JPH083871B2 - 紙幣類入出金処理システム - Google Patents

紙幣類入出金処理システム

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JPH083871B2
JPH083871B2 JP17712387A JP17712387A JPH083871B2 JP H083871 B2 JPH083871 B2 JP H083871B2 JP 17712387 A JP17712387 A JP 17712387A JP 17712387 A JP17712387 A JP 17712387A JP H083871 B2 JPH083871 B2 JP H083871B2
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bills
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嘉範 越田
雅男 後藤
伸一 須藤
博 小西
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙幣の入金計数処理及び出金処理を行なう紙
幣類入出金装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、銀行等の金融機関における窓口業務では、受付
けた窓口でオンライン端末装置を操作することにより現
金、伝票及び通帳類の処理をすべて行なうという形態、
すなわち一線完結処理が主流になってきている。
こうした目的のために窓口に設置され、かつオンライ
ン端末装置にオンライン接続して現金の入出金処理を行
なう入出金装置が提供されている。
従来、金融機関の接客用カウンタに設置される入出金
装置として、本出願人が特開昭61-269793号で開示した
窓口入出金装置がある。
この窓口入出金装置は、顧客用の取引口と、前記接客
用カウンタで窓口業務を行うテラー(窓口係員)用の取
引口を有する他、紙幣の各種の鑑別を行う鑑別部、金種
別に紙幣を収納する金種別の金庫、これらの各金庫から
紙幣を1枚ずつ繰出すための繰出手段、及び各金庫に設
けられている一時保留部に紙幣を集積させるための集積
手段等を備えていて、前記取引口から顧客またはテラー
により投入される紙幣の入金処理、及び顧客またはテラ
ーに対して前記取引口から紙幣を支払う場合の出金処理
を自動的に行えるようになっている。
(従来技術の問題点) しかしながら、上記構成の装置では、計数確認が行な
われるまで顧客側と銀行側との紙幣を区分しておくため
の一時保留部を設け、さらに一時保留部に集積された紙
幣を枚数確認後に自動的に収納する機構を設けたため、
装置の構造が複雑で大型化し、かつ高価格であるという
問題点があった。さらに釣銭の支払いが生じた場合、一
時保留部から収納庫に紙幣が収納されるまで釣銭を支払
うことができず、取引時間が長くなり顧客を長い時間待
たせるという問題点があった。
この発明は従来技術が持っていた問題点のうち、装置
の構造が複雑で大型かつ高価格であるという点と取引時
間が長くなるという点について解決した装置を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するために紙幣類入出金処理システ
ムにおいて、第1の操作者が紙幣の投入を行なう投入口
と、前記第1の操作者が正常紙幣を受取る第1の出金口
と、前記第1の操作者がリジェクト紙幣を受取る第2の
出金口と、第2の操作者が紙幣の投入および受取りを行
なう入出金口と、前記投入口、第1、第2の出金口及び
入出金口に設けられ、紙幣の存在を検知する紙幣検知手
段と、前記投入口に投入された紙幣を1枚ずつ分離する
第1の分離部と、前記入出金口に投入された紙幣を1枚
ずつ分離する第2の分離部と、紙幣の真偽、正損、金
種、表裏等の判別を行なうとともに、紙幣枚数を計数す
る鑑別部と、金種別に紙幣を収納する収納庫と、前記投
入口に投入された紙幣を前記鑑別部へ搬送する第1の搬
送路と、前記鑑別部から前記第1の出金口へ紙幣を搬送
する第2の搬送路と、前記第2の搬送路から分岐して前
記第2の出金口へ紙幣を搬送する第3の搬送路と、前記
第2の搬送路から分岐して前記入出金口へ紙幣を搬送す
る第4の搬送路と、前記第2の搬送路から分岐して前記
第1の搬送路へ紙幣を搬送するとともに、前記収納庫へ
の分岐路を有する第5の搬送路と、前記入出金口に投入
された紙幣を前記第5の搬送路へ搬送する第6の搬送路
と、各搬送路の分岐点ごとに配置され、搬送されてくる
紙幣の分岐方向を決定する切替ゲートと、前記入出金口
に投入された紙幣を、前記鑑別部にて真偽、金種判別を
行なうとともに各金種ごとに紙幣枚数の計数を行なう入
金計数モードに設定する入金計数モード設定手段と、前
記投入口から投入した紙幣を鑑別部にて判別し、この判
別結果により金種ごとに紙幣を収納庫に収納する装填モ
ードに設定する装填モード設定手段と、前記各手段を制
御する制御手段とを有し、前記入金計数モード設定手段
により入金計数モードが設定されている場合、入出金口
から投入された紙幣を第6の搬送路、及び第5の搬送路
を通して鑑別部へ搬送し、鑑別部にて正常紙幣と判別し
た紙幣は第2の搬送路を通して第1の出金口に集積する
とともに、リジェクト紙幣と判別した紙幣は第2の搬送
路、及び第4の搬送路を通して入出金口に集積し、前記
装填モード設定手段により装填モードが設定されている
場合、投入口から投入された紙幣は第1の搬送路を通し
て鑑別部へ搬送し、鑑別部にて正常紙幣と判別した紙幣
は第2の搬送路、及び第5の搬送路を通して金種別の収
納庫に金種別に収納し、リジェクト紙幣と判別した紙幣
は第2の搬送路及び第3の搬送路を通して第2の出金口
に集積する様にしたものである。
さらに上記システムに、予め入金金額を設定する入金
金額設定手段と、前記入金金額設定手段で設定した入金
金額と前記鑑別部で計数した計数金額とを比較して、前
記計数金額が前記入金金額より大きいときその差額分の
釣銭支払いを指示する釣銭支払い指示手段とを具備し
て、前記入金計数モード設定手段により入金計数モード
が設定されている場合、入出金口から投入された紙幣を
第6の搬送路、及び第5の搬送路を通して鑑別部へ搬送
し、鑑別部にて正常紙幣と判別した紙幣は第2の搬送路
を通して第1の出金口に集積するとともに、リジェクト
紙幣と判別した紙幣は第2の搬送路、及び第4の搬送路
を通して入出金口に集積し、このとき釣銭支払い指示手
段から釣銭支払いが指示されると、第1の出金口に集積
した紙幣が抜き取られた直後に釣銭を収納庫から第5の
搬送路、第1の搬送路、鑑別部、第2の搬送路、第4の
搬送路を通して入出金口に出金するようにしたものであ
る。
(作用) 本発明によれば、以上のような構成にしたので、第1
の操作者が入金計数モード設定手段によって入金計数モ
ードを設定するとともに入金金額設定手段によって入金
金額を設定し、第2の操作者が紙幣を入出金口に投入す
ると、この投入された紙幣は第6の搬送路、第5の搬送
路、第1の搬送路、鑑別部を通り、正常紙幣と判別され
れば第2の搬送路を通って第1の出金口に集積される。
このとき、鑑別部にて紙幣枚数の計数が行なわれる。
前記第1の出金口に集積された紙幣を第1の操作者が
抜き取ると、第1の出金口に設けられた紙幣検知手段に
よって紙幣の抜き取りが検知され、前記入金計数モード
から解放される。
このとき釣銭支払い指示手段により釣銭の支払い要求
があれば、前記紙幣検知手段によって紙幣の抜き取りが
検知された直後に釣銭の支払い動作が開始され、釣銭が
収納庫から第5の搬送路、第1の搬送路、鑑別部、第2
の搬送路、第4の搬送路を通って入出金口に出金される
ものである。
また第1の操作者が装填モード設定手段によって装填
モードを設定し、前記第1の出金口から抜き取った紙幣
を投入口に投入すると、この投入された紙幣は第1の分
離部によって1枚ずつ分離されて第1の搬送路ならびに
鑑別部を通り、鑑別部にて正常紙幣と判別されれば第2
の搬送路、第5の搬送路を通って金種別の収納庫に金種
別に収納されるものである。
したがって、入金計数済の紙幣を第1の出金口に集積
して一時保留部をなくすようにしたので、前記問題点を
除去できるのである。
(実施例) 第1図から第3図を用いて本発明の一実施例である紙
幣類入出金装置の構成について説明する。
第2図は本発明の実施例を示す外観図であり、紙幣入
出金装置5のテラー側前面上部には入金計数を行なう紙
幣または自動装填する紙幣をセットするテラー側投入口
6、出金紙幣または入金計数した紙幣を集積するテラー
側出金口兼計数集積口(以下、テラー側出金口と称す)
7、入金計数の結果、偽券または鑑別不能券と判定され
た紙幣を返却するために集積するリジェクト口8、など
の取引口が配置されている。
前記テラー側取引口の右側には紙幣入出金装置5によ
る入出金処理の可/否を切替える監査キー9があり、前
記テラー側取引口の左右には2人のテラーが操作出来る
ように入出金処理に必要な占有釦10−a,10−b及び取消
釦11−a,11−bが設けられている。
またテラー側前面には搬送部を引き出してジャム紙幣
の除去等を可能にする搬送部開放キー29、収納部への紙
幣のセット及び抜取り等の操作を可能にする収納部開放
キー28がある。顧客側には顧客が紙幣を出し入れする顧
客側入出金口31がある。
第1図は、本発明の実施例を示す紙幣入出金装置5の
概略機構図である。
入金分離機構12は、前記テラー側投入口6にセットし
た紙幣を1枚づつ分離し搬送路27−aに送り出すもので
あり、送り出された紙幣は、搬送27−aによって、鑑別
部15へ送り込まれる。鑑別部15は一枚づつ送り込まれて
来る紙幣の真偽、金種判別を行うとともに、紙幣金額の
計数を行なう。また自動装填を行なうときには紙幣の正
損判別も合せて行なうものである。
搬送路27−bは鑑別部15を通過した紙幣を後工程へ送
るものである。また搬送路27-c1,27-C2はテラー側出金
口7及び又はリジェクト口8へ紙幣を搬送するためのも
のである。出金口集積機構13は搬送されて来た紙幣を順
次テラー側出金口7に集積するものであり、リジェクト
口集積機構14は、搬送されて来た紙幣を順次リジェクト
口8に集積するものである。
搬送路27−dは鑑別部15から送られて来た紙幣を収納
庫に向けて搬送するものであり、搬送路27−eは前記搬
送路27−dから送られて来た紙幣を各収納庫に金種別、
正券、損券等の条件で振り分けて送り込むためのもので
ある。たとえば千円券が搬送されて来れば、切替ゲート
26−dが作動して搬送路27−eによって送られて来た紙
幣は切替ゲート26−dの所で下方の分岐部に進路を換え
て進み千券収納庫17に収納されるわけである。
また搬送路27−eは出金動作部には、万券収納庫16、
千券収納庫17から繰出された紙幣を搬送し、搬送路27−
fを通って搬送路27−aの途中に送り込み、鑑別部15へ
送り込むための搬送路でもある。
万券収納庫16には出金用の万円券が収納されており出
金の指示があれば、万券分離機構24の作動によって一枚
づつ指定枚数に達するまで繰出しを行ない搬送路27−e
に送り出す。収納庫に紙幣を出金用紙幣として収納する
自動装填時には、搬送路27−eによって送られて来た紙
幣は切替ゲード26−cによって下方の分岐路に進路を変
えて進み万券集積機構21によって万券収納庫16に収納さ
れる。
千券収納庫17には出金用の千円券が収納されており、
出金の指示があれば、千券分離機構25の作動によって一
枚づつ指定枚数に達するまで繰出しを行ない、搬送路27
−eに送り出す。一方、自動装填時には、搬送路27−e
によって送られて来た紙幣は、切替ゲート26−dによっ
て下方の分岐路に進路を変えて進み千券集積機構22によ
って千券収納機17に収納される。
出金リジェクト券収納庫18は出金処理において、前記
万券収納庫16や千券収納庫17から繰出された紙幣が鑑別
部15によって、異常券と判別されたとき、この紙幣をテ
ラー側出金口7へ放出することが出来ないため、切替ゲ
ート26−aを作動して搬送路を下方に切替えて搬送路27
−dにより収納庫に向けて搬送し切替ゲート26−eによ
って下方の分岐路に送り込み出金リジェクト券集積機構
23によって、出金異常券を収納するものである。また、
自動装填時には鑑別部15の鑑別結果によって、損券又は
非還流券と判定された紙幣を切替ゲート26−eの作動に
より分岐路を通して収納する。強制収納庫20は入金計数
時等において、鑑別不能であるが、テラーの判断で真券
であるとした紙幣を収納しておく箱である。このときの
処理は手入金で処理することになる。
顧客側入出金口31は顧客が紙幣を投入または取り出す
取扱い口である。シャッタ32は顧客が入金する際には開
き、顧客側入出金口31から紙幣が投入されると紙幣を装
置内に取り込んだのち閉まるものである。また出金時に
おいては顧客が出金された紙幣を抜き取ると閉まるもの
である。出金集積機構33は搬送されてきた紙幣を順次集
積するものであり、入金分離機構34は顧客側入出金口31
からの入金紙幣を一枚ずつ分離し搬送路27−gへ送り出
すものであり、搬送路27−gは入金分離機構34から分離
だれた紙幣を搬送路27−dへ搬送するものである。搬送
路27−hは搬送路27−bからの紙幣を出金集積機構33へ
搬送するもので、切替ゲート26−fは、搬送路27−bか
らの紙幣を搬送路27−cか搬送路27−hへ切替えて送る
ものである。
電源部、制御部19は、動作に必要な各種電源の供給
と、前記各部の機構の動作を制御する制御回路から成っ
ており、制御部の中枢にはマイクロコンピュータ(MP
U)、マイクロコンピュータのプログラムを記憶するリ
ードオンリーメモリ(ROM)及び制御情報や紙幣データ
等を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)が使用さ
れており、図示していないが搬送路、収納庫、投入口、
出金口、リジェクト口等の紙幣状態を監視する検知器の
情報と操作釦及びオンラインで接続しているオンライン
端末装置からの指示により、やはり図示していないが、
各機構の動力源(モータ、ソレノイド等)を駆動して、
入金、出金及び自動装填等の動作を行なわせると共に、
その動作を監視し、動作結果による紙幣の入金、出金等
のデータを演算し、記憶する。
第3図は本発明による銀行窓口システムの構成を示す
ブロック図である。
操作キーボード1は、行員が各種取引き(預金,支
払,振込,振替等)に応じた処理プログラムを呼び出し
たり、各取引きに応じた項目及びデータを入力するもの
であり、表示部2は、操作キーボード1からの入力によ
り、各種取引きに応じた画面を表示し、入力データ及び
処理結果等を表示して行員操作を誘導するものであり、
印字部3は各種取引きの結果、取引き合計金額及び精査
金額等を通帳、伝票及びその他の単票類に印字するもの
であり、制御部4は、前記操作キーボード1、表示部
2、印字部3を接続制御すると共に、中央処理装置とオ
ンラインで接続する機構を有し、各種取引きをいわゆる
オンライン処理するものである。
以上の操作キーボード1、表示部2、印字部3及び制
御部4をまとめてオンライン端末装置30又はテラーズマ
シン(略称TM)と一般に呼んでいるものである。
オンライン端末装置30は制御部4を介して、入出金装
置5をオンラインで接続し、主に、貨幣の入金及び出金
動作を行なわせる指令を送信し、その動作結果を受信す
る機能をも有し、窓口における現金の受入れ及び払出し
をテラーが手許で行なえるようにしている。
入出金装置5は、前記の通り、現金の入金および出金
動作をオンライン端末装置30からの指令を受けて行なう
とともに、その結果をオンライン端末装置30に返送する
ことを主な機能としているものである。
次に第4図,第5図および第6図を用いて各動作モー
ドにおける作用を説明する。なお、第6図中二重枠 のものはテラーの操作を示すものである。
先ず第4図(a)に示すテラー操作入金計数モードに
ついて説明する。テラーが顧客からの申し出あるいは伝
票にて入金取引を受付けるとオンライン端末装置30の操
作キーボード1を操作して入金取引に必要な入力を行な
うと共に入金金額の入力を行う。オンライン端末装置30
はこの入力を受けて紙幣入出金装置5に対して入金計数
動作の指示を出す。
紙幣入出金装置5はこの指示を受けて該当テラー側の
占有釦10−a(又は10−b)に内蔵されているランプを
点滅させテラー側投入口6への紙幣のセット及び計数開
始操作を促がす。
テラーは占有釦10−a(又は10−b)の点滅を見て顧
客からあずかった入金紙幣をテラー側投入口6にセット
し、計数開始を指示するために占有釦10−a(又は10−
b)を押下する。この2つの操作により、占有釦10−a
(又は10−b)のランプは点灯に変わり、テラー側投入
口6にセットされた紙幣は入金分離機構12により1枚づ
つ分離されて、順次搬送路27−aに送り込まれる。搬送
路27−aは該紙幣を鑑別部15に送り込む。
鑑別部15では、紙幣の真偽、金種の鑑別を行ない、真
と鑑別された紙幣の枚数を各金種毎に電源部・制御部19
のメモリに記憶する。偽券と判別した場合には金種毎の
枚数には加えずに返却すべき紙幣として処理する。
鑑別部15を通過した紙幣は搬送路27−bによって後工
程に送られる。入金計数モードでは切替ゲート26−aは
搬送路27-c1の方向に紙幣を搬送するように工程されて
おり、切替ゲート26−fは搬送路27-c2の方向に紙幣を
搬送するように固定されている。したがって搬送路27−
bによって後工程に送られた紙幣は搬送路27-c1,27-c2
を通ってテラー側出金口7あるいはリジェクト口8に搬
送される。
前記鑑別結果により送られて来た紙幣が真券であれば
切替ゲート26−bは該紙幣を下方に向かうように搬送路
を切替える。
該紙幣は、出金口集積機構13によりテラー側出金口7
に集積される。
一方前記鑑別結果により送られて来た紙幣が偽券であ
れば、切替ゲート26−bは、該紙幣を直進する搬送路に
向かわせる。該紙幣は、リジェクト口集積機構14によ
り、リジェクト口8に集積される。
以上の動作を繰返し行った結果テラー側投入口6に紙
幣がなくなった時点で紙幣入出金装置5は金種毎の枚数
データをオンライン端末装置30に返信する。リジェクト
口8に返却紙幣があれば、テラーがその紙幣を抜き取っ
た時に、紙幣入出金装置5は、オンライン端末装置30に
金種毎の枚数データを送信する。
リジェクト口8から抜き取られた返却紙幣は、テラー
が紙幣入出金装置5で計数出来る紙幣であると判断すれ
ば、返却紙幣をテラー側投入口6に再び投入する。テラ
ー側投入口6に紙幣が投入されると、紙幣の状態を検知
する検知器が紙幣の投入を検知して入金計数動作が再び
行なわれる。
再投入した紙幣が真券であると判定されればテラー側
集積口7に集積され、偽券であると判定されればリジェ
クト口8に集積される。この結果、偽券が存在しなけれ
ばテラー側投入口6に紙幣がなくなった時点で、偽券が
存在すればリジェクト口8に集積されている紙幣をテラ
ーが抜き取った時点で、再投入した紙幣の金種毎の枚数
データが再投入前の金種毎の枚数データに加算され、新
たな枚数データとしてオンライン端末装置30へ送信され
る。
紙幣入出金装置5の鑑別部5で偽券と判定されてリジ
ェクト口8に集積された紙幣は、テラーが目視で確認し
た結果、真券であると判断すれば、金種毎の紙幣枚数を
手で数えてオンライン端末装置30の操作キーボード1よ
り入力することもできる。
オンライン端末装置30の制御部4は操作キーボード1
から金種毎の枚数データが入力されると、この枚数デー
タを紙幣入出金装置5から送信された金種毎の枚数デー
タに加算する。
テラーは表示部2に表示されている入金計数した紙幣
の金種毎の枚数データまたはその合計金額と顧客の申告
額とが一致しているかを確認して、一致していれば操作
キーボード1より確認の入力操作を行なう。操作キーボ
ード1より確認の入力操作がなされると、オンライン端
末装置30は該取引データを中央処理装置に送信すると共
に紙幣入出金装置5に対しても確認情報を送る。
紙幣入出金装置5は確認情報を受けて該取引による計
数データを入金取扱い情報に加算して記憶する。
テラー側出金口7に集積された紙幣をテラーが抜き取
ると、オンライン端末装置30に紙幣の抜き取り情報が通
知される。オンライン端末装置30はこの抜き取り情報を
受けて紙幣入出金装置5をテラー操作入金計数モードか
ら解放する。
ところで、前記テラーによる確認操作において、顧客
の申告額との不一致等があり、その計数結果による取引
きを取り止めたいときには取消釦11−a(又は11−b)
を押下する。この情報がオンライン端末装置30に通知さ
れると先に通知されている計数データはクリアされ、紙
幣入出金装置5も計数データをクリアする。さらにテラ
ー側出金口7に集積している紙幣を抜き取ることにより
テラー操作入金計数モードから解放される。
この後の処理を中断し、取引をやめるか該紙幣を手で
かぞえて手入金扱いにするか、再度紙幣入出金装置5で
入金計数するかは運用形態及びテラーの判断によるもの
である。
また前記テラーによる確認操作のときに顧客の申告額
よりも計数額の方が多く紙幣入出金装置5によって釣銭
を出す場合には、オンライン端末装置30を操作して自動
釣銭にすると、差額計算が行なわれ、差額分の出金指示
を紙幣入出金装置5に通知する。これを受けた紙幣入出
金装置5は、テラー側出金口7にある計数済みの紙幣が
抜き取られたことを検知すると、後述の出金モードと同
じ動作で千券収納庫17あるいは万券収納庫18から指示を
受けた額に相当する枚数だけ紙幣を繰り出して、テラー
側出金口7あるいは顧客側の出金集積部33に集積し、そ
の金種と枚数データをオンライン端末装置30に返送す
る。
オンライン端末装置30はこのデータの確認をすると紙
幣入出金装置5に確認情報を出す。この確認情報を受け
て紙幣入出金装置5は、前記釣銭として出金した金種の
枚数データを出金取扱い情報に加算して記憶する。
テラー側出金口7あるいは顧客側入出金口31の紙幣を
抜き取ったことにより、紙幣入出金装置5は、釣銭の出
金モードから解放される。ところで、前記テラー操作入
金計数モードにおいて、入金紙幣の枚数が多く、一回で
テラー側投入口6にセット出来ないときには、分割して
投入することにより、構造上、枚数に制限なく計数する
ことも可能である。
すなわち計数済みの紙幣が次々にテラー側出金口7に
集積され、テラー側出金口7の最大集積枚数(例えば10
0枚)に達すると、計数を一時停止する。
ここでテラー側出金口7の紙幣を抜き取るとともに、
未計数紙幣をテラー側投入口6にセットすると入金計数
動作を再開し、計数した金種別の枚数データを加算して
いく。
以上の処理を繰返し行って計数が終了した時点で、オ
ンライン端末装置30に金種別の枚数データを送信するこ
とにより、前記テラー操作入金計数モードの処理と全く
同じ扱いで取引を遂行することが出来る。
続いて第4図(b)を用いて自動装填モードについて
説明する。自動装填とは紙幣を鑑別部にて計数しながら
出金用収納庫すなわち万券収納庫16,千券収納庫17にセ
ットするものであり、このセットした枚数データで管理
することである。この自動装填処理は業務開始前、また
は業務中あるいは入金計数処理後の取引間隔が疎なとき
に行なわれる。テラーは出金用収納庫に紙幣をセットす
る必要が生じたとき、オンライン端末装置30を操作して
自動装填処理を選択する。
オンラン端末装置30はこの操作により自動装填処理に
入り、紙幣入出金装置5に対して自動装填動作の指示を
出す。紙幣入出金装置5はこの指示を受けて、該当テラ
ー側の占有釦10−a(又は10−b)に内装されているラ
ンプを点滅させ、テラー側投入口6への紙幣のセット及
び計数開始操作を促がす。テラーは占有釦10−a(又は
10−b)の点滅を見て装填するべき紙幣をテラー側投入
口6にセットし、計数開始を指示するために占有釦10−
a(又は10−b)を押下する。
この操作により占有釦10−a(又は10−b)のランプ
は点灯に変わりテラー側投入口6にセットされた紙幣を
入金分離機構12により1枚づつ分離して順次搬送路27−
aに送り込む。搬送路27−aによって該紙幣は鑑別部15
に送り込まれる。鑑別部15は紙幣の真偽、金種、正損の
鑑別を行ない、正券、損券別に各金種毎の枚数を記憶す
る。偽券と判別した場合には金種毎の枚数には加えず返
却すべき紙幣として処理する。
鑑別部15を通過した紙幣は、搬送路27−bによって後
工程に送られるが、鑑別結果が偽券であった紙幣が通過
する時には、切替ゲート26−aが作動して上方の搬送路
に向けて紙幣を送るようにする。この時切替ゲート26−
fは搬送路27-c2の方向へ紙幣が搬送されるよう固定さ
れている。この紙幣は搬送路27-c1,27-c2によってリジ
ェクト口8に向って搬送されリジェクト口集積機構14に
よって、リジェクト口8に集積される。
一方、金種の確定した紙幣は切替ゲート26−aによっ
て下方の搬送路に向けて送られ、搬送路27−dによって
収納部へ送られる。
ここで、搬送されて来た紙幣が万円券で正券であれ
ば、搬送路27−eの右端まで搬送し、切替ゲート26−c
を作動させて万券収納庫16に向かう分岐路に搬送する。
分岐路に入った紙幣は万券集積機構21により、万券収納
庫16に集積される。搬送されて来た紙幣が千円券で正券
であれば、搬送路27−eの途中まで搬送し、切替ゲート
26−dを作動させて、千券収納庫17に向かう分岐路に搬
送する。この分岐路に入った紙幣は、千券集積機構22に
より千券収納庫17に集積される。
搬送されて来た紙幣が万円券又は千円券の損券であれ
ば、搬送路27−eに入ったところまで搬送し、切替ゲー
ト26−eを作動させて、出金リジェクト券、収納庫18に
向かう分岐路に搬送する。この分岐路に入った紙幣は出
金リジェクト券集積機構23により、出金リジェクト券収
納庫18の上面に集積される。
以上の動作はテラー側投入口6に紙幣がなくなるまで
繰り返して行なわれ、テラー側投入口6に紙幣がなくな
った時に、自動装填データとして、正券と損券とに分け
て金種毎の枚数データをオンライン端末装置30に送る。
さらに装填する紙幣があるときにはテラー側投入口6
に紙幣をセットすることにより前記自動装填動作を繰返
して行う。リジェクト口8に集積した紙幣を再度テラー
側投入口6にセットすることも可能である。
いずれにせよテラー側投入口8にセットした紙幣がな
くなる毎にその自動装填モードにおける累計の正券と損
券に分けた金種毎の枚数データを新たな金種毎の枚数デ
ータとしてオンライン端末装置30に送る。テラーはオン
ライン端末装置30の表示装置2に表示された枚数データ
を見て目的とする枚数になれば操作キーボード1により
確認操作を行なう。
この確認操作により、紙幣入出金装置5は自動装填モ
ードから解放されるとともに、自動装填動作により装填
された紙幣の金種毎の枚数データと、自動装填動作以前
の金種毎の枚数データとを加算して新たな収納データと
して記憶する。
すなわち、正券の各金種の装填枚数の合計値から、各
金種の後述する出金モードによる出金枚数を差引いた値
が残りの出金可能枚数となり、これに損券として装填さ
れた各金種の枚数を加えると紙幣入出金装置5の収納部
に残っている各金種の枚数となり、現金精査時には、こ
のデータと、現金とを照合することが出来る。
第4図(c)はテラー出金口への出金モードの動作説
明図である。
テラーが顧客の申し出あるいは伝票にて出金取引を受
付けると、オンライン端末装置30を操作して出金取引に
必要な入力を行ない顧客が出金を要求する指定金額の入
力を行なう。オンライン端末装置30は中央処理装置と交
信し、該当口座における指定金額の支払が可能であるか
を問合せる。
支払が可能であることが確認されるとオンライン端末
装置30は、紙幣入出金装置5に対して前記指定金額の出
金動作を指示する。
紙幣入出金装置5は出金動作の指示を受けると、該当
テラー側の占有釦10−a(又は10−b)のランプを点灯
させる。さらに、指定金額に相当する金種別の枚数(以
下、出金指示枚数と称す)と、各収納庫の収納枚数とし
て記憶している金種毎の枚数データとのチェックを行な
う。出金指示枚数の方が収納枚数より多い金種があれ
ば、支払不可能情報をオンライン端末装置30に返送し、
出金動作の解除指示を受けて紙幣入出金装置5を出金モ
ードから解放する。
出金指示枚数と収納枚数とが等しいか、出金指示枚数
の方が少ないときに、紙幣入出金装置5は出金動作に入
る。なお、出金動作の前にテラー側出金口7に紙幣が残
っていないかチェックする。これは誤って出金紙幣でな
い紙幣を顧客に支払ってしまうという危険を未然に防止
するためである。
先ず出金指示枚数の中に万円券があると、万券分離機
構24を駆動して、万券収納庫16から一枚づつ指示枚数だ
け万円券を繰出して上方に向かって搬送し、搬送路27−
eを右方向に送り、搬送路27−fを通り、搬送路27−a
の途中に合流して鑑別部15に送り込まれる。
鑑別部15は紙幣が通過する毎に正常券か異常券かの判
別を行なう。正常券と判別された紙幣は切替ゲート26−
a,26−f,26−bにより、搬送路27−bから搬送路27-c1,
27-c2を通ってテラー側出金口7に集積される。異常券
の場合は切替ゲート26−a,26−eにより、搬送路27−b
から搬送路27−d,27−eを通って出金リジェクト券収納
庫18の分岐路に導かれ出金リジェクト券収納庫18に収納
されるとともに万券収納庫16から追加で繰出しを行な
い、万円券を指示れた枚数分だけテラー側出金口7に集
積する。
次に出金指示枚数の中に千円券があると千券分離機構
25を駆動して、千券収納庫17から一枚づつ指示枚数だけ
千円券の繰出しを行ない、以下前記万円券の出金動作と
同様にして、テラー側出金口7に指示枚数の千円券を集
積する。
以上の動作により出金指示枚数がすべてテラー側出金
口6に集積されて出金動作が終了すると、出金終了通知
をオンライン端末装置30に通知するとともに、金種別の
出金枚数を電源部・制御部19のメモリに記憶している金
種別の出金合計枚数に加算する。
テラー側出金口7の紙幣を抜き取ることによりテラー
出金口への出金モードから解放される。
なお、前記出金動作において、出金指示枚数が多く、
テラー側出金口7の最大集積枚数(例えば100枚)を越
えている場合にはテラー側出金口7が満杯になる枚数の
出金を行ったところで、繰出し動作を一時停止し、テラ
ー側出金口7の紙幣の抜取りを検知した時点で、残りを
出金することも出来る。
次に第5図(a)に示す顧客操作入金計数モードにつ
いて説明する。
テラーは顧客からの申し出あるいは伝票により入金取
引を受付けると、オンライン端末装置30を操作して入金
取引に必要な入力を行なうとともに、入金金額の入力を
行なう。オンライン端末装置30はこの入力を受けて紙幣
入出金装置5に対して入金計数動作の指示を出す。
紙幣入出金装置5はこの指示を受けて、顧客側入出金
口31のシャッタ32を開放して、顧客に顧客入出金口31へ
の紙幣のセットを促がす。
顧客はシャッタ32の開放を見て入金紙幣を顧客入出金
口31にセットする。顧客入出金口31に設置されている図
示しない紙幣検知器は紙幣が顧客入出金口31にセットさ
れたのを検知すると、装置内に前記紙幣をとり込んでシ
ャッタ32を閉じる。入金された紙幣は入金分離機構34に
より一枚づつ分離されて順次搬送路27−gに送り込まれ
る。さらに該紙幣は搬送路27−d,27−e,27−aにより鑑
別部15に送り込まれる。
鑑別部15は、紙幣の真偽、金種の鑑別を行ない、各金
種毎の枚数を記憶する。偽券と判別した場合には金種毎
の枚数には加えずに、返却するべき紙幣として処理す
る。鑑別部15を通過した紙幣は搬送路27−bによって後
工程に送られるが、入金計数モードでは切替ゲート26−
aは紙幣を上向きに搬送するよう固定されているため、
すべての紙幣は搬送路27-c1に送り込まれる。
前記鑑別結果により、送られてきた紙幣が真券であれ
ば、切替ゲート26−fは紙幣を搬送路27-c2へ向かうよ
うに切替える。該紙幣は切替ゲート26−bの切替えによ
り、出金口集積機構13によりテラー側出金口7に集積さ
れる。
一方、前記鑑別結果により送られてきた紙幣が偽券で
あれば切替ゲート26−fは搬送路27−hへ紙幣が向うよ
う切替えられ、該紙幣は出金集積機構33により集積され
る。これは偽券をオンライン端末装置30からの指示で顧
客側入出金口31へ返却する場合であるが、運用形態によ
ってオンライン端末装置30を操作することによりテラー
側のリジェクト口8へ集積することも可能である。つま
り、切替ゲート26−fは紙幣が搬送路27−c2の方向へ搬
送されるよう固定し、前記鑑別結果により偽券であれば
搬送路27−b,27-c1,27-c2から切替ゲート26−bを切替
えてテラー側のリジェクト集積機構14によりリジェクト
口8へ集積するのである。
以上の動作を繰り返し行なった結果入金分離機構34に
紙幣がなくなった時点で金種毎の枚数データがオンライ
ン端末装置30に送信される。また、出金集積機構33に返
却紙幣があれば顧客側入出金口31のシャッタ32を開けて
返却紙幣を出し顧客に返却紙幣を抜き取らせる。このと
きに、紙幣入出金装置5はオンライン端末装置30に計数
した金種毎の枚数をデータとして送信する。顧客は返却
された紙幣をさらに再投入したい場合には、該紙幣を顧
客側入出金口31へ投入する。顧客側入出金口31では図示
しない検知器が紙幣の投入を検知して、再び顧客操作入
金動作が行なわれる。
この結果、真券であればテラー側出金口7に該紙幣を
集積し、再投入前に計数した紙幣の全種毎の枚数データ
に再投入後に計数した紙幣の全種毎の枚数データを加算
して、オンライン端末装置30に新たな枚数データとして
再び送信する。
再投入の結果でも偽券と判定され出金集積機構33へ返
却された紙幣は、テラーが目視で確認して、紙幣入出金
装置5での計数が不可能又は不必要と判断したときに
は、該紙幣を手で数えてオンライン端末装置30の操作キ
ーボード1より手入金分として入力する。
また、オンライン端末装置30の操作によりテラー側リ
ジェクト口8に返却紙幣を集積するようにした場合、こ
の返却紙幣の取り扱いは前述したテラー操作入金計数モ
ード時の返却紙幣の取扱い同様である。
オンライン端末装置30の制御部4は操作キーボード1
から金種毎の枚数データが入力されると、この枚数デー
タを紙幣入出金装置5から送信された金属毎の枚数デー
タに加算する。
テラーは表示部2に表示されている入金計測した紙幣
の金種毎の枚数データまたはその合計金額と顧客の申告
額とが一致しているかを確認して、一致していれば操作
キーボード1より確認の入力操作を行なう。
この確認操作により入金取引は成立したことになるた
め、オンライン端末装置30は、該取引データを中央処理
装置に送信すると共に紙幣入出金装置5に対しても確認
情報を送る。
紙幣入出金装置5は確認情報を受けて該取引による計
数データを入金取扱い情報に加算して記憶する。
テラー側入出金口7に集積された紙幣をテラーが抜き
取ると、オンライン端末装置30に紙幣の抜き取り情報が
通知される。オンライン端末装置30はこの抜き取り情報
を受けて、紙幣入出金装置5を顧客操作入金計数モード
から解放する。
ところで、前記テラーによる確認操作において、顧客
の申告額との不一致等がありその計数結果により取引を
取り止めたいときにはテラーが取消釦11−a(又は11−
b)を押下する。この情報がオンライン端末装置30に通
知されると先に通知されている計数データはクリアさ
れ、紙幣入出金装置5も計数データをクリアし、テラー
側出金口7に集積している紙幣を抜き取ることにより、
顧客操作入金計数モードから解放される。
この後の処理を中断し、取引をやめるか該紙幣を手で
かぞえて手入金扱いにするか、再度紙幣入出金装置5で
入金計数するかは運用形態及びテラーの判断によるもの
である。
また前記テラーによる確認操作のときに顧客の申告額
よりも計数額の方が多く紙幣入出金装置5によって釣銭
を出す場合には、オンライン端末装置30を操作して自動
釣銭にすると、差額計算が行なわれ、差額分の出金指示
を紙幣入出金装置5に通知する。これを受けた紙幣入出
金装置5はテラー側出金口7にある計数済みの紙幣が抜
き取られたことを検知すると前記テラー操作入金計数モ
ードにおける釣銭処理と同じ動作で、千券収納庫17ある
いは万券収納庫18から指示を受けた額に相当する枚数だ
け紙幣を繰り出して、テラー側に出金する場合は、テラ
ー側出金口7に集積し、顧客側入出金口31へ出金する場
合は出金集積機構33に集積して、その金種と枚数データ
をオンライン端末装置30に返送する。
オンライン端末装置30はこのデータの確認をすると、
紙幣入出金装置5に確認情報を出す。この確認情報を受
けて紙幣入出金装置5は、前記釣銭として出金した金種
の枚数データを出金取扱い情報に加算して記憶する。
テラー側出金口7あるいは顧客側入出金口31に釣銭と
して出金された紙幣を抜き取ると、紙幣入出金装置5は
釣銭の出金モードから解放される。ところで、前記入金
計数モードにおいて、入金紙幣の枚数が多く一回で顧客
入出金口31にセット出来ないときには分割して投入する
ことにより、構造上、枚数に制限なく計数することも可
能である。
すなわち計数済みの紙幣が次々にテラー側出金口7に
集積され、テラー側出金口7の最大集積枚数(例えば10
0枚)に達すると計数を一時停止する。
ここでテラー側出金口7の紙幣をテラーが抜き取ると
ともに、顧客が未計数紙幣を顧客側入出金口31にセット
すると入金計数動作を再開し、計数した金種別の枚数デ
ータを加算していく。このとき、すでに出金集積機構33
に返却紙幣があるときは、一旦この返却紙幣を取り出し
て未計数紙幣と合わせて顧客側入出金口31にセットして
も良い。
以上の処理を繰返し行って計数が終了した時点で、オ
ンライン端末装置30に金種別の枚数データを送信するこ
とにより前記顧客操作入力計数モードの処理と全く同じ
扱いで取引を遂行することが出来る。
第5図(b)は顧客への出金モードの動作説明図であ
る。テラーが顧客の申し出あるいは伝票にて出金取引を
受付けるとオンライン端末装置30を操作して出金取引に
必要な入力を行ない、顧客が出金を要求する指定金額の
入力を行なう。オンライン端末装置30は中央処理装置と
交信し、該当口座における指定金額の支払が可能である
か問合せる。支払が可能であることが確認されるとオン
ライン端末装置30は紙幣入出金装置5に対して前記指定
金額の出金動作を指示する。
紙幣入出金装置5は出金動作の指示を受けると、該当
テラー側の占有釦10−a(又は10−b)のランプを点灯
させる。さらに指定金額に相当する金種別の枚数(以
下、出金指示枚数と称す)と各収納庫の収納枚数として
記憶している金種毎の枚数データとのチェックを行な
う。出金指示枚数の方が収納枚数より多い金種があれ
ば、支払不可能情報をオンライン端末装置30に返送し、
出金動作の解除指示を受けて顧客への出金モードから解
放される。
出金指示枚数と収納枚数とが等しいか、出金指示枚数
の方が少ないときに、紙幣入出金装置5は出金動作に入
る。なお、出金動作の前に出金集積機構33に紙幣が残っ
ていないかチェックする。これは誤って出金紙幣でない
紙幣を顧客に支払ってしまうという危険を未然に防止す
るためである。
先ず出金指示数枚の中に万円券があると万券分離機構
24を駆動して、万券収納庫16から一枚づつ指示枚数だけ
万円券を繰出して上方に向かって搬送し、搬送路27−e
を右方向に送り、搬送路27−fを通り、搬送路27−aの
途中に合流して鑑別分15に送り込まれる。鑑別分15は紙
幣が通過する毎に正常券が異常券かの判別を行ない正常
券は切替ゲート26−a,26−fにより、搬送路27−bから
搬送路27-c1,27−hを通って出金集積機構33に集積され
る。異常券の場合は切替ゲート26−a,26−eにより搬送
路27−bから搬送路27−d,27−eを通って出金リジェク
ト券収納庫18の分岐路に導かれ出金リジェクト券収納庫
18に収納されるとともに万券収納庫16から追加で繰出し
を行ない、万円券を指示された枚数分だけ出金集積機構
33に集積する。
次に出金指示枚数の中に千円券があると千券分離機構
25を駆動して、千券収納庫17から一枚づつ指示枚数だけ
千円券の繰出しを行ない、以下前記万円券の出金動作と
同様にして、出金集積機構33に指示枚数の千円券を集積
する。
以上の動作により出金指示枚数がすべて出金集積機構
33に集積されて出金動作が終了すると、出金終了通知を
オンライン端末装置30に通知するとともに、金種別の出
金枚数を電源部,制御部19のメモリに記憶している金種
別の出金合計枚数に加算する。
出金集積機構33の紙幣はシャッタ32が開けられると顧
客が紙幣を抜き取ることにより顧客への出金モードから
解放される。
なお、前記出金動作において、出金指示数枚が多く出
金集積機構33の最大集積枚数(例えば100枚)を越えて
いる場合には出金集積機構33が満杯になる枚数の出金を
行ったとことで、繰出し動作を一時停止し、出金集積機
構33の紙幣はシャッタ32が開けられると顧客が紙幣を抜
取ったのを検知した時点で残りを出金することも出来
る。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように本発明によれば、顧客側
入出金口に投入した紙幣は入金計数後テラー側出金口に
集積され、釣銭があるときは前記テラー側出金口に集積
された紙幣を抜き取った直後に前記顧客側入出金口に釣
銭が支払われるとともに、前記テラー側出金口に集積さ
れた紙幣をテラー側投入口に投入することによって、各
収納庫へ金種別に収納することができるようにしたの
で、釣銭支払いによる顧客の待ち時間が短縮され、しか
も機構が簡単で小型な装置を実現することができた。
さらに、顧客側入出金口を設けたので、顧客が紙幣の
投入あるいは受取りを直接行なうことができるので、テ
ラーの手を煩わすことなく取引が可能となり、テラーの
負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である紙幣入出金装置の概略
機構図、第2図は本実施例の外観図、第3図は銀行窓口
システムのブロック図、第4図(a)はテラー操作入金
計数モードの動作説明図、第4図(b)は自動装填モー
ドの動作説明図、第4図(c)はテラー側出金口への出
金モードの動作説明図、第5図(a)は顧客操作入金計
数モードの動作説明図、第5図(b)は顧客側入出金口
への出金モードの説明図、第6図(a)及び第6図
(b)は本発明である紙幣入出金装置の動作フローチャ
ートである。 5……紙幣入出金装置、6……テラー側投入口、7……
テラー側出金口兼計数集積口、8……リジェクト口、12
……入金分離機構、13……出金口集積機構、14……リジ
ェクト口集積機構、15……鑑別部、16……万券収納庫、
17……千円収納庫、18……出金リジェクト券収納庫、31
……顧客側入出金口、33……出金集積機構、34……入金
分離機構。
フロントページの続き (72)発明者 小西 博 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−157995(JP,A) 実開 昭58−124872(JP,U) 実開 昭62−1285(JP,U) 実開 昭62−154088(JP,U) 実開 昭62−112779(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の操作者が紙幣の投入を行なう投入口
    と、 前記第1の操作者が正常紙幣を受取る第1の出金口と、 前記第1の操作者がリジェクト紙幣を受取る第2の出金
    口と、 第2の操作者が紙幣の投入および受取りを行なう入出金
    口と、 前記投入口、第1、第2の出金口及び入出金口に設けら
    れ、紙幣の存在を検知する紙幣検知手段と、 前記投入口に投入された紙幣を1枚ずつ分離する第1の
    分離部と、 前記入出金口に投入された紙幣を1枚ずつ分離する第2
    の分離部と、 紙幣の真偽、正損、金種、表裏等の判別を行なうととも
    に、紙幣枚数を計数する鑑別部と、 金種別に紙幣を収納する収納庫と、 前記投入口に投入された紙幣を前記鑑別部へ搬送する第
    1の搬送路と、 前記鑑別部から前記第1の出金口へ紙幣を搬送する第2
    の搬送路と、 前記第2の搬送路から分岐して前記第2の出金口へ紙幣
    を搬送する第3の搬送路と、 前記第2の搬送路から分岐して前記入出金口へ紙幣を搬
    送する第4の搬送路と、 前記第2の搬送路から分岐して前記第1の搬送路へ紙幣
    を搬送するとともに、前記収納庫への分岐路を有する第
    5の搬送路と、 前記入出金口に投入された紙幣を前記第5の搬送路へ搬
    送する第6の搬送路と、 各搬送路の分岐点ごとに配置され、搬送されてくる紙幣
    の分岐方向を決定する切替ゲートと、 前記入出金口に投入された紙幣を、前記鑑別部にて真
    偽、金種判別を行なうとともに各金種ごとに紙幣枚数の
    計数を行なう入金計数モードに設定する入金計数モード
    設定手段と、 前記投入口から投入した紙幣を鑑別部にて判別し、この
    判別結果により金種ごとに紙幣を収納庫に収納する装填
    モードに設定する装填モード設定手段と、 前記各手段を制御する制御手段とを有し、 前記入金計数モード設定手段により入金計数モードが設
    定されている場合、入出金口から投入された紙幣を第6
    の搬送路、及び第5の搬送路を通して鑑別部へ搬送し、
    鑑別部にて正常紙幣と判別した紙幣は第2の搬送路を通
    して第1の出金口に集積するとともに、リジェクト紙幣
    と判別した紙幣は第2の搬送路、及び第4の搬送路を通
    して入出金口に集積し、 前記装填モード設定手段により装填モードが設定されて
    いる場合、投入口から投入された紙幣は第1の搬送路を
    通して鑑別部へ搬送し、鑑別部にて正常紙幣と判別した
    紙幣は第2の搬送路、及び第5の搬送路を通して金種別
    の収納庫に金種別に収納し、リジェクト紙幣と判別した
    紙幣は第2の搬送路及び第3の搬送路を通して第2の出
    金口に集積することを特徴とする紙幣類入出金処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】第1の操作者が紙幣の投入を行なう投入口
    と、 前記第1の操作者が正常紙幣を受取る第1の出金口と、 前記第1の操作者がリジェクト紙幣を受取る第2の出金
    口と、 第2の操作者が紙幣の投入および受取りを行なう入出金
    口と、 前記投入口、第1、第2の出金口及び入出金口に設けら
    れ、紙幣の存在を検知する紙幣検知手段と、 前記投入口に投入された紙幣を1枚ずつ分離する第1の
    分離部と、 前記入出金口に投入された紙幣を1枚ずつ分離する第2
    の分離部と、 紙幣の真偽、正損、金種、表裏等の判別を行なうととも
    に、紙幣枚数を計数する鑑別部と、 金種別に紙幣を収納する収納庫と、 前記投入口に投入された紙幣を前記鑑別部へ搬送する第
    1の搬送路と、 前記鑑別部から前記第1の出金口へ紙幣を搬送する第2
    の搬送路と、 前記第2の搬送路から分岐して前記第2の出金口へ紙幣
    を搬送する第3の搬送路と、 前記第2の搬送路から分岐して前記入出金口へ紙幣を搬
    送する第4の搬送路と、 前記第2の搬送路から分岐して前記第1の搬送路へ紙幣
    を搬送するとともに、前記収納庫への分岐路を有する第
    5の搬送路と、 前記入出金口に投入された紙幣を前記第5の搬送路へ搬
    送する第6の搬送路と、 各搬送路の分岐点ごとに配置され、搬送されてくる紙幣
    の分岐方向を決定する切替ゲートと、 前記入出金口に投入された紙幣を、前記鑑別部にて真
    偽、金種判別を行なうとともに各金種ごとに紙幣枚数の
    計数を行なう入金計数モードに設定する入金計数モード
    設定手段と、前記投入口から投入した紙幣を鑑別部にて
    判別し、この判別結果により金種ごとに紙幣を収納庫に
    収納する装填モードを設定する装填モード設定手段と、 予め入金金額を設定する入金金額設定手段と、 前記入金金額設定手段で設定した入金金額と前記鑑別部
    で計数した計数金額とを比較して、前記計数金額が前記
    入金金額より大きいときその差額分の釣銭支払いを指示
    する釣銭支払い指示手段と 前記各手段を制御する制御手段とを有し、 前記入金計数モード設定手段により入金計数モードが設
    定されている場合、入出金口から投入された紙幣を第6
    の搬送路、及び第5の搬送路を通して鑑別部へ搬送し、
    鑑別部にて正常紙幣と判別した紙幣は第2の搬送路を通
    して第1の出金口に集積するとともに、リジェクト紙幣
    と判別した紙幣は第2の搬送路、及び第4の搬送路を通
    して入出金口に集積し、このとき釣銭支払い指示手段か
    ら釣銭支払いが指示されると、第1の出金口に集積した
    紙幣が抜き取られた直後に釣銭を収納庫から第5の搬送
    路、第1の搬送路、鑑別部、第2の搬送路、第4の搬送
    路を通して入出金口に出金することを特徴とする紙幣類
    入出金処理システム。
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