JP3690080B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関において使用される現金自動取引装置に係り、特に紙幣を取り扱うのに好適な現金自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の現金自動取引装置では、顧客が入金口に入金した紙幣を1枚ずつ分離して鑑別処理し、真券であると鑑別できなかった紙幣は出金口へ搬送し、鑑別できた入金紙幣は全て収納庫と同様の構造をした一時スタッカに収納する。紙幣には、出金に使用する紙幣(還流紙幣)と、使用しない紙幣(非還流紙幣)があり、顧客が入金金額を確認すると、一時スタッカ内の紙幣を再び1枚ずつ分離し、還流紙幣は還流紙幣収納庫に、非還流紙幣は非還流紙幣収納庫に収納する。顧客が入金取り引きを取り消すと、確認時と同様に一時スタッカ内の紙幣を再び1枚ずつ分離し、入出金口へ返却する。
【0003】
このとき、特開平4−107797号公報に記載の現金自動取引装置のように、装置内の紙幣を一枚毎に正確に管理するために、装置内に取り込まれる全ての紙幣の特徴を示す文字あるいは記号を読み取り、読み取れた紙幣のみを装置に収納し、その読み取り情報を紙幣が収納される順番に記憶していた。
【0004】
また、出金時において収納庫から繰り出した際に重送やシフト、スキュー等を起こしてしまい鑑別できなかった紙幣は、そのまま専用の収納庫に格納し、装置を止めた後に人が収納庫内の金種及び枚数を確認していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
非還流紙幣に当たる紙幣として損傷がひどい紙幣や、もともと出金には用いない設定の金種の紙幣、或いは外国紙幣等がある。
【0006】
上記従来の現金自動取引装置においては、鑑別した紙幣は還流紙幣と非還流紙幣とに分離されずに一時スタッカに収納していたため、一時スタッカから入出金口或いは収納庫に搬送する際再度分離が必要であった。ところが、再分離時に損傷が激しい紙幣が折れたり、破れたり、切断されたりしたり、或いは一時スタッカのサイズは最も大きい紙幣にあわせているのでサイズが小さい紙幣がスキューやシフトを起こしたりして紙詰まりを招くという問題があった。
【0007】
また、上記の様に紙詰まりを起こす場合或いは金額が異なるとして顧客が取引の中止をした場合、または、顧客の投入した紙幣と出金口に返却された紙幣とが一致しないとクレームが付いた場合に文字、記号のみしか記憶していないために、顧客が納得のいく対応が行いにくいという問題があった。
【0008】
さらに、出金時に鑑別不能な紙幣が発生すると、収納庫内の枚数がわからなくなるため、収納庫内の枚数にある程度の余裕を見て装置を止めざるを得ないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明の第1の目的は入金された紙幣が紙詰まりを起こした際或いは金額が異なった際のトラブルに対応しやすい現金自動取引装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の第2の目的は非還流紙幣が紙詰まりを起こしにくい構造の現金自動取引装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の第3の目的は内部の現金の量の管理を行い装置内の紙幣をより有効に利用できる現金自動取引装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、各目的を達成するために、本願発明の現金自動取引装置は、紙幣の入出金を行う入出金口と、入金された紙幣のうち出金に使用する還流紙幣を収納する還流紙幣収納庫と、出金に使用しない非還流紙幣を収納する非還流紙幣収納庫と、入出金口と還流紙幣収納庫と非還流紙幣収納庫との間で紙幣を搬送する搬送路を有するものであって、搬送路上に設けられ入金された各紙幣の図柄を抽出する特徴抽出手段と、その特徴抽出手段が抽出した特徴を紙幣毎に記憶する記憶手段とを備える現金自動取引装置とする。
【0013】
あるいは、紙幣の入出金を行う入出金口と、入金された紙幣を収納する収納庫と、入出金口と収納庫との間で紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置であって、入金取引取り消し時に、入金された紙幣を金種毎及び/または還流紙幣と非還流紙幣毎に区分して入出金口に返却するものとする。
【0014】
あるいは、紙幣を収納する収納庫と、紙幣を鑑別する鑑別手段と、紙幣の出金を行う出金口と、収納庫と鑑別手段と出金口との間で紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置であって、収納庫から繰り出した紙幣の枚数又は金額を確定する手段を備える現金自動取引装置とする。
【0015】
あるいは、紙幣を収納する収納庫と、紙幣を鑑別する鑑別手段と、紙幣の出金を行う出金口と、収納庫と鑑別手段と出金口との間で紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置であって、鑑別手段で鑑別不能な紙幣をスタックする収納手段を備え、この収納手段にスタックした紙幣を、鑑別手段で再度鑑別するものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。
【0017】
図1は本発明を適用してなる一実施例の現金自動取引装置の紙幣搬送機構の構成図である。搬送ベルトからなる搬送路1上を紙幣が矢印の方向に搬送される。入出金口2は入金紙幣3を分離して搬送路1に繰り出す。特徴抽出手段4は搬送路1上を搬送される紙幣毎の図柄や紙幣番号等の画像上の特徴を取り込む画像取り込み装置からなり、記憶手段5は特徴抽出手段4が抽出した画像を紙幣毎に記憶する。記憶手段5は図示していないディスプレイ装置と接続してあり、記憶内容をこのディスプレイ装置に表示することができる。
【0018】
ここで、特徴抽出手段4は紙幣の厚さや大きさ等の物理的な特徴をも抽出し、記憶手段5に記憶しておくことが好ましい。特に後述する顧客のクレーム時に対応しやすくするために、これらも画像情報と共に記憶しておくとさらによい。
【0019】
尚、記憶手段5に記憶しておく情報は、入金された紙幣全てについて行えばよいのは当然であるが、記憶手段5の容量制限などがある場合には、鑑別手段6で真券であると鑑別した出金に使用する紙幣(還流紙幣と称する)のみ若しくは出金に使用しない紙幣(非還流紙幣と称する)のみ、又は鑑別できなかった(鑑別不能であった)紙幣のみ、或いはこれらの組み合わせのみでもよい。なぜならば、紙詰まりを生じさせる原因は主に非還流紙幣や鑑別不可能な紙幣であり、枚数種類が異なると顧客にクレームをつけられる観点からすれば、1回収納庫に収納するのは還流紙幣であるために、いずれかのみに対応させるのであれば、全ての紙幣を記憶する必要はないからである。
【0020】
また、画像上の特徴として図柄や紙幣番号等の可視的な情報を抽出したが、蛍光やドロップアウト等非可視であってもの紙幣の金種や個々の紙幣を特定できるものであればよいし、物理的な特徴も厚さに限らず、透過光量等の紙幣の状態を特定できるものであればよい。
【0021】
また、記憶手段5は半導体メモリ,磁気記憶装置など特徴抽出手段4が抽出した特徴を記憶できればよく、1回分の入金取り引き(現金自動取引装置によって枚数に上限がある)を記憶するか、複数回分の入金取り引きを記憶するかで記憶容量を設定すればよい。
【0022】
第1の鑑別手段6は紙幣を鑑別し、第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8は第1の鑑別手段6で鑑別できた紙幣の内、還流紙幣を収納する。この第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8は後入れ先出し方式で紙幣を収納する。一時収納手段9は第1の鑑別手段6で鑑別できた紙幣のうち、非還流紙幣を一時的にスタックする。
【0023】
このとき、一時収納手段9は後述する機構により紙幣の一部が重なった状態で一時収納用搬送路内に収納する。非還流紙幣収納庫10は一時収納手段9に一時スタックした非還流紙幣を収納する。
【0024】
第2の鑑別手段11は第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8から繰り出した紙幣を鑑別する。リジェクトボックス12は第2の鑑別手段11で鑑別できなかった紙幣を収納する。カセット13は本現金自動取引装置への紙幣の装填と本現金自動取引装置からの紙幣の回収を行うための金庫である。なお、これらの各構成要素は図示していない制御装置でコントロールされている。
【0025】
このように構成される図1の実施例の紙幣搬送機構の動作を図2の処理フローを示す図を用いて説明する。顧客が入出金口2へ紙幣3を投入すると入出金口2は紙幣3を分離して搬送路1に繰り出す(ステップ100)。搬送路1上を紙幣が搬送されると、特徴抽出手段4が搬送路1上を搬送される紙幣毎の図柄や紙幣番号等の画像上の特徴等を抽出し、記憶手段5が特徴抽出手段4が抽出した特徴を紙幣毎に記憶する(ステップ101)。
【0026】
次に、第1の鑑別手段6が紙幣を鑑別し(ステップ102)、紙幣を鑑別できなければ、紙幣を入出金口2へ搬送する(ステップ103)。紙幣を鑑別できた場合、還流紙幣は(ステップ104)金種毎に定められた第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8に後入れ先出し方式で収納し(ステップ105)、非還流紙幣は一時収納手段9に一時的にスタックする(ステップ106)。ステップ100からステップ106の処理は全ての入金紙幣について行われる。
【0027】
全ての入金紙幣を処理すると、第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8に収納した紙幣と一時収納手段9に一時的にスタックした紙幣の合計金額を図示していない現金自動取引装置の表示部へ表示する(ステップ107)。顧客が金額を確認して取り引きが成立すると(ステップ108)、一時収納手段9に一時的にスタックした紙幣を非還流紙幣収納庫10に収納する(ステップ109)。
【0028】
顧客が取り引きを取り消した場合は、一時収納手段9に一時的にスタックした紙幣を入出金口2に返却する(ステップ110)とともに、紙幣を第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8から繰り出し(ステップ111)、第2の鑑別手段11で鑑別し(ステップ112)、紙幣を鑑別できなければ、紙幣をリジェクトボックス12へ搬送し(ステップ113)、鑑別できた入金金額の紙幣を入出金口2に返却する(ステップ114)。
【0029】
上述した抽出した画像上の特徴と物理的な特徴の概要を図3及び図4に示す例を用いて説明する。図3は紙幣の画像上の特徴を示す例である。紙幣の金種や個々の紙幣を特定する特徴としては肖像等の図柄30や紙幣番号31があり、ここでは、図柄30を含む領域32と紙幣番号31を含む領域33の2値画像や濃淡画像を特徴として抽出する。
【0030】
また、図4は紙幣の物理的な特徴を示す例である。紙幣の状態を特定する物理的な特徴としては紙幣の厚さがある。紙幣の特徴として厚さを抽出することにより(a)に示すような紙幣が1枚であるか、複数枚が重なっているかが(b)に示す厚さの情報で分かる。
【0031】
次に、顧客が入金取り引きを取り消した場合に、顧客が入金した紙幣と返却した紙幣とで枚数や種類の不一致が発生したときの対応について説明する。顧客が入金取り引きを取り消すと、非還流紙幣は一時収納手段9から入金された紙幣そのものが返却されるが、還流紙幣は第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8から繰り出すため第2の鑑別手段11で鑑別できなかった場合には返却された紙幣が入金された紙幣そのものではない。
【0032】
このとき、顧客から申し出があれば、係員は記憶手段5の記憶内容を図示していないディスプレイ装置に表示することにより、紙幣の画像上の特徴から紙幣の照合、確認を行い、実際に顧客が入金した紙幣そのものを返却する。
【0033】
その際に、紙幣の厚さや大きさ等の物理的な特徴をも、記憶手段5に記憶させておけば照合確認を行いやすい。また、厚さや大きさの検知も光センサにより光学的に画像処理を行い紙幣の厚さを検知する検知手段により行えば、先の画像上の特徴に加えて表示することで、複数枚の紙幣が重なったことが原因で枚数の不一致や鑑別不能となった場合に顧客に対し説明がしやすくなる。
【0034】
このように、紙幣の画像上の特徴や厚さの特徴を画像として記憶しておいた情報を顧客に表示することより入金取引取り消し時の入金紙幣と返却紙幣との枚数及び種類の不一致に対するクレームに対応する際の原因説明が行いやすくなる。
【0035】
続いて、紙詰まり等の原因となり易い非還流紙幣を紙幣の一部が重なった状態で一時的にスタックさせる一時収納手段9について図5を用いて説明する。
【0036】
一時収納手段9は非還流紙幣91を紙幣の一部が重なった状態のスタック紙幣群92にして搬送ベルト内に一時収納する一時収納用搬送路93と、一時収納用搬送路93に非還流紙幣91を誘導する誘導用搬送路94と、非還流紙幣91の通過を検知する通過センサ95と、非還流紙幣91を誘導用搬送路94から一時収納用搬送路93に引き渡すローラ96と、非還流紙幣91の収納を検知する収納検知センサ97から成っている。
【0037】
搬送路1上を矢印方向に搬送されてきた非還流紙幣91はゲート98により搬送方向を切り替えられて誘導用搬送路94に誘導される。誘導用搬送路94上を矢印方向に搬送された非還流紙幣91が通過センサ95により検出されると一時収納用搬送路93は誘導用搬送路94よりも低速で矢印方向に駆動され、非還流紙幣91はローラ96で誘導用搬送路94の挟持から離れ一時収納用搬送路93に挟持されてスタック紙幣群92として収納される。非還流紙幣91が収納検知センサ97で検知されると、一時収納用搬送路93は停止される。
【0038】
この動作を繰り返して非還流紙幣を一部分重ねた状態で収納する。このとき、一時収納用搬送路93を駆動する際に、最初矢印と逆方向に動かし、次の紙幣の先端部が誘導用搬送路94から離れ、一時収納用搬送路93上にある前の紙幣に乗ってから矢印方向に駆動することにより、確実に紙幣の一部を重ねた状態で収納することができる。
【0039】
また、紙幣が一時収納用搬送路93上に移動した後に予め矢印とは逆方向に駆動しておき、次の紙幣を待ち受けても、同様に確実に紙幣の一部を重ねた状態で収納することができる。
【0040】
全ての非還流紙幣が収納された後、スタック紙幣群92を非還流紙幣収納庫10に収納又は入出金口2に返却するために一時収納用搬送路93は搬送路1と同じ速度で駆動され、スタック紙幣群92は一時収納用搬送路93上を搬送されてゲート99で搬送路1に合流する。ゲート99は、一時収納搬送路93から搬送されてきた紙幣の一部が重なった状態のスタック紙幣群92を左横矢印方向に搬送して非還流紙幣収納庫10に収納又は左上矢印方向に搬送して入出金口2に返却のいずれかを行うように搬送方向を切り換える。
【0041】
このような構成としたことにより、紙詰まりの原因となりやすい非還流紙幣の分離回数を減らし且つ省スペースで一時収納することが可能となった。また、一部を重ねたままの状態で搬送することにより大きさの異なる紙幣に対しても紙詰まりを生じさせることが少なくなったために、外国紙幣を取り扱う現金自動取引装置にも応用することが可能となった。
【0042】
また、単純な搬送路を形成することができるので、現金自動取引装置を小形化、低コスト化できるという効果がある。
【0043】
さらに、入金紙幣を還流紙幣は金種毎に還流紙幣収納庫に収納し、非還流紙幣は一時収納手段に収納しているので、顧客は入金取り引き取り消し時に入金紙幣を還流紙幣の金種毎及び非還流紙幣に区分して受け取ることができる。
【0044】
例えば第1の還流紙幣収納庫7に1000円券を、第2の還流紙幣収納庫8に10000円券を、一時収納手段9に5000円券及び破損が激しいなどして出金には使用できない1000円券と10000円券を収納する。そして顧客の入金取り引き取り消し時には、それぞれの収納先から別々に入出金口2に搬送することで、1000円券、10000円券、5000円券及び出金に使用しない1000円券と10000円券を任意の順番で入出金口に返却できる。このように、入金されたときの順序に関わらず、金種毎に入出金口に返却できるので、紙幣を容易に確認できる。
【0045】
尚、本実施例においては、入金された紙幣の画像上の特徴などを取り込み記憶する特徴抽出手段4及び記憶手段5、紙幣の一部が重なった状態でスタックさせる一時収納手段9の双方を設けた現金自動取引装置としたが、特徴抽出手段4及び記憶手段5のみであっても、入金取り消し時の枚数,種類不一致による顧客のクレームに対応することは可能である。また、一時収納手段のみであっても、非還流紙幣による紙詰まり等の障害を取り除くことができる。このことから、いずれか一方の構成のみ備えた現金自動取引装置であっても全くかまわないものである。
【0046】
また、顧客が取引を取り消したときには、入金した紙幣と同一の紙幣を返却することができるように、後入れ先出し方式の還流紙幣収納庫としたが、外国紙幣対応時のように専ら大きさの異なる紙幣の取引をする取引装置において紙詰まり等のトラブル防止手段として上記の一時収納手段を用いるのであれば、先入れ先出し方式の紙幣収納庫としてもかまわない。
【0047】
また、非還流紙幣収納庫は繰り出し機能を持たない非還流型の収納庫としているが、図5に説明したような機構を用い、紙幣の一部を重ねた状態で収納庫から繰り出せるようにすれば、還流紙幣収納庫と同様に後入れ先出し又は先入れ先出し方式還流型の収納庫としてもよい。そうすれば、非還流紙幣の回収もカセット13を使用して、容易に行うことができるようになる。
【0048】
また、専ら5000円券のように、出金に使用しないと決めてある非還流紙幣を非還流紙幣収納庫に収納する場合も、還流型の収納庫としてもよい。そして、本実施例では還流紙幣収納庫は2つだが、還流紙幣が3種類以上ある場合は種類数にあわせて還流紙幣収納庫を設ければよい。
【0049】
また、特徴抽出手段4を鑑別手段の上流側に配置したが、この位置に限るものではなく、入金紙幣の特徴を抽出できる位置であればよい。さらに、非還流紙幣収納庫10を還流紙幣収納庫7のすぐ横に配置したが、この位置に限るものではなく、一時収納手段9にスタックした紙幣が収納できる位置であればよい。さらに、一時収納手段9も鑑別後の非還流紙幣を一時的にスタックできる位置であればよい。
【0050】
次に、本発明を他の実施例により説明する。図6は本発明を適用してなる他の実施例の現金自動取引装置の紙幣搬送機構の構成図である。図1と符号が同じものは図1と同じ機能を有するので説明を省略する。第3の鑑別手段50は入出金口2から入金された紙幣及び第1の還流紙幣収納庫7及び第2の還流紙幣収納庫8から繰り出した紙幣を鑑別するものである。このように構成される図6の実施例の入金時の紙幣搬送機構の動作は図2の処理フローにおいてステップ102とステップ112の両方の鑑別処理を第3の鑑別手段50で行うこと以外は同じである。
【0051】
本実施例によれば、鑑別手段を1個にすることができるので、常に同じ鑑別結果を得ることができるために、入金時に真券と鑑別して、収納庫に収納した紙幣を繰り出し再度鑑別するときに、今度は鑑別不可能となりリジェクトボックス12へと搬送されることが少なくなる。
【0052】
次に本実施例による出金時の動作について説明する。出金時には、第3の鑑別手段50で鑑別できなかったリジェクト券を再鑑別するために一時収納手段9を使用する。再鑑別前に紙幣の姿勢(紙幣の搬送方向に対する傾きや横向きの移動)を修正できるように本実施例では、一時収納手段9と第3の鑑別手段50との間に姿勢修正手段60を設けている。
【0053】
図7は、この姿勢修正手段60の詳細を表す図である。
【0054】
姿勢修正手段60は独立に駆動される2本の搬送路61及び62より成り、搬送路61は駆動手段63により駆動され、搬送路62は駆動手段64により駆動される。また、搬送路61と搬送路62は平行移動手段65により結合されている。搬送路1から紙幣を搬送し、搬送路61の搬送速度v1と搬送路62の搬送速度v2の差により紙幣の搬送方向に対する傾きを修正し、平行移動手段65の移動量xにより紙幣の搬送方向に対する横向きの移動を修正する。姿勢修正手段60により姿勢を修正された紙幣は再び搬送路1に送られる。姿勢修正手段の構成はこれに限るものではなく、紙幣の姿勢が修正できればよい。
【0055】
図8に出金時における紙幣搬送機構の動作の処理フローを示す。
【0056】
顧客が出金を要求すると還流紙幣収納庫7,8は紙幣を分離して搬送路1に繰り出す(ステップ200)。搬送路1上を紙幣が搬送されると、特徴抽出手段4が搬送路1上を搬送される紙幣毎の図柄や紙幣番号等の画像上の特徴等を抽出し、記憶手段5が特徴抽出手段4が抽出した特徴を紙幣毎に記憶する(ステップ201)。
【0057】
次に、第3の鑑別手段50が紙幣を鑑別し(ステップ202)、紙幣を鑑別できなければ、紙幣を一時収納手段9へ搬送する(ステップ203)。紙幣を鑑別できた場合は入出金口2より出金し(ステップ204)、処理を終了する。
【0058】
出金処理を終了すると、一時収納手段9に一時的にスタックした紙幣を再分離して搬送する(ステップ205)。搬送状態修正手段60にてシフトやスキューを修正し(ステップ206)、鑑別手段50で再鑑別をする(ステップ207)。
【0059】
鑑別ができた紙幣は、第1の還流紙幣収納庫7或いは第2の還流紙幣収納庫8に収納し(ステップ208)、鑑別ができなかった紙幣は特徴抽出手段4のデータに基づいて枚数(金額)を確定してリジェクトボックス12へ搬送する(ステップ210)。
【0060】
本実施例によれば、リジェクト紙幣の姿勢を修正した後に特徴抽出手段4及び鑑別手段6で再度鑑別することができるので、出金時における鑑別紙幣の割合を向上することができる。また、出金時は特定の還流紙幣収納庫より搬送するために金種はわかっており、特徴抽出手段4により枚数を認識すれば、リジェクト紙幣の金額を確定してリジェクトボックスに収納するので、現金自動取引装置内の現金を正確に管理することができる。
【0061】
なお、鑑別手段において鑑別ができなかった場合に、特徴抽出手段4及び記憶手段に記憶したデータにより枚数を確定し、リジェクト紙幣を一時収納手段9に収納することなく枚数を確定(金額を確定)してリジェクトボックス12に収納することもできる。
【0062】
また、本実施例の装置は出金動作のみを行う現金自動引出機においても実施可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、入金時に紙幣の特徴を抽出して記憶するので、入金取り引き取り消し時の枚数や種類が異なるという顧客のクレームにも対応しやすくなる。また、入金紙幣のうちで還流できる紙幣は鑑別処理後すぐに収納庫に収納されるので入金処理を高速に実行することができる。さらに、非還流紙幣を含むサイズが不定な紙幣を分離するのは入金時のみであるので、特に、金種毎にサイズが大きく異なる紙幣を高信頼に取り扱うことができる。
【0064】
また、非還流紙幣を一部重ねた状態で一時的にスタックしておくために、入金取り消し時には確実に紙幣を顧客に返却することができ、取引終了時には確実に非還流紙幣収納庫に搬送することができ、非還流紙幣の搬送中における紙詰まりを防ぐことができる。
【0065】
また、出金時に鑑別手段で鑑別不能の紙幣の枚数又は金額を確定して異常紙幣収納庫(リジェクトボックス)に収納することができ、内部の現金を正確に管理することができる。さらに、再度鑑別を行うことにより鑑別率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である現金自動取引装置の紙幣搬送機構の構成図である。
【図2】本発明の現金自動取引装置の紙幣搬送機構の処理フローを示す図である。
【図3】本発明において取得し記憶する紙幣の画像上の特徴の例を示す図である。
【図4】本発明において取得し記憶する紙幣の物理的な特徴の例を示す図である。
【図5】本発明の一時収納手段の構成図である。
【図6】本発明の他の実施例の現金自動取引装置の紙幣搬送機構の構成図である。
【図7】本発明の姿勢修正手段の構成図である。
【図8】本発明の現金自動取引装置の紙幣搬送機構の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1…搬送路、2…入出金口、3…入金紙幣、4…特徴抽出手段、5…記憶手段、6…(第1の)鑑別手段、7…第1の還流紙幣収納庫、8…第2の還流紙幣収納庫、9…一時収納手段、10…非還流紙幣収納庫、11…第2の鑑別手段、12…リジェクトボックス、13…カセット、30…図柄、31…紙幣番号、32…図柄を含む領域、33…紙幣番号を含む領域、50…第3の鑑別手段、60…姿勢修正手段、61…搬送路、62…搬送路、63…駆動手段、64…駆動手段、65…平行移動手段、91…非還流紙幣、92…スタック紙幣群、93…一時収納用搬送路、94…誘導用搬送路、95…通過センサ、96…ローラ、97…収納検知センサ、98…ゲート。
Claims (20)
- 紙幣の入出金を行う入出金口と、前記入金された紙幣のうち出金に使用する還流紙幣を収納する還流紙幣収納庫と、出金に使用しない非還流紙幣を収納する非還流紙幣収納庫と、前記入出金口と前記還流紙幣収納庫と前記非還流紙幣収納庫との間で紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置において、
前記搬送路上に設けられ、入金された各紙幣の照合、確認のために表示可能な各紙幣の図柄を抽出する特徴抽出手段と、その特徴抽出手段が抽出した特徴を紙幣毎に記憶する記憶手段とを備える現金自動取引装置。 - 前記特徴抽出手段は画像取り込み装置である請求項1に記載の現金自動取引装置。
- 入金された全ての紙幣の画像を前記記憶手段に記憶する請求項2に記載の現金自動取引装置。
- 入金された紙幣のうち、鑑別手段で鑑別した還流紙幣若しくは非還流紙幣又は鑑別不可能の紙幣のうち少なくともいずれか一つの画像のみを前記記憶手段に記憶する請求項2に記載の現金自動取引装置。
- 入金された紙幣の厚さを検知する検知手段を前記特徴抽出手段に備える請求項1に記載の現金自動取引装置。
- 入金された紙幣のうち非還流紙幣のみを一時的にスタックする一時収納手段を備える請求項1に記載の現金自動取引装置。
- 前記一時収納手段は紙幣の一部が重なった状態で搬送路内に紙幣を収納する請求項6に記載の現金自動取引装置。
- 前記一時収納手段と前記入出金口とを直接接続する搬送路を設けた請求項6に記載の現金自動取引装置。
- 非還流紙幣と鑑別された紙幣又は鑑別不能の紙幣のみを誘導する誘導用搬送路と、この誘導用搬送路を搬送される紙幣の通過を検知する検知手段と、前記誘導用搬送路に接続された一時収納用搬送路とを備え、この一時収納用搬送路は収納時においては前記検知手段が検知したときのみに駆動する請求項1に記載の現金自動取引装置。
- 紙幣の入出金を行う入出金口と、前記入金された紙幣を収納する収納庫と、前記入出金口と前記収納庫との間で紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置において、
入金取引取り消し時に、前記入金された紙幣を金種毎及び/または還流紙幣と非還流紙幣毎に区分して前記入出金口に返却する現金自動取引装置。 - 紙幣を収納する収納庫と、紙幣を鑑別する鑑別手段と、紙幣の出金を行う出金口と、前記収納庫と前記鑑別手段と前記出金口との間で紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置において、
前記収納庫から繰り出した紙幣の枚数又は金額を確定する手段を備える現金自動取引装置。 - 前記確定手段は画像取り込み装置である請求項11に記載の現金自動取引装置。
- 前記確定手段は厚さ検知手段である請求項11に記載の現金自動取引装置。
- 紙幣を収納する収納庫と、前記紙幣を鑑別する鑑別手段と、前記紙幣の出金を行う出金口と、前記収納庫と前記鑑別手段と前記出金口との間で前記紙幣を搬送する搬送路を有する現金自動取引装置において、
前記鑑別手段で鑑別不能な紙幣をスタックする収納手段を備え、この収納手段にスタックした紙幣を、前記鑑別手段で再度鑑別する現金自動取引装置。 - 前記収納手段は紙幣の一部が重なった状態でスタックする請求項14に記載の現金自動取引装置。
- 紙幣の搬送方向に対する傾き及び/又は横向きの移動を修正する修正機構を備え、姿勢修正後に再度鑑別する請求項14に記載の現金自動取引装置。
- 鑑別不可能の紙幣のみを誘導する誘導用搬送路と、この誘導用搬送路を搬送される紙幣の通過を検知する検知手段と、前記誘導用搬送路に接続された一時収納用搬送路とを備え、この一時収納用搬送路は収納時においては前記検知手段が検知したときのみに駆動する請求項14に記載の現金自動取引装置。
- 前記鑑別手段で再鑑別し鑑別不能な紙幣の枚数及び/または金額を確定する手段を備える請求項14に記載の現金自動取引装置。
- 前記確定手段は画像取り込み装置である請求項18に記載の現金自動取引装置。
- 前記確定手段は厚さ検知手段である請求項18に記載の現金自動取引装置。
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