JPH1186092A - 紙葉類搬送装置および自動取引装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置および自動取引装置

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JPH1186092A
JPH1186092A JP9246337A JP24633797A JPH1186092A JP H1186092 A JPH1186092 A JP H1186092A JP 9246337 A JP9246337 A JP 9246337A JP 24633797 A JP24633797 A JP 24633797A JP H1186092 A JPH1186092 A JP H1186092A
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敏夫 小森谷
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光徳 重田
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尚浩 山田
Yasuhisa Ogawa
泰久 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害の度合いが軽い搬送障害時における自動
復旧時間の短縮を図る。 【解決手段】 計数不一致の搬送障害が発生すると、分
離繰り出し途中の紙幣を繰り出し元に戻した後、搬送障
害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路18上の全残留紙幣
を、取引種別に応じて入金動作時あれば接客口6へ送
り、出金および回収動作時はリジェクト紙幣収納庫9へ
送り、補充動作時はリジェクト紙幣収納部17に送っ
て、紙幣搬送路18上の全残留紙幣を一動作で除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類の搬送処理
を行う紙葉類搬送装置、および紙葉類として紙幣を扱
い、複数枚の紙幣を連続して搬送処理を行う紙幣入出金
装置を搭載する自動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類搬送装置の中で、例えば紙
幣入出金装置は、紙幣を収納する複数の紙幣収納部を持
ち、これら紙幣収納部と顧客との間で紙幣の授受を行う
受渡し部との間を搬送路で結び、顧客の要求した金額の
紙幣を紙幣収納部から繰り出して搬送路を搬送して受渡
し部へ送り出金したり、顧客が受渡し部に投入した紙幣
を繰り出して搬送路を搬送して紙幣収納部に収納するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紙幣入出金装置では、
搬送される紙幣の長さに対して搬送経路が長いので、搬
送路に複数の搬送監視センサを設け、ある搬送監視セン
サが搬送障害を検出すると、紙幣の搬送を止め、障害を
発生した紙幣を除去した後、稼働を再開するようになっ
ている。
【0004】従来、障害を発生した紙幣の除去は人手で
行っていたが、これを自動に行う手段も提案されてい
る。例えば、搬送路を独立した駆動源を持つ複数の独立
搬送路の集合体として構成し、各独立搬送路に搬送監視
センサを設けて、ある搬送監視センサが搬送障害を検出
すると、搬送障害を発生した紙幣を含む独立搬送路より
上流側の独立搬送路および下流側の独立搬送路に残留し
ている紙幣をそれぞれ所定の収納部に収納して、搬送路
上に残留する紙幣を搬送障害を発生した紙幣を含む独立
搬送路の紙幣のみとした後、この紙幣を別の収納部に収
納する動作を行うようにしている。
【0005】ここで、搬送方向手前の搬送監視センサで
紙幣を検出した後、搬送方向後方の搬送監視センサが所
定時間内に紙幣を検出できない場合は、紙幣のつまりが
発生したものと判断される。このような搬送障害の場
合、搬送障害を発生した紙幣は状態が悪いので、この紙
幣を再度搬送することで、他の紙幣を巻き込んで搬送障
害の度合いが大きくなることがある。このため、搬送障
害を発生した紙幣を再搬送する前に、搬送路上の残留紙
幣をなるべく減らすように、搬送障害を発生した紙幣を
含む独立搬送路より上流側の独立搬送路および下流側の
独立搬送路に残留している紙幣をそれぞれ所定の収納部
に収納するという動作を行うこととしている。
【0006】これに対して、紙幣が搬送監視センサ間を
1枚ずつ通過するはずが、手前の搬送監視センサで1枚
と検出された紙幣が、次の搬送監視センサで複数枚通過
したと検出される計数不一致の場合、搬送監視センサ等
の誤検出によるものや、重なり合った紙幣が搬送監視セ
ンサを通過後、重なり合った紙幣が離れ、次の搬送監視
センサで複数枚と検出されたと考えられる。計数不一致
の場合、紙幣の搬送状態は正常に近く、搬送路に詰まっ
た状態に殆どなっていない。しかしながら、計数不一致
が検出された場合でも、上述した自動回復制御手段が実
行されるので、処理時間がかかり、装置の復旧に時間が
かかるという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、紙葉類を搬送する搬送手段の少なくと
も両端に、搬送手段から送り込まれる紙葉類を受け入れ
て収納部に集積する機能と該収納部に集積した紙葉類を
分離し搬送手段に繰り出す機能を合わせ持つ分離集積手
段を備えるとともに、前記搬送手段に紙葉類の通過を検
出する複数の搬送監視手段を備え、前記搬送監視手段の
出力から紙葉類の計数不一致の搬送障害の発生を認識す
ると、搬送障害を発生した紙葉類を含む搬送手段より紙
葉類搬送方向上流側の分離集積手段で紙葉類の分離繰り
出し途中の分離集積手段に残留している紙葉類を繰り出
し元に戻し、搬送障害を発生した紙葉類を含む搬送手段
に残留している全紙葉類を所定の収納部に集積させた
後、紙葉類の搬送処理を再開する制御手段を備えた紙葉
類搬送装置である。
【0008】そして、紙葉類の中で紙幣を搬送処理する
紙幣入出金装置を搭載した自動取引装置として、紙幣の
収納および収納している紙幣の繰り出しが可能な複数の
紙幣収納庫と、顧客に対して出金紙幣を払い出すととも
に入金紙幣を受け入れる接客口と、前記接客口と紙幣収
納庫との間で紙幣を搬送する紙幣搬送路と、前記紙幣搬
送路を搬送される紙幣を鑑別する鑑別部とを備えた自動
取引装置において、前記紙幣収納庫と接客口に、紙幣を
受け入れて集積する機能と集積した紙幣を分離し前記紙
幣搬送路に繰り出す機能を合わせ持ち、かつ前記紙幣搬
送路とは独立した駆動源を持つ分離集積部を備えるとと
もに、前記紙幣搬送路に紙幣の通過を検出する複数の搬
送監視手段を備え、前記搬送監視手段の出力から紙幣の
計数不一致の搬送障害の発生を認識すると、搬送障害を
発生した紙幣を含む紙幣搬送路より紙幣搬送方向上流側
の分離集積手段で紙幣の分離繰り出し途中の分離集積手
段に残留している紙幣を繰り出し元に戻し、搬送障害を
発生した紙幣を含む紙幣搬送路に残留している全紙幣を
所定の収納場所に集積させた後、紙幣の搬送処理を再開
する制御手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の説明
を図面を用いて行う。なお、各図面を通じ同一の要素に
は同一の符号を付している。本実施の形態の説明は、紙
葉類処理装置の中でも最も多機能であり、複雑な紙葉類
の搬送経路を有する紙幣入出金装置を搭載した自動取引
装置例に沿って進める。
【0010】図1は本発明の実施の形態の自動取引装置
の一例を示す側面図である。図において、自動取引装置
1には紙幣入出金装置2が内蔵されている。紙幣入出金
装置2は顧客の預け入れ要求や支払い要求に応じて紙幣
の入金動作や出金動作を行うもので、内部には、紙幣を
収納する紙幣収納庫A3および紙幣収納庫B4a、異常
紙幣を収納する入金リジェクト部4、紙幣の鑑別を行う
鑑別部5、預け入れる紙幣を受け入れるとともに支払う
紙幣を払い出す接客口6、紙幣を収納するとともに紙幣
収納庫A3および紙幣収納庫B4aに対して紙幣の補充
または回収を行う補充回収カセット7、出金動作時に顧
客が取り忘れた紙幣を収納する取り忘れ紙幣収納庫8お
よび出金動作時や回収動作時に鑑別部5により真券と鑑
別されなかった紙幣を収納するリジェクト紙幣収納庫9
がそれぞれ設けられている。
【0011】紙幣収納庫A3の上部には一時保留部10
が設けられている。この一時保留部10には、開閉可能
な一時保留板10aと紙幣の分離繰り出しおよび集積を
行うための分離繰り出し集積ローラ11が設けられ、紙
幣収納庫A3への入金の際は、この一時保留板10aを
閉状態として分離繰り出し集積ローラ11により紙幣を
集積して一時保留し、この状態から一時保留板10aを
開くことで一時保留した紙幣を紙幣収納庫A3内に収納
する。また、紙幣が集積した閉状態の一時保留板10a
上から分離繰り出し集積ローラ11により紙幣を繰り出
すことも可能である。さらに、紙幣収納庫A3から紙幣
を出金する際は、一時保留板10aを開放することで、
分離繰り出し集積ローラ11により紙幣収納庫A3から
紙幣を繰り出すことができる。また、紙幣収納庫A3内
にはステージ3aが上下動可能に設けられ、紙幣はこの
ステージ3a上に積載される。
【0012】入出金リジェクト部4には、開閉可能な一
時保留板4bと紙幣の分離繰り出しおよび集積を行うた
めの分離繰り出し集積ローラ4cが設けられ、リジェク
ト紙幣等を収納する際は、この一時保留板4bを閉状態
として分離繰り出し集積ローラ4cにより紙幣を集積す
る。また、紙幣が集積した閉状態の一時保留板4b上か
ら分離繰り出し集積ローラ4cにより紙幣を繰り出すこ
とも可能である。さらに、紙幣収納庫B4aから紙幣を
出金する際は、一時保留板4bを開放することで、分離
繰り出し集積ローラ4bにより紙幣収納庫B4aから紙
幣を繰り出すことができる。また、紙幣収納庫B4a内
にはステージ4dが上下動可能に設けられ、紙幣はこの
ステージ4d上に積載される。
【0013】鑑別部5は紙幣の金種、真偽、走行状態等
を鑑別する。なお、この鑑別部5は双方向に搬送される
紙幣のどちらでも鑑別可能となっている。補充回収カセ
ット7には、紙幣の分離繰り出しを行う分離繰り出しロ
ーラ12、紙幣を内部に引き入れる集積ローラ13,1
4が設けられている。また、分離繰り出しローラ12に
対応して紙幣収納部15が設けられ、集積ローラ13に
対応して回収された紙幣を収納する回収部16が設けら
れ、集積ローラ14に対応して紙幣補充の際に出金用紙
幣として不適と判定された紙幣を収納するリジェクト紙
幣収納部17が設けられている。
【0014】紙幣収納部15にはステージ15aが上下
動可能に設けられており、紙幣はこのステージ15a上
に積載される。ステージ15aの位置は紙幣の枚数によ
って上下に変化し、分離繰り出しローラ12による紙幣
の繰り出しに伴い、ステージ15aは上昇する。ここ
で、補充回収カセット7には、図示しないが回収部16
に収納した紙幣を前記ステージ15a上に積み替える機
能が備えられ、回収部16に収納した紙幣を再度補充や
出金に用いることが可能となっている。なお、補充回収
カセット7は自動取引装置1に対して着脱可能になって
いる。
【0015】上記の各部間には、紙幣を搬送する紙幣搬
送路18が設けられている。そして、紙幣搬送路18の
各分岐点には紙幣の搬送方向を切り替える切り替えブレ
ード19a〜19gがそれぞれ設けられる。この紙幣搬
送路18は所定の位置に設けられたローラ群やベルト群
の駆動により紙幣を双方向に搬送可能にしている。自動
取引装置1の前方には顧客が操作を行う顧客操作部20
が設けられている。顧客操作部20は例えば表示部付き
タッチパネル等で構成され、顧客が取引種別、取引金
額、暗証番号等を入力できるようになっている、
【0016】接客口6の紙幣搬送路18と接続される部
分には第1の分離集積部(分離集積部−1)501が設
けられている。この第1の分離集積部501は入金時に
接客口6に投入された紙幣を1枚ずつ分離し紙幣搬送路
18へ繰り出す分離機能と、出金時に紙幣搬送路18か
ら送り込まれる紙幣を受け取って接客口6へ搬送し集積
する集積機能とを備えており、分離,繰り出しと受入
れ,集積の双方向への往復紙幣搬送を一機構で構成して
いる。
【0017】入金リジェクト部4の紙幣搬送路18と接
続される部分には、分離繰り出し集積ローラ4c等から
構成される第2の分離集積部(分離集積部−2)502
が設けられている。この第2の分離集積部502は、紙
幣収納庫B4a内のステージ4d上に集積されている紙
幣もしくは閉状態の一時保留板4b上に集積されている
紙幣を1枚ずつ分離し紙幣搬送路18へ繰り出す分離機
能と、紙幣搬送路18から送り込まれる紙幣を入金リジ
ェクト部4内へと取り込み、閉状態の一時保留板4b上
に集積する集積機能とを備えており、分離,繰り出しと
受入れ,集積の双方向への往復紙幣搬送を一機構で構成
している。
【0018】一時保留部10の紙幣搬送路18と接続さ
れる部分には、分離繰り出し集積ローラ11等から構成
される第3の分離集積部(分離集積部−3)503が設
けられている。この第3の分離集積部503は、紙幣収
納庫A3内のステージ3a上に集積されている紙幣もし
くは閉状態の一時保留板10a上に集積されている紙幣
を1枚ずつ分離し紙幣搬送路18へ繰り出す分離機能
と、紙幣搬送路18から送り込まれる紙幣を一時保留部
10内へと取り込み、閉状態の一時保留板10a上に集
積する集積機能とを備えており、分離,繰り出しと受入
れ,集積の双方向への往復紙幣搬送を一機構で構成して
いる。
【0019】補充回収カセット7の紙幣搬送路18と接
続される部分には、分離繰り出しローラ12等から構成
される第4の分離集積部(分離集積部−4)504が設
けられている。この第4の分離集積部504は、紙幣収
納部15内のステージ15a上に集積されている紙幣を
1枚ずつ分離し紙幣搬送路18へ繰り出す分離機能と、
繰り出し時に紙幣搬送路18へ完全に受け渡されていな
い繰り出し途中の紙幣を紙幣収納部15に戻しステージ
15a上に集積する集積機能とを備えており、分離,繰
り出しと受入れ,集積の双方向への往復紙幣搬送を一機
構で構成している。なお、自動取引装置1には、上記構
成の他に、図示しないが通帳処理装置、明細票印刷装
置、カード処理装置等が設けられている。
【0020】図2は図1で説明した紙幣入出金装置の機
能構成各部間の関連を示す紙幣入出金装置の機能ブロッ
ク図で、図1で説明した紙幣入出金装置の機能構成を説
明する。上位制御部インターフェース21は図1で説明
した紙幣入出金装置2の上位制御部からの命令を受けて
紙幣入出金装置制御部22へ命令を伝え、この命令に対
する応答を該紙幣入出金装置制御部22から受けて前記
上位制御部に返信するための送受信回路である。
【0021】前記紙幣入出金装置制御部22は、マイク
ロコンピュータ等により構成されており、上位制御部か
らの動作指示命令を受信するとこれを解読しI/Oイン
ターフェース回路23を介して紙幣入出金装置2の機構
部24に対して制御のための各種信号を出力し、また、
機能部24からセンサ信号等の入力信号を受ける。ま
た、紙幣入出金装置制御部22はプログラムやデータ等
が記憶されているROMやハードディスク等の記憶装
置、プログラムが処理を実行中にプログラムのステップ
や処理結果を一時的に記憶しておくためのRAM等の記
憶装置と接続されている。機構部24は紙幣入出金装置
制御部22の制御に基づいて動作するものであり、図1
で説明した各構成要素により構成されている。図3の機
能部24内において、矢印の方向は紙幣の搬送方向およ
び移動方向を示す。
【0022】図3は紙幣入出金装置の制御ブロック図で
あり、図1で説明した紙幣入出金装置において、図2で
説明した紙幣入出金装置制御部により制御される分離集
積部および独立搬送路の構成を示す。紙幣搬送路18
は、第1の独立搬送路(独立搬送路−1)505、第2
の独立搬送路(独立搬送路−2)506、および第3の
独立搬送路(独立搬送路−3)507の集合体として構
成される。
【0023】前記第1の独立搬送路505は、搬送モー
タ駆動回路25、この搬送モータ駆動回路25により駆
動されるモータ26、このモータ26により駆動される
ローラやベルト等から構成される独立搬送機構27、お
よびソレノイド駆動回路28とこのソレノイド駆動回路
28に駆動される切り替えブレード19群と搬送監視セ
ンサ群29等から構成される。第2,第3の独立搬送路
506,507も同様の構成である。
【0024】前記第1の分離集積部501は、分離集積
モータ駆動回路30、この分離集積モータ駆動回路30
により駆動されるモータ31、このモータ31により駆
動されるローラやベルト等から構成される分離集積機構
32、および分離集積監視センサ群33等から構成され
る。第2〜第4の分離集積部502〜504も同様の構
成である。
【0025】搬送監視センサ群29と分離集積監視セン
サ33の出力はセンサ・スイッチ類読み取り回路34に
より読み取られ、I/Oインターフェース回路23を介
して図2で説明した紙幣入出金装置制御部22に入力さ
れる。また、鑑別部5の出力もI/Oインターフェース
回路23を介して紙幣入出金装置制御部22に入力され
る。
【0026】紙幣入出金装置制御部22は搬送監視セン
サ群29と分離集積監視センサ33、および鑑別部5の
出力から、紙幣の真偽や正損の鑑別、紙幣の搬送状態や
分離集積状態等の判断を行う。そして、紙幣入出金装置
制御部22は、実行している取引の種別と、紙幣の真偽
や正損、および搬送状態や集積状態等に応じて、紙幣の
搬送方向を指示するモータの回転方向信号、紙幣の搬送
速度を指示するモータの回転速度信号、および紙幣の搬
送を停止するモータの制動信号を搬送モータ駆動回路2
5に送り、該搬送モータ駆動回路25がこの制御信号を
受けてモータ26を駆動することで、独立搬送機構27
による紙幣の搬送動作が行われる。また、紙幣入出金装
置制御部22は、紙幣の搬送方向を指示するブレードの
切り替え信号をソレノイド駆動回路28に送り、該ソレ
ノイド駆動回路28がこの制御信号を受けて切り替えブ
レード19を駆動することで、紙幣の搬送方向の切り替
え動作が行われる。
【0027】さらに、紙幣入出金装置制御部22は、紙
幣の分離繰り出しか集積を指示するモータの回転方向信
号、紙幣の分離繰り出しおよび集積の速度を指示するモ
ータの回転速度信号および紙幣の分離繰り出しあるいは
集積を停止するモータの制動信号を分離集積モータ駆動
回路30に送り、該分離集積モータ駆動回路30がこの
制御信号を受けてモータ31を駆動することで、分離集
積機構32による紙幣の分離繰り出し動作もしくは集積
動作が行われる。なお、搬送監視センサ群29は、少な
くとも分離集積部と独立搬送路の接続部、および独立搬
送路と他の独立搬送の接続部に配置される。また、分離
集積監視センサ33は、分離繰り出し途中もしくは集積
途中の紙幣の状態が検出できるように、分離繰り出し集
積ローラ近傍の紙幣の搬送経路に設けられる。
【0028】以上の構成の紙幣入出金装置の各分離集積
部と各独立搬送路の通常動作時における動作を説明す
る。以上、図1〜図3で説明した紙幣入出金装置の通常
時における紙幣の流れを説明する。
【0029】図4は入金時の紙幣の流れを示す側面図
で、入金時は一時保留板4bおよび10aを閉状態とし
て、接客口6に投入された紙幣を取り込み、鑑別部5で
正常と鑑別された紙幣は一時保留部10から一時保留板
10a上に集積し、異常と鑑別された紙幣は入金リジェ
クト部4から一時保留板4b上に集積する。そして、入
金が確定すると、一時保留板4b上の紙幣は接客口6に
戻して返却し、接客口6が空になると、一時保留板10
a上の紙幣を接客口6に戻し、再度この紙幣を取り込ん
で、鑑別部5で万券と鑑別された紙幣は一時保留部10
から一時保留板10a上に集積し、千券と鑑別された紙
幣は入金リジェクト部4から一時保留板4b上に集積す
る。そして、全紙幣が振り分けられると、一時保留板4
bおよび10aを開いて、一時保留板10a上の万券は
紙幣収納庫A3に収納し、一時保留板4b上の千券は紙
幣収納庫B4aに収納する。
【0030】図5は出金時の紙幣の流れを示す側面図
で、万券を繰り出す場合は、紙幣収納庫A3から万券を
繰り出し、鑑別部5で正常な万券と鑑別された紙幣は接
客口6に送り、異常と鑑別された紙幣はリジェクト紙幣
収納庫9に送る。また、千券を繰り出す場合は、紙幣収
納庫B4aから千券を繰り出し、鑑別部5で正常な千券
と鑑別された紙幣は接客口6に送り、異常と鑑別された
紙幣はリジェクト紙幣収納庫9に送る。そして、要求さ
れた金種金額の紙幣が接客口6に揃ったら、一括して排
出する。
【0031】図6は補充時の紙幣の流れを示す側面図
で、補充時は一時保留板4bおよび10aを閉状態とし
て、補充回収カセット7の紙幣収納部15から紙幣を繰
り出し、千券と万券の両方を補充する場合は、鑑別部5
で千券と鑑別された紙幣は入金リジェクト部4から一時
保留板4b上に集積し、万券と鑑別された紙幣は一時保
留部10から一時保留板10a上に集積する。また、異
常と鑑別された紙幣はリジェクト紙幣収納部17に収納
する。さらに、千券と万券のどちらか一方の補充する場
合は、正常は紙幣であっても補充対象以外の紙幣は回収
部16に収納する。そして、補充動作が終わると、一時
保留板4bおよび10aを開いて、一時保留板4b上の
千券は紙幣収納庫B4aに収納し、一時保留板10a上
の万券は紙幣収納庫A3に収納する。
【0032】図7は回収時の紙幣の流れを示す側面図
で、万券を回収する場合は、紙幣収納庫A3から万券を
繰り出し、鑑別部5で正常と鑑別された紙幣は回収部1
6に収納し、異常と鑑別された紙幣はリジェクト紙幣収
納庫9に送る。また、千券を回収する場合は、紙幣収納
庫B4aから千券を繰り出し、鑑別部5で正常と鑑別さ
れた紙幣は回収部16に収納し、異常と鑑別された紙幣
はリジェクト紙幣収納庫9に送る。
【0033】次に、上述した通常時における紙幣の流れ
を、分離集積部と独立搬送路の動作を中心に説明する。
第1の独立搬送路505は紙幣の搬送方向を問わず鑑別
が可能な鑑別部5を含み、第1の分離集積部501と第
2の独立搬送路506および第3の独立搬送路507の
間に位置し、補充回収カセット7の第4の分離集積部5
04とも接続される。この第1の独立搬送路505は、
入金時には第1の分離集積部501から紙幣が送り込ま
れ、この紙幣を第2の独立搬送路506へ送る。逆に出
金時には第2の独立搬送路506から紙幣が送り込ま
れ、鑑別部5にて正常と鑑別された紙幣は第1の分離集
積部501へと搬送し、異常と鑑別された紙幣は第3の
独立搬送路507へ搬送するように、搬送方向を切り替
えブレード19aにより振り分け、回収時には全ての紙
幣を第3の独立搬送路507へ送る。補充時には第4の
分離集積部504から送り込まれた紙幣を第2の独立搬
送路506へ送る。
【0034】第2の独立搬送路506は第1の独立搬送
路505、第3の独立搬送路507の間に位置し、入金
リジェクト部4の第2の分離集積部502と一時保留部
10の第3の分離集積部503とも接続される部分であ
る。入金時には第1の独立搬送路505から送り込まれ
た紙幣のうち、鑑別部5にて正常と鑑別された紙幣は第
3の分離集積部503へと搬送方向を切り替えブレード
19c,19dにより振り分け、異常と鑑別された紙幣
は第2の分離集積部502へと搬送方向を切り替えブレ
ード19cにより振り分ける。出金時および回収時に
は、第2の分離集積部502および第3の分離集積部5
03から1枚ずつに分離され繰り出される紙幣を受け
て、第1の独立搬送路505へと送る。補充時には、第
1の独立搬送路505から送り込まれた紙幣を、鑑別部
5での金種鑑別結果に従って、搬送方向を切り替えブレ
ード19c,19dにより振り分け、例えば万券は第3
の分離集積部503へ、千券は第2の分離集積部502
へと送る。さらに、補充対象でない金種が搬送されてき
た場合は、切り替えブレード19dにより第3の独立搬
送路507へと送る。
【0035】第3の独立搬送路507は出金時と回収時
には第1の独立搬送路505から、補充時には第2の独
立搬送路506から紙幣が送り込まれ、その時の動作種
別と鑑別部5での鑑別結果に従って、切り替えブレード
19e,19fにより回収部16、リジェクト紙幣収納
部17あるいはリジェクト紙幣収納庫9へ振り分けて収
納する。さらに、出金紙幣あるいは入金リジェクト紙幣
を返却する接客口6からの抜き取り忘れがあった時等の
紙幣取り込み動作においては、第1の分離集積部501
によって1枚ずつ繰り出して第1の独立搬送路505,
第2の独立搬送路506を順次搬送し、第3の独立搬送
路507へと受渡し、切り替えブレード19g駆動して
取り忘れ紙幣収納庫8へ収納する。
【0036】次に、搬送障害が発生した場合の自動回復
動作について説明する。なお、本発明における搬送障害
とは、独立搬送路内、紙幣の受渡しを行った分離集積部
と独立搬送路の間、もしくは独立搬送路と独立搬送路の
間で、計数不一致が発生した状態である。
【0037】まず、図5で説明した出金動作中に搬送障
害が発生した場合の自動回復動作について説明する。図
8,図9は出金異常時の紙幣の流れを示す側面図で、図
8は紙幣搬送路18に残留している紙幣をリジェクト紙
幣収納庫9に収納する段階、図9は接客口6に送り込ん
だ紙幣を回収する段階を示す。ここで、搬送障害が発生
した場所は、第1の独立搬送路505であるとする。 (1) 紙幣入出金装置制御部22は、第1の独立搬送
路505の搬送監視センサ群29の出力から搬送障害の
発生を判断すると、紙幣を搬送していた独立搬送路のモ
ータおよび紙幣の分離繰り出しあるいは集積をしていた
分離集積部のモータの駆動を停止する。次に、搬送障害
発生箇所である第1の独立搬送路505の上流搬送経路
にあたる第2の分離集積部502、第3の分離集積部5
03のうち、紙幣収納庫A3,紙幣収納庫B4aから紙
幣を繰り出し中の分離集積部のモータを紙幣を集積する
方向に回転させ、分離集積部に残留している紙幣を紙幣
収納庫A3,紙幣収納庫B4aに集積する。 (2) 搬送障害発生箇所の下流にあたる第3の独立搬
送路507、搬送障害発生箇所である第1の独立搬送路
505、および搬送障害発生箇所の上流にあたる第2の
独立搬送路506のモータをリジェクト紙幣収納庫9へ
紙幣を搬送する方向に回転させ、紙幣を出金方向に搬送
して、図8に示すように搬送障害を発生させた紙幣を含
む紙幣搬送路18上の紙幣をリジェクト紙幣収納庫9に
集積する。 (3) 最後に、図9に示すように、接客口6に集積し
た紙幣を第1の分離集積部501により1枚ずつ分離し
繰り出して、第1の独立搬送路505に送る。第1の独
立搬送路505では、鑑別部5にて金種鑑別を行い、千
券と鑑別された紙幣は第2の独立搬送路506、第2の
分離集積部502により入金リジェクト部4を経て紙幣
収納庫B4aに収納する。また、万券と鑑別された紙幣
は第2の独立搬送路506、第3の分離集積部503に
より一時保留部10を経て紙幣収納庫A3に収納する。
さらに、金種鑑別できなかった紙幣は第2の独立搬送路
506、第3の独立搬送路507によりリジェクト紙幣
収納庫9へ収納する。
【0038】以上の動作により、搬送障害の原因となっ
た紙幣を含む紙幣搬送路上の紙幣はリジェクト紙幣収納
庫に収納され、再度出金用に廻せる紙幣はそれぞれの紙
幣収納庫に戻されて、各独立搬送路上および分離集積部
には残留紙幣がなくなり、出金動作を再開することがで
きる。そして、リジェクト紙幣収納庫9へ集積した紙幣
以外は再計数が可能なので、現金トラブルを防止できる
とともに、障害発生率の低減が図れる。
【0039】次に、図4で説明した入金動作中に搬送障
害が発生した場合の自動回復動作について説明する。図
10,図11,図12は入金異常時の紙幣の流れを示す
側面図で、図10は紙幣搬送路18に残留している紙幣
を接客口6に戻す段階、図11は入金リジェクト部4に
集積した紙幣を接客口6に戻す段階、図12は一時保留
部10に集積した紙幣を接客口6に戻す段階を示す。こ
こで、搬送障害が発生した場所は、第1の独立搬送路5
05であるとする。 (1) 紙幣入出金装置制御部22は、第1の独立搬送
路505の搬送監視センサ群29の出力から搬送障害の
発生を判断すると、紙幣を搬送していた独立搬送路のモ
ータおよび紙幣の分離繰り出しあるいは集積をしていた
分離集積部のモータの駆動を停止する。次に、搬送障害
発生箇所である第1の独立搬送路505の上流搬送経路
にあたる第1の分離集積部501のモータを紙幣を集積
する方向に回転させ、第1の分離集積部501にある紙
幣を接客口6に集積する。 (2) 搬送障害発生箇所である第1の独立搬送路50
5と、その下流にあたる第1の分離集積部501、およ
び搬送障害発生箇所の上流にあたる第2の独立搬送50
6のモータを入金動作とは反対方向に回転させ、図10
に示すように、搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送
路18上の残留紙幣を接客口6へ集積する。 (3) 第1の分離集積部501、第1の独立搬送路5
05、第2の独立搬送路506のモータを入金動作とは
反対方向に回転させるとともに、第2の分離集積部50
2のモータを分離繰り出し方向に回転させ、図11に示
すように、一時保留板4b上に集積した紙幣を接客口6
に集積する。一時保留板4b上の紙幣が無くなると、第
3の分離集積部503のモータを分離繰り出し方向に回
転させ、図12に示すように、一時保留板10a上に集
積した紙幣を接客口6に集積する。
【0040】以上の動作により、入金確定前の全紙幣は
接客口6に戻され、各独立搬送路上および分離集積部に
は残留紙幣がなくなるので、入金動作を再開することが
可能となる。そして、接客口に全投入紙幣を戻し、再計
数が可能なので、現金トラブルを防止できるとともに、
障害発生率の低減が図れる。
【0041】次に、図6で説明した補充動作中に搬送障
害が発生した場合の自動回復動作について説明する。図
13,図14,図15は補充異常時の紙幣の流れを示す
側面図で、図13は紙幣搬送路18に残留している紙幣
をリジェクト紙幣収納部17に送る段階、図14は入金
リジェクト部4に集積した紙幣を鑑別結果に応じて回収
部16かリジェクト紙幣収納部17に送る段階、図15
は一時保留部10に集積した紙幣を鑑別結果に応じて回
収部16かリジェクト紙幣収納部17に送る段階を示
す。ここで、搬送障害が発生した場所は、第1の独立搬
送路505であるとする。 (1) 紙幣入出金装置制御部22は、第1の独立搬送
路505の搬送監視センサ群29の出力から搬送障害の
発生を判断すると、紙幣を搬送していた独立搬送路のモ
ータおよび紙幣の分離繰り出しあるいは集積をしていた
分離集積部のモータの駆動を停止する。次に、補充回収
カセット7の紙幣収納部15から紙幣を分離繰り出しし
ていた第4の分離集積部504のモータを紙幣収納部1
5に紙幣を集積する方向に回転させ、第4の分離集積部
504にある紙幣を紙幣収納部15に集積する。 (2) 次に、搬送障害発生箇所である第1の独立搬送
路505と、その下流にあたる第2の独立搬送路506
および第3の独立搬送路507のモータを補充動作とは
同方向に回転させ、図13に示すように、搬送障害を発
生した紙幣を含む紙幣搬送路18上の残留紙幣をリジェ
クト紙幣収納部17へ集積する。 (3) 一時保留板4bおよび一時保留板10a上に集
積済の紙幣がある場合は、第1の独立搬送路505、第
2の独立搬送路506および第3の独立搬送路507の
モータを補充動作とは反対の回収動作と同じ方向に回転
させるとともに、第2の分離集積部502のモータを分
離繰り出し方向に回転させ、図14に示すように、一時
保留板4b上に集積した紙幣を第1の独立搬送路505
へ送り込む。第1の独立搬送路505では鑑別部5にて
鑑別を行い、正常と鑑別された紙幣は第3の独立搬送路
507から回収部16に集積し、異常と鑑別された紙幣
は第3の独立搬送路507からリジェクト紙幣収納部1
7に集積する。一時時保留板4b上の紙幣が無くなる
と、第3の分離集積部503のモータを分離繰り出し方
向に回転させ、図15に示すように、一時保留板10a
上に集積した紙幣を第1の独立搬送路505へ送り込
む。第1の独立搬送路505では鑑別部5にて鑑別を行
い、正常と鑑別された紙幣は第3の独立搬送路507か
ら回収部16に集積し、異常と鑑別された紙幣は第3の
独立搬送路507からリジェクト紙幣収納部17に集積
する。
【0042】以上の動作により、搬送障害の原因となっ
た紙幣を含む紙幣搬送路上の紙幣はリジェクト紙幣収納
部17に収納され、再度補充用に廻せる紙幣は補充回収
カセット7の回収部16に収納されるので、各独立搬送
路上および分離集積部には残留紙幣がなくなり、補充動
作を再開することができる。そして、リジェクト紙幣収
納部17へ集積した紙幣以外は再計数が可能なので、現
金トラブルを防止できるとともに、障害発生率の低減が
図れる。
【0043】次に、図7で説明した回収動作中に搬送障
害が発生した場合の自動回復動作について説明する。図
16は回収異常時の紙幣の流れを示す側面図で、図16
は紙幣搬送路18に残留している紙幣をリジェクト紙幣
収納庫9に送る段階を示す。ここで、搬送障害が発生し
た場所は、第1の独立搬送路505であるとする。 (1) 紙幣入出金装置制御部22は、第1の独立搬送
路505の搬送監視センサ群29の出力から搬送障害の
発生を判断すると、紙幣を搬送していた独立搬送路のモ
ータおよび紙幣の分離繰り出しあるいは集積をしていた
分離集積部のモータの駆動を停止する。次に、搬送障害
発生箇所である第1の独立搬送路505の上流搬送経路
にあたる第2の分離集積部502、第3の分離集積部5
03のうち、紙幣収納庫A3,紙幣収納庫B4aから紙
幣を繰り出し中の分離集積部のモータを紙幣を集積する
方向に回転させ、分離集積部に残留している紙幣を紙幣
収納庫A3,紙幣収納庫B4aに集積する。 (2) 次に、搬送障害発生箇所である第1の独立搬送
路505と、その下流にあたる第3の独立搬送路507
および搬送障害発生箇所の上流にあたる第2の独立搬送
路506のモータを回収動作方向に回転させ、図16に
示すように、搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路
18上の残留紙幣をリジェクト紙幣収納庫9へ集積す
る。
【0044】以上の動作により、各独立搬送路上および
分離集積部には残留紙幣がなくなるので、回収動作を再
開することができる。そして、リジェクト紙幣収納庫9
へ集積した紙幣以外は再計数が可能なので、現金トラブ
ルを防止できるとともに、障害発生率の低減が図れる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、搬送手
段に紙葉類の通過を検出する複数の搬送監視手段を備
え、前記搬送監視手段の出力から紙葉類の計数不一致の
搬送障害の発生を認識すると、搬送障害を発生した紙葉
類を含む搬送手段より紙葉類搬送方向上流側の分離集積
手段で紙葉類の分離繰り出し途中の分離集積手段に残留
している紙葉類を繰り出し元に戻し、搬送障害を発生し
た紙葉類を含む搬送手段に残留している全紙葉類を所定
の収納部に集積させた後、紙葉類の搬送処理を再開する
こととしたので、搬送障害を発生した紙葉類を含む搬送
手段に残留している全紙葉類の除去が短時間で済み、短
時間で復旧が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動取引装置の一例を示
す側面図
【図2】紙幣入出金装置の機能ブロック図
【図3】紙幣入出金装置の制御ブロック図
【図4】入金時の紙幣の流れを示す側面図
【図5】出金時の紙幣の流れを示す説明図
【図6】補充時の紙幣の流れを示す説明図
【図7】回収時の紙幣の流れを示す説明図
【図8】出金異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図9】出金異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図10】入金異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図11】入金異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図12】入金異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図13】補充異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図14】補充異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図15】補充異常時の紙幣の流れを示す側面図
【図16】回収異常時の紙幣の流れを示す側面図
【符号の説明】
3 紙幣収納庫A 4 入金リジェクト部 4a 紙幣収納庫B 5 鑑別部 6 接客口 10 一時保留部 18 紙幣搬送路 501 分離集積部−1 502 分離集積部−2 503 分離集積部−3 504 分離集積部−4 505 独立搬送路−1 506 独立搬送路−2 507 独立搬送路−3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 尚浩 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 小川 泰久 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送する搬送手段の少なくとも
    両端に、搬送手段から送り込まれる紙葉類を受け入れて
    収納部に集積する機能と該収納部に集積した紙葉類を分
    離し搬送手段に繰り出す機能を合わせ持つ分離集積手段
    を備えるとともに、 前記搬送手段に紙葉類の通過を検出する複数の搬送監視
    手段を備え、 前記搬送監視手段の出力から紙葉類の計数不一致の搬送
    障害の発生を認識すると、搬送障害を発生した紙葉類を
    含む搬送手段より紙葉類搬送方向上流側の分離集積手段
    で紙葉類の分離繰り出し途中の分離集積手段に残留して
    いる紙葉類を繰り出し元に戻し、 搬送障害を発生した紙葉類を含む搬送手段に残留してい
    る全紙葉類を所定の収納部に集積させた後、紙葉類の搬
    送処理を再開する制御手段を備えたことを特徴とする紙
    葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】 紙幣の収納および収納している紙幣の繰
    り出しが可能な複数の紙幣収納庫と、 顧客に対して出金紙幣を払い出すとともに入金紙幣を受
    け入れる接客口と、 前記接客口と紙幣収納庫との間で紙幣を搬送する紙幣搬
    送路と、 前記紙幣搬送路を搬送される紙幣を鑑別する鑑別部とを
    備えた自動取引装置において、 前記紙幣収納庫と接客口に、紙幣を受け入れて集積する
    機能と集積した紙幣を分離し前記紙幣搬送路に繰り出す
    機能を合わせ持ち、かつ前記紙幣搬送路とは独立した駆
    動源を持つ分離集積部を備えるとともに、 前記紙幣搬送路に紙幣の通過を検出する複数の搬送監視
    手段を備え、 前記搬送監視手段の出力から紙幣の計数不一致の搬送障
    害の発生を認識すると、搬送障害を発生した紙幣を含む
    紙幣搬送路より紙幣搬送方向上流側の分離集積手段で紙
    幣の分離繰り出し途中の分離集積手段に残留している紙
    幣を繰り出し元に戻し、 搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路に残留してい
    る全紙幣を所定の収納場所に集積させた後、紙幣の搬送
    処理を再開する制御手段を備えたことを特徴とする自動
    取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動取引装置において、 所望の金種金額の紙幣を紙幣収納庫から分離繰り出しし
    て接客口に送る出金動作時は、前記制御部は、前記搬送
    監視手段の出力から紙幣の計数不一致の搬送障害の発生
    を認識すると、搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送
    路より紙幣搬送方向上流側の分離集積手段で紙幣の分離
    繰り出し途中の分離集積手段に残留している紙幣を繰り
    出し元の紙幣収納庫に戻し、 搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路に残留してい
    る全紙幣を紙幣収納庫の中のリジェクト紙幣収納庫に集
    積させ、 接客口に集積済の紙幣は鑑別部での鑑別結果に応じて繰
    り出し元の紙幣収納庫に戻すことを特徴とする自動取引
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の自動取引装置において、 接客口に投入された紙幣を鑑別部での鑑別結果に応じて
    所定の紙幣収納庫に送る入金動作時は、前記制御部は、
    前記搬送監視手段の出力から紙幣の計数不一致の搬送障
    害の発生を認識すると、搬送障害を発生した紙幣を含む
    紙幣搬送路より紙幣搬送方向上流側の分離集積手段で紙
    幣の分離繰り出し途中の分離集積手段に残留している紙
    幣を接客口に戻し、 搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路に残留してい
    る全紙幣を接客口に集積させ、 さらに、紙幣収納庫に集積済の紙幣を接客口に集積させ
    ることを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の自動取引装置において、 ある紙幣収納庫から別の紙幣収納庫へ補充紙幣を送る補
    充動作時は、前記制御部は、前記搬送監視手段の出力か
    ら紙幣の計数不一致の搬送障害の発生を認識すると、搬
    送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路より紙幣搬送方
    向上流側の分離集積手段で紙幣の分離繰り出し途中の分
    離集積手段に残留している紙幣を補充元の紙幣収納庫に
    戻し、 搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路に残留してい
    る全紙幣を紙幣収納庫の中のリジェクト紙幣収納庫に集
    積させ、 補充先の紙幣収納庫に集積済の紙幣は補充元の紙幣収納
    庫に戻すことを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の自動取引装置において、 ある紙幣収納庫から別の紙幣収納庫へ回収紙幣を送る回
    収動作時は、前記制御部は、前記搬送監視手段の出力か
    ら紙幣の計数不一致の搬送障害の発生を認識すると、搬
    送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路より紙幣搬送方
    向上流側の分離集積手段で紙幣の分離繰り出し途中の分
    離集積手段に残留している紙幣を回収元の紙幣収納庫に
    戻し、 搬送障害を発生した紙幣を含む紙幣搬送路に残留してい
    る全紙幣を紙幣収納庫の中のリジェクト紙幣収納庫に集
    積させることを特徴とする自動取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010152722A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2010149984A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Brother Ind Ltd 画像記録装置
CN102013124A (zh) * 2009-09-04 2011-04-13 冲电气工业株式会社 现金自动交易装置
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JP2015095205A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 沖電気工業株式会社 紙幣処理装置
WO2016129311A1 (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 自動取引装置、その計数方法、および自動取引システム

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