JP5500267B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動取引装置に関し、とくに、自動取引装置は、現金自動預入支払機(ATM: Automated Teller Machine)または現金自動取引装置に適用して好適なものであって、紙幣の自動精査において不明券としての計数を減らす制御機能を備えるATM装置である。
従来、ATM装置として、特開2010−108160号公報に示すように、貨幣受入部から入金された貨幣および出金する貨幣を収納する複数の収納庫と、貨幣を鑑別、計数する鑑別部とを有し、自動的に顧客と取引する装置が提案されている。この装置では、貨幣の精査の際に、収納庫の内1つを貨幣が収納されていない空の状態にし、他の収納庫の1つに収納された貨幣を鑑別部に送って鑑別、計数した後、空の状態の収納庫に収納していくことで、新たな空の状態の収納庫を作り、同様の動作ですべての収納庫内の貨幣を鑑別、計数することにより、係員の手で計数させることなく紙幣を精査する。これにより、係員による紙幣の計数間違い等の人為的ミスを無くし、係員の紙幣計数という手間を省いて業務効率を向上させることを提案している。
たとえば、オペレータがATM装置において所定の操作で紙幣を移動させる場合、移動元カセットから移動先カセットヘ直接紙幣を移動できない。紙幣は移動元カセットである紙幣収納庫から一枚ずつ搬送路に繰り出され、搬送路を介して、認識部または鑑別部に送られる。認識部では、正常と認識された紙幣を一時保留部に送って保留させ、異常と認識された紙幣を不明券搬送先の移動先カセットであるRJ(ReJect)庫へ搬送して集積している。一時保留部は、保留した正常な紙幣を移動先カセットである回収庫へ搬送して集積している。
しかしながら、移動カセット内の紙幣の集積状況や一時保留部における分離機構の磨耗状況によってRJ紙幣が発生することが考えられる。これは、紙幣が前述した送信元カセットからの分離で、紙幣同士の少なくとも一部が重なって搬送される状態である重走や、紙幣が連続して(通常の搬送状態における紙幣間の間隔よりも狭い間隔で)搬送される状態である連鎖等を原因として、不明券搬送先に搬送される、いわゆる“死に金”紙幣が増えることを意味する。また、紙幣の曲がりまたはスキューによって搬送路上で紙幣が詰まる状態である紙詰りまたはジャムが発生することも考えられる。このような発生を防止する上で曲がった紙幣を除去させると、不明券搬送先に搬送される“死に金”紙幣は増えることになる。
本発明はこのような状況に鑑み、異常と判別された紙幣を搬送中に正常な紙幣になるように処理して、不明券搬送先に搬送される紙幣の枚数を減らすことができる自動取引装置を提供する。
本発明の一態様は、紙幣を取り引きする自動取引装置であって、紙幣を収納する複数の収納部と、入金または出金で検出した特殊な紙幣を収納する特殊紙幣収納部と、前記複数の収納部および前記特殊紙幣収納部を接続するとともに、紙幣を搬送する搬送路と、前記搬送路において搬送された紙幣が有する特徴を鑑別する鑑別部と、前記鑑別した紙幣を一時保留する一時保留部と、顧客が投入した紙幣を1枚毎に分離して前記搬送路に繰り出し、かつ前記搬送路を介して搬送された前記顧客に引き渡す紙幣を集積する接客部と、前記搬送路において前記紙幣の有無を検知する複数の検知部と、前記搬送路上の前記紙幣を搬送する搬送機構を駆動する複数の駆動部と、前記複数の駆動に供給する駆動信号を制御信号に応じて生成する駆動信号生成部と、前記搬送された紙幣が正常な紙幣であるか異常な紙幣であるかを示す媒体管理情報を記憶し、前記自動取引装置の動作を制御するアプリケーションプログラムを実行のためにロードする記憶部と、前記複数の検知部、前記鑑別部、前記駆動信号生成部および前記記憶部を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、移動元の収納部から前記一時保留部への前記紙幣の移動させる際に、前記鑑別部から供給される結果を基に前記媒体管理情報を作成し、前記作成した媒体管理情報の前記記憶部への書込みおよび読出しを制御し、前記一時保留部から前記紙幣を移動先の空状態にある収納部に移動させる処理において、読み出した媒体管理情報を基に、正常な紙幣の搬送処理と異常な紙幣の搬送処理を行うように前記複数の駆動部を駆動させるように、前記駆動信号生成部の前記制御信号を生成し、前記異常な紙幣の搬送処理においては、前記紙幣の異常な状態を解消するように前記制御信号を生成し、前記複数の駆動部により前記正常な紙幣を前記移動先の収納部に搬送し、前記異常な紙幣の搬送処理を経た紙幣を前記鑑別部で鑑別し、鑑別した結果が異常を示した紙幣を前記特殊紙幣収納部に搬送することを特徴とする。
前記制御部は、前記複数の検知部からの検知情報を基に、前記紙幣が、正常、重走、完全重走、連鎖および紙詰りのいずれの状態にあるかを判別するよう構成されてもよい。
前記制御部は、前記紙幣が完全重走していると判別した場合に、前記複数の駆動部のうち第1の駆動部により完全重走した紙幣を通常よりゆっくり搬送する制御で前記搬送路を移動先方向に搬送し、前記複数の駆動部のうち第2の駆動部が搬送する領域に所定量だけ送り込み、前記第1の駆動部を停止させた後、所定時間にわたって前記第1の駆動部を一時集積部の方向に送るように逆回転させ、前記第2の駆動部を移動先方向に回転させ、前記複数の駆動部のうち通常の回転速度で回転する第3の駆動部の搬送領域に所定量だけ搬送させ、前記第2の駆動部を停止させ、前記第3の駆動部だけを回転させることによって1枚だけ分離するよう構成されてもよい。
前記制御部は、前記複数の検知部から供給される検知情報に基づいて前記搬送路において紙詰りであると判断した場合、前記搬送路上にある前記紙幣をすべて前記一時保留部に再度搬送することで自動復旧を試みるよう構成されてもよい。
前記制御部は、前記複数の駆動部の駆動において、重走、連鎖やスキューを解消すべく前記複数の駆動部それぞれの回転速度に速度差が生じるように個々の駆動部の回転速度および回転方向を調整するよう構成されてもよい。
前記制御部は、前記複数の検知部から供給される検知情報を基に前記搬送路で紙詰りであると判断し、通常よりゆっくりした速度による剥がし制御をしても、1枚ずつ確実な分離が難しい状態である場合、紙詰りが生じた付近の紙幣だけを前記特殊紙幣収納部に搬送し、残りの紙幣を再度移動元の収納部に戻すことで自動復旧を試みるよう構成されてもよい。
前記複数の駆動部は、前記制御部の制御により個々の駆動部の回転速度および回転方向を調整されてもよい。
本発明の一態様の自動取引装置によれば、移動元の収納部からの分離で異常紙幣が発生し一時保留部に集積されたとしても、一時保留部からの分離で1枚ずつに剥がして分離し、異常紙幣にならないようにする。このことで不明券搬送先の特殊紙幣収納部に搬送される紙幣、いわゆる死に金を減らすことができる。
本発明の実施形態に係る自動取引装置を適用したATM装置における紙幣入出金機の概略的な構成を示すブロック図である。 図1のATM装置におけるメインルーチンの動作手順を示すフローチャートである。 図2のメインルーチンにおける自動精査ユーティリティの動作手順を示すフローチャートである。 図3の自動精査ユーティリティにおける移動元から一時保留部への紙幣搬送の動作手順を示すフローチャートである。 図4の動作手順に応じて搬送路に着目した場合の紙幣が搬送される方向および経路を示す図である。 図3の自動精査ユーティリティにおける一時保留部から移動先への紙幣分類搬送の動作手順を示すフローチャートである。 図6の動作手順に応じて搬送路に着目した場合の紙幣が分類搬送される方向および経路を示す図である。 図6の動作手順で一つの収納部に対して紙幣の精査が完了した際の状態を示す図である。 図6の自動精査ユーティリティにおける完全重走を含む一時保留部から移動先への紙幣分類搬送の動作手順を示すフローチャートである。 図6の動作手順で紙詰りが発生した際の状態を示す図である。 図10の紙詰りが重度で搬送路に着目した場合の紙幣が自動復旧の搬送方向および経路を示す図である。
<第1の実施例>
次に添付図面を参照して本発明による自動取引装置の第1の実施例を詳細に記述する。図1を参照すると、本発明による自動取引装置の第1の実施例は、ATM装置における紙幣入出金機10である。紙幣入出金機10は、紙幣を収納する複数の収納部18、20、22、24および26と、入金または出金で検出した特殊な紙幣を収納する特殊紙幣収納部28とを備える。紙幣を搬送する搬送路46で複数の収納部18、20、22、24および26、ならびに特殊紙幣収納部28が接続される。搬送路46において、搬送された紙幣が有する特徴を鑑別する鑑別部16で紙幣を鑑別し、搬送路46を介して鑑別した紙幣を一時保留する一時保留部14にこの紙幣を保留する。顧客が投入した紙幣を1枚毎に分離して搬送路46に繰り出し、かつ搬送路46を介して搬送された顧客に引き渡す紙幣を集積する接客部12で紙幣を取り引きする。
紙幣入出金機10は、メモリに紙幣の状況および紙幣に対する特徴的なパラメータを含む媒体管理情報を記憶し、この装置の動作を制御するアプリケーションプログラムを実行のためにロードする。制御部40で複数の媒体検知センサ32aないし32x、鑑別部16、ドライバ44およびメモリ42を制御する。搬送路46において複数の媒体検知センサ32aないし32xで紙幣の有無を検知する。ドライバ44で複数のモータ34、36および38に供給する駆動信号52、54および56を制御信号50に応じて生成し、複数のモータ34、36および38で搬送機構を駆動して搬送路46上の紙幣を搬送する。
紙幣入出金機10の制御部40は、移動元の収納部24から一時保留部14への紙幣の移動させる際に、鑑別部16から供給される結果を基に媒体管理情報58を作成し、作成した媒体管理情報58の書込みおよび読出しを制御する。一時保留部14から一枚ずつ紙幣を移動先の空状態にある収納部26に移動させる処理において、読み出した媒体管理情報58を基に正常な紙幣の搬送処理と異常な紙幣の搬送処理を行うよう複数のモータ34、36および38を駆動させるように、ドライバ44の制御信号50を生成する。さらに、異常な紙幣の搬送処理においては、紙幣の異常な状態を解消するように制御信号50を生成する。複数のモータ34、36および38の駆動により正常な紙幣を移動先の収納部26に搬送させる。異常な紙幣の搬送処理を経た紙幣を鑑別部16で鑑別し、鑑別した結果が異常を示した紙幣を特殊紙幣収納部28に搬送させる。これにより、たとえば移動元の収納部24からの分離で異常紙幣が発生し一時保留部14に集積されたとしても、一時保留部14からの移動において1枚ずつに剥がして分離し、異常紙幣にならないようにすることで不明券搬送先の特殊紙幣収納部28に搬送される紙幣、いわゆる死に金を減らすことができる。
ATM装置における紙幣入出金機10は、図1に示すように、接客部12、一時保留部14、鑑別部16、収納部18、20、22、24および26、特殊紙幣収納部28および30、媒体検知センサ32aないし32x、モータ34、36および38、制御部40、メモリ42ならびにドライバ44を含む。また、紙幣入出金機10は、接客部12、一時保留部14、鑑別部16、収納部18、20、22、24および26、特殊紙幣収納部28および30のそれぞれが搬送路46を介して接続されている。紙幣入出金機10は、還流入出金機(BRM: Bill Recycle Module)ともいう。
接客部12は、顧客が入金する紙幣を分離し、顧客に出金する紙幣を集積する機能を有する。接客部12は、図示しないが紙幣の分離機構および紙幣の繰出し機構を具備している。また、接客部12は、入金額を入力する入力部や出金額を表示する表示部、紙幣や硬貨を出し入れする取出口も有している。
一時保留部14は、顧客の入金した紙幣のうち、正常に鑑別された紙幣を一時保管する収納部または収納領域である。一時保留部14は、破線で示すように円筒型の収納部を有し、これに紙幣を巻き付けるようにして収納している。
鑑別部16は、顧客の入金した紙幣または顧客に出金する紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別する機能を有する。鑑別部16は、たとえば従来からの磁気特性を用いるような各種のセンサ等により真贋を判定している。鑑別部16は、一枚ずつ紙幣を鑑別し、鑑別結果を鑑別データとして、信号線48を介して制御部40に供給する。
収納部18、20、22、24および26は、それぞれ、顧客の入金した紙幣または顧客に出金する紙幣および他の収納部から出金された紙幣を収納する収納庫またはカセットであり、同一サイズである。また、特殊紙幣収納部28および30は、入金または出金で検出した特殊なまたは異常な紙幣を収納する収納庫またはカセットである。
なお、収納部18、20、22、24および26、ならびに特殊紙幣収納部28および30には、図示しないが、紙幣が空状態にあるか否かを検知するセンサが配設されている。このセンサは、検知した結果を制御部40に報知している。
媒体検知センサ32aないし32xは、搬送路40の所定の位置に配設され、搬送路40を通過する紙幣の有無を検出する機能を有する。媒体検知センサ32aないし32xは、受光光量の差を基に紙幣の有無を検出する。この検出を実現させるため、媒体検知センサ32aないし32xは、発光ダイオードおよびフォトトランジスタを用いて一対のフォトセンサを形成している。発光ダイオードは発光側に配設し,フォトトランジスタは受光側に配設する。媒体検知センサ32aないし32xは、基本的に紙幣が有ると、光路が塞がれることにより受光光量が少なく、紙幣が無いと、光路が塞がれないことにより受光光量が多い。したがって、ATM装置における制御部40は、媒体検知センサ32aないし32xからの受光光量を示す信号レベルが所定の受光光量を示す信号レベルより大きいか否かを基に搬送路40の媒体検知センサ32aないし32xの配設位置における紙幣の有無を判別し、紙幣の状況が正常、重走、完全重走、連鎖および紙詰まりのいずれにあるかを判別している。とくに、6つの媒体検知センサ32tないし32x、ならびに32lは、受渡しセンサとして機能し、また、6つの媒体検知センサ32gないし32k、ならびに32mはカセット内部に配設した集積センサとして機能させている。
ここで、図1に記されている三角形は、たとえば発光と受光の方向を表わしている。媒体検知センサ32aないし32sは、各検知信号を、信号線48を介して制御部40に供給している。
モータ34、36および38は、一時保留部14に紙幣を集積させ、また、一時保留部14から紙幣を分離するために用いる。モータ34、36および38には、制御部40からの制御信号50に応じてドライバ44で生成した駆動信号52、54および56が供給される。モータ34、36および38は、供給された駆動信号52、54および56に応じて駆動する。モータ34、36および38は、駆動により紙幣を集積したり、所定の収納庫に収納させたりして、紙幣を分類する。また、モータ34、36および38は、重走や連鎖を解消すべくモータの回転速度に速度差が生じるように個々の回転速度および回転方向が調整可能である。
制御部40は、あらかじめアプリケーションとして組まれている自動精査プログラムまたはユーティリティを起動実行させ、設置した媒体検知センサ32aないし32sの検知結果および鑑別部16の結果に応じて紙幣を、一枚ずつ異常か否かを判定し、判定した情報を管理し、判定した情報を基に紙幣入出金機10の動作を制御する機能を有する。制御部40は、たとえばCPU(Central Processing Unit)である。自動精査プログラムまたはユーティリティは、制御部40自体に内蔵して起動実行させてもよいが、本実施例では、図示しないハードディスク装置のような記憶媒体にあらかじめプログラムを記憶させておき、起動要求に応じて、たとえばメモリ42にアプリケーションソフトとしてローディングさせて起動し、制御部40を介して、自動精査を実行させている。
とくに、本実施例において制御部40は、判定した情報を基にモータ34、36および38の駆動を制御する制御信号54を生成する。制御部40は、制御信号50をドライバ44に出力する。また、制御部40は、一枚ずつ一時収納部14に集積させた紙幣に対する異常か否かの情報58をメモリ42に供給し、書き込む。制御部40は、一時収納部14に集積させた紙幣を分類する場合、メモリ42に記憶した情報58を読み出し、情報58が示す正常/異常に対応した制御信号50を生成する。制御部40は、生成した制御信号50をドライバ44に出力する。
メモリ42は、情報を記憶する機能を有する。メモリ42は、制御部40から供給される紙幣に対する異常か否かの情報58を集積順に格納し、蓄積した情報58を制御部40に読み出す。メモリ42は、制御部40で記述したように、アプリケーションソフトウェア(プログラム)をローディングし、実行可能にする容量を備えている。
ドライバ44は、供給される制御信号に応じて駆動信号を生成する機能を有する。本実施例においてドライバ44は、制御信号50に応じてモータ34、36および38を駆動させる駆動信号52、54および56を生成し、モータ34、36および38に生成した駆動信号52、54および56を供給する。
次に紙幣入出金機10の動作について記述する。行員(操作者)は、図示しないATM装置の監査キーを回して、ATM装置を図2に示すように、スーパバイザモードに設定する。この設定によりATM装置は取り扱いを中止する(ステップS10)。このとき、紙幣入出金機10は、紙幣を計数し、計数して確定された枚数の紙幣を収納部18ないし26に装填する。
次にアプリケーションである保守ユーティリティを起動する(ステップS12)。紙幣入出金機10は、収納部18ないし26に対して収納部毎に分離/集積に対する優先または縮退の機能制限を、収納部18ないし26のいずれかが空になるように設定する。なお、縮退とは一部の機能を使用しない状態にすることである。たとえば収納部26を分離優先/集積縮退と機能制限を設定した場合、収納部26は顧客の入金した紙幣の収納には使用されず、顧客への出金にだけ使用される。この設定完了後、ATM装置の監査キーを回してATM装置の取り扱いを開始する(ステップS14)。
操作者は、業務終了後、再び、ATM装置の監査キーを回して、スーパバイザモードに変更し、ATM装置の取り扱いを中止する(ステップS16)。
次にアプリケーションである自動精査ユーティリティを起動する(ステップSUB1)。この起動に際して、自動精査実行ボタンを押下する。異常紙幣として重走紙幣や連鎖紙幣を、一般に、リジェクト(RJ)紙幣という。
次に一時保留部14に搬送されたRJ紙幣を自動精査する(サブルーチンSUB1)。この自動精査は、図3に示すように、紙幣を、移動元の収納部から一時保留部14への搬送(サブルーチンSUB2)、および一時保留部14から移動先の収納部への搬送(サブルーチンSUB3)を、順次、実行する。
一時保留部14から移動先の収納部への搬送(サブルーチンSUB3)後、移動先の収納部の満杯判定処理に進む(サブステップSS10へ)。
次に移動先の収納部26が満杯か否かを判定する(サブステップSS10)。移動先の収納部26が満杯の場合(YES)、収納部26が満杯を表示して、動作を停止し、リターンして精査の処理を終了する。移動先の収納部26が満杯でない場合(NO)、特殊紙幣収納部28の満杯判定処理に進む(サブステップSS12へ)。
特殊紙幣収納部28の満杯判定処理は、特殊紙幣収納部28が満杯か否かを判定する(サブステップSS12)。特殊紙幣収納部28が満杯の場合(YES)、特殊紙幣収納部28が満杯を表示して、動作を停止し、リターンして精査の処理を終了する。また、特殊紙幣収納部28が満杯でない場合(NO)、移動元の収納部24が空状態か否かの判定処理に進む(サブステップSS14へ)。
次に移動元の収納部が空か否かを判定する(サブステップSS14)。本実施例では、収納部24が空の場合(YES)、当該の収納部24に対する精査が完了したと判断して次の移動元の収納部に対する処理に移行する。また、収納部24に紙幣が存在する場合(NO)、移動元の収納部24から一時保留部14への搬送(サブルーチンSUB2)に戻って、移動元の収納部24から一時保留部14への搬送(サブルーチンSUB2)および一時保留部14から移動先の収納部26または特殊紙幣収納部28への搬送(サブルーチンSUB3)を繰り返す。
なお、図示していないが、未鑑別状態にある紙幣を収納した他の収納部が移動元として存在している場合、たとえば他の収納部18、20および22に対しても、一つ空いている収納部を移動先の収納部に設定し、前述した精査の動作手順を繰り返すことができる。すなわち、空いた収納部に未鑑別の収納部に収納されている紙幣に対して分類処理を3回繰り返して、業務終了後における未鑑別の収納部に対する計数動作が完了する。この完了により一時保留部14から移動先の収納部への搬送処理をリターンして終了する。これにともない、自動精査ユーティリティの動作をリターンしてATM装置における基本ルーチンの動作も終了する。
また、特殊紙幣収納部28に搬送したRJ紙幣は行員(操作者)が手で計数する。
次に移動元の収納部から一時保留部14への搬送について図4を参照しながら、記述する(サブルーチンSUB2)。
ここで、本実施例の紙幣入出金機10は、たとえば中華人民共和国の紙幣、人民元を扱う場合を例示し、収納部18に10元紙幣、収納部20に20元紙幣、収納部22に50元紙幣および収納部24に100元紙幣を、それぞれ、収納している。そして、収納部26は、空き状態にある。また、自動精査ユーティリティは、移動元、移動先の収納部またはカセットの縮退を設定しない。メモリ42にロードされたアプリケーションの自動精査ユーティリティは、紙幣入出金機10の制御部40に縮退を設定しない条件を示すデータを通知し、書き込む(サブステップSS16)。紙幣入出金機10は、制御部40からデータ書込みに対する応答RSP(ReSPonse)をメモリ42に返す(サブステップSS18)。
自動精査ユーティリティは、応答RSPを受けて、紙幣を移動する命令CMD(CoManD)をメモリ42から制御部40に出力する(サブステップSS20)。
ここで、命令CMDは、移動枚数200枚、移動元の収納部24、移動先の収納部26および不明券またはRJ紙幣の移動先を特殊紙幣収納部28に設定する内容である。
命令CMDを受けた制御部40は、移動元の収納部から一時保留部14への紙幣の搬送を制御する(サブステップSS22)。紙幣入出金機10は、収納部24に収納されている紙幣を1枚ずつ分離して、搬送路46に繰り出し、鑑別部16に送って鑑別する(サブステップSS24)。
鑑別部16での紙幣を鑑別した結果が正常の場合、この紙幣は一時保留部14に搬送される。また、鑑別結果が異常の場合もこの紙幣はRJ紙幣として一時保留部14に搬送される。鑑別部16は、制御部40に鑑別した紙幣の正常/異常だけでなく、紙幣のパラメータも供給している。この際、制御部40は、一時保留部14に集積された紙幣1枚毎に媒体管理情報58を作成し、メモリ42に記憶する(サブステップSS26)。
ここで、媒体管理情報58は、集積された紙幣の鑑別結果として制御部40に供給されるパラメータであり、具体的には、金種および長さ、ならびに紙幣の搬送状態として正常紙幣、重走紙幣および連鎖紙幣等を含む情報である。
紙幣入出金機10における紙幣は、搬送路46に着目した図5において、収納部24から矢印60、62および64が示す搬送路に沿って一時保留部14まで移動する。移動させる紙幣の数は、数枚ずつないし一時保留部14の集積容量に応じて動作させてもよいし、大量の格納量があれば、一度に収納部24の紙幣すべてを搬送させるようにしてもよい。
収納部24から指定された枚数の分離が終了、すなわち搬送が完了したか否か判定する(サブステップSS28)。未終了の場合、分離を継続する。また、終了の場合、リターンして、移動元の収納部から一時保留部14への紙幣搬送を終了する。
次に一時保留部14に集積されている正常紙幣/RJ紙幣を移動先の収納部への搬送について図6を参照しながら、記述する(サブルーチンSUB3)。この搬送処理は、一時保留部14に集積されている紙幣を1枚ずつ分離して搬送路46に繰り出させ、分類して各部に供給する処理である。この処理にあたって、まず、制御部40は、メモリ42に記憶した媒体管理情報58を紙幣の収納順と逆の順序で読み出す(サブステップSS30)。
次に読み出した媒体管理情報58を基に繰り出す紙幣が正常か否か判断する(サブステップSS32)。情報58が紙幣の正常を示す場合(YES)、制御部40は、一時保留部14に集積されている紙幣を通常の分離速度・制御で分離するように各部、とくに、モータ34、36および38の駆動を制御する(サブステップSS34)。この制御により、集積した紙幣を搬送路46に繰り出し、収納部26に搬送する。搬送路46に着目した図7で示すと、紙幣入出金機10における紙幣は、一時保留部14から矢印66、68および70が示す搬送路に沿って収納部26まで移動する。
また、媒体管理情報58が紙幣の異常を示す場合(NO)、異常の種類の特定に進む(サブステップSS36へ)。
異常紙幣が重走紙幣か否かを判定する(サブステップSS36)。媒体管理情報58が重走紙幣を示す場合(YES)、重走紙幣の分離処理に進む(サブステップSS38へ)。媒体管理情報58が重走紙幣を示さない場合(NO)、連鎖紙幣か否かの判定処理に進む(サブステップSS40へ)。
次に連鎖紙幣か否かを判定する(サブステップS40)。媒体管理情報58が連鎖紙幣を示す場合(YES)、重走紙幣の分離処理に進む(サブステップSS38へ)。また、媒体管理情報58が連鎖紙幣を示さない場合(NO)、重走および連鎖以外の対応処理に進む(サブステップSS42へ)。この対応処理には、スキュー紙幣の対応処理があり、後述する。
重走紙幣の場合、重走紙幣の分離処理(サブステップSS38)において搬送路46の危険とみなされている区間を、通常の分離速度・制御よりも低速の搬送速度で、ゆっくりと剥がし制御をしながら、1枚ずつ確実に分離する。重走におけるゆっくりした剥がし制御では、異常紙幣の搬送速度を、通常の搬送速度より低速で、かつ後述するぴったりした(完全)重走におけるゆっくりした剥がし制御での搬送速度より高速の速度として行なう。
この分離処理において制御部40は、モータ34を低速で回転するように制御して重走紙幣を、モータ34よりも中程度の回転速度で回転するモータ36の搬送領域に送り込む。重走紙幣は、モータ34とモータ36の速度差によって重走紙幣の重なり度合を少なくする。この後、制御部40は、高速で回転するモータ38の搬送領域に一定量だけ搬送したところでモータ36を停止するように制御する。これにより、モータ38だけの回転によって1枚だけ分離し、搬送路46に繰り出す。
また、紙幣間隔が短い連鎖紙幣の場合も重走分離処理(サブステップSS38)と同様な制御にて接近度合を少なくし、1枚ずつ確実に分離し、搬送路46に繰り出す。
より具体的な重走紙幣の分離処理について記述する(サブステップSS38)。一時保留部14に設けられた円筒体には、ベルトとともに、異常紙幣、正常紙幣がこの順に2組巻き付けて集積されている。しかしながら、異常紙幣が3枚の重走であることから、実質的に、一時保留部14には4枚収納されている。
分離を開始すると、制御部40は、モータ38、36および34の順に駆動するように制御する。駆動制御は、モータ38を起動し、モータ36を高速起動し、最後にモータ34を高速起動する。次に1組目は正常紙幣であるから、通常のモータ駆動制御により通常の分離速度で分離を実行する。
次の2組目の紙幣は重走紙幣であるから、1組目の紙幣がモータ36による搬送範囲を抜けたとき、制御部40は、モータ34を低速から停止させ、モータ36の回転速度を低下するように制御する。上述したように低速のモータ34と中速のモータ36との速度差によって重走紙幣を剥がす。さらに、危険区間での分離の前に、制御部40は、モータ36の駆動を停止させるように制御する。この停止は、鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46上の紙幣がなくなるまで待つ。搬送路46上の紙幣がなくなったとき、制御部40は、モータ36を中速度に駆動するように制御する。
そして、重走紙幣がモータ38の搬送範囲に所定量送り込まれたとき、制御部40はモータ36の駆動を停止するように制御する。モータ38は所定の回転速度で駆動していることから、重走紙幣の1枚目が分離される。分離された1枚目の紙幣が鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46からなくなるまで待つ。
制御部40は、モータ38の搬送範囲内の搬送路46から分離された1枚目の紙幣がなくなった後、モータ36を中速度で駆動するように制御する。再び、重走紙幣がモータ38の搬送範囲に所定量送り込まれたとき、制御部40はモータ36の駆動を停止するように制御する。モータ36の停止とモータ38の駆動による回転速度差で重走紙幣の2枚目が分離される。2枚目の重走紙幣が鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46上の紙幣がなくなるまで待つ。
紙幣がなくなったら、制御部40は、モータ36を中速度で駆動するように制御する。これまでと同様に3枚目の重走紙幣をモータ38の搬送範囲に所定量送り込む。このとき、制御部40はモータ36の駆動を停止するように制御し、3枚目の紙幣を分離する。分離された3枚目の紙幣が鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46からなくなるまで待つ。
なお、この重走紙幣の3枚目が最後であることがメモリ42から判るとき、単にモータ36および38を鑑別部16の鑑別を経て、搬送路46上の紙幣がなくなるまで駆動させ、以後停止させてもよい。
この後、制御部40は、一時保留部14の紙幣がないことから、モータ38の駆動を停止させる。
この重走紙幣の分離処理を受けた後、上述した鑑別部16での鑑別結果が正常な紙幣は図7の矢印70に沿って収納部26に搬送される。また、鑑別結果がRJ紙幣の場合、RJ紙幣は、図7の矢印72に示すように、搬送路46を介して、特殊紙幣収納部28に搬送される。
図6に戻って、一時保留部14からの紙幣搬送が完了したか否かを判定する(サブステップSS44)。一時保留部14からの紙幣搬送が未完の場合(NO)、紙幣の正常判定処理に戻る(サブステップSS32へ)。一時保留部14からの紙幣搬送が完了の場合(YES)、現在、一時保留部14に収納している紙幣が移動先の収納部2にすべて搬送されたとみなして、リターンし、サブルーチンSUB3を終了する。
このとき、紙幣入出金機10は、図8に示すように、移動元の収納部24を空状態にし、移動先の収納部26に100元紙幣を収納させている。
このように動作させると、移動元の、たとえば収納部24からの分離で重走が発生し一時保留部14にRJ紙幣として重走紙幣が集積されたとしても、一時保留部14からの分離で1枚ずつに剥がして分離し、重走によるRJ紙幣にならないようにできる。これにより、不明券搬送先に搬送される紙幣、いわゆる死に金を減らすことができる。また、紙幣間隔が短い連鎖紙幣に対しても、同様に制御することで、不明券搬送先に搬送される紙幣を減らすこともできる。
<第2の実施例>
ところで、上述した紙幣入出金機10は、収納部からの分離で複数枚の紙幣が平面視でほぼ1枚に見える状態にぴったり重なった重走紙幣(以下、完全重走紙幣と称する)が発生した場合、1枚ずつに剥がそうとしても、後続紙幣が先頭紙幣に引っ張られるため1枚ずつに剥がして分離することができず、重走紙幣のままとなってしまう場合がある。この結果、剥がせなかった重走紙幣はRJ紙幣となるので、不明券搬送先に搬送される紙幣を減らすことができない。本実施例の構成要素は、第1の実施例と同じである。本実施例の動作は、先の実施例における移動元の収納部24から一時保留部14への搬送において鑑別部16にてぴったり重なって(平面視でほぼ1枚に見える状態で)紙幣が重走していると鑑別された場合、媒体管理情報58には、完全重走した紙幣であることを示すデータが割り当てられ、制御部40を介して、メモリ42に書き込まれる。とくに、本実施例は、第1の実施例の一時保留部14から移動先の収納部26に紙幣を移動させるルーチン(サブルーチンSUB3)において相違している(サブルーチンSUB4)。本実施例の一時保留部14から移動先の収納部26に紙幣を移動させるルーチン(サブルーチンSUB4)は、共通する部分に同じ参照符号を付し、説明を省略する。
異常紙幣と判定した後、完全重走紙幣であるか否かを判定する(サブステップSS46)。異常紙幣が完全重走紙幣と判定した場合(YES)、完全重走紙幣の分離処理に進む(サブステップSS48へ)。また、異常紙幣が完全重走紙幣と判定しなかった場合(NO)、連鎖判定処理に進む(サブステップSS40へ)。
完全重走紙幣の分離処理(サブステップSS48)において制御部40は、モータ34を駆動制御して、モータ34を低速で回転させる。これにより完全重走した紙幣をゆっくりした制御で搬送路46を移動先方向に搬送し、モータ36が搬送する領域に所定量だけ送り込み、モータ34を停止させる。制御部40は、この後、所定時間にわたってモータ34を一時集積方向に低速で逆回転させ、モータ36を分離方向、すなわち移動先方向に低速で回転させることによって完全重走紙幣の重なり度合を少なくする。
制御部40は、この後、比較的高速で回転するモータ38の搬送領域に所定量だけ搬送させると、モータ36を停止させ、モータ38だけを回転させることによって1枚だけ分離し、搬送路46に重走した紙幣を繰り出す。
ここで、低速の回転は、ゆっくりした剥がし制御での回転速度である。高速の回転とは、たとえば通常の回転速度である。また、完全重走におけるゆっくりした剥がし制御での搬送速度は、前述した重走におけるゆっくりした剥がし制御での搬送速度よりも低速に設定される。
分離した紙幣は、搬送路46に繰り出した後、鑑別部16で鑑別する。鑑別した結果、制御部40は、正常な紙幣を収納部26に搬送し、RJ紙幣を特殊紙幣収納部28に搬送する。
より具体的な完全重走紙幣の分離処理について記述する(サブステップSS48)。一時保留部14に設けられた円筒体には、ベルトとともに、異常紙幣、正常紙幣がこの順に2組巻き付けて集積され、異常紙幣として完全重走紙幣が2枚あることから、実質的に、一時保留部14には3枚収納されている。
先の実施例で記述したように、逆順に一時集積させた紙幣を繰り出させることとから、制御部40は、まず正常な紙幣を繰り出す。正常紙幣であるから、通常のモータ駆動制御により通常の分離速度で分離を実行する。
次の2組目の紙幣は完全重走紙幣であるから、1組目の紙幣がモータ36による搬送範囲を抜けたとき、制御部40は、モータ34を停止させ、モータ36も回転を停止するように制御する。
次に制御部40は、モータ34を低速で回転するように制御し、モータ36による搬送範囲まで完全重走紙幣を所定量分、送り込み、停止するように制御する。モータ34は低速回転し、モータ36はモータ36の搬送範囲の所定位置まで完全重走紙幣を送り込む。
次に制御部40は、モータ34を一時保留部14の方向に戻すように回転制御し、モータ36を移動先方向または分離方向に、それぞれ、所定時間回転させるように制御する。この制御により、完全重走紙幣は、モータ34とモータ36を互いに逆回転させることによって剥がされ、重なりにずれを生じさせる。モータ34は、所定時間の経過後、停止する。
次に制御部40は、危険区間で重走紙幣を分離する前に、モータ36を停止するように制御する。モータ36はモータ38の搬送範囲内の送路46上の紙幣がなくなるまで動作を停止して待機する。鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46上の紙幣がなくなったとき、モータ36は再び、起動される。制御部40は、モータ36が中速度程度で動作するように制御する。
制御部40は、完全重走紙幣がモータ38の搬送範囲に所定量だけ送り込まれたとき、モータ36の回転駆動を停止するように制御する。モータ38はすでに分離開始時にて起動されているから、完全重走した2枚の紙幣は、モータ38とモータ36との回転速度の差により1枚ずつ分離される。
制御部40は、鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46上の紙幣がなくなるまで待つ。モータ38の搬送範囲内の搬送路46上の紙幣がなくなったとき、制御部40は、モータ36を起動して駆動するように制御する。モータ36の回転は中速度程度である。
そして、完全重走した紙幣、すなわち3枚目の紙幣がモータ38の搬送範囲に所定量分、送り込まれたとき、制御部40は、モータ36の駆動を停止するように制御する。モータ36は、この制御により停止する。モータ38は所定の回転速度で駆動しているから、3枚目の紙幣は、鑑別部16の鑑別を経て、モータ38の搬送範囲内の搬送路46からなくなるまで搬送される。
この後、制御部40は、モータ38の駆動を停止するように制御する。この制御によりモータ38は停止する。
このように動作させることにより、移動元の収納部からの分離で完全重走紙幣が発生し、一時保留部14にRJ紙幣として完全重走した紙幣が集積されたとしても、一時保留部14からの分離で1枚ずつに剥がして分離し、重走によるRJ紙幣にならないようにすることができる。したがって、紙幣入出金機10は、不明券搬送先に搬送される紙幣を減らすことができる。
ところで、収納部24からの完全重走紙幣を分離する際に、紙幣にスキューが発生することがある。スキューを有する紙幣が発生すると、紙幣入出金機10には、搬送路46上でJAMまたは紙詰りを生じてしまう場合がある。
ここで、搬送路46に対して傾いた紙幣をスキュー紙幣、紙詰り状態を発生させる紙幣をJAM紙幣と呼ぶ。
JAMが発生した場合、JAM紙幣を含めた搬送路46上のすべての紙幣を除去することで大量にRJ紙幣が増えてしまう。次に収納部からの分離でスキュー紙幣が発生して搬送路46上で軽度JAMとなった場合の自動精査について記述する。
移動元の収納部24から一時保留部14へ搬送は、前述した第1及び第2の実施例で記述した通りである。すなわち、収納部24に収納されている紙幣を1枚ずつ分離して搬送路46に締り出し、鑑別部16で鑑別し、鑑別結果とともに媒体管理情報58としてメモリ42に記憶し、紙幣すべてを一時保留部14に搬送する。一時保留部14から移動先の収納部26または特殊紙幣収納部28への搬送は、媒体管理情報58を用い、正常/RJ紙幣に応じた搬送する。RJ紙幣が一時収納部14からの分離でスキュー紙幣になって搬送路46上でJAMとなった場合とJAMの範囲を図10に示す。
制御部40は、危険区間に配設された複数の検知センサからの検出情報を基にJAM発生の状況を監視する機能を有する。制御部40は、軽度のJAMと判断した場合、JAM紙幣を含む搬送路46上、すべての紙幣を、図6に示すように、一時保留部14に搬送することで、自動復旧を試みる。一時保留部14への搬送では、通常、スキュー紙幣に対して少しずつ補正しながら、送っている。軽度のJAMであるから、一時保留部14に戻す処理によって紙幣のスキュー補正が繰り返される。
ここで、軽度のJAMとは、一時保留部14に搬送した後、危険区間において通常の分離速度・制御ではなく、搬送速度を通常の分離速度よりもゆっくりした搬送速度で剥がし制御をしながら、1枚ずつ確実に分離可能な状態をいう。ここで、軽度JAMにおけるゆっくりした搬送速度とは、重走の場合のゆっくりした剥がし制御での搬送速度よりも遅い速度である。媒体管理情報58には、さらに、JAM紙幣も搬送状態を示す情報パラメータとして含まれている。
収納部24から指定された枚数の紙幣を分離し一時保留部14に紙幣を収納後、自動復旧を試みる。紙幣入出金機10は、制御部40の制御により一時保留部14に集積されている紙幣を1枚ずつ分離し、搬送路46に繰り出す。この際、繰り出す紙幣に対する記憶した媒体管理情報58が正常を示すと、制御部40は、図7の矢印66、68および70の搬送路46に沿って、通常の分離速度・制御で分離する。また、媒体管理情報58がJAMを示すと、制御部40は、一時保留部14からの紙幣の搬送を、危険区間にわたる動作を通常の分離速度・制御ではなく、JAM発生状況にあることから、重走または連鎖の可能性があるため、軽度JAMにおけるゆっくりした速度で剥がし制御をしながら、1枚ずつ確実に分離する。この分離処理がスキュー対応処理である(サブステップSS42)。繰り出した紙幣は、再び、鑑別部16で鑑別される。鑑別部16が供給された紙幣をRJ紙幣と鑑別した場合、制御部40は、この紙幣を図7の矢印72の方向に搬送し、特殊紙幣収納部28に送る。
このように動作させることにより、移動元の収納部24からの分離でスキュー紙幣が発生し、搬送路46上でJAMを生じても、軽度のJAMであれば搬送路46上のすべての紙幣を特殊紙幣収納部28に搬送するのではなく、再度、一時保留部14に搬送し、分離する自動復旧を試みることができる。これにより、大量に発生しかねないRJ紙幣を大幅に減らすことができる。また、軽度のJAMによって生じた重走または連鎖となった紙幣が自動復旧によって一時保留部14に集積されても、一時保留部14からの分離で1枚ずつに剥がして分離し、鑑別することでRJ紙幣を減らすことができる。
しかし、スキュー対応処理でも重度のJAMには十分に対応できない。そこで、重度のJAMにおける自動精査を記述する。重度のJAMとは、一時保留部14に搬送した後、危険区間において通常の分離速度・制御ではなく、軽度JAMにおけるゆっくりした剥がし制御をしても、1枚ずつ確実に分離できない、難しい状態をいう。
重度のJAMの場合、制御部40は、別の自動復旧を試みる(サブステップSS42)。即ち、スキュー対応処理において制御部40は、JAMが生じた付近の紙幣74だけを、図11に示すように、矢印72の方向に搬送路46を介して、特殊紙幣収納部28に搬送する。また、JAMが生じた付近の紙幣74を除く、残りの紙幣を再度、移動元の収納部から分離するため、図11の矢印76の方向に搬送路46を介して、収納部24に戻すことで自動復旧を試みる。
このように動作させることにより、移動元の収納部24からの分離でスキュー紙幣が発生し、搬送路46上で重度のJAMが生じても、JAMとなった付近の紙幣だけをRJ紙幣として搬送し、これ以外の残りの紙幣を再度、移動元の収納部24から分離するため、収納部24に戻して、分離する自動復旧を試みると、大量に発生しかねないRJ紙幣を大幅に減らすことができる。
本実施例では、一時保留部14は、円筒型の収納部を有し、これに紙幣を巻き付けるようにして収納する構成として説明した。しかし、実施例はこれに限らず、例えば収納庫18,20,22,24,26のように箱状の収納庫に紙幣を重ねて集積し、一枚ずつ分離して繰り出すタイプの収納庫を一時保留部としてもよい。その場合、例えば、重走紙幣が発生した場合には、重走紙幣の分離処理において、通常の分離速度・制御よりも低速の搬送速度で、ゆっくりと剥がし制御をしながら、1枚ずつ確実に分離するようにすれば同様に死に金を減らす効果が得られる。

Claims (7)

  1. 紙幣を取り引きする自動取引装置であって、
    紙幣を収納する複数の収納部と、
    入金または出金で検出した特殊な紙幣を収納する特殊紙幣収納部と、
    前記複数の収納部および前記特殊紙幣収納部を接続するとともに、紙幣を搬送する搬送路と、
    前記搬送路において搬送された紙幣が有する特徴を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別した紙幣を一時保留する一時保留部と、
    顧客が投入した紙幣を1枚毎に分離して前記搬送路に繰り出し、かつ前記搬送路を介して搬送された前記顧客に引き渡す紙幣を集積する接客部と、
    前記搬送路において前記紙幣の有無を検知する複数の検知部と、
    前記搬送路上の前記紙幣を搬送する搬送機構を駆動する複数の駆動部と、
    前記複数の駆動に供給する駆動信号を制御信号に応じて生成する駆動信号生成部と、
    前記搬送された紙幣が正常な紙幣であるか異常な紙幣であるかを示す媒体管理情報を記憶し、前記自動取引装置の動作を制御するアプリケーションプログラムを実行のためにロードする記憶部と、
    前記複数の検知部、前記鑑別部、前記駆動信号生成部および前記記憶部を制御する制御部と、を含み、
    前記制御部は、移動元の収納部から前記一時保留部への前記紙幣の移動させる際に、前記鑑別部から供給される結果を基に前記媒体管理情報を作成し、前記作成した媒体管理情報の前記記憶部への書込みおよび読出しを制御し、
    前記一時保留部から前記紙幣を移動先の空状態にある収納部に移動させる処理において、読み出した媒体管理情報を基に、正常な紙幣の搬送処理と異常な紙幣の搬送処理を行うように前記複数の駆動部を駆動させるように、前記駆動信号生成部の前記制御信号を生成し、
    前記異常な紙幣の搬送処理においては、前記紙幣の異常な状態を解消するように前記制御信号を生成し、
    前記複数の駆動部により前記正常な紙幣を前記移動先の収納部に搬送し、
    前記異常な紙幣の搬送処理を経た紙幣を前記鑑別部で鑑別し、鑑別した結果が異常を示した紙幣を前記特殊紙幣収納部に搬送することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記制御部は、前記複数の検知部からの検知情報を基に、前記紙幣が、正常、重走、完全重走、連鎖および紙詰りのいずれの状態にあるかを判別する、請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記制御部は、前記紙幣が完全重走していると判別した場合に、
    前記複数の駆動部のうち第1の駆動部により完全重走した紙幣を通常よりゆっくり搬送する制御で前記搬送路を移動先方向に搬送し、前記複数の駆動部のうち第2の駆動部が搬送する領域に所定量だけ送り込み、
    前記第1の駆動部を停止させた後、所定時間にわたって前記第1の駆動部を一時集積部の方向に送るように逆回転させ、
    前記第2の駆動部を移動先方向に回転させ、前記複数の駆動部のうち通常の回転速度で回転する第3の駆動部の搬送領域に所定量だけ搬送させ、
    前記第2の駆動部を停止させ、前記第3の駆動部だけを回転させることによって1枚だけ分離する、
    請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の検知部から供給される検知情報に基づいて前記搬送路において紙詰りであると判断した場合、前記搬送路上にある前記紙幣をすべて前記一時保留部に再度搬送することで自動復旧を試みる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動取引装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の駆動部の駆動において、重走、連鎖やスキューを解消すべく前記複数の駆動部それぞれの回転速度に速度差が生じるように個々の駆動部の回転速度および回転方向を調整する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動取引装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の検知部から供給される検知情報を基に前記搬送路で紙詰りであると判断し、通常よりもゆっくりした速度による剥がし制御をしても、1枚ずつ確実な分離が難しい状態である場合、紙詰りが生じた付近の紙幣だけを前記特殊紙幣収納部に搬送し、残りの紙幣を再度移動元の収納部に戻すことで自動復旧を試みる、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動取引装置。
  7. 前記複数の駆動部は、前記制御部の制御により個々の駆動部の回転速度および回転方向を調整される、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動取引装置。
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