JPS61273449A - 自動入出金機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙幣投入受取部よシ投入された紙幣を真偽判別
等を行う鑑別部を経由させて集積収納部に収納し、また
該集積収納部の紙幣を前記鑑別部を経由させて紙幣投入
受取部に送ることにより入出金を行う自動入出金機に関
するものである。

〔従来の技術〕

第２図は従来のこの種の自動入出金機を示す概略側面図
で、図において１は装置筐体であり、その内部に以下の
構成要素が設けらｎている。

まず２は顧客等が紙幣を投入したシあるいは受取るため
の紙幣投入受取部で、前記装置筐体１の上部に設けらｎ
たシャッタを有する開口の内側に位置している。

３は前記紙幣投入受取部２の直下に設けらｎた分離給送
部で、吸引ドラム４を有しており、紙幣投入受取部２か
ら受渡さｎる紙幣を吸引ドラム４により１枚づつ吸引分
離して給送するようになっている。

５は図示しない光学センサや磁気センサ及び鑑別回路等
を備えていて前記分離給送部３から搬送さｎてくる紙幣
の真偽判別や損券判定及び入出金紙幣の金種判別等を行
う紙幣鑑別部、６と１は羽根車、８は一方の羽根車６の
上方に設けらまた真券一括集積部、９は他方の羽根車７
の上方に設けらｎた偽券一括集積部で、こｎらは装置筐
体１内の上部側に設けらｎており、前記鑑別部５で真券
と判別された紙幣は羽根車６によシ真券一括集積部８に
集積さｎ、また偽券と判別された紙幣は羽根車７によシ
偽券一括集積部９に集積さｎるようになっている。

１０は千円１紙幣を収納する集積収納部（以下千券金庫
）、１１は万円紙幣を収納する集積収納部（以下万券金
庫）、１２は前記鑑別部５で損券と判定さｌｔ″Ｌ念入
金厭幣を収納する集積収納部（以下損券金庫）、１３は
出金時に前記鑑別部５による金種判別や図示しないセン
サによる２枚検知等で不良と判定された紙幣を収納する
集積収納部（以下リジェクト金庫）でこｎらは装置筐体
１の下部、に並べて配置さｎている。

１４．１５，１６．１７は前記各金庫１０，１１゜１２
、ｉ３上にそｎぞｎ配置された羽根車で、こｎらの羽根
車１４〜１７によル前記紙幣が金庫１０〜１３１Ｃ集積
さｎて収納さｎるようになっている。

１８は前記千券金庫１０から紙幣′ｔ−１枚づつ吸引分
離して給送する吸引ドラムで、この吸引ドラム１８は羽
根車１４と組合せて設けら几ており、また１９は前記万
円金庫１１から紙幣を１゛枚づつ吸引分離して給送する
吸引ドラムで、この吸引ドラム１９は羽根車１５と組合
せて設けらｎている。

２０は前記各構成要素間を結ぶ搬送路で、この搬送路２
０は紙幣を搬送する搬送ローラや搬送ベルト及び紙幣の
搬送方向を切替える切替ブレードにより構成さ几ている
。

次に上述した構成の作用について説明すると、まず顧客
によシ紙幣投入受取部２に一括投入された入金紙幣は分
離給送部３に渡された後、該分離給送部３の吸引ドラム
４により１枚づつ分離給送さｎ、搬送路２０を通シ鑑別
部５に送ら１て、該鑑別部５で真偽判別さｎる。

ここで偽券と判別された紙幣は搬送路２０を通って羽根
車７へ送込まｎ１該羽根車７によシ偽券一括集積部９に
順次集積さｎる。そして、ここから搬送路２０を通シ紙
幣投入受取部２Ｖｃ戻さｎて顧客に返却さ几る。

一方、鑑別部５で真券と判別された紙幣は搬送路２０を
通って羽根車６へ送込まｎ１該羽根車６によシ真券一括
集積部８に集積さ几る。そして、ここから偽券一括集積
部９を経て搬送路２０を通シ、紙幣投入受取部２２分離
給送部３ｆ、経て搬送路２０により再び鑑別部５に１枚
づつ供給さｎる。

こうして鑑別部５に搬送さまた紙幣は、この鑑別部５で
損券判定や金種判別された後、搬送路２０を通って羽根
車１４，１５または１６に送込まｎｌこｎらの羽根車１
４〜１６により千券金庫１０゜万券金庫１１及び損券金
庫１２にそｎぞれ集積収納される。

このように自動入出金機においては、入金時だけでも多
くの分離給送、搬送、及び集積動作が行わ几るが、特に
分離給送部３での分離給送時には紙幣の斜行や横ずｎが
発生し易い。

このような紙幣の斜行や横ずｎが発生した場合、斜行は
紙幣を羽根車６．７あるいは１４〜１６に送込むことで
除去できるが、横ずｎの修正をこｔら羽根車等により行
うことはできないので、各金庫１０〜１３に紙幣整列し
て収納することは困難となる。

この場合、各金庫１０〜１３の寸法を紙幣の横ずｎ’を
見越した分だけ大きくして、横ずｎした紙幣の収納を可
能にすることが考えら几るが、このような方法では出金
時に千券金庫１０及び万券金庫１１から紙幣を分離給送
する際更に大きく横ずｎを発生することになり、紙幣の
ジャムが生じたりあるいは紙幣搬送の安定性を損う他、
不揃いの紙幣を顧客へ出金することによるサービスの低
下等を招くことになってより大きな欠点を生じる結果と
なる。

そのため、従来はこｎらの欠点を解決する手段として各
金庫に集積収納さ几る紙幣を整列させる機構が採用さｎ
ている。

第３図はその整列機構を示し、図（ａ）はその平面図、
図（ｂ）は正面図であり、ここでは−例として千券金庫
１０の場合を示している。

この図に見らｎるように羽根車１４は軸２１上に一定の
間隔で２偏設けらｎており、この２個の羽根車１４によ
り紙幣が千券金庫１０に集積さｎ収納さ几る。

整列機構は千券金庫１０の一側内壁に設けらｎたガイド
２２と、他側に配置さルていて一端に回動支点２３を有
する抑圧部材２４と、この抑圧部材２４″ｆ、駆動する
ンレノイドやモータ等の図示しない駆動源によって構成
さ几ておシ、前記ガイド２２を紙幣の収納基準位置とし
て、前記駆＠源により抑圧部材２４を揺動させることに
よシ、この押圧部材２４で羽根車１４によシ集積さｎる
紙幣の他端を押し、紙幣の一端をガイド２２に押付けて
整列さするようになっている。

一方、前述した分離給送部３による分離給送時に紙幣の
斜行や横ずｎが生じた場合、次工程である鑑別部５での
鑑別精度が低下することになる。

そのためこｌｔ′Ｌを回避する方法として紙幣の斜行や
横ずｔｔｔ’見込んだパターンメモＶｔ鑑別回路に設け
ておき、鑑別ｉｃおいて前記メモリのデータと鑑別部に
設けらｎているセンサにより検出された信号とのパター
ンの照合を行う方法があるが、この場合メモリの容量が
増大し鑑別回路が複雑化する。

そこで、このような不都合を解決するため、例えば特開
昭５９−１６１７９２号に示さ几るように、鑑別部に第
１のセンサと第２のセンナラ設ケ、第１のセンサで紙幣
を検出して得た値からその種別を選定し、その種別信号
と前記第１のセンサで検出した搬送位置信号に応答して
第２のセ゛ンサで紙幣の検出チャンネルを選定すること
により精度よく鑑別を行う方法が提案さｎている。

〔発明が解決しようとする問題点３ 以上従来の自動入出金機について説明したが、こｎｖｃ
よると各金庫に紙幣を整列させるための整列機構を設け
る必要があり、装置の大形化や複雑化を招くという問題
があった。

また、上述したように鑑別部ｖｃ第１のセンサと第２の
センサを設けて鑑別を行う方法を採用した場合、紙幣の
斜行や横ずｎが大きけｎばそｎに応じて多数のセンサが
必要となるため、センサの実装が困！ＶＣなると共にメ
モリ上のデータやセンサのチャンネルを選定する鑑別回
路が複雑となり、鑑別の処理時間も長くなって高速化に
対応することができなくなるという問題があつ念。

本発明はこｎらの諸問題を解決するためになされたもの
で、その第１の目的は各金庫に整列機構を設けることな
く、各金庫に紙幣を整列して集積収納することが可能で
、小形化を計ることができる自動入出金機を実現するこ
とである。

また、本発明の第２の目的は鑑別部におけるセンサの数
を増加させることなくかつ鑑別回路を複雑化することな
く精度のよい鑑別を短時間で行うことが可能で、高速化
に対応することができる自動入出金機を実現することで
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

上述した目的を達成するため、本発明は次の構成を備え
るものである。

まず、第１の発明として分離給送部と鑑別部の紙幣送出
側に一番近い金庫との間における搬送路の一部１ｃ、ｌ
［幣の基準位置となる位置決め部材を有しかつこの位置
決め部材に紙幣を幅寄せして整列させる紙幣整列手段を
設けたものである。

また、第２の発明として前記紙幣整列手段七紙幣投入受
取部から紙幣が受渡さｎる分離給送部と鑑別部との間の
搬送路に設けたものである。

〔作用〕

上述した第１の発明の構成では、金庫の手前において紙
幣が整列手段によシ位置決め部材に沿って整列さ几、そ
の後各金庫に羽根車によって集積収納さ几る。

従ってこｔ′ＬＩＣよｎば、１組の紙幣整列手段により
各金庫に紙幣を整列して集積収納することが可能となシ
、小形化を実現することができる。

また、第２の発明の構成では、分離給送部と鑑別部との
間で紙幣が整列手段によシ位置決め部材に沿って整列さ
ｎｌその後鑑別部に入るため、紙幣が整列さｎｆｃ状態
で鑑別が行わｎることになる。

そのため、鑑別部に多数のセンサを設ける必要がなくな
り、鑑別回路も簡素化できると共に、精度のよい鑑別を
短時間で行うことができるので、高速化に対応すること
が可能となシ、しかも鑑別後の紙幣を各金庫へ整列して
集積収納することができる。

〔実施例〕

以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は第１の発明による自動入出金機の一実施例を示
す概略側面図である。

図において１は装置筐体、２は紙幣投入受取部、３は分
離給送部、４は吸引ドラム、５は鑑別部、６と７は羽根
車、８は真券一括集積部、９は偽券一括集積部、１０〜
１３は集積収納部（つまり１０は千券金庫、１１は万券
金庫、１２は損券金庫。

１３はリジェクト金庫）、１４〜１７は羽根車、１８と
１９は吸引ドラム、２０は搬送路であり、こ扛らは第１
のものに相当し同様に構成さｎているが、各金庫１０〜
１３は第３図に示した従来の整列機構は具備していない
。

２５は整列手段で、その構成については後で詳しく述べ
るが、搬送さｎる紙幣の基準位置となる位置決め部材を
有し、かつこの基準位置に紙幣を幅寄せして整列できる
ようになっている。この整列手段２５は図では分離給送
部３と鑑別部５との間に設けているが、分離給送部３以
後千券金庫１０に至るまでの間の搬送路２０の一部に設
けてあｎばよい。

次に上述した構成の作用について説明すると、まず入金
の場合、顧客により紙幣投入受取部２に一括投入された
入金紙幣は分離給送部３に渡された後、該分離給送部３
の吸引ドラム４１Ｃよ９１枚づつ分離給送さｎる。こｎ
らの紙幣は鑑別部５の手前の搬送路２０Ｉｌｃおいて整
列手段２５によ９１枚づつ基準位１１を決める部材に幅
寄せさｎ、整列された後鑑別部５ＩＣ送らｎて、該鑑別
部５で真偽判別さｎる。

ここで偽券と判別された紙幣は搬送路２０を通って羽根
車７へ送込まｎ１該羽根車７Ｔ／ｃより偽券一括集積部
９に順次集積さｎる。そして、ここから搬送路２０を通
シ紙幣投入受取部２１Ｃ戻さ几て顧客に返却さｎるロ 一方、鑑別部５で真券と判別された紙幣は搬送路２０を
通って羽根車６へ送込まｎ５該羽根車６により真券一括
集積部８に集積さｎる。そして、ここから偽券一括集積
部９を経て搬送路２０を通シ、紙幣投入受取部２２分離
給送部３を経て搬送路２０で再び整列手段２５によ９１
枚づつ整列さルた後鑑別部５に送らｎる。こうして鑑別
部５に給送された紙幣は、この鑑別部５で損券判定や金
種判別された後、搬送路を通って羽根車１４．１５また
は１６に送込まｎ、こ牡らの羽根車１４〜１６によシ千
券金庫１０．万券金庫１１．及び損券金庫１２ｖｃそｎ
ぞｎ集積収納さｎる。

出金時には図示しないピンパッド等で顧客により指定さ
れた金種と枚数の紙幣が千券金庫１０及び万券金庫１１
から吸引ドラム１８　、１９ｖｃより順次１枚づつ分離
給送さｎ１整列手段２５１／ｉ：よって整列搬送された
後、鑑別部５へ搬送さｎる。そして鑑別部５によ多金種
判別や２枚検知等が行わ扛、こｎｖｃより不良と判定さ
れた紙幣は搬送路２０を経て羽根車１７ｖｃよりリジェ
クト金庫１３に集積収納さｎる。また、不良と判定さｎ
ず良と判定された紙幣は搬送路２０を経て羽根車６によ
り真券一括集積部８に集積さｎ、ここから偽券一括集積
部９．搬送路２０を通り紙幣投入受取部２に送ら１て該
紙幣受取部２から顧客に支払わ几る。

第４図は本発明で用いる整列手段２５の一例を示す正面
図、第５図はその側面図である。

図において２６と２７は左右の側板で、この側板２６，
２７には外周面がゴム等の摩擦材で覆わｎたアライナド
ラム２８が回転可能に支持さｎており、このアライナド
ラム２８の一側には紙幣の基準位置となる位置決め部材
としてフランジ２９が設けらｎている。

３０と３１はそｎぞｎ側面形状をアライナドラム２８の
外径よシやや曲率の大きい円弧形としたガイドで、この
ガイド３０と３１はアライナドラム２８の外周面を僅か
な隙間を持って覆いかつ互いの端面間に一定幅の切ｎ目
３２ができるように並べて配置さｎている。

３３は前記側板２６と２７との間にわたされた固定部材
で、この固定部材３３ｖｃ前記一方のガイド３０が支持
具３４を介して支持さｎている。

３５は前記フランジ２９の近傍に位置するように固定部
材３３［取付けら几た支持板で、この支持板３５に前記
他方のガイド３１が支持さｎている。また、この支持板
３５には支持ポスト３６とスプリングボスト３７が前記
ガイド３１の外周に沿って複数本づつ設けらｎていて、
各々の支持ポスト３６の先部には縦及び横に回転自在な
支点を持つブラケット３８が支持さｎており、こｎらの
ブラケット３８に前記アライナドラム２８の摩擦材よシ
摩擦係数の大きなゴム等の面を持つアライナローラ３９
が回転自在に、支持さ１ていて、前記ガイド３０と３１
との間の切ｎ目３２からアライナドラム２８の表面に接
触するようになっている。

４０は前記各スプリングボスト３７と各ブラケット３８
との間にわたされたプレッシャスプリングで、このプレ
ッシャスプリング４０により各アライナローラ３９はア
ライナドラム２８１Ｃ押付けら几ており、また４１は前
記各支持ポスト３６と各ブラケット３８の自由端との間
にわたされたアライナスプリングで、このアライナスプ
リング４１により各アライナローラ３９ｖｃ後述する捩
り角θが与えらｎている。

尚、本実施例で用いるアライナローラ３９は第５図に示
すように４個であるが、こルより多くてもまた少なくて
もよい。

また、第５図において４２と４３は搬送路２０の一部を
成す各々一対の搬送ローラで、搬送ローラ４２は整列手
段２５の人口側、搬送ローラ４３は出口側に配置さｎて
いる。４４は紙幣である。

第６図は前述した構成による整列手段２５を平面的に展
開した動作説明図で、この第６図及び第４図、第５図を
参照して以下に動作を説明する。

まず、第５図に示すように搬送路２０を送ら几てきた紙
幣４４は一対の搬送ローラ４３に挾持さｎ、この搬送ロ
ーラ４３により第４図に示す整列手段２５のガイド３０
，３１とアライナドラム２８との間に送込まｎる。

こうして送込まｎた紙幣４４はプレッシャスプリング４
０の力を受けているアライナローラ３９によシアライナ
ドラム２８ｉＣ押付けら１、該アライナドラム２８の回
転により鑑別部５側に送らｎていく。またこのときアラ
イナローラ３９はアライナスプリング４１の力を受けて
第６図に示すように紙幣４４の送９方向に対して捩シ角
θに傾いており、そのためアライナドラム２８によシ搬
送される紙幣４４が斜行していたシ、横ずｎしていた場
合、その紙幣４４はアライナドラム２８の摩擦力に勝る
アライナローラ３９の摩擦力によって７ランジ２９の面
つまり基準位置側に押付けられて行く。

すなわち、第１図の分離給送部３等において斜行や横ず
ｎが発生した紙幣４４は、第６図に示すようにアライナ
ドラム２８による搬送方向Ｘの他、アライナローラ３９
の捩り角θによシアライナドラム２８のフランジ２９の
方向Ｙへの力が発生し、こｎによって紙幣４４はアライ
ナドラム２８ｖｃより搬送さｎつつ除々にフランジ２９
側に偏寄せさｎて横ずｎが修正さｎ５その後頁に７ラン
ジ２９に押付けら几ることによって斜行が修正さｎる。

こうして紙幣４４の斜行や横ずｎｔ修正し終った後のア
ライナローラ３９は、紙幣４４のＹ方向への移動が無く
なることにより、この紙幣４４との摩擦力によシ捩り角
θはＯｏとなる。

こｔら一連の動作中、紙幣４４はアライナドラム２８上
にあって、このアライナドラム２Ｂの外径と同等の曲率
を保持さｎるので腰が強く、そのため整列手段２５を通
過中折ｎやしわ等を発生することなくフランジ２９を基
準位置として整列さｎ５その後搬送ローラ４３によシ次
工程へ供送さ几る。

従って、このような整列手段２５を第１図に示した分離
給送部３以後の搬送路２０の途中１個所に設けておけば
、各金庫１０〜１３に対して同一基準に整列させた紙幣
４４を給送することができ、各羽根車１４〜１ｒｖｃよ
りそのまま整列した状態で紙幣４４を各金庫１０〜１３
へ集積収納させることができる。

第７図は整列手段２５の他の例を示す側面図で、この整
列手段２５はアライナドラム２８と搬送ローラ４２との
間にしわ取シローラ４５を加えたもので、他は第５図の
ものと同様に構成さｎている。

ここでしわ取りローラ４５の径は例えば２６〜３０＋ｍ
ｎ程度の小径であって、このしわ取シローラ４５に紙幣
４４を巻付けて送ることにより、紙幣４４のしわや折り
癖を取除くことができ、こｆ’ＬＩ／ｃよって前述した
幅寄せの効果を更に高めることができる。

次に第２の発明に基づ〈実施例を説明する。

この実施例は前記整列手段２５を分離給送部３と鑑別部
５との間の搬送路２０上に設置したもので、他は前述し
次第１の発明の実施例と同じである。

この場合、紙幣４４は整列手段２５ｖｃより前述したと
同様に整列した直後、鑑別部５に送込まｎるので、鑑別
部５において以下のように紙幣４４の鑑別を行うことが
できる〇 例えば、第８図は鑑別部５内において紙幣４４上を光走
査しその反射光から濃度を検出するセンサを利用した紙
幣鑑別の例を示す説明図で、図中のＡは正規の走査位置
、Ｂは斜行や横ずｎが発生しているときの走査位置を示
している。

また、第９図は第８図における正規の走査位置Ａを走査
したときのセンサの出力波形を示し、第１０図は斜行や
横ず汎が発生しているときのセンサの出力波形を示して
いる。

この図に見ら几るように、正規の走査位置Ａに対して紙
幣４４に斜行や横ずｎが発生しているときの走査立置Ｂ
ではセンサの出力波形が異なり、そのため斜行や横ずｎ
が大きい紙幣を鑑別するには従来のように多数のセンサ
や複雑な回路を用いることが必要となる。

しかしながら本実施例では、整列手段２５により整列し
た紙幣４４が鑑別部５Ｖｃ送ら几てくるので、常に正規
の位１１ＡＶｃおいて走査が行わ几ることになり、従っ
て多数のセンサや複雑な回路を用いることなく精度の高
い安定した鑑別が可能となる。

また、鑑別後紙幣４４を各金庫１０〜１３に集積収納す
る場合も前述した実施例と同様に整列して集積収納する
ことができる。

尚、上述した各実施例は、フランジ２９を有するアライ
ナドラム２８及びアライナローラ３９等により構成され
た整列手段２５を用いたが、本発明はこルに限られるも
のではなく、紙幣の基準位置を持ちかつこの基準位置に
沿って紙幣を整列できるものであｎば他のものでもよい
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、第１の発明として分離給
送部と紙幣を集積収納する金庫との間の搬送路の一部に
整列手段を設けて、この整列手段により紙幣を１枚づつ
基準位置となる位置決め部材に沿うように幅寄せして整
列した後、これらの整列した紙幣を各金庫に搬送するよ
うにしているため、１組の整列手段を用いるだけで各金
庫に紙幣を整列した状態に集積収納することができると
共に、小形でかつ構成が複雑化することのない自動入出
金機を実現できるという効果が得らｎる。

また、第２の発明として分離給送部と鑑別部との間の搬
送路に整列手段を設けて、紙幣を整列した直後に鑑別部
に送るようにしているため、斜行や横ずｎのない状態で
鑑別を行うことができ、その結果少数のセンサ及び簡易
な鑑別回路により精度の高い鑑別を短時間で行うことが
可能となシ、高速化に対応できるという効果も得らｎる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の本発明による自動入出金機の一実施例を
示す概略側面図、第２図は従来の自動入出金機を示す概
略側面図、第３図は第２図で用いらｎる整列機構を示す
図、第４図は第１図で用いた整列手段の正面図、第５図
はその側面図、第６図は整列手段の動作説明図、第７図
は他の整列手段を示す側面図、第８図は第２の発明にお
ける紙幣鑑別の例を示す説明図、第９図は第８図におけ
る正規の走査１１ｆｆ［でのセンサ出力波形を示す図、
第１０図は第８図における紙幣の斜行や横ずｎが生じた
ときの走査位置でのセンサ出力波形を示す図である。 １：装置筐体　２：紙幣投入受取部　３：分離給送部　
４，１８，１９：吸引ドラム　５：鑑別部　６，７．１
４〜１７：羽根車　１０〜１３：集積収納部（千券象庫
、万券金庫、損券金庫、リジェクト金庫）　２０：搬送
路　２５：整列手段２８ニアライナドラム　２９：フラ
ンジ　３０゜３１ニガイド　３２：切ｎ目　３５：支持
板３６：支持ポスト　３７：スプリングポスト３８ニブ
ラケツト　４０ニブレツジヤスプリング４１ニアライナ
スプリング 特許　出願人　　沖電気工業株式会社 代理人　　弁理士　　金　倉　喬　二 麺１　国 罎　２　ｌ ｌｏ （ａ） 麺　７　ｒ：Ａ 舗　９　ｌ ＠１０声

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、顧客等が紙幣を投入したりあるいは受取るための紙
   幣投入受取部と、 該紙幣投入受取部から渡される紙幣を１枚づつ分離し給
   送する分離給送部と、 紙幣の真偽、金種等の判別等を行う鑑別部と、該鑑別部
   により真券と判断された紙幣を集積収納する集積収納部
   と、 これら各部間を結んで紙幣を搬送する搬送路とを備えた
   自動入出金機において、 予じめ設定された紙幣の基準位置となる位置決め部材を
   有し、この位置決め部材に紙幣を幅寄せして整列させる
   整列手段を前記分離給送部と集積収納部との間の搬送路
   の一部に設けたことを特徴とする自動入出金機。 ２、顧客等が紙幣を投入したりあるいは受取るための紙
   幣投入受取部と、 該紙幣投入受取部から渡される紙幣を１枚づつ分離し給
   送する分離給送部と、 紙幣の真偽、金種等の判別等を行う鑑別部と、該鑑別部
   により真券と判断された紙幣を集積収納する集積収納部
   と、 これら各部間を結んで紙幣を搬送する搬送路とを備えた
   自動入出金機において、 予じめ設定された紙幣の基準位置となる位置決め部材を
   有し、この位置決め部材に紙幣を幅寄せして整列させる
   整列手段を前記分離給送部と鑑別部との間の搬送路に設
   けたことを特徴とする自動入出金機。