JP2597603B2 - 紙幣自動支払い装置 - Google Patents

紙幣自動支払い装置

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JP2597603B2
JP2597603B2 JP62252475A JP25247587A JP2597603B2 JP 2597603 B2 JP2597603 B2 JP 2597603B2 JP 62252475 A JP62252475 A JP 62252475A JP 25247587 A JP25247587 A JP 25247587A JP 2597603 B2 JP2597603 B2 JP 2597603B2
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勲 宮家
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金融機関の店舗等に設置される紙幣自動支払
い装置に関するもので、特に複数の紙幣収納部を持つ金
庫を備えた紙幣自動支払い装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は二金種の紙幣の支払いが可能な従来の紙幣自
動支払い装置の概略側断面図で、図において1は装置の
筐体、2は該筐体1の正面に設けられた出金口、3は同
じく筐体1の背面に設けられた後部扉、4は筐体1内に
設けられた支払い機構部である。
この他、図示していないが筐体1の正面には、顧客に
暗証番号や支払い要求金額等の入力操作を行わせるため
の複数のキーから成る入力操作部、顧客の入力操作の誘
導表示や情報表示等を行う表示部等が設けられており、
筐体内1には前記表示部の表示に対応する音声を出力す
る音声発生機、カードリーダ/ライタ(以下カードR/
W)、レシート印字機、電源機構、及び装置全体を制御
する制御部等が設けられている。
一方、前記支払い機構部4は以下の5〜14の構成要素
を備えている。
すなわち、5は前記出金口2に開閉可能に設けられた
シャッタで、このシャッタ5の近傍には紙幣集積用のス
テージ6が配置されており、このステージ6は通常の水
平の状態に配置されていて、必要に応じて一端を中心に
下方へ回動し得るようになっている。
7は前記ステージ6の一端に配置された集積用ロー
ラ、8は出金用の紙幣を収納した第一の金庫、9は同じ
く出金用の紙幣を収納した第二の金庫で、ここでは第一
の金庫8を千円用金庫、第二の金庫9を万円用金庫とし
て、この両金庫8,9は前記後部扉3側に上下二段に配置
され、各々後部扉3を開いた後支払い機構部4の後方へ
引き出して取り外せるようになっている。
10は前記千円用金庫8の紙幣繰り出し口に設けられた
繰出手段、11は前記万円用金庫9の紙幣繰り出し口に設
けられた繰出手段で、この両繰出手段10,11は各々千円
用金庫8または万円用金庫9から紙幣を繰り出すピック
アップローラ、このピックアップローラにより繰り出さ
れた紙幣を後述する搬送路に送り出すフィードローラ、
及び紙幣が二枚以上繰り出された場合に第二枚目以下の
紙幣を送り戻すリバースローラ等により構成されてい
る。
12a,12b,12cは紙幣を挟持して搬送する搬送ベルト及
びローラ等から成る搬送路で、前記繰出手段10と集積用
ローラ7は搬送路12aと12cとで結ばれ、また繰出手段11
と集積用ローラ7は搬送路12bと12cとで結ばれている。
13は前記ステージ6の直下に配置されたリジェクト金
庫、14は紙幣のFULL状態を検出するためにリジェクト金
庫13上部の開口部側に配置されたフルセンサであり、こ
こで前記リジェクト金庫13は支払い機構部4の側方から
取り外すことができるようになっているが、実際の運用
において支払い機構部4からのリジェクト金庫13の取り
外しは、後部扉3を開いて支払い機構部4を筐体1の後
方へ引き出した後に行うものとなっている。
尚、図示していないが前記支払い機構部4の搬送路12
a〜12cには紙幣の搬送状態を監視するセンサ、及び紙幣
の金種鑑別や計数等を行う鑑別部が設けられており、こ
れらのセンサや鑑別部及び図示しない操作部等からの情
報に基づいて前記シャッタ5、ステージ6、繰出手段1
0,11及び搬送路12a〜12c等の動作が図示しない制御部に
より制御されるようになっている。
次に、上述した構成の動作を簡単に説明する。
まず、顧客が図示しないカード挿入口からカードを挿
入して、操作部のキーを押下することにより、暗証番号
や支払い要求金額等の情報を入力すると、千円用金庫8
及び万円用金庫9から各々繰出手段10,11により紙幣が
一枚づつ分離されて順に繰り出され、繰り出された紙幣
は搬送路12a〜12cにより搬送されて集積用ローラ7によ
りステージ6上に集積される。
そして、ステージ6上に顧客が要求した金属及び枚数
の紙幣が集積され、図示しないレシート印字機構から取
引内容の明細が印字されたレシートが前記の紙幣上に送
られてくると、図示しない手段によりシャッタ5が開
き、出金口2から顧客にステージ6上の紙幣を取り出さ
せる。
一方、前記搬送路12a〜12cにおいて、紙幣の搬送異常
が検出された場合、あるいは金種鑑別や計数不能な紙幣
があった場合、これらの異常紙幣がステージ6上に集積
された後、図示しない手段によりステージ6が下方に回
転し、既に集積されていた正常紙幣と共に前記異常紙幣
がリジェクト金庫13内に落下して収納される。
その後、ステージ6は元の水平な姿勢に戻され、再度
紙幣の繰り出し,搬送,及びステージ6上への集積が行
われて、レシート印字機構から取引内容の明細が印字さ
れたレシートが前記の紙幣上に送られてくると、前記と
同様に顧客に支払われる。
また、シャッタ5が開いても顧客による紙幣の取り出
しが行われなかった場合、つまり顧客が紙幣を取り忘れ
た場合は、一定時間経過後シャッタ5が閉じ、ステージ
6が下方に回転して、取り忘れの紙幣がリジェクト金庫
13内に収納される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来の紙幣自動支払い装置で
は、千円用金庫と万円用金庫及びリジェクト金庫が各々
独立に設けられていて、装置稼働時や精査時等にこれら
三個の金庫を個々に着脱しなければならないので操作性
が悪く、かつ各金庫を一括して運搬することも困難であ
るので、運搬性も良くないという問題があり、また支払
い処理途中において鑑別部等で異常紙幣が検出される
と、この異常紙幣と共に一時貯留部であるステージ上に
集積されている正常紙幣までリジェクト金庫にリジェク
トされてしまうため資金効率が悪化するばかりでなく、
その後最初から支払い処理動作を行うため、取引時間が
長くかかるという問題もあった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、金庫の操作性及び運搬性が良く、かつ鑑別部等で
異常紙幣が検出された場合でも資金効率が悪化せず、し
かも取引時間を短縮できる優れた紙幣自動支払い装置を
実現することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明の紙幣自動支払い装
置は、顧客に対して紙幣を支払いための出金口と、出金
用の紙幣を収納する複数の収納部を水平方向に直線状に
配列して一体構造とした着脱自在な複合金庫と、当該装
置が収納される筐体内に設けられ、前記複合金庫の着脱
の際に開閉される内部扉、及びこの内部扉に連動し、内
部扉が閉じたとき前記複合金庫全体を上昇させると共
に、内部扉が開いたとき前記複合金庫全体を下降させる
リンクから成るリフト手段と、このリフト手段により複
合金庫を上昇させたときその複数の収納部からそれぞれ
紙幣を一枚づつ分離して繰り出せるように各収納部に対
応して配置された繰出手段と、支払いに供すべき正常な
紙幣を一時的に集積貯留する一時貯留部と、顧客が取り
忘れた支払い用の紙幣及び支払いに供さない異常が検出
された紙幣等を収納するためのリジェクト金庫と、前記
繰出手段により繰り出された紙幣を前記一時貯留部へ搬
送する第一の搬送路と、前記繰出手段により繰り出され
た紙幣の金種の識別や異常の有無の検出及び正常紙幣の
計数等を行うために前記第一の搬送路の途中に配置され
た鑑別部と、この鑑別部と前記一時貯留部との間の第一
の搬送路の途中に配置された紙幣搬送方向切り替え用の
ブレードと、このブレードの位置で第一の搬送路から分
岐し前記リジェクト金庫に至るように配置された第二の
搬送路と、前記一時貯留部に集積貯留された紙幣を挟持
して前記出金口へ搬送すると共に顧客が取り忘れた支払
い用の紙幣を前記出金口からリジェクト金庫へ搬送する
第三の搬送路とを有する支払い機構部を備えていること
を特徴とする。
〔作用〕
上述した構成による本発明の紙幣自動支払い装置で
は、繰出手段により複合金庫の収納部から繰り出されて
鑑別部で正常と鑑別された紙幣は一時貯留部に搬送され
て集積され、また鑑別不能や計数不能あるいは異常が検
出された紙幣は第一の搬送路の途中でブレードの案内に
より第二の搬送路に送り込まれてリジェクト金庫内に収
納される。
そして予め顧客が要求した金種及び枚数の紙幣が一時
貯留部に集積されると、その紙幣が第三の搬送路により
挟持されて出金口まで搬送されて顧客に支払われるが、
このとき顧客が取り忘れた場合は、紙幣が第三の搬送路
により逆方向に搬送されてリジェクト金庫に収納され
る。
従って、これによれば支払い用の紙幣を収納する金庫
は複数の収納部を持つ複合金庫1個となって、装置稼働
時や精査時等に着脱する金庫の数が減るため、従来に比
べて着脱の操作性が向上すると共に、リジェクト金庫に
収納する紙幣は鑑別部で鑑別不能等や異常が検出された
紙幣及び顧客が取り忘れた紙幣のみとなるので従来のよ
うな資金効率の悪化を招くこともなく、かつ支払い処理
途中において鑑別不能等や異常紙幣が検出された場合で
も従来のように最初から支払い処理動作をやり直す必要
がなくなるので、取引時間も短縮されることになる。
〔実 施 例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による紙幣自動支払い装置の一実施例
を示す概略側断面図で,図において15は装置の筐体、16
は該筐体15の正面に設けられた出金口、17は同じく筐体
15の正面に設けられたカード挿入口、18は筐体15の背面
に設けられた後部扉、19は筐体15内に設けられた支払い
機構部、20は同じく筐体15内に設けられたカードリーダ
プリンタ部(以下CRP部)であり、ここで支払い機構部1
9は以下に述べる21〜41の構成要素を備えている。
すなわち、21は前記出金口16に開閉可能に設けられた
シャッタ、22は出金用の紙幣を収納する複合金庫で、こ
の複合金庫22は第一の収納部23と第二の収納部24とを直
線状の配列となるように一体化することにより構成され
ており、本実施例においては第一の収納部23に千円紙幣
を収納するものとし、また第二の収納部24に万円紙幣を
収納するものとしている。
25は前記複合金庫22を支払い機構部に対して着脱する
際に開閉させる内部扉、26は該内部扉25に連動するリン
クで、この両者を図示しない金庫指示フレームと共に複
合金庫22を上下動させる金庫リフト手段を構成してお
り、前記内部扉25を閉じるとリンク26により金庫支持フ
レームを介して複合金庫22は上方へ持ち上げられ、また
内部扉25を開くとリンク26により金庫支持フレームを介
して複合金庫22は下方へ降ろされるようになっている。
尚、内部扉25は前記筐体15の後部扉18を開いた状態で
開閉させるもので、内部扉25を開いたとき複合金庫22が
支払い機構部19に対して着脱できるものとなっている。
また、図では内部扉25を支払い機構部19の後面側下部
に設けているが、二点鎖線で示したように内部扉25を支
払い機構部19の正面側下部に設けてリンク26を連動させ
るようにしてもよく、この場合筐体15の正面に前部扉27
を設けて、この正面側から複合金庫22を着脱させるよう
にすればよい。
28は前記複合金庫22における第一の収納部23の紙幣繰
り出し口に設けられた繰出手段、29は複合金庫22におけ
る第二の収納部24の紙幣繰り出し口に設けられた繰出手
段で、この両繰出手段28,29は各々第一の収納部23また
は第二の収納部24から紙幣を繰り出すピックアップロー
ラ、このピックアップローラにより繰り出された紙幣を
後述する搬送路に送り出すフィードローラ、及び紙幣が
二枚以上繰り出された場合に第二枚目以下の紙幣を送り
戻すリバースローラ等により構成されている。
30は正常紙幣のみを集積する紙幣集積用の第一のステ
ージ、31は該第一のステージ30の直上に配置されたレシ
ート集積用の第二のステージで、この両ステージ30と31
は本実施例における一時貯留部32を成し、ここで第一の
ステージ30は図示しない駆動手段により実線の位置Aか
ら一点鎖線で示した位置Bへ退避できるようになってお
り、また第二のステージ31は後述する第二の搬送路を成
す上部搬送ベルトの回動を妨げないように所定の隙間を
持つ構造となっている。
33は紙幣を挟持して搬送する搬送ベルト及びローラ等
から成る第一の搬送路で、この第一の搬送路33の始端は
前記繰出手段28と結ばれ、繰出手段29を経由して終端が
前記第一のステージ30の一端に延在するように配置され
ている。
34は前記繰出手段28及び29により複合金庫22から繰り
出される紙幣の金種の鑑別,斜行や重送等の異常の有無
の検出,及び計数等を行う鑑別部で、この鑑別部34は前
記第一の搬送路33の所定の位置に配置されている。
35は前記一時貯留部32の下部後方に配置されたリジェ
クト金庫で、このリジェクト金庫35は支払い機構部19の
側方から取り外すことができるようになっているが、実
際の運用において支払い機構部19からのリジェクト金庫
35の取り外しは、後部扉18を開いて支払い機構部19を筐
体15の後方へ引き出した後に行うものとなっている。
36は前記一時貯留部32と鑑別部34との間の第一の搬送
路33の途中に配置された紙幣搬送方向切り替え用の回動
可能なブレード、37はこのブレード36の位置で第一の搬
送路33から分岐して前記リジェクト金庫35に至るように
設けられた第二の搬送路である。
38は第三の搬送路で、この第三の搬送路38は、下部搬
送ベルト39と上部搬送ベルト40とで構成されており、こ
こで下部搬送ベルト39は一時貯留部32の直下においてそ
の一端が前記シャッタ21の近傍に位置しかつ他端がリジ
ェクト金庫35上に位置するように配置され、また上部搬
送ベルト40はシャッタ21側の一端を支点として回動でき
るようになっていて、下部搬送ベルト39との間に紙幣を
挟持して前後双方に搬送できるようになっている。
41は前記一時貯留部32における第二のステージ3の一
側に配置されたレシート搬送路である。
以上により支払い機構部19が構成されている。
一方、CRP部20は以下に述べる42〜47の構成要素を備
えている。
すなわち、42はカード43から顧客を特定する識別情報
や口座情報等を読み取ったり、あるいは所定の情報を書
き込んだりするためのカードR/W、44は連続した未印字
のレシート用紙と取引記録保存用のジャーナル用紙とよ
り成る伝票、45は印字後CRP部20から支払い機構部19に
送られるレシート、46はこの伝票44に印字を行う印字ヘ
ッドとその駆動系等から成るレシート印字機、47は印字
後のジャーナル用紙を巻き取るジャーナル用紙巻き取り
部である。
尚、図示していないが筐体15の正面には、顧客に暗証
番号や支払い要求金額等の入力操作を行わせるための複
数のキーから成る入力操作部、顧客の入力操作の誘導表
示や情報表示等を行う表示部等が設けられており、また
筐体15内には前記表示部の表示に対応する音声を出力す
る音声発生機等が設けられている。
第2図は上述した紙幣自動支払い装置のブロック図
で、図において48は複合金庫22の第一の収納部23と第二
の収納部24に収納された紙幣のそれぞれの金庫を検出す
る収納金種検出センサであり、この収納金種検出センサ
48は支払い機構部19に含まれている。
48は装置全体を制御する制御部で、すなわちこの制御
部49は前記の図示しない入力操作部、鑑別部34、カード
R/W42及び収納金種検出センサ48等からの情報に基づい
て前記シャッタ21、繰出手段28,29、一時貯留部32にお
ける第一及び第二のステージ30及び31、第一搬送路33、
ブレード36、第二及び第三の搬送路37及び38、レシート
搬送路42、レシート印字機46、ジャーナル用紙巻き取り
部47等の動作を制御するようになっている。
次に、上述した構成の作用について説明する。
まず、顧客がカード挿入口17からカード43を挿入し
て、図示しない操作部のキーを押下することにより、暗
証番号や支払い要求金額等の情報を入力すると、複合金
庫22の第一の収納部23及び第二の収納部24から各々繰出
手段28,29により紙幣が一枚づつ分離されて順に繰り出
され、繰り出された紙幣は第一の搬送路33により鑑別部
34へ搬送され、この鑑別部34で金種の鑑別及び重送や斜
行等の有無の検出が行われる。
その結果、金種に間違いがなくかつ異常が検出されな
かった正常な紙幣は計数が行なわれた後、更に第一の搬
送路33によりその終端まで搬送されて、該終端から一時
貯留部32の第一のステージ30上に送り込まれて集積され
る。このとき第三の搬送路38の上部搬送ベルト40は予め
上方に回動し下部搬送ベルト39に対して開いている。
一方、前記鑑別部34で金種鑑別不能とされた紙幣や異
金種と鑑別された紙幣及び計数不能や重送や斜行等の異
常が検出された紙幣があった場合、これらの異常紙幣は
その後第一の搬送路33により一時貯留部32に向かって搬
送されていく途中で、ブレード36により第二の搬送路37
に送り込まれ、この第二の搬送路37によりリジェクト金
庫35内に落とされて収納される。
このようにして、正常な紙幣のみが一時貯留部32の第
一のステージ30上に集積され、一時貯留される。
そして、第一のステージ30上に顧客が要求した金額及
び枚数の紙幣が集積されると、当該取引内容の明細がレ
シート印字機46により伝票44に印字され、その後この伝
票44の印字されたレシート45が図示しないカッタにより
切断されてレシート搬送路41に送り込まれると、レシー
ト45は該レシート搬送路41により搬送されて一時貯留部
32の第二のステージ31上に送り込まれる。
ここで第三の搬送路38の上部搬送ベルト40は下方に回
動して閉じ、下部搬送ベルト39に当接するが、これと同
時に前記第一のステージ30がAの位置からBの位置に下
がって退避し、この一連の動作により第一のステージ30
上の紙幣と共に第二のステージ31上のレシート45が下部
搬送ベルト39と上部搬送ベルト40とで挟持され、その後
この両搬送ベルト39,40により紙幣とレシート45が出金
口16まで搬送されると図示しない手段によりシャッタ21
が開き、出金口2から顧客にレシート45と共に紙幣が支
払われる。
また、シャッタ21が開いても顧客による紙幣の取り出
しが行われなかった場合、つまり顧客が紙幣を取り忘れ
た場合は、一定時間経過後第三の搬送路38の両搬送ベル
ト39,40により紙幣とレシート45が前記と逆の方向に搬
送され、その他端からリジェクト金庫35内に落とされて
収納されると共に、シャッタ21が閉じる。
尚、上述した実施例では複合金庫22の第一の収納部23
に千円紙幣を、また第二の収納部24に万円紙幣を収納す
るものとして説明したが、両収納部に同一金種の紙幣を
収納して用いることも可能である。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、支払い用の紙幣を収納
する金庫は複数の収納部を持つ複合金庫一個として一体
化しているため、装置稼働時や精査時等に着脱する金庫
は複合金庫とリジェクト金庫の二個となり、従来に比べ
て金庫の数が減るため、金庫着脱の操作性及び金庫の運
搬性が向上するという効果が得られる。
また、前記複合金庫を着脱に際して上昇,下降させる
ためのリフト手段を、複合金庫の着脱の際に開閉する扉
と、この扉の開閉に連動するリンクとで構成しているた
め、モーターやその回転を伝達する複雑な機構、更には
その制御系を要することなく、簡単な機構で複合金庫を
上昇,下降させることができるという効果も得られる。
また、鑑別部で鑑別不能や異常等が検出された紙幣は
ブレードにより搬送方向を切り替えてリジェクト金庫に
直接収納できるようにすると共に、リジェクト金庫に収
納する紙幣は前記鑑別不能や異常等が検出された紙幣及
び顧客が取り忘れた紙幣のみとしているので従来のよう
な資金効率の悪化を招くこともなく、かつ支払い処理途
中において鑑別不能等や異常紙幣が検出された場合でも
従来のように最初から支払い処理動作をやり直す必要が
なくなるので、取引時間も短縮できるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による紙幣自動支払い装置の一実施例を
示す概略側断面図、第2図は同装置のブロック図、第3
図は従来の紙幣自動支払い装置を示す概略側断面図であ
る。 16:出金口、19:支払い機構部 20:CRP部、21:シャッタ 22:複合金庫、25:内部扉 26:リンク、28,29:繰出手段 32:一時貯留部、33:第一の搬送路 34:鑑別部、35:リジェクト金庫 36:ブレード、37:第二の搬送路 38:第三の搬送路、42:カードR/W 46:レシート印字機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 保夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 本井 信広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−226297(JP,A) 特開 昭57−93852(JP,A) 特開 昭62−205941(JP,A) 実開 昭62−133544(JP,U) 実開 昭59−74467(JP,U) 特公 昭49−3940(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客に対して紙幣を支払うための出金口
    と、 出金用の紙幣を収納する複数の収納部を水平方向に直線
    状に配列して一体構造とした着脱自在な複合金庫と、 当該装置が収納される筐体内に設けられ、前記複合金庫
    の着脱の際に開閉される内部扉、及びこの内部扉に連動
    し、内部扉が閉じたとき前記複合金庫全体を上昇させる
    と共に、内部扉が開いたとき前記複合金庫全体を下降さ
    せるリンクから成るリフト手段と、 このリフト手段により複合金庫を上昇させたときその複
    数の収納部からそれぞれ紙幣を一枚づつ分離して繰り出
    せるように各収納部に対応して配置された繰出し手段
    と、 支払いに供すべき正常な紙幣を一時的に集積貯留する一
    時貯留部と、 顧客が取り忘れた支払い用の紙幣及び支払いに供さない
    異常が検出された紙幣等を収納するためのリジェクト金
    庫と、 前記繰出手段により繰り出された紙幣を前記一時貯留部
    へ搬送する第一の搬送路と、 前記繰出手段により繰り出された紙幣の金種の鑑別や異
    常の有無の検出及び正常紙幣の計数等を行うために前記
    第一の搬送路の途中に配置された鑑別部と、 この鑑別部と前記一時貯留部との間の第一の搬送路の途
    中に配置された紙幣搬送方向切り替え用のブレードと、 このブレードの位置で第一の搬送路から分岐し前記リジ
    ェクト金庫に至るように配置された第二の搬送路と、 前記一時貯留部に集積貯留された紙幣を挟持して前記出
    金口へ搬送すると共に顧客が取り忘れた支払い用の紙幣
    を前記出金口からリジェクト金庫へ搬送する第三の搬送
    路とを有する支払い機構部を備えていることを特徴とす
    る紙幣自動支払い装置。
  2. 【請求項2】一時貯留部を、支払いに供すべき正常な紙
    幣と共に取引内容を印字したレシートを集積貯留できる
    二段の構造として、この紙幣とレシートを一括して第三
    の搬送路により出金口またはリジェクト金庫に搬送する
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の紙幣自動支払い装置。
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