JP2002002895A - 給油システム - Google Patents

給油システム

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JP2002002895A
JP2002002895A JP2000190158A JP2000190158A JP2002002895A JP 2002002895 A JP2002002895 A JP 2002002895A JP 2000190158 A JP2000190158 A JP 2000190158A JP 2000190158 A JP2000190158 A JP 2000190158A JP 2002002895 A JP2002002895 A JP 2002002895A
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refueling
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paper money
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JP2000190158A
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Mitsuharu Yoyasu
光晴 与安
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はセルフ給油方式の釣銭処理を効率よ
く行うことを課題とする。 【解決手段】 給油システム10では、給油エリア11
に設置されたセルフサービス給油方式の計量機12と、
設定器14と、管理コンピュータ18とを有する。ま
た、設定器14は、紙幣のみを扱う自動支払機が設けら
れている。そして、事務所16内には、紙幣以外の小銭
(硬貨)による釣銭(千円未満の釣銭)を支払うための
釣銭機24が設置されている。設定器14の制御部は、
プリセットされた給油金額と入金された紙幣の金額とを
比較し、紙幣単位の釣銭がある場合には給油前に釣銭と
しての紙幣を返却する。このように、顧客は、紙幣挿入
部30に入金した後、プリセットスイッチ釦36a〜3
6dの何れかを押圧操作してプリセット値を入力する
と、給油が行われる前に紙幣の釣銭を払い出しするた
め、紙幣による釣銭の受取りを忘れてしまうことがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給油所で車両に給油
するときの釣銭の払い出しをスムーズに行うよう構成し
た給油システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、セルフサービス方式の計量機が
設置された給油所等では、運転者自身が給油作業の設
定、給油作業、給油料金の精算を行うようになってい
る。そのため、運転者は、給油を行う前に給油する油種
や給油量等のスイッチを有する設定器により所定の油
種、給油量または給油金額を入力する設定操作を行った
後、給油料金の精算方法を指定するようになっている。
給油料金の精算方法としては、現金で支払う方法、クレ
ジットカードで支払う方法等がある。そして、精算方法
が現金の場合には、運転者は給油後に給油所の事務所に
移動して給油料金の精算を行う。
【0003】また、セルフサービス方式の計量機に給油
量または給油金額の設定を行う設定器及び自動支払機が
設けられている所謂アイランド精算方式の場合には、給
油場所で給油料金の精算を行うことができる。この自動
支払機は、紙幣挿入部及び硬貨挿入部が設けられ、挿入
された紙幣及び硬貨の種類を鑑別する鑑別部と、挿入さ
れた金額を表示する表示部とを有する。
【0004】そして、アイランド精算方式の給油システ
ムでは、給油前に予め給油量または給油金額をプリセッ
トする場合、運転者は、まず自動支払機に紙幣(1万円
札、5千円札等)を紙幣挿入部に挿入し、入金された金
額が紙幣リーダにより読み取られて表示部に入金金額が
表示された後、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽
油等)を入力し、所望の給油量(10リットル、20リ
ットル等)または給油金額(2千円、3千円等)を入力
することで、計量機が給油可能状態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な自動支払機が備えられたアイランド精算方式の給油シ
ステムでは、給油金額をプリセットする場合、運転者が
紙幣を入金した後、所望の給油金額のプリセットスイッ
チを操作して給油量または給油金額をプリセットする。
そして、プリセット給油終了後、入金金額と給油金額と
の差額から釣銭金額を算出し、釣銭金額が印字されたレ
シートを発行する。その後、運転者は、給油終了後、
油所の事務所に寄ってレシートに記載された釣銭を受け
取る。
【0006】このように、従来は、給油が終了してレシ
ートを受取った複数の運転者が事務所に寄ると、釣銭を
渡すための事務処理が煩雑になり、運転者が釣銭を受け
取るために順番待ちしなければならないといった問題が
ある。
【0007】さらに、運転者が急いでいる場合には、給
油終了後にレシートを受取った後、釣銭の有無を確認せ
ずに給油所を退出してしまうことがあり、釣銭があるの
に受取るのを忘れてしまうこともあった。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決した給油
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。
【0010】本発明は、設定器に設定されるプリセット
値に基づきプリセット給油制御を行う際、設定器により
設定された給油金額と紙幣鑑別手段により識別された紙
幣金額とを比較し、紙幣単位の釣銭がある場合には給油
前に釣銭としての紙幣を返却し、給油終了後、紙幣単位
未満の釣銭がある場合には少なくとも釣銭金額を記載し
たレシートを発行するものであり、給油前に紙幣の釣銭
を受取ることができるので、釣銭の紙幣の受け取りを忘
れることが防止され、且つ、事務所での釣銭処理を簡略
化して釣銭を受け取る運転者の待ち時間を短縮できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。
【0012】図1は本発明になる給油システムの一実施
例の構成図である。
【0013】図1に示されるように、給油システム10
は、給油エリア11に設置されたセルフサービス給油方
式の計量機12と、計量機12に隣接するように設けら
れた設定器14と、事務所16内に設置された管理コン
ピュータ18とを有する。また、設定器14は、管理コ
ンピュータ18と通信回線(SS−LAN)20を介し
て接続されており、後述するように紙幣のみを扱う自動
支払機29(図3参照)が設けられた一部アイランド精
算方式が採用されている。そして、事務所16内には、
紙幣以外の小銭(硬貨)による釣銭(千円未満の釣銭)
を支払うための釣銭機24が設置されている。
【0014】また、給油エリアには、計量機12及び設
定器14の周辺を監視するための監視カメラ21が設け
られており、事務所内に設置されたモニタ23には、監
視カメラ21で撮像された画像が表示される。さらに、
管理コンピュータ18は、油液の販売管理を行うPOS
端末機22と、給油エリアにおいて油液の流出などの緊
急事態が発生した場合に計量機12を停止される外部緊
急停止スイッチ32が接続されている。
【0015】図2は給油システム10の全体構成を示す
ブロック図である。
【0016】図2に示されるように、給油システム10
では、4台の計量機12(12〜12)が設置され
ている。管理コンピュータ18は、4台の計量機12
(12 〜12)及び設定器14(14〜14
と通信回線(SS−LAN)20を介して接続されてい
る。
【0017】図3は設定器14の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0018】図3に示されるように、設定器14は、油
種入力部26と、油種設定部28と、自動支払機29
と、プリセットスイッチ釦36a〜36dと、確認スイ
ッチ釦38a,38bと、油種表示部40と、入金金額
表示部42と、単価表示部44と、プリセット給油量表
示部46と、スピーカ48と、レシートスイッチ釦50
と、給油ランプ51と、レシート発行部52と、これら
を制御する制御部54とを有する。
【0019】油種入力部26は、操作者が給油する油種
(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油のいず
れか)を指定するものであり、油種設定部28は油種入
力部26により入力された油種を今回給油する油種情報
として設定する。
【0020】自動支払機29は、紙幣挿入部30と、紙
幣鑑別部32と、紙幣返却部33とを有する。紙幣挿入
部30には、給油前に1万円札、5千円札、千円札等の
紙幣のみが挿入される。そして、紙幣鑑別部32では、
紙幣挿入部30に挿入された紙幣の鑑定を行って、紙幣
種類に応じた入金金額を検出する。そして、紙幣返却部
33は、入金後のプリセット操作により紙幣(千円以
上)による釣銭が有る場合、入金された紙幣のなかから
釣銭としての紙幣を排出する。
【0021】確認スイッチ釦38a,38bは、油種表
示部40に表示された油種、及び入金金額表示部42に
表示された入金金額、及びプリセット金額に応じた給油
量を表示するプリセット給油量表示部46が確認される
と、YESまたはNOによって選択的に操作される。ま
た、確認スイッチ釦38a,38bは、ランプが内蔵さ
れており、後述するように入金があると、点滅して操作
順序を報知する。
【0022】レシートスイッチ釦50は、ランプが内蔵
されており、給油終了後に点灯してレシート発行部52
からのレシート発行を報知するものである。そして、レ
シート発行部52は、給油終了後、レシートスイッチ釦
50がオンに操作されると、給油した油種、給油量、給
油金額、釣銭を印字したレシートを発行する。また、ス
ピーカ48は、油種設定の操作方法や入金方法や釣銭を
受け取る場合の方法を音声でガイダンスする。
【0023】制御部54のメモリに55は、プリセット
された給油金額と入金された紙幣の金額とを比較し、紙
幣単位の釣銭がある場合には給油前に釣銭としての紙幣
を返却する制御プログラム(紙幣返却手段)が格納され
ている。
【0024】次に、設定器14に設けられた操作パネル
の構成及び操作手順について説明する。
【0025】図4は設定器14に設けられた操作パネル
の一例を示す正面図である。
【0026】図4に示されるように、設定器14の操作
パネル56は、上から順に油の種類を押す、お金を
入れる、設定する、確認する、給油開始、レシ
ートを取るといった操作手順が記載されている。
【0027】「油の種類を押す」の欄には、給油する
油種を指定するための油種入力部26として軽油釦5
8、ハイオク釦60、レギュラー釦62が配置されてい
る。また、軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦
62は、ランプが内蔵されており、後述するようにオン
に操作されると点灯して選択された油種であることを表
示する。
【0028】「お金を入れる」の欄には、紙幣を挿入
する紙幣挿入部30と紙幣返却部33とを有する自動支
払機29、入金金額表示部42、単価表示部44、プリ
セット給油量表示部46が設けられている。
【0029】「設定する」の欄には、4つのプリセッ
トスイッチ釦36a〜36dが設けられている。プリセ
ットスイッチ釦36a〜36dは、例えば、5千円札あ
るいは1万円札が入金された場合に操作されるスイッチ
であり、夫々給油金額千円、2千円、3千円、4千円を
プリセットするためのスイッチである。
【0030】「確認する」の欄には、YES確認スイ
ッチ釦38aとNO確認スイッチ釦38bとが設けられ
ている。
【0031】「給油開始」の欄には、給油許可がおり
たことを点滅して報知する給油ランプ51が設けられて
いる。
【0032】「レシート」の欄には、レシートランプ
50とレシート発行部52とが設けられている。
【0033】ここで、上記給油システム10において、
行われる給油操作について説明する。
【0034】給油のため給油所に到着した車両の操作者
は、まず給油エリア11の空いている計量機12の前に
車両を停車させてから設定器14の設定操作を行う。そ
して、設定器14による油種、給油金額を設定し終わる
と、計量機12の給油ノズルを車両の給油口(図示せ
ず)に挿入して給油を開始する。
【0035】次に、顧客(運転者)及び給油所の監視者
(係員)が行う操作手順について説明する。
【0036】図5は顧客(運転者)及び給油所の監視者
(係員)が行う操作手順について説明するフローチャー
トである。
【0037】図5に示されるように、顧客(運転者)が
設定器14において、軽油釦58、ハイオク釦60、レ
ギュラー釦62の何れかをオンに操作して油種選択操作
を行った(S11)後、紙幣を紙幣挿入部30に挿入す
ると、入金された金額に対応する給油量がプリセット給
油量表示部46に表示される(S12)。
【0038】次に顧客が、給油金額のプリセット設定を
行うと共に、プリセットされた給油金額に相当する給油
量を表示する(S13)。そして、表示された給油金額
及び給油量が間違っているときは(S14)、確認スイ
ッチ釦38bをオンに操作する(S15)。この場合、
顧客は設定操作を最初からやり直す。
【0039】また、表示された給油金額及び給油量が正
しければ(S14)、確認スイッチ釦38aをオンに操
作する(S16)。そして、紙幣の釣銭(千円以上)が
あるかどうかを判断して(S17)、紙幣の釣銭がある
ときは、紙幣返却部33に釣銭としての紙幣を排出する
(S18)。上記プリセット操作が終了すると、計量機
12において、給油ノズル(図示せず)をノズル掛けか
ら外して(S19)、車両の給油口に挿入する。
【0040】この後、給油所の事務所において、管理コ
ンピュータ18は、計量機12からの給油許可要求信号
を受けて給油許可待ち状態になる(S20)。給油所の
係員(監視者)は、計量機12からの給油許可要求に対
して設定器14により設定されたプリセット値とモニタ
23に表示された当該計量機12周辺の画像を確認して
給油許可を出力する(S21)。
【0041】計量機12では、給油許可信号を受信する
と、給油ランプ51が点滅し、ポンプ(図示せず)が起
動されて給油が開始される(S22)。そして、プリセ
ットされた給油量が給油されると、ポンプが停止される
(S23)。顧客が給油ノズルを計量機12のノズル掛
けに戻すと(S24)、設定器14では給油量と入金金
額との差を求めて釣銭(千円以下)の有無を判別する
(S25)。
【0042】釣銭(千円以下)があるときは、レシート
スイッチ釦50を点滅させてレシート発行部52からレ
シートを発行する(S26)。その後、給油所の事務所
において、係員(監視者)は、釣銭機24に伝票番号を
入力して釣銭の払い出しを許可する(S27)。
【0043】顧客は、給油終了後、釣銭機24から釣銭
を受取る(S28)。これで、給油及び精算処理は終了
する(S29)。
【0044】また、S25で釣銭がないときは、レシー
トスイッチ釦50を点滅させる(S30)。顧客がレシ
ートスイッチ釦50を押圧してオンに操作すると(S3
1)、レシート発行部52からレシートを発行する(S
32)。これで、給油及び精算処理は終了する(S3
3)。
【0045】また、S31で顧客がレシートスイッチ釦
50を押圧操作しないときは、30秒経過したかかどう
かを確認する(S34)。尚、30秒が経過してもレシ
ートスイッチ釦50が押圧操作されないときは、レシー
トスイッチ釦50を消灯させ(S35)、給油及び精算
処理を終了する。
【0046】次に設定器14の制御部54が実行する処
理について説明する。
【0047】図6は設定器14の制御部54が実行する
給油設定処理を説明するためのフローチャートである。
【0048】図6に示されるように、制御部54は、S
41で油種スイッチがオンに操作されたかどうかをチェ
ックする。
【0049】このS41において、操作パネル56に設
けられた軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦6
2のいずれかがオンに操作された場合、S42に進み、
オンに操作された油種選択スイッチ釦が点灯し、入力さ
れた油種を給油油種として確定する。
【0050】次のS43では、紙幣挿入部30または硬
貨投入部34に入金があったかどうかをチェックする。
S43において、紙幣挿入部30に入金があった場合、
正しい紙幣かを判定し、入金された紙幣が正しい場合に
はS44に進み、入金された金額を検出し、S45で検
出された金額を入金金額表示部42に表示する。これ
で、紙幣挿入部30に入金された給油金額(例えば、千
円単位)がプリセットされるため、入金金額表示部42
に表示された金額が自動的にプリセット値となる。
【0051】次にS47に進み、入金されたプリセット
金額(ここでは千円)に相当する給油量をプリセット給
油量表示部46に表示させる。
【0052】次のS48では、YES確認スイッチ釦3
8a及びNO確認スイッチ釦38bを点滅させる。そし
て、S49において、YES確認スイッチ釦38aまた
はNO確認スイッチ釦38bがオンに操作されたかどう
かをチェックする。
【0053】顧客は、入金金額表示部42に表示された
金額が合っている場合、YES確認スイッチ釦38aを
オンに操作し、入金金額表示部42に表示された金額が
合っていない(挿入する紙幣の種類を間違えたとき等)
場合、NO確認スイッチ釦38bをオンに操作する。
【0054】従って、S49において、YES確認スイ
ッチ釦38aがオンに操作されなった場合、S50へ進
み、NO確認スイッチ釦38bがオンに操作されたかど
うかをチェックする。また、S50において、NO確認
スイッチ釦38bがオンに操作された場合は、S51に
進み、入金されたお金を払い戻す。
【0055】また、S50において、NO確認スイッチ
釦38bがオンに操作されなかった場合は、S52で追
加の入金があるかどうかをチェックする。S52で追加
の入金がないときは、S46に進み、プリセットスイッ
チがオンに操作されたかどうかをチェックする。このS
46において、プリセットスイッチ釦36a〜36dの
何れかがオンに操作されると、S53に進み、プリセッ
トスイッチ釦36a〜36dの何れかによって設定され
たプリセット値(給油金額)と入金金額とを比較する。
【0056】S53において、プリセット値(給油金
額)が入金金額より少ないときは、S54に進み、プリ
セットスイッチ釦36a〜36dにより入力されたプリ
セット値(給油金額)をセットする。しかし、S53に
おいて、プリセット値(給油金額)が入金金額より多い
ときは、設定ミスなのでプリセットスイッチ釦36a〜
36dにより入力された値を有効にせず、入金金額をプ
リセット値として保持し、S54の処理を省略してS4
9に戻る。
【0057】また、上記S49において、YES確認ス
イッチ釦38aがオンに操作されたときは、S55へ進
み、顧客が紙幣挿入部30に入金した投入金額とプリセ
ット金額との差額(釣銭)を算出する。次のS56で
は、算出された釣銭の金額が千円以上かどうかをチェッ
クする。S56において、投入金額とプリセット金額と
の差額(釣銭)が千円以上のときは、自動支払機29に
ストックされているお札のなかから千円札を釣銭として
紙幣返却部33へ排出する。例えば、5千円札が入金さ
れてプリセット値が3千円に設定された場合、給油前に
千円札2枚が釣銭として返却される。また、算出された
釣銭の金額が千円未満のときは、上記S57の処理を省
略する。
【0058】次のS58では、計量機12の給油スイッ
チ(図示せず)がオンに操作されたかどうかをチェック
する。S58において、給油ノズルがノズル掛けから外
されて給油スイッチ(図示せず)がオンになると、給油
が開始されたものと判断し、S59で給油モードとな
る。この給油モードにおいて、計量機12は、設定され
たプリセット値によりプリセット給油制御を行い、当該
プリセット値まで給油したときに給油が停止するように
なっている。
【0059】次のS60では、給油作業が終了したかど
うかをチェックする。S60において、計量機12は、
プリセット給油制御により給油が停止した後、給油ノズ
ルがノズル掛けに戻されて給油スイッチ(図示せず)が
オフになると、給油作業が終了したもの判断して設定器
14に給油作業終了信号を出力する。設定器14の制御
部54は、この給油作業終了信号を受けて給油作業の終
了を認識する。
【0060】S61では、レシートランプ釦50を点滅
させて操作者にレシートを発行する。続いて、S62に
進み、入金金額と給油した給油金額との差をみて入金金
額と給油した給油量の金額とが一致した場合、釣銭なし
と判断して今回の処理を終了する。また、S62におい
て、給油した給油量の金額が入金金額より少ない場合
は、釣銭有りと判断してS63に移行してスピーカ48
より例えば「レシートを持って精算所にお進み下さい」
といったメッセージを発声させる。
【0061】このように、顧客は、紙幣挿入部30に入
金した後、プリセットスイッチ釦36a〜36dの何れ
かを押圧操作してプリセット値を入力すると、給油が行
われる前に紙幣の釣銭を払い出しするため、釣銭が千円
以上ある場合、千円札の釣銭の受取りを忘れてしまうこ
とがない。また、従来千円札紙幣の収納庫が満杯にな
り、頻繁に紙幣の回収を行っていたが釣銭を千円札で払
い出しすることで回収頻度を少なくできる。
【0062】また、給油エリアの設定器14には、紙幣
の入出金を自動的に行う自動支払機29が設けられ、お
札の管理が不要になる。さらに、本実施例では、給油所
の事務所には千円未満の小銭を自動的に支払う釣銭機2
4を1台設置すれば良いので、釣銭に使用される小銭の
管理が容易に行えると共に、事務所での釣銭処理を簡略
化して運転者の待ち時間を短縮できる。
【0063】尚、上記実施の形態では、地上設置型の計
量機を一例として挙げたが、これに限らず、例えば給油
ノズルを昇降させる懸垂式給油装置にも適用できるのは
勿論である。
【0064】また、上記実施の形態では、セルフサービ
ス給油の場合を一例として挙げたが、給油所の所員が設
定操作及び給油作業を行うフルサービス給油の場合でも
適用できるのは勿論である。そして、フルサービス給油
に適用した場合には、従来プリセット値入力時に給油所
員がプリセット値を間違えて入力したときに発生する顧
客とのトラブルを防止することができ、また、設定操作
を簡略化できるため、給油効率の向上を図ることができ
る。
【0065】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、設定器に
設定されるプリセット値に基づきプリセット給油制御を
行う際、設定器により設定された給油金額と紙幣鑑別手
段により識別された紙幣金額とを比較し、紙幣単位の釣
銭がある場合には給油前に釣銭としての紙幣を返却し、
給油終了後、紙幣単位未満の釣銭がある場合には少なく
とも釣銭金額を記載したレシートを発行するため、給油
前に紙幣の釣銭を受取ることができるので、釣銭として
の紙幣の受け取りを忘れることが防止される。また、従
来千円札紙幣の収納庫が満杯になり、頻繁に紙幣の回収
を行っていたが釣銭を千円札で払い出しすることで回収
頻度を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油システムの一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】給油システム10の全体構成を示すブロック図
である。
【図3】設定器14の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】設定器14に設けられた操作パネルの一例を示
す正面図である。
【図5】顧客(運転者)及び給油所の監視者(係員)が
行う操作手順について説明するフローチャートである。
【図6】設定器14の制御部54が実行する給油設定処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 給油システム 12(12〜12) 計量機 14(14〜14) 設定器 18 管理コンピュータ 24 釣銭機 29 自動支払機 30 紙幣挿入部 32 紙幣鑑別部 33 紙幣返却部 36a〜36d プリセットスイッチ釦 38a,38b 確認スイッチ釦 40 油種表示部 42 入金金額表示部 46 プリセット給油量表示部 52 レシート発行部 54 制御部 56 操作パネル 50 レシートランプ釦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の給油金額を含む情報をプリセット
    値として設定する設定器と、 該設定器に設定されるプリセット値に基づきプリセット
    給油制御を行う計量機と、 挿入された紙幣の種類を鑑定し、当該紙幣の金額を識別
    する紙幣鑑別手段と、 前記設定器により設定された給油金額と前記紙幣鑑別手
    段により識別された紙幣金額とを比較し、紙幣単位の釣
    銭がある場合には給油前に釣銭としての紙幣を返却する
    紙幣返却手段と、 給油終了後、紙幣単位未満の釣銭がある場合には少なく
    とも釣銭金額を記載したレシートを発行するレシート発
    行手段と、 を備えてなることを特徴とする給油システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009199628A (ja) * 2009-06-08 2009-09-03 Komota Kk 給油システム
WO2015190006A1 (ja) * 2014-06-12 2015-12-17 株式会社タツノ 給油装置

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