JP2011113372A - 紙幣釣銭機 - Google Patents

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Abstract

【課題】1個の紙幣収納繰出カセットを増設するだけで、一時保留処理や精査処理を行うことができる機能を選択的に追加することができる紙幣釣銭機を提供する。
【解決手段】分岐搬送部26に着脱自在に接続可能な接続口22aを有する紙幣収納繰出カセット22が釣銭機10に設けられている。紙幣収納繰出カセット22は、接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、分岐搬送部26から接続口22aを介して送られた紙幣を収納するとともに収納された紙幣を接続口22aを介して分岐搬送部26に繰り出すようになっている。制御部70cは、紙幣収納繰出カセット22の接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、一時保留処理または精査処理のうち少なくともいずれか一方の処理を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、紙幣が入金されるとともに、釣銭としての紙幣を出金する紙幣釣銭機に関し、とりわけ、1個の紙幣収納繰出カセットを増設するだけで一時保留処理や精査処理の機能を追加することができる紙幣釣銭機に関する。
従来から、紙幣が入金されるとともに、釣銭としての紙幣を出金する紙幣釣銭機として、様々な種類のものが知られている。例えば、特許文献1には、紙幣を入金するための入金口と、紙幣を出金するための出金口と、紙幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、入金口、出金口および各金種別収納庫の間で紙幣を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、を備えた紙幣処理装置が開示されている。
また、銀行等の金融機関で使用される紙幣入出金機としては、紙幣を収納するとともに収納された紙幣を繰り出すことができる紙幣収納繰出カセットを機体本体に増設することができるものが知られている(例えば、特許文献2、3等参照)。このような紙幣入出金機によれば、紙幣収納繰出カセットを増設することによって扱える金種の数を増加させたり、特定金種の紙幣の収納量を増加させることができるようになっていた。
特許第4064137号 特許第3368347号 特開2001−236542号公報
従来では、例えば特許文献2、3等に示すような、紙幣収納繰出カセットを増設可能なタイプの紙幣入出金機を用いた場合であっても、この紙幣収納繰出カセットは紙幣の入金処理時や出金処理時において入金庫や出金庫として用いられるに過ぎなかった。
一方、最近では、紙幣釣銭機で一時保留処理や精査処理等の処理を行いたいという要望が一部の顧客で存在する。しかしながら、このような処理を行うための機能を紙幣釣銭機に設けることを特に望まない顧客もいる。このため、紙幣釣銭機に対して一時保留処理等を行うための例えば一時保留部を一律に設置してしまうと装置が高価となってしまい、一時保留処理や精査処理等の処理を行うことを特に望まない顧客にとってこのような一時保留部は無駄なものとなってしまうという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、搬送部から分岐した分岐搬送部に紙幣収納繰出カセットが着脱自在に設けられており、制御部は、紙幣収納繰出カセットの接続口が分岐搬送部に接続されたときに、一時保留処理または精査処理のうち少なくともいずれか一方の処理を行うようになっており、このため1個の紙幣収納繰出カセットを増設するだけで一時保留処理や精査処理の機能を選択的に追加することができる紙幣釣銭機を提供することを目的とする。
本発明は、紙幣を入金するための入金口と、紙幣を出金するための出金口と、紙幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、前記入金口、前記出金口および前記各金種別収納庫の間で紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、前記搬送部から分岐して設けられ、機体外部との間で紙幣の受け渡しを行うよう紙幣を搬送する分岐搬送部と、前記分岐搬送部に着脱自在に接続可能な接続口を有する紙幣収納繰出カセットであって、前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記分岐搬送部から前記接続口を介して送られた紙幣を収納するとともに収納された紙幣を前記接続口を介して前記分岐搬送部に繰り出すことができる紙幣収納繰出カセットと、少なくとも前記搬送部、前記分岐搬送部および前記紙幣収納繰出カセットの制御を行う制御部であって、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、(a)前記入金口により入金された紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに一時的に保留し、その後保留された紙幣を前記各金種別収納庫に金種別に収納させるような一時保留処理、または(b)前記各金種別収納庫に収納された紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに一旦送り、その後前記紙幣収納繰出カセットに収納された紙幣を前記各金種別収納庫に戻し、前記紙幣収納繰出カセットに紙幣を送る際または前記各金種別収納庫に紙幣を戻す際に前記識別部により紙幣の計数を行うような精査処理、のうち少なくともいずれか一方の処理を行う制御部と、を備えたことを特徴とする紙幣釣銭機である。
本発明の紙幣釣銭機においては、前記紙幣収納繰出カセットは、テープのみを巻き取る第1の巻き取りローラと、テープの間に紙幣を挟んだ状態でテープと紙幣とを一括して巻き取る第2の巻き取りローラとを有し、前記第1の巻き取りローラおよび前記第2の巻き取りローラの間でテープの巻き取りおよび巻き戻しが行われることにより紙幣の収納および繰り出しが行われるようになっていてもよい。
本発明の紙幣釣銭機においては、前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記紙幣収納繰出カセットに予め収納された紙幣を前記各金種別収納庫に補充するような補充処理も行うようになっていてもよい。
本発明の紙幣釣銭機においては、前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記各金種別収納庫に収納された紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに送りこの紙幣収納繰出カセットに送られた紙幣を回収するような回収処理も行うようになっていてもよい。
本発明の紙幣釣銭機においては、前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記入金口により入金され前記識別部により識別された紙幣について、当該紙幣の金種に対応する前記金種別収納庫がフル状態であるときにこの紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに送るようなオーバーフロー処理も行うようになっていてもよい。
本発明の紙幣釣銭機においては、前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記入金口により入金され前記識別部により識別された紙葉類のうち、前記金種別収納庫に収納できない異常紙幣、または紙幣以外の有価媒体を前記紙幣収納繰出カセットに送るような特殊券回収処理も行うようになっていてもよい。
本発明の紙幣釣銭機においては、機体本体が載置される架台部を更に備え、前記紙幣収納繰出カセットは前記架台部に着脱自在に装着されるようになっていてもよい。
本発明の紙幣釣銭機によれば、1個の紙幣収納繰出カセットを増設するだけで、一時保留処理や精査処理を行うことができる機能を選択的に追加することができる。
本発明の実施の形態による釣銭機の構成を示す斜視図である。 図1に示す釣銭機の架台部に着脱自在に装着される紙幣収納繰出カセットの構成を示す斜視図である。 図1に示す釣銭機の架台部に着脱自在に装着される棒金収納部の構成を示す斜視図である。 図1に示す釣銭機の構成を示す概略構成図である。 図2に示す紙幣収納繰出カセットにおいて第2の巻き取りローラにより紙幣が巻き取られる状態を示す斜視図である。 図2に示す紙幣収納繰出カセットの内部の構成を示す概略構成図であって、紙幣が紙幣収納繰出カセットに収納される際の状態を示す図である。 図2に示す紙幣収納繰出カセットの内部の構成を示す概略構成図であって、紙幣が紙幣収納繰出カセットから繰り出される際の状態を示す図である。 図1に示す釣銭機において、一時保留処理、精査処理、補充処理、回収処理、オーバーフロー処理、および特殊券回収処理が、どの時間帯に行われるかについて説明している説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本実施の形態に係る釣銭機を示す図である。本実施の形態による釣銭機は、紙幣や硬貨が入金されるとともに、釣銭としての紙幣や硬貨を出金するものである。
図1は、本発明の実施の形態による釣銭機10の構成を示す斜視図である。図1に示すように、釣銭機10は、略直方体形状の架台部20と、左右方向に並ぶよう架台部20上に載置された紙幣釣銭機本体30および硬貨釣銭機本体50と、紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50上に載置されたPOSレジスタ70とを備えている。
まず、紙幣釣銭機本体30の構成について図1および図4を用いて説明する。紙幣釣銭機本体30は、紙幣が挿入される入金口32と、入金口32によって受け入れられた紙幣を機内に繰り込む繰込ユニット34と、繰込ユニット34に連結され、当該繰込ユニット34によって繰り込まれた紙幣を搬送する接続搬送部36bと、接続搬送部36bに連結され、当該接続搬送部36bから搬送された紙幣を搬送する周回搬送部36aとを有している。なお、この周回搬送部36aは、繰込ユニット34によって繰り込まれた紙幣を搬送する場合には反時計回りの方向に紙幣を搬送し、後述する収納庫40から繰り出された紙幣を搬送する場合には時計回りの方向に紙幣を搬送するようになっている。
また、図4に示すように、周回搬送部36aには、紙幣の金種等を識別する識別部38が設けられており、周回搬送部36aで搬送される紙幣の金種等が識別部38により識別されるようになっている。また、周回搬送部36aには、接続搬送部36bを介して収納庫40が連結されている。具体的には、収納庫40は複数(例えば3つ)設けられており、各収納庫40はそれぞれ対応する接続搬送部36bを介して周回搬送部36aに連結されている。各収納庫40には、識別部38による識別結果に基づいて金種毎に紙幣が収納されるようになっている。また、各収納庫40には繰出機構(図示せず)が設けられており、各収納庫40に収納された紙幣を繰出機構により接続搬送部36bに繰り出すことができるようになっている。
また、図4に示すように、周回搬送部36aには、例えば、各収納庫40内の紙幣を全て、または、売上金相当額だけを回収したい場合等に、収納庫40から繰り出された紙幣を収納する回収カセット42が、接続搬送部36bを介して連結されている。この回収カセット42は、紙幣釣銭機本体30の前面から手前側に引き出し可能となっている。また、周回搬送部36aには、出金時に各収納庫40から繰り出された紙幣が放出される放出ユニット44が、接続搬送部36bを介して連結されている。また、この放出ユニット44には、紙幣を機外へ放出する出金口46が設けられている。
また、図4に示すように、周回搬送部36aからは分岐搬送部36cが分岐しており、この分岐搬送部36cは、紙幣釣銭機本体30の機体外部との間で紙幣の受け渡しを行うようになっている。
また、図4に示すように、紙幣釣銭機本体30には紙幣制御部30aが設けられている。この紙幣制御部30aは後述するPOSレジスタ70の制御部70cに通信接続されており、制御部70cとの間で信号の送受信を行うようになっている。また、紙幣制御部30aは紙幣釣銭機本体30の各構成要素に接続されており、例えば制御部70cから送られた制御信号に基づいて紙幣制御部30aは紙幣釣銭機本体30の各構成要素の制御を行うようになっている。また、識別部38による紙幣の金種等の識別結果に係る情報は紙幣制御部30aに送られるようになっており、この紙幣制御部30aからPOSレジスタ70の制御部70cにこの情報が送られるようになっている。
次に、硬貨釣銭機本体50の構成について図1および図4を用いて説明する。硬貨釣銭機本体50は、硬貨を受け入れる入金口52と、入金口52によって受け入れられた硬貨を機内に繰り入れる繰入機構(図示せず)と、繰入機構によって繰り入れられた硬貨を搬送する硬貨搬送部54と、硬貨搬送部54に設けられ、硬貨の金種等を識別する識別部56とを有している。
また、図4に示すように、識別部56の下流側には、金種別に硬貨を収納する複数(例えば6つ)の収納庫58が設けられている。なお、複数の収納庫58は、高額な硬貨ほど、硬貨釣銭機本体50の前面側に収納されるように構成されている。
また、各収納庫58には、当該収納庫58から出金すべき硬貨を繰り出す繰出機構(図示せず)が連結されており、この繰出機構には、当該繰出機構によって繰り出された硬貨を受け入れる出金口60が連結されている。また、硬貨搬送部54の識別部56の下流側であって各収納庫58と出金口60の上流側に分岐部62が設けられている。分岐部62は、硬貨搬送部54で搬送された硬貨を収納庫58に搬送するか、あるいは出金口60に搬送するかを分けるようになっている。この分岐部62では、入金時に識別部56で識別することができなかった硬貨をリジェクト硬貨の返却として出金口60に戻すようになっている。
また、図4に示すように、硬貨釣銭機本体50には硬貨制御部50aが設けられている。この硬貨制御部50aは紙幣釣銭機本体30の紙幣制御部30aに通信接続されており、当該紙幣制御部30aを介してPOSレジスタ70の制御部70cとの間で信号の送受信を行うようになっている。また、硬貨制御部50aは硬貨釣銭機本体50の各構成要素に接続されており、例えば制御部70cから送られた制御信号に基づいて硬貨制御部50aは硬貨釣銭機本体50の各構成要素の制御を行うようになっている。また、識別部56による硬貨の金種等の識別結果に係る情報は硬貨制御部50aに送られるようになっており、この硬貨制御部50aから紙幣制御部30aを介してPOSレジスタ70の制御部70cにこの情報が送られるようになっている。
図1乃至図4に示すように、架台部20には紙幣収納繰出カセット22および棒金収納部28が着脱自在に装着されている。より具体的には、紙幣収納繰出カセット22および棒金収納部28は、それぞれ架台部20の前面から手前側に引き出し可能となっている。また、図4に示すように、架台部20内には、紙幣釣銭機本体30の分岐搬送部36cに接続された分岐搬送部26が設けられている。
紙幣収納繰出カセット22は、分岐搬送部26に着脱自在に接続可能な接続口22aを有している。より詳細には、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されたときに、紙幣収納繰出カセット22の接続口22aが分岐搬送部26に接続されるようになっている。紙幣収納繰出カセット22は、当該紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されて接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、紙幣釣銭機本体30の周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して接続口22aを介して送られた紙幣を収納するようになっている。また、紙幣収納繰出カセット22の接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、紙幣収納繰出カセット22は、当該紙幣収納繰出カセット22に収納された紙幣を、接続口22aを介して分岐搬送部26に繰り出すことができるようになっており、繰り出された紙幣は、分岐搬送部26および分岐搬送部36cを経由して紙幣釣銭機本体30の周回搬送部36aに送られるようになっている。
紙幣収納繰出カセット22は、テープ巻き取り式のものからなる。このような紙幣収納繰出カセット22の構成の詳細について図5乃至図7を用いて説明する。図5は、紙幣収納繰出カセット22において後述する第2の巻き取りローラ24により紙幣Pが巻き取られる状態を示す斜視図であり、図6は、紙幣収納繰出カセット22の内部の構成を示す概略構成図であって、紙幣Pが紙幣収納繰出カセット22に収納される際の状態を示す図であり、図7は、紙幣収納繰出カセット22の内部の構成を示す概略構成図であって、紙幣Pが紙幣収納繰出カセット22から繰り出される際の状態を示す図である。
図6および図7に示すように、紙幣収納繰出カセット22は、テープTのみを巻き取る第1の巻き取りローラ23と、一対のテープTの間に紙幣Pを挟んだ状態でテープTと紙幣Pとを一括して巻き取る第2の巻き取りローラ24とを有している。そして、このような紙幣収納繰出カセット22において、第1の巻き取りローラ23と第2の巻き取りローラ24との間でテープTの巻き取りおよび巻き戻しが行われることにより紙幣Pの収納および繰り出しが行われるようになっている。
より詳細に説明すると、紙幣収納繰出カセット22の接続口22aの内部直近位置には、テープTがそれぞれ経由する一対のローラ22bが上下に対設されており、上部のローラ22bの奥側および下部のローラ22bの下方側にはそれぞれ第1の巻き取りローラ23が設けられている。各第1の巻き取りローラ23は軸23aを中心として回転するようになっている。また、一対の第1の巻き取りローラ23の間の中央位置には第2の巻き取りローラ24が設けられており、この第2の巻き取りローラ24は軸24aを中心として回転するようになっている。
第2の巻き取りローラ24に巻かれた一対のテープTは、それぞれローラ22bおよびローラ22cを経由して各第1の巻き取りローラ23にそれぞれ導かれるようになっている。テープTは一軸延伸テープが用いられ、好ましくは表面にシリコン等のコーティングが施されて粘着物付着によるジャミングが発生することがないように形成されている。
図5に示すように、第2の巻き取りローラ24には、紙幣Pの有無を検出するためのセンサS1用のスリット24bが周方向に形成されており、1枚でも紙幣Pが第2の巻き取りローラ24に巻き付いている場合にはこのことをセンサS1により検出することができるようになっている。
また、図6および図7に示すように、紙幣収納繰出カセット22内には、紙幣検出用センサS2およびテープTの両終端検出用センサS3がそれぞれ設けられている。紙幣検出用センサS2により、第2の巻き取りローラ24に巻き取られた紙幣Pや第2の巻き取りローラ24から巻き戻された紙幣Pを1枚ずつ検出することができるようになっている。
紙幣収納繰出カセット22の接続口22a近傍における分岐搬送部26は、上下一対のベルト(またはローラ列)から構成されている。
図5乃至図7に示すような紙幣収納繰出カセット22内に接続口22aを介して紙幣Pを収納する場合には、第2の巻き取りローラ24の軸24aを図6等における時計回りの方向に回転させることにより第2の巻き取りローラ24を図6等における時計回りに回転させる。このことにより、第2の巻き取りローラ24によって一対のテープTが巻き取られる。この際に分岐搬送部26から接続口22aを介して紙幣収納繰出カセット22内に紙幣Pが送られると、この紙幣Pは一対のテープTの間に挟まれ、一対のテープTの間に紙幣Pが挟まれた状態でテープTと紙幣Pとが一括して第2の巻き取りローラ24により巻き取られる。このようにして、紙幣収納繰出カセット22内に紙幣Pが1枚ずつ収納されることとなる。
また、図5乃至図7に示すような紙幣収納繰出カセット22に収納された紙幣Pを、接続口22aを介して繰り出す場合には、各第1の巻き取りローラ23の軸23aを図6等における時計回りの方向に回転させることにより各第1の巻き取りローラ23を図6等における時計回りの方向に回転させる。このことにより、各第1の巻き取りローラ23によって各テープTが巻き取られ、一対のテープTが第2の巻き取りローラ24から巻き戻されることとなる。一対のテープTが第2の巻き取りローラ24から巻き戻されると、一対のテープTの間に挟まれた紙幣Pは1枚ずつ接続口22aに投出され、分岐搬送部26に繰り出されることとなる。
架台部20における紙幣収納繰出カセット22が収容されるべき箇所にはアダプタ(図示せず)が設けられており、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されるとこの紙幣収納繰出カセット22はアダプタを介して紙幣釣銭機本体30の紙幣制御部30aに通信接続されるようになっている。この際に、紙幣制御部30aは、例えば制御部70cから送られた制御信号に基づいて紙幣収納繰出カセット22の各構成要素の制御を行うようになっている。また、紙幣検出用センサS2により検出された紙幣の検出結果に係る情報は紙幣制御部30aに送られるようになっており、紙幣制御部30aからPOSレジスタ70の制御部70cにこの情報が送られるようになっている。
前述のように、架台部20には棒金収納部28が着脱自在に設けられており、この棒金収納部28は架台部20の前面から手前側に引き出し可能となっている。図3は、棒金収納部28の構成を示す斜視図である。図3に示すように、棒金収納部28には様々な金種の棒金硬貨および商品券等の金券類や損傷や汚損の激しい損傷紙幣や汚損硬貨を収納することができるようになっている。
図2に示すように、紙幣収納繰出カセット22の側面にはICチップ22mが取り付けられている。そして、図4に示すように、架台部20における紙幣収納繰出カセット22が収容されるべき箇所にはリーダライダ部22nが設けられており、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されたときに、ICチップ22mに記憶された情報がリーダライダ部22nにより読み取られたり、リーダライダ部22nによりICチップ22mに情報が書き込まれたりするようになっている。リーダライダ部22nは紙幣釣銭機本体30の紙幣制御部30aに接続されており、この紙幣制御部30aを介してリーダライダ部22nとPOSレジスタ70の制御部70cとの間で情報の送受信が行われるようになっている。後述する紙幣の補充処理において、ICチップ22mには、紙幣収納繰出カセット22に予め収納された紙幣の金種毎の枚数や金額等が記憶されるようになっており、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に装着されたときにこの情報がリーダライダ部22nにより自動的に読み取られるようになっている。あるいは、後述する紙幣の回収処理において、紙幣収納繰出カセット22に送られた紙幣の金種毎の枚数や金額等の情報がリーダライダ部22nによりICチップ22mに書き込まれるようになっていてもよい。また、ICチップ22mには、紙幣収納繰出カセット22に収納される紙幣の金種毎の枚数や金額等の情報に加えて、棒金収納部28に収納される棒金硬貨の本数や金額等の情報が記憶されるようになっていてもよい。
図1および図4に示すように、POSレジスタ70は、紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50に収納されている紙幣や硬貨の金種毎の枚数等の様々な情報を表示する表示部70aと、操作者が様々な指令を入力するための入力部70bと、入力部70bに入力された指令等に基づいて紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50等の制御を行う制御部70cとを有している。また、POSレジスタ70にはカスタマーディスプレイ72が設けられており、カスタマーディスプレイ72には、入金額や釣銭額等の顧客向けの情報が表示されるようになっている。
前述のように、POSレジスタ70の制御部70cは、紙幣釣銭機本体30の紙幣制御部30aや硬貨釣銭機本体50の硬貨制御部50aに通信接続されており、これらの紙幣制御部30aや硬貨制御部50aを介して紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50の各構成要素を制御するようになっている。また、紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50の識別部38、56による紙幣や硬貨の金種等の識別結果は、紙幣制御部30aや硬貨制御部50aを介して制御部70cに送られるようになっている。また、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されたときには、制御部70cは紙幣制御部30aを介して紙幣収納繰出カセット22の各構成要素を制御するようになっている。また、紙幣収納繰出カセット22の紙幣検出用センサS2により検出された紙幣の検出結果に係る情報は紙幣制御部30aを介して制御部70cに送られるようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の釣銭機10の動作について説明する。以下に示す釣銭機10の動作は、制御部70c、紙幣制御部30aおよび硬貨制御部50aが紙幣釣銭機本体30、硬貨釣銭機本体50および紙幣収納繰出カセット22の各構成要素を制御することにより行われる。
まず、釣銭機10の一般的な動作である入金処理および出金処理についてそれぞれ説明する。
〔入金処理〕
最初に、紙幣や硬貨を釣銭機10に入金する場合について説明する。紙幣を釣銭機10に入金する際に、操作者は紙幣を紙幣釣銭機本体30の入金口32に挿入する。入金口32によって受け入れられた紙幣は繰込ユニット34により機内に繰り込まれ、接続搬送部36bを経由して周回搬送部36aに送られ、この周回搬送部36aにより図4における反時計回りの方向に紙幣が搬送される。この際に、周回搬送部36aで搬送される紙幣の金種等が識別部38により識別される。識別部38による紙幣の金種等の識別情報は紙幣制御部30aを介してPOSレジスタ70の制御部70cに送られる。また、識別部38により識別された紙幣は、その金種に対応する収納庫40に収納される。
また、硬貨を釣銭機10に入金する際に、操作者は硬貨を硬貨釣銭機本体50の入金口52に投入する。入金口52によって受け入れられた硬貨は繰込機構により機内に繰り込まれ、硬貨搬送部54により搬送される。この際に、硬貨搬送部54で搬送される硬貨の金種等が識別部56により識別される。識別部56による硬貨の金種等の識別情報は硬貨制御部50aを介してPOSレジスタ70の制御部70cに送られる。また、識別部56により識別された硬貨は、分岐部62により収納庫58側に送られ、その金種に対応する収納庫58に収納される。
〔出金処理〕
次に、釣銭としての紙幣や硬貨を釣銭機10から出金する場合について説明する。紙幣を釣銭機10から出金する際に、出金すべき紙幣の金種に対応する収納庫40から紙幣が接続搬送部36bに繰り出され、この接続搬送部36bから周回搬送部36aに紙幣が送られ、この周回搬送部36aにより図4における時計回りの方向に紙幣が搬送される。そして、周回搬送部36aから接続搬送部36bを介して放出ユニット44に紙幣が送られ、出金口46を介して紙幣が機外へ放出される。
また、硬貨を釣銭機10から出金する際に、出金すべき硬貨の金種に対応する収納庫58から繰出機構により硬貨搬送部54に硬貨が繰り出され、この硬貨搬送部54から出金口60に硬貨が送られ、出金口60を介して硬貨が機外へ放出される。
〔回収カセットによる回収処理〕
また、釣銭機10から、紙幣釣銭機本体30の各収納庫40内の紙幣を全て、または、売上金相当額だけを回収する場合には、回収すべき紙幣の金種に対応する収納庫40から紙幣が接続搬送部36bに繰り出され、この接続搬送部36bから周回搬送部36aに紙幣が送られ、この周回搬送部36aにより図4における時計回りの方向に紙幣が搬送される。そして、周回搬送部36aから接続搬送部36bを介して回収カセット42に紙幣が送られる。その後、紙幣釣銭機本体30の前面から回収カセット42を手前側に引き出すことにより、紙幣の回収が行われる。
本実施の形態の釣銭機10の動作において、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されて接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、制御部70c(または紙幣制御部30a)は、(a)紙幣釣銭機本体30の入金口32により入金された紙幣を紙幣収納繰出カセット22に一時的に保留し、その後保留された紙幣を各収納庫40に金種別に収納させるような一時保留処理、または(b)各収納庫40に収納された紙幣を紙幣収納繰出カセット22に一旦送り、その後紙幣収納繰出カセット22に収納された紙幣を各収納庫40に戻し、紙幣収納繰出カセット22に紙幣を送る際または各収納庫40に紙幣を戻す際に識別部38により紙幣の計数を行うような精査処理のうち少なくともいずれか一方の処理を行うようになっている。
以下、一時保留処理および精査処理の詳細について説明する。
〔一時保留処理〕
一時保留処理は、紙幣の入金処理を行う際に、紙幣釣銭機本体30の入金口32により入金された紙幣を直接的に各収納庫40に搬送するのではなく、紙幣収納繰出カセット22に一時的に保留させるような処理のことをいう。具体的には、入金口32によって受け入れられ、繰込ユニット34により機内に繰り込まれた紙幣は、周回搬送部36aにより図4における反時計回りの方向に紙幣が搬送される。この際に、周回搬送部36aで搬送される紙幣の金種等が識別部38により識別される。識別部38により識別された紙幣は、周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して紙幣収納繰出カセット22に収納される。具体的には、分岐搬送部26から接続口22aを介して紙幣収納繰出カセット22内に紙幣が送られると、この紙幣は一対のテープTの間に挟まれ、一対のテープTの間に紙幣Pが挟まれた状態でテープTと紙幣Pとが一括して第2の巻き取りローラ24により巻き取られる。このようにして、紙幣収納繰出カセット22内に紙幣Pが1枚ずつ収納されることとなる。
その後、操作者がPOSレジスタ70の操作部70bにより入金確定の指令を制御部70cに送ると、紙幣収納繰出カセット22における各第1の巻き取りローラ23によって各テープTが巻き取られ、一対のテープTが第2の巻き取りローラ24から巻き戻されることとなる。一対のテープTが第2の巻き取りローラ24から巻き戻されると、一対のテープTの間に挟まれた紙幣Pは1枚ずつ接続口22aに投出され、分岐搬送部26に繰り出されることとなる。分岐搬送部26に繰り出された紙幣は分岐搬送部26および分岐搬送部36cを経由して周回搬送部36aに送られ、最終的に紙幣の金種に対応する収納庫40に収納される。
なお、紙幣収納繰出カセット22内に紙幣Pが収納された後、操作者がPOSレジスタ70の操作部70bにより返却の指令を制御部70cに送ると、紙幣収納繰出カセット22から分岐搬送部26に繰り出された紙幣は、分岐搬送部26および分岐搬送部36cを経由して周回搬送部36aから放出ユニット44に送られ、出金口46を介して紙幣が機外へ放出されることとなる。このように、入金紙幣を一旦紙幣収納繰出カセット22に一時保留した後に返却することができるので、直接収納庫40に収納した後に返却する場合に比べて、入金紙幣のみを確実に返却することができる。
〔精査処理〕
精査処理は、紙幣釣銭機本体30の機外に紙幣を投出することなく紙幣釣銭機本体30の各収納庫40に収納された紙幣の計数を行うような処理のことをいう。具体的には、紙幣釣銭機本体30の各収納庫40から紙幣が接続搬送部36bに繰り出され、この接続搬送部36bから周回搬送部36aに紙幣が送られ、この周回搬送部36aにより図4における時計回りの方向に紙幣が搬送される。この際に、周回搬送部36aで搬送される紙幣が識別部38により計数される。そして、識別部38により計数が行われた紙幣は周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して紙幣収納繰出カセット22に収納される。
そして、各収納庫40に収納された紙幣が全て紙幣収納繰出カセット22に収納されると、今度は紙幣収納繰出カセット22から紙幣が1枚ずつ、分岐搬送部26に繰り出されることとなる。そして、分岐搬送部26に繰り出された紙幣は分岐搬送部26および分岐搬送部36cを経由して周回搬送部36aに送られ、最終的に紙幣の金種に対応する収納庫40に収納される。
なお、各収納庫40から紙幣収納繰出カセット22に紙幣を送る際に識別部38により紙幣の計数を行う代わりに、紙幣収納繰出カセット22から各収納庫40に紙幣を戻す際に識別部38により紙幣の計数を行ってもよい。
また、本実施の形態の釣銭機10の動作において、紙幣収納繰出カセット22が架台部20に完全に装着されて接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、制御部70c(または紙幣制御部30a)は、上述のような一時保留処理や精査処理に加えて、以下に詳述するような補充処理、回収処理、オーバーフロー処理、および特殊券回収処理のうち少なくとも1つの処理を追加的に行うことができるようになっていてもよい。
以下、補充処理、回収処理、オーバーフロー処理、および特殊券回収処理の詳細について説明する。
〔補充処理〕
補充処理は、釣銭機10において紙幣の入金処理や出金処理を行う前に、各収納庫40に紙幣を予め補充しておくような処理のことをいう。具体的には、営業時間前において、釣銭機10の架台部20から取り外された紙幣収納繰出カセット22に予め紙幣を収納させておき、紙幣が収納された紙幣収納繰出カセット22を架台部20に装着する。そして、操作者がPOSレジスタ70の操作部70bにより補充処理の指令を制御部70cに与えると、紙幣収納繰出カセット22に収納された紙幣が1枚ずつ、分岐搬送部26に繰り出される。そして、分岐搬送部26に繰り出された紙幣は分岐搬送部26および分岐搬送部36cを経由して周回搬送部36aに送られ、最終的に紙幣の金種に対応する収納庫40に収納される。紙幣収納繰出カセット22に収納された全てまたは一部の紙幣が各収納庫40に送られると、補充処理が終了する。
なお、上述のような補充処理を行うにあたり、釣銭機10の架台部20から取り外された紙幣収納繰出カセット22に予め紙幣を収納させる際に、紙幣収納繰出カセット22に取り付けられたICチップ22mに、収納された紙幣の金種毎の枚数や金額等の情報を記憶させておく。そして、紙幣が収納された紙幣収納繰出カセット22を架台部20に装着したときに、ICチップ22mに記憶された情報がリーダライダ部22nにより読み取られる。このことにより、POSレジスタ70の制御部70cは、リーダライダ部22nにより読み取られた紙幣の枚数や金額等と、実際に紙幣収納繰出カセット22から各収納庫40に補充された紙幣の枚数や金額等とを比較することによって、補充処理が適切に行われたか否かを確認することができるようになる。また、ICチップ22mに、棒金収納部28に収納された棒金硬貨の本数や金額等の情報が記憶されている場合には、紙幣収納繰出カセット22を架台部20に装着したときに、ICチップ22mに記憶された情報がリーダライダ部22nにより読み取られ、棒金収納部28に収納された棒金硬貨の本数や金額等の情報がPOSレジスタ70の制御部70cに送られることとなる。
〔回収処理〕
回収処理は、紙幣釣銭機本体30の回収カセット42の代わりに、あるいは回収カセット42と併用して、紙幣収納繰出カセット22を用いて紙幣を回収するような処理のことをいう。具体的には、回収すべき紙幣の金種に対応する収納庫40から紙幣が接続搬送部36bに繰り出され、この接続搬送部36bから周回搬送部36aに紙幣が送られ、この周回搬送部36aにより図4における時計回りの方向に紙幣が搬送される。そして、この紙幣は周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して紙幣収納繰出カセット22に収納される。その後、紙幣釣銭機本体30の前面から紙幣収納繰出カセット22を手前側に引き出すことにより、紙幣の回収が行われる。
なお、上述のような回収処理を行うにあたり、各収納庫40から紙幣収納繰出カセット22に送られた紙幣の金種毎の枚数や金額等の情報を、リーダライダ部22nによりICチップ22mに書き込んでもよい。このことにより、紙幣釣銭機本体30の前面から紙幣収納繰出カセット22を手前側に引き出し、紙幣収納繰出カセット22を紙幣釣銭機本体30から離間させても、この紙幣収納繰出カセット22に取り付けられたICチップ22mに記憶された情報により、回収される紙幣の金種毎の枚数や金額等を確認することができるようになる。
〔オーバーフロー処理〕
オーバーフロー処理は、紙幣の入金処理を行う際に、入金口32により入金され識別部38により識別された紙幣について、当該紙幣の金種に対応する収納庫40がフル状態であるときにこの紙幣を紙幣収納繰出カセット22に収納させるような処理のことをいう。より具体的には、入金口32によって受け入れられ繰込ユニット34により機内に繰り込まれた紙幣は、接続搬送部36bを経由して周回搬送部36aに送られ、この周回搬送部36aにより図4における反時計回りの方向に紙幣が搬送され、この際に、紙幣の金種等が識別部38により識別される。ここで、識別部38により識別された紙幣の金種に対応する収納庫40がフル状態である場合には、この紙幣は周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して紙幣収納繰出カセット22に収納される。その後、紙幣の出金処理が行われることにより収納庫40がフル状態でなくなったときに、紙幣収納繰出カセット22に収納された紙幣が収納庫40に送られる。あるいは、紙幣釣銭機本体30の前面から紙幣収納繰出カセット22を手前側に引き出すことにより、オーバーフロー処理で紙幣収納繰出カセット22に収納された紙幣を回収してもよい。
なお、上述のようなオーバーフロー処理の代わりに、または上述のようなオーバーフロー処理に加えて、以下に示すようなオーバーフロー処理が行われるようになっていてもよい。すなわち、各収納庫40の内で所定の適正量を超えて紙幣が収納されている収納庫40から、その適正量以上の紙幣、つまりオーバーフロー紙幣を繰り出して周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して紙幣収納繰出カセット22に収納させてもよい。
〔特殊券回収処理〕
特殊券回収処理は、紙幣の入金処理を行う際に、収納庫40に収納できない損券等の異常紙幣、または商品券等の紙幣以外の有価媒体を紙幣収納繰出カセット22に収納させるような処理のことをいう。より具体的には、入金口32によって受け入れられた紙幣や有価媒体等の紙葉類は繰込ユニット34により機内に繰り込まれ、接続搬送部36bを経由して周回搬送部36aに送られ、この周回搬送部36aにより図4における反時計回りの方向に紙葉類が搬送され、この際に、紙葉類の識別が識別部38により行われる。ここで、識別部38により識別された紙葉類のうち、収納庫40に収納できない損券等の異常紙幣、または商品券等の紙幣以外の有価媒体は周回搬送部36aから分岐搬送部36cおよび分岐搬送部26を経由して紙幣収納繰出カセット22に収納される。その後、紙幣釣銭機本体30の前面から紙幣収納繰出カセット22を手前側に引き出すことにより、特殊券回収処理で紙幣収納繰出カセット22に収納された特殊券が回収される。
図8は、上述した一時保留処理、精査処理、補充処理、回収処理、オーバーフロー処理、および特殊券回収処理が、どの時間帯に行われるかについて説明している説明図である。図8に示すように、営業時間前には紙幣収納繰出カセット22を用いて補充処理を行うことができる。また、営業時間中における紙幣の入金処理時には、紙幣収納繰出カセット22を用いて一時保留処理、オーバーフロー処理および特殊券回収処理のうちの少なくとも1つの処理を行うことができる。なお、一時保留処理、オーバーフロー処理および特殊券回収処理を並行して行ってもよい。例えば、一時保留処理およびオーバーフロー処理を並行して行う場合には、オーバーフロー処理により、収納庫40の内で所定の適正量を超えて紙幣が収納されている収納庫40から、その適正量以上の紙幣、つまりオーバーフロー紙幣を繰り出して紙幣収納繰出カセット22に収納させる。オーバーフロー紙幣は、第2の巻き取りローラ24に巻き取られる一対のテープTの間の領域のうち比較的軸24aに近い側の箇所(すなわち、接続口22aから遠い側)に収納されることとなる。一方、一時保留処理により紙幣収納繰出カセット22に収納される一時保留紙幣は、第2の巻き取りローラ24に巻き取られる一対のテープTの間の領域のうち比較的軸24aから遠い側の箇所(すなわち、接続口22aに近い側)に収納されることとなる。このことにより、オーバーフロー紙幣を紙幣収納繰出カセット22に収納したまま同じ紙幣収納繰出カセット22を使用して一時保留紙幣も収納することができる。つまり、オーバーフロー処理と一時保留処理を並行して行うことができる。また、図8に示すように、営業時間後には紙幣収納繰出カセット22を用いて精査処理および回収処理のうちの少なくとも1つの処理を行うことができる。
以上のように本実施の形態の釣銭機10によれば、分岐搬送部26に着脱自在に接続可能な接続口22aを有する紙幣収納繰出カセット22が設けられており、この紙幣収納繰出カセット22は、接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、分岐搬送部26から接続口22aを介して送られた紙幣を収納するとともに収納された紙幣を接続口22aを介して分岐搬送部26に繰り出すようになっている。そして、制御部70c(または紙幣制御部30a)は、紙幣収納繰出カセット22の接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、一時保留処理または精査処理のうち少なくともいずれか一方の処理を行うようになっている。このため、1個の紙幣収納繰出カセット22を増設するだけで一時保留処理や精査処理の機能を選択的に追加することができるようになる。
また、本実施の形態の釣銭機10においては、紙幣収納繰出カセット22はテープ巻き取り式のものとなっている。具体的には、紙幣収納繰出カセット22は、テープTのみを巻き取る第1の巻き取りローラ23と、一対のテープTの間に紙幣Pを挟んだ状態でテープTと紙幣Pとを一括して巻き取る第2の巻き取りローラ24とを有し、第1の巻き取りローラ23および第2の巻き取りローラ24の間でテープTの巻き取りおよび巻き戻しが行われることにより紙幣Pの収納および繰り出しが行われるようになっている。このような紙幣収納繰出カセット22により、当該紙幣収納繰出カセット22に収納される紙幣の金種等を、この紙幣収納繰出カセット22に収納された順番に対応して記憶しておくことにより、紙幣収納繰出カセット22から繰り出した後に識別部38を通さなくても金種を特定することができるようになっている。
また、本実施の形態の釣銭機10においては、紙幣収納繰出カセット22の接続口22aが分岐搬送部26に接続されたときに、制御部70c(または紙幣制御部30a)は、上述のような一時保留処理や精査処理に加えて、補充処理、回収処理、オーバーフロー処理、および特殊券回収処理のうち少なくとも1つの処理を追加的に行うことができるようになっていてもよい。
また、本実施の形態の釣銭機10においては、紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50(機体本体)が載置される架台部20が設けられており、紙幣収納繰出カセット22は架台部20に着脱自在に装着されるようになっている。このことにより、架台部20自体に一時保留処理や精査処理の機能を持たせることができるようになり、既設の紙幣釣銭機本体30に対して大幅な設計変更を行わなくとも、紙幣収納繰出カセット22を利用することができるようになる。
なお、本実施の形態による釣銭機10は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、紙幣収納繰出カセット22は、テープ巻き取り式のものに限定されることはなく、紙幣が積層状態で集積されるようなスタッカタイプのものを紙幣収納繰出カセット22として用いてもよい。
また、本実施の形態においては、釣銭機10において、紙幣収納繰出カセット22を用いた際に、一時保留処理または精査処理のいずれか一方の処理のみが行われるだけであってもよい。
また、本実施の形態の釣銭機10では、硬貨釣銭機本体50や棒金収納部28の設置を省略してもよい。すなわち、本実施の形態の釣銭機10を、紙幣の処理のみを行うものとしてもよい。
なお、本実施の形態の釣銭機10は、架台部20に対して紙幣収納繰出カセット22を着脱自在に装着するようになっているものに限定されることはなく、紙幣釣銭機本体30に対して紙幣収納繰出カセット22を着脱自在に装着するようになっていてもよい。また、紙幣収納繰出カセット22および棒金収納部28により増設ユニットが構成されており、この増設ユニットが紙幣釣銭機本体30や硬貨釣銭機本体50に対して着脱自在となっていてもよい。
10 釣銭機
20 架台部
22 紙幣収納繰出カセット
22a 接続口
22b、22c ローラ
22m ICチップ
22n リーダライダ部
23 第1の巻き取りローラ
23a 軸
24 第2の巻き取りローラ
24a 軸
24b スリット
26 分岐搬送部
28 棒金収納部
30 紙幣釣銭機本体
30a 紙幣制御部
32 入金口
34 繰込ユニット
36a 周回搬送部
36b 接続搬送部
36c 分岐搬送部
38 識別部
40 収納庫
42 回収カセット
44 放出ユニット
46 出金口
50 硬貨釣銭機本体
50a 硬貨制御部
52 入金口
54 硬貨搬送部
56 識別部
58 収納庫
60 出金口
62 分岐部
70 POSレジスタ
70a 表示部
70b 入力部
70c 制御部
72 カスタマーディスプレイ
P 紙幣
S1〜S3 センサ
T テープ

Claims (7)

  1. 紙幣を入金するための入金口と、
    紙幣を出金するための出金口と、
    紙幣を金種別に収納する複数の金種別収納庫と、
    前記入金口、前記出金口および前記各金種別収納庫の間で紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、
    前記搬送部から分岐して設けられ、機体外部との間で紙幣の受け渡しを行うよう紙幣を搬送する分岐搬送部と、
    前記分岐搬送部に着脱自在に接続可能な接続口を有する紙幣収納繰出カセットであって、前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記分岐搬送部から前記接続口を介して送られた紙幣を収納するとともに収納された紙幣を前記接続口を介して前記分岐搬送部に繰り出すことができる紙幣収納繰出カセットと、
    少なくとも前記搬送部、前記分岐搬送部および前記紙幣収納繰出カセットの制御を行う制御部であって、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、(a)前記入金口により入金された紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに一時的に保留し、その後保留された紙幣を前記各金種別収納庫に金種別に収納させるような一時保留処理、または(b)前記各金種別収納庫に収納された紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに一旦送り、その後前記紙幣収納繰出カセットに収納された紙幣を前記各金種別収納庫に戻し、前記紙幣収納繰出カセットに紙幣を送る際または前記各金種別収納庫に紙幣を戻す際に前記識別部により紙幣の計数を行うような精査処理、のうち少なくともいずれか一方の処理を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする紙幣釣銭機。
  2. 前記紙幣収納繰出カセットは、テープのみを巻き取る第1の巻き取りローラと、テープの間に紙幣を挟んだ状態でテープと紙幣とを一括して巻き取る第2の巻き取りローラとを有し、前記第1の巻き取りローラおよび前記第2の巻き取りローラの間でテープの巻き取りおよび巻き戻しが行われることにより紙幣の収納および繰り出しが行われるようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙幣釣銭機。
  3. 前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記紙幣収納繰出カセットに予め収納された紙幣を前記各金種別収納庫に補充するような補充処理も行うことを特徴とする請求項1または2記載の紙幣釣銭機。
  4. 前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記各金種別収納庫に収納された紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに送りこの紙幣収納繰出カセットに送られた紙幣を回収するような回収処理も行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙幣釣銭機。
  5. 前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記入金口により入金され前記識別部により識別された紙幣について、当該紙幣の金種に対応する前記金種別収納庫がフル状態であるときにこの紙幣を前記紙幣収納繰出カセットに送るようなオーバーフロー処理も行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙幣釣銭機。
  6. 前記制御部は、前記紙幣収納繰出カセットの前記接続口が前記分岐搬送部に接続されたときに、前記入金口により入金され前記識別部により識別された紙葉類のうち、前記金種別収納庫に収納できない異常紙幣、または紙幣以外の有価媒体を前記紙幣収納繰出カセットに送るような特殊券回収処理も行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の紙幣釣銭機。
  7. 前記紙幣釣銭機は、機体本体が載置される架台部を更に備え、前記紙幣収納繰出カセットは前記架台部に着脱自在に装着されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の紙幣釣銭機。
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