JP3248972B2 - 紙幣入出金装置 - Google Patents

紙幣入出金装置

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JP3248972B2
JP3248972B2 JP08097193A JP8097193A JP3248972B2 JP 3248972 B2 JP3248972 B2 JP 3248972B2 JP 08097193 A JP08097193 A JP 08097193A JP 8097193 A JP8097193 A JP 8097193A JP 3248972 B2 JP3248972 B2 JP 3248972B2
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博 横川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等の金融機関に設
置される自動取引装置に内蔵され、紙幣の入出金処理を
行う紙幣入出金装置に関するもので、特に、複数個の金
種別紙幣収納庫に対して紙幣の装填並びに補充を行うと
共にこの各金種別紙幣収納庫から紙幣を回収して一括収
納する一括紙幣収納庫を着脱可能に備えた紙幣入出金装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣入出金装置の技術としては、
実願平4−271505号に提案されているものがあ
る。図18は従来の紙幣入出金装置の概略側面図であ
り、この図に示すように、従来の紙幣入出金装置は、装
置正面上部(図中、右側上端部)に設けた接客部101
と、装置後部(図中左端側)に設けた一括カセット11
0、及び装置下部に設けた複数個の金種別紙幣カセット
128〜130に、それぞれ紙幣の分離繰り出し動作な
らびに集積動作の両動作機能を可能とした紙幣集積分離
機構105,117,135〜137を備え、かつこれ
らの間を連結させている紙幣搬送路を正逆両方向に搬送
可能な構造とすることにより、入金処理時と出金処理
時、また、紙幣装填あるいは補充時と紙幣回収時におい
て、紙幣搬送方向を正逆方向に駆動制御することによっ
てひとつの搬送路を、それぞれの処理動作に応じて共用
することとしている。
【0003】たとえば、入金処理時と出金処理時におけ
る搬送経路を概略して示せば、まず入金処理時は、搬送
路および各紙幣集積分離機構は正方向、すなわち、接客
部101から各金種別カセット128〜130方向へと
紙幣を搬送する駆動制御がなされる。これにより、顧客
によって接客部10へと投入された紙幣は、接客部紙
幣集積分離機構105より分離されて搬送路へと繰り出
され、表裏取り揃え機構108を経て鑑別部109へと
搬送され、そして切り替えブレード14dを介して金種
別に各入出金機構部134a〜134cへと搬送され
て、これら各ユニット内の金種別紙幣集積分離機構13
5〜137によって各金種別カセット128〜130内
に集積して収納される。
【0004】次に、出金処理時の場合は、前記入金処理
時とは反対の逆方向への駆動制御がなされ、各金種別カ
セット128〜130から接客部101方向への紙幣搬
送を開始する。つまり、顧客が指示した金額に応じて各
金種別カセット128〜130内に収納されている紙幣
を、金種別紙幣集積分離機構135〜137により分離
して入出金機構部134a〜134cへと繰り出して搬
送路へと搬送し、切り替えブレード14dを介して鑑別
部109へと搬送し、さらに表裏取り揃え機構108を
経て、接客部紙幣集積分離機構105により接客部10
1に集積される。
【0005】このように入金動作時における搬送経路
と、出金動作時における搬送経路とは搬送方向が異なる
だけで全く同一の経路を辿っており、単一の搬送路を共
用している。このような構成とすることによって、入金
時にのみ、あるいは出金時にのみ使用する専用の搬送路
を不要として、装置内の搬送路の構造を簡略化し、ジャ
ム紙幣の発生の削減、並びにジャム紙幣等が発生した場
合の除去動作を容易に行えるようにしている。
【0006】すなわち、入金あるいは出金動作用に専用
の搬送路を設けていたそれまでの構成であれば、各専用
の搬送路と分岐する分岐路や、あるいは専用の搬送路に
合流する合流部等が必要となり、かつその分岐部や合流
部には切り替えブレード等の機構が必要となり、これら
複雑な機構によって紙幣ジャムを発生させる要因をつく
っていたり、また、発生した紙幣ジャムを除去する際は
複雑な作業を行わなければならなかったのを解消するた
めに提案されていたものである。
【0007】なお、ここで、上記従来技術の紙幣入出金
装置における紙幣ジャム等の搬送異常紙幣の検出処理に
関する構造並びに動作を、図19及び図20を用いて説
明する。図19は搬送異常紙幣の検出構造を示す説明図
であり、(A)は搬送路の要部拡大側面図、(B)はセ
ンサの出力タイムチャートを示しており、また、図20
は紙幣搬送状況検出センサの監視動作のフローチャート
である。
【0008】図19において、144は前記図18に示
した紙幣入出金装置における搬送路であり、図示しない
複数対の搬送ローラと、この搬送ローラ間に張設した複
数対の搬送ベルト、あるいは所定の間隔で対向配置した
複数対の搬送ガイド等から成っている。15はこの搬送
路144内を搬送する紙幣、16と17は前記搬送路1
44内を搬送する紙幣15を監視するための紙幣搬送状
況検出センサとしての第1及び第2のセンサであり、一
対の発光素子及び受光素子を搬送路144直交するよ
うに対向配置して成っている。なお、ここでは、搬送路
144の上部側に配置しているものを発光素子16a,
17a、下部側のものを受光素子16b,17bとし
て、発光素子16a,17aからの光を受光素子16
b,17bで受光している状態をON状態、また紙幣1
5により遮られて受光できない状態をOFF状態とし、
このOFF状態の時に紙幣有りを検出するものとする。
【0009】このような構成において、紙幣15の搬送
が開始され、図中矢印方向に搬送路144内を搬送され
てきて第1のセンサ16間に到達すると、発光素子16
aの光は紙幣15により遮られ、受光素子16bはこの
光を受けることができず、第1のセンサ16の出力はO
FFの状態となる。この時の時間を、同図(B)に示す
AOFFとする。
【0010】さらに紙幣1が搬送されて第1のセンサ2
間を通り過ぎると、再び発光素子16aの光は受光素子
16bに届き、第1のセンサ16の出力はONの状態と
なる。この時の時間が、同図(B)のTAON となる。引
き続き、紙幣15が搬送路144内を搬送され、第2の
センサ17間に到達すると、こんどは第2のセンサ17
の発光素子17aの光が紙幣1により遮られ、受光素子
17bに届かなくなり、第2のセンサ17の出力はOF
Fの状態となる。この時の時間がTBOFFとなり、さらに
紙幣15が搬送されて、第2のセンサ17を通過する
と、発光素子17aの光は再び受光素子17bに届くよ
うになるので、第2のセンサ17の出力はONの状態と
なり、この時の時間がTBON となる。
【0011】これにより、紙幣15の搬送速度をV1
紙幣1の幅をL1 ,第1のセンサ16から第2のセンサ
17までの距離をL2 とした場合,第1のセンサ16の
出力がOFFしてから再びONするまでの理論時間(T
1 )は、T1 =L1 /V1 、そして,第1のセンサ2が
ONしてから第2のセンサ17がOFFするまでの理論
時間(T2 )は、T2 =(L2 −L1 )/V1 となる。
【0012】つづいて、上記各紙幣搬送状況検出センサ
による紙幣搬送状況の監視動作を、図20のフロチャー
トに基づいて説明する。なお、紙幣15の搬送はされて
いないが装置が稼働状態にある場合は、第1のセンサ1
6及び第2のセンサ17は、いずれも監視可能な状態と
して、出力はON状態となっている。このような状態に
おいて、入金や出金等の動作指示によって紙幣15の搬
送が開始され、やがて紙幣15の搬送方向先端が第1の
センサ16の位置に到達すると、第1のセンサ16の出
力がOFF(TAOFF)となる(S1)。
【0013】これにより、図示せぬタイマによりカウン
トを開始し、第1のセンサ16の出力OFFの時間をカ
ウントし(S2)、第1のセンサ16の出力がON(T
AON)となるまで続ける(S3)。そして、このときカ
ウントされた第1のセンサ16のOFFの検出値(T
AON −TAOFF)が、紙幣15の第1のセンサ16の通過
時間として予め設定しておいた前記理論時間(T1
に、任意のマージン時間αを加えた設定値(T1 +α)
と比較し(S4)、実際の検出値(TAON −TAOFF)が
前記設定値(T1 +α)よりも短かったならば、紙幣1
5は正常に第1のセンサ16間を通過したものとみな
し、装置動作はそのまま続行する。
【0014】一方、前記実際の検出値(TAON
AOFF)が、設定値(T1 +α)よりも長かったなら
ば、紙幣15は第1のセンサ16の位置で、何らかの異
常により停止してしまったか、あるいは搬送速度が遅く
なったと考えられるため、これを搬送異常であると判断
し、装置動作を停止させる(S5)。続いて、前記紙幣
15の搬送状態が正常であると判断された場合は、紙幣
15が第1のセンサ16間を通過してON(TAON )と
なった時から、再びカウントを開始する(S6)。
【0015】そして、やがて紙幣15の先端が第2のセ
ンサ17間に到達してOFF(TBO FF)となると(S
7)、このときのカウント値は第1のセンサ16がON
(TAO N )してから第2のセンサ17がOFF
(TBOFF)となるまでの時間(TBOFF−TAON )となる
ので、このカウント値(TBOFF−TAON )を、両センサ
間における紙幣15の通過時間として予め設定しておい
た前記理論時間(T2 )に任意のマージン時間βを加え
た設定値(T2 +β)と比較する(S8)。
【0016】この比較結果において、実際の検出値(T
BOFF−TAON )が、前記予め設定しておいた設定値(T
2 +β)よりも短かったならば、紙幣1は正常に第2の
センサ17間に達したものとみなし、装置動作はそのま
ま続行する(S9)。また、実際の検出値(TBOFF−T
AON )が前記設定値(T2 +β)よりも長かったなら
ば、紙幣1は第2のセンサ17まで到達する間で何らか
の異常により停止してしまったか、あるいは搬送速度が
遅くなったと考えられるため、これを搬送異常の発生で
あると判断し、装置動作を停止させる(S10)。
【0017】このように紙幣15が一対のセンサを通過
する時間や、複数対のセンサ間を搬送する時間等を検出
し、予め設定しておいた正常な搬送状態を示す設定値と
比較することにより、紙幣15の搬送状態を監視するこ
とにより、搬送動作の異常を直ちに検出するようにして
いる。また、このセンサは搬送路144の全体にわたっ
て、それぞれ所定の位置に多数設けられており、これら
多数の各センサからの出力データによって搬送路144
全体の紙幣搬送状態を監視している。さらに、どのセン
サからの出力が異常であるのかを制御部にて認識するこ
とにより、搬送異常発生箇所をある特定し、たとえば表
示ランプ等を点灯したりすることにより、係員にエラー
発生箇所を知らせ、係員はこの表示ランプによりエラー
発生箇所を認識して、すみやかにエラー解除作業を行え
るようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術においては、紙幣が搬送路内で何らかの要因
により搬送異常となり、これがセンサの出力値より検出
されると、紙幣入出金装置は、この搬送異常紙幣の除去
のために稼働が停止状態となり、この後係員は装置の搬
送異常紙幣の除去作業を開始する。この搬送異常紙幣除
去作業は、異常な出力値を検出したセンサの位置の付近
に搬送不能となっている搬送異常紙幣を見つけ出し、こ
れを取り除いた後、再び紙幣入出金装置を移動可能な状
態に戻すという作業を行う必要があった。
【0019】ところが、この搬送異常紙幣除去作業は、
係員が装置動作を一旦停止し、装置内部を開放して搬送
不能となった搬送異常紙幣を装置内部の機構部から取り
除き、再び装置を稼働状態に戻すという作業を行うこと
から、長時間必要となってしまい、また紙幣が取り除き
にくいような箇所にあったような場合は、紙幣の除去作
業はさらに著しい時間が費やされてしまうことになって
いた。
【0020】また、このように装置を停止して復旧作業
を行うことは、銀行員や係員の手を煩わすことにもなっ
てしまうかりでなく、金融機関の稼働率低下を招き、さ
らには金融機関を利用している顧客に多大な迷惑をかけ
ることになってしまうという問題があった。本発明は上
述した問題点を解決するためになされたものであり、搬
送異常紙幣が発生しても、装置の稼働を停止することな
く、かつ銀行員や係員の手を煩わせずに搬送エラー発生
の要因となっている搬送異常紙幣を自動的に取り除い
て、速やかに搬送異常紙幣除去作業を終了させ、装置稼
働率の低下を招くこと無く、しかも顧客のサービス性の
向上した優れた紙幣入出金装置を提供することを目的と
するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明は、まず、第1項目の装置として、紙幣入出
金装置内の搬送路を複数個のユニットに分割すると共
に、従来よりある第1のリジェクト収納庫の他に新たな
第2のリジェクト収納庫を設けて、搬送路内で搬送異常
となった搬送異常紙幣は、この第2のリジェクト収納庫
に搬送するようにしたもであり、また、第2項目の装置
としては、紙幣入出金装置の搬送路を複数個のユニット
に分割すると共に、所定のユニット間を連絡する迂回路
を設け、この迂回路を介して全ての搬送異常紙幣を従来
より設けられているリジェクト収納庫へ収納するように
したものである。
【0022】すなわち、第1項目の装置は、紙幣を搬送
する搬送路を正逆搬送可能な構造とすることにより入金
動作時における紙幣搬送経路と、出金取引時における紙
幣搬送経路とを一つの搬送路を正逆方向に搬送すること
で共用して紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置にお
いて、前記搬送路を、複数のユニットに分割すると共
に、これら各ユニット毎に独立して正逆方向に駆動する
駆動手段と、前記搬送路内を搬送する紙幣が正常に搬送
されているか否かを各ユニット毎に検出する紙幣搬送状
況検出センサとを配設する。
【0023】また、紙幣の真偽,正損,金種を鑑別する
鑑別部にて偽券,損券,金種不明と鑑別されたリジェク
ト紙幣を収納する第1のリジェクト収納庫の他に、前記
搬送路内で搬送異常となった搬送異常紙幣を収納する第
2のリジェクト収納庫を前記搬送路途中の少なくとも一
か所に設ける。そして、紙幣搬送動作中に、前記紙幣搬
送状況検出センサの出力結果から紙幣の搬送異常の発生
を認識すると共に、搬送異常紙幣が存在するユニットを
特定し、搬送動作を一旦停止してから前記搬送異常紙幣
が存在するユニットよりも紙幣搬送方向前方にあるユニ
ットは当該搬送動作時の搬送方向と同じ正方向に搬送す
るように前記駆動手段を駆動して紙幣搬送処理を続行
し、前記搬送異常紙幣が存在するユニットよりも紙幣
送方向後方にあるユニットは前記正方向とは逆方向に搬
送するように前記駆動手段を駆動して前記搬送異常紙幣
が存在するユニットより紙幣搬送方向後方にあるユニッ
トに存在する紙幣を、該紙幣がユニットに繰り出される
前に収納されていた前記金種別収納庫あるいは前記一括
収納庫に戻し、そして各ユニットを当該搬送動作時にお
ける搬送方向とは逆方向に紙幣を搬送させるように前記
駆動手段を駆動して、前記搬送異常紙幣を前記第2のリ
ジェクト収納庫へと搬送して収納した後、一旦停止して
いた紙幣搬送動作を再び動作可能な状態に復旧させる制
御部を備えたものとする
【0024】また、第2項目の装置は、紙幣を搬送する
搬送路を正逆搬送可能な構造とすることにより入金動作
時における紙幣搬送経路と、出金取引時における紙幣搬
送経路とを一つの搬送路を正逆方向に搬送することで共
用して紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金装置におい
て、前記搬送路を、接客部と鑑別部とを連絡する第1の
ユニット,前記鑑別部を備えた第2のユニット,前記鑑
別部と前記金種別収納庫の入出金機構部とを連絡する第
3のユニット,前記入金機構部を備えた第4のユニッ
ト,前記入出金機構部と接客部の入金リジェクト集積部
とを連絡する第5のユニット,前記第1のユニットから
分岐して接客部と前記リジェクト収納庫とを連絡する第
6のユニットに分割し、かつ、前記第5のユニットから
分岐して前記第1のユニットへと連絡する迂回路ユニッ
トを設ける。
【0025】また、これら各ユニット毎に独立して正逆
方向に搬送駆動する駆動手段、並びに前記各ユニット内
を搬送される紙幣が正常に搬送されているか否かを検出
する紙幣搬送状況検出センサとを、各々ユニット毎に配
設する。そして、紙幣搬送動作中に、前記紙幣搬送状況
検出センサの出力結果から搬送異常の発生を認識すると
に、搬送異常紙幣が存在するユニットを特定し、搬送
動作を一旦停止してから前記搬送異常紙幣が存在するユ
ニットよりも紙幣搬送方向前方にあるユニットは当該搬
送動作時の搬送方向と同じ正方向に搬送するように前記
駆動手段を駆動して紙幣搬送処理を続行し、前記搬送異
常紙幣が存在するユニットよりも紙幣搬送方向後方にあ
るユニットは前記正方向とは逆方向となるように前記駆
動手段を駆動して前記搬送異常紙幣が存在するユニット
より紙幣搬送方向後方にあるユニットに存在する紙幣
を、該紙幣がユニットに繰り出される前に収納されてい
た前記金種別収納庫あるいは前記一括収納庫に戻し、そ
して前記搬送異常紙幣が金種別収納庫から繰り出される
出金動作時あるいは紙幣回収動作時であった場合は、
搬送異常紙幣が存在するユニットから前記搬送異常紙
幣を当該動作時の正常な搬送方向とは逆方向に搬送して
前記第4のユニットまで戻してから第5のユニットへと
案内し、この第5のユニットから迂回路ユニットを経て
第1のユニットへと搬送してこの第1のユニットから第
6のユニットを介して前記リジェク収納庫へと搬送して
収納し、また当該搬送異常紙幣が金種別収納庫へと収納
される紙幣装填・補充動作時であった場合は、前記搬送
異常紙幣が存在するユニットから前記搬送異常紙幣を
該動作時の正常な搬送方向とは逆方向に搬送して通過し
てきた経路を辿って第1のユニットまで戻し、この第1
のユニットから第6のユニットを介して前記リジェク収
納庫へ搬送して収納した後、一旦停止していた紙幣搬送
動作を再び動作可能な状態に復旧させる制御部を備えた
ものとする
【0026】
【作用】第1項目の装置として示した構成によれば、紙
幣の搬送が開始され、所定の集積位置、たとえば金種別
収納庫や一括収納庫から紙幣が1枚づつ分離され、搬送
路へと繰り出されると、搬送路は各ユニット毎に設けら
れた駆動手段が制御部によって制御駆動され、紙幣を鑑
別部を介して入金動作および装填・補充動作に対応する
搬送方向に搬送するように駆動される。
【0027】この搬送動作中に、各ユニット毎に設けら
れている紙幣搬送状況検出センサが紙幣搬送異常を検出
すると、制御部は紙幣搬送動作を一旦停止し、そしてセ
ンサの出力結果から搬送異常を発生した搬送異常紙幣
が、搬送路のどのユニット内に存在するのかを認識する
と、そのユニットを基点として紙幣搬送方向前方のユニ
ットを、それまでの搬送方向である正方向に搬送駆動し
て、ユニット内に残っている紙幣を当該動作時の集積位
置、たとえば紙幣装填・補充動作時であれば各金種別収
納庫へと搬送して、正常に処理する。また搬送異常を発
生したユニットを基点として紙幣搬送方向後方のユニッ
トは、それまでの搬送方向とは逆方向に搬送駆動し、ユ
ニット内に残っている紙幣を当該動作時における繰り出
し位置、たとえば紙幣装填・補充動作時であれば一括収
納庫へと戻す。
【0028】この後、搬送路には搬送異常の要因となっ
た搬送異常紙幣だけが残ることになるので、制御部では
当該動作時に対応するユニットを前記正方向とは逆方向
に駆動し、この搬送異常紙幣を繰り出し時とは逆方向に
搬送して、従来より備えられてあった第1のリジェクト
収納庫ではなく、新たに設けた第2のリジェクト収納
へと搬送して収納する。
【0029】これにより搬送路内には、紙幣の搬送を阻
害するものが無くなるので、一旦停止していた搬送動作
を再開すれば、装置動作は自動的に復旧する。次に、第
2項目の装置として示した構成の作用を示すが、ここで
は搬送異常紙幣の除去動作開始までは前記第1項目の装
置の作用とほぼ同様であるので省略する。
【0030】搬送路内が搬送異常紙幣だけになると、制
御部では当該動作時に対応するユニットを逆方向に駆
し、この搬送異常紙幣を繰り出し時とは逆方向に搬送し
て、処理動作が出金動作時および回収動作時であった場
合は、搬送異常が発生したユニットから第4のユニット
へと戻し、この第4のユニットを経て第5のユニットへ
と案内し、この第5のユニットから分岐している迂回路
ユニットへと案内し、この迂回路ユニットを介して第1
のユニットへ搬送し、第6のユニットを介してリジェク
ト収納庫へと搬送し収納する。
【0031】また、処理動作が紙幣装填・補充動作時で
あった場合は、搬送異常が発生したユニットから該ユニ
ットに一括収納庫から搬送されてくるまでの搬送経路を
辿って第1のユニットまで戻し、この第1のユニットか
ら第6のユニットを介してリジェク収納庫へ搬送し収納
する。こうして搬送路内には、紙幣の搬送を阻害するも
のが無くなるので、一旦停止していた搬送動作を再開す
れば、装置動作は自動的に復旧する。
【0032】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を図面を用
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成を示
す紙幣入出金装置の概略側断面図である。この紙幣入出
金装置(以下CCADという)2は、従来例で示した
CAD(実願平4−271505号により提案されてい
CCADの構成)に対し、紙幣搬送路144をいくつ
かのユニットに分割すると共に、従来より備えられてい
たリジェクト収納庫111を第1のリジェクト収納庫
(以下第1のリジェクトカセットという)として、新た
に第2のリジェクト収納庫(以下第2のリジェクトカセ
ットという)201及び第3のリジェクト収納庫(以下
第3のリジェクトカセットという)202を設けた構成
としているものであって、まずその概略構成を図1を参
照しながら説明する。
【0033】図1において、101はCCAD2の前面
上部に設けた接客部で、顧客が入金紙幣を投入したり、
顧客に対する入金リジェクト紙幣の返却及び出金紙幣の
払い出しを行うものであり、この接客部101は入金取
引時における投入紙幣及び出金取引時における出金紙幣
を集積する紙幣ガイド部102と、仕切り板103を介
して入金取引時に入金不適と判断された入金リジェクト
紙幣を集積する入金リジェクト紙幣ガイド部104とに
仕切られている。また、105はこの紙幣ガイド部10
2に入金用として投入された紙幣を1枚づつ分離して繰
り出すと共に出金用に装置内部から搬送されてきた出金
紙幣を集積するための接客部紙幣集積分離機構、106
は前記入金リジェクト紙幣ガイド部104に返却されて
きた入金リジェクト紙幣を集積する紙幣集積機構であ
り、これらを加えて接客部101が構成されている。
【0034】108はこの接客部101の左側に配設さ
れた表裏取り揃え機構で、後述する鑑別部において裏面
側であると鑑別された紙幣を反転してすべて表側に揃え
て接客部101へと送り込むようになっている。109
はこの表裏取り揃え機構108の左側に配置された鑑別
部であり、紙幣の真偽,金種,正損,及び表裏等の鑑
別、並びに2重搬送や斜行等の有無を検出する。
【0035】110はCCAD2の後面(開放面)側に
着脱可能に装着した一括収納庫(以下一括カセットとい
う)、111はこの一括カセット110の直下に配した
第1のリジェクトカセットであり、やはり着脱可能な構
成となっている。なお、前記一括カセット110の内部
構成については、本願発明の要旨と直接係わるものでは
ないので、ここでの詳述は避けるが、カセット上端部に
は、該一括カセット110内に収納されている紙幣を1
枚づつ順次分離して繰り出す機能と共に、回収動作時に
おいて回収されてきた紙幣を一括してカセット内に集積
するための集積機能とを併せもつ一括紙幣集積分離機構
117を備え、かつ下部には、装填・補充動作時に金種
別カセット128〜130がフル状態になっていた場合
に装填・補充されなかった紙幣を回収するための装填・
補充紙幣集積部116や、また、装填・補充動作時にお
いて2重搬送や斜行等と鑑別部109によって鑑別され
た装填・補充リジェクト紙幣を集積するための装填・補
充リジェクト紙幣集積部119を備えた構成としてい
る。
【0036】また、前記第1のリジェクトカセット11
1の内部構成についても、一括カセット110と同様本
願発明の要旨とは直接係わるものではないので、やはり
ここでの詳述も割愛するが、このカセット111には、
顧客が取り忘れた紙幣を集積する取り忘れ紙幣集積部1
24と、入金取引時において入金可能な真券であるが出
金用としては不適であると鑑別された損券紙幣や出金取
引時において金種不明や重送等と鑑別されたリジェクト
紙幣を集積するためのリジェクト紙幣集積部125を備
えた構成となっている。
【0037】128〜130はCCADの底部側に配置
された金種別収納庫(以下金種別カセットという)であ
り、千円券及び万円券の紙幣を、それぞれ金種別に各々
収納している。131,132,133は前記各金種別
カセット128〜130内に設けられた紙幣集積用のス
テージであり、これらは図示せぬ移動手段によって上下
動可能な構造となっており、それぞれのステージ131
〜133上の最上部の紙幣の位置が制御される。
【0038】134a,134b,134cは前記各金
種別カセット128〜130の上方に配置した入出金機
構部であり、これらは各金種別カセット128〜130
の直上に配置され、かつ各金種別カセット128〜13
0内への紙幣集積及び分離繰り出しの両機能を併せ持っ
た金種別紙幣集積分離機構135,136,137を備
えている。
【0039】138,139,140は前記金種別紙幣
集積分離機構135,136,137によって各金種別
カセット128〜130内に収納する紙幣を一時的に集
積する金種別紙幣一時保留板であり、スライド可能な構
造となっている。141a,142a,143aは前記
金種別カセット128〜130内の紙幣のエンドを検知
するエンド検知器、141b,142b,143bは同
じくニアエンドを検知するニアエンド検知器、141
c,142c,143cは紙幣のフルを検知するフル検
知器であり、それぞれ発光,受光素子により構成されて
いる。
【0040】144は前記接客部101,表裏取り揃え
機構108,鑑別部109,一括カセット110,第1
のリジェクトカセット111及び入出金機構部134a
〜134cとの間を連絡するように構成され、入金およ
び出金取引時、あるいは装填・補充動作や回収動作時に
応じて多数の紙幣を搬送する搬送路である。そして、こ
の第1の実施例では、前記搬送路144を、図1に示す
ように、破線で囲んだ範囲で複数の搬送路ユニットA,
B,C,D,E,F,G(G1,G2,G3),Hに分
割し、それぞれをモジュール化しており、各搬送路ユニ
ットA〜Hには、紙幣の搬送状態を検出する紙幣搬送状
況検出センサが複数配設されている。そして、これら各
ユニット毎に設けられた各検出センサの出力結果から後
述する制御部によって、どの搬送路ユニットで紙幣搬送
異常が発生したかを認識できるようにしている。なお、
上記各搬送路ユニットの分割範囲は任意であり、さらに
細分化することも可能であり、またはもっと大まかに分
けることもできる。
【0041】また、前記各搬送路ユニットA〜Hには、
各ユニット毎に独立して駆動させることが可能な図示せ
ぬモータが駆動手段として備えられており、制御部から
の制御指示によってそれぞれユニット毎に独立して回転
駆動を行うことで、各搬送路ユニット内に存在している
紙幣を隣接する他の搬送路ユニット、あるいは各カセッ
ト等へと搬送するようになっている。さらに、これら各
駆動手段はそれぞれ正逆方向への回転駆動が可能であ
り、また搬送路144もむろん各ユニット毎に正逆方向
に回転可能な構造となっている。
【0042】14a〜14lは、搬送路144における
紙幣の搬送方向を切り替えるための切り替えブレードで
あり、これら各切り替えブレード14a〜14lは前記
鑑別部109による紙幣の鑑別結果等に基づいて図示し
ないアクチュエータにより動作する。201は前記接客
部101の近傍に配設された第2のリジェクト収納庫
(以下第2のリジェクトカセットという)、202は一
括カセット110の上部に配設された第3のリジェクト
収納庫(以下第3のリジェクトカセットという)であ
り、これら第2及び第3の両リジェクトセット201と
202は、前記搬送路144内において何らかの要因に
よって紙幣の搬送異常が発生し、これを各紙幣搬送状況
検出センサによって検出された時に、その検出された搬
送異常の要因となった搬送異常紙幣を収納するためのも
のであり、それぞれ搬送路144の末端に設けられてい
る。
【0043】また、これら各リジェクトカセット201
及び202内には、それぞれのカセット内へと搬送異常
紙幣を集積するための搬送異常紙幣集積部203及び2
04が備られ、さらに各カセットの入口近傍には前記切
り替えブレード14kと14lがそれそれ配されてい
て、搬送路144を搬送されてきた搬送異常紙幣を各リ
ジェクトカセット201あるいは202へと案内する。
【0044】205は上述した各構成要素から成るCC
ADの動作を制御して、入出金処理を実行させるため
の制御部で、さらに、本実施例においては、後述する搬
送異常紙幣の自動除去動作を制御するものであり、CC
AD2の稼働中に紙幣の搬送異常が発生した時、各搬送
路ユニットを駆動している各駆動手段を制御して搬送動
作を一旦停止させると共に、搬送異常紙幣の発生箇所に
応じて各搬送路ユニットや接客部あるいは一括カセット
等の駆動状況、たとえば搬送方向や搬送速度、あるいは
切り替えブレードの回転角度等の切り替えを制御する。
また、搬送路144を搬送されている紙幣がジャム等を
発生して搬送異常となった場合に、これを検出するセン
サの検出結果から搬送異常発生の要因となった搬送異常
紙幣の発生位置を特定し、これにより発生した搬送異常
紙幣を通常の処理時とは逆方向へ搬送させることによ
り、所定のリジェクトカセットへと搬送して収納し、係
員の手を煩わせることなく自動的に除去して、装置を再
び稼働可能な状態に復旧するように制御するようになっ
ている。
【0045】上記構成を有するCCADを備えた自動取
引装置の外観図を図2に、またこの自動取引装置の内部
構成を示すブロック図を図3に示す。図2において、1
は自動取引装置、2はCCAD、3は顧客により挿入さ
れた取引用のカードの識別、及び入金/出金取引時にお
ける取引内容の印字処理を行うカードリーダライタ、
は顧客により挿入された通帳の鑑別,およびこの通帳へ
の入金/出金取引内容の印字処理を行う通帳記帳機、
は入金/出金金額や暗証番号等を入力するための操作キ
ーや、取引金額及び操作案内をイラストや文字で表示す
る表示部から構成される顧客操作部、6は行員が装填,
補充,回収等の処理を行うために装置筐体内部の下部背
面側に設けられた係員操作用の内部操作部である。そし
て、7は上述した各構成要素の装置の動作制御及び各種
演算処理等を行う主制御部であり、これら各構成要素間
の接続形態をブロックとして表すと図3の通りとなる。
【0046】ここで、搬送路144内において搬送異常
発生時の状態を、図4を用いて説明する。紙幣1の搬送
異常は、主に紙幣のジャムによって生じるものであり、
同図(a)および(b)にその様子を示す。図4におい
て、10はガイド板やベルト等から成り、搬送されてく
る紙幣15を載置して搬送するための搬送面であり、図
示せぬ搬送ローラの回転によりこの搬送面10上に紙幣
15を支持して搬送する。
【0047】11と12はこの搬送面10の両側に配置
され、搬送路144の幅を規制するサイドガイドであ
り、これにより紙幣15はこのサイドガイド11と12
間を搬送するようになっている。13は搬送面10のつ
なぎ目であり、長くまた折曲して構成されている搬送路
144は、いくつもの搬送面10をつなぎ合わせて形成
しているために、各搬送面10の連結箇所には必ず幾つ
かのつなぎ目13が存在することになる。
【0048】以上のような構成の搬送路144におい
て、同図(a)は図中矢印O方向に搬送されてきた紙幣
15の先端側の右角部A1 が、斜行やその他の要因によ
って搬送方向右側に位置するサイドガイド11に衝突
し、その衝突した右角部A1 に折れや破れ等の損傷が生
じた場合を示している。また、(b)は同じく図中矢印
O方向に搬送されてきた紙幣15の先端が、二つの搬送
面10のつなぎ目13に達したところで、このつなぎ目
13に紙幣15の右角部A2 が入り込んで引っ掛かって
しまい、その引っ掛かってしまった右角部A2 に折れや
破れ等の損傷が生じた場合を示している。
【0049】このような搬送異常が生じた場合におい
て、各紙幣15をそのまま矢印O方向へさらに搬送しよ
うとすれば、それぞれの紙幣15の右角部A1 及びA2
の損傷はさらに大きなものとなり、その損傷部分でのサ
イドガイド11や搬送面10との摩擦力は大きくなり、
紙幣15を搬送しようとしている図示せぬモータの搬送
力よりも大きくなって、紙幣15をそのままの搬送方
向、すなわち矢印O方向への搬送は不可能となってしま
う場合がある。
【0050】よって、紙幣15がこのように搬送不可と
なってしまった場合は、該紙幣15を矢印O方向とは逆
方向、すなわち図中矢印P方向に搬送すれば、紙幣搬送
方向Pに対して、紙幣15の搬送方向先端辺に当たる図
中二点鎖線で囲んだB1 及びB2 の部分は損傷しておら
ず、また損傷している右角部A1 及びA2 もサイドガイ
ド11や搬送面10とは干渉しなくなるので搬送動作に
よる摩擦力も減少し、また損傷もある程度はもとの状態
に戻ることから、紙幣15を無理なく矢印P方向に搬送
することが可能となる。
【0051】以上のジャム紙幣の取り扱い状況をふまえ
て、本願発明における搬送異常紙幣を自動的に除去して
装置動作を復旧させるCCADの自動復旧動作を、出
金動作時を例にとって、図1に図5〜図7を加えて説明
する。図5は出金動作時におけるCCADの概略構成
図、図6は搬送異常紙幣が発生した状態を示す説明図、
図7は搬送異常紙幣の除去動作を示す説明図である。
【0052】まず、図5によりその構成を示すと、図に
おいて101は接客部、Aは表裏取り揃え機構108を
備えた搬送路144における搬送路ユニット、Bは鑑別
部109を備えた搬送路144における搬送路ユニッ
ト、CとDは紙幣搬送用の搬送路ユニット、Eは入出金
機構部134a〜134cを備えた搬送路ユニット、
01は第2のリジェクトカセット、F,G(G1,G
2,G3)は搬送路144における搬送路ユニット、1
11は第1のリジェクトカセット,128は金種別カセ
トである。そして、これらの構成において、各搬送路
ユニットA〜Gの末端に設けられた接客部101や各種
カセットは、搬送されてきた紙幣15を受け取って集積
可能となっている。
【0053】また、14aと14jは搬送路ユニットA
及びEに設けられた切り替えブレードであり、これら各
切り替えブレード14aと14jの位置で搬送路144
は、紙幣集積が可能な各種カセットあるいは接客部10
の紙幣集積位置へと2方向に分岐している。なお、図
5で示した各搬送路ユニットA〜G等は、図1の破線で
囲んだ箇所と対応し、また符号も同一のものである。ま
た、図1では搬送路ユニットEに対応する3個の金種別
カセット128〜130が示されているが、ここでは説
明を簡単にするためにそのうちの1個の金種別カセット
128のみを示している。
【0054】次に、出金動作時における搬送異常発生時
の搬送異常紙幣の自動除去動作について、図6と図7を
用いて説明する。図6及び図7において、15a,15
b,15c,15d,15e,15fは搬送路144内
を搬送されている紙幣、また15gは金種別カセット1
28内に集積されている紙幣である。
【0055】まず、図6に示すように、出金動作により
金種別カセット128内に集積された紙幣15gを、金
種別カセット128の上部に位置する搬送路ユニットE
によって1枚づつに分離して、搬送路144へと図中矢
印J方向に繰り出す。そして、この出金動作中におい
て、図に示すような状態で搬送異常が、図示せぬ紙幣
搬送状況検出センサの出力結果から制御部205によっ
て検出されたとすると、この搬送異常が制御部205で
検出された時点で、まず制御部205は出金動作、すな
わち搬送路144と搬送路ユニットEの金種別紙幣集積
分離機構135の動作を一旦停止させる。
【0056】このとき、制御部205では検出センサの
検出結果から、搬送経路の途中のどの位置で異常を検出
したか、つまり、搬送異常発生位置を判断し、この判断
結果に基づいて以後の処理動作を制御部205において
決定する。ここで、たとえば搬送ユニットCにある紙幣
15dを搬送異常紙幣とすると、搬送路ユニットE及び
搬送路144の動作を停止した後、搬送異常紙幣15d
のある搬送ユニットCを基点としてこれより紙幣搬送方
向前方にある紙幣15a,15b,15cは、現状にお
いて正常に搬送されており、かつ以後の搬送動作におい
てもなんら不都合は無いため搬送続行が可能であるの
で、制御部205は搬送路ユニットB,搬送路ユニット
A,搬送ユニットGに対して駆動開始を指示し、これに
より紙幣15a,15b,15cを図7に示す矢印方向
K及びL方向へとそれぞれ搬送する。
【0057】これらの紙幣15a,15b,15cは、
それぞれ搬送路ユニットBの鑑別部109にて正常紙幣
かスキュー等の出金リジェクト紙幣かが認識されている
ので、正常紙幣なら接客部101へ、また出金リジェク
ト紙幣なら第1のリジェクトカセット111に搬送され
る。図7(a)に示した場合では、紙幣15aと15c
は搬送路ユニットBで正常紙幣と判断されているので接
客部101へ、紙幣15bは搬送路ユニットBでリジェ
クト紙幣と判断されているので第1のリジェクトカセッ
ト111へ搬送されたということになる。
【0058】また、搬送異常紙幣15dのある搬送ユニ
ットCを基点として、これより紙幣搬送方向後方にある
紙幣15e,15fは、前方にある紙幣15dが搬送異
常紙幣となったことからそれよりも前方に搬送すること
は不可能となるので、制御部205は搬送路ユニット
D,搬送路ユニットEに対して逆方向への駆動開始を指
示し、これにより紙幣15e,15fを、図中矢印M方
向へとそれぞれ戻すように搬送する。図7(a)に示し
た場合では、紙幣15e,15fは搬送路ユニットD,
Eを通り、金種別カセット128へと収納される。
【0059】以上の動作が終了すると、搬送路144の
内部には、搬送異常発生の原因となった搬送異常紙幣1
5dだけが、同図(b)に示すように残ることになる。
続いて、この搬送異常紙幣15dを除去する動作を以下
に示す。搬送異常紙幣15dは、図6に示す図中矢印J
方向に搬送されている途中で搬送異常となったので、リ
ジェクト紙幣15dの除去には、図7(b)に示す矢印
N方向に搬送して除去すれば良い。
【0060】まず、搬送異常紙幣15dが第2のリジェ
クトカセット201に収納されるように、制御部205
は搬送路ユニットEの切り替えブレード14jの切り替
え角度を出金動作時における紙幣繰り出し時の角度から
切り替えた後、搬送路ユニットC,D,Eを逆方向に駆
動制御し、搬送異常紙幣15dを図中矢印N方向に低速
で搬送する。これにより、搬送異常紙幣15dは搬送路
ユニットEを経て第2のリジェクトカセット201へと
搬送されて収納され、搬送異常発生時におけるリジェク
ト紙幣の自動除去動作は終了する。
【0061】そして、第2のリジェクトカセット201
内に設けた図示せぬ検出センサにより、紙幣が収納され
たことが検出されると、この検出結果によって制御部2
05はリジェクト紙幣15dの自動除去を確認し、搬送
異常発生と同時に停止させていた紙幣の出金動作を開始
すべく、搬送路ユニットEにおける金種別紙幣集積分離
機構135と搬送路144との駆動を開始して、CCA
の出金動作を自動的に復旧させる。
【0062】次に、一括カセットからの紙幣の装填・補
充動作時を例にした場合のリジェクト紙幣の自動除去動
作を、図8〜図10を用いて説明する。図8は紙幣装填
・補充動作時におけるCCADの概略構成図、図9は搬
送異常発生時の状態を示す説明図、図10は搬送異常紙
幣の除去動作を示す説明図である。
【0063】まず、この装填・補充動作時におけるCC
ADの概略構成を、前記出金取引時において図5に示し
たCCADの構成と同様にして示すと、図8に示すよ
うな構成となる。図8において、202は出金取引時に
おける第2のリジェクトカセット201に対応する第3
のリジェクトカセット、Hは図1において示すように第
3のリジェクトカセット202に隣接する搬送路ユニッ
ト、117は一括カセット110の上部に設けた一括紙
幣集積分離機構、G1は図1に示すように破線で囲んだ
搬送路144の搬送路ユニット、Aは搬送路144にお
ける搬送路ユニット、Bは搬送路144における搬送路
ユニット、Cは搬送路144における搬送路ユニット
ある。G3は搬送路144における搬送路ユニットG3
で、ここではこの搬送路ユニットG3の末端側に配置さ
れている一括カセット110の下部に設けた装填・補充
集積部116及び装填・補充リジェクト紙幣集積部11
を含むものとして示している。Eは搬送路144にお
る入出金機構部134a〜134cを備えた搬送路ユ
ニットで、ここでは搬送路ユニットDを含むものとして
示している。128は金種別カセットである。なお、こ
の図において示した各構成要素のうち、前記117とG
3の中の116と119とは、それぞれ一括カセット1
10内の上部と下部に配置されており、それぞれ紙幣を
受け取って集積可能な構成としている。
【0064】このような構成とすることにより、装填・
補充動作中に何らかの要因により搬送異常が発生し、こ
れを各搬送路ユニットA〜E,G,H等に配置された紙
幣搬送状況検出センサが検出して制御部205によって
認識されると、制御部205はまず搬送路144の搬送
動作と一括カセット110における一括紙幣集積分離機
構117の動作を一旦停止してから、搬送異常の要因と
なっているリジェクト紙幣の除去動作の制御を開始す
る。
【0065】なお、この図8における各搬送路ユニット
A〜E,G,H等の配列形状は、図5と同様となってい
るので、この装填・補充時におけるリジェクト紙幣の除
去経路も前記出金動作時と同様の経路を辿って搬送除去
されることになる。すなわち、図9に示すように装填・
補充動作が開始され、図5で示した金種別カセット12
8の位置に対応して配置されている一括紙幣集積分離機
構117により一括カセット110内に集積されている
紙幣15gが、図中矢印J方向へと繰り出され、6枚の
紙幣15a,15b,15c,15d,15e,15f
が搬送路144を搬送されている時、搬送路ユニットA
で搬送異常紙幣15dが検出されると、制御部205の
指示によって、図10(a)に示すように、まず搬送異
常紙幣15dの搬送方向前方にある紙幣15a,15
b,15cはそのまま正方向へ搬送し,搬送路ユニット
B,Cを経てG3から一括カセット110下部の紙幣収
納部116,119へ矢印K方向で、あるいは搬送路ユ
ニットEから金種別カセット128へと矢印L方向で搬
送して正常処理とする。また、搬送異常紙幣15dの搬
送方向後方にある紙幣15e,15fは一括紙幣集積分
離機構117へと矢印M方向で戻される。そして、残っ
た搬送異常紙幣15dは同図(b)に示すように、前記
正常処理時における紙幣搬送方向であるJ方向とは逆の
図中矢印N方向に搬送され、搬送路ユニットG1,Hを
戻されて、第3のリジェクトカセット202へと収納さ
れる。
【0066】これにより装填・補充動作時における搬送
異常紙幣15dの自動除去動作が終了すると、制御部2
05は一時的に停止させていた装填・補充動作の再開を
指示し、CCADは復旧する。次に、上記第1の実施
例における第2のリジェクトカセット201及び第3の
リジェクトカセット202は設けずに、搬送異常発生の
要因となった全ての搬送異常紙幣15dを一括カセット
110の直下に配置している第1のリジェクトカセット
111へと搬送して収納する第2の実施例について説明
する。
【0067】図11は第2の実施例を示すCCADの概
略側面図であり、この第2の実施例におけるCCAD
の構成は、図からもわかるように、入出金機構部134
a〜134cを備えたユニットから、鑑別部109の
接客部101側のユニットAへと連結する迂回路ユニッ
Gを設けた構造としている。すなわち、図11に示す
ように、搬送路144を、接客部101と鑑別部109
とを連絡している表裏取り揃え機構108を備えた第1
のユニットA,前記鑑別部109を備えた第2のユニッ
トB,前記鑑別部109と入出金機構部までを連絡する
第3のユニットC,入出金機構部134a〜134cを
備えた第4のユニットD,前記入出金機構部134a〜
134cと接客部101の入金リジェクト紙幣ガイド部
104とを連絡する第5のユニットE,前記第1のユニ
ットAから分岐して接客部101とリジェクトカセット
111とを連絡する第6のユニットFに分割していると
共に、前記第5のユニットEから分岐して前記第1のユ
ニットAへと迂回して連絡する迂回路ユニットGとによ
って構成している。
【0068】なお、図11において、第6のユニットF
は前記第1の実施例における搬送路ユニットG1,G
2,G3を一つのユニットとしてまとめた構成としてお
り、よって接客部101から一括カセット110の上部
の一括紙幣集積分離機構117へと延在し、またこの一
括紙幣集積分離機構117から一括カセット110の下
部の装填・補充紙幣集積部116,装填・補充リジェク
ト紙幣集積部119、さらに一括カセット110直下の
第1のリジェクトカセット111へと達するまでの経路
をひとつの搬送ユニットとし、この第2の実施例におい
てはこの第6のユニットFを、1個の駆動手段により動
作制御する構成としている。
【0069】14mは、第4のユニットDから接客部1
01の入金リジェクト紙幣ガイド部104へ連絡してい
る第5のユニットEの分岐部に設けた切り替えブレード
であり、図示せぬアクチュエータにより回転角度を変化
させて、第4のユニットDから搬送されてくる搬送異常
紙幣15dあるいは入金リジェクト紙幣等の搬送方向
を,迂回路ユニットGまたは入金リジェクト紙幣ガイド
部104の方向へと切り替えるものである。
【0070】206は各構成要素から成るCCAD
動作を制御して、入出金処理を実行させるための制御部
であり、さらに、第2の実施例においては、後述する搬
送異常紙幣の自動除去動作を制御するものであり、CC
AD2の稼働中に紙幣の搬送異常が発生した時、各ユ
ットA〜Gを駆動している各駆動手段を制御して搬送動
作を一旦停止させると共に、搬送異常紙幣の発生箇所に
応じて各ユニットA〜Gや接客部101あるいは一括カ
セット110等の駆動状況、たとえば搬送方向や搬送速
度、あるいは切り替えブレードの回転角度等の切り替え
を制御すると共に、搬送路144を搬送している紙幣が
ジャム等を発生して搬送異常となった場合に、これを検
出するセンサの検出結果から搬送異常発生の要因となっ
た搬送異常紙幣の発生位置を特定し、これにより発生し
た搬送異常紙幣を通常の処理時とは逆方向へ搬送させる
ように搬送路144を駆動制御し、所定の搬送経路を確
保して全ての搬送異常紙幣を一括カセット110の下部
に配置されているリジェクトカセット111へと収納す
ることにより、係員の手を煩わせることなく自動的に搬
送異常紙幣を除去し、CCAD2を再び稼働可能な状態
に復旧するように制御するものである。
【0071】そして、上記構成による第2の実施例のC
CADにおいても、前記第1の実施例のCCAD
同様、破線にて仕切られた各ユニットA〜Gは、それぞ
れユニット毎に独立して動作可能な駆動手段が設けられ
ており、前記制御部206の指示によって、各ユニット
A〜Gは駆動開始及び停止、搬送方向の変更、搬送速度
の変更等を独立して動作できるようになっている。
【0072】以上の構成による第2の実施例において、
出金動作時における搬送異常紙幣の自動除去動作を説明
する。図12は第2の実施例におけるCCADの出金動
作時の概略構成図であり、図において、101は接客
部、Fは搬送路144における第6のユニット、111
はリジェクトカセット、Aは搬送路144における第1
のユニット、Bは鑑別部109を備えた第2のユニッ
ト、Cは搬送路144における第3の搬送ユニット、
は搬送路144における第4の搬送ユニット、128は
金種別カセット、そしてGは搬送路144における迂
路ユニットであり、ここではこの迂回路ユニットGに搬
送路144における第5のユニットEを含むものとす
る。
【0073】また、14aは第6のユニットFに、14
jは第4のユニットDにそれぞれ設けられた切り替えブ
レードであり、これら各切り替えブレード14aと14
jの位置でそれぞれ対応する搬送方向へと案内してい
る。つづいて、出金動作時における搬送異常発生による
紙幣15の自動除去動作を示す。
【0074】15a,15b,15c,15d,15e
は、搬送路144内を搬送されている紙幣、また15f
は金種別カセット128内に集積されている紙幣であ
る。まず、図13に示すように出金動作を行い、金種別
カセット128内に集積された紙幣15fを、第5のユ
ニットEにより1枚づつに分離して搬送路144へと、
図中矢印Q方向で繰り出す。
【0075】ここで、図13の搬送異常発生時を示す説
明図に示すような状態で、図示せぬ検出センサの出力結
果から制御部206によって搬送異常が検出されたとす
ると、搬送路144と第4のユニットDの金種別紙幣集
積分離部135の動作は一旦停止される。そして、この
搬送異常発生の検出により、搬送経路の途中のどの位置
で異常が検出されたかが制御部206によって判断さ
れ、ここで、たとえば、第1のユニットAにある紙幣を
搬送異常紙幣15dとすると、この搬送異常紙幣15d
のある第1のユニットAを基点として、これより紙幣搬
送方向前方にある紙幣15eは現状では正常に搬送され
ており、かつ以後の搬送動作においてもなんら不都合は
無いので、搬送続行すべく第6のユニットFに対して駆
動開始を指示し、これにより紙幣15eを図14に示す
矢印N方向へと搬送する。
【0076】この紙幣15eは紙幣搬送方向後方に位置
する第2のユニットBにおいて正常紙幣であると判断さ
れているので、そのまま接客部101へ搬送される。ま
た、前記第2のユニットBで紙幣15eがスキュー等の
出金リジェクト紙幣であると判断された場合は、制御部
206により第6のユニットFに設けた切り替えブレー
ド14aの角度が切り替えられ、これにより紙幣15e
は第6のユニットFにより第1のリジェクトカセット1
11へと搬送されて収納されることになる。
【0077】また、前記搬送異常紙幣15dのある第
のユニットを基点として、これより紙幣搬送方向後方
にある紙幣15a,15b,15cは、前方にある搬送
異常紙幣15dが搬送異常紙幣となったことからそれよ
り前方に搬送することは不可能となるので、制御部20
6は第2のユニットB,第3のユニットC,第4のユニ
ットDに対して逆方向への搬送開始を指示すると共に、
切り替えブレード14jの角度を切り替えた後、紙幣1
5a,15b,15cを図13に示す矢印方向K,L,
M方向へとそれぞれ戻すように搬送し、切り替えブレー
ド14jにより案内して金種別カセット128に収納す
る。
【0078】こうして搬送路144の内部には、搬送異
常の原因となったリジェクト紙幣15dだけが残ること
になるので、次にこの搬送異常紙幣15dを除去するべ
く、まず、制御部206の指示によって切り替えブレー
ド14aと14jとの案内角度を、第4のユニットDに
搬送されてきた紙幣は迂回路ユニットGへ、また第6の
ユニットFに搬送されてきた紙幣は第1のリジェクトカ
セット111へと案内する角度に、正常な出金取引時の
角度から切り替えると共に、駆動手段の搬送速度を低速
とした後、各ユニットの駆動開始を指示してリジェクト
紙幣15dを前記矢印Q方向とは逆の矢印R方向へと搬
送する。
【0079】これにより、搬送異常紙幣15dは、第2
のユニットB,第3のユニットC,第4のユニットDへ
と搬送され、切り替えブレード14jにより第5のユニ
ットEから迂回路ユニットGへと案内され、そしてこの
迂回路ユニットGを経て第のユニットに戻り、さら
に第6のユニットFを経て第1のリジェクトカセット1
11へと搬送され収納されると、搬送異常発生時におけ
るリジェクト紙幣の自動除去動作は終了する。
【0080】なお、紙幣の除去終了がリジェクトカセッ
ト111内の図示せぬ検出手段により検出されることで
確認されると、搬送異常発生と同時に停止させていた紙
幣の出金動作を開始するべく装置動作を復旧させるの
は、上述した第1の実施例と同様である。次に、図15
〜図17を用いて、装填・補充動作時における搬送異常
紙幣15dの自動除去動作を示す。
【0081】まず図15により、装填・補充動作時にお
けるCCADの構成を述べると、117は一括カセッ
ト110の上部に設けた一括紙幣集積分離機構を示すも
のであり、ここでは紙幣一括繰り出しユニットとする。
14cは第6のユニットFに設けられ、搬送されてきた
紙幣を前記紙幣一括繰り出しユニット117あるいは第
1のリジェクトカセット111のいずれかへ案内するた
めの切り替えブレードである。そして、この装填・補充
動作時におけるCCADのその他の構成は前記出金動
作時におけるCCADの構成(図12に示した構成)
と同様であるので、ここでの説明は省略し、以下の説明
においては同一の符号を付して説明する。
【0082】図16と図17において、15a,15
b,15c,15d,15eは搬送路144内を搬送さ
れている紙幣、また15gは金種別カセット128内に
集積されている紙幣、15hは紙幣一括繰り出しユニッ
ト117に集積されている紙幣である。まず、装填・補
充動作を開始し、紙幣一括繰り出しユニット117内に
集積された紙幣15hを1枚づつに分離して、搬送路1
44へと図中矢印S方向で繰り出す。
【0083】そして、この後、図16の搬送異常発生時
の説明図に示すような状態で、搬送異常が検出されたと
すると、搬送路144と紙幣一括繰り出しユニット11
7の動作は一旦停止され、図示せぬセンサの検出結果か
ら、制御部206は搬送路144内での搬送異常発生位
置を認識する。ここで、たとえば第1のユニットAにあ
る紙幣が搬送異常紙幣15dとすると、この搬送異常紙
幣15dのある第1のユニットAを基点として、これよ
り紙幣搬送方向前方にある紙幣15a,15b,15c
は現状では正常に搬送されており、かつ以後の搬送動作
においてもなんら不都合は無いため搬送続行が可能であ
るので、第2のユニットB,第3のユニットC,第4の
ユニットDに対して駆動開始を指示し、これにより各紙
幣15a〜15cを図16に示す矢印K,L,M方向へ
と搬送する。
【0084】このとき、これらの紙幣15a〜15c
は,鑑別部109において正常紙幣であると判断されて
いれば金種別カセット128へ、また損券等のリジェク
ト紙幣と判断されていれば、第4のユニットDから迂回
路ユニットGを介して第1のユニットA,第6のユニッ
トFを経て第1のリジェクトカセット111へと搬送さ
れる。なお、ここでは紙幣15a〜15cは全てが正常
紙幣であると判断されているので、これらは全て金種別
カセット128へと搬送されて収納されることになる。
【0085】また、前記搬送異常紙幣15dのある第1
のユニットAを基点として、これより紙幣搬送方向後方
にある紙幣15eは、この紙幣15eより搬送方向前方
にある搬送異常紙幣15dが搬送不可能となったことか
らそれよりも前方に搬送することは不可能となるので、
制御部206の制御によって第6のユニットFに対して
逆方向への搬送開始を指示し、紙幣15eを図17に示
す矢印方向N方向へと戻すように搬送して、元の紙幣一
括繰り出しユニット117に収納する。
【0086】これにより搬送路144の内部には、リジ
ェクト紙幣15dだけが残ることになるので、この搬送
異常紙幣15dの除去動作を開始する。まず、制御部2
06によって切り替えブレード14cの案内角度を、第
6のユニットFに搬送されてきた紙幣は第1のリジェク
トカセット111へと案内する角度に切り替えると共
に、駆動手段の搬送速度を低速とした後、各第1のユニ
ットAと第6のユニットFの駆動を指示して、前記矢印
S方向とは逆の矢印T方向へと搬送を開始する。
【0087】これにより、搬送異常紙幣15dは第1の
ユニットAから第6のユニットFへと搬送され、そして
この第6のユニットFの切り替えブレード14cにより
案内されて第1のリジェクトカセット111へと搬送さ
れ収納されると、装填・補充時における搬送異常の要因
となった搬送異常紙幣15dの自動除去動作は終了す
る。
【0088】そして、最後に搬送異常紙幣15dが第1
のリジェクトカセットに収納されたことが図示せぬ検出
手段によって確認されると、搬送異常発生と同時に停止
させていた紙幣の装填・補充動作を開始し、装置動作を
復旧させる。これにより装置は、再び正常の状態で処理
を続行する。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、紙
幣入出金装置内において搬送異常紙幣が発生しても、そ
の搬送異常紙幣より紙幣搬送方向前方にある紙幣はその
まま処理を続行し、また、後方にある紙幣は繰り出し前
に収納されていた金種別収納庫あるいは一括収納庫に戻
した後、搬送異常紙幣をそれまでの搬送方向とは逆方向
に搬送駆動することにより、新たに設けた第2のリジェ
クト収納庫に自動的に収納することで、係員の手を煩わ
せずに搬送異常紙幣を自動的に除去できるようにしたの
で、収納庫係員による復旧処理、すなわち紙幣入出金装
置の内部を開放して、搬送路に残っている搬送異常紙幣
を取り除くというような操作を行わなくとも良くなる。
これにより、係員の負担を軽減することができると共
に、搬送異常発生時における紙幣除去作業のための装置
停止時間を短縮することができる。その結果、装置の稼
働率を向上することができると共に、顧客の待ち時間を
長引かないようにして、サービス性を向上することがで
きる。また、紙幣の搬送異常が発生したとき、搬送異常
紙幣が存在するユニットよりも紙幣搬送方向後方にある
ユニットに存在する紙幣を、該紙幣がユニットに繰り出
される前に収納されていた場所である金種別収納庫ある
いは一括収納庫に戻すようにしているので、この戻され
た紙幣は再びユニットに繰り出すことが可能であり、取
引に利用することができるという効果が得られる。
【0090】また、第2項目の紙幣入出金装置では、迂
回路を設けることで従来より備えられてあったリジェク
ト収納庫に、全ての搬送異常紙幣を自動的に搬送して収
納することにより、自動的に搬送異常紙幣を除去できる
ようにしたので、上記で示した第1項目の紙幣入出金装
置と同様の効果、すなわち係員による復旧処理が不要と
なることで係員の負担を軽減できるという効果、また搬
送異常紙幣の除去作業による装置停止時間を短縮するこ
とができるという効果、そしてこれらにより装置稼働率
を向上し、待ち時間を短縮して顧客へのサービス性を向
上することができるという効果、更には金種別収納庫あ
るいは一括収納庫に戻された紙幣を再びユニットに繰り
出して取引に利用することができるという効果を得るこ
とができると共に、この第2項目では、新たなリジェク
ト紙幣収納庫を設けないことにより、装置の大型化、並
びにこの新たなリジェクト紙幣収納庫を設けることによ
る機構部の複雑化を防止している。また、ひとつのリジ
ェクト紙幣収納庫を全てのリジェクト紙幣を収納するこ
とにより、紙幣入出金装置から取り出す際、およびその
後の取り扱いを簡単にすることができるという効果も得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の紙幣入出金装置の概略
側断面図である。
【図2】図1に示すCCADを備えた自動取引装置の外
観図である。
【図3】図2に示す自動取引装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図4】搬送異常発生時における搬送異常紙幣の状態を
示す説明図である。
【図5】出金動作におけるCCADの概略ブロック構成
図である。
【図6】搬送異常発生時を示す説明図である。
【図7】搬送異常紙幣の除去動作を示す説明図である。
【図8】紙幣装填・補充動作時におけるCCADの概略
ブロック構成図である。
【図9】搬送異常発生時を示す説明図である。
【図10】搬送異常紙幣の除去動作を示す説明図であ
る。
【図11】第2の実施例を示すCCADの概略側面図で
ある。
【図12】出金動作時におけるCCADの概略ブロック
構成図である。
【図13】搬送異常発生時の状態を示す説明図である。
【図14】搬送異常紙幣の除去動作を示す説明図であ
る。
【図15】装填・補充動作時におけるCCADのブロッ
ク構成図である。
【図16】搬送異常発生時の状態を示す説明図である。
【図17】搬送異常紙幣の除去動作を示す説明図であ
る。
【図18】従来例の紙幣入出金装置の概略側断面図であ
る。
【図19】搬送異常の検出構造を示す説明図である。
【図20】紙幣搬送状況検出センサによる監視動作のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 紙幣入出金装置 101 接客部 102 紙幣ガイド部 104 入金リジェクト紙幣ガイド部 105 接客部紙幣集積分離機構 109 鑑別部 110 一括カセット 111 第1のリジェクトカセット 144 搬送路 201 第2のリジェクトカセット 202 第3のリジェクトカセット 205 制御部 206 制御部 G 迂回路ユニット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 B65H 7/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客による入金紙幣の投入と出金紙幣の
    支払い及び入金リジェクト紙幣の返却を行う接客部と、
    金種別に紙幣を収納する複数個の金種別収納庫と、
    金種別収納庫にそれぞれ対応して設けられ、出金可能な
    紙幣を各金種別収納庫へと収納しかつこの金種別収納庫
    から紙幣の繰り出しを行う入出金機構部と、複数金種の
    紙幣を一括して収納することが可能でかつ前記金種別収
    納庫からの回収紙幣を収納し該金種別収納庫への装填・
    補充紙幣を繰り出す一括収納庫と、紙幣の真偽,金種,
    正損の鑑別を行う鑑別部と、前記鑑別部において偽券,
    損券,金種不明と鑑別されたリジェクト紙幣を収納する
    リジェクト収納庫とを備えると共に、 前記接客部,入出金機構部,一括収納庫,鑑別部,リジ
    ェクト収納庫との間で紙幣を往復方向に搬送する搬送路
    を設けた紙幣入出金装置において、 前記リジェクト収納庫を第1のリジェクト収納庫とし、
    かつ前記搬送路を複数のユニットに分割すると共に、 これら分割した各ユニット毎に独立して正逆方向に駆動
    する駆動手段と、 前記搬送路内を搬送される紙幣が正常に搬送されている
    か否かを各ユニット毎に検出する紙幣搬送状況検出セン
    サと、 前記搬送路途中の少なくとも一か所に設けられ、前記搬
    送路内で搬送異常となった搬送異常紙幣を収納する第2
    のリジェクト収納庫と、 紙幣搬送動作中に、前記紙幣搬送状況検出センサの出力
    結果から紙幣の搬送異常の発生を認識すると共に、搬送
    異常紙幣が存在するユニットを特定し、搬送動作を一旦
    停止してから前記搬送異常紙幣が存在するユニットより
    も紙幣搬送方向前方にあるユニットは当該搬送動作時の
    搬送方向と同じ正方向に搬送するように前記駆動手段を
    駆動して紙幣搬送処理を続行し、前記搬送異常紙幣が存
    在するユニットよりも紙幣搬送方向後方にあるユニット
    は前記正方向とは逆方向に搬送するように前記駆動手段
    を駆動して前記搬送異常紙幣が存在するユニットより紙
    幣搬送方向後方にあるユニットに存在する紙幣を、該紙
    幣がユニットに繰り出される前に収納されていた前記金
    種別収納庫あるいは前記一括収納庫に戻し、そして各ユ
    ニットを当該搬送動作時における搬送方向とは逆方向に
    紙幣を搬送させるように前記駆動手段を駆動して、前記
    搬送異常紙幣を前記第2のリジェクト収納庫へと搬送し
    て収納した後、一旦停止していた紙幣搬送動作を再び動
    作可能な状態に復旧させる制御部とを備えたことを特徴
    とする紙幣入出金装置。
  2. 【請求項2】 顧客による入金紙幣の投入と出金紙幣の
    支払い及び入金リジェクト紙幣の返却を行う接客部と、
    金種別に紙幣を収納する複数個の金種別収納庫と、
    金種別収納庫にそれぞれ対応して設けられ、出金可能な
    紙幣を各金種別収納庫へと収納しかつこの金種別収納庫
    から紙幣の繰り出しを行う入出金機構部と、複数金種の
    紙幣を一括して収納することが可能でかつ前記金種別収
    納庫からの回収紙幣を収納し該金種別収納庫への装填・
    補充紙幣を繰り出す一括収納庫と、紙幣の真偽,金種,
    正損の鑑別を行う鑑別部と、前記鑑別部において偽券,
    損券,金種不明と鑑別されたリジェクト紙幣を収納する
    リジェクト収納庫とを備えると共に、 前記接客部,入出金機構部,一括収納庫,鑑別部,リジ
    ェクト収納庫との間で紙幣を往復方向に搬送する搬送路
    を設けた紙幣入出金装置において、 前記搬送路を、接客部と鑑別部とを連絡する第1のユニ
    ット,前記鑑別部を備えた第2のユニット,前記鑑別部
    と前記金種別収納庫の入出金機構部とを連絡する第3の
    ユニット,前記入金機構部を備えた第4のユニット,前
    記入出金機構部と接客部の入金リジェクト集積部とを連
    絡する第5のユニット,前記第1のユニットから分岐し
    て接客部と前記リジェクト収納庫とを連絡する第6のユ
    ニットに分割し、 かつ、前記第5のユニットから分岐して前記第1のユニ
    ットへと連絡する迂回路ユニットを設け、 さらに、これら各ユニット毎に独立して正逆方向に駆動
    する駆動手段、並びに前記各ユニット内を搬送される紙
    幣が正常に搬送されているか否かを検出する紙幣搬送状
    況検出センサとを、各ユニット毎に配設すると共に、 紙幣搬送動作中に、前記紙幣搬送状況検出センサの出力
    結果から搬送異常の発生を認識すると共に、搬送異常紙
    幣が存在するユニットを特定し、搬送動作を一旦停止し
    てから前記搬送異常紙幣が存在するユニットよりも紙幣
    搬送方向前方にあるユニットは当該搬送動作時の搬送方
    向と同じ正方向に搬送するように前記駆動手段を駆動し
    て紙幣搬送処理を続行し、前記搬送異常紙幣が存在する
    ユニットよりも紙幣搬送方向後方にあるユニットは前記
    正方向とは逆方向となるように前記駆動手段を駆動して
    前記搬送異常紙幣が存在するユニットより紙幣搬送方向
    後方にあるユニットに存在する紙幣を、該紙幣がユニッ
    トに繰り出される前に収納されていた前記金種別収納庫
    あるいは前記一括収納庫に戻し、そして前記搬送異常紙
    幣が金種別収納庫から繰り出される出金動作時あるいは
    紙幣回収動作時であった場合は、前記搬送異常紙幣が存
    在するユニットから前記搬送異常紙幣を当該動作時の正
    常な搬送方向とは逆方向に搬送して前記第4のユニット
    まで戻してから第5のユニットへと案内し、この第5の
    ユニットから迂回路ユニットを経て第1のユニットへと
    搬送してこの第1のユニットから第6のユニットを介し
    て前記リジェク収納庫へと搬送して収納し、また当該搬
    送異常紙幣が金種別収納庫へと収納される紙幣装填・補
    充動作時であった場合は、前記搬送異常紙幣が存在する
    ユニットから前記搬送異常紙幣を当該動作時の正常な搬
    送方向とは逆方向に搬送して通過してきた経路を辿って
    第1のユニットまで戻し、この第1のユニットから第6
    のユニットを介して前記リジェク収納庫へ搬送して収納
    した後、一旦停止していた紙幣搬送動作を再び動作可能
    な状態に復旧させる制御部とを備えたことを特徴とする
    紙幣入出金装置。
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