JP2004210340A - 燃料供給システム - Google Patents

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Hiroyuki Amemori
宏之 雨森
Yoshiki Futamura
良樹 二村
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Hitachi KE Systems Ltd
Tokico System Solutions Co Ltd
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Hitachi KE Systems Ltd
Tokico Technology Ltd
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Abstract

【課題】本発明はセルフ給油方式の計量機に対して給油許可を送信するパネルの表示を誤操作しないように表示することを課題とする。
【解決手段】燃料供給システムのPOS本体は、タッチパネル方式の液晶モニタ22が搭載されており、この液晶モニタ22には、精算表示エリア22aと、給油所に設置された計量機12(12〜12)の動作状況を表示する計量機動作状況表示エリア22bと、給油許可を送信した計量機番号を表示する給油許可待ち表示エリア22cとが表示される。給油許可待ち表示エリア22cには、複数(本実施例では、2個)の給油許可釦としての計量機番号のアイコンを表示する表示領域22c,22cが形成されており、2個の給油許可釦(計量機番号のアイコン)を拡大表示することが可能である。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料供給システムに係り、特に自動車の燃料タンクに燃料を供給するときに供給許可待ちの計量機を表示して当該計量機への供給許可出力操作を容易に行えるよう構成した燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに供給する燃料供給システムを例に挙げて以下説明する。
【0003】
例えば、セルフサービス方式の計量機が設置された給油所等では、運転者自身が給油作業の設定、給油作業、給油料金の精算を行うようになっている。そのため、運転者は、給油を行う前に給油する油種や給油量等のスイッチを有する設定器により所定の油種、給油量または給油金額を入力する設定操作を行う。
【0004】
また、セルフサービス方式の計量機に給油量または給油金額の設定を行う設定器及び自動支払機が設けられている所謂アイランド精算方式の場合には、給油場所で給油料金の精算を行うことができる。
【0005】
アイランド精算方式の給油システムでは、運転者は、まず自動支払機の紙幣挿入部に紙幣(1万円札、5千円札等)を挿入し、入金された金額が紙幣リーダにより読み取られて表示部に入金金額が表示された後、所望の油種(レギュラー、ハイオク、軽油等)を入力し、所望の給油量(10リットル、20リットル等)または給油金額(2千円、3千円等)を入力することで、当該計量機が給油許可待ち状態になる。
【0006】
設定器では、上記のように油種選択及び紙幣の投入が行われて給油ノズルが燃料タンクの給油口に挿入されると、給油所のセルフコンソールに給油要求信号が送信される。
【0007】
給油所の係員は、セルフコンソールに計量機から送信された給油要求が表示されると、当該計量機の状況を監視カメラの画像で確認し、給油許可釦をオンに操作する。これにより、給油許可待ちの計量機に給油許可信号が送信され、当該計量機での給油が可能になる。
【0008】
この燃料供給システムでは、計量機からの給油要求信号がセルフコンソールで受信されると、セルフコンソールのモニタ(表示器)に監視カメラの画像が表示される。そして、給油所の係員は、セルフコンソールのモニタ(表示器)に表示された監視カメラの画像を見て給油許可待ちになった当該計量機の状況を確認してから給油許可釦を操作する(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−142587号公報(第4頁、図4)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような燃料供給システムでは、計量機からの給油要求信号がセルフコンソールで受信されると、セルフコンソールのモニタ(表示器)に監視カメラの画像が表示されるため、複数の計量機から給油要求信号が送信されている場合でも給油所の係員には、給油許可待ちの計量機を1台しか認識することができないという問題があった。
【0011】
そのため、給油所の係員は、複数の計量機から同時に給油要求信号が送信された場合、表示されていない給油許可待ちの計量機の台数を把握できず、2番目以降の計量機に対する給油許可信号の送信が遅れてしまい、給油所の給油効率が低下するおそれがあった。
【0012】
また、給油所に設置されている全ての計量機の動作状況をセルフコンソールのモニタに表示し、給油許可待ちの計量機を指定することにより、当該計量機に対して給油許可する方式もあるが、計量機が多数存在する場合には、1台の計量機の状況を表示するための表示スペースが小さくなるので、任意の計量機の給油許可釦を押圧する際に誤って隣に表示された給油許可釦を誤操作してしまうおそれがあった。
【0013】
そこで、本発明は上記課題を解決した燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、以下のような特徴を有する。
【0015】
上記請求項1記載の発明は、被供給タンクに燃料を供給するのに先立って燃料の供給要求信号を出力し、供給許可信号が入力されることにより当該被供給タンクへの燃料の供給が可能になる複数の燃料供給機と、表示器を有すると共に、所定の操作を行うことにより指定された燃料供給機に対して供給許可信号を出力する供給許可手段とを含む燃料供給システムにおいて、表示器の表示面を、各燃料供給機それぞれの動作状況を所定の大きさの領域をもって表示する動作状況表示部と、動作状況表示部とは区別して設けられた許可待ち表示部との少なくとも二つの表示部で構成し、供給要求信号を出力した燃料供給機を特定するための情報を許可待ち表示部内に所定の大きさの領域をもって表示させる表示制御手段を設け、供給許可手段が、許可待ち表示部内の燃料供給機が表示されている領域が操作されたことを検出した場合に当該燃料供給機に対して供給許可信号を出力するものであり、許可待ち表示部の表示領域に表示された複数の識別データから許可待ち数を容易に把握でき、複数の許可待ちにも対応することが可能になり、燃料供給の効率を高められる。
【0016】
上記請求項2記載の発明は、許可待ち表示部内に表示される燃料供給機を特定するための情報を表示する領域の面積が、動作状況表示部に表示される各燃料供給機夫々の表示領域の面積よりも大きく設定されており、どの燃料供給機が許可待ちなのかを容易に確認することが可能になる。
【0017】
上記請求項3記載の発明は、前記許可待ち表示部内は複数の表示領域に分割され、該各表示領域の内、一方の表示領域を用いての表示回数と他方の表示領域を用いての表示回数とを比較する表示回数比較手段と、当該表示回数比較手段による比較結果に基づき、当該表示領域同士の使用回数が一致するように当該表示領域に表示すべき情報を何れかの表示領域に表示するかを切り替える表示領域切替手段と、を設けたものであり、許可待ち表示部内の複数の表示領域を均等に使用して一部の表示領域が劣化することを防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明になる燃料供給システムの一実施例の構成図である。
【0019】
図1に示されるように、燃料供給システム10は、給油エリア11に設置されたセルフサービス給油方式の計量機12と、計量機12に隣接するように設けられた設定器14と、事務所16内に設置されたPOS本体18と、POS本体18に接続された記憶装置19とを有する。
【0020】
POS本体18は、後述するように給油所で販売された油液の販売管理及びその他のサービス(例えば、オイル交換、洗車、点検など)の支払いを管理すると共に、給油要求信号を送信した計量機に対して給油所の係員の操作により給油許可信号を送信する機能も併せ持っている。また、POS本体18は、タッチパネル方式の液晶モニタ(表示器)22が搭載されており、この液晶モニタ22の任意の表示箇所に触れることにより料金の精算を操作することができると共に、給油許可信号を送信するように操作することも可能になる。
【0021】
また、設定器14は、POS本体18と通信回線(SS−LAN)20を介して接続されており、後述するように紙幣のみを扱う自動支払機29(図3参照)が設けられた一部アイランド精算方式が採用されている。そして、事務所16内には、紙幣以外の小銭(硬貨)による釣銭(千円未満の釣銭)を支払うための釣銭機24及び地下タンク(図示せず)の液位を検出する液面計25が設置されている。
【0022】
また、給油エリア11には、計量機12及び設定器14の周辺を監視するための監視カメラ21が設けられており、事務所内に設置された監視モニタ23には、監視カメラ21で撮像された画像が表示される。さらに、POS本体18には、給油エリアにおいて油液の流出などの緊急事態が発生した場合に計量機12を停止させる外部緊急停止スイッチ32が接続されている。
【0023】
図2は燃料供給システム10の全体構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、燃料供給システム10では、4台の計量機12(12〜12)が設置されている。POS本体18は、4台の計量機12(12〜12)及び設定器14(14〜14)と通信回線(SS−LAN)20を介して接続されている。尚、本実施例では、POS本体18が4台の計量機12(12〜12)の給油状況を管理するように構成されているが、これに限らず、4台以上の計量機を管理することも可能である。
【0024】
POS本体18の記憶装置19には、液晶モニタ22の表示面を、各計量機12それぞれの動作状況を所定の大きさの領域をもって表示する計量機動作状況表示エリア(動作状況表示部)と、動作状況表示部とは区別して設けられた給油許可待ち表示エリア(許可待ち表示部)との少なくとも二つの表示部で構成し、供給要求信号を出力した燃料供給機を特定するための情報を許可待ち表示部内に所定の大きさの領域をもって表示させる制御プログラムI(表示制御手段)と、許可待ち表示部内の燃料供給機が表示されている領域が操作されたことを検出した場合に当該燃料供給機に対して供給許可信号を出力する制御プログラムII(供給許可手段)と、が格納されている。
【0025】
また、POS本体18の記憶装置19には、給油許可待ち表示エリア(許可待ち表示部)が複数の表示領域に分割され、各表示領域の内、一方の表示領域を用いての表示回数と他方の表示領域を用いての表示回数とを比較する制御プログラムIII(表示回数比較手段)と、表示回数の比較結果に基づき、当該表示領域同士の使用回数が一致するように当該表示領域に表示すべき情報を何れかの表示領域に表示するかを切り替える制御プログラムIV(表示領域切替手段)と、が格納されている。
【0026】
図3はPOS本体18に搭載された液晶モニタ22の表示例を示す図である。
図3に示されるように、POS本体18の液晶モニタ22の表示面は、料金の精算処理を行う場合、顧客に請求する項目(サービス内容)や各項目毎の料金や合計金額、支払い金額、つり銭などを表示する精算表示エリア22aと、給油所に設置された計量機12(12〜12)の動作状況を表示する計量機動作状況表示エリア(動作状況表示部)22bと、給油許可を送信した計量機番号を表示する給油許可待ち表示エリア(許可待ち表示部)22cとに分割される。
【0027】
計量機動作状況表示エリア22bには、最大16台の計量機12の動作状況を表示する表示領域22b〜22b16が形成されている。この表示領域22b〜22b16は、数が多くなるほど表示面積が小さくなる。
【0028】
給油許可待ち表示エリア22cには、複数(本実施例では、2個)の給油許可釦としての計量機番号のアイコンを表示する表示領域22c,22cが形成されており、2個の給油許可釦(計量機番号のアイコン)を拡大表示することが可能である。この表示領域22c,22cの表示面積は、上記計量機動作状況表示エリア22bの表示領域22b〜22b16の表示面積よりも大きく設定されている。
【0029】
そのため、給油所の係員は、給油許可待ち表示エリア22cに表示された給油許可釦の数によって給油許可待ち数を確認できると共に、給油許可待ちの計量機番号も確認できる。また、給油許可待ち表示エリア22cに表示される給油許可釦は、比較的大きいので、操作しやすく、誤って隣に表示された釦(アイコン)を操作する心配がない。
【0030】
尚、計量機動作状況表示エリア22bには、16台の計量機の動作状況を表示することが可能になっているが、設置された給油所の計量機台数に応じて任意の数が表示可能とされる。
【0031】
次に、設定器14に設けられた操作パネルの構成及び操作手順について説明する。
図4は設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
【0032】
図4に示されるように、設定器14の操作パネル56は、上から順に▲1▼油の種類を押す、▲2▼お金を入れる、▲3▼確認する、▲4▼給油開始、▲5▼レシートを取るといった操作手順が記載されている。
【0033】
「▲1▼油の種類を押す」の欄には、給油する油種を指定するための油種入力部26として軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦62が配置されている。また、軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦62は、ランプが内蔵されており、後述するようにオンに操作されると点灯して選択された油種であることを表示する。
【0034】
「▲2▼お金を入れる」の欄には、紙幣を挿入する紙幣挿入部30と紙幣返却部33とを有する自動支払機29、入金金額表示部42、単価表示部44が設けられている。また、自動支払機29の蓋29aは、通常、キーによりロック解除されており、紙幣回収時にロック解除されて開かれる。また、自動支払機29は、蓋29aが開かれたことを検出する収容蓋スイッチ36と、紙幣鑑別部32と、紙幣収容部34とを有する。そして、自動支払機29の蓋29aは、紙幣収容部34に収容された紙幣が回収されると、閉塞されてロックされる。
【0035】
「▲3▼確認する」の欄には、YES確認スイッチ釦38aとNO確認スイッチ釦38bとが設けられている。
【0036】
「▲4▼給油開始」の欄には、給油許可がおりたことを点滅して報知する給油ランプ51が設けられている。
【0037】
「▲5▼レシート」の欄には、レシートスイッチ50と、レシート発行部52と、お釣りランプ53とが設けられている。
【0038】
ここで、上記燃料供給システム10において、行われる給油操作について説明する。
【0039】
給油のため給油所に到着した車両の操作者は、まず給油エリア11の空いている計量機12の前に車両を停車させてから設定器14の設定操作を行う。そして、設定器14による油種、給油金額を設定し終わると、計量機12の給油ノズルを車両の給油口(図示せず)に挿入して給油を開始する。
【0040】
次に、顧客(運転者)及び給油所の監視者(係員)が行う操作手順について説明する。
図5は顧客(運転者)及び給油所の監視者(係員)が行う操作手順について説明するフローチャートである。
【0041】
図5に示されるように、顧客(運転者)が設定器14において、軽油釦58、ハイオク釦60、レギュラー釦62の何れかをオンに操作して油種選択操作を行った(S11)後、紙幣を紙幣挿入部30に挿入すると、入金金額が入金金額表示部42に表示される(S12)。
【0042】
次に顧客が、給油金額のプリセット設定を行うと共に、プリセットされた給油金額に相当する給油量を表示する(S13)。そして、表示された給油金額及び給油量が間違っているときは(S14)、確認スイッチ釦38bをオンに操作する(S15)。この場合、顧客は設定操作を最初からやり直す。
【0043】
また、表示された給油金額及び給油量が正しければ(S14)、確認スイッチ釦38aをオンに操作する(S16)。そして、紙幣の釣銭(千円以上)があるかどうかを判断して(S17)、紙幣の釣銭があるときは、紙幣返却部33に釣銭としての紙幣を排出する(S18)。上記プリセット操作が終了すると、計量機12において、給油ノズル(図示せず)をノズル掛けから外して(S19)、車両の給油口に挿入する。
【0044】
この後、給油所の事務所において、POS本体18は、計量機12からの給油要求信号を受けて給油許可待ち状態になる(S20)。給油所の係員(監視者)は、計量機12からの給油要求に対して設定器14により設定されたプリセット値とモニタ23に表示された当該計量機12周辺の画像を確認して給油許可を出力する(S21)。
【0045】
計量機12では、給油許可信号を受信すると、給油ランプ51が点滅し、ポンプ(図示せず)が起動されて給油が開始される(S22)。そして、プリセットされた給油量が給油されると、ポンプが停止される(S23)。顧客が給油ノズルを計量機12のノズル掛けに戻すと(S24)、設定器14では給油量と入金金額との差を求めて釣銭(千円以下)の有無を判別する(S25)。
【0046】
釣銭(千円以下)があるときは、レシートランプ釦50を点滅させてレシート発行部52からレシートを発行する(S26)。その後、給油所の事務所において、係員(監視者)は、釣銭機24に伝票番号を入力して釣銭の払い出しを許可する(S27)。
【0047】
顧客は、給油終了後、釣銭機24から釣銭を受取る(S28)。これで、給油及び精算処理は終了する(S29)。
【0048】
また、S25で釣銭がないときは、レシートランプ釦50を点滅させる(S30)。顧客がレシートランプ釦50を押圧してオンに操作すると(S31)、レシート発行部52からレシートを発行する(S32)。これで、給油及び精算処理は終了する(S33)。
【0049】
また、S31で顧客がレシートランプ釦50を押圧操作しないときは、30秒経過したかかどうかを確認する(S34)。尚、30秒が経過してもレシートランプ釦50が押圧操作されないときは、レシートランプ釦50を消灯させ(S35)、給油及び精算処理を終了する。
【0050】
次に上記POS本体18が計量機12からの給油要求に応じて実行する給油処理について説明する。
図6はPOS本体18が計量機12からの給油要求に応じて実行する給油処理を説明するためのフローチャートである。
【0051】
図6に示されるように、POS本体18の制御回路は、S41において、計量機12から給油要求信号が入力されたかどうかをチェックする。顧客がセルフサービス方式の給油を行うため、設定器14により油種、給油金額または給油量を設定し、計量機12のノズル掛け(図示せず)から給油ノズル(図示せず)を外して給油口(図示せず)に挿入すると、当該計量機12はPOS本体18に対して給油要求信号を出力する。
【0052】
S41において、給油要求信号(計量機番号を含む)が入力されると、S42に進み、当該給油要求信号を送信した計量機番号を待機中の記憶エリアから消去すると共に、当該計量機の待機中の表示を計量機動作状況表示エリア22bから消去する。
【0053】
次のS43では、当該給油要求信号を送信した計量機番号を記憶装置19に形成された許可待ち記憶エリアに記憶させると共に、当該計量機番号の許可待ちの表示を計量機動作状況表示エリア22bに表示する(図7参照)。
【0054】
次のS44では、給油要求信号を送信した計量機が2台以上あるかどうかをチェックする。S44において、給油要求信号を送信した計量機が1台であるときは、S45に進み、給油許可待ち表示エリア22cに設けられた2台の表示領域22c,22cの表示回数を比較し、このうち使用頻度(表示回数)の低い表示領域(タッチ回数のカウント値が小さい方の領域)を判別する(表示回数比較手段)。
【0055】
続いて、S46では、表示回数の比較結果に基づき、当該表示領域同士の使用回数が一致するように当該表示領域に表示すべき情報を何れかの表示領域に表示するかを切り替える。すなわち、給油許可待ち表示エリア22cに設けられた2台の表示領域22c,22cのうち使用頻度の低い表示領域に今回給油要求信号を送信した計量機番号を表示する(表示領域切替手段、図8参照)。これにより、表示領域22c,22cのうち一方のみが頻繁に使用されることが無く、表示領域22c,22cの両方が均等に使用されるため、表示領域22c,22cのうち一方のみが劣化することが防止される。これで、給油要求信号を送信した計量機が1台である場合の処理を終了する。
【0056】
尚、本実施例では、給油許可待ち表示エリア22cに2台分の表示領域22c,22cを設けたため、2台以上の計量機12から給油要求信号が送信された場合には、送信順に給油許可待ち表示エリア22cに計量機番号が表示される。従って、3台目以降の計量機番号は、先に表示された計量機番号が消去された後の空いた領域に順次表示される。そのため、給油所の係員は、複数の計量機12から給油要求信号が送信されていることを給油許可待ち表示エリア22cの表示から容易に確認することができる。
【0057】
また、上記S44において、給油要求信号を送信した計量機が2台以上であるときは、S47に進み、給油許可待ち表示エリア22cに設けられた2台の表示領域22c,22cに今回給油要求信号を送信した2台の計量機番号のアイコン(識別データ)61,62を表示する(図7参照)。これで、給油要求信号を送信した計量機が2台以上である場合の処理を終了する。
【0058】
また、上記S41において、給油要求信号(計量機番号を含む)が入力されないときはS48に移行して給油許可の指示があったかどうかをチェックする。
【0059】
このS48において、給油所の係員が監視カメラ21により撮像された当該計量機12の状況を監視モニタ23により確認した後、給油許可待ち表示エリア22cに表示された計量機番号(2号機)のアイコン(識別データ)61に触れると、当該計量機(2号機)12に対して給油許可信号を出力する(S49)。
【0060】
次のS50では、給油許可信号を出力された当該計量機(2号機)12の番号を許可待ちの記憶エリアから消去すると共に、当該計量機の許可待ち表示を計量機動作状況表示エリア22bから消去する。また、給油許可待ち表示エリア22cに表示された計量機番号(2号機)のアイコン(識別データ)61を消去する(図8参照)。
【0061】
次のS51では、給油許可信号を出力された当該計量機(2号機)12の番号を記憶装置19に形成された給油中記憶エリアに記憶させる。
【0062】
続いて、S52では、当該計量機(2号機)12が給油中であることを計量機動作状況表示エリア22bに表示する(図8参照)。この後は、上記S44に移行してS44〜S47の処理を実行する。
【0063】
ここで、例えば、S44において、給油要求信号を送信した計量機が1台であるときは、S45で、給油許可待ち表示エリア22cに設けられた2台の表示領域22c,22cのうち使用頻度の低い表示領域(タッチ回数のカウント値が小さい方の領域)を判別し、S46で、給油許可待ち表示エリア22cに設けられた2台の表示領域22c,22cのうち使用頻度の低い表示領域(例えば、図9に示されるように、給油許可待ち表示エリア22cの右側の領域)に今回給油要求信号を送信した計量機番号(3号機)のアイコン63を表示する。
【0064】
また、上記S48において、給油許可指示が行われなかった場合、S53に移行して計量機12から給油終了信号が入力されたかどうかをチェックする。尚、S53において、計量機12から給油終了信号が入力されないときは、上記S41に戻り、S41,S48,S53の処理を繰り返す。
【0065】
また、S53において、計量機12から給油終了信号が入力されたときは、S54に進み、給油終了信号を送信した当該計量機12の機器番号(2号機)を記憶装置19の給油中記憶エリアから消去すると共に、当該計量機番号(2号機)の給油中表示を計量機動作状況表示エリア22bから消去する。
【0066】
続いて、S55に進み、当該計量機12の機器番号(2号機)を記憶装置19の待機中記憶エリアに記憶する。そして、S56では、計量機動作状況表示エリア22bの当該計量機番号(2号機)の表示を待機中に切り替える(図9参照)。
【0067】
このように、給油許可待ち表示エリア22cの表示領域22c,22cに表示された計量機番号のアイコン(識別データ)の数により、許可待ち数を容易に把握でき、複数の許可待ちにも対応することが可能になり、燃料供給の効率を高めることができる。
【0068】
尚、上記実施例では、ガソリンや軽油等の油液を車両の燃料タンクに給油する場合を一例として挙げたが、これに限らず、油液以外の燃料(例えば、燃料電池車で消費される水素、あるいはLPG車やCNG車などで燃料として消費されるガス等)を供給するシステムにも適用できるのは勿論である。
【0069】
また、上記実施例では、給油許可待ち表示エリア22cの表示領域22c,22cに計量機番号のアイコンを識別データとして表示する場合を一例として挙げたが、これに限らず、計量機番号以外の識別データ(例えば、計量機を識別する記号やマークあるいは名前(愛称)など)をアイコンに用いても良い。
【0070】
また、上記実施例では、給油許可待ち表示エリア22cに設けられた2台の表示領域22c,22cの表示回数を毎回比較するようにしたが、これに限らず、例えば、表示領域22c,22cの何れか一方を10回ずつ優先的に表示するようにしても良いし、あるいは所定時間毎、あるいは偶数日と奇数日によって表示領域22c,22cの何れか一方を優先的に表示するようにしても良い。
【0071】
また、上記実施例では、POS本体18に設けられた液晶モニタ22の表示面に計量機動作状況表示エリア22b及び給油許可待ち表示エリア22c及び精算表示エリア22aを表示した場合の表示例を示したが、これに限らず、POS本体18の液晶モニタ22以外の表示面、あるいはPOS本体18から独立した機器の表示面に表示するようにしても良い。
【0072】
【発明の効果】
上述の如く、上記請求項1記載の発明によれば、被供給タンクに燃料を供給するのに先立って燃料の供給要求信号を出力し、供給許可信号が入力されることにより当該被供給タンクへの燃料の供給が可能になる複数の燃料供給機と、表示器を有すると共に、所定の操作を行うことにより指定された燃料供給機に対して供給許可信号を出力する供給許可手段とを含む燃料供給システムにおいて、表示器の表示面を、各燃料供給機それぞれの動作状況を所定の大きさの領域をもって表示する動作状況表示部と、動作状況表示部とは区別して設けられた許可待ち表示部との少なくとも二つの表示部で構成し、供給要求信号を出力した燃料供給機を特定するための情報を許可待ち表示部内に所定の大きさの領域をもって表示させる表示制御手段を設け、供給許可手段が、許可待ち表示部内の燃料供給機が表示されている領域が操作されたことを検出した場合に当該燃料供給機に対して供給許可信号を出力するため、許可待ち表示領域に表示された複数の識別データから許可待ち数を容易に把握でき、複数の許可待ちにも対応することが可能になり、燃料供給の効率を高めることができる。
【0073】
上記請求項2記載の発明によれば、許可待ち表示部内に表示される燃料供給機を特定するための情報を表示する領域の面積が、動作状況表示部に表示される各燃料供給機夫々の表示領域の面積よりも大きく設定されたため、どの燃料供給機が許可待ちなのかを容易に確認することができる。
【0074】
上記請求項3記載の発明によれば、前記許可待ち表示部内は複数の表示領域に分割され、該各表示領域の内、一方の表示領域を用いての表示回数と他方の表示領域を用いての表示回数とを比較する表示回数比較手段と、当該表示回数比較手段による比較結果に基づき、当該表示領域同士の使用回数が一致するように当該表示領域に表示すべき情報を何れかの表示領域に表示するかを切り替える表示領域切替手段と、を設けたため、許可待ち表示部内の複数の表示領域を均等に使用して一部の表示領域が劣化することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】燃料供給システム10の全体構成を示すブロック図である。
【図3】POS本体18に搭載された液晶モニタ22の表示例を示す図である。
【図4】設定器14に設けられた操作パネルの一例を示す正面図である。
【図5】顧客(運転者)及び給油所の監視者(係員)が行う操作手順について説明するフローチャートである。
【図6】POS本体18が計量機12からの給油要求に応じて実行する給油処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】液晶モニタ22の給油許可待ち表示エリア22cに2台の計量機番号のアイコンを表示した表示例を示す図である。
【図8】給油許可待ち表示エリア22cのアイコンに触れて給油許可信号を送信した場合の表示例を示す図である。
【図9】液晶モニタ22の給油許可待ち表示エリア22cに1台の計量機番号のアイコンを表示した表示例を示す図である。
【符号の説明】
10 燃料供給システム
12(12〜12) 計量機
14(14〜14) 設定器
18 POS本体
22 液晶モニタ
22a 精算表示エリア
22b 計量機動作状況表示エリア
22c 給油許可待ち表示エリア
22c1,22c2 表示領域
24 釣銭機
29 自動支払機
30 紙幣挿入部
32 紙幣鑑別部
33 紙幣返却部
34 紙幣収容部
38a,38b 確認スイッチ釦
42 入金金額表示部
50 レシートランプ釦
52 レシート発行部
54 制御部
56 操作パネル
61〜63 アイコン

Claims (3)

  1. 被供給タンクに燃料を供給するのに先立って燃料の供給要求信号を出力し、供給許可信号が入力されることにより当該被供給タンクへの燃料の供給が可能になる複数の燃料供給機と、
    表示器を有すると共に、所定の操作を行うことにより指定された燃料供給機に対して前記供給許可信号を出力する供給許可手段とを含む燃料供給システムにおいて、
    前記表示器の表示面を、前記各燃料供給機それぞれの動作状況を所定の大きさの領域をもって表示する動作状況表示部と、該動作状況表示部とは区別して設けられた許可待ち表示部との少なくとも二つの表示部で構成し、
    前記供給要求信号を出力した燃料供給機を特定するための情報を前記許可待ち表示部内に所定の大きさの領域をもって表示させる表示制御手段を設け、
    前記供給許可手段は、前記許可待ち表示部内の燃料供給機が表示されている領域が操作されたことを検出した場合に当該燃料供給機に対して供給許可信号を出力することを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記許可待ち表示部内に表示される前記燃料供給機を特定するための情報を表示する領域の面積は、前記動作状況表示部に表示される各燃料供給機夫々の表示領域の面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載の燃料供給システム。
  3. 前記許可待ち表示部内は複数の表示領域に分割され、
    該各表示領域の内、一方の表示領域を用いての表示回数と他方の表示領域を用いての表示回数とを比較する表示回数比較手段と、
    当該表示回数比較手段による比較結果に基づき、当該表示領域同士の使用回数が一致するように当該表示領域に表示すべき情報を何れかの表示領域に表示するかを切り替える表示領域切替手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の燃料供給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115953954A (zh) * 2023-03-15 2023-04-11 中国航空油料有限责任公司天府机场分公司 一种航油管线车加油量提示系统

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