JP5355364B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、金融機関等の店舗において、顧客と行員との間で行われる取引に用いる紙幣等の紙葉類を処理する紙葉類処理装置に関する。
従来、銀行等の金融機関の窓口では、行員が顧客と対面して入金取引や出金取引等の各種金融取引を処理している。金融機関の窓口には、行員が顧客との間で処理する金融取引(以下、窓口取引と言う。)にかかる入金紙幣や、出金紙幣の計数や、管理を行う紙幣処理装置が設置されている(特許文献1等参照)。この紙幣処理装置は、紙幣の真偽や金種を識別する識別部を有し、行員が入金口に投入した紙幣(入金紙幣)の金種を識別し、該当する金種のカートリッジに収納する。また、行員によって出金要求が入力されると、カートリッジから出金する紙幣(出金紙幣)を繰り出し、出金口に放出する。
また、紙幣処理装置は、識別部で金種が識別できなかった入金紙幣を返却口に放出し、受け付けない。
特開2008−250600号公報
しかしながら、従来の紙幣処理装置では、行員が顧客から受け取った入金紙幣を入金口に投入していた。また、行員が出金口に放出された出金紙幣を取り出して顧客に渡していた。このように、従来の紙幣処理装置に対する紙幣の投入や、取り出しを行員が行う構成であったため、行員の不正に対するセキュリティが十分に確保されていないという問題があった。例えば、行員が顧客から受け取った入金紙幣の中から、その一部を抜き取って、入金口に投入する不正や、行員が出金口から取り出した出金紙幣の一部を偽券にすり替えて顧客に渡す不正に対するセキュリティが十分に確保されていなかった。
また、顧客自身が、行員に渡した入金紙幣の金額(入金金額)を勘違いしていて、顧客と行員との間で無用なトラブルが発生することもあった。
この発明の目的は、行員等の係員の不正に対するセキュリティを十分に確保することができるとともに、無用なトラブルの発生が抑えられる紙葉類処理装置を提供することにある。
この発明の紙葉類処理装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
この紙葉類処理装置は、第1の入出口を装置本体の前面側に設けている。また、装置本体の背面側に第2の入出口を設けている。この第1の入出口と、第2の入出口とは、紙葉類搬送路によって結ばれている。紙葉類搬送部が、この紙葉類搬送路に沿って紙葉類を搬送する。すなわち、一方の入出口に投入された紙葉類を他方の入出口に搬送することができる。また、識別部が、紙葉類搬送路に沿って搬送されている紙葉類の種類を識別する。
さらに、装置本体の前面側(第1の入出口側)には、表示器が設けられている。表示部は、紙葉類搬送部が紙葉類搬送路に沿って、第2の入出口に投入された紙葉類を、第1の入出口に搬送したとき、この第1の入出口に搬送した紙葉類について、その種類毎の枚数を装置本体の前面側に設けた表示器に表示する。
したがって、第1の入出口を顧客側に向け、第2の入出口を行員等の係員側に向けることによって、顧客が入金紙幣等の紙葉類を直接投入することができる。このため、顧客が、行員に渡した入金紙幣等の紙葉類の種類や枚数を勘違いしていることが原因で、行員との間で無用なトラブルが発生するのを抑えられる。
また、顧客が係員から受け取る出金紙幣等の紙葉類は、識別部で識別した結果に基づいて、種類毎の枚数が表示される。このため、行員等の係員による、紙葉類の抜き取りやすり替え等にかかる不正に対するセキュリティを十分に確保することができる。
また、紙葉類の種別毎に、その種別の紙葉類を収納する複数のカートリッジ、第1の入出口、および第2の入出口を紙葉類搬送路で結び、紙葉類搬送部が、第1の入出口に投入された紙葉類毎に、その紙葉類について識別部で識別した識別結果に基づき、該当する種類のカートリッジに搬送し収納する構成としてもよい。このようにすれば、行員等の係員における紙葉類の管理にかかる手間が抑えられる。
また、紙葉類搬送部を、第1の入出口に投入された紙葉類であって、識別部で識別した種類が、該当するカートリッジを有していない種類の紙葉類であれば、第2の入出口に搬送する構成としてもよい。これにより、該当する種別のカートリッジが設けられていない紙葉類も取り扱うことができる。
さらに、紙葉類搬送部を、放出が指示された種類の紙葉類を、該当する種類のカートリッジから繰り出し、第1の入出口に搬送する構成としてもよい。
なお、表示部は、第1の入出口に投入された紙葉類についても、その種類毎の枚数を識別部で識別した識別結果に基づき、表示器に表示する構成とするのが好ましい。
この発明によれば、行員等の係員の不正に対するセキュリティを十分に確保することができるとともに、無用なトラブルの発生が抑えられる。
紙幣処理装置の外観を示す概略図である。 紙幣処理装置の外観を示す概略図である。 紙幣処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 紙幣処理装置本体内部に形成されている紙幣搬送路を示す図である。 入金処理を示すフローチャートである。 出金処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態である紙幣処理装置について説明する。
図1、および図2は、この紙幣処理装置の外観を示す概略図である。また、図3は、この紙幣処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。この紙幣処理装置1は、銀行等の金融機関の店舗の窓口の間に設置し、両側の窓口で共用できる構成である。窓口で取引を行う顧客と、行員との双方が、紙幣処理装置1を操作する。ここでは、顧客側を前面と言い、行員側を背面と言う。図1が前面側からの斜視図であり、図2が背面側からの斜視図である。紙幣処理装置1は、主制御部2と、搬送部3と、識別部4と、通信部5と、顧客側表示部6と、顧客側操作部7と、行員側表示部8と、行員側操作部9とを備えている。
この紙幣処理装置1は、窓口において入金取引や出金取引等を処理するときに、その取引にかかる紙幣を処理する。主制御部2は、紙幣処理装置1本体各部の動作を制御する。搬送部3は、本体内部に形成されている紙幣搬送路に沿って、紙幣を搬送する。紙幣搬送路の詳細については、後述する。識別部4は、紙幣搬送路に沿って搬送されている紙幣毎に、その金種や真偽を識別する。識別部4は、識別対象の紙幣について、磁気パターン、透過光パターン、反射光パターン、厚さ、大きさ等を取得し、その種類や真偽を総合的に識別する。通信部5は、金融機関のホスト装置(不図示)等の上位装置や、行員が操作している端末等との間における通信を制御する。
顧客側表示部6は、顧客に対する案内メッセージや、紙幣の計数結果等を顧客側表示器6aに表示する。また、紙幣処理装置1本体前面の左右両側には、反対側の窓口で取引している顧客が使用中であるかどうかを示すランプや、障害発生を通知するランプが設けられている。顧客側表示部6は、これらのランプの点灯制御も行う。顧客側操作部7は、紙幣処理装置1本体前面の左右両側に設けたスタートボタン7a、7bの操作を検知する。スタートボタン7a、7bは、顧客が投入した紙幣の計数開始を指示するときに操作するボタンである。
行員側表示部8は、紙幣処理装置1本体背面の左右両側に設けた行員側表示器8a、8bにおける表示を制御する。また、紙幣処理装置1本体背面の左右両側には、反対側の窓口で取引している行員が使用中であるかどうかを示すランプや、障害発生を通知するランプが設けられている。行員側表示部8は、これらのランプの点灯制御も行う。さらに、行員側操作部9は、紙幣処理装置1本体背面の左右両側に設けたスタートボタン9a、9bの操作を検知する。スタートボタン9a、9bは、行員が投入した紙幣の計数開始等を指示するときに操作するボタンである。
次に、紙幣処理装置1本体内部に形成されている紙幣搬送路について説明する。図4は、紙幣処理装置本体内部に形成されている紙幣搬送路を示す図である。図4では、左側が本体前面側である。紙幣処理装置1は、前面側、および背面側のそれぞれに、紙幣を投入する紙幣投入口11、21、紙幣放出口12、22、および紙幣返却口13、23を設けている。前面側の紙幣投入口11、紙幣放出口12、および紙幣返却口13にはシャッタが設けられているが、背面側の紙幣投入口21、紙幣放出口22、および紙幣返却口23にはシャッタが設けられていない。
また、紙幣処理装置1は、回収カートリッジ15、および金種別カートリッジ16(16a〜16e)を本体内部に収納している。回収カートリッジ15、および金種別カートリッジ16は、紙幣処理装置1本体に対して着脱自在である。回収カートリッジ15は、取引で使用できない紙幣を収納する。金種別カートリッジ16は、それぞれ収納する紙幣の金種が定められている。例えば、金種別カートリッジ16aは2000元紙幣、金種別カートリッジ16bは1000元紙幣、金種別カートリッジ16cは500元紙幣、金種別カートリッジ16dは100元紙幣、金種別カートリッジ16eは10元紙幣と定めている。この場合、紙幣処理装置1は、200元紙幣や、20元紙幣を収納する金種別カートリッジ16を有していない。
なお、紙幣処理装置1本体に収納する金種別カートリッジ16の個数は、この例における5個に限定されるものではない。また、図示していないが、行員の側には、ドロアが置かれている。行員は、金種別カートリッジ16を有していない金種の紙幣や、硬貨を、このドロアの引き出しに入れて管理する。
また、紙幣処理装置1は、紙幣を一時的に保留する一時保留部17を有している。
紙幣搬送路30は、図4に示すように、紙幣投入口11、21、紙幣放出口12、22、紙幣返却口13、23、回収カートリッジ15、金種別カートリッジ16、および一時保留部17を相互に結んでいる。さらに、紙幣処理装置1は、図4に示すように、紙幣搬送路30の途中に識別部4を配置している。
紙幣搬送路30には、紙幣の有無を検知するセンサが複数配置されているとともに、分岐路に紙幣の搬送先を切り換えるフラッパ(不図示)を配置している。搬送部3は、このフラッパを制御することにより、紙幣の搬送先を制御する。また、紙幣投入口11、金種別カートリッジ16、および一時保留部17には、収納している紙幣を分離して紙幣搬送路30に1枚ずつ繰り出す、繰出機構(不図示)が設けられている。この繰出機構は、搬送部3によって駆動制御される。
次に、この紙幣処理装置1の動作について説明する。まず、入金処理について説明する。図5は、入金処理を示すフローチャートである。顧客は、窓口で行員に対して入金取引を要求する。このとき、顧客は、入金金額等を含む取引内容を記載した取引伝票や、取引口座の通帳等を行員に渡す。行員は、紙幣処理装置1に接続されている端末を操作し、顧客から要求された入金取引の取引内容を入力するとともに、紙幣処理装置1に対して入金取引の開始を指示する入力操作を行う。端末は、入金取引の開始指示とともに、入力された取引内容を紙幣処理装置1に通知する。
なお、行員は、紙幣処理装置1が隣の窓口で使用されている場合には、隣の窓口での使用が完了するのを待って、紙幣処理装置1に対して入金取引の開始を指示する入力操作を行う。
紙幣処理装置1は、前面側の紙幣投入口11に設けられているシャッタを開し、顧客による紙幣の投入を受け付ける(s1)。このとき、顧客側表示部6は、入金紙幣の投入を促すメッセージを顧客側表示器6aに表示する。顧客は、入金金額以上の紙幣を紙幣投入口11に投入する。例えば、800元や900元の入金を行うときに、1000元紙幣を1枚投入したり、500元紙幣を2枚投入したり、してもよい。顧客は、紙幣投入口11への紙幣の投入が完了すると、スタートボタン7a(または7b)を操作する。
紙幣処理装置1は、スタートボタン7a(または7b)が操作されると、紙幣投入口11のシャッタを閉し、投入された紙幣の計数処理を行う(s2、s3)。s3では、紙幣投入口11に投入された紙幣を1枚ずつ紙幣搬送路30に繰り出し、識別部4で金種、および真偽を識別する。紙幣処理装置1は、識別部4で金種、および真券であることが識別できた紙幣を一時保留部17に搬送し、収納する。一方、識別部4で金種、または真券であることの少なくとも一方が識別できなかった紙幣を紙幣返却口13に搬送し収納する。このとき、紙幣返却口13に設けられているシャッタは閉している。紙幣処理装置1は、一時保留部17に収納した紙幣について、金種毎に枚数を計数する。
なお、識別部4で偽券を検出したときには、この偽券を回収し取引を中止するようにしてもよい。回収した偽券は、回収カートリッジ15に収納してもよいし、行員側の紙幣放出口22に搬送してもよい。
紙幣処理装置1は、紙幣返却口13に搬送し、収納した紙幣(返却紙幣)があれば、顧客側表示部6がその旨を顧客側表示器6aに表示する(s4、s5)。このとき、紙幣処理装置1は、紙幣返却口13のシャッタを開し、顧客が紙幣返却口13に収納されている紙幣を抜き取った後に、当該紙幣返却口13のシャッタを閉する。
紙幣処理装置1は、顧客側表示部6が一時保留部17に収納した紙幣について金種毎の枚数、および合計金額(投入金額)を顧客側表示器6aに表示する(s6)。紙幣処理装置1は、投入金額が入金金額未満であれば(s7)、s1に戻り、上述した処理を繰り返す。
紙幣処理装置1は、s7で、投入金額が入金金額以上であると判定すると、釣り銭の放出が必要であるかどうかを判定する(s8)。紙幣処理装置1は、釣り銭の放出が必要であると判定すると、釣り銭として放出する紙幣について、金種毎に放出枚数を決定する(s9)。
紙幣処理装置1は、釣り銭として放出する紙幣を、金種別カートリッジ16から繰り出し、紙幣放出口12に搬送する(s10)。このとき、紙幣放出口12に設けられているシャッタは、閉している。s10では、金種別カートリッジ16から繰り出した紙幣を、識別部4で識別し、金種、および真券であることが識別できた紙幣を紙幣放出口12に搬送する。一方、識別部4で、金種、または真券であることの少なくとも一方が識別できなかった紙幣については、回収カートリッジ15に搬送し、収納する。紙幣処理装置1は、回収カートリッジ15に紙幣を収納する毎に、その紙幣を繰り出した金種別カートリッジから紙幣を1枚紙幣搬送路30に繰り出す。
紙幣処理装置1は、釣り銭として放出する紙幣の金種の中に、紙幣を紙幣放出口12に搬送していない未放出の金種があるかどうかを判定する(s11)。s11では、釣り銭として放出する紙幣の中に、該当する金種別カートリッジ16を設けていない金種の紙幣があるかどうかを判定している。紙幣処理装置1は、s11で未放出の金種の紙幣があると判定すると、紙幣投入口21において、行員による、その金種の紙幣の投入を受け付ける(s12)。このとき、行員側表示部8が、行員に対して、紙幣投入口21に投入する紙幣について、金種毎の枚数を表示する。行員は、ドロアの引き出しを開け、その中に収納している紙幣の中から、釣り銭として放出する紙幣を取り出し、紙幣投入口21に投入する。ドロアは、行員の側に置かれており、紙幣のみならず、硬貨も収納している。また、このドロアと、紙幣処理装置1とを接続し、s11で未放出の金種の紙幣があると判定したときに、ドロアの引き出しを自動的に開する構成としてもよい。
紙幣処理装置1は、行員側操作部9がスタートボタン9a(または9b)の操作を検知すると(s13)、紙幣投入口21に投入された紙幣の放出処理を行う(s14)。s14では、紙幣投入口21に投入された紙幣を1枚ずつ紙幣搬送路30に繰り出し、識別部4で金種、および真偽を識別する。紙幣処理装置1は、金種、および真券であることが識別できた紙幣を、紙幣放出口12に搬送し、収納する。一方、識別部4で、金種、または真券であることの少なくとも一方が識別できなかった紙幣は、紙幣返却口23に搬送し、収納する。
図5では、特に示していないが、紙幣返却口23に紙幣を搬送したときには、紙幣投入口21への紙幣の追加投入を行員に促し、s12〜s14にかかる処理を繰り返す。
紙幣処理装置1は、釣り銭として放出する紙幣を、過不足なく紙幣放出口12に収納すると、顧客側表示部6が顧客に対して顧客側表示器6aに釣り銭の受け取りを促すメッセージを表示する(s15)。s15では、紙幣放出口12に設けられているシャッタを開し、顧客が全ての紙幣を抜き取るのを待って、当該シャッタを閉する。これにより、顧客に対する釣り銭の放出にかかる処理を完了する。
紙幣処理装置1は、今回の入金取引にかかる取引内容を上位装置に通知する(s16)。上位装置は、今回の入金取引の対象口座に対する取引履歴の追加記憶や、口座残高の更新等にかかる処理を行う。これにより、顧客に対する入金取引については完了する。
紙幣処理装置1は、一時保留部17に保留している紙幣を、金種別カートリッジ16等に収納する収納処理を行い(s17)、本処理を終了する。s17では、一時保留部17に保留している紙幣を1枚ずつ紙幣搬送路30に繰り出し、識別部4で金種、および真偽を再識別する。金種、および真券であることが識別された紙幣であって、該当する金種の金種別カートリッジ16がある紙幣については、当該金種別カートリッジに搬送し、収納する。また、該当する金種の金種別カートリッジ16がない紙幣については、紙幣放出口22に搬送する。行員は、紙幣放出口22に搬送された紙幣を抜き取り、ドロアの引き出し内に収納する。さらに、識別部4で、金種、または真券であることの少なくとも一方が識別できなかった紙幣については、回収カートリッジ15に搬送し、収納する。
なお、この入金処理が途中で中止されたときには、一時保留部17に保留している紙幣を紙幣返却口13に搬送し、顧客に返却する。
次に、両替処理について説明する。この両替処理は、上述の入金処理と略同じであり、図5に示す入金金額を、両替金額に置き換えた処理である。また、釣り銭を、両替紙幣に置き換えた処理である。
次に、出金処理について説明する。図6は、出金処理を示すフローチャートである。顧客は、窓口で行員に対して出金取引を要求する。このとき、顧客は、出金金額等を含む取引内容を記載した取引伝票や、取引口座の通帳等を行員に渡す。行員は、紙幣処理装置1に接続されている端末を操作し、顧客から要求された出金取引の取引内容を入力するとともに、紙幣処理装置1に対して出金取引の開始を指示する入力操作を行う。端末は、出金取引の開始指示とともに、入力された取引内容を紙幣処理装置1に通知する。
なお、行員は、紙幣処理装置1が隣の窓口で使用されている場合には、隣の窓口での使用が完了するのを待って、紙幣処理装置1に対して出金取引の開始を指示する入力操作を行う。
紙幣処理装置は、出金金額を受け付けると(s21)、放出する出金紙幣について、金種毎に放出枚数を決定する(s22)。s21で受け付けた出金金額には、金種毎の枚数が含まれている場合もあれば、金種毎の枚数については含まれていない場合もある。s22では、s21で受け付けた出金金額に、金種毎の枚数が含まれていれば、これを用いる。また、s21で受け付けた出金金額に、金種毎の枚数が含まれていなければ、金種別カートリッジ16を設けている金種の紙幣の組合せで、出金枚数が最小になるように、各金種の出金枚数を決定する。
紙幣処理装置1は、放出する出金紙幣を、金種別カートリッジ16から繰り出し、紙幣放出口12に搬送する(s23)。このとき、紙幣放出口12に設けられているシャッタは、閉している。s23では、金種別カートリッジ16から繰り出した紙幣を、識別部4で識別し、金種、および真券であることが識別できた紙幣を紙幣放出口12に搬送する。一方、識別部4で、金種、または真券であることの少なくとも一方が識別できなかった紙幣については、回収カートリッジ15に搬送し、収納する。紙幣処理装置1は、回収カートリッジ15に紙幣を収納する毎に、その紙幣を繰り出した金種別カートリッジから紙幣を1枚紙幣搬送路30に繰り出す。
紙幣処理装置1は、放出する出金紙幣の金種の中に、紙幣を紙幣放出口12に搬送していない未放出の金種があるかどうかを判定する(s24)。s24では、上述したs11と同様に、放出する出金紙幣の中に、該当する金種別カートリッジ16を設けていない金種の紙幣があるかどうかを判定している。紙幣処理装置1は、s24で未放出の金種の紙幣があると判定すると、紙幣投入口21において、行員による、その金種の紙幣の投入を受け付ける(s25)。このとき、行員側表示部8が、行員に対して、紙幣投入口21に投入する紙幣について、金種毎の枚数を表示する。行員は、ドロアの引き出しを開け、その中に収納している紙幣の中から、放出する出金紙幣を取り出し、紙幣投入口21に投入する。ドロアは、行員の側に置かれており、紙幣のみならず、硬貨も収納している。また、このドロアと、紙幣処理装置1とを接続し、s24で未放出の金種の紙幣があると判定したときに、ドロアの引き出しを自動的に開する構成としてもよい。
紙幣処理装置1は、行員側操作部9がスタートボタン9a(または9b)の操作を検知すると(s26)、紙幣投入口21に投入された紙幣の放出処理を行う(s27)。s27では、紙幣投入口21に投入された紙幣を1枚ずつ紙幣搬送路30に繰り出し、識別部4で金種、および真偽を識別する。紙幣処理装置1は、金種、および真券であることが識別できた紙幣を、紙幣放出口12に搬送し、収納する。一方、識別部4で、金種、または真券であることの少なくとも一方が識別できなかった紙幣は、紙幣返却口23に搬送し、収納する。
図5では、特に示していないが、紙幣返却口23に紙幣を搬送したときには、紙幣投入口21への紙幣の追加投入を行員に促し、s12〜s14にかかる処理を繰り返す。
紙幣処理装置1は、放出する出金紙幣を、過不足なく紙幣放出口12に収納すると、顧客側表示部6が顧客に対して顧客側表示器6aに釣り銭の受け取りを促すメッセージを表示する(s28)。s28では、紙幣放出口12に設けられているシャッタを開し、顧客が全ての紙幣を抜き取るのを待って、当該シャッタを閉する。紙幣処理装置1は、今回の出金取引にかかる取引内容を上位装置に通知する(s29)。上位装置は、今回の入金取引の対象口座に対する取引履歴の追加記憶や、口座残高の更新等にかかる処理を行う。これにより、顧客に対する出金取引が完了する。
このように、顧客と、行員との間で紙幣を直接手渡しすることがないので、紙幣を抜き取ったり、偽券とすり替える等の行員の不正行為に対するセキュリティを十分に向上できる。
また、取引で、顧客が投入した紙幣や、顧客に放出した紙幣は、全て識別された計数されているので、顧客の勘違い等によって、顧客と行員(金融機関)との間で無用なトラブルが生じるのを抑えることができる。
また、行員は、金種別カートリッジ16が設けられていない金種の紙幣についてのみ、ドロア等に収納して管理するので、紙幣の管理も煩雑にならず、紙幣の紛失等の問題についても、十分に抑えられる。
なお、この発明にかかる紙葉類処理装置は、上述の紙幣を取り扱う紙幣処理装置1だけでなく、小切手や証券等を取り扱う装置にも適用可能である。
1…紙幣処理装置
2…主制御部
3…搬送部
4…識別部
5…通信部
6…顧客側表示部
6a…顧客側表示器
7…顧客側操作部
8…行員側表示部
9…行員側操作部
11…紙幣投入口
12…紙幣放出口
13…紙幣返却口
15…回収カートリッジ
16(16a〜16e)…金種別カートリッジ
17…一時保留部
21…紙幣投入口
22…紙幣放出口
23…紙幣返却口
30…紙幣搬送路

Claims (5)

  1. 装置本体の前面側に設けた第1の入出口と、装置本体の背面側に設けた第2の入出口と、を結ぶ紙葉類搬送路に沿って紙葉類を搬送する紙葉類搬送部と、
    前記紙葉類搬送路に沿って搬送されている紙葉類の種類を識別する識別部と、
    前記紙葉類搬送部が前記紙葉類搬送路に沿って、前記第2の入出口に投入された紙葉類を、前記第1の入出口に搬送したとき、前記識別部で識別結果に基づき、前記第1の入出口に搬送した紙葉類について、その種類毎の枚数を装置本体の前面側に設けた表示器に表示する表示部と、を備えた紙葉類処理装置。
  2. 紙葉類の種別毎に、その種別の紙葉類を収納する複数のカートリッジを有するとともに、前記紙葉類搬送路が、これら複数のカートリッジ、前記第1の入出口、および前記第2の入出口を結んでおり、
    前記紙葉類搬送部は、前記第1の入出口に投入された紙葉類毎に、その紙葉類について前記識別部で識別した識別結果に基づき、該当する種類のカートリッジに搬送し収納する、請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記紙葉類搬送部は、前記第1の入出口に投入された紙葉類であって、前記識別部で識別した種類が、該当するカートリッジを有していない種類の紙葉類であれば、前記第2の入出口に搬送する、請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記紙葉類搬送部は、放出が指示された種類の紙葉類を、該当する種類のカートリッジから繰り出し、前記第1の入出口に搬送する、請求項2、または3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記表示部は、前記第1の入出口に投入された紙葉類について、その種類毎の枚数を前記識別部で識別した識別結果に基づき、前記表示器に表示する請求項1〜4のいずれかに記載の紙葉類処理装置。
JP2009274211A 2009-12-02 2009-12-02 紙葉類処理装置 Expired - Fee Related JP5355364B2 (ja)

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