JP2002104599A - 給油入金精算装置 - Google Patents

給油入金精算装置

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JP2002104599A
JP2002104599A JP2000302244A JP2000302244A JP2002104599A JP 2002104599 A JP2002104599 A JP 2002104599A JP 2000302244 A JP2000302244 A JP 2000302244A JP 2000302244 A JP2000302244 A JP 2000302244A JP 2002104599 A JP2002104599 A JP 2002104599A
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refueling
card
receipt
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amount
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JP2000302244A
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Takamaro Toyooka
隆麿 豊岡
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Denaro Co Ltd
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Denaro Co Ltd
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレジットカードによる精算の場合や、現金
投入において残金が「0」の場合においても前記領収書
の発行のみを行う専用装置にて領収書の発行を受けられ
るようにできる給油入金精算装置を提供すること。 【解決手段】 給油料金を精算可能な記録媒体を受付
け、少なくとも該記録媒体の記録情報の読み出しを行う
記録媒体処理手段25と、貨幣を受付けて該受付け貨幣
の識別並びに計数を実施する貨幣処理手段27と、前記
受付け金額を合計するとともに該合計金額から給油され
た給油量に相当する給油料金を減算して精算、或いは前
記記録媒体の記録情報に基づき給油料金の請求を該記録
媒体の発行機関に実施して精算する精算処理を行う制御
部45と、前記合計金額からの給油料金の精算にて残金
が発生した場合において、該残金額が記録された給油用
記録媒体を発行する発行手段25と、を具備する給油入
金精算装置3であって、前記制御部45は、前記残金額
が「0」の場合には前記受付け金額の情報、又は前記記
録媒体による精算の場合には給油料金の情報、のいずれ
かが記録された領収書発行用の記録媒体を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンスタンド
等の給油施設に設置され、給油に基づく料金の精算を行
う給油入金精算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガソリンスタンド等の給油施設に
おいては、その省力化及びセルフ給油への移行に伴い、
正確でしかも迅速な給油料金の精算を行うために、クレ
ジットカードやプリペイドカード等を用いた精算や、現
金の精算についても、残金が発生した場合においては、
該残金の金額が記録され、該残金を再度給油に使用でき
る給油用カード等の給油用記録媒体を発行することで、
釣り銭等の補充や設備を不要とした給油入金精算装置が
実用化されてきている。
【0003】これら給油入金精算装置を用いて、セルフ
給油等を利用者が実施する場合においては、現状では領
収書の発行がなされるものはなく、対応策として、前記
プリペイドカードの一面に領収書の表示が為されている
ものがあるものの、税務所等においてこれらのカードは
領収書として認められておらず、これら給油入金精算装
置を使用した場合において、利用者に領収書を自動的に
発行することのできる装置が切望されていた。
【0004】このため、対応策として給油入金精算装置
自体に領収書の発行を行うプリンタ等を装備することが
考えられるが、ガソリンスタンド等の給油施設には、こ
れら給油入金精算装置が複数の各給油島に設置されるこ
とから、前記プリンタ等を装備するコスト上昇が給油施
設全体では非常に大きなものとなってしまうばかりか、
これら全てのプリンタ等に領収書用紙等を補充する必要
が生じ、省力化に逆行してしまうという問題があること
から、給油施設に領収書の発行のみを行う専用装置を1
つ設置することが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら領収書の発行の
みを行う専用装置を設ける場合においては、その利用者
の給油金額或いは投入金額を特定する必要があり、管理
コンピュータ等との接続なしに単独にても動作可能とす
るために、前記にて発行される給油用カード等の給油用
記録媒体を受付けて領収書を発行することが考えられる
が、前記クレジットカードによる精算の場合や、現金投
入において残金が「0」の場合においては、前記給油用
カード等の給油用記録媒体が発行されないため、利用者
が領収書の発行を受けられないという不都合があった。
【0006】よって、本発明は前記した問題点に着目し
てなされたもので、クレジットカードによる精算の場合
や、現金投入において残金が「0」の場合においても前
記領収書の発行のみを行う専用装置にて領収書の発行を
受けられるようにできる給油入金精算装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明の給油入金精算装置は、給油料金を精算
可能な記録媒体を受付け、少なくとも該記録媒体の記録
情報の読み出しを行う記録媒体処理手段と、貨幣を受付
けて該受付け貨幣の識別並びに計数を実施する貨幣処理
手段と、前記受付け金額を合計するとともに該合計金額
から給油された給油量に相当する給油料金を減算して精
算、或いは前記記録媒体の記録情報に基づき給油料金の
請求を該記録媒体の発行機関に実施して精算する精算処
理を行う制御部と、前記合計金額からの給油料金の精算
にて残金が発生した場合において、該残金額が記録され
た給油用記録媒体を発行する発行手段と、を具備する給
油入金精算装置であって、前記制御部は、前記残金額が
「0」の場合には前記受付け金額の情報、又は前記記録
媒体による精算の場合には給油料金の情報、のいずれか
が記録された領収書発行用の記録媒体を発行することを
特徴としている。この特徴によれば、クレジットカード
による精算の場合や、現金投入において残金が「0」の
場合においては、領収書発行用の記録媒体が発行される
ことから、該領収書発行用の記録媒体を前記領収書発行
装置に挿入することで該利用者も領収書の発行を受けら
れるようになる。
【0008】本発明の給油入金精算装置は、前記領収書
発行用の記録媒体の発行を選択操作可能な入力手段を具
備し、該入力手段にて発行が選択入力された場合におい
て前記領収書発行用記録媒体の発行を行うことが好まし
い。このようにすれば、領収書が不要な利用者に不必要
に前記領収書発行用の記録媒体が発行されることを回避
できる。
【0009】本発明の給油入金精算装置は、前記入力手
段の選択操作は、前記制御部が行う精算の処理後の所定
期間において有効とされていることが好ましい。このよ
うにすれば、不用意に前記入力手段の入力がなされるこ
とに伴う装置の不具合の発生を回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0011】(実施例)図1は、本実施例の給油施設に
おける各装置の接続状況を示すブロック図であり、図2
は、前記給油施設に設置され、本発明の給油入金精算装
置を備える給油装置を示す外観正面図であり、図3は、
前記給油入金精算装置を示す拡大正面図であり、図4
は、前記給油入金精算装置の構成を示す側断面図であ
り、図5は、前記給油装置の給油ノズル部を示す外観斜
視図であり、図6は、前記給油装置の構成を示すブロッ
ク図であり、図7は、本実施例の給油施設に設置された
領収書発行装置を示す外観斜視図であり、図8は、前記
領収書発行装置の構成を示すブロック図であり、図9
は、前記領収書発行装置の構成を示す側断面図である。
【0012】まず、本実施例の給油施設は、図1に示す
ように構成されており、利用者が自分の自動車やバイク
等にセルフ給油を行う複数の給油島毎に設置された給油
装置1と、該給油装置1に搭載され、給油した料金の精
算処理等を実施する本発明の給油入金精算装置3と、こ
れら給油入金精算装置3にて発行された給油カード50
(図10参照)や、予め所定金額の給油が可能となるよ
うに発行されたプリペイドカード55(図11参照)を
受付けて領収書の発行を行う領収書発行装置100と、
前記給油入金精算装置3が設置された各給油装置1並び
に領収書発行装置100とに接続されているとともに、
本実施例の発行機関であるクレジットカード会社等の決
済機関に設けられた決済サーバ300と通信回線を介し
て接続されている管理コンピュータ200と、から主に
構成されている。
【0013】まず、本実施例に用いた給油装置1につい
て説明すると、該給油装置1は、図2に示されるような
外観を有し、ほぼ一般的な給油装置と同様の外観とされ
ており、主に給油ポンプ7a、7b、7c及び計量器8
a、8b、8cと複数の給油ノズル4a、4b、4c等
を備える本体部2と、前記計量器8a、8b、8cによ
り計量された各油種の油量を表示する計量表示部8と本
実施例における給油入金精算装置3とからなる操作部よ
り構成されている。
【0014】前記給油装置1を構成する本体部2の構成
は、図2及び図5に示すようになっており、各油種、本
実施例では軽油、ハイオクガソリン、レギュラーガソリ
ン(本実施例ではプレミアムは未使用)の3種の給油ノ
ズル4a、4b、4cがノズルホルダ6a、6b、6c
に格納されて設けられており、各給油ノズル4a、4
b、4cは、これら各ノズルホルダ6a〜6cに設けら
れた各給油ノズル4a〜4cの取り出しを不可とするロ
ック装置22a〜22cにより、不必要に給油ノズル4
a〜4cが取り出せないようになっており、各ノズルホ
ルダ6a〜6cの内部には、各給油ノズル4a〜4cの
有無を検出する検出装置23a〜23cが配置され、こ
れら各ノズルホルダ6a〜6cの各上部位置には、その
給油ノズルが給油可能であることを示す動作ランプ24
a〜24cが設けられている。
【0015】これら前記ロック装置22a〜22cは、
図5及び図6に示すように電磁マグネットにより進退自
在とされたロッド22’が、給油ノズル4のトリガ部の
穴部に係合するようになっており、これらロック装置2
2a〜22cは、前記各動作ランプ24a〜24cを駆
動する信号線に接続されて、動作ランプ24a〜24c
と連動して動作し、選択された所定の給油ノズルのみが
取り出し可能となるようにされている。
【0016】これら各ロック装置22a〜22c及び前
記各油種の給油ポンプ7a〜7cの各動作は、前記給油
入金精算装置3により制御されている。
【0017】この本実施例の給油入金精算装置3は、図
3に示すように、その前面の開閉可能とされた前面パネ
ル9に、貨幣である紙幣を投入可能とされた紙幣投入口
11と、給油カード50を発行可能とされているととも
に、該発行された給油カード50や予め購入されたプリ
ペイドカード55、前記決済機関により発行された記録
媒体であるクレジットカードが挿入可能とされたカード
発行挿入口10と、前記紙幣投入口11より投入された
紙幣の合計金額(総金額または税引き金額)や、前記カ
ード発行挿入口10より挿入された給油カード50また
はプリペイドカード55の記録情報に基づく残金額(総
残金額または税引き残金額)や、これら投入紙幣の合計
金額と前記挿入された給油カード50またはプリペイド
カード55の記録情報に基づく残金額との合計金額を逐
次表示するとともに、挿入されたカードが前記クレジッ
トカードである場合にはその旨を表示する金額表示部1
3と、油種選択スイッチ12a〜12d(但し、本実施
例では12dのプレミアムは未使用)にて選択された油
種の1リッター当りの単価が表示される単価表示部14
と、前記金額表示部13において表示される金額に基づ
き前記選択した油種にて給油可能な油量が表示される給
油可能油量表示部15と、前記金額表示部13の表示内
容を通常表示と税引き金額とで切り換えを行う表示切換
スイッチ12eと、該表示切換スイッチ12eに基づき
現在金額表示部13に表示されている内容が通常表示で
あるか税引き金額かを示すインジケータ46a、46b
と、給油開始時に利用者により操作され、前記選択され
た油種ノズルのロック解除がなされるとともに、投入さ
れた紙幣の残金額への入金が確定されてそれ以降の紙幣
投入を受付けがなされなくなる決定スイッチ12fと、
給油の終了時において残金が発生しない場合(クレジッ
トカードを使用した場合も含む)において利用者が領収
書の発行を所望する場合に操作される入力手段としての
領収カード発行ボタン12gと、が設けられている。
【0018】これら給油入金精算装置3の構成について
説明すると、図4に示すように、外装ケース16の前面
部には、前述のように開閉可能とされた前面パネル9が
設けられており、この前面パネル9には、前記カード発
行挿入口10と紙幣投入口11とが、これら各口を覆う
カバー部材17とともに形成されており、これら各開口
に臨むように、記録媒体処理手段並びに発行手段として
のリーダライタ25のカード挿入部20及び貨幣処理手
段としての紙幣識別ユニット27の紙幣挿入部21とが
配置されている。
【0019】また、前記前面パネル9の内面側の所定位
置には、前記金額表示部13、単価表示部14、給油可
能油量表示部15及び油種選択ボタン12a〜12d並
びに表示切換スイッチ12e、決定スイッチ12f、領
収カード発行ボタン12g等と、該給油装置1全体の制
御を行う制御部としてのマイクロコンピュータ(MP
U)45等の各デバイスが実装されているメイン基板1
8が配設されており、該メイン基板18は外装ケース1
6内部のリーダライタ25や紙幣識別ユニット27並び
に前記本体部2の各部と図6に示すように接続ケーブル
により電気的に接続されている。
【0020】本実施例において使用した前記リーダライ
タ25は、図4に示すように、給油カード50やプリペ
イドカード55、本実施例の発行機関である決済機関に
より発行された記録媒体としてのクレジットカードに、
磁気にて記憶されている各種データの読み出し及び書き
込み、更新を行う磁気ヘッド部31と、前記給油カード
50の印字部51(図10参照)の消去並びに印字を行
う印字ヘッド30とを有する磁気カード・リライトカー
ド兼用のリーダライタを用いており、その特徴として
は、該リーダライタ25の前記カード挿入部20と反対
側に、図4に示すように、所定数量の給油カード50を
貯溜可能とされたカード貯溜部34を有し、前記リーダ
ライタ25に前記貯溜されている給油カード50を供給
可能なカード供給ユニット26が連結されており、これ
らカード供給ユニット26の供給口35より搬送ベルト
32によって給油カード50が前記リーダライタ25に
供給されて新規に給油カード50並びに領収書発行用の
給油カード50を発行できるようになっている。
【0021】また、前記カード貯溜部34の側壁所定位
置には、給油カード50の残量を検出するための残量セ
ンサ36が設けられており、カード残量が減少して該残
量センサ36が給油カード50を検出しなくなった際
に、所定の信号が前記MPU45に出力され、該MPU
45は、これらカード貯溜部34への給油カード50の
不足を報知する所定情報を、後述する通信装置40並び
に通信ケーブル41を介して管理コンピュータ200に
出力するようになっており、これに基づき管理コンピュ
ータ200においては、給油入金精算装置3において貯
留される供給カード50の不足が報知されるようになっ
ている。
【0022】これら本実施例の給油入金精算装置3の構
成を、図6に基づいてより詳細に説明すると、前記メイ
ン基板18には、前記油種選択ボタン12a〜12dに
おいて利用者が選択した油種に基づいて適宜動作するよ
うに、前記制御部であるマイクロコンピュータ(MP
U)45と各油種に対応する給油ポンプ7a〜7cとを
接続するインターフェイス部43と、該各給油ポンプ7
a〜7cと各給油ホース5との間の所定位置に配置され
た各計量器8a〜8cに接続されて各計量値を逐次収集
して所定のデータとして出力する計量器コントローラ3
9と、前記各ノズルホルダ6a〜6cに設けられた各検
出装置23a〜23cに接続され、各給油ノズル4a〜
4cの有無を前記MPU45に出力する検出装置駆動部
44と、前記動作ランプ24a〜24cに接続され、動
作ランプ24a〜24cの点灯を前記MPU45の指示
に基づき制御する動作ランプ駆動部42と、給油された
油種及び油量または投入金額や残金額、前記クレジット
カードの識別情報や所有者情報等の各種データの送受
を、通信ケーブル41を介して図1に示す管理コンピュ
ータ200と実施する通信装置40と、前記投入紙幣の
合計金額や、各油種の設定単価や給油量及び給油金額等
の各種データを記憶する記憶部38とが実装されている
とともに、前記MPU45は計量表示部8に接続され、
前記計量器コントローラ39より出力される計量データ
が計量表示部8に逐次出力されて表示がなされるように
なっている。尚、図6中において47は、前記金額表示
部13、単価表示部14、給油可能油量表示部15の各
表示制御を行う表示ドライバである。
【0023】また、本実施例の給油入金精算装置3は、
前記管理コンピュータ200を介して図1に示す決済機
関の決済サーバ300と各種データの送受が実施可能と
されており、前記リーダライタ25に該決済機関が発行
したクレジットカードが挿入された場合において、該ク
レジットカードより読み出された各クレジットカード毎
の識別情報並びに所有者情報等の記録情報に基づく前記
決済サーバ300との決済処理が実施され、前記給油装
置1による給油が実施可能とされている。
【0024】次いで、本実施例の給油入金精算装置3に
て使用される給油カード50並びにプリペイドカード5
5について説明する。
【0025】まず、給油カード50は、図10(a)に
示すように、その表面に、前記リーダライタ25や後述
する領収書発行装置100のリーダライタ25’の印字
ヘッド30により所定回数にわたって繰返し消去・印字
を実施可能な印字部51が設けられ、かつその裏面には
前記リーダライタ25や前記リーダライタ25’の磁気
ヘッド31により記録内容を更新可能な磁気テープ52
が設けられたリライトカードとされている。また、前記
磁気テープ52には、各給油カード50とその種別(給
油カードかプリペイドカードかの種別)を特定可能な識
別符号(カードID)が記録された識別符号記録領域
と、該給油カード50の残金額が記録される残金情報記
録領域と、発行時における購入金額や追加入金額が記録
される購入入金情報記録領域と、前記領収書発行装置1
00における領収書の発行が未だ実施されていない領収
書未発行金額が記録される領収書発行情報記録領域と、
前回領収書の発行が実施された日付が記録される領収書
発行日付記録領域と、が設けられており、これら各記録
領域が設けられた磁気テープ52の記録情報は前記リー
ダライタ25や前記リーダライタ25’における磁気ヘ
ッド31にて記録・更新できるようになっている。
【0026】次に、プリペイドカード55は、図11に
示すように、その裏面に前記リーダライタ25や前記リ
ーダライタ25’の磁気ヘッド31により記録内容を更
新可能な磁気テープ56が設けられた通常の磁気カード
とされている。また、前記磁気テープ56には、前記管
理コンピュータ200に登録されている当該プリペイド
カード55の残金額とその種別(給油カードかプリペイ
ドカードかの種別)を特定可能な識別符号(カードI
D)が記録された識別符号記録領域と、発行時における
購入金額が記録される購入金額情報記録領域と、後述の
給油場領収書発行装置100における領収書の発行が実
施されたことを示す発行済み情報が記録される領収書発
行済み情報記録領域と、領収書の発行が実施された日付
が記録される領収書発行日付記録領域と、が設けられて
おり、これら各記録領域が設けられた磁気テープ56の
記録情報は前記リーダライタ25や前記リーダライタ2
5’における磁気ヘッド31にて記録・更新できるよう
になっている。
【0027】尚、本実施例のプリペイドカード55には
残金額が直接記録されず、各プリペイドカード55を個
別に特定可能な識別符号(カードID)が記録され、該
識別符号(カードID)に基づき前記管理コンピュータ
200において登録・管理される残金額が特定されるよ
うになっているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、前記給油カード50のように、残金額を
直接プリペイドカード55に記録するようにしても良
い。
【0028】また、本実施例の給油入金精算装置におい
ては、前述のように決済機関が発行するクレジットカー
ドを使用することができるようになっているが、これら
クレジットカードは、その裏面に設けられた磁気テープ
に該クレジットカードを特定可能な識別情報や各人に割
り当てられたカードID、氏名等、所持者を特定可能な
所有者情報等が記録された通常のクレジットカードであ
り、ここでの詳細な説明は省略する。
【0029】次いで、本実施例に用いた領収書発行装置
100について説明すると、該領収書発行装置100
は、図7に示すような外観を有しており、外殻をなす筐
体101の前面には、シリンダ錠103の解錠により開
放可能とされた前面板102が取付けられており、該前
面板102には前記給油カード50並びにプリペイドカ
ード55が挿入可能とされたカード挿入口104と、該
カード挿入口104を開閉可能に覆うカバー部材121
(図9参照)と、前記カード挿入口104より挿入され
た給油カード50若しくはプリペイドカード55の記録
情報に基づき発行される領収書の額面金額が表示される
領収金額表示部105と、該領収金額表示部105の金
額を確認して領収書の発行を実施する際に操作される確
認ボタン106と、前記挿入された給油カード50若し
くはプリペイドカード55の記録情報に基づく領収書が
発行可能とされた領収書発行口107と、が設けられて
いる。
【0030】この領収書発行装置100の構成を図8に
基づいて説明すると、該領収書発行装置100には、前
記領収金額表示部105や確認ボタン106に加えて、
該領収金額表示部105の表示制御を実施するドライバ
112と、前記カード挿入口104に、そのカード挿入
部20(図9参照)が連設され、該カード挿入部20よ
り挿入された給油カード50並びにプリペイドカード5
5の記録情報の読み取り並びに書き込みを実施するリー
ダライタ25’と、前記領収書発行口107に連設さ
れ、前記リーダライタ25’にて挿入されたカード50
並びにプリペイドカード55より読み取られた記録情報
に基づく領収書を印刷して前記領収書発行口107に排
出・発行するプリンタ115と、通信ケーブル108を
介して前記管理コンピュータ200との各種のデータの
送受を実施する通信部113と、前記リーダライタ2
5’にて読み取り並びに書き込まれる情報が一時的に記
憶されるメモリ116や各部の制御を実施するマイクロ
コンピュータ(MPU)111等が実装された制御基板
110と、が設けられており、これら各部は図8に示す
ように接続ケーブルを介して電気的に接続されている。
【0031】本実施例において使用した前記リーダライ
タ25’には、図9に示すように、前記給油入金精算装
置3のリーダライタ25とほぼ同一構成とされた磁気カ
ード・リライトカード兼用のリーダライタを用いてお
り、その特徴としては、該リーダライタ25’の前記カ
ード挿入部20と反対側に、図9に示すように、該リー
ダライタ25’より送り出された給油カード50を収容
可能とされたカード収容部122が連結されており、挿
入された給油カード50が後述する領収書発行用の給油
カード50であって、その記録情報より特定される残金
が「0」である場合に、該給油カード50が前記カード
収容部122に収容されるようになっている。
【0032】このように本実施例の領収書発行装置10
0では、挿入された給油カード50の残金が「0」であ
り、領収書発行用のカードである場合において、該挿入
された給油カード50が内部のカード収容部122に収
容されるようになっており、領収書が発行され、不要と
なった領収書発行用としての給油カード50を回収する
ことが可能となり、例えばこれら回収した給油カード5
0を再度使用することで給油カード50の発行コストを
大幅に低減することができる。
【0033】また、前記カード収容部122の側壁上部
位置には、収容された給油カード50の収容量を検出す
るための収容センサ120が設けられており、カード収
容部122の収容量が所定量以上となって該収容センサ
120がカードを検出した際に、所定の信号が前記MP
U111に出力されるとともに、それ以降にリーダライ
タ25’に挿入される給油カード50の記録情報より特
定される残金が「0」である場合であっても、これら給
油カード50を挿入部20側に排出させる制御を実施す
るようになっている。
【0034】また、前記プリンタ115には領収書が印
字されるプリント紙の残量を検出するプリント紙残量セ
ンサ117(図9参照)が設けられており、該プリント
紙の残量が所定量以下となり、プリント紙残量センサ1
17にてプリント紙が検出されなくなった際に、所定の
信号が前記MPU111に出力されるようになってい
る。
【0035】また、これら収容センサ120やプリント
紙残量センサ117から出力される所定の信号に基づき
MPU111は、前記カード収容部122内のカードの
回収を促す回収報知情報やプリント紙の不足を報知する
プリント紙不足情報等の各種報知情報を、通信部113
並びに通信ケーブル108を介して管理コンピュータ2
00に出力するようになっており、これら報知情報に基
づき管理コンピュータ200においては、給油施設の係
員等に対して領収書発行装置100に収容されているカ
ードの回収を促す報知やプリント紙の補充を促す報知等
がなされるようになっている。
【0036】以下、本実施例の給油入金精算装置3及び
給油装置1の動作について、各利用状況別に説明する。
【0037】まず、給油カード50やプリペイドカード
55、クレジットカードを用いずに現金にて給油を行う
場合の動作について説明すると、まず利用者は、前記紙
幣投入口11に露出して配置された紙幣識別ユニット2
7の紙幣挿入部21に紙幣を挿入していく。これら挿入
された紙幣例えば5千円札は、前記紙幣識別ユニット2
7内部にてその真偽が識別され、本物である場合には所
定の信号が前記MPU45に出力され、該出力を受け
て、前記MPU45は、該出力に基づく合計金額、例え
ば5千円を逐次算出するとともに、該合計金額を前記金
額表示部13に表示する。
【0038】この際、自動車の残油量等に応じて、所望
の油量のみ給油を行いたい場合には、前記油種選択スイ
ッチ12a〜12cより所望の油種を選択することによ
り、該選択された油種の1リットル当りの単価が単価表
示部14に表示されるとともに、前記投入金額にて給油
可能な油量(消費税を含んで給油可能な油量)が給油可
能油量表示部15に表示されるようになるため、前記給
油可能油量表示部15の表示が所望の油量以上となるよ
うに紙幣を投入すれば良い。
【0039】これら紙幣の挿入の後、利用者は前記決定
スイッチ14fを入力することで、前記MPU45は、
前記にて選択された油種の給油ノズル、例えばハイオク
ノズル4bに接続された給油ポンプ7bを、前記インタ
ーフェイス部43を介して稼働状態とするとともに、前
記動作ランプ駆動部42を介して、前記給油ノズル4b
に対応付けて設けられた動作ランプ24bを点灯させ
て、その給油ノズル4bが給油可能な状態であることを
利用者に知らせるとともに、前記動作ランプ24bの点
灯に連動してロック装置22bにおけるロッド22’が
収納されて、給油ノズル4bのロックが解除されて給油
ノズル4bがノズルホルダ6bより取り出せるようにな
るとともに、それ以降の更なる紙幣の投入及び油種の変
更を受付けないようになっている。
【0040】この動作ランプ24bの表示に基づいて、
該利用者は、その給油ノズル4bをノズルホルダ6bよ
り取り出し、給油ノズルに設けられた給油トリガを引い
て従来と同様に給油を実施し、給油が終了すると給油ノ
ズル4bを前記ノズルホルダ6bに戻す。
【0041】これら給油に基づき、前記給油ポンプ7b
に連設された計量器8bに接続された計量器コントロー
ラ39より出力される油量データが、前記MPU45に
逐次出力され、前記計量表示部8のレギュラー表示に表
示されていき、前記検出装置23bが該給油ノズル4b
を検出した段階における油量データが、前記記憶部38
に記憶されるとともに、前記MPU45が該記憶部38
に記憶されている該レギュラーガソリンの単価より、給
油された該レギュラーガソリンの金額を算出し、これを
前記投入金額より減額して新たな残金が金額表示部13
に表示される。
【0042】更に、カード供給ユニット26より前記リ
ーダライタ25に給油カード50が供給され、図10
(a)に示すように、前記算出された残金である利用後
残高や給油カード50を識別可能なシリアル番号、本日
の日付、利用油種、利用油種の単価、今回利用金額、消
費税額、利用合計額、利用ポイント数等の各種情報が、
前記供給された給油カード50の印字部51に印字され
るとともに、前記磁気テープ52における残金情報記録
領域には前記算出された残金額が記録され、購入入金情
報記録領域並びに領収書発行情報記録領域には給油に際
して投入された金額が購入入金額並びに領収書未発行金
額として各々記録されて利用者に発行される。
【0043】この際、投入金額の全てを給油に使用して
しまい、新たな残金が「0」である場合において、所定
期間(例えば30秒)以内に領収カード発行ボタン12
gが操作された場合においては、図10(b)に示すよ
うに、印字部51に領収書発行用である旨の表示や発行
日、発行される領収書の額面、領収書発行のガイド等が
印字されるとともに、前記磁気テープ52における領収
書発行情報記録領域に給油に際して投入された金額が領
収書未発行金額として記録された領収書発行用の記録媒
体としての給油カード50が利用者に発行されるように
なっている。尚、投入金額の全てを給油に使用してしま
い、新たな残金が「0」である場合において、所定期間
以上にわたり領収カード発行ボタン12gが操作されな
かった場合においては、前記領収書発行用の給油カード
50の発行は行われないようになっている。
【0044】このように本実施例では、新たな残金が
「0」である場合において、利用者が領収書発行用の給
油カード50の発行を所望する場合には、領収カード発
行ボタン12gの操作を行うようになっており、領収書
が不要な利用者に対して不必要に領収書発行用の給油カ
ード50が発行されてしまうことを回避できることから
好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0045】また、前記領収カード発行ボタン12gの
操作は、所定期間において有効とされ、該所定期間の経
過により無効となるように制御されており、前記領収カ
ード発行ボタン12gが不用意に操作されることに伴う
装置の不具合の発生や、領収書発行用の給油カード50
が給油した本人以外の利用者に発行されてしまう等の不
都合を回避できるることから好ましいが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
【0046】次いで、これら発行された給油カード50
を用いて給油を実施する際における本実施例の給油入金
精算装置3の動作について、以下に説明する。
【0047】まず利用者が、前記にて発行された給油カ
ード50を前記カード発行挿入口10に挿入すると、該
給油カード50より、前記磁気テープ52の残金情報記
録領域に記録された残金額と購入入金情報記録領域に記
録された購入入金額と領収書発行情報記録領域に記録さ
れた領収書未発行金額とが読み出されて前記記憶部38
に一時記憶されるとともに、該読み出された残金額が前
記金額表示部13に表示される。この際、利用者は該表
示内容を消費税引きの金額表示としたい場合、若しくは
通常の金額表示としたい場合には、前記表示切替スイッ
チ12eを押圧操作して、適宜表示を切り換えることが
可能とされており、前記金額表示部13に現在表示され
ている表示内容は、対応するインジケータ46a、46
bが個々に点灯されて示されるようになっている。
【0048】前記金額表示部13に表示された残金額で
は、利用者が所望する量の給油を実施できない場合に
は、利用者は前記紙幣投入口11より所望の金額、例え
ば1000円紙幣を3枚、3000円を挿入すること
で、該挿入された紙幣の金種が前記紙幣識別ユニット2
7に識別されてMPU45に出力され、前記金額表示部
13の残金額に該投入金額が加算された合計金額が、逐
次表示されて前記給油カード50の残金額に投入金額を
追加することが可能とされている。
【0049】また、前記においては、残金額が少ないた
め追加の入金を実施しているが、給油量に対して残金額
が十分に残存する場合には、これら追加入金を実施せず
給油を実施するようにしても良いことは言うまでもな
い。
【0050】これら給油カード50の挿入や現金の投入
に続く給油処理は、前記現金の投入による処理とほぼ同
一とされているのでここでの説明は省略する。
【0051】次いで、予め購入されたプリペイドカード
55を用いて給油を実施する際における本実施例の給油
入金精算装置3の動作について、以下に説明する。
【0052】まず、利用者が例えば給油施設の所定箇所
にて購入されたプリペイドカード55を前記カード発行
挿入口10に挿入すると、該プリペイドカード55よ
り、前記磁気テープ56の識別符号記録領域に記録され
た識別符号(カードID)が読み出されて管理コンピュ
ータ200に送信される。これに基づき管理コンピュー
タ200では送信された識別符号(カードID)に該当
する残金額が抽出され、給油入金精算装置3に返信され
る。
【0053】該返信に基づき給油入金精算装置3では、
返信された残金額が前記記憶部38に一時記憶されると
ともに、該記憶された残金額が前記金額表示部13に表
示され、該表示された残金額の範囲で前述した給油処理
が実施できるようになる。
【0054】次いで、前記決済機関により発行されたク
レジットカードを用いて給油を実施する際における本実
施例の給油入金精算装置3の動作について、以下に説明
する。
【0055】まず、利用者が所持するクレジットカード
を前記カード発行挿入口10に挿入すると、該クレジッ
トカードの記録情報である識別情報並びに所有者情報が
読み出されて、該読み出された情報と使用許諾要求とが
管理コンピュータ200に送信され、該管理コンピュー
タ200を介して決済サーバ300に送信される。これ
に基づき決済サーバ300においては、送信された情報
と該決済サーバ300内に登録されている情報とを照合
し、照合結果が一致した場合には使用許諾を返信する。
【0056】該使用許諾の返信に基づき給油入金精算装
置3では、挿入されたクレジットカードを返却するとと
もに、クレジットカードでの給油である旨が前記金額表
示部13に表示され、前述した給油処理が実施できるよ
うになる。
【0057】該給油処理の終了時において給油入金精算
装置3は、給油に供された金額を前記クレジットカード
より読み出された情報と決済要求とを前記管理コンピュ
ータ200を介して前記決済サーバ300に送信し、こ
れに基づき決済サーバ300では、送信された情報に基
づき所定の決済処理を実施した後、決済処理の完了を返
信する。
【0058】該返信を受信した給油入金精算装置3で
は、所定期間(例えば30秒)領収カード発行ボタン1
2gの入力待ちの状態となり、該所定期間内に領収カー
ド発行ボタン12gが操作された場合においては、図1
0(b)に示すように、印字部51に領収書発行用であ
る旨の表示や発行日、発行される領収書の額面、領収書
発行のガイド等が印字されるとともに、前記磁気テープ
52における領収書発行情報記録領域に給油に際して使
用された金額が領収書未発行金額として記録された領収
書発行用の記録媒体としての給油カード50が利用者に
発行されるようになっている。尚、所定期間を経過して
も領収カード発行ボタン12gが操作されなかった場合
においては、前記領収書発行用の給油カード50の発行
は行われないようになっている。
【0059】以下、本実施例の領収書発行装置100に
おける領収書の発行動作を図12に示すフロー図に基づ
き説明する。
【0060】まず、領収書発行装置100におけるMP
U111は、通常時において給油カード50またはプリ
ペイドカード55の挿入待ちの状態である(S1)。
【0061】この状態で前記カード挿入口104より給
油カード50またはプリペイドカード55のいずれかが
挿入されると、リーダライタ25より該挿入されたカー
ドに記録された記録情報が読み出され(挿入されたカー
ドが給油カード50であれば、カードIDや残金額、領
収書未発行分金額等の情報が読み出され、プリペイドカ
ード55であれば、カードIDや購入金額、領収書発行
済み情報等の情報が読み出される)、メモリ116に一
時的に記憶される(S2)。
【0062】次いで、前記MPU111は、該メモリ1
16に記憶された識別符号(カードID)に基づき挿入
されたカードの種別(給油カード50またはプリペイド
カード55)を特定し(S3)、該特定された種別が給
油カード50であるかプリペイドカード55であるかを
判断する(S4)。
【0063】このS4において挿入されたカードが給油
カード50であると判断された場合にMPU111は、
前記読み出された情報に領収書未発行金額が存在するか
否かを判断し(S5)、該読み出された情報に領収書未
発行金額が存在しない場合には、挿入されている給油カ
ード50を返却させ(S21)、再びS1における給油
カード50またはプリペイドカード55の挿入待ちの状
態に戻るようになっている。
【0064】また、前記S5において、前記読み出され
た情報に領収書未発行金額が存在する場合には、該領収
書未発行金額を領収書発行金額として領収金額表示部1
05に表示させ(S6)、利用者による確認ボタン10
6の入力待ちの状態となる(S7、S20)。このよう
に本実施例では、発行される領収書の金額が予め領収書
金額表示部105に表示されるため、利用者が事前に領
主書の額面を確認できる。
【0065】このS5の状態で所定時間以上わたって確
認ボタン106が入力されない状態が継続した場合に
は、挿入されている給油カード50を返却させ(S2
1)、再びS1における給油カード50またはプリペイ
ドカード55の挿入待ちの状態に戻るようになってい
る。
【0066】また、前記S7、S20の状態で所定時間
内に確認ボタン106が入力されると、MPU111
は、前記読み出された情報に残金額が存在するか否かを
判断し(S8)、残金額が存在しない場合には、該挿入
された給油カード50が領収書発行用の給油カード50
であると判断して前記カード収容部122に回収させる
とともに(S22)、前記プリンタ115に、図13に
示すように、前記読み出された未発行金額等が記載され
た領収書を発行させ(S11)、再びS1における給油
カード50またはプリペイドカード55の挿入待ちの状
態に戻るようになっている。
【0067】また、前記S8の状態で読み出された情報
に残金額が存在する場合には、リーダライタ25によ
り、挿入されている給油カード50に記録されている領
収書未発行金額を「0」に、領収書発行日を本日の日付
に各々更新記録させた後(S9)、該更新記録された給
油カード50を返却させるとともに(S10)、前記プ
リンタ115に、図13に示すように、前記読み出され
た未発行金額等が記載された領収書を発行させ(S1
1)、再びS1における給油カード50またはプリペイ
ドカード55の挿入待ちの状態に戻るようになってい
る。
【0068】また、前記S4において挿入されたカード
が給油カード50でないと判断された場合(プリペイド
カード55であると判断された場合)にMPU111
は、前記読み出された情報に領収書発行済み情報が存在
するか否かを判断し(S12)、領収書発行済み情報が
存在する場合には、挿入されたプリペイドカード55を
返却させ(S19)、再びS1における給油カード50
またはプリペイドカード55の挿入待ちの状態に戻るよ
うになっている。
【0069】また、前記S12において前記読み出され
た情報に領収書発行済み情報が存在しない場合には、前
記読み出された購入金額を領収書発行金額として領収金
額表示部105に表示させ(S13)、利用者による確
認ボタン106の入力待ちの状態となる(S14、S1
8)。
【0070】この状態で所定時間以上わたって確認ボタ
ン106が入力されない状態が継続した場合には、挿入
されている給油カード50を返却させ(S19)、再び
S1における給油カード50またはプリペイドカード5
5の挿入待ちの状態に戻るようになっている。
【0071】また、前記S14、S18の状態で所定時
間内に確認ボタン106が入力されると、MPU111
は、リーダライタ25により、挿入されているプリペイ
ドカード55に領収書発行済み情報と領収書発行日であ
る本日の日付とを記録させた後(S15)、該記録され
たプリペイドカード55を返却させるとともに(S1
6)、前記プリンタ115に、図11に示すように、前
記読み出された購入金額等が記載された領収書を発行さ
せ(S17)、再びS1における給油カード50または
プリペイドカード55の挿入待ちの状態に戻るようにな
っている。
【0072】以上、本実施例のようにすれば、クレジッ
トカードによる精算の場合や、現金投入において残金が
「0」の場合においては、領収書発行用の給油カード5
0が発行可能となることから、該領収書発行用の給油カ
ード50を前記領収書発行装置100に挿入すること
で、これらクレジットカードを使用した利用者や投入し
た現金全てを給油に供した利用者も領収書の発行を受け
られるようになる。
【0073】以上、本発明の実施例を図面に基づき説明
してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や
追加があっても本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0074】例えば、前記実施例では、領収書発行用記
録媒体としてリライトカード(給油カード50)を用い
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れら領収書発行用記録媒体を、例えばICカード等のよ
うに電気的にデータを記憶、書き換え可能とされものと
しても良く、該記憶データを書き換え可能なものであれ
ば、これら領収書発行用記録媒体は特に限定されるもの
ではない。
【0075】また、前記実施例では、領収書発行用記録
媒体を給油に際して発生する残金等が記録される給油カ
ード50と同一のカードを共用しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これらに個別の記録媒体
を使用するようにしても良い。
【0076】また、前記実施例では、前記給油カード5
0には残金額が直接記録されるようになっており、前記
プリペイドカード55には各カードを特定可能な識別符
号(カードID)が記録され、前記管理コンピュータ2
00において識別符号(カードID)毎に登録された残
金額を特定できるようにしているが、本発明はこれらに
限定されるものではなく、少なくともこれらカードの記
録情報により残金額が特定できるようになっていればそ
の方法は適宜に選択可能である。
【0077】また、前記実施例のプリペイドカード55
では、領収書を発行する際に領収書発行済み情報が存在
しない場合において、該プリペイドカード55の購入金
額の領収書が発行されるようになっているが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、前記給油カー
ド50のように、購入金額を領収書未発行金額として記
録しておき、該購入金額が記録されている場合に領収書
を発行するようにしても良い。
【0078】また、前記実施例では、決済機関が発行す
る記録媒体としてクレジットカードを用いた例を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、銀行が発行するキャッシュカードを用いて給油・精
算できるようにした給油入金精算装置としても良い。
【0079】また、前記実施例の領収書発行装置100
では、挿入された給油カード50において残金額が
「0」の場合に、該挿入された給油カード50が内部の
カード収容部122に収容・回収されるようになってい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
給油カード50を回収せず、利用者に返却するようにし
ても良い。
【0080】また、前記実施例の領収書発行装置100
や給油入金精算装置3が管理コンピュータ200に接続
されており、該管理コンピュータ200においてこれら
接続された各装置の状況が把握できるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、管理コン
ピュータ200を設けず、これら領収書発行装置100
や給油入金精算装置3を個々に設けるようにしても良
い。
【0081】また、前記実施例では、クレジットカード
を用いて給油した場合や投入金額が全て使用され残金が
「0」となる場合において、利用者が領収書発行用の給
油カード50の発行を所望する場合には、領収カード発
行ボタン12gの操作を行うようになっているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、一律に領収書発行
用の給油カード50を発行するようにしても良い。
【0082】更に、前記領収カード発行ボタン12gの
操作は、所定期間において有効とされ、該所定期間の経
過により無効となるように制御されているが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0083】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。 (a)請求項1項の発明によれば、クレジットカードに
よる精算の場合や、現金投入において残金が「0」の場
合においては、領収書発行用の記録媒体が発行されるこ
とから、該領収書発行用の記録媒体を前記領収書発行装
置に挿入することで該利用者も領収書の発行を受けられ
るようになる。
【0084】(b)請求項2項の発明によれば、領収書
が不要な利用者に不必要に前記領収書発行用の記録媒体
が発行されることを回避できる。
【0085】(c)請求項3項の発明によれば、不用意
に前記入力手段の入力がなされることに伴う装置の不具
合の発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における給油施設の各装置の接
続状況を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における給油入金精算装置を備
える給油装置を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施例における給油入金精算装置を示
す拡大正面図である。
【図4】本発明の実施例における給油入金精算装置の構
成を示す側断面図である。
【図5】本発明の実施例における給油装置の給油ノズル
部を示す外観斜視図である。
【図6】本発明の実施例における給油装置の構成を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の実施例における領収書発行装置を示す
外観斜視図である。
【図8】本発明の実施例における領収書発行装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例における領収書発行装置の構成
を示す側断面図である。
【図10】(a)(b)は、本発明の実施例における給
油カードの構成を示す正面図である。
【図11】本発明の実施例におけるプリペイドカードの
構成を示す正面図である。
【図12】本発明の実施例における領収書発行装置の動
作状況を示すフロー図である。
【図13】本発明の実施例における領収書発行装置にて
発行された領収書を示す図である。
【符号の説明】
1 給油装置 2 本体部 3 給油入金精算装置 4a、4b、4c 給油ノズル 5 給油ホース 6a、6b、6c ノズルホルダ 7a、7b、7c 給油ポンプ 8a、8b、8c 計量器 8 計量表示部 9 前面パネル 10 カード発行挿入口 11 紙幣投入口 12a、12b、12c、12d 油種選択ボタン 12e 表示切換スイッチ 12f 決定スイッチ 12g 領収カード発行ボタン(入力手段) 13 金額表示部 14 単価表示部 15 給油可能油量表示部 16 外装ケース 17 カバー部材 18 メイン基板 20 挿入部 21 紙幣挿入部 22a、22b、22c ロック装置 22’ ロッド 23a、23b、23c 検出装置 24a、24b、24c 動作ランプ 25 リーダライタ(記録媒体処理手段、発行手
段) 25’ リーダライタ 26 カード供給ユニット 27 紙幣識別ユニット(貨幣処理手段) 28 不良貯溜部 30 印字ヘッド 31 磁気ヘッド 32 搬送ベルト 34 カード貯溜部 35 供給口 36 残量センサ 38 記憶部 39 計量器コントローラ 40 通信装置 41 通信ケーブル 42 動作ランプ駆動部 43 インターフェイス部 44 検出装置駆動部 45 マイクロコンピュータ(MPU:制御部) 47 表示ドライバ 50 給油カード(領収書発行用記録媒体) 51 印字部 52 磁気テープ 55 プリペイドカード 56 磁気テープ 100 領収書発行装置 101 筐体 102 前面板 103 シリンダ錠 104 カード挿入口 105 領収金額表示部 106 確認ボタン106 107 領収書発行口 108 通信ケーブル 110 制御基板 111 マイクロコンピュータ(MPU) 112 ドライバ 113 通信部 115 プリンタ 116 メモリ 117 プリント紙残量センサ 120 収容センサ 121 カバー部材 122 カード収容部 200 管理コンピュータ 300 決済サーバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油料金を精算可能な記録媒体を受付
    け、少なくとも該記録媒体の記録情報の読み出しを行う
    記録媒体処理手段と、貨幣を受付けて該受付け貨幣の識
    別並びに計数を実施する貨幣処理手段と、前記受付け金
    額を合計するとともに該合計金額から給油された給油量
    に相当する給油料金を減算して精算、或いは前記記録媒
    体の記録情報に基づき給油料金の請求を該記録媒体の発
    行機関に実施して精算する精算処理を行う制御部と、前
    記合計金額からの給油料金の精算にて残金が発生した場
    合において、該残金額が記録された給油用記録媒体を発
    行する発行手段と、を具備する給油入金精算装置であっ
    て、前記制御部は、前記残金額が「0」の場合には前記
    受付け金額の情報、又は前記記録媒体による精算の場合
    には給油料金の情報、のいずれかが記録された領収書発
    行用の記録媒体を発行することを特徴とする給油入金精
    算装置。
  2. 【請求項2】 前記領収書発行用の記録媒体の発行を選
    択操作可能な入力手段を具備し、該入力手段にて発行が
    選択入力された場合において前記領収書発行用記録媒体
    の発行を行う請求項1に記載の給油入金精算装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段の選択操作は、前記制御部
    が行う精算の処理後の所定期間において有効とされてい
    る請求項2に記載の給油入金精算装置。
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