JPH07141547A - 紙幣類取扱い装置及び方法 - Google Patents

紙幣類取扱い装置及び方法

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JPH07141547A
JPH07141547A JP5287036A JP28703693A JPH07141547A JP H07141547 A JPH07141547 A JP H07141547A JP 5287036 A JP5287036 A JP 5287036A JP 28703693 A JP28703693 A JP 28703693A JP H07141547 A JPH07141547 A JP H07141547A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現金自動取引装置で用いられる紙幣処理装置
に関し、搬送中の紙幣の分離、監視、形状不良の是正を
行うことで、搬送中のトラブル、不良紙幣を極力抑え、
効率的な出入金業務ができる紙幣処理装置の提供を目的
とする。 【構成】 紙幣分離部3と追跡手段62と搬送紙幣の状
態検出手段63と厚さ検出手段64を備え、斜行したり
重畳した不良紙幣の金種、枚数をチェックする。枚数識
別手段65が重なり状態を分析し、その枚数を指定後、
姿勢変換部75で重畳紙幣を剥離し、再度剥離状態を確
認して紙幣の枚数を推定する。その後、姿勢修正部68
で斜行状態を修正後集積部9に搬送する機構を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置で用
いられる紙幣類取扱い装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行窓口業務の効率化および顧客へのサ
ービスの一環として、顧客の口座からの現金引出や預
金、振込みなどに現金自動取引装置が多用されるように
なってきた。現金自動取引装置は現金と顧客とのマンマ
シンインターフェイスであり、表示装置を介して顧客と
対話しながら出入金業務を自動的に行う機械である。
【0003】ところで、現金のうち硬貨に比べて紙幣は
自動出入金の取扱いが困難な場合がある。これは、紙幣
が千円札、五千円札、1万円札と3種類ある上に新旧度
や汚れ、折たたみしわなどによって鑑別や札揃えが行い
にくいためである。そこで、従来から顧客の投入した紙
幣や顧客から引出指令をした紙幣の搬送過程で時折トラ
ブルが発生していた。その主要なものは(1)複数枚の
紙幣が重なっていた場合誤って1枚と鑑別する、(2)
顧客が入金時一旦金額確認した紙幣が、仕分け時の鑑別
で不良として正規に格納できない、(3)顧客への支払
時格納ボックスから取り出した紙幣が搬送途中で不良鑑
別され、金種不明として格納ボックスの在庫管理が混乱
する、などである。
【0004】これに対して、たとえば特開平4ー225
497号公報では、格納ボックスから入出金する金種と
枚数を監視し、搬送途中の鑑別で良または不良とされた
紙幣の金種と枚数を計数することで在庫管理を行う紙幣
処理方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように現金自
動取引装置の紙幣格納ボックスと顧客との間を搬送され
る紙幣類は新旧度合いや折たたみしわなどで形状不良や
揃い方向不良をおこしやすい。逆に、新札は重畳してい
ると一枚ずつ剥離しにくい性質がある。
【0006】しかるに、前記した従来技術においては、
紙幣搬送途中でこのようなトラブルが発生しても直接解
決することは困難である。即ち、紙幣格納ボックスから
入出金する金種と枚数を計数し、搬送途中で不良と鑑別
された紙幣をリジェクトすることは可能であるが、鑑定
を誤って在庫管理が混乱したり、搬送途中でジャムが発
生して機械の一時的な機能停止に陥るなどの混乱は避け
られない。たとえば、重畳紙幣数を必ず2枚と読み取る
ことにしているが、3枚以上重畳している場合や一部分
だけ重畳している場合に鑑定を誤る。また、ジャムによ
って局部的な負荷が増大するとジャムを人力で取り除く
迄は現金自動取引装置の使用を停止せざるを得ない。
【0007】本発明の目的は、搬送される紙幣の分離お
よび監視と是正を行う機能を付加することによって、搬
送中のトラブルを極力防止することができる紙幣類取扱
い装置及び方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、紙幣が金種別に格納されている収納ボッ
クスと、該収納ボックスより出金され搬送される過程で
一枚ずつ紙幣を分離する第1の分離手段と、該分離手段
通過後の紙幣の金種を識別して前記収納ボックスからま
出金状況と照合する追跡手段と、前記分離手段通過後の
紙幣搬送状態を検出する第1の状態検出手段と、前記分
離手段の紙幣の厚みを検知する厚さ検知手段と、該厚さ
検出手段および前記第1の状態検出手段を利用しつつ通
過する紙幣枚数を金種別に検出する第1の枚数識別手段
と、該第1の枚数識別手段および前記追跡手段の情報を
利用して搬送された紙幣の金種と枚数を確定する数量確
定手段と、該数量確定手段通過後搬送された紙幣を有す
る紙幣を入金する第1の集積手段とを有する紙幣類取扱
い装置の開示を行う。
【0009】さらに本発明では、前記第1の状態検出手
段通過後、斜行した紙幣類は取り出してその状態を修正
し、また重畳した紙幣類は取り出して互いにより完全な
状態で重畳するように修正する姿勢修正手段と、該姿勢
修正手段を通過した紙幣を入金する第2の集積手段と、
該第2の集積手段に一旦入金した紙幣類を取り出して一
枚ずつ再分離して搬送する第2の分離手段と、該第2の
分離手段を通過した紙幣の金種と枚数を識別する第2の
枚数識別手段とを備え、該第2の枚数識別手段を通過し
た紙幣を前記第1の枚数識別手段通過紙幣と共に前記数
量確定手段に搬送する紙幣類取扱い装置を開示する。
【0010】本発明においては、前記第1の枚数識別手
段は、前記第1の状態検出手段の情報を利用して紙幣の
重畳状態を検出する重なり状態分析手段と、重畳紙幣の
厚み分布を演算してどの金種が何枚重畳しているかを推
定する第1の枚数推定手段と該第1の枚数推定手段の情
報から金種および枚数を識別する第3の枚数識別手段を
備えていることも可能である。
【0011】また、前記第1の枚数識別手段は、前記第
1の枚数識別手段を通過した紙幣が2枚以上重畳してい
ると判断された場合に、重畳紙幣を互いにずらせて1枚
ずつに剥離する姿勢変換手段と、姿勢変換手段通過後の
紙幣状態を再検出する第2の状態検出手段と、第2の状
態検出手段の情報を利用して剥離後の紙幣の枚数を推定
する第2の枚数推定手段とを備え、これによって上記第
3の枚数識別手段は第2の枚数推定手段の情報から金種
および枚数を識別する。
【0012】重畳紙幣の剥離は、ローラ機構や搬送速度
調節によって行うことが可能であり、またトラブル発生
に伴って搬送速度を調整することでトラブルの再発を避
けることが可能である。
【0013】更に本発明は、第1の枚数識別手段は、第
1の状態検出手段から得た搬送されてくる紙幣類の全体
搬送形態画像に対して、その輪郭の一部に耳折れの無い
紙幣類を重ねていくことを繰り返すことにより、紙幣類
の重なりの全体像を形成すると共に、その厚さ分布を予
測し厚さ検知手段からの出力情報と比較することによっ
て、耳折れした紙幣類が存在することを検出する耳折れ
検出手段を備えた。
【0014】
【作用】追跡手段は、搬送されて来る紙幣類がどこから
送り出されて来たものであるかを追跡する。第1の状態
検出手段は、搬送されて来る紙幣類の姿勢、タイミング
を検出する。厚さ検知手段は、搬送されて来る紙幣類の
厚さを検知する。第1の枚数識別手段は、斜行したり重
なって来る紙幣類の形態、厚さの分布から枚数を識別す
る。数量確定手段は、送られて来る紙幣類の種類とその
枚数を確定する。姿勢修正手段は、斜行したり重送しな
がら送られて来る紙幣類の斜行を修正する。第2の枚数
識別手段は、前述の第1の枚数識別手段と同じ働きをす
る。
【0015】重なり状態分析手段は、状態検出手段から
得た紙葉類の搬送姿勢情報から紙葉類の重なり方を分析
する。第1の枚数推定手段は、これらの重なった紙葉類
の各々の厚さを求めブロック状態で重送している紙葉類
全体の枚数を推定する。姿勢変換手段は、重送して来た
紙葉類を互いに分離する方向へ相対的に移動する。第2
の状態検出手段は、第1の状態検出手段と同じ働きをす
る。第2の枚数推定手段は、第1の状態検出手段と第2
の状態検出手段とから得た紙葉類の姿勢情報を比べるこ
とにより、紙葉類の重なり枚数を再度推定する。
【0016】処理速度制御手段は、第1の状態検出手段
からの情報を基に、紙葉類が大きな斜行したり重なって
送られた場合に、これらの紙葉類が通過した後、その後
の紙葉類の分離を所定の時間経過後に行わせる。更にこ
の処理速度制御手段は、姿勢修正手段、第2の枚数識別
手段等での紙葉類の処理速度を他の通常の処理速度より
も遅く行わせる。
【0017】姿勢変換手段は、紙葉類をその厚さ方向の
両側から速度を異にして接触して搬送する。かつ、低速
の搬送駆動側に所定のトルク以上の負荷が発生した場合
には高速搬送側と一緒につれまわる。
【0018】また、姿勢変換手段は、前段の搬送速度を
後段の搬送速度よりも遅くするとともに、所定の値以上
の負荷がかかると高速側と一緒につれまわる。
【0019】
【実施例】図12〜図15は本発明の基本的な4つの取
扱い装置を示す図である。図12の第1の取扱い装置
は、格納ボックス60、分離手段61、追跡手段62、
第1の状態検出手段63、厚さ検出手段64、第1の枚
数識別手段65、数量確定手段66、集積手段67、よ
り成る。この図12の第1の取扱い装置によれば、格納
ボックス60から出金された紙幣類は、まず分離手段6
1で1枚ずつに剥離されて枚数識別のために搬送される
途中で追跡手段62により金種を確認する。次に、第1
の状態検出手段63で紙幣の姿勢や搬送のタイミングを
計り、暑さ検出手段64で重畳具合をチェックする。第
1の枚数識別手段65は、これらデータから斜行や重畳
している紙幣の枚数、正常に搬送されている枚数を金種
毎に検知する。そして数量確定手段66によって最終的
な枚数を金種毎に確定する。確定された紙幣類は、集積
手段67によって1個所にまとめられる。このために、
紙幣の重畳が原理的に解消し、また斜行や重畳がなお残
っても金種、金額の確定ができる。
【0020】図13の取扱い装置は、格納ボックス6
0、分離手段61、追跡手段62、第1の状態検出手段
63、厚さ検出手段64、第1の枚数識別手段65、数
量確定手段66、集積手段67、姿勢修正手段68、第
2の集積手段69、第2の分離手段70、第2の枚数識
別手段71より成る。図13に示す第2の取扱い装置に
よれば、分離手段61によって剥離作用を受けてもなお
重畳や斜行している紙幣類は、姿勢修正手段68によっ
てまず斜行を修正する。これを一旦、第2の集積手段6
9に格納してから、第2の分離手段70を用いてもう一
度剥離作業を行う。しかる後、第2の枚数識別手段71
を通して剥離した金種、枚数を検知する。この時、追跡
手段62の情報を利用すれば、格納ボックス60から出
金した紙幣の詳細を把握できる。
【0021】図14は第1の枚数識別手段65の詳細図
を示す。即ち、この手段65は、重なり状態分析手段7
2、第1の枚数推定手段73、第3の枚数識別手段74
より成る。図14の本発明の第3の取扱い装置によれ
ば、第1の枚数識別手段65は、第1の状態検出手段6
3の情報を基に紙幣の重畳をチェックする重なり状態分
析手段72、厚さ検出手段64と重なり状態分析手段7
2の情報を基に金種毎に重畳枚数を推定する第1の枚数
推定手段73およびこれらの結果に基づいて搬送中の紙
幣類の金種、枚数を識別する第3の枚数識別手段74か
ら構成する。これによって重畳や斜行があっても金額の
確定を可能にする。
【0022】図15は第1の枚数識別手段65の別の詳
細図を示す。即ち、手段65は、重なり状態分析手段7
2、第1の枚数推定手段73、第3の枚数識別手段7
4、姿勢変換手段75、第2の状態検出手段76、第2
の枚数推定手段77より成る。図15に示す本発明の第
4の取扱い装置によれば、第1の枚数識別手段65は、
さらに不良状態にある搬送紙幣類の姿勢を正す。すなわ
ち、重なり状態分析手段72と第1の枚数推定手段73
で重畳紙幣の金種、枚数を把握後、姿勢変換手段75を
通過させる。姿勢変換手段75は、重畳している紙幣類
を互いに分離する方向に相対的位置を変えて剥離する機
能をもつ。しかる後、第2の状態検出手段76によって
紙幣の搬送状態を再検出する。第2の枚数推定手段77
は、第1の状態検出手段63と第2の状態検出手段76
の情報を対比することによって紙幣の重畳解消の様子を
再度検出し、その後第3の枚数識別手段74で金種別に
紙幣枚数の識別を行う。
【0023】さらに、本発明の姿勢変換手段75である
相対すべり搬送手段は、重畳した紙幣類を2個のローラ
間に挾み、各ローラを異なる速度で駆動することによっ
て、剥離しつつ搬送する機能を有する。低速のローラ側
に一定しきい値以上のトルクが印加された場合には、低
速ローラの駆動をやめ、このローラが高速ローラに同期
して空回りするようにしてある。以下本発明を具体的な
実施例に基づいてより詳しく述べる。
【0024】本発明の具体的な実施例を、図1〜図11
を用いて説明する。図1は、紙幣の入出金取引を行う現
金自動取引装置に内蔵された紙幣取扱い装置1の概略構
成を示す。図中の矢印は紙幣の送られる方向をしめして
る。紙幣の入出金口2は、顧客が紙幣の入金、出金を行
う場所である。この入出金2へ入金された紙幣は、分離
部3により1枚ずつ分離されて、鑑別部4へ送られる。
この鑑別部4で紙幣の真偽、金種等が判別される。リジ
ェクトボックス5は、入金された紙幣の汚れがひどいと
かの理由で再び出入金に利用するには不適と鑑別部4で
判断したものや、金種の判別ができずに出金不可となっ
た紙幣を貯えるところである。金種ボックス6は、金種
毎に分けて紙幣を収納するものである。集積部7は、1
枚ずつ送られてきた紙幣を前記金種ボックス6へ集積す
るものである。分離部8は、前記金種ボックス6に収納
された紙幣を再び1枚ずつに分離するためのものであ
り、前記分離部1と同様の機構を備えている。図12〜
15の格納ボックス60は、入出金口2または金種ボッ
クス6である。集積部9は、1枚ずつ送られてきた紙幣
をし集積して入出金口2へ放出するためのものである。
【0025】これらの紙幣処理部への紙幣の搬送は、対
向して走行するゴムベルトである搬送によって構成され
ている搬送路10により行われている。ゲート11は、
前記搬送路10の岐路に設けられており、紙幣の搬送方
向を切り換えるものである。紙幣の搬送されてくるタイ
ミングを検知する検知手段である検知センサ12は、搬
送路つなぎめに配置している。これらの検知センサ12
は発光素子と発光素子からなり、これらの素子を紙幣の
通過する搬送路の両側に設置したものである。前記搬送
路10は、図2に示すように、いくつかのブロックに分
けて駆動しており、それぞれのブロックの搬送は、独立
した駆動源によって駆動されている。即ち、例えばブロ
ック18、19に分けられた搬送路14a、14bは、
歯車22、24、25を介してそれぞれパルスモータ2
0、21によって駆動される。
【0026】また、図1に示すように、本装置1には、
紙幣がどの場所から分離されてきたものかを追跡する追
跡手段62と、斜行や重畳状態で搬送されて来る紙幣の
状態を検出する第1の状態検出手段63と、紙幣の厚さ
を検知する検知手段64と、これらの手段からの情報に
基づいて搬送されて来る紙幣の枚数を検知する第1の枚
数識別手段65と、これにより搬送されて来る紙幣の金
額を確定する数量確定手段を備えている。これらの機能
を備えることにより、斜行あるいは重畳して来る紙幣の
金額を確定することができ、従来の現金精査機能と合わ
せることにより、紙幣処理装置内に存在する現金在高を
常時把握するものである。
【0027】尚、本装置1での紙幣処理のための紙幣搬
送は、以下のように行う。 (1)、入金ルート 顧客からの紙幣の入金を行うための紙幣搬送ルートであ
る。入出金口2へ投入された紙幣は、分離部3で一枚ず
つに分離され、鑑別部4で金種を判定した後、最終的に
金種ボックス6へ収納される。この入金ルートでは、紙
幣の重送とか斜行などのために金額が確定しない紙幣
は、入出金2の顧客へ戻される。従って、このルートで
は、金額の数量確定をすることは必ずしも必要ない。
【0028】(2)、出金ルート 顧客への紙幣の出金のための紙幣の搬送のルートであ
る。金種ボックス6に収納されていた紙幣を、分離部8
で一枚ずつに分離した後、鑑別部4で金種を判定し、金
額の数量確定が出来た紙幣は入出金口2へ送られ、重送
とか斜行などのために金額が確定しない紙幣はリジェク
トボックス5へ送られ収納される。このリジェクトボッ
クス5へ送られる紙幣は、鑑別部4で紙幣の搬送状態と
その厚さが検知され、金額が確定された後、リジェクト
ボックス5へ納入される。
【0029】(3)、図3で示した紙幣の数量確定のた
めの紙幣搬送ルート 顧客への紙幣の出金のため、あるいは、装置外への紙幣
の回収のための紙幣の搬送ルートである。図3の実線で
示した情報処理を行う場合の紙幣搬送ルートは、金種ボ
ックス6に収納された紙幣を分離部8により分離し、鑑
別部4を介して入出金口2へ放出する、あるいは、同じ
く鑑別部4を介して装置1の外部へ紙幣を取り出すため
にカセット35へ収納する場合である。
【0030】又、図3の点線で示した情報処理を行う場
合の紙幣搬送ルートは、上述の分離部8から分離された
紙幣で鑑別部4で紙幣の数量確定が出来なかった紙幣の
処理を行うルートであり、鑑別部4を経由後、紙幣の姿
勢を修正する姿勢修正部27を介して再び金種ボックス
6、あるいは、カセット35等の紙幣処理モードで使用
しない収納ボックスへ収納後、再度分離して鑑別部4へ
搬送し、点線で示した場合の紙幣の処理を再度繰り返し
実行させるものである。
【0031】図3は、紙幣の姿勢修正による金額確定法
について示している。前記鑑別部4では図示していない
が、第1の状態検出手段63である一次元に配列した光
学ラインセンサおよび、厚さ検知手段64である紙幣の
厚さ検知センサを備えている。一次元配列光学式ライン
センサは、紙幣の搬送方向に直角方向に一列となるよう
に配置している。ラインセンサは、発光部と受光部を備
えた市販のセンサであり、搬送して来る紙幣の片面側か
ら発光した時の紙幣からの反射光を受光センサで受ける
ものである。厚さ検知センサは、公知の厚さ検知センサ
であり、搬送中の紙幣を両側からローラで押圧した時の
ローラの押圧方向の位置の変化値を計測し、その値から
紙幣の厚さ分布を求めるものである。
【0032】枚数識別回路26は、第1及び第2の枚数
識別手段65、71に該当するものであり、上述のライ
ンセンサと厚さ検知センサの出力から搬送されて来た紙
幣の枚数を識別する機能を有している。その結果、搬送
されて来た紙幣の枚数がわかれば、図中に破線で示した
ように、その枚数と該紙幣がどの収納場所から搬送され
て来たかを追跡する追跡回路からの情報とから、搬送さ
れて来た紙幣の金額を確定する金額確定回路28を備え
ている。前記枚数識別回路26については、図5以下の
図を用いて、詳細を後述する。
【0033】ここで、もし、搬送されて来た紙幣が大き
く斜行していたり重畳していたりしたために、枚数識別
回路26でその紙幣の枚数がわからなかった場合は、図
中の実線で示したように、それらの紙幣の姿勢を修正す
る姿勢修正部27へ送り込む。図4に示すように、姿勢
修正部は、搬送ベルト14によって図中に破線で示した
ように斜行して搬送されて来た紙幣38を、実線で示し
たように斜行を修正するものである。このために、搬送
ベルト14の両サイドにロータリソレノイド36により
駆動されるストップレバー37を設けている。このスト
ップレバー347により、斜行して来た紙幣を制止して
その姿勢を修正する。このストップレバーは、通常は搬
送路上にはなく、斜行した紙幣が来た時のみ、図中に示
すような位置に回動して移動する。即ち、鑑別部4から
の情報に基づいて紙幣の搬送して来るタイミングに合わ
せてロータリソレノイド36を駆動させている。これに
より斜行を修正された紙幣は、ストップレバー37が搬
送路から退避すると、そのまま搬送ベルト14によって
搬送され、集積部9によって集積した後、再び分離部8
によって分離して前述の破線で示したルートを通って処
理されるまでその動作をくり返す。
【0034】図5は、紙幣の姿勢を変換することによっ
て、搬送されて来た紙幣の金額を確定する方法について
示している。図5中の実線は、顧客への紙幣の出金のた
め、あるいは、装置外への紙幣の回収時に行うものであ
り、この場合、紙幣の搬送は、分離部8から分離され、
鑑別部4を介して、リジェクトボックス5へ回収される
搬送ルートを通る。又、図5中の点線は、同じ搬送ルー
トを通るが紙幣一枚ずつが一部分重なっている状態で搬
送されている場合の紙幣の処理法を示し、この場合、姿
勢変換部31などを動作させずに数量の確定を行うこと
を示している。本図によって、枚数識別回路26の構成
要素を説明する。前述したように、搬送されて来た紙幣
の金額を確定するためには、搬送されて来た紙幣の枚数
を知る必要がある。一方、搬送されて来る紙幣は前述の
ように大きく斜行したり重畳して来るものも含まれるの
で、これらの紙幣の枚数を識別するために、枚数識別回
路26は搬送されて来る紙幣の形態を分析する重なり状
態分析回路29を備えている。これは前述ラインセンサ
の出力から、搬送されて来た紙幣の重なり状態を分析す
るものである。
【0035】図6に示すように、該重なり状態分析回路
29では、ラインセンサからの情報を基にして紙幣の搬
送姿勢を図式化する。図に示すように、紙幣がラインセ
ンサ上を通過していくと、ラインセンサの出力のある領
域が時間の経過とともに得られる。この領域は紙幣が通
過した領域であり、紙幣の搬送状態を示すものである。
紙幣の重なり状態は、このラインセンサの出力領域の形
態で示される。紙幣の重なり状態の分析は、搬送方向を
よぎる図中のコーナーを有する直線A、B、Cに紙幣の
コーナを合わせて順番に重ねることにより得られる。次
に、第1の枚数推定回路30では、図7に示すように前
記重なり状態分析回路29により得られる紙幣の重なり
状態と、これらの紙幣上の厚さを検知する厚さ検知セン
サ12の出力値から、重なった状態による各々の紙幣の
厚さを演算により求め、各々の紙幣が何枚ずつ重なって
搬送しているかを推定するものである。即ち、直線A、
B、Cが通過したときの厚さ検知センサの出力は、時間
とともに変化し、その出力値lは紙幣Cの厚さを示し、
値mは紙幣Bと紙幣Cの厚さの和、値nは紙幣A、B、
Cの厚さの和を示す。従って、これらの値から、紙幣
A、B、Cの厚さ、tA、tB、tCを演算により求める
ことが出来る。そして 、それらの値が紙幣2枚分の厚
さより小さいならば、それぞれの紙幣A、B、Cは各々
1枚ずつであることを確認出来る。ここで、tminは紙
幣A、B、Cの厚さのうち一番薄いものの値を示す。
【0036】以上の結果から、重なって搬送される紙幣
の枚数がわかると、検知センサ12からの出力情報によっ
て、これらの紙幣がどの金種ボックス6から出て来たも
の判定出来るために、斜行したり重なって搬送されて来
た紙幣でもその合計金額を知ることが出来る。図5の点
線の流れは、図7に示す例の場合の処理手順を示してい
る。
【0037】一方、紙幣A、B、Cのうちの1つでも紙
幣が2枚以上重なっているため枚数が確定出来ない場合
には、姿勢変換部31により紙幣の姿勢を変換させる。
【0038】図8は、増速搬送による姿勢変換部につい
て示したものである。ローラ48は、回転自由で対向す
るローラ49の方向に押圧されて支持される。ローラ4
9は、図示しない駆動源により矢印方向へ回転駆動され
ている。
【0039】ローラ50は回転自由で、対向するローラ
51の方向に押圧されて支持されている。ローラ51
は、所定のトルク以上の負荷が加わった時には回転力が
伝わらないトルクリミッタ54を介して、図示しない駆
動源によってローラ49よりも高速の周速度で矢印方向
へ回転駆動されている。これにより、例えば、搬送方向
の前後方向に一部分が重なった状態の紙幣52、53が
搬送されて来た場合には、ローラ50、51により挾持
され搬送力を受ける紙幣53が高速で駆動されて、図中
の下段に示すように紙幣52と搬送の前流側と後流側方向
に引き離される。また、紙幣52が単独でローラ48、
49に挾持され、ローラ50、51で該紙幣52を挾持
して搬送駆動する時には、ローラ51の駆動トルクの上
限がトルクリミッタ54により管理されるために、ロー
ラ51は回転速度が低下することになる。これにより、
紙幣52は過大な張力が加わらないようにすることが出
来るとともに、紙幣52とローラ51あるいはローラ4
9との間に発生するすべりにより摩擦ロスを小さく抑え
ることが出来る。
【0040】図9は、剪断すべり付与による姿勢変換部
31の概略構成図を示している。モータ39により、プ
ーリ40、ローラ43が回転駆動される。前記プーリ4
0にはベルト41が係合しプーリ42を回転駆動する。
ローラ43を駆動するプーリ40とローラ44を駆動す
るプーリ42は歯数が異なり、ローラ43の周速はロー
ラ44の周速より早く設定してある。また、プーリ42
には、所定トルク以上のトルクが負荷された場合は駆動
方向へ回転するようにトルクリミッタ47を組み込んで
いる。これにより、図8に示した姿勢変換部31により
搬送方向の前流側と後流側方向にひき離された紙幣でな
お2枚重なっていた紙幣45、46はこのローラ43、
44間で搬送方向に剪断されて1枚ずつにはく離され、
その形態が変化する。
【0041】図5に戻って、図8、図9に示した前記姿
勢変換部31を通過することによって搬送方向に形態の変
換された紙幣は、前述したようなセインセンサを備えた
状態再検出部32で再びその形態を検出する。第2の枚
数推定回路33では、前記状態再検出部32からの情報
をもとに、通過紙幣の枚数を推定する。即ち、前記状態
再検出部32では、1枚ずつ分離された状態に近い状態
で搬送されてくる紙幣を検出するので、前記の第2の枚
数推定回路33では、この状態再検出部32の出力のオ
ン、オフの長さ及び回数をカウントすれば紙幣枚数を数
えることが出来る。金額確定回路28の動作について
は、前述した通りであり、搬送されてくる紙幣がどの収
納場所から出て来たものかを各々の収納場所あるいは搬
送路の途上に備えた検知センサ12の出力を追跡するこ
とによって確認するとともに前記の第2の枚数推定回路
32から、それらの収納場所から出て来た紙幣が何枚で
あるかを推定することによって、斜行あるいは重畳して
来た紙幣の金額を確定する。
【0042】図10は、前述した姿勢変換部31での紙
幣処理をゆっくりした速度で行わせるための処理方法を
示したものである。即ち、第1の状態検出手段63にお
いて紙幣が大きく斜行したり重畳して来たことを確認し
た場合、その後の分離手段61での紙幣の分離を一度止
めて(図12参照)、それらの不良紙幣の姿勢修正を前
述姿勢変換部31でゆっくりと行わせた後、再び分離部
8での紙幣の分離を継続させるための処理速度制御回路
34を備えている。
【0043】図11に、耳の折れた状態の耳折れ紙幣の
検出法を示す。即ち、重なり状態分析回路29では、図
6で述べたのと同じように、ラインセンサからの出力の
ある領域の前縁のラインa又はコーナb、cに紙幣の全
体像を重ねることによって、紙幣Dの全体像を得る。こ
の後、同様の作業を次々に行っていき紙幣の重なり状態
を分析していく。ところが、これらの紙幣の中に折れ紙
幣が混入していると、前記領域ラインd又はコーナeに
紙幣の全体像を重ねた場合に、ラインセンサの出力領域
の全体像と合致しなくなる場合が発生する。あるいは、
ラインセンサの出力領域の全体像と矛盾しないが、この
場合の全体像は、厚さ検地センサの出力とは矛盾する場
合が発生する。耳折れ紙幣の検出は、耳折れ紙幣が存在
することにより発生するこれらの矛盾点が発生するかど
うかをチェックすることにより行う。
【0044】以上実施例を用いて述べた本発明の装置の
構成と動作により、従来技術では得られなかった課題の
解決が出来る。即ち、紙幣処理装置では、公知の紙幣の
取引き動作の他、を行うことができると共に、耳折れ紙
幣を含み分離された搬送中の紙幣が大きな斜行や重畳状
態にあっても、それらの紙幣の金額を確定することが出
来る。これにより、紙幣取扱い装置の中に存在する金額
がいくらであるのかを常に把握することが出来る。即
ち、銀行等における現金の管理が効率よく行えるように
なる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、現金
自動取引装置内の紙幣の金額を確実に把握し、銀行など
の金融機関における現金管理を効率よく行う装置を提供
することが出来る。搬送中の大きく斜行した紙幣や重畳
した紙幣の姿勢を正常化することにより、ジャムの発生
を抑え、リジェクトボックスに搬入して再仕分け必要な
紙幣数を減少させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における紙幣処理装置の構成
概要を示す図である。
【図2】図1の搬送路10の駆動機構の概略を示す図で
ある。
【図3】本発明の紙幣の姿勢修正による金額確定法を説
明するための図である。
【図4】図3の姿勢修正部の構成概要を示す図である。
【図5】本発明の紙幣の姿勢変換による金額確定法を説
明するための図である。
【図6】図5の重なり状態分析回路29の処理動作を示
す図である。
【図7】図5の第1の枚数推定回路30の処理動作を示
す図である。
【図8】図5の姿勢変換部31の前段において増速搬送
による姿勢変換を行う機構を説明するための図である。
【図9】図5の姿勢変換部31の後段において剪断すべ
りによる姿勢変換を行う機構を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の不良紙幣搬送時における低速度姿勢
変換法を説明するための図である。
【図11】本発明の耳折れ紙幣の検出フローを示す図で
ある。
【図12】本発明の第1の原理を説明するための図であ
る。
【図13】本発明の第2の原理を説明するための図であ
る。
【図14】本発明の第3の原理を説明するための図であ
る。
【図15】本発明の第4の原理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 紙幣処理装置 2 紙幣の入出金口 3、8 分離部 4 鑑別部 5 リジェクトボックス 6 金種ボックス 7、9 集積部 10 搬送路 11 ゲート 12 検知センサ 14 搬送ベルト 14a、14b 搬送路 18、19 ブロック 20、21 パルスモータ 22、23、24、25 歯車 26 枚数識別回路 27 姿勢修正部 28 金額確定回路 29 重なり状態分析回路 30 第1の枚数推定回路 31 姿勢変換部 32 状態再検出部 33 第2の枚数推定回路 34 処理速度制御回路 36 ロータリソレノイド 37 ストップレバー 38 斜行紙幣 39 モータ 40、42 プーリ 41 ベルト 43、44 ローラ 45、46、52、53 重畳紙幣 47、54 トルクリミッタ 48、50 非駆動ローラ 49、51駆動ローラ 60 格納ボックス 61 分離手段 62 追跡手段 63 第1の状態検出手段 64 厚さ検出手段 65 第1の枚数識別手段 66 数量確定手段 67 集積手段 68 姿勢修正手段 69 第2の集積手段 70 第2の分離手段 71 第2の枚数識別手段 72 重なり状態分析手段 73 第1の枚数推定手段 74 枚数識別装置 75 姿勢変換手段 76 第2の状態検出手段 77 第2の枚数識別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07D 3/00 401 7/00 G 9/04 401 Z 0330−3E

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣類が金種別に格納されている収納ボ
    ックスと、該収納ボックスより出金され搬送される過程
    で一枚ずつ紙幣を分離する第1の分離手段と、該分離手
    段通過後の紙幣の金種を識別して前記収納ボックスから
    の出金状況と照合する追跡手段と、前記分離手段通過後
    の紙幣搬送状態を検出する第1の状態検出手段と、前記
    分離手段通過後の紙幣の厚みを検知する厚さ検知手段
    と、該厚さ検出手段および前記第1の状態検出手段の情
    報を利用しつつ通過する紙幣枚数を金種別に検出する第
    1の枚数識別手段と、該第1の枚数識別手段および前記
    追跡手段の情報を利用して搬送された紙幣の金種と枚数
    を確定する数量確定手段と、該数量確定手段通過後搬送
    された紙幣を入金する第1の集積手段とを有する紙幣類
    取扱い装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の状態検出手段通過後、斜行し
    た紙幣類は取り出してその状態を修正し、また重畳した
    紙幣類は取り出して互いにより完全な状態で重畳するよ
    うに修正する姿勢修正手段と、該姿勢修正手段を通過し
    た紙幣を入金する第2の集積手段と、該第2の集積手段
    に一旦入金した紙幣類を取り出して一枚ずつ再分離して
    搬送する第2の分離手段と、該第2の分離手段を通過し
    た紙幣の金種と枚数を識別する第2の枚数識別手段とを
    備え、該第2の枚数識別手段を通過した紙幣を前記第1
    の枚数識別手段通過紙幣と共に前記数量確定手段に搬送
    する請求項1記載の紙幣類取扱い装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の枚数識別手段は、前記第1の
    状態検出手段の情報を利用して、紙幣の重畳状態を検出
    する重なり状態分析手段と、重畳紙幣の厚み分布を演算
    してどの金種が何枚重畳しているかを推定する第1の枚
    数推定手段と、該第1の枚数推定手段の情報から金種お
    よび枚数を識別する第3の枚数識別手段と、を備えた請
    求項1または2記載の紙幣類取扱い装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の枚数推定手段を通過した紙幣
    が2枚以上重畳していると判断された場合に、重畳紙幣
    を互いにずらせて1枚ずつに剥離する姿勢変換手段と、
    該姿勢変換手段通過後の紙幣の状態を再検出する第2の
    状態検出手段と、該第2の状態検出手段の情報を利用し
    て剥離後の紙幣の枚数を推定する第2の枚数推定手段と
    を備え、前記第3の枚数識別手段は、該第2の枚数推定
    手段の情報から金種および枚数を識別することとした請
    求項3記載の紙幣類取扱い装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の状態検出手段によって搬送紙
    幣の斜行および/又は重畳が検出された場合に、該斜行
    および/又は重畳の紙幣類の後端通過検出後一定時間を
    経てから次の紙幣を前記格納ボックスから出金または分
    離し、かつ該出金または分離の作業速度を前記斜行およ
    び/又は重畳した紙幣の場合よりも低下させる処理速度
    制御手段を更に備えた請求項1または2記載の紙幣類取
    扱い装置。
  6. 【請求項6】 前記姿勢変換手段は、挟んだ紙幣類の両
    側にある2個のローラと、該ローラを異なる速度で回転
    させるための駆動装置とを備え、前記ローラが互いに異
    なる速度で回転しながら挟んだ紙幣を搬送する際該紙幣
    類に相対滑りを与え、かついずれかのローラに所定以上
    の負荷が印加された時に該ローラのトルクを零にして空
    転させる機能を有する請求項4記載の紙幣類取扱い装
    置。
  7. 【請求項7】 前記姿勢変換手段は、前記重畳紙幣の後
    流側の搬送速度を前記重畳紙幣の前流側の搬送速度より
    早くし、かつ前記前流側に所定トルク以上の負荷が印加
    された場合には前記ローラを搬送方向へ空転させる機能
    を有する増速搬送手段を更に備えた請求項4記載の紙幣
    類取扱い装置。
  8. 【請求項8】 第1の枚数識別手段は、第1の状態検出
    手段から得た搬送されてくる紙幣類の全体搬送形態画像
    に対して、その輪郭の一部に耳折れの無い紙幣類を重ね
    ていくことを繰り返すことにより、紙幣類の重なりの全
    体像を形成すると共に、その厚さ分布を予測し厚さ検知
    手段からの出力情報と比較することによって、耳折れし
    た紙幣類が存在することを検出する耳折れ検出手段を備
    えた請求項1記載の紙幣類取扱い装置。
  9. 【請求項9】 紙幣類を搬送させてその入出力管理を行
    う紙幣類取扱い方法において、紙幣類の搬送形態と厚さ
    分布とから搬送紙幣類の枚数を自動的に確認し、紙幣類
    の種類と枚数とを自動的に把握管理する紙幣類取扱い方
    法。
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