JP2013205908A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の収納部(収納カセット31)を備えた貨幣処理装置(紙幣入出金機1)における制御の仕方を新しくし、それによって貨幣処理装置の運用の容易化を図る。
【解決手段】複数の収納部はそれぞれ固有情報を含む情報部3001を有する。固有情報に関連して、貨幣を収納する際の、複数の収納部間の優先順位、及び、貨幣を繰り出す際の、複数の収納部間の優先順位が、それぞれ設定されている。制御部315は、筐体131内に配置された各収納部の情報部から固有情報を取得すると共に、複数の収納部のそれぞれから取得した固有情報に基づいて、入金処理時に貨幣を収納する収納部の優先順位を決定すると共に、出金処理時に貨幣を収納する収納部の優先順位を決定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の収納部を備えた貨幣の処理装置に関する。
例えば特許文献1には、ATM(Automatic teller machine)に搭載される紙幣入出金機が記載されている。この紙幣入出金機は、入金紙幣を収納する入金庫と、出金用の紙幣を繰り出す出金庫と、入出金兼用の紙幣を収納し繰り出すリサイクル庫と、入金庫やリサイクル庫に収納しない入金紙幣や、出金庫から繰り出された紙幣のうち出金しない紙幣を収納するリジェクト庫と、リサイクル庫に対して補充する紙幣を繰り出し、リサイクル庫から回収する紙幣を収納する装填・回収庫とを、上から下に、リジェクト庫、入金庫、出金庫、リサイクル庫、及び装填・回収庫の順で、積み重ねるように配置している。
特開2000−11237号公報
ところで、こうした紙幣入出金機においては、リジェクト庫、入金庫、出金庫、リサイクル庫、及び、装填・回収庫を構成する収納部の並び順に基づいて入金処理や、出金処理等の処理を行うように構成される。つまり、前記特許文献1の例では、入金処理時には、紙幣を、上から2番目に配置される収納部に収納するよう、紙幣入出金機は動作をし、出金処理時には、上から3番目に配置される収納部から紙幣を繰り出すよう、紙幣入出金機は動作をする。
一方で、リジェクト庫、入金庫、出金庫、リサイクル庫、及び、装填・回収庫を構成する収納部は、ほぼ同じ構成であり、外観上は、ほとんど区別できない。そのため、入金庫を構成すべく、例えば空にされた収納部を、上から3番目の出金庫を構成する位置に取り付けてしまったり、逆に、出金庫を構成すべく、予め紙幣が満杯にされた収納部を、上から2番目の入金庫を構成する位置に取り付けてしまったり、という収納部の取り付け間違いが発生する虞がある。このような取り付け間違いをしてしまうと、前述の通り、入金処理時には、紙幣を、上から2番目に配置されている収納部に収納しようとするため、紙幣を収納することができず、逆に、出金処理時には、紙幣を、上から3番目に配置されている収納部から繰り出そうとするため、紙幣を繰り出すことができなくなる。
ここに開示する技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の収納部を備えた貨幣処理装置における制御の仕方を新しくし、それによって貨幣処理装置の運用の容易化を図ることにある。
ここに開示する貨幣処理装置は、筐体内の所定の位置にそれぞれ配置されかつ、貨幣を収納すると共に、収納している前記貨幣を繰り出すように構成された複数の収納部と、前記各収納部に接続される搬送路に沿って前記貨幣を搬送することにより、前記収納部に前記貨幣を収納する入金処理と行うと共に、前記収納部から前記貨幣を繰り出す出金処理を行うように構成された制御部と、を備える。
そして、前記複数の収納部はそれぞれ、当該収納部についての固有情報を含む情報部を有し、前記固有情報に関連して、前記貨幣を収納する際の、前記複数の収納部間の優先順位、及び、前記貨幣を繰り出す際の、前記複数の収納部間の優先順位が、それぞれ設定されており、前記制御部は、前記筐体内に配置された前記各収納部の前記情報部から前記固有情報を取得すると共に、前記複数の収納部のそれぞれから取得した前記固有情報に基づいて、前記入金処理時に前記貨幣を収納する前記収納部の優先順位を決定しかつ、当該決定した優先順位に従って前記貨幣を前記収納部に収納すると共に、前記出金処理時に前記貨幣を収納する前記収納部の優先順位を決定しかつ、当該決定した優先順位に従って前記貨幣を前記収納部から繰り出す。
ここで、「情報部」は、収納部の固有情報を含んでおり、その固有情報を貨幣処理装置が取得可能な構成であれば、様々な構成を採用することが可能である。一例として、情報部を、収納部のシリアル番号を記憶したRFタグによって構成すると共に、貨幣処理装置には、そのRFタグに記憶している情報(ここではシリアル番号)を読み取るリーダを設けてもよい。また、情報部を、シリアル番号を含むバーコードによって構成すると共に、貨幣処理装置には、そのバーコードリーダを設けてもよい。
また、「固有情報」は、当該収納部についての固有の情報であり、例えば前述したシリアル番号のような、各収納部を他の収納部とは区別可能にする情報を含む。また、後述するように、「当該収納部を、入金処理時に貨幣の収納を行う入金用収納部として機能させる」といったような収納部の役割乃至機能に関する設定情報も、ここでいう固有情報に含まれる。
この構成によると、各収納部が、貨幣処理装置の筐体内に配置されると、制御部は各収納部の情報部から固有情報を取得する。これによって、貨幣処理装置の筐体内に配置されている全ての収納部が、それぞれ特定される。
一方で、固有情報に関連して、貨幣を収納する際の複数の収納部間の優先順位、及び、貨幣を繰り出す際の複数の収納部間の優先順位がそれぞれ設定されており、制御部が、固有情報を取得することにより、筐体内に配置されている複数の収納部間において、貨幣を収納する際の優先順位、及び、貨幣を繰り出す際の優先順位がそれぞれ決定される。つまり、貨幣処理装置の筐体内における収納部の配設位置に基づいて、貨幣を収納する際の複数の収納部間の優先順位や、貨幣を繰り出す際の複数の収納部間の優先順位を決定する従来の制御の仕方とは異なり、各収納部の固有情報(前述の通り、各収納部の役割乃至機能に関する設定情報を含む)に基づいて、貨幣を収納する際の複数の収納部間の優先順位や、貨幣を繰り出す際の複数の収納部間の優先順位を決定するのである。このことにより、筐体内における各収納部の配設位置に拘わらず、情報部の固有情報によって特定された各収納部の役割乃至機能に従って、貨幣を収納する際には、適切な収納部に貨幣が収納され、貨幣を繰り出す際には、適切な収納部から貨幣が繰り出されることになる。従って、収納部を取り付ける位置を間違えるといった問題は起こり得ず、貨幣処理装置の運用が容易化する。
前記収納部は、前記入金処理時に前記貨幣の収納を行う入金用収納部、前記出金処理時に収納している前記貨幣の繰り出しを行う出金用収納部、及び、前記入金処理時に前記貨幣の収納を行うと共に、前記出金処理時に収納している前記貨幣の繰り出しを行うリサイクル用収納部を含んでいる、としてもよい。
前記制御部は、前記入金処理時に、前記入金用収納部に優先的に前記貨幣を収納すると共に、当該入金用収納部に前記貨幣を収納できないときには、前記リサイクル用収納部に前記貨幣を収納する、としてもよい。
こうすることで、入金された貨幣が、出金処理時に繰り出されることが抑制される。これは、入金された貨幣は、出金用貨幣としてはできるだけ利用しないとする運用において、特に有効である。
一方、入金用収納部に前記貨幣を収納できないとき、例えば入金用収納部が満杯になったときには、リサイクル用収納部に貨幣を収納するから、入金処理の最中に、処理を中断して入金用収納部の貨幣を回収するような事態を回避すると共に、貨幣の回収頻度を低下させることが可能になる。
前記制御部は、前記出金処理時に、前記出金用収納部に収納されている前記貨幣を優先的に繰り出すと共に、当該出金用収納部から前記貨幣を繰り出すことができないときには、前記リサイクル用収納部に収納されている前記貨幣を繰り出す、としてもよい。
出金用収納部は、通常、出金用貨幣として準備された貨幣を予め収納しているため、前記の構成によれば、出金処理時に、その出金用貨幣として準備された貨幣が優先的に繰り出されるようになる。つまり、出金処理の運用が適正化する。また、出金用収納部から前記貨幣を繰り出すことができないとき、例えば出金用収納部が空のときには、リサイクル用収納部から貨幣を繰り出すから、例えば出金処理の最中に、その処理を中断するような事態が回避されると共に、貨幣の補充頻度を低下させることが可能になる。
前記制御部は、前記入金処理時に、前記出金用収納部の収納量が所定量以下であるときには、前記リサイクル用収納部に優先的に前記貨幣を収納する、としてもよい。
つまり、出金用収納部の収納量が所定量以下であって、出金用収納部が、今後、空になることが予想されるときには、出金用の貨幣を確保するために、入金処理時に、入金用収納部ではなくて、リサイクル用収納部に優先的に貨幣を収納することが好ましい。こうすることで、出金用収納部が空になったとしても、リサイクル用収納部に収納している貨幣を繰り出して、出金処理を行うことが可能になるから、出金処理が中断してしまうことが回避されると共に、補充頻度が低減する。
記制御部は、前記貨幣を前記収納部に補充する補充処理をさらに行い、前記制御部は、前記補充処理時に、前記出金用収納部に優先的に前記貨幣を収納すると共に、当該出金用収納部に前記貨幣を収納できないときには、前記リサイクル用収納部に前記貨幣を収納する、としてもよい。
補充処理は、出金用の貨幣を貨幣処理装置に補充するための処理であることから、出金用収納部に優先的に貨幣を収納することで、補充処理が適正化する。このことは、出金処理の適正化にも寄与する。また、例えば出金用収納部が満杯になる等して、その出金用収納部に貨幣を収納できないときには、リサイクル用収納部に貨幣を収納することによって、より多量の出金用貨幣を確保することが可能になる。
前記収納部は、前記入金用収納部を複数、含み、前記制御部は、前記入金処理時に、複数の前記入金用収納部の内、収納量が少ない入金用収納部に優先的に前記貨幣を収納する、としてもよい。
こうすることで、複数の入金用収納部の間では、収納量が少ない入金用収納部に優先的に貨幣を収納することにより、複数の入金用収納部の間で、その収納量がほぼ均等となり、例えば特定の入金用収納部のみが満杯になってしまう事態が抑制される。
前記収納部は、前記出金用収納部を複数、含み、前記制御部は、前記出金処理時に、複数の前記出金用収納部の内、収納量が多い出金収納部から優先的に前記貨幣を繰り出す、としてもよい。
こうすることで、複数の出金用収納部の間では、収納量が多い出金用収納部から優先的に貨幣を繰り出すことにより、複数の出金用収納部の間で、その収納量がほぼ均等となり、例えば特定の出金用収納部のみが空になってしまう事態が抑制される。
尚、複数のリサイクル用収納部を含む場合、前記制御部は、前記入金処理時には、複数の前記リサイクル用収納部の内、収納量が少ないリサイクル用収納部に優先的に前記貨幣を収納すると共に、前記出金処理時には、複数の前記リサイクル用収納部の内、収納量が多いリサイクル用収納部から優先的に前記貨幣を繰り出す、としてもよい。
前記の貨幣処理装置によれば、各収納部の取り付け間違いがなくなるから、貨幣処理装置の運用の容易化を図ることができる。
紙幣入出金機の概略斜視図である。 紙幣入出金機の内部構造を示す概略図である。 紙幣入出金機の動作制御に係る構成を示す図である。 収納カセットの概略斜視図である。 紙幣入出金機における入金処理の動作説明図である。 紙幣入出金機における出金処理の動作説明図である。 紙幣入出金機における入金口補充処理の動作説明図である。 各収納カセットの設定情報の一例である。 図8とは異なる、各収納カセットの設定情報の一例である。 図8、9とは異なる、各収納カセットの設定情報の一例である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
紙幣処理装置は、紙幣を処理する多機能装置である。一般に、スーパーマーケットや銀行など、大量に現金が取り扱われる分野において用いられる。例えば、銀行の窓口などでの出納業務や、スーパーマーケットの売上金の管理業務などで、手間のかかる現金の入金や出金、計数、保管管理等の処理に用いられ、紙幣処理装置を用いることで、これら作業の高精度化、効率化を図ることができる。ここで説明する紙幣処理装置は、特に銀行のテラーカウンターに設置された紙幣入出金機として用いられる。従って、この紙幣入出金機を操作するユーザ(又はオペレータ)は、基本的にはテラーである。
ここで、以下の説明に登場する用語を定義する。「正常紙幣」とは、後述する識別部によって識別可能な紙幣をいい、「リジェクト紙幣」とは、識別部で識別不能な紙幣をいう。「正券」とは、正常紙幣のうち、汚れや破れ等が比較的少ない状態の紙幣をいい、「損券」とは、正常紙幣のうち、汚れや破れ等が比較的多い状態の紙幣をいう。また、正券は、「ATM正券」と「テラー正券」とに区分され、「ATM正券」とは、ATMやCD(Cash Dispenser)等の入出金機や出金機に装填しても、内部の紙幣搬送機構等を円滑に通過し得る紙幣であり、例えば「こし」が強く、汚れが少ない正券がATM正券となる。一方、「テラー正券」とは、ATM内の紙幣搬送機構等を円滑に通過し得ない虞がある一方で、人手による流通は十分に可能な程度の正券である。ATM正券は、正券レベルが相対的に高い正券であるのに対し、テラー正券は、正券レベルが相対的に低い正券である、と言い換えてもよい。
図1及び図2に、紙幣入出金機1(以下、単に入出金機1ともいう)を示す。この入出金機1は、いわゆる循環式の入出金機であり、出金処理時に払い出す紙幣には、入金処理時に収納部3に収納した紙幣が含まれる。入出金機1は、LANやWAN等のネットワークを介して、又は、直接的に上位端末(図示省略)等と通信可能に接続し、システム化して用いることができる。入出金機1に接続される上位端末は1台だけでなく、複数台に接続し、いずれか一つの上位端末を選択的に切り替えて用いることができる。
入出金機1は、上部の処理部11と、下部の金庫部13とに大別される。処理部11を構成する筐体111内には、入金口211を有する入金部21と、出金口231を有する出金部23と、紙幣の識別を行う識別部25と、一時的に紙幣を収納する出金リジェクト一時保留部51(以下、単に一時保留部51ともいう)と、入金部21、出金部23、識別部25及び一時保留部51を相互に連結するループ搬送路411を含む搬送部41と、が配設されている。一方、処理部11を構成する筐体111の下側に配置される筐体131は、金庫部13を構成する筐体であり、その内部に格納している収納部3を、所定以上のセキュリティレベルで防護するように構成されている(防護筐体131ともいう)。
金庫部13には、複数の(図例では5個の)スタック式の収納カセット31を含んで構成された収納部3が配設されている。防護筐体131の前面には、金庫部13を開閉するための開閉扉133が設けられている。開閉扉133の前面には、電子錠1331が設けられ、この電子錠1331は、例えば、予め設定された暗証番号を入力することによって解錠することができる。電子錠1331の解錠により、開閉扉133を開放して、収納部3にアクセス(接触)することが可能になる。
入金口211は、例えば入金処理の際に入金する紙幣を投入するための口である。入金口211は、処理部側筐体111の上面において上向きに開口していて、複数枚の紙幣を一度に受け入れ可能に構成されている。入金部21はまた、入金口211に投入された複数枚の紙幣を、一枚ずつ、ループ搬送路411に繰り出す繰り出し機構を備えている。
出金口231は、例えば出金処理の際に紙幣を払い出すための口である。出金口231は、入金口211よりも奥行き方向の手前側で、処理部側筐体111の上面において上向きに開口している。出金口231は、搬送されてきた紙幣を集積し、複数枚の紙幣を一度に保持可能なリフトを有している(図示省略)。リフトは、リフト機構により、紙幣の抜き取り可能な払出位置と、紙幣の抜き取り不能な待機位置とに移動する。
識別部25は、ループ搬送路411上に配設されて、そのループ搬送路411に沿って搬送される紙幣の一枚一枚について、その真偽、金種及び正損を識別するように構成されている。具体的には、画像センサ、赤外線センサ、紫外線センサ、及び磁気センサ等の、紙幣の特徴を取得するセンサを搭載し、搬送される紙幣の特徴が、記憶している各種紙幣の特徴と一致するかを判定し、金種、真偽、及び正損を識別する。この内、正損に関し、識別部25は、ATM正券、テラー正券及び損券を識別する。本入出金機1の識別部25はまた、紙幣に印字されている記番号を光学的に読み取る機能を有している。ここで、記番号の読み取りは、紙幣における所定の位置に印字されている記番号の画像を取得し、その取得した画像に基づいて、記番号の各桁の文字や数字を認識することである。尚、識別部25が記番号の読み取りを行うのではなく、識別部25とは別の読取部を、例えばループ搬送路411上に配置してもよい。また、識別部25におけるセンサ以外の機能を、後で述べる制御部513が行ってもよい。尚、記番号の読み取りは省略することも可能である。
搬送部41は、処理部側筐体111内においてエンドレスに設けられたループ搬送路411を備えている。紙幣は、このループ搬送路411に沿って図2における時計回り方向及び反時計回り方向に搬送される。このループ搬送路411は、図示は省略するが、多数のローラ、複数のベルト、これらを駆動するモータ、搬送される紙幣を検出するセンサ及び複数のガイドの組み合わせによって構成されている。ループ搬送路411は、その搬送路に沿って、紙幣と紙幣との間に所定間隔を隔てた状態で、紙幣を一枚ずつ短手搬送する。ループ搬送路411と入金口211との間は、投入路413によって互いに接続されており、入金口211に投入された紙幣は、この投入路413を通ってループ搬送路411まで搬送される。
ループ搬送路411には、後述する第1〜第4の4つの収納カセット31のそれぞれに接続される分岐路417が、図示省略の分岐機構を介して接続されており、各分岐機構の動作制御によって、ループ搬送路411上を搬送されている紙幣が選択的に、分岐路417を通じて4つの収納カセット31のいずれかに搬送されてそこに収納されると共に、いずれかの収納カセット31から繰り出された紙幣が、分岐路417を介してループ搬送路411に搬送されるようになる。
ループ搬送路411にはまた、払出路415が、紙幣の搬送方向を切り替える分岐機構(図示省略)を介してそれぞれ接続されている。払出路415の先端は、出金口231に接続されている。分岐機構は、互いに異なる3方向に延びる搬送路の集合位置において、所定方向から搬送されてくる紙幣を、それとは別の2方向それぞれに選択的に搬送させるように動作する。分岐機構の具体的な構成は、国際公開第2009/034758号に例示されている。この構成によって、ループ搬送路411上を搬送されている紙幣は、分岐機構の動作制御によって選択的に、払出路415を通って出金口231に搬送される。
ループ搬送路411にはさらに、一時保留部51に接続される第1接続路416と、後述する第5収納カセット31−5に接続される第2接続路418と、第4収納カセット下部31−4Lに接続される第3接続路419とが、それぞれ図示省略の分岐機構を介して接続されている。この内、第3接続路419は、金庫部13を下向きに延びて配設されており、その下流端が、第4収納カセット下部31−4Lに接続されている。
これら第1〜第3接続路416、418、419の接続位置に設けられた各分岐機構もまた、互いに異なる3方向に延びる搬送路の集合位置において、所定方向から搬送されてくる紙幣を、それとは別の2方向それぞれに選択的に搬送させるように動作する。この構成によって、ループ搬送路411上を時計回り方向又は反時計回りに搬送されている紙幣は、分岐機構の動作制御によって選択的に、第1接続路416を通って一時保留部51に搬送されるか、第2接続路418を通って第5収納カセット31−5に搬送されるか、第3接続路419を通って、第4収納カセット下部31−4Lに搬送される。また、一時保留部51、第5収納カセット31−5、又は、第4収納カセット下部31−4Lから繰り出され、第1、第2又は第3接続路416、418、419を通って搬送されてきた紙幣が、ループ搬送路411上で時計回り又は反時計回り方向に搬送される。
収納部3は、前述したように、図例では第1〜第5のスタック式の収納カセット31を含んで構成されている。ここで、以下の説明において、各々の収納カセットを総称する場合には、符号「31」を付し、第1、第2、第3…の、各々の収納カセットを区別する場合には、符号「31−1、31−2、31−3…」を付す。尚、収納カセット31の数は特に限定されず、1個以上で、適宜の数を設定すればよい。第1〜第5の収納カセット31の内、第1〜第4の収納カセット31−1〜31−4は、この例では、装置の奥行き方向に並んで配設されている。また、第5の収納カセット31−5は、金庫部13内において、第3接続路419を挟んだ第4収納カセット31−4とは反対側の位置に配設されている。
図2に仮想的に示すように、収納部3は、金庫部13の開閉扉133を開けた状態で、装置の手前に引き出すことができる。つまり、各収納カセット31は、防護筐体131に対して奥行き方向にスライド移動が可能に設けられたトレイ132の所定の取り付け位置に対し、取り付け、取り外しができるように構成されている。
図4に収納カセット31の一例を示す。第1〜第3、及び第5の収納カセット31−1、31−2、31−3、31−5や、第4の収納カセット31−4は、互いに同じような外観を呈しており、上下方向に細長い形状を有している。各収納カセット31の上面には、紙幣の通過が可能な出入口3000がカセットの内外を連通するように形成されており、その出入口3000に、前述した分岐路417又は第2接続路418が着脱可能に接続される。収納カセット31の側面には、揺動開閉式のカセットドア3002が設けられている。また、各収納カセット31には、他の収納部と区別するための固有情報を含む情報部3001が設けられている。この情報部3001は、この例では、RFタグによって構成されていて、各収納カセット31のシリアル番号を記憶している(図8も参照)。尚、RFタグからなる情報部3001の情報は、収納カセット31がそれぞれ、金庫部13内の所定の位置に配置された状態で、入出金機1に設けられたカセット情報読取部61(つまりリーダ、図3参照)によって、読み取られる。
各収納カセット31の内部には、図2に示すように、そこに集積される紙幣の量に応じて昇降する集積台311が配設されている。第1〜第3及び第5収納カセット31−1、31−2、31−3、31−5は、ループ搬送路411から、各カセットの出入口を通ってその内部に送り込まれた紙幣を、集積台311の上で、下から上の順に積み重ねて収納するように構成され、かつ、集積台311上に積み重ねられた紙幣を、上から下の順に一枚ずつ出入口を通じてループ搬送路411に繰り出すことが可能に構成されている。
これに対し、第4収納カセット31−4は、その内部に仕切りが設けられており、これによって第4収納カセット31−4は、上側のカセット上部(第4収納カセット上部31−4U)と、下側のカセット下部(第4収納カセット下部31−4L)に分割されている。第4収納カセット上部31−4Uの出入口は、その上面に形成されている。第4収納カセット下部31−4Lの出入口は、その側面に形成されている。第4収納カセット上部31−4Uの出入口には、ループ搬送路411から分岐した分岐路417が接続され、第4収納カセット下部31−4Lの出入口には、第3接続路419が接続されている。
これにより、第4収納カセット上部31−4Uは、第1収納カセット31−1等と同様に、紙幣を収納、繰り出すことが可能に構成されている。対して、第4収納カセット下部31−4Lは、ループ搬送路411から、第3接続路419を通ってその内部に送り込まれた紙幣を、集積台311の上で、下から上の順に積み重ねて収納するように構成され、かつ、集積台311上に積み重ねられた紙幣を、上から下の順に一枚ずつ第3接続路419及びループ搬送路411に繰り出すことが可能に構成されている。
一時保留部51は、前述したように、第1接続路416に接続されている。この一時保留部51は、例えば出金処理時に発生したリジェクト紙幣を一時的に収納する収納部である。一時保留部51は、スタック式の収納カセット31等とは異なり、巻き取り方式に構成されている。
つまり、この巻き取り方式の一時保留部51は、特開2000−123219号公報に例示されるように、概略矩形箱状の筐体内に、紙幣をガイドする一枚のテープ、ガイド部材、及び、紙幣と共にテープを巻き取るリールを備えて構成されるか、又は、本件出願人が先に出願したPCT/JP2009/066729に例示されるように、筐体内に、紙幣を挟む2枚のテープ、及び、紙幣を挟み込んだ2枚のテープを巻き取るリールを備えて構成される。いずれの構成においても、巻き取り方式の一時保留部51は、紙幣を一枚ずつ巻き取って収納すると共に、その収納した順番とは逆順で、紙幣を一枚ずつ繰り出す、いわゆる先入れ後出しとなるように紙幣を収納する。
図3は、入出金機1の動作制御に係る構成を示している。入出金機1は、例えば周知のマイクロコンピュータをベースとした制御部513を備えている。制御部513には、前述した入金部21、出金部23、第1〜第5収納カセット31を含む収納部3、一時保留部51、及び搬送部41が、信号の送受信可能に接続されている。これらの各部21,23,3,41,51は、例えば図2に示す、収納カセット31の出入口に設けられかつ、紙幣の通過を検知する通過センサ312のような、搬送中の紙幣を検知するといった機能を有する各種のセンサを含んでおり、各種センサの検知信号は制御部513に入力される。制御部513は、入力された検知信号等に基づいて制御信号を出力し、各部21,23,3,41,51は、その制御信号に従って動作する。
制御部513にはまた、識別部25が接続されており、識別部25は、識別結果及び記番号の読み取り結果を制御部513に提供する。さらに、入出金機1を操作するオペレータに対するヒューマンインターフェース部分としての操作部55が接続されている。例えばLANやシリアルバスを通じて、入出金機1が上位端末等との間で信号の送受信を行うための通信部57も制御部513に接続されている。各種の情報を記憶するための、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の汎用のストレージデバイスにより構成される記憶部59も制御部513に接続されている。
記憶部59は、入出金機1が収納している紙幣の金種別枚数又は金額である在高を少なくとも記憶する。また、記憶部59は、収納カセット31毎の在高も記憶する。具体的には、記憶部59はカウンタを有し、各カセットへの紙幣の収納時及び各カセットからの紙幣の繰出時に、リアルタイムに紙幣のカウントを行う現物在高として、各収納カセット31毎にカウンタが設定される。また、入金処理や出金処理が完了したときにも機内在高としてカウンタが設定される。また、記憶部59は、入出金機1において実行された各種処理の履歴をログとして記憶する。
入出金機1には、各種の情報を表示するため、図3に仮想的に示すように、例えばフラットパネルディスプレイからなる表示部511が装着可能に構成されている。この表示部511もまた、制御部513に接続される。表示部511をタッチパネル式のディスプレイとして、表示部511と操作部55とを一体にしてもよい。
制御部513は、通信部57を通じて受けた上位端末からの指令、及び/又は、操作部55を通じて受けた各種の指令に応じて、各部21,23,25,3,41,51,55,57,59,511の動作を制御する。
制御部513にはまた、前述したように、各収納カセット31に設けられた情報部3001の固有情報を読み取るカセット情報読取部61が接続されており、金庫部13内の所定位置にそれぞれ配置された収納カセット31の固有情報が、カセット情報読取部61を通じて制御部513に提供される。
(入金処理)
入金処理は、入出金機1に入金(収納)された正常紙幣を収納カセット31に収納する処理である。入金口211に投入された紙幣は、識別部25による識別結果と、予め設定された収納カセット設定情報とに従って、いずれかの収納カセット31に収納される。尚、収納カセット設定情報の詳細は、後述する。
図5に、入金処理時における入出金機1の動作を示す。入金する紙幣を入金口211に投入した状態で、例えば上位端末等の操作によって入金処理の開始コマンドを、入出金機1に入力する。入金部21の繰り出し機構は、同図に矢印(実線)で示すように、入金口211の紙幣を一枚ずつ繰り出し、搬送部41は、各紙幣を識別部25に搬送する。識別部25は、その紙幣の識別や計数、記番号の読み取り(これらを包括的に識別ともいう)を行う。
搬送部41はまた、正常紙幣を、同図に矢印(実線)で示すように、その識別結果及び予め設定された収納カセット設定情報に従って、所定の収納カセット31に収納する。すなわち、各紙幣は、金種別や正損別に応じて、第1〜第5のいずれかの収納カセット31に収納される。
一方、搬送部41は、リジェクト紙幣を、同図に矢印(破線)で示すように、出金口231に払い出す。尚、入金処理時に発生したリジェクト紙幣は、入金口211に再度投入され、識別部25による識別が、もう一度行われることになる。
入金処理において、各収納カセット31に紙幣が収納される度に、通過センサ312の検知結果を受けて記憶部59に記憶している在高が更新される。尚、通過センサ312の検知結果をカウントしておき、入金処理が終了した後に、記憶部59に記憶している在高を更新してもよい。
(出金処理)
出金処理は、入出金機1に収納されている正常紙幣を払い出す処理である。図6に、その動作を示す。具体的には、上位端末等において、出金金額を指定して最小構成枚数の金種と枚数を自動的に指定するか、或いは金種と枚数を直接指定することにより、所定の出金操作を行うことによって、出金処理は開始する。収納部3は、同図に矢印(実線)で示すように、指定された金種の紙幣を、それが収納されている収納カセット31から、必要な枚数だけ繰り出す。搬送部41は、繰り出された紙幣を識別部25に搬送し、識別部25が識別と、記番号の読み取りとを行った後に、正常紙幣は、出金口231に払い出される。
出金処理時に発生するリジェクト紙幣は、同図に矢印(破線)で示すように、一時保留部51に搬送され、収納される。一時保留部51に収納された紙幣は、必要に応じて、出金処理の終了後に、各収納カセット31に収納される。
一連の処理が終了すると、上位端末等からの指示により、リフトが払出位置に移動し、出金口231に払い出された紙幣は、紙幣の抜き取り待ちとなる。紙幣が抜き取られると、リフトは待機位置に移動する。
出金処理においても、各収納カセット31から紙幣が繰り出される度に、通過センサ312の検知結果を受けて記憶部59に記憶している在高が更新される。尚、通過センサ312の検知結果をカウントしておき、出金処理が終了した後に、記憶部59に記憶している在高を更新してもよい。
(入金口補充処理)
入金口補充処理は、収納カセット31に外部から紙幣を補充する処理である。正券のみを各収納カセット31に補充することができる。具体的には、図7に示すように、入金口211に投入された紙幣を識別し、入出金機1が取り扱う金種の正券のみを該当する収納カセット31に収納し、それ以外の紙幣、例えば損券やリジェクト紙幣は出金口231に払い出す。
入金口補充処理における入出金機1内での動作は、直接入金処理と基本的には同様である。ただし、搬送部41は、同図に矢印(実線)で示すように、識別部25において入出金機1が取り扱う金種の正券と識別された紙幣を、該当する各収納カセット31に搬送する。搬送部41は、それ以外の紙幣、例えば損券やリジェクト紙幣、取り扱い対象外の紙幣であると識別部25で識別された紙幣は、同図に矢印(破線)で示すように、出金口231に搬送する。
(収納カセット設定情報)
次に、図8を参照しながら、この入出金機1における第1〜第5収納カセット31−1〜31−5の収納カセット設定情報100について説明する。収納カセット設定情報100は、記憶部59が記憶しており、制御部513は、記憶部59が記憶しているこの収納カセット設定情報100を参照し、この設定情報に従って入金処理、出金処理及び補充処理を含む各種の処理を実行する。
収納カセット設定情報100には、各収納カセット31のシリアル番号の情報が含まれており、このシリアル番号の情報は、各収納カセット31の情報部3001に記憶されているシリアル番号と対応する。収納カセット設定情報100のシリアル番号の情報は、各収納カセット31と、それについての設定情報とを紐付けするための情報である。
この入出金機1では、収納カセット31の設定として、紙幣の収納のみを行う入金用収納カセット(図8では、「入金専用」と示される)と、収納している紙幣の繰り出しのみを行う出金用収納カセット(「出金専用」と示される)と、紙幣の収納と共に、収納している紙幣の繰り出しを行うリサイクル用収納カセット(「リサイクル」と示される)との3種類のカセット設定が設けられている。
図8の例では、市場での流通量を考慮して、第1収納カセット31−1は、100元を収納するリサイクル用収納カセットに設定され、第2収納カセット31−2は、100元を収納する入金用収納カセットに設定され、第3収納カセット31−3は、100元を収納する出金用収納カセットに設定されている。つまりこの例では、100元を収納可能な収納カセットは、第1〜第3の3つ、存在している。また、第4収納カセット上部31−4Uは、1元を収納する出金用収納カセットに、第4収納カセット下部31−4Lは、10元を収納する出金用収納カセットにそれぞれ設定されると共に、第5収納カセット31−5は、100元以外の全ての金種を収納可能な入金用収納カセットに設定されている。入金用収納カセットは、収納している紙幣を繰り出すことがないため、複数の金種を収納することが可能である。
収納カセット設定情報100ではまた、各収納カセット31に収納する紙幣の金種を設定するだけでなく、収納する紙幣の正損を設定可能に構成されている(「収納紙幣」参照)。具体的には、100元のリサイクル用収納カセットに設定されている第1収納カセット31−1は、基本的にはATM正券を収納するように設定されている。リサイクル用収納カセットは、収納している紙幣を出金用紙幣として繰り出す場合があるため、出金用紙幣として利用可能なATM正券のみを収納することが好ましい。但し、詳しくは後述するが、所定の条件下では、テラー正券を、第1収納カセット31−1に収納する場合がある。同様に、100元の出金用収納カセットに設定されている第3収納カセット31−3は、ATM正券のみを収納するように設定されている。出金用収納カセットには、予め用意した出金用紙幣(ATM正券である)が収納されることになる。これに対し、100元の入金用収納カセットに設定されている第2収納カセット31−2は、ATM正券、テラー正券及び損券のいずれも、収納可能に設定されている。前述の通り、入金用収納カセットは収納している紙幣を繰り出すことがないため、正券は勿論のこと、損券を収納することも可能である。
同様に、それぞれ出金用収納カセットに設定されている第4収納カセット上部31−4U及び第4収納カセット下部31−4Lは、ATM正券のみを収納するように設定されると共に、入金用収納カセットに設定されている第5収納カセット31−5は、ATM正券、テラー正券及び損券のいずれも収納可能に設定されている。従って、図8に示す収納カセット設定情報100では、損券は、第2収納カセット31−2及び第5収納カセット31−5の双方に収納可能である。
このように収納カセット設定情報100に含まれる、「カセット設定」「収納金種」「収納紙幣」の情報は、各収納カセット31の、入出金機1における役割乃至機能を特定する情報ということができる。
そうしてこの入出金機1においては、金庫部13内に配置されている各収納カセット31の配設位置に基づいて、入金処理、出金処理及び補充処理等を行うのではなく、金庫部13内に配置されている各収納カセット31の役割乃至機能を、収納カセット設定情報100に基づいて特定し、入金処理、出金処理及び補充処理等を実行するように構成されている。このような制御を行うことにより、各収納カセット31は、金庫部13内における配置の制限を受けないという利点がある。
すなわち、金庫部13内に配置されている各収納カセット31の配設位置に基づいて各処理を行う場合は、例えば第2収納カセット31−2は、図2に示すように、金庫部13内における奥行き方向の奥側から2番目の位置に取り付けなければ、例えば100元の入金用収納カセットとして機能させることはできず、同様に、第3収納カセット31−3も奥側から3番目の位置に取り付けなければ、例えば100元の出金用収納カセットとして機能させることはできない。仮に第2収納カセット31−2と第3収納カセット31−3とを入れ替えて取り付けてしまうと、第2収納カセット31−2は、100元の出金用収納カセットとして機能させることになってしまうと共に、第3収納カセット31−3は、100元の入金用収納カセットとして機能させることになってしまう。入金用収納カセットは、空の状態で入出金機1に取り付けられる一方、出金用収納カセットは、出金用紙幣が満杯の状態で入出金機1に取り付けられることを鑑みれば、収納カセット31を取り付け間違いは、入出金機1の正常な運転を阻害することになる。
これに対し、収納カセット設定情報100に基づいて各収納カセット31を特定し、入金処理、出金処理及び補充処理等を実行するように構成されている前記の入出金機1では、原則的には、収納カセットの取り付け間違いはなくなる。つまり、各収納カセット31を入出金機1に取り付けたときには、カセット情報読取部61が、各収納カセット31の情報部3001の情報、つまり、各収納カセット31のシリアル番号を読み取ることで、どの収納カセット31がどこに取り付けられているかを、特定することが可能になる。そうして、入出金機1は、収納カセット設定情報100を参照することにより、入出金機1に取り付けられた各収納カセット31の役割乃至機能を特定することが可能になるから、各処理を実行する際に、収納カセット設定情報100に基づき搬送部41を適切に制御することで、各収納カセット31を、設定された役割に従って、正常に機能させることが可能になる。こうして、収納カセット31の取り付け間違いがなくなるため、入出金機1の運用が容易化する。
この入出金機1ではさらに、前述した収納カセット設定情報100に基づき、入金処理時や補充処理時に紙幣を収納する収納カセット31の優先順位を決定すると共に、出金処理時に紙幣を繰り出す収納カセット31の優先順位を決定する。具体的には、図8に「同一金種収納カセット優先順位」に示すように、入金処理時には、リサイクル用収納カセットである第1収納カセット31−1の方が、入金用収納カセットである第2収納カセット31−2よりも優先的に紙幣が収納される。従って、100元のATM正券は、第1及び第2収納カセット31−1、31−2のいずれにも収納可能であるものの、第1収納カセット31−1に収納される。このことは、出金用紙幣をできる限り多く確保して、出金用紙幣の準備量を減らし、資金効率を高める上で有利になる。
一方、100元のATM正券であっても、リサイクル用収納カセットである第1収納カセット31−1に収納することができないとき、例えば第1収納カセット31−1が満杯であるときには、優先順位の低い第2収納カセット31−2、つまり、入金用収納カセットに収納される。こうして、100元のATM正券は、第1収納カセット31−1と第2収納カセット31−2とに分けて収納することになるため、特定の収納カセット31が満杯になってしまって、その回収のために入金処理を中断しなければならないことが抑制され、また、回収処理の頻度が低下する。これは、入出金機1の運転を効率化する。
これに対し、入金処理において、100元のテラー正券及び損券は、入金用収納カセットである第2収納カセット31−2に収納される。但し、図8に示すように、100元の出金用収納カセットである第3収納カセット31−3の収納量が所定量以下であるときには、テラー正券は、リサイクル用収納カセットである第1収納カセット31−1にも収納される。これは、100元の出金用紙幣が、今後、不足してしまい、出金処理が中断することも予想されることから、出金用紙幣として利用し得る100元紙幣をできるだけ多く確保するためである。こうすることで、処理の中断が可能な限り回避される。
尚、100元以外の入金紙幣は、ATM正券、テラー正券及び損券を問わず、全て第5収納カセット31−5に収納されることになる。
一方、出金処理において、100元の出金を行う際には、図8に示す収納カセット設定情報100によれば、出金用収納カセットである第3収納カセット31−3から優先的に紙幣が繰り出される。出金用収納カセットには、予め用意した出金用紙幣が収納されているためである。そして、第3収納カセット31−3から紙幣を繰り出すことができないとき、例えば第3収納カセット31−3が空のときには、リサイクル用収納カセットである第1収納カセット31−1から、紙幣を繰り出す。こうすることで、出金処理が中断することなく、処理を完了することが可能になる。前述の通り、第1収納カセット31−1には、基本的にはATM正券のみが収納されているため、出金用紙幣として適切な紙幣を、出金することが可能である。
図8に示す収納カセット設定情報100ではさらに、出金処理において、第1収納カセット31−1から紙幣を繰り出すことができないとき、例えば第1収納カセット31−1も空のときには、正券のみが収納されているという条件下で、入金用収納カセットである第2収納カセット31−2から紙幣を繰り出すように設定されている。このことは、出金処理の途中で、その処理が中断してしまうことをできる限り回避する上で特に有効である。
尚、出金処理において、1元及び10元の紙幣は、それぞれ、第4収納カセット上部31−4U及び第4収納カセット下部31−4Lから繰り出されることになる。
次に、100元の紙幣を補充する補充処理においては、出金用収納カセットである第3収納カセット31−3に優先的に紙幣が収納され、第3収納カセット31−3が、例えば満杯になってそれ以上に紙幣を収納することができなくなったときには、リサイクル用収納カセットである第1収納カセット31−1に、紙幣が収納されるようになる。こうして、出金用紙幣として準備された補充用の紙幣は、出金用収納カセットに優先的に収納されるため、補充処理の適正化、ひいては出金処理の適正化が図られる。また、出金用紙幣を、リサイクル用収納カセットにも収納することにより、可能な限り大量の出金用紙幣が確保される。
次に、図9は、図8とは異なる設定の、収納カセット設定情報101を示している。図8と図9とを比較すると、入金処理時における収納カセット31の優先順位の設定が相違している。
つまり、入金処理時に100元のATM正券は、入金用収納カセットである第2収納カセット31−2に優先的に収納される。そうして、第2収納カセット31−2に紙幣を収納することができないとき(例えば第2収納カセット31−2が満杯になったとき)には、リサイクル用収納カセットである第1収納カセット31−1に100元のATM正券が収納されるようになる。これは、出金用紙幣は予め準備した紙幣をなるべく使用し、入金処理において収納した紙幣は、出金用紙幣としてはできる限り使用しない、とする運用において特に有効な設定である。
図9に示す収納カセット設定情報101ではまた、出金用収納カセットである第3収納カセット31−3の収納量に応じて、入金処理時の優先順位を変更するように設定されている。つまり、第3収納カセット31−3の収納量が所定枚数以下のときには、前記とは逆に、リサイクル用収納カセットである第1収納カセットに優先的に100元のATM正券を収納する。ここで、「所定枚数」は、例えば予め設定されているニアエンプティ量としてもよい。こうすることで、出金用収納カセットの収納量が比較的少なくて、出金用の紙幣が、今後、不足することが予想されるときには、出金用紙幣として利用可能なATM正券をリサイクル用収納カセットに優先的に収納することで、出金用紙幣の不足をできる限り回避して、例えば出金処理の中断といった事態が抑制される。
図10は、図8の収納カセット設定情報100、及び、図9の収納カセット設定情報101とは相違する、収納カセット設定情報102を例示している。この収納カセット設定情報102では、リサイクル用収納カセットの設定がなく、第1及び第2収納カセット31−1、31−2は共に、入金用収納カセットに設定されている。
このような収納カセット設定情報102においては、入金処理時に、100元の紙幣(ATM正券、テラー正券及び損券を含む)は、第1及び第2収納カセット31−1,31−2のいずれにも収納可能であるが、ここでは、第1収納カセット31−1の収納量と、第2収納カセット31−2の収納量とが比較され、収納枚数の少ない方の収納カセットに、優先的に紙幣が収納するように設定されている。こうすることで、2つの入金用収納カセットに対し、ほぼ均等に紙幣を収納させることが可能になり、一方の収納カセット31がすぐに満杯になってしまい、入金処理が中断してしまうようなことができるだけ回避される。
また、図10に示す収納カセット設定情報102では、リサイクル用収納カセットが設定されていないため、出金処理時には、出金用カセットである第3収納カセット31−3から紙幣が繰り出されることになる。また、補充処理時にも、この第3収納カセット31−3に紙幣が収納されることになる。
尚、図示は省略するが、図10に示す収納カセット設定情報102とは異なり、出金用収納カセットが複数設定されているときには、その出金処理時には、複数の出金用収納カセット間で収納量を比較し、収納量の多い収納カセット31から優先的に紙幣を繰り出すことが好ましい。こうすることで、複数の出金用収納カセットの収納量が、ほぼ均等になる。また、補充処理時には、収納量の少ない出金用収納カセットに優先的に、紙幣を収納することが好ましい。こうすることで、複数の出金用収納カセットの収納量が、ほぼ均等になる。
また、リサイクル用収納カセットが複数設定されているときには、その入金処理時には、複数のリサイクル用収納カセット間で収納量を比較し、収納量の少ない収納カセットに優先的に紙幣を収納する一方、その出金処理時には、収納量の多い収納カセットから優先的に紙幣を繰り出すことが好ましい。
前述した収納カセット設定情報は、可能な範囲で互いに組み合わせることも可能である。
尚、ここに開示する技術は、前述した構成の入出金機1に適用することに限らず、これとは異なる種々の構成の入出金機に適用することが可能である。
各収納カセット31を、他の収納カセットと区別するための構成は、前述したRFタグとリーダとの組み合わせには限定されず、様々な公知の構成を適宜採用することが可能である。例えば各収納カセット31に、シリアル番号等の固有情報に係るバーコードを取り付ける一方、入出金機1側には、そのバーコードを光学的に読み取るリーダ(つまり、カセット情報読取部)を設けてもよい。また、各収納カセット31にメモリを設け、各収納カセット31をトレイ132に取り付けた際に電気的に接続される端子を通じて、メモリに記憶している固有情報を、制御部513に提供するように構成してもよい。さらに、各収納カセット31に、所定の配列となるように配置された複数の突起(但し、突起の配列は全ての収納カセット31において互いに相違する)と、収納カセット31をトレイ132に取り付けた状態で、その各突起によって押し操作されることで複数の突起の配列を検知するスイッチ(つまり、カセット情報読取部)とによって構成してもよい。
さらに、前記の構成では、各収納カセット31に取り付けた情報部3001には、シリアル番号のみが記憶されており、当該シリアル番号と、そのシリアル番号に対応する収納カセット31の役割乃至機能との紐付けは、入出金機1の記憶部59に記憶させた収納カセット設定情報100〜102に基づいて行うようにしているが、各収納カセット31に取り付けた情報部3001が、当該カセットの各設定情報、つまりリサイクル用収納カセットであるか、入金用収納カセットであるか、出金用収納カセットであるかの「カセット設定」、そこに収納する金種の情報である「収納金種」、及び、そこに収納する紙幣の正損の情報である「収納紙幣」を記憶しておき、入出金機1のカセット情報読取部61は、情報部3001から、これらの収納カセット設定情報を読み取るようにしてもよい。
また、ここに開示する技術が適用される入出金機は、紙幣の入出金機に限定されず、硬貨の入出金機に適用してもよいし、紙幣及び硬貨の入出金機(つまり、貨幣入出金機)に適用してもよい。
1 紙幣入出金機(貨幣処理装置)
131 防護筐体(筐体)
21 入金部
211 入金口
25 識別部
31 収納カセット(収納部)
3001 情報部
411 ループ搬送路(搬送路)
413 投入路(搬送路)
415 払出路(搬送路)
416 第1接続路(搬送路)
417 分岐路(搬送路)
418 第2接続路(搬送路)
419 第3接続路(搬送路)
513 制御部

Claims (8)

  1. 筐体内の所定の位置にそれぞれ配置されかつ、貨幣を収納すると共に、収納している前記貨幣を繰り出すように構成された複数の収納部と、
    前記各収納部に接続される搬送路に沿って前記貨幣を搬送することにより、前記収納部に前記貨幣を収納する入金処理と行うと共に、前記収納部から前記貨幣を繰り出す出金処理を行うように構成された制御部と、を備え、
    前記複数の収納部はそれぞれ、当該収納部についての固有情報を含む情報部を有し、
    前記固有情報に関連して、前記貨幣を収納する際の、前記複数の収納部間の優先順位、及び、前記貨幣を繰り出す際の、前記複数の収納部間の優先順位が、それぞれ設定されており、
    前記制御部は、前記筐体内に配置された前記各収納部の前記情報部から前記固有情報を取得すると共に、前記複数の収納部のそれぞれから取得した前記固有情報に基づいて、前記入金処理時に前記貨幣を収納する前記収納部の優先順位を決定しかつ、当該決定した優先順位に従って前記貨幣を前記収納部に収納すると共に、前記出金処理時に前記貨幣を収納する前記収納部の優先順位を決定しかつ、当該決定した優先順位に従って前記貨幣を前記収納部から繰り出す貨幣処理装置。
  2. 前記収納部は、前記入金処理時に前記貨幣の収納を行う入金用収納部、前記出金処理時に収納している前記貨幣の繰り出しを行う出金用収納部、及び、前記入金処理時に前記貨幣の収納を行うと共に、前記出金処理時に収納している前記貨幣の繰り出しを行うリサイクル用収納部を含んでいる請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記入金処理時に、前記入金用収納部に優先的に前記貨幣を収納すると共に、当該入金用収納部に前記貨幣を収納できないときには、前記リサイクル用収納部に前記貨幣を収納する請求項2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記出金処理時に、前記出金用収納部に収納されている前記貨幣を優先的に繰り出すと共に、当該出金用収納部から前記貨幣を繰り出すことができないときには、前記リサイクル用収納部に収納されている前記貨幣を繰り出す請求項2又は3に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記制御部は、前記入金処理時に、前記出金用収納部の収納量が所定量以下であるときには、前記リサイクル用収納部に優先的に前記貨幣を収納する請求項4に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記貨幣を前記収納部に補充する補充処理をさらに行い、
    前記制御部は、前記補充処理時に、前記出金用収納部に優先的に前記貨幣を収納すると共に、当該出金用収納部に前記貨幣を収納できないときには、前記リサイクル用収納部に前記貨幣を収納する請求項2〜5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記収納部は、前記入金用収納部を複数、含み、
    前記制御部は、前記入金処理時に、複数の前記入金用収納部の内、収納量が少ない入金用収納部に優先的に前記貨幣を収納する請求項2〜6のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  8. 前記収納部は、前記出金用収納部を複数、含み、
    前記制御部は、前記出金処理時に、複数の前記出金用収納部の内、収納量が多い出金収納部から優先的に前記貨幣を繰り出す請求項2〜7のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
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