JPH10283520A - 紙幣鑑別装置 - Google Patents

紙幣鑑別装置

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JPH10283520A
JPH10283520A JP9083836A JP8383697A JPH10283520A JP H10283520 A JPH10283520 A JP H10283520A JP 9083836 A JP9083836 A JP 9083836A JP 8383697 A JP8383697 A JP 8383697A JP H10283520 A JPH10283520 A JP H10283520A
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Tomonori Takai
智則 高井
Fumiaki Ozaki
文昭 尾崎
Takeshi Kaneko
武 金子
Isao Miyaie
勲 宮家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙幣の金種、正損等を正しく鑑別することがで
きる紙幣鑑別装置を提供する。 【解決手段】紙幣を搬送するための搬送路12と、該搬
送路12と対向させて配設され、紙幣の状態を検出する
少なくとも一つの状態検出手段と、該状態検出手段より
下方において前記搬送路12と対向させて配設され、紙
幣の厚さを検出する厚さ検出部13とを有する。そし
て、該厚さ検出部13は、紙幣の厚さに対応して持ち上
がる厚さ検出ローラ17、及び該厚さ検出ローラ17の
外周に付着した異物を掻(か)き取り、除去するスクレ
ーパ21を備える。前記スクレーパ21によって厚さ検
出ローラ17から除去されたごみ、紙粉等の異物が落下
して、状態検出手段に付着することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣鑑別装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関等に設置される自動取引
装置の紙幣入出金機には、入金又は出金された紙幣の金
種、正損等を鑑別するために紙幣鑑別装置が配設され
る。そして、該紙幣鑑別装置においては、紙幣の反射
光、透過光等の強度を検出する反射透過センサ、紙幣の
印刷に使用され、磁性を帯びたインクの磁気特性を検出
する磁気センサ、紙幣の厚さを検出する厚さ検出センサ
等が、いずれも搬送される紙幣と対向させて配設され
る。
【0003】図2は従来の紙幣鑑別装置の側面図、図3
は従来の紙幣鑑別装置の平面図である。図において、1
1は紙幣鑑別装置、12は入金又は出金された図示しな
い紙幣を搬送するための搬送路、13は該搬送路12に
臨ませて配設され、紙幣の厚さを検出する厚さ検出部で
ある。該厚さ検出部13は、シャフト14を中心に揺動
自在に支持されたブラケット15、該ブラケット15に
よってシャフト16を中心に回転自在に支持された円柱
状の厚さ検出ローラ17、及び該厚さ検出ローラ17と
対向させて配設されたローラR1を備える。なお、前記
ブラケット15は、前記搬送路12の幅方向の両端に配
設され、厚さ検出ローラ17の両端を支持する。また、
前記シャフト14とブラケット15とは固定され、シャ
フト14が回動させられると、ブラケット15も同様に
回動させられるようになっている。そして、前記シャフ
ト14に、紙幣の厚さを検出する厚さ検出センサ28が
固定される。なお、該厚さ検出センサ28としては磁気
センサを使用することができる。
【0004】したがって、前記厚さ検出ローラ17とロ
ーラR1との間を紙幣が通過すると、厚さ検出ローラ1
7が回転させられるとともに、紙幣の厚さに対応する角
度だけブラケット15が図2における時計回りに回動さ
せられ、それに伴ってシャフト14も回動させられる。
その結果、前記厚さ検出センサ28は、シャフト14の
回動量に基づいて紙幣の厚さを検出することができる。
なお、前記ブラケット15は図示しない付勢手段によっ
て、厚さ検出ローラ17をローラR1に押し付ける側に
付勢される。
【0005】ところで、前記厚さ検出ローラ17の外周
にごみ、紙粉等の異物が付着すると、ブラケット15の
回動角度がその分だけ変わり、検出誤差が生じてしま
う。そこで、厚さ検出ローラ17の外周に付着した異物
を掻(か)き取り、除去するために、厚さ検出ローラ1
7の幅方向の全体にわたってスクレーパ21が配設され
る。なお、本実施の形態において、紙幣は、搬送路12
を両方向に搬送され、図2における下方に向けて搬送さ
れるときは、厚さ検出ローラ17は反時計回りに、図2
における上方に向けて搬送されるときは、厚さ検出ロー
ラ17は時計回りに回転させられる。そこで、前記スク
レーパ21は厚さ検出ローラ17の中心に先端を向けて
配設される。
【0006】また、図2における前記厚さ検出部13の
下方に、紙幣の印刷に使用され、磁性を帯びたインクの
磁気特性を検出する磁気センサ22が、該磁気センサ2
2の更に下方に、搬送路12の幅方向の全体にわたっ
て、紙幣の反射光、透過光等の強度を検出する反射透過
センサ23がそれぞれ配設される。なお、図2における
搬送路12の上端にローラR2、R3が、前記磁気セン
サ22に隣接させてローラR4、R5が、図2における
搬送路12の下端にローラR6、R7がそれぞれ回転自
在に配設され、紙幣を搬送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の紙幣鑑別装置においては、厚さ検出部13の下方に
磁気センサ22及び反射透過センサ23が配設されてい
るので、前記スクレーパ21によって厚さ検出ローラ1
7から除去された異物が落下して、厚さ検出部13の下
方に配設された磁気センサ22及び反射透過センサ23
に付着すると、磁気センサ22及び反射透過センサ23
に検出誤差が生じ、紙幣の金種、正損等を正しく鑑別す
ることができなくなってしまう。
【0008】また、スクレーパ21が上方から厚さ検出
ローラ17の中心に向けて延び、先端を厚さ検出ローラ
17に接触させて配設されているので、厚さ検出ローラ
17の外周とスクレーパ21の先端の近傍の部分とで窪
(くぼ)みが形成される。したがって、厚さ検出ローラ
17が時計回りに回転させられたときにスクレーパ21
によって掻き取られた異物は下方に落下しないで前記窪
みに溜(た)まり、厚さ検出ローラ17の外周に付着し
たまま残留してしまう。その結果、厚さ検出ローラ17
が反時計回りに回転させられたときに、異物が厚さ検出
ローラ17に付着したままローラR1との間に進入して
しまう。その場合、紙幣の厚さを正しく検出することが
できなくなり、紙幣の金種、正損等を正しく鑑別するこ
とができなくなってしまう。
【0009】本発明は、前記従来の紙幣鑑別装置の問題
点を解決して、紙幣の金種、正損等を正しく鑑別するこ
とができる紙幣鑑別装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の紙
幣鑑別装置においては、紙幣を搬送するための搬送路
と、該搬送路と対向させて配設され、紙幣の状態を検出
する少なくとも一つの状態検出手段と、該状態検出手段
より下方において前記搬送路と対向させて配設され、紙
幣の厚さを検出する厚さ検出部とを有する。
【0011】そして、該厚さ検出部は、紙幣の厚さに対
応して持ち上がる厚さ検出ローラ、及び該厚さ検出ロー
ラの外周に付着した異物を掻き取り、除去するスクレー
パを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図4は本発明の
実施の形態における紙幣鑑別装置が実装される自動取引
装置の断面図である。図に示すように、自動取引装置1
01は紙幣入出金機102を備え、該紙幣入出金機10
2によって、顧客の要求に応じて図示しない紙幣が入金
又は出金されるようになっている。そのために、前記紙
幣入出金機102内に、入出金用の特定の金種の紙幣を
収納する紙幣収納庫103、出金用の紙幣を収納するエ
スクロー部104、両方向に搬送される紙幣の金種、正
損等を鑑別する紙幣鑑別装置11、入金された紙幣を受
け入れるとともに出金される紙幣を払い出すための接客
口106、補充用の紙幣及び回収された紙幣を収納する
補充・回収カセット107、出金取引時に顧客が取り忘
れた紙幣を収納する取忘れ紙幣収納庫108、並びに出
金取引時、回収時等に正券であると判断されなかった紙
幣、及び出金用としては適切でないと判断された紙幣を
収納するリジェクト紙幣収納庫109がそれぞれ配設さ
れる。そして、前記紙幣収納庫103内にはステージ1
03aが昇降自在に配設され、該ステージ103a上に
紙幣が積載される。また、前記補充・回収カセット10
7は自動取引装置101に対して着脱自在に配設され
る。なお、本実施の形態においては、前記紙幣収納庫1
03に万券が、エスクロー部104に千券がそれぞれ収
納される。
【0013】そして、前記紙幣収納庫103の上方には
一時保留部110が配設され、該一時保留部110に
は、入金取引時に入金された紙幣が一時的に保留され
る。また、前記一時保留部110内の上部に搬送部11
1が配設され、該搬送部111によって紙幣が搬送路1
2に繰り出される。そして、前記補充・回収カセット1
07には、紙幣を搬送路12に繰り出すための繰出部1
12、及び紙幣を搬送路12から引き込むための集積部
113、114が配設され、前記繰出部112に対応さ
せて補充紙幣収納部115が、前記集積部113に対応
させて回収部116が、前記集積部114に対応させて
リジェクト紙幣収納部117がそれぞれ形成される。ま
た、前記補充紙幣収納部115内にはステージ115a
が昇降自在に配設され、該ステージ115a上に紙幣が
積載される。
【0014】ところで、前記紙幣入出金機102内に
は、紙幣を搬送するための搬送路12が形成され、前述
したように、該搬送路12に紙幣が繰り出されたり、搬
送路12から紙幣が引き込まれたりするようになってい
る。そのために、前記搬送路12の所定の位置にそれぞ
れローラが回転自在に配設され、該ローラを正方向又は
逆方向に回転させることによって、紙幣を両方向に搬送
することができるようになっている。また、前記搬送路
12の各分岐点には紙幣の搬送方向を切り換えるための
切換ブレード19a〜19gがそれぞれ配設される。
【0015】そして、前記自動取引装置101の前方
(図における右方) には、顧客が操作するための顧客操
作部20が形成される。該顧客操作部20には図示しな
い表示部付きタッチパネル等が形成され、顧客は該表示
部付きタッチパネルを操作することによって取引種別、
取引金額、暗証番号等を入力することができるようにな
っている。
【0016】なお、前記自動取引装置101には、紙幣
入出金機102のほか、図示しない通帳処理装置、明細
表印刷処理装置、カード処理装置等が配設される。次
に、前記紙幣鑑別装置11について説明する。図1は本
発明の実施の形態における紙幣鑑別装置の側面図、図5
は本発明の実施の形態における紙幣鑑別装置の平面図で
ある。
【0017】図において、11は紙幣鑑別装置、12は
入金又は出金された図示しない紙幣を搬送するための搬
送路、13は該搬送路12に臨ませて配設され、紙幣の
厚さを検出する厚さ検出部である。該厚さ検出部13
は、シャフト14を中心に揺動自在に支持されたブラケ
ット15、該ブラケット15によってシャフト16を中
心に回転自在に支持された円柱状の厚さ検出ローラ1
7、及び該厚さ検出ローラ17と対向させて配設された
ローラR1を備える。なお、前記ブラケット15は、前
記搬送路12の幅方向の両端に配設され、厚さ検出ロー
ラ17の両端を支持する。また、前記シャフト14とブ
ラケット15とは固定され、シャフト14が回動させら
れると、ブラケット15も同様に回動させられるように
なっている。そして、前記シャフト14に、紙幣の厚さ
を検出する厚さ検出センサ28が固定される。なお、該
厚さ検出センサ28としては磁気センサを使用すること
ができる。
【0018】したがって、前記厚さ検出ローラ17とロ
ーラR1との間を紙幣が通過すると、厚さ検出ローラ1
7が回転させられるとともに、紙幣の厚さに対応する角
度だけブラケット15が図1における反時計回りに回動
させられ、それに伴ってシャフト14も回動させられ
る。その結果、前記厚さ検出センサ28は、シャフト1
4の回動量に基づいて紙幣の厚さを検出することができ
る。なお、前記ブラケット15は図示しない付勢手段に
よって、厚さ検出ローラ17をローラR1に押し付ける
側に付勢される。
【0019】例えば、紙幣が正券で、かつ、1枚である
場合、厚さ検出ローラ17は紙幣の1枚の厚さ分だけ矢
印A方向に持ち上がり、ブラケット15はその分回動さ
せられる。そして、厚さ検出センサ28は、ブラケット
15の回動に伴うシャフト14の回動量に基づいて紙幣
の厚さを検出し、検出信号を図示しない制御部に送る。
該制御部は、前記検出信号に基づいて紙幣の厚さが標準
であり、紙幣が正券であると鑑別する。
【0020】また、紙幣が損券であり、テープが貼
(は)られたり、コーナーが折れていたり、欠損してい
たりする場合、テープの貼(はり)付部及び折れ部は正
常な部分より厚くなる。この場合、厚さ検出ローラ17
は紙幣が正券であるときより更に矢印A方向に持ち上が
り、ブラケット15は更に回動させられる。そして、厚
さ検出センサ28は、ブラケット15の回動に伴うシャ
フト14の回動量に基づいて紙幣の厚さを検出し、検出
信号を前記制御部に送る。該制御部は、前記検出信号に
基づいて紙幣の厚さが標準ではなく、紙幣が損券である
と鑑別する。
【0021】また、紙幣の状態を検出するために、図1
における前記厚さ検出部13の上方に磁気センサ22
が、該磁気センサ22の更に上方に反射透過センサ23
がそれぞれ状態検出手段として配設される。前記磁気セ
ンサ22は、紙幣の印刷に使用され、磁性を帯びたイン
クの磁気特性を、前記反射透過センサ23は、紙幣の反
射光、透過光等の強度をそれぞれ検出する。
【0022】ところで、前記厚さ検出ローラ17の外周
にごみ、紙粉等の異物が付着すると、ブラケット15の
回動角度がその分だけ変わり、検出誤差が生じてしま
う。そこで、厚さ検出ローラ17の外周に付着した異物
を掻き取り、除去するために、厚さ検出ローラ17の幅
方向の全体にわたってスクレーパ21が配設される。な
お、本実施の形態において、紙幣は、搬送路12を両方
向に搬送され、図1における下方に向けて搬送されると
きは、厚さ検出ローラ17は反時計回りに、図1におけ
る上方に向けて搬送されるときは、厚さ検出ローラ17
は時計回りに回転させられる。そこで、前記スクレーパ
21は厚さ検出ローラ17の中心に先端を向けて配設さ
れる。
【0023】また、前記スクレーパ21は、下方から厚
さ検出ローラ17の中心に向けて上方に延び、先端が厚
さ検出ローラ17に接触させられる。したがって、紙幣
が上方に向けて搬送され、前記厚さ検出ローラ17が時
計回りに回転させられると、スクレーパ21によって厚
さ検出ローラ17によって掻き取られた異物は、重力に
よって前記スクレーパ21に沿って落下するので、厚さ
検出ローラ17の表面に異物が残留することはない。こ
の場合、厚さ検出ローラ17が反時計回りに回転させら
れても、異物が厚さ検出ローラ17に付着したままロー
ラR1との間に進入することはないので、厚さ検出セン
サ28は紙幣の厚さを正しく検出することができる。
【0024】また、前記スクレーパ21によって厚さ検
出ローラ17から除去された異物が落下して、磁気セン
サ22及び反射透過センサ23に付着することがなくな
るので、磁気センサ22及び反射透過センサ23に検出
誤差が生じることがなくなる。その結果、紙幣の金種、
正損等を正しく鑑別することができる。なお、図1にお
ける搬送路12の上端にローラR2、R3が、前記磁気
センサ22に隣接させてローラR4、R5が、搬送路1
2の下端にローラR6、R7がそれぞれ回転自在に配設
され、紙幣を搬送する。この場合、前記ローラR3、R
5、R7は図示しない付勢手段によって付勢されて、そ
れぞれ対向するローラR2、R4、R6に圧接される。
また、ローラR1、R2、R4、R6は図示しないモー
タと連結され、該モータを駆動することによって回転さ
せられる。
【0025】次に、前記構成の紙幣鑑別装置11の動作
について説明する。図6は本発明の実施の形態における
紙幣鑑別装置の動作を示すフローチャートである。この
場合、図示しない紙幣が搬送路12(図1)を図1にお
ける下方から上方に搬送される場合について説明する。
【0026】まず、紙幣は、紙幣鑑別装置11に搬送さ
れると、ローラR6、R7によって厚さ検出部13に送
られる。そして、厚さ検出部13によって紙幣の厚さが
検出され、図示しない制御部によって紙幣の厚さが標準
であるかどうかが判断され、鑑別される。このとき、制
御部は、紙幣の厚さが標準である場合、紙幣は正券であ
ると鑑別し、標準でない場合、紙幣は損券であると鑑別
する。
【0027】次に、紙幣は磁気センサ22に送られ、該
磁気センサ22によって磁気特性が検出された後、反射
透過センサ23に送られ、該反射透過センサ23によっ
て光が紙幣に照射され、紙幣の反射光、透過光等の強度
が検出される。そして、前記磁気センサ22及び反射透
過センサ23の各検出信号は前記制御部に送られる。該
制御部は、前記各検出信号に基づいて、金種のほか、紙
幣の状態、形状等に欠損があるかどうかを判断し、欠損
がある場合、紙幣は損券であると鑑別し、欠損がない場
合、紙幣は正券であると鑑別する。
【0028】なお、前記紙幣が入金されたものである場
合、正券であると鑑別された紙幣は紙幣収納庫103
(図4)又はエスクロー部104に、損券であると鑑別
された紙幣は接客口106にそれぞれ送られる。また、
前記紙幣が出金されるものである場合、正券であると鑑
別された紙幣は接客口106に、損券であると鑑別され
た紙幣はリジェクト紙幣収納庫109にそれぞれ送られ
る。 ステップS1 制御部は、紙幣の厚さが標準であるかど
うかを判断する。紙幣の厚さが標準である場合はステッ
プS2に、標準でない場合はステップS5に進む。 ステップS2 制御部は、紙幣に欠損があるかどうかを
判断する。紙幣に欠損がある場合はステップS5に、欠
損がない場合はステップS3に進む。 ステップS3 紙幣が正券であると鑑別する。 ステップS4 紙幣を紙幣収納庫103又は接客口10
6に送る。 ステップS5 紙幣が損券であると鑑別する。 ステップS6 紙幣を接客口106又はリジェクト紙幣
収納庫109に送る。
【0029】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、紙幣鑑別装置においては、紙幣を搬送するための
搬送路と、該搬送路と対向させて配設され、紙幣の状態
を検出する少なくとも一つの状態検出手段と、該状態検
出手段より下方において前記搬送路と対向させて配設さ
れ、紙幣の厚さを検出する厚さ検出部とを有する。
【0031】そして、該厚さ検出部は、紙幣の厚さに対
応して持ち上がる厚さ検出ローラ、及び該厚さ検出ロー
ラの外周に付着した異物を掻き取り、除去するスクレー
パを備える。この場合、前記スクレーパによって厚さ検
出ローラから除去されたごみ、紙粉等の異物が落下し
て、状態検出手段に付着することがなくなるので、状態
検出手段に検出誤差が生じることがなくなる。その結
果、紙幣の金種、正損等を正しく鑑別することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における紙幣鑑別装置の側
面図である。
【図2】従来の紙幣鑑別装置の側面図である。
【図3】従来の紙幣鑑別装置の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態における紙幣鑑別装置が実
装される自動取引装置の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態における紙幣鑑別装置の平
面図である。
【図6】本発明の実施の形態における紙幣鑑別装置の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 搬送路 13 厚さ検出部 17 厚さ検出ローラ 21 スクレーパ 22 磁気センサ 23 反射透過センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 武 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 宮家 勲 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)紙幣を搬送するための搬送路と、
    (b)該搬送路と対向させて配設され、紙幣の状態を検
    出する少なくとも一つの状態検出手段と、(c)該状態
    検出手段より下方において前記搬送路と対向させて配設
    され、紙幣の厚さを検出する厚さ検出部とを有するとと
    もに、(d)該厚さ検出部は、紙幣の厚さに対応して持
    ち上がる厚さ検出ローラ、及び該厚さ検出ローラの外周
    に付着した異物を掻き取り、除去するスクレーパを備え
    ることを特徴とする紙幣鑑別装置。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパは下方から上方に延びる
    請求項1に記載の紙幣鑑別装置。
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