JP4914654B2 - 紙葉類取扱装置及びシステム - Google Patents
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Description
好ましい例では、前記通知手段は、紙葉類取扱装置に備えられた障害発生を知らせるランプである。
また、好ましくは、紙葉類の払い出しで枚数過多となった紙葉類を第1の取扱口に投入することができ、前記制御部は、第1取扱口から投入された紙葉類を収納庫に搬送するように制御する。
また、好ましくは、リジェクトが発生した場合、前記制御部は、前記収納庫のセットを検知するとイニシャライズ動作し、前記ランプを消灯する制御を行う。
窓口端末装置は、紙葉類の払い出しでリジェクト券が発生した場合、係員のためにその旨を表示する表示装置と、第1取扱口に排出された紙葉類の枚数又はその金額を、係員によって入力する入力装置を有する紙葉類取扱システムである。
好ましくは、前記入力装置によって紙葉類の払い出しで枚数過多となった紙葉類の投入枚数又はその金額を入力することができ、かつ前記制御部は、第1取扱口から投入された枚数過多となった紙葉類を収納庫に搬送するように制御する。
また、好ましくは、前記通知手段は、窓口端末装置の表示装置に障害発生を表示する手段を含む。
図1は、一実施例による紙葉類取扱装置及び窓口端末装置の概観図である。1は係員が顧客情報や取引情報などを扱うための窓口端末装置、2は小切手や紙幣などの紙葉類の払い出しや預け入れを行う紙葉類取扱装置である。2台の窓口端末装置1と紙葉類取扱装置2は通信線3によって接続される。4は預け入れを開始する際に係員が押下するスタートボタン、5は、係員が紙葉類を預け入れる際に紙葉類取扱装置2内に紙葉類を取り込むための入金口、6は、係員が紙葉類を払い出す際に紙葉類取扱装置2内から紙葉類を取り出すための出金口、7は預け入れの際に発生したリジェクト券を係員に返却するための返却口である。
窓口端末装置1は、例えばパーソナルコンピュータであり、小切手や紙幣入出金に伴う種々の情報を処理する処理装置(プロセッサ)、表示装置151及び入力装置152を備えている。
20は紙葉類取扱装置2内の各部位に小切手や紙幣を搬送する搬送路、21は小切手や紙幣を搬送する方向を切り替えるゲート、22は小切手や紙幣の種類及び真偽等の識別を行う識別部、23は小切手の繰り出しと収納が可能な小切手収納庫、24は紙幣の繰り出しと収納が可能な紙幣収納庫、25は回収する小切手や紙幣を収納する回収庫、26は入金した小切手や紙幣を一時的に保管する一時保留部、27は小切手収納庫23や紙幣収納庫24を取り出す際に引き出すことができるトレー部である。この例では金種別に3個の紙幣収納庫24を装備している。28は紙葉類が通過するのを検出する通過センサ、29は紙葉類が抜き取られたか否を検知する抜き取り検知センサ、30はトレー部27が引き出されているか否かを検知するトレー部引き出し検知センサである。
なお、この例では、1つの小切手収納庫23を有しているが、複数個装備してもよい。また、返却口6と出金口7を兼ね合せて1つの出口で構成してもよい。
紙葉類取扱装置2は、制御部として業務処理部10と、搬送処理部11を持つ。業務処理部10において、101は2台の窓口端末装置1の排他制御や各部位を制御する業務処理部主制御部、12は窓口端末装置1との通信を制御する上位通信制御部、103はボタン制御部、104はブザー制御部、105はランプ制御部、106は表示器制御部、107は搬送処理部との通信を制御する下位通信制御部、108は時計制御部、109は業務処理部の設定情報を記憶するための記憶部である。
係員は、小切手の払い出し業務を行う場合、窓口端末装置1で小切手の払い出し業務を選択し、払い出す小切手の枚数(例えば8枚)を入力する(S201)。窓口端末装置1は、通信線3を介して入力された枚数情報を紙葉類取扱装置2に通知する(S202)。業務処理主制御部101は、小切手の払い出しが可能か否かを判定し、可能であれば払い出し占有ランプ8を点灯するようにランプ制御部105に指示し(S203)、下位通信制御部107を介して搬送処理主制御部110に小切手を8枚繰り出すよう指示する。搬送処理主制御部110は、出金口6に小切手を搬送する方向にゲート21を切り替えるようにゲート制御部113に指示し(S204)、搬送路20を移動させるように搬送モータ制御部114に指示する(S205)。
ここで、収納庫の調整不良があったり、小切手の収納状態が悪い場合、小切手が複数枚重なった状態(連れ出し状態)で搬送路から繰り出されることがある。このような場合、識別部22は、小切手と正しく認識することができず、リジェクト券と判定する(S207)。リジェクト券発生時の処理動作(A)は、図5に示す。
例えば、8枚の小切手を払い出す要求に対して、5枚目でリジェクト券が発生した場合、搬送処理主制御部110は、収納庫制御部119に小切手収納庫23から小切手を繰り出すのを停止するように指示する(S301)。通常、連続して搬送される後続の小切手が小切手収納庫23から繰り出されてしまっているため、搬送処理主制御部110は、搬送路20上を移動する小切手が全て無くなるのを監視する(S302)。連続して搬送される全ての小切手が出金口6に送られ、搬送路上に小切手が無くなったことが確認されると、搬送処理主制御部110は、搬送モータ制御部114を制御して搬送路20の移動を停止する(S303)。そして、業務処理主制御部101は、ランプ制御部105を制御して障害ランプ9を点灯し(S304)、リジェクトが発生したことを窓口端末装置1に通知する(S305)。
係員は、トレー部27から小切手収納庫23を取り出し(S315)、小切手を小切手収納庫23にセットし(S316)、小切手収納庫23をトレー部27に再び戻し(S317)、トレー部27を紙葉類取扱装置2内の元の位置に戻す。
この例は、小切手の払い出しにおいてリジェクトが発生したときに払い出された枚数に応じて運用する場合の処理動作例である。なお、図7において、ステップS311までの処理動作は、図5にて説明した動作と同様なため、その説明を省略する。
以上、第2の実施例によれば、小切手の払い出しにおいてリジェクトが発生した場合に、顧客に小切手を渡す前に、係員がトレー部27を引き出して小切手を再セットすることことがないため、顧客を長い時間待たせることがない。
この例は、リジェクト券が発生した場合、第1の実施例のように小切手を全て出金口6に搬送するのではなく、リジェクト券とその後続の小切手を返却口7に搬送する例である。即ちリジェクト券が発生した場合に、小切手の払い出しを出金口6と返却口7に分けて行う例である。
なお、図10において、図7と同じステップには同一符号を付してある(例えば、S307〜311、S412〜418)。それらの動作は、第2の実施例と重複するので、その説明を省略する。
以上、本実施例によれば、出金口6に払い出しされた小切手の枚数は確定しており、係員は、返却口7に搬送されたリジェクト券だけを確認すればよいため、係員が小切手を確認する労力を軽減することができる。
この例は、小切手の払い出しにおいて過多となった小切手を戻す際に、係員がトレー部27を引き出してセットするのではなく、入金口5から投入して小切手を小切手収納庫23に戻す例である。なお、係員がリジェクト券を手にするまでの処理は、上述した例と同様である。
係員は、窓口端末装置1において小切手の預け入れ取引を選択し、小切手を入金口5に投入し、スタートボタン4を押下する。紙葉類取扱装置2は、搬送路20を動作させ、入金口5からの繰り出しを開始する。入金口5から繰り出された小切手は、識別部22で判別される。判別の結果、正常な小切手は一時保留部26に収納される。一方、取り扱い不可と判別された小切手は、返却口7に返却される。入金口5に小切手が無くなるか、返却口7或いは一時保留部26が満杯になったことが検出されると、紙葉類取扱装置2は、入金口5からの繰り出し及び搬送路20の搬送動作を停止する。その後、係員は入金結果を確認すると、紙葉類取扱装置2は、一時保留部26に保持されていた小切手を繰り出して、回収庫25に搬送して収納する。
2:紙葉類取扱装置、3:通信線、4:スタートボタン、5:入金口、6:出金口、7:返却口、8:払い出し占有ランプ、90:障害ランプ、91:預け入れ占有ランプ、92:表示器、10:業務処理部、11:搬送処理部、20:搬送路、21:ゲート、22:識別部、23:小切手収納庫、24:紙幣収納庫、25:回収庫、26:一時保留部、27:トレー部、28:通過センサ,29:抜き取り検知センサ、30:検知センサ。
Claims (9)
- 紙葉類の受け入れ又は払い出しを行う紙葉類取扱装置において、
紙葉類の受け入れ又は払い出しに使用される第1取扱口と、受け入れた又は払い出しの対象となる紙葉類を収納する収納庫と、該第1取扱口と該収納庫との間を結び、該紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路上に配置され、該紙葉類の種別及び真偽を識別する識別部と、係員に対して通知する手段と、各部位を制御する制御部と、を有し、
該制御部は、該収納庫から繰り出され、該識別部における判定の結果、正しく識別できなかった紙葉類を該搬送路を介して該第1取扱口に搬送するように制御し、かつ、該通知手段によって該紙葉類の払い出しでリジェクトが発生したことを係員に通知することを特徴とする紙葉類取扱装置。 - 紙葉類の受け入れ又は払い出しを行う紙葉類取扱装置において、
紙葉類の受け入れ又は払い出しに使用される第1取扱口と、該紙葉類の返却のために使用される第2取扱口と、受け入れた又は払い出しの対象となる紙葉類を収納する収納庫と、該第1取扱口及び該第2取扱口と該収納庫との間を結び、該紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路上に配置され、該紙葉類の種別及び真偽を識別する識別部と、係員に対して通知する手段と、各部位を制御する制御部と、を有し、
該制御部は、該識別部で正常と判定された紙葉類を該第1の取扱口に搬送し、該識別部でリジェクトと判定された紙葉類を、その後続の紙葉類がある場合には該後続の紙葉類も含めて該第2取扱口へ搬送するように制御し、かつ該通知手段によって該紙葉類の払い出しでリジェクトが発生したことを係員に通知することを特徴とする紙葉類取扱装置。 - 前記通知手段は、該紙葉類取扱装置に備えられた障害発生を知らせるランプであることを特徴とする請求項1又は2の紙葉類取扱装置。
- 該紙葉類の払い出しで枚数過多となった紙葉類を該第1の取扱口に投入することができ、前記制御部は、該第1取扱口から投入された該紙葉類を該収納庫に搬送するように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの紙葉類取扱装置。
- リジェクトが発生した場合、前記制御部は、前記収納庫のセットを検知するとイニシャライズ動作し、前記ランプを消灯する制御を行うことを特徴とする請求項3の紙葉類取扱装置。
- 紙葉類の受け入れ又は払い出しを行う紙葉類取扱装置と、該紙葉類取扱装置に接続され、係員によって操作される窓口端末装置とを有する紙葉類取扱システムにおいて、
該紙葉類取扱装置は、紙葉類の受け入れ又は払い出しに使用される第1取扱口と、受け入れた又は払い出しの対象となる紙葉類を収納する収納庫と、該第1取扱口と該収納庫との間を結び、該紙葉類を搬送する搬送路と、該搬送路上に配置され、該紙葉類の種別及び真偽を識別する識別部と、係員に対して通知する手段と、各部位を制御する制御部と、を有し、該制御部は、該収納庫から繰り出され、該識別部における判定の結果、正しく識別できなかった(リジェクト)紙葉類を該搬送路を介して該第1取扱口に搬送するように制御し、かつ、該通知手段によって該紙葉類の払い出しでリジェクトが発生したことを係員に通知するものであり、
該窓口端末装置は、紙葉類の払い出しでリジェクト券が発生した場合、係員のためにその旨を表示する表示装置と、該第1取扱口に排出された紙葉類の枚数又はその金額を、係員によって入力する入力装置を有するように構成したことを特徴とする紙葉類取扱システム。 - 前記入力装置によって紙葉類の払い出しで枚数過多となった紙葉類の投入枚数又はその金額を入力することができ、かつ前記制御部は、該第1取扱口から投入された枚数過多となった紙葉類を該収納庫に搬送するように制御することを特徴とする請求項6の紙葉類取扱システム。
- 前記通知手段は、該窓口端末装置の該表示装置に障害発生を表示する手段を含むことを特徴とする請求項6又は7の紙葉類取扱システム。
- リジェクトが発生した場合、前記制御部は、前記紙葉類の払い出しの過不足の入力を受け付け、前記入力により前記紙葉類の残高を更新し、前記ランプを消灯する制御を行うことを特徴とする請求項3の紙葉類取扱装置。
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