JP3359348B2 - 自動精算システム - Google Patents

自動精算システム

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JP3359348B2
JP3359348B2 JP3788792A JP3788792A JP3359348B2 JP 3359348 B2 JP3359348 B2 JP 3359348B2 JP 3788792 A JP3788792 A JP 3788792A JP 3788792 A JP3788792 A JP 3788792A JP 3359348 B2 JP3359348 B2 JP 3359348B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、企業等において社員の
出張旅費などの未精算金を自動的に精算するために使用
される、自動精算システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、企業内等において従業員の出張旅
費などの未精算金を精算する方法としては、例えば、従
業員が自己の未精算金を記入した精算書を提出する度
に、経理担当者が現金で精算する方法がある。
【0003】また、他の方法としては、例えば、従業員
が自己の未精算金を記入した精算書を提出すると、経理
担当者がその従業員の銀行口座に未精算金相当額を振り
込む方法も知られている。
【0004】しかしながら、これらの方法には、以下の
ような欠点がある。
【0005】その都度精算する方法は、事務処理に手数
がかかり企業等の経費負担が増大する原因となってい
た。
【0006】一方、銀行口座に振り込む方法には、企業
等が振り込み手数料を負担しなければならないことや、
従業員各々の金融機関名、口座番号を管理しその都度抽
出して振込み手続をしなければならないことやあるい
は、共通または特定の金融機関に全ての従業員口座を開
設する必要が生じることなどから経費負担や手間が増大
する原因となっていた。
【0007】また、これらの方法を併用する場合には、
どちらの方法を採るか区分する事務作業が必要となるの
で、これも事務処理に手数がかかり企業等の経費負担が
増大する原因となっていた。
【0008】そこで、これらの欠点を解決する精算方法
として、自動精算システムを使用することによって未精
算金の精算を自動的に行う方法がある。すなわち、企業
内のホストコンピュータで各従業員の未精算金を一括管
理し、このホストコンピュータと接続された端末機(以
下、「精算機」と記す)で、従業員が自由に未精算金の
精算を行うことができるようにすれば、精算にかかる事
務処理の手間を省くことができ、且つ、振り込み手数料
も不要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この自動精算
システムには、精算機に紙幣を投出する機構(紙幣投出
機構)と硬貨を投出する機構(硬貨投出機構)とを両方
とも備えなければならないため、精算機が非常に高価な
ものとなってしまうという欠点を有している。
【0010】また、硬貨は重量が大きく種類も多いの
で、硬貨投出機構に対する硬貨の補充や回収等のメンテ
ナンスは非常に負担が大きいという欠点も有している。
【0011】本発明は、このような従来技術の欠点に鑑
みてなされたものであり、メンテナンス上の負担が軽く
且つ安価な自動精算システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動精算シ
ステムは、個人毎の未精算金情報を集中的に記憶する中
央処理装置と、この中央処理装置に接続された1または
複数の精算機とを具備する自動精算システムにおいて、
前記精算機が、この精算機の取引者を特定・確認する個
人認証手段と、この個人認証手段によって特定された取
引者の未精算金額を前記中央処理装置から入力する未精
算情報入力手段と、この未精算情報入力手段から入力し
た前記未精算金額の内、紙幣で精算することができる金
額について、該当する紙幣を投出する紙幣投出手段と、
オンバリューカードの新規発行及び発行済みオンバリュ
ーカードの受入を行い、前記未精算情報入力手段から入
力した前記未精算金額の内、紙幣で精算することができ
ない金額を、精算後の未精算金額としてオンバリューカ
ードに印字するオンバリューカード発行手段と、前記個
人認証手段による前記取引者の特定に基づき、前記取引
者に対してオンバリューカードが発行済みか否かを識別
し、発行済みの場合は前記オンバリューカード発行手段
へのオンバリューカードの受入の有無をさらに識別し、
オンバリューカードの受入有りのときは当該オンバリュ
ーカードに今回精算後の未精算金額の追加印字を前記オ
ンバリューカード発行手段に指示し、オンバリューカー
ドの受入無しのときは新規オンバリューカードに前回の
精算内容及び今回精算後の未精算金額を印字して新規オ
ンバリューカードを発行することを前記オンバリューカ
ード発行手段に指示する制御手段と、を具備することを
特徴とする。前記未精算金額の内、紙幣で精算すること
ができない金額の貨幣を投出する貨幣投出手段を備えた
端末機をさらに有するものとするとよい。
【0013】
【作用】本発明に係る自動精算システムは、精算機が個
人認証手段で特定した取引者の未精算金額を未精算情報
入力手段で中央処理装置から入力したときに、この未精
算金額の内、紙幣で精算することができる金額について
のみ紙幣投出手段を用いて精算を行い、残りの金額につ
いては次回以降の精算時に精算することとするものであ
る。そして、この残りの金額を印字したオンバリューカ
ードが、オンバリューカード発行手段によって取引者に
発行される。これにより、硬貨投出機構が不要となるの
で、自動精算システムの価格を低減させることが可能と
なるとともに、メンテナンス上の負担を軽くすることが
できる。
【0014】また、2回目以降の精算時には、予め前回
精算時までの未精算金額を印字したオンバリューカード
をオンバリューカード受入手段から受け入れておき、こ
のオンバリューカードに今回精算後の未精算金額を追加
印字した後、オンバリューカード発行手段から投出する
こととする。さらに、2回目以降の精算時に取引者が発
行済みオンバリューカードを紛失していたり持参し忘れ
たりした場合には、新規オンバリューカードに前回の精
算内容及び今回精算後の未精算金額を印字して新規オン
バリューカードを発行することとする。
【0015】これにより、自動精算システムの価格の低
下およびメンテナンス上の負担を軽減ができるととも
に、取引者にとってはオンバリューカードを利用するこ
とで未精算金の残高の管理が容易になり、発行済みオン
バリューカードを紛失したり持参し忘れたりした場合に
おいても、既に精算済みの情報と今回精算した情報とを
容易に区別して把握することができ、使用の便宜を高め
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係わる自動精算システムの一
実施例について、図面を用いて説明する。
【0017】図1は、本実施例に使用される精算機10
0の外観を概略的に示す斜視図である。また、図2は、
この自動精算システムの制御系を概略的に示すブロック
図である。
【0018】精算機100は、社内の複数箇所に設置さ
れており、それぞれがホストコンピュータ10と通信回
線20で結ばれている。
【0019】精算機100において、表示部101は、
接客処理部106の制御にしたがって、このシステムの
利用者(以下、「取引者」と称す)への案内表示を行
う。また、キー操作部102は取引者にIDコード等の
入力をさせるために設けられたものである。取引者がこ
のキー操作部102のキーを操作すると、操作内容に応
じた操作信号が接客処理部106に送られる。接客処理
部106は、必要があるときはこの操作信号にしたがっ
て表示部101の表示内容を変更するとともに、かかる
操作信号を制御部110に転送する。
【0020】紙幣投出処理部107は、制御部110か
ら入力した制御信号にしたがって紙幣を計数し、該当す
る金額の紙幣を紙幣投出部103から投出する。IDカ
ード受付け部104は取引者のIDカードを受入れ、こ
のIDカード内に記憶された情報をカードリーダ部10
8で読み取る。この情報と、上述のキー操作部102に
よって入力されるIDコード等により、取引者の特定お
よび確認が行われる。
【0021】オンバリューカード受入投出口105は、
オンバリューカードの受入れおよび投出を行う。このオ
ンバリューカード受入投出口105から受入れられたオ
ンバリューカードは、カード処理部109へ送られる。
カード処理部109は、制御部110から入力した制御
信号にしたがって、オンバリューカードへの印字と、こ
のオンバリューカードのメモリ(例えば磁気ストライプ
等が使用できる)に記憶された情報(後述の端数金額)
の書換えとを行う。印字後のオンバリューカードは、オ
ンバリューカード受入投出口105から投出される。
【0022】制御部110は、通信インターフェイスと
してのI/F部111および通信回線20を介して、外
部のホストコンピュータ10と通信する。これにより、
制御部110は、ホストコンピュータ10からの情報を
読み出すことができる。なお、これらの各構成部分は、
電源部112から電力の供給を受ける。ホストコンピュ
ータ10は、精算金額の計算等を行う。そして、この精
算金額等の情報を新たな未精算金情報として、I/F部
111を介して制御部110に送る。
【0023】図3(a)に、本実施例の自動精算システ
ムで使用されるオンバリューカードの一例を示す。この
オンバリューカードは、取引者一人に対して原則として
一枚発行され、取引者が未精算金の履歴や残高を確認す
るために使用される。
【0024】また、上述したように磁気ストライプ等に
よるメモリを有しており、端数金額を記憶する。これに
より、このオンバリューカードを、企業内で使用するプ
リペイドカード等と併用することが可能となる。
【0025】同図において、利用者コード欄301は、
このオンバリューカードの所有者の社員番号(氏名等で
もよい)を印字したものである。新規発行情報欄302
は、未精算金発生日(例えば出張等をした日)と、新規
オンバリューカード発行時までの未精算金の合計額と、
その未精算金のうち紙幣で精算できない端数(本実施例
では千円未満の端数とする)の金額とを印字したもので
ある。尚、図示はしていないが未精算金発生日が2つ以
上のときは全ての発生日を印字する。このとき発生日に
対応して金額を印字してもよいし、最後の発生日に合計
額を印字してもよい。
【0026】また、取引情報行303は、新たな未精算
金の発生日と、その未精算金の金額と、未精算の未精算
金の合計金額のうち紙幣で精算できない端数とを印字し
たものである。例えば、図3(a)において、1991
年2月18日の取り引きを例にとると、前回の端数が9
80円であり、今回の精算金額が3100円であるの
で、未精算の未精算金は4080円となるが、この内4
000円が今回千円札で支払われており、未精算額は8
0円となっている。
【0027】処理経歴印字行304は、精算が行われる
度に例えば「千円紙幣にて支払い」なる文字を印字する
ものであり、それまでの取引情報行303に示された未
精算金の精算が端数を除いて終了したことを示す。ここ
で、処理経歴印字行304の真上に印字された取引情報
行303の端数金額の表示欄は、そのまま未精算金額を
示すこととなる。すなわち、上述のように、取引情報行
303は、その時点での未精算金のうち紙幣で精算でき
ない端数を示しているので、精算を行った後はそのまま
残高(未精算額)を示すこととなる。ただし、そのまま
では、この行が未精算額を示していることが取引者にわ
かりにくいので、「**」を印字する。
【0028】次に、このような自動精算システムの動作
手順について、図4のフローチャートを用いて説明す
る。
【0029】まず、電源部112をオンすると、精算機
100は待機状態となる。このとき、接客処理部106
は、制御部110の指示に従って、表示部101に催促
表示を行わせる(ステップ200)。この催促表示は、
取引者がIDカード受付け部104にIDカードを挿入
するとともにキー操作部102を用いてIDコードを入
力するように催促するものであり、例えば、『IDカー
ドを挿入してください。』なる文字と『IDコードをキ
ー入力してください。』なる文字とを表示する。
【0030】取引者がIDカード受付け部104にID
カードを挿入すると、カードリーダ部108は、このI
Dカード内に記憶された情報を読み取り、制御部110
に送る。また、続いて取引者がキー操作部102を用い
てIDコードを入力すると、接客処理部106はこの操
作内容を制御部110に送る。そして、制御部106
は、かかるIDカード情報およびIDコードを入力する
とともにホストコンピュータから該当する個人情報を読
み出して取引者の特定と確認とを行い、これにより取り
引きの可否を判断する(ステップ210)。例えば、I
Dカード或いはホストコンピュータに記憶されたIDコ
ードとキー入力されたIDコードとが一致し、且つ、I
Dカード情報に基づいて特定された取引者の個人情報が
ホストコンピュータに記憶されている場合は「取り引き
可能」と判断し、他の場合は「取り引き不可能」と判断
すればよい。
【0031】ここで、制御部110が「取り引き不可
能」と判断した場合は、IDカード受付け部104から
IDカードを返却した後、上述のステップ200に戻っ
て、再度待機状態となる。
【0032】一方、「取り引き可能」と判断した場合
は、表示部101は、精算料金の表示と社員番号(取引
者名等でもよい)の表示とを行う(ステップ220)。
併せて、取引者に対して既にオンバリューカードが発行
されている場合は、そのオンバリューカードを持参して
いるか否かを取引者に確認するための催促表示を行う
(同)。
【0033】取引者は、既に発行されたオンバリューカ
ードを持参しているか否(すなわち、オンバリューカー
ドの有無)を、キー操作部102の操作によって入力す
る。このときの入力情報は、接客処理部106を介して
制御部110に送られ、オンバリューカードの有無が判
断される(ステップ230)。一方、取り引きを初めて
行う取引者に対しては、この催促表示は行わずにオンバ
リューカードは無いと判断して(同)、ステップ241
以降の処理を行う。
【0034】オンバリューカードが有ると制御部110
が判断したときは、まず、表示部101が、取引者にオ
ンバリューカードを挿入させるための催促表示を行う
(ステップ231)。続いて、制御部110が、オンバ
リューカード受入投出口105にオンバリューカードが
挿入されたか否かの判断を行う(ステップ232)。オ
ンバリューカードが挿入されていないときは、ステップ
231に戻り、再び上述の催促表示を行う。
【0035】一方、オンバリューカードが挿入されたと
きは、制御部110は、ホストコンピュータから読み出
した取引者の未精算金情報を用いて、紙幣投出部103
から投出すべき紙幣の種類と枚数とを計算し、計算結果
を紙幣投出処理部107へ送る。また、制御部110
は、紙幣で精算することができない金額(すなわち千円
未満の端数)も計算する。これらの計算結果は、カード
処理部109へ送られる。
【0036】紙幣投出処理部107は、制御部110か
ら入力した計算結果にしたがって紙幣を計数し、該当す
る金額の紙幣を紙幣投出部103から投出する(ステッ
プ233)。
【0037】また、カード処理部109は、まず、上述
のようにしてオンバリューカード受入投出口105に挿
入されたオンバリューカードに未印字の印字行が残って
いるか否かを判断する。未印字の印字行が残っていると
きは、取引情報行303と処理経歴印字行304とを印
字し、その情報をオンバリューカードに磁気記録してオ
ンバリューカード受入投出口105からオンバリューカ
ードを返却し(ステップ234)、精算を終了する(図
3(a)参照)。
【0038】一方、ステップ230において、オンバリ
ューカードが無いと判断された場合は、まず、新規のオ
ンバリューカードを発行して精算を行うことができる旨
の表示と表示部101が未精算金額を表示し、精算を行
うか否かを取引者に確認するための催促表示を行う(ス
テップ241)。
【0039】取引者は、精算を行うか否かを、キー操作
部102の操作によって入力する。制御部110は、接
客処理部106を介して操作信号を取り込み、精算を行
うか否かを判断する(ステップ242)。
【0040】精算を行わない場合には、制御部110は
取扱い取消処理を行い(ステップ250)、処理を終了
する。一方、精算を行う場合には、制御部110は、上
述のステップ233と同様にして、紙幣投出部103か
ら投出すべき紙幣の種類および枚数を計算して紙幣投出
処理部107へ送るとともに、紙幣で精算することがで
きない金額を計算してカード処理部109へ送る。
【0041】紙幣投出処理部107は、制御部110か
ら入力した計算結果にしたがって紙幣を計数し、該当す
る金額の紙幣を紙幣投出部103から投出する(ステッ
プ243)。カード処理部109は、図3(a)に示し
たような利用者コード欄301、新規発行時情報欄30
2に利用者コードと、未精算金発生日、未精算金額、端
数金額を印字し、その情報を磁気記録してオンバリュー
カードとし、オンバリューカード受入投出口105から
投出し(ステップ244)、精算を終了する。このとき
もし、未精算金が複数ある場合は、全ての未精算金発生
日も印字する。
【0042】また、既にオンバリューカードの発行を受
けている利用者がオンバリューカードを忘れた場合はカ
ード処理部109は、まず、新規なオンバリューカード
に、図3(b)に示したような再発行回数305、利用
者コード欄301、再発行時情報欄306、取引情報行
303および処理経歴印字行304とをそれぞれ印字し
その情報を磁気記録し、再発行処理を行なって、このオ
ンバリューカードをオンバリューカード受入投出口10
5から投出し(ステップ244)、精算を終了する。こ
こで、再発行時情報欄306は、前回の精算取り引きの
内容を印字したものであり、旧オンバリューカード使用
時の最後の未精算金発生日と、その時の未精算金の合計
額と、そのときの端数(未精算額)とを印字するととも
に、取り引き者にわかりやすいように、「まで精算され
ています」なる文字を印字する。そして、次回以降の精
算取り引きでは、この新規なオンバリューカードを使用
することとし、旧オンバリューカードは受け付けないこ
ととするため、新規なオンバリューカードには、「紛失
カードは利用できません」との注意書きを印字すること
とする。
【0043】なお、オンバリューカードがないときの取
扱いとしては、新規なオンバリューカードの発行後も、
旧オンバリューカードの使用を認めることとしてもよ
い。これにより、取り引き者は、未精算金の内容等によ
って複数のオンバリューカードを併用することが可能と
なる。この場合のオンバリューカードの記載形式の一例
を、図3(c)に示す。このように、オンバリューカー
ドには、発行枚数307、利用者コード欄301、「他
のカードも利用できます」との注意書きとともに、前回
の精算取り引き以降に発生した未精算金についての取引
情報行303と処理経歴印字行304とが印字される。
なお、未精算金の合計額および端数の計算は、同一のオ
ンバリューカードの記録されたもののみを対象として行
われる。
【0044】また、この場合、精算履歴をホストコンピ
ュータ10ではなくオンバリューカード自体に記憶させ
ることも可能である。但し、このように複数のオンバリ
ューカードを併用する場合には、オンバリューカードを
紛失した場合に精算機100を用いて精算取り引きを行
うことができなくなる。したがって、取り引き者に注意
を促すために、例えば「カードを紛失すると端数が繰り
越されませんのでご注意ください。」なる文字を印字し
ておくことが望ましい。
【0045】また、利用者が挿入したオンバリユーカー
ドの印字行の空白が残っていない場合には、このカード
を収納した後、上述したカード忘れによる再発行とほぼ
同じようにしてオンバリューカードを発行すればよい
(図3(b)参照)。但し、この場合「紛失カードは利
用できません」との文字は印字しない。
【0046】このように、本実施例の自動精算システム
によれば、千円未満の端数の精算を行わずにオンバリュ
ーカードに記録するのみとし、次回以降の精算時の端数
との合計が千円を越えた場合に、千円を最小単位として
精算することとしたので、精算機100に硬貨投出機構
を設ける必要がない。
【0047】なお、本発明の自動精算システムは、この
ような実施例に限定されるものではなく、適宜変更して
実施することも可能である。例えば、本実施例では、1
台のホストコンピュータ10と複数台の精算機100と
によってシステムを構成したが、この精算機100とは
別に、硬貨投出機構を備えた端末機を1台または複数台
設けてもよい。また、この端末機は硬貨投出機構のみ備
えたものであってもよいし、硬貨投出機構と紙幣投出機
構と両方を備えたものであってもよい。この場合、端数
の精算を行いたい場合のために硬貨投出機構を備えた端
末機を設置しておき、通常は社内の最寄の場所に設置さ
れた精算機100を使用することとすれば、従来のシス
テムと比較すればコストやメンテナンスの負担を軽減さ
せることができるとともに、端数精算も行える。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の自
動精算システムによれば、紙幣のみで精算取り引きを行
うこととし、紙幣で精算できない端数については次回の
取り引きに繰り越すこととしたので、硬貨投出機構を必
要とせず、したがって、メンテナンス上の負担が軽く且
つ安価に製造することができる。また、取引者にとって
はオンバリューカードを利用することで未精算金の残高
の管理が容易になり、発行済みオンバリューカードを紛
失したり持参し忘れたりした場合においても、既に精算
済みの情報と今回精算した情報とを容易に区別して把握
することができ、使用の便宜を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる自動精算システムの精
算機の外観を概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係わる自動精算システムの制
御系を概略的に示すブロック図である。
【図3】(a)〜(c)ともに、本発明の実施例に係わ
る自動精算システムで使用されるオンバリューカードの
印字例を示す概念図である。
【図4】本発明の実施例に係わる自動精算システムの動
作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 20 通信回線 100 精算機 101 表示部 102 キー操作部 103 紙幣投出部 104 IDカード受付け部 105 オンバリューカード受入投出口 106 接客処理部 107 紙幣投出処理部 108 カードリーダ部 109 カード処理部 110 制御部 111 I/F部 112 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/60 G07F 7/00 - 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人毎の未精算金情報を集中的に記憶する
    中央処理装置と、この中央処理装置に接続された1また
    は複数の精算機とを具備する自動精算システムにおい
    て、 前記精算機が、 この精算機の取引者を特定・確認する個人認証手段と、 この個人認証手段によって特定された取引者の未精算金
    額を前記中央処理装置から入力する未精算情報入力手段
    と、 この未精算情報入力手段から入力した前記未精算金額の
    内、紙幣で精算することができる金額について、該当す
    る紙幣を投出する紙幣投出手段と、オンバリューカードの新規発行及び発行済みオンバリュ
    ーカードの受入を行い、 前記未精算情報入力手段から入
    力した前記未精算金額の内、紙幣で精算することができ
    ない金額を、精算後の未精算金額としてオンバリューカ
    ードに印字するオンバリューカード発行手段と、前記個人認証手段による前記取引者の特定に基づき、前
    記取引者に対してオンバリューカードが発行済みか否か
    を識別し、発行済みの場合は前記オンバリューカード発
    行手段へのオンバリューカードの受入の有無をさらに識
    別し、オンバリューカードの受入有りのときは当該オン
    バリューカードに今回精算後の未精算金額の追加印字を
    前記オンバリューカード発行手段に指示し、オンバリュ
    ーカードの受入無しのときは新規オンバリューカードに
    前回の精算内容及び今回精算後の未精算金額を印字して
    新規オンバリューカードを発行することを前記オンバリ
    ューカード発行手段に指示する制御手段と、 を具備することを特徴とする自動精算システム。
  2. 【請求項2】前記未精算金額の内、紙幣で精算すること
    ができない金額の貨幣を投出する貨幣投出手段を備えた
    端末機をさらに有することを特徴とする請求項1に記載
    の自動精算システム。
JP3788792A 1992-02-25 1992-02-25 自動精算システム Expired - Fee Related JP3359348B2 (ja)

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