JP2868843B2 - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JP2868843B2
JP2868843B2 JP13957890A JP13957890A JP2868843B2 JP 2868843 B2 JP2868843 B2 JP 2868843B2 JP 13957890 A JP13957890 A JP 13957890A JP 13957890 A JP13957890 A JP 13957890A JP 2868843 B2 JP2868843 B2 JP 2868843B2
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    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
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    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F9/00Details other than those peculiar to special kinds or types of apparatus
    • G07F9/02Devices for alarm or indication, e.g. when empty; Advertising arrangements in coin-freed apparatus

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば銀行などの金融機関において、通
貨の入出金取引を自動的に行なう自動取引システムに関
する。
(従来の技術) 近年、入出金装置などの自動取引装置は、銀行の機械
化コーナに多数設置されて、磁気カードあるいは磁気通
帳などの取引媒体を用いて、自動的に現金(紙幣)の引
出し(出金)あるいは預入れ(入金)などの取引を利用
者自身の操作で行なえるものであり、銀行窓口の営業終
了後も時間延長して稼働しており、またデパート、スー
パーマーケットなどの店内に設置する無人運用などの使
い方もあり、今後ますます設置台数が増えるものと予測
される。
こうした背景において、一般に各自動取引装置は、互
いに独立したシステムとなっており、相互にバックアッ
プすることはなかった。
(発明が解決しようとする課題) したがって、たとえば自動取引装置の取引制御装置の
制御プログラムを交換したり、取引制御装置から各種の
データを吸い上げたり、書込んだりするために、取引制
御装置の動作を停止させると、自動取引装置全体が動作
を停止してしまう。このため、自動取引装置の取引を実
行するための各部に不都合がないのに取引ができなくな
ってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、一時的に取引制御装置の動作を停
止するときには、もう1つの自動取引装置の取引制御装
置がそれを代行して制御を行なうことを可能とする自動
取引システムを提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の自動取引システムは、利用者から提示される
カード、通帳等の取引媒体を受入れて現金の入出金処理
を行なう第1の自動取引装置と、利用者から提示される
カード、通帳等の取引媒体を受人れて現金の入出金処理
を行なう第2の自動取引装置と、利用者の操作に対応し
てあらかじめ定められた手順にしたがって前記第1の自
動取引装置のカード、通帳等の取引媒体の受入れ、現金
の入出金動作を制御するとともに、取引情報を記憶する
記憶部を有する第1の取引制御装置と、利用者の操作に
対応してあらかじめ定められた手順にしたがって前記第
2の自動取引装置のカード、通帳等の取引媒体の受入
れ、現金の入出金動作を制御するとともに、取引情報を
記憶する記憶部を有する第2の取引制御装置と、前記第
1の取引制御装置と第2の取引制御装置とを接続する接
続手段と、前記第1の取引制御装置と第1の自動取引装
置とによって取引が完了したとき、その取引情報を前記
第1の取引制御装置の記憶部および前記第2の取引制御
装置の記憶部に記憶させる手段と、前記第2の取引制御
装置に設けられ、所定時間ごとに前記第1の取引制御装
置の稼働状況を問合わせる問合わせ手段と、この問合わ
せ手段による問合わせに対して前記第1の取引制御装置
から応答がないとき、前記第1の取引制御装置が正常に
稼働していないと判断する判断手段と、前記第2の取引
制御装置に設けられ、前記判断手段により第1の取引制
御装置が正常に稼働していないと判断されたとき、前記
第2の取引制御装置の記憶部に記憶された取引情報に基
づき、前記接続手段を介して前記第1の自動取引装置の
カード、通帳等の取引媒体の受入れ、現金の入出金動作
を制御する手段とを具備している。
(作用) たとえば2つの自動取引装置の取引制御装置の間を電
気的に接続し、常に互いの自動取引装置の稼動状況につ
いて通知し合い、取引制御装置動作を一時停止する場合
には、もう一方の取引制御装置に対し自動取引装置の制
御を移管できるようにしたものであり、これにより取引
制御装置の動作を一時停止するときには、もう1つの取
引制御装置が代行して制御できるようになり、自動取引
装置の動作を停止させることなく運用できるため、稼働
率を確保することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明に係る自動取引システムの概念図で
ある。すなわち、たとえば銀行の支店内には、支店内の
自動取引装置類を制御するための複数の取引制御装置1
A,1Bが設置されている。これら取引制御装置1A,1Bは、
店内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)2に接続
されている。店内LAN2には、支店内の自動取引装置類が
接続されている。店内LAN2に接続されている自動取引装
置類には、複数の自動取引装置(入出金装置;ATM)3A〜
3Bや記帳機4、残高照会機5などがある。また、店外に
設置された自動取引装置(入出金装置;ATM)3Cは、店内
に設置されたLAN接続アダプタ6を介して店内LAN2に接
続されている。これらの自動取引装置類は、店内LAN2を
介して取引制御装置1A,1Bにより集中制御、運用管理さ
れる。
取引制御装置1A,1Bは、電話回線を通してホストコン
ピュータや監視センタなどに接続されている。すなわ
ち、取引制御装置1A,1Bには、モデム7A,7Bが接続され、
特定回線によりセンタ側モデム8A,8Bと接続され、計算
機センタ9と接続される。計算機センタ9には、自動取
引装置類を利用する利用者の各口座ごとの取引情報が記
憶されており、取引制御装置1A,1Bから送信される取引
情報に基づき、該当口座の取引記録の更新を行ない、取
引制御装置1A,1Bに更新結果に基づく取引情報を送出す
る。
取引制御装置1A,1Bには、もう1つの外部回線への接
続部がある。すなわち、取引制御装置1A,1Bには、NCU
(ネットワーク・コントロール・ユニット)モデム10A,
10Bが接続され、公衆回線網11に接続される。これによ
り、取引制御装置1A,1Bは、公衆回線網11を介して外部
に各種の情報を送信することができる。公衆回線網11を
介した取引制御装置1A,1Bからの情報送出先には、監視
センタ12がある。監視センタ12では、休日などで自動取
引装置類が無人稼働しているとき、取引制御装置1A,1B
からの情報に基づき自動取引装置類の運用状態を監視す
る。また、必要に応じて自動取引装置類を遠隔制御する
ことにより、障害復旧を行なったり、復旧できない障害
が発生したり、自動取引装置類の内部にセットされてい
る媒体類の補充が必要だと判断した場合には、巡回中の
パトロール車13に指示を出し、自動取引装置類の復旧処
理を行なわさせる。
パトロール車13には、監視センタ12から公衆回線網11
を介した無線システムにより指示が出される。パトロー
ル車13は、常時あらかじめ決められた地区を巡回し、そ
の地区に設置された自動取引装置類のメンテナンスを行
なう。パトロール車13を呼出す方法には、前述の監視セ
ンタ12から呼出す方法と取引制御装置1A,1Bから公衆回
線網11を介して直接呼出す方法とがある。
取引制御装置1A,1Bから直接呼出す方法とは、自動取
引装置3A〜3Bなどに障害が発生したとき、その障害内容
によっては監視センタ12からの遠隔制御では障害復旧が
できない場合がある。たとえば、自動取引装置内にセッ
トしてあるジャーナル用紙や現金などの補充が必要とな
った場合や、システムエラーなどが発生し、自動取引装
置を直接にマニュアルで操作しないと復旧できない障害
が発生する。
これらの障害が発生したことを自動取引装置から取引
制御装置1A,1Bに通知されると、取引制御装置1A,1Bは、
その通知された障害報告から遠隔制御では障害復旧がで
きず、即座にパトロール車13を呼出す必要があると判断
する。取引制御装置1A,1Bは、前述のようにして監視セ
ンタ12に障害を報告するとともに、NCUモデム10A,10Bに
より公衆回線網11を介した無線システムを経由して直接
パトロール車13に障害復旧の指示をだす。
取引制御装置1A,1Bは、発生した障害の内容に応じて
パトロール車13に障害内容を報告する。すなわち、取引
制御装置1A,1Bは、障害内容に応じてあらかじめ決めら
れた文字列を送信する。この文字列は、公衆回線網11の
無線システムを介してパトロール車13に通知される。パ
トロール車13は、この文字列の通知を受信すると、パト
ロール車13内に搭載されている表示器に文字列にして表
示する。これにより、パトロール車13は、自動取引装置
で発生した緊急障害の通知を直接に受信することがで
き、迅速に障害復旧ができるとともに監視センタ12から
パトロール車13に通知をだす必要がなくなる。
特に、この機能は、媒体の残量が少なくなった場合の
ニアエンド通知のときにも有効である。すなわち、媒体
の残量が少なくなった場合は、その残分で自動取引装置
は取引を正常に続行することができる。しかし、媒体の
残量が少ないために、早目に補充が必要である。そこ
で、ニアエンド通知がパトロール車13に通知されると、
パトロール車13は、即座に急行する必要はないが緊急物
件を処理した後や、巡回経路を変更することにより対応
することが可能となり、効果的な運用が可能となる。
取引制御装置1A,1Bは、公衆回線網11によりサービス
センタ14に接続されている。サービスセンタ14は、自動
取引装置類が故障し、修理が必要な場合や故障を予防す
るために定期的な点検整備を行なうサービスマンを派遣
する。
サービスセンタ14は、サービスマンを派遣する前に、
公衆回線網を介して各自動取引装置ごとの障害データを
収集する。すなわち、サービスセンタ14から公衆回線網
11を介して取引制御装置1A,1Bに対し、障害データの報
告を指示する。
取引制御装置1A,1Bには、各自動取引装置ごとの障害
発生状況が、取引データなどの稼働状況データとともに
記録されている。取引制御装置1A,1Bは、サービスセン
タ14からの障害データ報告指示に基づき、記録されてい
る障害データをサービスセンタ14に報告する。
サービスセンタ14では、この報告された障害データに
基づき、派遣するサービスマンに対し、どのようなメン
テナンス作業をすべきか、指示を与えるとともに持参す
る部品などの払出しが行なわれる。
取引制御装置1A,1Bが公衆回線網11によってサービス
センタ14に接続されていることにより、サービスセンタ
14から派遣されたサービスマンは、故障修理するための
マニィアルをサービスセンタ14から受けることができ
る。すなわち、サービスセンタ14には、常時、サービス
マンを支援するための技術スタッフが駐在しており、複
雑な障害でサービスマンの知識では修理が不可能な場合
などに、公衆回線網を介して修理作業の指示を行なうこ
とができる。
すなわち、サービスセンタ14の技術スタッフは、必要
に応じて支店に派遣したサービスマンに対し修理マニュ
アルを送る。この修理マニュアルは、サービスセンタ14
から取引制御装置1A,1Bに送出されると、さらに自動取
引装置に出力される。自動取引装置では、内蔵した印字
装置により修理マニュアルを印字し、サービスマンに対
し出力する。
ところが、修理マニュアルを出力する印字装置が故障
している場合には、マニュアルを出力することができな
い。このようなときには、取引制御装置1A,1Bの印字装
置に出力される。
すなわち、取引制御装置1A,1Bは、サービスセンタ14
からの修理マニュアルを受信すると、自動取引装置から
報告されている障害内容に基づき、自動取引装置の印字
装置に出力可能か判断する。もし、障害内容が印字装置
に影響しない内容(たとえば紙幣のジャムなど)の場合
には、自動取引装置に対し修理マニュアルを送出し、出
力を指令する。また、印字装置が故障して修理マニュア
ルの出力が不可能と判断した場合には、取引制御装置1
A,1B自身の印字装置に出力する。しかし、このとき、サ
ービスマンは、自動取引装置の修理を行なっているた
め、修理マニュアルが出力されたことがわからない。そ
こで、取引制御装置1A,1Bは、自動取引装置の顧客操作
案内装置などの表示部に修理マニュアルが取引制御装置
1A,1Bに出力されていることを表示し、サービスマンに
通知する。このとき、自動取引装置は内蔵したブザーを
鳴動させ、サービスマンに対し表示部を参照するように
誘導する。
ここで、店内LAN2に接続される自動取引装置類につい
て説明する。第2図は、自動取引装置類のうち自動取引
装置3A〜3Bの外観図である。本体21の接客面側には、ほ
ぼL字状の顧客操作部103が形成されていて、その垂直
面部には通帳挿入口22、カード挿入口23、および伝票発
行口24が、また水平面部には入出金口25、複数の操作釦
26を有したCRT表示部(案内表示部)27、およびテンキ
ーなどのキーボード28が設けられている。
第3図は、自動取引装置3A〜3Bの概略構成を示すブロ
ック図である。自動取引装置3A〜3Bは、店内LAN2に接続
されるが、自動取引装置3A〜3Bの内部では、LANアダプ
タ101があり、店内LAN2との接続部となっている。LANア
ダプタ101は、店内LAN2を介して取引制御装置1A,1Bと各
種データの授受を行なう。LANアダプタ101は、自動取引
装置3A〜3Bに内蔵する各処理部の情報をもとに、それら
の情報を一時蓄積し、取引制御装置1A,1Bとのデータ送
受信のため、データ編集機能を持つとともに、店内LAN2
におけるデータ送受信手順(プロトコル)の制御機能を
持っている。さらに、自動取引装置3A〜3Bの内部には、
取引処理を行なうための処理部を内蔵している。内蔵し
ている処理部には、係員操作部102、顧客操作部103、カ
ード処理部104、明細票処理部105、通帳処理部106、紙
幣処理部107、硬貨処理部108などがある。
係員操作部102は、銀行員や保守員など、自動取引装
置3A〜3Bを管理する係員のための操作、表示機能を持っ
ている。すなわち、紙幣や硬貨を自動取引装置3A〜3Bに
セットするときや、自動取引装置3A〜3Bが故障し、復
旧、修理などが必要なとき、係員などに対して必要な情
報を表示し、操作を誘導する。さらに、係員が必要な操
作をするとき、自動取引装置3A〜3Bに対して操作の内容
を指定したり、操作に必要な情報のキー入力など、入力
機能を持っている。
顧客操作部103は、前述したように自動取引装置3A〜3
Bを利用する利用者(顧客)に対する操作案内や、入力
を行なう部分であり、自動取引装置3A〜3Bの操作面の各
種の表示(取扱表示、取扱種目)や、CRTとタッチパネ
ルによる操作案内や、操作入力などを行なう。
カード処理部104は、カード挿入口23に挿入された利
用者が持参する磁気カードを受入れ、その磁気情報を読
取る。この読取った磁気情報は、LANアダプタ101、店内
LAN2を介して取引制御装置1A,1Bに送出される。さら
に、磁気カードのエンボス部などの磁気カード表面の光
学情報を光学的に読取る機能も持っている。この読取っ
た光学情報は、取引制御装置1A,1Bに送出され、磁気カ
ードの使用記録として電子的に記録される。(詳細につ
いては後述する) また、カード処理部104では、振込取引における振込
先を指定入力するための振込カードの発行、受入れも行
なわれる。明細票処理部105は、通帳を持参しない利用
者に対し、取引記録を印字した取引明細票を発行する。
この取引明細票に印字する印字情報は、取引制御装置1
A,1Bで編集され、店内LAN2、LANアダプタ101を介して明
細票処理部105に送出されてくる。
通帳処理部106は、通帳挿入口22に挿入された利用者
が持参する通帳を受入れ、取引記録などを印字して返却
する。この取引記録は、取引制御装置1A,1Bにより、計
算機センタ9に記録されている該当の口座情報の問合わ
せを行ない、通帳印字情報を受信する。
また、通帳処理部106は、通帳の表紙に貼付してある
磁気ストライプに記録されている磁気情報の読取り、書
込みも行なう。これにより、磁気カードを持参しない利
用者でも通帳だけあれば各種の取引が可能である。
さらに、通帳処理部106は、印字する通帳のページが
いっぱいとなり、印字行がなくなったときには自動的に
ページをめくる改ページ機構や、通帳の最終ページまで
使用してしまった場合には、新しい通帳を自動的に発行
する通帳発行機能なども持っている。
紙幣処理部107は、利用者が預金や振込みのために持
参した紙幣を計数し、受入れる入金機能と、利用者に対
し支払いや釣銭として紙幣を払出す出金機能がある。
また、紙幣処理部107には、係員が紙幣を装填したり
補充するとき、計数しながら受入れる装填機能や、自動
取引装置3A〜3B内部の現金の実在枚数をチェックするた
めの精査機能とがある。この装填機能と精査機能によ
り、自動取引装置3A〜3Bの内部の現金管理を確実に行な
うことができる。これらの現金のセット状況は、LANア
ダプタ101、店内LAN2を介して取引制御装置1A,1Bに送出
される。これらの現金情報は、取引制御装置1A,1Bに記
録され、自動取引装置類を相互に効率よく運用するとと
もに、効率的な現金運用を算出し、係員に対しタイムリ
な現金補充や抜取りを指示する。
硬貨処理部108は、硬貨について紙幣処理部107と同様
に入金/出金機能や、装填/精査機能を持ち、硬貨に関
する現金管理を行なう。
このような構成において、たとえば自動取引装置3Aを
利用した利用者による取引の実行について説明する。一
例として磁気カードによる支払取引を説明する。まず、
取引制御装置1Aは、店内LAN2を介して自動取引装置3Aの
各処理部に対し取引実行が可能か問合わせをだす。自動
取引装置3Aの各処理部は、その装置の各部について異常
がなく、取引に必要な内蔵する明細票や現金などが充分
にセットされていることを自動的にチェックし、異常が
なければ取引制御装置1Aに対し「取引可能」の回答を返
す。さらに、取引制御装置1Aは、特定回線により接続さ
れた計算機センタ9に対し、取扱開始の許可を申請す
る。計算機センタ9から「取引許可」が指令されると、
取引制御装置1Aは、自動取引装置3Aが「取引可能」状態
であれば、自動取引装置3Aによる取扱いを開始する。
すなわち、自動取引装置3Aの顧客操作部103に対し取
扱中表示を指令するとともに、顧客操作部103のCRT表示
部に対し「いらっしゃいませ、取引のボタンを押して下
さい。……」を表示する。さらに、カード処理部104、
通帳処理部106に対しカードや通帳の受入れ許可を指令
する。これにより、利用者は、自動取引装置3Aが取引取
扱い可能であり、希望に応じて預金、支払、振込などの
取引を開始することが可能となる。
以上、同様にして自動取引装置3B、記帳機4、残高照
会機5などの自動取引装置類を取扱状態とする。
次に、取引制御装置1A,1Bについて詳細に説明する。
第4図は、取引制御装置1A,1Bの外観図である。取引制
御装置1A,1Bには、プラズマディスプレイによる表示部2
01があり、各自動取引装置類の稼働状況などが表示され
ている。また、表示部201の下側には、汎用キー202が配
置されており、係員による通常の業務における操作や表
示部201の表示内容の切換えなどは、この汎用キー202に
より入力が可能となっている。すなわち、表示部201の
画面の下部には、汎用キー202の各キーごとの位置に対
応して各キーの機能が表示されている。この表示にした
がって対応するキーを押下することにより、所定の機能
の選択や入力が可能である。汎用キー202の各キーごと
の機能は必要に応じて切換えることが可能であり、切換
えに対応して表示部201の画面の下部の表示も切換えら
れる。
キーボード203は、通常は操作する必要がない。通常
は、もし押下されても論理的無効とされる。しかし、特
別な場合、この取引制御装置1A,1Bに記憶されている各
種の条件を書換えたり、自動取引装置類に対して特別な
指令をだす場合などに、このキーボード203を有効と
し、このキーボード203から入力することができる。
単票印字部204は、係員が単票をセットし、必要な印
字情報を印字するものである。この単票には、係員の汎
用キー202による操作により、各自動取引装置類の稼働
状況や現金や媒体などの残量情報が印字される。
カード読取部205は、係員の持参する磁気カードを手
で挿入してスライドすることにより、磁気カードに記録
されている磁気情報を読取る。この場合、その磁気カー
ドには担当者カード、管理者カード、保守員カードなど
があり、それぞれの磁気カードにより、表示部201に表
示される内容や操作可能なメニューなどが切換えられ
る。すなわち、磁気カードに記録されている磁気情報の
うち、カード番号はそのカード分類ごとにあらかじめ登
録されている。そこで、取引制御装置1A,1Bは、読取っ
たカード番号を解読することにより、カード分類を認識
することができ、内蔵するプログラムをそのカード分類
に応じて切換える。
カード読取部205で読取った磁気カードは、カード保
持部206に保管される。磁気カードが、このカード保持
部206に保管されている間は、そのカード読取部205で読
取った磁気情報を有効とし、操作することが可能であ
る。取引制御装置1A,1Bのプログラムの入れ換えや記憶
されているデータの吸い上げのため、フロッピィディス
ク部207が組み込まれている。
第5図は、取引制御装置1A,1Bの概略構成を示すブロ
ック図である。主制御部200は全体的な制御を司る。主
制御部200には、、前述した表示部201、汎用キー202、
キーボード203、単票印字部204、カード読取部205、カ
ード保持部206、フロッピィディスク部207が接続される
とともに、主制御部200のプログラムを記憶するプログ
ラム記憶部208、プログラムを実行する上で必要なデー
タを記憶するデータ記憶部209が接続されている。
また、主制御部200には、不揮発性メモリとしてハー
ドディスク装置210が接続されており、プログラム記憶
部208に書込まれるプログラムやデータ記憶部209に記憶
されているデータのうち、必要なデータが書込まれる。
さらに、ハードディスク装置210には、各自動取引装置
類で実行される取引の取引記録が書込まれる。
また、主制御部200には、モデム7Aを介して計算機セ
ンタ9と特定回線により接続するためのモデムインタフ
ェース部211、NCUモデム10Aを介して監視センタ12やパ
トロール車13やサービスセンタ14と公衆回線11により接
続するためのモデムインタフェース部212がある。これ
らモデムインタフェース部211,212は、主制御部200の指
示に基づき、主制御部200から送出されるデータを、モ
デム7AやNCUモデム10Aに対し所定の手順にしたがって出
力制御したり、モデム7A、NCUモデム10Aを介して計算機
センタ9、監視センタ12、パトロール車13、サービスセ
ンタ14から送られてくる各種のデータを受信し、主制御
部200に出力する機能がある。
また、主制御部200には、店内LAN2に接続するためのL
ANインタフェース部213が接続されており、店内LAN2に
接続された自動取引装置類とのデータの送受信を行な
う。
さらに、主制御部200には、外部印字部インタフェー
ス部214が接続されており、別途設置されている印字装
置に対し、内蔵する単票印字部204では印字できない大
量の印字データを出力することができるようになってい
る。
このような構成において、自動取引装置類による取引
の一例として、たとえば自動取引装置3Aによる取引処理
の動作を説明する。自動取引装置3Aで預金の払出し(出
金)を行なおうとする利用者は磁気カードと通帳を持参
する。利用者は、まず、自動取引装置3Aの顧客操作部10
3のCRT表示部27に表示された操作案内にしたがって取引
操作を行なう。すなわち、顧客操作部103のタッチパネ
ルにより支払取引の実行を指定する。顧客操作部103
は、タッチパネルにより支払取引が指定されたことをLA
Nアダプタ101、店内LAN2を介して取引制御装置1Aに通知
する。
取引制御装置1Aは、プログラム記憶部208にあらかじ
め記憶している取引プログラムにしたがって支払取引を
開始する。すなわち、取引制御装置1Aは、店内LAN2を介
して自動取引装置3Aの顧客操作部103に対し磁気カード
を挿入することを指示するための画面を表示させるとと
もに、自動取引装置3Aのカード処理部104に対し顧客の
磁気カードを受付け、磁気カードに関する所定のチェッ
クを行なった後、磁気カードに記録されている磁気情報
を読取り、正常であれば磁気情報を取引制御装置1Aに報
告するように指令を出す。カード処理部104は、顧客か
ら磁気カードを受付け、その磁気情報を読取ると、取引
制御装置1Aに磁気情報を報告する。
次に、同様にして、取引制御装置1Aは、通帳処理部10
6に対し通帳の受付けを指令する。もし、利用者が通帳
を持参しない場合、利用者は顧客操作部103のタッチパ
ネルにより通帳無しを入力する。さらに、取引制御装置
1Aは、自動取引装置3Aの顧客操作部103に対し暗証番号
や支払金額の入力を行なうことを指示するための画面を
表示させ、暗証番号や支払金額を入力させる。これらの
磁気情報や暗証番号などの入力情報は、取引制御装置1A
のデータ記憶部209に記憶される。そして、これらの情
報の入力が終了すると、取引制御装置1Aは、モデム7Aを
介して、計算機センタ9に対し取引情報を送信するとと
もに、ハードディスク装置210に記憶する。
計算機センタ9から取引許可を受信すると、取引制御
装置1Aは、ハードディスク装置210に計算機センタ9か
ら受信した情報を記憶するとともに、自動取引装置3Aの
紙幣処理部107に紙幣の払出しを指令し、さらに通帳処
理部106に対し通帳への取引情報の印字を指令する。ま
た、このとき硬貨の支払が必要ならば、硬貨処理部108
に硬貨の払出しを指令する。また、通帳を持参しない利
用者に対しては、明細票処理部105に対し取引記録を明
細票に印字して利用者に放出するように指令する。
これらが正常に完了すると、利用者に対し磁気カー
ド、明細票、および通帳を放出するとともに、紙幣(お
よび硬貨)を放出して取引を終了する。
以上、同様にして預金(入金)、公共料金の振込み、
残高照会、通帳記入などの取引が実行される。
ここで、取引情報のハードディスク装置210への記憶
手順について詳細に説明する。前述したように、取引制
御装置1Aは、各自動取引装置からの取引情報や、計算機
センタ9からの取引情報のうち、記録として残すべき情
報をハードディスク装置210に記憶する。
ハードディスク装置210の記憶部は、複数に分割して
使用される。ハードディスク装置210に記憶される情報
には、各自動取引装置ごとの取引記録はもちろんのこ
と、各自動取引装置ごとの紙幣や硬貨の残量およびその
内訳、さらに自動取引装置類の保守状況などの履歴など
がある。これらの情報は、ハードディスク装置210の記
憶部がそれぞれの情報ごとにあらかじめ分割されてお
り、それぞれの情報ごとに所定の記憶部に記憶される。
各取引ごとに取引情報がハードディスク装置210に記
憶されるが、この情報は取引が完了したタイミングで同
一の店内LAN2に接続された取引制御装置1Bのハードディ
スク装置210にも記憶される。これにより、万一、取引
制御装置1Aのハードディスク装置210に障害が発生し、
記憶してあった取引情報が読出せなくなった場合、取引
制御装置1Bのハードディスク装置210にも同様の情報が
記憶されており、読出すことが可能であり、この取引制
御装置1Bの情報に基づき取引処理を行なうことが可能で
ある。
取引情報は、取引の途中で順次、取引制御装置1Aのハ
ードディスク装置210に記憶されるが、この取引情報
は、確実に取引が完了したと判断した時点で、店内LAN2
を介して取引制御装置1Bのハードディスク装置210に転
送される。
すなわち、たとえば自動取引装置3Aで支払取引を実行
する場合、紙幣処理部107で紙幣取出し中に万一紙幣ジ
ャムが発生すると、その取引処理は続行することができ
ない。このような場合、取引制御装置1Aは、計算機セン
タ9に対し取引の取消しを報告する。このように、取引
の途中で障害が発生したような場合には、取引情報が様
々に変化し、増加していく。これらの情報が発生の都
度、他方の取引制御装置1Bに転送されていると、店内LA
N2のトラヒックが増加してしまう。店内LAN2のトラヒッ
クが増加すると、自動取引装置3A〜3Bと取引制御装置1
A,1Bとの間のデータや指令に待ちが発生し、特に利用者
の操作に対する応答性が悪くなる。
そこで、一方の取引制御装置1Aで取引が実行され、取
引情報がハードディスク装置210に記憶されるが、他方
の取引制御装置1Bに取引情報が転送されるタイミング
は、取引の情報に関する全てがそろった時点、すなわ
ち、全ての媒体が利用者に返却され、利用者が全ての媒
体を抜き取った時点以降に取引制御装置1Aから店内LAN2
を介して取引制御装置1Bに転送される。
これにより、店内LAN2のトラヒック量を減少させるこ
とができるとともに、自動取引装置3A〜3Bの応答性を良
く保つことができる。また、取引情報を2箇所(取引制
御装置1A,1B)で記憶してあるため、障害などによりデ
ータが消滅してしまうことを防止することができる。
なお、ここでは、取引情報の交換について説明した
が、同様な手順で紙幣や硬貨、明細票などの自動取引装
置にセットされている各種媒体の状況や、自動取引装置
ごとの取扱種目などの稼働状況についても常に情報交換
を行なう。
次に、取引制御装置と自動取引装置との関係について
説明する。この例では、店内LAN2には、2つの取引制御
装置1A,1Bに対し複数台の自動取引装置3A〜3Bが接続さ
れている。通常、各取引制御装置ごとに管理する自動取
引装置は、あらがじめ決められいる。すなわち、各取引
制御装置ごとに管理すべき自動取引装置が登録されてお
り、各自動取引装置における取引処理の実行は該当する
取引制御装置により実行される。
ところが、たとえば、サービスセンタ14から取引制御
装置1Aに障害データなどの稼働状況の報告が指令された
場合、取引制御装置1Aは、管理下にある自動取引装置の
稼働状況をNCUモデム10Aを介してサービスセンタ14に報
告する。
この稼働状況は長期間(1箇月〜3箇月)にわたり、
さらに管理下の複数台のデータであるためデータ量が多
く、報告を開始してから完了するまでに時間がかかる。
したがって、この間に取引が行なわれると自動取引装置
の応答性が悪くなってしまう。そこで、取引制御装置1A
は、もう1つの取引制御装置1Bに対し管理を移動するこ
とが可能である。すなわち、このようにサービスセンタ
14から稼働状況の報告指令がくると、取引制御装置1A
は、取引制御装置1Bに対し店内LAN2を介して自動取引装
置の管理を一時的に移管する指令をだす。
前述したように、各自動取引装置3A〜3Bの取引運用状
況は、2つの取引制御装置1A,1Bの間で常に交換され、
いつでも同一の情報を持っている。そこで、取引制御装
置1Bは、いつでも自動取引装置の管理が移管されると、
即座に管理を引受けることが可能である。たとえば自動
取引装置3Aで取引が実行されたとき、それまでは取引制
御装置1Aの制御のもとに取引処理を行なってきたが、こ
の移管が実施された後は取引制御装置1Bにより制御さ
れ、取引処理が実行される。
これにより、取引制御装置1Aがサービスセンタ14に対
し大量の稼働状況を転送している間にも、自動取引装置
3A〜3Bは動作を停止することなく、取引処理を続行する
ことが可能である。しかし、一時的に1つの取引制御装
置により管理される自動取引装置の数は2つとなってし
まうため、自動取引装置の応答性が悪くなる恐れがあ
る。ところが、取引制御装置に管理される自動取引装置
の数は、自動取引装置がフル稼働したときでも、応答性
に支障がないように配備されている。したがって、自動
取引装置がフル稼働しない時間帯を選んでサービスセン
タ14から指令をだすことにより、1つの取引制御装置で
も充分に応答性を落さずに自動取引装置を制御すること
が可能である。
なお、ここでは取引制御装置1A,1Bからサービスセン
タ14に対し稼働状況を転送する場合について説明した
が、このように自動取引装置の管理をもう1つの取引制
御装置に移管する場合には、たとえば取引制御装置に新
規のプログラムを追加組込む場合など、サービスセンタ
14から取引制御装置に追加するプログラムを転送する場
合などについても、同様に取引制御装置がプログラムの
転送、入れ替えを行なっている間、自動取引装置の管理
を移管することが可能である。
また、取引制御装置1A,1Bは互いに稼働状況を監視し
ている。すなわち、取引制御装置1A,1Bは、店内LAN2を
介して所定時間ごとに互いに相手に対し、正常に稼働し
ていることを問合せる。この問合わせに対する応答がな
い場合には、相手の取引制御装置が正常に稼働してない
と判断する。
ところで、一度、問合わせをかけ、正常と判断した
後、所定時間以内に相手の取引制御装置から取引情報な
ど、正常と判断できる情報が転送されてきた場合には、
その時点で相手の取引制御装置は正常に稼働していると
判断する。そこで、所定時間の測定を再度設定する。し
たがって、所定時間以内に正常稼働していると判断でき
る情報が相手の取引制御装置から転送されてくる場合
は、正常に稼働しているか否かの問合せは行なわない。
第6図に取引制御装置間における問合せの状況につい
て示す。取引制御装置1Aは、相手の取引制御装置1Bに対
し稼働問合せをかける。取引制御装置1Bは、正常応答を
返すとともに監視タイマをスタートする。取引制御装置
1Aは、取引制御装置1Bからの正常応答を受信すると、監
視タイマをスタートする。取引制御装置1Aは、監視タイ
マがタイムアウトとなる前に、取引制御装置1Bからの取
引情報を受信すると、再度監視タイマをスタートする。
取引制御装置1Aは、取引制御装置1Bに対し取引情報を正
常に受信したことを示すため、受信応答を取引制御装置
1Bに返す。取引制御装置1Bは、受信応答を受取ると監視
タイマを再度スタートする。
互いに取引処理などが実行されないと、取引制御装置
1Aの監視タイマがタイムアウトになる。すると、取引制
御装置1Aは、取引制御装置1Bに対し稼働問合せを送出す
る。取引制御装置1Bは、正常であれば正常応答を取引制
御装置1Aに返すとともに、監視タイマをスタートする。
取引制御装置1Aは、取引制御装置1Bからの正常応答を受
信すると、取引制御装置1Bは正常と判定した後、監視タ
イマをスタートする。
ここで、取引制御装置1Bに異常が発生したとする。取
引制御装置1Aは、監視タイマがタイムアウトになると、
取引制御装置1Bに対し稼働問合せを送出する。ところ
が、取引制御装置1Bは異常であるため正常応答は返せな
い。そこで、取引制御装置1Aは、取引制御装置1Bが正常
に稼働していないと判断する。取引制御装置1Aは、取引
制御装置1Bが正常でないと判断すると、取引制御装置1A
の表示部201に取引制御装置1Bが異常であることを表示
するとともに、取引制御装置1Bの管理している自動取引
装置の制御を実行する。このとき、取引制御装置1Bに管
理されている自動取引装置は、取引処理の途中の場合が
ある。
このために、取引制御装置1Aは、制御を開始するとと
もに、各自動取引装置に対し内部に媒体が残留している
か否かを問合せる。万一、媒体が残留している場合に
は、媒体の利用者への返却を指令する。また、現金が残
留している場合には、紙幣処理部107や硬貨処理部108に
対し入金途中か出金途中かを問合せる。入金途中の場合
には現金を返却し、出金途中の場合には現金を回収する
ことを指令する。そして、媒体を返却するとともに、利
用者に対し再度取引を実行するように指示する。これに
より、利用者は取引途中で、それまで制御を行なってい
た取引制御装置1Bが障害となっても、取引を取消し、再
度もう一度やり直すことが可能であり、障害が発生して
も正常に取引処理を実行することが可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の自動取引システムによれ
ば、たとえば2つの自動取引装置の取引制御装置の間を
電気的に接続し、常に互いの自動取引装置の稼働状況に
ついて通知し合い、取引制御装置の動作を一時停止する
場合には、もう一方の取引制御装置に対し自動取引装置
の制御を移管できるようにしたものであり、これにより
取引制御装置の動作を一時停止するときには、もう1つ
の取引制御装置が代行して制御できるようになり、自動
取引装置の動作を停止させることなく運用できるため、
稼働率を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は自動取
引システムの概念図、第2図は自動取引装置の外観斜視
図、第3図は自動取引装置の概略的構成を示すブロック
図、第4図は取引制御装置の外観斜視図、第5図は取引
制御装置の概略的構成を示すブロック図、第6図は取引
制御装置間における問合わせの状況について示す図であ
る。 1A,1B……取引制御装置、2……店内LAN、3A,3B,3C……
自動取引装置、7A,7B,8A,8B……モデム、9……計算機
センタ、10A,10B……NCUモデム、11……公衆回線網、20
0……主制御部、201……表示部、204……単票印字部、2
09……データ記憶部、210……ハードディスク装置、21
1,212……モデムインタフェース部、213……LANインタ
フェース部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者から提示されるカード、通帳等の取
    引媒体を受入れて現金の入出金処理を行なう第1の自動
    取引装置と、 利用者から提示されるカード、通帳等の取引媒体を受人
    れて現金の入出金処理を行なう第2の自動取引装置と、 利用者の操作に対応してあらかじめ定められた手順にし
    たがって前記第1の自動取引装置のカード、通帳等の取
    引媒体の受入れ、現金の入出金動作を制御するととも
    に、取引情報を記憶する記憶部を有する第1の取引制御
    装置と、 利用者の操作に対応してあらかじめ定められた手順にし
    たがって前記第2の自動取引装置のカード、通帳等の取
    引媒体の受入れ、現金の入出金動作を制御するととも
    に、取引情報を記憶する記憶部を有する第2の取引制御
    装置と、 前記第1の取引制御装置と第2の取引制御装置とを接続
    する接続手段と、 前記第1の取引制御装置と第1の自動取引装置とによっ
    て取引が完了したとき、その取引情報を前記第1の取引
    制御装置の記憶部および前記第2の取引制御装置の記憶
    部に記憶させる手段と、 前記第2の取引制御装置に設けられ、所定時間ごとに前
    記第1の取引制御装置の稼働状況を問合わせる問合わせ
    手段と、 この問合わせ手段による問合わせに対して前記第1の取
    引制御装置から応答がないとき、前記第1の取引制御装
    置が正常に稼働していないと判断する判断手段と、 前記第2の取引制御装置に設けられ、前記判断手段によ
    り第1の取引制御装置が正常に稼働していないと判断さ
    れたとき、前記第2の取引制御装置の記憶部に記憶され
    た取引情報に基づき、前記接続手段を介して前記第1の
    自動取引装置のカード、通帳等の取引媒体の受入れ、現
    金の入出金動作を制御する手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引システム。
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