JP3037011B2 - 自動取引装置監視システム - Google Patents

自動取引装置監視システム

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JP3037011B2
JP3037011B2 JP1551893A JP1551893A JP3037011B2 JP 3037011 B2 JP3037011 B2 JP 3037011B2 JP 1551893 A JP1551893 A JP 1551893A JP 1551893 A JP1551893 A JP 1551893A JP 3037011 B2 JP3037011 B2 JP 3037011B2
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賢司郎 相島
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/02Banking, e.g. interest calculation or account maintenance
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行などの金融機関な
どに設置され、複数の金種の現金を一括収納し、装置本
体に対して着脱可能な一括収納庫を有し、入金、出金、
記帳、残高照会、振込、振替などの窓口業務を顧客と対
話形式で自動処理する自動取引装置と、複数台の自動取
引装置の運用状態や媒体(紙幣)残量状態を監視する自
動取引装置監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動取引装置は、金融機関などにおいて
入金、出金、記帳、残高照会、振込、振替などの窓口業
務を顧客と対話形式で自動処理するものである。内部
は、取り扱う媒体や役割によりユニット区分され、主制
御部によってシステム的に制御されている。一例とし
て、ある自動取引装置の前面側から見た場合の外観図を
図7に、図8に後面側から見た場合の外観図を示す。
【0003】両図において、1は自動取引装置本体であ
り、カードリーダプリンタ4、紙幣入出金機5、硬貨入
出金機6、通帳記帳機7の各ユニットを実装し、顧客操
作表示部8と内部操作部9を有する。
【0004】図9は、自動取引装置1の概略ブロック図
である。同図において、10は主制御部であり、取引き
の進行管理や、上位システムのホストコンピュータや端
末に送信するデータの生成、および自動取引装置1に実
装される各ユニットの制御など自動取引装置1全体の中
枢である。カードリーダプリンタ4は、カード状の磁気
記録媒体の磁気情報記録部データの読み出しおよび書き
込みや、明細票に対して取引内容の印字を行う。
【0005】紙幣入出金機5は、入金紙幣の鑑別、計数
および出金指定枚数の紙幣を計数し出金する機能を有す
る。ここで、紙幣入出金機5について図10を用いて説
明する。図10は、紙幣入出金機5を示す概略側面図で
ある。
【0006】紙幣入出金機5には、速やかに紙幣を出金
するために金種ごとに分けられた金種別カセット15a
〜15cが用意され、取引に使用される紙幣は前記金種
別カセット15a〜15cに収納される。また、前記金
種別カセット15a〜15cに対し紙幣を装填および回
収することを目的として一括収納庫16が用意されてい
る。一括収納庫16は、金種の区別なくまとめて紙幣を
セットし、紙幣入出金機5に装着すれば自動的に各金種
カセット15a〜15cへ金種分けして装填する。この
ときに紙幣枚数も計数するために紙幣入出金機5に装填
された紙幣枚数を把握することができる。また、いずれ
か一つの金種カセット15a〜15cが、これ以上収納
できなくなるほどに紙幣がある状態になったら、その金
種カセットから一括収納庫16へ余剰分の紙幣を回収す
る。このときにその紙幣枚数を計数するために紙幣入出
金機5より取り出した紙幣枚数を把握することができ
る。このように一括収納庫16は紙幣の取扱いを一つの
カセットで取り扱えるとともに、紙幣の出入りを管理で
きるため自動取引装置1における紙幣の有高を管理する
ことが可能となる。なお紙幣入出金機5には、金種カセ
ット15a〜15cに対して紙幣の繰出し、装填を行う
機構部5a、鑑別部5b、接客ドラム5c,紙幣搬送路
5dおよびリジェクト収納庫5eが設けられている。
【0007】図9において、6は硬貨入出金機であり、
入金硬貨の鑑別、計数および指定枚数の硬貨を計数し出
金する機能を有する。7は通帳記帳機であり、通帳への
取引内容の印字および通帳の磁気情報記録部へのデータ
の読み出しと書き込みを行う。また、取引内容が開かれ
たページに書ききれなくなった場合などに自動的にペー
ジをめくるオートターンページ機構を有する。
【0008】8は顧客操作表示部であり、顧客が暗証番
号入力や金額入力など各種の操作を行う部分で、入力キ
ーや誘導文言を表示するCRT2(図7)や、およびC
RT2の上部に配置され、表示画面に対して顧客がどこ
を押下したかを検知するタッチパネル3(図7)などで
構成される。
【0009】9は内部操作部であり、銀行員および保守
員を対象とした各種操作、たとえば自動取引装置1の運
用状況や実行中の取引内容、障害発生時の状況などの各
種情報の表示や、電源のON/OFFやリセット指示、
保守動作の実行指示などの動作指示を行う。内部操作部
9は、図8に示すように装置扉に実装され、使用しない
場合は内部操作部扉によって覆われている。
【0010】11は監視系インターフェース部であり、
自動取引装置1の運用状態および紙幣残量状態などの情
報を上位に通知したり、上位から通知される動作指示を
受け付けるデータ入出力口である。監視系インターフェ
ース部11の上位は、金融機関などが保有する監視装置
13であり、一般に監視センターと呼ばれる拠点を設け
て、その拠点に複数台設置される。監視装置13と営業
店に設置されている自動取引装置1とは公衆回線や専用
線などを介して接続される。
【0011】12は勘定系インターフェース部であり、
取引を行うのに必要な顧客情報や現金の入り払いなどの
取引情報の受渡しを上位と行うデータ入出力口である。
勘定系インターフェース部12の上位は、金融機関など
が保有する勘定系ホストコンピュータ14であり、管轄
する広範囲のエリアの営業店に設置される複数の自動取
引装置1の取引情報の収集を統括して行っている。勘定
系ホストコンピュータ14と営業店に設置されている自
動取引装置1とは公衆回線や専用線などを介して接続さ
れる。
【0012】自動取引装置監視システムは、自動取引装
置1においては前記監視系インターフェース部11に接
続され、監視装置13において金融機関の各営業店に設
置された複数台の自動取引装置1の運用状況を統括して
監視するシステムであり、例えば、紙幣・硬貨・レシー
ト・通帳・ジャーナルといった取扱媒体の有無、障害発
生種別や発生日時、障害発生した取引種別やその顧客情
報など勘定系システムで管理できない内容を情報として
取得する。この自動取引装置監視システムは、特に行員
が営業店にいない閉店後や、休日などに、遠隔地におい
て自動取引装置1の運用状態をリアルタイムに監視する
ことができ、障害や媒体切れ等が発生した場合に、その
状況を見て警備会社やメーカーサービスに連絡すること
ができる。監視装置13で収集および表示する情報は、 1.障害発生情報。障害発生の年月日時分と内容を示す
エラーコードの表示、および運用状態情報。 2.障害発生後、その状態が正常に復旧した年月日時分
と運用状態情報。 3.紙幣、硬貨、明細票、ジャーナル、通帳、振込カー
ドなど自動取引装置1が取り扱う媒体のエンドあるいは
ニアエンド通知。 4.紙幣、硬貨、明細票、ジャーナル、通帳、振込カー
ドなど自動取引装置1が取り扱う媒体のフルあるいはニ
アフル通知。 5.取引の取扱状況を表示する。障害発生あるいは運用
にあわせて、自動取引装置1の取扱取引を制限した場
合、制限している取引を表示する。 6.電源投入状態(ON/OFFの状態)。 などが挙げられる。ここで、エンドはそれぞれの媒体収
納部に媒体が無くなったことを意味し、ニアエンドはあ
らかじめ自動取引装置1で決められた残量に達した時に
通知し、媒体がもうすぐ終了することを示すものであ
る。また、フルはそれぞれの媒体収納部においてその収
納量に達したことを意味し、ニアフルはあらかじめ自動
取引装置1できめられた収納量に達した時に通知し、媒
体がもうすぐ収納できなくなることを示すものである。
【0013】これらの情報は、監視装置13側から自動
取引装置1に対して定期的に情報を要求したり、あるい
は自動取引装置1から監視装置13に事象発生などをト
リガに積極的に通知することによって受渡しが行われ
る。
【0014】また、監視装置13から自動取引装置1に
対してリセットや電源のON/OFF、および取引制限
の指示といった運用に関わる動作指示を通知することが
可能である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動取引装置監視システムでは以下に述べる問題点
が解決されないでいる。
【0016】第一に、従来の自動取引装置において、媒
体の補給や回収は簡易化されたが、その作業は媒体切れ
あるいは媒体過多が発生した装置の設置場所で行わなけ
ればならない。そして、媒体の補給や回収作業は金融機
関の担当者や警備会社あるいはメーカーサービスの担当
者の人手に頼っているのが現状である。特に、金融機関
の休日に自動取引装置を運用することが一般的になった
現在、自動取引装置の障害発生時の対応とともに媒体の
補給や回収作業を警備会社あるいはメーカーサービスに
委託したり、一部の金融機関担当者を出勤させて対応し
ている。このことは、障害対応要員以外に、媒体切れあ
るいは媒体過剰の対応を考慮して人員を用意しなければ
ならないことを意味し、委託費用や休日出勤の人件費な
どランニングコストの面で問題がある。また、営業店外
でカプセルブースなどの無人運用が行われている場所で
も同様なことが言える。
【0017】第二に、媒体の補給や回収作業を警備会社
あるいはメーカーサービスに委託する場合は、金融機関
外部の人間に大量の紙幣を預ける形になり、こうした外
部の人間が紙幣に接触する機会があるので、犯意の予防
の面から万全とは言い切れない。
【0018】第三に、従来の自動取引装置監視システム
において、自動取引装置の媒体切れあるいは媒体過多を
検知しても、警備会社およびメーカーサービスとの連絡
時間や担当者の移動時間の間は自動取引装置は何の対処
もされず、人員が不足している場合などには停止状態の
まま放置される形となる。このことは、自動取引装置の
停止時間を増加させている原因の一つであり、自動取引
装置の効率的運用を期待することができないばかりか、
停止した自動取引装置の内部の紙幣が実際の取引に使わ
れる機会が少なくなるため、資金運用の面からも効率が
悪くなる。また、自動取引装置の停止する機会を増やす
ことは利用する顧客に対するサービスの低下を招くこと
にも繋がる。
【0019】本発明は、以上述べた自動取引装置および
自動取引装置監視システムの問題点を除去するために、
自動取引装置の外部から自動的に媒体を補給あるいは回
収する手段と、遠隔地から管理、制御する手段を有する
ことにより、自動取引装置の媒体の補給あるいは回収
を、人手を介することなく自動的に行うことを可能と
し、自動取引装置の稼働効率と資金運用効率の向上およ
び金融機関の顧客サービスの向上を図ることができ、か
つセキュリティ面に優れた自動取引装置監視システムを
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、金種毎に紙幣を収納する金庫と該金庫との
間で紙幣の回収および補充を行い装置に対して着脱可能
な一括収納庫とを有する自動取引装置に対して運用状態
および紙幣残留状態を監視する自動取引装置監視システ
ムにおいて、紙幣を収納可能で自動取引装置に着脱可能
な予備用一括収納庫を前記自動取引装置の上方に取出し
可能に保管する集中金庫と、少なくとも垂直方向に移動
可能で前記集中金庫内の前記予備用一括収納庫の保管場
所と各自動取引装置との間を移動するリフタと、前記リ
フタに実装され、前記予備用一括収納庫と自動取引装置
内の前記一括収納庫を交換する受け渡し手段と、各自動
取引装置に接続された集線アダプタと、前記集線アダプ
タに接続され、該集線アダプタを介して自動取引装置か
ら送られる自動取引装置の紙幣残留状態を示す情報に基
づいて、前記リフタおよび前記受け渡し手段に対して自
動取引装置内の一括収納庫を前記予備用一括収納庫と交
換する指示を出す制御手段とを設けたものである。
【0021】
【作用】上記構成を有する本発明によれば、自動取引装
置は集線アダプタを介して制御手段に接続されており、
自動取引装置の紙幣残量状態の情報は集線アダプタを介
して制御手段に送られる。制御手段では自動取引装置か
ら送られてきた情報に基いて、自動取引装置内の一括収
納庫と集中金庫にある予備用一括収納庫とを交換する必
要があるか否かを判定し、交換要とした場合にはリフタ
および受け渡し手段を制御して自動取引装置内の一括収
納庫と自動取引装置の上方にある集中金庫の予備用一括
収納庫とを交換する。これにより一括収納庫の自動的な
交換が可能となる。
【0022】
【実施例】以下本発明に係る実施例を図面にしたがって
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。図1は、本発明の一実施例である集中金庫を有す
る自動取引装置監視システムを示す概略構成図、図2は
本実施例の集中金庫を有する自動取引装置監視システム
を示すシステムブロック図である。本実施例の自動取引
装置監視システムは、自動取引装置に接続された監視シ
ステム、監視システムに接続された集中金庫および自動
取引装置に接続された勘定系システムから構成される。
【0023】図において、22は集中金庫であり、店内
監視端末21あるいは監視装置13からの動作指示によ
り一括収納庫の交換作業と、予備用に用意された一括収
納庫の収納、管理を行うユニットを総称するものであ
る。ここで、集中金庫22について図3、図4を用いて
説明する。図3は集中金庫を示す外観図、図4は集中金
庫の機構を示す斜視図である。
【0024】23は主制御部であり、集中金庫22の全
体管理を行い、店内監視端末21および監視装置13と
のインタフェース制御や、店内監視端末21および監視
装置13から通知される動作指示(n番の予備用一括収
納庫17をn番の自動取引装置1に持っていけというよ
うな内容)をリフタ25への動作命令(搬送するXY座
標値や動作のシーケンス制御というようなメカコントロ
ール命令)に変換して通知したり、カセット収納部24
からの情報収集などを行う。本実施例において、主制御
部23は集中金庫22が設置される付近の壁や台上に設
置され、例えば情報の表示や、カセット収納部24に予
備用一括収納庫17をセットするときなどにマニュアル
操作でリフタ25を作動することができるように表示部
33および操作部34や、店内監視端末21との物理的
インタフェースを受け持つインタフェース部32、リフ
タ25との物理的インタフェースを受け持つ光通信部3
7aを有し、カセット収納部24の位置検出部35およ
び一括収納庫インタフェース部36と接続されている。
【0025】24はカセット収納部であり、複数の予備
用一括収納庫17をまとめて収納する。カセット収納部
24にある位置検出部35は、カセット収納部24に収
納される予備用一括収納庫17が各収納位置にセットさ
れているか否か、およびそのセット状態が正しいか否か
を判定するもので、たとえば複数の光センサやマイクロ
スイッチなどのON/OFF状態で検出する。
【0026】36は一括収納庫インタフェース部であ
り、収納された紙幣枚数など種々の情報を記憶すること
が可能な一括収納庫を使用する場合、一括収納庫に収納
された紙幣枚数を管理するためなどにシステム側で一括
収納庫に記憶されている情報を読み込むことが可能なよ
うになっている。たとえば紙幣枚数を計数しながら自動
的に予備用一括収納庫17へ紙幣を装填し、装填した紙
幣枚数をその一括収納庫17に書き込むことができる装
置を使用すれば、紙幣の枚数管理がより正確になり、紙
幣を直接取り扱うことのできる人間をさらに限定するこ
とが可能となる。
【0027】25はリフタであり、予備用一括収納庫1
7あるいは自動取引装置1に搭載される一括収納庫16
を横行(X方向)および昇降(Y方向)して、目的の位
置に搬送する。また、自動取引装置1あるいはカセット
収納部24に対して、一括収納庫の受け渡しを行う。
【0028】39はX方向駆動部であり、リフタ25を
横行するためのモータや監視センサなどのアクチュエー
タにより構成される。
【0029】40はX方向位置検出部であり、横行レー
ル46(図4に示す)上あるいはその付近に配置された
位置検出用の目印を検出して、あるいは駆動系としてパ
ルスモータを使用する場合はそのパルス数をカウントし
て、リフタ25のX方向で存在する位置を検出するもの
であり、その情報はX方向の駆動制御やリフタ25の状
態監視に使用される。位置検出用の目印は、横行レール
46上に一つまたは複数の穴を制御に必要な位置に設け
たり、バーコードシールや光センサのような検出手段を
制御に必要な位置に配置するなどの方法が用いられる。
【0030】41はY方向駆動部であり、リフタ25に
実装される受け渡しユニット47(図4に示す)を昇降
するモータや監視センサなどのアクチュエータにより構
成される。
【0031】42はY方向位置検出部であり、昇降ガイ
ドレール48(図4に示す)上またはその付近に配置さ
れた位置検出用の目印を検出して、あるいは駆動系とし
てパルスモータを使用する場合はそのパルス数をカウン
トして、受け渡しユニット47のY方向で存在する位置
を検出するものであり、その情報はY方向の駆動制御や
受け渡しユニット47の状態監視に使用される。位置検
出用の目印は、昇降ガイドレール48上に一つまたは複
数の穴を制御に必要な位置に設けたり、バーコードシー
ルや光センサのような検出手段を制御に必要な位置に配
置するなどの方法が用いられる。
【0032】43は受け渡しユニット駆動部であり、図
5に示すような、機構を動作させるモータやセンサなど
のアクチュエータにより構成される。図5は本実施例の
受け渡しユニットを示す斜視図である。
【0033】44は操作部であり、危険回避のための緊
急停止スイッチや保守などにおけるリフタ25の単体操
作用スイッチなどが設けられている。
【0034】37bはリフタ25における光通信部であ
り、動作命令や状態情報などを集中金庫22の主制御部
23と送受信する。リフタ25の光通信部37bと主制
御部23側の光通信部37aは、横行レール46と平行
にかつ直線上に配置することによって、リフタ25が横
行レール46上のどこにいても通信が可能となってい
る。
【0035】38は駆動系制御部であり、前述したリフ
タ25における各駆動部を、光通信部37a、37bを
介して、集中金庫22の主制御部23から通知される動
作命令にしたがって制御する。
【0036】49は電源部であり、集中金庫22の各部
に電源を供給し、電源操作盤50によってON/OFF
を制御している。
【0037】45は給電レールであり、横行レール46
に平行して設置され、横行レール46上を移動するリフ
タ25に一定した電源を供給する。
【0038】図1および図2に示すように、自動取引装
置1には、勘定系システムと監視システムの二つのシス
テムが接続される。取引データや顧客情報を取り扱う勘
定系は、公衆回線網を介し、勘定系システムの中枢であ
る勘定系ホストコンピュータ14に接続される。18は
回線端末であり、公衆回線網と構内通信網との通信を可
能とするために、プロトコルの変換や、構内側に接続さ
れた複数台の自動取引装置1の通信制御を行う。
【0039】監視装置13は、金融機関の監視センター
など営業店から離れた地域に設置され、複数の店舗に設
置されている自動取引装置1の障害の発生や媒体残量状
態などを統括的に監視している。
【0040】19は集線アダプタであり、一つの営業店
において複数台の自動取引装置1の結線を送受信のタイ
ミングの監視を含めて一つに取り纏め、回線網を介して
接続される監視装置13に、発生した年月日時刻ととも
に自動取引装置1の運用状態および媒体残量状態を通知
する。本実施例においては、集線アダプタ19から、営
業店に設置される店内監視端末21にも同様な情報を通
知できるように、店内監視端末用のインタフェース部を
設けている。
【0041】21は店内監視端末であり、監視装置13
と同様な、自動取引装置1の運用状態および媒体残量状
態の監視と、集中金庫22の動作制御や監視を行う。即
ち、自動取引装置1に収納されている紙幣の残量を監視
し、交換時期の判定を行い、集中金庫22に対して動作
指示を行ったり、集中金庫22から返信されるレスポン
スなどから動作状態を管理するなどの処理を行う。これ
ら一連の監視処理は、制御部26にて行われ、収集した
情報は、陰極線管あるいは液晶ディスプレイなどにより
構成される表示部31に表示する。また、動作指示情報
や各種の設定情報を操作者が入力する場合は操作部30
により行う。記憶部29はICメモリおよび磁気記憶媒
体により構成され、アプリケーションプログラムや保存
しておきたい情報を記憶する。本実施例では、この記憶
部29の内、電源がオフしても記憶しているデータが消
失しないエリアを使用して、交換時期の判定を行うため
の基準値を保存する。
【0042】また、本実施例において、監視センターの
監視装置13から集中金庫22へ動作指示を行うことも
可能である。この場合、店内監視端末21に電文を通知
することにより店内監視端末21から集中金庫22に動
作指示を通知することになる。ただし、通常は店内監視
端末21が媒体残量状態や運用状態を監視し、店内監視
端末21において自動的に一括収納庫の交換を指示する
ので、監視装置13から動作指示を通知する必要はほと
んどない。
【0043】自動取引装置1との通信は、自動取引装置
側インタフェース部28によって電気条件などを整え、
有線あるいは無線によって行われる。また、集中金庫2
2との通信も、集中金庫22側インタフェース部27に
よって電気条件などを整え、有線あるいは無線によって
行われる。
【0044】図6は本実施例における自動取引装置1を
示す。図において、51は一括収納庫16を交換するた
めの一括収納庫交換扉であり、52は一括収納庫交換扉
51を開閉するカップリング部である。リフタ25は一
括収納庫16の交換作業の際、このカップリング部52
に棒状の連結ロットを差し込み、これを回転させる。す
るとカップリング部52に連動して、一括収納庫交換扉
51が開動作を始め、一括収納庫交換扉51が開ききる
と一括収納庫16の交換作業を開始する。交換作業終了
後、カップリング部52に前述の棒状の連結ロットを差
し込み、一括収納庫交換扉51の閉方向に回転させて一
括収納庫交換扉51を閉じる。
【0045】本実施例における店内監視端末21または
監視装置13で収集する情報として、紙幣入出金機5の
紙幣量カウンタデータがさらに加わっている。紙幣入出
金機5の紙幣量カウンタデータは、集中金庫22を制御
するために取引によって紙幣量が変化する毎に、あるい
は一定時間間隔をおいて、自動取引装置1が店内監視端
末21および監視装置13に対して通知しており、紙幣
入出金機5の内部メモリの内、電源オフでも消失されな
いエリアに、入金、出金、補充、回収、取り込みなどの
各動作において計数した紙幣枚数を管理しやすいように
体系づけて保存されている。店内監視端末21および監
視装置13では、通知された紙幣量カウンタデータに変
化があった場合、その変化した新しい値を更新して常に
最新情報を記憶している。また、変化があった段階で、
最新の紙幣量カウンタデータにおける紙幣残量と、あら
かじめ定められた紙幣残量の基準値と比較して一括収納
庫16の交換が必要になったかどうかを確認する。
【0046】本実施例における店内監視端末21および
監視装置13ではまた、自動取引装置1に対して補充お
よび回収の動作指示も可能である。それぞれの動作指示
も補充あるいは回収する紙幣の金種および枚数を設定可
能であり、一括収納庫16あるいは紙幣入出金機5に収
納されている全部の紙幣を補充あるいは回収することも
可能である。
【0047】紙幣残量の基準値としては、以降の取引を
運用するのに必要な最低限度枚数と収納上限枚数を設定
することになる。すなわち、最低限度枚数を紙幣追加の
基準値とし、紙幣入出金機5に収納されている紙幣量が
最低限度枚数未満になった場合、一定量紙幣が収納され
ている予備用一括収納庫17と自動取引装置1に搭載さ
れている一括収納庫16とを交換し、また紙幣入出金機
5に収納されている紙幣量が収納上限枚数以上になった
場合、空の予備用一括収納庫17あるいは紙幣入出金機
5の収納紙幣を回収するのに十分余裕のある予備用一括
収納庫17と自動取引装置1に搭載されている一括収納
庫16とを交換する。これらの紙幣残量の基準値は、店
内監視端末21のシステム設定用プログラム部分で営業
店運用者が自動取引装置1ごとあるいは営業店全体の基
準値として任意に設定することが可能である。
【0048】また本実施例では、自動取引装置1になん
らかの障害が発生しその運用が停止した場合、店内監視
端末21ではたとえば以下に示す動作基準と発生状況と
を照らし合わせ、集中金庫に対する動作指示を決定す
る。 1.発生した障害状況が自動取引装置1に搭載されてい
る一括収納庫16の不良によるものと判断できる場合
は、予備用一括収納庫17と装置1内の一括収納庫16
の交換を行い、動作復旧を試みる。このとき一括収納庫
16は、一括収納庫16に収納される紙幣枚数が、あら
かじめ定められた基準枚数未満の場合は、紙幣が収納さ
れている予備用一括収納庫17と、基準枚数以上の場合
は、空の予備用一括収納庫17と交換される。
【0049】2.前記1項で示される現象により、自動
取引装置1に搭載されている一括収納庫16を紙幣が収
納されている予備用一括収納庫17と交換しても状況に
変化がない場合、空の予備用一括収納庫17と交換され
る。
【0050】3.速やかな復旧が見込めない障害が発生
したが、紙幣入出金機5の回収動作が実行可能な場合、
紙幣入出金機5に収納されている一部あるいは全部の紙
幣を一括収納庫16に回収し、空の予備用一括収納庫1
7と交換する。
【0051】4.障害が発生したが、とりあえずは紙幣
の運用を継続することが可能である場合は交換作業は実
施されない。
【0052】5.速やかな復旧が見込めず、かつ回収動
作が実行できない障害が発生した場合に、一括収納庫1
6に紙幣が存在するならばそのまま空の予備用一括収納
庫17と交換する。
【0053】6.速やかな復旧が見込めず、かつ回収動
作が実行できない障害が発生した場合に、一括収納庫1
6に紙幣が存在しないならば交換作業は実施されない。
【0054】本実施例において、運用状態に対する動作
基準値の設定は、店内監視端末21のアプリケーション
として作り込まれているが、記憶容量および操作性など
の条件が許せば、紙幣残量基準値の設定のように、営業
店運用者が自動取引装置1ごとあるいは営業店全体の基
準値として任意に設定できるようにすることも可能であ
る。
【0055】20は個人識別用装置である。本実施例に
おいて、紙幣量カウンタデータを自動取引装置1から収
集するので、現金の入り払いや精査結果など秘密保持を
必要とする情報を、店内監視端末21や監視装置13お
よびこれらを結ぶ回線から悪用される危険性がある。個
人識別用装置20は、前記秘密保持を必要とする情報の
セキュリティを保持するために、操作者個人を識別する
ための媒体、すなわち磁気記憶部を有するIDカードや
ICメモリカードあるいは鍵など、所有することを管理
できる媒体から、操作者が、店内監視端末21あるいは
監視装置13において秘密保持を必要とする情報の開示
や各種手段の操作を許可された人間か否か、あるいは操
作者が許されている操作範囲などを決定する情報を得る
ためのものである。本実施例においては、個人識別手段
として、以下に示す三通りの手段が考慮されている。
【0056】1.磁気記憶部を有するIDカードを個人
識別用媒体とし、IDカードの磁気記憶部に個人識別に
必要な個人情報を記録しておく。このIDカードを店内
監視端末21あるいは監視装置13に接続された個人識
別用装置20に挿入すると、店内監視端末21あるいは
監視装置13は前記情報を読み出し、店内監視端末21
では、個人情報を統括して管理する監視装置13に読み
出した情報を送信する。(監視装置13においては、自
らが処理する。)監視装置13では送られてきた情報と
自らが統括管理する個人情報を比較し、誤りがないか確
認し、個人情報に付随して記憶されている暗証番号を読
み出す。店内監視端末21では、個人識別用媒体(ID
カード)から読み出した情報を送信した後、暗証番号入
力画面を表示し、操作者が暗証番号を入力したならば個
人情報と同様に、入力された暗証番号を監視装置13に
送信する。監視装置13では送られてきた暗証番号と自
らが統括管理し個人情報を比較確認することにより読み
出した暗証番号とを比較確認する。前記ふたつの確認が
正常であれば、送信してきた店内監視端末21に対し
て、操作者識別結果正常の旨を返信する。もし、個人情
報が正常と確認できない場合は使用不可媒体としてID
カードを操作者に返却する。また、暗証番号の入力が正
常でなければ一連の操作をやりなおしさせ、規定回数内
に正常操作が行われれば操作を許可し、規定回数を越え
た場合、監視装置13はその個人情報に対するアクセス
を禁止する。このとき、事象の発生した端末番号および
年月日時分、個人情報、入力された暗証番号を記憶部2
9に記録する。一度禁止された個人情報は、監視装置1
3側の操作者によってその禁止が解除されない限り使用
することはできず、監視装置13側の操作者は前記事象
発生状況を確認した上で問題がなければアクセス禁止状
態を解除する。店内監視端末21あるいは監視装置13
は、操作者識別結果が正常である場合、先に読み取った
個人情報から操作者が操作可能な範囲を限定し、許可さ
れた範囲の情報の参照および操作を操作者に解放する。
なお、店内監視端末21と監視装置13間でやりとりさ
れる情報はすべて暗号化されている。
【0057】2.ICメモリなど電気的に記憶する記憶
部を有するICメモリカードを個人識別用媒体とし、I
Cメモリカードの記憶部に個人識別に必要な個人情報を
記録しておく。このICメモリカードを店内監視端末2
1あるいは監視装置13に接続された個人識別用装置2
0に挿入すると、まずICメモリカードに暗証コードが
記録されているかを確認し、記録されている場合はその
暗証コードを読み取り、記録されていない場合は使用不
可媒体として操作者に返却する。前記暗証コードは、I
Cメモリカードの正当性を確認するために記憶部のある
決められた領域に記憶されているコードであり、ICメ
モリカード統一あるいはカードごとに割り振られたコー
ドである。店内監視端末21あるいは監視装置13は読
み取った暗証コードを記憶するコードと比較確認し正常
であれば、ICメモリカードの記憶部に記憶される個人
識別を読み取る。正常でなければ使用不可媒体として操
作者に返却する。個人情報の比較確認および暗証番号の
比較確認は前項のIDカードにおける内容と同一であ
る。
【0058】3.ひとつあるいは複数の鍵を個人識別用
媒体とし、前記鍵によりON/OFFするスイッチを設
け、店内監視端末21あるいは監視装置13に接続す
る。ひとつの鍵の場合はその鍵に付随する前記スイッチ
がONされた時、複数の鍵の場合は、人間の操作可能な
範囲の極力短い時間内に最初に鍵によってONされたス
イッチからそれぞれの鍵に付随するスイッチがすべてO
Nされた時に、個人識別コードおよび暗証番号入力画面
を表示する。操作者が個人識別コードおよび暗証番号を
入力したならばその個人識別コードおよび暗証番号を監
視装置13に送信する。個人識別コードおよび暗証番号
を統括して管理している監視装置13では、送信された
個人識別コードおよび暗証番号が、管理している中に存
在するかどうかを確認し、存在すれば操作者識別結果正
常を返信し、存在しなければ異常を返信する。店内監視
端末21あるいは監視装置13では、操作者識別結果が
正常である場合は、個人識別コードから操作者が操作可
能な範囲を限定し、許可された範囲の情報の参照および
操作を操作者に解放する。異常である場合は、再度個人
識別コードおよび暗証番号入力を要求する。規定回数内
に正常操作が行われれば操作を許可し、規定回数を越え
た場合、監視装置13はその個人識別コードおよび暗証
番号に対するアクセスを禁止する。このとき、事象の発
生した端末番号および年月日時分、入力された暗証番号
を記憶部29に記録する。一度禁止された個人識別コー
ドおよび暗証番号は監視装置13側の操作者によって解
除されない限り使用することはできず、監視装置13側
の操作者は前記事象発生状況を確認した上で問題がなけ
ればアクセス禁止状態を解除する。なお、店内監視端末
21と監視装置13間でやりとりされる情報はすべて暗
号化されている。
【0059】本実施例における特徴のひとつとして、翌
日の運用に必要な紙幣枚数を予想する機能がある。これ
は、紙幣量カウンタデータを店内監視端末21あるいは
監視装置13において管理し、かつ業務の終了時などに
行う精査を店内監視端末21あるいは監視装置13から
指示することができるがゆえに可能な機能である。翌日
の運用に必要な紙幣枚数の算出は、店内監視端末21の
記憶部29あるいは監視装置13の記憶部に以下の情報
を記憶しておくことにより行われる。
【0060】1.朝の業務開始時あるいは精査実行直後
の紙幣量カウンタデータ。その日の全取引あるいは精査
が行われるまでの間で入り払いされた紙幣枚数を算出す
るために使用する。固定エリアに記録される度に書き換
える。(以下、紙幣量比較データと称す。) 2.当日の全取引で入り払いされた紙幣枚数を算出した
結果を、過去年間に渡って日ごとに記憶する。翌日の運
用に必要な紙幣枚数を予想する基礎データとして使用す
る。(以下、紙幣量基礎データと称す。) 当日の全取引で入り払いされた紙幣枚数を算出するタイ
ミングは、業務終了時あるいは日付が変化した時、精査
実行時、店内監視端末21あるいは監視装置13から算
出するよう指示を受けた時、などに行われ、同一日時に
算出されたデータは加算されて紙幣量基礎データとす
る。
【0061】営業店において、翌日の運用に必要な紙幣
枚数の目途をつけたい場合に、店内監視端末21あるい
は監視装置13を操作すると、店内監視端末21あるい
は監視装置13は各自動取引装置1の紙幣量カウンタデ
ータを集計し、その日の全取引で入り払いされた紙幣枚
数を算出し表示する。算出した結果は店内監視端末21
あるいは監視装置13の記憶部の年月日ごとに割り振ら
れた領域で該当する箇所に記録しておく。次に翌日の年
月日から該当する年月日の紙幣量基礎データを呼出し、
過去複数年間に入り払いされた当日の紙幣枚数の平均値
を算出する。このとき紙幣量基礎データが0を示すもの
は平均値の算出対象からはずす。算出した平均値が取引
を行うのに必要な最低限度枚数以上であったならばその
平均値を翌日の運用に必要な紙幣枚数とし、算出した平
均値が取引を行うのに必要な最低限度枚数未満であった
場合は最低限度枚数を翌日の運用に必要な紙幣枚数とす
る。最低限度枚数は、集中金庫22の動作基準となる基
準値を使用してもよく、別途設定することも可能であ
る。
【0062】また、本実施例によれば、1台の自動取引
装置に1個の一括収納庫は必要とせず、設置されている
自動取引装置の数より少ない数の一括収納庫で紙幣の運
用が可能である。また、自動取引装置に対する紙幣の均
一分配も可能となる。たとえば、5台の自動取引装置に
2個の一括収納庫で運用する場合、通常、自動取引装置
の紙幣入出金機には一括収納庫を搭載せず、紙幣の過不
足が生じた時点で予備用一括収納庫を搬送し、必要枚数
を補充あるいは回収して集中金庫に戻すという運用が可
能となり、また、均一分配したい基準枚数と対象とする
自動取引装置の本体番号を入力すると、管理する各自動
取引装置の紙幣残量から過不足枚数を計算し、ひとつあ
るいは複数の一括収納庫を該当する自動取引装置に順次
セットして計算した枚数の補充あるいは回収を行うこと
により均一分配が可能となる。
【0063】
【発明の効果】本実施例によれば、以下の効果が期待で
きる。まず、一括収納庫を交換することで紙幣の装填/
回収を行うようにしたので、自動的に、あるいは自動取
引装置から離れた所からの動作指示により、紙幣の装填
/回収が行えるようになることで、自動取引装置に対応
する金融機関の担当者や警備会社あるいはメーカーサー
ビスの担当者の省力化を図ることができ、担当人員の削
減が可能となる。
【0064】また、紙幣の過不足が生じても、自動取引
装置を停止させることなく自動取引装置外部からの紙幣
の装填/回収が行えるようになったことで、自動取引装
置の運用効率を向上することができ、延いては顧客サー
ビスの向上を図ることができる。
【0065】また、現金に直接触れることなく紙幣の装
填/回収が可能となり、紙幣を直接取り扱うことのでき
る人間を限定することが可能となるので、セキュリティ
の面でも向上することができる。
【0066】また、自動取引装置に障害が発生し取扱い
停止状態になっても、その自動取引装置内の紙幣を極力
他の自動取引装置の運用に回すようにできるので資金効
率が向上する。
【0067】さらに、1台の自動取引装置に1個の一括
収納庫は必要とせず、設置されている自動取引装置より
少ない一括収納庫で紙幣の運用が可能となるので資金効
率が向上する。
【0068】さらにまた、運用する資金量に問題がなけ
れば、自動取引装置に対する紙幣の均一分配も可能であ
るので、自動取引装置における紙幣残量の過不足発生が
非常に少なくなって交換回数が減り、担当人員の削減が
可能となる。
【0069】また、店内監視端末あるいは監視装置の操
作者の個人識別を行うことによって、秘密を保持すべき
情報や現金管理のセキュリティを向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動取引装置監視システムを
示す概略構成図である。
【図2】実施例の自動取引装置監視システムを示すシス
テムブロック図である。
【図3】実施例の集中金庫を示す外観図である。
【図4】集中金庫の機構を示す斜視図である。
【図5】実施例の受け渡しユニットを示す斜視図であ
る。
【図6】実施例における自動取引装置を示す外観図であ
る。
【図7】自動取引装置を示す外観図である。
【図8】自動取引装置を示す外観図である。
【図9】自動取引装置を示す概略ブロック図である。
【図10】紙幣入出金機を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 自動取引装置 13 監視装置 20 個人識別用装置 21 店内監視端末 22 集中金庫 23 集中金庫主制御部 24 カセット収納部 25 リフタ 26 店内監視端末制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−208193(JP,A) 特開 平4−128994(JP,A) 特開 昭63−62092(JP,A) 特開 平4−190483(JP,A) 特開 平4−34696(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 19/00 G06F 17/60 - 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金種毎に紙幣を収納する金庫と該金庫と
    の間で紙幣の回収および補充を行い装置に対して着脱可
    能な一括収納庫とを有する自動取引装置に対して運用状
    態および紙幣残留状態を監視する自動取引装置監視シス
    テムにおいて、 紙幣を収納可能で自動取引装置に着脱可能な予備用一括
    収納庫を前記自動取引装置の上方に取出し可能に保管す
    る集中金庫と、 少なくとも垂直方向に移動可能で前記集中金庫内の前記
    予備用一括収納庫の保管場所と各自動取引装置との間を
    移動するリフタと、 前記リフタに実装され、前記予備用一括収納庫と自動取
    引装置内の前記一括収納庫を交換する受け渡し手段と、 各自動取引装置に接続された集線アダプタと、 前記集線アダプタに接続され、該集線アダプタを介して
    自動取引装置から送られる自動取引装置の紙幣残留状態
    を示す情報に基づいて、前記リフタおよび前記受け渡し
    手段に対して自動取引装置内の一括収納庫を前記予備用
    一括収納庫と交換する指示を出す制御手段とを設けたこ
    とを特徴とする自動取引装置監視システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、自動取引装置が設置さ
    れる営業店内に設置される店内監視端末であり、該店内
    監視端末は、自動取引装置が取り扱った紙幣の入り払い
    の枚数データを収集し、収集したデータを日毎に所定期
    間記憶する記憶手段と、該記憶手段のデータと自動取引
    装置内の残量紙幣枚数データに基いて翌日用に予備用一
    括収納庫に収納すべき紙幣枚数を算出する手段とを備え
    た請求項1記載の自動取引装置監視システム。
  3. 【請求項3】 個人識別情報と前記店内監視端末におけ
    る操作許容範囲を決定する情報とを記憶するカード状の
    記憶手段の記憶情報を読取る読取り手段を有し、前記店
    内監視端末は、前記読取り手段で読取った情報と入力さ
    れた識別用コードに基いて許可された範囲の操作を操作
    者に解放する手段を備えた請求項1記載の自動取引装置
    監視システム。
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