JP6388721B2 - 紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法 - Google Patents

紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法に関する。
関連技術の紙幣取扱装置は、入金された紙幣の金種等を鑑別する鑑別部と、鑑別部で鑑別された紙幣が一時的に収容される保留部と、保留部から送られた紙幣が収容される収容部と、を備える。
一般に、紙幣取扱装置では、紙幣の搬送路等で紙幣の紙詰まり(以下、ジャムと称する)が発生する問題がある。このようなジャムが発生した場合には、ジャムを起こした紙幣を搬送路から取り除いた後に、搬送路におけるジャムの有無を検査するためにパトロール券が用いられている。パトロール券を用いる紙幣取扱装置としては、紙幣を巻き付けて収容する巻取ドラムを有し、巻取ドラムにパトロール券を巻き付けて収容する保留部を備える構成が知られている。
特開2011−59760号公報
しかしながら、上述の紙幣取扱装置では、パトロール券を用いて搬送路のジャムの有無を検査できるのに過ぎず、紙幣取扱動作の信頼性を高めることができなかった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、紙葉類取扱動作の信頼性を高めることができる紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する紙葉類取扱装置の一態様は、帯状材が巻回された供給リールと、前記供給リールから供給された前記帯状材と共に紙葉類を巻き付けることで前記紙葉類を収容する巻取ドラムと、を有する保留部を備える。前記巻取ドラムには、前記帯状材が連結された一端側に、自装置を整備するための複数種類のメンテナンス券が収容されている。
本願の開示する紙葉類取扱装置の一態様によれば、紙葉類取扱動作の信頼性を高めることができる。
図1は、実施例1の紙幣取扱装置を示す模式図である。 図2は、実施例1の紙幣取扱装置が有する保留部を示す斜視図である。 図3は、実施例1における保留部の巻取ドラムに複数種類のメンテナンス券が収容された状態を示す側面図である。 図4は、実施例1における保留部の巻取ドラムに複数種類のメンテナンス券が収容される状態を説明するための平面図である。 図5は、実施例1の紙幣取扱装置が有する搬送機構及び光センサを示す斜視図である。 図6は、実施例1における光センサの配置を説明するための断面図である。 図7は、実施例1における保留部に収容された複数種類のメンテナンス券を使用するときに制御部が行う処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、実施例1における保留部に収容される第1及び第2のメンテナンス券の外形寸法を説明するための平面図である。 図9は、実施例1における搬送路を、第2のメンテナンス券を用いて検査する状態を説明するための側面図である。 図10は、実施例1における保留部に収容される第3のメンテナンス券を示す斜視図である。 図11は、実施例1における保留部に収容される第4のメンテナンス券を示す斜視図である。 図12は、実施例1において、第4のメンテナンス券を用いて光センサを清掃する状態を模式的に示す断面図である。 図13は、実施例1における保留部に収容される第4のメンテナンス券の他の例を示す斜視図である。 図14は、実施例1において、図13に示した第4のメンテナンス券を用いて光センサを清掃する状態を模式的に示す断面図である。 図15は、実施例1において、第4のメンテナンス券の更に他の例を示す斜視図である。 図16は、実施例2の紙幣取扱装置を示す模式図である。
以下に、本願の開示する紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例によって、本願の開示する紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱装置の制御方法が限定されるものではない。
(紙幣取扱装置の構成)
図1は、実施例1の紙幣取扱装置を示す模式図である。図1に示すように、実施例に係る紙幣取扱装置1は、一般の利用者を対象としており、紙幣5を入出金する入出金部11と、入出金部11に入金された紙幣5を鑑別する鑑別部12と、鑑別部12から搬送された紙幣5を一時的に収容する保留部13と、保留部13から送られた紙幣5を収容する複数の収容部14と、紙幣5を搬送する搬送部15と、各部11〜15を制御する制御部16と、を備える。また、紙幣取扱装置1は、必要に応じて、外部へ取り出す紙幣5を格納する格納部を備えてもよい。本実施例1では、紙葉類の一例として紙幣5を用いるが、紙幣5に限定するものではなく、金券等の他の紙葉類が用いられてもよい。
入出金部11には、利用者が入出金する紙幣が収容される。入出金部11は、入金取引が中止された場合に紙幣5が返却される返却部を兼ねている。返却部は、入出金部11とは別に設けられてもよい。
鑑別部12は、入出金部11から入金された紙幣5の金種の鑑別、紙幣5の損傷状態に基づく正券と損券との鑑別、偽造や複製された不正券と正券との鑑別等を行う。鑑別部12は、搬送部15が構成する搬送路の一部を含んでおり、紙幣5を鑑別するための複数種類の鑑別センサ(図示せず)を有する。複数種類の鑑別センサとしては、例えば、紙幣5の鑑別用データに基づいて鑑別を行うイメージセンサ、磁気センサ及び紫外線(UV)センサや、紙幣5の厚みを鑑別する光センサ(厚みセンサ)や、搬送路に沿って搬送される紙幣5の位置を検知する光センサが用いられている。これら複数種類の鑑別センサは、鑑別部12における搬送路に沿って配置されている。
(保留部の構成)
図2は、実施例1の紙幣取扱装置1が有する保留部13を示す斜視図である。保留部13には、入金された紙幣5に関する入金取引が確定する前に、鑑別部12によって金種等が鑑別された紙幣5が一時的に収容される。図2に示すように、保留部13は、供給リール21と、巻取ドラム22と、検知部23と、を有する。供給リール21には、帯状材としてのテープ20が巻回されている。供給リール21は、テープ20を巻取ドラム22に供給する。巻取ドラム22には、供給リール21から供給されたテープ20と共に紙幣5が巻き付けられる。検知部23は、供給リール21から供給されたテープ20の供給量、すなわち巻取ドラム22に巻き取られたテープ20の巻き取り量を検知する。
また、保留部13には、紙幣取扱装置(自装置)1を整備するために、後述する複数種類のメンテナンス券としての第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が予めそれぞれ収容されている。
なお、実施例1では、帯状材の一例として幅狭なテープ20を用いるが、テープ20に限定するものではない。また、実施例1では、樹脂フィルムからなるテープ20が用いられるが、これに限定するものではなく、必要に応じて他の材料からなるテープが用いられてもよい。また、複数の供給リール21からそれぞれ供給される複数のテープ20を用いて、紙幣5が巻取ドラム22に巻き付けられるように構成されてもよい。
また、保留部13は、供給リール21と巻取ドラム22との間に配置された複数のガイドローラ25を有する。複数のガイドローラ25は、供給リール21から供給されたテープ20を巻取ドラム22へ搬送する搬送経路を構成する。ガイドローラ25は、支軸25aを介して回転自在に支持されている。
また、保留部13は、巻取ドラム22に巻き付けられる紙幣5が送られる搬送口26を有している。搬送口26には、テープ20の搬送経路を構成するピンチローラ27と、ガイドローラ(不図示)が配置されている。ピンチローラ27は、支軸27aを介して回転自在に支持されている。そして、搬送口26に送られた紙幣5は、ピンチローラ27とガイドローラによって挟まれて搬入されて、巻取ドラム22の周面へ向かうように案内される。
供給リール21は、回転軸21aに支持されており、図示しない駆動機構が有する駆動モータによって回転駆動される。駆動機構の駆動モータは、制御部16に電気的に接続されており、制御部16によって駆動制御されている。また、供給リール21には、テープ20の一端が回転軸21aに固定されている。一端が回転軸21aに固定されたテープ20は、供給リール21の周面に沿って、回転軸21aの軸回りに巻回されている。また、テープ20の他端は、巻取ドラム22に固定されている。なお、テープ20の一端は、供給リール21の内部に固定されてもよい。
テープ20は、光透過性を有する樹脂フィルムによって形成されており、例えば、厚みが0.1mm程度、幅が20mm程度に形成されている。また、テープ20には、長さ方向(図2に示すA方向)における始端部及び終端部に、遮光フィルムがそれぞれ設けられている。したがって、テープ20は、長さ方向Aにおける中間部が光透過性を有し、始端部及び終端部が遮光性を有する。
図2に示すように、供給リール21から供給されたテープ20は、巻取ドラム22の周面の上方を通過するようにガイドローラ25に掛け渡されており、ガイドローラ25によって送られる。そして、テープ20は、搬送口26のピンチローラ27によって搬送方向が反転させられて、巻取ドラム22の周面に沿って巻き取られる。
巻取ドラム22は、回転軸22aに支持されており、図示しない駆動機構が有する駆動モータによって回転駆動される。また、駆動モータは、制御部16によって回転方向が正転と逆転とに切り替えられることで、駆動機構の伝達機構を介して、供給リール21の回転軸21aまたは巻取ドラム22の回転軸22aを選択的に回転駆動する。
(検知部の構成、及びテープの端部の検知)
検知部23は、供給リール21から引き出されるテープ20の搬送経路の近傍に配置されており、光センサが用いられている。検知部23としての光センサは、検知光を発する発光部23aと、発光部23aが発した検知光を受光する受光部23bとを有する。発光部23aと受光部23bは、テープ20の厚み方向(図2に示すB方向)において、テープ20が通過可能な間隔をあけて、対向して配置されている。また、発光部23a及び受光部23bは、テープ20の幅方向(図2に示すC方向)における一端側に隣接する位置に配置されている。また、発光部23a及び受光部23bは、制御部16と電気的に接続されており、受光部23bから検知信号が制御部16に送られる。
検知部23では、供給リール21または巻取ドラム22によるテープ20の巻き取り動作に伴って、テープ20の始端部及び終端部が、発光部23aと受光部23bとの間に移動する。このとき、テープ20の長さ方向Aにおける中間部は、発光部23aが発する検知光を遮らないので、受光部23bが検知光を受光する状態になる。一方、テープ20の始端部及び終端部は、発光部23aが発する検知光を遮るので、受光部23bが検知光を受光しない状態になる。したがって、受光部23bは、検知光を受光する状態から受光しない状態に変化したことによって、テープ20の始端部及び終端部の位置をそれぞれ検知する。
検知部23は、テープ20の始端部を検知したときに、制御部16に検知信号を送る。同様に、検知部23は、テープ20の終端部を検知したときに、制御部16に検知信号を送る。検知部23からの終端部の検知信号に基づいて、制御部16は、駆動モータを停止し、巻取ドラム22の巻き取り動作を停止する。
このように検知部23が、供給リール21から供給されるテープ20の両端部をそれぞれ検知することで、制御部16は、供給リール21から供給されたテープ20の供給量、すなわち巻取ドラム22に巻き取られたテープ20の巻き取り量を算出する。制御部16は、テープ20の巻き取り量に基づいて所定の演算処理を行うことで、巻取ドラム22に巻き付けて収容された紙幣5の枚数をカウントする。また、この演算処理により、制御部16は、巻取ドラム22における後述の第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容されている位置を検知する。
なお、実施例1では、テープ20の始端部及び終端部が遮光性を有し、テープ20の中間部が光透過性を有して形成されたが、この構成に限定するものではない。この構成とは逆に、テープ20の始端部及び終端部が光透過性を有し、テープ20の中間部が遮光性を有して形成されてもよく、実施例1と同様に始端部及び終端部を検知することが可能である。また、テープ20の始端部及び終端部に設けられる遮光フィルムの代わりに反射シートが用いられてもよい。
また、実施例1では、検知部23は、光センサを用いて構成されたが、例えば、供給リール21の回転軸21aや巻取ドラム22の回転軸22aの回転量を検知するロータリエンコーダが用いられてもよい。
また、巻取ドラム22におけるテープ20の始端部側には、後述の第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容される領域の、テープ20の長さ方向Aにおける両端に、各メンテナンス券M1〜M4が収容された位置を検知するための検知片が、テープ20の幅方向Cに突出するように形成されてもよい。この場合、巻取ドラム22から引き出されるテープ20の検知片を検知部23によって検知することで、巻取ドラム22における第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容された位置を適切に検知することができる。
(保留部に収容される複数種類のメンテナンス券)
図3は、実施例1における保留部13の巻取ドラム22に複数種類のメンテナンス券M1〜M4が収容された状態を示す側面図である。図4は、実施例1における保留部13の巻取ドラム22に複数種類のメンテナンス券M1〜M4が収容される状態を説明するための平面図である。
実施例1における保留部13が有する巻取ドラム22には、図3に示すように、紙幣取扱装置1を整備するための第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容されている。第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4は、巻取ドラム22に連結されたテープ20の始端部側、つまり巻取ドラム22に巻き取られ始めるテープ20の一端部側に配置されている。また、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4は、巻取ドラム22におけるテープ20の一端部に、例えば、整備を行う所定の順番に配置されており、紙幣5と同様に、テープ20と共に巻取ドラム22の周面に沿って巻き付けられている。
第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4は、例えば、異なる種類の整備をそれぞれ行う順番に応じて、巻取ドラム22に収容されている。図4に示すように、巻取ドラム22には、テープ20の始端側から、例えば、第3のメンテナンス券M3、第2のメンテナンス券M2、第4のメンテナンス券M4、第1のメンテナンス券M1の順に配置されるように収容されている。このとき、巻取ドラム22には、矩形状の第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4の短辺が、テープ20の長さ方向Aと平行になる向きで、各メンテナンス券M1〜M4が収容される。
また、巻取ドラム22には、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が配置された部分以降に、鑑別部12から送られた紙幣5がテープ20と共に巻き付けられる。このとき、巻取ドラム22には、矩形状の紙幣5の短辺が、テープ20の長さ方向Aと平行になる向きで、紙幣5が収容される。
第1のメンテナンス券M1は、後述する搬送部15の搬送路32でジャムを発生した紙幣5を取り除いた後に、紙幣取扱装置1の搬送路32のジャム(異物)の有無を検査するための検査券であり、いわゆるパトロール券に相当する。第1のメンテナンス券M1としては、外形寸法や厚みが異なる複数種類の第1のメンテナンス券M1が用いられてもよい。
第2のメンテナンス券M2は、紙幣取扱装置1の搬送路32における紙幣5の搬送状態を検査するための検査券である。また、第2のメンテナンス券M2としては、紙幣5と比べて厚み等の外形寸法が異なる複数種類の第2のメンテナンス券M2が用いられてもよい。このように搬送条件が異なる複数種類の第2のメンテナンス券M2を用いることで、搬送路の搬送状態の検査精度を高めることができる。また、第2のメンテナンス券M2は、第1のメンテナンス券M1を兼ねてもよく、第2のメンテナンス券M2だけで複数種類の検査を行うことが可能になる。
第3のメンテナンス券M3は、鑑別部12の鑑別機能を検査するための検査券であり、鑑別部12における搬送路32の搬送状態と、鑑別部12における各種の鑑別センサの検知状態を検査するために用いられる。加えて、鑑別部12における搬送路32の搬送状態は、鑑別部12における鑑別精度に影響を及ぼすので、鑑別センサの検知状態と共に搬送状態が、第3のメンテナンス券M3を用いて検査される。
また、第3のメンテナンス券M3としては、磁気センサのみを検査する専用の第3のメンテナンス券M3や、イメージセンサのみを検査する専用の第3のメンテナンス券M3が用いられてもよい。複数種類の第3のメンテナンス券M3を用いることで、鑑別センサ毎の検査精度を高めることができる。また、第3のメンテナンス券M3としては、例えば、磁気パターンや、紫外線による発光パターンが異なる複数種類の第3のメンテナンス券M3が用いられてもよい。
第4のメンテナンス券M4は、紙幣取扱装置1の搬送路32に配置された後述する光センサ35を清掃するためのクリーニング券である。第4のメンテナンス券M4としては、紙幣取扱装置1における清掃する対象が異なる複数種類の第4のメンテナンス券M4が用いられてもよい。
また、第4のメンテナンス券M4としては、形状や材質が異なる複数種類の第4のメンテナンス券M4が用いられてもよい。清掃する形態が異なるクリーニング券である複数種類の第4のメンテナンス券M4を用いることで、光センサ35の清掃状態の信頼性を高めることができる。また、クリーニング券としての第4のメンテナンス券M4は、パトロール券としての第1のメンテナンス券M1を兼ねてもよく、第4のメンテナンス券M4だけでジャムの有無の検査と光センサ35の清掃を行うことが可能になる。
また、メンテナンス券としては、上述した第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4に限定されるものではない。メンテナンス券としては、紙幣取扱装置1が備える収容部14等の他の部分の機能検査や清掃を含む他の整備を行うための他のメンテナンス券が用いてもよい。
また、保留部13の巻取ドラム22には、予備用のメンテナンス券として、各メンテナンス券M1〜M4と同一のメンテナンス券が複数枚、収容されてもよい。例えば、第1のメンテナンス券M1の使用時に、第1のメンテナンス券M1がジャムを起こして破損した場合であっても、予備用の第1のメンテナンス券M1を用いて搬送路32の検査を続けることができる。
なお、本実施例1では、保留部13に、種類が異なる整備を行うための第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4を収容するように構成されたが、この構成に限定されるものではない。例えば、紙幣取扱装置1の使用環境に応じて、1種類のメンテナンスに対応するメンテナンス券を複数種類、収容するように構成されてもよい。すなわち、紙幣取扱装置1の搬送状態を検査するための複数種類の第2のメンテナンス券M2のみや、鑑別部12の鑑別センサを検査するための複数種類の第3のメンテナンス券M3のみを収容するように構成されてもよい。
(搬送部の構成、及び光センサの配置)
図5は、実施例1の紙幣取扱装置1が有する搬送機構及び光センサを示す斜視図である。図6は、実施例1における光センサの配置を説明するための断面図である。
図5に示すように、紙幣取扱装置1が有する搬送部15は、上下一組の搬送機構31を有しており、上下一組の搬送機構31の間に搬送路32が構成されている。搬送機構31は、搬送路32を構成するガイドローラ33と、紙幣5を搬送する搬送ベルト34と、搬送路32を通過する紙幣5の位置を検知するための複数の光センサ35と、を有する。
搬送路32には、図5及び図6に示すように、紙幣5の搬送方向Dに直交する幅方向Eに沿って一組の光センサ35が配置されている。一組の光センサ35は、搬送路32の幅方向Eにおいて所定のピッチPをあけて配置されている。また、一組の光センサ35は、搬送ベルト34によって搬送される紙幣5の厚み方向に対して検知光を出射する発光部35aと、発光部35aから出射された検知光を検知する受光部35bと、を有する。発光部35aと受光部35bは、搬送路32に沿って搬送される紙幣5の厚み方向において、対向して配置されている。
ガイドローラ33の両端部には、搬送ベルト34を駆動するプーリ36が設けられており、搬送ベルト34が、各ガイドローラ33間の各プーリ36に跨って掛け渡されている。そして、上下一組の搬送機構31は、図示しない駆動機構によってガイドローラ33が回転駆動されることで、図6に示すように、上下に配置された各搬送ベルト34の間に紙幣5を挟んで搬送する。
(メンテナンス券を用いるときの保留部の動作)
第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4を使用する場合には、まず、巻取ドラム22に収容されたすべての紙幣5を巻取ドラム22から排出し、保留部13から収容部14へ紙幣5を送る。続いて、保留部13は、巻取ドラム22に収容された第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4を巻取ドラム22から排出する。このとき、制御部16は、巻取ドラム22に巻き取られたテープ20の位置を検知する検知部23からの検知信号に基づいて演算処理を行う。これにより、制御部16は、巻取ドラム22に収容された紙幣5の位置と、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容された位置とを判定し、巻取ドラム22の回転を制御する。
各第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4は、保留部13から排出された後、各メンテナンス券M1〜M4に対応する各搬送路32へ搬送されることで、各種の整備が自動的に行われるように制御されてもよい。図7は、実施例1における保留部に収容された複数種類のメンテナンス券を使用するときに制御部16が行う処理を説明するためのフローチャートである。
紙幣取扱装置1は、各メンテナンス券M1〜M4を使用するとき、使用するメンテナンス券の指定を受け付ける。メンテナンス券の指定は、例えば、制御部16の操作パネル等を用いて入力される。図7に示すように、制御部16は、メンテナンス券の指定があるか否かを判定する(ステップS1)。メンテナンス券の指定があった場合(ステップS1のYes)には、保留部13の巻取ドラム22からメンテナンス券を排出する(ステップS2)。制御部16は、検知部23の検知信号に基づいて各メンテナンス券M1〜M4の位置をあらかじめ認識しており、指定された所望のメンテナンス券を排出することができる。このとき、例えば、使用しない他のメンテナンス券は、入出金部11へ排出される。メンテナンス券の指定がない場合(ステップS1のNo)、ステップS1へ戻り、制御部16はメンテナンス券の指定を待つ。
続いて、制御部16は、保留部13から排出したメンテナンス券を、整備の対象箇所である所定の搬送路32に搬送する(ステップS3)。メンテナンス券を用いた整備が行われた後、制御部16は、例えば入出金部11の表示パネル等にメンテナンス結果を表示する(ステップS4)。最後に、制御部16は、メンテナンス券を使用した搬送路32から、保留部13に戻し、巻取ドラム22の所定の収容位置にメンテナンス券を収容する(ステップS5)。このとき、例えば使用されなかった他のメンテナンス券は、入出金部11から投入され、保留部13の巻取ドラム22の所定の収容位置へ戻される。
また、例えば、保留部13から排出された各メンテナンス券M1〜M4は、入出金部11へ送られて、入出金部11から排出されるように構成されてもよい。この場合、入出金部11から排出された各メンテナンス券M1〜M4を、各種の整備を行う所定の順番に入出金部11から手動で所定の搬送路32へ供給することで、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4を用いた整備が順番に行われてもよい。
(複数種類のメンテナンス券を用いた各種の整備)
次に、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4を用いた整備について図面を参照して説明する。
図8は、実施例1における保留部13に収容される第1及び第2のメンテナンス券M1,M2の外形寸法を説明するための平面図である。図9は、実施例1における搬送路32を、第2のメンテナンス券M2を用いて検査する状態を説明するための側面図である。
図8に示すように、第1のメンテナンス券M1は、矩形状に形成されており、長辺寸法W1が、紙幣5の長辺寸法W0よりも大きくされており、搬送路32の幅方向Eに対する幅寸法Wに近づけられている。また、第1のメンテナンス券M1の短辺寸法L0は、紙幣5の短辺寸法L0と等しくされている。これにより、搬送路32の幅寸法Wにわたってジャムの有無を適切に検査することが可能にされている。また、第1のメンテナンス券M1として、外形寸法や厚みが異なる複数種類の第1のメンテナンス券M1が用いられてもよい。
第2のメンテナンス券M2は、図8に示すように、矩形状に形成されており、短辺寸法L1が、紙幣5の短辺寸法L0よりも20%〜30%程度小さくされており、搬送路32の搬送方向に対する搬送条件が、紙幣5に比べて搬送し難くなるように設定されている。また、第2のメンテナンス券M2の長辺寸法W0は、紙幣5の長辺寸法W0と等しくされている。
図9に示すように、搬送機構31は、第2のメンテナンス券M2を搬送路32に沿って搬送することで、搬送路32の搬送状態、すなわち適正な搬送力が得られるか検査される。搬送路32の搬送状態としては、ガイドローラ33間において搬送ベルト34にたわみが生じ、搬送ベルト34間の隙間が大きくなることで発生する搬送機能の低下の有無が検査される。また、搬送路32の搬送状態としては、搬送ベルト34の表面の摩擦力が適正に保たれなくなった状態である搬送ベルト34の摩耗の有無が検査される。
図10は、実施例1における保留部13に収容される第3のメンテナンス券M3を示す斜視図である。図10に示すように、第3のメンテナンス券M3は、鑑別部12の鑑別機能を検査するための複数種類の表示38が、所定の位置に印刷等によって設けられている。複数種類の表示38には、鑑別センサにおけるイメージセンサの検知状態を検査するための図形、模様、記号等が含まれる。また、複数種類の表示38には、磁気センサを検査するための磁気パターンや、紫外線センサを検査するための、紫外線の照射による発光パターンが含まれる。
鑑別センサのイメージセンサ等の検査に加えて、第3のメンテナンス券M3は、鑑別部12の鑑別精度に影響を及ぼす鑑別部12における搬送状態や、紙幣5の厚みを鑑別する厚みセンサの検知状態を検査するためにも用いられる。搬送状態や紙幣5の厚みの検知状態を検査するために、第3のメンテナンス券M3は、紙幣5の厚みよりも厚く形成されたメンテナンス券と、紙幣5の厚みよりも薄く形成されたメンテナンス券とを含む。
このように、第3のメンテナンス券M3は、鑑別センサの検知状態の検査する検査券と、鑑別部12における搬送状態を検査する検査券とを兼ねており、検知状態の検査と搬送状態の検査との異なる複数の整備を行うために用いられる。
図11は、実施例1における保留部13に収容される第4のメンテナンス券M4を示す斜視図である。図12は、実施例1において、第4のメンテナンス券M4を用いて光センサ35を清掃する状態を模式的に示す断面図である。
図11に示すように、第4のメンテナンス券M4は、一組の帯状の清掃部41が両面にそれぞれ形成されている。一組の清掃部41は、微細なブラシ状に形成されており、一組の光センサ35間のピッチPに対応する間隔をあけて配置されている。この第4のメンテナンス券M4は、図12に示すように、搬送路32に沿って搬送されることで、各清掃部41が一組の光センサ35の発光部35a及び受光部35bの対向面にそれぞれ接触する。第4のメンテナンス券M4が光センサ35の位置を通過することで、清掃部41によって、光センサ35の発光部35a及び受光部35bに付着した塵埃が除去され、光センサ35が適正に清掃される。
また、第4のメンテナンス券M4の清掃部41は、不織布(フェルト)によって形成されてもよく、必要に応じて、清掃部41に清掃剤が含浸されてもよい。また、第4のメンテナンス券M4は、巻取ドラム22に巻き付けられるときに、図4に示したように、一組の清掃部41の間の中央部41aにテープ20が巻かれるように設定されている。これにより、巻取ドラム22に収容された第4のメンテナンス券M4の変形や、清掃部41の損傷を抑えることができる。なお、第4のメンテナンス券M4にテープ20が巻かれる位置は、一組の清掃部41の間の中央部41aに限定されるものではなく、清掃部41の両側の端部41bにテープ20がそれぞれ巻かれてもよい。
図13は、実施例1における保留部13に収容される第4のメンテナンス券M4の他の例を示す斜視図である。図14は、実施例1において、図13に示した第4のメンテナンス券M4を用いて光センサ35を清掃する状態を模式的に示す断面図である。
図13に示すように、第4のメンテナンス券M4には、長辺方向における中央部が厚み方向に折り曲げられることで、トレイ状の清掃部42が形成されてもよい。清掃部42は、一組の光センサ35間のピッチPよりも大きな底面を有するように形成されている。この第4のメンテナンス券M4は、図14に示すように、搬送路32に沿って搬送されることで、清掃部42が一組の光センサ35の受光部35bの受光面にそれぞれ接触する。第4のメンテナンス券M4が光センサ35の位置を通過することで、清掃部42によって、光センサ35の受光部35bの受光面に付着した塵埃が除去され、光センサ35が適正に清掃される。また、清掃部42は、光センサ35と接触する形状であればよく、微細な波形状等の他の形状に形成されてもよい。
図15は、実施例1において、第4のメンテナンス券M4の更に他の例を示す斜視図である。図15に示すように、第4のメンテナンス券M4には、表面を厚み方向に部分的に変形させることで、一組の凹状の清掃部43が形成されてもよい。一組の清掃部43は、一組の光センサ35間のピッチPに対応する間隔をあけて配置されている。この第4のメンテナンス券M4においても、搬送路32に沿って搬送されることで、各清掃部43が一組の光センサ35の受光部35bの受光面にそれぞれ接触する。第4のメンテナンス券M4が光センサ35の位置を通過することで、清掃部43によって、光センサ35の受光部35bの受光面に付着した塵埃が除去され、光センサ35が適正に清掃される。
なお、上述した保留部13において、巻取ドラム22に巻き付けられるテープ20は、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容される領域の部分が、各メンテナンス券M1〜M4の保管に適する材料によって形成されてもよい。例えば、テープ20は、クリーニング券としての第4のメンテナンス券M4を収容する部分が、第4のメンテナンス券M4を保持するために適正な摩擦力や耐久性が確保されるように、紙幣5を収容する部分と異なる材料や形状に形成されてもよい。
以上のように構成された紙幣取扱装置1の制御方法について説明する。制御方法は、巻取ドラム22において、テープ20が連結された一端側に収容された、紙幣取扱装置1を整備するための複数種類のメンテナンス券M1〜M4のうち、使用するメンテナンス券の指定を受け付け、巻取ドラム22から、使用するメンテナンス券を排出し、使用するメンテナンス券を、保留部13から、紙幣5を搬送する所定の搬送路32に搬送する。
実施例1の紙幣取扱装置1は、テープ20が連結された一端側に、紙幣取扱装置1を整備するための複数種類の第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が収容されている巻取ドラム22を有する保留部13を備える。これにより、複数種類のメンテナンス券M1〜M4を用いて各種の整備を行うことが可能になり、紙幣取扱動作の信頼性を高めることができる。言い換えると、実施例1によれば、搬送路32のジャムの有無を第1のメンテナンス券M1を用いて検査すると共に、搬送路32の搬送状態(搬送力)を第2のメンテナンス券M2を用いて検査することができる。加えて、実施例1によれば、鑑別部12の搬送状態や鑑別センサの検知状態を第3のメンテナンス券M3を用いて検査すると共に、搬送路32に配置された光センサ35を第4のメンテナンス券M4を用いて清掃することが可能になる。したがって、実施例1は、紙幣取扱装置1を容易かつ適正に整備することができる。
すなわち、紙幣取扱装置では、鑑別センサの検知状態が変化したり、鑑別部における紙幣の搬送状態が、紙幣を鑑別する鑑別精度に影響を及ぼしたりするおそれがあった。一方、実施例1の紙幣取扱装置1によれば、第3のメンテナンス券M3を用いることで、鑑別部12における鑑別センサの検知状態や搬送状態の検査を定期的に容易に行うことが可能になり、紙幣取扱動作の信頼性を高めることができる。
また、従来の紙幣取扱装置の搬送路に配置された複数の光センサは、紙幣取扱装置が取り扱う紙幣のうち、曲げ癖やしわが生じた紙幣が、搬送路を通過するときに光センサに接することで清掃が行われていた。しかし、取り扱う紙幣の状態に応じて、紙幣と光センサとの接触状態が変動するので、光センサの清掃状態の安定性が乏しかった。一方、実施例1の紙幣取扱装置1によれば、第4のメンテナンス券M4を用いることで、光センサ35の清掃状態の安定性を高めことができる。
また、紙幣取扱装置1は、複数種類のメンテナンス券M1〜M4を保留部13の巻取ドラム22に収容することで、各メンテナンス券M1〜M4を別途に収容するスペースを確保する必要がない。このため、紙幣取扱装置1は、複数種類のメンテナンス券M1〜M4を有することに伴って紙幣取扱装置1全体が大型化することを避けることができる。
次に、実施例2について図面を参照して説明する。実施例2において、実施例1と同一の構成部材には、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
図16は、実施例2の紙幣取扱装置を示す模式図である。実施例2は、複数の保留部13を備える点が、実施例1と異なる。図16に示すように、実施例2の紙幣取扱装置2は、搬送部15の搬送路32に沿って配置された複数の保留部13を備える。
複数の保留部13には、入金された紙幣5に関する入金取引が確定する前に、鑑別部12によって金種が鑑別された紙幣5が、例えば金種に基づいて分類されてそれぞれ収容される。なお、1つの保留部13には、1種類の紙幣5のみが収容される構成に限定されるものでなく、必要に応じて、複数の金種の紙幣5が収容されてもよい。
また、複数の保留部13には、実施例1と同様に、巻取ドラム22に、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4がそれぞれ収容されている。実施例2においても、実施例1と同様に、第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4を使用する際には、巻取ドラム22に収容されたすべての紙幣5が巻取ドラム22から排出された後、各メンテナンス券M1〜M4が巻取ドラム22から排出されて適宜使用される。
また、複数の保留部13のそれぞれには、互いに異なる種類のメンテナンス券が収容されてもよい。複数の保留部13は、例えば、第1及び第2のメンテナンス券M1,M2、または複数種類の第1のメンテナンス券M1及び複数種類の第2のメンテナンス券M2が収容される保留部13を含んでもよい。また、複数の保留部13は、例えば、第3のメンテナンス券M3、または複数種類の第3のメンテナンス券M3が収容される保留部13と、第4のメンテナンス券M4、または複数種類の第4のメンテナンス券M4が収容される保留部13とに分類されてもよい。このように、複数の保留部13に、各メンテナンス券M1〜M4の種別毎に分類して収容することで、所望のメンテナンス券M1〜M1を円滑に使用することが可能になる。
また、複数の保留部13のうちの、少なくとも1つの保留部13が、予備用の各メンテナンス券M1〜M4を収容する保留部13として用いられてもよい。これにより、紙幣取扱装置1に各メンテナンス券M1〜M4を補充する頻度を低減し、メンテナンス券M1〜M4の補充を適切なタイミングで行うことが可能になり、各メンテナンス券M1〜M4の管理作業を容易に行うことが可能になる。
実施例2の紙幣取扱装置2は、紙幣取扱装置2を整備するための複数種類の第1のメンテナンス券M1ないし第4のメンテナンス券M4が巻取ドラム22に収容された複数の保留部13を有する。これにより、実施例1と同様に、複数種類のメンテナンス券M1〜M4を用いて整備を行うことが可能になり、紙幣取扱動作の信頼性を高めることができる。
また、実施例2は、複数の保留部13を有することで、実施例1と同様に複数種類のメンテナンス券M1〜M4を収容するスペースを別途に確保する必要がない。このため、実施例2もおいても、複数種類のメンテナンス券M1〜M4を有することに伴って紙幣取扱装置2全体が大型化することを避けることができる。また、実施例2は、実施例1に比べて更に複数種類のメンテナンス券を収容することが可能になり、紙幣取扱装置2の各部の検査精度を高めることが可能になると共に、各部の清掃を更に適正に行うことが可能になる。
また、実施例2は、複数の保留部13を有することで、例えば、1つの検査や清掃を行うための専用のメンテナンス券を収容する保留部13を設定することが可能になり、複数種類のメンテナンス券M1〜M4を円滑に使用することができる。また、複数の保留部13の少なくとも1つを、予備用のメンテナンス券を収容する保留部13に設定することが可能になり、メンテナンス券の管理が容易になる。
1 紙幣取扱装置
5 紙幣
12 鑑別部
13 保留部
14 収容部
20 テープ
21 供給リール
22 巻取ドラム
32 搬送路
35 光センサ
M1 第1のメンテナンス券
M2 第2のメンテナンス券
M3 第3のメンテナンス券
M4 第4のメンテナンス券

Claims (10)

  1. 帯状材が巻回された供給リールと、前記供給リールから供給された前記帯状材と共に紙葉類を巻き付けることで前記紙葉類を収容する巻取ドラムと、を有する保留部を備え、
    前記巻取ドラムには、前記帯状材が連結された一端側に、自装置を整備するための複数種類のメンテナンス券が収容されている、紙葉類取扱装置。
  2. 前記複数種類のメンテナンス券は、異なる種類の整備を行うためのメンテナンス券を含む、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  3. 複数の前記保留部を備え、
    前記複数の保留部のそれぞれには、互いに異なる前記メンテナンス券が収容されている、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  4. 前記複数種類のメンテナンス券は、外形寸法が互いに異なるメンテナンス券を含む、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  5. 前記複数種類のメンテナンス券は、前記紙葉類と厚みが異なるメンテナンス券を含む、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  6. 前記複数種類のメンテナンス券は、異なる種類の整備を兼ねるメンテナンス券を含む、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  7. 前記紙葉類を搬送する搬送路における前記紙葉類の位置を検知する光センサを更に備え、
    前記複数種類のメンテナンス券は、前記光センサを清掃する清掃部を有するメンテナンス券を含む、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  8. 前記紙葉類を鑑別する鑑別部を更に備え、
    前記複数種類のメンテナンス券は、前記鑑別部における前記紙葉類の搬送状態を検査するメンテナンス券を含む、請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
  9. 前記複数種類のメンテナンス券は、前記鑑別部における検知状態を検査するための表示を有するメンテナンス券を含む、請求項8に記載の紙葉類取扱装置。
  10. 供給リールから供給された帯状材と共に紙葉類を巻き付けることで前記紙葉類を収容する巻取ドラムを有する保留部を備える紙葉類取扱装置の制御方法であって、
    前記巻取ドラムにおいて、前記帯状材が連結された一端側に収容された、紙葉類取扱装置を整備するための複数種類のメンテナンス券のうち、使用するメンテナンス券の指定を受け付け、
    前記巻取ドラムから前記使用するメンテナンス券を排出し、
    前記使用するメンテナンス券を、前記保留部から、前記紙葉類を搬送する所定の搬送路に搬送する、紙葉類取扱装置の制御方法。
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