JPH0573602A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH0573602A
JPH0573602A JP26531891A JP26531891A JPH0573602A JP H0573602 A JPH0573602 A JP H0573602A JP 26531891 A JP26531891 A JP 26531891A JP 26531891 A JP26531891 A JP 26531891A JP H0573602 A JPH0573602 A JP H0573602A
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JP
Japan
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failure
fault
function
automatic transaction
type
Prior art date
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Application number
JP26531891A
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English (en)
Inventor
Takeo Ishidate
健夫 石立
Nobuhiro Motoi
信広 本井
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この装置は、動作中障害が発生した場合、ま
ずその障害の種別を判定する。次に自動的に除去可能な
障害原因を除去するとともに、除去不可能な障害原因と
なった機能を装置の機能から除外する。即ち、装置はそ
の機能を縮退して可能な範囲で動作を再開する。一方、
障害の内容を示す障害情報は障害情報記憶部35に格納
される。 【効果】 たとえ一部機能を縮退しても、装置は可能な
限り動作を続行することができる。また、障害情報はそ
の後の縮退部分の復旧処理などに使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銀行等の金融機関などに
設置され、現金入出金処理を自動化した現金自動取引装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関などに於ける現金自動
取引装置には、顧客との現金取引を扱う業務のために、
現金入出金装置が使用されている。この装置は、入金機
能と出金機能を一体化している。即ち、入金貨幣のうち
傷みの少いものを出金用収納庫に収容して、出金取引時
に利用する貨幣還流機能を持つ。さらに、通常の顧客と
の入出金取引きに直接使用される現金収納庫から余剰現
金を回収したり、現金不足のときには逆に現金を補充す
る補充回収機能を持つ。図2(a)は、このような現金
入出金装置を搭載した現金自動取引装置を前面から見た
外観斜視図、同図(b)は、同装置を背部保守面から見
た外観斜視図である。
【0003】図に於いて、10は現金自動取引装置、1
1は紙幣入出金装置、12は硬貨入出金装置である。こ
れら紙幣入出金装置11および硬貨入出金装置12はい
ずれも、還流機能を有する現金入出金装置である。13
は、顧客により挿入されたキャッシュカードのデータ識
別を行い、入金や支払いなどの取引内容をレシートやジ
ャーナルに印字処理を行うカードリーダライタである。
14は、顧客により挿入された通帳の磁気データの識別
を行い、入金,支払いなどの取引内容を通帳に印字する
処理を行う通帳記帳機である。15は、支払い金額や暗
証番号を入力するための操作キーや、取引金額や操作案
内の文言とイラストなどを表示する表示部から構成され
る顧客操作部である。また、図(b)の16は、内部操
作部で、係員が現金の補充、回収、精査、運用取引種別
の設定などのオペレーションを行うために、必要な項目
やデータを入力する操作キーと、前記操作キーからの入
力データや処理結果、あるいは係員操作を誘導するため
の操作案内の文言とイラストなどを表示する表示部より
構成される。17は、以上の各部の動作制御や各種演算
処理などを行う制御部である。
【0004】図3はこの種の紙幣入出金装置の一例を示
す断面図である。図3の例では、この紙幣入出金装置1
1は、3個の金種別収納庫21,22,23を有してい
る。装置右上部には、紙幣の投入と差出し用の接客口2
5、中央部には紙幣の真偽判定用鑑別部26と紙幣の分
配収納用の入出金ユニット27が設けられている。さら
に、本体左部には着脱式の補充回収収納庫24とリジェ
クトカセット28が設けられている。また、接客口25
の左側には紙幣の表裏取り揃え機構29が設けられてい
る。このような装置では、装置内部に、取引運用に必要
な現金を収納する複数の金種別収納庫21〜23と、こ
れらの収納庫とは別に本体から着脱自在な補充回収収納
庫24を備え、補充回収収納庫24へ金種別収納庫21
〜23から余剰現金を回収したり、逆に支払い現金の不
足が予想される場合などには補充回収収納庫24から金
種別収納庫21〜23へ現金を補充できるように構成さ
れている。
【0005】例えば、金種別収納庫21と22には万円
券、金種別収納庫23には千円券というように、各々の
収納庫は収納される金種が予め決められている。補充回
収収納庫24から各収納庫へ紙幣を補充するときには、
補充回収収納庫24に複数の金種が混在して入れられて
いても、補充回収収納庫24から繰出された紙幣は鑑別
部26で金種を判定され、その判定に従って、万円券は
金種別収納庫21または22へ、千円券は金種別収納庫
23へそれぞれ分配され収納されるようになっている。
図示していないが、硬貨入出金装置も同様の機能を持
つ。なお、図3に示すような装置は、すでに本出願人に
よって紹介されている(特開平2−278396号公
報)。従って、その詳細な説明は省略するが、概略次の
ような動作を行う。
【0006】まず、一般の入金取り引きにおいては、顧
客が接客口25から紙幣を挿入するとこれが鑑別部26
において鑑別され、真券か偽券かの判断がされる。偽券
と判断されると、その紙幣は表裏取り揃え機構29を介
して、接客口25に戻される。入金取り引きが完了する
と、還流対象となる真券は、それぞれ対応する金種別収
納庫21,22あるいは23に収納される。また、還流
対象外の紙幣はリジェクトカセット28に送り込まれ
る。次に、出金取り引きにおいては、各金種別収納庫2
1,22あるいは23から取り出された紙幣が入出金ユ
ニット27を介して鑑別部26に送り込まれる。ここで
紙幣が計数され表裏取り揃え機構29に集積された後、
接客口25に差し出される。なお、鑑別部26において
異常搬送された紙幣は出金対象から除外され、リジェク
トカセット28に送り込まれる。また、接客口25に差
し出された紙幣について顧客の取り忘れ等が生じた場合
には、一定時間後この紙幣が装置内部に取り込まれ、リ
ジェクトカセット28に収納される。
【0007】次に金種別収納庫21,22,23に収納
された紙幣が不足した場合には、補充回収収納庫24か
ら紙幣が繰り出され、鑑別部26で鑑別し計数した後、
各金種別収納庫21,22,23にその紙幣が送り込ま
れる。なお、この場合、補充の不用な金種の紙幣や搬送
異常などが生じた紙幣は、金種別収納庫24に再び戻さ
れる。次に、何れかの金種別収納庫21,22,23が
いっぱいになった場合には、その該当する金種別収納庫
から紙幣が取り出され、入出金ユニット27及び鑑別部
26を介してその紙幣が補充回収収納庫24に送り込ま
れる。なお、この場合にも搬送異常などによって計数が
不可能な紙幣が生じる。これは鑑別部26を通過した
後、リジェクトカセット28に送り込まれる。上記の装
置は概略以上のように動作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年銀行等
の金融機関において、顧客サービスを拡大するために、
この種の自動取引装置を用いた休日運用が長時間行われ
るようになっている。しかしながら、上記のような装置
の各動作モードにおいて、種々の障害が発生し、装置の
動作が停止する場合がある。例えば上記補充回収収納庫
24が装置11に確実にセットされていない場合には、
紙幣の補充や回収動作が不可能なため、装置は障害発生
と判断し、その動作を停止する。また、出金処理の場合
に、金種別収納庫21,22,23から入出金ユニット
27が所定の紙幣を繰り出す場合、その繰り出しが良好
に行われないと障害発生となる。また、入金処理、出金
処理、補充回収処理の何れの動作においても、紙幣が搬
送中何らか原因で正常な搬送が不可能になる場合があ
る。これには紙幣が重なり合ったり、何かに引っかかっ
て搬送が停止する等の原因が考えられる。このような場
合にも障害発生とされ、装置の動作が停止する。また、
リジェクトカセット28に収納されたリジェクト紙幣な
どがいっぱいになると、リジェクトカセット28の交換
のため、やはり装置の動作が停止する。この他装置各部
の機構が正常に動作しないような場合にも、障害が発生
したものとして装置の動作が停止する。
【0009】上記いずれの場合においても、顧客は、係
員が到着しその装置の障害を除去して復旧するまで、そ
の装置を使用することができない。休日運用などにおい
ては、障害が発生した場合に係員の到着に時間がかか
り、長時間その装置が使用できない場合も生じる。これ
では顧客の待ち時間を増大させ、顧客に迷惑をかけ、ま
た銀行業務の円滑な運営に支障をきたす。また、今後、
この種の自動取引装置の24時間運用などに移行する場
合に大きな問題となる。本発明は、以上の点に着目して
なされたもので、装置に何らかの障害が発生した場合
に、装置自身がその障害の種類を判断し、障害を除去し
て、何らかの形で動作を再開することの可能な自動取引
装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動取引装置は
装置の動作中に障害が発生した場合、その障害の種別を
判定する障害種別判定部と、この障害種別の判定結果に
基づいて、前記発生した障害の中で、除去可能な障害原
因を自動的に除去して初期化動作を実行する初期化制御
部と、前記発生した障害の中で、除去不可能な障害原因
となった機能を縮退して、前記装置の動作を再開させる
動作再開制御部と前記障害の内容を示す障害情報を記憶
しておく障害情報記憶部とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】この装置は、動作中障害が発生した場合、まず
その障害の種別を判定する。次に自動的に除去可能な障
害原因を除去するとともに、除去不可能な障害原因とな
った機能を装置の機能から除外する。即ち、装置はその
機能を縮退して可能な範囲で動作を再開する。一方、障
害の内容を示す障害情報は障害情報記憶部35に格納さ
れる。これにより、たとえ一部機能を縮退しても、装置
は可能な限り動作を続行することができる。また、障害
情報はその後の縮退部分の復旧処理などに使用される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の自動取引装置実施例を示すブロ
ック図である。図の装置の外観は、すでに図2において
説明した従来装置の外観と変わるところはない。ここ
で、本発明の装置には、その内部に図に示すような機能
が設けられている。即ち、装置各部の障害発生とともに
得られる障害情報は、バスライン31を通って転送され
る。このバスライン31には障害種別判定部32、初期
化制御部33及び動作再開制御部34が接続されてい
る。また、この他に、バスライン31には障害情報記憶
部35が接続されている。障害種別判定部32や初期化
制御部33及び動作再開制御部34は、実際には1台の
コンピュータを動作させるための制御プログラムから構
成される。また、障害情報記憶部35は、フロッピィデ
ィスクやハードディスクなどのような大容量の記憶媒体
から構成される。
【0013】以下図4、図5及び図6を用いて、本発明
の装置の具体的な動作を説明する。図4は本発明の装置
の基本的な動作フローチャートである。まず、図1に示
す装置の動作が開始され、取り引き動作が実行される
(ステップS1)。この動作は障害が発生しない限り継
続的に実行される。一方、ステップS2において障害発
生が検出されるとステップS3に移る。このステップS
3においては障害種別判定と障害情報発生処理が実行さ
れる。図5に本発明の装置の障害種別判定動作説明図を
示す。図の動作は図4に示すステップS3の内容を詳細
に表したものである。図5に示すように、障害の種類と
しては、メカ動作不良(ステップS21)、センサ動作
不良(ステップS22)、現金トラブル(ステップS2
3)、紙幣ジャム(ステップS24)、紙幣走行管理不
可能(ステップS25)及びその他の障害(ステップS
26)がある。図4のステップS3においては、障害が
これらのうち何れに該当するかを判断する。
【0014】そして例えばステップS21あるいはステ
ップS22において、メカ動作不良またはセンサ動作不
良と検出された場合には、予め定められた形式の障害情
報が発生する(ステップS27)。また、ステップS2
3あるいはステップS24において現金トラブルあるい
は紙幣ジャムと判断された場合には、ステップS28に
おいて該当する障害情報が発生する。さらに、ステップ
S25において紙幣走行管理不可能と判断された場合、
ステップS29において該当する障害情報が発生する。
最後にステップS26においてその他の障害と判断され
た場合には、ステップS30において所定の障害情報が
発生する。ここでステップS31やステップS33にお
いて、発生した障害情報に基づいて、その障害が、装置
の動作を復旧することのできないような稼働上致命的な
トラブルか否かを判断する。なお、このような判断は、
ステップS21のメカ動作不良と、ステップS22のセ
ンサ動作不良及びステップS26のその他の障害につい
てのみ行われる。
【0015】即ち、ステップS23の現金トラブルやス
テップS24の紙幣ジャムのトラブルについては、稼働
上致命的なトラブルであることが明らかなため、直ちに
ステップS32に移り、稼働を停止する。その他の場
合、即ちステップS31やステップS33での判断によ
り、稼働上致命的なトラブルとされた場合にも、ステッ
プS32に移行し、稼働が停止される。稼働が停止され
ると、その後は、図4のステップS11へ移行する。図
5のステップS25における紙幣走行管理不可能という
トラブルについては、稼働上致命的なものではではない
ことが明らかなため、無条件に図4のステップS4へ移
行する。即ち、図5の動作においては、検出された障害
の種類によって、本発明の方法により動作を続行できる
か、あるいは無条件でその動作を停止してしまうかを判
断し、図4のステップS4あるいは図4のステップS1
1へ移行する処理が行われる。
【0016】再び図4に戻って、図4ステップS3にお
いて稼働上致命的なトラブルでないと判断された場合に
は、図4のステップS4に移行し、稼働が一時停止され
る。そして、ステップS5において先にステップS3で
発生した障害情報の記憶が行われる。この障害情報は、
図1に示した障害情報記憶部35に格納される。次にス
テップS6に移り、初期化と動作再開処理が行われる。
図6に本発明の初期化と動作再開動作フローチャートを
示す。図においてここでは装置がいかなる動作モードで
稼働中であったかにより、それぞれ所定の初期化処理が
実行される。例えばステップS41において、装置が現
金の回収時であったと判断された場合には、残留紙幣を
もとの金種別収納庫内に戻すか、リジェクトカセット2
8に収容するかによって初期化を行う。また、ステップ
S42において、現金の補充時と判断された場合には、
残留紙幣をもとの補充回収収納庫に戻すか、あるいはリ
ジェクトカセット28に収納することによって初期化を
行う。また、ステップS43において、入金時と判断さ
れた場合には、残留紙幣をもとの接客口に戻して初期化
を行う。さらに、ステップS44において出金時と判断
された場合には、残留紙幣をもとの金種別収納庫に戻す
かあるいはリジェクトカセット28に収納して初期化を
完了する。
【0017】上記のような各モード毎の初期化が終了す
ると、ステップS45に移り、紙幣走行関係のトラブル
かどうかの判断を行う。例えば、装置内部の紙幣走行の
ための搬送機構に何らかのトラブルが生じた場合には、
その部分を紙幣が搬送されると再度障害が発生するおそ
れがある。また、その部分については紙幣が搬送されな
い可能性もある。そこで紙幣走行関係のトラブルか否か
を判断し、そのようなトラブルでない場合には、直ちに
ステップS46に移り、装置を再稼働させる。一方、紙
幣走行関係のトラブルと判断された場合には、ステップ
S45からステップS47に移り、機能していない部分
を無視して稼働を継続するようにする。即ち、この段階
で機能しない部分を装置の稼働対象から除外する。
【0018】例えば、図3に示した補充回収収納庫24
が装置に確実にセットされていないという障害が検出さ
れた場合、その旨の障害情報を障害情報記憶部35に格
納するとともに、補充回収収納庫24の機能を停止させ
る。即ち、補充回収収納庫24が装置に装着されていな
い状態と同様の状態に装置を縮退させて動作を継続させ
る。金種別収納庫21,22,23に適量の紙幣が収納
されている限り、装置はその後も正常に動作することが
可能になる。また、入出金ユニット27が金種別収納庫
21,22,23から紙幣を繰り出す場合に障害が発生
したような時は、その旨の障害情報を障害情報記憶部3
5に格納するとともに、障害の発生頻度を考慮した上
で、装置動作の稼働上妨げとならないと判断された場
合、入出金ユニット27の機能の一部を動作させないま
まで装置の動作を再開する。そのような場合、例えば特
定の金種別収納庫の入出金処理は不可能となるが、他の
部分は正常に機能する。
【0019】次に、補充回収収納庫24から金種別収納
庫21,22,23への装填動作中に紙幣の搬送障害が
発生することがある。この場合、一旦搬送路に残った紙
幣を入出金ユニット27に集積し、再び鑑別部26にお
いてその鑑別を行った後、補充回収収納庫24に設けら
れた回収紙幣集積部に集積する。このような処理が完了
すれば装置の装填動作は再開できる。なお、搬送障害に
ついては例えば紙幣のジャム等の場合には、装置の動作
再開が不可能なため、係員の到着を待ってから動作が再
開することになる。このような障害情報には障害の発生
した時刻や内容が詳細に含まれている。
【0020】また、出金動作中表裏取り揃え機構29や
リジェクトカセット28まで紙幣が搬送される間に障害
が発生することがある。例えば、搬送中の2枚の紙幣が
重なったり、これらが2つに分かれたりして紙幣の管理
が不可能になる場合がある。このような場合、障害情報
を障害情報記憶部35に記憶すると、搬送路上に残留し
た紙幣をすべて表裏取り揃え機構29あるいはリジェク
トカセット28に集積させる。そして表裏取り揃え機構
29の上に集積された紙幣を接客口25を経由して再度
入出金ユニット27に送り込む。この場合、接客口25
のシャッターは閉じたままである。従って、顧客はその
現金を取り出すことはできない。入出金ユニット27に
回収された紙幣は、再び出金処理のために鑑別部26に
搬送される。このような動作によっても自動的に事故除
去が行われる。また、補充回収収納庫24に設けられた
機構の一部が動作不良のような場合、その部分の機能を
停止させ、装置の動作を再開させる。なお、その部分が
補充回収収納庫24の動作を行うために不可欠の場合に
は、補充回収収納庫24の動作全体を停止させ、補充回
収収納庫24が装着されていない状態で装置の動作が再
開される。
【0021】また、搬送路上の多数のセンサについては
その一部が動作不能になる場合もある。しかしながら、
そのような場合には、その一部の機能を多少低下させて
も支障がなければ、装置の動作を自動継続させる。例え
ば走行路上の紙幣の搬送状態が直線的か斜めかを判断す
るため、左右2個センサが設けられる。これらの1個が
故障したような場合、紙幣の走行上は致命的とならない
ため、装置の動作を続行させる。もちろん2個のセンサ
の両方が機能を停止した場合には、紙幣の走行監視が不
可能になるため、装置の動作を直ちに停止し係員の到着
を待つことになる。その他装置各部の機構の一部が障害
を発生しても、その部分の動作が停止した場合でも、入
金処理や出金処理その他の処理の一部でも続行可能な処
理があれば、装置の動作は停止させず、障害の発生した
機能を縮退して装置の動作を続行する。
【0022】再び図4に戻って、ステップS6で装置の
動作が再開されると、ステップS7において、さらに取
り引きがあるか否かが判断され、取り引きがある場合に
はステップS1に戻り取り引き動作が進められる。ま
た、取り引きがなければ保守をするか否かが判断され
(ステップS8)、保守をする場合にはステップS9に
移り、保守をしない場合にはステップS1に戻る。ステ
ップS3において稼働停止と判断された場合には、ステ
ップS11に移り、係員の呼び出しが行われる。そして
ステップS8で保守必要と判断された場合とともにステ
ップS9に移る。ステップS9では、障害情報記憶部3
5に格納された障害情報にもとづく係員の保守作業が行
われる。即ちその障害情報の内容を係員が読み取って、
障害発生時期や発生状況に基づいて装置の内部点検や修
理を行う。そしてステップS10において動作が確認さ
れると、再びステップS1に戻り取り引き動作が再開さ
れる。
【0023】即ち、本発明の装置においては、何らかの
障害が発生した場合、その障害情報が障害情報記憶部3
5に格納されるとともに、可能な限り装置の機能を一部
縮退しても装置の動作を続行させる。係員はその間に障
害発生の通知を受ける。従来は障害が発生するとともに
装置の動作が停止し、係員が到着するまで装置は動作し
なかった。しかしながら、本発明においては、係員が到
着するまで装置は何らかの形で動作しているケースが増
える。これによって装置の稼働時間が著しく上昇する。
本発明は以上の実施例に限定されない。先に図5におい
て示した障害種別の判別や処理、あるいは図6において
示した初期化及び動作再開の手順や内容については障害
の種類や障害箇所、装置の機能に応じて種々変更して差
し支えない。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明の自動取引装置は、
装置に障害が発生した場合に、その障害の種別を判定
し、除去可能な障害原因については装置が自動的にこれ
を除去するとともに、除去不可能な障害原因となった機
能があれば、これを縮退して動作を再開させるため、障
害発生と同時に装置の動作が停止し、係員が到着するま
で装置が動作できないといった従来装置の欠点が除去さ
れる。また、障害情報が障害情報記憶部に格納されれ
ば、その後係員が到着した場合にその内容に基づいて適
切な保守点検修理作業を実行することができる。これに
より、顧客の待ち時間が短縮され、係員が障害発生後あ
る程度余裕をもって障害除去作業に取り掛かることがで
きるため、その負担が軽減される。また、これにより銀
行業務の円滑な運営の効果が期待できる。しかも、休日
や夜間の24時間運用も可能となり、稼働率の向上の効
果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引装置実施例を示すブロック図
である。
【図2】現金自動取引装置の外観斜視図である。
【図3】紙幣入出金装置の断面図である。
【図4】本発明の装置の動作フローチャートである。
【図5】本発明の装置の障害種別判定動作フローチャー
トである。
【図6】本発明の装置の初期化と動作再開手順フローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 自動取引装置 32 障害種別判定部 33 初期化制御部 34 動作再開制御部 35 障害情報記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の動作中に障害が発生した場合、そ
    の障害の種別を判定する障害種別判定部と、 この障害種別の判定結果に基づいて、 前記発生した障害の中で、除去可能な障害原因を自動的
    に除去して初期化動作を実行する初期化制御部と、 前記発生した障害の中で、除去不可能な障害原因となっ
    た機能を縮退して、前記装置の動作を再開させる動作再
    開制御部と、 前記障害の内容を示す障害情報を記憶しておく障害情報
    記憶部とを備えたことを特徴とする自動取引装置。
JP26531891A 1991-09-17 1991-09-17 自動取引装置 Pending JPH0573602A (ja)

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Cited By (16)

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