JP6690302B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現金処理装置に関し、例えば銀行等の金融機関の店舗や駅や空港等に設置されるATM(Automatic Teller Machine)等の現金処理装置に適用し得るものである。
例えば、ATM等の現金処理装置では、現金(特に紙幣)を入金する場合、挿入された媒体を1枚ずつ分離し、認識部が媒体の種類を認識すると共に計数処理を行ない、目的の集積先であるカセット(媒体収納部)に媒体を集積している。また、現金を出金する場合、媒体収納部から媒体を1枚ずつ分離し、認識部が媒体の種類を認識すると共に計数処理を行ない、出金口に媒体を排出している(特許文献1参照)。
従来の現金処理装置の搬送機構は、1個の駆動部(例えばモータなど)が全ての搬送路のローラ等の搬送部材を駆動して媒体を搬送している。すなわち、複数のカセットに媒体を搬送する搬送路は1個であり、1個の駆動部が1個の搬送路を駆動している。
そのため、例えば、搬送路において搬送ジャムが生じた場合、ジャム要因である媒体を除去するため、その時点で取引を終了している。
特開2012−238340号公報
しかしながら、一般的に現金処理装置内では、複数枚の媒体が、1枚ずつ連続的に搬送されるため、搬送ジャムが生じた場合、複数枚の媒体が搬送路に残留することになる。つまり、ジャム要因となる媒体が搬送路上で紙詰まり等が生じても、これに後続する媒体(後続媒体)も搬送路上に残留することになる。
そのため、搬送路の自動復旧が有効でない場合に、作業員が手作業により媒体を除去することになり、搬送路から除去した媒体の数え間違い(例えば、現金処理装置で計数した媒体枚数と、手作業により計数した枚数との差異が生じ)が生じたり、媒体の紛失等が生じたりするという問題が生じ得る。また、手作業により媒体を数えるため、現金処理装置の復旧時間の長時間化にもつながるという問題も生じ得る。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、搬送路上に残留した後続媒体を除去しやすくするように搬送制御を行う現金処理装置を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る現金処理装置は、入出金に係る現金処理を行なう現金処理装置において、(1)媒体を収納する複数の媒体収納部と、(2)複数の媒体収納部のいずれかとの搬送接続し、それぞれ独立して搬送動作を行なう複数の搬送部と、(3)複数の搬送部のうちいずれかの搬送部で搬送障害が検知されると、その搬送部を停止し、他の搬送部を動作させて、当該他の搬送部に残留している、障害要因である媒体に後続して搬送される後続媒体を退避させる搬送制御部と、(4)入出金に係る媒体を一時的に保留する一時保留部とを備え、(5)複数の媒体収納部が、分離機能及び集積機能を有する複数の第1の媒体収納部と、集積機能を有する1又は複数の第2の媒体収納部とを有し、複数の搬送部が、入出金部から媒体の搬送、又は当該入出金部に媒体を搬送する第1の搬送部と、複数の第1の媒体収納部から媒体の搬送、又は複数の第1の媒体収納部に媒体を搬送する第2の搬送部と、第1の搬送部と第2の搬送部との間に設けられ、一時保留部と1又は複数の第2の媒体収納部と搬送接続する第3の搬送部とを有し、(6)第3の搬送部上に通過する媒体を認識する認識部を更に備え、(7)搬送制御部が、認識部による認識結果に基づいて、第2の搬送部で搬送障害が検知された後、一時保留部及び第2の搬送部を停止させ、各第2の媒体収納部への集積が可能であり、第3の搬送部に後続媒体があり、かつ、一時保留部から第3の搬送部への接続切替が可能である場合に、第3の搬送部に存在する後続媒体の集積先を第2の媒体収納部に切り替え第3の搬送部の後続媒体を第2の媒体収納部に集積させることを特徴とする。
第2の本発明に係る現金処理装置は、入出金に係る現金処理を行なう現金処理装置において、(1)媒体を収納する複数の媒体収納部と、(2)複数の媒体収納部のいずれかとの搬送接続し、それぞれ独立して搬送動作を行なう複数の搬送部と、(3)複数の搬送部のうちいずれかの搬送部で搬送障害が検知されると、その搬送部を停止し、他の搬送部を動作させて、当該他の搬送部に残留している、障害要因である媒体に後続して搬送される後続媒体を退避させる搬送制御部と、(4)入出金に係る媒体を一時的に保留する一時保留部とを備え、(5)複数の媒体収納部が、分離機能及び集積機能を有する複数の第1の媒体収納部と、集積機能を有する1又は複数の第2の媒体収納部とを有し、複数の搬送部が、入出金部から媒体の搬送、又は当該入出金部に媒体を搬送する第1の搬送部と、複数の第1の媒体収納部から媒体の搬送、又は複数の第1の媒体収納部に媒体を搬送する第2の搬送部と、第1の搬送部と第2の搬送部との間に設けられ、一時保留部と1又は複数の第2の媒体収納部と搬送接続する第3の搬送部とを有し、(6)第3の搬送部上に通過する媒体を認識する認識部を更に備え、(7)搬送制御部が、認識部による認識結果に基づいて、第3の搬送部で搬送障害が検知された後、一時保留部及び第3の搬送部を停止させ、第2の搬送部に後続媒体を、複数の第1の媒体収納部のそれぞれと、第2の搬送部との間の接続位置であるそれぞれの搬送接続位置に待機させることを特徴とする。
第3の本発明に係る現金処理装置は、入出金に係る現金処理を行なう現金処理装置において、(1)媒体を収納する複数の媒体収納部と、(2)複数の媒体収納部のいずれかとの搬送接続し、それぞれ独立して搬送動作を行なう複数の搬送部と、(3)複数の搬送部のうちいずれかの搬送部で搬送障害が検知されると、その搬送部を停止し、他の搬送部を動作させて、当該他の搬送部に残留している、障害要因である媒体に後続して搬送される後続媒体を退避させる搬送制御部と、(4)入出金に係る媒体を一時的に保留する一時保留部とを備え、(5)複数の媒体収納部が、分離機能及び集積機能を有する複数の第1の媒体収納部と、集積機能を有する1又は複数の第2の媒体収納部とを有し、複数の搬送部が、入出金部から媒体の搬送、又は当該入出金部に媒体を搬送する第1の搬送部と、複数の第1の媒体収納部から媒体の搬送、又は複数の第1の媒体収納部に媒体を搬送する第2の搬送部と、第1の搬送部と第2の搬送部との間に設けられ、一時保留部と1又は複数の第2の媒体収納部と搬送接続する第3の搬送部とを有し、(6)第3の搬送部上に通過する媒体を認識する認識部を更に備え、(7)搬送制御部が、認識部により異常検知されると、一時保留部及び第3の搬送部を停止させ、各第1の媒体収納部から繰り出されて第2の搬送部上の後続媒体を、繰り出し元の各第1の媒体収納部に集積させることを特徴とする。
本発明によれば、搬送路上に残留した後続媒体を除去しやすくするように搬送できる。また、媒体除去に係る復旧時間の短縮化及び取引を完了させることもできる。
第1の実施形態に係るATM内の搬送路を示す構成図である。 第1の実施形態に係るATM内の搬送路を簡略化した模式図である。 第1の実施形態に係るATMの駆動制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る第2の搬送路上で搬送ジャムが発生した場合の搬送処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る第2の搬送路上で搬送ジャムが発生した場合の搬送動作を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る第3の搬送路上で搬送ジャムが発生した場合の搬送処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る第3の搬送路上で搬送ジャムが発生した場合の搬送動作を説明する説明図である。 第2の実施形態に係る第3の搬送路上で搬送ジャムが発生した場合の搬送処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る第3の搬送路上で搬送ジャムが発生した場合の搬送動作を説明する説明図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、金融機関の店舗等に設置されるATMに本発明を適用する場合を例示する。なお、本発明は、ATMに限定されない。例えば、小売店やショッピングモールなどに設けられる現金処理装置等にも適用できる。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係るATM内の搬送路を示す構成図である。図2は、第1の実施形態に係るATM内の搬送路を簡略化した模式図である。
図1において、第1の実施形態のATM1は、入出金部11、一時保留部12、偽券庫13、認識部14、第1の搬送路21、第2の搬送路22、第3の搬送路23、搬送切替部15−1〜15−8、集積部30を有する。
また、集積部30は、媒体収納部としての4個の紙幣カセット31−1〜31−4、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33を有する。
なお、図1に記載する円は、それぞれの搬送路等に設けられた搬送路ローラを示している。図2では、説明を容易にするために、搬送ローラの記載を省略している。
入出金部11は、挿入された紙幣を受け入れたり、紙幣を排出したりするものである。入出金部11は、図示しない入出金口を有しており、利用者により挿入された紙幣を第1の搬送路21に与えたり、後述する第3の搬送路23から搬送された紙幣を前記入出金口に排出したりする。
第1の搬送路21は、入出金部11と第3の搬送路23との間で紙幣を搬送する搬送路である。第1の搬送路21は、図2の細い実線で示すものである。
第1の搬送路21は、入出金部11に収められた紙幣を1枚ずつ分離する分離機能を有しており、分離した紙幣を第3の搬送路23に向けて搬送する入金用搬送路21−2と、第3の搬送路23から出金すべき紙幣を入出金部11に搬送して集積する集積機能を有する出金用搬送路21−1とを有する。なお、入金用搬送路21−2は、入出金部11から搬送切替部15−1に向けた方向に媒体を搬送する。また、出金用搬送路21−1は、搬送切替部15−1から入出金部11に向けた方向に媒体を搬送する。
入金用搬送路21−2と出金用搬送路21−1と第3の搬送路23との境界には、紙幣の搬送方向に応じて、入金用搬送路21−2と出金用搬送路21−1とを切り替える搬送切替部15−1が設けられている。搬送切替部15−1は、紙幣の搬送路を切り替えるブレードを適用できる。
第3の搬送路23は、図2の太線の点線で示すものである。第3の搬送路23は、第1の搬送路21と、入金専用紙幣カセット32と、リジェクト部33と、一時保留部12との間で紙幣を搬送する搬送路である。第3の搬送路23は、双方向で紙幣を搬送可能なものである。
第3の搬送路23上には、認識部14が設けられている。
認識部14は、通過する紙幣を計数すると共に、紙幣の金種や紙幣の真偽や紙幣の汚損判定等を行なう。
第3の搬送路23と、第1の搬送路21と、リジェクト部33との境界には、搬送切替部15−2が設けられている。また、第3の搬送路23と、入金専用紙幣カセット32との境界には、搬送切替部15−3が設けられている。さらに、第3の搬送路23と、一時保留部12との境界には、搬送切替部15−4が設けられている。
第2の搬送路22は、図2の太線の実線で示すものである。第2の搬送路22は、第3の搬送路23と、各紙幣カセット31−1〜31−4と、偽券庫13との間で紙幣を搬送する搬送路である。第2の搬送路22は、双方向で紙幣を搬送可能なものである。
第2の搬送路22と、第3の搬送路23と、紙幣カセット31−4との間の境界に搬送切替部15−5が設けられている。第2の搬送路22と、紙幣カセット31−3との間の境界に搬送切替部15−6が設けられている。第2の搬送路22と、紙幣カセット31−2との間の境界に搬送切替部15−7が設けられている。第2の搬送路22と、偽券庫13と、紙幣カセット31−1との間の境界に搬送切替部15−8が設けられている。
一時保留部12は、入金された紙幣や出金すべき紙幣を一時的に保留するものである。一時保留部12は、例えばテープエスクロ方式の一時保留部を適用できる。
ここで、入金時と出金時の一時保留部12の動作を簡単に説明する。
入金時に、一時保留部12は、入出金部11に入金されて、第3の搬送路23により搬送された紙幣を一時的に保留する。そして、入金金額確定後に、一時保留部12は、一時的に保留した紙幣を1枚ずつ分離し、その分離した紙幣を、搬送切替部15−4に送り出す。なお、紙幣は、認識部14による認識結果に応じて、対応する金種の紙幣カセット31−1〜31−4に向けて搬送される。なお、認識部14が、出金等に使用できないよう紙幣(例えば、正常紙幣であるが、汚損等により、リサイクル不可と判断した紙幣等)は、入金専用カセット32やリジェクト部33に搬送される。
偽券庫13は、認識部14により偽券判定された媒体を保留するものである。偽券庫13は、第2の搬送路22から搬送された媒体を集積する集積機能を有する。
紙幣カセット31−1〜31−4はそれぞれ、媒体である紙幣を収納する媒体収納カセットであり、分離機能及び集積機能を有する。例えば、紙幣カセット31−1〜31−4は、入金された紙幣を収納すると共に、その後の出金処理で収納している紙幣を出金紙幣として繰り出すいわゆる還流型紙幣カセットを適用できる。紙幣カセット31−1〜31−4はそれぞれ、収納する紙幣の金種が予め決定されている。
入金専用紙幣カセット32は、媒体である紙幣を収納する媒体収納カセットであり、集積機能を有する。入金専用紙幣カセット32は、分離機能を有しておらず、紙幣の集積のみを行う。また、入金専用紙幣カセット32は、紙幣の金種に拘わらず、複数の金種の紙幣を収納する。なお、入金専用紙幣カセット32は、紙幣カセット31−1〜31−4と同様に、集積機能及び分離機能を有するものであり、このような集積機能及び分離機能を有する紙幣カセットを入金専用紙幣カセットとして利用するようにしてもよい。
リジェクト部33は、認識部14の認識結果に応じて、例えば、偽券、汚損紙幣等のようにリジェクト判定された紙幣を収納するものである。
図3は、第1の実施形態に係るATM1の駆動制御系の構成を示すブロック図である。
図3において、ATM1は、制御部10、第1の搬送駆動部51、第2の搬送駆動部52、第3の搬送駆動部53、センサ群54及び55、認識部14を有する。
制御部10は、ATM1による実行される処理を司るものである。制御部10のハードウェア構成は図示しないが、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部等を有しており、CPUが、ROMに格納される処理プログラム(例えば、搬送制御プログラムなど)を実行することにより、ATM1の各種機能(例えば、搬送制御機能など)が実現される。なお、処理プログラムがインストールされることにより構築されるようにしてもよい。
制御部10は、主として、取引処理部101、搬送制御部102を有する。
取引処理部101は、入金処理や出金処理等の取引処理を行なうものである。
搬送制御部102は、取引処理部101により実行される取引処理に応じて、搬送機構の動作を制御するものである。
第1の搬送駆動部51は、制御部10による制御の下、第1の搬送路21を駆動するものである。
第2の搬送駆動部52は、制御部10による制御の下、第2の搬送路22を駆動するものである。
第3の搬送駆動部53は、制御部10による制御の下、第3の搬送路23を駆動するものである。
この実施形態のATM1は、複数個の搬送路を有しており、複数の搬送路はそれぞれ独立した搬送駆動部により駆動される。
そのため、複数の搬送路のいずれかにおいて搬送ジャムが生じた場合には、搬送ジャムが生じた搬送路の動作を一時的に停止し、必要に応じて、搬送ジャムが生じていない搬送路を動作させて、搬送路上に残留している媒体(後続媒体を含むもの)を除去しやすい位置に退避(移動)させたり、集積先を切り替えて搬送させたりすることができる。
特に、第2の搬送路22や、第3の搬送路23において、搬送ジャムの発生頻度が高い。
そのため、例えば、第2の搬送路22で搬送ジャムが発生した場合、第2の搬送路22の動作を停止させ、第3の搬送路23の動作を起動し続けて、搬送路に残留している媒体を搬送したり、集積先を切り替えたりする。
また逆に、例えば、第3の搬送路23で搬送ジャムが発生した場合、第3の搬送路23の動作を停止させ、第2の搬送路22の動作を起動し続けて、搬送路に残留している媒体を搬送したり、集積先を切り替えたりする。
センサ群54は、第2の搬送路22上に配置されている複数の紙幣検知センサである。センサ群54は、第2の搬送路22上に設けられており、搬送ジャムの発生の有無を検知し、その検知信号を制御部10に通知する。
センサ群55は、第3の搬送路23上に配置されている複数の紙幣検知センサである。センサ群55は、第3の搬送路23上に設けられており、搬送ジャムの発生の有無を検知し、その検知信号を制御部10に通知する。
認識部14は、図1及び図2に示す認識部14であり、第3の搬送路23上に配置されている。認識部14は、双方向に動作する第3の搬送路23上を通過する紙幣枚数の計数や、紙幣の真偽、汚損の有無等の判定結果を制御部10に通知する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るATM1における搬送処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、入金時に入出金部11に挿入された紙幣の搬送動作、及び、出金時に紙幣カセット31−1〜31−4から繰り出された紙幣の搬送動作を、簡単に説明する。
入金時に、入出金部11に紙幣が挿入されると、紙幣は入出金部11により1枚ずつ分離されて、1枚ずつの紙幣が入金用搬送路21−2により搬送される。
このとき、搬送切替部15−1及び15−2は、入金用搬送路21−2と第3の搬送路23との間を搬送できるように切り替えられている。そのため、入金用搬送路21−2からの紙幣は、第3の搬送路23に搬送される。
紙幣は、第3の搬送路23上に設けられた認識部14を通過する。認識部14が、通過する紙幣の枚数を計数すると共に、紙幣の金種や真偽や汚損等を判定し、その判定結果を制御部10に通知する。
認識部14を通過した紙幣は、一時保留部12に向けて搬送され、入金紙幣は一時的に保留される。なお、このとき搬送切替部15−4は、第3の搬送路23と一時保留部12との間を搬送できるように切り替えられている。
その後、搬送切替部15−4は、一時保留部12と第2の搬送路22との間を搬送できるように切り替えられる。一時保留部12に保留されている紙幣は、一時保留部12により1枚ずつ分離され、認識部14の判定結果に基づいて、判定された金種の紙幣カセット31−1〜31−4に向けて搬送されて、各紙幣カセット31−1〜31-4に集積される。
なお、認識部14によりリジェクト判定されると、逐次、搬送切替部15−4は第2の搬送路22に切り替え、リジェクト判定された紙幣は、一時的に第2の搬送路22上に保留される。その後、入金完了又は第2の搬送路22上の紙幣(リジェクト紙幣)の枚数が閾値に達すると(すなわち、第2の搬送路22上のリジェクト枚数がフル状態となると)、第2の搬送路22上のリジェクト紙幣は入出金部11に戻される。
次に、出金時に、搬送切替部15−4は、第2の搬送路22と第3の搬送路23との間を搬送できるように切り替えられる。出金される紙幣の金種に従って、各紙幣カセット31−1〜31−4から紙幣が1枚ずつ繰り出され、紙幣は、第2の搬送路22を経由して第3の搬送路23に搬送される。
紙幣は、第3の搬送路23上に設けられた認識部14を通過する。認識部14が、通過する紙幣の枚数を計数し、その判定結果を制御部10に通知する。
認識部14を通過した紙幣は、第3の搬送路23から出金用搬送路21−1に搬送され、入出金部11に集積される。このとき、搬送切替部15−1及び15−2は、第3の搬送路23と出金用搬送路21−1との間を搬送できるように切り替えられている。
次に、入金に係る紙幣が一時保留部12に一時的に保留された後に、一時保留部12により分離された紙幣の搬送動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、第1の実施形態に係る第2の搬送路22上で搬送ジャムが発生した場合の搬送処理の動作を示すフローチャートである。
図5は、第1の実施形態に係る第2の搬送路22上で搬送ジャムが発生した場合の搬送動作を説明する説明図である。
一時的に保留されている紙幣が一時保留部12により分離され、第2の搬送路22に搬送される場合に、第2の搬送路22上のセンサ群54が搬送ジャムの発生を検知する(S101)。
そうすると、搬送制御部102は、一時保留部12の動作を一時的に停止させる(S102)。これは、ジャム発生後、後続媒体を分離して搬送してしまうと、紙詰まりの程度が大きくなることを回避するためである。また、ジャム要因の媒体の前の媒体であって、集積先が紙幣カセット31−1〜31−4である媒体は、紙幣カセット31−1〜31−4に集積されて、搬送路から除去される。
搬送制御部102は、ジャム要因の紙幣に後続する後続媒体の集積先が、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33で集積可能か否かを判定する(S103)。
ここで、搬送制御部102の判定方法を説明する。
搬送制御部102は、認識部14からの判定情報に基づいて、ジャム要因の媒体に後続する後続媒体の枚数や、第2の搬送路22上のセンサ群54による媒体位置検知情報等に基づいて、後続媒体の集積先を変更できるか否かを判定する。
まず、搬送制御部102は、認識部14により計数された計数パターンにおいて、後続媒体の集積先が、紙幣カセット31−1〜31−4に指定されているか否かを判定する。ここで、認識部14が、出金等に使用できないよう紙幣(例えば、正常紙幣であるが、汚損等により、リサイクル不可と判断した紙幣等)は、入金専用カセット32やリジェクト部33に搬送される。この場合、当該紙幣の集積先は、入金専用カセット32やリジェクト部33となる。
そして、後続媒体の集積先が紙幣カセット31−1〜31−4に指定されている場合、搬送制御部102は、下記の条件に基づいて後続判定を行う。
条件1:後続媒体の集積先が設定上、紙幣カセット31−1〜31-4以外の入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33に変更可能。
条件2:ジャム要因の媒体の後続媒体が、第3の搬送路23側に存在する。
条件3:搬送切替部(ブレード)15−4の切り替えが間に合う位置に後続媒体が存在する。
条件1について、搬送制御部102は、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33の集積量が閾値未満となっており、今回の後続媒体を集積できる状況であるか否かを確認する。なお、入金専用紙幣カセット32と、リジェクト部33との間で優先度を設定しておき、後続媒体の集積変更先の第1の候補として、入金専用紙幣カセット32と、入金専用紙幣カセット32の集積状況から集積変更できない場合に、次の候補としてリジェクト部33の集積状況を確認するようにしてもよい。
条件2については、後続媒体が、一時保留部12に搬送される前の状態であり、第3の搬送路23上に残留しているか否かを確認する。この場合、搬送制御部102は、認識部14やセンサ群55等からの検知情報に基づいて確認できる。
条件3については、搬送切替部15−4の位置に、後続媒体が残留している場合には、搬送切替部15−4の切り替えができない。そこで、搬送切替部15−4の切り替えが可能であるかを確認する。
上記条件1〜条件3のすべてを満たす場合には、搬送制御部102は、後続媒体の集積先を、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33に変換して、後続媒体を、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33に集積する。
一方、上記条件1〜条件3のすべてを満たさない場合、認識部14は、後続媒体の集積先の変更を行なわない。
搬送制御部102は、第2の搬送路22を停止し(S104)、搬送切替部15−4を第3の搬送路23側に切り替え(S105)、第3の搬送路23の動作を開始する(S106)。
この動作により、一時保留部12が停止しているため、一時保留部12から搬送切替部15−4に向けて搬送されていた後続媒体や、一時保留部12に向けて搬送されるまでに第3の搬送路23上に残留していた後続媒体が、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33に向けて搬送され、後続媒体の集積が完了する(S107)。
S103において、後続媒体の集積先が、入金専用紙幣カセット32、リジェクト部33で集積可能でない場合、搬送制御部102は、第2の搬送路22を停止し(S108)、S109に進む。
S109では、後続媒体の集積完了後、搬送制御部102が、第2の搬送路22の自動復旧の設定がなされているか否かを判定する。この自動復旧処理は、既存の処理を適用できる。例えば、自動復旧処理の一例は、搬送路の駆動方向を一方向又は他方向に切り替えながら、媒体を少しずつ移動させて、搬送ジャム(例えば紙詰まり等)を解消して、媒体をリジェクト部33に取り込む等の動作を適用できる。
そして、自動復旧が有効である場合(S109)、搬送制御部102は自動復旧処理を行ない(S110)、処理を終了する。自動復旧が無効である場合、搬送制御部102は、ジャム情報の表示画面を表示部(例えば、ATM1が備える操作パネル等の表示部)に表示したり、行員に対して発生したジャムの除去を誘導する画面を表示部に表示したりして(S111)、処理を終了する。
なお、搬送路に残留した媒体を除去したのち、ATM1のイニシャル動作によりATM1の搬送ジャムを復旧する。
また、入金金額が確定され、取引を終了させることができる。
図6は、第1の実施形態に係る第3の搬送路23上で搬送ジャムが発生した場合の搬送処理の動作を示すフローチャートである。
図7は、第1の実施形態に係る第3の搬送路23上で搬送ジャムが発生した場合の搬送動作を説明する説明図である。
一時的に保留されている紙幣が一時保留部12により分離され、第3の搬送路23に向けて媒体が搬送される場合に、第3の搬送路23上のセンサ群55が搬送ジャムの発生を検知する(S201)。
そうすると、搬送制御部102は、一時保留部12動作を一時的に停止させる(S202)。これは、ジャム発生後、後続媒体を分離して第3の搬送路23に搬送してしまうと、紙詰まりの程度が大きくなることを回避するためである。
このとき、搬送制御部102は、第2の搬送路22の動作を維持させたまま、第3の搬送路23を停止する(S203)。
ここで、第3の搬送路23を停止するため、ジャム要因の媒体は第3の搬送路23上に待機させる。
また、ジャム発生後、第2の搬送路22の動作を維持し、第2の搬送路22の動作を逆方向に駆動させ(S204)、第2の搬送路22上の各搬送切替部15−8〜15−4の位置まで後続媒体を搬送させて(S205)、第2の搬送路22を停止する(S206)。
ここで、より具体的に説明する。例えば、出金処理の場合、第2の搬送路22から第3の搬送路23に紙幣が搬送される。その後、搬送制御部102は、第2の搬送路22の動作を逆方向に駆動させ(S204)、後続媒体を各紙幣カセット31−1〜31−4に集積させる。このとき、後続接続位置に後続媒体を搬送して待機させる(S205)。第2の搬送路22を停止する(S206)。
ここで、「搬送接続位置」とは、各紙幣カセット31−1〜31−4に集積させる後続媒体を一時的に待機させる位置をいう。搬送接続位置は、紙幣カセット31−1〜31−4と第2の搬送路22との間の接続位置をいう。各紙幣カセット31−1〜31−4の各搬送切替部15−8〜15−5の位置(搬送接続位置)に後続媒体を待機させることで行員による後続媒体の除去が容易となる。
第2の搬送路22上の媒体搬送が完了すると、認識部14の計数を中断する。
S207では、後続媒体の集積完了後、搬送制御部102が、第3の搬送路23の自動復旧の設定がなされているか否かを判定する。
そして、自動復旧が有効である場合(S207)、搬送制御部102は自動復旧処理を行ない(S208)、処理を終了する。自動復旧が無効である場合、搬送制御部102は、ジャム情報の表示画面を表示部(例えば、ATM1が備える操作パネル等の表示部)に表示したり、行員に対して発生したジャムの除去を誘導する画面を表示部に表示したりして(S209)、処理を終了する。
なお、搬送路に残留した媒体を除去したのち、ATM1のイニシャル動作によりATM1の搬送ジャムを復旧する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、従来では搬送路に残留していたジャム要因の媒体に後続する後続媒体を除去することが可能となる。また、第1の実施形態によれば、自動復旧が必ずしも有効でない場合に、行員が障害発生時の残留媒体を数える際に少ない枚数で済むため、数え間違いや媒体の紛失等の現地でのトラブルのリスクを減らすことが可能である。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る現金処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成及び動作
第2の実施形態のATM1の搬送機構の構造及び搬送制御系の構成は、第1の実施形態の図1〜図3と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、第3の搬送路23でジャムが発生した場合の搬送処理の動作を説明する。
図8は、第2の実施形態に係る第3の搬送路23上で搬送ジャムが発生した場合の搬送処理の動作を示すフローチャートである。
図9は、第2の実施形態に係る第3の搬送路23上で搬送ジャムが発生した場合の搬送動作を説明する説明図である。
一時的に保留されている紙幣が一時保留部12により分離され、第3の搬送路23に向けてされる場合に、第3の搬送路23上のセンサ群55が搬送ジャムの発生を検知する(S201)。
そうすると、搬送制御部102は、一時保留部12動作を一時的に停止させる(S202)。搬送制御部102は、第2の搬送路22の動作を維持させたまま、第3の搬送路23を停止する(S203)。
搬送制御部102は、第2の搬送路上に残留している後続媒体の集積先を、元の紙幣カセット31−1〜31−4のいずれかに変更し(S301)、第2の搬送路22を動作させ(S302)、第2の搬送路22上の後続媒体を、紙幣カセット31−1〜31−4のいずれかへの集積を完了する(S303)。
これにより、第3の搬送路23上のジャム要因の媒体を待機させたまま、第2の搬送路22上の後続媒体を元の紙幣カセット31−1〜31−4に集積させることができる。なお、このとき、認識部14の計数処理は中断しているため、認識部14が認識している計数は保持したままとなっている。
S207では、後続媒体の集積完了後、搬送制御部102が、第3の搬送路23の自動復旧の設定がなされているか否かを判定する。
そして、自動復旧が有効である場合(S207)、搬送制御部102は自動復旧処理を行ない(S208)、処理を終了する。自動復旧が無効である場合、搬送制御部102は、ジャム情報の表示画面を表示部(例えば、ATM1が備える操作パネル等の表示部)に表示したり、行員に対して発生したジャムの除去を誘導する画面を表示部に表示したりして(S209)、処理を終了する。
なお、搬送路に残留した媒体を除去したのち、ATM1のイニシャル動作によりATM1の搬送ジャムを復旧する。
(B−2)第2の実施形態の効果
以上にように、第2の実施形態によれば、片側の搬送路上の媒体が除去されることにより、自動復旧時にもう片側の搬送路のみ媒体を除去すれば良いため、復旧時間の短縮と媒体同士の衝突を防止することができる。
(C)他の実施形態
上述した各実施形態においても、種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上述した各実施形態では、それぞれ独立して駆動する第2の搬送路及び第3の搬送路のいずれかで搬送ジャムが発生した場合の搬送処理を説明した。しかし、それぞれ独立する第1の搬送路〜第3の搬送路のうち、いずれかの搬送路で搬送ジャムが生じた場合にも適用できる。
例えば、出金処理の場合に、第1の搬送路で搬送ジャムが発生した場合にも、第1の搬送路を停止し、第2及び第3の搬送路を動作させて、第2及び第3の搬送路上に残留する紙幣を、第2及び第3の搬送路上の搬送切替部の位置(搬送接続位置)に待機させたり、元の紙幣カセットに集積させたりしてもよい。この場合、認識部は、後続媒体の計数処理を有効にして、第2及び第3の搬送路上の後続媒体の枚数を計数するようにしてもよい。
(C−2)また、上述した各実施形態は、いわゆるスイッチバック処理適用してもよい。スイッチバック処理とは、出金処理の際に、認識部が異常を検知した場合に、後続媒体を元の紙幣カセットに集積する処理である。
以下では、スイッチバック処理に上述した第2の実施形態の搬送処理を適用するときの動作を説明する。
上述した実施形態のように、認識部が第3の搬送路上に設けられている場合、認識部が異常を検知したとき、後続媒体は第2の搬送路上に残留し得る。
この場合、上述した第2の実施形態と同様に、一時保留部を停止し、第3の搬送路を停止した後、搬送制御部が、後続媒体の集積先を元の紙幣カセットに変更し、第2の搬送路を動作させて、後続媒体を元の紙幣カセットに戻すようにしてもよい。
そして、認識部により異常判定された紙幣を分離した後(例えば、異常判定された紙幣を、リジェクト部等に搬送した後)、再度、紙幣カセット部から繰り出した出金紙幣を、一時保留部を介して、入出金部に搬送するようにしてもよい。
(C−3)上述した第1の実施形態では、紙幣カセット以外の集積部として、入金専用紙幣カセット、リジェクト部を備える場合を例示した。しかし、紙幣カセット以外の集積部として、入金専用紙幣カセット、リジェクト部のいずれかのみを備えるものとしてもよい。つまり、第3の搬送路は、入金専用紙幣カセット、リジェクト部のいずれかのみに搬送できるものであってもよい。また、複数の入金専用紙幣カセットを備え、第3の搬送路が、複数の入金専用紙幣カセットのいずれかに後続媒体を搬送するようにしてもよい。
1…ATM、11…入出金部、12…一時保留部、13…偽券庫、14…認識部、21…第1の搬送路、22…第2の搬送路、23…第3の搬送路、15−1〜15−8…搬送切替部、30…集積部、31−1〜31−4…紙幣カセット、32…入金専用紙幣カセット、33…リジェクト部、10…制御部、101…取引処理部、102…搬送制御部、51…第1の搬送駆動部、52…第2の搬送駆動部、53…第3の搬送駆動部、54及び55…センサ群。

Claims (3)

  1. 入出金に係る現金処理を行なう現金処理装置において、
    媒体を収納する複数の媒体収納部と、
    前記複数の媒体収納部のいずれかとの搬送接続し、それぞれ独立して搬送動作を行なう複数の搬送部と、
    前記複数の搬送部のうちいずれかの搬送部で搬送障害が検知されると、その搬送部を停止し、他の搬送部を動作させて、当該他の搬送部に残留している、障害要因である媒体に後続して搬送される後続媒体を退避させる搬送制御部と
    入出金に係る媒体を一時的に保留する一時保留部と
    を備え
    前記複数の媒体収納部が、
    分離機能及び集積機能を有する複数の第1の媒体収納部と、
    集積機能を有する1又は複数の第2の媒体収納部と
    を有し、
    前記複数の搬送部が、
    入出金部から媒体の搬送、又は当該入出金部に媒体を搬送する第1の搬送部と、
    前記複数の第1の媒体収納部から媒体の搬送、又は前記複数の第1の媒体収納部に媒体を搬送する第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部と前記第2の搬送部との間に設けられ、前記一時保留部と前記1又は複数の第2の媒体収納部と搬送接続する第3の搬送部と
    を有し、
    前記第3の搬送部上に通過する媒体を認識する認識部を更に備え、
    前記搬送制御部が、
    前記認識部による認識結果に基づいて、前記第2の搬送部で搬送障害が検知された後、前記一時保留部及び前記第2の搬送部を停止させ、
    前記各第2の媒体収納部への集積が可能であり、前記第3の搬送部に前記後続媒体があり、かつ、前記一時保留部から前記第3の搬送部への接続切替が可能である場合に、前記第3の搬送部に存在する前記後続媒体の集積先を前記第2の媒体収納部に切り替え
    前記第3の搬送部の前記後続媒体を前記第2の媒体収納部に集積させる
    ことを特徴とする現金処理装置。
  2. 入出金に係る現金処理を行なう現金処理装置において、
    媒体を収納する複数の媒体収納部と、
    前記複数の媒体収納部のいずれかとの搬送接続し、それぞれ独立して搬送動作を行なう複数の搬送部と、
    前記複数の搬送部のうちいずれかの搬送部で搬送障害が検知されると、その搬送部を停止し、他の搬送部を動作させて、当該他の搬送部に残留している、障害要因である媒体に後続して搬送される後続媒体を退避させる搬送制御部と、
    入出金に係る媒体を一時的に保留する一時保留部と
    を備え、
    前記複数の媒体収納部が、
    分離機能及び集積機能を有する複数の第1の媒体収納部と、
    集積機能を有する1又は複数の第2の媒体収納部と
    を有し、
    前記複数の搬送部が、
    入出金部から媒体の搬送、又は当該入出金部に媒体を搬送する第1の搬送部と、
    前記複数の第1の媒体収納部から媒体の搬送、又は前記複数の第1の媒体収納部に媒体を搬送する第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部と前記第2の搬送部との間に設けられ、前記一時保留部と前記1又は複数の第2の媒体収納部と搬送接続する第3の搬送部と
    を有し、
    前記第3の搬送部上に通過する媒体を認識する認識部を更に備え、
    前記搬送制御部が、
    前記認識部による認識結果に基づいて、前記第3の搬送部で搬送障害が検知された後、前記一時保留部及び前記第3の搬送部を停止させ、
    前記第2の搬送部に前記後続媒体を、前記複数の第1の媒体収納部のそれぞれと、前記第2の搬送部との間の接続位置であるそれぞれの搬送接続位置に待機させる
    ことを特徴とする現金処理装置。
  3. 入出金に係る現金処理を行なう現金処理装置において、
    媒体を収納する複数の媒体収納部と、
    前記複数の媒体収納部のいずれかとの搬送接続し、それぞれ独立して搬送動作を行なう複数の搬送部と、
    前記複数の搬送部のうちいずれかの搬送部で搬送障害が検知されると、その搬送部を停止し、他の搬送部を動作させて、当該他の搬送部に残留している、障害要因である媒体に後続して搬送される後続媒体を退避させる搬送制御部と、
    入出金に係る媒体を一時的に保留する一時保留部と
    を備え、
    前記複数の媒体収納部が、
    分離機能及び集積機能を有する複数の第1の媒体収納部と、
    集積機能を有する1又は複数の第2の媒体収納部と
    を有し、
    前記複数の搬送部が、
    入出金部から媒体の搬送、又は当該入出金部に媒体を搬送する第1の搬送部と、
    前記複数の第1の媒体収納部から媒体の搬送、又は前記複数の第1の媒体収納部に媒体を搬送する第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部と前記第2の搬送部との間に設けられ、前記一時保留部と前記1又は複数の第2の媒体収納部と搬送接続する第3の搬送部と
    を有し、
    前記第3の搬送部上に通過する媒体を認識する認識部を更に備え、
    前記搬送制御部が、
    前記認識部により異常検知されると、前記一時保留部及び前記第3の搬送部を停止させ、
    前記各第1の媒体収納部から繰り出されて前記第2の搬送部上の前記後続媒体を、繰り出し元の前記各第1の媒体収納部に集積させる
    ことを特徴とする現金処理装置。
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