JP3895577B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料供給システムに係り、特にカードを用いて燃料の精算を行うよう構成された燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、セルフサービス方式の計量機が設置された給油所等では、運転者(顧客)自身が給油作業の設定、給油作業、給油料金の精算を行うようになっている。そのため、運転者は、給油を行う前に給油する油種や給油量等のスイッチを有する設定器により所定の油種、給油量または給油金額を入力する設定操作を行った後、給油料金の精算方法を指定するようになっている。
【0003】
給油料金の精算方法としては、現金で支払う方法、クレジットカードで支払う方法、プリペイドカードで支払う方法等がある。また、セルフサービス方式の計量機の近傍に給油金額の自動支払機が設けられていない場合には、運転者は給油後に給油所の事務所に移動して上記支払い方法の何れかの方法で給油料金の精算を行う。
【0004】
また、セルフサービス方式の計量機の近傍に給油金額の自動支払機が設けられているアイランド精算方式の場合には、給油場所で給油料金の精算を行うことができる。この自動支払機は、紙幣挿入部及び硬貨挿入部が設けられ、挿入された紙幣及び硬貨の種類を鑑別する鑑別部と、プリペイドカードが挿入、排出されるカードリーダ・ライタと有し、挿入された現金の金額あるいはプリペイドカードに記録された金額を表示する表示部とを有する。
【0005】
そして、アイランド精算方式の給油システムでは、給油前に予め給油量または給油金額をプリセットする場合、運転者は、まず自動支払機に紙幣(1万円札、5千円札等)を紙幣挿入部に挿入すると入金された金額が紙幣リーダにより読み取られ、その金額が表示部に表示された後、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽油等)を入力し、入金金額に応じた所望の給油量(10リットル、20リットル等)または給油金額(2千円、3千円等)を入力することで、計量機が給油可能状態になる。
【0006】
また、アイランド精算方式の給油システムでは、プリペイドカードがカードリーダ・ライタに挿入された後に油種を選択すると、選択された油種に対応する油種単価が表示部に表示されると共に、プリペイドカードの残額分のプリセット給油が自動的に設定される。そして、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽油等)の給油ノズルをノズル掛けから外してノズルレバーを開弁操作すると、給油が開始される。
【0007】
計量機に搭載された流量計の計測値(車両への給油量)がプリセット給油量に達する前に満タンとなって自動停止になった場合、給油終了後、プリペイドカードに記録された金額から給油金額を減算した金額をプリペイドカードに書き込んでプリペイドカードを返却する。
【0008】
また、プリペイドカードに記録されている金額が少ない場合には、プリペイドカードをカードリーダ・ライタに挿入した後、現金を紙幣挿入部に挿入することにより給油可能な金額を加算することができる。そして、給油終了後、釣り銭がある場合には、プリペイドカードに釣り銭の金額を書き込むことになる。
【0009】
このプリペイドカードを使用する決済方法においては、給油所側では、料金が先払いなので、料金回収を確実に行えると共に、顧客側では給油料金を現金で支払う場合よりも割引が大きいといったメリットがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなプリペイドカードを用いた料金前払い方式の精算方法では、顧客が予め給油所から発行されたプリペイドカードを購入し、給油終了後に給油料金をプリペイドカードに記憶された残金データ(給油可能金額)から減算してプリペイドカードの記録部に減算した金額データを書き込むようになっている。そして、顧客がプリペイドカードをカードリーダに挿入すると、プリペイドカードの残額を読み取ると共に、読み取った残額分の給油量に対して給油許可を与えるようになっている。その際、給油される油種が選択されると、選択された油種の単価(プリペイドカード用に割引いた単価)を表示して顧客に知らせると共に、この油種単価から給油可能な給油量を演算する。
【0011】
ところが、従来は、プリペイドカードがカードリーダに挿入され、カードに記憶された情報が読み取られて油種選択が行われた時点で、プリペイドカード決済用に割引した単価を表示するようになっている。そのため、表示器には、最初から割引された数値のみが表示されるため、顧客としては、表示器に表示された単価が割引された数値であるのか分からず、プリペイドカードを使用しても割引が受けられないものと誤解してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
【0013】
本発明は、供給される燃料の種類を選択する選択手段と、供給される燃料の単価を表示する表示器と、選択手段により選択された種類に応じた単価を表示器に表示させる第1の表示制御手段と、カードに記憶された情報を読み取る情報読み取り手段と、情報読み取り手段により読み取られたカードの情報に基づいて選択手段により選択された燃料の割引単価を表示器に表示させる第2の表示制御手段と、を有し、表示器には、選択手段により燃料の種類が選択されてから、情報読み取り手段によりカードの情報が読み取られるまでは、第1の表示制御手段により表示指示された単価が表示され、情報読み取り手段によりカードの情報が読み取られた場合には、第1の表示制御手段により表示指示された単価に代えて第2の表示制御手段により表示指示された割引単価が表示されることにより、燃料の種類を選択した時点で表示された単価がカード挿入により割引後の単価に切り替わり、顧客自身がその場でカード使用による割引値(値引き率)を確認することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、燃料供給システムとしての給油システム10は、大略、給油エリア11に複数のセルフサービス給油方式の計量機12(12〜12)と、各計量機12(12〜12)に設けられた設定器14(14〜14)と、事務所16内に設置された管理コンピュータ18とからなる。
【0015】
管理コンピュータ18は、モニタ18a及びプリンタ18bを有する。プリンタ18bは、給油所の閉店時にその日に給油を行った油液の各油種毎の給油量、給油金額、プリペイドカード71の発券枚数やカード購入のための入金金額などをレシートに印字する。また、モニタ18aは、給油所の係員の入力操作に応じてレシート76に印字される各データを表示することができる。
【0016】
給油所においては、例えば、プリペイドカード71による決済方法、現金による決済方法、クレジットカードによる決済方法などのうち、顧客の要望に応じて何れかの支払い方法を選択して精算することが可能である。また、給油所としては、現金支払いの顧客よりもプリペイドカード71を購入する常連客の方が安定した収入が得られるので、プリペイドカード71の各油種の割引率を現金支払い場合よりも高く設定するようにしている。
【0017】
管理コンピュータ18の記憶部19には、プリペイドカード71を用いた決済による各油種(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油など)の単価、現金決済による各油種の単価、クレジットカード決済による各油種の単価などを記憶するデータベース19Aと、油種設定情報が設定器14(14〜14)から送信された場合は現金支払い用の単価を設定器14(14〜14)へ転送して単価表示部43に表示させ、設定器14(14〜14)からプリペイドカード71の情報が送信された場合にプリペイドカード用単価を設定器14(14〜14)に転送して単価表示部43に表示させる制御プログラム(第1、第2の表示制御手段)19Bとが格納されている。
【0018】
尚、データベース19Aに登録された各油種の単価は、仕入れ単価の変動に応じて変化しており、その都度、支払い方法に応じた数値に更新される。また、データベース19Aには、上記のような油種単価だけでなく、発行済みの全プリペイドカード71の流通カード残高(給油可能金額データ)、各給油ノズルの給油量、給油金額、各油種別の給油量、給油金額、プリペイドカード71の新規発券枚数、書換え枚数、加金枚数及び金額、現金給油の金額、軽油税、消費税、ポイントなどその日の給油に関する各数値データなども記憶されている。
【0019】
設定器14(14〜14)は、セルフサービスユニットとも呼ばれており、各計量機12(12〜12)に付設されている。また、設定器14(14〜14)は、給油を行う操作者(顧客)が所望する油種、給油量または給油金額を入力することにより各計量機12(12〜12)での給油を可能にする。尚、管理コンピュータ18は、計量機12(12〜12)及び設定器14(14〜14)と通信回線(SS−LAN)20を介して接続されている。
【0020】
また、給油所の管理コンピュータ18は、釣り銭機24と接続されている。釣り銭機24は、セルフサービス給油を行った顧客が現金で精算して釣り銭が必要な場合、設定器14から発行されたレシート(伝票)に記載された釣り銭の金額を現金で払い戻す。
【0021】
給油所に到着した車両の運転者(顧客)は、まず給油エリア11の空いている計量機12の前に車両を停車させてから設定器14の設定操作を行う。そして、設定器14は、紙幣またはプリペイドカードが挿入されて油種が選択されると、管理コンピュータ18へ設定データ(油種、入金金額)を送信する。これに対し、管理コンピュータ18は、当該給油ポイントの計量機12へ給油許可信号を出力する。これで、計量機12は、給油可能な状態になり、顧客は計量機12の給油ノズルを車両の給油口(図示せず)に挿入して給油を開始することができる。
【0022】
図2は設定器14の概略構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、設定器14は、油種入力部(選択手段)26と、油種設定部28と、紙幣挿入部30と、紙幣識別部32と、カード挿入部34と、カードリーダ・ライタ(情報読み取り手段)36と、カード発券スイッチ37と、確認スイッチ38と、キャンセルスイッチ39と、油種表示部40と、入金金額表示部42と、単価表示部(表示器)43と、給油ランプ44と、レシート発行部46と、スピーカ48と、レシート発行スイッチ50と、釣り銭ランプ52と、これらを制御する制御部54とを有する。
【0023】
油種入力部26は、操作者が給油する油種(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油のいずれか)を指定するものであり、油種設定部28は油種入力部26により入力された油種を今回給油する油種情報として設定する。
【0024】
紙幣挿入部30には、給油前に現金1万円札、5千円札、2千円札、千円札のいずれかが挿入される。そして、紙幣識別部32では、紙幣挿入部30に挿入された紙幣の鑑定を行って、紙幣の入金金額を検出する。
【0025】
また、カード挿入部34は、給油料金をプリペイドカード71で清算する場合、プリペイドカード71が挿入される。そして、カードリーダ・ライタ36では、カード挿入部34に挿入されたプリペイドカード71に記録された金額データ(残金データ)または金額に対応する度数データを読み取り、給油終了後に給油金額を差し引いた残金を書き込む。また、カード発券スイッチ37は、新しいプリペイドカードを購入する際に操作されるスイッチであり、例えば、千円、2千円、5千円、一万円といった入金された紙幣金額に応じた金額データが書き込まれた新しいプリペイドカード71を取得するためのものである。
【0026】
確認スイッチ38は、油種表示部40に表示された油種及び入金金額表示部42に表示された入金金額を確認されると、押圧操作される。単価表示部43は、各油種毎の1リットル当りの単価を表示する。また、キャンセルスイッチ39は、入力した設定事項(油種や入金金額)をキャンセルする際に操作されるスイッチである。
【0027】
レシート発行部46は、給油終了後、給油した油種、給油量、給油金額、入金金額、釣り銭金額を印字したレシートを発行する。スピーカ48は、油種設定の操作方法や入金方法や釣り銭を受け取る場合の方法を音声でガイダンスする。
【0028】
レシート発行スイッチ50は、給油終了後に顧客がレシート発行を希望する場合に押圧操作されるものである。また、釣り銭ランプ52は、給油終了後に点灯してお釣りがあることを顧客に報知するものである。
【0029】
図3は設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
図3に示されるように、設定器14の操作パネル56は、▲1▼油の種類を押す、▲2▼プリカ/紙幣挿入→プリカをお持ちの方→残金の少ない方は紙幣も挿入して下さい→プリカを挿入→▲3▼へ進む。プリカ購入の方→紙幣挿入口→発券ボタンを押す→プリカを取る→プリカを挿入→▲3▼へ進む。現金給油の方→紙幣挿入口→▲3▼へ進む。▲3▼確認→選んだ油の種類と金額を確認したらYESボタンを押し給油して下さい、NOボタンを押すと、紙幣、プリカが返却されます。▲4▼プリカ/レシートを取る→レシートが必要な方はランプ点滅中にレシートボタンを押して下さい、といった操作手順が記載されている。
【0030】
「▲1▼油の種類を押す」の欄には、給油する油種を指定するための油種入力部26として軽油選択スイッチ58、ハイオク選択スイッチ60、レギュラー選択スイッチ62が配置されている。また、軽油選択スイッチ58、ハイオク選択スイッチ60、レギュラー選択スイッチ62は、ランプが内蔵されており、後述するようにオンに操作されると点灯して選択された油種であることを表示する。
さらに、「▲2▼プリカ/紙幣挿入」の欄には、紙幣挿入部(紙幣返却も行う)30と、カード挿入部(発券及びカード返却も行う)34と、カード発券スイッチ37と、入金金額表示部42と、単価表示部43が配置されている。
【0031】
「▲3▼確認」の欄には、確認スイッチ(YESスイッチ)38と、キャンセルスイッチ(NOスイッチ)39とが設けられている。
「▲4▼プリカ/レシートを取る」の欄には、レシート発行部46と、レシート発行スイッチ50とが設けられている。尚、レシート発行スイッチ50は、ランプが内蔵されており、給油後に点滅してレシート発行の有無を知らせる。
【0032】
尚、本実施例では、上記▲1▼で油種選択した後、▲2▼でプリペイドカード71または紙幣を挿入する操作手順で操作した場合について説明するが、この逆の手順で操作した場合でも給油可能である。この場合、プリペイドカード71または紙幣を挿入してから油種選択を行うため、プリペイドカード71が挿入された時点でプリペイドカード用単価が単価表示部43に表示され、紙幣が挿入された時点で現金用単価が単価表示部43に表示される。そのため、操作手順を逆に行った顧客は、給油ができるものの、プリペイドカード71を使用した場合の割引を確認できない。
【0033】
図4はプリペイドカードの裏面に記載される給油料金支払いデータの一例を示す図である。
図4に示されるように、プリペイドカード71は、磁気カードからなり給油金額を上書きできるリライト方式のプリペイドカードである。そして、プリペイドカード71の裏面には、給油料金を支払うための給油可能金額(残金)データが印字されている。この給油可能金額(残金)データは、30回まで印字することができる。従って、プリペイドカード71の裏面に記載された給油可能金額(残金)データにより過去の給油料金の支払い状況を確認することができる。
また、プリペイドカード71は、表面に金額データが磁気記録される磁性材が被覆された磁気記憶部(図示せず)が形成されている。この磁気記憶部には、プリペイドカードであることを識別するための識別データが記憶されており、この識別データを管理コンピュータ18に送信すると、管理コンピュータ18から各油種毎のプリペイドカード用単価が転送されて表示することができる。
【0034】
カードリーダ・ライタ36は、プリペイドカード71が挿入されると、磁気記録された残金データ(残金金額)を読み取ることができると共に、給油終了後に給油料金を差し引いた金額を給油料金清算後の残金データとして更新できる。
【0035】
ここで、上記燃料供給システムにおける管理コンピュータ18及び設定器14が実行する制御処理について説明する。尚、ここでは、給油料金を現金決済またはプリペイドカード決済について説明することにするが、クレジットカード決済の場合は現金決済と同じ単価で給油料金を算出するものとする。
【0036】
図5は管理コンピュータ18が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
図5に示されるように、管理コンピュータ18は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、設定器14から油種単価の要求信号を受信すると、S12で顧客が選択した油種の現金単価を検索し、S13で油種単価の要求を行った任意の設定器14に対して選択した油種の現金単価(例えば、100円/L)データを送信する。
【0037】
次のS14では、設定器14からプリペイドカード用油種単価の要求信号を受信すると、S15で顧客が選択した油種のプリペイドカード用単価を検索し、S16でプリペイドカード用油種単価の要求を行った任意の設定器14に対して選択した油種のプリペイドカード用単価(例えば、97円/L)を送信する。
【0038】
次のS17では、設定器14からの給油許可要求信号を受信したかどうかをチェックしており、給油許可要求信号を受信した場合、S18で給油許可要求信号を送信した計量機12の状態を確認する。そして、S18において、給油許可要求信号を送信した計量機12の状態が給油可能な状態であるときは、S19に進み、給油許可要求信号を送信した任意の計量機12に給油許可信号を送信する。これで、給油許可要求信号を送信した任意の計量機12は、給油可能な状態になり、当該設定器14に対する処理が終了する。
【0039】
管理コンピュータ18では、上記S11〜S19の制御処理を所定時間間隔で繰り返しており、複数の設定器14に対して同じように油種単価の送信及び給油許可の送信を行っている。
【0040】
図6は設定器14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
図6に示されるように、設定器14は、S21で油種選択スイッチ(軽油選択スイッチ58、ハイオク選択スイッチ60、レギュラー選択スイッチ62の何れか)がオンに操作されると、S22に進み、選択された油種の現金単価を管理コンピュータ18へ要求する。
【0041】
次のS23では、管理コンピュータ18から選択された油種の現金単価データ(例えば、100円/L)が受信されると、S24に進み、単価表示部43に受信した現金単価データ(例えば、100円/L)を表示する(第1の表示制御手段)。
【0042】
続いて、S25では、プリペイドカード71がカードリーダ・ライタ36で検知されたかどうかをチェックする。S25において、プリペイドカード71に記憶されたカード情報がカードリーダ・ライタ36で読み取られない場合には、S26に進み、紙幣識別部32で紙幣を検知したかどうかをチェックする。尚、S26で、紙幣挿入部30に紙幣が挿入されず、紙幣の鑑定が行なわれない場合には、上記S21に戻る。
【0043】
また、S25において、プリペイドカード71に記憶されたカード情報がカードリーダ・ライタ36で読み取られた場合には、S27に進み、カードリーダ・ライタ36に挿入されたプリペイドカード71が有効かどうかをチェックする。
【0044】
S27において、カードリーダ・ライタ36に挿入されたプリペイドカード71が当該給油所で発行されたカードでない場合、あるいは残額が所定金額以上ない場合には、カード無効であると判断してS28に進み、当該プリペイドカード71をカード挿入部34から排出させる。
【0045】
S27において、カードリーダ・ライタ36に挿入されたプリペイドカード71が当該給油所で発行されたカードであって、残額が所定金額以上ある場合には、有効であると判断してS29に進み、プリペイドカード用単価を管理コンピュータ18へ要求する。そして、S30で、管理コンピュータ18からのプリペイドカード用単価を受信すると、S31で単価表示部43に受信したプリペイドカード用単価データ(例えば、98円/L)を表示する(第2の表示制御手段)。
【0046】
この表示により、顧客は、現金用単価に対してプリペイドカード用単価データが割引になっていることを確認でき、プリペイドカード71を用いた決済方法が得であることを認識する。
【0047】
次のS32では、顧客が、油種及び油種単価を確認して確認スイッチ38をオンに操作すると、S33に進み、管理コンピュータ18に対して給油許可を要求する。S34で管理コンピュータ18からの給油許可信号を受信すると、S35で顧客が給油ノズル(図示せず)をノズル掛けから外して車両の給油口に差し込んだ後、ノズルレバーを開弁方向に操作して給油を開始すると、給油処理(ポンプ起動、流量パルス積算、給油量及び給油料金の算出など)を行う。
【0048】
次のS36では、給油終了かどうかをチェックしており、給油ノズルがノズル掛け戻されると、ノズルスイッチ(図示せず)がオフからオンに切り替わって給油が終了したものと判断する。
【0049】
このように、プリペイドカード71を用いて給油する場合には、油種選択時に油種表示部40に現金単価が表示され、プリペイドカード71の挿入により油種表示部40にプリペイドカード用単価が表示されるので、顧客自身がプリペイドカード71による給油料金の割引率を確認できる。そのため、給油料金を現金で支払う顧客よりもプリペイドカード71を使用する顧客の方が繰り返し来店するため、カード使用による割引があることを顧客にアピールして集客率を高めることができる。
【0050】
尚、上記実施例では、プリペイドカード71が磁気記録部を有するプリペイドカードからなるものとしたが、これに限らず、他の形式のカード(例えば、ICカードやメモリカード等)を使用できるのは勿論である。
【0051】
また、上記実施例では、プリペイドカード71を用いて給油料金を決済する方式について説明したが、プリペイドカード71以外のカード(例えば、給油所に会員登録して発行される会員カード等)を使用して会員価格による現金決済を行う場合にも上記プリペイドカード決済と同様に現金決済用の油種単価を表示した後、会員割引価格を表示して会員登録した顧客が確認できるようにすることも可能である。
【0052】
また、上記実施例では、設定器14からの要求に応じて管理コンピュータ18が各油種毎の単価を設定器14へ送信する構成としたが、これに限らず、例えば、プリペイドカード71の記憶部に各油種毎の単価を記憶させておき、プリペイドカード71がカードリーダ・ライタ36に挿入されると、プリペイドカード用単価を単価表示部43に表示することもできる。
【0053】
また、上記実施例では、給油所で油種を選択して給油する場合について説明したが、これに限らず、ガソリンや軽油以外の燃料として、例えば、CNG,LPG,LNGあるいは燃料電池で使用される水素等を供給する燃料供給システムにも適用できるのは勿論である。
【0054】
また、上記実施例では、設定器が計量機に付設されている構成の給油システムを一例として挙げたが、設定器が計量機に内蔵されて一体化された構成としても良い。
【0055】
また、上記実施例では、セルフサービス方式の計量機で給油する構成の給油システムを一例として挙げたが、これに限らず、本発明は給油所の係員が給油操作を行う通常の給油システムにも適用できるのは勿論である。
【0056】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、供給される燃料の種類を選択する選択手段と、供給される燃料の単価を表示する表示器と、選択手段により選択された種類に応じた単価を表示器に表示させる第1の表示制御手段と、カードに記憶された情報を読み取る情報読み取り手段と、情報読み取り手段により読み取られたカードの情報に基づいて選択手段により選択された燃料の割引単価を表示器に表示させる第2の表示制御手段と、を有し、表示器には、選択手段により燃料の種類が選択されてから、情報読み取り手段によりカードの情報が読み取られるまでは、第1の表示制御手段により表示指示された単価が表示され、情報読み取り手段によりカードの情報が読み取られた場合には、第1の表示制御手段により表示指示された単価に代えて第2の表示制御手段により表示指示された割引単価が表示されることにより、燃料の種類を選択した時点で表示された単価がカード挿入により割引後の単価に切り替わり、顧客自身がその場でカード使用による割引値(値引き率)を確認することが可能になり、燃料供給の料金を現金で支払う顧客よりもカードを使用する顧客の方が繰り返し来店するため、カード使用による割引があることを顧客にアピールして集客率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】設定器14の概略構成を示すブロック図である。
【図3】設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
【図4】プリペイドカードの裏面に記載される給油料金支払いデータの一例を示す図である。
【図5】管理コンピュータ18が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】設定器14が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
12(12〜12) 計量機
14(14〜14) 設定器
18 管理コンピュータ
18b プリンタ
18a モニタ
19 記憶部
19A データベース
19B 制御プログラム
26 油種入力部
28 油種設定部
30 紙幣挿入部
32 紙幣識別部
34 カード挿入部
36 カードリーダ・ライタ
37 カード発券スイッチ
38 確認スイッチ
39 キャンセルスイッチ
40 油種表示部
42 入金金額表示部
43 単価表示部
46 レシート発行部
50 レシート発行スイッチ
52 釣り銭ランプ
56 操作パネル
58 軽油選択スイッチ
60 ハイオク選択スイッチ
62 レギュラー選択スイッチ
71 プリペイドカード

Claims (1)

  1. 供給される燃料の種類を選択する選択手段と、
    供給される燃料の単価を表示する表示器と、
    前記選択手段により選択された種類に応じた単価を前記表示器に表示させる第1の表示制御手段と、
    カードに記憶された情報を読み取る情報読み取り手段と、
    該情報読み取り手段により読み取られた前記カードの情報に基づいて前記選択手段により選択された燃料の割引単価を前記表示器に表示させる第2の表示制御手段と、
    を有し、
    前記表示器には、
    前記選択手段により燃料の種類が選択されてから、前記情報読み取り手段により前記カードの情報が読み取られるまでは、前記第1の表示制御手段により表示指示された単価が表示され、
    前記情報読み取り手段により前記カードの情報が読み取られた場合には、前記第1の表示制御手段により表示指示された単価に代えて前記第2の表示制御手段により表示指示された割引単価が表示されることを特徴とする燃料供給システム。
JP2001318320A 2001-10-16 2001-10-16 燃料供給システム Expired - Fee Related JP3895577B2 (ja)

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