JP4870091B2 - 紙幣入金処理機 - Google Patents
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Description
上記装置による複数の入金取引に対する連続処理は、以下のように行われる。
先ず初回取引分の入金紙幣をホッパに投入すると、ホッパより繰出された紙幣が金種識別部で金種識別され、金種別スタッカ(S1〜S6)の上部に位置する一時保留部(SH1〜SH6)へ金種に応じて搬送される。そして、入金明細と本装置による処理結果とを照合し、照合が一致したときに入金確定ボタンを押すことにより、紙幣が一時保留部(SH1〜SH6)から解放されてスタッカ(S1〜S6)に順次収納される。2回目取引分以降の入金取引も上述と同様に処理され、例えば2回目取引分の入金取引の途中でジャム等の障害が発生しても、一時保留部(SH1〜SH6)に存在するのは2回目取引分の紙幣だけであるため、初回取引分の紙幣と混じり合うことがない。
このため、障害が発生した装置の障害復旧処理として、一時保留部(SH1〜SH6)に保留されている紙幣と、ホッパに残っている紙幣と、ジャムを起こした搬送通路上の紙幣とをまとめ、ホッパに再投入して処理すれば良い。
一方、装置の価格を安価にするため、一時保留部を有しない簡易構成の紙幣入金処理機も多数出現している。このような一時保留部を有しない紙幣入金処理機では、複数の入金取引を連続処理して、2回目取引分以降の処理途中でジャム等の障害が発生した場合には、その障害復旧処理は煩雑なものとなる。例えば初回取引分の入金取引は正常処理され、2回目取引分の入金取引の途中でジャム等の障害が発生したとすると、各スタッカでの紙幣収納状況は、確定した初回取引分の紙幣と、未確定で処理途中の2回目取引分の紙幣とが混じり合ったものとなる。これを復旧処理するには、混じり合った紙幣をスタッカから全て取り出すと共に、ホッパに残っている紙幣とジャムを起こした搬送通路上の紙幣とをまとめ、オペレータ等の手作業により枚数を数え、確定している初回取引分の枚数分を区分けする必要がある。
このため、一時保留部を有しない紙幣入金処理機では、障害が発生した場合の装置の復旧作業が非常に煩雑なものとなってしまい、誤処理してしまう可能性もある。上述したように紙幣入金処理機では、複数の入金取引を連続処理する上で障害が発生し、その復旧処理を迅速かつ正確に行うようにするには、一時保留部を設けることが有効である。しかしながら、一時保留部を設けることは、装置の機構が複雑になると共に、装置コストの上昇をもたらすという問題がある。
また、低価格化のために一時保留部を設けていない紙幣入金処理機では、ジャム等の障害が発生した場合の復旧処理が非常に煩雑になり、誤処理してしまう可能性もあるという問題がある。
そこで、かかる問題を解決するものとして、一時保留部を有さない簡易な構成として低価格化を図ると共に、ジャム等の障害が発生した場合でも、手作業による確定分の区分けを必要としない紙幣入金処理機が本出願人によってすでに提案されている(特開2002−74464号公報参照。)。
一方、紙幣入金処理機のユーザには、入金処理を行う際に、入金処理する紙幣を汚損状態によってランク付けして、再利用に適したもの(以下、「正券」という。)と、再利用に適さないもの(以下、「損券」という。)に区分けして収納したいというニーズが存在する。
かかるニーズに応えた汚損券抽出装置及びその汚損券抽出装置を備えた現金取扱装置が既に提案されているが(特開2003−242549号公報参照。)、この装置を用いたとしても正損の判定基準の閾値の近傍においては、判定結果の再現性が乏しいというのが実状である。すなわち、複数の入金取引分を連続処理した際、2回目取引分以降の処理途中でジャム等の障害が発生した場合、例えば初回取引分の入金取引は正常処理され、2回目取引分の入金取引の途中でジャム等の障害が発生したとすると、各スタッカでの紙幣収納状況は、確定した初回取引分の紙幣と未確定で処理途中の2回目取引分の紙幣とが混在したものとなる。そこで、各スタッカにある紙幣を全部回収してホッパに再載置し、再度金種及び正損の判定を行って、初回取引分の確定枚数分のみを各スタッカに収納し、それ以外はリジェクト部に搬送するという処理が行われる。しかしながら、上述のように正損の判定には再現性が乏しいので、前回とは異なった判定結果が出る可能性があり、結果的に初回取引分の確定枚数に達しないまま処理が終了してしまうという問題がある。
前記紙幣の金種識別を行う金種識別手段と、前記紙幣の正損の判定を行う正損判定手段と、前記金種識別及び正損判定がされた紙幣の計数を行う計数手段と、該計数された紙幣の枚数を金種及び正損別に記憶する記憶手段と、前記計数された紙幣を金種及び/又は正損別に収納する複数のスタッカと、入金処理中の障害発生を検知する障害検知手段と、該障害検知手段で障害が検知されたことを報知するための報知手段と、前記スタッカの収納枚数を前記障害発生が発生する直前の確定枚数に復旧させる障害復旧処理手段と、該障害復旧処理手段を立ち上げるための復旧モード切替手段とを備えるとともに、
2回目以降の入金取引分の紙幣の入金処理中に前記報知手段によって障害発生が報知され、その時点で各スタッカに収納されているすべての紙幣が堆積された順番を保ったままオペレータによって前記ホッパに再載置されて、前記復旧モード切替手段が操作されて前記障害復旧処理手段が立ち上げられると、前記障害復旧処理手段は、前記ホッパに再載置されたすべての紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して、金種識別及び正損の判定を行い、前記金種識別及び正損判定がされた紙幣を金種及び正損別に元のスタッカに収納するとともにその枚数を計数し、前記いずれか一のスタッカの収納枚数が、前記記憶手段に記憶されている該スタッカの前記確定枚数に達した場合には、前記確定枚数に達したスタッカに収納された紙幣と同一の金種の紙幣については正損の判定の如何にかかわらず、前記金種に割り当てられている他のスタッカに収納し、該他のスタッカの収納枚数が前記記憶手段に記憶されている該他のスタッカの前記確定枚数に達した場合には、前記同一の金種に関する残りの紙幣については、正損判定結果通りに、当該金種の正損別に割り当てられたスタッカに収納する処理を行い、該処理をすべての金種について繰り返すことにより、障害復旧処理を行うことを特徴とするものである。
また、本発明の上記目的を達成するための第2の発明に係る紙幣入金処理機は、前記紙幣の金種識別を行う金種識別手段と、前記紙幣の正損の判定を行う正損判定手段と、前記金種識別及び正損判定がされた紙幣の計数を行う計数手段と、該計数された紙幣の枚数を金種及び正損別に記憶する記憶手段と、金種別に設けられた複数の正券用スタッカと、金種を問わずに損券のみを収納する唯一の損券用スタッカと、所定の条件の下にリジェクトされた紙幣を収納するリジェクトスタッカと、入金処理中の障害発生を検知する障害検知手段と、該障害検知手段で障害が検知されたことを報知するための報知手段と、前記各正券用スタッカ及び損券用スタッカの収納枚数を前記障害発生が発生する直前の確定枚数に復旧させる障害復旧処理手段と、該障害復旧処理手段を立ち上げるための復旧モード切替手段とを備えるとともに、
2回目以降の入金取引分の紙幣の入金処理中に前記報知手段によって障害発生が報知され、その時点で前記正券用スタッカに収納されているすべての紙幣が一括してオペレータによって前記ホッパに再載置されて、前記復旧モード切替手段が操作されて前記障害復旧処理手段が立ち上げられると、前記障害復旧処理手段は、前記ホッパに再載置されたすべての紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して、金種識別及び正損の判定を行い、前記金種識別された紙幣を正損判定の如何にかかわらず正券として金種別の前記正券用スタッカに収納するとともにその枚数を計数し、いずれか一の金種の正券用スタッカの収納枚数が、前記記憶手段に記憶されている該正券用スタッカの前記確定枚数に達した場合には、前記確定枚数に達した金種と同一の金種の紙幣については正損の判定の如何にかかわらず前記リジェクトスタッカに収納する第1の処理を再載置されたすべての紙幣について行い、
前記第1の処理に続いて、前記損券用スタッカに収納されている全紙幣が一括してオペレータによって前記ホッパに再載置されると、前記障害復旧処理手段は、前記ホッパに再載置されたすべての紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して、金種識別及び正損の判定を行い、前記金種識別された紙幣を正損判定の如何にかかわらず損券として前記損券用スタッカに収納するとともにその枚数を金種毎に計数し、前記損券用スタッカの収納枚数が、前記記憶手段に記憶されている損券用スタッカの前記金種毎の確定枚数に達した場合には、前記確定枚数に達した金種と同一の金種の紙幣については正損の判定の如何にかかわらず前記リジェクトスタッカに収納する第2の処理を行うことにより、障害復旧処理を行うことを特徴とするものである。
第2図は表示/操作部の一例を示す図である。
第3図は本発明に係る紙幣入金処理機の一例を示す側断面構造図である。
第4図は本発明に係る紙幣入金処理機の内部構成例を示すブロック図である。
第5図は本発明に係る紙幣入金処理機を用いた入金処理の流れを示すフローチャートである。
第6図は本発明による障害復旧処理の実施例を示すフローチャートである。
第7図は本発明による障害復旧処理の他の実施例(第1の処理)を示すフローチャートである。
第8図は本発明による障害復旧処理の他の実施例(第2の処理)を示すフローチャートである。
第1図は本発明の紙幣入金処理機10の外観構成例を示しており、本体上部には、入金処理するための紙幣を載置するホッパ11が設けられており、前面パネルには必要なデータを表示したり、処理等を指示入力したりするための表示/操作部20が設けられている。また、本体下部には、金種識別された紙幣を金種毎に収納するための複数のスタッカ12(12a〜12c)が区画されて設けられており、本体上部の端部にはリジェクト紙幣を放出して集積するためのリジェクトスタッカ13が設けられている。スタッカ12a〜12cに対応して、その上部にはそれぞれの収納枚数を表示するためのスタッカLED17(17a〜17c)が配設されており、スタッカLED17は連続点灯表示又は点滅表示されるようになっている。また、スタッカ12は、収納紙幣を外部から手で取り出すことができる構造となっている。なお、この例では、スタッカは3台しか表示されていないが、連結することによって増設することが可能である。
第2図は表示/操作部20の詳細を示しており、時間やエラーコード等を表示する液晶表示部21と、金種識別や計数のデータを表示するLEDで成るLED表示部22と、数値データを入力するテンキー23と、操作の指示を行う操作キー24とで構成されており、操作キー24には動作のスタート及び停止を指示する“START/STOP”キー241、データのクリアを指示する“CLEAR”キー242、入力の受入れを指示する“ACCEPT”キー243、傷害復旧処理モードへの切り替えを選択指示する“MODE”キー244等が含まれている。
また、第3図は紙幣入金処理機10の断面構造を側面より示しており、ホッパ11とリジェクトスタッカ13との間の搬送通路18には金種識別手段30、正損判定手段31及び計数手段32が設けられており、リジェクトスタッカ13の搬送通路18には、搬送紙幣を下部のスタッカ12側の搬送通路18A又はリジェクトスタッカ13への搬送通路18Bに振分けるための振分け板14が設けられており、スタッカ12の上部の搬送通路18Aには、各スタッカ12に対応して紙幣を下方に放出して各スタッカ12に振分けて集積するための振分け板15(15a〜15b)が設置されている。スタッカ12には、上部の搬送通路18Aから放出された紙幣を整列して集積するための羽根車16(16a〜16c)が設けられており、搬送通路18、18A、18Bには紙幣の通過を光学的に検知するための各種センサが設置されている。なお、第3図の例では、スタッカは3台しか表示していないが、連結することによって増設することが可能である。
第4図は紙幣入金処理機10の内部構成を示しており、全体の制御を行うCPU等で成る制御部40には記憶手段41が接続され、表示/操作部20及び金種識別手段30、正損判定手段31、及び計数手段32も制御部40に接続されている。また、障害復旧処理手段42及び報知手段43も制御部40に接続されており、ジャム等の障害を検知する障害検知手段44も接続されている。その他、繰り出し搬送手段18、各スタッカ12、13も制御部40によって制御される。
正損判定手段とは、紙幣の汚損状況に応じて再利用可(正券)なものか、再利用不可(損券)なものかを判定する手段を言い、例えば特開2003−242549号公報で開示される手段を利用することができる。
障害検知手段44は入金取引中の障害発生を検知し、障害の発生を検知したときは制御部40を介して報知手段43を作動させる。報知手段43はブザー(図示せず)を鳴らしたり、表示/操作部20の液晶表示部21及びLED表示部22にアラームを目視可能に表示したり、スタッカLED17の枚数表示を点滅させたりする。また、制御部40は金種識別手段30、正損判定手段31、及び計数手段32を制御すると共に、それぞれ金種識別、正損判定及び計数の処理を行い、各種センサの制御及び信号処理を行い、更に振分け板14及び15、羽根車16を制御するようになっている。記憶手段41には、確定された入金取引分の金種や正損判定、枚数等のデータが記憶される。
このような構成において、通常の入金処理の動作を第5図のフローチャートを参照して説明する。
先ずホッパ11に最初に処理する入金取引分の紙幣をセット(載置)し(ステップS1)、表示/操作部20の“START/STOP”キー241を押下すると(ステップS2)、ホッパ11に載置された紙幣が1枚ずつ分離されて搬送通路18に沿って内部に繰り出され、金種識別手段30、正損判定手段31、計数手段32に搬送されて金種識別、正損判定及び計数の処理がされ、各スタッカへ収納される(ステップS3)。そして、一連の入金処理が正常に終了すればその旨がLED表示部22に表示され(ステップS4)、オペレータがそれを見て表示/操作部20の“ACCEPT”キー243を押下し(ステップS5)、これにより最初の取引分の処理が終了する(ステップS6)。なお、オペレータは“ACCEPT”キー243を押下する前に表示/操作部20及びスタッカLED17の表示と、入金取引に関する明細伝票との照合によって、入金処理が正常に行われたか否かの判断を行う。正常と判断されれば“ACCEPT”キー243の押下により計数データが確定され、記憶手段41に記憶される。
同様に、次の処理分の紙幣をホッパ11にセット(載置)する(ステップS7)。この段階では、前回取引分(1取引目)の入金処理紙幣がスタッカ12に収納されたままである。そして、表示/操作部20の“START/STOP”キー241を押下すると(ステップS8)、ホッパ11に載置された紙幣が金種識別手段30、正損判定手段31、計数手段32に搬送され金種識別、正損判定及び計数の処理がされる(ステップS9)。次に、金種識別と計数の処理が正常か否かを明細伝票と照合することによって判定し、正常であれば2取引目を終了し(ステップS10)、“ACCEPT”キー243を押下して計数データを確定させ(ステップS11)、次の取引分があればステップS7に戻って処理を行い、なければ終了する。一方、紙幣搬送中のジャム等の障害が発生した場合は、機械がアラームを報知して自動的に停止するので、オペレータは表示/操作部20において障害復旧モードに切替えて(ステップS12)、障害復旧処理手段を立ち上げる。障害復旧モードは、表示/操作部の“MODE”キーにあらかじめ設定しておくのが好ましい。
次に障害復旧処理を実行し(ステップS13)、復旧に成功したら、障害が発生した回の処理分若しくはその次の取引分の処理に移行するかを判断し、移行する場合は上記ステップS7に戻って上記動作を繰り返す。なお、上記ステップS13における障害復旧処理の手順は第6図〜第8図に示すとおりである。
第6図は第1の発明に係る障害復旧処理(ステップS13)の実施形態についての詳細を示しており、図面を参照して詳細に説明する。
ジャム等の障害が発生すると、それが障害検知手段44としてのジャム検知センサで検知されて制御部40に通知され、制御部40はオペレータに障害発生を報知すべく報知手段43としてのブザーを鳴らすと共に、液晶表示部21にはエラーコードをアラーム出力として表示する。
このようにしてオペレータに障害としてのジャム発生等が報知され、オペレータによって表示/操作部20の“MODE”キー244が押下されると(復旧モード1を選択)、入金確定した紙幣が存在するスタッカに対応するスタッカLEDの確定枚数表示が、それまで連続点灯表示であったものが点滅表示に変わる。この表示切換は、制御部40を介して行われる。
ブザー音等により障害発生を知ったオペレータは、ジャム等で搬送通路18、18Aに取り残されている紙幣とホッパに残留している未処理の紙幣とを取り除くとともに、LEDが点滅表示しているスタッカ12に収納されている全ての紙幣を、堆積されている順番を崩さずにスタッカ順に重ねて取り出すと共に再度ホッパ11に載置する(ステップS21)。そして、表示/操作部20の“START/STOP”キー241を押下し(ステップS22)、紙幣を搬送通路18に繰り出して(ステップS23)、金種識別及び正損判定を行う(ステップS24)。
もし、その紙幣が正券であれば当該金種の正券用のスタッカへ搬送し収納する(ステップS25)。収納されると当該スタッカの収納枚数にカウントされる(ステップS26)。実際には、当該スタッカの点滅しているLED17に表示されている確定枚数から1が減じられて表示される。ステップS24において損券と判定されると、同様にして当該金種の損券用のスタッカに収納され(ステップS27)、当該スタッカの収納枚数にカウントされる(ステップS28)。この処理を繰り返し、いずれかの金種の正券のスタッカが損券のスタッカよりも先に確定枚数に達した場合は(このとき正券スタッカLED17の表示は“0”になり、点滅表示から点灯表示に変わる。)、次に正損判定された紙幣が当該金種の正券であれば、その判定を損券に変更して(ステップS29)、当該金種の損券用スタッカへ収納し(ステップS27)、当該スタッカの収納枚数にカウントする(ステップS28)。また、前記判定された紙幣が当該金種の損券であれば、そのまま当該金種の損券用スタッカへ収納し(ステップS27)、当該スタッカの収納枚数にカウントする(ステップS28)。このようにして当該金種の正券用スタッカ及び損券用スタッカの収納枚数が共に確定枚数に達すると、それ以降に処理される当該金種の紙幣は、ステップS24で判定された正損結果に従って該当するスタッカに収納され、当該スタッカの収納枚数に加算される(ステップS26又はS28)。このとき当該スタッカのLED17に表示される数字は、障害が発生したときに処理を行っていた入金取引分に係る紙幣の枚数になる。以上の処理を繰り返し、ホッパに紙幣がなくなると処理が終了する。
なお、この処理の終了後に、障害発生時に取り除かれた、ジャム等で搬送通路18、18Aに取り残されている紙幣とホッパに残留していた未処理の紙幣をホッパに再載置し、通常モードに戻して処理を行い、上記障害復旧後のスタッカの収納枚数に加えてから“ACCEPT”キー243を押下して計数データを確定させることになるが、上記ステップS21において、スタッカ12に収納されていた全ての紙幣の上に前記未処理の紙幣を重ねて一括して処理するようにしてもよい。
(第1の発明の実施例)
本紙幣入金処理機が銀行のキャッシュボルト(現金センター)に設置されていて、銀行の各支店A及びBから現金が該キャッシュボルトに送られてきて、これらを連続入金処理する場合について説明する。
支店Aから送られてきた現金には金種毎の明細が記載された伝票が添付されており、この現金(紙幣)を紙幣入金処理機のホッパ11に投入し、START/STOPキーを押下することで処理が開始され、ホッパ11の紙幣が予め設定されている区分条件でそれぞれのスタッカに振り分けられて収納される。支店Aの紙幣の処理が終わると、紙幣入金処理機の表示部に金種ごとの明細が表示され、この表示内容と伝票に記載されている明細とが合致していたら、ACCEPTキーを押下して計数データを確定させる。
本発明の紙幣入金処理機は、正損判定手段を備えており、正損判定手段を通過した紙幣は、所定の判定基準に基づいて、再使用可のもの(正券)と再使用不可のもの(損券)とに区分けされて各々集積されることになる。正損の判定には主として光学特性が用いられるが、正損基準の分かれ目近くの汚れを有する紙幣は、搬送状態等の微妙な変化で正券と判定されたり損券と判定されたりして、判定結果が安定しない。即ち、正損判定の再現性は必ずしも高くないのが現状である。
第1の発明の実施例として、ある特定の金種について正損を3段階に区分けする場合を例にとって説明を進める。
本紙幣入金処理機は7つのスタッカを有しており、ここでは次のような条件でスタッカに割り当てがなされているものとする。
第1スタッカ:第1金種としての20$の特上券(ATM用)
第2スタッカ:第1金種としての20$の普通正券(テラーの払出し用)
第3スタッカ:第1金種としての20$の損券(中央銀行への回収用)
第4スタッカ:第2金種としての10$の特上券+普通正券(再使用用)
第5スタッカ:第2金種としての10$の損券(中央銀行への回収用)
第6スタッカ:低額金種としての1$、2$及び5$の正損混合券
第7スタッカ:高額金種としての50$及び100$の正損混合券
次に支店Bのものについても上記と同様の処理を繰り返すが、この処理中に搬送ジャムが発生した場合について説明する。
装置障害である搬送ジャムが発生しそれをジャム検知センサが検知すると、本装置はオペレータに障害発生を報知すべく、ブザーを鳴らす。
ブザー音により装置障害の発生を知ったオペレータは、ホッパ11に残っている紙幣と搬送通路18上に残っている紙幣を取り去ってひとまとめにしておく。
次に支店Aと支店Bの紙幣が混在した各スタッカの紙幣を全て取り出してひとまとめにして、ホッパに投入する。このとき、スタッカに堆積されている順番を崩さずにホッパに載置する必要がある。その後START/STOPキーを押下すると障害復旧処理が開始される。
障害復旧処理は以下のようにしてなされる。
ホッパに投入された紙幣は金種識別手段及び正損判定手段によりその金種及び正損が判別されると共に、計数手段で枚数が計数され、金種及び正損に応じたスタッカに送られる。
装置は入金処理確定済みの支店Aの名前及び紙幣の金種ごとの合算枚数(確定枚数)を記憶しているので、この操作により、支店Aの確定枚数に到達するまでは、紙幣をスタッカに送り、支店Aの分についての確定枚数を再現させることを優先する。その際、正損の区分けにおいて確定枚数の確保を行う為に、正損の判定結果を覆す処理を行うことがある。
具体的には図1に示すように支店Aの確定分が
第1スタッカ:20$の特上券・・・20枚
第2スタッカ:20$の普通正券・・・10枚
第3スタッカ:20$の損券・・・30枚
第4スタッカ:10$の特上券+普通正券・・・20枚
第5スタッカ:10$の損券・・・10枚
第6スタッカ:1$、2$及び5$の正損混合券・・・30枚
第7スタッカ:50$及び100$の正損混合券・・・20枚
であったときに、
順次金種及び正損に応じて各スタッカに充当して行き、例えば第1スタッカが先に20枚に到達した場合は、次に20$の特上券と判定された紙幣があったとしても、それを20$の普通正券とみなす処理を行って、10枚に達するまで優先的に第2スタッカに収納する。なお、第1スタッカが確定枚数に達したとき、第3スタッカもすでに確定枚数に達しており、第2スタッカが確定枚数に達していなければ、次に繰り出された紙幣が仮に20$の損券と判定されたとしても、これを20$の普通正券とみなす処理を行って10枚に達するまで優先的に第2スタッカに収納する。
同様に、第1スタッカ及び第2スタッカが先に確定枚数に達しており、第3スタッカが30枚に達していなければ、次に繰り出された紙幣が仮に20$の正券と判定されたとしても、20$の損券に判定を覆す処理を行って第3スタッカに収納して復旧処理を優先して行う。なお、他の金種についても同様の処理が行われる。このようにして支店Aの紙幣について、障害発生前の状態に復旧させた後は、それ以降に繰り出されて処理される紙幣は、支店Bの紙幣として通常の判定結果に従って対応するスタッカに収納され、支店Bの分の枚数としてカウントされる。
第7図は第2の発明に係る障害復旧処理の第1の処理の実施形態についての詳細を示しており、図面を参照して詳細に説明する。第2の発明に係る障害復旧処理は処理が2段階に分かれるが、第7図で第1の処理を、第8図で第2の処理を説明する。
なお、第1の発明との違いは、第1の発明は各金種ごとに損券用スタッカが独立して設置されているのに対して、第2の発明では損券用スタッカが全金種共通で、1つしか設置されていない点である。
ブザー音等により障害発生を知ったオペレータは、表示/操作部20の“MODE”キー244により復旧モード2(第1の処理)を選択し、ジャム等で搬送通路18、18Aに取り残されている紙幣とホッパに残留している未処理の紙幣とを取り除くとともに(これは処理から除く)、LEDが点滅表示している正券用スタッカ12に収納されている全ての紙幣を取り出すと共に一括して再度ホッパ11に載置する(ステップS41)。そして、表示/操作部20の“START/STOP”キー241を押下し(ステップS42)、紙幣を搬送通路18に繰り出して(ステップS43)、金種識別及び正損判定を行う(ステップS44)。
もし、その紙幣が正券であれば当該金種の正券用のスタッカへ搬送し収納する(ステップS46)。収納されると当該スタッカの収納枚数にカウントされる(ステップS47)。実際には、当該スタッカの点滅しているLED17に表示されている確定枚数から1が減じられて表示される。ステップ344において損券と判定されると、その判定を正券に変更して(ステップS45)、当該金種の正券用のスタッカに収納され(ステップS46)、当該スタッカの収納枚数にカウントされる(ステップS47)。この処理を繰り返し、いずれかの金種の正券用スタッカが確定枚数に達した場合は(このとき正券スタッカLED17の表示は“0”になり、点滅表示から点灯表示に変わる。)、次に金種識別/正損判定された紙幣が前記確定枚数に達した金種と同一の金種であれば、正損の判定結果にかかわらずリジェクトスタッカ13に搬送し(ステップS48)、異なる金種であれば、正券の場合は当該金種の正券用のスタッカへ搬送して収納し(ステップS46)、損券の場合はその判定を正券に変更して(ステップS45)、当該金種の正券用のスタッカに収納し(ステップS46)、当該スタッカの収納枚数にカウントする(ステップS47)。
次に第2の処理について第8図に基づいて説明する。
以上のようにして全ての金種についての正券用スタッカの復旧が終了すると、オペレータは表示/操作部20の“MODE”キー244により復旧モード2(第2の処理)を選択し、全ての金種の損券が収納されている損券用スタッカに収納されている全ての紙幣を取り出すと共に一括して再度ホッパ11に載置する(ステップS51)。そして、表示/操作部20の“START/STOP”キー241を押下し(ステップS52)、紙幣を搬送通路18に繰り出して(ステップS53)、金種識別及び正損判定を行う(ステップS54)。
もし、その紙幣が損券であれば損券用のスタッカへ搬送し収納する(ステップS56)。収納されると損券用スタッカの当該金種の収納枚数にカウントされる(ステップS57)。ステップS54において正券と判定されると、その判定を損券に変更して(ステップS55)、前記損券用スタッカに収納し(ステップS56)、損券用スタッカの当該金種の収納枚数にカウントする(ステップS57)。
この処理を繰り返し、いずれかの金種が確定枚数に達した場合は、次に金種識別/正損判定された紙幣が前記確定枚数に達した金種と同一の金種であれば、正損の判定結果にかかわらずリジェクトスタッカ13に搬送し(ステップS58)、異なる金種であれば、損券の場合は前記損券用スタッカへ搬送して収納し(ステップS56)、正券の場合はその判定を損券に変更して(ステップS55)、損券用スタッカに収納し(ステップS56)、損券用スタッカの当該金種の収納枚数にカウントする(ステップS57)。
以上のようにして全ての金種についての損券の確定枚数に達すると、損券用スタッカの復旧が終了する。
(第2の発明の実施例)
本実施例では7つのスタッカの割り当てを以下のようにしている。
第1スタッカ:1$の正券
第2スタッカ:5$の正券
第3スタッカ:10$の正券
第4スタッカ:20$の正券
第5スタッカ:50$の正券
第6スタッカ:100$の正券
第7スタッカ:金種混合の損券
第2の発明では損券が金種を問わずに同一のスタッカに纏められている点に特色がある。
この実施例においては、復旧処理操作が2段階に分かれている。最初に第1スタッカから第6スタッカまでの紙幣を集めてホッパに再投入する第1の処理を行い、それに続いて第7スタッカの損券をホッパに再投入する第2の処理を行う。
第1の処理では例えば10$の正券と判定されればそのまま第3スタッカに収納され、10$の損券と判定されると、10$の正券へ判定を変更する処理を行って第3スタッカに収納される。このようにして第3スタッカの確定枚数に達すると、その後に繰り出された10$紙幣は正損の判定の如何にかかわらず、すべてリジェクトスタッカ13に搬送される。
このようにして、第1スタッカ〜第6スタッカの復旧が完了すると、第1の処理が終了する。
次に、オペレータは第7スタッカから回収した金種混合の損券をホッパ11に載置し、第2の処理を実行する。
繰り出された紙幣は、金種識別及び正損の判定がなされるが、正損の判定の結果如何にかかわらず、その金種の確定枚数に達するまでは、すべて損券として第7スタッカに搬送され収納され、確定枚数を超えた分はリジェクトスタッカに搬送される。例えば、10$の損券の確定枚数が10枚であった場合、10$紙幣の最初の10枚は正損の判定結果にかかわらず、すべて損券として第7スタッカに搬送され、その後に繰り出された10$紙幣は正損の判定結果にかかわらずすべてリジェクトスタッカに搬送される。こうして、すべての金種について確定枚数に到達し、ホッパ11に紙幣がなくなると処理が終了する。
なお、この例では紙幣の金種を6種類としているが、金種数は任意であり、金種数に応じてスタッカを設ければ良い。
Claims (6)
- ホッパに載置した入金取引毎の紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して入金処理する紙幣入金処理機において、該紙幣入金処理機は、
前記紙幣の金種識別を行う金種識別手段と、前記紙幣の正損の判定を行う正損判定手段と、前記金種識別及び正損判定がされた紙幣の計数を行う計数手段と、該計数された紙幣の枚数を金種及び正損別に記憶する記憶手段と、前記計数された紙幣を金種及び/又は正損別に収納する複数のスタッカと、入金処理中の障害発生を検知する障害検知手段と、該障害検知手段で障害が検知されたことを報知するための報知手段と、前記スタッカの収納枚数を前記障害発生が発生する直前の確定枚数に復旧させる障害復旧処理手段と、該障害復旧処理手段を立ち上げるための復旧モード切替手段とを備えるとともに、
2回目以降の入金取引分の紙幣の入金処理中に前記報知手段によって障害発生が報知され、その時点で各スタッカに収納されているすべての紙幣が堆積された順番を保ったままオペレータによって前記ホッパに再載置されて、前記復旧モード切替手段が操作されて前記障害復旧処理手段が立ち上げられると、
前記障害復旧処理手段は、
前記ホッパに再載置されたすべての紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して、金種識別及び正損の判定を行い、前記金種識別及び正損判定がされた紙幣を金種及び正損別に元のスタッカに収納するとともにその枚数を計数し、
前記いずれか一のスタッカの収納枚数が、前記記憶手段に記憶されている該スタッカの前記確定枚数に達した場合には、前記確定枚数に達したスタッカに収納された紙幣と同一の金種の紙幣については正損の判定の如何にかかわらず、前記金種に割り当てられている他のスタッカに収納し、該他のスタッカの収納枚数が前記記憶手段に記憶されている該他のスタッカの前記確定枚数に達した場合には、前記同一の金種に関する残りの紙幣については正損判定結果通りに、当該金種の正損別に割り当てられたスタッカに収納する処理を行い、該処理をすべての金種について繰り返すことにより、障害復旧処理を行うことを特徴とする紙幣入金処理機。 - 前記複数のスタッカの数が3であり、これらを金種には依存させずに正損の度合いを3段階に分けたものに各々対応させたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の紙幣入金処理機。
- 前記複数のスタッカの数が3であり、そのうちの1つを特定金種の正券に対応させ、他の1つを前記特定金種の損券に対応させ、残る1つを前記特定金種以外の正損混合券に対応させたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の紙幣入金処理機。
- 前記複数のスタッカの数が7であり、このうちの3に対して第一金種についての正損の度合いを3段階に分けたものに各々対応させると共に、第4番目のスタッカを第二金種の正券に対応させ、第5番目のスタッカを第二金種の損券に対応させ、第6番目のスタッカを第一金種及び第二金種を含まない低額金種の正損混合券に対応させ、第7番目のスタッカを第一金種及び第二金種を含まない高額金種の正損混合券に対応させたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の紙幣入金処理機。
- ホッパに載置した入金取引毎の紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して入金処理する紙幣入金処理機において、該紙幣入金処理機は、
前記紙幣の金種識別を行う金種識別手段と、前記紙幣の正損の判定を行う正損判定手段と、前記金種識別及び正損判定がされた紙幣の計数を行う計数手段と、該計数された紙幣の枚数を金種及び正損別に記憶する記憶手段と、金種別に設けられた複数の正券用スタッカと、金種を問わずに損券のみを収納する唯一の損券用スタッカと、所定の条件の下にリジェクトされた紙幣を収納するリジェクトスタッカと、入金処理中の障害発生を検知する障害検知手段と、該障害検知手段で障害が検知されたことを報知するための報知手段と、前記各正券用スタッカ及び損券用スタッカの収納枚数を前記障害発生が発生する直前の確定枚数に復旧させる障害復旧処理手段と、該障害復旧処理手段を立ち上げるための復旧モード切替手段とを備えるとともに、
2回目以降の入金取引分の紙幣の入金処理中に前記報知手段によって障害発生が報知され、その時点で前記正券用スタッカに収納されているすべての紙幣が一括してオペレータによって前記ホッパに再載置されて、前記復旧モード切替手段が操作されて前記障害復旧処理手段が立ち上げられると、
前記障害復旧処理手段は、
前記ホッパに再載置されたすべての紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して、金種識別及び正損の判定を行い、前記金種識別された紙幣を正損判定の如何にかかわらず正券として金種別の前記正券用スタッカに収納するとともにその枚数を計数し、
いずれか一の金種の正券用スタッカの収納枚数が、前記記憶手段に記憶されている該正券用スタッカの前記確定枚数に達した場合には、前記確定枚数に達した金種と同一の金種の紙幣については正損の判定の如何にかかわらず前記リジェクトスタッカに収納する第1の処理を再載置されたすべての紙幣について行い、
前記第1の処理に続いて、前記損券用スタッカに収納されている全紙幣が一括してオペレータによって前記ホッパに再載置されると、
前記障害復旧処理手段は、
前記ホッパに再載置されたすべての紙幣を順次1枚ずつ分離繰出して、金種識別及び正損の判定を行い、前記金種識別された紙幣を正損判定の如何にかかわらず損券として前記損券用スタッカに収納するとともにその枚数を金種毎に計数し、
前記損券用スタッカの収納枚数が、前記記憶手段に記憶されている損券用スタッカの前記金種毎の確定枚数に達した場合には、前記確定枚数に達した金種と同一の金種の紙幣については正損の判定の如何にかかわらず前記リジェクトスタッカに収納する第2の処理を行うことにより、障害復旧処理を行うことを特徴とする紙幣入金処理機。 - さらに表示/操作部を備え、該表示/操作部には前記スタッカへの収納枚数を表示するスタッカLEDが配設されており、前記障害復旧処理手段が立ち上がると、前記スタッカLEDに表示された前記確定枚数を連続点灯表示から点滅表示に変えると共に、前記再載置紙幣の収納枚数に基づいて前記確定枚数を減算表示するようにした請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の紙幣入金処理機。
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