JP2947461B2 - 自動機群管理装置 - Google Patents

自動機群管理装置

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JP2947461B2
JP2947461B2 JP6312583A JP31258394A JP2947461B2 JP 2947461 B2 JP2947461 B2 JP 2947461B2 JP 6312583 A JP6312583 A JP 6312583A JP 31258394 A JP31258394 A JP 31258394A JP 2947461 B2 JP2947461 B2 JP 2947461B2
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勲 宮家
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    • GPHYSICS
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    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
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    • G07D11/20Controlling or monitoring the operation of devices; Data handling
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銀行等の金融機関に設置
され、複数台の自動取引装置の群管理を行う自動機群管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行等の金融機関に設置される自
動取引装置(以後ATMと記す)は業務の省力化及び処
理時間の短縮等による顧客サービスの向上させるため
に、ATM内の取引媒体、例えば紙幣が過不足した場合
に紙幣の補充回収を自動で行える自動機群管理装置を備
えている。本出願人がすでに出願した特願平5−235
5号もその一つであり、自動機群管理装置には、紙幣を
収納したカセットをカセット棚に保管して置き、ATM
から紙幣が不足した情報を受け取ると、自走移動する媒
体補充回収機がATMからカセットを回収してカセット
棚に保管し、紙幣を一括して収納したカセットをカセッ
ト棚からATMまで搬送してカセットごとATMに補充
するものである。また、カセット自体は紙幣の有高を確
定する手段を有していないので、カセットに収納してあ
る紙幣の有高を確定する場合にはATMを使用してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動機群管理装
置にあっては、取引媒体を収納したカセットを保管して
置くカセット棚を必要とするので、装置が大型化して小
規模の営業店には設置できないという問題点があった。
また、カセットに収納してある取引媒体の有高を確定す
る場合にはATMを使用しているので、顧客取引の合間
に空いているATMを一時使用禁止状態にして、ATM
からカセットをカセット棚に搬送し、取引媒体の有高を
確定したいカセットをカセット棚からATMまで搬送し
て行わねばならず、有高の確定に大幅に時間を要すると
ともにATMを一時使用禁止状態にするので顧客サービ
スにも影響するという問題点もあった。本発明は、小型
化して小規模の営業店に設置でき、ATMを使用せずに
カセットに収納してある取引媒体の有高を確定できる自
動機群管理装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動機群管理装置は、自走移動する媒体補充
回収機を自動取引装置に位置づけ、自動取引装置に対し
て取引媒体の補充回収を行う自動機群管理装置におい
て、上記媒体補充回収機と上記自動取引装置とを連結し
て取引媒体を双方向に一枚毎搬送する連結搬送手段を備
える。 上記媒体補充回収機には、取引媒体を集積する媒
体集積手段と、該媒体集積手段に集積された集積媒体を
一枚毎補充媒体として繰り出す媒体繰出手段と、回収媒
体を取り込んで上記媒体集積手段に移す回収媒体取込み
手段とを有する媒体収納庫と、取引媒体の認識処理を行
う媒体認識処理手段と、上記媒体繰出手段により繰り出
された取引媒体を上記媒体認識処理手段に搬送する繰出
媒体搬送手段と、認識処理済みの取引媒体を補充媒体と
して上記媒体認識処理手段から上記連結搬送手段に搬送
する補充媒体搬送手段と、回収媒体を上記連結搬送手段
から上記回収媒体取込み手段に搬送する回収媒体搬送手
段と、認識処理済みの取引媒体を上記媒体認識処理手段
から上記回収媒体取込み手段に搬送する有高確定媒体搬
送手段と、取引媒体を上記媒体収納庫から繰出し、上記
媒体認識処理手段で認識処理を施し、上記媒体収納庫に
搬送することにより、上記媒体収納庫の取引媒体の有高
を確定する有高確定手段とを設ける。 上記媒体収納庫に
は、上記媒体認識処理手段で補充できないと認識処理さ
れたリジェクト媒体を取り込むリジェクト媒体取込み手
段と、リジェクト媒体を媒体認識処理手段からリジェク
ト媒体取込み手段に搬送するリジェクト媒体搬送手段を
設ける。
【0005】
【作用】上記のように構成された自動機群管理装置は自
動取引装置から取引媒体の過不足情報を入力すると、媒
体補充回収機を自動取引装置に位置づけ、連結手段によ
り媒体補充回収機と自動取引装置とを連結し、取引媒体
が「不足」の場合には媒体繰出手段、繰出媒体搬送手
段、媒体認識処理手段、補充媒体搬送手段、連結搬送手
段を介して媒体収納庫から自動取引装置に取引媒体を補
充媒体として補充し、自動取引装置内の取引媒体が
「過」の場合には連結搬送手段、回収媒体搬送手段、回
収媒体取込み手段を介して自動取引装置から媒体収納庫
に回収し、補充媒体として使用する。また、媒体収納庫
の取引媒体の有高を確定する場合には、有高確定手段が
媒体繰出手段、繰出媒体搬送手段、媒体認識処理手段、
有高確定媒体搬送手段、回収媒体取込み手段を介して媒
体収納庫から取引媒体を繰出し、認識処理を行い、再び
媒体収納庫に取り込んで媒体収納庫の取引媒体の有高を
確定する。従って本発明よれば、カセット群を保管する
カセット棚を不要とし、小規模の営業店に設置できると
ともに、媒体収納庫に収納してある取引媒体の有高を確
定する場合にはATMを使用せずに媒体補充回収機で確
定することができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。 [装置構成]図1は図2を側面から見た本発明の要部構
成を示す概略模式図、図2は実施例を示す外観斜視図で
あり、図3は図2の制御ブロック図である。小規模の営
業店に設置された複数台の自動取引装置1(以後ATM
1と記す)の背部には、ATM間を移動する媒体補充回
収機2と、ATM1からの情報に基づいて媒体補充回収
機2を移動させるとともに媒体補充回収機2を制御する
集中制御部3とが設けてある。
【0007】媒体補充回収機2には、図1、図2に示す
ように、駆動モータ等の駆動手段4が備えてあり、媒体
補充回収機2をレール6に沿って図1に示した車輪7で
移動する。また、集中制御部3には集中操作部8、表示
部9、プリンタ10が設けてあり、集中操作部8を操作
して媒体補充回収機2を任意のATM1に位置決めし、
ATM1、媒体補充回収機2間での取引媒体(以後紙幣
と記す)の補充回収を行い、さらに補充回収の結果、あ
るいは媒体補充回収機2が収納している紙幣の有高を計
数させた結果を表示部9に表示し、プリンタ10に出力
できる。
【0008】ATM1の内部には例えば特開平2−27
8397号公報に示すように紙幣を入出金する紙幣入出
金装置11が配置してあり、補充・回収ユニットを介し
て補充紙幣・回収紙幣を取り扱うことができる。本実施
例では補充・回収ユニットに相当するアダプタ12をA
TM1の背部に配置してある。アダプタ12は補充用搬
送路13、回収用搬送路14を有する。補充用搬送路1
3の端部は紙幣入出金装置11の媒体補充搬送路15に
接続してあり、回収用搬送路14の端部は紙幣入出金装
置11の媒体回収搬送路16に接続してある。媒体補充
搬送路15は補充紙幣を入出金ユニット17を介して紙
幣種別、即ち、万円券、千円券毎に金庫18、19に収
納する。媒体回収搬送路16は金庫18、19に紙幣を
収納しきれないとき、入出金ユニット17を介して金庫
18、19から所定量の紙幣を回収紙幣として媒体回収
搬送路16に搬送する。
【0009】媒体補充回収機2の内部には紙幣を収納す
る複数の媒体収納庫20(図1では上下に2個、1セッ
ト設けてある)、循環搬送路21、媒体認識処理手段2
2、補充用分岐搬送路23、回収用分岐搬送路24、ブ
レード切替手段25(図3参照)、ブレード26a〜2
6f、補充用連結ガイド部材27、回収用連結ガイド部
材28が設けてある。
【0010】各媒体収納庫20には媒体集積手段29、
補充紙幣を繰り出す媒体繰出手段30、ATM1から回
収紙幣を媒体収納庫20に取り込んで媒体集積手段29
に移す回収媒体取込み手段31、補充紙幣の中で補充不
可と媒体認識処理手段22に認識されたリジェクト紙幣
を媒体収納庫20に取り込むリジェクト媒体取込み手段
32とが設けてある。媒体集積手段29、回収媒体取込
み手段31、リジェクト媒体取込み手段32の詳細な構
造・動作については特公平6−73150号公報に記載
されてある。その構造は後で図9を用いて具体的に説明
する。
【0011】補充用搬送路13、回収用搬送路14、循
環搬送路21、補充用分岐搬送路23、回収用分岐搬送
路24は、図4に示すように媒体ガイド部材40、フィ
ードローラ41及びベルト42で構成された搬送路と、
図3に示した集中制御部3により制御されるパルスモー
タ等の駆動手段43とで構成されてある。循環搬送路2
1には媒体収納庫20の媒体繰出手段30、回収媒体取
込み手段31、リジェクト媒体取込み手段32、補充用
分岐搬送路23がブレード26a〜26fを介して接続
してある。又、循環搬送路21に沿って補充紙幣の鑑別
・種別・枚数等の認識処理を行う媒体認識処理手段22
が設けてある。媒体認識処理手段22は図3に示した集
中制御部3により制御されており、認識処理結果を集中
制御部3に出力する。
【0012】ブレード切替手段25は図示せぬ電磁ソレ
ノイド等で構成され、補充時、回収時、図3に示すよう
に集中制御部3により制御されてブレード26a〜26
fを切り替える。補充用連結ガイド部材27は、図4に
示すように、軸33aに軸支されたリンク機構33と電
磁ソレノイド34とを有する。リンク機構33の一端部
は補充用連結ガイド部材27に回動自在に軸支してあ
り、他端部は電磁ソレノイド34のコアに軸支してあ
る。電磁ソレノイド34は図3に示したドライブ回路3
5を介して集中制御部3により励磁・消磁される。補充
用連結ガイド部材27は電磁ソレノイド34が励磁され
ると、リンク機構33がバイアス用スプリング33bの
付勢力に抗して軸33aを中心に矢印A方向に回動し、
媒体補充回収機2の補充用分岐搬送路23をアダプタ1
2の補充用搬送路13に連結する。電磁ソレノイド34
が消磁されると、リンク機構33がバイアス用スプリン
グ33bの付勢力により矢印B方向に回動し、補充用搬
送路13から補充用連結ガイド部材27を引き離す。リ
ンク、電磁ソレノイドの代わりに歯車、モータを使用
し、歯車に噛み合うラックを補充用連結ガイド部材27
に設けてもよい。回収用連結ガイド部材28も補充用連
結ガイド部材27と同様の構成部材で構成されている。
【0013】本実施例では連結搬送手段が集中制御部
3、アダプタ12、補充用連結ガイド部材27、回収用
連結ガイド部材28、電磁ソレノイド34、ドライブ回
路35で構成される。また、本実施例の繰出媒体搬送手
段は集中制御部3、循環搬送路21の一部、ブレード切
替手段25(図3参照)、ブレード26aで構成され、
補充媒体搬送手段が、集中制御部3、循環搬送路21の
一部、補充用分岐搬送路23、ブレード切替手段25、
ブレード26fで構成される。
【0014】同様に、回収媒体搬送手段は集中制御部
3、循環搬送路21の一部、回収用分岐搬送路24、ブ
レード切替手段25、ブレード26b、26d、26e
で構成される。更に、リジェクト媒体搬送手段は集中制
御部3、循環搬送路21の一部、ブレード切替手段2
5、ブレード26a〜26e、リジェクト媒体取込み手
段32で構成され、有高確定媒体搬送手段は集中制御部
3、循環搬送路21の一部、ブレード切替手段25、ブ
レード26a〜26eで構成される。
【0015】[装置の動作]次に動作について説明す
る。図5〜図8は本実施例の動作を示すフローチャート
である。自動機群管理装置は立ち上げ動作を終了し、運
用状態にある。ステップS1で集中制御部3はATM1
から紙幣補充コマンドを受信したか否かをセンスしてお
り、受信したならばステップS2に進み、否ならばステ
ップS14に進む。ATM1の紙幣入出金装置11は金
庫18、19のニアエンドセンサで紙幣ニアエンド、即
ち、金庫18又は金庫19の紙幣が間もなく底をつく状
態か否かをセンスしており、センサが紙幣ニアエンドを
検出すると、ATM1は集中制御部3に紙幣補充コマン
ドと補充紙幣の種別とを送信する。
【0016】ステップS2で集中制御部3は紙幣補充コ
マンドを受信すると、ATM1に紙幣補充動作開始コマ
ンドを送信する。ステップS3で集中制御部3は媒体補
充回収機2の媒体収納庫20から紙幣エンド信号が出て
いるか否かを確認し、紙幣エンド信号が出ていれば紙幣
補充動作を終了し、否ならばステップS4に進む。
【0017】ステップS4で集中制御部3は媒体補充回
収機2を移動し、紙幣補充コマンドを出力したATM1
の背後に位置づける。ステップS5で集中制御部3は電
磁ソレノイド34を励磁して補充用連結ガイド部材27
をアダプタ12の補充用搬送路13に接続してATM1
と媒体補充回収機2とを連結する。
【0018】ステップS6で集中制御部3はブレード切
替手段25を介してブレード26a〜26fを切り替え
る。ステップS7で集中制御部3はATM1が補充開始
信号を出力しているか否かをセンスする。ステップS2
で紙幣補充動作開始コマンドを入力したATM1は紙幣
入出金装置に補充動作開始コマンドを出力する。紙幣入
出金装置11は内部モードを補充モードに切替えて補充
動作を開始する。紙幣入出金装置11が補充動作を開始
したところで集中制御部3に補充開始信号を出力する。
【0019】ステップS8で集中制御部3は循環搬送路
21のフィードローラを駆動するとともに、媒体収納庫
20内の補充紙幣を繰り出す媒体繰出手段30を介して
補充紙幣を循環搬送路21に繰り出す。ステップS9で
集中制御部3は媒体認識処理手段22を介し、繰り出さ
れた補充紙幣に真偽鑑別・種別の認識処理を施して補充
紙幣として使用できるか否かを判定させ、使用できるな
らばステップS10に進み、否ならばステップS13に
進む。
【0020】ステップS10で集中制御部3は紙幣をA
TM1に搬送する。ステップS11で集中制御部3はA
TM1から補充動作完了レスポンスをセンスしており、
補充動作完了レスポンスを受信するとステップS12に
進み、否ならばステップS8に戻る。ATM1は入出金
ユニット17を介して補充紙幣の種別、即ち、万円券、
又は千円券をそれぞれ金庫18、又は19に収納する。
紙幣入出金装置11は媒体認識処理手段22の出力に基
づいて演算を行い、金庫18、又は19に必要枚数の補
充が完了したか否かを検知する。補充が完了すると、A
TM1は補充枚数を付加したデータと補充動作完了レス
ポンスとを集中制御部3に送信する。
【0021】ステップS12で集中制御部3は電磁ソレ
ノイド34を消磁し、アダプタ12の補充用搬送路13
から補充用連結ガイド部材27を引き離してATM1と
媒体補充回収機2との連結を解除し、補充動作を終了す
る。ステップS13で集中制御部3はブレード切替手段
25を介してブレード28a〜28fを切り替え、その
紙幣をリジェクト紙幣として媒体収納庫20のリジェク
ト媒体取込み手段32に取り込ませ、ステップS8に戻
る。
【0022】ステップS14で集中制御部3はATM1
から紙幣回収コマンドを受信したか否かをセンスしてお
り、受信したならばステップS15に進み、否ならばス
テップS23進む。ATM1の紙幣入出金装置11は金
庫18、19のフルセンサで紙幣フル、即ち、金庫18
又は金庫19の紙幣が満杯か否かをセンスしており、フ
ルセンサが紙幣フルを検出すると、ATM1は集中制御
部3に紙幣回収コマンドを送信する。ステップS15で
集中制御部3は紙幣回収コマンドを受信すると、ATM
1に紙幣回収動作開始コマンドを送信する。
【0023】ステップS16で集中制御部3は媒体補充
回収機2の媒体収納庫20から紙幣フル信号が出ている
か否かを確認し、紙幣フル信号が出ていれば回収紙幣を
収納できる媒体収納庫20が無いとして紙幣回収動作を
終了し、否ならばステップS17に進む。ステップS1
7で集中制御部3は媒体補充回収機2を移動し、紙幣回
収コマンドを出力したATM1の背後に位置づける。
【0024】ステップS18で集中制御部3は電磁ソレ
ノイド34を励磁して回収用連結ガイド部材28をアダ
プタ12の回収用搬送路14に接続してATM1と媒体
補充回収機2とを連結する。ステップS19で集中制御
部3は媒体補充回収機2のブレード切替手段25を介し
てブレード26a〜26fを切り替えるとともに循環搬
送路21、回収媒体取込み手段31を駆動する。
【0025】ステップS20で集中制御部3はATM1
に回収動作開始コマンドを出力する。ATM1は回収動
作開始コマンドを入力すると、紙幣入出金装置11に回
収動作開始コマンドを出力する。紙幣入出金装置11は
内部モードを回収モードに切替えて回収動作を開始す
る。回収紙幣は紙幣入出金装置11内の鑑別部44で鑑
別・種別・枚数等の認識処理を施されて媒体補充回収機
2の媒体収納庫20に取り込まれる。ステップS21で
集中制御部3はATM1から回収動作完了レスポンスを
センスしており、回収動作完了レスポンスを受信すると
ステップS22に進む。ATM1は予め設定した所定量
の回収紙幣を送出したところで枚数を付加したデータと
回収動作完了レスポンスとを集中制御部3に送信する。
【0026】ステップS22で集中制御部3は電磁ソレ
ノイド34を消磁し、アダプタ12の回収用搬送路14
から回収用連結ガイド部材28を引き離してATM1と
媒体補充回収機2との連結を解除し、補充動作を終了す
る。尚、操作員により集中操作部から紙幣補充コマン
ド、紙幣回収コマンドを入力された場合も同様の動作を
行う。ステップS23で集中制御部3は集中操作部8か
ら精査コマンド、即ち、媒体収納庫に収納してある紙幣
の有高を確定するコマンドを受信したか否かをセンスし
ており、受信したならばステップS24に進み、否なら
ばステップS1に戻る。
【0027】ステップS24で集中制御部3はブレード
切替手段25を介してブレード26a〜26fを切り替
える。ステップS25で集中制御部3は媒体収納庫20
に精査する紙幣があるか否かを媒体収納庫20のセンサ
でセンスする。紙幣があればステップS26に進み、否
ならば精査動作を終了する。
【0028】ステップS26で集中制御部3は循環搬送
路21、媒体繰出手段30を駆動し、媒体収納庫20に
収納してある紙幣を繰り出す。ステップS27で集中制
御部3は媒体認識処理手段22を介して紙幣の鑑別・種
別・枚数等の認識処理を行う。このとき補充紙幣として
使用できるか否かを判定し、使用できるならばステップ
S28に進み、否ならばステップS29に進む。
【0029】ステップS28で集中制御部3は回収媒体
取込み手段31を介して認識処理済紙幣を未認識処理紙
幣とは分離して媒体収納庫20に収納し、ステップS2
5に戻る。ステップS29で集中制御部3はブレード切
替手段25によりブレード26a〜26fを切り替え、
リジェクト媒体取込み手段32を介して認識処理済紙幣
を未認識処理紙幣とは分離して媒体収納庫20に収納
し、ステップS25に戻る。
【0030】本実施例では連結手段を補充用と回収用と
に分けたが一つにして紙幣を双方向に一枚毎に搬送する
搬送機構に対してブレード切替手段によりブレードを切
り替えるようにしてもよい。また、連結ガイド部材を媒
体補充回収機に設けたがATMに設けてもよい。また、
集中制御部を媒体補充回収機内に設けてもよい。また、
本実施例では媒体補充回収機に媒体収納庫を上下、即ち
媒体補充回収機の自走移動方向に対して垂直な方向に2
個設け、媒体認識処理手段で媒体の真偽鑑別・種別・枚
数等の認識処理を行い、ATMとの間で取引媒体の補充
回収を行うようにしたが、さらに左右、即ち自走移動方
向に並行してもう1セット設けて一方でジャム等で補充
回収動作ができないとき、他方で補充回収動作を行うよ
うにしてもよい。
【0031】[媒体収納庫の構造]図9に、媒体収納庫
の具体例断面図を示す。図の(a)は媒体供給動作時に
おける媒体収納庫の縦断面図で、(b)は媒体回収時に
おける媒体収納庫の縦断面図を表す。図に示すように、
媒体収納庫20には、媒体集積手段29と、回収媒体取
込み手段31と、リジェクト媒体取込み手段32が設け
られる。媒体集積手段29の入口には、いくつかのロー
ラを組み合わせた媒体繰出手段30が設けられ、中央に
は取引媒体を集積するステージ51が設けられる。ま
た、このステージ51上に取引媒体が積み上げられたと
き、その量を検知するためにエンド検知機53、ニアエ
ンド検知機54及びフル検知機55が設けられている。
このように、ステージ51は媒体収納庫20の内部で上
下に移動し、集積される取引媒体が多いほどステージ5
1の位置が下に下がるように構成されている。上記検知
機53,54,55は、それぞれこのステージ51が存
在すると光を遮断され、これを電気信号に変換するセン
サから構成される。
【0032】回収媒体取込み手段31には、いくつかの
ローラから構成された回収媒体集積部61が設けられ
る。そして、回収媒体は、図に示す断面が「く」の字状
の左右一対構成のクランプ52の上に集積され、所定の
タイミングでステージ51上に移し変えられる。リジェ
クト媒体取込み手段32には、いくつかのローラから構
成されたリジェクト媒体集積部62が設けられる。先に
説明した認識不可能な取引媒体がこのリジェクト媒体集
積部62を経てプレート58の上に集積される。プレー
ト58の上方にはリジェクト媒体がいっぱいになったこ
とを検知するフル検知機56が設けられている。また、
更にその上方には回収媒体をクランプ52とともに支持
する仕切り板57が設けられている。この媒体収納庫2
0から媒体を繰り出す場合には、媒体繰出手段30を動
作させ、ステージ51上に積み上げられた媒体を1枚ず
つ分離して外部に送り出す。
【0033】一方、媒体を回収する場合は、(b)に示
すような動作を行う。まず、クランプ52はこの図に示
すように、状態Aから状態Bの位置にセットされ、媒体
が積み上げられると上昇して状態Cの位置に移動する。
その後、取引媒体をステージ51の上に乗せると、状態
Dとなり、再び降下して状態Aの位置に戻る。
【0034】一方、ステージ51はクランプ52の上に
媒体が集積されると、図の状態Eから状態F、状態Gま
で移動する。そして、クランプが状態Bから状態Cの位
置に上昇した後、クランプ52の下に状態Hに示すよう
に配置される。ここで、クランプCを開放し、状態Dの
ようにして、クランプ52に乗せられていた取引媒体が
ステージ51の上に乗せられる。その後、状態Hのステ
ージ51は上昇し状態Iの位置まで移動する。この移動
量は、上に積み上げられた媒体量に従う。
【0035】以上のようにして取引媒体は媒体繰出手段
30から繰り出され、あるいは回収媒体集積部61によ
って取り込まれる。そして、認識処理済みの紙幣は媒体
集積手段29あるいは回収媒体取込み手段31に収納さ
れ、認識のできない紙幣はこれらと分離してリジェクト
媒体取込み手段32に取り込まれる。こうして、認識済
みの取引媒体と認識されていない取引媒体とを分離して
計数し、媒体収納庫20に一括収納することができる。
【0036】[連結搬送手段の位置決めと連結検出]図
10は、連結搬送手段の具体例側面図である。上記のよ
うな連結搬送手段は、具体的にはこの図に示すような断
面構造とされる。図において、各一対のローラ71,7
4、72,75及び73,76は、それぞれ1本のベル
ト81,82,83を掛け渡して、図の各ローラに付し
た矢印に示すような方向に回転駆動される。これによっ
て、ベルト81と82に挟まれた搬送路を矢印A1の方
向に取引媒体が搬送される。また、ベルト82と83に
挟まれた搬送路を取引媒体が矢印A2の方向に搬送され
る。
【0037】また、ベルト81と82に挟まれた搬送路
を通り搬送されてきた取引媒体が図の一対構成のガイド
板84の間を通過し、矢印A6の方向に進んで自動取引
装置に補充される。一方、自動取引装置から回収された
取引媒体は矢印A7の方向に搬送され、一対構成のガイ
ド板85の間を通過し、ベルト82と83に挟まれた搬
送路を通って矢印A2方向に回収される。なお、ガイド
板84,85の部分で取引媒体に搬送力を与えるように
3個のローラ77,78,79が、それぞれローラに付
した矢印に示す方向に回転駆動されている。
【0038】なお、このような連結搬送手段は、全体と
して軸J1を中心に矢印A3あるいはA4方向に自由に
揺動する。更に、ガイド板84,85を設けた連結部の
先端部分は、軸J2を中心として矢印A5方向に自由に
揺動する。ガイド板84,85をこのように前後及び上
下方向に自由に揺動させることによって、後で説明する
連結搬送手段の連結部を正確に位置決めして連結でき
る。この目的のために図示しないフレームには図に示す
ように位置決めローラ91がアーム92を介して支持さ
れている。一方、自動取引装置側にはこの位置決めロー
ラ91を受け入れる位置決めガイド93が取り付けられ
ている。
【0039】図11には、連結搬送手段の主要部斜視図
を示す。上記位置決めローラ91や位置決めガイド93
等の構成をより明らかにするため、この図ではガイド板
84等を含めた連結部先端部分の斜視図を示した。ガイ
ド板84に設けられたスリット84Bには媒体を搬送す
る搬送力を与えるためのローラ77の一部が下方に突き
出している。ガイド板84の両側にはフレーム97が設
けられる。この図では、そのフレーム97にアーム92
を介して位置決めローラ91が支持されている。この位
置決めローラ91はアーム92の先端で自由に回転する
ように支持されている。位置決めガイド93に円滑に受
け入れられるようにするためである。また、アーム92
はフレーム97に強く動かないように固定されている。
【0040】一方、自動取引装置側には連結搬送手段の
ガイド板84先端部分を受け入れるガイド板84Aが設
けられている。更に、この位置決めローラ91と反対側
にあるフレーム97の先端には図の円内に拡大図を示し
たようなリミットスイッチ94が固定されている。そし
て、そのピン95は図の矢印A8方向に揺動することに
よってリミットスイッチ94をオンさせるように構成さ
れている。また、丁度このリミットスイッチ94を取り
付けた部分に対向するように自動取引装置側に連結検出
面96が設けられている。この連結検出面96に向かっ
て連結搬送手段が移動し、丁度連結が完了する適切な連
結状態になった場合には、リミットスイッチ94が連結
検出面96に対し、丁度ピン95が押されるような位置
付けをされる。これによって、リミットスイッチ94の
出力を監視して、連結搬送手段が正確に連結されたかど
うかを検出することが可能になる。このために、リミッ
トスイッチ94はフレーム97上で、連結検出面96を
考慮した所定の位置に連結検出面96と所定の距離が保
たれるように位置付けられる。
【0041】位置決めローラ91は、連結搬送手段の連
結動作が開始されると、まず位置決めガイド93の開口
部93Aに受け入れられる。このとき、位置決めローラ
91の位置が多少上下にずれていたとしても、位置決め
ガイド93に円滑に受け入れられるように、位置決めガ
イド93の開口部93Aは位置決めローラ先端部を十分
余裕を持って受け入れる広さに選定されている。一方、
位置決めローラ91を位置決めガイド93に挿入してい
き、連結を完了して合体した場合には、丁度位置決めロ
ーラ91を正確に位置決め保持するように、位置決めガ
イド93の取り付け位置が定められる。従って、位置決
めガイド93の最奥部93Bは位置決めローラ91の先
端部を正確に位置決めする広さあるいは間隔に選定され
る。
【0042】図12と図13には、連結検出と位置決め
手段の動作説明図を示す。図12は、連結前の状態を示
し、図13は連結後の状態を示す。即ち、図10に示す
ような状態で、矢印A4に示した向きに装置全体を回転
させ、ガイド板84を矢印A6方向に進出させると、位
置決めローラ91が位置決めガイド93に受け入れられ
る。そして、更にガイド板84を矢印A6方向に進める
と、位置決めガイド93によってガイド板84の上下方
向の位置が正確に位置決めされ、相手方のガイド板84
Aと連結される。図10に示したように、連結搬送手段
が上下に自由に揺動するため、位置決めローラ91の先
導に追従して正確な位置決めが達成される。
【0043】図14には、連結駆動手段側面図を示す。
上記のように、連結搬送手段を連結させたり、連結を解
除する動作をこの図に示すような機構により行う。図の
ように、連結搬送手段のフレーム97から先に説明した
ガイド板84や85の先端が突出している。このフレー
ム97の側面に長孔97Aが設けられている。アーム1
01のピン101Aは長孔97A内を自由にスライドで
きるように配置されている。アーム101は、ギヤ10
3に一体に固定され、ギヤ103の矢印A16方向の回
転により矢印A11方向に揺動するよう構成されてい
る。このような揺動により、フレーム97は矢印A17
方向に進み、先に説明した連結動作が行われる。
【0044】なお、ギヤ103はモータ102に対し
て、ギヤ104及びギヤ105を介して連結されてい
る。即ち、これらのギヤ103,104,105により
モータ102の駆動力が伝達されアーム101が揺動す
る。例えば、モータ102が矢印A13方向に回転する
と、ギヤ105が矢印A14方向に回転し、ギヤ104
が矢印A15方向に回転する。これにより、ギヤ103
が矢印A16方向に回転する構成となっている。一方、
フレーム97を矢印A17と反対方向に移動させて連結
解除動作を行う場合には、モータ102は矢印A13と
反対方向に回転する。以上の機構により、上下方向や遠
近方向のある程度ずれについて調整可能であるため、媒
体補充回収機と自動取引装置の設置の際に厳格な位置合
わせを施さなくとも、安全確実な媒体搬送が可能とな
る。
【0045】これらの機構は媒体補充回収機あるいは自
動取引装置に何らかの障害が発生した場合には、連結を
解除しなければならない。しかしながら、例えば媒体補
充回収機側に重大な障害が発生したような場合、上記ア
ーム101を揺動させるモータ102を円滑に駆動する
ことが難しいケースもある。このような場合に、連結搬
送手段を容易に切り離すことができるよう、この図14
に示すような機構が設けられる。
【0046】即ち、図に示すモータ102からギヤ10
3に駆動力を伝達する2個のギヤ105,104は、い
ずれも軸受け板107上に支持されている。そして、こ
の軸受け板107はもどしスプリング109によって矢
印A19方向に引張力を加えられている。装置が正常に
動作し、モータ102の駆動力がギヤ103に伝達され
る状態では、ソレノイド108が軸受け板107を矢印
A19と反対方向に引き付けている。一方、装置に何ら
かの異常が発生すると、ソレノイド108が軸受け板1
07を引く力を開放する。これによって、もどしスプリ
ング109が矢印A19方向にギヤ104,105を引
き戻し、ギヤ104とギヤ103とが離れる。こうし
て、ギヤ103はフリーの状態になる。一方、フレーム
97にはもどしスプリング110が連結され、矢印A1
2方向に引張力を加えている。従って、ギヤ103がフ
リーになると、フレーム97はこのもどしスプリング1
10によって、矢印A12方向に引き戻され、連結が解
除される。
【0047】[連結部の閉鎖と開放]図15には、スラ
イドアームとシャッタの説明図を示す。先に説明したよ
うに、何らかの障害が発生し、媒体補充回収機と自動取
引装置とを切り離す場合には、上記のように連結搬送手
段の連結を解除する。このとき、連結部から取引媒体が
脱落するようでは取引媒体の厳密な管理に支障を及ぼ
す。また、通常の運用中で連結していない場合でも、例
えば搬送路のリジェクト媒体除去のために搬送路のロー
ラを手回ししたときに連結部からの取引媒体が脱落する
おそれがある。この実施例は、そのような取引媒体の脱
落を防止するための機構である。
【0048】図15の(a)はスライドアームとシャッ
タの閉鎖状態における側面図、(b)は開放状態におけ
る側面図、(c)は主要部斜視図である。図に示すよう
に、上下のガイド板84には、それぞれ図に示すような
貫通孔111が設けられている。そして、この貫通孔1
11には(a)に示すシャッタ112の先端部112B
が挿入される構成となっている。シャッタ112は、図
に示すように、軸112Aを中心に矢印A27方向に揺
動するよう支持されている。
【0049】また、このシャッタ112の下方にはスラ
イドアーム113が長孔117に通したピン116によ
って支持されている。このスライドアーム113は長孔
117の作用によって矢印A25方向に自由にスライド
し、後で説明するように連結搬送手段の連結部の隙間に
先端113Aを突出させ、隙間長に応じて突出長を変化
させる構成となっている。スライドアーム113の基部
にはリンク115を介してシャッタ112が連結されて
いる。また、シャッタ112はスプリング114の作用
により常に矢印A26方向に力を受け、矢印A27方向
に揺動するように構成されている。
【0050】従って、何も外部から力を与えない状態で
は、(a)に示すように、スライドアーム113が図の
矢印A25方向にいっぱいに突出し、シャッタ112は
その先端部112Bをガイド板84の貫通孔111に挿
入し、ガイド板84の間を走行する取引媒体100の移
動を阻止する。従って、このような機構を連結部近傍に
設けることによって、取引媒体100はこの状態で外部
へ脱落しない閉鎖状態とされる。
【0051】次に、(b)は取引媒体が搬送できる開放
状態を示す。即ち、スライドアーム113が矢印A28
方向に押されると、これに従ってスライドし、リンク1
15を介してシャッタ112を矢印A29方向に揺動さ
せる。これによって、シャッタ112の先端部112B
がガイド板84から抜き去られ、自由に取引媒体が搬送
できる状態となる。
【0052】図16には、このようなスライドアームと
シャッタを媒体補充回収機側と自動取引装置側のガイド
板84,85Aに取り付けた例を示す。このように、取
引媒体が送り出される側のガイド板に上記のようなシャ
ッタを設けるのが効果的であるが、他のガイド板にも設
けて差し支えない。ここで、丁度図13に示すような正
常な連結が達成されていると、図15(b)に示すよう
に、スライドアーム113が押されてスライドし、シャ
ッタ112を開放状態にする。
【0053】一方、何らかの原因で、媒体補充回収機と
自動取引装置の間隔が離れた場合には、スライドアーム
113の先端が突出し、シャッタ112を揺動させてシ
ャッタ112を閉鎖状態にする。従って、媒体補充回収
機を自動取引装置から切り離して障害除去処理等を行う
場合には自動的に媒体排出のためのガイド板が閉鎖さ
れ、取引媒体の脱落が防止できる。なお、図10から図
16に示したような連結部の各構成部分は、媒体補充回
収機と自動取引装置のいずれの側に取り付けるようにし
てもよいことはいうまでもない。
【0054】以上のような連結搬送手段の構成により、
例えば連結搬送手段の連結動作時には位置決めローラ9
1が連結部を位置決めし、正確に連結を達成する。ま
た、連結検出面96をリミットスイッチ94が検出し、
連結距離等が適正かどうかの判定も行う。更に、例えば
何らかの原因で媒体補充回収機と自動取引装置との間隔
が広がったような場合に、上記リミットスイッチ94が
その状態を検出し、図14に示したソレノイド108を
駆動する。これによって、アーム101がフレーム97
を移動させ、自動的に搬送路の連結を解除する。
【0055】もちろん、その他の障害を検出した場合も
同様にソレノイド108を動作させ、搬送路の切離しを
行うことができる。更に、連結搬送手段の連結部が解除
された場合に、図15に示すスライドアームとシャッタ
がこれを検出し、搬送路を閉鎖状態にして取引媒体の脱
落を防止する。以上のように、上記の実施例の各機構
は、それぞれ相互に協力し作用し合って媒体補充回収機
の媒体補充動作を補佐し、あるいはその円滑な保守管理
を可能にする。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。自動取引装
置から取引媒体の過不足情報を入力すると、媒体補充回
収機を自動取引装置に位置づけ、連結手段により媒体補
充回収機と自動取引装置とを連結し、取引媒体が「不
足」の場合には媒体収納庫から自動取引装置に取引媒体
を補充し、自動取引装置内の取引媒体が「過」の場合に
は自動取引装置から媒体収納庫に回収し、補充媒体とし
て使用するようにしたので、自動機群管理装置を小型化
して小規模の営業店に設置できるとともに取引媒体の補
充回収処理時間の短縮等により顧客サービスを向上させ
る。
【0057】また、リジェクト媒体を取り込むリジェク
ト媒体取込み手段を媒体収納庫に設けたことにより、回
収した取引媒体を補充媒体として使用する場合、破損し
た媒体や汚れた媒体を顧客に使用させることを防止す
る。また、媒体補充回収機の媒体収納庫内にある取引媒
体の有高を確定する際には媒体認識処理手段により鑑別
・種別・枚数等の認識処理を行って取引媒体の有高を確
定することができるので媒体収納庫の取引媒体の有高を
確定するのに時間を要せず、業務の省力化を向上させ
る。なお、連結搬送手段にリミットスイッチや位置決め
ローラ、もどしスプリング、シャッタ等の機構を設ける
ことにより、安全に効率的に装置の保守管理が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部構成を示す概略模式図である。
【図2】実施例を示す外観斜視図である。
【図3】図2の制御ブロック図である。
【図4】実施例の連結手段を示す概略断面図である。
【図5】実施例の動作を示すフローチャート(1)であ
る。
【図6】実施例の動作を示すフローチャート(2)であ
る。
【図7】実施例の動作を示すフローチャート(3)であ
る。
【図8】実施例の動作を示すフローチャート(4)であ
る。
【図9】媒体収納庫の具体例断面図である。
【図10】連結搬送手段の具体例側面図である。
【図11】連結搬送手段の主要部斜視図である。
【図12】連結検出と位置決め手段動作説明図(その
1)である。
【図13】連結検出と位置決め手段動作説明図(その
2)である。
【図14】連結駆動手段の側面図である。
【図15】スライドアームとシャッタの説明図である。
【図16】シャッタの取付け位置説明図である。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 媒体補充回収機 20 媒体収納庫 22 媒体認識処理手段
フロントページの続き (72)発明者 中野 敏広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−137081(JP,A) 特開 昭62−274492(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 G07D 13/00 G07F 19/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走移動する媒体補充回収機を自動取引
    装置に位置づけ、自動取引装置に対して取引媒体の補充
    回収を行う自動機群管理装置において、 上記媒体補充回収機と上記自動取引装置とを連結して取
    引媒体を双方向に一枚毎搬送する連結搬送手段を備え、 上記媒体補充回収機には、 取引媒体を集積する媒体集積手段と、該媒体集積手段に
    集積された集積媒体を一枚毎補充媒体として繰り出す媒
    体繰出手段と、回収媒体を取り込んで上記媒体集積手段
    に移す回収媒体取込み手段とを有する媒体収納庫と、 取引媒体の認識処理を行う媒体認識処理手段と、 上記媒体繰出手段により繰り出された取引媒体を上記媒
    体認識処理手段に搬送する繰出媒体搬送手段と、 認識処理済みの取引媒体を補充媒体として上記媒体認識
    処理手段から上記連結搬送手段に搬送する補充媒体搬送
    手段と、 回収媒体を上記連結搬送手段から上記回収媒体取込み手
    段に搬送する回収媒体搬送手段と、 認識処理済みの取引媒体を上記媒体認識処理手段から上
    記回収媒体取込み手段に搬送する有高確定媒体搬送手段
    と、 取引媒体を上記媒体収納庫から繰出し、上記媒体認識処
    理手段で認識処理を施し、上記媒体収納庫に搬送するこ
    とにより、上記媒体収納庫の取引媒体の有高を確定する
    有高確定手段とを設け上記媒体収納庫には、 上記媒体認識処理手段で補充できないと認識処理された
    リジェクト媒体を取り込むリジェクト媒体取込み手段
    と、リジェクト媒体を媒体認識処理手段からリジェクト
    媒体取込み手段に搬送するリジェクト媒体搬送手段を設
    けたことを特徴とする自動機群管理装置。
  2. 【請求項2】 上記媒体収納庫は媒体補充回収機の自走
    移動方向に対して垂直な方向に2個配置した ことを特徴
    とする請求項1記載の自動機群管理装置。
  3. 【請求項3】 上記自走移動方向に対して垂直な方向に
    2個配置した媒体収納庫を自走移動方向に2列配置した
    ことを特徴とする請求項2記載 の自動機群管理装置。
  4. 【請求項4】 上記連結搬送手段は上記自動取引装置の
    背部に配置したアダプタと上記媒体補充回収機に搭載さ
    れて上記補充媒体搬送手段に連結するとともに該アダプ
    タに連結する連結ガイド部材とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の自動機群管理装置。
  5. 【請求項5】 自走移動する媒体補充回収機を自動取引
    装置に位置づけ、自動取引装置に対して取引媒体の補充
    回収を行う自動機群管理装置において、 媒体補充回収機と自動取引装置とを連結して取引媒体を
    双方向に搬送する連結搬送手段を備え、 この連結搬送手段の、自由に揺動する連結部先端には、 上記媒体補充回収機と自動取引装置が連結を完了したと
    き合体する、位置決めローラと位置決めガイドとが設け
    られ、 上記位置決めローラは、上記媒体補充回収機と自動取引
    装置のいずれか一方の側に設けられ、 上記位置決めガイドは、他方の側に設けられて、その開
    口部は上記位置決めローラ先端部を十分余裕を持って受
    け入れる広さに選定され、最奥部は、上記位置決めロー
    ラを正確に位置決め保持する広さに選定されていること
    を特徴とする自動機群管理装置。
  6. 【請求項6】 自走移動する媒体補充回収機を自動取引
    装置に位置づけ、自動取引装置に対して取引媒体の補充
    回収を行う自動機群管理装置において、 媒体補充回収機と自動取引装置とを連結して取引媒体を
    双方向に搬送する連結搬送手段を備え、 この連結搬送手段を連結させてから連結を解除するま
    で、当該連結搬送手段の連結部を所定位置に支持するア
    ームと、 連結動作中及び連結解除動作中に、ギヤを介して駆動力
    を伝達し、上記アームを連結解除位置と連結位置との間
    で往復動させるアーム駆動部と、 障害発生時、上記ギヤを切り離す切り離し機構と、 ギヤの切り離しによりフリーになった上記アームを上記
    連結位置から連結解除位置まで引き戻すもどしスプリン
    グ機構とを備えたことを特徴とする自動機群管理装置。
  7. 【請求項7】 自走移動する媒体補充回収機を自動取引
    装置に位置づけ、自動取引装置に対して取引媒体の補充
    回収を行う自動機群管理装置において、 媒体補充回収機と自動取引装置とを連結して取引媒体を
    双方向に搬送する連結搬送手段を備え、 この連結搬送手段には、 その搬送路上で、搬送路を開放した開放状態と、上記取
    引媒体の搬送を遮断する閉鎖状態のいずれかの状態をと
    るシャッタと、 上記連結搬送手段の連結部の隙間に突出して、連結部の
    隙間長に応じて上記突出長を変化させる隙間検出用のス
    ライドアームと、 上記スライドアームとシャッタとを連結し、上記連結部
    の隙間長が狭いときは上記シャッタを開放状態にし、所
    定値以上広がったときは上記シャッタを閉鎖状態にする
    リンクを備えたことを特徴とする自動機群管理装置。
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