JP2003012098A - 燃料供給システム - Google Patents

燃料供給システム

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JP2003012098A
JP2003012098A JP2001199137A JP2001199137A JP2003012098A JP 2003012098 A JP2003012098 A JP 2003012098A JP 2001199137 A JP2001199137 A JP 2001199137A JP 2001199137 A JP2001199137 A JP 2001199137A JP 2003012098 A JP2003012098 A JP 2003012098A
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fuel
type
prepaid card
oil
refueling
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JP2001199137A
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Kazuhiro Obara
一洋 小原
Kazumasa Kawasaki
一政 川嵜
Tatsuo Sugata
達夫 菅田
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は燃料の種類を選択して指定するとき
の操作ミスを防止することを課題とする。 【解決手段】 燃料供給システム10は、給油エリア1
1に複数のセルフサービス給油方式の計量機12(12
〜12)と、各計量機12(12〜12)に設
けられた設定器14(14〜14)と、事務所16
内に設置された管理コンピュータ18とからなる。管理
コンピュータ18は、記憶装置19からプリペイドカー
ド71のカード情報に対応する燃料データを読み込み、
軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ釦6
0、レギュラー選択スイッチ釦62のうち当該燃料デー
タに基づいて供給される燃料の種類に対応するスイッチ
釦の油種ランプを点灯させる。これにより、操作者は、
燃料の種類を指定する際の操作ミスによる指定間違いを
無くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料供給システム
に係り、特にプリペイドカードを使用して車両の燃料タ
ンクに燃料を供給するよう構成された燃料供給システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、セルフサービス方式の計量機が
設置された給油所の燃料供給システムでは、運転者(顧
客)自身が給油作業の設定、給油作業、給油料金の精算
(プリペイドカードまたは現金)を行うようになってい
る。そのため、給油所の給油エリア(「フィールド」と
も言う)には、計量機、設定器(カードリーダ及び、現
金支払機を有する)などの機器が設置され、給油所の事
務所内には、各機器を管理する管理コンピュータが設置
されている。
【0003】給油所に到着した顧客は、空いている計量
機の前に車両を停止させ、プリペイドカードまたは紙幣
を投入した後、油種(レギュラーガソリン、ハイオクガ
ソリン、軽油の何れか)を指定し、当該指定した油種の
給油ノズルを車両の給油口に差し込んで給油を開始す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の燃料
供給システムでは、顧客が給油すべき油種を指定から給
油を開始するため、セルフサービス給油方式に不慣れな
場合に油種指定を間違えることがあり、例えば、ガソリ
ン車なのに軽油を指定して給油したり、あるいは軽油車
であるのにガソリンを指定して給油することがあった。
【0005】そのため、運転者が油種の指定間違いに気
付かずに給油した場合には、車両の燃料タンクにおい
て、異油種混合事故(コンタミネーション)が発生し、
エンジンに悪影響を与えてしまうおそれがあった。そこ
で、本発明は上記課題を解決した燃料供給システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。
【0007】上記請求項1記載の発明は、プリペイドカ
ードに記憶されたカード情報を読み取る読み取り手段
と、該読み取り手段に読み取られたカード情報に基づい
て燃料の供給を行う計量機と、を有する燃料供給システ
ムにおいて、プリペイドカードを用いて前回供給された
燃料の種類に対応する燃料データを当該プリペイドカー
ドに対応させて記憶する記憶手段と、記憶手段からプリ
ペイドカードのカード情報に対応する燃料データを読み
込み、当該燃料データに基づいて供給される燃料の種類
を報知する報知手段と、を備えており、燃料の種類を指
定する際の操作ミスによる指定間違いを無くすことがで
きる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、プリペイド
カードに記憶されたカード情報を読み取る読み取り手段
と、該読み取り手段に読み取られたカード情報に基づい
て燃料の供給を行う計量機と、を有する燃料供給システ
ムにおいて、供給された燃料の種類を燃料データとして
プリペイドカードに記憶させる書き込み手段と、プリペ
イドカードに記憶された燃料データに基づいて、今回の
供給すべき燃料の種類を設定する設定手段と、を備えて
おり、燃料の種類を指定する際の操作ミスによる異油種
混合事故を防止できる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、プリペイド
カードに記憶されたカード情報を読み取る読み取り手段
と、該読み取り手段に読み取られたカード情報に基づい
て燃料の供給を行う計量機と、を有する燃料供給システ
ムにおいて、操作者が入力した燃料の種類と前記プリペ
イドカードから得られた前回供給した燃料の種類とを照
合する照合手段と、照合手段により操作者が入力した燃
料の種類とプリペイドカードのカード情報から得られた
前回供給した燃料の種類とが一致した場合に当該燃料の
種類を今回の供給すべき燃料の種類を供給可能に設定す
る設定手段と、を備えており、燃料の種類を指定する際
のミスによる異油種混合事故を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる燃料供給シ
ステムの一実施例の構成を示すシステム系統図である。
図1に示されるように、燃料供給システム10は、大
略、給油エリア11に複数のセルフサービス給油方式の
計量機12(12〜12)と、各計量機12(12
〜12)に設けられた設定器14(14〜1
)と、事務所16内に設置された管理コンピュータ
18とからなる。
【0011】管理コンピュータ18は、報知手段として
のモニタ18a及びプリンタ18bを有する。プリンタ
18bは、後述するように給油所の閉店時にその日に給
油を行った油液の各油種毎の給油量、給油金額、プリペ
イドカード71の発券枚数やカード購入のための入金金
額などをレシートに印字する。また、モニタ18aは、
給油所の係員の入力操作に応じてレシートに印字される
各データを表示することができる。
【0012】管理コンピュータ18の記憶装置19に
は、後述するようにプリペイドカード71(図4参照)
を用いて前回供給された燃料の種類に対応する燃料デー
タを当該プリペイドカード71に対応させて記憶するデ
ータベース(記憶手段)と、記憶手段からプリペイドカ
ード71に対応する燃料データを読み込み、当該燃料デ
ータに基づいて供給される燃料の種類を報知する制御プ
ログラム(報知手段)と、供給された燃料の種類をプリ
ペイドカード71に記憶させる制御プログラム(書き込
み手段)と、プリペイドカード71に記憶された燃料デ
ータに基づいて、今回の供給すべき燃料の種類を設定す
る制御プログラム(設定手段)とが格納されている。
【0013】尚、上記データベースには、発行済みの全
プリペイドカード71のカード番号、給油された油種、
流通カード残高(給油可能金額データ)、各給油ノズル
の給油量、給油金額、各油種別の給油量、給油金額、プ
リペイドカード71の新規発券枚数、書換え枚数、加金
枚数及び金額、現金給油の金額、軽油税、消費税、ポイ
ントなどその日の給油に関する各数値が記憶されてい
る。
【0014】設定器14(14〜14)は、セルフ
サービスユニットとも呼ばれており、各計量機12(1
〜12)に付設されている。また、設定器14
(14 〜14)は、給油を行う操作者(顧客)が所
望する油種、給油量または給油金額を入力することによ
り各計量機12(12〜12)での給油を可能にす
る。尚、管理コンピュータ18は、計量機12(12
〜12)及び設定器14(14〜14)と通信回
線(SS−LAN)20を介して接続されている。
【0015】また、給油所の管理コンピュータ18は、
釣り銭機24と接続されている。釣り銭機24は、セル
フサービス給油を行った顧客が釣り銭を必要な場合、設
定器14から発行されたレシート(伝票)に記載された
釣り銭の金額を現金で払い戻す。
【0016】給油所に到着した車両の運転者(顧客)
は、まず給油エリア11の空いている計量機12の前に
車両を停車させてから設定器14の設定操作を行う。そ
して、設定器14は、紙幣またはプリペイドカード71
が挿入されて油種が選択されると、管理コンピュータ1
8へ設定データ(油種、入金金額)を送信する。これに
対し、管理コンピュータ18は、当該給油ポイントの計
量機12へ給油許可信号を出力する。これで、計量機1
2は、給油可能な状態になり、顧客は計量機12の給油
ノズルを車両の給油口(図示せず)に挿入して給油を開
始することができる。
【0017】図2は設定器14の概略構成を示すブロッ
ク図である。図2に示されるように、設定器14は、油
種入力部26と、油種設定部28と、紙幣挿入部30
と、紙幣識別部32と、カード挿入部34と、カードリ
ーダ・ライタ(読み取り手段)36と、カード発券スイ
ッチ釦37と、確認スイッチ釦38と、キャンセルスイ
ッチ39と、油種表示部40と、入金金額表示部42
と、単価表示部43と、給油ランプ44と、レシート発
行部46と、スピーカ48と、レシート発行釦50と、
釣り銭ランプ52と、これらを制御する制御部54とを
有する。
【0018】油種入力部26は、操作者が給油する油種
(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油のいず
れか)を指定するものであり、油種設定部28は油種入
力部26により入力された油種を今回給油する油種情報
として設定する。
【0019】紙幣挿入部30には、給油前に現金1万円
札、5千円札、2千円札、千円札のいずれかが挿入され
る。そして、紙幣識別部32では、紙幣挿入部30に挿
入された紙幣の鑑定を行って、紙幣の入金金額を検出す
る。
【0020】また、カード挿入部34は、給油料金をプ
リペイドカード71で清算する場合、プリペイドカード
が挿入される。そして、カードリーダ・ライタ36で
は、カード挿入部34に挿入されたプリペイドカード7
1に記憶された金額データ(残金データ)または金額に
対応する度数データを読み取り、給油終了後に給油金額
を差し引いた残金を書き込む。また、カード発券スイッ
チ37は、新しいプリペイドカードを購入する際に操作
されるスイッチであり、例えば、千円、2千円、5千
円、一万円といった入金された紙幣金額に応じた金額デ
ータが書き込まれた新しいプリペイドカードを取得する
ためのものである。
【0021】確認スイッチ釦38は、油種表示部40に
表示された油種及び入金金額表示部42に表示された入
金金額を確認されると、押圧操作される。単価表示部4
3は、各油種毎の1リットル当りの料金を表示する。ま
た、キャンセルスイッチ釦39は、入力した設定事項
(油種や入金金額)をキャンセルする際に操作されるス
イッチである。
【0022】レシート発行部46は、給油終了後、給油
した油種、給油量、給油金額、入金金額、釣り銭金額を
印字したレシートを発行する。スピーカ48は、油種設
定の操作方法や入金方法や釣り銭を受け取る場合の方法
を音声でガイダンスする。
【0023】レシート発行スイッチ釦50は、給油終了
後に顧客がレシート発行を希望する場合に押圧操作され
るものである。また、釣り銭ランプ52は、給油終了後
に点灯してお釣りがあることを顧客に報知するものであ
る。
【0024】図3は設定器14に設けられた操作パネル
の一例を示す正面図である。図3に示されるように、設
定器14の操作パネル56は、プリカ/紙幣挿入→プ
リカをお持ちの方→残金の少ない方は紙幣も挿入して下
さい→プリカを挿入→へ進む。プリカ購入の方→紙幣
挿入口→発券ボタンを押す→プリカを取る→プリカを挿
入→へ進む。現金給油の方→紙幣挿入口→へ進む。
油の種類を押す、確認→選んだ油の種類と金額を確
認したらYESボタンを押し給油して下さい、NOボタ
ンを押すと、紙幣、プリカが返却されます。プリカ/
レシートを取る→レシートが必要な方はランプ点滅中に
レシートボタンを押して下さい、といった操作手順が記
載されている。さらに、「プリカ/紙幣挿入」の欄に
は、紙幣挿入部(紙幣返却も行う)30と、カード挿入
部(発券及びカード返却も行う)34と、カード発券ス
イッチ釦37と、入金金額表示部42と、単価表示部4
3が配置されている。「油の種類を押す」の欄には、
給油する油種を指定するための油種入力部26として軽
油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ釦60、
レギュラー選択スイッチ釦62が配置されている。ま
た、軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ釦
60、レギュラー選択スイッチ釦62は、ランプが内蔵
されており、後述するようにオンに操作されると点灯し
て選択された油種であることを表示する。
【0025】「確認」の欄には、確認スイッチ釦とし
てのYES釦38と、キャンセルスイッチ釦としてのN
O釦39とが設けられている。「プリカ/レシートを
取る」の欄には、レシート発行部46と、レシート発行
スイッチ釦50とが設けられている。尚、レシート発行
スイッチ釦50は、ランプが内蔵されており、給油後に
点滅してレシート発行の有無を知らせる。
【0026】図4はプリペイドカードの裏面に記載され
る給油料金支払いデータの一例を示す図である。図4に
示されるように、プリペイドカード71は、磁気カード
からなり給油金額を上書きできるリライト方式のプリペ
イドカードである。そして、プリペイドカード71の裏
面には、給油料金を支払うための給油可能金額(残金)
データが印字されている。この給油可能金額(残金)デ
ータは、30回まで印字することができる。従って、プ
リペイドカード71の裏面に記載された給油可能金額
(残金)データにより過去の給油料金の支払い状況を確
認することができる。また、プリペイドカード71は、
表面に金額データが磁気記憶される磁性材が被覆された
磁気記憶部71a(図4中、破線で示す)が形成されて
いる。この磁気記憶部71aには、カード番号、前回給
油された油種、残金データ(残金金額)が磁気記憶され
ている。そのため、カードリーダ・ライタ36は、プリ
ペイドカード71が挿入されると、磁気記憶部71aに
磁気記憶されたカード番号、前回給油された油種、残金
データ(残金金額)を読み取ることができると共に、給
油終了後に給油料金を差し引いた金額を給油料金清算後
の残金データとして更新できる。
【0027】ここで、管理コンピュータ18が実行する
給油制御処理について説明する。図5は管理コンピュー
タ18が実行する給油制御処理の第1実施例を説明する
ためのフローチャートである。図5に示されるように、
管理コンピュータ18は、ステップS11(以下「ステ
ップ」を省略する)でプリペイドカード71がカードリ
ーダ・ライタ36のカード挿入部34に挿入されたかど
うかをチェックする。S11において、プリペイドカー
ド71がカードリーダ・ライタ36に挿入されていない
ときは、S12に進み、現金(紙幣)が紙幣挿入部30
に挿入されたかどうかをチェックする。
【0028】S11において、プリペイドカード71が
カード挿入部34に挿入されたとき、あるいはS12で
現金(紙幣)が紙幣挿入部30に挿入されたときは、S
13に進み、プリペイドカード71の磁気記憶部71a
に記憶されたカード番号、前回給油された油種、残金デ
ータ(残金金額)を読み取る。また、現金が挿入された
ときは、会員番号から記憶装置19に記憶された前回給
油された油種を読み込む。
【0029】S14では、プリペイドカード71に記憶
された残金金額または挿入された紙幣の入金金額を表示
させる。次のS15では、プリペイドカード71または
記憶装置19に給油すべき油種が記憶されていることを
確認する。
【0030】S15において、プリペイドカード71ま
たは記憶装置19に給油すべき油種が記憶されていると
きは、S16に進み、軽油選択スイッチ釦58、ハイオ
ク選択スイッチ釦60、レギュラー選択スイッチ釦62
のうち記憶されている油種に対応する油種ランプを点灯
させる(請求項1の報知手段に対応する)。これによ
り、顧客(操作者)は、前回給油された油種を確認する
ことができ、軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択ス
イッチ釦60、レギュラー選択スイッチ釦62のうち点
灯したスイッチ釦を押下すれば良いので、油種指定操作
する際の操作ミスを防止できる。
【0031】また、S15において、プリペイドカード
71または記憶装置19に給油すべき油種が記憶されて
いないときは、S17に進み、「油種を選択して下さ
い」といったようなメッセージを発声させて、操作者に
軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ釦6
0、レギュラー選択スイッチ釦62のうち何れかを押下
するように音声案内を行う。
【0032】顧客は、希望する給油量(給油金額)に対
するプリペイドカード71に記憶された残金金額が少な
い場合には、現金を追加する。そのため、次のS18で
は、追加の現金(紙幣)が紙幣挿入部30に挿入された
かどうかをチェックしており、追加の現金(紙幣)が紙
幣挿入部30に挿入されたときは、S19に進み、今回
追加された金額をプリペイドカード71の残金データま
たは既に入金された入金金額に加算して残金の再計算を
行う。続いて、S20で追加入金された金額が加算され
た残金金額を表示して、S18に戻る。
【0033】また、S18において、追加の現金(紙
幣)が紙幣挿入部30に挿入されないときは、S21に
進み、軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ
釦60、レギュラー選択スイッチ釦62のうち何れかが
押下されたかどうかをチェックする。S21において、
軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ釦6
0、レギュラー選択スイッチ釦62の何れかが押下され
たときは、S22に進み、軽油選択スイッチ釦58、ハ
イオク選択スイッチ釦60、レギュラー選択スイッチ釦
62のうち記憶されている油種に対応する油種ランプを
消灯させる。続いて、S23に進み、押下された選択ス
イッチ釦の油種ランプを点灯させて、S18に戻る。
【0034】また、S21において、軽油選択スイッチ
釦58、ハイオク選択スイッチ釦60、レギュラー選択
スイッチ釦62の何れかが押下されないときは、S24
に進み、確定ボタン(YES釦38)が押下されたかど
うかをチェックする。S24において、確定スイッチ釦
(YES釦)38が押下されないときは、上記S18に
戻り、S18以降の処理を再度実行する。
【0035】また、S24において、確定スイッチ釦
(YES釦38)が押下されたときは、S25に進み、
ノズルスイッチがオンになったかどうかをチェックす
る。ここで、操作者が計量機12の給油ノズルをノズル
掛けから外して車両の給油口に挿入すると、ノズルスイ
ッチがオンになるため、S26に進み、給油量の積算値
に応じた給油金額を演算する。
【0036】S27では、給油金額が所定の金額(プリ
ペイドカード71の残金データまたは既に入金された入
金金額)に達したかどうかをチェックする。S27にお
いて、給油金額が所定の金額(プリペイドカード71の
残金データまたは既に入金された入金金額)に達してい
ないときは、S28に進み、ノズルスイッチがオフにな
ったかどうかをチェックする。S28でノズルスイッチ
がオンであるときは、S27に戻り、再度、給油金額が
所定の金額(プリペイドカード71の残金データまたは
既に入金された入金金額)に達したかどうかをチェック
する。
【0037】従って、S27において、給油金額が所定
の金額(プリペイドカード71の残金データまたは既に
入金された入金金額)に達したとき、またはS28でノ
ズルスイッチがオフであるときは、給油が終了したもの
と判断してS29に進み、残金を演算する。次のS30
では、給油終了時点での残金と今回給油した油種をプリ
ペイドカード71の磁気記憶部71aに書き込む(請求
項3の書き込み手段に対応する)。これにより、次回の
給油時の前回給油された油種を確認することが可能にな
る。
【0038】次のS31では、プリペイドカード71を
排出する。そして、S32に進み、レシート発行スイッ
チ釦50がオンに押下されたかどうかをチェックする。
S32において、レシート発行スイッチ釦50がオンに
押下されたときは、S33に進み、カード挿入部34か
らレシートを発行させる。また、S32において、レシ
ート発行スイッチ釦50がオンに押下されないときは、
S34で予め設定された所定時間が経過したかどうかを
チェックする。S34で所定時間が経過していないとき
は、S32に戻り、再度、レシート発行スイッチ釦50
がオンに押下されたかどうかをチェックする。図6は管
理コンピュータ18が実行する給油制御処理の第2実施
例を説明するためのフローチャートである。図6に示さ
れるように、管理コンピュータ18は、S41でプリペ
イドカード71がカードリーダ・ライタ36のカード挿
入部34に挿入されたかどうかをチェックする。S41
において、プリペイドカード71がカードリーダ・ライ
タ36に挿入されていないときは、S42に進み、現金
(紙幣)が紙幣挿入部30に挿入されたかどうかをチェ
ックする。
【0039】S41において、プリペイドカード71が
カード挿入部34に挿入されたとき、あるいはS42で
現金(紙幣)が紙幣挿入部30に挿入されたときは、S
43に進み、プリペイドカード71の磁気記憶部71a
に記憶されたカード番号、前回給油された油種、残金デ
ータ(残金金額)を読み取る。また、現金が挿入された
ときは、会員番号から記憶装置19に記憶された前回給
油された油種を読み込む。
【0040】S44では、プリペイドカード71に記憶
された残金金額または挿入された紙幣の入金金額を表示
させる。次のS45では、「油種を選択して下さい」と
いったようなメッセージを発声させて、操作者に軽油選
択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッチ釦60、レギ
ュラー選択スイッチ釦62のうち何れかを押下するよう
に音声案内を行う。
【0041】続いて、S46では、軽油選択スイッチ釦
58、ハイオク選択スイッチ釦60、レギュラー選択ス
イッチ釦62のうち何れかが押下されたかどうかをチェ
ックする。S46において、軽油選択スイッチ釦58、
ハイオク選択スイッチ釦60、レギュラー選択スイッチ
釦62の何れかが押下されたときは、S47に進み、プ
リペイドカード71または記憶装置19に給油すべき油
種が記憶されていることを確認する。
【0042】S47において、プリペイドカード71ま
たは記憶装置19に給油すべき油種が記憶されていない
ときは、後述するS53に移行する。
【0043】また、S47において、プリペイドカード
71または記憶装置19に給油すべき油種が記憶されて
いるときは、S50に進み、プリペイドカード71また
は記憶装置19に記憶された油種と、操作者が押下した
油種選択スイッチの油種とが一致するかどうか照合する
(請求項3の照合手段に対応する)。
【0044】S50において、プリペイドカード71ま
たは記憶装置19に記憶された油種と、操作者が押下し
た油種選択スイッチの油種とが一致したときは、S53
に進み、軽油選択スイッチ釦58、ハイオク選択スイッ
チ釦60、レギュラー選択スイッチ釦62のうち選択さ
れた油種に対応するスイッチ釦の油種ランプを点灯させ
る(請求項3の設定手段に対応する)。これで、給油す
べき油種が給油可能に設定され、選択された油種の給油
が可能になるので、燃料の種類指定ミスによる異油種混
合事故を防止できる。
【0045】顧客は、希望する給油量(給油金額)に対
するプリペイドカード71に記憶された残金金額が少な
い場合には、現金を追加する。そのため、次のS54で
は、追加の現金(紙幣)が紙幣挿入部30に挿入された
かどうかをチェックしており、追加の現金(紙幣)が紙
幣挿入部30に挿入されたときは、S55に進み、今回
追加された金額をプリペイドカード71の残金データま
たは既に入金された入金金額に加算して残金の再計算を
行う。続いて、S56で追加入金された金額が加算され
た残金金額を表示して、S54に戻る。
【0046】続いて、S57に進み、確定ボタン(YE
S釦38)が押下されたかどうかをチェックする。S5
7において、確定スイッチ釦(YES釦)38が押下さ
れないときは、上記S54に戻り、S54以降の処理を
再度実行する。
【0047】また、S57において、確定スイッチ釦
(YES釦38)が押下されたときは、S58に進み、
ノズルスイッチがオンになったかどうかをチェックす
る。ここで、操作者が計量機12の給油ノズルをノズル
掛けから外して車両の給油口に挿入すると、ノズルスイ
ッチがオンになるため、S59に進み、給油量の積算値
に応じた給油金額を演算する。
【0048】尚、この後のS60〜S67の処理は、前
述したS27〜S34の処理と同様であるので、ここで
は、その説明を省略する。
【0049】このように、プリペイドカード71または
記憶装置19に記憶された油種と、操作者が押下した油
種選択スイッチの油種とが一致したときは、選択された
油種に対応するスイッチ釦の油種ランプを点灯させて選
択された油種の給油が可能になり、車両に搭載されたエ
ンジンに対応した油種を間違いなく給油することができ
る。
【0050】尚、上記実施例では、ガソリンや軽油等の
燃料を車両の燃料タンクに給油する場合を一例として挙
げたが、これに限らず、上記以外の燃料を供給するシス
テム、あるいは燃料電池車のように水素と酸素を反応さ
せて電気を発生させて電気を駆動源として走行する車両
に水素及び酸素を燃料として供給するシステムにも本発
明を適用できるのは勿論である。
【0051】また、上記実施例では、セルフサービス方
式の給油システムを例に挙げたが、これに限らず、給油
所の係員が給油作業を行うフルサービス給油システムに
も本発明を適用できるのは勿論である。
【0052】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、プリペイドカードを用いて前回供給された燃料の種
類に対応する燃料データを当該プリペイドカードに対応
させて記憶する記憶手段と、記憶手段からプリペイドカ
ードのカード情報に対応する燃料データを読み込み、当
該燃料データに基づいて供給される燃料の種類を報知す
る報知手段と、を備えてなるため、燃料の種類を指定す
る際の操作ミスによる指定間違いを無くすことができ
る。
【0053】また、請求項2記載の発明によれば、供給
された燃料の種類を燃料データとしてプリペイドカード
に記憶させる書き込み手段と、プリペイドカードに記憶
された燃料データに基づいて、今回の供給すべき燃料の
種類を設定する設定手段と、を備えてなるため、燃料の
種類を指定する際の操作ミスによる異油種混合事故を防
止できる。
【0054】また、請求項3記載の発明によれば、操作
者が入力した燃料の種類と前記プリペイドカードから得
られた前回供給した燃料の種類とを照合する照合手段
と、照合手段により操作者が入力した燃料の種類とプリ
ペイドカードのカード情報から得られた前回供給した燃
料の種類とが一致した場合に当該燃料の種類を今回の供
給すべき燃料の種類を供給可能に設定する設定手段と、
を備えてなるため、燃料の種類を指定する際の操作ミス
による異油種混合事故を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給システムの一実施例の構
成を示すシステム系統図である。
【図2】設定器14の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】設定器14に設けられた操作パネルの一例を示
す正面図である。
【図4】プリペイドカードの裏面に記載される給油料金
支払いデータの一例を示す図である。
【図5】管理コンピュータ18が実行する給油制御処理
の第1実施例を説明するためのフローチャートである。
【図6】管理コンピュータ18が実行する給油制御処理
の第2実施例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 燃料供給システム 11 給油エリア 12(12〜12) 計量機 14(14〜14) 設定器 16 事務所 18 管理コンピュータ 19 記憶装置 20 通信回線 71 プリペイドカード 26 油種入力部 28 油種設定部 30 紙幣挿入部 32 紙幣識別部 34 カード挿入部 36 カードリーダ・ライタ 37 カード発券スイッチ釦 38 確認スイッチ釦 39 キャンセルスイッチ 40 油種表示部 42 入金金額表示部 43 単価表示部 44 給油ランプ 46 レシート発行部 50 レシート発行釦 54 制御部 56 操作パネル 58 軽油選択スイッチ釦 60 ハイオク選択スイッチ釦 62 レギュラー選択スイッチ釦 71 プリペイドカード 71a 磁気記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅田 達夫 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 3E083 AA01 AB15 AB17 AC19 AD11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリペイドカードに記憶されたカード情
    報を読み取る読み取り手段と、該読み取り手段に読み取
    られたカード情報に基づいて燃料の供給を行う計量機
    と、を有する燃料供給システムにおいて、 前記プリペイドカードを用いて前回供給された燃料の種
    類に対応する燃料データを当該プリペイドカードに対応
    させて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記プリペイドカードに対応する燃料
    データを読み込み、当該燃料データに基づいて供給され
    る燃料の種類を報知する報知手段と、 を備えてなることを特徴とする燃料供給システム。
  2. 【請求項2】 プリペイドカードに記憶されたカード情
    報を読み取る読み取り手段と、該読み取り手段に読み取
    られたカード情報に基づいて燃料の供給を行う計量機
    と、を有する燃料供給システムにおいて、 供給された燃料の種類を燃料データとして前記プリペイ
    ドカードに記憶させる書き込み手段と、 前記プリペイドカードに記憶された燃料データに基づい
    て、今回の供給すべき燃料の種類を設定する設定手段
    と、 を備えてなることを特徴とする燃料供給システム。
  3. 【請求項3】 プリペイドカードに記憶されたカード情
    報を読み取る読み取り手段と、該読み取り手段に読み取
    られたカード情報に基づいて燃料の供給を行う計量機
    と、を有する燃料供給システムにおいて、 操作者が入力した燃料の種類と前記プリペイドカードの
    カード情報から得られた前回供給した燃料の種類とを照
    合する照合手段と、 前記照合手段により操作者が入力した燃料の種類と前記
    プリペイドカードから得られた前回供給した燃料の種類
    とが一致した場合に当該燃料の種類を今回の供給すべき
    燃料の種類を供給可能に設定する設定手段と、 を備えてなることを特徴とする燃料供給システム。
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