JPH09315612A - 紙葉類取込み装置および紙幣入出金機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、紙葉類の取込みに際して、取込み
に不適な形状の紙葉類や異物が混入した場合は、この取
込み部に設けられた狭窄部の段階的な取込み規制作用が
働いて取込み規制し、適正な紙葉類のみを取込み動作す
る紙葉類の取込み性能を高めた紙葉類取込み装置および
紙幣入出金機の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、紙葉類取込み部から紙葉類を
一枚ずつ装置内部に取込み処理する取込み手段を備えた
紙葉類取込み装置であって、上記紙葉類取込み部の取込
み方向に沿って対向面間を狭くした狭窄部を段階的に形
成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、紙幣入出金機の
入金口に装備されるような紙葉類取込み装置に関し、さ
らに詳しくは取込みに不適な変形紙葉類や異物を取込み
規制して装置内部への紙葉類の取込み性能を高めた紙葉
類取込み装置および紙幣入出金機に関する。

【０００２】

【従来の技術】以下、紙葉類取込み装置を紙幣入出金機
の入金口に適用した場合を示し、この入金口は、図１２
および図１３に示すように、左右のガイド板１２１…で
紙幣Ａ…を横長の立姿で受入許容する凹形状の受入部１
２２を形成し、この一側より押圧板１２３で受入れた紙
幣を押圧し、押圧された紙幣を受止める他側にピックア
ップローラ１２４を対設して紙幣を一枚ずつ取込み動作
し、その取込み方向にフィードローラ１２５、ゲートロ
ーラ１２６およびピンチローラ１２７等の一枚取込み規
制部を配設して紙幣Ａを一枚ずつ装置内部に取込んでい
る。

【０００３】しかし、このような紙幣取込み機構では、
取込みに不適な大きく変形した紙幣や二つ折れ紙幣等の
異常紙幣を装置内部に取込んでしまい、この装置内部の
搬送路上等で紙詰り（ジャム）を誘起する恐れがあっ
た。また、硬貨等の異物が混入した場合は紙幣と共に装
置内部に取込んでしまうことがあり、この場合は異物が
搬送ベルトや搬送ローラに噛込んでベルト切れやローラ
破損を発生させる恐れがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、紙
葉類の取込みに際して、取込みに不適な形状の紙葉類や
異物が混入した場合は、この取込み部に設けられた狭窄
部の段階的な取込み規制作用が働いて取込み規制し、適
正な紙葉類のみを取込み動作する紙葉類の取込み性能を
高めた紙葉類取込み装置および紙幣入出金機の提供を目
的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
紙葉類取込み部から紙葉類を一枚ずつ装置内部に取込み
処理する取込み手段を備えた紙葉類取込み装置であっ
て、上記紙葉類取込み部の取込み方向に沿って対向面間
を狭くした狭窄部を段階的に形成したことを特徴とす
る。

【０００６】請求項２記載の発明は、狭窄部を取込み幅
方向の異なる位置および取込み方向の異なる位置に区分
して形成したことを特徴とする。

【０００７】請求項３記載の発明は、取込み幅方向の中
央部に第１狭窄部を形成し、取込み幅方向の両側部に第
２狭窄部を形成したことを特徴とする。

【０００８】請求項４記載の発明は、第２狭窄部を取込
み手段の紙葉類取込み動作位置より後段に形成し、かつ
前段の第１狭窄部より対向面間を狭く形成したことを特
徴とする。

【０００９】請求項５記載の発明は、第２狭窄部と対応
する取込み方向前段位置に媒体取出し用の拡張部を設け
たことを特徴とする。

【００１０】請求項６記載の発明は、このような紙葉類
取込み装置を備えて入出金処理する紙幣入出金機である
ことを特徴とする。

【００１１】

【作用】この発明によれば、紙葉類取込み時に、紙葉類
取込み部の取込み方向に形成した狭窄部で変形紙葉類や
二つ折れ紙葉類等の取込みに不適な形状の異常紙葉類の
取込みを規制し、また取込み方向に段階的に形成した狭
窄部で硬貨等の異物の取込みを規制する。

【００１２】また、狭窄部を取込み幅方向の異なる位置
および取込み方向の異なる位置に区分して部分的に形成
し、この区分された各狭窄部が部分的に対応して異常紙
葉類や異物の取込みを規制する。

【００１３】さらに、取込み幅方向の中央部に形成した
第１狭窄部と取込み幅方向の両側部に形成した第２狭窄
部とで取込みに不適な様々な寸法の紙葉類や異物を明確
に区別して取込み規制する。

【００１４】また、取込み手段の紙葉類取込み動作位置
より後段に形成した第２狭窄部で取込みに不適な異常紙
葉類を取込み規制し、またこの第２狭窄部の対向面間を
前段の第１狭窄部の対向面間より狭く形成し、硬貨の外
径や厚みより狭い狭窄部に設定して硬貨等の異物を確実
に取込み規制する。

【００１５】また、第２狭窄部と対応する取込み方向前
段位置に設けた媒体取出し用の拡張部に取込み規制され
た硬貨等の異物が滞留する。

【００１６】このような紙葉類取込み装置を備えた紙幣
入出金機で紙幣を入出金処理する。

【００１７】

【発明の効果】この結果、紙葉類取込み部から紙葉類を
一枚ずつ装置内部に取込み処理するとき、この紙葉類取
込み部の取込み方向に沿って対向面間を狭くした狭窄部
が大きく変形した紙葉類や二つ折れ紙葉類等の取込みに
不適な異常紙葉類の取込みを規制し、また狭窄部を取込
み方向に段階的に設けることで複数位置での取込み規制
作用が働いて取込み規制性能が高まり、紙葉類以外の硬
貨等の異物が混入しても確実に取込み規制する。このた
め、取込みに不適な異常紙葉類や異物は確実に取込み規
制され、装置内部でのジャムの発生を未然に解消でき
る。また、装置内部で異物が搬送ベルトや搬送ローラに
噛込んでベルト切れやローラ破損の発生を確実に防止で
きるため、装置内部の保護性能を高めることができる。

【００１８】また、取込み通路全体を狭くしてしまうと
紙葉類の僅かな角折れでも取込み規制してしまう傾向に
あることから、この狭窄部を取込み幅方向の異なる位置
および取込み方向の異なる位置に区分して形成する。例
えば、取込み幅方向の中央部と両側部に狭窄部を形成す
れば、適正な紙葉類と不適な硬貨やレシート等の異物と
を区別して、適正な紙葉類のみを取込み許容し、異常紙
葉類や異物の取込み規制に適した取込み通路を形成でき
る。

【００１９】また、狭窄部を紙葉類取込み動作位置の前
段側と後段側に形成すれば、２段階に取込み規制でき、
また後段の狭窄部の対向面間を前段の狭窄部の対向面間
より狭くすれば、紙葉類以外の異物の取込みを規制する
ことができる。例えば硬貨の場合は、外径や厚みより狭
い寸法に設定して取込み規制すればよい。

【００２０】また、狭窄部と対応する取込み方向前段位
置に媒体取出し用の拡張部を設ければ、この拡張部に、
混入した異物が滞留し、異物除去時には係員が見やす
く、また係員が手作業で拡張部から滞留した異物を容易
に取出すことができる。このような紙葉類取込み装置を
紙幣入出金機に内部構成した場合は、取込み性能が安定
して信頼性の高い紙幣の入出金処理ができる。

【００２１】

【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図１は紙幣入出金機に内部構成される紙幣処理
装置１１を示し、この紙幣処理装置１１は上部前面（図
中左上）に入金口１２と返却口兼用の出金口１３を設
け、これらの入出金口１２，１３と連通する内方には、
入出金紙幣を識別する識別部１４と、紙幣Ａを返却／取
込み用に一時保留する一時保留部１５と、紙幣Ａを金種
別に収納する第１〜第４カセットＣ1 〜Ｃ4 と、識別不
良と判定した紙幣、損券紙幣および取忘れ紙幣等を回収
するリジェクトカセットＣ5 とを内蔵し、これらをリサ
イクル式にループ状の搬送ラインＬ1 ，Ｌ2 で接続して
いる。

【００２２】上述の識別部１４は、上部搬送ラインＬ1
と下部搬送ラインＬ2 との共通ライン上に配設され、こ
こを通過する紙幣の外形状、金種判定要素および真偽判
定要素を捉えて識別する。

【００２３】またこの場合、紙幣処理装置１１の上部側
を紙幣搬送用の搬送処理群１６に設け、下部側を紙幣収
納用の収納処理群１７に設けて装置１１の上下を搬送系
と収納系とに分離構成している。

【００２４】上部側の搬送処理群１６は、入金口１２、
出金口１３、識別部１４、一時保留部１５をループ状に
接続する上部搬送ラインＬ1 と、識別部１４および各カ
セットＣ1 〜Ｃ5 との間をループ状に接続する下部搬送
ラインＬ2 との上下の搬送ラインＬ1 ，Ｌ2 を接続して
構成し、またこれら上下の搬送ラインＬ1 ，Ｌ2 および
下方の各カセットＣ1 〜Ｃ5 の紙幣出入れ部分には、紙
幣Ａの通過を検知確認する通過検知センサＳ…を多数配
設して搬送処理状態を検知確認している。

【００２５】下部側の収納処理群１７は、紙幣処理装置
１１の前面側から後面側にかけて千円札、五千円札、万
円札、予備札や混合札を収納する第１〜第４カセットＣ
1 〜Ｃ4 とリジェクトカセットＣ5 とを配設しており、
これらのカセットより紙幣を出入れして入出金取引を許
容している。

【００２６】このように構成された紙幣処理装置１１
は、入金取引時に入金口１２に投入された紙幣Ａを、入
金口１２→識別部１４→一時保留部１５の順で搬送処理
する入金経路を介して一時保留部１５に一時保留し、入
金確定すると一時保留部１５から紙幣を繰出して一時保
留部１５→識別部１４→カセットＣ1 〜Ｃ5 の順で搬送
処理する収納経路を介して搬送目的の各カセットＣ1 〜
Ｃ5 に振分けて収納処理する。

【００２７】また入金取消しがあると、一時保留部１５
に保留した紙幣を繰出して上部搬送ラインＬ1 に分岐接
続された返却搬送ラインＬ3 を介して入金返却口兼用の
出金口１３に返却処理する。また、出金時には金種対応
する各カセットＣ1 〜Ｃ4 から繰出した紙幣を下部搬送
ラインＬ2 および上部搬送ラインＬ1 を介して一時保留
部１５に保留し、この紙幣Ａを出金取引確定後にシャッ
タを開けて、その上方の出金口１３から取出し許容す
る。

【００２８】上述の入金口１２は、図２〜図６に示すよ
うに、左右に対向する一方のＬ形ガイド板２１と他方の
垂直ガイド板２２とで紙幣Ａ…を横長の立姿で受入れ収
納する凹形状を有し、この入金口１２の下部に正常な紙
幣のみを取込み処理する紙幣取込み装置２３を備えてい
る。

【００２９】この紙幣取込み装置２３は、入金口１２か
ら紙幣を一枚ずつ取込む紙幣の取込み通路２４に沿って
押圧機構２５と、ピックアップローラＲ1 と、フィード
ローラＲ2 と、ゲートローラＲ3 と、ピンチローラＲ4
と、通過検知センサＳと、第１狭窄部２６および第２狭
窄部２７を有して構成される。

【００３０】このうち、押圧機構２５は入金口１２の一
側より進退移動する紙幣押圧板２８で左右方向に集積さ
れた紙幣Ａ…をその集積方向に押圧付勢し、この押圧付
勢された対向位置に初期取込み用のピックアップローラ
Ｒ1 を対設して、ここに集積された紙幣Ａ…を一枚ずつ
取込み動作する。

【００３１】また、取込み通路２４を挟んでオーバラッ
プ形に対向する一側のフィードローラＲ2 と、他側のゲ
ートローラＲ3 およびピンチローラＲ4 をこの通路２４
の始端側に配設して紙幣の一枚取込み部を形成し、また
この通路２４の終端側に配設した通過検知センサＳで紙
幣の取込み動作を検知確認している。

【００３２】さらに、この取込み通路２４の部分には大
きく変形した紙幣や二つ折れ紙幣等の取込みに不適な異
常紙幣の取込みを規制する第１狭窄部２６と、レシート
や硬貨等の異物を取込み規制する第２狭窄部２７とを有
している。

【００３３】第１狭窄部２６は、図３に示すように、通
路面間を形成する一方のＬ形ガイド板２１と他方の垂直
ガイド板２２との相互の対向面間の凹部２９と凸部３０
とを凹凸対応させてこの部分の対向面間を狭く形成し、
これを取込み通路入口側の取込み幅方向の中央部に設け
ている。

【００３４】これにより、取込み抵抗の大きい不適な異
常紙幣の取込みを規制し、正常紙幣のみを通過許容して
取込み許容する。例えば、図７に示すように、大きく変
形して平面状態が乱れた異常変形紙幣７１を取込み規制
する場合は、この第１狭窄部２６の通過時に取込み抵抗
が急激に大きくなって取込み規制する。

【００３５】また、図８に示すように、紙幣端部が大き
く折れたり、二つ折れ等の異常折れ紙幣８１を取込み規
制する場合は、この第１狭窄部２６での取込み抵抗が急
激に大きくなって取込み規制する。また、図９に示すよ
うに、一枚の紙幣で複数枚の紙幣をＵ字形に包んだ束札
状態に投入された異常束札紙幣９１を取込み規制する場
合は、この第１狭窄部２６での取込み抵抗が急激に大き
くなって取込み規制する。

【００３６】また、この第１狭窄部２６を取込み幅方向
の中央部に設けることにより、この中央部分と同様に位
置するフィードローラＲ2 とゲートローラＲ3 との配設
位置が重なり、この部分は紙幣の一枚取込みに適した狭
い対向間隔に設定されているため、横長の状態で取込ま
れる紙幣の中央部のみが取込みチェックされ、紙幣両端
部は取込み幅方向の両側に位置して、両端部に僅かに角
折れがあるような場合は、適正紙幣として通過許容し、
全ての折れ紙幣を取込み規制することなくに取扱う。

【００３７】第２狭窄部２７は、図４に示すように、通
路面間を形成する一方のＬ形ガイド板２１と他方の垂直
ガイド板２２との相互の対向面間の凹部３１と凸部３２
とを凹凸対応させて、この対向面間を狭く形成して取込
み通路２４の出口側の取込み幅方向の両側部に設けてい
る。

【００３８】これにより、取込み抵抗の大きい不適な異
常紙幣や正常紙幣と共に混入する恐れのある小サイズの
レシートや硬貨等の異物を取込み規制し、正常紙幣のみ
を通過許容して取込み許容する。

【００３９】さらに、第２狭窄部２７はフィードローラ
Ｒ2 とゲートローラＲ3 とが対向する紙幣取込み動作位
置を通過した後段側の位置に配設し、紙幣取込み動作位
置の前段側と後段側に第１狭窄部２６と第２狭窄部２７
を分けて配設している。これにより、不適な紙幣の取込
み規制性能を高めることができ、より一層安定した取込
み規制が得られる。

【００４０】また、この第２狭窄部２７の対向面間を第
１狭窄部２６の対向面間より狭く形成して、紙幣以外の
異物を確実に取込み規制している。これは、図１０に示
すように、第２狭窄部２７の対向する両ガイド板２１，
２２の凹凸対向面間の凹部３１と凸部３２の対向面間を
流通硬貨の最小厚みより小さい寸法に設定し、また凹凸
対向する幅方向のピッチを流通硬貨の最小外径より小さ
い寸法に設定する。これにより、誤混入した例えば硬貨
の場合は、その厚みや外径よりも狭い寸法の第２狭窄部
２７であるため、ここで確実に取込み規制する。

【００４１】このような、第１狭窄部２６と第２狭窄部
２７を、通路幅方向に部分的に配置すると共に、通路方
向に分散配置することにより、紙幣取込み動作時に複数
か所での取込み規制作用が働いて正常紙幣と異常紙幣と
の区別を明確にした取込み規制性能の高い条件下で紙幣
を一枚ずつ安定して取込み動作することができ、また硬
貨等の異物が混入しても確実に取込み規制できる。

【００４２】さらに、第２狭窄部２７と対応する取込み
方向の前段位置には、図１１にも示すように、Ｌ形ガイ
ド板２１を部分的に凹状形成した異物取出し用の拡張部
１１１を設けており、この拡張部１１１には混入した硬
貨等の異物１１２が第２狭窄部２７で通過規制された
後、この拡張部１１１に滞留され、異物除去時には係員
が入金口１２の外方から見易く、また係員が手作業で拡
張部１１１から滞留した異物１１２を容易に取出すこと
ができる。

【００４３】このように、第１狭窄部２６で取込みに不
適な異常紙幣を取込み規制し、また第２狭窄部２７で通
路両側に導かれやすい取込みに不適な小さな異物を確実
に取込み規制することができるため、装置内部でのジャ
ムの発生を未然に解消でき、また装置内部での保護性能
を高めることができる。例えば、図６および図１１に示
すように、適正な紙幣Ａに混って小さなサイズのレシー
ト６１が混入した場合は、通路幅方向の一側に寄って通
過しようとするが、第２狭窄部２７で取込み規制され、
不適な硬貨等の異物１１２やレシート６１を取込み規制
し、適正な紙幣Ａのみを取込み動作する。図中、６２は
内部搬送路の取込みベルトである。

【００４４】上述のように、入金口から紙幣を一枚ずつ
装置内部に取込み処理するとき、この入金口の取込み方
向に沿って対向面間を狭くした狭窄部が大きく変形した
紙幣や二つ折れ紙幣等の取込みに不適な異常紙幣の取込
みを規制し、また複数の狭窄部を取込み方向に段階的に
設けることで複数位置での取込み規制作用が働いて取込
み規制性能が高まり、紙幣以外の硬貨等の異物が混入し
ても確実に取込み規制する。このため、取込みに不適な
異常紙幣や異物を確実に取込み規制することができ、装
置内部でのジャムの発生を未然に解消できる。また、装
置内部に異物が侵入しないため、装置内部の搬送ベルト
や搬送ローラのベルト切れやローラの破損を確実に防止
して装置内部の保護性能を高めることができる。

【００４５】また、狭窄部を取込み幅方向の異なる位置
および取込み方向の異なる位置に区分しているため、異
常紙幣や異物の取込み規制に適した取込み通路を形成で
きる。また、狭窄部を紙幣取込み動作位置の前段側と後
段側に形成することにより、２段階に取込み規制でき、
また後段の狭窄部の対向面間を前段の狭窄部の対向面間
より狭くすることにより、紙幣以外の異物の取込みを確
実に規制することができる。また、狭窄部と対応する取
込み方向前段位置に媒体取出し用の拡張部を設けること
により、混入した異物を滞留させて取込み待機でき、異
物除去時には係員が手作業で拡張部から滞留した異物を
容易に取出すことができる。このような紙幣取込み装置
を紙幣入出金機の入金口に適用すれば、信頼性の高い安
定した紙幣の入出金処理ができる。

【００４６】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の紙葉類取込み装置および取込み
手段は、実施例の紙幣取込み装置２３に対応し、以下同
様に、紙葉類取込み部は、入金口１２に対応し、紙葉類
は、紙幣Ａに対応し、紙葉類取込み動作位置は、フィー
ドローラＲ2 とゲートローラＲ3 との対向部分に対応す
るも、この発明は上述の一実施例の構成のみに限定され
るものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の紙幣入出金機の紙幣処理装置を示
す内部構成図。

【図２】 この発明の入金口の紙幣取込み装置を示す要
部斜視図。

【図３】 この発明の紙幣取込み装置の第１狭窄部を示
す縦断側面図。

【図４】 この発明の紙幣取込み装置の第２狭窄部を示
す縦断側面図。

【図５】 この発明の紙幣取込み装置の横断平面図。

【図６】 この発明の入金口の紙幣取込み装置を示す要
部正面図。

【図７】 この発明の異常変形紙幣の取込み規制状態を
示す説明図。

【図８】 この発明の異常折れ紙幣の取込み規制状態を
示す説明図。

【図９】 この発明の異常束札紙幣の取込み規制状態を
示す説明図。

【図１０】 この発明の第２狭窄部の凹凸対向面間の設
定条件の一例を示す説明図。

【図１１】 この発明の第２狭窄部および拡張部の取込
み規制状態を示す縦断側面図。

【図１２】 従来の紙葉類取込み装置を示す要部側面
図。

【図１３】 従来の紙葉類取込み装置を示す要部斜視
図。

【符号の説明】

１１…紙幣処理装置 １２…入金口 ２３…紙幣取込み装置 ２４…取込み通路 ２６…第１狭窄部 ２７…第２狭窄部 ６１…レシート ７１…異常変形紙幣 ８１…異常折れ紙幣 ９１…異常束札紙幣 １１１…拡張部 １１２…異 物 Ａ…紙 幣 Ｒ2 …フィードローラ Ｒ3 …ゲートローラ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】紙葉類取込み部から紙葉類を一枚ずつ装置
   内部に取込み処理する取込み手段を備えた紙葉類取込み
   装置であって、上記紙葉類取込み部の取込み方向に沿っ
   て対向面間を狭くした狭窄部を段階的に形成した紙葉類
   取込み装置。
2. 【請求項２】狭窄部は、取込み幅方向の異なる位置およ
   び取込み方向の異なる位置に区分して形成した請求項１
   記載の紙葉類取込み装置。
3. 【請求項３】狭窄部は、取込み幅方向の中央部に第１狭
   窄部を形成し、取込み幅方向の両側部に第２狭窄部を形
   成した請求項１記載の紙葉類取込み装置。
4. 【請求項４】第２狭窄部は、取込み手段の紙葉類取込み
   動作位置より後段に形成し、かつ前段の第１狭窄部より
   対向面間を狭く形成した請求項３記載の紙葉類取込み装
   置。
5. 【請求項５】第２狭窄部と対応する取込み方向前段位置
   に媒体取出し用の拡張部を設けた請求項３記載の紙葉類
   取込み装置。
6. 【請求項６】請求項１、２、３、４または５記載の紙葉
   類取込み装置を備えた紙幣入出金機。