JPH0744637A - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JPH0744637A
JPH0744637A JP18798493A JP18798493A JPH0744637A JP H0744637 A JPH0744637 A JP H0744637A JP 18798493 A JP18798493 A JP 18798493A JP 18798493 A JP18798493 A JP 18798493A JP H0744637 A JPH0744637 A JP H0744637A
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JP
Japan
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automatic transaction
transaction
automatic
management device
transaction device
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Application number
JP18798493A
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English (en)
Inventor
Hisao Morikawa
久雄 森川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動取引装置が取引中に障害が発生しても、可
能な限り自動復旧せしめ、係員による障害処理、処理ミ
スが削減できる自動取引システムを提供する。 【構成】元帳ファイルを有するホストコンピュータ9
と、ホストコンピュータ9と通信回線を介して接続さ
れ、利用者の操作によって入力される取引に必要な情報
に基づきオンライン交信することにより、入出金取引な
どを自動的に行なう自動取引装置3A〜3C,4と、あ
らかじめ定められた手順にしたがって自動取引装置3A
〜3C,4の運用を管理する管理装置1とからなる自動
取引システムにおいて、たとえば自動取引装置3Aにお
いて、障害が発生すると、その時点の状態を示す状態情
報を管理装置1に対して送信する。管理装置1は、自動
取引装置3Aからの状態情報を受信すると、その状態情
報に基づき最適な処理方法を決定し、その処理方法に基
づき自動取引装置3Aに最適な処理を行なわせしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、預金元帳と
しての元帳ファイルを有するホスト装置と、このホスト
装置と通信回線を介してオンライン接続され、利用者の
操作によって入力される取引に必要な情報に基づき上記
ホスト装置とオンライン交信することにより、入出金取
引などを自動的に行なう自動取引装置とからなる自動取
引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、たとえば、銀行などの金融機関に
おいては、利用者の操作によって取引に必要な情報を入
力し、通信回線を介してオンライン接続されたホストコ
ンピュータ(ホスト装置)とオンライン交信することに
より、利用者の要求に対する現金支払、入金、振込みな
どの取引を自動的に行なう現金自動預出金機などの自動
取引装置が導入され、利用者に対する迅速なサービスを
展開している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなオンライン
接続された自動取引装置にあっては、現金支払、入金、
振込みなどの取引に当たって、預金元帳としての元帳フ
ァイルを有するホストコンピュータとの交信中に伝送異
常などの障害が発生した場合、ホストコンピュータの元
帳ファイルが更新されている(取引成立)かどうか不明
となる。このため、係員が銀行の窓口に設置された端末
装置などでホストコンピュータに照会し、当該取引が不
成立の場合には、たとえば、入金現金を利用者に返却す
るなどの処理が必要である。
【0004】また、一日の取引終了時、自動取引装置で
扱った取引ごとの件数、金額の正当性を確認するため、
ホストコンピュータの元帳ファイルで更新された取引ご
との件数、金額との一致を確認することが必要である。
このため、係員が銀行の窓口に設置された端末装置など
でホストコンピュータに照会した照会結果と、自動取引
装置のいわゆる締上票とを目視確認する必要がある。
【0005】そこで、本発明は、自動取引装置が取引中
に障害が発生しても、可能な限り自動復旧せしめるとと
もに、係員による障害処理および処理ミスが削減できる
自動取引システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動取引システ
ムは、利用者の操作によって入力される取引に必要な情
報に基づき所定の取引を自動的に行なう自動取引装置
と、この自動取引装置と電気的に接続され、あらかじめ
定められた手順にしたがって前記自動取引装置の運用を
管理する管理装置と、前記自動取引装置において、障害
などにより取引処理の続行が不可能になると、その時点
の状態を示す状態情報を前記管理装置に対して送信する
手段と、前記管理装置において、前記自動取引装置から
の状態情報を受信すると、その状態情報に基づき最適な
処理方法を決定し、その処理方法に基づき前記自動取引
装置に最適な処理を行なわせしめる手段とを具備してい
る。
【0007】また、本発明の自動取引システムは、取引
を行なうごとに更新される元帳ファイルを有するホスト
装置と、このホスト装置と通信回線を介して接続され、
利用者の操作によって入力される取引に必要な情報に基
づき前記ホスト装置とオンライン交信することにより所
定の取引を自動的に行なう自動取引装置と、この自動取
引装置と電気的に接続され、あらかじめ定められた手順
にしたがって前記自動取引装置の運用を管理する管理装
置と、前記自動取引装置において、前記ホスト装置とオ
ンライン交信中に障害が発生し、取引処理の続行が不可
能になると、その時点の状態を示す状態情報を前記管理
装置に対して送信する手段と、前記管理装置において、
前記自動取引装置からの状態情報を受信すると、その状
態情報に基づき前記ホスト装置の元帳ファイルの更新結
果を確認する手段と、前記管理装置において、ホスト装
置の元帳ファイルの更新結果を確認した後、最適な処理
方法を決定し、その処理方法に基づき前記自動取引装置
に最適な処理を行なわせしめる手段とを具備している。
【0008】
【作用】自動取引装置が障害などにより取引処理の続行
が不可能となった場合、障害発生時の状態により、最適
な処理方法を決定し、自動取引装置の仕掛かり状態を解
除させ、処理を続行させるものである。
【0009】また、上記障害がホスト装置とのオンライ
ン交信中に発生し、ホスト装置の元帳ファイルの更新状
態が不明となった場合、管理装置がホスト装置とのオン
ライン交信を代行し、ホスト装置の元帳ファイルの更新
結果を確認した後、自動取引装置に最適処理を行なわせ
しめるものである。したがって、自動取引装置が取引中
に障害が発生しても、可能な限り自動復旧せしめるとと
もに、係員による障害処理および処理ミスが削減でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本実施例に係る自動取引システ
ムの概念図である。すなわち、たとえば、銀行の支店内
には、自動取引装置の運用を管理するための管理装置1
が設置されている。管理装置1は、店内LAN(ローカ
ル・エリア・ネットワーク)2に接続されている。店内
LAN2には、支店内に設置された自動取引装置のう
ち、現金自動預出金機(ATM)3A〜3B、現金自動
支払機(CD)4などが接続されている。店外に設置さ
れた現金自動預出金機(ATM)3Cは、店内に設置さ
れたLAN接続アダプタ5を介して店内LAN2に接続
されている。
【0011】店内LAN2には、センタのホストコンピ
ュータ(ホスト装置)9との通信を制御する通信制御装
置6が接続されている。通信制御装置6は、通信回線を
介してホストコンピュータ9にオンライン接続されてい
る。すなわち、通信制御装置6にはモデム7が接続さ
れ、このモデム7は電話回線によりセンタ側モデム8と
接続され、このモデム8はホストコンピュータ9と接続
されている。
【0012】ホストコンピュータ9には、自動取引装置
を利用する利用者の各口座ごとの取引情報、つまり預金
元帳としての元帳ファイルが記憶されており、自動取引
装置3A〜3C,4から通信制御装置6を経由して送信
される取引要求に基づき、元帳ファイルの該当口座の取
引記録の更新を行ない、自動取引装置3A〜3C,4に
更新結果に基づく取引情報を送信する。
【0013】自動取引装置3A〜3C,4は、店内LA
N2を介して管理装置1によって運用が管理される。管
理装置1は、監視センタ12とも接続される。すなわ
ち、管理装置1には、NCU(ネットワーク・コントロ
ール・ユニット)モデム10が接続され、このNCUモ
デム10は公衆回線網11を介して監視センタ12に接
続される。
【0014】監視センタ12は、休日など、自動取引装
置3A〜3C,4が無人で稼働しているとき、管理装置
1からの情報に基づき、自動取引装置3A〜3C,4の
運用状態を監視し、復旧ができない障害が発生したり、
自動取引装置にセットされている各種媒体(紙幣、ジャ
ーナルテープなど)の補充が必要であると、管理装置1
から通報を受けた場合、係員の出動を指示し、対応せし
める。
【0015】ここで、店内LAN2に接続されている自
動取引装置(現金自動預出金機)3A〜3Bについて説
明する。図2は、自動取引装置3A〜3Bの外観図であ
る。すなわち、装置本体20の前面には、略L字形状の
接客操作部21が形成されている。接客操作部21の垂
直面には、口座番号などの口座情報が記録されている通
帳を挿入するための通帳挿入口22、磁気記録された口
座情報や氏名および口座番号などのエンボス情報を有す
る磁気カードを挿入するためのカード挿入口23、取引
明細票を発行するための伝票発行口24、および、多数
枚の硬貨を一括して投入あるいは受取るための硬貨入出
金口26が設けられている。
【0016】接客操作部21の水平面には、多数枚の紙
幣を一括して投入あるいは受取るための紙幣入出金口2
5、および、カラーCRTの表示画面上に透明なタッチ
センサパネルが重ねて配置されているCRT表示装置2
7が設けられている。
【0017】CRT表示装置27は、操作の手順やその
他の情報をイラスト、文字、あるいは文言(メッセー
ジ)などを用いて画面に表示することにより、利用者の
操作を誘導するとともに、その表示画面上の暗証番号、
金額、口座番号、取引種目の選択、確認、あるいは取消
しなどに応じた表示部分を押圧することにより、タッチ
センサパネルがそれを検知し、後述する主制御部に対応
する信号を出力する、いわゆるキー入力操作が行なわれ
るものである。したがって、CRT表示装置27は、機
械の操作やステップの状態が変化されるごとに、内容と
その表示とを変化させていくようになっている。
【0018】一方、装置本体20の内部には、図3に示
すように、装置全体の制御を司るマイクロコンピュータ
などを主体に構成される主制御部31、これに接続され
る係員用の内部モニタ32、前記CRT表示装置27か
ら構成される接客ユニット33、音声によって利用者の
操作などを誘導する音声案内ユニット34、カードユニ
ット35、伝票ユニット36、通帳ユニット37、紙幣
入出金ユニット38、硬貨入出金ユニット39などが設
けられている。
【0019】また、主制御部31には、主記憶部40、
自動取引装置を稼動せしめるために必要な電力を供給す
る電源部41、および、店内LAN2との接続のための
LANアダプタ42などが接続されている。
【0020】内部モニタ32は、自動取引装置の運用に
携わる係員に自動取引装置の状態などを通知したり、係
員による操作に関する指示の入力などが行なわれるもの
である。
【0021】カードユニット35は、前記カード挿入口
23から挿入される磁気カードを受入れることにより、
たとえば、磁気カード上の磁気ストライプから口座情報
を読取ったり、磁気カード上の表面に刻印されているエ
ンボス情報の読取りなどを行なうものである。また、カ
ードユニット35は、必要に応じて磁気カード上の磁気
ストライプに情報の書込みを行なうようになっている。
【0022】伝票ユニット36は、内部に備える単票
(レシート)に取引結果などを印字することによって明
細票を発行し、それを前記伝票発行口24に排出するも
のである。
【0023】通帳ユニット37は、前記通帳挿入口22
から挿入される通帳を受入れることにより、たとえば、
通帳上の磁気ストライプに対する情報の読取り/書込
み、記帳面への取引結果の印字などを行なうものであ
る。
【0024】紙幣入出金ユニット38は、前記紙幣入出
金口25に一括して投入された紙幣を受入れて、その真
偽、金種、正損の判別、真券についての計数および表裏
取揃えなどを行ない、投入された正紙幣を金種別に区分
して金庫に収納するとともに、指定金額分の紙幣を金庫
から取出して計数し、前記紙幣入出金口25から一括し
て払い出すものである。
【0025】また、紙幣入出金ユニット38は、係員が
紙幣を補充するとき、紙幣を計数しながら受入れる装填
機能や、内部の現金の実在枚数をチェックするための精
査機能がある。この装填、精査機能により、金庫内の現
金管理を確実に行なうことができる。
【0026】硬貨入出金ユニット39は、前記硬貨入出
金口26に一括して投入された硬貨を受入れて、その真
偽、金種判別、真硬貨についての計数などを行ない、投
入された正硬貨を金種別に区分して金庫に収納するとと
もに、指定金額または釣銭額に相当する硬貨を金庫から
取出して計数し、前記硬貨入出金口26から一括して払
い出すものである。また、紙幣入出金ユニット38と同
様に、硬貨の装填および精査機能を持ち、硬貨に関する
現金管理を行なう。
【0027】主記憶部40は、自動取引装置の運用に係
る処理手順(動作プログラム)を格納するとともに、取
引に関する各種の情報、たとえば、取扱店番号、固有な
機器番号などのほか、自動取引装置の稼働状況の記録な
どを管理するものである。
【0028】しかして、主制御部31では、主記憶部3
1の動作プログラムなどにしたがって前記した各部を制
御することにより、自動取引装置に所定の取引動作を行
なわしめるようになっている。
【0029】LANアダプタ42は、店内LAN2を介
して各種データの授受を行なうものである。LANアダ
プタ42は、主制御部31の情報を基に、その情報を一
時蓄積し、管理装置1あるいは通信制御装置6とのデー
タ送受信のためのデータ編集機能を持つとともに、店内
LAN2におけるデータ送受信手順(プロトコル)の制
御機能をも持っている。
【0030】次に、管理装置1について説明する。図4
は、管理装置1の外観図である。管理装置1は、プラズ
マディスプレイなどによる表示部51があり、各自動取
引装置の稼働状況が表示される。また、表示部51の下
方には、汎用キー52が配置されていて、係員による通
常の業務における操作や、表示部51の表示内容の切換
えなどは、この汎用キー52により可能となっている。
【0031】すなわち、表示部51の画面の下部には、
汎用キー52の各キーごとの位置に対応して、各キーの
機能が表示されている。この表示内容にしたがって対応
するキーを押下することにより、所定の機能の選択や入
力が可能である。汎用キー52の各キーごとの機能は必
要に応じて切換えることが可能であり、切換えに対応し
て、表示部51の画面の下部の表示も切換えられる。
【0032】キーボード53は、通常は操作する必要が
ない。通常は、もし押下されても論理的に無効とされ
る。しかし、特別な場合、この管理装置1に記憶されて
いる各種の条件を書換えたり、自動取引装置に対して特
別な指令をだす場合などに、このキーボード53を有効
とし、入力することができる。
【0033】単票印字部54は、係員が単票をセット
し、必要な情報を印字するものである。この単票には、
係員の汎用キー52による操作により、各自動取引装置
の稼働状況や自動取引装置ごとの現金の在高、各種媒体
の残量情報などが印字される。
【0034】カード読取部55は、係員の持参する磁気
カードを読取るためのものである。この磁気カードに
は、担当者カード、管理者カードなどがあり、磁気カー
ドに対応して、表示部51に表示される内容や、操作可
能なメニューが切換えられる。すなわち、上記表示内容
や操作可能なメニューは、カード分類ごとにあらかじめ
登録されている。読取った磁気カードに記録されている
磁気情報により、カード分類を認識することができ、内
蔵するプログラムをカード分類に応じて切換える。
【0035】カード読取部55で読取った磁気カード
は、カード保持部56に保持される。このカード保持部
56に磁気カードが保持されている間は、カード読取部
55で読取ったデータを有効とし、操作を継続すること
ができる。
【0036】フロッピィディスク装置57は、管理装置
1の動作プログラムの入れ替えや、記憶データの吸い上
げのために用いられるものである。図5は、管理装置1
の概略構成を示すブロック図である。すなわち、全体の
制御を司る主制御部58には、前記表示部51、汎用キ
ー52、キーボード53、単票印字部54、カード読取
部55、カード保持部56、および、フロッピィディス
ク装置57が接続されるとともに、主制御部58の動作
プログラムなどを記憶するプログラム記憶部59、プロ
グラムを実行する上で必要なデータを記憶するデータ記
憶部60が接続されている。
【0037】また、主制御部200には、不揮発性メモ
リとして、ハードディスク装置61が接続されており、
プログラム記憶部59に書込まれる動作プログラムやデ
ータ記憶部60に記憶されているデータのうち、必要な
データが書込まれる。さらに、ハードディスク装置61
には、各自動取引装置で実行される取引の取引記録が書
込まれる。
【0038】また、主制御部58には、NCUモデム1
0を介して監視センタ12と公衆回線により接続するた
めのモデムインタフェイス部62が接続されている。モ
デムインタフェイス部62は、主制御部58の指示に基
づき、主制御部58から送出されるデータを、NCUモ
デム10に対し所定の手順にしたがって出力制御した
り、NCUモデム10を介して監視センタ12から送ら
れてくる各種のデータを受信し、主制御部58に出力す
る機能を有する。
【0039】また、主制御部58には、店内LAN2に
接続するためのLANインタフェイス部63が接続され
ていて、店内LAN2に接続された自動取引装置3A〜
3C,4、通信制御装置6とのデータ送受信を行なうよ
うになっている。
【0040】さらに、主制御部58には、外部印字部イ
ンタフェイス64が接続されていて、別途設置される印
字装置に対し、内蔵する単票印字部54では印字できな
い大量の印字データを出力することができるようになっ
ている。
【0041】通信制御装置6は、自動取引装置3A〜3
C,4、または、管理装置1とホストコンピュータ9と
の取引情報の通信を制御するものであり、たとえば、汎
用ワークステーションなどで構成される。
【0042】次に、以上のような構成において、取引の
一例として、たとえば、自動取引装置3Aによる取引の
実行を磁気カードによる支払取引を例として説明する。
管理装置1は、係員の操作により、または、あらかじめ
設定された取扱い時刻になると、店内LAN2を介して
自動取引装置3Aに取扱い開始電文を送信する。取扱い
開始電文を受信すると、自動取引装置3Aは、各部につ
いて異常がなく、取引に必要な明細票や現金などが充分
にセットされていることをチェックし、異常がなけれ
ば、店内LAN2を経由し、通信制御装置6を介して接
続されているホストコンピュータ9に対し取引開始許可
を申請する電文を送信する。
【0043】これにより、ホストコンピュータ9から取
引許可電文が返送されてくると、自動取引装置3Aは、
管理装置1に対し取扱中を示す電文を送信し、取扱いを
開始する。すなわち、自動取引装置3Aの接客操作部2
1に取扱中表示をするとともに、接客操作部21のCR
T表示装置27に「いらっしゃいませ、取引のボタンを
押してください・・・・」を表示する。これにより、利
用者は自動取引装置3Aを使用して現金、支払、振込み
などの取引が可能となる。
【0044】同様にして、自動取引装置3B〜3C,4
も取扱い可能状態になる。さて、自動取引装置3Aで支
払取引を行なおうとする利用者により、まず、自動取引
装置3AのCRT表示装置27のタッチセンサパネルで
支払取引が選択されると、主制御部31により自動取引
装置3Aは支払モードに設定される。すなわち、接客ユ
ニット33に指令を発し、CRT表示装置27に磁気カ
ード挿入を指示するための画面を表示させるとともに、
カードユニット35に磁気カードを受付け、磁気カード
に関する所定のチェックを行なった後、磁気カードに記
録されている磁気情報を読取り、正常であれば、主制御
部31に報告するよう指令を出す。
【0045】次に、同様にして、主制御部31は、通帳
ユニット37に対し、通帳の受付を指令する。もし、利
用者が通帳を持参しない場合、利用者は、CRT表示装
置27のタッチセンサパネルにより、通帳無しを入力す
ればよい。さらに、主制御部31は、CRT表示装置2
7に暗証番号や支払金額を入力させるための画面を表示
させ、暗証番号や支払金額を入力させる。これらの磁気
情報や入力情報は、主記憶部40に記憶される。
【0046】こうして取引に必要な情報の入力が終了す
ると、主制御部31は、LANアダプタ42を経由して
ホストコンピュータ9に支払許可を申請する電文を送信
するとともに、主記憶部40に取引情報を記憶する。
【0047】ホストコンピュータ9から支払許可電文を
受信すると、主制御部31は、主記憶部40にホストコ
ンピュータ9から受信した情報を記憶するとともに、紙
幣入出金ユニット38に対し紙幣の払い出しを指令し、
さらに、伝票ユニット36に対し取引記録を印字するよ
うに指令する。これらが正常に完了すると、利用者に対
し磁気カード、取引明細票を放出するとともに、紙幣を
放出して取引を終了する。
【0048】取引が終了すると、自動取引装置3Aは、
管理装置1に対し、主記憶部40に記憶した取引情報や
ホストコンピュータ9から受信した交信情報を送信す
る。同様にして、入金、振込みなどの取引が実行され
る。
【0049】ここで、取引情報、現金情報のハードディ
スク装置61への記憶手順について説明する。前述した
ように、管理装置1は、自動取引装置3A〜3C,4か
らの取引情報、ホストコンピュータ9との交信情報のう
ち、記録として残すべき情報をハードディスク装置61
に記憶する。
【0050】ハードディスク装置61の記憶部は、複数
に分割して使用される。ハードディスク装置61に記憶
される情報には、各自動取引装置ごとの取引記録は勿
論、各自動取引装置の保守状況などの履歴がある。これ
らの情報は、ハードディスク装置61の記憶部がそれぞ
れの情報ごとにあらかじめ分割されており、それぞれの
情報ごとに所定の記憶部に記憶される。
【0051】次に、障害発生時の回復処理について、自
動取引装置3Aが取引中に障害が発生した場合を例に説
明する。自動取引装置3Aが取引中に何らかの障害が発
生すると、自動取引装置3Aの主制御部31は、管理装
置1に対し障害が発生した時点の取引モード、取引情
報、処理ステップ、状態コード、および、ホストコンピ
ュータ9との交信情報をそれぞれ送信する。
【0052】管理装置1は、これらの情報を受信する
と、そのうちの取引モード、処理ステップ、および、状
態コードに基づき、あらかじめハードディスク装置61
に登録されている処理方法を検索し、自動取引装置3A
に対し最適な処理方法を指示する。
【0053】すなわち、自動取引装置3Aに障害が発生
し、管理装置1が係員処理必要と判断すると、監視セン
タ12に対し障害箇所、障害内容、および、障害発生ま
での稼働履歴を通報し、対応を依頼するとともに、自動
取引装置3Aに対して、カードなどの返却を指示する。
自動取引装置3Aは、この指示に基づきCRT表示装置
27に説明案内を表示し、磁気カードなどの返却を行な
った後、休止となり、係員の到着を待機する。
【0054】監視センタ12は、前記通報の障害箇所、
障害内容、および、稼働履歴から必要な対応を診断し
て、係員を急行させ、自動取引装置3Aを復旧せしめ
る。また、必要ならホストコンピュータ9に元帳ファイ
ルの更新状況を照会した後、自動取引装置3Aに必要な
処理方法を指示する。すなわち、自動取引装置3Aがホ
ストコンピュータ9との交信中などに障害が発生し、ホ
ストコンピュータ9からの応答電文を受信できなかった
場合などは、ホストコンピュータ9の元帳ファイルが更
新されているかどうか不明となる。
【0055】したがって、管理装置1は、自動取引装置
3Aから送信された障害発生時の取引モード、処理ステ
ップ、状態コードから、ホストコンピュータ9の元帳フ
ァイルの照会が必要と判断すると、店内LAN2、およ
び、通信制御装置6を経由して、ホストコンピュータ9
に対し取引情報および交信通番をキーとして元帳ファイ
ルの更新結果を照会する。
【0056】管理装置1がホストコンピュータ9に照会
した結果、元帳ファイルが更新済みの場合は、支払取引
であれば現金の払い出しを、入金取引であれば入金現金
の収納を指示し、更新されていない場合は、支払取引で
あれば支払現金の回収を、入金取引であれば入金現金の
返却を指示する。自動取引装置3Aは、この指示に基づ
きCRT表示装置27に説明案内を表示し、磁気カード
および通帳を返却するとともに、指示に基づいた現金支
払、回収などの処理を行なった後、利用者待機状態とな
り、取引を続行する。
【0057】次に、業務終了後の照合機能について説明
する。管理装置1は、あらかじめ設定された時刻になる
と、業務終了電文を各自動取引装置3A〜3C,4に送
信する。業務終了電文を受信すると、自動取引装置3A
〜3C,4は、業務終了の処理を行ない、当日の取扱高
(取引科目ごとの件数、金額)を管理装置1に報告(送
信)する。管理装置1は、報告された上記取扱高を各自
動取引装置ごとに記憶し、全ての自動取引装置からの報
告を受けると、取引科目ごとに件数、金額を集計し、支
店取扱高を計算する。
【0058】一方、管理装置1は、店内LAN2、およ
び、通信制御装置6を経由して、ホストコンピュータ9
に対し当支店の自動取引装置の取扱高を照会する。これ
により、ホストコンピュータ9は、処理した(元帳ファ
イルを更新した)当支店分の件数、金額を取引科目ごと
に集計し、管理装置1に回答(送信)する。
【0059】管理装置1は、上記支店取扱高とホストコ
ンピュータ9に照会したセンタ取扱高とを取引科目ごと
に一致を確認(照合)する。照合した結果、全て一致し
ていれば、各自動取引装置ごとの取扱高、および、その
集計結果(支店取扱)を所定の印刷フォーマットに編集
し、単票印字部54から当日の取扱票(いわゆる締上
票)を印字出力する。これにより、自動締上げが実現で
きる。
【0060】なお、上記照合で不一致となった場合、管
理装置1は、不一致となった取引科目について、ハード
ディスク装置61に記録した取引記録を検索し、あらか
じめ設定されている処理ステップ、状態コードの取引を
抽出し、抽出された個々の取引ごとに取扱記録に含まれ
ている利用者情報を基にホストコンピュータ9に取引照
会して、照合を行ない、照合した結果、不一致となった
取引について、表示部51または単票印字部54から表
示または印字出力する。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
動取引装置が取引中に障害が発生しても、可能な限り自
動復旧せしめるとともに、係員による障害処理および処
理ミスが削減できる自動取引システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動取引システムの構
成を概略的に示すブロック図。
【図2】自動取引装置の外観を示す斜視図。
【図3】自動取引装置の構成を示すブロック図。
【図4】管理装置の外観を示す斜視図。
【図5】管理装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1……管理装置、2……店内LAN、3A〜3C,4…
…自動取引装置、6……通信制御装置、9……ホストコ
ンピュータ(ホスト装置)、12……監視センタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の操作によって入力される取引に
    必要な情報に基づき所定の取引を自動的に行なう自動取
    引装置と、 この自動取引装置と電気的に接続され、あらかじめ定め
    られた手順にしたがって前記自動取引装置の運用を管理
    する管理装置と、 前記自動取引装置において、障害などにより取引処理の
    続行が不可能になると、その時点の状態を示す状態情報
    を前記管理装置に対して送信する手段と、 前記管理装置において、前記自動取引装置からの状態情
    報を受信すると、その状態情報に基づき最適な処理方法
    を決定し、その処理方法に基づき前記自動取引装置に最
    適な処理を行なわせしめる手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引システム。
  2. 【請求項2】 取引を行なうごとに更新される元帳ファ
    イルを有するホスト装置と、 このホスト装置と通信回線を介して接続され、利用者の
    操作によって入力される取引に必要な情報に基づき前記
    ホスト装置とオンライン交信することにより所定の取引
    を自動的に行なう自動取引装置と、 この自動取引装置と電気的に接続され、あらかじめ定め
    られた手順にしたがって前記自動取引装置の運用を管理
    する管理装置と、 前記自動取引装置において、前記ホスト装置とのオンラ
    イン交信中に障害が発生し、取引処理の続行が不可能に
    なると、その時点の状態を示す状態情報を前記管理装置
    に対して送信する手段と、 前記管理装置において、前記自動取引装置からの状態情
    報を受信すると、その状態情報に基づき前記ホスト装置
    の元帳ファイルの更新結果を確認する手段と、 前記管理装置において、ホスト装置の元帳ファイルの更
    新結果を確認した後、最適な処理方法を決定し、その処
    理方法に基づき前記自動取引装置に最適な処理を行なわ
    せしめる手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引システム。
JP18798493A 1993-07-29 1993-07-29 自動取引システム Pending JPH0744637A (ja)

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