JPH1091840A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH1091840A
JPH1091840A JP8239155A JP23915596A JPH1091840A JP H1091840 A JPH1091840 A JP H1091840A JP 8239155 A JP8239155 A JP 8239155A JP 23915596 A JP23915596 A JP 23915596A JP H1091840 A JPH1091840 A JP H1091840A
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JP
Japan
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transport path
detection
unit
transport
bill
Prior art date
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Application number
JP8239155A
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English (en)
Inventor
Osamu Kamegawa
修 亀川
Hideyuki Kashima
秀之 鹿島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1091840A publication Critical patent/JPH1091840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査券により搬送路における紙幣有無の確認に
加えて他の処理をも行なうことのできる自動取引装置を
提供することにある。 【解決手段】紙幣入出金ユニットは紙幣入出金部と複数
の金庫とを有し、紙幣は、搬送機構により紙幣入出金部
と金庫との間に設けられた搬送路を通して搬送される。
搬送路における紙幣の通過を検知する複数のセンサ71
が、搬送路に沿って設けられている。パトロール券82
は、搬送機構により搬送路を通して往復搬送され、その
際、多数設けられているセンサ71の受光部88aに接
触し、これらの受光部を繰り返し清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金融機関等に設
置され利用者に対して現金の入出金を行なう自動取引装
置、特に、検査券を用いて搬送路の検査が可能な自動取
引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融機関等においては、利用者に
対して現金を自動的に入出金処理する自動取引装置が広
く使用されている。この種の自動取引装置は、紙幣を取
り扱う紙幣入出金ユニット、硬貨を取り扱う硬貨入出金
ユニット、通帳プリンタ部等を備えて構成されている。
【0003】例えば、紙幣入出金ユニット内において
は、紙幣搬送中に紙幣のジャム等の異常が発生した場
合、金融機関の係員が紙幣入出金ユニットを装置本休か
ら引き出し、搬送機構、金庫等を開けて紙幣のジャム処
埋を行う。そして、係員によって紙幣入出金ユニットが
装置本体に再装填された後、紙幣入出金ユニットの搬送
路を通して通常の銀行券とは異なるパトロール券と称さ
れる検査券を流すことにより、ジャム処埋を忘れたり、
あるいは、紙幣が破れているために搬送路中に滞留して
いる紙幣の有無を確認することが行なわれている。ま
た、紙幣の搬送中に損券等に起因するリジェクト券が頻
般に発生する場合にも、パトロール券を流して搬送路を
検査することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、パトロール券
は、適当な材質の紙を紙幣と同一の寸法および形状に裁
断し、その表面に印刷を施して作成されている。しかし
ながら、従来、パトロール券は、上述したように搬送路
中に滞留している紙幣の有無を確認するためにのみ使用
され、それ以外の付帯機能を備えていない。そこで、こ
の発明の目的は、搬送路を通して検査券を流す際に紙幣
有無の確認に加えて他の処理をも行なうことのできる自
動取引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明の自動取引装置は、利用者
に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部と、紙幣を収納
する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上記受渡し部との
間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を通して紙幣を搬
送する搬送手段と、上記搬送路に沿って複数設けられて
いるとともに、それぞれ上記搬送路内に対面した検出部
を有し、上記搬送路における紙幣の通過を検出する複数
の検出手段と、上記搬送手段により上記搬送路を通して
搬送され、上記搬送路における紙幣の詰まりを検査する
とともに上記検出手段の検出部に接触して清掃する検査
券と、上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、
上記供給手段により供給された検査券を、上記搬送手段
により上記搬送路を通して往復搬送し、上記検出手段の
検出部を繰り返し清掃する制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0006】請求項2に係るこの発明の自動取引装置
は、利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部と、
紙幣を収納する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上記受
渡し部との間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を通し
て紙幣を搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って複数
設けられているとともに、それぞれ上記搬送路内に突出
した検出部を有し、上記搬送路における紙幣の通過を検
出する複数の検出手段と、上記搬送手段により上記搬送
路を通して搬送され、上記搬送路における紙幣の詰まり
を検査するとともに上記検出手段の検出部に接触して清
掃する検査券と、上記検査券を上記搬送路に供給する供
給手段と、上記供給手段により供給された検査券を、上
記搬送手段により上記搬送路を通して第1の方向に搬送
し上記複数の検出手段の検出部を清掃した後、第1の方
向と反対の第2の方向に搬送して上記複数の検出手段の
検出部を清掃する制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項3に係るこの発明の自動取引
装置は、利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部
と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上
記受渡し部との間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を
通して紙幣を搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って
複数設けられているとともに、それぞれ上記搬送路内に
突出した検出部を有し、上記搬送路における紙幣の通過
を検出する複数の検出手段と、上記搬送手段により上記
搬送路を通して搬送され、上記搬送路における紙幣の詰
まりを検査するとともに上記検出手段の検出部に接触し
て清掃する検査券と、上記検査券を上記搬送路に供給す
る供給手段と、上記供給手段により供給された検査券
を、上記搬送手段により上記搬送路を通して上記各検出
手段の検出部の位置で順次往復搬送し、各検出部を繰り
返し清掃する制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0008】請求項4に係るこの発明の自動取引装置
は、利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部と、
紙幣を収納する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上記受
渡し部との間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を通し
て紙幣を搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って複数
設けられているとともに、それぞれ上記搬送路内に突出
した検出部を有し、上記搬送路における紙幣の通過を検
出する複数の検出手段と、上記搬送手段により上記搬送
路を通して搬送され、上記搬送路における紙幣の詰まり
を検査するとともに上記検出手段の検出部に接触して清
掃する検査券と、上記検査券を上記搬送路に供給する供
給手段と、上記各検出手段の検出出力を検知する出力検
知手段と、上記出力検知手段により検出出力が所定の値
よりも低い検出手段が検出された際、上記供給手段によ
り供給された検査券を、上記搬送手段により上記搬送路
を通して上記検出出力の低い検出手段の位置で往復搬送
し、上記検出部を清掃する制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0009】請求項5に係るこの発明の自動取引装置
は、利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部と、
紙幣を収納する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上記受
渡し部との間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を通し
て紙幣を搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って複数
設けられているとともに、それぞれ上記搬送路内に突出
した検出部を有し、上記搬送路における紙幣の通過を検
出する複数の検出手段と、上記搬送手段により上記搬送
路を通して搬送され、上記搬送路における紙幣の詰まり
を検査するとともに上記検出手段の検出部に接触して清
掃する検査券と、上記検査券を上記搬送路に供給する供
給手段と、上記各検出手段の検出出力を検知する出力検
知手段と、上記出力検知手段により検出出力が所定の値
よりも低い検出手段が検出された際、上記供給手段によ
り供給された検査券を、上記搬送手段により上記搬送路
を通して第1の方向に搬送し上記複数の検出手段の検出
部を清掃した後、第1の方向と反対の第2の方向に搬送
して上記複数の検出手段の検出部を清掃するとともに、
上記第1あるいは第2の方向の搬送時、上記検出出力の
低い検出手段の位置で上記検査券を往復搬送して上記検
出出力の低い検出手段の検出部を清掃する制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0010】更に、請求項6に係るこの発明の自動取引
装置は、利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡し部
と、紙幣を収納する紙幣収納部と、上記紙幣収納部と上
記受渡し部との間を延びる搬送路を有し、上記搬送路を
通して紙幣を搬送する搬送手段と、上記搬送路に沿って
複数設けられているとともに、それぞれ上記搬送路内に
突出した検出部を有し、上記搬送路における紙幣の通過
を検出する複数の検出手段と、上記搬送手段により上記
搬送路を通して搬送され、上記搬送路における紙幣の詰
まりを検査するとともに上記検出手段の検出部に接触し
て清掃する検査券と、上記検査券を上記搬送路に供給す
る供給手段と、上記各検出手段の検出出力を検知する出
力検知手段と、上記出力検知手段により検出出力が所定
の値よりも低い検出手段が検出された際、上記供給手段
により供給された検査券を、上記搬送手段により上記搬
送路を通して上記各検出手段の検出部の位置で所定回数
往復搬送し、各検出部を繰り返し清掃するとともに、上
記検出出力の低い検出手段の位置で上記所定回数よりも
多い回数だけ上記検査券を往復搬送して上記検出出力の
低い検出手段の検出部を清掃する制御手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0011】上記のように構成された自動取引装置によ
れば、通常の運転時、受渡し部に投入された紙幣は、搬
送手段により搬送路を通して紙幣収容部へ搬送されて収
容されるとともに、紙幣収容部から取り出された紙幣は
搬送路を通して受渡し部へ搬送され、利用者へ出金され
る。
【0012】例えば、搬送路における紙幣のジャムが発
生し検出手段によって検出されると、まず、管埋者によ
ってジャム紙幣が取り除かれる。続いて、搬送手段によ
り搬送路を通して検査券が搬送される。そして、検査券
が詰まることなく搬送路を通って搬送された場合、搬送
路にはジャム処理を忘れた紙幣や破れた紙幣の一部が滞
留しておらず正常である旨が確認される。
【0013】また、搬送路中に他の紙幣や紙幣の一部が
残っている場合には、紙幣が滞留している位置で検査券
のジャムが発生することから、搬送路における紙幣の滞
留および滞留位置を確認でき、再度、ジャム処理を実施
することができる。
【0014】また、制御手段は、装置の始動時あるいは
ジャム発生時等に、搬送手段により搬送路を通して検査
券を往復搬送し、検査券により検出手段の検出部を繰り
返し清掃する。
【0015】また、制御手段は、出力検知手段によって
検出手段の出力低下が検知された際、搬送路を通して検
査券を搬送し、検出手段の検出部を清掃するとともに、
出力低下が検知された検出手段の検出部の位置で検査券
を往復搬送し、この検出部を繰り返し清掃する。それに
より、検出部に付着したほこり、塵等を除去して検出出
力の低下した検出手段を所定の出力が得られる状態に復
帰させる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1および図
2は、この発明の実施の形態に係る自動取引装置(以
下、ATMと称する)1を示している。このATM1は
金融機関の営業店に設置され、現金の受払い、通帳への
記録、新規通帳の発行等をセルフサービス的に実行す
る。
【0017】ATM1は装置本体としてのほぼ矩形箱状
の筐体2を備え、筺体2の前面には利用者に対面する略
L字形状の操作部3が形成されている。操作部3の水平
面には、預金、振替、振込すべき紙幣Pあるいは出金さ
れる紙幣Pを、多数枚一括して投入あるいは取り出しが
可能な紙幣入出金口4が設けられ、この紙幣入出金口4
には開閉自在な扉5が設けられている。
【0018】また、操作部3の水平面には、タッチパネ
ルを備えたカラー液晶表示装置からなる表示部6が設け
られている。表示部6は、操作手順、その他の情報をイ
ラスト、文字あるいは文言によってカラー画面に表示
し、利用者を誘導するとともに、その表示によって暗証
番号、金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取り
消しなどに応じたキーを表示する。そして、表示された
キーが押圧されると、タッチセンサ(図示しない)がそ
れを検知し、後述する主制御部11へ対応する信号を出
力するもので、いわゆるキー入力操作が可能となってい
る。
【0019】また、操作部3の垂直面には、暗証番号お
よび口座番号が記録されているカードを挿入するための
カード挿入口7、通帳を挿入するための通帳挿入口8、
硬貨を投入する硬貨入出金口9などが設けられている。
なお、紙幣、カード、通帳、硬貨は、ATMが処理する
取扱媒体を構成している。
【0020】筺体2内には、ATM全体の動作を制御す
る主制御部11、カード挿入口7から挿入されたカード
を受け入れてカード上の磁気ストライプから暗証番号、
口座番号などの口座情報を読み取る磁気カードリーダ部
12、通帳挿入口8から挿入された通帳の磁気ストライ
プから情報を読み取るとともに通帳および図示しないジ
ャーナル用紙に取引内容を記録する通帳プリンタ部13
が設けられている。
【0021】また、筐体2内には、紙幣入出金口4に挿
入された紙弊Pを受け入れるとともに、指定された金額
の紙弊Pを人出金口4に払い出す紙幣入出金ユニット1
4、硬貨入出金口9に投人された硬貨Cを受け人れると
ともに指定された金額の硬貨Cを硬貨入出金口9に払い
出す硬貨入出金ユニット15、表示部6によって構成さ
れる接客ユニット16、係員用操作部としての内部モニ
タ18が設けられている。
【0022】更に、筺体2内には、振り込み取引に必要
な金融機関の情報、例えば、銀行の支店名が50音順に
記録されたデータファイルとしてのフロッピーディスク
19aを駆動するディスクドライブ19、主制御部11
と図示しないホストコンピュータとの間のデータ伝送を
制御する伝送制御部20、および電源部21が設けられ
ている。
【0023】主制御部11は、ATM1の外部に設けら
れた係員用のリモートモニタ22に接続されている。そ
して、内部モニタ18およびリモートモニタ22によ
り、ATM1の有り高検知、金庫の交換、ジャーナルの
補充等の処埋が指示されるようになっている。
【0024】次に、図3を参照して紙幣入出金ユニット
14の構成について詳細に説明する。この紙幣入出金ユ
ニット14は、大別して上部ユニット30と下部ユニッ
ト31とで構成されている。
【0025】まず、上部ユニット30の構成について説
明する。上部ユニット30の接客面方向(図中左方向)
上部には、紙幣入出金口4が設けられている。また、紙
幣入出金口4の下方には、紙幣Pを多数枚一括して収容
可能な紙幣収容室32が形成されている。紙幣収容室3
2は、この発明における受渡し部を構成している。紙幣
収容室32の前部下方には、紙幣収容室32内の紙幣P
を取出しローラ33によって順次一枚ずつ取り出す取り
出し装置34が設けられている。紙幣収容室32の一壁
面は、他壁面に対して接離する方向に移動可能なバック
アップ体35によって構成され、紙幣収容室32の容量
を可変できるようになっている。また、このバックアッ
プ体35は、紙幣取り込み時に、紙幣収容室32に投人
された紙幣Pを取り出しローラ33側に付勢する。
【0026】紙幣収容室32の後方には検査券収容部8
0が設けられ、この検査券収容部80には、後述する検
査券としての複数枚のパトロール券82か積層状態で収
容されている。検査券収容部80の近傍には、取出しロ
ーラ84によって検査券収容部80からパトロール券8
2を取り出す取り出し装置85が設けられている。検査
券収容部80および取出し装置85はこの発明における
供給手段として機能する。
【0027】図4に示すように、パトロール券82は、
適当な紙で形成されているとともに、紙幣、例えば、1
万円紙幣と同一の寸法および形状を有する基材82aを
備え、この基材82aの両表面全体に亘り清掃材として
例えば布82cが被着されている。
【0028】図3に示すように、上部ユニット30の接
客面方向(図中左方向)下部には、紙幣Pの券種、真
偽、重ね搬送、正損、表裏、破損等の判別を行う監査手
段としての紙幣監査装置36が設けられているととも
に、この紙幣監査装置の後ろ側、すなわち上部ユニット
30の前後方向中央部にはユニット制御部37が設けら
れている。
【0029】ユニット制御部37の上方には、入金され
た紙幣Pをその表裏を取り揃えた状態で入金一時集積部
38に一時的に集槓する入金一時集槓装置39が設けら
れている。更に、入金一時集積部38と紙幣収容室32
との間には、出金時に顧客に支払う紙幣Pを出金一時集
積部40に一時的に集積した後、紙幣収容室32に放出
する出金一時集積装置41が設けられている。
【0030】一方、下部ユニット31内の前後方向中央
部には、接客面方向(図中左方向)から順に第1の金庫
50、第2の金庫51、第3の金庫52が配置されてい
る。これらの金庫の内、第1の金庫50および第2の金
庫51は一万円紙幣を収納する万円庫として使用され、
残りの第3の金庫52は千円紙幣を収納する千円庫とし
て使用される。
【0031】第1、第2、第3の金庫50、51、52
は、それぞれ上端部に紙幣取り込み機構53と紙幣取り
出し機構54とを備えて構成され、顧客の入金した紙弊
Pを収納するとともに、出金時に紙幣を取り出して顧客
に支払うリサクル庫として機能する。
【0032】下部ユニット31内の背面方向(図中右方
向)の下部には、3つの収納型金庫60、61、62が
上下方向に積層された状態で配設されている。これらの
収納型金庫60、61、62はカセット化されて金庫カ
セット63を構成しており、筺体2から一体的に取り出
し可能となっている。
【0033】金庫カセット63の上段の金庫60は入金
時の五千円紙幣および破損券を収納する五千円庫/破損
庫を、中段の金庫61は顧客の取り忘れた紙幣を保管す
る取り忘れ保管庫を、金庫62は出金および入金時のリ
ジェクト紙幣(排除紙幣)を収納するリジェクト庫を構
成している。
【0034】また、金庫カセット63の上方には、上部
ユニット32にもおよぶ状態で補助金庫65が設けられ
ている。補助金庫65は、リサイクル紙幣の補充に利用
する紙幣を収納した装填庫、および算当処理時に第1、
第2、第3の金庫50、51、52の紙幣Pを一時的に
回収して収納する移換庫として利用される。
【0035】第1ないし第3の金庫50、51、52、
金庫カセット63、および補助金庫65は、この発明に
おける紙幣収納部として機能する。紙幣収容部32と、
第1ないし第3の金庫50、51、52、金庫カセット
63、および補助金庫65との間には、複数の紙幣搬送
路R1〜R19が形成されているとともに、装置本体内
には、紙幣搬送路を通して紙幣を搬送する搬送機構が設
けられている。搬送機構は、紙幣搬送路R1〜R19に
沿って配設された多数の搬送ベルト、搬送ローラ等を備
えている。また、搬送機構は、下部ユニット31内の接
客面方向(図中左方向)に設けられた駆動源としての正
逆回転自在なモータM、およびこのモータMの駆動力を
搬送べルト、搬送ローラ等の被駆動部に伝達する駆動力
伝達系86とを備えている。
【0036】紙幣搬送路R1〜R19には、紙幣Pの搬
送方向を振り分ける多数のゲート70が設けられてい
る。紙幣収容部32、入金集積部38、出金集積部4
0、および紙幣搬送路R1〜R19の各部には、紙幣の
有無および紙幣の通過やジャムを検出する検出手段とし
ての多数の光学的なセンサ71が設けられている。
【0037】図5に示すように、センサ71の内、紙幣
搬送路R1〜R19に設けられた各センサは、紙幣搬送
路に対面して、あるいは、搬送路内に僅かに突出して設
けられ検出部として機能する受光部88aと、紙幣搬送
路を挟んで受光部88aに対向して設けられ受光部88
aに向かって検出光を出射する発光部88bと、を有し
ている。そして、受光部88aは、発光部88bから受
光した検出光の光量に応じた出力の検出信号を出力す
る。
【0038】一方、図6に示すように、紙幣入出金ユニ
ット14はユニット全体の動作を制御する前述したユニ
ット制御部37を備え、このユニット制御部37はAT
M1全休の動作を制御する主制御部11に接続されてい
る。ユニット主制御部37には、紙幣鑑査装置36、お
よびユニット副制御部90が接続されている。
【0039】また、ユニット副制御部90には、取出し
装置34、85を選択的に駆動する駆動モータ91およ
び搬送機構の搬送モータM、がそれぞれモータドライバ
92、93を介して接続されているとともに、ゲード7
0を切換えるソレノイド94がソレノイドドライバ95
を介して接続されている。
【0040】更に、ユニット副制御部90には、センサ
71、および紙幣人出金ユニット14の動作を制御する
動作プログラム等が格納されたROM96が接続されて
いる。そして、ユニット副制御部90は、ユニット主制
御部37からの指令により、ROM96に格納された動
作プログラムに従ってモータドライバ92、93、およ
びソレノイドドライバ95の動作を制御する制御手段と
して機能する。また、ユニット副制御部90は、各セン
サ71の受光部88aからの検出出力を受け、入力され
た検出出力と所定の値とを比較して検出出力の低下を検
知する出力検知手段としても機能する。
【0041】次に、上述した構成を有する紙幣入出金ユ
ニット14の各種処埋動作について説明する。図7およ
び図8は、入金取引時の紙幣の流れを示している。ま
ず、図7に示すように、紙幣Pが紙幣入出金口4から紙
幣収容室32に投入されセンサ71によって紙幣の投入
が検出されると、これらの紙幣Pは取出し装置34のバ
ックアップ体35によって取出しローラ33に押し付け
られる。この状態で、ユニット副制御部90は、ユニッ
ト主制御部37からの指令に基づき、モータドライバ9
2を介して駆動モータ91を作動させ、取出しローラ3
3を図7において時計方向に回転駆動する。取出しロー
ラ33の回転により、紙幣収容室4内の紙幣Pは1枚づ
つ取り出され、紙幣搬送路R1へ送られる。
【0042】また、ユニット副制御部90は、モータド
ライバ93を介して搬送モータMを作動させ、搬送機構
の搬送ローラ、搬送ベルト等を駆動するとともに、ソレ
ノイドトライバ95、ソレノイド94を介して各ゲート
70を所定のタイミングで切換える。
【0043】それにより、紙幣Pは図7に実線矢印で示
すように、紙幣搬送路R1〜R4を順次搬送され、入金
一時集積装置39に導かれる。この際、各紙幣Pは紙幣
搬送路R2に設けられた紙幣鑑査装置36により金種、
表裏、真偽、重ね搬送、正損、破損等が判別される。こ
の後、入金一時集積装置39内の紙幣は紙幣搬送路R5
あるいはR6に選択的に振り分けられて表裏を取り揃え
た状態で入金一時集積部38に一時集積される。
【0044】紙幣監査装置36で読み取れなかったリジ
ェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣搬送路R
6から出金一時集積部40へ導かれて集積された後、紙
幣搬送路R7を介して紙幣収容室32に一括して戻され
るとともに、扉5を開放して顧客に払戻され再投人を促
す。
【0045】全ての入金紙幣Pが読み取れたときは、表
示部6へ入金額を表示する。顧客が入金金額を確認し、
正しければタッチパネル内蔵の表示部6の確認ボタンを
押す。確認ボタンが押されると、図8中に実線矢印で示
すように、入金一時集積部38内の紙幣Pは一枚ずつ取
り出されて紙幣搬送路R8、R1、R2、R9を通って
順次搬送される。
【0046】そして、一万円紙幣Pおよび千円紙幣Pは
紙幣搬送路R10側に導かれ、紙幣取り込み機構53に
よって第1の金庫(万円庫)50もしくは第2の金庫
(万円庫)51、および第3の金庫(千円庫)52にそ
れぞれ収容される。
【0047】また、五千円紙幣Pおよび破損券は、破線
矢印で示すように、紙幣搬送路R12を通して金庫カセ
ット63の上段の金庫(五千円/損券庫)60に収容さ
れる。また、リジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すよう
に、紙幣搬送路R14を通して金庫カセット63の下段
の金庫(リジェクト庫)62に収容される。
【0048】一方、図9に示すように、出金取引時に
は、顧客が要求した金額に対応する紙幣が、第1の金庫
(万円庫)50もしくは第2の金庫(万円庫)51、お
よび第3の金庫(千円庫)52から取り出される。取り
出された紙幣は、紙幣搬送路R10、R15、R2、R
3、R4、R6を順に通って搬送され、出金一時集積装
置41に導かれ出金一時集積部40に一時集積される。
そして、集積後、紙幣搬送路R7を介して紙幣収容室3
2に一括して送られるとともに、扉5が開らいて顧客に
支払われる。
【0049】その際、紙幣鑑査装置36によって判別さ
れたリジェクト紙幣Pは、破線矢印で示すように、紙幣
搬送路R14を通って金庫カセット63の下段の金庫
(リジェクト庫)62に送られて収容される。
【0050】出金取引時において、一定時間経過しても
紙幣収容室32に払い出された紙幣Pが残っている場
合、「取り忘れ」と判定される。そして、扉5を閉塞
後、紙幣収容室32の紙幣Pは取り出しローラ33によ
り一枚ずつ取り込まれ、紙幣搬送路R1、R2、R9、
R11、およびR13を通って金庫カセット63の中段
の金庫(取り忘れ保管庫)61に回収される。
【0051】一方、紙幣入出金ユニット14内において
紙幣ジャム等の紙幣搬送不良が発生した場合、まず、銀
行の係員は紙幣入出金ユニット14をATM本体から引
出し、紙幣搬送路および金庫を開けて詰まった紙幣を取
り除く。続いて、係員によって紙幣入出金ユニット14
がATM本体内に再装填された後、紙幣搬送路を通して
パトロール券82が流され、紙幣搬送路内に紙幣あるい
は破れた紙幣の一部が滞留しているか否かの確認が行な
われる。
【0052】図10、11、12は、パトロール券82
の流れを示している。まず、図10に示すように、ユニ
ット副制御部90は、ユニット主制御部37からの指令
に基づき、モータドライバ92を介して駆動モータ91
を作動させ、取出し装置85の取出しローラ84を回転
駆動する。取出しローラ84の回転により、検査券収容
部80内のパトロール券82の内、最上部のパトロール
券が取り出される。また、モータドライバ93を介して
搬送モータMが駆動され、取り出されたパトロール券8
2は、搬送機構によって紙幣搬送路R6を通って出金一
時集積部40へ送られ、更に紙幣収容室32へ送られ
る。続いて、パトロール券82は、入金取引時と同様
に、紙幣搬送路R1、紙幣鑑査装置36、紙幣搬送路R
2〜R4を順に通って搬送される。
【0053】図11に示すように、紙幣搬送路R4まで
搬送されたパトロール券82は、紙幣搬送路R5、R8
を通って再び紙幣搬送路R1、紙幣鑑査装置36、紙幣
搬送路R2を通過し、ゲート70によって下部ユニット
31へ振り分けられて紙幣搬送路R10を通った後、再
び上部ユニット30へ送られる。
【0054】図12に示すように、上部ユニット30に
送られたパトロール券82は、出金取引時と同様に、更
にもう一度紙幣鑑査装置36、紙幣搬送路R2を通過し
た後、紙幣搬送路R9、R11を通って金庫カセット6
3のリジェクト庫62に搬送されて収納される。
【0055】上記のように紙幣搬送路を通してパトロー
ル券82を搬送する際、紙幣搬送路に取り残し紙幣、破
れた紙幣の一部等が滞留していない場合には、パトロー
ル券82はリジェクト庫62まで正常に搬送され、紙幣
搬送路中に紙幣が残っていないことがユニット主制御部
37によって認識される。
【0056】逆に、紙幣搬送路中に紙幣が残っている場
合には、パトロール券82は搬送中に紙幣が残っている
位置で詰まりジャムを発生ずる。ジャム発生位置は、セ
ンサ71からの検出信号により、パトロール券82の通
過、不通過を検出することによって判別される。従っ
て、この場合には、係員によって紙幣入出金ユニット1
4がATM本体から引出されるとともに、紙幣搬送路が
開かれ、ジャムしたパトロール券82および滞留してい
た紙幣が取り除かれる。
【0057】一方、自動取引装置の始動時、あるいは、
紙幣入出金ユニット14内におけるジャム処理終了後、
ユニット副制御部90は、取り出し装置85を作動させ
るとともに搬送モータMを正逆回転駆動することによ
り、紙幣搬送路R1〜R19を通してパトロール券82
を往復搬送し、各センサ71の受光部88aを繰り返し
清掃する。
【0058】パトロール券82を往復搬送する方法とし
ては、例えば、図13に示すように、紙幣搬送路R1〜
R19を通してパトロール券82を一方向、つまり、第
1の方向Aに沿って搬送し、多数のセンサ71の受光部
88aを連続的に清掃する。そして、パトロール券82
が最下流側のセンサ71を通過した後、搬送モータMの
回転方向を切り換え、紙幣搬送路を通してパトロール券
82を逆方向、つまり、第2の方向Bに沿って搬送し、
再度、多数のセンサ71の受光部88aを連続的に清掃
する。更に、パトロール券82が第2の方向Bの最下流
側のセンサ71を通過した後、再び搬送モータMの回転
方向を切り換え、紙幣搬送路を通してパトロール券82
を第1の方向Aに沿って搬送し、再度、多数のセンサ7
1の受光部88aを連続的に清掃する。その後、パトロ
ール券82を金庫カセット63のリジェクト庫62内に
回収する。
【0059】上記のように紙幣搬送路R1〜R19を通
してパトロール82を往復搬送することにより、各セン
サ71の受光部88aは、図14に示すように、パトロ
ール券82によって異なる2方向から繰り返し擦られ、
そのほぼ全面が均一に清掃される。従って、受光部88
aに付着していた紙粉、油脂等の埃、塵、汚れが除去さ
れ、その結果、各センサ71は所定の検出感度を良好に
維持することができる。
【0060】パトロール券82を往復搬送する他の方法
として、図15に示すように、各センサ71の位置でパ
トロール券82を第1の方向Aおよび第2方向Bに往復
搬送させながら順次下流側に搬送し、センサ71の受光
部88aを1つづつ順番に繰り返し清掃するようにして
もよい。
【0061】一方、ユニット副制御部90は、紙幣入出
金ユニット14の動作中、各センサ71からの入力信号
に基づいて、各センサの検出出力を監視している。そし
て、いずれかのセンサ71の検出出力が所定の値よりも
低い場合、つまり、検出感度が低下している場合、ユニ
ット副制御部90は、取り出し装置85によりパトロー
ル券82を紙幣搬送路に供給するとともに、搬送モータ
Mを正逆回転駆動することにより、紙幣搬送路R1〜R
19を通してパトロール券82を往復搬送し、各センサ
71、特に、検出出力の低下しているセンサ71の受光
部88aを繰り返し清掃する。
【0062】この場合、パトロール券82を往復搬送す
る方法としては、例えば、図16に示すように、紙幣搬
送路を通して、検出出力の低下しているセンサ71Lの
位置まで、パトロール券82を第1の方向Aに沿って搬
送し、このセンサ71Lの位置で、パトロール券を第1
および第2の方向A、Bに複数回往復搬送してセンサ7
1の受光部88aを繰り返し清掃する。その後、パトロ
ール券82を紙幣搬送路を通して第1の方向Aに搬送
し、金庫カセット63のリジェクト庫62内に回収す
る。
【0063】これにより、検出出力の低下しているセン
サ71Lの受光部88aをパトロール券82によって充
分に清掃し、受光部88aに付着していた紙粉、油脂等
の埃、塵、汚れを除去することができる。その結果、セ
ンサ71Lの出力低下を回復し、所定の検出感度を維持
することができる。
【0064】また、パトロール券82により検出出力の
低下したセンサを清掃する他の方法として、図17に示
すように、紙幣搬送路R1〜R19を通してパトロール
券82を第1の方向Aに沿って搬送し、多数のセンサ7
1の受光部88aを連続的に清掃する。そして、パトロ
ール券82が最下流側のセンサ71を通過した後、搬送
モータMの回転方向を切り換え、紙幣搬送路を通してパ
トロール券82を第2の方向Bに沿って搬送し、再度、
多数のセンサ71の受光部88aを連続的に清掃する。
【0065】続いて、パトロール券82が第2の方向B
の最下流側のセンサ71を通過した後、再び搬送モータ
Mの回転方向を切り換え、紙幣搬送路を通してパトロー
ル券82を検出出力の低下したセンサ71Lの位置まで
搬送する。そして、センサ71Lの位置で、パトロール
券82を第1および第2の方向A、Bに複数回往復搬送
してセンサ71Lの受光部88aを繰り返し清掃する。
その後、パトロール券82を紙幣搬送路を通して第1の
方向Aに搬送し、金庫カセット63のリジェクト庫62
内に回収する。
【0066】これにより、検出出力の低下しているセン
サ71Lの受光部88aをパトロール券82によって充
分に清掃し、センサ71Lの出力低下を回復することが
できるとともに、同時に、他のセンサ71の清掃も併せ
て行なうことができる。
【0067】パトロール券82により検出出力の低下し
たセンサを清掃する更に他の方法として、図18に示す
ように、各センサ71の位置でパトロール券82を第1
の方向Aおよび第2方向Bに往復搬送させながら順次下
流側に搬送し、センサ71の受光部88aを1つづつ順
番に繰り返し清掃するようにしてもよい。この場合、検
出出力の低下したセンサ71Lの位置では、他のセンサ
71よりも多い回数だけパトロール券82を往復搬送
し、受光部88aをより多い回数だけ清掃する。その
後、パトロール券82を金庫カセット63のリジェクト
庫62内に回収する。
【0068】このような方法においても、検出出力の低
下しているセンサ71Lの受光部88aをパトロール券
82によって充分に清掃し、センサ71Lの出力低下を
回復することができるとともに、同時に、他のセンサ7
1の清掃も併せて行なうことができる。
【0069】以上のように構成された自動取引装置によ
れば、紙幣搬送路における紙幣のジャムが発生した場
合、まず、係員よってジャム処埋が行なわれた後に紙幣
搬送路を通してパトロール券82を搬送することによ
り、紙幣搬送路内に紙幣が滞留しているか否かを確認す
ることができる。
【0070】また、紙幣搬送路を通してパトロール券8
2を往復搬送することにより、センサ71の受光部88
aをパトロール券82によって清掃し、センサの検出出
力の低下を防止することができる。その結果、各センサ
71の検出能力を長期に亘って安定して維持することが
でき、自動取引装置の信頼性を維持することができる。
【0071】そして、パトロール券82に、ジャム紙幣
の確認機能に加えてセンサの清掃機能を持たせることに
より、パトロール券の有用性が向上するとともに、自動
取引装置の性能を長期に亘って高く維持することができ
る。
【0072】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、パトロール券の基材表面に設けられた清掃
材は布に限定されることなく、綿、フェルト等の拭き取
り能力の高い他の清掃材を用いてもよい。
【0073】また、紙幣搬送路を通してパトロール券を
往復搬送する回数は、必要に応じて増減可能である。更
に、全てのセンサを連続して清掃する場合、センサを1
つづつ順番に清掃する場合、に限らず、センサを2個、
あるいは任意の個数づつ順番に清掃するようにしてもよ
い。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、検出部の清掃機能を備えた検査券を、搬送路を通し
て往復搬送することにより、搬送路における紙幣の有無
の確認に加えて、検出部の清掃処理をも行なうことが可
能な自動取引装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動取引装置の斜
視図。
【図2】上記自動取引装置全体の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図3】上記自動取引装置の紙幣入出金ユニットを示す
断面図。
【図4】パトロール券の斜視図。
【図5】上記紙幣入出金ユニットの搬送路およびセンサ
を概略的に示す斜視図。
【図6】上記紙幣入出金ユニットの構成を概略的に示ず
プロック図。
【図7】上記紙幣入出金ユニットの入金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図8】上記紙幣入出金ユニットの入金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図9】上記紙幣入出金ユニットの出金処埋時における
紙幣の流れを示す断面図。
【図10】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図11】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図12】上記紙幣入出金ユニット内におけるパトロー
ル券の流れを示す断面図。
【図13】上記紙幣入出金ユニットの搬送路を通してパ
トロール券を往復搬送し、センサを清掃する動作を示す
概略図。
【図14】上記センサの受光部を拡大して示す断面図。
【図15】上記紙幣入出金ユニットの搬送路を通してパ
トロール券を往復搬送し、センサを清掃する他の動作を
示す概略図。
【図16】上記紙幣入出金ユニットの搬送路を通してパ
トロール券を往復搬送し、センサを清掃する他の動作を
示す概略図。
【図17】上記紙幣入出金ユニットの搬送路を通してパ
トロール券を往復搬送し、センサを清掃する更に他の動
作を示す概略図。
【図18】上記紙幣入出金ユニットの搬送路を通してパ
トロール券を往復搬送し、センサを清掃する更に他の動
作を示す概略図。
【符号の説明】
1…自動取引装置 11…主制御部 14…紙幣入出金ユニット 15…硬貨入出金ユニット 32…紙幣収容部 34、85…取出し装置 36…紙幣鑑査装置 37…ユニット制御部 50、51、52…金庫 71…センサ 80…検査券収容部 82…パトロール券 88a…受光部 88b…発光部 90…ユニット副制御部 R1ないしR19…紙幣搬送路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡
    し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って複数設けられているとともに、それ
    ぞれ上記搬送路内に対面した検出部を有し、上記搬送路
    における紙幣の通過を検出する複数の検出手段と、 上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送され、上記
    搬送路における紙幣の詰まりを検査するとともに上記検
    出手段の検出部に接触して清掃する検査券と、 上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、 上記供給手段により供給された検査券を、上記搬送手段
    により上記搬送路を通して往復搬送し、上記検出手段の
    検出部を繰り返し清掃する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡
    し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って複数設けられているとともに、それ
    ぞれ上記搬送路内に突出した検出部を有し、上記搬送路
    における紙幣の通過を検出する複数の検出手段と、 上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送され、上記
    搬送路における紙幣の詰まりを検査するとともに上記検
    出手段の検出部に接触して清掃する検査券と、 上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、 上記供給手段により供給された検査券を、上記搬送手段
    により上記搬送路を通して第1の方向に搬送し上記複数
    の検出手段の検出部を清掃した後、第1の方向と反対の
    第2の方向に搬送して上記複数の検出手段の検出部を清
    掃する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  3. 【請求項3】利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡
    し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って複数設けられているとともに、それ
    ぞれ上記搬送路内に突出した検出部を有し、上記搬送路
    における紙幣の通過を検出する複数の検出手段と、 上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送され、上記
    搬送路における紙幣の詰まりを検査するとともに上記検
    出手段の検出部に接触して清掃する検査券と、 上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、 上記供給手段により供給された検査券を、上記搬送手段
    により上記搬送路を通して上記各検出手段の検出部の位
    置で順次往復搬送し、各検出部を繰り返し清掃する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡
    し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って複数設けられているとともに、それ
    ぞれ上記搬送路内に突出した検出部を有し、上記搬送路
    における紙幣の通過を検出する複数の検出手段と、 上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送され、上記
    搬送路における紙幣の詰まりを検査するとともに上記検
    出手段の検出部に接触して清掃する検査券と、 上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、 上記各検出手段の検出出力を検知する出力検知手段、 上記出力検知手段により検出出力が所定の値よりも低い
    検出手段が検出された際、上記供給手段により供給され
    た検査券を、上記搬送手段により上記搬送路を通して上
    記検出出力の低い検出手段の位置で往復搬送し、上記検
    出部を清掃する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡
    し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って複数設けられているとともに、それ
    ぞれ上記搬送路内に突出した検出部を有し、上記搬送路
    における紙幣の通過を検出する複数の検出手段と、 上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送され、上記
    搬送路における紙幣の詰まりを検査するとともに上記検
    出手段の検出部に接触して清掃する検査券と、 上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、 上記各検出手段の検出出力を検知する出力検知手段、 上記出力検知手段により検出出力が所定の値よりも低い
    検出手段が検出された際、上記供給手段により供給され
    た検査券を、上記搬送手段により上記搬送路を通して第
    1の方向に搬送し上記複数の検出手段の検出部を清掃し
    た後、第1の方向と反対の第2の方向に搬送して上記複
    数の検出手段の検出部を清掃するとともに、上記第1あ
    るいは第2の方向の搬送時、上記検出出力の低い検出手
    段の位置で上記検査券を往復搬送して上記検出出力の低
    い検出手段の検出部を清掃する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】利用者に対して紙幣の受渡しを行なう受渡
    し部と、 紙幣を収納する紙幣収納部と、 上記紙幣収納部と上記受渡し部との間を延びる搬送路を
    有し、上記搬送路を通して紙幣を搬送する搬送手段と、 上記搬送路に沿って複数設けられているとともに、それ
    ぞれ上記搬送路内に突出した検出部を有し、上記搬送路
    における紙幣の通過を検出する複数の検出手段と、 上記搬送手段により上記搬送路を通して搬送され、上記
    搬送路における紙幣の詰まりを検査するとともに上記検
    出手段の検出部に接触して清掃する検査券と、 上記検査券を上記搬送路に供給する供給手段と、 上記各検出手段の検出出力を検知する出力検知手段、 上記出力検知手段により検出出力が所定の値よりも低い
    検出手段が検出された際、上記供給手段により供給され
    た検査券を、上記搬送手段により上記搬送路を通して上
    記各検出手段の検出部の位置で所定回数往復搬送し、各
    検出部を繰り返し清掃するとともに、上記検出出力の低
    い検出手段の位置で上記所定回数よりも多い回数だけ上
    記検査券を往復搬送して上記検出出力の低い検出手段の
    検出部を清掃する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  7. 【請求項7】上記検査券は、ほぼ矩形状の基材と、基材
    の表面に設けられ上記搬送路を通る際に上記検出部に接
    触して清掃する清掃材と、を備えていることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれか1項に記載の自動取引装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102013127A (zh) * 2009-09-07 2011-04-13 冲电气工业株式会社 纸币处理装置以及用于该纸币处理装置的循环券
CN103345797A (zh) * 2013-07-29 2013-10-09 广州智萃电子科技有限公司 一种自动柜员机通道自检装置及方法

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