライト方式のプリペイドカードである。そして、このプリペイドカード71の裏面には、給油料金を支払うための給油可能金額(残金)データ及び入金データが印字されている。この給油可能金額(残金)データ及び入金データは、30回まで印字することができる。従って、プリペイドカード71の裏面に記載された給油可能金額(残金)データにより過去の給油料金の支払い状況を確認することができる。
また、プリペイドカード71は、表面に金額データ及び使用回数(入金による加金も1回とする)磁気記録される磁性材が被覆された磁気ストライプ(磁気記憶部)71aが形成されている。
【0034】
そして、カードリーダ・ライタ36は、プリペイドカード71が挿入されると、磁気記録された残金データ(残金金額)及び使用回数を読み取ることができると共に、給油終了後に給油料金を差し引いた金額を給油料金精算後の残金データとして更新できる。
【0035】
また、本実施例では、磁気記憶部71aに記憶された使用回数を読み取ることで、プリペイドカード71の使用回数を認識する構成であるが、プリペイドカード71の使用回数を認識する方法としては、これに限らず、例えば、プリペイドカード71の裏面に印字された文字数あるいは印字領域を識別することで使用回数を認識することも可能である。
【0036】
ここで、上記燃料供給システムにおける設定器14が実行する制御処理について説明する。
図5は設定器14の制御部54が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
図5に示されるように、設定器14の制御部54は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)で紙幣挿入部30に紙幣が挿入されると、S12に進み、入金金額表示部42に入金された金額を表示する。
【0037】
次のS13では、カード発券スイッチ37がオンに操作されたかどうかをチェックする。S13において、カード発券スイッチ37がオンに操作されると、S14に進み、新規カード保管部35に保管されている新規カードに入金された金額を磁気記録すると共に、カード裏面に入金金額を印字する。
【0038】
また、S15では、当該新規カードに使用回数を磁気記録する。そして、カード挿入部34から新規カードを発行する(S16)。続いて、表示された金額をリセットする(S17)。これで、入金金額が記憶された新規カードの発行処理を終了する。
【0039】
また、上記S11において、紙幣挿入部30に紙幣が挿入されないときは、S18に進み、プリペイドカード71がカード挿入部34に挿入されたかどうかをチェックする。S18において、プリペイドカード71がカード挿入部34からカードリーダ・ライタ36に挿入されると、S19に進み、プリペイドカード71の磁気記憶部71aに記録された使用回数データを読み込み、当該プリペイドカード71の使用回数が限度回数(例えば、30回)以上かどうかをチェックする。
【0040】
S19において、当該プリペイドカード71の使用回数が限度回数(例えば、30回)以上のときは、S20に進み、図6に示されるように、当該プリペイドカード71に使用禁止データを記憶させる。次のS21では、当該プリペイドカード71をカード挿入部34から排出させる。
【0041】
続いて、S22に進み、カード挿入部34から当該プリペイドカード71が引き抜かれかどうかをチェックする(カード抜き取り判定手段)。S22において、カード挿入部34から当該プリペイドカード71が引き抜かれたときは、S23に進み、新規カード保管部35に保管されている新規カードに当該プリペイドカード71の最後に記憶された金額データを記憶させると共に、カード裏面に金額データを印字してカード挿入部34から当該新規カードを発行する。
【0042】
このように、本実施例では、給油前のS20,S21で使用済みのプリペイドカード71を使用禁止にした後、続いて、給油前のS23で新規カードを発行するため、顧客が新規カードの発行に気付かずに帰ってしまうことを防止できる。
【0043】
次のS24では、カード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれかどうかをチェックする(カード抜き取り判定手段)。S24において、カード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれたときは、使用済みのプリペイドカード71の排出処理と新規カードのカード発行処理を終了する。
【0044】
また、上記S24において、カード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれないときは、S25に進み、予め設定された所定時間が経過したかどうかをチェックする。S25において、所定時間が経過するまでにカード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれないときは、S26に進み、プリペイドカード取り忘れをアラームあるいは音声メッセージなどにより顧客に報知する(報知手段)。
【0045】
このように、本実施例では、S26で図6に示されるように、当該プリペイドカード71の裏面に印字して使用限度に達したことを顧客に知らせると共に、新規カードが発行されることを予告することができ、顧客が新規カードの発行に気付かずに帰ってしまうことを防止できる。
【0046】
S27では、給油所の事務所の端末装置にプリペイドカードの取り忘れ信号を出力し、当該取り忘れ信号が入力された端末装置はその旨を給油所の係員に報知する(報知手段)。続いて、S28に進み、再度、カード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれかどうかをチェックする(カード抜き取り判定手段)。S28において、カード挿入部34から当該新規カードが顧客あるいは係員によって引き抜かれたときは、S29に進み、上記S26の報知、及びS27の信号出力を停止し、今回のカード発行処理を終了する。
【0047】
また、上記S22において、何らかの理由でカード挿入部34から当該プリペイドカード71が引き抜かれないときは、S30に進み、予め設定された所定時間が経過したかどうかをチェックする。S30において、所定時間が経過するまでにカード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれないときは、S31に進み、プリペイドカード取り忘れをアラームあるいは音声メッセージなどにより顧客に報知する(報知手段)。
【0048】
続いて、S32では、給油所の事務所の端末装置にプリペイドカードの取り忘れ信号を出力して給油所の係員に報知する(報知手段)。次のS33では、再度、カード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれかどうかをチェックする(カード抜き取り判定手段)。S33において、カード挿入部34から当該新規カードが引き抜かれたときは、S34に進み、上記S31の報知、及びS32の信号出力を停止し、上記S23に移行する。
【0049】
また、上記S19において、当該プリペイドカード71の使用回数が限度回数(例えば、30回)未満のときは、S35に進み、入金金額表示部42に入金された金額を表示する。続いて、S36に進み、紙幣挿入部30に紙幣が挿入されたかどうかをチェックする。S36で紙幣挿入部30に紙幣が挿入されたときは、S37に進み、入金金額表示部42に入金された金額を表示する。
【0050】
この後は、前述したS13に移行してS13〜S17の発券処理を実行する。
【0051】
また、上記S36において、紙幣挿入部30に紙幣が挿入されないときは、S38に進み、油種選択されたかどうかをチェックする。S38において、軽油選択スイッチ58、ハイオク選択スイッチ60、レギュラー選択スイッチ62の何れかがオンに操作されると、オンになったスイッチの油種が設定される。これと共に、当該油種の単価から当該プリペイドカード71に記憶された金額データから給油可能な給油量を上限として給油可能となる。
【0052】
次のS39で、確認スイッチ(YESスイッチ)38がオンに操作されると、S40に進み、給油処理を実行する。すなわち、給油ノズル(図示せず)が計量機のノズル掛け(図示せず)から外されてノズルスイッチ(図示せず)がオンになると、ポンプ(図示せず)が起動され、給油ノズルの主弁が開弁操作されて給油開始されると、給油量が計測されて表示される。この場合、プリペイドカード71に記憶された金額データから給油可能な給油量を上限として満タン給油あるいはプリセット給油が行われる。
【0053】
そして、給油ノズルが計量機のノズル掛けに戻されてノズルスイッチがオフになると、ポンプが停止して給油処理が終了する。
【0054】
次のS41では、今回給油された給油料金を差し引いた残金がプリペイドカード71に磁気記録されると共に、カード裏面に残金が印字される。続いて、S42に進み、プリペイドカード71に使用回数が記憶される。
【0055】
その後、カード挿入部34からプリペイドカード71を発行する(S43)。続いて、表示された金額をリセットする(S44)。これで、プリペイドカード71を用いた場合の給油処理及び給油後のカード発行処理を終了する。
【0056】
尚、上記実施例では、プリペイドカード71が磁気記録部を有するものとしたが、これに限らず、他の記憶形式のカード(例えば、ICカードやメモリカード等)を使用できるのは勿論である。
【0057】
また、上記実施例では、給油所で油液を給油する場合について説明したが、これに限らず、ガソリンや軽油以外の燃料として、例えば、CNG,LPG,LNGあるいは燃料電池で使用される水素等を供給する燃料供給システムにも適用できるのは勿論である。
【0058】
また、上記実施例では、セルフサービス方式の計量機で給油する構成の給油システムを一例として挙げたが、これに限らず、本発明は給油所の係員が給油操作を行う通常の給油システムにも適用できるのは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1の発明によれば、予め支払われた金額のデータ記録されたカードのデータを読み取ると共に、当該カードを利用して供給を受けた燃料の購入金額を差し引いた金額のデータを当該データに書き込むカードデータ読み取り・書き込み装置と、該カードデータ読み取り・書き込み装置に挿入されたカードから読み取られた金額に基づいて燃料を供給する燃料供給装置とを備えてなる燃料供給システムにおいて、新規カードを保管する新規カード保管手段と、前記カードデータ読み取り・書き込み装置に読み込まれたカードが予め設定された所定の使用回数に達したか否かを判定する使用回数判定手段と、該使用回数判定手段により当該カードの使用回数が予め設定された所定回数に達したものと判定された場合、前記燃料供給装置による燃料の供給が開始される前に当該カードに記憶されたデータを前記新規カード保管手段に保管されている新規カードに書込み、当該新規カードを発行するカード発行手段と、を備え、前記燃料供給装置は、前記使用回数判定手段が予め設定された所定の使用回数に達していないと判定した場合に前記カードから読み取られた金額に基づき燃料の供給を開始する。このため、所定の使用回数に達したカードを用いての燃料の供給を受けることができない。そして、この場合には新規カードをカードデータ読み取り・書き込み装置に読み込ませることで燃料供給が行なわれることになる。よって、燃料供給前に新規カードを発行することで顧客が新規カードの発行に気付かずに帰ってしまうことを防止できる。
【0060】
また、請求項2の発明によれば、請求項1記載の燃料供給システムであって、前記カードデータ読み取り・書き込み装置よりカードが引き抜かれたか否かを判定するカード抜き取り判定手段を備え、前記カード発行手段は、前記カード抜き取り判定手段により前記カードが抜き取られたと判定された場合に、当該カードに記憶されたデータを前記新規カード保管手段に保管されている新規カードに書き込み、当該新規カードを発行するため、燃料供給前に所定の使用回数に達した1枚目のカードが抜かれると2枚目のカードとして新規カードが排出されることで、燃料供給前に2枚のカードが連続して排出されても顧客が2枚のカードを抜いて新規カードをカードデータ読み取り・書き込み装置に読み込ませることで燃料供給が行なわれることになるので、当該カードが使用限度に達して新規カードが発行された際に新規カードの取り忘れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】設定器14の概略構成を示すブロック図である。
【図3】設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
【図4】プリペイドカードの裏面に記載される給油料金支払いデータの一例を示す図である。
【図5】設定器14の制御部54が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】限度回数に達したプリペイドカードへの印字例を示す図である。
【符号の説明】
12(12〜12) 計量機
14(14〜14) 設定器
18 管理コンピュータ
18a モニタ
18b プリンタ
19 記憶装置
26 油種入力部
28 油種設定部
30 紙幣挿入部
32 紙幣識別部
34 カード挿入部
35 新規カード保管部
36 カードリーダ・ライタ
37 カード発券スイッチ
38 確認スイッチ
39 キャンセルスイッチ
40 油種表示部
42 入金金額表示部
43 単価表示部
46 レシート発行部
50 レシート発行スイッチ
52 釣り銭ランプ
56 操作パネル
58 軽油選択スイッチ
60 ハイオク選択スイッチ
62 レギュラー選択スイッチ
71 プリペイドカード

Claims (2)

  1. 予め支払われた金額のデータ記録されたカードのデータを読み取ると共に、当該カードを利用して供給を受けた燃料の購入金額を差し引いた金額のデータを当該データに書き込むカードデータ読み取り・書き込み装置と、該カードデータ読み取り・書き込み装置に挿入されたカードから読み取られた金額に基づいて燃料を供給する燃料供給装置とを備えてなる燃料供給システムにおいて、
    新規カードを保管する新規カード保管手段と、
    記カードデータ読み取り・書き込み装置に読み込まれたカードが予め設定された所定の使用回数に達したか否かを判定する使用回数判定手段と、
    該使用回数判定手段により当該カードの使用回数が予め設定された所定回数に達したものと判定された場合、前記燃料供給装置による燃料の供給が開始される前に当該カードに記憶されたデータを前記新規カード保管手段に保管されている新規カードに書込み、当該新規カードを発行するカード発行手段と、を備え、
    前記燃料供給装置は、前記使用回数判定手段が予め設定された所定の使用回数に達していないと判定した場合に前記カードから読み取られた金額に基づき燃料の供給を開始することを特徴とする燃料供給システム。
  2. 請求項1記載の燃料供給システムであって、
    前記カードデータ読み取り・書き込み装置よりカードが引き抜かれたか否かを判定するカード抜き取り判定手段を備え、
    前記カード発行手段は、前記カード抜き取り判定手段により前記カードが抜き取られたと判定された場合に、当該カードに記憶されたデータを前記新規カード保管手段に保管されている新規カードに書き込み、当該新規カードを発行することを特徴とする燃料供給システム。
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