JP3068769B2 - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JP3068769B2
JP3068769B2 JP16877495A JP16877495A JP3068769B2 JP 3068769 B2 JP3068769 B2 JP 3068769B2 JP 16877495 A JP16877495 A JP 16877495A JP 16877495 A JP16877495 A JP 16877495A JP 3068769 B2 JP3068769 B2 JP 3068769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関の店舗等に設
置されて取引媒体の取引を顧客と対話形式で自動処理す
る自動取引装置の媒体取引処理を管理する勘定系システ
ムと自動取引装置の運用状態及び収納されている媒体量
を監視する監視系システムとを備えた自動取引システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関等には、取引媒体の取引
を顧客と対話形式で自動処理する自動取引装置に収納さ
れた取引媒体の媒体量を監視する監視系システムと暗証
番号から顧客の台帳等を検索して取引処理を管理する勘
定系システムとを有する自動取引システムが設置されて
ある。
【0003】監視系システムは複数の自動取引装置に回
線で接続された監視装置を有し、監視装置には自動取引
装置の運用状態、例えば、各自動取引装置の取引状況、
障害発生情報が表示される。また、媒体の収納量の情
報、即ち、紙幣、硬貨、明細票、ジャ−ナル、通帳、振
込みカ−ド等の取扱い媒体のエンド、またはニアエンド
通知やフル、またはニアフル通知を表示する。これらの
媒体からの通知の内、特に紙幣量の情報通知が重要であ
り、紙幣のエンド通知とは自動取引装置の紙幣収納部に
紙幣が無くなったことを意味し、ニアエンド通知とは紙
幣収納部の紙幣が予め決められた残量に達したことを意
味する通知である。また、紙幣のフル通知とは自動取引
装置の紙幣収納部に紙幣が満杯になったことを意味し、
ニアフル通知とは紙幣収納部の紙幣が満杯に近い予め決
められた収納量に達したことを意味する通知である。
【0004】これらの情報は監視装置側から自動取引装
置に定期的に要求したり、事象発生をトリガにして自動
取引装置側から監視装置に通知される。
【0005】これらの情報を受信して必要であれば、金
融機関の担当者や警備会社あるいはメ−カサ−ビス担当
者が自動取引装置の設置場所に出向いていく。
【0006】ところで、昨今、金融機関の休日でも自動
取引装置を運用するのが一般的となってきている。休日
運用時には自動取引装置の障害発生時の対応とともに媒
体の補給や回収作業を警備会社あるいはメ−カサ−ビス
に委託したり、金融機関の担当者を休日出勤させて対応
させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動取引システ
ムにあっては、障害対応要員と自動取引装置に媒体の過
不足状態発生に対処する要員とを必要とするので、休日
運用は警備会社あるいはメ−カサ−ビスに対する委託費
用や金融機関の担当者の休日出勤に対する人件費等によ
りランニングコストが高くなるという問題点があった。
【0008】また、警備会社あるいはメ−カサ−ビスに
委託する場合には、外部の人間に大量の紙幣を預けるこ
とになり、資金運搬上の安全性で問題点があった。
【0009】また、自動取引装置に障害が発生した場
合、あるいは、自動取引装置に媒体の過不足等が発生し
た場合に、警備会社あるいはメ−カサ−ビスとの連絡時
間、障害対応要員や自動取引装置に媒体の過不足等に対
処する要員が自動取引装置に到着するまでの間、自動取
引装置は放置されるので運用効率が低下するという問題
点もあった。
【0010】本発明は、休日運用の警備会社あるいはメ
−カサ−ビスへの委託費用や休日出勤に伴う人件費によ
るランニングコストを軽減し、紙幣の過不足状態対処に
伴う資金運搬上の安全性を高めるとともに自動取引装置
の運用効率を高めた自動取引システムを提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動取引システムにおいては、自動取引装置
には、それぞれアドレスを付与し、自動取引装置側の搬
送路に連結する連結路を有し、該アドレスに基づき複数
の自動取引装置に沿って移動自在に設けられ、該連結路
を自動取引装置に連結して自動取引装置に取引媒体を補
充し、または、自動取引装置から取引媒体を回収する媒
体補充回収機と、補充、または回収を必要とする群還流
モ−ド下の自動取引装置のアドレスを該媒体補充回収機
に送信して媒体補充回収機を該自動取引装置との連結位
置に導く群管理を行う動作管理制御部とを有する自動機
群管理装置を監視系システムに備える。
【0012】
【作用】上記のように構成された自動取引システムの動
作管理制御部は群還流モ−ド下の自動取引装置に取引媒
体の過不足状態が発生すると、補充、または回収を必要
とする自動取引装置のアドレスを該媒体補充回収機に送
信し、媒体補充回収機は該アドレスに基づき移動し、連
結路を自動取引装置側の搬送路に連結し、自動取引装置
に取引媒体を補充し、または、自動取引装置から取引媒
体を回収する。
【0013】従って本発明によれば、休日運用の警備会
社あるいはメ−カサ−ビスへの委託費用や休日出勤に伴
う人件費によるランニングコストを軽減し、紙幣の過不
足状態対処に伴う安全性を高めるとともに自動取引装置
の運用効率を高めた自動取引システムを提供することが
できる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。
【0015】図1は実施例の自動取引システムを示す概
略構成図であり、図2は監視系システムの外観斜視図で
ある。自動取引システム1は、図1に示すように、勘定
系システム2と監視系システム3とを有し、複数の自動
取引装置4の運用管理と監視とを行っている。勘定系シ
ステム2は、例えば金融機関等のコンピュ−タ室に設置
され、ホストコンピュ−タ5に顧客台帳を備え、回線端
末6及び回線網7を介して自動取引装置4の取引処理を
管理している。
【0016】監視系システム3は、例えば監視センタ−
に設置され、自動取引装置4の運用状態と、収納されて
いる媒体量(以後紙幣量と記す)とを監視している。監
視システム3には自動機群管理装置8と監視装置9と統
括制御部10とが備えられ、自動機群管理装置8は動作
管理制御部11と媒体補充回収機12とを有する。媒体
補充回収機12は複数の自動取引装置4に沿ってレ−ル
13上を移動自在に設けられ、取引媒体(以後取引紙幣
と記す)を一括収納する一括カセット14を有し、紙幣
量が予め決められた補充開始枚数に達した自動取引装置
4に一括カセット14から取引紙幣を補充し、または、
紙幣量が予め決められた回収開始枚数に達した自動取引
装置4から取引紙幣を一括カセット14に回収する。動
作管理制御部11は媒体補充回収機12を補充、または
回収を必要とする自動取引装置4との連結位置に導く移
動管理を行う。
【0017】図1、2では説明上、統括制御部10、動
作管理制御部11、媒体補充回収機12を各一台示して
いるが、回線網15を介してマルチポイント接続でき、
動作管理制御部11は複数の媒体補充回収機12を制御
することができ、統括制御部10は複数の自動機群管理
装置8を制御することができる。また、逆に複数の統括
制御部10で1台の動作管理制御部11を制御すること
ができる。そして統括制御部10は管理下にある自動機
群管理装置8の個々の装置に対して、必要な設定値や動
作指示を一括あるいは個々に通知することができる。
【0018】図3は自動取引装置の外観図であり、
(A)は前面から見た自動取引装置の外観図を示し、
(B)は背面から見た自動取引装置の外観図を示す。自
動取引装置4は金融機関等の店舗に設置され、入金、出
金、記帳、残高照会、振込、振替などの窓口業務を顧客
と対話形式で自動処理する。前面には、(A)に示すよ
うに、カ−ド挿入口16、紙幣入出金口17、硬貨入出
金口18、通帳挿入口19、顧客操作表示部20が設け
られてあり、背面には、(B)に示すように、内部操作
部21、連結口22、発光素子23a、受光素子23b
が設けられてある。連結口22は媒体補充回収機12の
後述する連結ガイドを挿入するところであり、光通信部
23は媒体補充回収機12の位置決めや紙幣の補充、回
収の際のタイミング情報を交換するときに使用する。
【0019】図4は自動取引装置の概略制御ブロック図
である。自動取引装置4の内部には、上述したカ−ド挿
入口16、紙幣入出金口17、硬貨入出金口18、通帳
挿入口19、顧客操作表示部20にそれぞれ対応して、
カ−ドリ−ダプリンタ24、紙幣入出金機25、硬貨入
出金機26、通帳記帳機27、顧客操作表示部28、内
部操作部29が設けてあり、主制御部30に接続されて
ある。また、主制御部30は勘定系インタフェース部3
1、監視系インタフェース部32を通じて、勘定系シス
テム2、監視系システム3に接続されてある。なお、各
自動取引装置3の主制御部38にはそれぞれアドレスが
付与されており、識別し得るようになっている。
【0020】図5は自動取引装置と媒体補充回収機とを
側面から見た断面図であり、図6は図5に示した媒体補
充回収機のA−A断面図である。
【0021】自動取引装置4の紙幣入出金機25は、内
部モ−ドを補充モ−ドまたは回収モ−ドに切替えること
により、例えば特公平6−73150号公報に示すよう
に、一括カセットを介して補充紙幣・回収紙幣を取り扱
うことができる。そして、一括カセットに相当する接続
アダプタ33が紙幣入出金機25の背部に一括カセット
と交換自在に配置してある。紙幣入出金機25は接続ア
ダプタ33が自動取引装置4の背部に搭載されたことを
認識すると、主制御部30に通知する。主制御部30は
自動取引装置4を自動機群管理装置8から紙幣の補充回
収を行える群還流モ−ドに移行させるとともに、勘定系
インタフェース部31、監視系インタフェース部32を
介して勘定系システム2、監視系システム3に群還流モ
−ドに移行した旨の電文を送信する。
【0022】接続アダプタ33は上述した連結口22近
傍に一端部を設けた補充用搬送路34及び回収用搬送路
35を有する。
【0023】また、紙幣入出金機25は鑑別部36、入
出金ユニット37、万円券用金庫38、千円券用金庫3
9を備え、鑑別部36、入出金ユニット37を通過し、
補充用搬送路34及び回収用搬送路35の他端部と万円
券用金庫38と千円券用金庫39とを端部とする搬送路
40を有する。
【0024】媒体補充回収機12は駆動モ−タ41によ
り回転駆動する車輪42でレ−ル13に沿って移動す
る。自動取引装置4の背面には、図7に示すように、前
述した自動取引装置4の連結口22に挿入する補充用連
結路43a、回収用連結路43bが設けてある。補充用
連結路43a、回収用連結路43bは、それぞれ、軸4
4に回動自在に支持されたリンク45と電磁ソレノイド
46と連結ガイド47とを有する。リンク45の一端部
は電磁ソレノイド46の可動片48に回動自在に軸支し
てあり、他端部は連結ガイド47に軸支してある。ま
た、リンク45の一端部側にはバイアス用スプリング4
9が設けてあり、リンク45を矢印B方向に回動するよ
うに付勢している。
【0025】媒体補充回収機12には、図6に示すよう
に、同一構成からなる2個(14a、14b)1組の一
括カセット14と、一括カセット14から繰り出された
取引紙幣の真偽鑑別等を行う鑑別部50と、搬送切替ブ
レ−ド51a,52b,53c,54d,54fを有す
る搬送路55とが内蔵されてある。搬送切替ブレ−ド5
1a,52b,53c、54d、54fには図示せぬ電
磁ソレノイド等が設けてある。一括カセット14には、
取引紙幣を集積する媒体集積部56、媒体集積部56か
ら取引紙幣を繰り出す媒体繰出し部57、回収紙幣を媒
体集積部56に取り込む回収媒体取り込み部58、リジ
ェクト紙幣を取り込むリジェクト媒体取込部59が設け
てある。回収媒体取込み部58に取り込まれた回収紙幣
は、特公平6−73150号公報に示すように、図示せ
ぬ上下自在なステ−ジ及びクランプレバ−を有する媒体
循環部により補充紙幣として媒体集積部56に集積され
る。搬送路55は鑑別部50を通り、媒体繰出し部5
7、回収媒体取り込み部58、リジェクト媒体取込部5
9、補充用連結路43a、回収用連結路43bを端部と
する。
【0026】尚、自動取引装置4を群還流モ−ド専用と
する場合には、接続アダプタは必要ではなく、紙幣入出
金機25の搬送路40に端部を直接、自動取引装置4の
連結口22近傍まで設けてもよい。
【0027】図8は図1に示した自動取引システムの制
御ブロック図である。自動取引装置4の制御ブロックに
ついては、図4にて説明してあるので省略する。
【0028】統括制御部10には情報や操作誘導文言等
を表示する表示部60、動作指示や設定値を入力するキ
−ボ−ド、マウス等の操作部61、設定値や情報を記憶
する記憶部62を備えた制御部63があり、さらに操作
者を限定する個人識別用装置64、自動機群管理装置8
に回線で接続したモデム65、情報を出力するプリンタ
66が制御部63に接続されてある。統括制御部10は
複数の自動機群管理装置8(動作管理制御部11と、動
作管理制御部11の管理下にある複数の媒体補充回収機
12)の運用状況を統括的、あるいは集中的に監視す
る。また、管理下にある自動機群管理装置8の個々の装
置に対して必要な設定値や動作指示を一括、あるいは個
々に通知することができる。
【0029】自動機群管理装置8の動作管理制御部11
及び媒体補充回収機12は、それぞれ、主制御部67、
68を有し、対媒体補充回収機インタフェース部69と
インタフェース部70とを介して接続されている。動作
管理制御部11の主制御部67には操作表示部71、電
源操作部72、集線制御部73が接続されてある。集線
制御部73には監視装置9、統括制御部10のモデム6
5に接続されたモデム部74、自動取引装置4の監視イ
ンタフェ−ス部32に接続された対自動取引装置インタ
フェ−ス部75が接続されてある。
【0030】媒体補充回収機12の主制御部68には、
操作部76、扉開閉検出部77、紙幣搬送部78、紙幣
鑑別部79、カセット位置検出部80、カセットインタ
フェース部81、駆動部82、連結部83、光通信部8
4が接続してある。また、媒体補充回収機12には、電
源部85が設けてあり、動作管理制御部11の電源操作
部72に接続されてある。
【0031】接続アダプタ33には、光通信部86に接
続された対紙幣入出金機インタフェース部87、搬送部
89が設けてある。光通信部86には、図3に示した発
光素子23a、23bが接続されてある。
【0032】動作管理制御部11の操作表示部71は、
媒体補充回収機12の動作状況や自動取引4の状態を表
示するとともに各種設定値の入力する。また、電源操作
部72は、媒体補充回収機12の操作部76にも接続さ
れており、非常時や節電時に媒体補充回収機12の電源
部85のオン/オフを行う。集線制御部73は対自動取
引装置インタフェース部75を介して、上述したよう
に、自動取引装置4が群還流モ−ドに移行した旨の電文
を主制御部30から受信し、主制御部67に通知すると
ともに統括制御部10、監視装置9に送信する。動作管
理制御部11は自動取引装置4を群管理対象として扱う
ようにモ−ド変更し、自動取引装置4に関する各設定値
を有効とする運用に移行する。
【0033】自動取引装置4の群還流モ−ドへの移行情
報は統括制御部10にも送信され、モ−ド変更される。
また、集線制御部73は自動取引装置4の運用状態を常
に、あるいは一定時間間隔で対自動取引装置インタフェ
ース部75を通じて逐次収集を行い、媒体補充回収機1
2を運用するのに必要な自動取引装置4の情報、例えば
アドレス、紙幣量等の情報を収集する。収集した情報は
主制御部67に出力するとともにモデム部74を通じて
統括制御部10へ出力する。
【0034】主制御部67は図示せぬ記憶部に補充開始
枚数と回収開始枚数と補充終了枚数と回収終了枚数とを
記憶し、集線制御部73を介して収集した自動取引装置
4の紙幣量と補充開始枚数及び回収開始枚数とを比較し
て媒体補充回収機12を自動取引装置4との連結位置へ
導びいて補充動作を開始させるか回収動作を開始させる
かを選択実行する補充回収動作選択手段と、自動取引装
置4のアドレスと補充、または回収の動作種別とを送信
する送信手段と備え、媒体補充回収機12を自動取引装
置との連結位置に導く移動管理を行う。
【0035】媒体補充回収機12の操作部76は、非常
停止や手動移動などを行う際に押下するスイッチ類を有
し、扉開閉検出部77は装置扉の開閉状態を検知し、紙
幣搬送部78は搬送路55の機構部及びブレ−ド切替部
と搬送状態を監視する検知部とを有する。紙幣鑑別部7
9は鑑別部50に設けられて紙幣の真偽鑑別・種別・枚
数等の認識処理を行い、カセットインタフェース部81
は一括カセット14の記憶情報を読み取り、位置検出部
80は一括カセット14の脱着状態を監視する。 主制
御部68には媒体補充回収機12のホ−ムポジションか
ら各自動取引装置4の接続アダプタ33と媒体補充回収
機12との連結位置までの位置デ−タと各自動取引装置
4のアドレスとを対応ずけたテ−ブルと補充終了枚数と
回収終了枚数とを記憶した記憶部が設けてあり、主制御
部67から自動取引装置4のアドレスと補充、または回
収の動作種別とを受信する受信手段と、受信手段の出力
とテ−ブルの内容とを比較して駆動部82を駆動する駆
動手段と、補充動作を開始した自動取引装置の媒体量と
補充終了枚数とを比較して補充動作を終了させる補充動
作終了手段と、回収動作を開始した自動取引装置の媒体
量と回収終了枚数とを比較して回収動作を終了させる回
収動作終了手段とを備えている。また、主制御部68は
ブレ−ド切替手段を備え、ブレ−ド切替部を通じて補充
動作、回収動作、リジェクト動作に合わせ搬送切替ブレ
−ド51a,52b,53c,54d,54fを切り替
える。
【0036】駆動部82は図5に示した駆動モ−タ41
を回転駆動させて媒体補充回収機12を自動取引装置4
との連結位置に移動させる。光通信部84は接続アダプ
タ33の光通信部86と連結位置での位置出しに必要な
情報交換や、自動取引装置4と紙幣情報及び紙幣の補充
回収時の際の同期タイミングをとりあうために情報交換
を行う。
【0037】連結部83は補充用連結路43a、または
回収用連結路43bの電磁ソレノイド46を駆動して補
充用連結路43aと接続アダプタ33の補充用搬送路3
4とを、図3に示した連結口22を通じて連結し、また
は回収用連結路43bとアダプタ33の回収用搬送路3
5とを連結する。このとき、対紙幣入出金機インタフェ
ース部87の複数の接続端子の内2端子を接続判定用の
端子とし、媒体補充回収機12の光通信部84と接続ア
ダプタ33の光通信部86との情報の交換でこれらの端
子が、例えばハイレベル(5V電圧レベル)である場
合、紙幣入出金機25は媒体補充回収機12が接続アダ
プタ33に接続されたと認識する。
【0038】接続アダプタ33の補充用搬送路34、回
収用搬送路35は補充用連結路43a、回収用連結路4
3bから駆動力を伝達される。光通信部84は接続アダ
プタ33の光通信部86と連結位置での位置出しに必要
な情報交換や、自動取引装置4と紙幣情報及び紙幣の補
充回収時の際の同期タイミングをとりあうために情報交
換を行う。
【0039】補充用連結路43a、回収用連結路43b
はリンク、電磁ソレノイドの代わりに歯車、モ−タを使
用し、歯車に噛み合うラックを連結ガイド部材に設けて
もよい。
【0040】図9〜図12は自動機群管理装置の媒体補
充/回収動作を示すフロ−チャ−ト(1)〜(4)であ
る。
【0041】つぎに補充/回収の動作について図9〜図
12にしたがって説明する。
【0042】ステップS1 で動作管理制御部11は各自
動取引装置4の主制御部30を介して紙幣入出金機25
の金庫38、39に収納されている紙幣の残量が予め動
作管理制御部11の記憶部に記憶してある補充開始枚
数、あるいは回収開始枚数に達しているか否かを、即
ち、紙幣量情報を定期的にセンスしている。
【0043】ステップS2 で動作管理制御部11が紙幣
量情報を入力して紙幣量過不足に達している自動取引装
置4を検知すると、紙幣量過不足に達した自動取引装置
4のアドレス及び補充、または回収の動作種別とを媒体
補充回収機14の主制御部68に送信する。本実施例で
は万円券を収納する金庫38で紙幣量過不足が発生した
として説明する。
【0044】ステップS3 で媒体補充回収機12の主制
御部68は受信したアドレスに基づいて記憶部に記憶し
てあるテ−ブルから連結位置を読み出し、駆動部82を
介して媒体補充回収機12をそのアドレスを有する自動
取引装置4の接続アダプタ33との連結位置まで移動す
る。
【0045】ステップS4 で媒体補充回収機12の主制
御部68は媒体補充回収機12が接続アダプタ33との
連結位置まで移動すると、動作管理制御部11に到達レ
スポンスを送信するとともに、光通信部84を介して接
続アダプタ33の光通信部86とで情報の交換を行い、
連結位置に到達したことを自動取引装置4に通知する。
ステップS5 で自動取引装置4は媒体補充回収機12
が連結位置に到達したことを認識して動作管理制御部1
1に紙幣の補充、または回収要求を通知する。
【0046】ステップS6 で動作管理制御部11は媒体
補充回収機12の主制御部68と自動取引装置4の主制
御部30とに紙幣の補充動作のコマンドと補充終了枚
数、または回収動作のコマンドと回収終了枚数を送信す
る。
【0047】ステップS7 で媒体補充回収機12の主制
御部68は紙幣の補充動作のコマンドを受信するとステ
ップS8 に進み、紙幣の回収動作のコマンドを受信する
とステップS19に進む。
【0048】ステップS8 で媒体補充回収機12の主制
御部68は光通信部84を介して自動取引装置4の主制
御部30に媒体の補充開始コマンドを送信する。
【0049】ステップS9 で媒体補充回収機12の主制
御部68は一括カセット14aから紙幣のエンド信号が
出力されているか否かを検出し、否ならばステップS10
に進み、出力されていればさらに一括カセット14bが
紙幣のエンド信号を出力していか否かを検出し、否なら
ばステップS10に進み、出力されていれば補充動作不能
であるとして終了する。本実施例では一括カセット14
aが補充動作可能であるとして説明する。
【0050】ステップS10で媒体補充回収機12の主制
御部68は連結部83を駆動して補充用連結路43aを
接続アダプタ33の補充用搬送路34に連結する。
【0051】ステップS11で媒体補充回収機12の主制
御部68は紙幣搬送部78を介して搬送切替ブレ−ド5
1a,52b,53c,54d,54fを切り替える。
媒体補充回収機12の搬送路55は補充可能となる。
【0052】ステップS12で媒体補充回収機12の主制
御部68は光通信部84を介して自動取引装置4の紙幣
入出金機25からの補充開始レスポンスをセンスしてい
る。動作管理制御部11から紙幣の補充動作のコマンド
をステップS6 で受信した自動取引装置4の主制御部3
0は紙幣入出金機25に補充開始コマンドを出力する。
紙幣入出金機25は内部モ−ドを補充モ−ドに切替え
る。主制御部30は接続アダプタ33の光通信部86を
介して媒体補充回収機12に補充開始レスポンスを送信
する。
【0053】ステップS13で媒体補充回収機12の主制
御部68は紙幣搬送部78を介して搬送路55のフィ−
ドロ−ラを駆動するとともに、媒体集積部56の補充紙
幣を繰り出す媒体繰出部57を介して取引紙幣を搬送路
55に繰り出す。
【0054】ステップS14で媒体補充回収機12の主制
御部68は鑑別部50を介し、繰り出された取引紙幣の
真偽鑑別を施し、補充可能ならばステップS15に進み、
否ならばステップS27に進む。
【0055】ステップS15で取引紙幣の種別が合致して
いるか否かをチェックし、合致していれば、本実施例で
は万円券であれば、ステップS16に進み、否ならばステ
ップS28に進む。
【0056】ステップS16で媒体補充回収機12から紙
幣を接続アダプタ33を介して紙幣入出金機25に搬送
する。
【0057】ステップS17で媒体補充回収機12の主制
御部68は自動取引装置4の主制御部30から補充動作
完了レスポンスをセンスしており、補充動作完了レスポ
ンスを受信するとステップS18に進み、否ならばステッ
プS13に戻る。紙幣入出金機25は入出金ユニット37
を介して取引紙幣の種別、即ち、万円券を金庫38に収
納する。自動取引装置4の主制御部30は紙幣入出金機
25の鑑別部36を介して補充紙幣枚数を計数し、補充
開始枚数に加算して動作管理制御部11から受信した補
充終了枚数に達したか否かを検知しており、補充終了枚
数に達したことを検知すると、補充動作完了レスポンス
を媒体補充回収機12の主制御部68に送信する。
【0058】ステップ18で媒体補充回収機12の主制御
部68は連結部83を介して接続アダプタ33の補充用
搬送路34から補充用連結路43aを引き離して補充動
作を終了する。
【0059】ステップS19で媒体補充回収機12の主制
御部68は光通信部84を介して自動取引装置4の主制
御部30に紙幣の回収開始コマンドを送信する。
【0060】ステップS20で媒体補充回収機12の主制
御部68は一括カセット14aから紙幣のフル信号が出
力されているか否かを検出し、否ならばステップS21に
進み、出力されていればさらに一括カセット14bが紙
幣のフル信号を出力していか否かを検出し、否ならばス
テップS21に進み、出力されていれば回収動作不能であ
るとして終了する。本実施例では一括カセット14bが
回収動作可能であるとして説明する。
【0061】ステップS21で媒体補充回収機12の主制
御部68は連結部84を介して回収用連結路43bを接
続アダプタ33の回収用搬送路35に連結する。
【0062】ステップS22で媒体補充回収機12の主制
御部68は紙幣搬送部78を介して搬送切替ブレ−ド5
1a,52b,53c,54d,54fを回収用に切り
替える。
【0063】ステップS23で媒体補充回収機12の主制
御部68は光通信部84を介して自動取引装置4の紙幣
入出金機25からの回収開始レスポンスをセンスしてい
る。ステップS6 で動作管理制御部11から紙幣の回収
動作のコマンドを受信した自動取引装置4の主制御部3
0は紙幣入出金機25に回収開始コマンドを出力する。
紙幣入出金機25は内部モ−ドを回収モ−ドに切替え
る。主制御部30は接続アダプタ33の光通信部86を
介して媒体補充回収機12に回収開始レスポンスを送信
する。
【0064】ステップS24で媒体補充回収機12の主制
御部68は紙幣搬送部78を介して搬送路55のフィ−
ドロ−ラを駆動し、紙幣入出金機25が金庫38、また
は金庫39から繰り出した回収紙幣を一括カセット14
bの回収紙幣取込み部58に取り込む。
【0065】ステップS25で媒体補充回収機12の主制
御部68は自動取引装置4の主制御部30から回収動作
完了レスポンスをセンスしており、回収動作完了レスポ
ンスを受信するとステップS26に進み、否ならばステッ
プS24に戻る。自動取引装置4の主制御部30は紙幣入
出金機25の鑑別部36を介して回収紙幣枚数を計数
し、回収開始枚数から減算して動作管理制御部11から
受信した回収終了枚数に達したか否かを検知しており、
回収終了枚数に達したことを検知すると、回収動作完了
レスポンスを媒体補充回収機12の主制御部68に送信
する。
【0066】ステップS26で媒体補充回収機12の主制
御部68は連結部83を介して接続アダプタ33の回収
用搬送路35から回収用連結路43bを引き離して回収
動作を終了する。
【0067】ステップS27で媒体補充回収機12の主制
御部68は搬送切替ブレ−ド51a,52b,53c,
54d,54fを切替えてリジェクト紙幣をリジェクト
紙幣取込み部59に取り込み、ステップS13に戻る。
【0068】ステップS28で媒体補充回収機12の主制
御部68は搬送切替ブレ−ド51a,52b,53c,
54d,54fを切替えて回収紙幣を回収紙幣取込み部
58内に取り込み、ステップS13に戻る。
【0069】媒体補充回収機の複数台運用 本実施例では自動機群管理装置4は1台の媒体補充回収
機12を動作させたが、動作管理制御部11は複数台の
媒体補充回収機12の位置を記憶部に記憶してあるテ−
ブルに基づいて把握しているので媒体補充回収機12を
衝突させることなく制御することができる。また、動作
管理制御部11は1台の媒体補充回収機12が障害等に
より運用不可能になっても残りの媒体補充回収機12に
より自動取引装置4間の群還流制御を行うことが可能で
ある。例えば、1台の媒体補充回収機12が移動に支障
のない障害(内部の搬送路上のジャムなど)を発生した
場合は、障害の発生した媒体補充回収機12を残りの媒
体補充回収機12の動作を妨げないようにホームポジシ
ョン位置まで移動させ、残りの媒体補充回収機12によ
り動作管理制御部11の管理下にある複数の自動取引装
置4の群還流を制御する。
【0070】また、媒体補充回収機12が移動に支障の
ある障害(駆動部82の障害など)や復旧処理上移動し
てはならない障害の場合、動作管理制御部11は障害の
発生した媒体補充回収機12の停止位置を把握し、残り
の媒体補充回収機12が移動可能な範囲で、動作管理制
御部11の管理下にある複数の自動取引装置4の群還流
を制御する。
【0071】係員が媒体補充回収機12の操作部76を
操作して媒体補充回収機12を任意に移動できるので、
自動取引装置4の保守作業が媒体補充回収機12により
妨げになるようなことはない。
【0072】また、動作管理制御部11は媒体補充回収
機12の動作中に紙幣のジャムや走行異常といった障害
が発生した場合に、その状態を操作表示部71の画面に
表示する。本発明においては状態に合わせてエラーコー
ドを割り振り、そのエラーコードを表示して、残留紙幣
を検知しているセンサ位置や障害を発生しているユニッ
トあるいは搬送路、カセット等及び必要な係員操作を操
作表示部71に表示し、誘導している。さらに、動作管
理制御部11は同時復旧手段を有し、自動取引装置4及
び媒体補充回収機12はリセット手段を有するので、動
作管理制御部11は復旧に際して媒体補充回収機12と
自動取引装置4との同時復旧が必要か否かを自動的に判
断し、必要である場合は媒体補充回収機12に対するリ
セット指示とともに自動取引装置4に対しても集線制御
部73を介してリセット指示を通知することが出来る。
【0073】有高確定 また、本実施例では媒体補充回収機12には一括カセッ
ト14a、14bを収納するカセット収納庫があり、図
8に示したように、一括カセット14a、14bの移動
や収納扉の開閉といった人手が加わったことを検出する
位置検出部80、扉開閉検出部77を有する。媒体補充
回収機12の主制御部68には、媒体有高未確定報知手
段が設けてあり、一括カセット14a、14bに対して
は位置検出部80によって、媒体補充回収機12に対し
ては扉開閉検出部77によって外部から人手による作業
が加わったことを認識すると、該当する一括カセット、
あるいは媒体補充回収機12全体の紙幣量が不明確であ
るとして(以下、未確定状態と称す)、動作管理制御部
11の主制御部67に対し通知する。
【0074】動作管理制御部11の主制御部67は、操
作表示部71にその旨を表示して確定計数指示を待ち、
かつ上位装置である統括制御部10の制御部63に集線
制御部73を介して通知する。統括制御部10の制御部
63は、動作管理制御部11と同様に表示部60にその
旨を表示し、確定計数指示を待つ。統括制御部10の操
作部61及び動作管理制御部11の操作表示部71には
確定計数指示入力手段としてスイッチが設けてあり、統
括制御部10の操作部61あるいは動作管理制御部11
の操作表示部71から確定計数指示が入力されると、動
作管理制御部11の主制御部67は媒体補充回収機12
に対して確定計数指示コマンドを通知する。主制御部6
7には媒体有高確定手段が設けてあり、確定計数指示コ
マンドを受けとると、一括カセット14a、14bの紙
幣量の確定計数動作を開始する。確定計数動作は、媒体
補充回収機12の内部の搬送路55で行い、鑑別部50
によって金種を判定し、枚数を計数する。そして、計数
した紙幣は再び紙幣を排出した一括カセット14a、1
4bに送られ、回収媒体取り込み部58を経て媒体集積
部56に集積される。尚、一括カセット14a、14b
の内部では排出する紙幣と計数した紙幣を区分するステ
ージを有するので、計数した紙幣が排出する紙幣に交じ
ることはない。
【0075】また、これらの確定計数動作への移行を動
作管理制御部11、または媒体補充回収機12が自動的
に実行することも可能である。この場合、動作管理制御
部11の主制御部67、あるいは媒体補充回収機12の
主制御部68には確定計数指示手段が設けてあり、媒体
有高未確定報知手段が一部または全部の未確定状態を認
知すると、確定計数指示手段にその旨が通知され、確定
計数指示手段が媒体有高確定手段に対して確定計数指示
コマンドを通知する。本発明では、動作管理制御部11
が未確定状態を認識した上で媒体補充回収機12に対し
て確定計数コマンドを自動的に通知し、媒体補充回収機
12は該コマンドを受信してから確定計数動作に移行す
る順序を取っている。
【0076】以上のような確定計数動作を行えることに
より、初期にセットされた紙幣量を認識することが可能
であり、この紙幣量から取引された紙幣量を加減するこ
とで媒体補充回収機12の有高管理が可能である。動作
管理制御部11は複数台の媒体補充回収機12を接続す
ることが可能なので、各々の媒体補充回収機12の有高
管理が行なえるようになっている。
【0077】また、動作管理制御部11は複数の媒体補
充回収機12の媒体有高を基に、自動取引装置4に対し
て複数の媒体補充回収機12から平均的に供給すること
ができる。即ち、複数の媒体補充回収機12の媒体有高
を常にあるいは逐次比較し、自動取引装置4に対して補
充する場合は媒体有高の多い媒体補充回収機12に自動
取引装置4のアドレスを送信し、回収する場合は媒体有
高の少ない媒体補充回収機12に自動取引装置4のアド
レスを送信する。さらに、個々の媒体補充回収機12内
の複数の一括カセット14a、14bのそれぞれで有高
管理を行なっているのでどの一括カセット14a、14
bを使用して補充あるいは回収するかを判定、指示する
ことが可能である。
【0078】また、自動取引装置4の主制御部30は監
視I/F部32および勘定系I/F部31を介して各上
位装置に対して群還流モードに移行した旨の電文を送信
する。監視I/F部32から通知される電文は集線制御
部73の対自動取引装置I/F部75で受け取り、監視
装置9に通知すると共に動作管理制御部11の主制御部
67にも送信する。動作管理制御部11の主制御部67
では、この電文を受け取ると該当する自動取引装置4を
自動機郡管理装置4の郡管理対象として扱うようにモー
ド変更し、該当する自動取引装置4に関する各設定値を
有効とする運用に移行する。自動取引装置4の郡還流モ
ードへの移行情報はまた、統括制御部10に対しても通
知され、統括制御部10においてもモード変更が行われ
る。
【0079】マルチポイント監視 統括制御部10は、回線網15を通じて複数の動作管理
制御部11を監視し、その運用情報を表示部60に表示
したり、各種設定や動作指示を操作部61から通知する
ことができる。また、同時に各動作管理制御部11の配
下にある複数の媒体補充回収機12と複数の自動取引装
置4との情報を動作管理制御部11の集線制御部73を
介して参照したり、各種設定や動作指示を通知すること
ができる。また、逆に1台の動作管理制御部11に対し
て複数の統括制御部10を回線網15を通じて接続し、
自動機郡管理装置8が設置されている場所から離れた2
ヶ所の位置で同時に監視を行う場合に対応できる。例え
ば、1台は営業店に設置し、他の1台は監視センターに
設置するといった形態を取るシステムである。
【0080】この場合、動作管理制御部11からの情報
は集線制御部73から回線網15を通じて複数の統括制
御部10に通知されるが、統括制御部10からの動作指
示及び各種設定値の通知は、混乱を防ぐために優先順位
を設けたり制限することが可能である。本発明において
は、統括制御部10の運用を時間的に制限する方法と、
動作指示および各種設定値の適用範囲を各統括制御部1
0に割り当てる方法を持っている。前者は統括制御部1
0の有効時間を時間帯で区分する方法で、たとえば、営
業店の営業時間中は営業店内に設置してある統括制御部
10からのみ動作指示や各種設定を行えるようにし、監
視センターなどに設置されている統括制御部10は情報
のみ参照できるようにする。そして、夜間や休日など営
業店の営業時間外には監視センターの統括制御部10か
ら動作指示や各種設定を行える様にする。
【0081】また、後者は動作指示や各種設定を区分
し、ある動作指示や設定は営業店の統括制御部10から
行い、以外の動作指示や設定は監視センターの統括制御
部10から行うという方法である。もちろん両者を併用
することもできる。本発明において、これらは、動作管
理制御部11の集線制御部73に接続されるモデム部7
4と統括制御部10の制御部63に接続されるモデム6
5により実現され、各々において送受信する相手先の電
話番号あるいはアドレスといった自局あるいは他局を識
別するデータを有し、該データと送信されたデータある
いはコールに対して自局にアクセスされたものと認識で
きる機能を有することで実現される。
【0082】資金運用予測 統括制御部10は、翌日の運用資金を予測するととも
に、その運用資金に基づく、補充開始枚数、回収開始枚
数、補充終了枚数、回収終了枚数などの補充回収動作に
必要な設定値を自動取引装置毎に自動的に設定し、回線
網15を通じて動作管理制御部11に通知することがで
きる。統括制御部10から設定指示を受けた動作管理制
御部11では、主制御部67に記憶してある設定値を変
更し、媒体補充回収機12及び自動取引装置4を運用す
る。設定値を自動的に設定するにあたって、統括制御部
10は以下の情報を自動取引装置4から収集し、制御部
63の記憶部62に記憶しておくことにより行われる。
【0083】尚、記憶部62には年月日ごとに割り振ら
れ、全取引で入り払いされた紙幣枚数を記憶する第1の
総枚数記憶エリアと、翌日の運用に必要な取引媒体の総
枚数を記憶する第2の総枚数記憶エリアと、自動取引装
置4が取引に必要な最低限度枚数を記憶する最低限度枚
数記憶エリアとが設けてあり、制御部63には第1の総
枚数記憶エリアから翌日の月日と同じ過去数年間の当日
のデ−タを読み出し、当日の全取引で入り払いされた総
紙幣枚数の平均値を算出する平均取引枚数算出手段と、
最低限度枚数記憶エリアの内容と平均取引枚数算出手段
とを比較して平均取引枚数が大きい場合には第2の総枚
数記憶エリアの内容を平均取引枚数に更新し、平均取引
枚数が小さい場合には第2の総枚数記憶エリアの内容を
最低限度枚数に更新する更新手段と、第2の総枚数記憶
エリアの内容から補充開始枚数、回収開始枚数、補充終
了枚数、回収終了枚数とを算出して動作管理制御部11
の主制御部67に通知する設定値算出手段とが設けてあ
る。
【0084】A.朝の業務開始時、あるいは精査終了直
後の紙幣量カウンタデータ。これはその日の精査が行わ
れるまでの間に入り払いされた紙幣枚数を算出する際に
使用するデ−タである。(以下、紙幣量比較データと称
す。) B.当日の全取引で入り払いされた紙幣枚数を算出した
結果を、過去数年間に渡って日ごとに記憶するデ−タで
あり、翌日の運用に必要な紙幣枚数を予想する基礎デー
タとして使用する。(以下、紙幣量基礎データと称す) 当日の全取引で入り払いされた紙幣枚数を算出するタイ
ミングは、(1)業務終了時あるいは日付が変化したと
き、(2)精査実行時、(3)統括制御部10あるいは
監視装置9から算出するよう指示を受けたとき、などに
行われ、同一日時に算出されたデータは加算されて紙幣
量基礎データとする。営業店において、翌日の運用に必
要な紙幣枚数の目処をつけたい場合に、統括制御部10
の操作部61、あるいは監視装置9において操作する
と、統括制御部10において各自動取引装置4、あるい
は指定された自動取引装置4の紙幣量カウンタデータを
集計し、その日の全取引で入り払いされた紙幣枚数を算
出する。算出した結果は記憶部62の第1の総枚数記憶
エリアに記録しておく。
【0085】次に制御部63は第1の総枚数記憶エリア
から翌日の月日と同じ過去数年間の当日のデ−タを読み
出し、当日の全取引で入り払いされた総紙幣枚数の平均
値を算出する。このとき紙幣量基礎データが0を示すも
のは平均値の算出対象から外す。算出した平均値が記憶
部62の最低限度枚数記憶エリアの内容より大きい場合
には第2の総枚数記憶エリアの内容を平均取引枚数に更
新し、平均取引枚数が小さい場合には第2の総枚数記憶
エリアの内容を最低限度枚数に更新する。
【0086】次に制御部63は第2の総枚数記憶エリア
の内容から紙幣の補充開始枚数、回収開始枚数、補充終
了枚数、回収終了枚数を算出して動作管理制御部11に
通知する。補充開始枚数、回収開始枚数、補充終了枚
数、回収終了枚数の算出に当たっては、例えば、設置さ
れた営業店における取引量の大小を幾つかのレベルに分
け基準値を設定し、それに見合った補充開始枚数、回収
開始枚数、補充終了枚数、回収終了枚数を算出あるいは
設定し、算出された必要な紙幣量があてはまる補充開始
枚数、回収開始枚数、補充終了枚数、回収終了枚数を動
作管理制御部11に通知する。
【0087】勘定系システム2、監視系システム3はと
もにユーザのシステムであり、自動機群管理装置8を新
たに導入するに際してこれらのシステムの大幅な変更を
必要としては支障が生じる。そこで、勘定系システム2
に対して予め1台の自動取引装置4をサーバとして位置
付け、自動機郡管理装置8の勘定系情報を通知する手段
を設け、監視システム3に対しては自動機郡管理装置8
を仮想的な自動取引装置として情報を通知できるように
して、最少限度の変更で済むようにしている。前者は、
任意の自動取引装置4に対して勘定系システム2に通知
すべきデータと明確にし、かつ自動取引装置4とは異な
る識別情報を持った電文を動作管理制御部11から監視
I/F32を介して自動取引装置4に通知する。その電
文を受け取った自動取引装置4はその電文を自己の勘定
系システム2のラインを通じてホストコンピュータ5に
通知する。ホストコンピュータ5では識別情報により自
動機郡管理装置8からの電文か自動取引装置4からの電
文かを認識することが可能なので、通知された情報を自
動機郡管理装置8の情報として処理することができる。
【0088】後者は、自動機郡管理装置8の情報を自動
取引装置4と同様なデータ構成にして動作管理制御部1
1から監視装置9に通知することにより、監視システム
3では見掛け上自動取引装置として扱えるようにした。
監視系システム3では、監視系システム側に論理的なチ
ャネル制限がある場合があるので、物理チャネルを未接
続にして論理レベル(電文のやりとり)のみ接続にする
ことが可能である。
【0089】また、本実施例では媒体補充回収機12と
接続アダプタ33との間の交信を光通信で行うようにし
たが、指向性を持たせた無線通信手段を設けてもよい。
【0090】また、本実施例では媒体補充回収機12に
一括カセットを2個一組設けたが、隣接してもう一組設
け、それぞれA系列、B系列とし、A系列が補充回収動
作中、例えば搬送路等でジャムを発生して動作不能とな
った場合には、B系列を補充回収動作に使用すれば、さ
らにマシンダウンを極力少なくすることができる。
【0091】また、媒体補充回収機12が紙幣の補充回
収動作可能な場合には統括管理手段への通知を禁止する
手段を動作管理制御部11に設け、監視担当者の業務を
軽減するようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。
【0093】自動機郡管理装置を設けたことにより、休
日運用に伴うランニングコストを軽減し、資金運搬上の
安全性や自動取引装置運用効率を高めることができる。
【0094】また、自動機郡管理装置を設けたことによ
り、自動取引装置間の紙幣還流が可能になり、自動取引
装置の紙幣の過不足が平均的にならされ効率的な資金運
用が可能となる。
【0095】また、統括制御部を設けたことにより、複
数の自動機郡管理装置を統括的に監視することによりユ
ーザ事情に合わせてよりシステム構成を大きくするが可
能となり、各支店に設けた自動機郡管理装置を本店に設
けた1台の統括制御部で制御でき、大幅な省力化を図る
ことができる。
【0096】さらに、統括制御部と動作管理制御部とを
マルチポイント接続ができるようにしてあるので、同じ
自動機郡管理装置を複数箇所で管理することが可能であ
り、たとえば1台は営業店に設置して日常の運用管理に
少ない人手で対応可能となり、1台は監視センターに設
置して休日運用などの無人化運用の対応を図るなどとい
った柔軟な運用が可能で人手削減を図ることができる。
【0097】また、自動機郡管理装置に複数の媒体補充
回収機を設け、動作管理制御部に紙幣補充回収動作を制
御させるようにしたことにより、自動機群管理装置とし
て運用を停止する機会を極力抑えることができ、全体の
障害発生率を低下させることが可能となり、障害発生に
対する処理時間に余裕を持たせることができる。
【0098】また、媒体補充回収機には2個1組からな
る複数系列の一括カセットを設け、ジャム等の異常を起
こした場合には正常な一括カセットに切り替えられるよ
うにしたことにより、一方の系列の一括カセットがダウ
ンしても他方の系列の一括カセットで稼働ができ、顧客
へのサ−ビスを向上させる。
【0099】自動取引装置単独の運用か、複数の自動取
引装置の郡管理かの設定をシステム全体として意識する
必要が無く、媒体補充回収機に障害が発生し、郡管理運
用が不可能になってもカセットを交換するだけで自動取
引装置単独の運用が可能となり、動作管理制御部も自動
取引装置単独運用としての管理に移行するので顧客に対
する運用が停止する機会が非常に少なくなり、紙幣有高
が違算することもなくなる。
【0100】紙幣有高確定通知手段を設けたことによ
り、紙幣有高を自動的に確定するたことにより省力化が
できるとともに人手による違算を極力抑え、さらに人為
操作検知手段と紙幣有高確定通知手段とを設けることに
より犯罪を意図した故意的な作業を防ぐことができる。
【0101】また、これらの有高確定機能により確実に
なった有高データを収集し、これを基に紙幣の受け渡し
を自動的に管理することができるので、確実な資金還流
が可能となった。さらに、統括制御手段でこれらの情報
を参照することが出来るので、金融機関の資金運用がよ
りスムーズに、より少ない人手で行える。
【0102】全取引紙幣有高通知手段を自動取引装置に
設け、自動取引装置を介して勘定系ホストコンピュータ
に通知することが出来るようにしたことにより、新たに
通信網を施設する必要がなく安価に媒体補充回収機の資
金管理をすることができる。また、仮想的な自動取引装
置として監視系ホストコンピュータに通知することがで
きるので、監視系ホストコンピュータに与えるソフト開
発費などを極力抑え、コストパフォーマンスに優れたシ
ステムを提供できる。
【0103】媒体補充回収機と接続アダプタとの連結位
置出しや機構部の動作同期を指向性を持った無線通信あ
るいは光通信で行うので、自動取引装置の設置位置を変
更する必要性が少なくなり、台数の変更などに速やかに
対応が取れるシステムを提供できる。
【0104】尚、連結位置出しにあたっては連結位置出
しセンサを別に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の自動取引システムを示す概略構成図で
ある。
【図2】監視システムの外観斜視図である。
【図3】自動取引装置の外観図である。
【図4】自動取引装置の概略制御ブロック図である。
【図5】自動取引装置と媒体補充回収機との断面図であ
る。
【図6】図5のA−A断面矢視図である。
【図7】実施例の連結手段を示す概略断面図である。
【図8】図1に示した自動取引システムの制御ブロック
図である。
【図9】自動取引装置の媒体補充回収動作を示すフロ−
チャ−ト(1)である。
【図10】自動取引装置の媒体補充回収動作を示すフロ
−チャ−ト(2)である。
【図11】自動取引装置の媒体補充回収動作を示すフロ
−チャ−ト(3)である。
【図12】自動取引装置の媒体補充回収動作を示すフロ
−チャ−ト(4)である。
【符号の説明】
1 自動取引システム 2 勘定系システム 3 監視系システム 4 自動取引装置 8 自動機群管理装置 10 統括制御部 11 動作管理制御部 12 媒体補充回収機 33 接続アダプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 敏広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼村 一志 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 根本 幸広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引媒体の取引を顧客と対話形式で自動
    処理する自動取引装置の媒体取引処理を管理する勘定系
    システムと該自動取引装置の運用状態及び収納されてい
    る媒体量を監視する監視系システムとを備えた自動取引
    システムにおいて、 上記自動取引装置には、それぞれアドレスを付与し、 自動取引装置側の搬送路に連結する連結路を有し、該ア
    ドレスに基づき複数の自動取引装置に沿って移動自在に
    設けられ、該連結路を自動取引装置に連結して自動取引
    装置に取引媒体を補充し、または、自動取引装置から取
    引媒体を回収する媒体補充回収機と、 補充、または回収を必要とする群還流モ−ド下の自動取
    引装置のアドレスを該媒体補充回収機に送信して媒体補
    充回収機を該自動取引装置との連結位置に導く群管理を
    行う動作管理制御部とを有する自動機群管理装置を上記
    監視系システムに備えたことを特徴とする自動取引シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記自動取引装置と上記媒体補充回収機
    とに上記連結位置で情報を交換する光通信手段を設けた
    請求項1記載の自動取引システム。
  3. 【請求項3】 上記動作管理制御部は、補充開始枚数と
    回収開始枚数とを記憶する開始枚数記憶手段と、各自動
    取引装置から群還流モ−ドに移管した電文とアドレスと
    各自動取引装置の媒体量とを収集する情報収集手段と、
    各自動取引装置の媒体量と補充開始枚数及び回収開始枚
    数とを比較して自動取引装置のアドレスと補充、または
    回収の動作種別とを上記媒体補充回収機に送信する送信
    手段とを備えた請求項1記載の自動取引システム。
  4. 【請求項4】 上記媒体補充回収機は、各自動取引装置
    に沿って配設されたレ−ル上を回転移動する車輪と、上
    記動作管理制御部から自動取引装置のアドレスと補充、
    または回収の動作種別とを受信する受信手段と、自動取
    引装置のアドレスと自動取引装置との連結位置を対応ず
    けたテ−ブル記憶手段と、アドレス受信手段の出力とテ
    −ブル記憶手段の内容とを比較して該車輪を連結位置ま
    で回転駆動させる駆動手段と、取引媒体を集積する媒体
    集積部と媒体集積部から取引媒体を繰り出して自動取引
    装置に補充する媒体繰出し部と自動取引装置から回収し
    た取引媒体を媒体集積部に取り込む回収媒体取り込み部
    とを設けた一括カセットと、該一括カセットの媒体繰出
    し部及び回収媒体取り込み部と上記連結路とに端部を有
    するとともに搬送切替ブレ−ドを設けた搬送路と、補
    充、または回収の動作種別に合わせて該搬送切替ブレ−
    ドを切り替えるブレ−ド切替手段と、補充終了枚数と回
    収終了枚数とを記憶させた終了枚数記憶手段と、補充動
    作を開始した自動取引装置の媒体量と補充終了枚数とを
    比較して補充動作を終了させる補充動作終了手段と、回
    収動作を開始した自動取引装置の媒体量と回収終了枚数
    とを比較して回収動作を終了させる回収動作終了手段と
    を備えた請求項3記載の自動取引システム。
  5. 【請求項5】 上記媒体補充回収機は、複数の上記一括
    カセットと、動作異常な一括カセットを検知して上記動
    作管理制御部に通知するとともに正常な一括カセットに
    切り替えるカセット切替手段とを備えた請求項4記載の
    自動取引システム。
  6. 【請求項6】 上記媒体補充回収機は、さらにリジェク
    ト媒体を取り込むリジェクト媒体取込部を一括カセット
    に設け、媒体繰出し部、回収媒体取り込み部及びリジェ
    クト媒体取込部と上記連結路とに端部を有するとともに
    搬送切替ブレ−ドを設けた搬送路と、補充、または回
    収、またはリジェクトの動作種別に合わせて該搬送切替
    ブレ−ドを切り替えるブレ−ド切替手段とを備えた請求
    項4記載の自動取引システム。
  7. 【請求項7】 上記動作管理制御部を運用管理する統括
    制御部を設けた請求項1記載の自動取引システム。
  8. 【請求項8】 上記動作管理制御部を複数設け、上記統
    括制御部にマルチポイント接続した請求項7記載の自動
    取引システム。
  9. 【請求項9】 上記統括制御部を複数設け、上記動作管
    理制御部にマルチポイント接続した請求項7記載の自動
    取引システム。
  10. 【請求項10】 上記媒体補充回収機を複数台設け、上
    記動作管理手段は媒体補充回収機の運用状態を監視し、
    媒体補充回収機の1台が移動に支障のない障害を発生し
    た場合にはその媒体補充回収機を残りの媒体補充回収機
    による補充回収動作の妨げにならないようにホ−ムポジ
    ション位置で待機させる請求項1記載、または請求項7
    記載の自動取引システム。
  11. 【請求項11】 上記媒体補充回収機を複数台設け、上
    記動作管理手段は媒体補充回収機の運用状態を監視し、
    媒体補充回収機の1台が移動に支障のある障害を発生し
    た場合には停止位置を把握し、その停止位置にある自動
    取引装置を除く自動取引装置に対し、残りの媒体補充回
    収機に移動自在な範囲で補充回収を行わせる請求項1記
    載、または請求項7記載の自動取引システム。
  12. 【請求項12】 上記媒体補充回収機及び自動取引装置
    にリセット手段を設け、上記動作管理手段には同時復旧
    手段を設け、該同時復旧手段は媒体補充回収機が復旧し
    たとき各リセット手段に通知する請求項10記載、また
    は請求項11記載の自動取引システム。
  13. 【請求項13】 上記媒体補充回収機には一括カセット
    への人為操作を検出するセンサと、該センサからの出力
    により一括カセットの媒体量が不明であることを検知
    し、取引媒体の媒体有高確定を上記鑑別手段で行って一
    括カセットに取り込む媒体有高確定手段とを設けた請求
    項4の自動取引システム。
  14. 【請求項14】 上記動作管理制御部及び統括制御部に
    は確定計数指示入力手段を設け、上記媒体補充回収機に
    は一括カセットへの人為操作を検出するセンサと、該セ
    ンサからの出力により一括カセットの媒体量が不明であ
    ることを検知して上記動作管理制御部及び統括制御部に
    報知する媒体有高未確定報知手段と、確定計数指示入力
    手段の出力に基づいて媒体有高確定を上記鑑別部で行っ
    て取引媒体を一括カセットに取り込む媒体有高確定手段
    とを設けた請求項7記載の自動取引システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の自動取引システムに
    おいて、上記確定計数指示入力手段に代えて、上記媒体
    有高未確定報知手段からの出力により確定計数指示を自
    動的に入力する確定計数指示手段を設けたことを特徴と
    する自動取引システム。
  16. 【請求項16】 上記動作管理制御部は複数の上記媒体
    補充回収機の取引媒体量を比較し、補充する場合には取
    引媒体量の多い媒体補充回収機に自動取引装置のアドレ
    スを送信し、回収する場合には取引媒体量の少ない媒体
    補充回収機に自動取引装置のアドレスを送信する請求項
    10記載、または請求項11記載の自動取引システム。
  17. 【請求項17】 上記動作管理制御部は上記自動取引装
    置から群還流モ−ドに移管した電文を上記情報収集手段
    により収集して上記勘定系システム及び監視系システム
    に通知するとともに該自動取引装置を群管理する請求項
    3記載の自動取引システム。
  18. 【請求項18】 上記統括制御部は、年月日ごとに割り
    振られた当日の全取引で入り払いされた取引媒体の総枚
    数を記憶する第1の総枚数記憶手段と、翌日の運用に必
    要な取引媒体の総枚数を記憶する第2の総枚数記憶手段
    と、第2の総枚数記憶手段の内容から補充開始枚数と回
    収開始枚数と補充終了枚数と回収終了枚数とを算出して
    上記動作管理手段に通知する設定値通知手段と、自動取
    引装置が取引に必要な最低限度枚数を記憶する最低限度
    枚数記憶手段と、第1の総枚数記憶手段の内容から翌日
    の月日と同じ過去数年間の当日の全取引で入り払いされ
    た取引媒体の平均取引枚数を求める平均取引枚数算出手
    段と、最低限度枚数記憶手段の内容と平均取引枚数算出
    手段の出力とを比較して平均取引枚数が大きい場合には
    第2の総枚数記憶手段の内容を平均取引枚数に更新し、
    平均取引枚数が小さい場合には第2の総枚数記憶手段の
    内容を最低限度枚数記憶手段の内容に更新する更新手段
    とを備えた請求項7記載の自動取引システム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の自動取引システムに
    おいて、上記設定値通知手段に代えて、第2の総枚数記
    憶手段の内容をレベル毎に分けて設定した基準値を有
    し、その基準値に基づいて補充開始枚数と回収開始枚数
    と補充終了枚数と回収終了枚数とを算出して上記動作管
    理手段に通知する第2の設定値通知手段を備えたことを
    特徴とする自動取引システム。
  20. 【請求項20】 上記動作管理手段は上記媒体補充回収
    機が媒体補充可能、あるいは媒体回収可能な場合には、
    上記統括管理手段への通知を禁止する手段を備えた請求
    項7記載の自動取引システム。
  21. 【請求項21】 予め決めた上記自動取引装置に監視系
    システムから勘定系システムへの情報を通知する通知手
    段を設け、該自動取引装置を介して監視系システムから
    勘定系情報を勘定系システムに通知し、上記自動機群管
    理装置を仮想的な自動取引装置として勘定系システムか
    ら監視系システムへの情報を通知する通知手段を設け、
    該自動機群管理装置を介して勘定系システムから監視系
    システムへの情報を通知する請求項1記載の自動取引シ
    ステム。
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