JP4686940B2 - 表裏反転機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等に設置されている自動取引装置内に組み込まれる紙幣入出金機において紙幣の表裏反転を行う表裏反転機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行等の金融機関における自動機コーナや、証券,保険,クレジット会社等における自動機コーナ、その他消費者金融等の無人端末コーナに自動取引装置が設置され、業務処理効率や顧客に対するサービスの向上に寄与している。
図11は自動取引装置内に組み込まれている従来の紙幣入出金機を備えた自動取引装置の外観を示す斜視図で、同図(a)は接客面から見た図、同図(b)は背面から見た図である。
【0003】
図において、1は自動取引装置、2は紙幣入出金機、3は顧客により挿入されたカードに対する磁気ストライプデータの読み取り及び書き込みを行うと共にレシート等に取引内容の印字処理を行うカードリーダライタ/プリント部(以下カードリーダライタと略記)、4は顧客により挿入された通帳の識別や取引内容の印字等の処理を行う通帳記帳機である。
【0004】
5は顧客操作表示部(以下顧客操作部と略記)で、顧客が取引項目の入力や出金希望金額,暗証番号の入力,及び取消,確認等を行うための各種の操作キーと、該操作キーによる入力金額や操作案内用のイラストや文字を表示するCRT等の表示部を備えている。
6は金融機関の係員が紙幣の装填,補充,回収等の処理を行うためのデータを入力する図示しない操作キー,及び該操作キーからの入力データや処理結果等を表示して、係員操作を誘導する表示部から成る内部操作部で、この内部操作部6は自動取引装置1の背面扉1aの内側に設けられている。
【0005】
7は自動取引装置の制御部である。
図12は前記自動取引装置の機能ブロック図で、この図に見られるように制御部7に紙幣入出金機2,カードリーダライタ部3,通帳記帳機4,顧客操作表示部5,及び内部操作部6が接続されており、制御部7はこれらの制御を行うと共に、必要に応じて各種演算処理やデータの記憶等を行うものとなっている。
【0006】
上述したような紙幣入出金機において、紙幣を補充する場合、係員は表裏を揃えた紙幣を一定枚数ずつ交互に補充回収カセットに補充していた。
そして、補充された紙幣は金種別カセットに収納され、出金取引が要求されると、金種別カセットに収納されている紙幣が繰り出されて顧客へ出金されていた。
【0007】
また、入金取引時においては、紙幣は入金された状態のまま表裏を揃えられずに金種別カセットの上部に備えられた一時保留板に一時集積され、入金が確定すると一時保留板がスライドして、一時保留板上に集積されている紙幣が金種別カセットに収納されていた。
このように、紙幣入出金機への紙幣の補充時は、表裏を揃えられた紙幣が一定枚数ずつ交互に収納されるため、金種別カセットに収納されると紙幣の最上面はほぼ水平となっている。
【0008】
しかしながら、入金取引により金種別カセット内に取り込まれた紙幣は、表裏が揃えられずに金種別カセットに収納されるので、金種別カセットに収納された紙幣の最上面に傾きが生じ、出金取引において紙幣を繰り出す際に、紙幣が斜めになった状態で繰り出され、ジャム等が発生する問題があった。
ここで、従来の表裏反転機構について説明する。
【0009】
表裏反転機構には、紙幣を反転させて搬送する反転ルートと、紙幣を反転させないでそのまま搬送する非反転ルートとが設けられていて、反転ルートと非反転ルートは再合流するように構成されている。
反転ルートは、所謂スイッチバック方式と呼ばれるもので、搬送方向に対する紙幣の向きを変えるための反転プール部を有している。紙幣はこの反転プール部に送り込まれると、所定の位置で搬送を停止され、これまで搬送方向に対して後端であった端部が今度は先頭となって、即ち搬送の向きを変えて再び搬送を開始する。これにより裏向きの紙幣が表向きに反転される。
【0010】
しかしながら、従来の表裏反転機構では、紙幣の表裏反転は一方向に対してのみ行われるため、表裏反転処理に時間がかかる問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、表裏反転処理速度を向上させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、紙幣を直進させる直進搬送路と、該直進搬送路を挟んでらせん状に形成され、紙幣を反転させるひねり搬送路と、直進搬送路とひねり搬送路の切替えを行う搬送路切替え装置を具備し、表裏反転を行うべきであると判別された紙幣が搬送されてくると、前記搬送路切替え装置により搬送路の切替えを行って、前記ひねり搬送路に紙幣を送り込んで表裏を反転させ、表裏反転が不要であると判別された紙幣が搬送されると、前記搬送路切替え装置により搬送路の切替えを行って、直進搬送路に紙幣を送り込むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本実施の形態について図を用いて説明する。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
第1の実施の形態
図2は第1の実施の形態を示す概略側面図、図3は分離・集積部の拡大図である。
【0015】
図において9は紙幣入出金機、10は紙幣入出金機9の前面側上部に設けられた接客部で、顧客に対して入金、返却及び出金を行うための投入・受取口として働く部位であり、10a〜10eを備えている。
10aは顧客に対して紙幣の入金、返却及び出金を行うための入出金集積部、10bは後述する鑑別部により出金不可または入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣を集積する入金リジェクト部で、この入金リジェクト部10bは接客部10内に配置され、ここに集積された紙幣はステージ10により入出金集積部10aに再度送り込まれ再分離可能となっている。
【0016】
90は前記接客部10にセットされた紙幣を1枚ずつ分離して装置内に給送すると共に、装置内から送り出されてきた紙幣を集積するための分離・集積部であり、図3に示したように、例えば、ピックアップローラ61,フィードローラ63,リバースローラ及び集積ローラ64等により構成されている。
91は前記入金リジェクト部10bに紙幣を集積させるための集積機構で、ローラ及びベルト等より構成されている。
【0017】
11は表裏反転部で、紙幣の表裏を反転させるための表裏反転機構15と、反転不要紙幣の反転処理時間を稼ぐための搬送路と、搬送紙幣の反転ルート・非反転ルートを切替える切替ブレードとから構成されている。
14は装置内の所定の位置に配置された鑑別部で、紙幣の入出金処理に必要な紙幣の真偽・金種・正損等の鑑別と、重送や斜行等の搬送異常の検知、及び紙幣計数機能等を有している。
【0018】
18a,18b,18cは入出金部で、その下方に金種別カセット17a,17b,17cを対応させて配置してある。
例えば17aと17bは万円券を収納する万円券用の金種別カセットとして、17cは千円券を収納する千円券用の金種別カセットとして働く。
これらの金種別カセット17a,17b,17cは装置内下側に左右方向に並べて配置され、必要に応じて一体に取り出せるようになっている。
【0019】
尚、ここでは金種別カセット17a,17b,17cを、前記のように割り当てたが、順番を入れ換えて利用することもでき、また、例えば、17dを万円券用のカセットとし、17bを千円券用のカセット、17cを損券、五千円券、旧券または2千円券用のカセットとして用いる等、任意に設定可能としてある。
通常の顧客取引では万円券の取引量が千円券よりも多いため、17a,17bを金種別カセットとし、17cを金種別カセットとしている。
【0020】
この金種設定を可変とするための手段は、ソフトウェアの設定によることもでき、ハードウェアの設定(例えば図示せぬスライドスイッチ等により個別に設定可能)によることもできる。
20a,20b,20cは紙幣繰出集積部で、各々ピックアップローラ,フィードローラ,リバースローラ及び集積ローラ等により構成されている。
【0021】
紙幣繰出集積部20aは、接客部10から入金された紙幣の中で万円紙幣を1枚ずつ一時保留板19aに集積させ、該金種別カセット17a内の万円紙幣ないしは、一時保留板19a上の万円紙幣を1枚ずつ分離して繰り出す。
紙幣繰出集積部20bは、万円紙幣を1枚ずつ一時保留板19bに集積させ、該金種別カセット17b内の万円紙幣を1枚ずつ分離して繰り出す。
【0022】
紙幣繰出集積部20cは、千円紙幣を、一時保留板19cに集積させ、該金種別カセット17c内の千円を1枚ずつ分離して繰り出す。
12は一括カセットで、紙幣入出金機2に対して抜き取る方向の前面(装置後面)側に配置されている。
図4は一括カセット部分の拡大図で、この図に示すように前記一括カセット12は、抜き取り方向の前面側に紙幣入出金用扉12a及びリジェクト紙幣取り出し用扉12bを備えており、該紙幣入出金用扉12a及びリジェクト紙幣取り出し用扉12bは、監査キーを用いて開くことができる。
【0023】
図5は実施の形態の一括カセット内部構成を示す概略側面図で、同図(a)は紙幣繰り出し時、同図(b)は後述する金種別カセットのフル検知による紙幣回収時の状態を示す。
47は紙幣の装填,補充,及び回収時に各金種の紙幣を一括して収納する第1の収納部としての一括収納部であり、48はこの一括収納部に設けられた紙幣堆積用のステージを示し、49は紙幣回収時に回収紙幣を堆積収納する仕切板を示している。
【0024】
前記ステージ48は図5(b)に示すE,F,G,H,Iの五つのポジションに図示しないモータ等により回動及び上下動し、その動作は各ポジションに設けられた図示しない発光,受光素子から成る検出器の検出信号に基づいて制御される。
尚、前記Iのポジションはステージ48のホームポジションである。
【0025】
50は回収紙幣をクランプするクランプレバで、このクランプレバ50はA,B,C,Dの四つのポジションに図示しないモータにより回動及び上下動し、このクランプレバ50の動作も前記ステージ48と同様に各ポジションに設けられた図示しない発光,受光素子から成る検出器の検出信号に基づいて制御される。
53は紙幣回収時に仕切板49上に紙幣を集積させる第1の集積手段としての回収紙幣取込部である。
【0026】
52は前記一括収納部47の上部において紙幣入出金機2本体側に設置された繰出集積及び一時保留手段を有する手段としての紙幣繰出集積部41の分離・集積部で、例えばピックアップローラ,フィードローラ,リバースローラ等により構成されており、紙幣装填,補充時に前記ステージ48上の紙幣を上側から1枚づつ分離して後述する搬送路に繰り出すためのものである。
【0027】
51は紙幣装填・補充時に前記分離・集積部52によりステージ48上から繰り出された紙幣のうち鑑別部14にて偽券、金種不明あるいは異常搬送等により装填・補充不可と鑑別された紙幣を装填・補充リジェクト紙幣として収納する第2の収納部としての装填・補充リジェクト紙幣収納部で、この装填・補充リジェクト紙幣収納部51は前記一括収納部47の下方に位置し、前記仕切板49により一括収納部47と分離されている。
【0028】
54は前記装填・補充リジェクト紙幣収納部51へ紙幣を取り込んで集積させる第2の集積手段としての装填・補充リジェクト紙幣集積部である。
55は一括収納部47内の紙幣のエンドを検知するためのエンド検知器、57は一括収納部47内の紙幣のフルを検知するためのフル検知器、58は装填・補充リジェクト紙幣収納部51の紙幣のフルを検知するためのフル検知器であり、これら各検知器は各々発光,受光素子により構成されている。
【0029】
また、67は一括カセット12を紙幣入出金機2本体より取り外す際に紙幣繰出集積部41と完全に分離して取り出すためのシャッタである。
ここで、再び図2の説明に戻る。
33はリジェクトカセットであり、再循環不可能な損券・出金・入金確定後リジェクト紙幣を収納させるためのものである。
【0030】
このリジェクトカセット33は、一括カセット12の下側に配置されており、顧客の取り忘れ紙幣を取り忘れ紙幣収納部42に集積する取り忘れ紙幣集積部44と、鑑別部14により入金可能な真券であるが出金用として再利用するには不適な損券(破れ・テープ貼付有りのもの等)、異常搬送(斜行・重送・連鎖・紙幣搬送間隔異常等が検知されたもの等)は、全てリジェクト紙幣収納部43に収納させるリジェクト紙幣集積部45を備えている。
【0031】
8は紙幣を挟持して搬送するベルト及び該ベルトを支持して回転するローラ等により構成される搬送路で、前記接客部10、表裏反転部11、鑑別部14、入出金部18a,18b,18c、一括カセット12及びリジェクトカセット33の間を接続する双方向搬送可能な搬送路である。
すなわち、搬送路8は表裏反転部11と一括カセット12間、鑑別部14間、鑑別部14とリジェクトカセット33間、一括カセット12と鑑別部14間、一括カセット12とリジェクトカセット33間、各金種別入出金部18a,18b,18cとリジェクトカセット33間、鑑別部14と接客部10と金種別入出金部18a,18b,18c間等、各構成要素間を接続している。
【0032】
更に、これら全ての搬送路8は、同一搬送路で往復搬送可能な双方向搬送路となっており、一方向で搬送ジャムが発生した際には、後述する条件に合致した場合、逆方向に搬送方向を変えて、ジャム紙幣を自動的に除去することができる。
9と16、及び21a〜21c、35a〜35gは回動可能な切替ブレードであり、前記接客部10、表裏反転部11、鑑別部14、入出金部18、一括カセット12、及びリジェクトカセット33間で紙幣の搬送方向を切替える働きをする。
【0033】
すなわち、切替ブレード9は接客部10と鑑別部14への切替え、切替ブレード16は搬送路8からの表裏反転機構15への反転ルートとルート15aと非反転ルート15bを切替えを行う。
切替ブレード35aは一括カセット41と表裏反転部11方向を切替え、切替ブレード35bは鑑別部14から表裏反転部11とリジェクトカセット33方向を切替え、切替ブレード35hは表裏反転機構15のルート15aと非反転ルート15bを切替え、切替ブレード35dは鑑別部14を介し搬送路8からの紙幣をリジェクトカセット33または鑑別部14方向に切替え、切替ブレード35gはリジェクトカセット33の取り忘れ紙幣収納部42方向と搬送路とに切替え、切替ブレード35fは一括カセット12のリジェクト紙幣収納部51方向と搬送路とに切替え、切替ブレード35eは一括カセット12の回収紙幣集積部99と一括カセット12の装填・補充リジェクト紙幣集積部51方向とに切替える。
【0034】
また、切替ブレード21aは入出金部18d方向と搬送路8に切替え、切替ブレード21bは入出金部18bと搬送路8に切替え、切替ブレード21cは入出金部18cと搬送路8に切替える。
搬送路及び切替えブレード等による搬送系はモータ等により駆動され、例えば表裏反転部11、鑑別部14、接客部10、一括カセットの紙幣繰出部41間の搬送系(以下、上部搬送系と記す)を上部搬送系駆動モータで駆動することとし、一括カセット12、金種別カセット17a,17b,17cまでとリジェクトカセット33と接続する搬送系(以下、下部搬送路と記す)を下部搬送系駆動モータで駆動することとする。
【0035】
上部搬送系モータと下部搬送系モータは、それぞれ独立して正転・逆転可能とする。
98は電源/制御部であり、装置内の所定の位置、例えば底板上の奥側に配置され、装置全体の動作に必要な各種の電源を供給する電源部と制御回路により構成されている。
【0036】
ここで、制御回路はその中核に図示せぬマイクロコンピュータ(MPU)、該マイクロコンピュータのプログラムを記憶するリードオンリーメモリ(ROM)、制御情報や取引履歴情報・オペレーションログ等の各種保守・セキュリティー情報を記憶する電源バックアップされたランダムアクセスメモリ(RAM)及び書換可能な不揮発メモリ(EEPROM)を内蔵しており、前記接客部10、17a,17b,17c、表裏反転部11、鑑別部14、金種別入出金部17a,17b,17c、一括カセット12、リジェクトカセット33及び搬送路8等の状態を監視する図示しない検知器(センサ)からの情報と、図示せぬ操作用ボタン及びオンラインで接続しているオンライン端末装置からの指示により、前述の各機構部に対応する図示せぬ各種モータやソレノイド等の動力源を駆動して、後述する入金、出金、自動補充、回収、計数等の処理動作を行わせると共に、その動作を監視し、動作結果による紙幣の収納や出金等による枚数を演算して記憶する機能を有する。
【0037】
このような構成による紙幣入出金機2を備えた自動取引装置は、図11及び図12で説明した従来のものと同様にカードリーダライタ部3,通帳記帳機4,顧客操作表示部5,内部操作部6及び制御部7を備えており、従って以下の説明でもこの符号を用いて説明する。
次に上述した構成の作用について図1〜図10を参照して説明する。
【0038】
図1〜図10は第1の実施の形態の作用を示す概略側面図で、紙幣入出金機2における各処理モードを説明するためのものである。
ここで図6は紙幣装填時及び補充・補充リジェクト時、図7は入金取引の入金確定前、図8は入金取引の入金リジェクト時、図1、9は入金取引の入金確定時、図10は入金取引の入金取消時をそれぞれ示している。
【0039】
まず、図6に示した紙幣装填について説明する。
自動取引装置1の運用開始時に係員は、一括カセット12とリジェクトカセット33を元方から自動取引装置1まで運搬する。
このときリジェクトカセット33は空の状態であるが、一括カセット12の一括収納部47には、所定枚数ずつ表裏を揃えた各金種の紙幣を交互に集積して収納しておく。
【0040】
自動取引装置1まで運搬すると、係員は背面扉1a(図11参照)を開き、更に紙幣入出金機2のカセット着脱扉97を開いて前記一括カセット12をセットし、紙幣入出金機2本体を自動取引装置1から引き出して横からリジェクトカセット33をセットする。
その後、紙幣入出金機2本体を自動取引装置1に収納し、カセット着脱扉97を閉じて、内部操作部6の操作キーにより紙幣の装填指示を行う。
【0041】
制御部7はこの入力を受けて、紙幣入出金機2に対して装填動作開始を指示するコマンドを送信し、紙幣入出金機2は、この装填動作開始のコマンドを受信すると内部状態を装填モードに切り替えて、一括カセット12のエンド検知器55がエンド検知していないこと、すなわち、装填すべき紙幣が一括カセット収納部12に装填されていることを確認する。
【0042】
ここで、エンド検知していた場合は動作不可のデータを付加してレスポンスを返送し、この処理は中止されるが、エンド検知していないことを確認すると紙幣入出金機2は紙幣装填動作を開始する。
すなわち、紙幣繰出部52を作動して、ステージ48に堆積されている紙幣を上から順に1枚づつ分離して繰り出し、搬送路8により図6に示す矢印の通り搬送して鑑別部14に送り込む。
【0043】
鑑別部14では送り込まれてきた紙幣に対して順次真偽,金種,鑑別,正損等の鑑別を行うと共に、異常搬送の有無を検知して後方へ送り出す。
この送り出された紙幣のうち、千円券の正券で出金用として装填できる紙幣、つまり前記鑑別部14で装填可能と鑑別された紙幣は、切替ブレード21cを作動して金種別集積部18cに送り込み、金種別カセット17cの一時保留板19c上に一旦集積した上で、所定枚数集積後、一時保留板19cをオープンして17cに収納する。
【0044】
万円券の正券で出金用として装填できる紙幣、つまり、前記鑑別部14で装填可能と鑑別された紙幣は切替ブレード21a,ないしは21bを作動して金種別入出金部18a,18bに送り込み、金種別カセット17a,17bの一時保留板19a,19b上に一旦集積した上で所定枚数集積後、一時保留板19a,19bをオープンして17a,17bに収納する。
【0045】
この動作はステージ48にセットされている紙幣がなくなってエンド検知器55の検知があるまで繰り返されるが、途中金種別カセット17a,17b,17cのいずれかが集積保留許容枚数(例えば2,500 枚)に達した場合には、切替ブレード21a,21b,21c,35d,35eにより搬送路8を切り替えて、一括カセット12の回収紙幣集積部99に送り込み、仕切板49上に集積する。 一括カセット12のステージ48上の紙幣がなくなってエンド検知器55がエンド検知すると、紙幣繰出部52は停止され、最後の紙幣が金種別入出金部に到着すると上部搬送系及び下部搬送系による搬送動作も停止する。
【0046】
最後にステージ25a,25b,25cが一斉に下がり、該ステージ25a,25b,25c上に集積された紙幣は金種別カセット17a,17b,17cに収納され、紙幣装填動作は終了する。
この紙幣装填動作において、前記鑑別部14により偽券や金種不明と鑑別された紙幣あるいは異常搬送が検知された紙幣、つまり鑑別部14で装填不可と鑑別された紙幣は、切替ブレード21a,21b,21c,35d,35e,35fを作動させ、装填・補充リジェクト紙幣として装填・補充リジェクト紙幣集積部51へ送り込んで装填・補充リジェクト紙幣収納部51に集積する。
【0047】
また、紙幣装填動作中に金種別カセット17a,17b,17cのフル検知器24a,24b,24cがフルを検知した場合は、切替ブレード21a,21b,21cを作動させて回収紙幣集積部99へ送り込み、仕切板49上に集積させる。
紙幣入出金機2は紙幣装填終了のレスポンスに各金種別に装填した計数枚数を付加して制御部7に返送し、制御部7はその金種別の計数枚数データを所定の記憶部に格納する。
【0048】
また、前記内部操作部6の表示部により紙幣装填の処理結果が係員に表示されるので、これを見て係員は装填完了を確認し、背面扉1aを閉めて顧客との取引可能な状態とする。
ところで、上述した金種別入出金部17a,17b,17cへの紙幣装填中にフル検知器58が装填・補充リジェクト紙幣のフルを検知して、その旨の文言等が内部表示部6に表示された場合、あるいは紙幣装填後に何らかの理由により装填・補充リジェクト紙幣収納部51内の装填・補充リジェクト紙幣を取り出したい場合は、その装填・補充リジェクト紙幣を取り出しは以下のように行う。
【0049】
係員は図示しない監査用キーで一括カセット12の装填・補充リジェクト紙幣取り出し用扉12bを図5に示したように開く。
この場合、紙幣入出金機2のカセット着脱用扉97には切り欠き部97bが設けられているため、この切り欠き部97bによってカセット着脱用扉97を開くことなく装填・補充リジェクト紙幣取り出し用扉12bのみを開くことができる。
【0050】
このようにして、係員は装填・補充リジェクト紙幣取り出し用扉12bを開いて、装填・補充リジェクト紙幣収納部51内の装填・補充リジェクト紙幣を取り出し、その後、装填・補充リジェクト紙幣取り出し用扉12bを閉じてロックする。
次に、入金取引について図1、7〜10を参照して説明する。
【0051】
顧客が顧客操作表示部5の入金取引キーを押下し、図示しないカードをカード挿入口するかまたは通帳を通帳挿入口に挿入すると、自動取引装置1の制御部7と図示しないセンタとの間で所定の交信が行われ、問題がないことが確認されると制御部7は紙幣入出金機2に入金処理開始のコマンドを送信する。
紙幣入出金機2は入金処理開始のコマンドを受信すると、内部状態を入金モードに切り替え、シャッタ10eを開いて顧客が紙幣を接客部10の紙幣ガイド間にセットするのを待つ。
【0052】
顧客が紙幣を投入セットし、その紙幣を図示しないセンサが検知するとシャッタ10eは閉じ、制御部7から定期的に送信している状態センスコマンドに対して紙幣セット有りのデータを付加してレスポンスを返送する。
次に制御部7は、紙幣入出金機2に入金計数コマンドを送信して、前記接客部10にセットされた紙幣の計数を指示する。
【0053】
これにより紙幣入出金機2は、各金種別収納部17a,17b,17cの分離集積部18a,18b,18cを集積可能な状態とし、一時保留板19a,19b,19cをクローズしてから、全ての搬送モータが紙幣を矢印方向に搬送する方向に回転を開始する。
次に接客部10は、ステージ10cを左に移動させ、紙幣ガイド間の紙幣を分離・集積部90により1枚ずつ搬送路8に繰り出して、搬送路8により鑑別部14へ順次搬送し、そして鑑別部14では搬送されてきた紙幣の真偽、金種,正損等の鑑別を行うと共に、異常搬送の有無を検知して後方へ送り出す。
【0054】
鑑別部14で真券でかつ正券と鑑別された紙幣は、切替ブレード9,21a,21b,21cを動作させて搬送し、各金種別にカセット17a,17b,17cの一時保留部19a,19b,19c上に集積する。
ここで、金種別カセット17aの一時保留板19a上には、鑑別部14にて万円券と鑑別された紙幣を集積し、金種別カセット17cの一時保留板19c上には、鑑別部14にて千円券と鑑別された紙幣を集積し、金種別カセット17bの一時保留板19b上には、鑑別部14にて2千円券ないしは五千円券、あるいは損券と鑑別された紙幣が集積されるようになっている。
【0055】
一方、偽券と鑑別された紙幣あるいは異常搬送が検知された紙幣は、切替ブレード9を作用させて接客部10へ搬送し、入金リジェクト紙幣として一枚ずつ入金リジェクト部10b内に返却集積される。
図8の矢印は、この入金リジェクト時の紙幣搬送ルートを示している。
このようにして接客部10の紙幣がすべて繰り出され、エンド検知器10dにより紙幣が空になったことが確定されてから、入金リジェクト部10bに集積された紙幣は、ステージ10cを倒して再び分離・集積部90側へ移動させ、再分離、繰り出しを行う。
【0056】
ここで分離された紙幣は、前記と同様に鑑別部14に搬送され、その鑑別結果に基づいて正券と鑑別された紙幣と偽券と鑑別された紙幣と異常搬送が検知された紙幣とに分けられ、最終紙幣分離まで繰り返される。
これにより、再び入金リジェクト部10bに集積された紙幣は、シャッタ10eを開いて鑑別できなった紙幣として顧客に返却し、顧客がこの紙幣を取り出した後、シャッタ10eを閉じる。
【0057】
そして紙幣入出金機2は、制御部7に対して入金計数終了のレスポンスに各金種別に計数した枚数データを付加して返送する。
制御部7はこのデータを受けて金種別の金額と合計の金額を演算し、顧客操作表示部5の表示部に表示すると共に、このデータを入金計数としてカウントし、図示しない所定の記憶部に記憶しておく。
【0058】
その後、顧客が前記表示部に表示された金額を確認し、顧客操作表示部5の確認キーを押下すると、紙幣入出金機2は制御部7からのコマンドを受信して、図1、9に示した処理を行う。
すなわち、図1に示すように一時保留板19a、19c上に集積された紙幣は、それぞれ鑑別部14を通って表裏反転部11へ搬送される。
【0059】
紙幣が表裏反転部11に搬送されると、金種別カセット17a、17cに収納されている紙幣の表と裏の枚数等の情報(以下、表裏情報とする。)が図示しないメモリから読み出され、この表裏情報とあらかじめ設定されている設定枚数に基づいて、金種別カセット17a、17cに紙幣を収納したときに所定枚数ずつ紙幣の表裏が交互に揃うように表裏反転が行われ、接客部10へ送られる。
【0060】
このとき、入金紙幣の表裏を反転させる必要がない場合には、非反転ルート15bへと送られ、表裏反転が行われずに接客部10に集積される。
入金紙幣の表裏を反転させる必要がある場合には、反転ルート15aへと送られ、表裏反転が行われて接客部10に集積される。(以下、上述した処理を表裏反転処理とする。)
接客部10に集積された紙幣は、一時保留板19a、19cへと搬送され、それぞれ金種別カセット17a、17cに収納されると共に、紙幣の表裏情報が図示しないメモリに保持される。
【0061】
こうして、金種別カセット17a、17cに収納された紙幣は、設定枚数ずつ表裏が交互に揃えられ、集積された紙幣の最上面は底面に対して水平になる。
図9に示すように、収納部17b上の一時保留板の紙幣は金種が混在しているため、2千円券は鑑別部14を経て紙幣繰出集積部41へ送られ、分離・集積部52により一括カセット12のステージ48上に集積される。
【0062】
その他の再循環しない五千円券等はリジェクトカセット33のリジェクト紙幣収納部43に送り込まれる。
この際、鑑別部14により万円券、千円券で再循環可能と鑑別された紙幣は、一括カセット12の仕切板49上へ集積される。
この他、例えば多少斜行した紙幣,重送紙幣,連鎖,異常紙幣間隔接近紙幣等の集積可能な紙幣も仕切板49上へ集積し、大きく斜行した紙幣や破れの大きい紙幣のように集積上障害があると判断された紙幣は、リジェクトカセット33のリジェクト紙幣集積部45に送られてリジェクト紙幣収納部43に集積する。
【0063】
一方、顧客が前記表示部に表示された金額を確認し、顧客操作表示部5の取消キーを押下すると、紙幣入出金機2は制御部7からのコマンドを受信して図11のように紙幣を処理する。
まず、各金種カセット17a,17b,17c上の一時保留板19a,19b,19c上に集積された確定済入金取消紙幣を繰出集積部18a,18b,18cにより一枚ずつ分離し、切り替えブレード21c,21b,21a,9,35b,35a,16を経て入出金集積部10aに送り込まれる。
【0064】
その際、紙幣の鑑別は一切行わず、紙幣の繰り出し枚数のみを確認する。
つまり、3個の金種別カセット17a,17b,17cの一時保留板19a,19b,19c上の紙幣が全て接客部10に搬送返却され、搬送路に紙幣が残留していないことのみを確認するレベルとしてある。
そして、入金確定または入金取消後は、顧客にカード及び通帳を返却すると共に、入金確定取引時は、取引内容を印字したレシートを発行するかまたは通帳記帳を行い、入金取引の処理を終了する。
【0065】
以上のように、第1の実施の形態によれば、入金取引確定後に、金種別カセットに紙幣を収納したときに、あらかじめ設定されている所定枚数ずつ交互に紙幣の表裏が揃うように表裏反転部11で表裏反転処理が行われるため、金種別カセットに集積された紙幣の最上面が水平になり、紙幣を繰り出す際におけるジャム等の障害の発生を低減させることが可能となる。
【0066】
第2の実施の形態
第2の実施の形態は、第1の実施の形態において、入金取引の確定前に所定枚数ずつ表と裏を交互に揃える表裏反転処理を行うものである。
図13は第2の実施の形態を示す概略側面図である。
入金取引において、接客部10より入金された紙幣は、あらかじめ設定された所定枚数ずつ表と裏が交互に揃えられ、認識部8を通って各金種別カセット17a、17b、17cの上部に配置されている一時保留板22a、22b、22cに一時集積される。
【0067】
そして、顧客が入金確定ボタンを押下した時点で一時保留板22a、22b、22cが開放され、金種別カセット17a、17b、17cに紙幣が収納される。
顧客が入金取引の取消キーを押下した場合は、表裏反転部11aにおいて紙幣の表裏が揃えられ、接客部10から顧客に返却される。
【0068】
このように、第2の実施の形態によれば、入金取引の確定前に所定枚数ずつ表と裏を交互に揃えるための表裏反転処理を行うことにより、一旦一時保留板17a、17b、17cに集積させた紙幣を、再度接客部10に搬送させる必要がなくなるため処理速度を向上させることができると共に、ジャム等の障害の発生を抑制させることが可能となる。
【0069】
なお、上述した実施の形態では日本国紙幣を例として説明したが、本発明は外国紙幣に対しても適用可能である。
さらに、一時保留板を用いた紙幣入出金機を例として説明したが、本発明は一時保留部を使用した紙幣入出金機に対しても適用可能である。
第3の実施の形態
第3の実施の形態は、紙幣を直進させる直進搬送路と、紙幣の表裏を反転させるひねり搬送路とを備えた表裏反転機構に関するものである。
【0070】
図14は第3の実施の形態における表裏反転搬送機構の斜視図であり、図15は第3の実施の形態における表裏反転搬送機構の正面図、図16は第3の実施の形態における表裏反転搬送機構の平面図、図17は第3の実施の形態における表裏反転搬送機構の側面図である。
以下に本実施の形態における表裏反転機構の構成について説明する。
【0071】
201はひねり搬送路であり、上面ひねり搬送路202と下面ひねり搬送路203から構成され、直進搬送路204を挟んでらせん状に配置されている。
なお、ひねり搬送路201および直進搬送路204は双方向に紙幣の搬送が可能である。
205は上面ガイド、206は下面ガイド、216〜219は搬送路切替え装置である。
【0072】
搬送路切替え装置216、218は上面ひねり搬送路202の搬送方向の両端に、搬送路切替え装置217、219は下面ひねり搬送路203の搬送方向の両端にそれぞれ備えられていて、搬送路切替え装置216〜219に接続した搬送路切替えアクチュエータ210〜213によりそれぞれ駆動し、ひねり搬送路201と直進搬送路204の切替えを行う。
【0073】
上面ひねり搬送路202には、図14に示すようにテンションローラ220〜224が備えられていて、テンションローラ220〜224と対向する位置に高摩擦部材でできた搬送ローラ225〜229が配置されている。
下面ひねり搬送路203には、テンションローラ250〜254が備えられていて、テンションローラ250〜254と対向する位置にそれぞれ搬送ローラ255〜259が配置されている。
【0074】
なお、261〜264は、それぞれ上面ひねり搬送路202、下面ひねり搬送路203を補強するために設けられた補強部材である。
270a〜279aは、紙幣を水平方向に搬送するための直進搬送ローラであり、高摩擦部材で作られている。
280〜289はそれぞれ直進搬送ローラ270a〜279aとそれぞれ対向して配置されたテンションローラである。
【0075】
直進搬送ローラ270a〜279aは、搬送系駆動モータ290によりタイミングベルト296とプーリ297に動力が与えられることにより駆動する。
300、301は、それぞれ搬送ローラ225〜229、255〜259を駆動するための丸ベルトであり、2段ちどり状にベルト掛けされており、図示しない外部モータより動力を供給されて動作するようになっている。
【0076】
さらに、表裏反転機構は一端を支点として上面ひねり搬送路202と下面ひねり搬送路203が鉛直方向に可動となっていて、ジャム等が発生した場合には紙幣の除去が可能である。
図18は紙幣除去時における表裏反転搬送機構の斜視図であり、図19は紙幣除去時における表裏反転搬送機構の正面図、図20は紙幣除去時における表裏反転搬送機構の側面図、図21は紙幣除去時における表裏反転搬送機構の平面図をそれぞれ示している。
【0077】
なお、紙幣の搬送速度は、直進搬送路204とひねり搬送路201の通過時間が等しくなるように設定されている。
すなわち、直進搬送路204の紙幣搬送速度をv、ひねり搬送路201の紙幣搬送速度をv´、直進搬送路204とひねり搬送路201の間の角度をθとすると、v´=v/cosθで表されることから、ひねり搬送路201の紙幣搬送速度v´を直進搬送路の紙幣搬送速度vより1/cosθ倍大きく設定する。
【0078】
これにより、表裏反転機構から送り出される紙幣の間隔を一定に保ち、先行紙幣の後端に後続紙幣が衝突して発生するジャムの低減が可能になる。
さらに、ひねり搬送路201に紙幣を取り込む際は、紙幣の引張りによるちぎれ等を防止するために、ひねり搬送路201の紙幣取り込み口におけるローラのフィード力は、ひねり搬送路201へ紙幣を送り出すローラのフィード力より小さく設定されている。
【0079】
また、ひねり搬送路201から紙幣を送り出す際は、ひねり搬送路201から排出された紙幣を取り込んで後方に搬送するローラのフィード力は、ひねり搬送路201において紙幣を後方に送り出すローラのフィード力より小さく設定してある。
さらに、本実施の形態では、ヘッド伝動方式を採用したが、ギア伝動方式を採用しても良い。
【0080】
さらに、ローラにより紙幣搬送を行ったが、ベルトによる搬送にしても良い。
さらに、搬送路切替え用のアクチュエータを4個用いたが、2個のアクチュエータを用いて左右を連結させるか、もしくはギア等によりジョイントさせても良い。
以下に、第3の実施の形態の作用について図22、23を用いて説明する。
【0081】
図22は第3の実施の形態における搬送路切替え装置の動作説明図であり、図23は第3の実施の形態における紙幣の反転動作を示す図である。
表裏反転すべきであると判別された紙幣が図14に示すAの方向から表裏反転機構に搬送されてくると、搬送路切替えアクチュエータ210〜213により搬送路切り替え装置216、218が下方へ、搬送路切り替え装置217、219が上方へ切替えられ、紙幣は搬送路切替え装置216、217に沿って上面ひねり搬送路202および下面ひねり搬送路203に入る。
【0082】
このとき、プーリ225a〜229a、255a〜259aが駆動して、丸ベルト300、301が矢印イ方向に動き始め、上面ひねり搬送路202に配置されたテンションローラ220〜224、搬送ローラ225〜229、および下面ひねり搬送路203に配置されたテンションローラ250〜254、搬送ローラ255〜259により紙幣がAからB方向へと搬送される。
【0083】
このとき、紙幣は上面ひねり搬送路202、下面ひねり搬送路203のガイドによりばたつきが抑えられ、ひねり搬送路201内で180度回転して紙幣の表裏が反転した状態で、搬送路切り替え装置218、219に沿って紙幣が送り出される。
表裏反転不要と判別された紙幣が図14に示すAから表裏反転機構に搬送されてくると、搬送路切り替えアクチュエータ210〜213により、搬送路切替え装置216、218は上方へ、搬送路切替え装置217、219は下方へ切替えられ、紙幣は搬送路切替え装置216、217に従って直進搬送路204に入る。
【0084】
そして、上面ガイド205および下面ガイド206により紙幣のばたつきが抑えられながら、直進搬送路204のテンションローラ280〜289および直進搬送ローラ270a〜279aにより紙幣が直進して搬送され、搬送路切り替え装置218、219に沿って紙幣がBへと送り出される。
表裏反転すべきであると判別された紙幣がB方向から表裏反転機構に搬送されてくると、搬送路切替えアクチュエータ210〜213により搬送路切替え装置216、218が下方に、搬送路切替え装置217、219が上方へ切替えられ、紙幣は搬送路切替え装置218、219に沿って上面ひねり搬送路202および下面ひねり搬送路203に入る。
【0085】
このとき、プーリ225a〜229a、255a〜259aが駆動して、丸ベルト300、301が矢印ア方向に動き始め、上面ひねり搬送路202に配置されたテンションローラ220〜224、搬送ローラ225〜229、および下面ひねり搬送路203に配置されたテンションローラ250〜254、搬送ローラ255〜259により紙幣がBからAへと搬送される。
【0086】
なお、紙幣は上面ひねり搬送路202、下面ひねり搬送路203のガイドによりばたつきが抑えられ、ひねり搬送路201内で180度回転して紙幣の表裏が反転した状態で、搬送路切り替え装置216、217に沿ってA方向へと送り出される。
表裏反転不要と判別された紙幣がB方向から表裏反転機構に搬送されてくると、搬送路切替えアクチュエータ210〜213により、搬送路切替え装置216、218が上方へ、搬送路切替え装置217、219が下方へ切替えられ、紙幣は搬送路切替え装置218、219に沿って直進搬送路204に入る。
【0087】
そして、上面ガイド205および下面ガイド206により紙幣のばたつきが抑えられながら、直進搬送路204のテンションローラ280〜289および直進搬送ローラ270a〜279aにより紙幣が直進して搬送され、搬送路切り替え装置216、217に沿ってA方向へと送り出される。
なお、搬送路切替えアクチュエータ210〜213は、搬送路切替え装置216と217、または搬送路切替え装置218と219をそれぞれ常に逆方向に動作させるように制御されており、紙幣の長手方向における折りたたみ搬送が発生するのを防いでいる。
【0088】
以上のように、第3の実施の形態によれば、ジャムの発生を低減させると共に、双方向に表裏反転または直進搬送ができるため、紙幣の表裏反転処理速度の向上が可能になる。
さらに、同一表裏反転機構内に直進搬送路とひねり搬送路を備えているため、表裏反転機構の小型化が可能である。
【0089】
第4の実施の形態
第4の実施の形態は、第3の実施の形態において、直進搬送路204とひねり搬送路201を分離させたものである。
図24は第4の実施の形態を示す説明図であり、図において401は第3の実施の形態において説明した表裏反転機構のうち紙幣の表裏反転を行う搬送路のみを備えた180度反転搬送路である。
【0090】
402は180度反転搬送路401を迂回するように配置され、紙幣を直進させる迂回搬送路であり、搬送路切替え装置403、404により搬送路の切替えが行われる。
なお、本実施の形態における180度反転搬送路401および迂回搬送路402は双方向に紙幣の搬送が可能である。
【0091】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
すなわち、表裏反転を行うべきであると判別された紙幣がa方向から搬送されてくると、搬送路切替え装置403が搬送路の切替えを行って、180度反転搬送路401へと紙幣を送り込み、bへと送り出す。
また、表裏反転を行う必要がないと判別された紙幣がa方向から搬送されてくると、搬送路切替え装置403が搬送路の切替えを行って、迂回搬送路401へと紙幣を送り込み、bへと送り出す。
【0092】
a方向から紙幣が搬送されてきた場合と同様にして、表裏反転を行うべきであると判別された紙幣がb方向から搬送されてくると、搬送路切替え装置404が搬送路の切替えを行って180度反転搬送路401へと紙幣を送り込み、aへと送り出す。
また、表裏反転を行う必要がないと判別された紙幣がb方向から搬送されてくると、搬送路切替え装置404が搬送路の切替えを行って迂回搬送路402へと紙幣を送り込み、aへと送り出す。
【0093】
ここで、搬送路を切替えるタイミングは、図示しないトリガセンサを設けて行うものとする。
以上のように、第4の実施の形態によれば、紙幣の表裏反転を行う搬送路と表裏反転を行わない搬送路を分離して配置し、かつ双方向での紙幣の搬送が可能であるため、紙幣反転処理速度の向上およびジャムの発生の低減が可能となる。
【0094】
第5の実施の形態
本実施の形態は、第3の実施の形態で説明した表裏反転機構451と、スイッチバック方式の反転ルートと非反転ルートを備えた表裏反転機構(以下、スイッチバック表裏反転機構とする。)452を直列に配置することにより、紙幣の向きおよび表裏を揃えるものである。
【0095】
図25は、第5の実施の形態の説明図である。
なお、(ア)、(イ)、(オ)が紙幣の表、(ウ)、(エ)が紙幣の裏であるとし、(ア)〜(エ)の紙幣をAからB方向に搬送して、紙幣(オ)に示すように紙幣を表にしてB方向に揃える場合を例として説明する。
さらに、図において紙幣(ア)〜(エ)を表裏反転機構451、スイッチバック表裏反転機構452により表裏反転させる場合はONと表記し、表裏反転させずに直進させる場合はOFFと表記する。
【0096】
(a)は、紙幣の表裏の判別を行う認識部450、表裏反転機構451、スイッチバック表裏反転機構452を順に直列に配列したものである。
(a)において、紙幣(ア)は紙幣(オ)と同じ向き、かつ表なので、表裏反転機構451、スイッチバック表裏反転機構452共に直進搬送路を搬送され、OFFで表示される。
【0097】
紙幣(イ)は、紙幣(オ)と比較すると、表であるが向きが反対であるため、表裏反転機構451、スイッチバック表裏反転機構452共に表裏反転搬送路を搬送され、紙幣(オ)と同一の向き、表裏に揃えられる。
紙幣(ウ)は、紙幣(オ)と比較すると、向きは同じであるが裏であるため、表裏反転機構451は表裏反転搬送路を、スイッチバック表裏反転機構452は直進搬送路を搬送され、紙幣(オ)と同一の向き、表裏に揃えられる。
【0098】
紙幣(エ)は、紙幣(オ)と比較すると、向きが反対で、かつ裏であるため、表裏反転機構451とスイッチバック表裏反転機構452共に表裏反転搬送路を搬送され、紙幣(オ)と同一の向き、表裏に揃えられる。
なお、(b)に示すように紙幣の表裏の判別を行う認識部450、スイッチバック表裏反転機構452、表裏反転機構451を直列に配列してもよい。
【0099】
このように、第5の実施の形態によれば、表裏反転機構451と、スイッチバック表裏反転機構452を直列に配置し、紙幣の向き、表裏に応じてそれぞれ搬送路を選択して搬送することにより紙幣の表裏および向きを揃えることが可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ジャムの発生を低減させると共に、紙幣の表裏反転処理速度の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す概略側面図(入金取引・入金確定後)
【図2】第1の実施の形態を示す概略側面図
【図3】分離・集積部の拡大図
【図4】一括カセット部分の拡大図
【図5】第1の実施の形態の一括カセット内部構成を示す概略側面図
【図6】第1の実施の形態を示す概略側面図(紙幣装填・補充・補充リジェクト)
【図7】第1の実施の形態を示す概略側面図(入金取引・入金確定前)
【図8】第1の実施の形態を示す概略側面図(入金取引・入金リジェクト)
【図9】第1の実施の形態を示す概略側面図(入金取引・入金確定前)
【図10】第1の実施の形態を示す概略側面図(入金取引・入金取消)
【図11】自動取引装置の外観を示す斜視図
【図12】自動取引装置のブロック図
【図13】第2の実施の形態を示す概略側面図
【図14】第3の実施の形態における表裏反転機構の斜視図
【図15】第3の実施の形態における表裏反転機構の正面図
【図16】第3の実施の形態における表裏反転機構の平面図
【図17】第3の実施の形態における表裏反転機構の側面図
【図18】第3の実施の形態における表裏反転機構の斜視図(紙幣除去時)
【図19】第3の実施の形態における表裏反転機構の正面図(紙幣除去時)
【図20】第3の実施の形態における表裏反転機構の側面図(紙幣除去時)
【図21】第3の実施の形態における表裏反転機構の平面図(紙幣除去時)
【図22】第3の実施の形態における搬送路切替え装置の動作説明図
【図23】第3の実施の形態における紙幣の反転動作説明図
【図24】第4の実施の形態を示す図
【図25】第5の実施の形態を示す図
【符号の説明】
8 搬送路
10 接客部
12 一括カセット
14 鑑別部
17a〜17c 金種別カセット
19a〜19c 一時保留板
48 ステージ
99 回収紙幣集積部
Claims (5)
- 紙幣を直進させる直進搬送路と、該直進搬送路を挟んでらせん状に形成され、紙幣を反転させるひねり搬送路と、直進搬送路とひねり搬送路の切替えを行う搬送路切替え装置を具備し、
表裏反転を行うべきであると判別された紙幣が搬送されてくると、前記搬送路切替え装置により搬送路の切替えを行って、前記ひねり搬送路に紙幣を送り込んで表裏を反転させ、
表裏反転が不要であると判別された紙幣が搬送されると、前記搬送路切替え装置により搬送路の切替えを行って、直進搬送路に紙幣を送り込むことを特徴とする表裏反転機構。 - 請求項1において、
前記表裏反転機構の紙幣搬送方向の両端部に搬送路切替え装置を設け、紙幣を直進搬送路およびひねり搬送路の双方向に搬送させることを特徴とする表裏反転機構。 - 紙幣を直進させる直進搬送路と、該直進搬送路を挟んで配置される上面ひねり搬送路と下面ひねり搬送路から形成されていて、紙幣を反転させるひねり搬送路と、直進搬送路とひねり搬送路の切替えを行う搬送路切替え装置を具備し、
前記上面ひねり搬送路と前記下面ひねり搬送路が一端を支点として鉛直方向に可動に形成されていることを特徴とする表裏反転機構。 - らせん状に形成され、紙幣の表裏を反転させる反転搬送路と、該反転搬送路を迂回するように配置され、紙幣を直進させる迂回搬送路と、前記反転搬送路と前記迂回搬送路の切替えを行う切替え装置とを設け、
紙幣の表裏反転を行うべきであると判別された紙幣が搬送されると、前記搬送路切替え装置により反転搬送路に切替えられて、紙幣が反転搬送路に送り込まれて表裏が反転し、
紙幣の表裏反転が不要であると判別された紙幣が搬送されると、前記搬送路切替え装置により迂回搬送路に切替えられ、紙幣は該迂回搬送路に送り込まれて直進することを特徴とする表裏反転機構。 - 搬送方向に対する紙幣の向きを変えるための反転プール部を有し、該反転プール部に紙幣を送り込んで所定の位置で搬送を停止し、搬送の向きを変えて再び搬送をすることにより紙幣の表裏を反転させる反転ルートおよび紙幣を直進させる非反転ルートを備えた第1の表裏反転機構と、紙幣を直進させる直進搬送路およびらせん状に形成されていて紙幣の表裏を反転させる反転搬送路を備えた第2の表裏反転機構を直列に配列し、
あらかじめ判別されている紙幣の向きおよび表裏に応じて、前記第2の表裏反転機構と前記第1の表裏反転機構の搬送路を選択して紙幣を搬送し、紙幣の表裏および向きを揃えることを特徴とする表裏反転機構。
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