JP4146717B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給システムに係り、特に燃料を供給する際に車両の燃料タンクに予め設定された燃料供給モード(プリセットモードまたは満タンモード)で燃料を供給するよう構成した燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する燃料供給システムを例に挙げて以下説明する。
【0003】
セルフサービス方式の計量機が設置された給液所等では、顧客(運転者)自身が給液モードの設定、給液作業、給液料金の精算を行うようになっている。そのため、顧客(運転者)は、給液料金の精算方法(現金支払いまたはクレジットカード支払い)を指定した後、給液を行う前に給液する油種や給液量等のスイッチを有する設定器により所定の油種、給液量または給液金額を入力する設定操作を行った後、給液操作を行うようになっている。
【0004】
また、セルフサービス方式の計量機に給液量または給液金額の設定を行う設定器及び紙幣が入金される自動支払機が設けられている所謂アイランド精算方式の場合には、給液場所で給液料金の精算を行うことができる。この自動支払機は、紙幣挿入部及び紙幣収容部が設けられ、挿入された紙幣の種類を鑑別する紙幣鑑別部と、挿入された紙幣金額(入金金額)を表示する表示部とを有する。
自動支払機に紙幣を投入することにより給液料金を精算する方法では、設定操作を行う前に紙幣を自動支払機に入金する所謂前払い方式と、給液が終了した後に紙幣を自動支払機に入金する所謂後払い方式とがある。以下、前払い方式を用いた燃料供給システムについて説明する。
【0005】
そして、アイランド精算方式の燃料供給システムでは、給液前に予め給液量または給液金額をプリセットする場合、顧客(運転者)は、まず自動支払機に紙幣(1万円札、5千円札等)を紙幣挿入部に挿入し、入金された金額が紙幣リーダにより読み取られて表示部に入金金額が表示された後、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽油等)を入力し、所望の給液量(10リットル、20リットル等)または給液金額(2千円、3千円等)を入力することで、計量機が給液可能状態になる。
【0006】
給液終了後、入金額から給液量に応じた給液金額と消費税とを合計した金額を差し引いて釣り銭額を算出する。顧客(運転者)は、当該自動支払機から発行された伝票を受け取り、釣り銭機の設置場所へ移動する。そして、顧客(運転者)は、この伝票を釣り銭機の伝票読み取り機に挿入する。釣り銭機では、伝票に印刷された伝票番号を示すバーコードを読み取って計量機番号を認識し、当該計量機に対応する釣り銭額を払い出す(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、従来の燃料供給システムでは、給液所の事務所に設置された管理コンピュータ(「SSコントローラ」とも呼ばれている)によって上記計量機の動作状態を管理しており、管理コンピュータのモニタに各計量機の動作状態が表示される。
【0008】
一方、釣り銭機については、給液所の係員が定期的に釣り銭の有り高をチェックしており、有り高の少ない硬貨及び紙幣を補充している。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−2894号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の燃料供給システムでは、給液所の係員が給液所に設置された全ての計量機を管理しており、モニタ画面に給液許可要求が表示されると、監視カメラの画像から当該計量機の状況を確認して給液許可要求のあった計量機番号に給液許可を与えており、計量機の設置数が多い場合には、釣り銭機への定期的な釣り銭の補充作業が遅れる場合がある。
【0011】
従って、従来の燃料供給システムにおいては、給液所の係員が釣り銭機の設置場所まで移動して釣り銭の有り高を調べることが難しくなり、例えば、釣り銭のうち何れかの釣り銭の有り高がゼロになった場合には、顧客からの連絡により、係員が釣り銭機へ移動して釣り銭を補充することになる。
【0012】
そのため、従来は、顧客からの連絡があってから釣り銭機に釣り銭を補充するおそれがあり、顧客に迷惑をかけてしまうという問題があった。
【0013】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
上記請求項1記載の発明は、被燃料供給体に燃料を供給するのに先立って当該被燃料供給体への燃料の供給の許可を要求する供給許可要求信号を出力し、燃料の供給を許可する供給許可信号が入力されたことを条件に当該被燃料供給体への燃料の供給が可能となる複数の燃料供給機と、
貨幣を入金するための入金機と、
前記燃料供給機から供給された燃料の供給量に応じた金額が前記入金機に入金された入金額より少ない場合に釣り銭を排出する複数の釣り銭機と、
タッチパネルよりなるモニタを有し、前記複数の燃料供給機それぞれの状態を表示する計量機状態表示領域と、前記複数の釣り銭機それぞれの状態を表示する釣り銭機状態表示領域とを当該モニタに表示させるとともに、当該計量機状態表示領域に表示された複数の燃料供給機のうち前記供給許可要求信号を出力した燃料供給機に対応する表示箇所に供給許可待ちの表示をさせ、当該タッチパネルを介して前記供給許可要求信号を出力した燃料供給機に対して燃料供給の許可が指示されると当該燃料供給機に対して供給許可信号を出力する管理コンピュータと、
を備えた燃料供給システムにおいて、
前記管理コンピュータは、前記釣り銭機で異常が発生した場合、当該異常を前記釣り銭機状態表示領域の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所に表示させ、当該表示箇所が操作された場合には、当該異常が発生した釣り銭機の異常内容を前記モニタに表示させることを特徴とする燃料供給システムものであり、複数の燃料供給機の動作状態を確認できると共に、複数の釣り銭機動作状態を確認することができる。
【0015】
上記請求項2記載の発明は、前記管理コンピュータは、前記釣り銭機で異常が発生した場合、前記釣り銭機状態表示領域の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所に当該異常を表示させ、当該表示箇所が操作された場合には、当該異常が発生した釣り銭機の異常内容を前記モニタに表示させるとともに前記釣り銭機の状態を示す釣り銭機管理画面を前記モニタに表示させるものであり、釣り銭機で発生した異常内容を容易に確認することが可能になる。例えば、釣り銭機で釣り銭が詰まって排出されないなどの故障が発生した場合でも、係員が直ちに釣り銭機の場所へ移動して故障箇所を修理することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成図である。
図1に示されるように、燃料供給システム10は、給液エリア12に設置された釣り銭機14と、複数の燃料供給装置16(16〜16)と、事務所18内に設置された管理コンピュータ20と、管理コンピュータ20に接続されたPOS本体21とを有する。管理コンピュータ20は、後述するようにタッチパネル式のモニタ20aに各燃料供給装置16(16〜16)及び釣り銭機14の動作状態を表示しており、給液所の係員が各燃料供給装置16(16〜16)及び釣り銭機14の動作状態を一目で分かるようになっている。釣り銭機14は、例えば、給液作業終了後に入金額と給液金額との差額(釣り銭)を支払うための装置であり、係員の釣り銭補充作業を容易にするため、事務所の近傍に設けられている。
【0018】
管理コンピュータ20の記憶装置22には、各燃料供給装置16(16〜16)を管理するための制御プログラムと、タッチパネル式のモニタ20aの表示面に各燃料供給装置16(16〜16)の動作状態及び釣り銭機14の有り高を表示させる釣り銭機一覧表示釦110(後述する)の一覧を表示する制御プログラム(表示手段)とが格納されている。そのため、各燃料供給装置16(16〜16)の動作状態を確認できると共に、釣り銭機14の有り高を表示させる釣り銭機一覧表示釦110(後述する)を操作することで釣り銭機14の有り高を容易に確認することが可能になる。
【0019】
また、管理コンピュータ20の記憶装置22には、釣り銭機14で異常が発生した場合、釣り銭機14の状態を示す釣り銭機管理画面(図11参照)をモニタ20aの表示面に表示する制御プログラム(表示手段)が格納されている。そのため、釣り銭機14で釣り銭が詰まって排出されないなどの故障が発生した場合でも、係員が直ちに釣り銭機14の場所へ移動して故障箇所を修理することが可能になる。
【0020】
さらに、管理コンピュータ20の記憶装置22には、釣り銭機14を指定する操作釦が操作された場合、釣り銭機14が保有する貨幣の種類別の枚数を表示面に表示(図10参照)させる制御プログラム(表示手段)が格納されている。そのため、操作釦を操作することにより釣り銭機14が有している貨幣の種別ごとの枚数を容易に確認することが可能になる。
【0021】
燃料供給装置16は、セルフサービス給液方式の計量機24と、計量機24に搭載された設定器26と、料金をその場で精算するための自動支払機(入金機)28とを有する。また、釣り銭機14及び複数の燃料供給装置16(16〜16)は、通信回線(例えば、SS−LAN)30を介して管理コンピュータ20と接続されている。
【0022】
また、給液エリア12には、燃料供給装置16(16〜16)の周辺を監視するための監視カメラ32〜32が設けられている。監視カメラ32〜32は、カメラ分割ユニット34に接続されており、監視カメラ32〜32により撮像された画像はカメラ分割ユニット34を介して監視モニタ36に転送される。監視モニタ36は、監視カメラ32〜32により撮像された複数の画像を同時に分割表示する。
【0023】
図2は燃料供給装置16の正面図である。
図2に示されるように、燃料供給装置16は、セルフサービス方式の計量機24からなり、操作部38と、操作部38の両側に起立する支柱40,42と、上部に横架されたホース支持部44とを有する。
【0024】
計量機24の内部には、後述する各給液系統の電磁弁と、給液ポンプと、流量計などの各機器が設けられている。
【0025】
操作部38には、静電気除去シート46と、静電気除去シート46の右側に配置された設定器26と、自動支払機28と、インタホン48とが設けられている。設定器26は、液晶モニタなどからなるタッチパネル49を有し、タッチパネル49に表示された設定入力画面に触れることで液種(軽油、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン)を選択、給液量の入力操作などを行える。また、設定器26の上方に配置されて人検知センサ50が設けられており、人検知センサ50がオンになると、顧客が設定器26の前にいるものと判断して、設定器26に設定入力画面が表示される。
【0026】
また、タッチパネル49は、設定器26と流量表示器とを兼ねている。すなわち、給液開始前のタッチパネル49は、設定器26の設定操作部として機能すると共に、設定終了後のタッチパネル49は、給液量を表示する給液量表示器として機能するように設けられている。
【0027】
また、人検知センサ50としては、例えば、光センサあるいはイメージセンサなどを用いたものであり、給液操作を行う操作者が設定器26の前に立ったことを検知してその検知信号を出力する。
【0028】
自動支払機28は、紙幣挿入部52と、カード挿入部54と、レシート発行部56とを有する。紙幣挿入部52は、挿入された紙幣の種別(千円札、2千円札、5千円札、一万円札)を鑑別する鑑別機能を有しており、顧客が挿入した紙幣の金額を設定器26に表示させる。
【0029】
カード挿入部54は、給液所が発行したプリペイドカード、あるいはクレジットカードを挿入されると、カードに記憶された情報を読み取り、給液が可能かどうかを設定器26に表示させる。
【0030】
レシート発行部56は、給液が終了すると、液種、給液量、給液金額、消費税、合計金額などの給液情報を記載したレシートを発行する。
【0031】
また、計量機24の前面パネル58には、給液ノズル60を掛止するノズル掛け62が3箇所に設けられている。給液ノズル60は、ホース支持部44から吊り下げられた給液ホース64が連通接続されている。
【0032】
図3は燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、燃料供給装置16の制御回路66には、各給液経路に設けられた電磁弁68、給液ポンプ70、流量計72、メモリ80と、人検知センサ50、ノズル掛け62に設けられたノズルスイッチ74、自動支払機28に設けられた紙幣鑑別部76、設定器26、カード挿入部52に設けられたカードR/W78、インタホン48と、レシート発行部56に設けられたプリンタ82と接続されている。
【0033】
図4は設定器26のタッチパネル49に表示される給液開始画面の一例を示す図である。
図4に示されるように、給液開始画面84は、給液量の表示領域84aにゼロL(リットル)を表示し、税込金額の表示領域84bにゼロ円を表示する。さらに、給液開始画面84では、支払方法の表示領域84cに現金、入金金額の表示領域84dに入金された金額(例えば、5000円)、液種の表示領域84eに予め設定された液種(例えば、レギュラー)、給液方法の表示領域84fに予め設定された給液方法(プリセット給液または満タン給液)、消費税額の表示領域84gにはゼロ円、単価の表示領域86hには、設定された液種の単価、釣り銭額の表示領域84iには現在の給液金額に対応した釣り銭額(この場合、ゼロ円)が表示される。
【0034】
制御回路66は、給液が開始されて流量計72から流量パルスが出力されると、流量パルスの積算値から求まる給液量に応じた給液金額の値を逐次更新すると共に、給液量の表示領域84aに給液量を表示する。
【0035】
図5は設定器26のタッチパネル49に表示される給液終了画面の一例を示す図である。
図5に示されるように、給液終了画面86は、給液量の表示領域86aに30L(リットル)を表示し、税込金額の表示領域86bに2993円を表示する。さらに、給液終了画面86では、支払方法の表示領域86cに現金、入金金額の表示領域86dに入金された金額(例えば、5000円)、液種の表示領域86eに予め設定された液種(例えば、レギュラー)及び単価(例えば、95円)、給液方法の表示領域86fに予め設定された給液方法(例えば、満タン給液)、消費税額の表示領域84gには給液143円、単価の表示領域86hには、設定された液種の単価(例えば、レギュラーの場合、95円/L)、釣り銭額の表示領域84iに2007円が表示される。また、表示領域84fの下方には、確認釦(操作部)88が表示される。
【0036】
このように、給液終了画面86では、入金金額(5千円)から給液量に対応する給液金額と消費税の合計(2993円)を減算した釣り銭額(2007円)が表示されるので、顧客(運転者)は釣り銭額をその場で確認することができる。そのため、給液終了後に釣り銭機14へ移動して釣り銭を受けることができ、釣り銭を忘れることが防止される。
【0037】
さらに、プリセット給液を行っている給液途中において、給液ノズル60の液面検知機構(図示せず)により液面検知されて自動閉弁機構(図示せず)が作動した場合でも、プリセット値(設定量)が給液されていないので、顧客(運転者)は、釣り銭があることを確認できる。
【0038】
図6は給液終了後に確認釦88がオンに操作された場合に発行されるレシートの印字例を示す図である。
図6に示されるように、給液終了後、確認釦88がオンに操作されると、レシート発行部56のプリンタ82からレシート90が発行される。
【0039】
レシート90には、店名90a、電話番号90b、発行年月日・時間90c、伝票番号90d、給液された液種90e、単価90f、給液金額90g、消費税90h、合計90i、釣り銭の受け取りメッセージ90j、伝票番号を識別するためのバーコード90kなどが印字される。
【0040】
図7は釣り銭機14の正面図である。
図7に示されるように、釣り銭機14は、給液が終了した車両が通過する場所に設置されており、筐体14aの前面にインタホン92、レシート読み取り機94、硬貨払い出し口96、紙幣払い出し口98、防犯スピーカ100、取扱中表示ランプ102が設けられている。
【0041】
また、釣り銭機14は、前述したように、通信回線30を介して複数の燃料供給装置16(16〜16)及び、管理コンピュータ20と接続されている。そして、釣り銭器14は、各種硬貨が収納された硬貨払い出し部、各種紙幣が収納された紙幣払い出し部(共に図示せず)と、通信回線30に接続された通信制御部(図示せず)などが筐体14aの内部に設けられている。
【0042】
ここで、管理コンピュータ20のモニタ20aに表示される計量機管理画面及びその表示方法について説明する。
【0043】
図8は管理コンピュータ20のモニタ20aに表示される計量機管理画面の一例を示す図である。
図8に示されるように、管理コンピュータ20のモニタ20aは、タッチパネル式のモニタであり、画面に表示された操作釦を押圧することにより、表示される情報を切り替えられる。通常、管理コンピュータ20のモニタ20aには、計量機管理画面104が表示されている。
【0044】
この計量機管理画面104は、16台の燃料供給装置16(16〜1616)の状態を表示する計量機状態表示領域106(106〜10616)と、給液所に設置された8台の釣り銭機14の状態を表示する釣り銭機状態表示領域108(108〜108)と、釣り銭機一覧表示釦(釣り銭の有り高表示釦)110と、緊急停止釦112と、メニュー釦114と、監視カメラ表示釦116と、停止釦118と、給液許可釦120とが表示される。尚、燃料供給装置16及び釣り銭機14の表示数は、これに限らないのは勿論である。
【0045】
釣り銭機状態表示領域108(108〜108)は、異常がない場合には、待機中であることを示す薄い黄色で表示される。また、釣り銭機14で紙幣または硬貨が詰まって払い出しできない場合には、エラー(故障)であることを表示する赤色で表示される。また、釣り銭機14に収納された釣り銭の補充を行っている場合には、係員モードである薄い緑色で表示される。また、釣り銭機14において、顧客が釣り銭の払い出しを行っている場合には、精算中を示す緑色で表示される。
【0046】
このように、給液所の係員は、釣り銭機状態表示領域108(108〜108)の表示色によって8台の釣り銭機14の状態を容易に確認することが可能になる。
【0047】
ここで、計量機状態表示領域106の表示例について説明する。
図9(A)〜(G)は計量機状態表示領域106の表示例の切り替わりを説明するための図である。尚、図9(A)〜(G)に示す表示例は、顧客が給液終了後、釣り銭を釣り銭機14から払い出す前に、次の顧客が設定器26により設定操作した場合、次の顧客の設定情報が精算待ちデータの上に重なって表示される。
【0048】
図9(A)に示されるように、計量機状態表示領域106には、前回表示の給液情報(計量機番号122、動作状態124、伝票番号126、液種128、給液量130、釣り銭額132)が表示される。そして、精算待ちの場合、前回表示の給液情報(動作状態124、伝票番号126、液種128、給液量130、釣り銭額132)が水色で表示される。そのため、係員は、モニタ20aに表示された計量機状態表示領域106の水色で表示された部分については、精算待ちの状態であることを一目で認識できる。
【0049】
図9(B)に示されるように、同じ計量機に次の顧客が到着して設定操作を開始すると、図9(A)に示す前回表示の給液情報(動作状態124、伝票番号126、液種128、給液量130、釣り銭額132)の一部と重なるように空欄の動作状態124a、伝票番号126aを表示すると共に、今回設定器26に入力された液種及びプリセット金額を、液種128a、給液量130a、釣り銭額132aに表示させる。
【0050】
この場合、動作状態124a、伝票番号126a、液種128a、給液量130a、釣り銭額132aは、薄い緑色に表示される。
【0051】
図9(C)に示されるように、前回の顧客が、給液終了後に釣り銭機14から釣り銭を払い出すと、前回表示の給液情報(動作状態124、伝票番号126、液種128、給液量130、釣り銭額132)は、薄い赤色に表示される。これにより、係員は、前回の顧客が釣り銭を受け取ったことを確認する。
【0052】
図9(D)に示されるように、釣り銭が払い出されてから所定時間(例えば、90秒)が経過すると、前回表示の給液情報(動作状態124、伝票番号126、液種128、給液量130、釣り銭額132)は消去される。
【0053】
ここで、釣り銭機一覧表示釦110を押圧操作した場合の釣り銭機一覧表示例について図10を参照して説明する。
【0054】
図10に示されるように、釣り銭機一覧表示画面(釣り銭機管理画面)140は、釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作されると、管理コンピュータ20のモニタ20aに表示される。例えば、8台の釣り銭機14が設置されている場合には、1〜8番の釣り銭機14に残っている硬貨及び紙幣の枚数が各金額別に一覧として表示される。そのため、給液所の係員は、釣り銭機一覧表示画面140をモニタ20aに表示させることにより、全ての釣り銭機14に残っている硬貨及び紙幣の枚数を各金額別に容易に確認することが可能になる。
【0055】
さらに、釣り銭機一覧表示画面140には、右側に1〜8番の釣り銭機14に残っている硬貨及び紙幣の有り高を番号別の合計額として表示する釣り銭機別合計額表示欄142が設けられている。また、釣り銭機一覧表示画面140には、一覧の上部に紙幣または硬貨の種別(1000円、500円、100円、50円、10円、5円、1円)を表示する種別表示欄144が表示され、一覧の下部に1〜8番の釣り銭機14に残っている硬貨及び紙幣の枚数が各金額に表示される金額別合計枚数表示欄146が表示される。
【0056】
そのため、給液所の係員は、釣り銭機一覧表示画面140を横軸方向にみることで釣り銭機別合計額表示欄142に表示された釣り銭機別合計額を確認することが可能になり、且つ釣り銭機一覧表示画面140を縦軸方向にみることで金額別合計枚数表示欄146に表示された紙幣または硬貨の種類別の合計枚数を確認することが可能になる。
【0057】
また、モニタ20aの表示画面は、釣り銭機一覧表示画面140の右下に表示された戻る釦148を押圧操作することにより図8に示す計量機管理画面104に切り替わる。
【0058】
ここで、釣り銭機14で何らかの異常が発生した場合の表示例について図11を参照して説明する。
【0059】
図11に示されるように、例えば、2番の釣り銭機14で何らかの異常が発生した場合、釣り銭機状態表示領域108が赤色表示される。これにより、給液所の係員は、2番の釣り銭機14で異常発生を確認する。さらに、管理コンピュータ20は、釣り銭機状態表示領域108(108〜108)のうち異常発生した釣り銭機14の番号に対応する釣り銭機状態表示領域108を赤色で表示し、所定時間経過後(例えば、1〜2分間)に異常発生画面(釣り銭機管理画面)150をモニタ20aに拡大表示する。
【0060】
この異常発生画面150は、大きな文字で異常発生表示領域152が設けられ、且つ異常内容表示領域154が設けられている。異常内容表示領域154には、例えば、「釣り銭機2 紙幣詰まり」といったような異常内容を示すメッセージが表示される。
【0061】
給液所の係員は、異常発生画面150が釣り銭機一覧表示画面140の上に大きく表示されるので、即座に釣り銭機14の異常を把握することが可能になる。そのため、給液所の係員は直ちに表示された番号の釣り銭機14へ移動して詰まった紙幣を除去する。
【0062】
その後、事務所18に戻った係員は、了解釦156を押圧操作することにより、異常発生画面150の表示が消去される。
【0063】
ここで、燃料供給装置16の制御回路(図示せず)が実行する制御処理について図12を参照して説明する。
【0064】
図12に示されるように、燃料供給装置16の制御回路66は、ステップS11(以下「ステップ」を省略する)において、設定器26より給液前の設定情報(液種、給液方法、給液量、給液金額、入金額など)が入力されたかどうかをチェックする。
【0065】
S11において、給液前の設定情報(液種、給液方法、給液量、給液金額、入金額など)が入力された場合、S12に進み、給液前情報を管理コンピュータ20へ送信する。次のS13では、ノズル掛け62に設けられたノズルスイッチ74がオフかどうかをチェックする。
【0066】
S13において、ノズルスイッチ74がオフになると、ノズル掛け62から給液ノズル60が外されて車両(図示せず)の給液口に挿入されたものと判断し、S14に進む。S14では、給液ノズル60が外されたことを示す給液許可要求信号を管理コンピュータ20へ送信する。
【0067】
次のS15では、管理コンピュータ20から給液許可信号が送信されたかどうかをチェックする。S15において、給液所の係員が管理コンピュータ20のモニタ20aに表示された給液許可要求信号を出力した計量機番号の計量機状態表示領域106を押圧した後、給液許可釦120が押圧操作されると、当該計量機番号に対して給液要求信号を出力する。
【0068】
そのため、S15において、給液要求信号が入力されると、S16に進み、給液ポンプ70のモータ(図示せず)を起動させる。これで、顧客(運転者)が給液ノズル60のノズルレバー(図示せず)を開弁位置に操作すると、車両の燃料タンクに給液開始される。そして、当該燃料供給装置16の流量計72が給液量に応じた流量パルスを出力すると、流量パルスを積算して積算流量(給液量)を算出すると共に、実給液量、給液金額、液種単価をタッチパネル49に表示する(図5参照)。
【0069】
次のS17では、ノズル掛け62に設けられたノズルスイッチ74がオンかどうかをチェックする。S17において、ノズルスイッチ74がオンになると、ノズル掛け62に給液ノズル60が戻されて当該車両(図示せず)への給液が終了したものと判断し、S18に進む。S18では、給液ポンプ70のモータ(図示せず)へ出力されていた駆動信号を停止すると共に、入金額及び実給液データ(給液量、給液金額、消費税を含む)を釣り銭機14及び管理コンピュータ20へ出力する。次のS19では、前述したようにレシート発行部56のプリンタ82から実給液情報(少なくとも単価、給液量、給液金額、消費税)及び伝票番号が印字されたレシート90を発行させる(図6参照)。
【0070】
これで、燃料供給装置16の制御回路(図示せず)が実行する一連の制御処理が終了する。
【0071】
図13は管理コンピュータ20が実行するメイン制御処理を説明するためのフローチャートである。
図13に示されるように、管理コンピュータ20は、S31で記憶装置22に格納された計量機状態記憶エリア、精算待ち・実給液状態記憶エリア、などの各記憶エリアより記憶内容(データ)を読み込む。
【0072】
次のS32では、各記憶エリアより読み込んだ記憶内容(設定情報、給液情報、精算情報など)に基づいて各燃料供給装置16及び各釣り銭機14の動作状況をモニタ20aに表示する(図8乃至図11参照)。
【0073】
次のS33では、計量機管理画面104(図8を参照)に表示された釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作されたかどうかをチェックする。S33において、釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作された場合には、S34に進み、釣り銭機一覧表示画面140(図10を参照)を管理コンピュータ20のモニタ20aに表示する。
【0074】
続いて、S35では、釣り銭機一覧表示画面140の右下に表示された戻る釦148が押圧操作されたかどうかをチェックする。S35において、戻る釦148が押圧操作されたときは、今回の表示制御処理が終了する。また、上記S33において、釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作されないときは、S34、S35の処理を省略して今回の表示制御処理が終了する。
【0075】
このように、管理コンピュータ20は、上記S31〜S35の処理を予め設定された所定時間毎に繰り返しており、各記憶エリアに格納された情報をモニタ20aに表示して各燃料供給装置16及び各釣り銭機14の動作状況を係員に報知する。
【0076】
図14は管理コンピュータ20が実行する割り込み処理1を説明するためのフローチャートである。尚、この割り込み処理1は、予め設定された所定時間毎に繰り返し実行される。
図14に示されるように、管理コンピュータ20は、S41において、給液前情報(計量機番号、支払い方法、給液方法、液種等のデータ)が設定器26から入力されたかどうかをチェックする。S41において、給液前情報が設定器26から入力されたときは、S42に進み、記憶装置22の計量機状態記憶エリアに給液前情報(計量機番号、支払い方法、給液方法、液種等のデータ)を示すデータ(コード番号)を記憶させる。これにより、モニタ20aの当該計量機番号に対応する計量機状態表示領域106に給液前情報(計量機番号、支払い方法、給液方法、液種等のデータ)が表示される。この後は上記S41に戻る。
【0077】
また、上記S41において、給液前情報が設定器26から入力されないときは、S43に進み、ノズルスイッチ74がオフになってノズル外れ信号が入力されたかどうかをチェックする。
【0078】
S43において、ノズル外れ信号が入力されたときは、S44に進み、記憶装置22の計量機状態記憶エリアの当該計量機番号及び伝票番号に対応させて給液許可待ち情報(給液許可要求信号有り)を示すデータ(コード番号)を更新記憶させる。これにより、モニタ20aの当該計量機番号に対応する計量機状態表示領域106に給液許可待ち情報が表示される。この後は上記S41に戻る。
【0079】
また、上記S43において、ノズル外れ信号が入力されないときは、S45に進み、モニタ20aに表示された給液許可釦120が押圧操作されたかどうかをチェックする。
【0080】
S45において、給液許可釦120が押圧操作されたときは、S46に進み、当該計量機番号に対して給液許可信号を出力する。続いて、S47では、記憶装置22の計量機状態記憶エリアの当該計量機番号及び伝票番号に対応させて給液中情報(流量パルス信号有り)を示すデータ(コード番号)を更新記憶させる。これにより、モニタ20aの当該計量機番号に対応する計量機状態表示領域106に給液中情報が表示される。この後は上記S41に戻る。
【0081】
また、S45において、給液許可釦120が押圧操作されないときは、S48に進み、給液終了信号(ノズルスイッチ74がオン)が入力されたかどうかをチェックする。S48において、給液終了信号が入力されたときは、S49に進み、記憶装置22の計量機状態記憶エリアの当該伝票番号及び伝票番号に対応する給液情報を抹消する。続いて、S50では、記憶装置22の精算待ち・実給液状態記憶エリアに当該伝票番号に対応させて給液情報(給液量、給液金額、釣り銭額等)を更新記憶させる。これにより、モニタ20aの当該計量機番号に対応する計量機状態表示領域106に給液情報が表示される。この後は上記S41に戻る。
【0082】
そして、S48において、給液終了信号が入力されないときは、上記S41に戻る。
【0083】
このように、管理コンピュータ20では、計量機状態記憶エリア、精算待ち・実給液状態記憶エリアなどの各記憶エリアのデータを更新記憶または抹消することによりモニタ20aに表示される計量機状態表示領域106に表示される各データ(伝票番号、液種、給液量、給液金額、釣り銭額等)を更新または消去する。
【0084】
図15は管理コンピュータ20が実行する割り込み処理2を説明するためのフローチャートである。尚、この割り込み処理2は、予め設定された所定時間毎に繰り返し実行される。
図15に示されるように、管理コンピュータ20は、S51において、精算終了信号(釣り銭14から釣り銭を払い出した場合に出力される)が入力されたかどうかをチェックする。S51において、精算終了信号が入力されたときは、S52に進み、精算待ち・実給液情報記憶エリアより精算済みとなった伝票番号の情報を抹消する(図9(A)(B)参照)。
【0085】
次のS53では、精算済み・実給液情報記憶エリアに精算済みとなった伝票番号の情報を記憶する(図9(C)参照)。続いて、S54に進み、予め設定された所定時間が経過されたかどうかをチェックする。
【0086】
そして、所定時間が経過すると、S55に進み、精算済み・実給液情報記憶エリアより精算済みとなった伝票番号の情報を抹消する(図9(D)参照)。
【0087】
このように、図14乃至図15に示す制御処理によって計量機状態表示領域106に表示される各データの更新または抹消が行われ、燃料供給装置16(16〜16)の動作状況が図9(A)〜(D)に示されるように分かりやすく表示される。
【0088】
ここで、釣り銭機14の制御回路(図示せず)が実行するメイン制御処理について図16を参照して説明する。
【0089】
図16に示されるように、釣り銭機14の制御回路(図示せず)は、S61でレシート90(図6参照)がレシート読み取り機94(図7参照)に挿入されたかどうかをチェックする。
【0090】
S61において、レシート90がレシート読み取り機94に挿入されないときは、S62に進み、釣り銭機待機中を示すコード番号を管理コンピュータ20に出力して記憶装置22の記憶エリアに記憶させる。そして、S61に戻る。従って、通常、顧客が釣り銭を受け取りに来ない場合には、S61,S62の処理を繰り返している。
【0091】
また、S61において、レシート90がレシート読み取り機94に挿入されたときは、S63に進み、釣り銭機待機中データを示すコード番号を記憶エリアから抹消する。次のS64では、レシート90に印字されたバーコード90kを読み取って当該レシート90の伝票番号を判別する。
【0092】
続いて、S65では、釣り銭機精算中を示すデータ(コード番号)を記憶装置22の記憶エリアに記憶させる。次のS66では、レシート読み取り機94で読み取られたレシート90の伝票番号に基づいて釣り銭額(=入金額−給液金額)を演算する。
【0093】
S67では、釣り銭機14の硬貨払い出し口96、紙幣払い出し口98からS65で演算された釣り銭額に対応する硬貨、紙幣を排出する。次のS68では、精算終了を示すデータ(コード番号)を管理コンピュータ20に出力する。
【0094】
続いて、S69では、記憶装置22の記憶エリアに記憶された釣り銭機精算中を示すデータ(コード番号)を抹消させる。
【0095】
このように、釣り銭機14では、レシート90がレシート読み取り機94に挿入されて伝票番号が判別されると、伝票番号に基づいて釣り銭額を求めて、釣り銭を払い出しする。
【0096】
釣り銭機14の制御回路(図示せず)では、上記メイン制御処理と並行して図17乃至図19に示す割り込み処理1〜3も所定時間間隔で実行する。
【0097】
図17に示されるように、S71では、釣り銭機14の硬貨払い出し部及び紙幣払い出し部(共に図示せず)に有り高を読み込んで釣り銭が不足しているかどうかをチェックする。S71において、釣り銭が不足している場合には、S72に進み、釣り銭不足を示すコード番号を記憶エリアに記憶させる。
【0098】
また、S71において、釣り銭が不足していない場合には、S73に進み、釣り銭不足を示すコード番号を抹消する。
【0099】
図18に示されるように、S81では、釣り銭機14がメンテナンス中かどうかをチェックする。S81において、釣り銭機14がメンテナンス中の場合には、S82に進み、メンテナンス中を示すコード番号を記憶エリアに記憶させる。
【0100】
また、S81において、釣り銭機14がメンテナンス中でない場合には、S83に進み、メンテナンス中を示すコード番号を抹消する。
【0101】
図19に示されるように、S91では、釣り銭機14でその他の異常検出が有るか否かをチェックする。S91において、釣り銭機14でその他の異常検出がある場合には、S92に進み、異常検出を示すコード番号を記憶エリアに記憶させる。
【0102】
また、S91において、釣り銭機14でその他の異常検出がない場合には、S93に進み、異常検出を示すコード番号を抹消する。
【0103】
このように、釣り銭機14では、図16に示すメイン制御処理と共に、図17乃至図19に示す割り込み処理1〜3を実行することにより、待機中または精算中かを認識できると共に、釣り銭不足またはメンテナンス中またはその他の異常検出かどうかを記憶装置22の記憶エリアに記憶させることで図11に示されるように、モニタ20aに異常内容を表示することが可能になる。
【0104】
そのため、給液所の係員は、モニタ20aに表示された計量機管理画面104をみているときでも釣り銭機14で何らかの異常があれば、図11に示されるように、釣り銭機状態表示領域108(108〜108)のうち異常発生した釣り銭機14の番号に対応する釣り銭機状態表示領域108を赤色で表示し、所定時間経過後(例えば、1〜2分間)に異常発生画面150が拡大表示されるので、見落としすることがなく、直ちにその異常内容を解消するための行動を起こすことが可能になる。
【0105】
ここで、異常発生画面150を手動操作で表示させる場合の制御処理の変形例について図20を参照して説明する。
【0106】
図20に示されるように、管理コンピュータ20は、S101で記憶装置22に格納された計量機状態記憶エリア、精算待ち・実給液状態記憶エリア、などの各記憶エリアより記憶内容(データ)を読み込む。
【0107】
次のS102では、各記憶エリアより読み込んだ記憶内容(設定情報、給液情報、精算情報など)に基づいて計量機管理画面104(図8を参照)をモニタ20aに表示する(図8参照)。
【0108】
次のS103では、計量機管理画面104(図8を参照)に表示された釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作されたかどうかをチェックする。S103において、釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作された場合には、S104に進み、給液所に設置された全ての釣り銭機14の状態を表示する釣り銭機管理画面としての釣り銭機一覧表示画面140(図10を参照)を管理コンピュータ20のモニタ20aに表示する。
【0109】
続いて、S105では、釣り銭機一覧表示画面140の右下に表示された戻る釦148が押圧操作されたかどうかをチェックする。S105において、戻る釦148が押圧操作されないときは、後述するS107に進む。また、S105において、戻る釦148が押圧操作されたときは、S106に進み、釣り銭機一覧表示画面140をモニタ20aから消去する。
【0110】
また、上記S103において、釣り銭機一覧表示釦110が押圧操作されない場合には、S107に進み、釣り銭機14に異常が有るか否かをチェックする。S107において、釣り銭機14に異常がないときは、上記S101に戻り、S101以降の処理を実行する。
【0111】
また、上記S107において、釣り銭機14に異常が有るときは、S108に進み、計量機管理画面104(図8を参照)の釣り銭機状態表示領域108(108〜108)のうち異常発生した釣り銭機14の番号に対応する釣り銭機状態表示領域108を赤色で表示する。
【0112】
続いて、S109に進み、赤色で表示された番号の釦が押圧操作されたかどうかをチェックする。モニタ20aの表示をみた給液所の係員は、釣り銭機状態表示領域108(108〜108)のうち赤色表示された番号の釣り銭機14で何らかの異常が発生したことを認識することができる。
【0113】
そして、給液所の係員が異常内容(異常原因)を知りたいときは、赤色表示された番号の釦を押圧操作する。また、複数の給液許可要求が集中していて釣り銭機14のメンテナンスを行う余裕がない場合には、給液許可要求がゼロになるまで赤色表示された番号の釦を押圧操作せずに後回しにすることができる。その後、給液許可釦120の操作が一段落した時点で赤色表示された番号の釦を押圧操作することが可能である。
【0114】
また、S109において、赤色で表示された番号の釦が押圧操作されたときは、S110に進み、図11に示されるように、異常発生画面150を釣り銭機一覧表示画面140の上に拡大表示する。
【0115】
これにより、モニタ20aに表示された異常発生画面150をみた給液所の係員は、赤色で表示された番号の釦を押圧操作即座に釣り銭機14の異常を確認でき、直ちに表示された番号の釣り銭機14へ移動して詰まった紙幣を除去することができる。
【0116】
また、上記S109において、赤色で表示された番号の釦が押圧操作されないときは、上記S101に戻り、S101以降の処理を繰り返す。
【0117】
次のS111では、異常発生画面150の了解釦152が押圧操作されたかどうかをチェックする。S111において、異常発生画面150の了解釦152が押圧操作されたときは、S112に進み、異常発生画面150をモニタ20aから消去する。次のS113では、給液所に設置された全ての釣り銭機14の状態を表示する釣り銭機管理画面としての釣り銭機一覧表示画面140がモニタ20aに表示されているか否かをチェックする。
【0118】
S113において、釣り銭機一覧表示画面140がモニタ20aに表示されているときは、上記S105に戻り、S105以降の処理を実行する。また、S113において、釣り銭機一覧表示画面140がモニタ20aに表示されていないときは、今回の表示制御処理を終了する。
【0119】
このように、異常発生画面150の表示の有無を係員の意思で判断することができるので、釣り銭機14で何らかの異常が発生した場合でも燃料供給装置16(16〜1616)の稼動状況(顧客の操作)に応じて異常発生画面150を表示させるタイミングを変更することが可能になる。
【0120】
尚、上記実施の形態では、地上設置型の計量機に取り付けられた構成を一例として挙げたが、これに限らず、懸垂式の給液装置にも適用できるのは勿論である。
【0121】
また、上記実施の形態では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給液する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給するシステムにも適用できるのは勿論である。
【0122】
また,上記実施の形態では、POSでの商品管理を行っているが、POS無しでの給油システムで実施することも可能である。
【0123】
また、上記実施の形態では、設定器は、流量表示器を兼ねたタッチパネルを設け、計量機に内蔵されている場合を一例として挙げたが、計量機と別の筐体に入っていたり、タッチパネルを持たない押し釦式であっても適用できるのは勿論である。
【0124】
また、上記実施の形態では、設定操作を行う前に紙幣を自動支払機28に入金する所謂前払い方式について説明したが、本発明は、給液が終了した後に紙幣を自動支払機28に入金する所謂後払い方式にも適用できるのは勿論である。
【0125】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、釣り銭機で異常が発生した場合、当該異常を釣り銭機状態表示領域の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所に表示させ、当該表示箇所が操作された場合には、当該異常が発生した釣り銭機の異常内容をモニタに表示させるため、管理コンピュータのモニタで複数の燃料供給機の動作状態を確認できると共に、複数の釣り銭機動作状態、例えば、複数の釣り銭機のうち異常が生じた釣り銭機でどのような異常が発生したのかを容易に確認することが可能になる。さらに、釣り銭機で異常が生じた時点でその異常内容をモニタに表示させることはせずに、釣り銭機に異常があったことのみを釣り銭機状態表示領域内の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所にさせることができるので、燃料の供給許可を操作してから釣り銭機の異常に対する処理を行なうことができる。
【0126】
上記請求項2記載の発明は、釣り銭機で異常が発生した場合、釣り銭機状態表示領域の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所に当該異常を表示させ、当該表示箇所が操作された場合には、当該異常が発生した釣り銭機の異常内容を前記モニタに表示させるとともに釣り銭機の状態を示す釣り銭機管理画面をモニタに表示させるため、釣り銭機で発生した異常内容を容易に確認することが可能になる。例えば、釣り銭機で釣り銭が詰まって排出されないなどの故障が発生した場合でも、係員が直ちに釣り銭機の場所へ移動して故障箇所を修理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成図である。
【図2】燃料供給装置16の正面図である。
【図3】燃料供給装置16の各機器の構成を示すブロック図である。
【図4】設定器26のタッチパネル49に表示される給液開始画面の一例を示す図である。
【図5】設定器26のタッチパネル49に表示される給液終了画面の一例を示す図である。
【図6】給液終了後に確認釦88がオンに操作された場合に発行されるレシートの印字例を示す図である。
【図7】釣り銭機14の正面図である。
【図8】管理コンピュータ20のモニタ20aに表示される計量機管理画面の一例を示す図である。
【図9】計量機状態表示領域106の表示例の切り替わりを説明するための図である。
【図10】釣り銭機一覧表示釦110を押圧操作した場合の釣り銭機一覧表示例を説明するための図である。
【図11】釣り銭機14で何らかの異常が発生した場合の表示例を説明するための図である。
【図12】燃料供給装置16の制御回路66が実行する制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】釣り銭機14の制御回路が実行するメイン制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】釣り銭機14の制御回路が実行する割り込み処理1を説明するためのフローチャートである。
【図15】釣り銭機14の制御回路が実行する割り込み処理2を説明するためのフローチャートである。
【図16】釣り銭機14の制御回路が実行するメイン制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】釣り銭機14の制御回路が実行する割り込み処理1を説明するためのフローチャートである。
【図18】釣り銭機14の制御回路が実行する割り込み処理2を説明するためのフローチャートである。
【図19】釣り銭機14の制御回路が実行する割り込み処理3を説明するためのフローチャートである。
【図20】異常発生画面150を手動操作で表示させる場合の制御処理の変形例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 給液システム
14 釣り銭機
16(16〜16) 燃料供給装置
20 管理コンピュータ
20a モニタ
21 POS本体
22 記憶装置
24 計量機
26 設定器
28 自動支払機
30 通信回線
32〜32 監視カメラ
34 カメラ分割ユニット
36 監視モニタ
38 操作部
49 タッチパネル
50 人検知センサ
52 紙幣挿入部
54 カード挿入部
56 レシート発行部
62 ノズル掛け
60 給液ノズル
66 制御回路
70 給液ポンプ
72 流量計
78 カードR/W
80 メモリ
90 レシート
92 インタホン
94 レシート読み取り機
96 硬貨払い出し口
98 紙幣払い出し口
100 防犯スピーカ
102 取扱中表示ランプ
104 計量機管理画面
106(106〜10616) 計量機状態表示領域
108(108〜108) 釣り銭機状態表示領域
110 釣り銭機一覧表示釦
112 緊急停止釦
114 メニュー釦
116 監視カメラ表示釦
118 停止釦
120 給液許可釦
122 計量機番号
124 動作状態
126 伝票番号
128 液種
130 給液量
132 釣り銭額
140 釣り銭機一覧表示画面
142 釣り銭機別合計額表示欄
144 種別表示欄
146 金額別合計枚数表示欄
148 戻る釦
150 異常発生画面
152 異常発生表示領域
154 異常内容表示領域

Claims (2)

  1. 被燃料供給体に燃料を供給するのに先立って当該被燃料供給体への燃料の供給の許可を要求する供給許可要求信号を出力し、燃料の供給を許可する供給許可信号が入力されたことを条件に当該被燃料供給体への燃料の供給が可能となる複数の燃料供給機と、
    貨幣を入金するための入金機と、
    前記燃料供給機から供給された燃料の供給量に応じた金額が前記入金機に入金された入金額より少ない場合に釣り銭を排出する複数の釣り銭機と、
    タッチパネルよりなるモニタを有し、前記複数の燃料供給機それぞれの状態を表示する計量機状態表示領域と、前記複数の釣り銭機それぞれの状態を表示する釣り銭機状態表示領域とを当該モニタに表示させるとともに、当該計量機状態表示領域に表示された複数の燃料供給機のうち前記供給許可要求信号を出力した燃料供給機に対応する表示箇所に供給許可待ちの表示をさせ、当該タッチパネルを介して前記供給許可要求信号を出力した燃料供給機に対して燃料供給の許可が指示されると当該燃料供給機に対して供給許可信号を出力する管理コンピュータと、
    を備えた燃料供給システムにおいて、
    前記管理コンピュータは、前記釣り銭機で異常が発生した場合、当該異常を前記釣り銭機状態表示領域の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所に表示させ、当該表示箇所が操作された場合には、当該異常が発生した釣り銭機の異常内容を前記モニタに表示させることを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記管理コンピュータは、前記釣り銭機で異常が発生した場合、前記釣り銭機状態表示領域の当該異常が発生した釣り銭機に対応する表示箇所に当該異常を表示させ、当該表示箇所が操作された場合には、当該異常が発生した釣り銭機の異常内容を前記モニタに表示させるとともに前記釣り銭機の状態を示す釣り銭機管理画面を前記モニタに表示させることを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。
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