JP4750308B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は媒体取引装置の媒体投入部から装置内に媒体を取り込む、特に紙幣投入部と紙幣を搬送する搬送部等を有する自動取引装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】
以下、図面を参照して従来の技術について説明する。
図11中、31はホッパであり、紙幣入出金口から投入された紙幣Pを一括して収納し、ホッパでは、利用者が紙幣Pを投入するときならびに紙幣Pを利用者に払いだすときは、紙幣Pを立たせる向きになっている。
【0003】
33は前記ホッパ31から紙幣Pを分離/繰り出すためのピックアップローラである。
34は取り出し装置であり、34aは紙幣Pを本体の内部にある図示しない紙幣Pの各種鑑別部などに取り出すためのフィードローラであり、紙幣を取り出す際は前記ピックアップローラ33と同方向に回転する。
【0004】
また、34bはリバースローラであり、前記フィードローラ34aに隣接して設置され、前記フィードローラ34aと反対方向に回転している。これによれば、誤って紙幣がホッパから2枚以上重なって繰り出された場合に当該リバースローラと接している側の紙幣を戻し、前記フィードローラ34aに接している側の紙幣を取り出すように1枚ずつに分離することができる。
【0005】
前記ホッパ31の図中左側の一壁面は、図中右側の対向する壁面に対して平行移動可能なバックアップ35として形成されている。前記バックアップ35は、所定の位置に移動されることにより、前記ホッパ31の容量を変更するとともに、投入された紙幣Pを前記ピックアップローラ33に押し付けるための加圧部材として利用される。
【0006】
利用者が紙幣投入口から紙幣Pを前記ホッパ31へ投入すると、図示しない扉が閉まり、前記バックアップ35が図中右側へ平行に移動して紙幣Pを前記ピックアップローラ33に押し付ける。
図12に示すように、紙幣Pは前記ピックアップローラ33により繰り出され、前記フィードローラ34aおよび前記リバースローラ34bによって、一枚ずつ分離/繰り出されて、図示しない搬送路を走行して、装置内部に取り込まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の機構では、例えば、折れ曲がった形、くしゃくしゃになっている状態、傾いた姿勢の紙幣などを投入した場合の異常投入が行われた際などに、紙幣の取り出し部において、各種ローラ間などでジャムが起こり、取り出し不能の状態になることがある。この場合、係員などが詰まった紙幣を取り除くまで、装置自体の稼動ができなくなり、サービス休止状態となるという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、回転可能なホッパと、ホッパの片側の一壁面を成し対向する壁面に対して平行移動可能なバックアップと、紙幣をホッパから一枚ずつ分離/繰り出すピックアップローラを備えた自動取引装置において、ホッパに投入された紙幣の繰り出し時に、バックアップの移動により紙幣を対向する壁面との間に挟み、ホッパの回転により紙幣を寝かせてピックアップローラに押し付けた後、ピックアップローラの回転により紙幣を繰り出し、紙幣が繰り出し不能状態になった際は、バックアップと対向する壁面との間に紙幣を挟んだままホッパを逆方向に回転させることにより紙幣を引き抜いて垂直に戻すことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。なお、以下の説明において、従来技術と同様の部位は同一の符号を用いて説明する。
図1は自動取引装置としての入出金装置の外観概略図、図2は装置内各部と制御回路との接続を示すブロック図であり、図において、1は入出金装置、2はその装置本体であり、前面に配置された操作部3を有している。
【0012】
この操作部3の水平面3aには、紙幣Pの入金あるいは出金に利用される紙幣入出金口4が設けられている。この紙幣入出金口4は、多数枚の紙幣Pが一括して投入あるいは取り出しが可能に形成されている。
紙幣入出金口4の上部には、入金された紙幣Pを装置本体2内部に取り込む間および出金すべき紙幣Pを紙幣入出金口4に搬送する間に、利用者(顧客)が不意に巻き込まれたり、不所望な異物が投入されたりすることを防ぐための扉5が開閉可能に配置されている。
【0013】
操作部3の水平面3aには、さらに、図示しないタッチセンサが一体に組み込まれたカラーCRT表示部6が設けられている。このカラーCRT表示部6は、操作手順およびその他の情報を、イラスト、文字あるいは文言によってCRT画面に表示して利用者を誘導すると共に暗証番号、入金あるいは出金すべき数量、口座番号、取引の承認、確認あるいは取り消し等に応じた表示部分が押圧されたことを上記タッチセンサで検知して後述する主制御装置(制御部)に対応する信号を出力する。
【0014】
また、操作部3の垂直向3bには、暗証番号および口座番号が記録されている取引媒体としての磁気カードAが挿入されるカード挿入口7、通帳Bが挿入される通帳挿入口8および金属コインCが投入されるコイン入出金口9が設けられている。
11は全体を制御する主制御装置(制御部)、12は磁気カードリーダ部であり、カード挿入口7から挿入された磁気カードAを取り込んで磁気カードAの所定の位置に配置されている磁気ストライプ部から口座番号および種別等の口座情報を受け取る。
【0015】
13は通帳プリンタ部であり、通帳挿入口8から押入された通帳Bの磁気ストライプ部を読み取ると共に通帳Bおよび図示しないジャーナル用紙に取引内容を記録する。
14は紙幣入出金ユニットであり、紙幣入出金口4に外部から挿入された紙幣Pを取り込んで計数した後所定の動作に従って装置本体2の後述する金庫に搬送すると共に指定された数量の紙幣Pを紙幣入出金口4に払い出す。
【0016】
15はコイン入出金ユニットであり、コイン入出金口9に投入されたコインCを受け入れると共に投入されたコインCに対応する返却分および指定された数量のコインCをコイン入出金口9に払い出す。
16はカラーCRT表示部6によって構成される接客ユニット、17は係員用の内部モニタを有する係員操作部である。
【0017】
さらに、20は伝送制御部であり、主制御装置11と図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を制御する。
21は記録媒体の入出力装置であり、振込取引に必要な金融機関の情報、例えば銀行名および支店名が50音順に記録されたデータファイルとしての図示しない記録媒体を受け入れて読み込む。
【0018】
22は電源部である。また、主制御装置11は外部に設けた係員用リモートモニタ23に接続されている。そして、係員操作部17およびリモートモニタ23により、装置本体2内部に留保されている紙幣Pの残高、後述する装填庫の交換あるいは補充およびジャーナル用紙補充等の処理が指示されるようになっている。
【0019】
つぎに、図3を用いて入出金ユニットについて説明する。図は入出金の内部概略説明図であり、中程に紙幣入出金ユニット14が配置されている。なお、図においては紙幣入出金口4が紙幣入出金ユニット14の接客面方向(左側上部方向)に位置している。
紙幣入出金口4の下方には、紙幣入出金口4に投入された紙幣Pを一括して収納する紙幣収納室(以下ホッパという。)31が配置されている。このホッパ31の下方には、紙幣Pの表裏を揃える表裏取り揃え部32とホッパ31に投入された紙幣Pを表裏取り揃え部32に一枚ずつ案内するピックアップローラ33および取り出し装置34が設けてある。
【0020】
また、ホッパ31の一壁面(本図においては左側)は、対向する壁面(本図においてば右側)に対して平行に移動可能なバックアップ35として形成されている。このバックアップ35は、所定の位置に移動されることによりホッパ31の容量を変更すると共に紙幣入出金口4に投入された紙幣Pを装置本体2の後述する収納部に取り込む際に紙幣Pをピックアップローラ33側に押し付けるための加圧部材として利用される。
【0021】
ホッパ31は、利用者が紙幣Pを投入するときならびに紙幣Pを利用者に払い出すときには、紙幣Pを垂直に立たせる向きになっており、装置本体2内の後述する収納部に紙幣Pを取り込むときおよびホッパ31に紙幣Pを払い出すときは、紙幣Pを水平に寝かせた向きになるように90度回転する。
紙幣入出金ユニット14の奥側面(本図においては右方向)には、紙幣Pの種類、重走、汚れ、表裏および損傷等を一枚ずつチェックすると共に払い出し(出金)のための再利用が可能な紙幣(以下リサイクル券という。)と再利用に適さないと判断された紙幣(以下リジェクト券という。)とを区別する鑑査装置36が設けてある。
【0022】
また、紙幣入出金ユニット14の前方には、主制御装置11とのコマンド、データ等の送受信や紙幣入出金ユニット14内の機構類やモータの制御、紙幣の搬送先、計数等の各種の制御をおこなう制御部37が設けてある。
紙幣入出金ユニット14の中程には、紙幣入出金口4のホッパ31に投入された紙幣Pを一時的に保持する入金一時集積部38が設けてある。この入金一時集積部38とホッパ31との間には、入金された紙幣Pのうち、鑑査装置36による鑑査によりリジェクトされたリジェクト券を一時集積すると共に所定のタイミングでホッパ31に返却する入金リジェクト集積部40が設けてある。
【0023】
この入金リジェクト集積部40は、リジェクト券を返却するときに上昇するように形成されたローラ41を有し、後述する入金動作時に、ホッパ31に投入されたすべての紙幣Pが鑑査装置36で鑑査された時点で、ローラ41が上昇することにより形成されるリジェクト搬送路により、入金リジェクト券Pをホッパ31に返却する。
【0024】
紙幣入出金ユニット14の下方であって装置本体2の中程には、紙幣入出金口4(ホッパ31)側から順に、第1の金庫50、第2の金庫51、第3の金庫52が配置されている。なお、通常、第1の金庫50には額面の小さな種類の紙幣例えば千円券が収納され、第2の金庫51、第3の金庫52には額面の大きな種類の紙幣例えば一万円券が収納される。また、五千円券は、通常の顧客の取引においては、払い出しに利用されることがないことから、鑑査装置36の鑑査結果にかかわらず、後述するリジェクト庫に収納される。
【0025】
第1から第3の金庫50、51、52は、それぞれ、上端部分に紙幣収納機構53と紙幣取り出し機構54を有し、利用者により入金された紙幣Pを収納すると共に払い出し要求に応じて所定枚数の紙幣を出金可能に形成されている。すなわち、第1から第3の金庫50、51、52は、払い出しの際に必要となる紙幣を後述する装填庫から収受して収納する一方で利用者により入金された千円券および一万円券をリサイクル券として払い出すために保持するリサイクル庫として利用される。
【0026】
紙幣入出金ユニット14の接客面方向(本図においては左方向)には、装置本体2内部のさまざまな搬送べルトあるいはローラ等の被駆動要素を駆動するためのモータMならびにモータMにより発生される駆動力を搬送ベルトあるいはローラ等に伝達する図示しない駆動力伝達系が設けてある。なお、搬送ベルトおよびローラ等の被駆動要素により複数の紙幣搬送路R1ないしR9が形成されている。また、この各紙幣搬送路R1ないしR9ならびにR11ないしR19が分岐する位置には図示しない切り換え装置が組み込まれている。
【0027】
紙幣入出金ユニット14の奥側上部(本図においては右方向)には、後述するリジェクト券を収納するリジェクト部59が配置されている。このリジェクト部59は上下方向に積層されて配置された第1および第2のリジェクト庫60および61を有している、この第1および第2のリジェクト庫60および61は、それぞれ制御部37により指示された区分条件に従って案内されるリジェクト券を収容する。
【0028】
それぞれのリジェクト庫60および61には、各リジェクト庫に着脱可能に形成されたリジェクトカセット60aおよび61aが格納されている。それぞれのリジェクトカセット60aおよび61aの所定の位置には、カセット検知センサ60b、61bに対し、各カセットの存在を入力する図示しないマーカ、例えばマグネット、切欠あるいは突起等が設けてある。なお、第1および第2のリジェクトカセット60aおよび61aは、実質的に同一に形成され、相互に交換可能に形成されている。
【0029】
第2のリジェクト庫61の下部には、利用者がホッパ31内から取り忘れた紙幣を保持する回収部63が設けてある。この回収部63の下部には、払い出しのための紙幣Pを外部から補充するための装填庫として利用される補助金庫64が設けである。この補助金庫64は、着脱可能に形成された装填庫65を有し、必要に応じて、入出金口4への搬送動作に制限されることなく外部から紙幣Pを補充可能とする。
【0030】
次に、入金時の紙幣の流れについて説明する以上の構成を有する入出金装置における入金時の紙幣の流れについて説明する。
図4および図5は、入出金装置1に紙幣が入金される際の紙幣の流れを示す側面説明図である。なお、図5は図4に示した紙幣の流れに引き続く紙幣の流れを示している。
【0031】
図4によれば、利用者により紙幣入出金口4から入金対象としてホッパ31に一括して投入された紙幣Pは、実線矢印で示す如く、搬送路R1、表裏取り揃え部32の搬送路R2ならびに搬送路R4ないしR8を経由して入金一時集積部38に導かれる。
搬送路R6に設けられた鑑査装置で読み取れなかった読み取り不能券(返却券すなわち入金リジェクト券)Pは、破線矢印で示す如く、搬送路R12で分岐され、入金リジェクト集積部40へ導かれて一旦集積される。
【0032】
入金リジェクト集積部40に集積された入金リジェクト券Pは、ホッパ31に投入されたすべての紙幣Pが鑑査装置36で鑑査された後、所定のタイミングでローラ41が上昇することで形成される搬送路R13によって扉5が開放されると共にカラーCRT表示部6に、利用者に対して再投入を促すメッセージが表示される。
【0033】
すべての入金紙幣Pが読み取れたときは、主制御装置11の制御により、カラーCRT表示部6の入金量が表示される。利用者が入金量を確認し、正しければカラーCRT表示部6のタッチセンサの[確認]表示を押圧することで、入金一時集積部38に一時的に集積されている紙幣Pは、図5に実線矢印で示す如く、搬送路R9、搬送路R6、搬送路R7、搬送路R8、搬送路R11ならびに搬送路R1からR4を経由しで、一枚ずつリサイクル収納庫すなわち第1から第3の金庫50、51および52に向けて搬送される。
【0034】
第1から第3の金庫50、51および52に向けて搬送された紙幣Pは、搬送路R5ならびに制御部37の制御により選択的に動作される図示しない切り替えゲートならびにそれぞれの金庫に対応して配置されている紙幣収納機構53と紙幣取り出し機構54を介して第1の金庫50または第2の金庫51および第3の金庫52に紙幣の種類ごとに収納される。
【0035】
このとき、払い出しに利用しない五千円券(排除券)および鑑査装置36(搬送路R6)を再び通過することでリジェクトされたリジェクト券であって、精査が実施される以前にリジェクトされたリジェクト券すなわち精査前入金リジェクト券は、破線で示す如く、制御部37の指示により第1および第2のリジェクト庫60および61のいずれか一方、ここでは第1のリジェクト庫60のリジェクトカセットに収納される。
【0036】
上述した入金動作時においで、鑑査装置36によりリジェクト券としてホッパ31に返却された紙幣Pが所定時間経過してもホッパ31から取り出されない場合には、主制御装置11の制御により「取り忘れ」と判定され、回収部63に収納される。この場合、ホッパ31に一時的に戻されているリジェクト券は、ピックアップローラ33により一枚ずつ搬送路R1に案内され、搬送路R2、搬送路R4から搬送路R7、搬送路R12、搬送路R14および搬送路R15を順次搬送されて回収部63に案内される。
【0037】
なお、鑑査装置36による鑑査において入金リジェクト券(返却券)と排除券を区別した後、入金一時集積部38に一時的に集積されている紙幣を再び鑑査装置36を通過させることなくリサイクリル収納庫すなわち第1から第3の金庫50、51および52に収納する自動取引装置においても、払い出しに利用しない五千円券(排除券)を、第1および第2のリジェクト庫60および61のいずれか、例えば、第1のリジェクト庫60に案内することで上述した説明が適用できる。
【0038】
第1の実施の形態例
図6は第1の実施の形態例を示す側面説明図である。
図中、31はホッパであり、紙幣入出金口から投入された紙幣Pを一括して収納し、ホッパでは、利用者が紙幣Pを投入するときならびに紙幣Pを利用者に払いだすときは、紙幣Pを立たせる向きになっている。
【0039】
33は前記ホッパ31から紙幣Pを繰り出すためのピックアップローラである。
34は取り出し装置であり、34aは紙幣Pを本体の内部にある図示しない紙幣Pの各種鑑別部などに取り出すためのフィードローラであり、前記ピックアップローラ33と同方向に回転する。
【0040】
また、34bはリバースローラであり、前記フィードローラ34aに隣接して前記フィードローラ34aと反対方向に回転して、紙幣がホッパから誤って2枚以上重なって繰り出された場合に当該リバースローラと接している側の紙幣を戻し、前記フィードローラ34aに接している側の紙幣を取り出すように1枚ずつに分離することができる。
【0041】
前記ホッパ31の図中左側の一壁面は、図中右側の対向する壁面に対して平行移動可能なバックアップ35として形成されている。前記バックアップ35は、所定の位置に移動されることにより、前記ホッパ31の容量を変更するとともに、投入された紙幣Pを前記ピックアップローラ33に押し付けるための加圧部材として利用される。
【0042】
利用者が紙幣投入口から紙幣Pを前記ホッパ31へ投入すると、前記バックアップ35が図中右側へ平行に移動して紙幣Pを前記ピックアップローラ33に押し付け、図7に示すような状態になる。
その後、紙幣Pを垂直に立たせる向きになっている前記ホッパ31は図8に示すように、水平に寝かせた向きになるように図中右回りに90度回転し、前記ピックアップローラ33に紙幣Pを押し付けた状態になる。
【0043】
紙幣Pは前記ピックアップローラ33により繰り出され、前記取り出し部34によって、一枚ずつ分離/繰り出されて、図示しない搬送路を走行して、装置内部に取り込まれる。
以上図8の状態において、何らかの原因で紙幣がローラ間に滞留し、取り出し不能状態になった際には、前記ピックアップローラ33を繰り出し方向回転と反対方向に逆回転(本図においては左回り)させることにより、一旦紙幣を前記ホッパ31まで押し戻し、再度取り出すことによって、取り出し不能状態を復帰させる。
【0044】
第2の実施の形態例
第2の実施形態の構成は第1の実施形態の構成と同様である。
図6中、利用者が紙幣入出金口から紙幣Pを前記ホッパ31へ投入すると、前記バックアップ35が図中右側へ平行に移動して紙幣Pを前記ピックアップローラ33に、図7に示すような状態になる。
【0045】
その後、紙幣Pを垂直に立たせる向きになっている前記ホッパ31は図8に示すように、水平に寝かせた向きになるように図中右回りに90度回転し、前記ピックアップローラ33に紙幣Pを押し付けた状態になる。
紙幣Pは前記ピックアップローラ33により繰り出され、前記フィードローラ34aおよび前記リバースローラ34bによって、一枚ずつ分離/繰り出されて、図示しない搬送路を走行して、装置内部に取り込まれる。
【0046】
図8の状態において、何らかの原因で紙幣がローラ間に滞留し、取り出し不能状態になった際には、図9に示すように、一旦前記バックアップ35のみを図中上方向に移動させて紙幣Pへの加圧を無くし、再度加圧することによって、取り出し不能状態を復帰させる。
その構造としては、バックアップ35を上方向に移動させて、紙幣への加圧を無くし、ピックアップローラ33を反転させて(本図においては左回り)ホッパ31に押し戻しても良い。
【0047】
第3の実施の形態例
第3の実施形態の構成は第1の実施形態の構成と同様である。
図6中、利用者が紙幣入出金口から紙幣Pを前記ホッパ31へ投入すると、前記バックアップ35が図中右側へ平行に移動して紙幣Pを前記ピックアップローラ33に、図7に示すような状態になる。
【0048】
その後、紙幣Pを垂直に立たせる向きになっている前記ホッパ31は図8に示すように、水平に寝かせた向きになるように図中右回りに90度回転し、前記ピックアップローラ33に紙幣Pを押し付けた状態になる。
紙幣Pは前記ピックアップローラ33により繰り出され、前記フィードローラ34aおよび前記リバースローラ34bによって、一枚ずつ分離/繰り出されて、図示しない搬送路を走行して、装置内部に取り込まれる。
【0049】
図8の状態において、何らかの原因で紙幣がローラ間に滞留し、取り出し不能状態になった際には、紙幣Pを前記ホッパ31と前記バックアップ35の間に挟んだまま前記ホッパ31を垂直に立たせる向きに90度回転させて図7の状態に戻すことによって、紙幣Pをローラ間から引き抜く。そして、再度図8に示すように、水平に寝かせた向きになるように前記ホッパ31を回転させることによって、取り出し不能状態を復帰させる。
【0050】
その構造としては、ピックアップローラ33を反転させながら(本図においては左回り)動作を行っても良い。
第4の実施の形態例
図10において、66はレバーである。このレバー66は前記取り出し装置34に設置されており、紙幣の取り出しが一枚ずつ正常に行われて取り出し不能状態でないときには、図示しない搬送路よりも奥に位置しており、搬送の邪魔にならないような配置になっている。
【0051】
その他の構成に関しては第1から第3の実施の形態例と同様である。
何らかの原因で紙幣がローラ間に滞留し、取り出し不能状態になった際には、前記レバー66が紙幣Pの進行方向から先端を押すことにより、紙幣Pを前記ホッパ31に押し戻し、再度取り出すことによって、取り出し不能状態を復帰させる。
【0052】
その構造としては、バックアップ35を上方向に移動させて、紙幣への加圧を無くし、ピックアップローラ33を反転させながらレバー66により紙幣Pを進行方向から押してホッパ31に押し戻しても良い。
なお、前記実施例では紙幣を処理する機械として説明してきたが、切手や郵便物を処理する機械やシート類の取扱装置においても適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明した本発明によると、ホッパから装置内に紙幣を取り込む際に、紙幣の取り出し部において、各種ローラ間などでジャムが起こることによる取り出し不能状態を係員の作業を要することなく、かつサービスを停止することなく自動で復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動取引装置の外観説明図
【図2】装置内各部と制御回路との接続を示すブロック図
【図3】内部概略説明図
【図4】入金時の紙幣の流れを示す説明図
【図5】図4に続く紙幣の流れを示す説明図
【図6】第1から第3の実施の形態を示す説明図
【図7】図6に続く紙幣取込動作を示す説明図
【図8】第1から第3の実施の形態を示す説明図
【図9】第2の実施の形態を示す説明図
【図10】第4の実施の形態を示す説明図
【図11】従来技術の実施の形態を示す説明図
【図12】従来技術の実施の形態を示す説明図
【符号の説明】
1 入出金装置
2 装置本体
3 操作部
3a 水平面
3b 垂直面
4 紙幣入出金口
5 扉
6 カラーCRT表示部
7 カード挿入口
8 通帳挿入口
9 コイン入出金口
11 主制御装置
12 磁気カードリーダ部
13 通帳プリンタ部
14 紙幣入出金ユニット
15 コイン入出金口
16 接客ユニット
17 係員操作部
20 伝送制御部
21 記録媒体の入出力装置
22 電源部
23 リモートモニタ
30 入出金ユニット
31 ホッパ
32 表裏取り揃え部
33 ピックアップローラ
34 取り出し装置
34a フィードローラ
34b リバースローラ
35 バックアップ
36 監査装置
37 制御部
38 入金一時集積部
40 入金リジェクト集積部
41 ローラ
50 第1の金庫
51 第2の金庫
53 第3の金庫
54 紙幣取り出し手段
59 リジェクト部
60 第1のリジェクト庫
60a リジェクトカセット
60b カセット検知センサ
61 第2のリジェクト庫
61a リジェクトカセット
61b カセット検知センサ
63 回収部
64 補助金庫
65 装填カセット
66 レバー

Claims (2)

  1. 回転可能なホッパと、ホッパの片側の一壁面を成し対向する壁面に対して平行移動可能なバックアップと、紙幣をホッパから一枚ずつ分離/繰り出すピックアップローラを備えた自動取引装置において、
    ホッパに投入された紙幣の繰り出し時に、バックアップの移動により紙幣を対向する壁面との間に挟み、ホッパの回転により紙幣を寝かせてピックアップローラに押し付けた後、ピックアップローラの回転により紙幣を繰り出し、
    紙幣が繰り出し不能状態になった際は、バックアップと対向する壁面との間に紙幣を挟んだままホッパを逆方向に回転させることにより紙幣を引き抜いて垂直に戻すことを特徴とする自動取引装置。
  2. 回転可能なホッパと、ホッパの片側の一壁面を成し対向する壁面に対して平行移動可能なバックアップと、紙幣をホッパから一枚ずつ分離/繰り出すピックアップローラを備えた自動取引装置において、
    紙幣をホッパに押し戻すレバーを具備し、
    ホッパに投入された紙幣の繰り出し時に、バックアップの移動により紙幣を対向する壁面との間に挟み、ホッパの回転により紙幣を寝かせてピックアップローラに押し付けた後、ピックアップローラの回転により紙幣を繰り出し、
    紙幣が繰り出し不能状態になった際は、バックアップを上昇させて紙幣への加圧力を解除し、ピックアップローラを反転させながらレバーにより紙幣をホッパに押し戻すことを特徴とする自動取引装置。
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