JP2003203263A - 紙幣カセット及び自動取引装置 - Google Patents

紙幣カセット及び自動取引装置

Info

Publication number
JP2003203263A
JP2003203263A JP2002331528A JP2002331528A JP2003203263A JP 2003203263 A JP2003203263 A JP 2003203263A JP 2002331528 A JP2002331528 A JP 2002331528A JP 2002331528 A JP2002331528 A JP 2002331528A JP 2003203263 A JP2003203263 A JP 2003203263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deposit
box
banknotes
roller
banknote
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002331528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3799321B2 (ja
Inventor
Riichi Kato
利一 加藤
Shinji Shibata
伸二 柴田
Shinji Fukui
真二 福井
Satoshi Mineo
聖史 峯尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002331528A priority Critical patent/JP3799321B2/ja
Publication of JP2003203263A publication Critical patent/JP2003203263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3799321B2 publication Critical patent/JP3799321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙葉類を収納するカセットを係員が操作する
際、装置前面側、後面側のいずれからも着脱操作が容易
な紙幣カセットであり、また、各種の紙幣カセットを汎
用的に扱える自動取引装置又は紙幣入出金機を提供する
こと。 【解決手段】 紙葉類を収納する収納部を有する紙葉類
収納カセットにおいて、カセットの側面部に自動取引装
置本体側のガイドに沿って移動可能な溝部を形成し、こ
の溝部に駆動力を受取るための連結ギヤを配置する。こ
れにより、カセットを前面側、後面側のいずれからでも
着脱可能にすることができ、カセット内部の紙幣を立位
の状態で水平方向に積層するとともに、該紙幣カセット
を水平方向の前後2方向に着脱可能に構成し、更に、外
部との紙幣の出入口を設け、入金庫と、出金庫と、リサ
イクル庫を、共通の外箱構造で、内部の前記集積機構、
分離機構、集積分離機構をそれぞれ実装して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣や小切手等の
紙葉類を取り扱う紙葉類収納、紙幣入出金機等に実装す
る紙幣カセットおよび該カセットを用いた自動取引装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば金融機関などで使用される
現金自動取引装置に実装される紙幣入出金機は、利用者
が紙幣を投入し、投入した紙幣を繰り出し、また利用者
に放出する紙幣を収納する入出金口と、紙幣を判別する
紙幣判別部と、前記紙幣判別部を通過し紙幣を搬送する
紙幣搬送路とを備え、さらに、入金した紙幣を一旦収納
する一時保管庫とを備えると共に、入金紙幣を収納する
収納カセット(入金庫)とする入金庫と、出金用の紙幣
を収納する収納カセット(出金庫)を備えている。更
に、繰り出す出金庫と、入出金兼用の紙幣を収納し繰り
出すカセット(リサイクル庫)と、入金庫やリサイクル
庫に収納しない入金紙幣や、出金庫から繰り出された紙
幣のうち出金しない紙幣を収納する収納カセット(リジ
ェクト庫)と、リサイクル庫に対して補充する紙幣を繰
り出し、リサイクル庫から回収する紙幣を収納する装填
・回収庫などを備えている。各ユニットを組み合わせて
構成される。このうち、入金庫、出金庫、リサイクル
庫、リジェクト庫、装填・回収庫等の収納紙幣カセット
は、係員の操作性、取り扱う紙幣媒体の種類、容量等、
各種のニーズに個別に対応できるよう、様々な構成のも
のが提案されている。
【0003】例えば、特開平8−263719号公報に
記載された紙幣入出金機の例では、入出金兼用の紙幣を
垂直方向に積層して収納するリサイクル庫を、引出しユ
ニットに4個ケ実装し、引出しユニットを、水平方向に
引き出した後、各リサイクル庫を上方向に、取り外すこ
とができるように、構成されている。
【0004】また、特開平7−215491号公報記載
の例では、出金用の紙幣を水平方向に積層して収納する
出金庫を、3ケ実装し、扉を開くことにより、各出金庫
を水平な1方向に、取り外すことができるように、構成
される。
【0005】また、特開平10−21443号公報記載
の例では、リサイクル庫に対して補充する紙幣を繰り出
し、リサイクル庫から回収する紙幣を収納する装填・回
収庫を、1個実装し、装置後面から、装填・回収庫を後
方に、取り外すことができるように、構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現金自動取引装置の普
及に伴い、紙幣入出金機は、従来の機能や性能を確保し
ながら、より小型、低コスト、使いやすさに対するニー
ズがますます高まっている。一方、取り扱う紙幣は、国
内での外国紙幣の取り扱いの増加や国外での紙幣入出金
機のニーズの高まりに伴い、日本円紙幣だけでなく、外
国紙幣も取り扱える装置が求められている。また、ニー
ズに応じて、様々なタイプの装置が有り、取り扱う紙幣
の金種、係員操作に関わる前後面操作等の様々なニーズ
に対応できる汎用性の高い自動取引装置紙幣入出金機が
求められている。
【0007】従来の技術において、自動取引装置に使用
され紙幣入出金機の実装される、入金庫、出金庫、リサ
イクル庫、リジェクト庫、装填・回収庫等の紙葉類収納
紙幣カセットは、装置の前面側から着脱する場合と、反
対に装置後面側から着脱する場合とでは、その構成が夫
々異なるものを用意しておくことが必要であった。係員
の操作性、取り扱う紙幣媒体の種類、容量等、装置毎の
個別のニーズにのみ対応するものであった。例えば、前
記特開平8−263719号、特開平7−215491
号、特開平10−21443号公報記載の例では、いず
れも、紙幣カセットは、装置の前面側、あるいは、後面
側のいずれか一方のみから着脱操作する構成であり、着
脱操作側と反対側から係員が操作する場合には、紙幣入
出金機全体を装置から引き出す必要があった。また、い
ずれも、取り扱う紙幣は、日本円のみの最大3金種程度
で、外国紙幣のように、それ以上の金種の紙幣を扱うこ
とは、考慮されていなかった。
【0008】本発明の第一の目的は、紙幣カセットを係
員が操作する際、装置前面側、後面側のいずれからも着
脱操作が容易な紙葉類収納紙幣カセットと、そのカセッ
トを用いた自動取引装置を有する汎用性の高い紙幣入出
金機を提供することにある。
【0009】本発明の第二の目的は、日本円紙幣だけで
なく、様々な外国紙幣を扱い、多金種の取扱だけでな
く、入金紙幣を収納する入金庫や、出金用の紙幣を繰り
出す出金庫とや、入出金兼用の紙幣を収納し繰り出すリ
サイクル庫や、リサイクル庫に対して補充する紙幣を繰
り出し、リサイクル庫から回収する紙幣を収納する装填
・回収庫など機能に応じた本発明の他の目的は、各種の
紙葉類紙幣を取扱えるカセット及び該カセットを汎用的
に扱える自動取引装置紙幣入出金機を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、内部に紙葉類を収納する収納部を有し、
装置本体に対し着脱可能な紙葉類収納カセットにおい
て、該カセットの装置本体に対する着脱方向の側面に沿
って段差部を形成し、該段差部には装置本体側からの駆
動力を受けるギヤを設けたことを特徴とする。紙幣を積
層して収納する収納部を有し、装置本体に対し着脱可能
な紙幣カセットにおいて、(1)装置本体に対する着脱
方向を、紙幣の積層方向と同一の2方向に可能とする、
(2)さらに、紙幣を立位の状態で水平方向に積層する
とともに、該紙幣カセットを、水平方向の前後2方向に
着脱可能に構成することにより、紙幣カセットを係員が
操作する際、装置前面側、後面側のいずれからも着脱操
作が容易にできる。また、本発明は、紙幣等の紙葉類を
取扱う自動取引装置において、該カセットを収納する部
位の装置本体側には該カセットの装着をガイドするガイ
ド部と、駆動力を伝えるための駆動側ギヤとを有し、該
紙葉類収納カセットには、その側面に装置本体側のガイ
ド部と接する段差部を設けると共に、該駆動側歯ギヤか
らの駆動力を受取るギヤを設けたことを特徴とする。な
お、本発明の他の特徴は、以下の説明で明らかとなろ
う。
【0011】また、(3)外部との紙幣の出入口を設
け、外部から搬送される紙幣を集積する集積機構を具備
した入金庫と、外部へ1枚ずつ繰り出す繰出機構を具備
した出金庫と、外部から搬送される紙幣を集積し、か
つ、外部へ1枚ずつ繰り出す集積繰出機構を具備したリ
サイクル庫を、共通の外箱構造で、内部の前記集積機
構、分離機構、集積分離機構をそれぞれ実装して構成
し、(4)さらに、集積機構、繰出機構、集積繰出機構
の駆動源は、装置本体に具備し、紙幣カセットと装置本
体を連結する手段を、装置本体に対する着脱方向と垂直
方向に配置し、(5)着脱方向の紙幣カセットの断面形
状を長方形形状の少なくとも1辺を凹部を有する形状と
し、該凹部に装置本体の連結手段を配することにより、
係員の着脱操作が容易になるだけでなく、機能に応じた
各種の紙幣カセットを汎用的に取り扱うことができる紙
幣取扱装置を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用
した現金自動取引装置の外観を示す斜視図である。現金
自動取引装置101の左部内部には、上部正面板101
aに設けられたカードスロット102aと連通し利用者
のカードを処理し、取引明細票を印字して放出するカー
ド・明細票処理機構102と、取引の内容を表示および
入力する顧客操作部105とを備えている。また、現金
自動取引装置101の右部内部には、紙幣を処理する紙
幣入出金機(紙幣取扱装置)1を備えており、上部の傾
いた正面板101aに紙幣スロット20aが設けられて
いる。また、紙幣入出金機1の下部の紙幣収納部は、装
置筐体101bとは別の数十mmの厚い鉄板で構成する
金庫筐体106で囲まれている。装置筐体101bも堅
固な筐体構造であるが、金庫筐体106はさらに堅固な
構造で、セキュリティを高める。この現金自動取引装置
101は、カード、紙幣、明細票を媒体とし、利用者の
預入れ、支払、振込等の処理を行うことができる。
【0013】図2は、本装置の制御関係を示す制御ブロ
ック図である。前述のように、現金自動取引装置101
に納められたカード・明細票処理機構102、紙幣入出
金機1および顧客操作部105は、バス107aを介し
て本体制御部107と接続されており、本体制御部10
7の制御の下に必要な動作を行う。本体制御部107
は、上記の他に、インタフェース部107b、係員操作
部107c、外部記憶装置107dともバス107aで
接続されており、必要なデータのやりとりを行う。な
お、図2に示した101eは、上記各機構、構成部分に
電力を供給する電源部である。
【0014】図3は、図1の現金自動取引装置の中で、
本発明に関わる紙幣入出金機1の構成を示す側面図であ
る。紙幣入出金機1は、利用者が紙幣の投入・取り出し
を行う入出金口20と、紙幣の判別を行う紙幣判別部3
0と、入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一
時保管庫40と、入金時取引が成立した紙幣を収納する
1個の入金庫60と、出金用の紙幣を収納する1個の出
金庫70と、入出金兼用の2個のリサイクル庫80と、
リサイクル庫8に補充する紙幣や、リサイクル庫から回
収した紙幣を収納する装填・回収庫81と、紙幣判別部
30を通り、入出金口20、一時保管庫40、入金庫6
0、出金庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫81
に対し、紙幣を搬送する紙幣搬送路50と、図示せぬ制
御部とから構成される。
【0015】図4に示すように、制御部35は、装置の
本体制御部107とバス107aを介して接続され、本
体制御部107からの指令および紙幣入出金機1の状態
検出に応じて紙幣入出金機1の制御を行い、また、紙幣
入出金機1の状態を、必要に応じて本体制御部107に
送る。紙幣入出金機1の中では、各ユニット(入出金口
20、紙幣判別部30、一時保管庫40、紙幣搬送路5
0、入金庫60、出金庫70、リサイクル庫80、装填
・回収庫81)の駆動モータや電磁ソレノイドやセンサ
と接続され、取引に応じて、センサで状態を監視しなが
ら、アクチュエータを駆動制御する。
【0016】本紙幣入出金機1は、図3に示すように、
入出金口20、紙幣判別部30、一時保管庫40と、紙
幣搬送路50から構成される上部搬送機構1aと、入金
庫60、出金庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫
81および、各収納庫の前面に配する開閉可能な搬送路
90から構成される下部紙幣機構1bから構成される。
さらに、下部紙幣機構1bは、約50mm程度の厚い鉄
板で構成される金庫筐体106の中に実装されており、
上部搬送機構1aと下部紙幣機構1bとの搬送路は、連
結搬送路501hで接続されている。
【0017】連結搬送路501hは、下部紙幣機構1b
を囲う金庫筐体106の上面鉄板の上部搬送機構1aの
搬送路501gと下部紙幣機構1bの搬送路901aの
連結する位置に設けられる。上面鉄板にあけられたスリ
ットは、紙幣が通過するための長さと該スリットに搬送
されてきた紙幣を挟持して繰り出すよう取り付けられた
に搬送ローラの幅の大きさを有する。下部紙幣機構1b
を金庫筐体で囲わない構成を取る場合は下部紙幣機構1
b上に直接上部搬送機構1aが載置されれば必ずしも必
要はない。搬送路の駆動源(モータ)は、上部搬送機構
の搬送路と下部紙幣機構の搬送路で別々に設けてもよい
が、単一の駆動源を用い、駆動力を搬送路501g−5
01h−901a間に設けられたギヤで伝達するように
してもよい。
【0018】また、紙幣搬送路50は、紙幣判別部30
を双方向に通過し、矢印501a〜501hおよび90
1a〜901eに示す搬送路を経由して、入出金口2
0、一時保管庫40、入金庫60、出金庫70、リサイ
クル庫80、装填・回収庫81を接続している。各矢印
のうち片方向矢印は、紙幣がその矢印方向にのみ搬送す
る一方向紙幣搬送路で、両方向の矢印は、紙幣が取引動
作毎に双方向のいずれかに切り替えて搬送する双方向搬
送路である。図6に、図3の紙幣搬送路50(501a
〜501hおよび901a〜901e)と各ユニット
(20,30,40,50,60,70,80,81)
の関係を模式的に示す(図を単純化するために図6では
50の一部,70および81は省略してある)。これら
の紙幣搬送路50は、図示せぬ駆動モータで駆動し、各
取引動作毎にモータの回転方向を切り替える。さらに、
紙幣搬送路50の分岐点には、切替えゲート502,5
03,504、および5ヶ個所の902があって、各取
引動作毎にそれぞれ記号a,bのように紙幣搬送方向を
切り替える。以上の構成の紙幣入出金機1により、利用
者による入出金動作、係員による装填・回収動作を行
う。
【0019】入金動作時、入出金口20に投入された紙
幣は、一枚ずつに分離され、紙幣判別部30で、紙幣の
金種、真偽を判定される。判別ができた紙幣は、切替え
ゲート503を503aに切り替え、一時保管庫40に
一旦収納される。紙幣判別部30で、判別できなかった
紙幣や、傾きや紙幣同志の間隔の異常となった入金リジ
ェクト紙幣は、一時保管庫40には取り込まれず、切り
替えゲート503を503bに切り替え、入出金口20
に収納され、利用者に返却される。取引が確定すると、
一時保管庫40に収納された紙幣は、収納時とは逆の順
に逆の方向に送出され、紙幣判別部30を通過し、切り
替えゲート502を図示502b方向に切り替え、入金
庫60、リサイクル庫80、リジェクト庫90のいずれ
かの切替えゲート903を図示903b方向に切り替え
指定の収納庫に収納し、入金動作は、終了する。
【0020】出金取引時、出金庫70、リサイクル庫8
0の各金種毎の金庫から所定の枚数づつ繰り出し、紙幣
判別部30で、金種を判別し、切替えゲート503で分
岐させて、入出金口20に収納し、利用者に支払われ
る。
【0021】また、装填・回収庫81を用いて、一時保
管庫40を経由して、リサイクル庫80との間で、装
填、回収動作を行うことができる。装填動作は、係員
が、リサイクル庫80に金種毎にセットしたい紙幣を、
個別にセットするのではなく、装填・回収庫81に一括
してセットし、装置内で自動的にリサイクル庫80に収
納する動作である。回収動作は、リサイクル庫80が満
杯になった時等に、係員が、個別にリサイクル庫から紙
幣を抜き取るのでなく、自動的にリサイクル庫80から
所定枚数装填・回収庫81に回収収納する動作である。
装填動作と逆のルートで移動する動作であり、詳細説明
は省略する。
【0022】以上の構成の紙幣入出金機1は、図1に示
すように、現金自動取引装置101の右側内部に実装さ
れる。装置のタイプによって前面操作型か後面操作型を
とることができ、それによって少し構成が異なる。図5
(a)に示すように、係員が装置前面から操作するタイ
プの前面操作型装置では、装置の前扉101cおよび金
庫筐体106の前面扉106aを開閉できるように構成
し、図示のように、両扉101cおよび106aを開
き、さらに、紙幣入出金機1の開閉搬送路90を開く
と、それぞれに取っ手のついた収納庫が現れる。係員は
この取っ手により各収納庫を引き出し、紙幣の補充や回
収、その他の保守作業などの操作をすることができる。
【0023】一方、図5(b)に示すように、係員が装
置後面から操作するタイプの後面操作型装置では、装置
の後扉101dおよび金庫筐体106の後面扉106b
を開閉できるように構成し、図示のように、両扉101
dおよび106bを開くと、それぞれに取っ手のついた
収納庫が現れる。係員はこの取っ手により各収納庫を引
き出し、操作することができる。
【0024】以上のように、下部紙幣機構の前面または
後面の扉近傍に開閉搬送路を設ける構成を採用すること
により、紙幣の補充・回収操作、異常発生時のジャム紙
幣の除去操作などがやり易くなり、操作性が向上する。
さらに、扉の開閉を前または後に変える程度で、係員操
作を前面操作型にも後面操作型にも適合することができ
る。なお、各収納庫にレールを設けておけば収納庫の引
き出しをスムーズにすることができる。
【0025】次に、本発明の主要をなす、入金庫60、
出金庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫81の各
収納庫の構成を詳細に説明する。図3において、入金庫
60は、本実施例では、1個実装している。この入金庫
の詳細構成は、図7に示しており、図3と図7によりそ
の詳細な説明を行う。図7において、入金庫のスタック
機構は、入金庫外の図示せぬ駆動源(後述)からギヤを
介して駆動される回転するスタックローラ601と、ス
タックローラ601に対向するバックアップローラ60
2、603と、バックアップローラ603と同一軸上に
あって、図示せぬ駆動源(後述)により、バックアップ
ローラとは独立して回転し、弾性部材が図示のように放
射状に配置したブラシローラ604、および、下スタッ
クガイド605、上スタックガイド606により構成さ
れ、スタック機構を構成している。また、入金庫の紙幣
収納空間は、上仕切板611と下仕切板613および押
板615で形成される、スタック済み紙幣収納空間61
7と、上仕切板611と下仕切板613および上スタッ
クガイド606、下スタックガイド605で形成される
スタック中紙幣収納空間616とからなる。
【0026】入金庫60に収納する紙幣は、紙幣搬送路
(矢印901a)から、切り替えゲート903が図示9
03bの状態に切り替わり、矢印902aの方向に搬送
され、回転するスタックローラ601とバックアップロ
ーラ602、603間に送り込まれる。スタックローラ
601とバックアップローラ603の間に送り込まれた
紙幣は、停止したブラシローラ604の弾性部材604
aに接触し、弾性部材604aの弾性変形力により、下
スタックガイド605との間で、摩擦抵抗力を受けなが
ら通過し、スタックローラ601とバックアップローラ
603による挟持搬送力がなくなる位置で、一旦停止
し、その直後に、ブラシローラ604を回転させること
により、前記スタック中紙幣収納空間616に連続して
搬送される。このようにして、紙幣は次々と搬送され、
紙幣収納空間に紙幣同士が干渉することなく集積され
る。紙幣同志は干渉することなく集積する。
【0027】次に、図示せぬ駆動源(後述)により、駆
動ベルト618を駆動し、駆動ベルト618に連結した
押し出しプレート608、押し出し補助ガイド609、
押し出し支点シャフト610、上スタックガイド606
が、矢印621、622の方向に、図示点線608a、
609a、610a、606aの位置まで移動するとと
もに、前記駆動ベルト618に連結した上仕切板61
1、上仕切板支点シャフト612が、矢印625の方向
に、図示点線(611a、612a)〜(611b、6
12b)〜(611c、612b)の順で移動すること
により、前記スタック中紙幣収納空間616に集積され
た紙幣は、スタック済み紙幣収納空間617の紙幣と一
体になり、押板615を、矢印624の方向に、下スタ
ックガイド613を矢印623の方向に押し込まれる。
次に、駆動ベルト618を逆の方向に駆動し、押し出し
プレート608、押し出し補助ガイド609、押し出し
支点シャフト610、上スタックガイド606、上仕切
板611、上仕切板支点シャフト612を、初期の位置
まで戻し、前記スタック中紙幣収納空間616を空の状
態にし、次の集積動作を可能にする。
【0028】出金庫70は、本実施例では、1個実装し
ており、その詳細な構成を図8に示す。図8に示すよう
に、出金庫70は、外の図示せぬ駆動源(後述)からギ
ヤを介して駆動される回転するフィードローラ701、
ピックアップローラ711と、フィードローラ701に
対向して回転するバックアップローラ702と、フィー
ドローラ701に対向して繰り出し方向には回転しない
ゲートローラ704から構成されるにより分離機構を備
えて構成している。出金用の紙幣は、底板ガイド70
9、押板706と、分離ガイド705、上面ガイド70
8で囲まれた収納空間に、係員により整列してセットさ
れ、最前面の紙幣は、押板706に連結された図示せぬ
ばねによりピックアップローラ711に押し付けられて
いる。押板706は収納空間内を可動し、収納紙幣の減
少に伴い、繰り出し紙幣がピックアップローラ711に
所定の押圧力がかかるように収納紙幣を移動させる。ピ
ックアップローラ711に押し付けられた紙幣は、回転
するフィードローラ701とピックアップローラ711
の動作により送り出し、繰り出し方向には回転しないゲ
ートローラ703で2枚送りを防止しながら矢印902
eの方向に一枚ずつ搬送され、紙幣搬送路の矢印901
eの方向に搬送される。
【0029】リサイクル庫80は、本実施例では、2個
実装しており、図9にリサイクル庫の詳細な構成を示
す。リサイクル庫80は、前述の紙幣を連続して収納す
る入金庫60と紙幣を連続して分離繰り出す出金庫70
の機能を併せ持って、収納と分離繰り出しのできる収納
庫であり、前述の出金庫70で説明した分離機構と同一
の形状の、リサイクル庫外の図示せぬ駆動源(後述)か
らギヤを介して駆動される回転するスタック・フィード
ローラ801、ピックアップローラ811と、回転する
バックアップローラ802と、スタック方向に回転し、
繰り出し方向には回転しないゲートローラ803、ゲー
トローラ803と同一軸上にあって弾性部材が放射状に
配置したブラシローラ804、および、分離時とスタッ
ク時で可動する分離・スタックガイド805によりスタ
ック・分離機構を構成している。
【0030】底板808、押板806と、底板808よ
り上面で紙幣下面を支持するように懸架された底面平ベ
ルト807と、分離・スタックガイド805で囲まれた
収納空間に、紙幣は収納される。さらに、収納部の上部
の分離・スタックガイド805の近傍に鋸歯状の外周形
状を持つ回転する上部掻き出しローラ812と、収納部
の下部のゲートローラ803の近傍に鋸歯状の外周形状
を持つ回転する下部掻き出しローラ809を有し、スタ
ック済み紙幣の上下端部を鋸歯状の外周部が支持し、押
板806側に掻き出しながら、紙幣の立位状態を維持す
る。以上の収納空間を構成する押板806と底面平ベル
ト807と上部掻き出しローラ812と下部掻き出しロ
ーラ809は、リサイクル庫外の図示せぬ駆動源(後
述)により、駆動ベルト817を介して、駆動される。
【0031】分離動作時には、分離・スタックガイド8
05は、破線805aで示す位置に移動し、押板806
と底面ベルト807は、一体となって、収納空間内を可
動し、繰り出し紙幣がピックアップローラ811に所定
の押圧力がかかるように収納紙幣を移動させる。ピック
アップローラ811に押し付けられた紙幣は、回転する
スタック・フィードローラ801で送り出し、繰り出し
方向には回転しないゲートローラ803で2枚送りを防
止しながら矢印902bの方向に一枚ずつ搬送され、紙
幣搬送路の切り替えゲート903は図示903bの方向
に切り替わり、矢印901bの方向に搬送される。
【0032】スタック動作時には、分離・スタックガイ
ド805は、実線で示す位置に移動し、押板806と底
面ベルト807は、一体となって、図示せぬ金庫外の駆
動源により、収納空間内を可動し、収納紙幣の増加に伴
い、矢印902bの方向に搬送された進入紙幣と収納紙
幣が干渉しないよう、収納紙幣を分離・スタックガイド
805から遠ざける方向に移動制御される。この時、上
部掻き出しローラ812は左周りに、下部掻き出しロー
ラ809は右回りに回転し、スタック済み紙幣の上下端
部を鋸歯状の外周部が支持し、押板806側に掻き出し
ながら、紙幣の立位状態を維持する。装填・回収庫81
は、リサイクル庫80と同一の構成で、前述のように、
入出金取引には用いないが、リサイクル庫として運用し
てもよい。
【0033】次に、入金庫60、出金庫70、リサイク
ル庫80、装填・回収庫81の各収納庫の操作方法およ
び駆動源の伝達方法について説明する。本実施例では、
入金庫60、出金庫70、リサイクル庫80、装填・回
収庫81は、図10に示すような共通の外形形状を有す
る。以降、これらを総称し紙幣カセット1000と呼ぶ
が、以下では単にカセットと称する。カセットの側面に
は、段差部が形成されている。段差部は、取引装置本体
側のガイド部と噛み合って装着できるようにしたもので
ある。この例では、段差部の形状を溝の形状としている
が、ガイド部形状と当接するような形状であれば良い。
この段差部には、カセット内部の各機構を駆動する駆動
力を供給するためのギヤ1011、1012が設けられ
ており、装置本体側からの駆動力を受取ることができる
ようになっている。
【0034】紙幣カセット1000の内部には、図7、
図8、図9により説明したような示す入金庫60、出金
庫70、リサイクル庫80、装填・回収庫81用のスタ
ック機構や分離機構や押板他からなる収納部が実装され
ており、ギヤ1011、1012からの駆動力により駆
動される。係員は、紙幣カセット1000を上取っ手1
015は、係員がカセットを持って運搬するため、およ
び、前述の前面操作型装置、後面操作型装置に応じて、
矢印1014の前後方向に着脱操作するために設けられ
ている。また、上取っ手1015を有する上ふた100
1を矢印1016の方向に開閉し、紙幣カセット100
0内部の紙幣の挿入/取出しの操作を行う(/は「又
は」を意味する)。紙幣カセット1000の右側前面に
は、水平方向にカセットを操作するための前取っ手10
05と、紙幣入出金機1本体との間で、1枚ずつ紙幣を
搬送する紙幣出入口1004および、スタックローラ連
結ギヤ1013を配する。紙幣カセット1000の手前
側側面には、ブラシローラ/フィードローラ連結ギヤ1
011および駆動ベルト連結ギヤ1012を配する。
【0035】スタックローラ連結ギヤ1013、ブラシ
ローラ/フィードローラ連結ギヤ1011、駆動ベルト
連結ギヤ1012の駆動源の連結方法について、図11
に示す紙幣カセット1000の側面図、図12に示す紙
幣カセット1000の左側正面図、右側正面図により、
さらに詳細に説明する。
【0036】スタックローラ連結ギヤ1013は、図7
に示す入金庫60を構成する場合にのみ実装し、スタッ
クローラ601を駆動するギヤ(歯車)で、紙幣カセッ
ト1000の外部の搬送路90に実装される駆動ギヤ1
023と接続し、搬送路90の駆動源と同一の駆動源で
駆動される。
【0037】ブラシローラ/フィードローラ連結ギヤ1
011は、図7に示す入金庫60を構成する場合には、
ブラシローラ604を駆動するギヤで、図8、図9に示
す出金庫70、リサイクル庫80を構成する場合には、
フィードローラ701あるいは、スタック・フィードロ
ーラ801を駆動するギヤで、いずれも共通の位置にあ
って、カセット外部の下部紙幣機構1bを構成するフレ
ーム1020に固定されたステッピングモータ1031
の駆動ギヤ1021と、垂直方向に連結し駆動される。
【0038】駆動ベルト連結ギヤ1012は、図7に示
す入金庫60を構成する場合には、駆動ベルト618を
駆動するギヤで、図8に示す出金庫70を構成する場合
には実装せず、図9に示すリサイクル庫80を構成する
場合には、駆動ベルト817を駆動するギヤで、いずれ
も共通の位置にあって、カセット外部の下部紙幣機構1
bを構成するフレーム1020に固定されたステッピン
グモータ1032の駆動ギヤ1022と、垂直方向に連
結し駆動される。
【0039】すなわち、紙幣カセット1000を着脱す
る際のギヤ連結は、スタックローラ連結ギヤ1013、
ブラシローラ/フィードローラ連結ギヤ1011、駆動
ベルト連結ギヤ1012ともに、前述の前面操作型装置
の場合には、搬送路90を開閉後、紙幣カセット100
0を引き出すことで、また、後面操作型装置では、紙幣
カセット1000を後方に引き出すことで、連結が解除
できる。
【0040】また、紙幣カセット1000の手前側側面
1002は、図12の正面図に示すように、凹形状の断
面を有し、カセット着脱の際には、凹部を、駆動ギヤ1
021、1022が通過することができるとともに、係
員操作において、紙幣カセット1000のブラシローラ
/フィードローラ連結ギヤ1011、駆動ベルト連結ギ
ヤ1012は、凹部内面にあるので、運搬中の誤操作に
よるギヤの破損や安全性において優れている。
【0041】さらに、これら紙幣カセットは、現金を扱
うためセキュリティ管理が必要であり、この場合には、
各紙幣カセット毎に取り外しを許可する鍵を設けるのが
よい。
【0042】このように本実施例によれば、次に、以上
説明した実施例の構成の特徴とそれによる効果を述べ
る。 (1)紙葉類収納カセットは、装置本体のガイド部と当
接あるいは係合する段差部を有しており、この段差部を
ガイド部に沿って動かすことにより、入出金口と紙幣判
別部を紙幣入出金機の上部に、紙幣収納庫を下部に配
し、紙幣搬送路も上記の上部と下部の機構部で分割可能
に構成し、下部の搬送路は利用者操作側壁面近傍に配し
ており、さらに、紙幣カセットを前面にも後面にも着脱
できる構成になっている。したがって、係員が前面から
操作できる前面操作型にも、後面から操作できる後面操
作型にも容易に応じることができ、操作性、設置場所、
セキュリティ等様々なニーズに対応できる汎用性を有し
ている。 (2)また、この紙葉類収納又は紙幣カセットは、入金
庫、出金庫、リサイクル庫、装填・回収庫のいずれを構
成する場合にも、共通の箱構造で、ギヤで構成される駆
動連結手段も共通であり、部品の共通化が可能で低コス
ト化がはかれる。そして、紙幣機構は共通で、入金庫、
出金庫、リサイクル庫、装填・回収庫の設定を変えるこ
とができ、製造メーカにとって、機器の共通化、さら
に、金融機関にとって運用方法の多様化ができ、汎用性
がきわめて高い。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、紙幣カセットを係員が
操作する際、装置前面側、後面側のいずれからも着脱操
作が容易な紙葉類収納紙幣カセットを有する汎用性の高
い紙幣入出金機を提供できる。また、日本円紙幣だけで
なく、様々な外国紙幣を扱う等、各種の紙葉類を取扱う
ことのできる紙幣カセットを実現できる。また、そのカ
セットを用いることにより汎用性の高い自動取引装置を
実現できる。多金種の取り扱いだけでなく、入金紙幣を
収納する入金庫や、出金用の紙幣を繰り出す出金庫や、
入出金兼用の紙幣を収納し繰り出すリサイクル庫や、リ
サイクル庫に対して補充する紙幣を繰り出し、リサイク
ル庫から回収する紙幣を収納する装填・回収庫など機能
に応じた各種の紙幣カセットを汎用的に扱える紙幣入出
金機、紙幣取扱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を適用した現金自動取引
装置の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係る現金自動取引装置の制御
関係を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る紙幣入出金機の第一の実施例を示
す側面図である。
【図4】本発明の実施例に係る紙幣入出金機の制御関係
を示すブロック図である。
【図5】図1に示す現金自動取引装置の操作方法を示す
図である。
【図6】本発明の第一の実施例に係る紙幣搬送路構成の
模式図である。
【図7】本発明の実施例に係る入金庫の側面図である。
【図8】本発明の実施例に係る出金庫の側面図である。
【図9】本発明の実施例に係るリサイクル庫の側面図で
ある。
【図10】本発明の実施例に係る収納庫の斜視図であ
る。
【図11】本発明の実施例に係る収納庫の駆動連結を説
明する側面図である。
【図12】本発明の実施例に係る収納庫の駆動連結を説
明する正面図である。
【符号の説明】
1〜5:紙幣入出金機、1a〜4a:上部搬送機構、1
b〜4b:下部紙幣機構、20,21:入出金口、20
a:紙幣スロット、30:紙幣判別部、35:制御部、
40:一時保管庫、50:紙幣搬送路、60:入金庫、
70:出金庫、80:リサイクル庫、65:リジェクト
庫、81:装填・回収庫、90:開閉搬送路、101:
現金自動取引装置本体(筐体)、101a:正面板、1
01b:装置筐体、101c:前扉、101d:後扉、
106:金庫筐体、106a:前面扉、501a〜50
1h,901a〜901e:紙幣搬送路、502〜50
4,902:切替えゲート、540,541:接続紙幣
搬送路、1000:紙幣カセット。
フロントページの続き (72)発明者 福井 真二 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 峯尾 聖史 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA01 AA04 BA07 CA07 DA08 FA09 FB01 FC01 FC02 FC03 FC04 FC05 FC07 FG03 FG07 FG08 FJ06 FL01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を取扱う紙幣取扱装置に着脱可能な紙
    幣カセットにおいて、 紙幣を集積する集積機構を実装した入金庫、及び、紙幣
    を分離する分離機構を実装した出金庫、及び、前記集積
    機構及び前記分離機構を兼ねる集積分離機構を実装した
    リサイクル庫、の少なくともいずれか2つを含み、 前記紙幣取扱装置との着脱方向の側面に沿って形成され
    た段差部を有し、 前記入金庫及び前記出金庫、又は、前記入金庫及びリサ
    イクル庫、又は、前記出金庫及びリサイクル庫、又は、
    前記入金庫及び前記出金庫及び前記リサイクル庫、のそ
    れぞれは、前記段差部を含めた共通の外形形状としたこ
    とを特徴とする紙幣カセット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙幣カセットにおいて、前
    記入金庫の前記集積機構は、前記紙幣取扱装置から搬送
    される紙幣を内部に取り込むスタックローラと、前記ス
    タックローラとの間で紙幣を挟持するバックアップロー
    ラと、前記スタックローラと前記バックアップローラと
    により搬送される紙幣を弾性部材による弾性変形力によ
    り収納するブラシローラとにより構成されていることを
    特徴とする紙幣カセット。
  3. 【請求項3】請求項1記載の紙幣カセットにおいて、前
    記出金庫の前記分離機構は、積層された紙幣を取出すピ
    ックアップローラと、前記ピックアップローラにより取
    出された紙幣を搬送するフィードローラと、前記フィー
    ドローラに対向して配置され二枚以上の紙幣の搬送を防
    止するゲートローラとにより構成されていることを特徴
    とする紙幣カセット。
  4. 【請求項4】請求項1記載の紙幣カセットにおいて、前
    記リサイクル庫の前記集積分離機構は、積層された紙幣
    を取出すピックアップローラと、前記ピックアップロー
    ラにより取出された紙幣を搬送すると共に前記紙幣取扱
    装置の搬送路から搬送される紙幣を分離するスタック・
    フィードローラと、前記スタック・フィードローラに対
    向して配置され二枚以上の紙幣の搬送を防止するゲート
    ローラと、前記スタック・フィードローラから搬送され
    る紙幣を弾性部材による弾性変形力により収納するブラ
    シローラとにより構成されていることを特徴とする紙幣
    カセット。
  5. 【請求項5】紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別
    する判別部と、前記入出金口から入金され前記判別部で
    判別された紙幣を収納する入金庫と、前記判別部で判別
    した後、前記入出金口から出金する紙幣を収納する出金
    庫とを有する紙幣取扱装置であって、 前記入金庫は、前記紙幣取扱装置に備えられたガイドと
    当接する位置で段差部を有し、 前記出金庫は、前記ガイドと当接する位置で段差部を有
    し、 前記入金庫と前記出金庫とは、それぞれ、前記段差部を
    含んだ共通の外形形状とし、相互に互換可能に構成した
    ことを特徴とする紙幣取扱装置。
  6. 【請求項6】紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別
    する判別部と、前記入出金口から入金され前記判別部で
    判別された紙幣を収納する入金庫と、前記入出金口から
    入金された紙幣及び前記入出金口から出金する紙幣を収
    納するリサイクル庫とを有する紙幣取扱装置であって、 前記入金庫は、前記紙幣取扱装置のガイドと当接するよ
    うに段差部を有し、 前記リサイクル庫は、前記ガイドと当接するように段差
    部を有し、 前記入金庫と前記リサイクル庫とは、それぞれ、前記段
    差部を含んだ共通の外形形状とし、相互に互換可能に構
    成したことを特徴とする紙幣取扱装置。
  7. 【請求項7】紙幣を入出金する入出金口と、前記入出金
    口から出金する紙幣を収納する出金庫と、前記入出金口
    から入金された紙幣及び前記入出金口から出金する紙幣
    を収納するリサイクル庫とを有する紙幣取扱装置であっ
    て、 前記出金庫は、前記紙幣取扱装置のガイドと当接する部
    分で段差部を有し、 前記リサイクル庫は、前記ガイドと当接する部分で段差
    部を有し、 前記出金庫と前記リサイクル庫とは、それぞれ、前記各
    段差部を含んで共通の外形形状とし、相互に互換可能に
    構成したことを特徴とする紙幣取扱装置。
  8. 【請求項8】紙幣を入出金する入出金口と、前記入出金
    口から入金される紙幣を集積する集積機構を備えた入金
    庫と、収納された紙幣を分離する分離機構を備えた出金
    庫と、前記集積機構及び前記分離機構を兼ねた集積分離
    機構を備えたリサイクル庫とを有する紙幣取扱装置にお
    いて、 前記入金庫は前記紙幣取扱装置のガイドと当接するよう
    に段差部を有し、前記出金庫は前記ガイドと当接するよ
    うに段差部を有し、前記リサイクル庫は前記ガイドと当
    接するように段差部を有し、 前記入金庫及び前記出金庫及び前記リサイクル庫とは、
    それぞれ、前記各段差部を含んで相互に互換可能な外形
    形状としたことを特徴とする紙幣取扱装置。
  9. 【請求項9】紙幣を入出金する入出金口と、紙幣を判別
    する判別部と、紙幣を収納する複数の収納庫とを有する
    紙幣取扱装置において、 前記収納庫は、弾性部材の変形力により紙幣を取り込む
    ブラシローラと前記ブラシローラと連結するブラシロー
    ラ連結ギヤを有する入金庫、及び、紙幣を分離するフィ
    ードローラと前記フィードローラと連結するフィードロ
    ーラ連結ギヤを有する出金庫、及び、紙幣の集積と分離
    を兼ねるスタック・フィードローラと前記スタック・フ
    ィードローラと連結するフィードローラ連結ギヤを有す
    るリサイクル庫、との少なくとも何れか二つを含み、 前記入金庫の前記ブラシローラ連結ギヤと前記出金庫の
    前記フィードローラ連結ギヤ、又は、前記入金庫の前記
    ブラシローラ連結ギヤと前記リサイクル庫の前記フィー
    ドローラ連結ギヤ、又は、前記出金庫の前記フィードロ
    ーラ連結ギヤと前記リサイクル庫の前記フィードローラ
    連結ギヤ、とをそれぞれを共通の位置に設置したことを
    特徴とする紙幣取扱装置。
  10. 【請求項10】紙幣を入出金する入出金口と、前記入出
    金口から入金された紙幣を収納する入金庫と、前記入出
    金口から入金された紙幣を集積及び収納された紙幣を分
    離するリサイクル庫とを有する紙幣取扱装置において、 前記入金庫は、スタック中紙幣とスタック済紙幣とを一
    体にする押し出しプレートと、前記押し出しプレートに
    駆動ベルトを介して連結する駆動ベルト連結ギヤとを有
    し、 前記リサイクル庫は、紙幣の立位状態を維持する掻き出
    しローラと、前記掻き出しローラに駆動ベルトを介して
    連結する駆動ベルト連結ギヤとを有し、 前記入金庫及び前記リサイクル庫の前記各駆動ベルト連
    結ギヤを共通の位置に設置したことを特徴とする紙幣取
    扱装置。
JP2002331528A 2002-11-15 2002-11-15 紙幣カセット及び自動取引装置 Expired - Fee Related JP3799321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002331528A JP3799321B2 (ja) 2002-11-15 2002-11-15 紙幣カセット及び自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002331528A JP3799321B2 (ja) 2002-11-15 2002-11-15 紙幣カセット及び自動取引装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18725299A Division JP3451988B2 (ja) 1999-07-01 1999-07-01 紙幣カセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003203263A true JP2003203263A (ja) 2003-07-18
JP3799321B2 JP3799321B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=27655818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002331528A Expired - Fee Related JP3799321B2 (ja) 2002-11-15 2002-11-15 紙幣カセット及び自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3799321B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100552227B1 (ko) 2004-02-13 2006-02-16 노틸러스효성 주식회사 장착 및 탈착시 부하가 회피되는 리싸이클박스의 구동장치
JP2015170341A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 グローリー株式会社 紙幣処理装置および紙幣処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100552227B1 (ko) 2004-02-13 2006-02-16 노틸러스효성 주식회사 장착 및 탈착시 부하가 회피되는 리싸이클박스의 구동장치
JP2015170341A (ja) * 2014-03-11 2015-09-28 グローリー株式会社 紙幣処理装置および紙幣処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3799321B2 (ja) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4135238B2 (ja) 紙幣入出金機
JP3815651B2 (ja) 紙幣入出金機
JP2000020783A (ja) 紙幣入出金機
JP3451988B2 (ja) 紙幣カセット
JP4325886B2 (ja) 紙幣入出金機
JP5153530B2 (ja) 紙幣入出金機
JPH11110607A (ja) 紙幣入出金機
JP4366434B2 (ja) 自動取引装置
JP2006120180A (ja) 紙幣入出金機
JP4423344B2 (ja) 自動取引装置
JP2008171451A (ja) 紙幣入出金機
JP4292180B2 (ja) 自動取引装置
JP2002236961A (ja) 紙幣入出金機
JP3799320B2 (ja) 紙幣カセット及び紙幣取扱装置
JP4292232B2 (ja) 紙幣入出金機
JP3799321B2 (ja) 紙幣カセット及び自動取引装置
JP3902980B2 (ja) 自動取引装置
JP5498516B2 (ja) 紙幣入出金機
JP5498549B2 (ja) 紙幣入出金機
KR100372586B1 (ko) 지폐 입출금기
JP4866405B2 (ja) 紙幣入出金機
JP4310304B2 (ja) 自動取引装置
JP2008159086A (ja) 紙幣入出金機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees