JP4941526B2 - 紙幣処理装置及びそれに使用するパトロール券 - Google Patents

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本発明は、紙幣等の入金処理を行う紙幣処理装置及びそれに使用するパトロール券に関する。
従来、銀行等の金融機関では現金自動預払機(ATM)を設置し、利用者の操作により現金の入出金取引を自動化している。この種の現金自動預払機は取引操作を入力するための顧客操作装置、紙幣を扱う紙幣処理装置、硬貨を扱う硬貨処理装置、顧客の取引口座等を認識するためにキャッシュカード等を受け入れるカード処理装置、そして、通帳に取引内容を印刷する通帳記帳装置により構成されている。
これらの装置が作動した際、例えば紙幣処理装置内において、紙幣の搬送ジャムが発生したときに、ジャム除去操作後に検査券(又はパトロール券)を搬送させて搬送路に紙幣の残留が無いことを検査する。この検査券に研磨材あるいは清掃材を被着させておくことにより搬送性能を安定化させる技術がある(特許文献1)。
また、検査券と紙幣が同一の寸法及び形状に作成されている場合、残留している紙幣と検査券が重なり合ってしまったとき、搬送路に設けたセンサは残留紙幣を検査券と認識してしまう。そこで、検査券の搬送方向の長さを紙幣の長さより短く形成しておくことにより、重なり合ってしまった場合でも、搬送方向の長さを検知することで残留媒体であるのか、検査券であるのか認識できるようにした技術がある(特許文献2)。
一方、前記の紙幣処理装置を利用して例えば入金取引を行う場合には、投入された紙幣の金種、真偽判定、さらに枚数を計数し、それらの情報が正しいことを利用者が確認操作するまで一時的に保留させている。この一時保留部は紙幣をテープに挟み込んだ状態で紙幣とともに収納ドラムに巻き取ることにより紙幣を収納し、このテープを送り出すことにより収納紙幣を繰り出す方式の技術がある(特許文献3)。
特開平08−339465号公報 特開平10−049724号公報 特開平10−269396号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、検査券を収納しておく検査券収納部が必要であること、特許文献2記載の技術では検査券の長さが紙幣長さより短いので、それに応じた搬送系の構築、具体的には搬送ローラ等の配置間隔を狭くする必要があるので、結果として搬送ローラの数等が増加する場合があり、装置の大型化やコスト増の要因になることが想定される。また、紙幣の一部が折れてしまった場合には検査券と区別がつきにくくなる。
上記紙幣処理装置においては、利用者が入金した入金紙幣を出金取引に利用する、いわゆるリサイクル方式、更にはコンビニエンスストア等における24時間無休稼働、遠隔地からの集中監視などの技術が普及したが、近時では障害の自動復旧やグローバル化に伴っての他国紙幣や各種金券の取り扱いなども望まれている。この多種多様の紙幣(金券含め)を取り扱う場合に、例えば紙幣ジャムが発生し、残留紙幣をセンサが検出できなかったとき、又は除去できなかったときには現金の違算トラブルになる場合があった。特に特許文献3記載の技術では一時保留部内から紙幣の繰出異常となったとき、構造的にそれらの異常紙幣を自動的に除去するのは難しいものであった。
本発明が解決しようとする課題は、検査券(以下、パトロール券という)の保管場所を専用に設けることなく、残留紙幣の除去及び搬送部の異常有無の確認ができる紙幣処理装置を提供することにある。加えて、残留紙幣とパトロール券が重なり合った状態で一時保留部に戻って来ても、残留紙幣であるのかパトロール券のみであるのかを容易に識別できるようにすることにある。
前記課題を解決するための請求項1記載の発明は、紙幣を取り込むための紙幣入金口と、入金された紙幣を収納する紙幣カセットと、前記紙幣入金口から前記紙幣カセットまで前記紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送部に接続して設けられ、取り込まれた前記紙幣を一時的に収納する一時保留部を有する紙幣処理装置であって、前記一時保留部内には、前記搬送部を巡回可能なパトロール券が格納してあることを特徴とする紙幣処理装置である。
本発明によれば、紙幣の一時保留部をパトロール券の保管場所としたので、パトロール券の専用収納部を必要とせず、装置の大型化及びコスト増とならない紙幣処理装置を提供できるとともに、残留紙幣の除去及び搬送部の異常有無の確認ができるという効果を有する。
本発明に関する紙幣巻取部の構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に関する紙幣処理装置の構造を示す説明図である。 本発明の一時保留部の構造を示す説明図である。 本発明に関するパトロール券を示す説明図である。 本発明に関する紙幣巻取部を示す平面図である。 本発明の紙幣巻取部における通常動作時の概念を示す説明図である。 本発明に関する紙幣処理装置のパトロール動作のフローチャートである。 本発明に関する紙幣巻取部におけるパトロール動作時の概念を示す説明図である。 本発明に関するパトロール券の搬送経路例を示す説明図である。 本発明に関するパトロール券戻り時の状態想定図である。
以下、第1の実施の形態を図面に従って説明する。図2は本発明の実施の形態に関する紙幣処理装置の構造を示す説明図である。1は紙幣処理装置であって、現金自動預払機(ATM)の内部に組み込まれ、紙幣P等の入出金動作を行う装置である。2は紙幣Pを取り込むための紙幣入金口としての紙幣入出金口であって、入金取引の場合には利用者が預け入れを希望する紙幣Pを投入し、また、出金取引のときには支払われる紙幣Pが集積される。3は認識部であって、通過する紙幣Pの金種、真偽、正損判定及び計数を行うもので、図示しない認識プログラムにより制御される。
4は後述する紙幣Pの一時保留部であって、後述する搬送部8に接続して設けられ、取り込まれた紙幣Pの額面確認等が利用者により行われるまで、それらの紙幣Pを一時的に収納する部位である。更に、一時保留部4には後述するようにパトロール券PTが収納してある。5は入金された紙幣Pのうち出金取引にリサイクルされる紙幣Pを格納しておく紙幣カセットであり、金種別に積層状態で格納する。また、図2では紙幣カセット5は3個記載しているが、これに限定されない。6はリジェクト庫であって、出金に不向きな金種や損傷紙幣を格納する部位である。7はリジェクト部であって、ジャム除去した紙幣を格納する部位である。
8は以上の各部を結ぶ搬送部であって、図示しない搬送モータにより回転される搬送ローラや搬送ベルトにより挟持した紙幣Pを、例えば紙幣入出金口2から紙幣カセット5まで搬送できるものであり、当該搬送部8には図示しない監視センサが複数配置されている。
なお、本実施の形態ではリジェクト庫6への搬送駆動系は分割点Qにて分断され、少なくとも2分割されていることとする。また、9は紙幣入出金口2内への紙幣Pの投入及び取出を規制できるシャッタであり、利用者による紙幣Pの挿抜時には開閉制御される。本実施の形態では、紙幣入出金口2より投入された紙幣Pは矢印A方向から搬送部8に取り込まれる。また搬送部8を経由して紙幣入出金口2に出金される紙幣Pは、矢印B方向から搬送されることとする。
次に、図3は本発明の一時保留部4の構造を示す説明図である。同図を用いて、一時保留部4を説明する。一時保留部4は、紙幣出入口48から取り込まれた紙幣P及びパトロール券PTを第1の挟持テープ42と第2の挟持テープ44により挟み込まれた状態で巻き取る紙幣巻取ドラム41と、第1の挟持テープ42を巻回した第1のテープリール43と、第2の挟持テープ44を巻回した第2のテープリール45とを有する。前記紙幣巻取ドラム41と第1のテープリール43との間には第1のガイドローラ46が設けられ、紙幣巻取ドラム41と第2のテープリール45との間には第2のガイドローラ47が設けられる。
第1のガイドローラ46及び第2のガイドローラ47は紙幣出入口48付近で隣接して設けられ、それぞれ第1の挟持テープ42と、第2の挟持テープ44を接触させながら、前記紙幣巻取ドラム41方向へガイドする。これにより、紙幣出入口48から取り込まれた紙幣Pを第1の挟持テープ42と第2の挟持テープ44により挟みながら紙幣巻取ドラム41へ搬送することができる。
更に、紙幣出入口48から取り込まれる紙幣Pの存在を検出する紙幣搬送監視センサSE1が紙幣出入口48に設けられる。また、第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44の面を貫通する方向に光軸を対応させて設けたテープ検出センサとしてのテープエンド検出センサSE2が、両ガイドローラ46、47と紙幣巻取ドラム41の間に設けられる。そして、紙幣巻取ドラム41に紙幣P及び後述するパトロール券PTが巻き取られているか否かを検出できる紙幣検出センサとしての紙幣残留検出センサSE3が設けられる。
本実施の形態では、紙幣搬送監視センサSE1、テープエンド検出センサSE2、紙幣残留検出センサSE3は、発光素子から照射された赤外光を光軸として、これを受光素子が検出するか否かにより、ON又はOFF検出される光透過式センサとして説明する。ただし、これらのセンサSE1〜SE3は反射型の光学センサであっても良い。
紙幣巻取ドラム41はドラム軸41aにより図示しないフレームに回転可能に軸支されるとともに、前記フレームに固定した紙幣巻取りモータ41bにより正逆回転される。また、第1のテープリール43は第1のリール軸43aに、同様に第2のテープリール45は第2のリール軸45aに回転可能に軸支されるとともに、前記フレームに固定したテープ巻取りモータ43bにより正逆回転される。なお、第1のガイドローラ46及び第2のガイドローラ47も前記フレーム等により回転可能に軸支される。
紙幣出入口48は、図2に示す搬送部8に接続され、搬送されてきた紙幣Pを矢印C方向から第1のガイドローラ46及び第2のガイドローラ47間に送り込むことができるような搬送ガイドを形成している。また、第1のガイドローラ46及び第2のガイドローラ47間から矢印D方向に送り出される紙幣Pを搬送部8に繰り出すことができるようにもなっている。従って、紙幣巻取りモータ41bを回転させて、紙幣巻取ドラム41を巻取方向である矢印G方向に回転させて紙幣Pを取り込む際には、テープ巻取りモータ43bも同時に回転させて第1のテープリール43及び第2のテープリール45を矢印E方向に回転させる。逆に紙幣Pを送り出す際には、紙幣巻取ドラム41を紙幣繰出方向である矢印H方向に回転させ、第1のテープリール43及び第2のテープリール45は矢印F方向に回転させることになる。
以上の構成により、最初に取り込まれた紙幣Pは最後に送り出される、いわゆる先入れ後出し方式の一時保留部4となる。なお、この取り込みや送り出し時の回転制御は紙幣巻取ドラム41の外径が変化する(即ち、取込枚数の増加に伴って外径が増加する)ことと、第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44側の巻外径が変化する(即ち、取込枚数の増加に伴って外径が減少する)ことを考慮して回転制御する必要がある。更には、第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44に弛みが生じることなく回転制御させることが必要となるが、これらは周知技術なので説明は省略する。また、一時保留部4の動作を含め紙幣処理装置1全体の動作は、図示しない制御部により同じく図示しない記憶部に格納された制御プログラムに従って、動作実行される。
ここでパトロール券PTは、第1の挟持テープ42と第2の挟持テープ44間に挟み込まれた状態で紙幣巻取ドラム41に最先位置に巻き取られて保持されている。図3では紙幣巻取ドラム41の最上層に位置するように図示しているが、実際はパトロール券PTの上側(最上層側)には、第1の挟持テープ42が存在していることになる。
次に、パトロール券PTについて説明する。図4は本発明に関するパトロール券PTを示す説明図である。同図(a)は本発明に関するパトロール券PTを示す説明図であり、同図(b)は紙幣残留検出センサSE3による信号波形図である。パトロール券PTは紙幣Pと略同一外形であり、長方形の短手方向を矢印C−D方向の搬送方向としている。従って、以下パトロール券PTの短手方向をパトロール券PTの長さLという。パトロール券PTの剛性は取り扱う紙幣Pよりやや高め(硬質)になっている。
またパトロール券PTには、紙幣残留検出センサSE3から照射された赤外光を透過する透光部Sが設けられる。パトロール券PTの透光部Sは、紙幣巻取ドラム41に巻き取られたときに、図4(a)に示すように、紙幣残留検出センサSE3の光軸が対応するように少なくとも1個以上設けてある。なお、本実施の形態では片側2個、保守員による逆向きセットを想定して、合計4個とする。そして透光部Sは、パトロール券PTの搬送部8への巡回動作により、パトロール券PTが表裏反転して戻ってきても毎回の制御を同じにできるように、その搬送方向と直交する方向を軸として左右対称な位置に設けてある。
従って、紙幣残留検出センサSE3の出力波形は図4(b)に示すようになり、t1〜t2とt5〜t6は同じ時間となり、更にはt2〜t3とt4〜t5も同じ時間となる。なお、透光部Sは打ち抜き穴であっても良く、更には半透明であっても良い。透光部Sの機能としては、透光部Sとパトロール券PTの基材に光透過率の差異があり、図4(b)に示すような波形を出力でき所定の閾値で切り分け、デジタル値として把握できれば良い。なお、テープエンド検出センサSE2の光軸との対応位置、即ちパトロール券PTの中央には透光部Sを設けてない。
図5は本発明に関する紙幣巻取部40を示す平面図である。まず、第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44のテープ先端42T及び44Tは、紙幣巻取ドラム41の外周表面に一緒に固着されている。一方、図示しないテープ後端は前記第1のテープリール43及び第2のテープリール45に巻回された後、その軸に固着されていることになる。また、紙幣巻取ドラム41にはスリット41cが形成され、このスリット41cにより生じた空間を前記紙幣残留検出センサSE3の光軸が通過するように配置されている。
第1の挟持テープ42は、長さ方向の一部を除いて、光非透過域42Nとしての有色域である。一部とは、テープ端部42Tより所定量だけ離れた位置に設けられた所定長Zの位置であり、光透過域42Sとなっている。よって、第1の挟持テープ42は、先端のテープ端部42Tから、まず光非透過域42N1、次に光透過域42S、次に光非透過域42N2と続く。第2の挟持テープ44も同様に、先端のテープ端部44Tから、光非透過域44N1、次に光透過域44S、次に光非透過域44N2と続く。
パトロール券PTは第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44の最先位置に格納しておく。従って、パトロール券PTは、第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44の光透過域42S及び44Sの位置に挟持される。光透過域42S及び44Sの所定長Zはパトロール券PTの長さLより長い。この光透過域42S及び44Sにパトロール券PTが取り込まれて格納されるように前記第1のテープリール43と、第2のテープリール45及び紙幣巻取ドラム41が回転制御される。前記テープエンド検出センサSE2の出力は、光非透過域42NでONとなり、光透過域42SでOFFとなる。
なお、テープエンド検出センサSE2の赤外線照射光の通過位置においては、第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44は常時重なっているので、一方の挟持テープのみに前述のように光非透過域としての有色域を設け、他方の挟持テープは全て光透過域としても良いことになる。更に光透過域42Sの所定長Z及びパトロール券PTの対応位置Wなどは、実験的に求めて最適な位置に設定してある。
図1は本発明に関する紙幣巻取部40の構造を示す斜視図である。図示するように、パトロール券PTは、第1の挟持テープ42の光透過域42Sと第2の挟持テープ44の光透過域44Sに挟まれた状態で紙幣巻取ドラム41に巻き取られている。そして、パトロール券PTの透光部Sはスリット41cにより生じる空間にまたがって位置することになる。このスリット41cには紙幣残留検出センサSE3の光軸が通過しているので、紙幣巻取ドラム41が回転すると図4(b)に示したような出力波形を紙幣残留検出センサSE3から得ることができる。なお、一時保留部4に紙幣Pを取り込むと、先に取り込んであるパトロール券PTの上側に巻き取られることになるので、紙幣残留検知センサSE3からの出力波形は図4(b)に示すようになることはない。
図6は本発明の紙幣巻取部40における通常動作時の概念を示す説明図である。紙幣処理装置1が紙幣Pの入金を受け付けるときには、図6(a)に示すように、既にパトロール券PTは紙幣巻取ドラム41に巻き取られている。紙幣巻取ドラム41を巻取方向である矢印G方向に回転させると、紙幣Pが矢印C方向から取り込まれる。そして、入金紙幣が複数枚のときには、図6(b)に示すように順次取り込まれ、1回の操作で取り込める最大枚数まで連続して取り込み動作をする。
認識部3により入金紙幣として判定、計数した金額の合計を図示しない顧客操作装置などに表示し、利用者が「投入金額と一致」を確認し、そのような確認操作を行うと、紙幣巻取ドラム41は紙幣繰出方向である矢印H方向に回転する。同時に、第1のテープリール43及び第2のテープリール45は矢印F方向に回転して図6(c)に示すように紙幣Pを搬送部8に送り出す動作を開始する。収納していた紙幣Pのすべてが送り出されると、図6(d)に示すようにパトロール券PTを残したまま一時保留部4としての処理を終了する。
次に搬送部8における残留確認動作を説明する。なお、紙幣入出金口2や認識部3、紙幣カセット5及び搬送部8などで発生した紙幣搬送ジャムに対しては、自動ジャム除去動作又は係員により除去作業が行われたものとする。従って、本説明は、それらの除去動作や作業が行われたあとの、確認動作として実行されるものとする。
図7は本発明に関する紙幣処理装置1のパトロール動作のフローチャートである。図8は本発明に関する紙幣巻取部40におけるパトロール動作時の概念を示す説明図である。なお、図7のフローチャートにおける「S」は動作ステップを意味する。
S1:図示しない制御部は同じく図示しない記憶部に格納されている制御プログラムに従って、まず、搬送部8を駆動させ、一時保留部4から送り出されるパトロール券PTの受け入れを可能とする。
S2:同時に一時保留部4に対しても、紙幣巻取ドラム41を紙幣繰出方向である図8(a)に示す矢印H方向に回転させる。この時には、第1のテープリール43及び第2のテープリール45を図3に示す矢印F方向に回転させることになるが、本フローチャートによる説明では、説明を簡潔にするため、紙幣巻取ドラム41の回転のみを記載して説明する。
S3:制御部は、一時保留部4の紙幣搬送監視センサSE1の監視を開始し、パトロール券PTの到達を待つ。即ち、回転開始直後は紙幣搬送監視センサSE1の光軸を遮断しない状態(OFF)である。図8(b)に示すように回転動作が進み、パトロール券PTにより紙幣搬送監視センサSE1の光軸が遮断された状態(ON)から、通過により紙幣搬送監視センサSE1の光軸を遮断しなくなる状態(OFF)に変化するまで回転させる。
S4:紙幣搬送監視センサSE1がOFFしたら一時保留部4の回転動作を停止させる。この紙幣搬送監視センサSE1がOFFした時点では、既に第1の挟持テープ42及び第2の挟持テープ44によるパトロール券PTの挟持は行われていない。
S5:搬送部8に送り出されたパトロール券PTは、予めプログラムされている搬送確認ルートを搬送される。図9は本発明に関するパトロール券PTの搬送経路例を示す説明図である。同図に示すように、例えば、一時保留部4から送り出されたパトロール券PTは矢印K方向に進み、認識部3を通過して紙幣カセット5上を通過し、分割点Qまで搬送する。このとき搬送部8に配置した図示しない監視センサが残留紙幣P1を検出した場合は、当該残留紙幣P1をリジェクト部7に送り込む。残留紙幣P1を検出又はリジェクト部7に送り込んだ後、パトロール券PTは逆方向に搬送されて認識部3を経て、一時保留部4側に向かい、その後、途中から矢印M方向に向かい紙幣入出金口2内に送り込まれる。紙幣入出金口2に送り込まれたパトロール券PTは分離機能により搬送部8に取り込まれ(矢印A方向)、認識部3を通過して一時保留部4に戻されてくる。
なお、以上の搬送確認ルートは搬送ジャムの発生した取引種別等により適宜最適な巡回経路になるように設定する。例えば、入金取引において、利用者による金額確認が行われたあとの紙幣カセット5への紙幣格納動作中に搬送ジャムしたのであれば、一時保留部4から収納すべき金種の紙幣Pを格納する紙幣カセット5までとすることもできる。このようにしてパトロール券PTは一時保留部4から送り出され、搬送部8を巡回したのち一時保留部4に戻ってくる。
S6:制御部は制御プログラムに従って、搬送部8に配置した図示しない監視センサによりパトロール券PTが一時保留部4近くの所定位置まで戻ってくるのを待つ。
S7:パトロール券PTが所定位置まで戻ってくると、一時保留部4が起動される。まず紙幣巻取ドラム41を巻取方向である図8(c)に示す矢印G方向に回転させる。なお、紙幣巻取ドラム41や第1及び第2のテープ巻取りリール43、45の回転起動性能により、例えば紙幣搬送監視センサSE1がパトロール券PTの到達(ONする)を待ってから、紙幣巻取ドラム41を回転させることもできる。搬送部8からの受け渡しに支障がなければ良いので、搬送速度を制御することでも対応できる。
S8:制御部はテープエンド検出センサSE2がONしており、続いてOFFし、そして再びONするまで巻き取る。即ち、最初のONは図5に示す光非透過域42N1による光軸の遮断(ON)であり、次のOFFは光透過域42Sとの対応で光軸が通る(OFF)であり、そしてパトロール券PTの到達により光軸の遮断(ON)されることになる。
S9:このようにして、パトロール券PTが図8(c)に示すようにテープエンド検出センサSE2の位置まで搬送されると、紙幣残留検出センサSE3によるパトロール券PTの取り込み監視が開始される。
S10:制御部は紙幣残留検出センサSE3の出力記録を開始する。この出力記録は出力波形(アナログ)を所定の閾値で2値化しデジタル情報として搬送量(時間)とともに記憶部に格納する。
S11:パトロール券PTが紙幣巻取ドラム41に外周面に接してから所定量、例えば、紙幣巻取ドラム41が概ね半回転する程度取り込まれたら次のステップS12に進める。この時の所定量はパトロール券PTの長さLに相当する区間に所定の滑り誤差等を加味して決めた量である。
S12:制御部はステップS11における所定量の搬送が終了したら、紙幣残留検出センサSE3の出力記録を終了させる。
S13:制御部は搬送部8及び紙幣巻取ドラム41の回転を停止させる。この停止状態においてパトロール券PTは図3に示すように紙幣巻取ドラム41の略下方に静止していることになる。なお、ステップS11における回転量を増やすと、紙幣Pが紙幣巻取ドラム41の下側に位置してきたとき、例えば図8(d)に示すような位置まで回転させると、紙幣残留検出センサSE3が再度ON/OFF出力することを考慮したものである。
S14:制御部は、記憶部に記録した紙幣残留検出センサSE3の出力記録を読み出して解析する。図10は本発明に関するパトロール券戻り時の状態想定図である。図10(a)に示すように正常なパトロール券PTのみであれば、図4(b)に示したような出力波形が得られるはずであり、時間t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6の区間においてデジタル値「1」を検出していることになる。また、図10(b)に示したようにパトロール券PTと残留紙幣P1が全く重なっている場合には、t2〜t3、t4〜t5の区間での出力は記録されないことになる。更に図10(c)に示したようにパトロール券PTの一部に残留紙幣P1が重なり合って取り込まれた時には、終端側での検出時間は同じであっても、全体(t1〜t6)は長時間になるし、t2〜t3の出力は検出できないことになる。最後に、図10(d)に示したように残留紙幣P1とパトロール券PTが連鎖している場合には、最初のt1〜t2までの時間が長くなることになる。
S15:制御部は、前記ステップS14における解析の結果、図4(b)に示した出力情報と一致するか否かで識別する。正常であれば「残留媒体なし」としてパトロール結果を記憶部に記録して処理を終了する。また、図示しない監視系システムなどに正常終了を通知してもよい。
S16:前ステップS14における解析の結果、異常と識別された時には「残留媒体あり、除去」としてパトロール結果を記憶部に記録して処理を終了する。通常、残留媒体P1が存在すると違算等の原因になる可能性があるので、この一時保留部4に格納した残留紙幣P1とパトロール券PTを送り出して、例えば、紙幣入出金口2による分離取り込みを実行して、残留紙幣P1のみをリジェクト部7に搬送する。そして、パトロール券PTのみを一時保留部4に戻すことができ、取引を開始することができる。
以上の説明において、図1、図6及び図8で第1の挟持テープ42と第2の挟持テープ44が紙幣巻取ドラム41より離れるに従って隙間が広くなるように図示してあるが、本発明の理解を容易にするためであり、図3等からも明らかなように第1のガイドローラ46及び第2のガイドローラ47と紙幣巻取ドラム41間は互いに接触していることになる。
次に、一時保留部4からの紙幣Pの送り出しができない場合について説明する。例えば、紙幣出入口48近傍で搬送ジャムが発生すると、送り出しできなくになった紙幣Pはパトロール券PTの送出方向前側に存在する。従って、紙幣搬送監視センサSE1や紙幣残留検出センサSE3で残留紙幣P2を検出した場合、紙幣巻取ドラム41を紙幣繰出方向である矢印H方向に回転させて、パトロール券PTを送り出すように動作させる。パトロール券PTは残留紙幣P2より剛性が高いので一時保留部4から搬送部8に残留紙幣P2を繰り出すことができる。
繰り出された残留紙幣P2が入金取消の紙幣Pであれば紙幣入出金口2へ搬送する。この入金取消紙幣に対しては金種と枚数情報を把握しているので、認識部3を通過させずに直接紙幣入出金口2に搬送するが、認識部3を通過させての搬送も可能である。そして、シャッタ9を開いて利用者に返却する。一方、繰り出された残留紙幣P2が紙幣カセット5に収納すべき紙幣Pであれば、リジェクト部7に搬送することになる。なお、前者の場合、パトロール券PTも紙幣入出金口2に搬送されてしまうので、利用者に返却紙幣を除いてパトロール券PTのみ投入するよう要請することもできる。この投入要請は、パトロール券PTの紙幣巻取ドラム41への初期収納動作としても利用する。この場合には「操作手順」をパトロール券PTに印刷しておくと良い。後者の場合には、パトロール券PTのみ分割点Q直前で停止するよう搬送制御すれば良いのは前述の通りである。
以上本発明の実施の形態によれば、紙幣の一時保留部4をパトロール券PTの保管場所としたので、パトロール券PTの専用収納部を必要とせず、装置の大型化及びコスト増とならない紙幣処理装置を提供できる。更に、本実施の形態によれば、パトロール券PTが一時保留部の紙幣巻取ドラム41の最先位置に格納してあるので、残留紙幣が搬送部8内に残留しても、容易に除去可能となる。
また、パトロール券PTは券面内に透光部Sを設け、当該透光部Sに合わせて紙幣残留検出センサSE3の光軸を設けたので、パトロール券PTの長さ情報と券面内に設けた透光部Sの位置及び数量情報により、紙幣Pとパトロール券PTが重なり合っても紙幣Pであるのかパトロール券PTのみであるのかを容易に識別できるという効果を有する。なお、パトロール券PTが認識部3を通過するので、パトロール券PTには調整用の磁気センサ出力確認部を設たり、取扱マニュアルなどの文字情報を印刷しても良い。
本発明は金融窓口や交通機関の駅に設置される現金処理装置や各種チケット類の発券機などにも適用可能である。
1 紙幣処理装置
2 紙幣入出金口
4 一時保留部
8 搬送部
41 紙幣巻取ドラム
42 第1の挟持テープ
42N 光非透過域
42S 光透過域
44 第2の挟持テープ
44N 光非透過域
44S 光透過域
P 紙幣
PT パトロール券

Claims (6)

  1. 紙幣を取り込むための紙幣入金口と、
    入金された紙幣を収納する紙幣カセットと、
    前記紙幣入金口から前記紙幣カセットまで前記紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に接続して設けられ、取り込まれた前記紙幣を一時的に収納する一時保留部を有する紙幣処理装置であって、
    前記一時保留部内には、前記搬送部を巡回可能なパトロール券が格納してあることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記一時保留部は紙幣の先入れ後出し方式とするとともに、前記パトロール券を最先位置に格納しておく請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 前記一時保留部は、
    前記紙幣及びパトロール券を挟み込むための第1のテープと第2のテープと、
    前記紙幣及びパトロール券が前記第1のテープと第2のテープ間に挟み込まれた状態で巻き取る紙幣巻取ドラムと、
    前記第1のテープ及び第2のテープの面を貫通する方向に光軸を対応させたテープ検出センサと、
    前記第1のテープ及び第2のテープのうち少なくとも一方はテープの巻取り方向において、前記テープ検出センサの光軸を遮断する光非透過域と、光軸が貫通する光透過域に分割され、
    前記光透過域に位置付けて前記パトロール券を格納する請求項1又は請求項2記載の紙幣処理装置。
  4. 前記パトロール券は紙幣と略同一外形であって、その表面の一部には透光部を配し、
    前記紙幣巻取ドラムに巻き取られる際に前記透光部の位置と対応づけた位置に紙幣検出センサを配し、
    当該紙幣検出センサの出力情報により前記パトロール券を識別する請求項3記載の紙幣処理装置。
  5. 前記パトロール券は紙幣と略同一外形であって、その表面の一部には透光部を配したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の紙幣処理装置に使用するパトロール券。
  6. 前記パトロール券に配した透光部は、その搬送方向と直交する方向を軸として左右対称な位置に設けた請求項5記載の紙幣処理装置に使用するパトロール券。

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