JP2019021058A - 貨幣処理システム、釣銭機、金銭登録機及び貨幣処理方法 - Google Patents

貨幣処理システム、釣銭機、金銭登録機及び貨幣処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】POSレジに併設された釣銭機に異常が生じた場合であっても、該POSレジを用いた取引処理を継続して行うこと。【解決手段】釣銭機200は、自装置のエラーを検知し(S1)、エラーの種別及び状態に応じて、釣銭機切離運用を行うか否かを判定する(S2)。釣銭機切離運用を行わないと判定した場合には、エラーの種別を示すエラーコードをPOSレジ290に送信し(S3a)、POSレジ290は、エラーコードを受信して(S4a)、対応するエラー解除手順を表示する(S5a)。釣銭機切離運用を行うと判定した場合には、釣銭機200は、自装置の電源をオフする(S3b)。POSレジ290は、釣銭機200との通信が途絶したことを検知し(S4b)、釣銭機200を釣銭機切離運用に移行し(S5b)、取引可能な状態となる。【選択図】図1

Description

本発明は、販売時点管理機能を有する金銭登録機(以下、「POSレジ」と言う)に併設された釣銭機に異常が生じた場合であっても、該POSレジを用いた取引処理を継続して行うことが可能な貨幣処理システム、釣銭機、金銭登録機及び貨幣処理方法に関する。
従来、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の各種店舗には、POSレジと、該POSレジと通信可能に接続された貨幣処理装置(以下、「釣銭機」と言う)とが配設されることが多い。例えば、店員がPOSレジのバーコードリーダにより商品に付されたバーコードを読み取って商品の価格を特定するとともに、店員が顧客から受け取った貨幣を釣銭機に投入すると、該釣銭機から釣銭が出金される。
かかる釣銭機においてエラーが発生した場合に、該釣銭機からPOSレジに対してエラーコードを送信し、POS端末の画面上にエラーコードに対応するエラー解除手順を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−199188号公報
しかしながら、上記特許文献1のものは、釣銭機のエラーが解除された後に再び取引処理を可能にすることを前提としているため、釣銭機に復旧不可なエラー等の異常が生じた場合には、該釣銭機の修理が完了するまでの間、POSレジを用いた取引処理を行うことができないという課題がある。特に、1又は数カ所のレジしか設けられていない店舗において、一つのレジが休止中となると、取引業務に多大の影響をもたらし、店舗における収益率低下の要因となる。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、POSレジに併設された釣銭機に異常が生じた場合であっても、該POSレジを用いた取引処理を継続して行うことが可能な貨幣処理システム、釣銭機、金銭登録機及び貨幣処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、金銭登録機と、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機とを通信可能に接続した貨幣処理システムであって、前記釣銭機の状態に応じて、前記金銭登録機による取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭機は、前記釣銭機に生じたエラーを検知する検知部と、前記検知部の検知結果により示される前記釣銭機の状態に応じて、前記釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定部は、前記釣銭機のエラーが前記金銭登録機の取引処理を所定の期間阻害するエラーである場合に、前記釣銭機切離運用を行うと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定部は、所定の期間内にエラー種別が同一となる複数のエラーが検知された場合に、前記釣銭機切離運用を行うと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記判定部は、前記釣銭機のエラーのエラー種別がハードウエアに関するエラーである場合に、前記釣銭機切離運用を行うと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭機は、前記判定部による判定結果を前記金銭登録機に通知する判定結果通知部をさらに備え、前記金銭登録機は、前記釣銭機切離運用を行うとの判定結果を受け付けた場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭機は、前記釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、前記金銭登録機との間の通信を途絶するよう制御する制御部をさらに備え、前記金銭登録機は、前記釣銭機との間の通信が途絶となった場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭機は、前記釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、前記釣銭機の電源をオフにするよう制御する制御部をさらに備え、前記金銭登録機は、前記釣銭機の電源がオフとなった場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭機は、前記釣銭機の電源をオフとする前に、貨幣収納部のロック状態を解錠して手動による入出金を可能にすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記釣銭機は、前記釣銭機に生じたエラーを検知する検知部と、前記検知部により検知されたエラーのエラー情報を前記金銭登録機に通知するエラー情報通知部とを備え、前記金銭登録機は、前記エラー情報に含まれるエラーの種別又は状態に応じて、前記釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記金銭登録機は、前記判定部により前記釣銭機切離運用を行うと判定された場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う取引処理部をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、金銭登録機と通信可能に接続され、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機であって、前記釣銭機に生じたエラーを検知する検知部と、前記検知部の検知結果により示される前記釣銭機の状態に応じて、前記金銭登録機による取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機と通信可能に接続され、商品の取引処理を行う金銭登録機であって、前記釣銭機から当該釣銭機の状態に係る情報を受け付けた場合に、商品の取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記釣銭機切離運用を行うと判定された場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う取引処理部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、金銭登録機と、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機とを通信可能に接続した貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、前記釣銭機の状態を検知する検知工程と、前記検知工程により検知された前記釣銭機の状態に応じて、前記金銭登録機による取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、POSレジに併設された釣銭機に異常が生じた場合であっても、該POSレジを用いた取引処理を継続して行うことができる。
図1は、本実施例に係る貨幣処理システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、釣銭機及びPOSレジの外観構成を示す斜視図である。 図3は、釣銭機における紙幣処理ユニットの内部構成を示す図である。 図4は、釣銭機における硬貨処理ユニットの内部構成を示す図である。 図5は、図2に示したPOSレジの機能ブロック図である。 図6は、図2に示した釣銭機の機能ブロック図である。 図7は、釣銭機200における異常への対処にかかる処理手順を示すフローチャートである。 図8は、POSレジにおける異常への対処にかかる処理手順を示すフローチャートである。 図9は、釣銭機切離運用時の入出金についての説明図である。 図10は、釣銭機が判定結果をPOSレジに通知する場合の動作についての説明図である。 図11は、分岐部の変形例についての説明図である。 図12は、硬貨排出口の説明図である。 図13は、硬貨の収納繰出部の変形例についての説明図である。 図14は、紙幣収納部の変形例についての説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施例に係る貨幣処理システム、釣銭機、金銭登録機及び貨幣処理方法の実施例を説明する。本実施例では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店内に配設された貨幣処理システムに本発明を適用した場合を示すこととする。
<本発明に係る貨幣処理システムの概念>
図1は、本実施例に係る貨幣処理システムの概念を説明するための説明図である。コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗内には、金銭登録機であるPOSレジ290と、POSレジ290に接続され、顧客から店員が受け取った現金に応じた釣銭を出金すると共に受け取った現金を収納する釣銭機200とが設置されている。また、店舗にPOSレジ290と釣銭機200からなる貨幣処理システムを複数セット配置し、POSレジの売上データを店舗内のサーバに集約する場合もある。
POSレジ290は、顧客による商品の購入に伴って、取引処理を実行する。具体的には、まず、POSレジ290は、顧客が購入する商品データの入力を受け付けて、商品の価格の合計である購入金額を算定する。また、釣銭機200は、顧客から店員が受け取った貨幣の投入を受け付け、その合計金額を投入貨幣金額としてPOSレジ290に通知する。POSレジ290は、投入貨幣金額が購入金額を超える場合には、釣銭機200に釣銭の払い出しを行わせる。
このように、POSレジ290による取引処理では、現金の入出金に釣銭機200を利用するため、釣銭機200に異常が発生した場合にはその復旧が優先され、取引処理を行えない状態となる。
しかしながら、釣銭機200に発生した異常によっては、速やかな復旧が難しく、取引処理を行えない状態が長時間に及ぶ場合がある。このような場合には、POSレジ290による取引処理から釣銭機200を切り離して運用する釣銭機切離運用に移行することが望まれる。
そこで、釣銭機200は、自装置のエラーを検知したならば(S1)、検知したエラーの種別及び状態に応じて、釣銭機切離運用を行うか否かを判定する(S2)。釣銭機切離運用を行わないと判定した場合には、釣銭機200は、検知したエラーの種別を示すエラーコードをPOSレジ290に送信する(S3a)。POSレジ290は、釣銭機からエラーコードを受信すると(S4a)、エラーコードに対応するエラー解除手順を表示し(S5a)、釣銭機200のエラーを解除して復旧を行うよう店員に促す。店員がエラー解除手順に従って作業を行い、釣銭機200のエラーが解除されたならば、POSレジ290は取引が可能な状態となる。
一方、釣銭機切離運用を行うと判定した場合には、釣銭機200は、自装置の電源をオフする(S3b)。釣銭機200が電源をオフにすると、POSレジ290との通信は途絶する。POSレジ290は、釣銭機200との通信が途絶したことを検知し(S4b)、釣銭機200を釣銭機切離運用に移行し(S5b)、取引可能な状態となる。
釣銭機切離運用を行うか否かの判定について具体的に説明する。まず、エラーの種別を示すエラーコード自体が、深刻なエラーを示している場合には、釣銭機切離運用を行うと判定する。例えば、エラーコードがセンサの物理的な故障を示している場合には、エラー解除手順に沿って店員が作業を行っても復旧が見込めず、修理業者による修理等を行うまで復旧不能であるため、取引処理が所定の期間阻害されてしまう。そこで、このように、取引処理が所定の期間阻害される深刻なエラーを検知した場合には、釣銭機切離運用と判定するのである。
また、エラーコードが深刻なエラーを示していない場合であっても、同一のエラーコードが繰り返し検知された場合には、釣銭機切離運用を行うと判定する。同一のエラーコードが繰り返し検知される状態は、エラー解除手順に沿った作業を行ってもエラーが解除できなかったことを示し、再び作業を行ったとしても同一のエラーが発生し、取引の継続ができない可能性があるためである。
なお、釣銭機切離運用では、POSレジ290の取引処理に伴う入出金には別途設けられたドロアを使用することになる。ドロアとは、POSレジ290の近傍に設けられ、現金を収納可能な収納庫である。ドロアは施錠(ロック)が可能であり、その解除は他の装置からの解除指示の受信や、物理的な鍵により行われる。
このように、釣銭機200の状態に応じて、POSレジ290による取引処理から釣銭機200を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定し、釣銭機切離運用を行うと判定した場合には釣銭機200の電源をオフすることで、POSレジ290を釣銭機切離運用に移行させる。このため、POSレジ290に併設された釣銭機200に異常が生じた場合であっても、該POSレジ290を用いた取引処理を継続して行うことが可能となる。
<釣銭機200の構成>
次に、釣銭機200の詳細な構成について図2〜図6を用いて説明する。図2等に示すように、本実施例に係る釣銭機200は、硬貨処理ユニット250と、硬貨処理ユニット250の隣に並ぶよう配置された紙幣処理ユニット210とを備えており、紙幣処理ユニット210や硬貨処理ユニット250の上方にはPOSレジ290が載置される。紙幣処理ユニット210及び硬貨処理ユニット250は、それぞれ硬貨や紙幣の入出金処理を行う。また、POSレジ290は、釣銭機200の管理を行う管理装置として用いられる。
まず、紙幣処理ユニット210の構成について図2及び図3を用いて具体的に説明する。図2及び図3に示すように、紙幣処理ユニット210は、略直方体形状の筐体212を有し、筐体212の前面に紙幣受入部222、紙幣払出部220、出金リジェクト部224及びカセット装着部226が配置されている。
紙幣受入部222は、操作者による紙幣の投入を受け付け、紙幣処理ユニット210の内部に取り込む処理部である。紙幣払出部220は、紙幣処理ユニット210の内部から紙幣を払い出す処理部である。
カセット装着部226は、売上金の回収や釣銭の補充に用いる収納カセットを着脱可能である。出金リジェクト部224は、金種が識別できない等、出金に適さない紙幣を内部に集積する。
また、紙幣処理ユニット210は、筐体212の内部で紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部230と、筐体212の内部で紙幣を収納するとともに収納されている紙幣を繰出可能な複数の紙幣収納部234、236、238とを備える。なお、図3において、筐体212の下側の側面が紙幣処理ユニット210の手前側の面であり、図3における上向きの方向が紙幣処理ユニット210の奥行き方向である。
図3に示すように、搬送部230は、筐体212の中央位置に配置された周回搬送部230a及び複数の接続搬送部230bから構成されている。また、紙幣受入部222、紙幣払出部220、出金リジェクト部224、収納カセット300を着脱自在に装着可能なカセット装着部226及び3つの紙幣収納部234、236、238が、それぞれ周回搬送部230aを取り囲むよう配置されている。
また、図3に示すように、複数の接続搬送部230bの各々により、紙幣受入部222、紙幣払出部220、出金リジェクト部224、カセット装着部226及び3つの紙幣収納部234、236、238の各々と、周回搬送部230aとの間がそれぞれ接続される。また、周回搬送部230aには識別部232が設けられており、この識別部232は、周回搬送部230aにより搬送される紙幣の金種、真偽、正損、表裏、搬送状態等の識別を行う。
周回搬送部230aは、図3における時計回りの方向及び反時計回りの方向の両方向に紙幣を1枚ずつ搬送することができる。また、搬送部230において、周回搬送部230aと各接続搬送部230bとの間で紙幣の搬送経路を切り換える経路切換部(図示せず)が、周回搬送部230aに沿って配置されている。
図2及び図3に示すように、筐体212の前面には、紙幣受入部222の紙幣受入口と紙幣払出部220の紙幣取出口とが設けられている。また、カセット装着部226は、収納カセット300の装着と取り外しが可能である。
紙幣受入部222には紙幣繰出機構221が設けられており、入出金口に1枚あるいは複数枚の紙幣が投入されたことが検知されると、紙幣繰出機構221が駆動されることにより紙幣が接続搬送部230bを介して周回搬送部230a側へ1枚ずつ繰り出される。
また、紙幣払出部220は、各紙幣収納部234、236、238から周回搬送部230aに繰り出された紙幣を紙幣取出口により筐体212の外部へ放出するよう構成されている。
出金リジェクト部224は、出金処理時において各紙幣収納部234、236、238から繰り出された紙幣のうち、重送や斜行等の搬送異常により識別部232で識別することができない紙幣を出金リジェクト紙幣として収納する。また、紙幣受入部222から筐体212の内部に取り込まれた紙幣のうち、入金処理時において汚損等により識別部232で識別することができない紙幣は、入金リジェクト紙幣として紙幣払出部220に返却される。
各紙幣収納部234、236、238は、識別部232の識別結果に基づいて紙幣を金種別に収納する。これらの紙幣収納部234、236、238には、紙幣処理ユニット210に入金された売上金としての紙幣や釣銭として出金されるべき紙幣が収納される。例えば、紙幣収納部234には1000円札が収納され、紙幣収納部236には5000円札が収納され、紙幣収納部238には10000円札が収納される。また、各紙幣収納部234、236、238にはそれぞれ紙幣繰出機構235、237、239が設けられており、これらの紙幣収納部234、236、238に収納されている紙幣は、各紙幣繰出機構235、237、239により接続搬送部230bを介して周回搬送部230a側へ1枚ずつ繰り出される。
次に、硬貨処理ユニット250の構成について説明する。図2及び図4に示すように、硬貨処理ユニット250は、略直方体形状の筐体251と、筐体251の前面側に設けられた硬貨受入部252と、筐体251の前面側において硬貨受入部252の下方に設けられた硬貨払出部266と、筐体251の内部で硬貨を収納するとともに収納されている硬貨を繰出可能な複数の収納繰出部260とを備えている。
硬貨受入部252は、硬貨投入口を介して受け入れた硬貨を1層1列状態で1枚ずつ筐体251内に取り込む。具体的には、硬貨受入部252には繰出ベルト等からなる硬貨繰出機構253(図6参照)が設けられており、硬貨受入部252に受け入れられた硬貨を検知すると、この硬貨繰出機構253が駆動されることにより当該硬貨繰出機構253によって硬貨が筐体251の内部に1枚ずつ繰り出される。また、図4に示すように、硬貨受入部252には、当該硬貨受入部252により筐体251の内部に繰り出された硬貨を搬送する入金搬送部254が接続されている。
図4に示すように、入金搬送部254の途中には、硬貨の金種、真偽、正損、表裏、搬送状態等の識別を行う識別部256と、分岐部258とがそれぞれ設けられている。分岐部258は、識別部256による硬貨の識別結果に基づいて、リジェクト硬貨等の、硬貨払出部266から払い出されるべき硬貨を入金搬送部254から分岐させて出金搬送部262へ案内する。
一方、正常硬貨等の筐体251内に収納されるべき硬貨は入金搬送部254により各収納繰出部260へ搬送される。収納繰出部260は、硬貨を金種別に収納するとともに、収納されている硬貨を繰出可能となるよう構成されている。例えば、日本国で流通している硬貨の6つの金種(500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬貨及び1円硬貨)に対応して6つの収納繰出部260が設けられており、入金搬送部254の上流側(すなわち、図4における下側)から低額順に各収納繰出部260に硬貨が金種毎に収納される。また、収納繰出部260には、当該収納繰出部260に収納された硬貨を1枚ずつ出金搬送部262に繰り出す硬貨繰出機構(図示せず)が設けられている。
出金搬送部262は、収納繰出部260から繰り出された硬貨を硬貨払出部266へ搬送する。また、出金搬送部262は、分岐部258により入金搬送部254から分岐させられたリジェクト硬貨等を硬貨払出部266へ搬送する。
<POSレジスタの構成>
次に、POSレジ290の構成について具体的に説明する。図2及び図5に示すように、POSレジ290は、操作者用の表示部293、顧客用の表示部293a、操作キー等の操作部294、バーコードリーダ298、カードリーダ296、印字部297、記憶部295、通信部292及びPOS制御部291を有する。
表示部293は、操作者が視認可能な表示部であり、商品情報の読み取り結果、購入に係る各種情報、釣銭機200の処理状況や在高等の情報の表示に用いられる。表示部293aは、顧客が視認可能な表示部であり、商品情報の読取結果、合計金額や釣銭金額等の購入に係る各種情報に用いられる。操作部294は、操作者による各種操作入力に用いられる。
バーコードリーダ298は、商品に付されたバーコードを読み取って復号することで商品に係る情報の取得を行う。カードリーダ296は、操作者(レジ担当者)のIDカードの読み取りや、顧客のクレジットカードの読み取り等に用いられる。印字部297は、取引内容を印字したレシートの発行に用いられる。
記憶部295は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスである。この記憶部295は、POS制御部291が実行する精算処理プログラムの記憶、商品から読み取った商品情報の一時記憶、その他購入に係る各種情報の一時記憶などに用いられる。また、記憶部295は、釣銭機200に生じたエラーの解除手順を示すエラー解除手順データ295aを記憶する。通信部292は、釣銭機200や上位のサーバと通信を行う通信インタフェースである。
POS制御部291は、POSレジ290を全体制御する制御部であり、購入金額算定部291a、投入貨幣金額情報取得部291b、最適釣銭構成通知部291c、釣銭機異常対処部291d及び切離運用処理部291eを有する。なお、実際には、CPU(Central Processing Unit)が、記憶部295から精算処理プログラムをロードして実行することで、購入金額算定部291a、投入貨幣金額情報取得部291b、最適釣銭構成通知部291c、釣銭機異常対処部291d及び切離運用処理部291eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
購入金額算定部291aは、バーコードリーダ298が取得した商品の情報や、操作部294により入力された商品の情報に基づいて、顧客により購入された商品の購入金額を算出する処理部である。
投入貨幣金額情報取得部291bは、購入金額算定部291aにより購入金額が算出された場合に釣銭機200に入金要求を送信し、釣銭機200に投入された投入貨幣の金額情報を取得する。
最適釣銭構成通知部291cは、購入金額と投入貨幣金額の差分を釣銭金額として算出し、釣銭金額に対応する貨幣の金種ごとの枚数の合計値が最小となる最適釣銭構成を求め、最適釣銭構成を含む出金要求を釣銭機200に送信する。
釣銭機異常対処部291dは、釣銭に生じた異常に対処する処理部である。具体的には、釣銭機異常対処部291dは、釣銭機200からエラーコードを受信した場合にエラー解除手順データ295aを参照し、受信したエラーコードに対応するエラー解除手順を読み出してエラーコードとともに表示部293に表示制御する処理を行う。なお、エラーコード及びエラー解除手順を表示部293に表示したときには取引処理ができない休止状態となり、休止状態は釣銭機200がエラーから復旧した場合に解除される。
切離運用処理部291eは、取引処理から釣銭機200を切り離して運用する釣銭機切離運用を行う処理部である。具体的には、切離運用処理部291eは、釣銭機200との通信途絶を検知した場合に、釣銭機切離運用に移行する。
釣銭機切離運用では、投入貨幣金額情報取得部291b及び最適釣銭構成通知部291cの動作を停止する。そして、切離運用処理部291eは、購入金額算定部291aにより購入金額が算出された場合に、店員が顧客から受け取った貨幣の金額の入力を受け付ける。そして、入力された金額と購入金額との差分を釣銭金額として算定し、釣銭金額を表示部293及び表示部293aに表示する。すなわち、釣銭機切離運用では、店員が顧客から受け取った貨幣の金額を手動でPOSレジ290に入力し、受け取った貨幣をドロアに収納するとともに、表示部293の表示を確認して釣銭をドロアから取り出して顧客に渡すことになる。
<釣銭機200の制御系の構成>
次に、釣銭機200の制御系の構成について図6を用いて説明する。釣銭機200の紙幣処理ユニット210は、紙幣制御部210aに通信部240と、搬送部230と、識別部232と、各紙幣繰出機構(紙幣繰出機構221、235、237、239)と、カセット装着部226とを接続した構成を有する。
通信部240は、硬貨処理ユニット250と通信を行う通信インタフェースである。紙幣制御部210aは、識別部232による識別結果を用いて搬送部230及び各紙幣繰出機構を駆動することで紙幣の搬送を行い、紙幣の搬送結果を硬貨処理ユニット250に送信する。また、紙幣制御部210aは、カセット装着部226からカセットの装着状況を取得し、硬貨処理ユニット250に送信する。
釣銭機200の硬貨処理ユニット250は、上位制御部202に通信部203、操作表示部204、記憶部205及び硬貨制御部250aを接続し、硬貨制御部250aに硬貨繰出機構253、入金搬送部254、識別部256、分岐部258、各収納繰出部260及び出金搬送部262を接続した構成を有する。
硬貨制御部250aは、識別部256による識別結果を用いて硬貨繰出機構253、入金搬送部254、分岐部258、各収納繰出部260及び出金搬送部262を駆動することで硬貨の搬送を行い、硬貨の搬送結果を上位制御部202に送信する。
通信部203は、紙幣処理ユニット210やPOSレジ290と通信を行う通信インタフェースである。操作表示部204は、硬貨処理ユニット250の筐体251の上面に設けられたタッチパネル等であり、操作者が操作するための操作画面や、紙幣処理ユニット210及び硬貨処理ユニット250の各々に収納されている貨幣の在高に係る情報を操作表示部204に表示する。操作者は、操作表示部204に表示された操作画面における操作ボタンに指を触れることによって、上位制御部202に様々な指令を入力することができる。
記憶部205は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、在高データ205aを記憶する。在高データ205aは、紙幣処理ユニット210及び硬貨処理ユニット250の各々に収納されている貨幣の在高に係るデータである。
上位制御部202は、POSレジ290から入金要求を受信した場合に、硬貨制御部250a及び紙幣制御部210aに貨幣の投入の受付を指示する。硬貨制御部250a及び紙幣制御部210aは、上位制御部202からの指示を受けて投入された貨幣を対応する収納部に搬送することで入金処理を行い、入金処理結果を上位制御部202に送信する。
上位制御部202は、入金処理結果を硬貨制御部250a及び紙幣制御部210aから受信したならば、在高データ205aを更新し、投入された貨幣の合計金額を求め、投入貨幣の金額情報としてPOSレジ290に送信する。
また、上位制御部202は、出金する貨幣の金種及び枚数が指定された出金要求をPOSレジ290から受信したならば、硬貨制御部250a及び紙幣制御部210aに貨幣の出金を指示する。硬貨制御部250a及び紙幣制御部210aは、上位制御部202からの指示を受けて指定された金種及び枚数の貨幣を収納部から繰り出して出金処理し、出金処理結果を上位制御部202に送信する。
上位制御部202は、出金処理結果を硬貨制御部250a及び紙幣制御部210aから受信したならば、在高データ205aを更新し、釣銭の出金が正常に行われたことを示す通知をPOSレジ290に送信する。
さらに、上位制御部202は、自装置の異常に係る処理部として、異常検知部202a、判定部202b及び切離制御部202cを有する。異常検知部202aは、自装置に生じた異常を検知し、検知した異常に対応するエラーコードを出力する検知部である。
判定部202bは、異常検知部202aにより検知されたエラーの種別又は状態に応じて、釣銭機切離運用を行うか否かを判定する処理部である。この判定では、判定部202bは、釣銭機200のエラーがPOSレジ290の取引処理を所定の期間阻害するエラーである場合に、釣銭機切離運用を行うと判定することになる。
具体的には、判定部202bは、異常検知部202aにより出力されたエラーコードがハードウエアに関するエラーを示している場合に、釣銭機切離運用を行うと判定する。センサの物理的な故障等のハードウエアの異常が発生すると、エラー解除手順に沿って店員が作業を行っても復旧が見込めず、修理業者による修理等を行うまで復旧不能となるためである。
また、判定部202bは、所定の期間内にエラーコードが同一となる複数のエラーが連続して検知された場合に、釣銭機切離運用を行うと判定する。同一のエラーコードが繰り返し検知される状態は、エラー解除手順に沿った作業を行ってもエラーが解除できなかったことを示し、再び作業を行ったとしても同一のエラーが発生し、取引の継続ができない可能性があるためである。
なお、判定部202bが釣銭機切離運用を行わないと判定した場合には、異常検知部202aはエラーコードをPOSレジ290に送信する。
切離制御部202cは、判定部202bにより釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、POSレジ290が釣銭機切離運用を行うよう制御する処理部である。具体的には、切離制御部202cは、釣銭機200の電源をオフする制御を行う。釣銭機200の電源がオフ状態となれば、POSレジ290との通信が途絶し、POSレジ290は、釣銭機200との通信の途絶を検知して釣銭機切離運用に移行することになる。
なお、ここでは釣銭機200の電源をオフ状態とすることで通信の途絶を行わせる場合を示したが、釣銭機200の電源をオン状態としたままで、通信のみを途絶させる制御を行うことでPOSレジ290を釣銭機切離運用に移行させてもよい。
<貨幣処理システムの処理手順>
次に、貨幣処理システムの処理手順について説明する。図7は、釣銭機200における異常への対処にかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、釣銭機200の異常検知部202aは、自装置に生じた異常を検知し、検知した異常に対応するエラーコードを出力する(ステップS101)。
判定部202bは、異常検知部202aにより出力されたエラーコードの識別を行う(ステップS102)。識別の結果、ハードウエアのエラーを示すエラーコードであるならば(ステップS103;Yes)、判定部202bは、釣銭機切離運用が必要と判定する(ステップS107)。また、ハードウエアのエラーではないが(ステップS103;No)、同一のエラーを所定回数連続して検知した場合(ステップS104;Yes)にも釣銭機切離運用が必要と判定する(ステップS107)。判定部202bによって釣銭機切離運用が必要と判定された場合、切離制御部202cは、釣銭機200の電源をオフする制御を行って(ステップS108)、処理を終了する。
一方、ハードウエアのエラーではなく(ステップS103;No)、同一エラーの所定回数連続検知にも該当しない場合(ステップS104;No)、判定部202bは、釣銭機切離運用が不要と判定する(ステップS105)。判定部202bによって釣銭機切離運用が不要と判定された場合、異常検知部202aはエラーコードをPOSレジ290に送信し(ステップS106)、処理を終了する。
図8は、POSレジ290における異常への対処にかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、POSレジ290が釣銭機200との通信を実行した場合に(ステップS201)、切離運用処理部291eは釣銭機200との通信が途絶しているか否かを判定する(ステップS202)。釣銭機200との通信途絶を検知したならば(ステップS202;Yes)、切離運用処理部291eは、釣銭機切離運用に移行し(ステップS205)、取引処理を許可して(ステップS206)、処理を終了する。
釣銭機200との通信が途絶していなければ(ステップS202;No)、釣銭機異常対処部291dは、釣銭機200からエラーコードを受信したか否かを判定する(ステップS203)。エラーコードを受信した場合には(ステップS203;Yes)、釣銭機異常対処部291dは受信したエラーコードに対応するエラー解除手順をエラー解除手順データ295aから読み出してエラーコードとともに表示部293に表示し(ステップS204)、ステップS201に移行する。また、エラーコードを受信していなければ(ステップS206;No)、取引処理を許可して(ステップS206)、処理を終了する。
<変形例>
次に、貨幣処理システムの各種変形例について説明する。図9は、釣銭機切離運用時の入出金についての説明図である。図9(a)に示すように、POSレジ290に釣銭機200を接続するとともに、POSレジ290にドロア400をさらに接続した構成で、釣銭機切離運用を行う場合には、POSレジ290は入出金にドロア400を使用することになる。また、ドロア400はPOSレジ290に接続されているので、POSレジ290は必要に応じてドロア400にロックの解除指示を送信することができる。このため、釣銭機200の電源を単純にオフ状態としても、釣銭機切離運用が可能である。
図9(b)に示すように、POSレジ290に釣銭機200を接続し、釣銭機200にドロア400を接続した構成で、釣銭機切離運用を行う場合には、POSレジ290は入出金にドロア400を使用することになる。しかし、ドロア400は釣銭機200に接続されているので、釣銭機200が電源オフ状態となるとロックの制御ができない。そこで、釣銭機200は、ドロア400にロックの解除指示を送信してから自装置の電源をオフ状態とする。このように、釣銭機切離運用に先だってドロア400のロックを解除することで、ドロア400を用いた入出金が可能となる。
図9(c)に示すように、POSレジ290に釣銭機200を接続し、ドロアがない構成で釣銭機切離運用を行う場合には、POSレジ290は釣銭機200の収納部を手動で使用することになる。しかし、釣銭機200が電源オフ状態となると収納部のロックの制御ができない。そこで、釣銭機200は、自装置の収納部のロックを解除してから自装置の電源をオフ状態とする。このように、釣銭機切離運用に先だって釣銭機200の収納部のロックを解除することで、釣銭機200の収納部を手動で使用可能となる。なお、ここでは釣銭機全体を切離運用する場合を例に説明を行っているが、例えば紙幣処理ユニット210のみに影響する異常が発生した場合には、紙幣についてのみ切離運用を行い、硬貨については釣銭機200で入出金を行うよう構成してもよい。同様に、硬貨の処理のみに影響する異常が発生した場合には、硬貨についてのみ切離運用を行い、紙幣については釣銭機200で入出金を行うことができる。
これまでの説明では、釣銭機200の電源をオフ状態とすることでPOSレジ290を釣銭機切離運用に移行させる構成を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、釣銭機200が釣銭機切離運用を行うか否かを判定した後、判定結果をPOSレジ290に通知し、POSレジ290が釣銭機200から釣銭機切離運用を行うとの判定結果を受け付けた場合に釣銭機切離運用に移行する構成としてもよい。
図10は、釣銭機200が判定結果をPOSレジ290に通知する場合の動作についての説明図である。図10では、釣銭機200が自装置のエラーを検知したならば(S1)、検知したエラーの種別及び状態に応じて、釣銭機切離運用を行うか否かを判定する(S2)。釣銭機切離運用を行わないと判定した場合には、釣銭機200は、検知したエラーの種別を示すエラーコードをPOSレジ290に送信する(S3a)。このとき、釣銭機切離運用を行わないと判定結果を合わせて送信してもよい。POSレジ290は、釣銭機からエラーコードを受信すると(S4a)、エラーコードに対応するエラー解除手順を表示し(S5a)、釣銭機200のエラーを解除して復旧を行うよう店員に促す。店員がエラー解除手順に従って作業を行い、釣銭機200のエラーが解除されたならば、POSレジ290は取引が可能な状態となる。
一方、釣銭機切離運用を行うと判定した場合には、釣銭機200は、釣銭機切離運用を行うとの判定結果を示す通知、すなわち切離要の通知をPOSレジ290に送信する(S3c)。POSレジ290は、釣銭機200から切離要の通知を受信して(S4c)、釣銭機200を釣銭機切離運用に移行し(S5c)、取引可能な状態となる。
かかる構成では、釣銭機200の切離制御部202cは、判定部202bによる判定結果をPOSレジ290に通知することで、POSレジ290が釣銭機切離運用を行うよう制御する判定結果通知部として機能することになる。また、処理手順としては、図7に示したステップS108を「判定結果通知」に置き換えればよい。
そして、POSレジ290の切離運用処理部291eは、釣銭機200との通信途絶を検知した場合に加え、釣銭機200から切離要の通知を受け付けた場合にも、釣銭機切離運用に移行する。処理手順としては、図8のステップS202を「通信途絶又は切離要の通知受信?」に置き換えればよい。
次に、分岐部258の変形例について説明する。図11は、分岐部258の変形例についての説明図である。図11(a)に示す構成では、上下が所定の高さに規定された搬送路において、搬送方向の手前側に堰止部材258bを設け、さらに手前に逆転ローラ258aを設けている。搬送路の高さは適正な硬貨の厚みに応じて設計されており、硬貨の面が屈曲した変形硬貨を搬送した場合には搬送路に入る前に堰止部材258bで堰き止められ、逆転ローラ258aを駆動することでリジェクト硬貨として払い出される。
しかし、変形硬貨の変形量、すなわち屈曲の度合が小さいと、図11(a)に示すように堰止部材258bを通過して搬送されてしまう場合がある。そこで、図11(b)に示す構成では、逆転ローラ258aから堰止部材258bまでの距離を大きくし、逆転ローラ258aから堰止部材258bまでの間は搬送路の高さを規定しない開放領域とし、さらに押付部材258cを設けている。
押付部材258cは、逆転ローラ258aから堰止部材258bまでの間、かつ逆転ローラ258aの近傍に設けられ、バネなどにより硬貨に対して下向きの荷重をかける。この押付部材258cの荷重により、変形硬貨であれば堰止部材258b側の端が持ち上げられ、堰止部材258bで堰き止めることが可能となるので、変形量の小さい変形硬貨であってもリジェクト硬貨として払い出すことが可能となる。
次に、硬貨排出口について説明する。これまでの説明では、釣銭を払い出す場合にもリジェクト硬貨を排出する場合にも硬貨払出部266を用いる場合を例に説明を行ったが、釣銭の払出に用いる硬貨払出部266とは別にリジェクト硬貨を排出するための硬貨排出口を別途設けてもよい。図12は、硬貨排出口の説明図である。
釣銭の払出に用いる硬貨払出部266は、釣銭として求められる数の硬貨を貯留する必要があるが、リジェクト硬貨の排出時には大量の硬貨を貯留する必要がないため、硬貨排出口の配置は比較的自由度が高い。その反面、硬貨の搬送路が装置外面の近傍となる配置としたならば、子供がいたずらで指をいれるなどの行為を行うと、指が搬送路まで入り込み、挟まってしまうという事態が生ずる。このように指が挟まる事態が発生すると、その箇所を視認できず、対応が困難となる。
そこで、図12では、リジェクト硬貨の排出に用いる硬貨排出口267aを別途設けるとともに、装置内部の硬貨投出部267bと硬貨排出口267aとの間の排出シュート267cに釣銭機の筐体側面251aを利用している。
具体的には、図12(a)に示すように、硬貨投出部267bからリジェクト硬貨を投出すると、リジェクト硬貨は傾斜を有する搬送路である排出シュート267cを滑落し、硬貨排出口267aに至る構成となっている。
ここで、排出シュート267cは、筐体側面251aを側壁として利用しており、図12(b)に示すように硬貨処理ユニット250の前面パネルを筐体251から引き出すと、排出シュート267cが露出する。すなわち、図12(c)に示すように排出シュート267cを上面から見ると、一方の側壁が開放された状態となっている。このため、指が排出シュート267cに挟まる事態が生じても、硬貨処理ユニット250の前面パネルを筐体251から引き出せば、指の状態を視認可能となり、また、排出シュート267cの一方の側壁が開放されることから指を容易に引き抜くことができる。
次に、硬貨の収納繰出部260の変形例について説明する。図13は、硬貨の収納繰出部260の変形例についての説明図である。図13(a)に示すように収納繰出部260には、硬貨を金種別に収納する収納エリア260aと、出金する硬貨を載置する出金準備エリア260bとが設けられている。
出金準備エリア260bには、それぞれ4枚の硬貨を載置可能であり、硬貨を出金する場合には予め収納エリア260aから出金準備エリア260bに硬貨を移動させておくことで、円滑な出金が可能となる。また、それぞれの出金準備エリア260bには、複数のセンサ260cが設けられており、出金準備エリア260bにおける硬貨の載置状態を検知することができる。
ここで、メンテナンスなどのために収納繰出部260を開放し、硬貨の在高が変動する可能性が生じた場合には、在高異常を出力することが求められる。出金準備エリア260bにセンサ260cを設ける構成では、センサ260cのメンテナンスなども必要となるが、メンテナンスの頻度が上がってその度に在高異常を出力することとすると、作業者の負担が増大してしまう。
そこで、収納エリア260aと出金準備エリア260bを個別に開放可能とし、出金準備エリア260bを開放する場合には、出金準備エリア260bに硬貨がないことを条件に、在高異常を出力しない構成とする。出金準備エリア260bに硬貨がなければ、出金準備エリア260bを開放しても硬貨の在高が変動しないためである。
また、出金準備エリア260bに硬貨が残留している場合でも、図12(b)に示すように出金準備エリア260bから収納エリア260aに硬貨を退避させ、全ての硬貨の退避に成功した場合には、在高異常を出力する必要がなくなる。なお、退避に失敗して出金準備エリア260bに硬貨が残留している状態で出金準備エリア260bを開放する場合には、在高異常の出力を行う。また、収納エリア260aを開放する場合にも在高異常の出力を行う。
次に、紙幣収納部の変形例について説明する。図14は、紙幣収納部の変形例についての説明図である。図14(a)は、紙幣収納部234の内部構造を示している。具体的には、紙幣収納部234の内部には、紙幣を載置するステージ234aと、ステージ234aに載置された紙幣を押える札押えレバー234bと、紙幣の出し入れを行う駆動ベルト234cと、ステージ234aにおける紙幣の有無を検知する一対のセンサ234dとが設けられている。
ここで、札押えレバー234bは、ステージ234aの近傍に所在するのであるが、センサ234dのメンテナンスを行う場合に札押えレバー234bが作業を阻害する場合があった。具体的には、センサ234dは刷毛等の用具が届く位置に配置されるのであるが、札押えレバー234bによって用具の使用が阻害される、センサ234dの目視が阻まれるなどの事態が発生する。
そこで、メンテナンスを行う場合には、図14(b)に示すように、札押えレバー234bを移動させ、作業のスペースを確保する。札押えレバー234bの移動の条件としては、「メンテナンスのコマンドを受け付けた場合」、「在高なし、在高異常なし(全回収終了時など)で紙幣収納部の開放を指示された場合」のいずれかを用いればよい。また、メンテナンスの作業を行うべき紙幣収納部を示すため、センサの汚れのレベルを判定し、メンテナンスが必要と判定した収納部のみ札押えレバーをメンテナンス用の位置に移動させてもよい。なお、図14では、紙幣収納部234を例示したが、紙幣収納部236及び紙幣収納部238についても同様である。
このように、札押えレバー234bを移動させることにより、メンテナンスの作業を効率化し、メンテナンスのタイミングであることを作業者に認識させ、メンテナンスの対象とすべき紙幣収納部の特定を容易とすることができる。
上述してきたように、本実施例によれば、釣銭機200の状態に応じて、金銭登録機であるPOSレジ290による取引処理から釣銭機200を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定するので、POSレジ290に併設された釣銭機200に復旧不可なエラーが生じた場合であっても、該POSレジ290を用いた取引処理を継続して行うことができる。
具体的には、本実施例では、釣銭機200が自装置に生じたエラーを検知し、検知されたエラーの種別又は状態に応じて、釣銭機切離運用を行うか否かを判定する構成としている。また、釣銭機200のエラーがPOSレジ290の取引処理を所定の期間阻害するエラーである場合に、釣銭機切離運用を行うと判定することとしている。取引処理を所定の期間阻害するエラーである場合とは、所定の期間内にエラー種別が同一となる複数のエラーが検知された場合や、釣銭機200のエラーのエラー種別がハードウエアに関するエラーである場合などである。
また、本実施例では、釣銭機200は、釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、自装置の電源をオフにするよう制御し、POSレジ290は釣銭機200の電源がオフとなった場合に、釣銭機切離運用を開始する構成を中心に説明を行った。また、釣銭機200は、釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、POSレジ290との通信を途絶するよう制御することでも、POSレジ290に釣銭機切離運用を開始させることができる。この他、釣銭機200が判定結果をPOSレジ290に通知し、POSレジ290が釣銭機200からの通知に基づいて釣銭機切離運用を行ってもよい。
なお、本実施例では、釣銭機切離運用を行うか否かを釣銭機200が判定する構成を例示したが、釣銭機切離運用を行うか否かをPOSレジ290が判定する構成としてもよい。かかる構成では、釣銭機200は、自装置に生じたエラーを検知した場合に、エラーコードなどのエラー情報をPOSレジ290に通知するエラー情報通知部を備え、POSレジ290は、エラー情報に含まれるエラーの種別又は状態に応じて、釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部を備えることになる。
また、本実施例では、POSレジ290がエラー解除手順データを保持する構成を例示したが、釣銭機200がエラー解除手順データを保持し、検知したエラーに対応するエラー解除手順をPOSレジ290に通知する構成としてもよい。
また、本実施例では、釣銭機200が電源をオフする場合にはエラーコードを送信しない構成を例示したが、電源をオフする前にエラーコードを送信するよう構成してもよい。さらに、電源をオフする前に判定結果をPOSレジ290に送信する構成としてもよい。
また、本実施例では、釣銭機切離運用の終了条件については説明を省略したが、釣銭機切離運用の終了条件は適宜設定可能である。例えば、釣銭機200が電源をオフする前に判定結果をPOSレジ290に送信する構成では、復旧を示す操作や信号を受け付けない限り、釣銭機200との通信が回復しても釣銭機切離運用を継続する構成としてもよい。
また、上記の実施例では、POSレジが釣銭を算出して出金要求を釣銭機に送信する構成について説明を行ったが、POSレジが購入金額を釣銭機に送信し、釣銭機が購入金額に基づいて釣銭金額を算出する構成としてもよい。
また、上記の実施例では、本発明をコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の貨幣処理システムに適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の貨幣処理システムに適用することができる。
また、上記の実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明の貨幣処理システム、釣銭機、金銭登録機及び貨幣処理方法は、POSレジに併設された釣銭機に異常が生じた場合であっても、該POSレジを用いた取引処理を継続して行うことに有用である。
200 釣銭機
202 上位制御部
202a 異常検知部
202b 判定部
202c 切離制御部
203、240、292 通信部
204 操作表示部
205、295 記憶部
205a 在高データ
210 紙幣処理ユニット
210a 紙幣制御部
212、251 筐体
220 紙幣払出部
221、235、237、239 紙幣繰出機構
222 紙幣受入部
224 出金リジェクト部
226 カセット装着部
230 搬送部
230a 周回搬送部
230b 接続搬送部
232、256 識別部
234、236、238 紙幣収納部
250 硬貨処理ユニット
250a 硬貨制御部
252 硬貨受入部
253 硬貨繰出機構
254 入金搬送部
258 分岐部
260 収納繰出部
262 出金搬送部
266 硬貨払出部
290 POSレジ
291 POS制御部
291a 購入金額算出部
291b 投入貨幣金額情報取得部
291c 最適釣銭構成通知部
291d 釣銭機異常対処部
291e 切離運用処理部
293、293a 表示部
294 操作部
296 カードリーダ
297 印字部
298 バーコードリーダ
300 収納カセット
400 ドロア

Claims (14)

  1. 金銭登録機と、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機とを通信可能に接続した貨幣処理システムであって、
    前記釣銭機の状態に応じて、前記金銭登録機による取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  2. 前記釣銭機は、
    前記釣銭機に生じたエラーを検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果により示される前記釣銭機の状態に応じて、前記釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理システム。
  3. 前記判定部は、
    前記釣銭機のエラーが前記金銭登録機の取引処理を所定の期間阻害するエラーである場合に、前記釣銭機切離運用を行うと判定することを特徴とする請求項2に記載の貨幣処理システム。
  4. 前記判定部は、
    所定の期間内にエラー種別が同一となる複数のエラーが検知された場合に、前記釣銭機切離運用を行うと判定することを特徴とする請求項3に記載の貨幣処理システム。
  5. 前記判定部は、
    前記釣銭機のエラーのエラー種別がハードウエアに関するエラーである場合に、前記釣銭機切離運用を行うと判定することを特徴とする請求項3に記載の貨幣処理システム。
  6. 前記釣銭機は、
    前記判定部による判定結果を前記金銭登録機に通知する判定結果通知部をさらに備え、
    前記金銭登録機は、
    前記釣銭機切離運用を行うとの判定結果を受け付けた場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  7. 前記釣銭機は、
    前記釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、前記金銭登録機との間の通信を途絶するよう制御する制御部をさらに備え、
    前記金銭登録機は、
    前記釣銭機との間の通信が途絶となった場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  8. 前記釣銭機は、
    前記釣銭機切離運用を行うとの判定がなされた場合に、前記釣銭機の電源をオフにするよう制御する制御部をさらに備え、
    前記金銭登録機は、
    前記釣銭機の電源がオフとなった場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う
    ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の貨幣処理システム。
  9. 前記釣銭機は、
    前記釣銭機の電源をオフとする前に、貨幣収納部のロック状態を解錠して手動による入出金を可能にする
    ことを特徴とする請求項8に記載の貨幣処理システム。
  10. 前記釣銭機は、
    前記釣銭機に生じたエラーを検知する検知部と、
    前記検知部により検知されたエラーのエラー情報を前記金銭登録機に通知するエラー情報通知部とを備え、
    前記金銭登録機は、
    前記エラー情報に含まれるエラーの種別又は状態に応じて、前記釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理システム。
  11. 前記金銭登録機は、
    前記判定部により前記釣銭機切離運用を行うと判定された場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う取引処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の貨幣処理システム。
  12. 金銭登録機と通信可能に接続され、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機であって、
    前記釣銭機に生じたエラーを検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果により示される前記釣銭機の状態に応じて、前記金銭登録機による取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部と
    を備えたことを特徴とする釣銭機。
  13. 貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機と通信可能に接続され、商品の取引処理を行う金銭登録機であって、
    前記釣銭機から当該釣銭機の状態に係る情報を受け付けた場合に、商品の取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記釣銭機切離運用を行うと判定された場合に、所定のドロアに収納された貨幣を用いた取引処理を行う取引処理部と
    を備えたことを特徴とする金銭登録機。
  14. 金銭登録機と、貨幣の受け入れ及び釣銭の払い出しを行う釣銭機とを通信可能に接続した貨幣処理システムにおける貨幣処理方法であって、
    前記釣銭機の状態を検知する検知工程と、
    前記検知工程により検知された前記釣銭機の状態に応じて、前記金銭登録機による取引処理から前記釣銭機を切り離して運用する釣銭機切離運用を行うか否かを判定する判定工程と
    を含んだことを特徴とする貨幣処理方法。
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