JP4181856B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給装置に係り、特に車両の燃料タンクに燃料を供給するときに予め設定器により設定された設定値に基づいて燃料を供給するよう構成した燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ここでは、例えば、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する燃料供給システムを例に挙げて以下説明する。
【0003】
例えば、セルフサービス方式の燃料供給装置が設置された給液所等では、運転者自身が給液量の設定、給液作業、給液料金の精算を行うようになっている。そのため、運転者は、給液料金の精算方法を指定した後、給液を行う前に設定器のスイッチ操作により所定の油種、給液量または給液金額などの入力を行うようになっている。給液料金の精算方法としては、現金で支払う方法、プリペイドカードやクレジットカードで支払う方法等がある。
【0004】
また、セルフサービス方式の燃料供給装置では、給液量または給液金額の設定を行う設定器、及び紙幣が入金される自動支払機が計量機に設けられており、給液場所で給液料金の精算を行うことができる。また、自動支払機は、紙幣挿入部が設けられ、挿入された紙幣の種類を鑑別する鑑別部と、挿入された金額を表示する表示部とを有する。
【0005】
そして、アイランド精算方式の燃料供給装置では、設定器と自動支払機とが同一のパネルに設けられており、油種、給液量または給液金額、支払い方法などを入力する場合、設定器のスピーカから音声によるガイダンスが行われ、操作手順を操作者に報知するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
例えば、給液前に予め給液量または給液金額をプリセットする場合、運転者は、音声ガイダンスに従って以下のような操作を行う。まず、自動支払機に現金(1万円札、5千円札等)を紙幣挿入部に挿入し、入金された金額が紙幣リーダにより読み取られて表示部に入金金額が表示された後、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽油等)を入力し、所望の給液量(10リットル、20リットル等)または給液金額(2千円、3千円等)を入力する。これで、給油前の設定操作が終了し、計量機が給液可能状態になる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−19098号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような設定器が備えられた燃料供給装置では、給液が終了してポンプが停止されると、給液終了を知らせる音声ガイダンスがスピーカから出力されるが、操作者は、給液が終了すると、設定した給液量が車両に給液されたものと思って給液ノズルをノズル掛けに戻してしまう。
【0009】
ところが、設定器により設定された給液量に達する前に給液ノズルの液面検知部が液面上の泡を検知すると、給液ノズルの自動閉弁機構が閉弁動作して給液を停止することになる。この場合、操作者は、給液ノズルの構造まで知らないので、予め設定した給液量が全て給液されなかった理由を理解できず、給油所の係員に尋ねて確認することがあった。
【0010】
また、給液が終了した時点で、給液量が設定値よりも少なくなっている場合、操作者は、そのことに気が付かずに給液ノズルをノズル掛けに戻してしまうため、予め設定した給液量を燃料タンクに給液しないまま終了操作を行ってしまう。そのため、操作者は、料金の精算後にレシートに記載された数字を見て給液量が設定量よりも少ないことに気が付くことになる。
【0011】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、燃料供給操作を行なう顧客の入力操作により燃料の供給量あるいは供給量に対応する金額が設定量として設定される設定器を有し、該設定器に設定された設定量の燃料を供給するセルフサービス方式の燃料供給装置において、前記設定量と前記燃料の供給量とを比較し、前記燃料の供給量が前記設定量に到達したか否かを判定する判定手段と、前記燃料の供給量が予め定められた前記設定量に到達したと前記判定手段が判断した場合には、前記設定器により設定された設定量の燃料の供給が完了したことを報知し、前記燃料の供給量が予め定められた前記設定量に達していないと前記判定手段が判定しているにもかかわらず前記燃料の供給を停止させる場合に当該設定量の燃料が供給されなかった理由を報知する報知手段と、を備えたものであり、燃料供給操作を行なう顧客が初心者でも予め設定された設定量の燃料が供給されなかった理由を確認でき、係員に尋ねる必要がない。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、前記燃料の供給量が予め定められた前記設定量に到達していないと前記判定手段が判定しているにも拘わらず前記燃料の供給に要している時間が予め定められたセルフ制限時間に達した場合に、当該燃料供給を停止させる理由が前記燃料の供給に要している時間が当該セルフ制限時間に達したことによるものであることを報知することにより、燃料供給の停止の理由を容易に確認できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給装置の一実施例が適用された給液システムの構成図である。
図1に示されるように、給液システム10は、給液エリア11に設置された燃料供給装置13と、事務所16内に設置された管理コンピュータ18と、管理コンピュータ18に接続された記憶装置19と、POS本体22とを有する。燃料供給装置13は、セルフサービス給液方式の計量機12と、計量機12に隣接するように設けられた設定器14とを組み合わせたものであり、両者が別体なのものと、両者が一体化されたものとがある。また、設定器14は、管理コンピュータ18と通信回線(例えば、SS−LAN)20を介して接続されており、後述するように料金をその場で精算するための自動支払機29を有する。
【0015】
そして、事務所16内には、紙幣以外の小銭(硬貨)による釣銭(千円未満の釣銭)を支払うための釣銭機24及び地下タンク(図示せず)の液位を検出する液面計25が設置されている。尚、釣銭機24は、事務所16外に設けても良い。
【0016】
また、給液エリア11には、計量機12及び設定器14の周辺を監視するための監視カメラ21が設けられており、事務所内に設置されたモニタ23には、監視カメラ21で撮像された画像が表示される。さらに、管理コンピュータ18は、油液の販売管理を行うPOS本体22が接続されている。
【0017】
図2は燃料供給システム10の全体構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、燃料供給システム10では、4台の燃料供給装置13(13〜13)が設置されている。各燃料供給装置13(13〜13)は、計量機12(12〜12)と設定器14(14〜14)とを組み合わせた構成である。また、管理コンピュータ18は、4台の計量機12(12〜12)及び設定器14(14〜14)と通信回線(SS−LAN)20を介して接続されている。
【0018】
図3は設定器14の概略構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、設定器14は、油種入力部26と、油種設定部28と、自動支払機29と、収容蓋スイッチ36と、確認スイッチ釦38a,38bと、油種表示部40と、入金金額表示部42と、単価表示部44と、操作者を検知する光センサ46と、スピーカ48と、レシートランプ釦50と、給液ランプ51と、レシート発行部52と、お釣りランプ53と、これらを制御する制御部54とを有する。
【0019】
油種入力部26は、操作者が給液する油種(レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油のいずれか)を指定するものであり、油種設定部28は油種入力部26により入力された油種を今回給液する油種情報として設定する。
【0020】
自動支払機29は、紙幣挿入部30と、紙幣鑑別部32と、紙幣返却部33と、紙幣収容部34とを有する。紙幣挿入部30には、給液前に1万円札、5千円札、千円札等の紙幣のみが挿入される。そして、紙幣鑑別部32では、紙幣挿入部30に挿入された紙幣の鑑定を行って、紙幣の種類に応じた入金金額を検出する。
【0021】
紙幣返却部33の内部は、紙幣を種類別に収容できるように仕切られており、1万円札、5千円札、千円札を個別に収容する各室が設けられている。そして、紙幣鑑別部32で鑑定された紙幣は、種類別(1万円札、5千円札、千円札)に分類されて紙幣収容部34に収容される。また、紙幣返却部33は、入金後のプリセット操作により紙幣(千円以上)による釣銭が有る場合、紙幣収容部34に収容された紙幣のなかから釣銭としての紙幣を取出して排出する。
【0022】
給液所の係員は、定期的に紙幣収容部34に収容された紙幣を回収する。自動支払機29は、キーロックされた蓋29a(図4参照)を有しており、蓋29aが開放されると、収容蓋スイッチ36がオンになって紙幣の回収作業が行われたことを検出できる。
【0023】
確認スイッチ釦38a,38bは、油種表示部40に表示された油種、及び入金金額表示部42に表示された入金金額が確認されると、YESまたはNOによって選択的に操作される。また、確認スイッチ釦38a,38bは、ランプが内蔵されており、後述するように入金があると、点滅して操作順序を報知する。
【0024】
光センサ46は、例えば、後述する設定器14の操作パネル56に設けられており、操作者が操作パネル56の前に立つと、操作者から反射された光を受光するとオンになって検出信号を出力する。そして、制御部54は、光センサ46がオンになると、スピーカ48から設定操作手順の音声ガイドを発声させる。そのため、操作者は、設定操作する場合でも音声ガイドを聞きながら設定操作を行うことができ、初心者の場合でも設定操作を間違えずに行える。
【0025】
レシートスイッチ50は、給液終了後に点灯してレシート発行部52からのレシート発行を報知するものである。また、お釣りランプ53は、給液後に釣銭があるとき点灯して釣銭があることを顧客に報知する。そして、レシート発行部52は、給液終了後、給液した油種、給液量、給液金額、釣銭を印字したレシートを発行する。また、スピーカ48は、油種設定の操作方法や入金方法や釣銭を受け取る場合の方法を音声でガイダンスする。
【0026】
制御部54のメモリ55には、設定量と燃料の給液量とを比較し、設定量が供給されたか否かを判定する制御プログラム(判定手段)と、判定結果に基づいて燃料の供給停止状況を報知する制御プログラム(報知手段)と、が格納されている。
【0027】
次に、設定器14に設けられた操作パネルの構成及び操作手順について説明する。
【0028】
図4は設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
図4に示されるように、設定器14の操作パネル56は、上から順に▲1▼油の種類を押す、▲2▼お金を入れる、▲3▼確認する、▲4▼給液開始、▲5▼レシートを取るといった操作手順が記載されている。
【0029】
「▲1▼油の種類を押す」の欄には、給液する油種を指定するための油種入力部26として軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦62が配置されている。また、軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦62は、ランプが内蔵されており、後述するようにオンに操作されると点灯して選択された油種であることを表示する。
【0030】
「▲2▼お金を入れる」の欄には、紙幣を挿入する紙幣挿入部30と紙幣返却部33とを有する自動支払機29、入金金額表示部42、単価表示部44が設けられている。また、自動支払機29の蓋29aは、通常、キーによりロックされており、紙幣回収時にロック解除されて開かれる。また、自動支払機29は、蓋29aが開かれたことを検出する収容蓋スイッチ36と、紙幣鑑別部32と、紙幣収容部34とを有する。そして、自動支払機29の蓋29aは、紙幣収容部34に収容された紙幣が回収されると、閉塞されてロックされる。
【0031】
「▲3▼確認する」の欄には、YES確認スイッチ釦38aとNO確認スイッチ釦38bとが設けられている。
【0032】
「▲4▼給液開始」の欄には、給液許可がおりたことを点滅して報知する給液ランプ51が設けられている。
【0033】
「▲5▼レシート」の欄には、レシートスイッチ50と、レシート発行部52と、お釣りランプ53とが設けられている。
【0034】
ここで、上記燃料供給システム10において、行われる給液操作について説明する。
給液のため給液所に到着した車両の操作者は、まず給液エリア11の空いている計量機12の前に車両を停車させてから設定器14の設定操作を行う。そして、設定器14による紙幣またはプリペイドカード、クレジットカードの挿入、油種、給液金額を設定し終わると、計量機12の給液ノズルを車両の給液口(図示せず)に挿入して給液を開始する。
【0035】
次に、顧客(運転者)及び給液所の監視者(係員)が行う操作手順について説明する。
図5は顧客(運転者)及び給液所の監視者(係員)が行う操作手順について説明するフローチャートである。
図5に示されるように、顧客(運転者)が設定器14において、軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦62の何れかをオンに操作して油種選択操作を行った(S11)後、紙幣を紙幣挿入部30に挿入すると、入金金額が入金金額表示部42に表示される(S12)。
【0036】
次に顧客が、給液金額のプリセット設定を行うと共に、プリセットされた給液金額に相当する給液量を表示する(S13)。そして、表示された給液金額及び給液量が間違っているときは(S14)、確認スイッチ釦38bをオンに操作する(S15)。この場合、顧客は設定操作を最初からやり直す。
【0037】
また、表示された給液金額及び給液量が正しければ(S14)、確認スイッチ釦38aをオンに操作する(S16)。そして、紙幣の釣銭(千円以上)があるかどうかを判断して(S17)、紙幣の釣銭があるときは、紙幣返却部33に釣銭としての紙幣を排出する(S18)。上記プリセット操作が終了すると、計量機12において、給液ノズル(図示せず)をノズル掛けから外して(S19)、車両の給液口に挿入する。
【0038】
この後、給液所の事務所において、管理コンピュータ18は、計量機12からの給液許可要求信号を受けて給液許可待ち状態になる(S20)。給液所の係員(監視者)は、計量機12からの給液許可要求に対して設定器14により設定されたプリセット値とモニタ23に表示された当該計量機12周辺の画像を確認して給液許可を出力する(S21)。
【0039】
計量機12では、給液許可信号を受信すると、給液ランプ51が点滅し、ポンプ(図示せず)が起動されて給液が開始される(S22)。そして、プリセットされた給液量が給液されると、ポンプが停止される(S23)。顧客が給液ノズルを計量機12のノズル掛けに戻すと(S24)、設定器14では給液量と入金金額との差を求めて釣銭(千円以下)の有無を判別する(S25)。
【0040】
釣銭(千円以下)があるときは、レシートランプ釦50を点滅させてレシート発行部52からレシートを発行する(S26)。その後、給液所の事務所において、係員(監視者)は、釣銭機24に伝票番号を入力して釣銭の払い出しを許可する(S27)。
【0041】
顧客は、給液終了後、釣銭機24から釣銭を受取る(S28)。これで、給液及び精算処理は終了する(S29)。
【0042】
また、S25で釣銭がないときは、レシートランプ釦50を点滅させる(S30)。顧客がレシートランプ釦50を押圧してオンに操作すると(S31)、レシート発行部52からレシートを発行する(S32)。これで、給液及び精算処理は終了する(S33)。
【0043】
また、S31で顧客がレシートランプ釦50を押圧操作しないときは、30秒経過したかどうかを確認する(S34)。尚、30秒が経過してもレシートランプ釦50が押圧操作されないときは、レシートランプ釦50を消灯させ(S35)、給液及び精算処理を終了する。
【0044】
次に上記設定器14で実行される制御処理について説明する。
図6は設定器14の制御部54が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
図6に示されるように、設定器14の制御部54は、S41において、光センサ46がオンかどうかをチェックする。S41で光センサ46がオンになると、操作者が操作パネル56の前に立っているものと判断し、S42に進み、スピーカ48から設定操作手順の音声ガイドを発声させる。
【0045】
続いて、S43に進み、目標給液量の設定が完了したかどうかをチェックする。S43において、目標給液量の設定が完了していないときは、上記S42に戻り、再度、設定操作手順の音声ガイダンスを発声させる。
【0046】
また、上記S43において、目標給液量の設定が完了したときは、S44に進み、計量機12のノズル掛け(図示せず)に設けられたノズルスイッチがオフになったかどうかをチェックする。S44でノズルスイッチがオフになると、操作者が給液ノズル(図示せず)をノズル掛けから外して車両の給液口に挿入したものと判断し、S45に進む。
【0047】
S45では、給液量のカウント値をゼロリセットすると共に、給液時間のカウント値をゼロリセットする。続いて、S46では、当該計量機12に収容されたポンプ(図示せず)が起動され、2段開閉式の電磁弁(図示せず)が2段開弁(大流量で高速給液)される。これで、計量機12は、給液可能な状態になる。
【0048】
次のS47では、計量機12に設けられた流量計から出力された流量パルスを積算して給液量の計測を行うと共に、給液時間の更新を行う。続いて、S48に進み、給液量の積算値の表示を更新する。
【0049】
次のS49では、計測された給液量が目標給液量の0.1リットル手前の値に達したかどうかをチェックする。S49において、計測された給液量が目標給液量の0.1リットル手前の値に達したときは、S50に進み、2段開閉式の電磁弁を1段閉弁(小流量で低速給液)させる。また、S49において、計測された給液量が目標給液量の0.1リットル手前の値に達していないときは、上記S50の処理を省略してS51に進む。
【0050】
S51において、計測された給液量がセルフ制限量に達したかどうかをチェックする。S51において、計測された給液量がセルフ制限量に達したときは、S52に進み、スピーカ48から例えば、「セルフ制限量で停止しました」といったような音声ガイダンスを発声させる。これにより、操作者は、予め設定された目標給液量が給液されなかった理由をその場で容易に確認することが可能になり、係員に尋ねる必要がない。
【0051】
その後、S53に進み、当該計量機12に収容されたポンプ(図示せず)を停止させ、2段開閉式の電磁弁(図示せず)を閉弁させる。続いて、S54では、計量機12のノズル掛け(図示せず)に設けられたノズルスイッチがオンになったかどうかをチェックする。S54でノズルスイッチがオンになると、操作者が給液ノズル(図示せず)をノズル掛けに戻したものと判断し、S41に戻る。これで、一連の給液処理が終了する。
【0052】
また、S51において、計測された給液量がセルフ制限量に達していないときは、上記S52の処理を省略してS55に進む。尚、セルフ制限量は、一回の給液作業において、給液可能な最大給液可能な最大給液量として予め設定された値であり、例えば、液種がガソリンの場合は100リットル、軽油の場合は200リットルを夫々セルフ制限量として設定する。そして、給液量がセルフ制限量に達した場合に異常であると判定し、燃料の供給を停止させる。
【0053】
S55において、計測された給液時間がセルフ制限時間に達したかどうかをチェックする。S55において、計測された給液時間がセルフ制限時間に達したときは、S56に進み、スピーカ48から例えば、「セルフ制限時間で停止しました」といったような音声ガイダンスを発声させる。その後、前述したS53、S54の処理を実行してS41に戻る。これにより、操作者は、予め設定された目標給液量が給液されなかった理由をその場で容易に確認することが可能になり、係員に尋ねる必要がない。
【0054】
また、S55において、計測された給液時間がセルフ制限時間に達していないときは、上記S56の処理を省略してS57に進む。尚、セルフ制限時間は、一回の給液作業において、給液可能な最大給液可能な最大給液時間として予め設定された時間であり、例えば、液種がガソリンの場合は4分間、軽油の場合は8分間に設定される。そして、給液時間がセルフ制限時間に達した場合に異常であると判定し、燃料の供給を停止させる。
【0055】
次のS57では、計測された給液量が目標給液量に達したかどうかをチェックする。S57において、計測された給液量が目標給液量に達したときは、S58に進み、スピーカ48から例えば、「目標量に到達しました」といったような音声ガイダンスを発声させる。これにより、操作者は、予め設定された目標給液量が給液されたことをその場で容易に確認することが可能になり、係員に尋ねる必要がない。その後、前述したS53、S54の処理を実行してS41に戻る。
【0056】
また、S57において、計測された給液量が目標給液量に達していないときは、上記S58の処理を省略してS59に進む。
【0057】
S59では、給液停止中で且つ音声ガイダンスの発声がないかどうかをチェックする。S59において、給液停止中で且つ音声ガイダンスの発声がない場合には、S60に進み、計測された給液量が目標給液量の0.1リットル手前の値に達したかどうかをチェックする。S60において、計測された給液量が目標給液量の0.1リットル手前の値に達したときは、S61に進み、スピーカ48から例えば、「目標手前で停止しました」といったような音声ガイダンスを発声させる。これにより、操作者は、予め設定された目標給液量が給液されなかったことをその場で容易に確認することが可能になり、係員に尋ねる必要がない。
【0058】
また、S59において、給液停止中でないか、あるいは音声ガイダンスの発声がある場合には、上記S60,S61の処理を省略してS62に進む。また、上記S60において、計測された給液量が目標給液量の0.1リットル手前の値に達しないときは、上記S61の処理を省略してS62に進む。
【0059】
S62では、計量機12のノズル掛け(図示せず)に設けられたノズルスイッチがオンになったかどうかをチェックする。S62において、ノズルスイッチがオフであるときは、操作者が給液ノズル(図示せず)を燃料タンクに挿入した状態であると判断し、前述したS47に戻る。そして、S47以降の処理を繰り返す。
【0060】
従って、給液ノズルが燃料タンクに挿入されたまま給液が継続されている間は、上記S47,S48,S51,S55,S57,S59,S62の処理を繰り返しており、正常に給液が行われた場合には、上記S52において、「目標量に到達しました」といったような音声ガイダンスが発声される。これにより、操作者は、予め設定された目標給液量が給液されたことをその場で容易に確認することが可能になり、係員に尋ねる必要がない。
【0061】
また、S62において、ノズルスイッチがオンになると、操作者が給液ノズル(図示せず)をノズル掛けに戻したものと判断し、S63に進む。S63では、当該計量機12に収容されたポンプ(図示せず)を停止させ、2段開閉式の電磁弁(図示せず)を閉弁させる。これで、一連の給液処理が終了する。
【0062】
尚、上記実施の形態では、スピーカ48から音声ガイダンスを発声させることで操作者に給液停止の理由を報知する構成を一例として説明したが、これに限らず、例えば、スピーカ48から音声ガイダンスを発声させる代わりに液晶モニタにメッセージを表示させることで報知することも可能である。
【0063】
また、地上設置型の計量機に取り付けられた構成を一例として挙げたが、これに限らず、懸垂式の給液装置にも適用できるのは勿論である。
【0064】
また、上記実施の形態では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給油する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給するシステムにも適用できるのは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、設定量の燃料が供給されなかった理由を報知することにより、燃料供給操作を行なう顧客が初心者でも予め設定された設定量の燃料が供給されなかった理由を確認でき、係員に尋ねる必要がない。
【0066】
また、請求項2記載の発明によれば、燃料の供給に要している時間が予め定められたセルフ制限時間に達した場合、そのことが当該燃料供給を停止させる理由であることを報知することにより、燃料供給の停止の理由を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給装置の一実施例が適用された給油システムの構成を示すブロック図である。
【図2】燃料供給システム10の全体構成を示すブロック図である。
【図3】設定器14の概略構成を示すブロック図である。
【図4】設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
【図5】顧客(運転者)及び給液所の監視者(係員)が行う操作手順について説明するフローチャートである。
【図6】設定器14の制御部54が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 給液システム
12(12〜12) 計量機
13(13〜13) 燃料供給装置
14(14〜14) 設定器
18 管理コンピュータ
19 記憶装置
24 釣銭機
29 自動支払機
38a,38b 確認スイッチ釦
42 入金金額表示部
46 光センサ
48 スピーカ
52 レシート発行部
54 制御部
55 メモリ
56 操作パネル

Claims (2)

  1. 燃料供給操作を行なう顧客の入力操作により燃料の供給量あるいは供給量に対応する金額が設定量として設定される設定器を有し、該設定器に設定された設定量の燃料を供給するセルフサービス方式の燃料供給装置において、
    前記設定量と前記燃料の供給量とを比較し、前記燃料の供給量が前記設定量に到達したか否かを判定する判定手段と、
    前記燃料の供給量が予め定められた前記設定量に到達したと前記判定手段が判断した場合には、前記設定器により設定された設定量の燃料の供給が完了したことを報知し、前記燃料の供給量が予め定められた前記設定量に達していないと前記判定手段が判定しているにもかかわらず前記燃料の供給を停止させる場合に当該設定量の燃料が供給されなかった理由を報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記報知手段は、前記燃料の供給量が予め定められた前記設定量に到達していないと前記判定手段が判定しているにも拘わらず前記燃料の供給に要している時間が予め定められたセルフ制限時間に達した場合に、当該燃料供給を停止させる理由が前記燃料の供給に要している時間が当該セルフ制限時間に達したことによるものであることを報知することを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
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