JP3296672B2 - 媒体の搬送中断処理方法 - Google Patents

媒体の搬送中断処理方法

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JP3296672B2
JP3296672B2 JP28443594A JP28443594A JP3296672B2 JP 3296672 B2 JP3296672 B2 JP 3296672B2 JP 28443594 A JP28443594 A JP 28443594A JP 28443594 A JP28443594 A JP 28443594A JP 3296672 B2 JP3296672 B2 JP 3296672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣、貨幣、有価証券
等の媒体を取り扱って取引を行う自動取引装置に対し、
媒体を補充したり自動取引装置から媒体を回収する媒体
補充回収機が動作中に一定の障害を検出したとき、適切
な対応によってその動作を中断させる媒体の搬送中断処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、銀行の預貯金を管理する自動取
引装置は、顧客の要求に従って現金の入金処理や出金処
理を自動的に行う。銀行には、通常多数の自動取引装置
が据え付けられており、これらはそれぞれ独自に顧客の
要求に従った取引を実行する。この場合に、各自動取引
装置にはそれぞれ予め一定量の現金が収容され準備され
ているが、現金の引出しや預入れ等の取引が繰り返され
ると、これらが増減する。現金の引出し要求があったと
き、必要量の現金が金庫に格納されていない自動取引装
置は処理が中断するおそれがあり、また入金取引が連続
したために収容能力を超えて入金があると、やはり取引
を一時停止して係員による処置が必要となる。このよう
な自動取引装置の動作停止や係員による煩雑な管理業務
を自動化するために、補充回収用の現金を搭載し、複数
の自動取引装置の間を走行して任意の自動取引装置に紙
幣等の媒体を補充したり、別の任意の自動取引装置から
紙幣等の媒体を回収する機能を持つ媒体補充回収機を備
えたシステムが開発されている(特公平6−36229
号公報、特開昭62−31493号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のシステムでは次のような解決すべき課題があっ
た。自動的に走行する媒体補充回収機を自動取引装置に
横付けし、媒体の補充回収を行うためには、両者の媒体
搬送路を機械的に接続する必要がある。しかしながら、
このように媒体搬送路を接続すると、紙幣等の媒体は長
い搬送路を経て一方から他方に搬送されるため、搬送異
常等が発生することもある。このような場合、係員が作
業を中断し、破損した媒体を搬送路から取り除く。
【0004】なお、係員がこのような処置をした後は、
自動取引装置及び媒体補充回収機に収納されている媒体
の有高の確定が必要となる。この手順を明確にしておか
ないと媒体の紛失等のおそれがあり、管理上好ましくな
い。一方、係員はこのような障害発生の際、自動取引装
置や媒体補充回収機中の搬送路から媒体を全て取り出し
て、これらの媒体を手作業により計数管理するといった
手続きがとられていたが、これは煩雑で不確実である。
また、搬送路から媒体を取り出す作業は非常に手間がか
かる。本発明は以上の点を解決するためになされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、媒体の補充回
収用金庫を有する媒体補充回収機の搬送路と、媒体の入
出金金庫を有する自動取引装置の搬送路とを接続し、該
両搬送路により媒体を補充及び回収のために搬送し、該
搬送中の補充、回収動作の中断によって該両搬送路上に
残る媒体の処理方法であって、両搬送路を駆動して該両
搬送路上の搬送可能な全ての媒体を、自動取引装置に設
けた一時集積部に集積すると共に、該集積の前後のいず
れかに全ての媒体を計数し、集積した媒体を入出金金庫
に収納することを特徴とする。
【0006】 上記方法において、補充、回収動作が中断
すると、補充回収用金庫内の媒体の有高を計数すること
を特徴とする。
【0007】 上記方法において、補充、回収動作を再開
するときに、補充回収用金庫及び入出金金庫のいずれか
一方に収納されている媒体を搬送路に送り出し、検査対
象となる全搬送路を走行させて、搬送状態を監視し、異
常の無い場合に復旧することを特徴とする。
【0008】
【作用】自動取引装置と媒体補充回収機の搬送路を接続
して補充又は回収作業を実行中、搬送障害が発生する
と、搬送路上の媒体を全て自動取引装置に設けた一時集
積部に集積し、かつ計数し、入出金金庫まで搬送して収
納する。なお、搬送できない媒体は予め取り除き、人手
によりリジェクトカセットに納める。
【0009】 その後、補充回収用金庫と入出金金庫に収
容した媒体の有高を計数すればリジェクトカセットに収
納されたものと合わせて障害発生後の媒体の有高を確認
できる。この場合、搬送路上の媒体は一括して認識計数
処理され入出金金庫に収容されるので、人手による搬送
路からの媒体の取出し作業等は不要である。
【0010】 一方、搬送路上の媒体や搬送不能な媒体を
常に自動取引装置側に収納するようにすれば、媒体補充
回収機の有高確定が不要になり媒体補充回収機を早期に
解放できる。
【0011】 媒体を一時的に集積し、その直前又は直後
に計数処理できる一時集積部を設けるので、搬送路から
集めた紙幣を別個に計数してからいずれかの金庫に収納
することができる。
【0012】 媒体補充回収機と自動取引装置との間の接
続を切り離した後、それぞれ別個に搬送路から各自の金
庫に媒体を回収し媒体数を計数するようにしてもよい。
障害発生前の有高と障害発生後の有高の差は搬送路から
係員が除外した媒体の量と一致するはずであるから管理
が明確になる。
【0013】なお、搬送路上の搬送可能な媒体全てを
動取引装置の入出金金庫に搬送して収容するといった処
置をとることから、装置の動作再開の際には、搬送路上
に媒体が残されていないかを検査する必要がある。そこ
で、例えば一方の金庫から媒体を排出し、搬送路を通し
て他方の金庫に収容されるような処置をする。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の媒体の搬送中断処理方法実施
例を示す説明図である。図1は、本発明の方法を実施す
るために、自動取引装置1を媒体補充回収機2に横付け
した際の断面構造を示している。本発明の詳細を説明す
る前に、まず本発明の実施に適するシステム全体の外観
から説明をする。
【0015】[システム構成]図2は、本発明のシステ
ム外観斜視図である。ここには、例えば4台の自動取引
装置1が据え付けられている。これらの装置は、例えば
紙幣や硬貨を金庫に収容して、顧客と入出金取引を行う
ための装置である。これらの装置に紙幣や硬貨等の媒体
を補充しあるいは自動取引装置1から媒体を回収するた
めに媒体補充回収機2が設けられている。媒体補充回収
機2の中にも媒体を収容する金庫が格納されている。そ
して、これらの媒体を適切に運用し自動取引装置1と媒
体補充回収機2の動作を制御するために、図に示す集中
制御部3が設けられている。この集中制御部3は、係員
が集中操作部8を操作すると、その操作結果を表示部9
に表示しながら各種の処理を実行する。なお、必要に応
じてこのような処理結果がプリンタ10に出力される。
【0016】一方、媒体補充回収機2は、自動取引装置
1の背面に配置された軸5とレール6に沿って自由に移
動する。そして、媒体の補充あるいは回収が必要となっ
た自動取引装置1に横付けされ、図示しない搬送路接続
機構を用いて媒体補充回収機2と自動取引装置1との間
の搬送路を接続する。これによって、媒体の補充あるい
は回収処理が実行される。
【0017】この図2のA−A線に沿う断面図を図3に
示す。図3は、主として媒体の搬送路等を説明するため
の説明図である。図に示すように、自動取引装置1には
顧客が入出金取引を実行する場合に、媒体を投入しある
いは媒体を取り出す入出金口11が設けられている。そ
して、その内部には自動入出金のための装置が格納され
ている。この装置は、認識部12、入出金金庫13、リ
ジェクトカセット14、表裏反転部15等を備えてい
る。そして、媒体補充回収機2との接続のためにアダプ
タ16が装着されている。なお、自動取引装置1の内部
機構は搬送路31により相互に接続され、媒体が所定の
経路を搬送される構成となっている。
【0018】媒体補充回収機2には、補充回収用金庫2
1と、リジェクトカセット22及び認識部23が設けら
れている。補充回収用金庫21は後で説明するように、
2台の金庫21A,21Bから成る。この内部機構の相
互間は搬送路32により接続され、所定の経路で媒体が
搬送される。なお、自動取引装置1と媒体補充回収機2
とは、媒体の補充回収動作の際、接続点33により接続
され、互いにその搬送路が接続されている。自動取引装
置1の認識部12は、搬送された媒体の真偽を判別して
その金種等を認識するための部分である。入出金金庫1
3は、例えば3台の金種別カセット13A,13B,1
3Cとから構成され、このうちの金種別カセット13A
には万券、金種別カセット13Bには千券が収容される
ものとする。認識部12で鑑別された紙幣は、その金種
に応じてこれらの金種別カセット13Aや13Bに選別
されて収容される。金種別カセット13Cは、そのいず
れかを収容したり別の目的に使用されたりする。
【0019】リジェクトカセット14は、汚れのひどい
紙幣や破損した紙幣、重送等の搬送異常を生じた紙幣等
を搬送して収容するカセットである。表裏反転部15
は、紙幣を収容したり排出したりする場合に、予め紙幣
の表裏を取り揃えるための部分で、ここには一定量の紙
幣が一時的に蓄積される構成となっている。アダプタ1
6は、媒体補充回収機2の搬送路32と自動取引装置1
の搬送路31との間を接続するためのもので、図の断面
図矢印に示すように一定の方向へ紙幣等の媒体を搬送す
るベルト等を収容した箱から構成される。
【0020】媒体補充回収機2には、この断面から見た
状態では上下2台の補充回収用金庫21A,21Bが格
納されている。また、これらの下にリジェクトカセット
22が設けられている。ここには媒体補充回収機2の側
で管理する汚れたり破損したり搬送異常を生じた媒体が
収容される。認識部23は、補充回収用金庫21A,2
1Bから取り出された媒体の鑑定や金種の認識を行う部
分で、その機能は自動取引装置1に設けられた認識部1
2と同様である。
【0021】以上の構成によって、自動取引装置1の入
出金金庫13に収容した媒体が減少したときは、媒体補
充回収機2の補充回収用金庫21Aあるいは21Bから
媒体を搬送路32,31を介して送り込み補充する。な
お、図3の断面では上下2台の補充回収用金庫21A,
21Bが現れているが、この実施例では、例えば4個の
金庫が縦2段、横2列で媒体補充回収機2に格納され、
それぞれ同一の手順で搬送路32を介して媒体の補充回
収ができる構成となっている。また、媒体の補充回収は
入出金金庫13の各金種別カセット単位で行われる。即
ち、例えば千券万券毎にそれぞれ一定の数量の管理が行
われる。
【0022】一方、自動取引装置1の入出金金庫13に
必要以上の媒体が収容された場合には、媒体補充回収機
2に対し搬送路31,32を介して媒体が搬送され、い
ずれかの補充回収用金庫21に回収され収容される。図
2に示した集中制御部3は、各自動取引装置1から入出
金金庫13に収容された媒体の数量について定期的に通
知を受け、この通知から各自動取引装置1の動作状況を
把握し、適当なタイミングで媒体補充回収機2を走行さ
せて媒体の補充あるいは回収処理を実行させる。
【0023】[実施例1:補充時]次に、本発明の媒体
の搬送中断処理方法を図1を用いて具体的に説明する。
図1に示した媒体補充回収機2から自動取引装置1へ媒
体を補充動作中や、あるいは自動取引装置1から媒体補
充回収機2へ媒体を回収動作中に、搬送路31や32あ
るいは搬送路の接続点33の部分で、媒体が折れ曲がっ
たり詰まったりして搬送障害を発生する場合がある。ま
た、その他これらの装置各部に何らかの障害が発生して
媒体の補充回収動作が中断する場合がある。このとき、
係員は、まず自動取引装置1の背面から媒体補充回収機
2が離れるように移動させ、搬送路の接続点33や搬送
路31,32等の点検を行う。
【0024】そして、折れ曲がったり搬送異常を発生し
た媒体をこれらの搬送路から取り除く。こうして取り除
かれた媒体は予め定められた手順によって自動的にある
いは人手により媒体補充回収機2のリジェクトカセット
22や自動取引装置1のリジェクトカセット14等に収
容される。しかしながらここで、不正防止及び媒体管理
の確実性のために、取引再開前に障害除去後の媒体の有
高を確定する必要がある。また、このような有高確定に
よって、例えば補充動作の際、中断までにどれだけの媒
体が補充されたかを認識し、自動取引装置1が取引を開
始できるかどうかの判断を行う必要がある。また、媒体
の補充回収処理中には、搬送路31,32に多数の媒体
が送り出されており、中断時にはまだいずれの金庫にも
収容されていないものが存在する。これらを人手により
予め除去するのは非常に煩雑な作業となる。
【0025】そこで、本発明においては、搬送不能な媒
体を搬送路等から取り除いた後は、自動取引装置1と媒
体補充回収機2とを再びこの図1に示すような状態に接
続した後、媒体の搬送を再開し、媒体補充回収機2の補
充回収用金庫21と自動取引装置1の入出金金庫13と
の間に設けられた搬送路31,32あるいは搬送路の接
続点33上の、搬送中の搬送可能な媒体を全て入出金金
庫13まで搬送して収容する。搬送中の媒体は、もとも
と入出金金庫13へ補充するためのものだから、例えば
ここで入出金金庫へ搬送してしまう。こうすれば補充動
作がその後再開されたとき、追加補充する媒体量を少な
くできるからである。その手順の具体的な実施例は後で
説明するが、最終的に搬送路上の搬送可能な媒体は計数
されて入出金金庫13のいずれかの金種別カセットに収
容される。従って、搬送路上の媒体は自動取引装置1側
に補充された状態となる。
【0026】このように、媒体を自動取引装置1と媒体
補充回収機2の一方から他方へ搬送する場合には通常、
搬送中の媒体はどちらの装置の管理下に置くかを明確に
することが必要となる。この実施例では、搬送路上の媒
体は全て自動取引装置1側の管理下に置くものとし、そ
の分界点を明確にしている。なお、補充回収用金庫21
から取り出された媒体のうち、認識部23で異常判定さ
れた計数対象外となったリジェクト媒体は、例えば媒体
補充回収機2のリジェクトカセット22へ収納される。
一方、一旦計数されたもので、係員が人手により除去し
た破損した紙幣等は自動取引装置1側のリジェクトカセ
ット14に収容する。従って、一旦媒体補充回収機2か
ら正常に計数され取り出された媒体は、全て自動取引装
置1側の管理とする。こうすることによって、後でシス
テム全体の媒体量等について精査が行われた場合、媒体
の数量に何らかの問題があったとき、その障害が発生し
た自動取引装置1のリジェクトカセット14の内容を確
認したり、その動作記録を点検することによって対処で
きる。即ち、この実施例では精査のための確認管理が自
動取引装置毎になり、明確になるという効果がある。
【0027】なお、自動取引装置1に設けられた入出金
金庫13に収容された媒体の計数は、認識部12を通過
させながら媒体の表裏や金種等を認識処理する際に同時
に行われる。一方、媒体補充回収機2の側で、正常に計
数されて搬送された媒体のみが装置外へ出るため、装置
全体の有高を直ちに認識することが可能になっている。
なお、必要に応じて補充回収用金庫21から全ての媒体
を繰り出し、認識部23で認識した後、再び補充回収用
金庫21に収容するといった操作をすることにより補充
回収用金庫内の媒体の有高を計数することもできる。更
に、この動作によりリジェクトカセット22内のリジェ
クト媒体枚数も間接的に算出される。
【0028】即ち、媒体補充回収機2の全有高は、補充
動作開始前の有高Aから補充動作時に取り出された媒体
量Cを差し引いた値A*となる。一方、自動取引装置1
の全有高は、補充動作開始前の有高Bから補充動作時に
媒体補充回収機から取り出されて補充された媒体量Cを
加算した値B*となる。ここで、補充回収用金庫21の
収納媒体量をA1、媒体補充回収機2のリジェクトカセ
ット22の収納媒体量をA2とし、入出金金庫13の収
納媒体量をB1、自動取引装置1のリジェクトカセット
14の収納媒体量をB2とすれば、下式の関係が成立す
る。 A*=A−C=(A1+A2) …(1) B*=B+C=(B1+B2) …(2) この計算によって、リジェクト媒体量A2,B2を求め
て現在量と照合すれば有高確定作業が完了する。
【0029】なお、例えばこのような補充処理におい
て、一旦搬送路上に排出された媒体を補充回収用金庫2
1Aに戻して有高確定を行う方法も考えられる。上記実
施例はこのような場合に比べて全体としての有高確定に
要する時間が短くなる。即ち、補充回収用金庫21Aに
一旦排出した媒体を回収すると、補充回収用金庫21A
に収容された媒体の数量が不確定になるため、全ての媒
体を一旦補充回収用金庫21Aから排出して認識部23
により認識をしてその有高を確定しなければならない。
このような処理は、計数のために比較的長時間を費や
す。これに比べて、搬送路上の媒体を自動取引装置1側
に搬送して例えば表裏反転部15に一時集積し、これを
認識し計数しながら入出金金庫13に収容する作業は、
計数対象となる媒体の数量が少ないため早く終了すると
いう利点がある。
【0030】また、前述の(1)式のように媒体補充回
収機2全体の有高は、再計数しなくても確定しているた
め、媒体補充回収機2は、搬送路中の媒体を自動取引装
置1側へ搬送後は、直ちに次の処理に移ることができ
る。また、係員の手作業によるものも含めて、搬送路中
の媒体は全て自動取引装置側へ移動するため、システム
全体で有高が合致しなかった場合でも、どの自動取引装
置の責任かの切り分けが容易となる。
【0031】[実施例2:回収時]次に、図4〜図7を
用いて媒体回収の際の障害復旧動作を説明する。図4〜
図7は、回収時障害復旧動作説明図である。なお、これ
らの図は、入出金金庫13及び補充回収用金庫21とこ
れらを結ぶ搬送路31,32との断面を示し、自動取引
装置や媒体補充回収機の装置全体の断面は図示を省略し
ている。回収動作の際には、例えば図4に示すように、
入出金金庫の金種別カセット13Cから搬送路31や搬
送路の接続点33と媒体補充回収機の搬送路32を経
て、媒体が補充回収用金庫21Aに回収される。なお、
重送等の搬送異常媒体はリジェクトカセット14に収容
される。このような動作中に何らかの障害が発生する
と、先に説明したと同様の要領で破損媒体の除去等が行
われる。図4に示したのは、媒体の搬送異常を検出し、
その搬送を停止させた状態である。
【0032】ここでまず、搬送不能な媒体を除去した
後、図5に示すように、搬送路31,32を空回しして
搬送路上の媒体を全て表裏反転部15に一時的に集積す
る。この場合、媒体は認識部12やアダプタ16を通
り、媒体補充回収機の搬送路32と認識部23を経て表
裏反転部15に送り込まれる。媒体の回収時に使用され
ていた搬送路を全て動作させ、こうして一箇所に媒体を
集積すると、図6に示すように、補充回収用金庫21A
に収容された媒体の有高確定のため、その計数を開始す
る。即ち、補充回収用金庫21Aから排出された媒体は
搬送路32を通り、認識部23によって鑑定されて、再
び補充回収用金庫21Aに戻る。ここで、重送等の搬送
異常媒体はリジェクトカセット14に収容される。こう
して、計数結果が得られると、その結果は図2に示した
集中制御部3に通知される。なお、ここで、補充回収用
金庫の有高確定を行うのは、補充回収用金庫への回収に
おいては前述の自動取引装置への補充の場合と異なり、
一時集積部を介して収納していないためである。
【0033】一方、表裏反転部15に集積された媒体
は、図7に示すように、矢印に示す経路をたどって認識
部12を通過し鑑別が行われて、金種別カセット13
A,13B,13Cに収納される。こうして、搬送可能
な媒体については、計数後入出金金庫13に収納され
る。以上の例も、図1を用いて説明した例と同様に、搬
送路上の媒体を全て入出金金庫13に収容して有高確定
を行うようにしている。従って、図4に示した障害検出
と障害原因となる媒体の除去作業の際、搬送路から除去
した媒体は、リジェクトカセット14、即ち自動取引装
置側の管理下にあるリジェクトカセットに収容されるこ
とになる。
【0034】[実施例3:媒体補充回収機側への搬送]
ところで、回収の際には、媒体補充回収機の補充回収用
金庫21Aの媒体は、有高確定のため全数計数される。
従って、例えば図5に示したように、表裏反転部15に
搬送路上の媒体を全て一時集積した後、その媒体を全て
補充回収用金庫21Aの側に搬送して収容し、その後図
6に示すような有高確定のための計数を行うようにする
こともできる。いずれの場合でも、図6に示すような有
高確定作業の時間は大きな差が無いと考えられるからで
ある。こうすれば、図7に示す入出金金庫への媒体の収
容作業を省略することができる。しかも、自動取引装置
から数量の不明な媒体を早期に排出して媒体補充回収機
側に搬送するため、自動取引装置の有高はこの時点で確
定する。従って、媒体補充回収機側の有高確定のための
計集処理が終了するのを待たずに、自動取引装置の取引
を再開することができるという効果がある。更に、もと
もと媒体を媒体補充回収機2の側へ回収するのが目的で
あるから、回収作業再開後に回収される媒体量を少なく
する効果もある。
【0035】[実施例4:一時集積部への集積]また、
上記のように、搬送路上の媒体を媒体補充回収機側へ搬
送するか自動取引装置側へ搬送するか、いずれの場合で
あっても、一旦表裏反転部15のような一時集積部に集
積してから処理すると、これを例えば認識部12等を利
用して計数した後、入出金金庫13か補充回収用金庫2
1Aに収容することが可能である。なお、一時集積部へ
媒体を集積する直前に認識部12を通過させて計数して
もよいし、一時集積部へ集積後に認識部12を通過させ
て計数してもよい。この場合、予めこれらの金庫に既に
収容されている媒体数が明確な場合には、最終的な有高
の確定が短時間で行われる。
【0036】なお、この一時集積部としては、表裏反転
部15の他、媒体を一時的に蓄積し再び搬送路に送り出
すことができる機構を備えた部分であればどのような機
構も採用できる。例えば、金種別カセット13A,13
B,13Cのうちのいずれかをそのような一時集積部と
して利用することもできる。また、媒体補充回収機の側
に新たに図示しない一時集積部等を設けるようにしても
差し支えない。更に、自動取引装置の金種別カセット1
3A,13B,13Cの上部に、媒体を一定数量ずつ積
み上げてから金庫に収納したり、再び図1に示した入出
金口11に戻すための一時保留部を設けたものが知られ
ているが、このような部分を上記一時集積部として利用
してもよい。
【0037】[実施例5:補充時]次に、媒体補充処理
の際の別の具体的な障害復旧動作を説明する。図8〜図
13は、そのような補充時障害復旧動作の説明図であ
る。まず、図8において、補充回収用金庫21Aから入
出金金庫13に対し媒体を補充している場合を考える。
この場合に、媒体は媒体補充回収機の搬送路32へ送り
出され、認識部23で認識された後、アダプタ16及び
認識部12を経て入出金金庫13の各金種別カセット1
3A,13B,13Cに送り込まれる。なお、汚れてい
たりあるいは重送された媒体等は搬送路の切換えによっ
てアダプタ16から搬送路の接続点33を経て補充回収
用金庫21Aに再び送り戻される。
【0038】上記のような補充動作の際に障害が発生す
ると、障害の原因を先に説明した要領で除去した後、図
9に示すように、搬送路を空回しし、媒体を表裏反転部
15に集積させる。この動作は、図5を用いて説明した
動作と全く同様である。次に、図10に示すように、表
裏反転部15に集積された媒体を矢印の経路に従って認
識部12に送り込んで認識し、計数しながら入出金金庫
13に収容する。
【0039】なお、この実施例では、右端の金種別カセ
ット13Cは、このような認識処理の際に重送されたり
した紙幣を一時的に収納するリジェクトカセットとして
使用している。そこで、この金種別カセット13Cに収
納された媒体は、図11に示すように、搬送路31を経
て表裏反転部15に再び集積される。そして、図12に
示すように、図10で行ったと同様の処理をして、再び
媒体の計数と入出金金庫への収容作業を実施する。その
後、入出金金庫へ収容された全媒体の有高が確定する。
補充回収用金庫21Aの有高は、送り出された媒体数を
認識部23により認識することによって算出できる。従
って、これらによって全ての媒体の有高が確定する。な
お、搬送路上の媒体を自動取引装置の入出金金庫側へ送
り込むことから、係員が搬送路から除外した媒体は自動
取引装置側のリジェクトカセット14に収容される。こ
うして、これらの枚数を加算し、全媒体の有高検査が可
能となる。なお、この実施例の場合にも、搬送路上の媒
体を媒体補充回収機側に搬送して補充回収用金庫21A
に格納することもできる。いずれの場合にも、先に説明
したようにそれぞれ特有の効果があり、それぞれ目的に
応じて使い分けるとよい。
【0040】図13には、計数後の搬送状態を検査する
場合の状態説明図を示している。即ち、例えば媒体の補
充を再開しようとする場合には、この図に示すように、
予め1枚の正常な媒体を補充回収用金庫21Aから排出
し、搬送路32、認識部23、アダプタ16、搬送路3
1等を搬送して、再び接続点33を経由して補充回収用
金庫21Aに戻す。このような操作を行うことによって
搬送路の検査をし、正常に媒体が戻ってきた場合に、補
充動作を再開する。こうして、上記説明した障害復旧動
作に続いて補充動作等の再開が可能となる。
【0041】[リジェクト処理の取扱い]搬送路上で搬
送不能な媒体や重送等の計数不能な媒体は、媒体補充回
収機2のリジェクトカセット22か自動取引装置1のリ
ジェクトカセット14に収納される。この収納作業は、
搬送可能なものは搬送装置により自動的に行われるが、
搬送不能なものや搬送停止後は係員により行われる。こ
こで、どちらのリジェクトカセットに収納するかは上記
の実施例のように設定する他、次のように定めることも
できる。
【0042】即ち、媒体補充動作の場合は媒体補充回収
機2側へ、媒体回収動作の場合は自動取引装置側とす
る。こうすれば、補充回収動作とともに、正常に搬送さ
れた媒体のみが相手方に渡されることになり、送り元の
媒体量は送り元の収納庫とリジェクトカセットの合計収
納量で管理される。こうして、責任の所在が明確にでき
るという効果がある。
【0043】[実施例6:回収動作変形例]図14〜図
19には、回収時障害復旧動作の変形例説明図を示す。
まず、図14では、媒体を回収する前の補充回収用金庫
21Aの有高チェックを行っている。即ち、予め補充回
収用金庫21Aに収容された媒体の計数と確認を行って
いる。これは、搬送路32に媒体を送り出し、認識部2
3により認識した後、再び媒体を補充回収用金庫21A
に戻す操作によって行われる。その後、図15に示すよ
うに、矢印の方向に媒体の回収が開始される。即ち、入
出金金庫13から搬送路31と搬送路の接続点33及び
搬送路32を経て、媒体が補充回収用金庫21Aに回収
される。ここで、重送等の搬送異常媒体は、リジェクト
カセット14に収容される。次に、このような状態で何
らかの障害が発生した場合には、図16に示すようにし
て、搬送路31,32を空回しし、搬送路上の媒体を全
て表裏反転部15に集積する。この動作は、既に先の実
施例で説明したものと同様である。そして、この実施例
では、図17に示すようにして、媒体の回収路全体を検
査する。例えば、金種別カセット13Cから万券の媒体
を送り出して、その媒体を補充回収用金庫21Aに回収
するようなテストを行うことによって障害状況の確認を
行う。
【0044】その後、図18に示すように、補充回収用
金庫21Aに収容された媒体を全て搬送路32に送り出
し、認識部23によって認識させ、補充回収用金庫21
Aに収容された媒体の計数を行う。また、図19に示す
ように、表裏反転部15に一時集積した媒体を矢印のよ
うに送り出し、認識部12によって鑑定して入出金金庫
13に収容する。これによって、入出金金庫側の媒体の
数量を確定する。こうして、全ての有高を求め、後はこ
れまでと同様の要領で有高の確認等を行う。
【0045】以上、いずれの実施例においても、自動取
引装置1側の入出金金庫13と媒体補充回収機2側の補
充回収用金庫21に収容された媒体の全有高の計数によ
って、媒体補充回収機中の媒体枚数や入出金金庫に対す
る補充回収枚数を確定させ、係員が人手により搬送路か
ら除外した媒体数等を確定し不正を防止して確実な媒体
管理を可能にする。
【0046】[実施例7:接続点の取扱い]図20に
は、本発明の更に具体的な実施例を示す。この図の
(a)、(b)、(c)は、いずれも4台の自動取引装
置1A,1B,1C,1Dが据え付けられているとき、
これらに対し媒体補充回収を行う媒体補充回収機2との
関係を平面図で表したものである。例えば、この図に示
すように、1台の自動取引装置1Cに媒体補充回収機2
を接続して媒体の補充や回収を実行している際に何らか
の障害が発生すると、(b)に示すように、一旦媒体補
充回収機2を移動させ、両者の接続点33を開放して搬
送不能な媒体20等を除去する。上記の説明による実施
例では、その後(c)に示すように、媒体補充回収機2
を再び該当する自動取引装置1Cに横付けし、接続点3
3を再接続した後、有高の確定処理を行っていた。
【0047】ところが、この場合には、図20の(a)
に示す状態から(b)に示す状態にし、更に(c)に示
す状態に復旧させるという手順が必要となる。しかしな
がら、このような手順はできるだけ省略し、早く自動取
引装置1Cの動作を開始させたい場合がある。この場合
には、図20(b)に示すような状態で、搬送路上の媒
体をそれぞれ各金庫に収容することもできる。この場合
には、図1に示した媒体補充回収機2の搬送路32上の
媒体は補充回収用金庫21Aの側に搬送し、自動取引装
置1の搬送路31側の媒体は全て入出金金庫13に戻す
ようにする。このような振り分けを行い、それぞれ媒体
の計数を行えば、媒体補充回収機と自動取引装置の再接
続作業を省略することもできる。
【0048】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例では、銀行の預貯金等に利用される入出金用の
自動取引装置について、その媒体補充回収を行う装置の
例を用いて説明したが、これは紙幣や硬貨の補充回収を
行う各種の自動機について適用が可能である。また、紙
幣等の現金以外に各種の有価証券についての管理を行う
装置にも適用が可能である。また、このような自動取引
装置や媒体補充回収機の動作制御は、上記実施例では、
全て図2に示した集中制御部3の制御によることとした
が、自動取引装置1や媒体補充回収機2にそれぞれ自己
を制御する制御部を設け、可能な範囲で個別に自己の動
作を制御し、媒体の全数量管理のみを集中制御部3が行
うような構成にしても差し支えない。
【0049】
【発明の効果】以上説明した本発明の媒体の搬送中断処
理方法は、媒体補充回収機と自動取引装置との間で媒体
の補充回収動作中に動作を中断した場合には、媒体補充
回収機の補充回収用金庫と自動取引装置の入出金金庫と
の間に設けた搬送路上の搬送可能な媒体を、入出金金庫
まで搬送して収納するようにしたので、障害の復旧等の
作業と、その後再開された補充回収作業を迅速に行うこ
とができる。
【0050】一方、動作が媒体補充回収機から自動取引
装置への補充動作の場合には、搬送路上にあって、搬送
不可能な媒体を、媒体補充回収機のリジェクト収納庫へ
収納し、また、動作が自動取引装置から媒体補充回収機
への回収動作の場合には、搬送路上にあって搬送不可能
な媒体を、自動取引装置のリジェクト収納庫へ収納した
ので、送り出す側の媒体量の管理をその金庫とリジェク
トカセットに収納された合計媒体量で確実に管理でき
る。また、媒体の有高計数によって係員が除去した媒体
の数量等も確認でき、媒体管理の確実性や不正防止に役
立つ。
【0051】搬送路上の全ての媒体を自動取引装置の入
出金金庫側に搬送するので、自動取引装置の媒体計数機
能を利用して、媒体を計数しながら入出金金庫に収容
し、迅速に有高確定ができる。搬送路上にあって搬送不
可能な媒体を、自動取引装置のリジェクト収納庫へ収納
すると、媒体補充回収機が早期に解放され、有高確定は
各自動取引装置側の責任にすることができ、管理が容易
になる。
【0052】また、自動取引装置に設けられた一時集積
部に搬送中の媒体を一時集積し、その後、これを計数し
ながら入出金金庫に収納するようにすれば、搬送路上に
残された媒体の計数を補充回収用金庫や入出金金庫に収
容された媒体の計数と別個に行うことが可能になり、有
高確定を迅速に処理できる。なお、搬送路上で搬送不能
な媒体は自動取引装置と媒体補充回収機の接続点を開放
して除去し、再び接続点を接続してから上記の処理を行
えばよい。
【0053】また、搬送路の接続点を復旧する操作が煩
雑な場合には、搬送路の接続点を境にしてそれぞれの側
で補充回収用金庫と入出金金庫に媒体を搬送して収容
し、媒体の有高を計数するようにしてもよい。また、計
数終了後、補充回収用金庫及び入出金金庫のいずれか一
方に収納されている媒体を搬送路に送り出し、検査対象
となる全搬送路を走行させて搬送状態を監視し、異常の
無い場合に動作を復旧させるようにすれば、確実な障害
復旧が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体の搬送中断処理方法説明図であ
る。
【図2】本発明のシステム外観斜視図である。
【図3】媒体の搬送路説明図である。
【図4】回収時障害復旧動作説明図(その1)である。
【図5】回収時障害復旧動作説明図(その2)である。
【図6】回収時障害復旧動作説明図(その3)である。
【図7】回収時障害復旧動作説明図(その4)である。
【図8】補充時障害復旧動作説明図(その1)である。
【図9】補充時障害復旧動作説明図(その2)である。
【図10】補充時障害復旧動作説明図(その3)であ
る。
【図11】補充時障害復旧動作説明図(その4)であ
る。
【図12】補充時障害復旧動作説明図(その5)であ
る。
【図13】補充時障害復旧動作説明図(その6)であ
る。
【図14】回収時障害復旧動作変形例(その1)であ
る。
【図15】回収時障害復旧動作変形例(その2)であ
る。
【図16】回収時障害復旧動作変形例(その3)であ
る。
【図17】回収時障害復旧動作変形例(その4)であ
る。
【図18】回収時障害復旧動作変形例(その5)であ
る。
【図19】回収時障害復旧動作変形例(その6)であ
る。
【図20】接続点再接続動作説明図である。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 媒体補充回収機 13,13A,13B,13C 入出金金庫 20 媒体 21,21A,21B 補充回収用金庫 31,32 搬送路 33 搬送路の接続点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 耕三 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 伊澤 裕司 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−11988(JP,A) 特開 平4−23094(JP,A) 特開 平4−116788(JP,A) 特開 平1−275350(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 7/00 - 13/00 G07F 19/00 G06F 17/60 - 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体の補充回収用金庫を有する媒体補充
    回収機の搬送路と、媒体の入出金金庫を有する自動取引
    装置の搬送路とを接続し、該両搬送路により前記媒体を
    補充及び回収のために搬送し、該搬送中の補充、回収動
    作の中断によって該両搬送路上に残る媒体の処理方法で
    あって、 前記両搬送路を駆動して該両搬送路上の搬送可能な全て
    の媒体を、前記自動取引装置に設けた一時集積部に集積
    すると共に、 該集積の前後のいずれかに前記全ての媒体を計数し、 前記集積した媒体を前記入出金金庫に収納することを特
    徴とする媒体の搬送中断処理方法。
  2. 【請求項2】 前記補充、回収動作が中断すると、前記
    補充回収用金庫内の媒体の有高を計数することを特徴と
    する請求項1記載の媒体の搬送中断処理方法。
  3. 【請求項3】 補充、回収動作を再開するときに、前記
    補充回収用金庫及び前記入出金金庫のいずれか一方に収
    納されている媒体を前記搬送路に送り出し、検査対象と
    なる全搬送路を走行させて、搬送状態を監視し、異常の
    無い場合に復旧することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の媒体の搬送中断処理方法。
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