JP2010149984A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙を給紙トレイから連続して順次給紙することができる構成において、用紙への画像記録が終了して最後の用紙が排出された際に、画像記録装置の用紙搬送路途上に位置する後続する用紙、即ち滞留する用紙を確実に給紙トレイに戻すことができる画像記録装置を提供する。
【解決手段】給紙ローラと搬送ローラとを同方向に回転するように構成し、先行する記録用紙の1頁分の画像記録が終了し、後続する記録用紙に画像記録データがない場合に、記録用紙の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置しないときは、記録用紙を給紙トレイに戻すために、給紙ローラを逆回転させる。記録用紙の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置するときは、記録用紙を給紙トレイに戻すために、中間ローラ及び搬送ローラを正回転させる。その後、経路切換機構を第2姿勢とし、第1切換ローラを逆回転させる。
【選択図】図14

Description

本発明は、用紙(被記録媒体)に画像記録(印刷)することができる画像記録装置に係り、より詳しくは、用紙を給紙トレイから連続して順次給紙することができる構成において、用紙への画像記録が終了して最後の用紙が排出された際に、画像記録装置の用紙搬送路途上に位置する後続する用紙、即ち滞留する用紙を確実に給紙トレイに戻すことができる画像記録装置に関するものである。
従来から、画像記録装置では、複数枚の用紙を堆積させた給紙トレイから用紙を1枚ずつ分離して搬送路に給紙する際に、先行する用紙と後続する用紙との用紙間隔を適宜あけながら給紙動作が行われている。このような画像記録装置おいて、後続する用紙に記録する画像記録データがない場合、先行する用紙に画像記録が実行された後、後続する用紙は搬送路に滞留した状態となっている。この搬送路に滞留した用紙を長時間この状態ままにしておくと、用紙には搬送路に沿う曲がり癖が形成されてしまう。したがって、この後続する用紙に対する種々の提案がされている。
例えば、特許文献1には、装置内に用紙の滞留を検知した場合に、その滞留用紙を装置外の排紙部に排出する画像記録装置が開示されている。また、特許文献2には、装置内に用紙の滞留を検知した場合に、その滞留用紙を給紙用のローラを搬送方向とは逆方向に回転させて給紙トレイに戻す画像記録装置が開示されている。
特開平9−104141号公報 特開2000−159392号公報
しかしながら、特許文献1に開示された画像記録装置では、排紙部に排紙された用紙を画像記録のために再利用する場合には、ユーザが給紙トレイにその用紙を戻さなければならず不便であった。
また、特許文献2に開示された画像記録装置では、小さいサイズの用紙(葉書等)を印刷した場合に、搬送路に残留した用紙が搬送路下流側に位置するときには、給紙用のローラに押圧されていないため、その用紙を給紙トレイに戻すことができず、用紙が搬送路に残留したままになってしまう虞があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、記録される画像記録データがなく、搬送路に滞留している白紙の用紙を確実に給紙トレイに戻すことができる画像記録装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために、請求項1に記載の画像記録装置は、堆積された被記録媒体を収容する給紙トレイと、前記給紙トレイから被記録媒体を給紙する給紙ローラと、前記給紙ローラによって給紙される被記録媒体に画像を記録する画像記録部と、前記画像記録部によって記録された被記録媒体を排出する排出部と、前記給紙トレイから給紙された被記録媒体が、前記画像記録部を通過し、前記排出部まで搬送方向に沿って搬送されるように案内する搬送路と、前記搬送路を搬送される被記録媒体の位置を検出する媒体位置検出部と、前記画像記録部よりも搬送方向下流側に配置され、前記搬送路の前記画像記録部よりも下流側部位と前記給紙トレイとを接続する接続部と、前記下流側部位に配置され、被記録媒体を挟持して正転することにより被記録媒体を前記排出部へ排出することが可能であると共に被記録媒体を挟持して逆転することにより被記録媒体を前記接続部へ送ることが可能な切換ローラ対を備えた経路切換部と、有し、前記給紙トレイに積載された被記録媒体を前記給紙ローラにより1枚ずつ前記搬送路へ繰出し、前記画像記録部によって前記被記録媒体に画像を記録し、記録済みの被記録媒体を前記排出部に排出するように構成され、排出された被記録媒体に後続する被記録媒体に対する画像記録データが存在しない場合であって、前記媒体位置検出部が後続する被記録媒体の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置すると検出したときは、当該被記録媒体を前記経路切換部によって、前記前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すように制御する制御部と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記制御部は、前記媒体位置検出部によって、後続する被記録媒体の後端部が前記給紙ローラより搬送方向上流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記給紙ローラによって前記給紙トレイに戻し、後続する当該被記録媒体の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置すると検出されたときは、当該記録用紙を前記経路切換部によって、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すように制御することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像記録装置において、前記制御部は、前記媒体位置検出部によって、後続する被記録媒体の後端部が前記給紙ローラより搬送方向下流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記経路切換部により、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すとともに、前記後続する被記録媒体のさらに後に後続する被記録媒体の先端部が搬送方向に給紙され、且つ、その後端部が前記給紙ローラより搬送方向上流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記給紙ローラによって前記給紙トレイに戻すことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置において、前記媒体位置検出部は、前記画像記録部の搬送方向上流側の搬送路に設けられ、前記給紙トレイから給紙される被記録媒体の有無を検知する媒体検知部と、前記給紙ローラの回転量を検出する給紙検出部と、前記媒体検知部によって被記録媒体が検知されてからの前記給紙ローラの回転量と被記録媒体の搬送方向の長さとの基づいて、その被記録媒体に後続する被記録媒体の位置を算出する媒体位置算出部と、により構成されることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像記録装置において、前記画像記録部によって表面に画像が記録された被記録媒体の裏面に画像を記録する両面画像記録機能を具備し、その機能が選択された場合には、前記制御部は表面に画像が記録された被記録媒体を、その後端部から前記給紙トレイに戻すように前記経路切換部を制御し、前記接続部は被記録媒体を前記給紙トレイへ案内する案内部として機能することを特徴とするものである。
請求項1に記載の画像記録装置によれば、画像が記録されて排出された被記録媒体に後続する被記録媒体に対する画像記録データが存在しない場合であって、搬送路に繰出された後続する被記録媒体の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置するときは、当該被記録媒体を前記経路切換部によって、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻す。従って、後続する被記録媒体が給紙ローラに圧接されていなくても、当該被記録媒体を給紙トレイに戻すことができるので、搬送路に後続する被記録媒体が滞留することがない。
請求項2に記載の画像記録装置によれば、後続する被記録媒体の後端部が前記給紙ローラより搬送方向上流側に位置するときは、当該被記録媒体を前記給紙ローラによって前記給紙トレイに戻し、後続する当該被記録媒体の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置するときは、当該記録用紙を前記経路切換部によって、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻す。よって、搬送路に繰出された後続する被記録媒体がどの位置であっても、確実に給紙トレイに戻すことができる。
請求項3に記載の画像記録装置によれば、後続する被記録媒体の後端部が前記給紙ローラより搬送方向下流側に位置するときは、当該被記録媒体を前記経路切換部により、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すとともに、前記後続する被記録媒体のさらに後に後続する被記録媒体の先端部が搬送方向に給紙され、且つ、その後端部が前記給紙ローラより搬送方向上流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記給紙ローラによって前記給紙トレイに戻す。よって、搬送路に繰出された後続する被記録媒体が複数枚であっても、確実に給紙トレイに戻すことができる。
請求項4に記載の画像記録装置によれば、前記媒体位置検出部は、前記画像記録部の搬送方向上流側の搬送路に設けられ、前記給紙トレイから給紙される被記録媒体の有無を検知する媒体検知部と、前記給紙ローラの回転量を検出する給紙検出部と、前記媒体検知部によって被記録媒体が検知されてからの前記給紙ローラの回転量と被記録媒体の搬送方向の長さとの基づいて、その被記録媒体に後続する被記録媒体の位置を算出する媒体位置算出部と、により構成される。よって、後続する被記録媒体の位置を検出することができ、搬送路に繰出された後続する被記録媒体の後端部の位置がわかる。
請求項5に記載の画像記録装置によれば、両面印刷時に使用する機構を後続する被記録媒体を給紙トレイに戻す機構として利用できる。
本発明を多機能型の画像記録装置に適用した実施形態について、添付資料を参照して以下に説明する。多機能型の画像記録装置は、ファクシミリ機能、プリンタ機能、複写機能、スキャナ機能等を備えており、公知なものである。
<外観的構成>
図1は、実施形態の画像記録装置1の外観的構成を示す斜視図である。以下の説明において、図1の画像記録装置1の手前側を前側とし、矢印左右で示す方向を左右方向とし、矢印前後で示す方向を前後方向とし、矢印上下で示す方向を上下方向とする。図1に示すように、画像記録装置1は、本体ケース2と上部ケース3とで覆われている。本体ケース2は、上面が開放された略箱状の形状から構成される。上部ケース3は、この本体ケース2の後側に、蝶番、ヒンジ部等により枢着され、上下回動可能に構成される。
本体ケース2の前側上部には、操作パネル4が配置されている。その操作パネル4には、数字ボタンやスタートボタン、機能操作ボタン等の各種ボタンが設けられている。これらのボタンが押下されることにより、各種の走査が行われる。また、その操作パネル4には液晶ディスプレイ(LCD)5が設けられ、画像記録装置1の設定状態や各種のメッセージ等を表示する。例えば、ユーザが操作パネル4を操作することによって、記録用紙のサイズが設定される。
操作パネル4の後部側であって上部ケース3には、スキャナ部6が配置されている。スキャナ部6の上面は、原稿載置用のガラス板で構成されており、このガラス板は、スキャナ部6の後端に対して枢軸を中心に上下回動可能な原稿カバー体で覆われている。原稿カバー体を上側に開けてガラス板の上に原稿を載置し、ガラス板の下方において往復移動する原稿読み取り用のライン型の密着型イメージセンサ(例えばCIS:Contact Image Senser)によって原稿の画像が読み取られる。例えば、ファクシミリ機能時に相手ファクシミリ装置に送信すべきファクシミリ原稿や、複写時に複写すべき原稿の画像がこのスキャナ部6によって読み取られる。
本体ケース2の前側には、開口部2aが設けられている。給紙トレイ7及び排紙トレイ8が、開口部2aの内側に上下2段に設けられている。給紙トレイ7には、その底部に複数枚の記録用紙P(被記録媒体)がほぼ水平状にて堆積状態で収納される。収納できる記録用紙Pのサイズとしては、例えば、A4用紙やB5用紙、更にA4用紙の長手方向を横方向(左右方向)にしても収容できる。
図2に示すように、給紙トレイ7の後側に分離傾斜板7aが設けられている。分離傾斜板7aは、給紙トレイ7から重層された記録用紙Pを分離して、最上位置の記録用紙Pを上方へ案内する。この上方へ案内された記録用紙Pは、後述する記録機構30によって画像記録が行われた後、排紙トレイ8に排出される。
<内部構成>
次に、画像記録装置1の内部構成について図2乃至図11を参照して説明する。画像記録装置1は、給紙機構10、搬送機構20、記録機構30、接続部40、経路切換機構50、ガイド部70など多数の機構を内蔵している。ここで、図2は、図1に示す画像記録装置1の内部構造の縦断面図である。図3は、図2に示す画像記録装置1の内部構造の縦断面図を概略的に示した図である。
(給紙機構10の構成)
図2及び図3を参照して、給紙機構10の構成を示す。図2に示すように、給紙機構10における給紙アーム12が、駆動軸13を中心にして上下回動可能に本体ケース2内に設置されている。給紙ローラ11が給紙アーム12の先端部に回転可能に支持されている。給紙アーム12は、自重により又はバネ等に付勢されて給紙トレイ7に給紙ローラ11が接触するように下側へ回動されている。給紙アーム12が下側へ回動付勢されることにより、給紙ローラ11が給紙トレイ7上の記録用紙Pに圧接する。伝達歯車機構12aが給紙アーム12内に設けられている。伝達歯車機構12aは、駆動軸13から給紙ローラ11に回転力を伝達するための複数の噛み合い歯車からなる。図3に示すように、給紙ローラ11は、給紙モータ14を駆動源として伝達歯車機構12aを介して回転駆動される。
これにより、給紙ローラ11が回転されると、給紙ローラ11のローラ面と記録用紙Pとの間に発生する摩擦力により、最上位置の記録用紙が分離傾斜板7aの方へ送り出される。記録用紙Pの先端が分離傾斜板7aに当接すると、この記録用紙Pは上方へ案内され、矢印B方向に沿って搬送路15へ送り込まれる。給紙ローラ11によって最上位置の記録用紙Pが送り出される際に、その直下の記録用紙Pが摩擦や静電気の作用によって共に送り出される場合があるが、この記録用紙Pは分離傾斜板7aとの当接によって制止される。
搬送路15は、後述する記録機構30が配設されている箇所以外では、外側ガイド面と内側ガイド面とによって区画形成されている。例えば、複合機の後側の搬送路15の湾曲部16は、外側ガイド部材17及び内側ガイド部材18が本体フレーム2bに固定されることにより構成されている。この場合、外側ガイド部材17が外側ガイド面を構成し、内側ガイド部材18が内側ガイド面を構成している。外側ガイド面17及び内側ガイド面18は、所定間隔をあけて対向配置されている。
図3に示すように、本実施形態では、給紙モータ14からの回転力により給紙ローラ11が回転される。給紙ローラ11により記録用紙PをB方向へ給紙する方向の給紙モータ14の回転を正回転と称する。図3において、給紙モータ14を正回転させたときの、給紙ローラ11または歯車伝達機構12aの回転方向を実線で示す。
尚、給紙モータ14の一端には、給紙エンコーダ16が設けられている。給紙エンコーダ16は、円周に沿って所定間隔毎にスリットが形成された給紙回転スリット板16aと、給紙光センサ16bとを備える。給紙光センサは、給紙回転スリット16aに形成されたスリットを通過した光を電気信号に変換し出力する。よって、給紙光センサ16bから出力される電気信号により、給紙エンコーダ16のスリットを検出することができる。
給紙回転スリット16aは、給紙モータ14と同軸回転するものであって、給紙モータ14の回転は給紙ローラ11に伝達される。よって、検出された給紙エンコーダ16のスリットの数をカウントすることにより、給紙ローラ11の回転量を演算することができる。
(搬送機構20の構成)
図2及び図3を参照して搬送機構20の構成を示す。図2に示すように、給紙機構10により給紙される記録用紙Pの給紙方向(矢印B方向)下流側には、記録用紙Pを搬送するための搬送ローラ21aと、搬送ローラ21aに記録用紙Pを圧接するためのピンチローラ21bとが配設されている。搬送ローラ21a及びピンチローラ21bは、搬送路15を搬送される記録用紙Pを挟持して後述するプラテン31面上に搬送する。
プラテン31面上を搬送される記録用紙Pの搬送方向(矢印B方向)下流側には、排紙ローラ22aと、排紙ローラ22aに記録済みの記録用紙Pを圧接するための拍車ローラ22bとが配設されている。排紙ローラ22a及び拍車ローラ22bは、記録済みの記録用紙Pを挟持して、搬送路15からさらに搬送方向下流側(排紙トレイ8側)へ搬送する。
本実施形態では、搬送ローラ21a及び排紙ローラ22aは、同図では示されていないが、搬送モータ23を駆動源として駆動される。搬送ローラ21a及び排紙ローラ22aの駆動は同期されており、画像記録時においてこれらは間欠駆動される。これにより、記録用紙Pは所定の改行幅で送られながら画像記録がなされる。
尚、同図では示されないが、搬送ローラ21aの一端には、ロータリエンコーダ24(図12参照)が設けられている。ロータリエンコーダ24、円周に沿って所定間隔毎にスリットが形成され、搬送ローラ21aと共に回転する搬送回転スリット板と、搬送光センサを備える。搬送光センサは、搬送回転スリットに形成されたスリットを通過した光を電気信号に変換し出力する。この搬送光センサで検出した信号に基づいて、搬送ローラ21a、排紙ローラ21b及び後述する第1切換ローラの回転が制御される。画像記録の前後においては、搬送ローラ21a及び排紙ローラ22aは連続駆動され、迅速な用紙搬送が実現されている。
また、搬送路15の搬送ローラ21aの配置位置よりも搬送方向上流側には、記録用紙Pを搬送するための中間ローラ25aと、中間ローラ25aに記録用紙Pを圧接するための従動ローラ25bとが配設されている。中間ローラ25a及び従動ローラ25bは、搬送路15を搬送される記録用紙Pを挟持して搬送ローラ21へ搬送する。
本実施形態では、中間ローラ25aは、同図では示されていないが、中間モータ27(図12参照)を駆動源として駆動される。これにより、記録用紙Pは搬送ローラ21aまで到達することができる。
また、搬送路15の中間ローラ25aの配置位置よりも搬送方向上流側には用紙センサ28が配置されている。用紙センサ28は、記録用紙Pを検知しているときはONとされ、記録用紙Pを検知していないときはOFFとされる。したがって、記録用紙Pが搬送路15を介して中間ローラ25a側に近づくように給紙されたときに、その記録用紙Pの先端部及び後端部を検知することができる。
(記録機構30の構成)
図2及び図3を参照して、記録機構30の構成について説明する。図2に示すように、搬送ローラ21a及び排紙ローラ22aの間のプラテン31の上側には、記録ヘッド32が配置されている。記録ヘッド32は、キャリッジ33に搭載されている。キャリッジ33は、ガイドレール36、37に沿って主走査方向(同図において紙面に垂直な方向)に往復移動するようになっている。具体的には、キャリッジ33は、CRモータ34(図12参照)の回転駆動により、往復移動する。この記録ヘッド32の下面側には、搬送ローラ21a等に挟持された記録用紙Pへインクを吐出するためのノズル(図示せず)が形成されている。
記録ヘッド32にインクを供給するためのインクタンクは、本体ケース2内の収容部(図示せず)に対して上方から着脱可能に構成されている。本実施形態ではブラック、シアン、マゼンダ、イエローの4色のインクタンクが収容されるものであるが、それ以上の色のインクを収納しても良い。各インクタンクから記録ヘッド32へは可撓性を有するインクチューブを接続してインク供給する。
搬送ローラ21aにより間欠的に前進する記録用紙Pに、キャリッジ33を主走査方向に往復移動させつつ記録ヘッド32のノズルからインクを吐出させて記録を開始する。1枚分の記録用紙Pに対する記録が終了すると、その記録済みの記録用紙Pは排紙ローラ22aにより搬送路15を介して搬送方向下流側(排紙トレイ8側)へ搬送される。
尚、同図では示されていないが、画像記録装置1の本体フレーム2bにリニアエンコーダ35(図12参照)が設けられている。このリニアエンコーダ35は、キャリッジ33の位置を検出する。このリニアエンコーダ35のエンコーダストリップがガイドレール36、37に配設されている。このエンコーダストリップは、光を透過させる透光部および光を遮断する遮断部を備えている。透光部及び遮断部は、このエンコーダストリップの長手方向に所定ピッチで交互に配置されており、所定パターンを形成している。また、キャリッジ33の上面に透過度センサである光学センサ38が設けられている。この光学センサ38は、エンコーダストリップに対応する位置に設けられている。この光学センサ38は、キャリッジ33と共にエンコーダストリップの長手方向に沿って往復移動し、その往復移動の際にエンコーダストリップのパターンを検出する。
(接続部40の構成)
図2及び図3を参照して、接続部40の構成について説明する。図2に示すように、接続部40は搬送路15に接続されている。接続部40は、記録機構30よりも搬送路15の下流側部位41に連続している。接続部40は、排紙ローラ22aにより搬送された記録用紙Pを後端部から再び給紙トレイ7上に導く案内経路を構成している。この案内経路は、第1ガイド面42と第2ガイド面43とによって区画形成されている。本実施形態では、第1ガイド面42及び第2ガイド面43は、画像記録装置1の本体フレーム2bの内部に配置されたガイド部材44及びガイド部材45の表面により構成されている。各ガイド部材44、45は、所定間隔をあけて対向配置されており、第1ガイド面42及び第2ガイド面43は、搬送路15の下流側部位41から給紙ローラ11の方へ斜め下方に延びている。
後述するが、画像が記録されて排出された記録用紙P1に後続する記録用紙P2に対する画像記録データが存在しない場合は、搬送路15に滞留している後続する記録用紙P2は、その後端部から接続部40を介して給紙トレイ7上の給紙ローラ11の圧接位置に到達する。よって、搬送路15に滞留している後続する記録用紙P2を、排紙トレイ8に排出することなく、接続部40を介することで給紙トレイ7上に搬送できる。
(経路切換機構50の構成)
図2乃至図11を参照して、経路切換機構50の構成について説明する。図4は、図2の要部拡大図であって、経路切換機構50の断面構造を詳細に示している。図5は、経路切換機構50の駆動機構50aの斜視図である。また、図6及び図7は、ぞれぞれ、図5におけるG−矢視図及びH−矢視図である。
図2乃至図4に示すように、経路切換機構50は、搬送路15において記録機構30よりも搬送方向の下流側に配置されている。具体的には、経路切換機構50は、記録機構30よりも搬送路15の下流側部位41、すなわち搬送路15と接続部40との境界部分における搬送方向下流側に配置さている。経路切換機構50は、切換ローラ対を構成する第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52と、第2切換ローラ52に並設された補助ローラ53とを有する。
後述するが、第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52は、排紙ローラ22a及び拍車ローラ22bから送られた記録用紙Pを挟持する。第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52は、記録用紙Pを搬送路15に沿ってさらに搬送方向下流側(排紙トレイ8側)へ搬送することができ、また、記録用紙Pを接続部40へ搬送することができるようになっている。
第2切換ローラ52及び補助ローラ53は、フレーム54に取付けられている。このフレーム54は、画像記録装置1の左右方向に延びている。ただし、フレーム54の断面形状は図4に示すように略L字状に形成されており、これにより、フレーム54の所要の曲げ剛性が確保されている。
図4及び図5が示すように、フレーム54は一体化された8つのサブフレーム55を備えている。各サブフレーム55は、画像記録装置1の中心を基準として左右方向に対称に
配置されている。各サブフレーム55は、それぞれ1つの第2切換ローラ52及び補助ローラ53を備えている。したがって、フレーム54は、それぞれ8つの第2切換ローラ52及び補助ローラ53を備えていることになり、各第2切換ローラ52及び補助ローラ53は、記録用紙Pの搬送方向と直交する方向、すなわち記録用紙Pの幅方向に均等に並設されている。尚、前述した拍車ローラ22bも記録用紙Pの幅方向に均等に並設されているが、各拍車ローラ22bは、第2切換ローラ52と同様の支持構造にて支持されている。
図4に示すように、第2切換ローラ52及び補助ローラ53は、各サブフレーム55に設けられた支持軸52a、53aに支持され、支持軸52a、53aの回りに回転自在となっている。本実施形態では、第2切換ローラ52及び補助ローラ53は、拍車状に形成されている。補助ローラ53は、第2切換ローラ52よりも所定距離だけ搬送方向上流側に配置されている。各第2切換ローラ52は、図示しないバネにより図4において下方に付勢されている。したがって、各第2切換ローラ52は、常に第1切換ローラ51に弾性的に押し付けられている。
第1切換ローラ51は、搬送モータ23を駆動源として回転される。各図に表わされていないが、第1切換ローラ51は、所要の駆動伝達機構を介して搬送モータ23と連結されている。図5が示すように、第1切換ローラ51は、中心軸51aを備えている。この中心軸51aに、上記駆動伝達機構が接続されている。尚、中心軸51aに所要のブラケットが設けられてもよい。このブラケットが、例えば、ねじにより本体フレーム2b側に締結されることにより、中心軸51aは、本体フレーム2bに確実に支持される。
この第1切換ローラ51の上に第2切換ローラ52が載置されている。第1切換ローラ51は、単一の細長円柱状に形成されてもよく、また、8つのローラがそれぞれ各第2切換ローラ52と対向配置されてもよい。第1切換ローラ51は、搬送モータ23によって正回転及び逆回転される。搬送路15に沿って搬送された記録用紙Pは、第1切換ローラ51と第2切換ローラ52とによって挟持される。第1切換ローラ51が正回転すると、上記記録用紙Pは第1切換ローラ51と第2切換ローラ52とによって挟持されたまま搬送方向下流側へ搬送され、排紙トレイ8に排出される。本実施形態では、第1切換ローラ51の外径は、排紙ローラ22aの外径よりも若干大きく設定されている。すなわち、両者が同回転速度で駆動された場合は、第1切換ローラ51の周速度の方が排紙ローラ22aの周速度よりも大きくなる。そのため、記録用紙Pが排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51の双方によって搬送されるときは、記録用紙Pは常に搬送方向に引っ張られるようになっている。
図5乃至図7に示すように、経路切換機構50の駆動機構50aは、中心軸51aに設けられた従動ギア56と、これと噛み合う駆動ギア57と、駆動ギア57がピン58を介して連結されたカム59とを有する。このカム59は、回転駆動軸60を備えており、この回転駆動軸60は、搬送モータ23を駆動源として駆動される。図7が示すように、カム59に案内溝61が設けられている。この案内溝61は、回転駆動軸60の回りに環状に形成されている。案内溝61は、回転駆動軸60を中心とする小円弧部61a及び大円弧部61bと、小円弧部61aの一端及び大円弧部61bの一端を連結する連結溝61cと、小円弧部61aの他端及び大円弧部61bの他端を連結する連結溝61dとを有する。ピン58は、案内溝61に嵌合しており、案内溝61に沿ってスライド自在となっている。
図5及び図6が示すように、従動ギア56は、第1歯部62とフランジ部63とを有する。第1歯部62は、中心軸51aを中心とするインボリュート歯車として構成されている。歯部62は、中心軸51aに嵌め込まれ、中心軸51aの回りに回転することができるようになっている。また、フランジ部63は、第1歯部62と一体的に形成されており、フレーム54と連結されている。したがって、第1歯部62が回転すると、中心軸51aを回転中心としてフレーム54、サブフレーム55、第2切換ローラ52及び補助ローラ53が一体的に回転するようになっている。
駆動ギア57は、支持軸64に回動自在に支持されている。この支持軸64は、本体フレーム2bに設けられている。駆動ギア57は、第2歯部65とアーム66とを備えており、ピン58は、このアーム66に突設されている。第2歯部65は、支持軸64を中心とするインボリュート歯車として構成されており、第1歯部62と噛み合っている。第2歯部65が回転することにより第1歯部62が回転し、その結果、中心軸51aを回転中心としてフレーム54、サブフレーム55、第2切換ローラ52及び補助ローラ53が一体的に回転するようになっている。
次に、図8乃至図11を参照して、フレーム54、サブフレーム55、第2切換ローラ52及び補助ローラ53が回転した状態における経路切換機構50について説明する。図8は、フレーム54、サブフレーム55、第2切換ローラ52及び補助ローラ53が回転した状態における経路切換機構50の駆動機構50aの斜視図である。図9及び図10は、それぞれ、図9におけるI−矢視図及びJ−矢視図である。また、図11は、図2における要部拡大図であって、経路切換機構50が中心軸51a中心として回転した状態を示している。
図7が示すように、カム59が回転すると、ピン58は案内溝61に沿って相対的に移送し、特に、連結溝61c、61dに沿ってスライドするときには、ピン58は、カム59の径方向に移動することになる。このため、図7においてカム59が時計回り(矢印E方向)に回転されたときは、ピン58が大円弧部61b、連結溝61c及び小円弧部61aの順に移動する。したがって、駆動ギア57は、図5において時計回りに回転する。その結果、従動ギア56は、図6において中心軸51aを中心として反時計回りに回転する。前述のように、従動ギア56はフレーム54と連結されているから、従動ギア56が回転することにより、中心軸51aを回転中心としてフレーム54、サブフレーム55、第2切換ローラ52及び補助ローラ53が一体的に回転し、図8乃至図11が示す状態となる。この状態で第1切換ローラ51と第2切換ローラ52とによって挟持された記録用紙Pは、第1切換ローラ51が逆回転すると、第1切換ローラ51と第2切換ローラ52とによって挟持されたまま接続部40を介して給紙トレイ7上に送られる。
尚、カム59が図8乃至図11に示す状態から、図10において反時計回り(矢印F方向)に回転された時は、ピン58は、小円弧部61a、連結部61c及び大円弧部61bの順に移動する。したがって、駆動ギア57は、図8において反時計回りに回転する。その結果、従動ギア56は、図9において中心軸51aを中心として時計回りに回転する。
このとき、フレーム54、サブフレーム55、第2切換ローラ52及び補助ローラ53は、中心軸51aを中心に回転する。したがって、図4及び図11が示すように、第2切換ローラ52は、第1切換ローラ51の周面上を転動することになる。本実施形態において、図4が示すような経路切換機構50の姿勢は「第1姿勢」と定義され、図11が示すような経路切換機構50の姿勢は「第2姿勢」と定義される。記録用紙Pに画像が記録され排出される場合には、経路切換機構50が第1姿勢となり、搬送路15に沿って搬送される記録用紙Pを、そのまま排紙トレイ8側へ送る搬送経路が構成される。また、経路切換機構50が第2姿勢に変化したときは、図11に示すように、記録用紙Pを接続部40を介して、給紙トレイ7側に送る搬送経路が構成される。
(ガイド部70の構成)
図4乃至図11を参照して、ガイド部70の構成について説明する。図4及び図11が示すように、ガイド部70は、第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52よりも搬送方向下流側に設けられている。本体フレーム2bに支持板71が取り付けられており、この支持板71にガイド部70が設けられている。このガイド部70は、支持板71の下面に固定された基部72と、基部72に支持されたガイドローラ73とを備えている。基部72は支軸74を備えており、ガイドローラ73は、この支軸74に回転自在に支持されている。本実施形態では、このガイドローラ73は拍車状に形成されている。
このガイド部70は、第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52が逆回転して記録用紙Pが接続部40へ送られているときに記録用紙Pの上面に接触する。また、ガイド部70は、第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52が正回転して記録用紙Pが排紙トレイ側へ送られているときは、記録用紙Pに接触しない。ガイド部70は、第1姿勢の第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52の接点と、排紙ローラ22a及び拍車ローラ22bの接点とを結ぶ仮想線と接触しない位置に設けられている。
後述されるように、記録用紙Pが、搬送方向の向きを変えられて接続部40に送られる。この記録用紙Pのうち第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52よりも下流側の部分は、ガイドローラ73の上面に当接し、撓む。これにより、記録用紙Pは、第1切換ローラ51及び第2切換ローラ52に巻き付けられるため、安定した搬送力を得ることができ、記録用紙Pは、確実に接続部40に送られる。
<電気的構成>
次に、図12を参照して、画像記録装置1の電気的構成について説明する。図12は、画像記録装置1の制御部80を示すブロック図である。
制御部80は、画像記録装置1の全体動作を制御するものである。制御部80はメイン基板により構成され、本体フレーム2b内の所定の位置に配置される。尚、スキャナ部6の制御に関する構成は、本発明の主要な構成ではないので、その詳細な説明は省略される。
制御部80は、CPU81、ROM82、RAM83、EEPROM84を中心とするマイクロコンピュータとして構成されている。制御部80は、バス85を介してASIC86に接続されている。
CPU81は、ROM82やRAM83に記録されている所定値やプログラム或いは、NCU87を介して送受信される各種信号に従って、画像記録装置1が有している各種機能の制御や、ASIC86と接続された各部を制御するものである。
ROM82は、画像記録装置1の各種動作を制御するためのプログラム等を格納している。例えば、図13〜図15のフローチャートで示す処理を実行するプログラムを含む各制御プログラムや、それらの制御プログラムをCPU81により実行する上で必要なデータなどを格納している。
RAM83は、CPU81が各種プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域として、また作業領域として用いられる。また、RAM83には、給紙パルスカウンタ83a、用紙サイズメモリ83bの記憶領域が割り当てられている。
給紙パルスカウンタ83aは、給紙エンコーダ16の検出されたスリットの数をカウントするカウンタである。給紙パルスカウンタ3aの値は、後述する記録処理(図13)において、記録用紙Pの先端が用紙センサ28に検知された時に「0」され、給紙エンコーダ16の新たなスリットが検出される毎に「1」が加算される。
用紙サイズメモリ83bは、図示しない外部機器やユーザが操作パネル4を操作することによって、画像が記録される記録用紙Pの用紙サイズが指示された場合に、その用紙サイズが記録される。
EEPROM84は、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC86には、NCU(Network Control Unit)87が接続されている。NCU87は、公衆回線から通信信号を入力するように構成されている。MODEM88は、この入力された通信信号を復調し、ASIC86に入力するものである。また、ASIC86がファクシミリ送信等で画像記録データを外部へ送信する場合には、MODEM88は、その画像記録データを通信信号に変調し、NCU87を介して公衆回線に出力する。
ASIC86は、CPU81からの指令に従い、給紙モータ14に通電する相励磁信号等を生成する。駆動回路89は、この相励磁信号に従って給紙モータ14に通電し、給紙モータ14を回転駆動する。駆動回路89は、給紙モータ14の励磁相の切換えにより、給紙モータ14を正回転または逆回転させる。給紙モータ14の回転力が給紙ローラ11に伝達される。
ASIC86は、CPU81からの指令に従い、搬送モータ23に通電する相励磁信号等を生成する。駆動回路90は、この相励磁信号に従って搬送モータ23に通電し、搬送モータ23を回転駆動する。駆動回路90は、搬送モータ23の励磁相の切換えにより、搬送モータ23を正回転または逆回転させる。搬送モータ23の回転力が搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51へ伝達される。このように、本実施形態に係る画像記録装置1では、搬送モータ23は、プラテン31上に位置する記録用紙Pの搬送や記録済みの記録用紙Pの排紙トレイ8への排出の駆動源となっている。
ASIC86は、CPU81からの指令に従い、中間モータ26に通電する相励磁信号等を生成する。駆動回路96は、この相励磁信号に従って中間モータ26に通電し、中間モータ26を回転駆動する。駆動回路96は、中間モータ26の励磁相の切換えにより、中間モータ26を正回転または逆回転させる。中間モータ26の回転力が中間ローラ25aへ伝達される。
ASIC86は、CPU81からの指令に従い、CRモータ34に通電する相励磁信号等を生成する。駆動回路91は、この相励磁信号に従ってCRモータ34に通電し、搬送モータ34を回転駆動する。駆動回路91は、CRモータ34の励磁相の切換えにより、CRモータ34を正回転または逆回転させる。CRモータ34の回転力は、所要の駆動機構を介してキャリッジ33へ伝達され、これにより、キャリッジ33が往復移動される。
ASIC86は、CPU81からの指令に従い、記録ヘッド32に通電する通電制御信号等を生成する。駆動回路92は、この通電制御信号に従って記録ヘッド32に通電し、記録ヘッド32を駆動する。駆動回路92は、記録ヘッド32の通電により、記録ヘッド32から所定のタイミングでインクを選択的に吐出させる。
ASIC86には、送受信操作のための操作パネル4のキーボード4aや液晶ディスプレイ(LCD)5を備えたパネルインターフェース93、パソコンなどの外部機器とパラレルケーブルやUSBケーブルを介してデータの送受信を行うためのパラレルインターフェース94やUSBインターフェース95、などが接続されている。前述のように、操作パネル4やパソコンに内蔵されているプリンタドライバによって記録用紙Pのサイズが決定された場合、このデータは、一旦用紙サイズメモリ83bに記憶され、後述するステップS21において、後述する記録用紙P2、P3の用紙位置の算出に用いられる。
ASIC86には、記録用紙Pの先端位置及び後端位置を検出するための用紙センサ28、給紙ローラ11の回転量を検出するための給紙エンコーダ16、搬送ローラ21aの回転量を検出するためのロータリエンコーダ24、キャリッジ33の主走査方向での移動量及び移動位置(現在位置)を検出するためのリニアエンコーダ35等が接続されている。
<実施形態の動作>
次に、本実施形態の画像記録装置1の動作について、図13乃至図19を参照して説明する。ここで、図16及び図19は、次記録用紙処理による用紙搬送動作の進行を示す図である。
(記録処理)
まず、図13を参照して、画像記録装置1のCPU81により実行される記録処理について説明する。図13は、画像記録装置1の記録処理を示すフローチャートである。記録処理は、図示しない外部機器などから、記録指示がされたときに起動する処理である。また、この記録指示がされるときに、用紙サイズも指示され、一旦用紙サイズメモリ83bに記録される。本実施形態では、用紙サイズは、A4用紙の長手方向が横方向に指示されているとして説明する。
まず、給紙トレイ7から記録用紙Pの給紙を開始する(ステップ1、以下ステップをSと記す)。ステップS1では、給紙トレイ7から記録用紙Pの給紙するために、給紙モータ14を正回転させ、給紙ローラ11を正回転(図16で反時計回り)させる。従って、図16(a)に示すように、最上層の記録用紙P1(1枚の記録用紙P)のみを分離して矢印B方向に給送する。このステップS1で給紙を開始する場合は、中間モータ27及び搬送モータ23も正回転させるため、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51も正回転する。
用紙センサ28が記録用紙P1の先端部を検知したか否かが判断される(S2)。記録用紙P1の先端部が検知されるまで処理を繰り返し(S2:NO)、図16(b)に示すように、記録用紙P1の先端部を検知したと判断されると(S2:YES)、給紙パルスカウンタ83aの値を「0」とする(S3)。このステップS3から、以降、給紙エンコーダ16の新たなスリットが検出される毎に「1」カウントアップされるので、給紙パルスカウンタ83aの値に基づいて、用紙センサ28が記録用紙P1の先端部を検知してから(S2)の給紙ローラ11の回転量が演算できる。その給紙ローラ11の回転量と用紙サイズメモリ83bに記憶されている記録用紙Pの用紙サイズとから、その給紙ローラ11に給紙された記録用紙P1の位置及び記録用紙P1に後続する記録用紙P2、P3の位置も演算することができる。
尚、用紙センサ28おいて先端部が検知された記録用紙P1の後端部が用紙センサ28を抜けた場合に、給紙パルスカウンタ83aの値を再び「0」としてもよい。こうすることで、後続する記録用紙P2の先端部を用紙センサ28が検知すると再びカウントアップが開始される。この場合は、記録用紙P2が先行する記録用紙となり、用紙センサ28が記録用紙P2の先端部を検知してからの給紙ローラ11の回転量を演算し、記録用紙P2の位置及び記録用紙P2に後続する記録用紙3の位置が演算できる。
記録用紙P1が中間ローラ25aによって搬送され、記録用紙P1の先端部が搬送ローラ21aに到達すると、図16(c)に示すように、搬送ローラ21aとピンチローラ21bとのニップ部で挟持されてプラテン31上に搬送され、記録用紙P1への画像記録が行われる(S4)。
1枚の記録用紙Pが中間ローラ25aと従動ローラ25bとのニップ部で挟持され、且つ給紙ローラ11の箇所でもニップされているときであっても、中間ローラ25aと従動ローラ25bとのニップ部でのニップ力が、給紙ローラ11で給紙トレイ7上の記録用紙Pを搬送する力より大きく、且つ中間ローラ25aの周速度が給紙ローラ11の周速度より大きく設定されているので、中間ローラ25aと従動ローラ25bとのニップ部で挟持された記録用紙Pを確実に搬送ローラ21aに搬送させることができる。
先行する記録用紙P1の画像記録が終了したか否かが判断される(S5)。先行する記録用紙P1の画像記録が終了するまで処理を繰り返し(S5:NO)、先行する記録用紙P1の画像記録が終了したと判断された場合は(S5:YES)、次頁(後続する記録用紙P2)に対する画像記録データを受信しているか否かが判断される(S6)。次頁(後続する記録用紙P2)に対する画像記録データを受信していると判断された場合は(S6:YES)、図16(d)に示すように、搬送モータ23を連続的に正回転させて、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を正回転させる。このとき、給紙モータ14及び中間モータ27も正回転しているので、給紙ローラ11及び中間ローラ25aも正回転している。これにより、図16(e)に示すように、先行する記録用紙P1(前頁)が排紙されるとともに、次頁(後続する記録用紙P2)が記録開始位置に搬送される(S7)。次頁(後続する記録用紙P2)に対する画像記録を開始するため、ステップS4に戻る。このように、複数枚の記録用紙Pを連続的に給紙、搬送を実行し、高速な記録動作を行っている。
一方、ステップS6において、次頁に対する画像記録データを受信しなかったと判断された場合は(S5:NO)、図16(f)に示すように、給紙モータ14及び中間モータ27を停止させ、給紙ローラ11及び中間ローラ25aを停止させる(S8)。搬送モータ23を連続的に正回転させて、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を正回転させる。これにより、画像記録済みの先行する記録用紙P1(前項)を排出する(S9)。
次に、図14に示す、次記録用紙処理が実行される(S10)。次記録用紙処理の詳細については、後述する。次記録用紙処理により、搬送路15に滞留している後続する記録用紙P2、P3が確実に給紙トレイ7に戻される。そして、本記録処理が終了する。
(次記録用紙処理)
画像記録装置1の次記録用紙処理の詳細について、図14を参照して説明する。図14は、ステップS10にて実行される次記録用紙処理の詳細を示すフローチャートである。尚、本実施形態において、記録用紙Pの用紙サイズはA4の横であるので搬送方向の長さは「21cm」とする。また、給紙ローラ11から用紙センサ28までの搬送路15の長さは「15cm」、給紙ローラ11から中間ローラ25aまでの搬送路15の長さは「16cm」、給紙ローラ11から搬送ローラ21aまでの搬送路15の長さは「30cm」として説明する。
この次記録用紙処理では、まず、用紙センサ28に記録用紙P1の先端部が検知されてからの給紙ローラ11の回転量、即ち、給紙パルスカウンタ83aの値と用紙サイズメモリ83bに記憶されている記録用紙Pの用紙サイズとから、後続する記録用紙P2、P3の位置を算出する(S21)。ステップS21の算出結果から、後続する記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11より搬送方向下流側か否かが判断される(S22)。
ここで、後続する記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11より搬送方向下流側でない場合(S22:NO)について説明する。例えば、ステップS21において算出された給紙ローラ11の回転量が「24cm」分のような場合である。この場合、記録用紙P1の長さが「21cm」で、給紙ローラ11から用紙センサ28までの長さ「15cm」であるので、記録用紙P1の先端部が用紙センサ28を通過してから「6cm」給紙されると後端部が給紙ローラ11から抜け、記録用紙P2が給紙される。そして、記録用紙P2が「18cm」給紙されたところで停止している。記録用紙P2の長さは「21cm」であるので、記録用紙P2の後端部は、給紙ローラ11よりも「3cm」搬送方向上流側に位置することが分かる。
よって、後続する記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11より搬送方向下流側でないと判断された場合は(S22:NO)、記録用紙P2を給紙トレイ7に戻すために、図17(a)に示すように、給紙モータ14を逆回転させ、給紙ローラ11を逆回転(図17で時計回り)させる(S23)。
記録用紙P2の位置から、その記録用紙P2が給紙トレイ7に戻る給紙ローラ11の逆回転量が算出され、給紙ローラ11が逆回転量回転したかが判断される(S24)。このとき、図17(b)に示すように、記録用紙P2は矢印C方向に向かって搬送される。ここで逆回転量とは、給紙ローラ11が記録用紙P2を給紙した回転量分である。すなわち、上述した例で説明すると、記録用紙P2は給紙ローラ11から「18cm」給紙されたところで停止しているので、逆回転量は「18cm」分の回転量となる。給紙ローラ11が逆回転量回転するまで給紙ローラ11を逆回転させ(S24:NO)、給紙ローラ11が逆回転量回転すると(S24:YES)、図17(c)に示すように、給紙モータ14を停止して給紙ローラ11を停止し(S25)、本次記録用紙処理を終了する。このようにすれば、搬送路15に滞留していた後続する記録用紙P2を給紙トレイ7の堆積位置に戻すことができる。よって、搬送路15に繰出されていた白紙の後続する記録用紙P2を画像記録する際に再使用できる。
ステップS22において、後続する記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11より搬送方向下流側であると判断された場合は(S22:YES)、後続する記録用紙P2のさらに後に後続する記録用紙P3が給紙ローラ11によって給紙されたか否かが判断される(S26)。
ここで、後続する記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11より搬送方向下流側であり(S22:YES)、後続する記録用紙P2のさらに後に後続する記録用紙P3が給紙ローラ11によって給紙されていない場合(S26:NO)について説明する。例えば、ステップS21において算出された給紙ローラ11の回転量が「27cm」分のような場合である。この場合、記録用紙P1の長さが「21cm」で、給紙ローラ11から用紙センサ28までの長さ「15cm」であるので、記録用紙P1の先端部が用紙センサ28を通過してから「6cm」給紙されると後端部が給紙ローラ11から抜け、記録用紙P2が給紙される。そして、記録用紙P2が「21cm」給紙されたところで停止している。記録用紙P2の長さは「21cm」であるので、記録用紙P2の後端部は、給紙ローラ11の圧接位置に位置すると検出されるが、本実施形態では、記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11の圧接位置に位置する場合は、その後端部は搬送方向下流側であると判断する。これは、記録用紙P2の後端部が給紙ローラに圧接されている量が微量であるため、給紙ローラ11の逆回転によって給紙トレイ7に戻せない場合が発生する虞があるためである。この時、記録用紙P2に後続する記録用紙P3は給紙ローラ11によって給紙されていないことがわかる。
よって、記録用紙P3が給紙ローラ11によって給紙されてないと判断された場合は(S26:NO)、記録用紙P2のみが搬送路15に滞留している。また、記録用紙P2は給紙ローラ11に圧接されていないため給紙ローラ11では給紙トレイ7に戻すことはできない。従って、図18(a)に示すように、中間モータ27及び搬送モータ23を正回転させて、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を正回転させる(S27)。ここで正回転とは、中間ローラ25a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51は図18において反時計回り回転を示し、搬送ローラ21aは図18において時計回り回転を示す。
記録用紙P2の後端部が用紙センサ28を通過してから、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51が所定量正回転したかが判断される(S28)。ここで所定量とは、記録用紙P2の後端部が補助ローラ53に到達するまでの回転量を示している。このとき、図18(b)に示すように、記録用紙P2は矢印B方向に向かって搬送される。中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51が所定量回転するまで中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を正回転させ(S28:NO)、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51が所定量回転すると(S28:YES)、図18(c)に示すように、記録用紙P2の後端部が補助ローラ53に到達し、中間モータ27及び搬送モータ23を停止させて、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を停止させる(S29)。
記録用紙P2の後端部の位置は、記録用紙P2の後端部の通過によって用紙センサ28のON/OFFが切り換わった時点を基準として、ロータリエンコーダ24の出力値により制御部80が把握している。
次に、図18(d)に示すように、搬送モータ23を逆回転させ、経路切換機構50を第1姿勢から第2姿勢し(S30)、第1切換ローラ51を逆回転(図18で時計回り回転)させる(S31)。これにより、記録用紙P2の後端部は、補助ローラ53によって押圧され、接続部40側に向けられる。また、記録用紙P2は矢印D方向に向かって接続部40に搬送される。第1切換ローラ51が所定量逆回転したかが判断される(S32)。ここで所定量とは、ROM82に記憶されており、記録用紙P2の後端部が給紙トレイ7の上給紙ローラ11の圧接位置に到達するまでの回転量を示している。第1切換ローラ51が所定量回転するまで第1切換ローラ51を逆回転させ(S32:NO)、第1切換ローラ51が所定量逆回転すると(S32:YES)、図18(e)に示すように、記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11に到達し、搬送モータ23を停止させて、第1切換ローラ51を停止させる(S33)。このようにすれば、搬送路15に滞留していた後続する記録用紙P2を給紙トレイ7上の給紙ローラ11の圧接位置に戻すことができる。よって、後端部が給紙ローラ11に圧接されていなかった白紙の後続する記録用紙P2を排紙トレイ8に排出する必要がなく、記録用紙P2を給紙トレイ7上に戻すことができ、画像記録する際に再使用できる。
ここで、後続する記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11より搬送方向下流側であり(S22:YES)、後続する記録用紙P2のさらに後に後続する記録用紙P3が給紙ローラ11によって給紙されている場合(S26:YES)について説明する。例えば、ステップS21において算出された給紙ローラ11の回転量が「30cm」分のような場合である。この場合、記録用紙P1の長さが「21cm」で、給紙ローラ11から用紙センサ28までの長さ「15cm」であるので、記録用紙P1の先端部が用紙センサ28を通過してから「6cm」給紙されると後端部が給紙ローラ11から抜け、記録用紙P2が給紙される。記録用紙P2が「21cm」給紙されると後端部が給紙ローラ11から抜け、記録用紙P3が給紙される。そして、記録用紙P3が「3cm」給紙されたところで停止している。記録用紙P2の長さは「21cm」であり、その後端部が給紙ローラ11を抜けてから給紙ローラ11の回転量「3cm」分、中間ローラ25aによって搬送方向下流側に搬送される。給紙ローラ11から搬送ローラ21aまでの長さは「30cm」であるので、その先端部が搬送ローラ21aに到達していない位置に位置している。記録用紙P3の先端部は、給紙ローラ11よりも「3cm」搬送方向下流側に位置することが分かる。
よって、ステップS26において、記録用紙P3が給紙ローラ11によって給紙されていると判断された場合は(S26:YES)、記録用紙P2及びP3が搬送路15に滞留している。このとき、記録用紙P2は給紙ローラ11に圧接されていないため給紙ローラ11では給紙トレイ7に戻すことはできない。記録用紙P3は給紙ローラ11に圧接されているため給紙ローラ11によって給紙トレイ7に戻すことができる。従って、図19(a)に示すように、給紙モータ14を逆回転、中間モータ27及び搬送モータ23を正回転させて、給紙ローラ11を逆回転、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を正回転させる(S34)。ここで、正回転及び逆回転とは、上述した回転方向と同様である。これにより、記録用紙P2は矢印B方向へ、記録用紙P3は矢印C方向へ搬送される。
搬送路15に滞留している記録用紙P2及びP3のうち、給紙ローラ11によって給紙トレイ7に戻される記録用紙P3の方が、経路切換機構50によって給紙トレイ7に戻される記録用紙P2よりも搬送路15に出ている記録用紙の寸法が短いので、先に給紙トレイ7に戻る。よって、まず、ステップS21の算出結果から、記録用紙P3が給紙トレイ7に戻る給紙ローラ11の逆回転量が算出され、給紙ローラ11が逆回転量回転したかが判断される(S35)。ここで逆回転量とは、給紙ローラ11が記録用紙P3を給紙した回転量分である。すなわち、上述した例で説明すると、記録用紙P2は給紙ローラ11から「3cm」給紙されたところで停止しているので、逆回転量は「3cm」分の回転量となる。給紙ローラ11が逆回転量回転するまで給紙ローラ11を逆回転させ(S35:NO)、給紙ローラ11が逆回転量回転すると(S35:YES)、図19(b)に示すように、給紙モータ14を停止して給紙ローラ11を停止する(S36)。このようにすれば、搬送路15に滞留していた記録用紙P3を給紙トレイ7の堆積位置に戻すことができる。よって、搬送路15に繰出されていた白紙の後続する記録用紙P3を画像記録する際に再使用できる。
次に、記録用紙P2の後端部が用紙センサ28を通過してから、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51が所定量正回転したかが判断される(S37)。ここで所定量とは、記録用紙P2の後端部が補助ローラ53に到達するまでの回転量を示している。このとき、図19(b)に示すように、記録用紙P2は矢印B方向に向かって搬送される。中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51が所定量回転するまで中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を正回転させ(S37:NO)、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51が所定量回転すると(S37:YES)、図19(c)に示すように、記録用紙P2の後端部が補助ローラ53に到達し、中間モータ27及び搬送モータ23を停止させて、中間ローラ25a、搬送ローラ21a、排紙ローラ22a及び第1切換ローラ51を停止させる(S38)。
上述したように、記録用紙P2の後端部の位置は、用紙センサ28のON/OFFが切り換わった時点を基準として、ロータリエンコーダ24の出力値により制御部80が把握している。
次に、図19(d)に示すように、搬送モータ23を逆回転させ、経路切換機構50を第1姿勢から第2姿勢にし(S39)、第1切換ローラ51を逆回転(図19で時計回り回転)させる(S40)。これにより、記録用紙P2の後端部は、補助ローラ53によって押圧され、接続部40側に向けられる。また、記録用紙P2は矢印D方向に向かって接続部40に搬送される。第1切換ローラ51が所定量逆回転したかが判断される(S41)。ここで所定量とは、ROM82に記憶されており、記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11の圧接位置に到達するまでの回転量を示している。第1切換ローラ51が所定量回転するまで第1切換ローラ51を逆回転させ(S41:NO)、第1切換ローラ51が所定量逆回転すると(S41:YES)、図19(e)に示すように、記録用紙P2の後端部が給紙ローラ11に到達し、搬送モータ23を停止させて、第1切換ローラ51を停止させる(S42)。このようにすれば、搬送路15に滞留していた後続する記録用紙P2を給紙トレイ7上の給紙ローラ11の圧接位置に戻すことができる。よって、後端部が給紙ローラ11に圧接されていなかった白紙の後続する記録用紙P2を排紙トレイ8に排出する必要がなく、記録用紙P2を給紙トレイ7上に戻すことができ、画像記録する際に再使用できる。
尚、記録用紙P2の方が記録用紙P3よりも給紙トレイ7に戻されるのが遅いので、記録用紙P3の上に記録用紙P2が載置された状態となっており、再使用する場合は、記録用紙P2が先に給紙ローラ11によって給紙される。
また、再給紙を開始した場合は、記録用紙P2が第1切換ローラと第2切換ローラとのニップ位置から抜けると、給紙ローラ11によって再給紙された記録用紙P2を搬送するために搬送モータ27は正回転されるので、経路切換機構50は第2姿勢から第1姿勢に戻る。
(給紙パルスカウント処理)
図15は、画像記録装置1で実行される給紙パルスカウント処理(S50)を示すフローチャートである。図15に示す給紙パルスカウント処理(S50)は、画像記録装置1において、定期的に実行される割り込み処理である。尚、この給紙パルスカウント処理(S50)は、給紙エンコーダ16の給紙回転スリット16aが、1スリット間隔分だけ回転する時間よりも十分に短く設定された所定間隔毎に実行される。
まず、給紙エンコーダ16の新たなスリットを検出したか否かを判断する(S51)。給紙エンコーダ16が新たなスリットを検出した場合(S51:YES)、給紙パルスカウンタ83b(図12参照)の値に「1」加算し(S52)、本給紙パルスカウント処理を終了する。一方、給紙エンコーダ16の新たなスリットを検出しない場合(51:NO)、本給紙パルスカウント処理を終了する。この給紙パルスカウント処理により、検出された給紙エンコーダ16のスリットの数を給紙パルスカウンタ83bに格納することができる。
尚、本実施形態において、図16に示すように、給紙トレイ7から給紙ローラ11によって記録用紙Pを給紙する場合に、先行する記録用紙P1の後端部が給紙ローラ11の圧接位置から外れた瞬間に、後続する記録用紙P2が給紙ローラ11の回転により給紙されることになるから、先行する記録用紙P1の後端部と後続する記録用紙P2の先端部とが搬送方向に沿った重なりが発生してしまう。しかし、中間ローラ25aの周速度V1と給紙ローラ11の周速度V2(V1>V2)との差(V1−V2)を所定値以上になるように設定すれば、先行する記録用紙P1の後端部と後続する記録用紙P2との間に適宜の隙間(用紙間隔)を形成することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施形態では、後続する記録用紙P2への画像記録データが無くなった場合、その後続する記録用紙P2を確実に給紙トレイ7に戻すために、経路切換機構50によって、記録用紙P2を接続部40を介して給紙トレイ7上の給紙ローラ11の圧接位置に搬送したが、画像記録装置1に両面記録機能が具備された場合においても、経路切換機構50と接続部40とを利用する構成にしてもよい。
ここで、本実施形態の画像記録装置1の両面記録機能時の動作について、図20を参照して説明する。ここで、図20は、両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。例えば、図20(a)に示すように、給紙トレイ7から給紙された記録用紙P4の両面に画像を記録する場合において、記録ヘッド32によって表面に画像が記録された記録用紙P4は、図20(b)に示すように、その後端部が補助ローラ53に到達すると、図20(c)に示すように、経路切換機構50が第1姿勢から第2姿勢に切換えられ、第1切換ローラの逆回転により接続部40に搬送される。その後、図20(d)に示すように、記録用紙P4の後端部が給紙ローラ11の圧接位置に到達すると、給紙ローラ11を正回転(給紙方向回転)させ、図20(e)に示すようにその記録用紙は再び搬送路15の上流側に送られる。そして、この記録用紙は、中間ローラ25a及び搬送ローラ21aを介して、プラテン31上に搬送され、記録ヘッド32によって他方の面(裏面)にも画像が記録される。そして、図20(f)に示すように、両面に画像が記録された記録用紙P4は、搬送モータ23の正回転により第2姿勢から第1姿勢に切換えられた経路切換機構50によって排紙トレイ8に排出される。これにより、記録用紙P4への両面記録が可能となる。
例えば、本実施形態では、給紙ローラ11の回転量により記録用紙P1の位置及び搬送後続する記録用紙P2、P3の位置を算出し、その算出結果によって記録用紙P2、P3を給紙トレイ7に戻す機構を制御したが、これに限定されることなく、搬送路15に複数の用紙センサを所定の間隔をあけて配置し、その用紙センサのON/OFFの検知結果により、記録用紙P2、P3を給紙トレイ7に戻すように夫々の機構を制御してもよい。
本発明の実施形態における画像記録装置の外観的構成を示す斜視図である。 画像記録装置の内部構造の縦断面図である。 図2に示す画像記録装置の内部構造の縦断面図を概略的に示した図である。 図2に示す画像記録装置の内部構造の要部拡大図である。 画像記録装置の経路切換機構の駆動機構の斜視図である。 図5におけるG−矢視図である。 図5における一部断面H−矢視図である 画像記録装置の経路切換機構の駆動機構の斜視図である。 図8におけるI−矢視図である。 図8におけるJ−矢視図である。 図2に示す画像記録装置の要部拡大図である。 画像記録装置の電気的構成を示すブロック図である。 画像記録装置の記録処理を示すフローチャートである。 画像記録装置の次記録用紙処理を示すフローチャートである。 画像記録装置で実行される給紙パルスカウント処理を示すフローチャートである。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される記録処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される次記録用紙処理による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。 画像記録装置で実行される両面記録機能による記録用紙の進行を示す図である。
符号の説明
1 画像記録装置
7 給紙トレイ
8 排紙トレイ
11 給紙ローラ
15 搬送路
21a 搬送ローラ
28 用紙センサ
32 記録ヘッド
40 接続部
50 経路切換機構
51 第1切換ローラ
80 制御部
83b 給紙パルスカウンタ
P 記録用紙

Claims (5)

  1. 堆積された被記録媒体を収容する給紙トレイと、
    前記給紙トレイから被記録媒体を給紙する給紙ローラと、
    前記給紙ローラによって給紙される被記録媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記画像記録部によって記録された被記録媒体を排出する排出部と、
    前記給紙トレイから給紙された被記録媒体が、前記画像記録部を通過し、前記排出部まで搬送方向に沿って搬送されるように案内する搬送路と、
    前記搬送路を搬送される被記録媒体の位置を検出する媒体位置検出部と、
    前記画像記録部よりも搬送方向下流側に配置され、前記搬送路の前記画像記録部よりも下流側部位と前記給紙トレイとを接続する接続部と、
    前記下流側部位に配置され、被記録媒体を挟持して正転することにより被記録媒体を前記排出部へ排出することが可能であると共に被記録媒体を挟持して逆転することにより被記録媒体を前記接続部へ送ることが可能な切換ローラ対を備えた経路切換部と、有し、
    前記給紙トレイに積載された被記録媒体を前記給紙ローラにより1枚ずつ前記搬送路へ繰出し、前記画像記録部によって前記被記録媒体に画像を記録し、記録済みの被記録媒体を前記排出部に排出するように構成され、
    排出された被記録媒体に後続する被記録媒体に対する画像記録データが存在しない場合であって、前記媒体位置検出部が後続する被記録媒体の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置すると検出したときは、当該被記録媒体を前記経路切換部によって、前記前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すように制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御部は、
    前記媒体位置検出部によって、後続する被記録媒体の後端部が前記給紙ローラより搬送方向上流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記給紙ローラによって前記給紙トレイに戻し、後続する当該被記録媒体の後端部が給紙ローラより搬送方向下流側に位置すると検出されたときは、当該記録用紙を前記経路切換部によって、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御部は、
    前記媒体位置検出部によって、後続する被記録媒体の後端部が前記給紙ローラより搬送方向下流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記経路切換部により、前記接続部を介して前記給紙トレイに戻すとともに、前記後続する被記録媒体のさらに後に後続する被記録媒体の先端部が搬送方向に給紙され、且つ、その後端部が前記給紙ローラより搬送方向上流側に位置すると検出されたときは、当該被記録媒体を前記給紙ローラによって前記給紙トレイに戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記媒体位置検出部は、
    前記画像記録部の搬送方向上流側の搬送路に設けられ、前記給紙トレイから給紙される被記録媒体の有無を検知する媒体検知部と、
    前記給紙ローラの回転量を検出する給紙検出部と、
    前記媒体検知部によって被記録媒体が検知されてからの前記給紙ローラの回転量と被記録媒体の搬送方向の長さとの基づいて、その被記録媒体に後続する被記録媒体の位置を算出する媒体位置算出部と、
    により構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 前記画像記録部によって表面に画像が記録された被記録媒体の裏面に画像を記録する両面画像記録機能を具備し、その機能が選択された場合には、前記制御部は表面に画像が記録された被記録媒体を、その後端部から前記給紙トレイに戻すように前記経路切換部を制御し、前記接続部は被記録媒体を前記給紙トレイへ案内する案内部として機能することを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像記録装置。
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